JP2006528787A - オンラインでのコンタクトレンズの評価のための方法および装置 - Google Patents
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Abstract
Description
人の視力の測定は、多くの方法で達成され得る。最も伝統的な方法は、視覚の鋭敏さの測定を含み、その測定では、患者は、離れたチャート上の種々の大きさの文字を、専門家により提供される種々のレンズ処方物(lens prescription)を通して見て、これを読むように求められる。上記患者の明白な屈折(すなわち、球面の度(power)、円柱の度、および軸)が、患者の選択した試験レンズにより決定され、この試験レンズは、離れた視力表の最も明確な視力を提供する。この技術の欠点は、広く認識されている。例えば、試験レンズは、連続性の処方値に限定されるのではなく、不連続の処方値に限定される;視覚の鋭敏さは、評価された実質的に唯一の視力測定基準であり;そしてこの評価は、客観的であるというよりもむしろ主観的である。
過去幾年かにわたり、過去に得られた結果より正確でかつ情報を提供する視力の鋭敏さおよび結果を提供する他の視力測定基準を測定するための、技術的に進歩した装置および技術が開発された。例えば、収差測定器として公知のデバイスは、患者の眼の収差を客観的に測定する波面センサーを内蔵する。これらの収差は、球面および円柱/軸の明確な屈折値を含むのみならず、収差(例えば、球面収差、コマ収差、および不規則な乱視(例えば、この不規則な乱視は、多くの場合に視覚の質を有意に害し得る)をも含む。視力障害の、このより複雑な本体の正確な測定は、視力障害を矯正する努力をするために重要である。コンタクトレンズの位置および安定性に関する知識は、レンズ位置および収差コントロールとの間の複雑な関連(complex association)に起因して、特に重要である。コンタクトレンズの位置と収差コントロールとの間の相互作用をオンライン状態で決定する;すなわちおよそミリ秒で波面およびインビボのコンタクトレンズの情報測定、評価および(必要に応じて)表示を行い得ることにさらなる価値が存在する。コンタクトレンズの位置および安定性ならびに対応する瞳孔のパラメーターの、オンラインの客観的な評価、ならびに波面の測定が可能であったかは、現在まで明らかではない。
本発明の実施形態は、特別にマークされたコンタクトレンズに関し、このコンタクトレンズは、オンラインで、インビボでの位置および方向を測定するのに適している。この実施形態の局面によれば、このレンズの後方表面もしくは前方表面、またはレンズ体(lens body)は、レンズの光学部領域(optical zone region)において、光吸収パターンまたは光散乱パターンのマーク(mark)を有する。このマークは、網膜から外側へと伝播している光により照射されることが意図され、次いで、このマークは、CCD検出器/カメラにより映し出される。この照射技術は、対照的な明るい瞳孔のイメージを提供し、マークが暗く見える。このマークは、コンタクトレンズを装着する人の視力に影響しない。上記実施形態の種々の局面では、このマークは、成形されたマーク、レーザー剥離されたマーク、リソグラフ適用されたマーク、および(当業者が認識するような)他の形態マークであり得る。他の種々の局面では、上記マークは、回転対称性もしくは並進対称性のいずれかを有するパターンであるか、またはいずれをも有さないパターンであり得る。あるいは、上記マークは、既定の曲線に沿って複数の直線に沿って位置合わせされ得るか、または規定のパターンで交差する直線に沿って整列され得、上記複数の直線は、交差してもよいし、交差しなくてもよい。本実施形態の局面では、上記マークは、それぞれ約200ミクロン未満の直径を有するように各々大きさが決められ;そして別の局面では、上記マークは、約50ミクロン〜200ミクロンの範囲の直径を有する。例示的な局面では、このマークは、約600ミクロンの相互分離距離を有する。
