JP2007000455A - ケトルの笛吹構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケトルの蓋体に笛吹装置を摘子部と共に簡単に固定でき、また、笛吹装置が外観上で目立たず、体裁良好となるケトルの笛吹構造を提供すること。
【解決手段】 蒸気が通過することで笛吹音を発生する笛吹装置1を、ケトル2の蓋体3の摘子部4に設けたケトルの笛吹構造であって、前記笛吹装置1は、蒸気入口10Aを有し前記蓋体3に係止し得る下部材10と、この下部材10に連結固定可能であって,蒸気出口11Aを有し前記摘子部4に係止し得る上部材11とから成り、この蓋体3に係止し得る下部材10に、摘子部4に係止し得る前記上部材11を連結固定することで、下部材10が前記蓋体3に係止し且つ上部材11が前記摘子部4に係止して、蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に前記笛吹装置1が固定される構造とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ケトルの笛吹構造に関するものである。
従来のケトルの笛吹構造としては、ケトルの注筒の先端注口を閉塞する注口開閉体に蒸気が通過すると笛吹音が発生する笛吹(鳴子)部材を設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
実公平7−18338号公報
本発明は、この点、笛吹音が鳴り易いケトルの蓋体に笛吹装置を設けるもので、蓋体に笛吹装置を摘子部と共に簡単に固定でき、更に笛吹装置が摘子部と一体的に設けられて外観上目立たず、体裁も良好となる画期的なケトルの笛吹構造を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
蒸気が通過することで笛吹音を発生する笛吹装置1を、ケトル2の蓋体3の摘子部4に設けたケトルの笛吹構造であって、前記笛吹装置1は、蒸気入口10Aを有し前記蓋体3に係止し得る下部材10と、この下部材10に連結固定可能であって,蒸気出口11Aを有し前記摘子部4に係止し得る上部材11とから成り、この蓋体3に係止し得る下部材10に、摘子部4に係止し得る前記上部材11を連結固定することで、下部材10が前記蓋体3に係止し且つ上部材11が前記摘子部4に係止して、蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に前記笛吹装置1が固定される構造としたことを特徴とするケトルの笛吹構造に係るものである。
また、前記笛吹装置1は、前記蓋体3に貫通形成した取付孔3Aの,蓋体3裏面側の孔縁に係止し得る前記下部材10と、前記摘子部4に貫通形成した固定孔4Aの,摘子部4上端側の孔縁若しくは固定孔4A内に形成した係合段部5に係止し得る前記上部材11とから成ることを特徴とする請求項1記載のケトルの笛吹構造に係るものである。
また、前記下部材10に、前記取付孔3Aの前記蓋体3裏面側の孔縁に係止する若しくは下部材10と前記上部材11とを連結固定することで蓋体3裏面側の孔縁に係止する下側係止縁部10Bを設け、前記上部材11に、前記固定孔4A内の前記係合段部5に係止する若しくは下部材10と前記上部材11とを連結固定することで固定孔4A内の係合段部5に係止する上側係止縁部11Bを設けて、この下部材10と上部材11とを連結固定することで、前記下側係止縁部10Bが前記取付孔3Aの裏面側の孔縁に係止し且つ前記上側係止縁部11Bが前記固定孔4A内の係合段部5に係止して、蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に前記笛吹装置1が固定され、この際、上部材11が固定孔4A内に配設固定する構造としたことを特徴とする請求項2記載のケトルの笛吹構造に係るものである。
