JP2006525658A - 自己整合金属被膜付き半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

自己整合金属被膜付き半導体デバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二組の金属被膜の間と反対種伝導型を有する領域の間の短絡の危険をもたず、廉価でもある半導体デバイスを製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、次のステップを含む半導体デバイスの製造方法に係り、すなわち第1の導電型を有する不純物処理領域を半導体基板の第1の主面に形成し、少なくとも一つの窓部を作成するステップと、第1の金属被膜域を不純物処理領域上に堆積するステップと、誘電体層を少なくとも窓部と第1の金属被膜域とに堆積するステップと、少なくとも第1の開口を窓部において誘電体層内に蝕刻し、第2の導電型を有する不純物処理領域を収容し、その一方で半導体基板の非不純物処理領域を不純物処理領域間に側方配置するステップと、基板を不純物処理して第2の導電型を有する不純物処理領域を生成するステップと、第2の金属被膜域を堆積するステップとである。特に、薄肉層の太陽電池への応用分野がある。

Description

本発明は、半導体基板の同一面上に配置した自己整合金属被膜付き半導体デバイスの製造方法に関する。例えば、この種デバイスは一組の入れ子にされた櫛形金属被膜を有する太陽電池であり、単結晶シリコン薄膜層上の太陽電池の製造に特に適した方法である。明らかに、本方法は特に櫛形をなす入れ子型金属被膜付きの他の半導体デバイスに適用することができる。
米国特許第6426235号明細書には、太陽電池製造方法の説明が含まれる。本文献中、太陽電池は、背面上に、噛みあう形状になるように離間介挿した二組の櫛形金属被膜を有し、その前面が照射される。本文献中に記載された電池と同じ太陽電池の一例を含む図1Aを、参照する。同図中、参照符号1は第1の導電型、例えばp型を有する半導体材料で出来た基板を表わし、第2の導電型(n)でもって不純物処理した面上に層3を備える。例えばシリコンで出来た基板1はアノードとして用いられ、その一方で層3はカソードとして用いられる。この層3は、一部を部分的に除去して基板1を露出させる。次に少なくとも一つの酸化層4を層3上に堆積し、基板1を露出させ、酸化層4内に開口を形成し、先ず基板1に、続いて層3に到達させ、アノード用の第1組の櫛形金属被膜5とカソード用の第2組の櫛形金属被膜6に接続するアノード及びカソードに対応する反対種の伝導型をもって半導体域を画定する。これら二組の櫛型金属被膜5,6は、離間介挿される。本例では、第1組の櫛形金属被膜5が電池のアノードに対応し、第2組の櫛形金属被膜6が電池のカソードに対応する。
二組の櫛形金属被膜5,6は誘電体層4上方に延びているが、明らかに互いに当接させてはならず、何故ならこれが短絡を生むことになるからである。しかしながら、櫛型金属被膜の組5,6を互いに正確に配置することは非常に困難である。これらの櫛形金属被膜は通常、スクリーン印刷により作成される。異なる組に属する二つの連続する金属被膜を隔てる距離を最小化し、かくして出来る限りより大きな面積を金属被膜化しなければならず、何故ならこれらの金属被膜もまた電池の背面に配置されるが故に光を反射するからである。この距離は通常は、高性能太陽電池を得るため約10から100マイクロメートルまでもの間にある。この種距離では、二組の櫛形金属被膜間の短絡の危険は大である。
最終ステップは、脆弱化層が基板よりも先に配設してある場合、数組の櫛形金属被膜上方に電気的絶縁支持体を固着して基板から薄膜層を仕切れるようにすることからなる。接着による取り付けは簡単ではなく、何故なら支持体をその上に配置することになる金属被膜の組が金属被膜に起因する幾つかの起伏要素を備え、接着剤の厚みが一様にならないからである。