本明細書中で用いられる場合、用語「オンライン」は、選択された現象を実質的に同時に、測定および評価(および必要に応じて、表示)することをいう。具体化された適用において、これは一般的に、波面(レンズレット(lenslet))の画像を獲得すること、波面データを分析すること、および(必要に応じて)選択された数十秒の選択された時間間隔(代表的には、約10秒〜約20秒ではあるが、決してそう限定されない)にわたって、約100ms未満の時間(代表的には、40ms未満の時間)における結果を示すことを意味する。例えば、例示的な実施形態に従い、特別にマークされたコンタクトレンズのインビボの位置および方向、ならびに瞳孔の大きさおよび位置、ならびに選択された2番目から9番目のゼルニケ−次数収差(Zernike−order aberration)が、25Hzの速度で10秒間隔で決定され、表示される。250画像(瞳孔およびHartmann−Shackレンズレットの画像を含む)の対が得られ、これらより、即座に利用可能なデータ(約40ms/画像)は、上記コンタクトレンズの動き方および動く場所、ならびに視覚の質に影響する、その動きの測定収差に対する影響を示す。収差の次数は、Hartmann−Shack技術におけるレンズレットのピッチ/直径に依存し、そして測定が、25番目の次数までの収差から構成され得ることが認識される。
a)青色強度に対する赤色強度の比が、0.6よりも小さい;
b)緑色強度に対する青色強度の比が、1.4よりも小さい;および、
c)緑色強度に対する青色強度の比が、1.0よりも大きい。
図34は、図33のフィルターをかけられた画像を示す。ここで、色付きドット3304は、明確に検出可能である。いくつかの瞳孔の輝きのアーチファクトもまた、この図に見られ得る。色に関する何らかの他の制限が選択され得、正しい色に関して領域を見出すのを補助する。回転対称性のない少なくとも3つの異なるマークからなるマークパターンは、インビボでコンタクトレンズの位置および配向を(レンズ反転を含めて)決定するのに十分である。フィルタリングの後、所望の構造は、当業者に周知の種々のソフトウェア技術に従って、測定されたパターンと比較されて、コンタクトレンズの位置および配向を決定し得る。
工程302で画像を取得した後、この画像は、工程304において、X×YピクセルからX/n×Y/mピクセルに圧縮される。これは、元々の画像におけるn×mピクセルの四角中の全ピクセルについて、シグナルを平均することによって行われる。これは、例えば、画像の左上隅606(図6)で開始して、この画像全体を走査する。次いで、圧縮画像の左上隅のシグナルは、第一の四角の平均に設定され、次のピクセルのシグナルは、次(第二)の四角の平均に設定され、以下同様で、最終的にX/n×Y/mピクセルサイズの写真を得る。nおよびmは、X/nおよびY/mもまた整数値である整数であるべきである。例示的実施形態においては、n=m=8である。
工程306において、上記圧縮画像は、次に、四角形の領域、またはタイルに分割される(上記(i)におけるピクセルの四角形と混同されるべきでない)。例示的実施形態においては、1つのタイルが64×64ピクセルの四角形であるが、他のサイズが使用され得る。代表的に、1つのタイルは、3〜5個のセントロイドを含み得る。平均シグナルは、全タイルについて再度計算される。次いで、タイルについてのこの平均値は、線形外挿されて、画像の任意の位置についてのバックグラウンド値を得る。次いで、このバックグラウンドが画像から減算されて、セントロイド外部を低シグナルにする。説明的実施形態において、シグナル対ノイズ比2は、バックグラウンド減算によってシグナル対ノイズ比10へと改善される。
工程308において、近似構造点または概算構造点(セントロイド)が同定される。第一に、圧縮画像の最大シグナルとして最大値が定義される。この最大値は、画像全体にわたる走査によって決定され、全ピクセルのX位置、Y位置、そしてシグナル値が表に記録されるが、この点のシグナル値が最大値のあるパーセンテージ(例えば30%、他の値が使用者によって選択され得る)を超える場合のみである。例示的実施形態において、これは、表1に示されるような約400エントリのリストをもたらす。このリストは、示されるようにシグナルを低下することによって選別される。種々の公知の迅速選別ルーチンのいずれかが、これを達成するために利用可能である。
構造の全ての点が検出されるように信頼水準を上げるため、ブロック310で示されるように工程308が繰り返され得る。これは、新しい最小値を、最初の反復における最小値の特定のパーセンテージへと設定する。第二の反復は、シグナル中における、微弱すぎて第一の反復で検出されない点を検出する。第一の反復で検出された概算構造点は、それらが再度検出されない原因となる(すなわち、それらは、検出点から予め設定した距離よりも遠くに離れているという条件に従わない)。
工程312において、最終的セントロイド位置が決定される。画像が以前に工程304において圧縮されているため、画像に元々含まれていた情報の多くは、無視された。この情報は、ここで使用されて、より正確なセントロイド位置を決定し得る。元々の非圧縮画像を使用して、全概算点の周囲に、例えば、15×15ピクセルの四角形が作製される。一般的に、各四角形は、2×最小距離よりも小さく、各四角形が1つのセントロイドのみを含むように保証し、かつセントロイド自体よりも大きい。例示的実施形態において、この値は、5ピクセルと30ピクセルとの間である。次いで、この四角形内部のシグナル分布に関するシグナルのセントロイドが決定され、セントロイドの実質的に正確な位置をもたらす。
