JP2007000464A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来に比べて吸引効率の低下を防止することができる電気掃除機を提供すること。
【解決手段】 前記基部42の下端縁48に鋸歯状の鋸形切り欠き部50を設けたことにより、前記基部42の下端縁48の周辺に小さな横渦流53を発生させることができるので、この横渦流53によって前記基部42の下端縁48から前記通風口44に巻き込まれる気体を減少させ、効率的な渦流を生み出すことができる。その結果、渦流に含まれる塵埃は、下降途中で前記通風口44に直接吸い込まれる虞が少なくなり、そのまま渦流の遠心力によって前記集塵容器17の内周面に押し付けられることになるので、下降途中の渦流に含まれる塵埃によってフィルタ45が塞がれる虞が少なくなり、前記フィルタ45の目詰まり状態を遅延させることができ、かくして従来に比べて吸引効率の低下を防止できる。
【選択図】 図3
【解決手段】 前記基部42の下端縁48に鋸歯状の鋸形切り欠き部50を設けたことにより、前記基部42の下端縁48の周辺に小さな横渦流53を発生させることができるので、この横渦流53によって前記基部42の下端縁48から前記通風口44に巻き込まれる気体を減少させ、効率的な渦流を生み出すことができる。その結果、渦流に含まれる塵埃は、下降途中で前記通風口44に直接吸い込まれる虞が少なくなり、そのまま渦流の遠心力によって前記集塵容器17の内周面に押し付けられることになるので、下降途中の渦流に含まれる塵埃によってフィルタ45が塞がれる虞が少なくなり、前記フィルタ45の目詰まり状態を遅延させることができ、かくして従来に比べて吸引効率の低下を防止できる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、遠心分離式の集塵装置を有する電気掃除機に関するものであり、特にその集塵装置の構造に関するものである。
従来、この種の電気掃除機として、ノズルと連通するサイクロン分離装置を掃除機本体に取り付け、この掃除機本体内に電動送風機を設けることで、ノズルから吸い込まれた塵埃を含む空気を、前記サイクロン分離装置を構成する集塵容器内で渦流とし、この集塵容器内で比較的重い(粗い)塵埃を遠心分離して貯留する一方、比較的粗い塵埃が分離された後の比較的軽い(細かい)塵埃を含む気流が上昇してフィルタを通過することで、気流から比較的軽い(細かい)塵埃を濾過し、この塵埃が除去された気流が前記電動送風機を通過して大気中に放出されるものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2002−253455号公報
ところで、このような電気掃除機では、筒状の基部と、この基部の下端に形成された通風口と、この通風口に設けられたフィルタとを有した渦流発生手段が前記集塵容器内に取り付けられており、この渦流発生手段によって前記集塵容器の内周面に沿って螺旋状に下降する渦流を発生させ、この渦流による遠心力及び下向きの力によって渦流中の塵埃を前記集塵容器の下部に溜めるようになされている。そして、このようにして、粗い塵埃が取り除かれた渦流は、集塵容器の底板近傍の中央から上昇に転じ、前記基部の下端に形成された通風口からフィルタを通過してサイクロン分離装置の外部に排出される。
しかしながら、このような電気掃除機においては、実際には前記集塵容器の内面に沿って下降する渦流の一部が、前記集塵容器の下部まで到達せずに前記通風口に巻き込まれてしまう虞があり、この場合、下降途中の渦流に含まれる塵埃が前記通風口に直接吸い込まれてしまい、前記塵埃によりフィルタが塞がれ易くなってしまうので、前記フィルタが早期に目詰まり状態となり易く、その結果、電気送風機による吸引効率が低下してしまう虞があった。
本発明は、以上の問題点を解決し、従来に比べて吸引効率の低下を防止することができる電気掃除機を提供しようとするものである。
本発明の請求項1記載の電気掃除機は、掃除機本体と、この掃除機本体に設けられて塵埃を含む気流が導入される集塵容器と、この集塵容器内に導入される気流を渦流にする渦流発生手段と、前記集塵容器内に導入される気流を発生させる電動送風機と、前記渦流発生手段から前記電動送風機にかけて形成された排出通風路とを有する電気掃除機において、前記渦流発生手段が、筒状の基部と、この基部の下端に設けられた通風口とを有し、前記基部の下端縁に鋸歯状の鋸形切り欠き部を設けたものである。
本発明の請求項1記載の電気掃除機では、以上のように構成することにより、前記基部の下端縁の周辺に小さな横渦流を発生させることができるので、前記横渦流によって前記基部の下端縁から前記通風口に巻き込まれる気流を減少させ、効率的な渦流を生み出すことができる。その結果、渦流に含まれる塵埃は、下降途中で前記通風口に直接吸い込まれる虞が少なくなり、そのまま渦流の遠心力によって前記集塵容器の内周面に押し付けられることになるので、下降途中の渦流に含まれる塵埃によってフィルタが塞がれる虞が少なくなり、前記フィルタの目詰まり状態を遅延させることができ、かくして従来に比べて吸引効率の低下を防止できる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