欧州特許出願第0776051号公開明細書にもまた、電池背面に配置した二組の離間介挿した櫛型金属被膜を有する太陽電池が記載されている。図1Bは、この種太陽電池を概略示すものである。第1組の櫛形金属被膜12は、例えばアルミニウムで出来ており、第1の導電型(n型)を有する表層11でもって覆われた半導体基板10内に堆積してある。図1Bの部分は、櫛内の一連の歯を示すに過ぎない。適当な熱処理をこの組の櫛形金属被膜12に加え、それが第1の導電型を有する層を介してのみ基板内で拡散させ、第2の導電型(p型)に対応するパターン13を形成するようにし、このパターン13が第1の導電型を有する層11の領域14により互いに仕切られた歯を含むようにする。酸化層15が表面に堆積してあり、第1組の金属被膜12と第1の導電型を有する層11の領域14を覆っている。酸化層15を局部的に除去し、領域14を露出させる。導電層16を、表面に堆積する。この層16は、導電帯12上の酸化層15と第1の導電型を有する層11の領域14上方にある。この導電層16は、第1の導電型を有する領域14と協働する第2組の金属被膜の形成に寄与する。図1Aの構造とは異なり、二組の櫛形金属被膜12,16は誘電体層15により互いに電気的に絶縁してある。この種太陽電池の不利は、それらが隣接するが故に第1の導電型を有する領域14と第2の導電型を有するパターン13との間で短絡する危険がある点にある。
本発明の目的は上記した不利をもたない、すなわち二組の金属被膜の間と反対種伝導型を有する領域の間の短絡の危険をもたず、廉価でもある半導体デバイスを作成する方法を提案するものである。
半導体デバイスの製造方法は、以下のステップを含む。すなわち、
第1の導電型を有する不純物処理領域を半導体基板の第1の主面に形成し、この領域を画定する少なくとも一つの窓部を作成するステップと、
第1の金属被膜域を、第1の導電型を有する不純物処理領域上に堆積するステップと、
少なくとも窓部と第1の金属被膜域とに誘電体層を堆積するステップと、
少なくとも第1の開口を窓部にて誘電体層内に蝕刻して基板を露出させ、この基板に第2の導電型を有する不純物処理領域を収容し、その一方で前記半導体基板の非不純物処理領域を前記第2の導電型を有する前記不純物処理領域と前記第1の導電型を有する前記不純物処理領域との間に側方配置するステップと、
基板を不純物処理して第2の導電型を有する不純物処理領域を生成するステップと、
第2の金属被膜域を堆積し、誘電体層を被膜し、第2の導電型を有する不純物処理領域に当接させるステップとを含む。
かくして、得られた半導体デバイスは廉価であり、何故ならその実装期間中は先行技術とは異なり平板印刷ステップは一切使用せず、これらの平板印刷ステップは高価であって好適な太陽電池応用分野とは工業的に相容れないからである。
第1の導電型を有する不純物処理領域は、第1の導電型を有する不純物処理層を基板の主面上に堆積し、窓部を蝕刻して第1の導電型を有する不純物処理層内に基板を露出させることで作成することができる。
一変形例として、第1の導電型を有する不純物処理領域は、基板の主面上に誘電体層を形成し、表面剥離ペースト剤を用いてスクリーン印刷により誘電体の一部を表面剥離し、第1の導電型を有する将来の不純物処理領域の輪郭周りに表面剥離域を形成し、そこで表面剥離域を不純物処理し、続いて残留誘電体を除去して窓部を形成することで作成することができる。
別の変形例では、第1の導電型を有する不純物処理領域は、基板の主面上に誘電体層を形成し、表面剥離ペースト剤を用いてスクリーン印刷により誘電体層の一部を表面剥離し、第1の導電型を有する将来の不純物処理領域の輪郭周りに表面剥離域を形成し、そこで表面剥離域を不純物処理し、残留誘電体が窓部を形成することで作成することができる。
少なくとも一つの蝕刻は、微細蝕刻を生み出し得るレーザにより行なうことができる。
一変形例として、この蝕刻は誘電体材料を表面剥離できるペースト剤を用いてスクリーン印刷により蝕刻することができる。
少なくとも一つの金属被膜域を、スクリーン印刷により堆積する。
第1の導電型を有する不純物処理領域と第2の導電型を有する不純物処理領域は、互いに入れ子にすることができる。
第1開口は面積を窓部よりも小さくし、基板の非不純物処理領域が形成できるようにする。
第1の金属被膜域は、窓部ステップの前後で第1の導電型を有する不純物処理領域に堆積することができる。
第1の導電型を有する不純物処理層の蝕刻が半導体基板を侵食して不純物処理領域間のあらゆる短絡を防止するならば、それは好ましいことである。第2の金属被膜域用の堆積ステップは、第2の導電型を有する不純物処理領域を生成し、第2の金属被膜内の材料をアニール処理して第1の開口にて基板内に拡散させる基板不純物処理ステップに先行させることができる。
この基板は、脆弱化層と薄膜層で、脆弱化層が深みにある積層体から形成することができ、第1の導電型を有する不純物処理層を堆積する基板の主面を薄膜層の面とする。
この方法は、第2の金属被膜域を電気絶縁支持体上に固着するステップを含む。
このステップには、脆弱化層にて基板から薄膜層を解離するステップを続けることができる。
本方法には、解離した側の薄膜層を保護するステップを含ませることができる。
