JP2006524067A - 解剖刀用脱刃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 片手で使用して、解剖刀(30)のこみ(32)から刃(33)を取り外す片手使用の脱刃具(1)の提供。
【解決手段】 この脱刃具(1)は、ディテント(16)を有するハウジング(2)と、作用的に上記ハウジング(2)と並んで配設されたアクチエータ(3)とを備えており、このハウジング(2)はハウジングの横に並んで基端位置(ここでアクチエータとハウジングとの基端部間に開口が形成されている)から先端位置(ここでディテント(16)がアクチエータの基端部に係合する)まで前進可能にされている。脱刃具(1)は、アクチエータ(3)が先端位置に移動するとこみ(32)から自動的に刃(33)のかかと部を分離するためのカム機構(14,23,20)を含んでいる。使用に際して、こみ(32)に取り付いた刃(33)を上記開口に挿入すると、アクチエータがこみによって基端位置に向けて押される。ここでディテント(16)がアクチエータ(3)の基端部に係合し、これをその先端位置に保持して刃(33)の後方移動を防止する。かかと部がこみ(32)から分離すると、こみを脱刃具(1)から引き抜くことによって刃(33)がこみから外れてアクチエータ(3)とハウジング(2)との間に保持される。

Description

本発明は解剖刀用の脱刃具に関する。さらに詳しくは、解剖刀(メス)の刃を取り外すことができ、この刃を保持しておくことができる脱刃具に関する。
従来の外科用解剖刀は、再使用可能且つ殺菌可能な長いハンドルまたは柄を有しており、この柄またはハンドルに着脱可能なスロット付きの刃が取り付けられている。このハンドルの先端部は、刃を収容するための対向した溝またはチャンネルを通常は含んだ「こみ(tang)」となっている。一般的にこみはハンドルの幅狭な延長部分である。刃は長手方向に延びるスロットを有しており、このスロットはこみを受け入れるに十分な幅の幅広部分と、その先端部である幅狭部分とを有している。これにより、スロットの端部は対向した溝に収容される。刃はハンドルの凹所に収容される「かかと部」を有している。この「かかと部」という語は刃の基部、すなわち使用者の手に近い側の端部を意味する。
ハンドルは繰り返し使用することが意図されているが、刃は一回使用したあとは通常は廃棄される。また、もし切れにくかったり異物が付着した場合も通常は廃棄される。また、もし異なる種類の刃が必要になったときにももとの刃は通常は廃棄される。多くの手術において、一つの同じハンドルに対して何枚かの刃が必要となり、これらが引き続いて使用される。ハンドルから刃を取り外すために、スロットが形成された刃のかかと部は刃の面から曲げられる(すなわち、ハンドルから分離されるか持ち上げられる)必要がある。そうすると、刃はこみにそって軸方向に移動させられ、かかと部がこみの上に乗り、それによってこみがスロットから離される。
手で刃を外すのは危険なことがある。刃を取り扱っている最中は、使用者はけがをするリスクを負っている。血液によるエイズ(AIDS)や肝炎のような疾病の伝染が絶えず拡大することにより、刃からのいかなる負傷も感染や汚染を引き起こしかねない。
多くの機械的な脱刃具が知られている。それらの多くは、両手を使用することが要求され、または、解剖刀を曲げたり捻ったりする必要があるので、使用するのが危険および/または扱いにくくなっている。
特許文献1には解剖刀のハンドルから刃を取り外すためのカム機能を有する道具が開示されている。われわれの以前の発明は特許文献2において述べられている。特許文献1および特許文献2の両方で述べられている道具は、片手で、解剖刀をその道具に対して実質的に直線状に出し入れするだけで刃を解剖刀から外すことができるという利点がある。これらの脱刃具はどれも、連続して刃を取り外すことができ、外された刃は併設された鋭利物収納容器(sharps container)に収容されるようになっている。特許文献1および特許文献2の両方で述べられている道具はとくに繰り返し使用のための設計がなされており、解剖刀のハンドルを引き抜くことにより、次の使用のためのリセットがなされる。
前述したように、多くの刃が外科用に使用され、手術室での計画は外科手術において使用される全ての品目の所在が確認されることを要求する。特許文献1および特許文献2の道具は繰り返し使用されうるように設計されており、一つの収納容器内に多くの刃を収容するので、外科手術で使用された全ての刃を正確に確認することが困難となる。さらに、手術室は無菌環境であるから、脱刃具はそこに持ち込まれる前に殺菌されなければならない。しかし、そのようにすることは、多くの刃が収納された鋭利物収納容器に対しては、殺菌する前に空にしないことには容易に行うことはできない。
米国特許第5,699,908号公報 米国特許第5,875,533号公報
本発明の目的は、前述した欠点の一つまたはそれ以上を解消するかまたは改善する解剖刀用の脱刃具を提供することであり、また、消費者に有益な選択を提供することである。