本実施例について、図1乃至図4に基づいて説明する。なお、本実施例においては、図1(A)及び(B)と図2とに示した姿勢を基準として、前後及び上下を規定する。図1乃至図3において、1は掃除機本体であり、この掃除機本体1内の下方には、電動機2と、この電動機2の回転軸に取り付けられたファン3とが設けられており、これら電動機2及びファン3とで電動送風機4が構成されている。また、前記掃除機本体1内における前記電動送風機4の下方には、蓄電池5が設けられている。一方、前記掃除機本体1内における前記電動送風機4の上方には、集塵室6が設けられていると共に、更にこの集塵室6の上方にサイクロン分離装置7が設けられている。
前記掃除機本体1の背面側下部には、吸引管8を設けた突出部9が一体的に設けられている。そして、前記吸引管8の下端は、吸込口10を設けたノズル11に連通しており、このノズル11は前記掃除機本体1の下部に対して着脱自在に取り付けられている。また、前記吸引管8の上端は前記突出部9の上部近傍で開口しており、この開口した吸引管8の上端に対して、可撓管7Aの下端が接続されている。なお、この可撓管7Aの下端は、前記吸引管8の上端に対して着脱自在に接続されている。更に、前記可撓管7Aの上端は、前記掃除機本体1の側面側の上部に形成された吸引管連通路12に接続されており、これら吸込口10から吸引管8及び可撓管7Aを経て吸引管連通路12に至る通風路13が形成されている。そして、前記掃除機本体1の突出部9における横向きの上面14には、取付部15が形成されており、この取付部15に吸引口16が上向きに設けられている。また、前記取付部15の上方には前記集塵室6が固定されていると共に、この集塵室6の上方には、前記サイクロン分離装置7を形成する集塵容器17が着脱自在に取り付けられている。
前記集塵室6は、上下が開口しており、その上部開口に対して載置部18が気密可能な状態で着脱自在に設けられており、この載置部18上に前記集塵容器17が位置決めされ得る。
かかる構成に加えて前記集塵室6には、前方側のほぼ中央に迂回通路20と連通した迂回排出口21が形成されており、着脱自在に収容された集塵袋19の吸塵口19Aが前記迂回排出口21に合わせて装着されている。また、前記集塵室6の底面には、上下方向に貫通する下部開口24が形成されており、この下部開口24が前記吸引口16、ひいては前記突出部9の下部に形成された排気口31(図1(A)及び図2)と連通している。
かかる構成に加えて前記集塵室6には、前方側のほぼ中央に迂回通路20と連通した迂回排出口21が形成されており、着脱自在に収容された集塵袋19の吸塵口19Aが前記迂回排出口21に合わせて装着されている。また、前記集塵室6の底面には、上下方向に貫通する下部開口24が形成されており、この下部開口24が前記吸引口16、ひいては前記突出部9の下部に形成された排気口31(図1(A)及び図2)と連通している。
一方、前記サイクロン分離装置7を構成する前記集塵容器17は、略截頭円錐形状の容器本体32を有し、前記容器本体32の側面17Aには、その上部に前記吸引管連通路12と連通する導入口33が形成されている。また、前記容器本体32の側面17Aには、前記導入口33の下方に、前記迂回通路20の迂回導入口20Aと連通する接続口22が形成されている。
そして、前記容器本体32の内部空間には、上部内側に渦流発生手段41が着脱自在に取り付けられている。この渦流発生手段41は、略短円筒状の基部42と、前記導入口33の上部を始端として下方に向けて次第に傾斜しながら、前記集塵容器17の容器本体32の内周に沿って前記基部42の外周をほぼ1周する螺旋状の傾斜部43と、前記基部42の下端に形成された通風口44と、この通風口44に設けられたフィルタ45とを有し、前記傾斜部43の終端43A付近には、その内部に、前記基部42内の空間と連通すると共に、前記接続口22と連通する中継通路46が設けられている。これにより、前記集塵容器17内と前記迂回通路20とが、前記基部42内及び前記中継通路46を介して連通され、前記集塵容器17から前記迂回通路20を経て前記集塵室6に至る迂回用の排出通風路47を形成している。
かかる構成に加えて前記渦流発生手段41には、図4に示すように、前記基部42の下端縁48に鋸歯状の鋸形切り欠き部50が形成されている。実際上、この鋸形切り欠き部50は、渦流の流れる方向に向かって下方に傾斜するように形成された周縁傾斜部51に形成されており、規則的に連続して形成された複数の略湾曲状でなる凹部52から構成され、前記凹部52の間がほぼ鋭角状に形成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。掃除を行う場合、使用者は前記掃除機本体1に設けられた把持部を把持し、図示しないスイッチを操作する。これによって、前記蓄電池5から前記電動送風機4の電動機2に電力が供給されることで、前記電動送風機4が作動する。そして、前記電動送風機4が作動すると、塵埃を含んだ空気が前記ノズル11の吸込口10から吸い込まれ、前記通風路13を経て、前記導入口33から前記サイクロン分離装置7の集塵容器17に流入する。
前記導入口33から前記集塵容器17内に入り込んだ空気は、図3に示すように、前記集塵容器17の内周面と前記傾斜部43とに沿って流れることで、旋回する渦流となりながら下降する。
この際、前記鋸形切り欠き部50は、図4に示すように、渦流の一部を前記鋸形切り欠き部50の凹部52に沿って流れさせ、その結果、各前記凹部52毎に小さな横渦流53を発生させることができる。これにより、前記鋸形切り欠き部50では、前記基部42の下端縁48に発生した横渦流53によって、前記基部42の外周面に沿って螺旋状に下降する渦流を、前記基部42の下端縁48付近において前記基部42の下端から遠ざけ、その結果、渦流が下降する過程において、前記基部42の下端縁48から前記通風口44に巻き込まれる気体を減少させ、効率的な渦流を生み出すことができる。従って、渦流に含まれる塵埃は、下降途中で前記通風口44に直接吸い込まれる虞が少なくなり、そのまま渦流の遠心力によって前記集塵容器17の内周面に押し付けられることになる。そして、前記渦流が前記集塵容器17の底部に至ると、前記集塵容器17の内周面側で下降していた渦流は、前記集塵容器17の中心側に向かって流れると共に上昇する。