また、前記蓋体3に貫通形成した取付孔3Aに前記下部材10を配設し、前記摘子部4に貫通形成した固定孔4Aに前記上部材11を配設し、この下部材10と上部材11とを上下方向からプレスして連結固定することで、下部材10が前記蓋体3に係止し且つ上部材11が前記摘子部4に係止して、蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に前記笛吹装置1が固定される構造としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のケトルの笛吹構造に係るものである。
また、前記笛吹装置1は、前記下部材10と前記上部材11とを、いずれか一方に対して他方を挿し込み嵌合して連結固定する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のケトルの笛吹構造に係るものである。
また、前記笛吹装置1は、前記下部材10若しくは前記上部材11に嵌挿部6を設け、この嵌挿部6に被嵌合する被嵌部7を上部材11若しくは下部材10に設け、この嵌挿部6と被嵌部7とは、嵌挿部6を被嵌部7に挿し込み嵌合することで圧接連結固定する構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のケトルの笛吹構造に係るものである。
また、前記笛吹装置1は、前記下部材10若しくは前記上部材11に筒状の嵌挿部6を設け、この嵌挿部6に被嵌合する筒状の被嵌部7を上部材11若しくは下部材10に設け、前記嵌挿部6は、嵌挿先端部に前記被嵌部7の内径よりも径小な挿入径小部分6Aを有し且つこの挿入径小部分6Aより基端側に、被嵌部7の内径と同径若しくは被嵌部7の内径よりも径大な圧接径大部分6Bを有する形状に形成して、この嵌挿部6を前記被嵌部7に挿し込み嵌合した際、嵌挿部6の圧接径大部分6Bの外周面が被嵌部7の内周面に圧接して前記下部材10と前記上部材11とが連結固定する構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のケトルの笛吹構造に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、下部材と上部材とを連結固定するだけでケトルの蓋体に笛吹装置も摘子部も固定されるので、笛吹音が鳴り易い蓋体の摘子部位置に摘子部と共に簡単に笛吹装置を設けることができ、しかも、僅かな部品の組み付けによって簡単に蓋体に笛吹装置を固定可能となる極めて製作容易で量産性に秀れたケトルの笛吹構造となり、その上、笛吹装置は、摘子部を蓋体に組み込むための部品としても機能するため、例えば、蓋体に貫通形成した取付孔の,蓋体裏面側の孔縁に下部材を係止すると共に、摘子部に貫通形成した固定孔に上部材を係止して、下部材と上部材とを連結固定する構成とすることにより、この笛吹装置がケトルの外観上で目立たなくなる構成にでき、また、笛吹装置が摘子部内に配設して外観上で見えなくなるような構成も容易にできるので、体裁良好となるなど、極めて実用性に秀れた画期的なケトルの笛吹構造となる。
また、請求項2記載の発明においては、確実に笛吹装置を摘子部と共に蓋体に固定でき、しかも、固定孔を貫通形成した摘子部は、無垢の摘子部を用いる構成に比して部品コスト安となる上、この固定孔内(摘子部内)に笛吹装置を配する構成デザインとすることが容易に可能となるので、笛吹装置が外観上に露出しにくい体裁良好な外観デザインを簡易に設計実現可能であるなど、一層実用性に秀れた構成のケトルの笛吹構造となる。
また、請求項3記載の発明においては、笛吹装置を摘子部と共に蓋体に固定できる構成を簡易に設計実現可能となり、しかも、確実に固定孔内(摘子部内)に笛吹装置を配して笛吹装置が外観上に露出しない体裁良好な外観デザインに構成可能となるなど、一層実用性に秀れた構成のケトルの笛吹構造となる。
また、請求項4記載の発明においては、単に、下部材と上部材とを上下方向からプレスするだけの一工程で極めて容易にケトルの蓋体に笛吹装置も摘子部も固定されることになる一層実用性に秀れ、量産性に秀れた構成のケトルの笛吹構造となる。
また、請求項5記載の発明においては、下部材と上部材とを簡単に連結固定することができるので、一層量産性に秀れ、実用性に秀れた構成のケトルの笛吹構造となる。