第1の開口を蝕刻するステップは、第1の金属被膜域に第2の開口を蝕刻し、第1の金属被膜域内に金属被膜片を露出させるステップを含むことができる。
第2の金属被膜域のための堆積ステップが、第2の開口を覆うことはない。
このデバイスは、一つ或いは幾つかの太陽電池で形成することができる。太陽電池は、直列にかつ/又は並列に接続することができる。
本発明は、添付図面を参照し、純粋に情報目的に提供され、決して限定するものではない例示実施形態の説明を読んだ後でより良好に理解されよう。
以下に説明する異なる図面の同一の或いは同様の或いは等価な部分は、同一の参照符号を用いて表記してあり、一つの図から次の図への切り替えを容易にしてある。
図面中に示した異なる部分は、図面がより簡単に読み取れるよう必ずしも同一寸法で図示してはいない。
ここで、本発明になる方法を用いて得られる半導体デバイスの断面図を示す図2Aを参照する。本例は太陽電池を示すが、他の任意の半導体デバイスとすることもできる。この太陽電池は、本例の場合厚肉を想定した半導体基板20を備える。この半導体基板20は、例えばシリコンで作成することができる。図3乃至図10を参照して以下に説明しようとする一変形例の半導体デバイスは、薄肉である。
半導体基板20は、本例の場合には太陽電池の背面上の第1の主面20.1にある第1の導電型を有する不純物処理領域21で構成してある。この不純物処理領域21は、n+型を想定している。
第1の導電型を有するこの不純物処理領域21は第1の金属被膜域22に接続してあり、この第1の金属被膜域22は半導体基板に最も近いものである。本例では、第1の金属被膜域22は金属被膜片29にて終端した単一指状部を備える離間介挿形状をなす。金属被膜片29は図2Bにだけ見られ、それは同様に参照すべきであり、図2Aに示したものと同じ太陽電池を表わす。
第1の金属被膜域22には、金属被膜片により互いに接続され、かくして後程判るように櫛の形をとる幾つかの指状部を配設することもできる。
第1の金属被膜域22は第1の導電型を有する不純物処理領域21をただ一部覆っており、部分24は覆っていない。誘電体層23が、第1の導電型を有する不純物処理領域21の両側に配置した第1の金属被膜域22と部分24と基板20の領域25とを覆っている。誘電体層23は、第1の導電型を有する不純物処理領域21両側の第1の薄い開口26を有する。これらの開口26は、第1種(例えば、p+第1種)とは反対の第2の導電型を有する不純物処理領域27をほぼ境界付けている。第2の導電型を有する不純物処理領域27は、第1の導電型を有する不純物処理領域21には隣接させてはいない。これは、反対種の伝導型を有する二つの不純物処理領域間に誘電体層23により覆われた基板20の非不純物処理領域25.1が側方存在することを意味する。この非不純物処理領域25.1は、反対種の伝導型を有する二つの不純物処理領域21,27間の障壁として機能する。
このことは、第1の導電型を有する不純物処理領域と第2の導電型を有する不純物処理領域が常に側方隣接、換言すれば互いに接触していた前述の欧州特許出願公開明細書ではそうはなっていなかったのである。
誘電体層23はまた、図2Bに示す如く第1の金属被膜域22の金属被膜域29を完全に或いは部分的に露出する第2の開口30を備える。
誘電体層23と、第2の開口30を除く第1の開口26は、導電層28により覆われており、この層28が第2の導電型を有する不純物処理領域27に接続された第2の金属被膜域28を第1の開口26にて形成している。この第2の金属被膜域28はそれら間に空間を有する金属被膜を有しており、不純物処理領域27とのオーム性接触を形成している。第2の金属被膜域28は、半導体基板20から最も遠くにある。かくして、本発明になる半導体デバイスでは、第1の導電型を有する不純物処理領域21と第2の導電型を有する不純物処理領域27との間の短絡の危険は、たとえ第1の導電型を有する不純物処理領域とその金属被膜域との間の接続位置と他の不純物処理領域とその金属被膜域との間の接続域の位置とが互いに非常に近接していたとしても取り除かれる。
第1の金属被膜域22と第2の金属被膜域28は積層してあり、誘電体23により仕切ってあり、かくして簡単に自己整合する。したがって、第1と第2の金属被膜域の間には短絡の危険は一切ない。
積層体内の基板20から最も遠い誘電体23と金属被膜域22が、基板から最も遠い金属被膜域27の一部を露出させている。