本発明の脱刃具は、かかと部を有する刃を解剖刀のこみから外すための解剖刀用の脱刃具であって、
ハウジングと、
基端部を有するアクチエータであって、上記ハウジングと並んで配置され且つこのハウジングに対して基端位置から先端位置へ相対移動可能であり、上記基端位置においてアクチエータとハウジングとの間に、解剖刀のこみに取り付いた刃を収容するための開口が形成されている、アクチエータと、
このアクチエータが先端位置へ移動することによって刃のかかと部を解剖刀のこみから自動的に分離するための刃そらせ機構と、
上記アクチエータに係合してこれを先端位置に保持するための保持機構とを備えており、
使用に際して、こみに取り付けられた刃が上記開口に挿入され、アクチエータが上記こみによって先端位置に向けて押圧されると、
上記刃そらせ機構が自動的に刃のかかと部を解剖刀のこみから分離し、
保持機構がアクチエータに係合し、これをその先端位置に保持し、刃の後方への移動を制限し、そして、
この脱刃具からこみを引き抜くときに刃がこみから外されてアクチエータとハウジングとの間に保持されるものである。
本発明の脱刃具は、前述した特許文献1および特許文献2において述べられた利点を有している。すなわち、解剖刀のハンドルを片手で直線的に出し入れする単純な操作によって、刃が安全且つ自動的に取り外される。しかしながら、この従来例の脱刃具と違って、本発明の脱刃具は一回使用(使い捨て)のものであり、取り外された刃はハウジングとアクチエータとの間に格納される。したがって、本発明の脱刃具は無菌環境において使用することができ、使用済みの刃の枚数を容易に数えることができる。
一つの実施形態において、保持機構がアクチエータの基端部に係合し、この基端部への係合を維持することによってアクチエータをその先端位置に保持し、刃の後方への移動を制限する。
好ましくは、上記ハウジングは、アクチエータが解剖刀のこみによって先端位置へ向けて押し出されることによりそらせられる弾力性のあるフレキシブルなアームを有している。上記保持機構が上記アーム上のディテント構造を備えていてもよい。アクチエータがその先端位置に到達すると上記アームが跳ね返り、上記ディテント構造が上記アクチエータの基端部にパチンという音を発生して係合する。この音は使用者に対してディテント構造がアクチエータに係合したことを知らせるので、刃をこみから外すために解剖刀のハンドルを引き抜くことができる。
ディテント構造はアクチエータおよび刃の反対方向の移動を防止する。アクチエータが先端位置へ保持されることにより、脱刃具は引き続き他の刃を取り外すために使用することはできない。かかる条件においては、この脱刃具は容易に外科手術用の刃を確認するために用いることができる。取り外された刃はその鋭利なことによる危険の無い脱刃具の中に保持される。
上記ディテント構造は、上記開口の両側に形成された二つの離間した鋸刃ディテントを備えてもよい。解剖刀の刃はアクチエータとハウジングとの間の開口に、直線的に挿入することができる。刃をさらに挿入すると、解剖刀のハンドルがアクチエータに係合してこれを先端位置に向けて押すことになる。ハンドルのこみ自体または他の部分がアクチエータに係合するようになるかもしれないが、典型的にはアクチエータはこみに近接した肩部によって係合される。アクチエータがハウジングの先端部に向けて長手方向に押圧されると、刃そらせ機構は自動的に刃のかかと部を解剖刀のこみから分離する。
アクチエータを先端位置にロックするために、ラチェット機構、キー機構、キャッチ機構等の他の好適な機構を用いてもよい。上記保持機構はアクチエータの基端部以外の部位に係合するようにしてもよい。
典型的には、刃そらせ機構はカム作用を奏する。好ましい実施形態では、刃そらせ機構はハウジング上のカム面と、アクチエータの基端部に近接したカムフォロワとを備えている。使用に際し、アクチエータの基端部が刃のかかと部をこみから外すように、アクチエータが先端位置へ移動すると、カムフォロワが上記カム面に係合する。
ハウジングとアクチエータとは互いに分離した二つの部品であってもよい。しかしながら、好都合に、上記ハウジングとアクチエータとが一体に形成され、アクチエータの先端部とハウジングの先端部との間に二つ折り部分が連結されている。脱刃具は射出成形によって熱可塑性プラスティックから製造してもよい。たとえば、脱刃具はポリプロピレンやポリエチレンなどの熱可塑性樹脂から射出成形することができる。
上記ハウジングは、典型的には対向する両側壁とウエブ部またはベース部とを有するチャンネル形状を呈している。アクチエータは作用的にハウジング内にピッタリと嵌り込むように位置し、上記側壁のタブによってハウジングの中に保持されうる。これらのタブはハウジング内のアクチエータの動きを案内する役目も果たす。弾力的でフレキシブルなアームが上記ベース部の片持ち梁部分を構成してもよい。
ハウジングの上記ベース部はアクチエータと協働して刃の先端部を止める。アクチエータの先端部は、それが先端位置に向けて移動するとベース部に向けてそらせられる。弾力性のあるフレキシブルなアームがアクチエータによってそらせられることに対する抵抗は、刃をそれらの間で掴むことになる。弾力性のあるフレキシブルなアームは長手方向の補強リブによってその剛性を増加してもよい。