aは、行間の平均(mean)距離である(上記を参照のこと);
Pk,firstは、k行の最初の(最も左の)セントロイドのx値である;そして
Pk,lastは、k行の最後の(最も右の)セントロイドのx値である。
言い換えると、この行は、典型よりもy位置に遙かに近く、かつ重なり合わない(すなわち、行jが、行kより完全に左の方にあるか、または完全に右の方にあるかのいずれかである)場合に、併合(merge)される。
fは、ユーザーによって設定される約0.1〜0.7の間の範囲にある変数パラメーターである。
aは、列間の平均(mean)距離であり;
Pk,firstは、k列の最初の(最も上の)セントロイドのy値であり;
Pk,lastは、k列の最後の(最も下の)セントロイドのy値である。
言い換えると、これらの列は、典型よりもx位置に遙かに近く、かつ重なり合わなければ、併合される;すなわち、列jが、列kより完全に上にあるかまたは完全に下にあるかのいずれかである。分類したセントロイド位置から、ゼルニケ計算を行って、波面収差を決定し得る。
このアルゴリズムは、以下の工程を包含する:
1.画像圧縮
2.閾値計算
3.瞳孔計算
4.画像フィルタリング
5.リファインメント(refinement)1
6.反射除去
7.リファインメント2
8.まぶた補正
9.最終計算
入力:画像(図24を参照のこと)
出力:X方向およびY方向における瞳孔直径
瞳孔位置
コンタクトレンズの位置および角度。
図24に示される瞳孔画像を、サイズX×Y画素からX/n×Y/n画素に圧縮する。これは、本明細書上記に記載されるように、画像の左上角で始まる元の画像においてn×n四方中の全ての画素についてシグナルを平均し、画像全体を走査することにより行う。圧縮画像の左上角におけるシグナルを、次いで、第1の四方の平均に設定し、次の画素のシグナルを、第2の四方の平均に設定し、以下同様に設定し、最終的に、図24において圧縮反転グレースケール画像により示される、X/n×Y/nサイズの写真を得る。nは、任意の整数であり得(例えば、示されるように16)、X/nおよびY/nもまた整数値であり得る。この例において、明るい瞳孔が見出され、よってこの写真は、白が黒になり、黒が白になるように反転されている。続く図において、この瞳孔は、図25に示されるように、暗く、それに対して、バックグラウンドより明るい。
その圧縮画像の閾値は、ここで計算される。この閾値より大きいシグナルを有する全ての画素は、白(シグナル=255)に設定され、全ての他の画素は、黒(シグナル=0)に設定され、図26に示されるように、二値の白黒画像を得る(二値の白黒画像は、全ての画素が完全に黒いか完全に白いかのいずれかであることを意味する)。実例として、その閾値は、以下のように計算される:
最大が(4/3*平均シグナル)より小さい場合、
閾値=(画像における最大シグナル)−(画像における平均シグナル/4);そうでなければ、
最大が(4/3*平均シグナル)より大きい場合、
閾値=(画像における最大シグナル)−(画像における平均シグナル/3)。
ここで、二値の白黒画像において、この黒い画素についての質量中心(center of mass)を計算し、瞳孔の中心を得る。X方向およびY方向における黒い画素の標準偏差もまた、計算する。楕円に関して、(楕円を規定する短軸および長軸の)軸長は、4×標準偏差である。2×標準偏差を半径として使用すると、瞳孔のおおよその位置ならびにX直径およびY直径が得られる。
工程3の結果は、瞳孔内部の領域における明るい点または画像における反射に起因して、不正確であるかもしれず、これらの領域は、ここで除去される。このことを達成するために、本発明者らは、元の圧縮グレースケール画像を工程1から獲得し、得られた瞳孔楕円を、この画像の中に、この楕円内部の全ての点についてプロットする。(円内の)平均シグナルより大きい全ての画素シグナルを、平均シグナルに設定する。この手順は、図27におけるフィルタリングした画像により例示されるように、瞳孔内の明るい点を除去する。