導電層28は都合良くはほぼ平坦な自由面を有し、特に第1の導電型を有する不純物処理領域21と第1の金属被膜域22と基板20上の誘電体層23内の積層体のお陰で起伏内の高低差を充填してもいる。この平面性はまた、固体基板をモジュール内にカプセル化するのに役立つ。太陽電池の場合、半導体基板20の第2の主面20.2は保護用電気的絶縁体の層31、例えば窒化シリコンで出来たもので覆われており、この層31は受光照明用に透明としてあり、何故ならそれは太陽電池の前面に位置するからである。矢印は、太陽電池が受光する照明を実体化したものである。この層31はまた、基板20と反射防止層の不動態化の機能を実行し、基板に最大光量を透過することを可能にするものである。
図2B中、第2の金属被膜域28が第2の開口30により露出させた金属被膜域29を示していることが判る。
かくして、これらの太陽電池35のうちの幾つかはモジュール36内の同一基板20上の直列及び/又は並列配置内の一組により製造することでグループ化することができる。このモジュール36は、行内に直列に配置した各組3個の電池からなる3組36.1,36.2,36.3にて装着した9個の電池35で構成され、各直列の3組36.1,36.2,36.3を並列に装着してある。
第2の導電型を有する不純物処理領域27が第1の導電型を有する不純物処理領域21の両側に延びる構成を、説明したばかりである、それは、以下に実証しようとする反転構成を想像することは可能であろう。より一般的には、第1の導電型を有する不純物処理領域と第2の導電型を有する不純物処理領域は、基板の非不純物処理領域25.1により側方に互いに仕切ったまま互いに入れ子とすることができる。第2の金属被膜域28の金属被膜が少なくとも一つの空間37(その中に第1の導電型を有する不純物処理領域が延出する)を画成しており、第1の金属被膜域22とそれが協働する不純物処理領域21との間の接続が空間37内で行なわれる。
ここで、本発明になる半導体デバイスの製造方法を考察する。作成した半導体デバイスは、単結晶シリコン薄膜層で出来た太陽電池であるものとする。図3乃至図10を、参照する。
出発点は、例えば所与の深さに脆弱化層41をもった単結晶シリコンをベースとし、かくして脆弱化層41の一側の薄膜層43をその後に基板40の残りから切り離すことができるようにした半導体基板40である。例えば、この脆弱化層41は、陽極酸化処理により或いはベース基板42内の例えば水素等のガス状種イオン注入により或いは他の任意の脆弱化工程により、固体単結晶シリコンで出来たベース基板42の表面に形成することができる。
脆弱化層41上の薄膜層43は、エピタキシにより完全に或いは一部形成することができる。シリコンのエピタキシャル成長は、脆弱化層41上方に数十マイクロメートルもの厚さを得るべく表面に施す(図3)。例えば、気相或いは液相エピタキシを用いることができる。
しかしながら、イオン注入が十分に深い場合は、薄膜層43の作成にエピタキシは一切必要ない。
次に、第1の導電型、例えばn+を用い不純物処理領域44.1を作成することにする。そこで、第1の導電型を有する不純物処理領域44.1上に第1の金属被膜域46を堆積することになる。
第1実施形態では、基板40の面40.2全体を覆って不純物処理層44を作成する。この不純物処理層44は、基板40内(実際には基板40の薄膜層43内)への多孔質原子の拡散或いは多孔質イオンの注入により作成するか、或いは薄膜層を形成するエピタキシャル層のエピタキシャル成長端に適当な不純物処理剤(ドープ処理剤(例えば、ホスフィンPH(水素化燐))を付加することで作成することができる。このドープ処理層44が、図4Aと図4Bに示してある。
次に、不純物処理層44を境界付けし、第1の導電型を有する不純物処理領域44.1を得る。このことは、不純物処理領域44内に少なくとも一つの窓部45を形成し、その下側に位置する基板40を露出させる。基板という用語を用いたが、以下では、薄膜層がある場合にはそれは実際に基板の薄膜層となる。窓部45は、図5A,5Bに見ることができる。
このステップは、レーザ蝕刻により行なうことができる。レーザ蝕刻は高速で正確な方法であり、それは好都合である。このことが、本発明になるデバイスの製造コストを引き下げる。窓部45のパターンは、それが第1の導電型を有する不純物処理領域44.1を境界付け、第2の導電型を有する将来の不純物処理領域を収容し、第1の導電型を有する不純物処理領域44.1と第2の導電型を有する将来の不純物処理領域とを仕切る基板40の非不純物処理領域40.1を側方に含むようにしてある。記載した例では、窓部45はT形状をなすが、これは一例に過ぎず、決して限定的なものではなく、窓部45は明らかに一つではなく幾つかの指状部で構成し得る。