また、請求項6記載の発明においては、簡易な構成にして簡単且つ確実に下部材と上部材とを連結固定して笛吹装置と摘子部とを蓋体に取付固定可能となる一層実用性に秀れた構成のケトルの笛吹構造となる。
また、請求項7記載の発明においては、下部材と上部材の嵌合連結固定構造を簡易に設計実現可能となり、しかも、単に嵌挿部と被嵌部とを押圧嵌合するだけで嵌合固定可能であるので、一層下部材と上部材の連結固定が容易に行われて量産性が向上することになるなど、一層実用性に秀れた構成のケトルの笛吹構造となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の笛吹装置1は、蒸気入口10Aを有しケトル2の蓋体3に係止し得る下部材10と、この下部材10に連結固定可能であって,蒸気出口11Aを有しケトル2の蓋体3の摘子部4に係止し得る上部材11とから成り、この下部材10に上部材11を連結固定することで、下部材10が前記蓋体3に係止し且つ上部材11が前記摘子部4に係止して、蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に前記笛吹装置1が固定される構造である。
具体的には、例えば、下部材10に上部材11を連結固定することで、下部材が前記蓋体3に貫通形成した取付孔3Aの,蓋体3裏面側の孔縁に係止し、上部材11が前記摘子部4に貫通形成した固定孔4Aの,摘子部4上端側の孔縁若しくは固定孔4A内に形成した係合段部5に係止して、蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に前記笛吹装置1が固定されるように笛吹装置1を構成することで、上記構造を容易に達成できる。
従って、本発明によれば、単に、蓋体3,摘子部4並びに笛吹装置1を構成する下部材10,上部材11の僅かな部品(例えば、四部品)の組み付けで簡単に、しかも笛吹音が鳴り易いケトル2の蓋体3の摘子部4位置に笛吹装置1を設けることができる。
また、例えば、前記蓋体3に貫通形成した取付孔3Aに前記下部材10を配設し、前記摘子部4に貫通形成した固定孔4Aに前記上部材11を配設し、この下部材10と上部材11とを上下方向からプレスして連結固定することで、下部材10が前記蓋体3に係止し且つ上部材11が前記摘子部4に係止して、蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に前記笛吹装置1が固定される構造とすれば、単に、蓋体3に配した下部材10と摘子部4に配した上部材11とをプレスする一工程だけで、ケトル2の蓋体3に笛吹装置1も摘子部4も固定されるので、極めて製作容易となり、一層量産性が向上することになる。
また、本発明の笛吹装置1は、摘子部4を蓋体3に取付固定するための部品として機能するため、例えば、上記したように、下部材10に上部材11を連結固定することで、下部材が前記蓋体3に貫通形成した取付孔3Aの,蓋体3裏面側の孔縁に係止し、上部材11が前記摘子部4に貫通形成した固定孔4Aの,摘子部4上端側の孔縁若しくは固定孔4A内に形成した係合段部5に係止して、蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に笛吹装置1が固定される構成とすることで、笛吹装置1が外観上で目立たない体裁良好な構成デザインに設計することも容易に可能であり、更に、例えば、上部材11が摘子部4の固定孔4A内の係合段部5に係止して、この際上部材11が固定孔4A内に配設固定する構造とすれば、笛吹装置1が摘子部4に隠れてケトル2の外観上に表出せず、笛吹装置1自体がデザインの一要素として外観上に表出しているものとは異なった体裁良好な構成デザインを実現できる。
また、上記したような固定孔4Aを貫通形成した摘子部4Aを採用すれば、摘子部4はリング状や筒状などの中空形状のもので良いので、無垢の摘子部4を用いる構成に比して非常に部品コスト安となり、尚且つこの固定孔4A(摘子部4内)に笛吹装置1を配する構成デザインとすることが容易に可能となるので、笛吹装置1が外観上に露出しにくい体裁良好な外観デザインを簡易に設計実現可能となる。