図27の画像におけるこの瞳孔円を、ここで、20%だけ拡大し、その円の外側にある全ての画素を、これらが実際にこの瞳孔の外側に存在するという仮定に基づいて、白に設定する。このことはまた、反射を除去する手段である。その結果をリファインメントするために、工程2および工程3をこの画像に関して反復する。このプロセスにおいて、そのグレースケール画像を、白黒画像に変換する。瞳孔円を約5%〜25%だけ拡大し、その拡大率が大きすぎれば、この瞳孔の外側の反射除去は、有効でない可能性があることを認識することが可能である。他方で、拡大率が小さすぎれば、この瞳孔の一部は、事前の瞳孔中心計算が不正確であったことに起因して、間違って排除される可能性がある。
反射をさらに除去するために、工程3において見出される瞳孔の中心を、X−X方向およびY−Y方向において走査する。X軸に沿って走査する間に、黒い領域の縞(fringe)が調査される。この縞を、少なくとも3連続の白い画素が(二値の白黒写真において)見出される場合に達すると仮定する。このことは、4つの縞の点を生成し、これらの縞の点は、次いで、これらの点にフィットされる楕円によってつなげられる。図28における画像に例示されるように、この楕円の外側の全ての画素を白に設定し、内側の全ての画素を黒に設定する。次いで、工程3は、実際に画像に対して反復される。
セントロイド決定アルゴリズム(centroiding algorithm)に関して上に記載されるように、その圧縮画像は、アルゴリズムを高速にするが、代わりに、圧縮プロセスにおいて失われた情報が原因で精度が低くなる。従って、元の画像から4倍圧縮されただけの画像(図24)は、図29における画像により例示されるように、次のリファインメント工程のために使用される(倍数は、10未満の任意の数であり得る)。時間を節約するために、この画像を、圧縮プロセスの間に工程1において作製し、この工程において使用されるまで保存する。ここで、この完全なプロセスを、このより低倍の圧縮画像で繰り返す。すなわち、工程6において得られる瞳孔位置データを使用して、工程4を、その実際の(低圧縮の)画像で繰り返す。工程5を、15%の拡大率で繰り返し、次いで、工程6を繰り返す。(工程5および工程6は、工程2および工程3の反復を包含することに注意のこと)。このプロセスを完了すると、図30における画像により例示されるように、瞳孔の正確な位置ならびにX方向およびY方向におけるその直径が提供される。上記の工程5において議論した拡大倍率範囲はまた、その瞬間の段階に適用する。
ここで、瞳孔の一部を陰にし得、よって、上記のプロセスの結果を不明瞭にし得るまぶたについて、チェックを行う。上記のプロセスからの最後の二値の白黒画像(図29;元の4×圧縮)を用いて、本発明者らは、ここで、この瞳孔の上側半分における黒い領域の縞を探す。このことは、工程6において示される同じ走査を行うことにより達成されるが、座標軸に沿ってというよりむしろ、この瞳孔楕円を含む全ての列について達成される。このことは、図10に示されるプロットによって例示される、X位置の関数として、その黒い瞳孔の見出される楕円と縞との間の差異の計算を可能にする。まぶたが瞳孔領域の内側に拡がってきたら、この瞳孔の上側領域は平らであり、見出される楕円は、小さすぎる。従って、上記の差分関数(difference function)(図10を参照のこと)は、2つの最大値(AおよびB)とその間にある最小値を有する。瞬きの誤った補正を避けるために、補正は、2つの最大値が瞳孔直径の少なくとも20%であるか、または5画素離れている場合にのみ行う;この平均絶対差分は、この直径の少なくとも75%であり;そして平均最小値は、0未満のこの画像高さの少なくとも1%である。この最小値は変動するので、本発明者らは、図31においてマーキングした領域3102として示される、瞳孔直径×0.4倍〜瞳孔直径×0.6倍の間の平均値をとった。上記の条件の全てが満たされた場合、まぶた補正は、以下のように行われる:本発明者らは、2つの最大値のX位置間に見出される瞳孔楕円の円弧を切り取り、点Aと点Bとの間に、まぶたが瞳孔形状の切断部分(cut)に類似の切断部分を有する領域にまたがるように、貼り付ける。囲まれた領域は、図32において3202とマーキングされているグレー領域によって示されるように、黒として設定される。
この瞳孔を、まぶた補正した黒色画像および白色画像について最後に計算し(工程3を参照のこと)、図32に示される画像により例示される結果を得る。あるいは、元の圧縮していない画像でリファインメント2(工程7)を行うことが可能である。このアプローチは、n=4圧縮画像でのプロセスが、望ましい測定精度を提供する場合には必ずしも必須ではない。20〜25Hzの繰り返し数におけるオンライン測定の例示的場合において、コンタクトレンズの達成された移行位置精度は、±70μmであり、レンズ回転精度は、±2°であった。
Claims (64)