好ましくは、窓部45を作成すべく蝕刻した肉厚は不純物処理層44の肉厚よりも大とする。蝕刻が、基板40を侵食する。その理由は、これが第1の導電型を有する不純物処理領域44.1と第2の導電型を有する将来の不純物処理領域との間の短絡の危険をさらに低減することにある。
別の実施形態では、第1の導電型を有する不純物処理領域44.1はスクリーン印刷により作成する。誘電体層55は、例えばシリコン酸化やシリコン窒化物で出来ていて、基板40上に形成してある(図4C)。シリコン酸化物で出来た層は、熱酸化により作成することもできる。一つの領域を誘電体55内で表面剥離させ、その輪郭を第1の導電型を有する将来の不純物処理領域の輪郭に対応させる。この表面剥離は、スクリーン印刷スクリーン(図示せず)を介して表面剥離ペースト剤を用いて行なう。スクリーン印刷技術は、マイクロエレクトロニクスにおいて公知である。表面剥離ペースト剤は、表面剥離させる誘電体55の特性に適合させてある。不純物処理は、上記の如く、例えば表面剥離域の多孔質原子の拡散により、或いは多孔質イオンの注入により行なうことができる(図4D)。残留する誘電体55.1が、基板を不純物処理から保護する。次のステップは、残留する誘電体を例えば選択的な蝕刻により除去し、かくして第1の導電型を有する不純物処理領域44.1を画定する窓部45を形成するものである(図4E)。この窓部により、非不純物処理基板40を露出させる。化学的蝕刻は、基板を侵食しない。
一変形例として、表面剥離ステップ後に残留する誘電体は保全することができる(図4D)。この誘電体が窓部基準55.1を形成し、それが第1の導電型を有する不純物処理領域44.1の境界を定める。
第1の金属被膜域46を、第1の導電型を有する不純物処理領域44.1に接続する。第1の金属被膜域46(すなわち、陽極酸化金属被膜)を、金属被膜化ステップ、例えばスクリーン印刷や金属噴流による印刷により作成する。金属被膜はまた、銀や金等の貴金属をベースとすることもできる。第1の金属被膜域46は互いに離間させ、例えば恐らくは指状部46.2の形をなす金属被膜46.2を備える。これらの指状部46.2は櫛の如く一端を接続してあり、金属被膜片36.1を含むようにする。説明した例では、この金属被膜化ステップは窓部45の蝕刻ステップ後に行なう。第1の金属被膜域46を、図6A,6Bに見ることができる。これらの図は、第1の導電型を有する不純物処理領域の第1の実施形態を用いて得られる構成に基づくものである。この手順は不純物処理領域がスクリーン印刷ステップ後に得られる構成と類似したものになろうことは簡単に理解でき、これ故にこの手順は例示しない。
明らかに、この金属被膜化ステップは、窓部45の開口ステップ後に行ない得る。第1の金属被膜域46は図6A,6Bに示す如く第1の導電型を有する不純物処理領域44.1を一部だけ覆うか、或いはその反対にその全体を覆うことができる。
次のステップは得られた基板上への誘電体層47の堆積ステップであり、それが第1の金属被膜域46を直接に、恐らくは第1の導電型を有する不純物処理領域44.1と窓部45により露出した基板40とを覆う。誘電体層47は、図7A1,図7A2,図7Bに見ることができる。図7A1は、第1の実施形態により第1の導電型を有する不純物処理領域が得られた構成に基づくものである。図7A2は、第1の導電型を有する不純物処理領域がスクリーン印刷により得られ、この領域の境界付けに寄与する窓部55.1が誘電体材料で出来た構成に基づくものである。図7Bは、両方の場合に適用することができる。
誘電体層47は、後程作成される将来の第2の金属被膜域から第1の金属被膜域46を絶縁することになる。例えば、誘電材料は酸化シリコン或いは窒化シリコンとすることができる。それは、例えばプラズマ化学気層成長(PECVD;Plasma Enhanced Chemical Vapour Deposition)技術や他の任意の適当な技術により堆積することができる。
次のステップが、誘電体層47を蝕刻し、窓部45(或いは55.1)にて基板40を露出させる。このステップでは、第1の開口48は窓部45の開口よりも小さな面積でもって作成する(図8A,図8B)。これらの図は、第1の導電型を有する不純物処理領域の第1の実施形態に該当する。この第1の開口48周りの輪郭は、後程作成することになる第2の導電型を有する将来の不純物処理領域用の必要な輪郭に対応する。第1の導電型を有する不純物処理領域44.1と第2の導電型を有する将来の不純物処理領域との間の障壁として側方に機能する基板40の非不純物処理領域40.1が、この開口周りに配置してある。基板40のこの非不純物処理領域40.1には、約10マイクロメートルの幅を持たせることができる。この蝕刻ステップは、第1の開口48が非常に薄いときにレーザにより都合良く行なわれる。数十マイクロメートル台の開口幅は、簡単に達成することができる。他の蝕刻方法は、それらが開口の所要の微細さに適合する場合に使用できる。特に、誘電体47の特性に適した表面剥離ペースト剤を用いるスクリーン印刷に留意されたい。