また、例えば、前記笛吹装置1は、前記下部材10と前記上部材11とを、いずれか一方に対して他方を挿し込み嵌合して連結固定する構成とすれば、単に、下部材10と上部材11とを挿し込み嵌合させるだけの簡単な工程により連結固定することができるので、一層製作容易となり、量産性が向上する。
また、特に、前記下部材10若しくは前記上部材11に筒状の嵌挿部6を設け、この嵌挿部6に被嵌合する筒状の被嵌部7を上部材11若しくは下部材10に設け、前記嵌挿部6は、嵌挿先端部に前記被嵌部7の内径よりも径小な挿入径小部分6Aを有し且つこの挿入径小部分6Aより基端側に、被嵌部7の内径と同径若しくは被嵌部7の内径よりも径大な圧接径大部分6Bを有する形状に形成して、この嵌挿部6を前記被嵌部7に挿し込み嵌合した際、嵌挿部6の圧接径大部分6Bの外周面が被嵌部7の内周面に圧接して前記下部材10と前記上部材11とを連結固定する構成とすれば、下部材10と上部材11の嵌合連結固定構造を簡易に設計実現可能となり、しかも、単に嵌挿部6と被嵌部7とを挿し込み押圧嵌合(例えば、上記したように、嵌挿部6と被嵌部7とを上下方向からプレス)する(かしめる)だけで連結固定可能であるので、下部材10と上部材11の連結固定が一層容易に行われて量産性が向上することになるなど、一層実用的となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、蒸気が通過することで笛吹音を発生する笛吹装置1を、ケトル2の蓋体3の摘子部4に設けている。
また、本実施例の笛吹装置1は、蒸気入口10Aを有し前記蓋体3に係止し得る下部材10と、この下部材10に連結固定可能であって,蒸気出口11Aを有し前記摘子部4に係止し得る上部材11とから成り、この蓋体3に係止し得る下部材10に、摘子部4に係止し得る前記上部材11を連結固定することで、下部材10が前記蓋体3に係止し且つ上部材11が前記摘子部4に係止して、蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に前記笛吹装置1が固定される構造としている。
また、前記下部材10は、前記蓋体3に貫通形成した取付孔3Aの,蓋体3裏面側の孔縁に係止し得、前記上部材11は、前記摘子部4に貫通形成した固定孔4Aの,摘子部4上端側の孔縁若しくは固定孔4A内に形成した係合段部5に係止し得る構成としている。
更に詳しくは、下部材10は、一側が閉塞し他側が開放する円筒体とし、この円筒体の一側閉塞閉塞部の略中心部に小径な孔を貫通形成して、この孔を前記蒸気入口10Aとしている。また、この下部材10の一側閉塞部の周縁部全周を鍔状に突出形成して、この突鍔部を、前記取付孔3Aの,蓋体3裏面側の孔縁に係止し得る下側係止縁部10Bとしている。
一方、上部材11も、一側が閉塞し他側が開放する円筒体とし、この円筒体の一側閉塞閉塞部の略中心部に小径な孔を貫通形成して、この孔を前記蒸気出口11Aとしている。また、この上部材11の一側閉塞部の周縁部全周を鍔状に突出形成して、この突鍔部を、前記固定孔4Aの摘子部4上端側の孔縁若しくは前記係合段部5に係止し得る上側係止縁部11Bとしている。
また、本実施例では、前記下部材10と前記上部材11とを、いずれか一方に対して他方を挿し込み嵌合して連結固定する構成としている。
具体的には、下部材10の他側の円筒部分を嵌挿部6とし、一方、上部材11の他側の円筒部分を嵌挿部6に被嵌合し得る被嵌部7として、この嵌挿部6を被嵌部7に挿し込み嵌合できるようにしている。
更に詳しくは、嵌挿部6は、嵌挿先端部に前記被嵌部7の内径よりも径小な挿入径小部分6Aを有し且つこの挿入径小部分6Aより基端側に被嵌部7の内径よりもやや径大な圧接径大部分6Bを有する形状に形成して、この嵌挿部6を前記被嵌部7に嵌合した際、嵌挿部6の圧接径大部分6Bの外周面が被嵌部7の内周面に圧接することで前記下部材10と前記上部材11とを圧接固定可能な構成としている。