- コンタクトレンズであって、以下:
該レンズの光学部領域に複数のマークを含む表面であって、該マークが、後方レンズ表面から前方レンズ表面の方向に伝搬する光に対して、光を吸収するかまたは光を散乱させる、表面、
を備え、ここで、該マークが、インビボの該レンズの視力を損なわない、
コンタクトレンズ。 - 前記マークが、前方レンズ表面上にある、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークが、成型されたマークである、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークが、レーザアブレーションされたマークである、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークが、リソグラフィーマークである、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークが、回転対称を有しないパターンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークが、並進対称性を有さないパターンである、請求項1〜5のいずれかに記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークが、回転対称を有さないパターンである、請求項6に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークが、予め規定された曲線に沿って整列されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークが、複数の直線に沿って整列されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ。
- 少なくとも3つのマークを備える2つの線を備える、請求項10に記載のコンタクトレンズ。
- 前記直線が、交差している、請求項10または11に記載のコンタクトレンズ。
- 前記直線が、単一の共通点で交差する、請求項12に記載のコンタクトレンズ。
- 前記直線それぞれが、約5mmの長さを有する、請求項10〜13のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ。
- 少なくとも4つのマークを備える3つの直線を備える、請求項13に記載のコンタクトレンズ。
- 前記3つの直線が、3つの異なる交差角度で交差する、請求項15に記載のコンタクトレンズ。
- 前記交差角度が、約100°〜約165°の間の範囲であり、約10°の最大偏差を有する、請求項16に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークそれぞれが、約200μm未満の直径を有する大きさを有する、請求項1〜17のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークそれぞれが、約50μm〜200μm未満の間の範囲の直径を有する大きさを有する、請求項1〜17のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ。
- 前記マークが、約600μmの相互分離距離を有する、請求項1〜19のいずれか一項に記載のコンタクトレンズ。
- インビボでコンタクトレンズの測定を行う方法であって、以下:
a)選択的にマークされたコンタクトレンズをインビボで提供する工程;
b)インビボの該レンズの画像を得る工程;
c)瞳孔座標パラメーターを決定する工程;
d)該瞳孔座標パラメーターに対する各画像についての該コンタクトレンズの位置座標パラメーターおよび/または配向座標パラメーターを計算する工程;ならびに
e)選択した時間間隔にわたって、約10Hzより速い繰り返し速度で、工程(a〜d)を繰り返す、工程、
を包含する、方法。 - 前記選択された時間間隔が、約5秒〜20秒の間である、請求項21に記載の方法。
- 請求項21または22に記載の方法であって、前記選択された時間間隔にわたって、最も頻繁に生じる位置座標パラメーターおよび/または配向座標パラメーターを決定する工程を包含する、方法。
- 請求項21または22に記載の方法であって、瞬きの間隔を決定し、該瞬きの間隔の間、前記コンタクトレンズの位置座標パラメーターおよび/または配向座標パラメーターの決定を排除する工程を包含する、方法。
- 請求項23に記載の方法であって、瞬きの間隔を決定し、該瞬きの間隔の間、前記コンタクトレンズの最も頻繁に生じる位置座標パラメーターおよび/または配向座標パラメーターの決定を排除する工程を包含する、方法。