このとき、前述したように、渦流に含まれている塵埃のうち比較的粗い(重い)塵埃は、遠心力によって前記集塵容器17の内周面に押し付けられているので、渦流が前記集塵容器17の内周面側から中心側に向かって流れたとしても、そのまま前記集塵容器17の内周面付近に留まることになり、渦流から分離される。これによって、比較的粗い(重い)塵埃は、渦流から分離されると共に、その自重によって前記集塵容器17の底部に溜められる。そして、軽い塵埃や細かい塵埃が僅かに含まれた上昇気流は、前記フィルタ45を通過して前記基部42内に入り、前記中継通路46を経て、前記迂回通路20から前記集塵室6内の集塵袋19内に流れる。このとき、上昇気流に僅かに含まれた軽い塵埃や細かい塵埃は、前記フィルタ45を通過する際に該フィルタ45に捕捉され、その大部分を取り除くことができる。
その後、前記集塵袋19を通過した塵埃を含まない空気は、前記下部開口24から前記吸引口16を経て前記電動送風機4へ排出され、前記掃除機本体1に形成された前記排気口31から大気へ排出される。
以上のように、本実施例によれば、前記基部42の下端縁48に鋸歯状の鋸形切り欠き部50を設けたことにより、前記基部42の下端縁48の周辺に小さな横渦流53を発生させることができるので、この横渦流53によって前記基部42の下端縁48から前記通風口44に巻き込まれる気体を減少させ、効率的な渦流を生み出すことがでる。その結果、渦流に含まれる塵埃は、下降途中で前記通風口44に直接吸い込まれる虞が少なくなり、そのまま渦流の遠心力によって前記集塵容器17の内周面に押し付けられることになるので、下降途中の渦流に含まれる塵埃によってフィルタ45が塞がれる虞が少なくなり、前記フィルタ45の目詰まり状態を遅延させることができ、かくして従来に比べて吸引効率の低下を防止できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載した事項の範囲内で種々の変形実施をすることができる。例えば、上記実施例では、筒状の基部として、短円筒状の基部を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外形が截頭短錐状となる筒状の基部等、種々の筒状の基部を適用するようにしても良い。また、上記実施例では、基部の下端縁が傾斜して形成されているが、下端縁が略水平になるように形成し、この略水平の下端縁に鋸形切り欠き部を形成してもよい。また、上記実施例では、前記鋸形切り欠き部が規則的に連続して形成された複数の略湾曲状の凹部から構成されており、前記凹部の間がほぼ鋭角状に形成されているが、単純な三角形状の凹部を連続して形成することで、前記鋸形切り欠き部を形成してもよい。更に、上記実施例は、電動送風機を掃除機本体内に設けたスティック型掃除機であるが、前記電動送風機をノズルに設けたアップライト型掃除機であってもよく、また、掃除機本体とノズルとを可撓性のホースで接続した掃除機であってもよい。
1 掃除機本体
4 電動送風機
17 集塵容器
41 渦流発生手段
42 基部
44 通風口
47 排出通風路
48 下端縁
50 鋸形切り欠き部
4 電動送風機
17 集塵容器
41 渦流発生手段
42 基部
44 通風口
47 排出通風路
48 下端縁
50 鋸形切り欠き部
Claims (1)
- 掃除機本体と、この掃除機本体に設けられて塵埃を含む気流が導入される集塵容器と、この集塵容器内に導入される気流を渦流にする渦流発生手段と、前記集塵容器内に導入される気流を発生させる電動送風機と、前記渦流発生手段から前記電動送風機にかけて形成された排出通風路とを有する電気掃除機において、前記渦流発生手段が、筒状の基部と、この基部の下端に設けられた通風口とを有し、前記基部の下端縁に鋸歯状の鋸形切り欠き部を設けたことを特徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005185756A JP2007000464A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005185756A JP2007000464A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007000464A true JP2007000464A (ja) | 2007-01-11 |
Family
ID=37686597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005185756A Pending JP2007000464A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007000464A (ja) |
-
2005
- 2005-06-24 JP JP2005185756A patent/JP2007000464A/ja active Pending
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