また、本実施例では、前記蓋体3に貫通形成した取付孔3Aに前記下部材10を配設し、前記摘子部4に貫通形成した固定孔4Aに前記上部材11を配設し、この下部材10と上部材11とを上下方向からプレスすることで両部材10・11を圧接係合する(かしめる)構成として、このプレスによる僅か一工程で容易に蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4と蓋体3とに前記笛吹装置1が固定される構造としている。
ここで、本実施例の前記蓋体3、並びに前記摘子部4について具体的に説明する。
蓋体3は、略中心部に円形の貫通孔を形成してこの貫通孔を前記取付孔3Aとし、この取付孔3Aは孔径を前記下部材10の嵌挿部6の外径寸法に略合致する径寸法に設定している。即ち、下部材10を嵌挿部6を上に向けて取付孔3Aの下方から挿入すると、下側係止縁部10Bが取付孔3Aの裏面側(下面側)の孔縁に係止(当接)して上方へ抜け止め状態となる構成としている。
摘子部4は、樹脂製の円筒体に形成し、中心の貫通孔を前記固定孔4Aとし、更にこの固定孔4Aは中程の段差部を境に上側を径大、下側を径小としている。また、この固定孔4Aの上側の径大部は、前記上部材11の上側係止縁部11Bの外径寸法と略合致する径寸法を有するように設定し、下側の径小部は、上部材11の前記被嵌部7の外形寸法と略合致する径寸法を有するように設定している。即ち、上部材11を被嵌部7を下に向けて固定孔4Aの上方から挿入すると、上側係止縁部11Bが固定孔4Aの中程の段差部(前記係合段部5)に係止(当接)して下方へ抜け止め状態となる構成としている。尚、この固定孔4Aを有する本実施例の摘子部4は、樹脂成形により容易に構成可能である。
そして、摘子部4の固定孔4A内に挿入配設した上部材11の被嵌部7と、蓋体3の取付孔3Aに挿入配設した下部材10の嵌挿部6とを圧接嵌合固定することにより、上部材11の
上側係止縁部11Bが前記係合段部5に押し付け係止すると共に、下部材10の下側係止縁部10Bが前記取付孔3Aの裏面側の孔縁に押し付け係止して上側係止縁部11Bと下側係止縁部10Bとが摘子部4と蓋体3とを挟み込み係止し、これにより蓋体3に摘子部4が固定されると共にこの摘子部4に前記笛吹装置1が固定される構造としている。即ち、本実施例では、下部材10に上部材11を連結固定することで初めて、下部材10(の下側係止縁部10B)が蓋体3(の取付孔3Aの裏面側の孔縁)に係止すると共に、上部材11(の上側係止縁部11B)が摘子部4(の固定孔4A内の係合段部5)に係止することになる構成としている。
このように構成した本実施例のケトル2は、ケトル2を上方から見ない限り笛吹装置1が外観上露出せず、また上方から見ても上部材11が内方奥へ位置しているため目立たず、笛吹装置1が備えられていないかのような非常に体裁良好な外観を呈する。
また、本実施例では、実質的に蓋体3,摘子部4並びに笛吹装置1を構成する下部材10,上部材11とのわずか四部品の組み付けによって簡単に蓋体3に摘子部4と共に笛吹装置1を取付固定可能であるため、量産性に富む。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例では、下部材10と上部材11とをプレスにより圧接連結固定した場合を示したが、下部材10と上部材11とを螺子止めにより連結固定する構成や、その他の連結構造を採用しても良い。
また、本実施例では、予め下部材10に蓋体3(の取付孔3Aの裏面側孔縁)に係止する下側係止縁部10Bを、上部材11に摘子部4(の固定孔4A内の係合段部5)に係止する上側係止縁部11Bを形成してある構成とした場合を示したが、例えば、下部材10と上部材11とをプレス連結する際に、このプレスによって下側係止縁部10Bと上側係止縁部11Bとが形成されるような構成としても良いし、その他の係止構造を採用しても良い。
本実施例の完成状態を示す外観図である。 本実施例の要部の分解状態を示す説明拡大図である。 本実施例の要部の完成状態を示す説明拡大図である。
符号の説明
1 笛吹装置