蝕刻ステップはまた、第1の金属被膜域46にて誘電体層47内に第2の開口49を作成して金属被膜片46.1を露出させるのに用いることもできる(図8A,8B)。この露光は、部分的或いは全体的とすることができる。
次のステップは、第2の導電型を有する不純物処理領域50とそれに接続する第2の金属被膜域51を作成するものである。これらの二つの要素は、例えばスクリーン印刷により或いは金属噴流を用いて印刷することで第2の開口49(一つ存在する場合)にではなく第1の開口48内に、誘電体層47上方に例えばアルミニウムやアルミニウム銀合金をベースとして金属堆積膜51を堆積することで同時に作成することができる。この堆積に、400℃〜800℃台の温度の熱アニール処理を続ける。この熱アニール処理により、基板40内へ金属原子を拡散でき、この拡散が第2の導電型を有する第1の開口48により露出した部分の不純物処理に通ずる。これが、第2の導電型を有する不純物処理領域50を形成した。本例では、結果はp型不純物処理である。この不純物処理領域50は、背面電界とも呼ばれる。
金属層51は、第2の導電型を有する不純物処理領域50と協働する第2の金属被膜域51(すなわちカソード金属被膜)を形成する(図9A,9B)。かくして、第2の金属被膜域51は第1の金属被膜域46と自己整合するが、複雑な平板印刷マスクを用いる必要はない。第2の金属被膜域51は、誘電体層47により第1の金属被膜域46から電気的に完全に絶縁してある。
第2の導電型を有する不純物処理領域50を作成する代りに、第2の金属被膜と同一材料を不純物処理剤として用いることで、基板40はイオン拡散やイオン注入により第1のステップにおいて第1の開口48にて適当な材料でもって不純物処理することができる。本例では、ボロンともし得る材料はp+不純物処理に通ずる。第2の金属被膜域51に通ずる金属被膜化は、後程行なう。
基板に最も近い金属被膜域46は指状部46.2と指状部を接続する金属被膜片46.1とを有する櫛として構成することができ、誘電体47と基板から最も遠い金属被膜域51が、少なくとも部分的に金属被膜片46.1を露出させる。
たったいま説明した全てのステップは、厚肉の基板上で図2A,2Bに記載したのと同様の半導体デバイスを作成するのに用いることができる。かくして、提示した二つの例では、金属被膜域のうちの少なくとも一方は少なくとも一つの空間(図6A,6B内の参照符号55)により仕切った接点を備える。これらの接点は、金属被膜域が協働する不純物処理領域に配置してある。他の金属被膜域は、空間55内で対応不純物処理領域と協働する。
次のステップは、例えばそれが後に技術的ステップと適合するよう比較的高温(例えば、350℃台)に耐えるガラス或いはプラスチックで出来た低コストの電気的絶縁支持体52か、或いは基板から最も遠い第2の金属被膜域51上のセラミックや別の材料を接着することにより付加するものである(図10)。接着材は、53の符号を付してある。接着材53は、全板スクリーン印刷により簡単に配給することができる。接着剤53の肉厚は、第2の金属被膜域51がほぼ平面である場合はほぼ一定である。最初に触れた米国特許第6426235号明細書の場合の如く、起伏をもった面上に行なわねばならない場合、接着はずっと簡単である。この場合、金属被膜間の領域は接着剤を慎重に充填しなければならない。
ベース基板42の薄膜層43は、そこで熱処理及び/又は例えば機械的な力の印加により脆弱化層41(図10)にて仕切ることができる。
保護層54は、仕切り部の薄膜層43の面に配設することができる(図10)。例えば、誘電体層、例えば酸化シリコンや窒化シリコンを例えば350℃にて堆積し得る。反射防止不動態化保護層として機能するこの層は、説明したデバイスが太陽電池である場合、デバイスを露光させる照明に対し透明としなければならない。