- 請求項21〜25のいずれか一項に記載の方法であって、各コンタクトレンズ画像に対応する波面収差画像を得、各画像についての波面収差を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項26に記載の方法であって、前記選択された時間間隔にわたって、最も頻繁に生じる波面収差を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項27に記載の方法であって、瞬きの間隔を決定し、該瞬きの間隔の間、最も頻繁に生じる波面収差の決定を排除する工程を包含する、方法。
- インビボのコンタクトレンズをオンラインで客観的に評価するための方法であって、以下:
a)その表面上に複数のマークを有するコンタクトレンズを被験体にインビボで提供する工程;
b)該マークを照射する工程;
c)該マークを画像化する工程;
d)該被験体の瞳孔の位置座標を決定する工程;
e)該瞳孔位置座標に対する、該マークの位置座標を決定する工程;および
f)約10Hzより速い繰り返し速度で、オンラインで、選択された時間間隔にわたって工程(b〜e)を繰り返す工程、
を包含し、これによって、該コンタクトレンズの位置および/または配向を、オンラインで決定する、方法。 - 請求項29に記載の方法であって、前記マークが、前記患者の眼の瞳孔領域に重なる、方法。
- 請求項29または30に記載の方法であって、前記繰り返し速度で、オンラインで、瞳孔の大きさを測定する工程を包含する、方法。
- 請求項29〜31のいずれか一項に記載の方法であって、前記レンズ上の画像化されたマークのそれぞれについて、質量中心値を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項29〜32のいずれか一項に記載の方法であって、最初に前記コンタクトレンズの後方表面を通り、次いで前方表面を通って伝搬する光を用いて、前記マークを照射する工程を包含する、方法。
- 請求項29〜33のいずれか一項に記載の方法であって、前記オンライン測定が、約10Hz〜約25Hzの間の範囲の繰り返し速度でなされる、方法。
- 請求項29〜34のいずれか一項に記載の方法であって、前記患者の眼に対応するオンライン波面測定を行う工程を包含する、方法。
- 請求項29〜35のいずれか一項に記載の方法であって、インビボのコンタクトレンズの最も頻繁に生じる位置および/または配向を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項29〜36のいずれか一項に記載の方法であって、前記患者の瞬きの間隔を決定し、該瞬きの間隔の間の測定データを排除する工程を包含する、方法。
- 請求項37に記載の方法であって、前記コンタクトレンズの最も頻繁に生じる位置および/または配向を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項35に記載の方法であって、前記選択された時間間隔にわたって、最も頻繁に生じる波面収差を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項39に記載の方法であって、前記患者の瞬きの間隔を決定し、該瞬きの間隔の間の測定データを排除する工程を包含する、方法。
- 請求項40に記載の方法であって、前記選択された時間間隔にわたって、前記コンタクトレンズの最も頻繁に生じる位置および/または配向を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項39に記載の方法であって、前記波面収差が、等価球面度数測定である、方法。
- 請求項29に記載の方法であって、前記特別にマークされたコンタクトレンズが、請求項1〜20のいずれか一項に記載のコンタクトレンズである、方法。
- 請求項29に記載の方法であって、前記コンタクトレンズの位置および/または配向をオンラインで決定するために、改変Hough変換を使用する工程を包含する、方法。
- インビボのコンタクトレンズを客観的に評価するための方法であって、以下:
a)適切にマークされたコンタクトレンズを被験体にインビボで提供する工程;
b)該被験体の瞳孔の位置座標を決定する工程;
c)該瞳孔の位置座標に対する該コンタクトレンズの位置座標を決定する工程;および
f)約10Hzより速い繰り返し速度で、オンラインで、選択された時間間隔にわたって工程(a〜c)を繰り返す工程、
を包含する、方法。 - 請求項45に記載の方法であって、前記オンライン測定が、約10Hz〜25Hzの間の範囲の繰り返し速度で行われる、方法。