2 ケトル
3 蓋体
3A 取付孔
4 摘子部
4A 固定孔
5 係合段部
6 嵌挿部
6A 挿入径小部分
6B 圧接径大部分
7 被嵌部
10 下部材
10A 蒸気入口
10B 下側係止縁部
11 上部材
11A 蒸気出口
11B 上側係止縁部

Claims (7)

  1. 蒸気が通過することで笛吹音を発生する笛吹装置を、ケトルの蓋体の摘子部に設けたケトルの笛吹構造であって、前記笛吹装置は、蒸気入口を有し前記蓋体に係止し得る下部材と、この下部材に連結固定可能であって,蒸気出口を有し前記摘子部に係止し得る上部材とから成り、この蓋体に係止し得る下部材に、摘子部に係止し得る前記上部材を連結固定することで、下部材が前記蓋体に係止し且つ上部材が前記摘子部に係止して、蓋体に摘子部が固定されると共にこの摘子部に前記笛吹装置が固定される構造としたことを特徴とするケトルの笛吹構造。
  2. 前記笛吹装置は、前記蓋体に貫通形成した取付孔の,蓋体裏面側の孔縁に係止し得る前記下部材と、前記摘子部に貫通形成した固定孔の,摘子部上端側の孔縁若しくは固定孔内に形成した係合段部に係止し得る前記上部材とから成ることを特徴とする請求項1記載のケトルの笛吹構造。
  3. 前記下部材に、前記取付孔の前記蓋体裏面側の孔縁に係止する若しくは下部材と前記上部材とを連結固定することで蓋体裏面側の孔縁に係止する下側係止縁部を設け、前記上部材に、前記固定孔内の前記係合段部に係止する若しくは下部材と前記上部材とを連結固定することで固定孔内の係合段部に係止する上側係止縁部を設けて、この下部材と上部材とを連結固定することで、前記下側係止縁部が前記取付孔の裏面側の孔縁に係止し且つ前記上側係止縁部が前記固定孔内の係合段部に係止して、蓋体に摘子部が固定されると共にこの摘子部に前記笛吹装置が固定され、この際、上部材が固定孔内に配設固定する構造としたことを特徴とする請求項2記載のケトルの笛吹構造。
  4. 前記蓋体に貫通形成した取付孔に前記下部材を配設し、前記摘子部に貫通形成した固定孔に前記上部材を配設し、この下部材と上部材とを上下方向からプレスして連結固定することで、下部材が前記蓋体に係止し且つ上部材が前記摘子部に係止して、蓋体に摘子部が固定されると共にこの摘子部に前記笛吹装置が固定される構造としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のケトルの笛吹構造。
  5. 前記笛吹装置は、前記下部材と前記上部材とを、いずれか一方に対して他方を挿し込み嵌合して連結固定する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のケトルの笛吹構造。
  6. 前記笛吹装置は、前記下部材若しくは前記上部材に嵌挿部を設け、この嵌挿部に被嵌合する被嵌部を上部材若しくは下部材に設け、この嵌挿部と被嵌部とは、嵌挿部を被嵌部に挿し込み嵌合することで圧接連結固定する構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のケトルの笛吹構造。
  7. 前記笛吹装置は、前記下部材若しくは前記上部材に筒状の嵌挿部を設け、この嵌挿部に被嵌合する筒状の被嵌部を上部材若しくは下部材に設け、前記嵌挿部は、嵌挿先端部に前記被嵌部の内径よりも径小な挿入径小部分を有し且つこの挿入径小部分より基端側に、被嵌部の内径と同径若しくは被嵌部の内径よりも径大な圧接径大部分を有する形状に形成して、この嵌挿部を前記被嵌部に挿し込み嵌合した際、嵌挿部の圧接径大部分の外周面が被嵌部の内周面に圧接して前記下部材と前記上部材とが連結固定する構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のケトルの笛吹構造。
JP2005185544A 2005-06-24 2005-06-24 ケトルの笛吹構造 Expired - Fee Related JP4679263B2 (ja)

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