第2の金属被膜域51を形成する金属被膜の一つの利点は、第1にそれが基板40の処理面全体をあらかた覆っている点と、第2にそれが吸収されることなく基板40内を透過する光を反射する点にある。かくして、それが非常に良好な光学的拘束とその反射要素をもたない電池よりも良好な変換効率をもたらす。この利点は単結晶シリコンの薄膜層で出来た電池からなる種の薄膜基板(約50マイクロメートル未満)をもった電池では特に顕著であり、何故なら光は吸収されることなく全肉厚を通過できるからである。
この金属被膜の他の利点は、それが精密な整列配置を用いることなく果たし得る点にある。かくして、入れ子にされ或いは離間介挿させた金属被膜に固有のマスク整列配置問題を取り除くことができる。必要なのは、生成された第1の金属被膜域46の金属被膜片46.1を覆わないようにすることである。
この種方法は、平板印刷ステップを用いた非常に高効率の太陽電池や、スクリーン印刷及び/又はレーザ蝕刻の使用を伴なう工業的な文脈において作成される低コストの太陽電池の作成にも用いることもできる。
本発明の幾つかの実施形態を例示し詳しく説明してきたが、本発明の枠組みから逸脱することなく異なる変形例や改変例を作成できることは簡単に理解されよう。説明した例では、第1の導電型はn+型であり、第2種はp+型である。明らかに、この逆は可能であり、当業者はこれらの伝導型を獲得するための適当な材料の選択に一切問題を抱えない筈である。本発明になる幾つかの半導体デバイスは基板上に同時に作成することができ、個々のデバイスはそこで解離又は電気的に接続してモジュールを図2B内のモジュールに合致させることができる。
先行技術の太陽電池を示す断面図 先行技術の太陽電池を示す断面図 本発明の方法により得られるデバイスの断面図 本発明の方法を用いて得られる太陽電池モジュールを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明になる方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図 本発明の半導体デバイスを作成する本発明の方法の異なるステップを示す図
符号の説明
1 基板
3 層
4 酸化層
5,6 櫛形金属被膜
11 層
12 櫛形金属被膜
13 パターン
14 領域
15 酸化層
16 導電層
20 半導体基板
20.1 主面
20.2 第2の主面
21 不純物処理領域
22 第1の金属被膜域
23 誘電体層
24 部分
25 薄い開口
25.1 非不純物処理領域
26 第1の開口
27 不純物処理領域
28 導電層
30 第2の開口
35 太陽電池
36.1,36.2,36.3 組
37 空間
40 半導体基板
40.1 非不純物処理領域
40.2 主面
41 脆弱化層
42 ベース基板
43 薄膜層
44 不純物処理領域
44.1 不純物処理領域
45 窓部
46 金属被膜域
46.1 金属被膜片
46.2 指状部
47 誘電体層
48 第1の開口
50 不純物処理領域
51 第2の金属被膜域
52 電気絶縁支持体
55 誘電体層
55.1 誘電体

Claims (20)

  1. 第1の導電型を有する不純物処理領域(44.1)を半導体基板(40)の第1の主面(40.2)上に作成し、少なくとも一つの窓部(45)を作成して前記領域を画定するステップと、
    第1の金属被膜域(46)を、第1の導電型を有する前記不純物処理領域(44.1)上に堆積するステップと、
    誘電体層(47)を少なくとも前記窓部(45)と前記第1の金属被膜域(46)とに堆積するステップと、
    少なくとも第1の開口(48)を前記窓部(45)における前記誘電体層(47)内に蝕刻し、第2の導電型を有する不純物処理領域(50)を収容し、その一方で前記半導体基板の非不純物処理領域(40.1)を前記第2の導電型を有する前記不純物処理領域(50)と前記第1の導電型を有する前記不純物処理領域(44.1)との間に側方配置するステップと、
    前記基板(40)を不純物処理して前記第2の導電型を有する不純物処理領域(50)を生成するステップと、
    第2の金属被膜域(51)を堆積して前記誘電体層(47)を被膜し、前記第2の導電型を有する前記不純物処理領域(50)に当接させるステップとを含む、半導体デバイスの製造方法。
  2. 前記第1の導電型を有する前記不純物処理領域(44.1)は、前記第1の導電型を有する不純物処理層(44)の前記基板の前記主面(40.2)への堆積と前記第1の導電型を有する前記不純物処理層内に前記基板を露出する前記窓部の蝕刻とにより作成する、請求項1に記載の半導体デバイスの製造方法。