- 請求項45または46に記載の方法であって、前記患者の眼に対応するオンライン波面測定を行う工程を包含する、方法。
- 請求項45〜47のいずれか一項に記載の方法であって、インビボのコンタクトレンズの最も頻繁に生じる位置および/または配向を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項45〜48のいずれか一項に記載の方法であって、前記患者の瞬きの間隔を決定し、該瞬きの間隔の間の測定データを排除する工程を包含する、方法。
- 請求項49に記載の方法であって、前記コンタクトレンズの最も頻繁に生じる位置および/または配向を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項47に記載の方法であって、前記選択された時間間隔にわたって、最も頻繁に生じる波面収差を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項51に記載の方法であって、前記患者の瞬きの間隔を決定し、該瞬きの間隔の間の測定データを排除する工程を包含する、方法。
- 請求項52に記載の方法であって、前記選択された時間間隔にわたって、前記コンタクトレンズの最も頻繁に生じる位置および/または配向を決定する工程を包含する、方法。
- 請求項51に記載の方法であって、前記波面収差が、等価球面度数測定である、方法。
- 瞳孔パラメーターを決定するためのアルゴリズムであって、以下:
a)瞳孔画像を得る工程;
b)該瞳孔画像を選択された量nによって圧縮し、そして該瞳孔画像を選択された異なる量n1によって圧縮する工程であって、ここで、n1<nであり、n1<10である、工程;
c)該圧縮された瞳孔画像についての閾値を計算する工程;
d)該瞳孔の中心パラメーター値を決定する工程;
e)該瞳孔の複数座標軸直径パラメーターを決定する工程;
f)該中心パラメーターと複数座標軸パラメーターとに基づいて、該瞳孔の周形状を決定する工程;
g)該形状を該圧縮画像内にプロットし、該周の内側の平均画素信号値を決定する工程;
h)該周を選択された量Δによって拡大し、該拡大された周を有する新たな画像に対して工程(c、d)を繰り返す工程;
i)該直径座標軸のそれぞれの各端部における外縁点位置を決定し、周形状を該点に合わせる工程;
j)工程i)で得られた画像に対して工程(d)を繰り返す工程;
k)該n1圧縮瞳孔画像に対して工程(g)を繰り返す工程;
l)工程(k)の画像に対して、Δ1<ΔのΔ1を用いて、工程(h)を繰り返す工程;
m)工程(l)の画像に対して、工程(d、e)を繰り返す工程;
n)該工程(m)の画像に対して、まぶたの補正を行う工程;ならびに
o)工程(n)の画像に対して工程(d、e)を繰り返す工程、
を包含する、アルゴリズム。 - 請求項55に記載のアルゴリズムであって、nが整数であり、1≦n<20である、アルゴリズム。
- 請求項55または56に記載のアルゴリズムであって、工程(c)が、前記閾値未満の全画素値をゼロ値に設定し、該閾値より大きい全画素値を高い値に設定することによって、バイナリイメージを作成する工程を包含する、アルゴリズム。
- 請求項57に記載のアルゴリズムであって、ゼロ値画素について質量中心および標準偏差を決定し、これを、x座標軸およびy座標軸に沿った直径値を決定するために使用する、アルゴリズム。
- 請求項58に記載のアルゴリズムであって、前記周形状が、楕円である、アルゴリズム。
- 請求項59に記載のアルゴリズムであって、Δが、約5%〜25%の間の範囲であり、そしてΔ1が、約5%〜25%の間の範囲である、アルゴリズム。
- 請求項60に記載のアルゴリズムであって、工程(i)が、前記x座標軸およびy座標軸の各端部において、楕円を外縁点に合わせる工程を包含する、アルゴリズム。
- 請求項61に記載のアルゴリズムであって、工程(n)が、見つけ出された楕円周を含む全画素カラムを走査し、該楕円周と該瞳孔外縁との間の差分関数をX位置の関数として計算する工程を包含する、アルゴリズム。
- 請求項62に記載のアルゴリズムであって、前記差分関数の少なくとも2つの極大値と該極大値の間にある極小値とを決定し、選択された誤差基準を満足することに基づいて、該2つの極大値のX位置の間に前記見つけ出された楕円の円弧を配置する工程を包含する、アルゴリズム。
- 請求項63に記載のアルゴリズムであって、前記瞳孔中心パラメーターおよび前記瞳孔サイズパラメーターを決定する工程を包含する、アルゴリズム。
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