  3. 前記第1の導電型を有する前記不純物処理領域(44.1)は、前記基板の前記主面(40.2)上に誘電体層(55)を形成し、スクリーン印刷により表面剥離ペースト剤を用いて前記誘電体(55)の一部を表面剥離して前記第1の導電型を有する将来の不純物処理領域の輪郭周りに表面剥離域を形成し、続いて前記表面剥離域を不純物処理し、次に前記残る誘電体(55)を表面剥離して前記窓部を形成することにより作成する、請求項1に記載の半導体デバイスの製造方法。
  4. 前記第1の導電型を有する前記不純物処理領域(44.1)は、前記基板の前記主面(40.2)上に誘電体層(55)を形成し、スクリーン印刷により表面剥離ペースト剤を用いて前記誘電体(55)の一部を表面剥離して第1の導電型を有する将来の不純物処理領域の輪郭周りに表面剥離域を形成し、続いて表面剥離域を不純物処理し、残る誘電体(55)が窓部(55.1)を形成することにより作成する、請求項1に記載の半導体デバイスの製造方法。
  5. 少なくとも一つの蝕刻は、レーザ蝕刻である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  6. 前記蝕刻の少なくとも一つは、スクリーン印刷蝕刻である、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  7. 少なくとも一つの金属被膜域は、スクリーン印刷により作成する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  8. 前記第1の導電型を有する前記不純物処理領域(44.1)と前記第2の導電型を有する前記不純物処理領域(50)は、互いに入れ子状態にした、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  9. 前記第1の開口(48)は、前記窓部(45)よりも面積を小さくした、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  10. 前記第1の金属被膜域(46)は、前記窓部(45)の蝕刻ステップの前又は後に前記第1の導電型を有する前記不純物処理領域(44.1)上に堆積する、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  11. 前記第1の導電型を有する前記不純物処理層(44)の蝕刻が、前記半導体基板(40)を侵食する、請求項2に記載の半導体デバイスの製造方法。
  12. 前記第2の金属被膜域(51)用の堆積ステップは、前記第2の導電型を有する前記不純物処理領域(50)を作成する前記基板(40)の前記不純物処理に先行して、前記第2の金属被膜域(51)内の前記材料をアニール処理し、前記第1の開口(48)にて前記基板内に拡散させる、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  13. 前記基板(40)は、脆弱化層(41)と薄肉層(43)とを備える積層体を備え、前記脆弱化層は深層にあり、前記第1の導電型を有する前記不純物処理層(44)を堆積する前記基板の前記主面(40.2)を前記薄肉層の面とした、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  14. 前記第2の金属被膜域(51)を電気絶縁支持体(52)上に固着するステップを含む、請求項13に記載の半導体デバイスの製造方法。
  15. 前記脆弱化層(41)にて前記基板から前記薄肉層(43)を解離するステップを備える、請求項14に記載の半導体デバイスの製造方法。
  16. 解離した側の前記薄肉層(43)の保護及び不動態化ステップを含む、請求項15記載の半導体デバイスの製造方法。
  17. 前記第1の開口(48)の蝕刻ステップは、前記第1の金属被膜域(46)に第2の開口(49)を蝕刻し、前記第1の金属被膜域(46)内に金属被膜片(46.1)を露出させるステップを含む、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  18. 前記第2の金属被膜域(51)のための前記堆積ステップは、前記第2の開口(49)を覆わない、請求項17記載の半導体デバイスの製造方法。
  19. 前記デバイスは一つ或いは幾つかの太陽電池(35)で形成される、請求項1乃至18のいずれか1項に記載の半導体デバイスの製造方法。
  20. 前記太陽電池は、直列及び/又は並列に接続される、請求項19に記載の半導体デバイスの製造方法。
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