長手方向に延びる対向した側壁はそれぞれ、その内壁面から突出するカム面を備えてもよい。または、カム面は側壁内またはこれを通して延びる溝やチャンネルであってもよい。好ましい形態では、各側壁に厚肉部が形成され、この厚肉部の尾根がカム面として作用するようにしてもよい。好ましくは、カム面がアーチ状または傾斜した面であり、この面が、ハウジングに対する相対的な長手方向移動に応答してカムフォロワを横方向にそらせるように付勢する。
アクチエータの基端部は、好適に二股に分岐し、こみを収容する長手方向のスロットと、こみの両側の刃の部分に係合するための案内面を有する一対の脚部とを備えてもよい。カムフォロワは、好ましくは、各側壁のカム面に係合するようにアクチエータの二股に分かれた基端部の各脚部に形成される。
各カム面の先端部には、アクチエータが先端位置を越えて移動することを防止するために、ストッパが配設されていてもよい。このストッパはカム面に段状(ステップ状)に形成されるのが好ましい。
上記ハウジングは端壁を含んでいる。この端壁は、脱刃具の使用者が解剖刀の刃を脱刃具の中に押し込みすぎることによって不本意に解剖刀がハウジングを越えて延びて鋭利な部分によって負傷する、というリスクを回避するプロテクタの機能を提供している。端壁はまた側壁を所望の位置に支持するという機能をも提供することができる。
脱刃具は、半透明または透明な材料から形成することができる。それにより、脱刃具に捕捉された刃を視認することができ、脱刃具が取り外された刃を保持していることを積極的に確認することができる。アクチエータおよびハウジングを互いに異なった色および/または地肌の材料から形成したり、少なくとも一方に着色することにより、両者を互いに識別することができるようにするのがさらに好ましい。これは使用者に対して脱刃具への正しい刃の挿入をアシストするであろう。そして、識別可能な二つの部品間に刃が単純に挿入され、脱刃具の正しい機能が奏される。本発明の脱刃具は、解剖刀を逆さまに挿入することを防止して正しい刃の配置を使用者に指示する手段を含んでもよい。この脱刃具は、逆さまに挿入してしまったときに、使用者が解剖刀を取り外して再度配置し直すことを許すようにするのが好ましい。
アクチエータとハウジングとは、その準備状態において視覚的に明瞭な刃の入口を提供するために、且つ、刃の挿入に正確な位置決めを要求することのないように、互いに間隔をおいて離間しているのが好ましい。
本発明の脱刃具はガンマ線照射や他の適当な方法によって容易に無菌化することができる。好ましい無菌化の方法は、脱刃具を収納してシールしたパッケージに酸化エチレンを浸透させることである。
上記ハウジングは、側壁を所定位置に支持するために、これら両側壁の前端部同士の間に支持部またはブレースを備えていてもよい。支持部またはブレースは解剖刀がハウジングとアクチエータとの間の開口に入るときの案内をも提供している。
利点として、本発明の脱刃具は種々のタイプおよび形状の刃を数多くのサイズおよび形状のハンドルから取り外すことができる。好ましい形態では、本発明の脱刃具は刃の部分的な外れおよびそれによる故障を抑制する。このようにして、脱刃具は刃が故障した結果として作用不能となってしまうことが抑制される。本発明の脱刃具は解剖刀の刃をハウジング内部に収容し、それによって続けての再使用を防止している。こうして、刃を内部に収容した使用済みの脱刃具の個数を単純に数えることにより、刃の枚数を容易に把握することができる。上述したように、この脱刃具においてはそのハウジングの構成材料を透して収容されている刃を視認することができる。
複数の本発明の脱刃具は保持器や鋭利物収納容器の凹所内に収納されてもよい。上記保持器や鋭利物収納容器は右手使用または左手使用の携帯式であってもよく、または、支持面にしっかりと取り付ける手段を含んでいるものであってもよい。利点として、数多くの脱刃具が上記保持器内にブロックを形成するように積み重ねられ、これが鋭利物収納容器とみなされ、この容器内に各刃が別々のハウジングに収容される。積み重ねられた脱刃具の山を有する保持器は、脱刃具が上記山の状態で保持されるように形成されてもよく、または、一度使用された各脱刃具が上記山から取り除かれるようにされてもよい。
本発明が他の形態として提供する方法は、解剖刀用の脱刃具を用いて解剖刀のこみから刃を外す方法であって、
上記脱刃具が、第一部材と、この第一部材と並べて配置される第二部材であって、第一部材との間に、こみに取り付いた刃を収容するための狭小空間を形成し、第一位置から第二位置に向けて第一部材に対して相対移動可能にされてなる第二部材と、この第二部材が第二位置へ移動することによって刃のかかと部を解剖刀のこみから分離するための刃そらせ部材と、上記第二部材を第二位置に保持するための保持機構とを備えており、
解剖刀のこみに取り付いた刃を、第一部材と第二部材との間に挿入するステップと、
第二部材を解剖刀に係合させるステップと、
第二部材を第一部材に対して相対的に第一位置から第二位置まで移動させるために、および、上記刃そらせ部材によって刃のかかと部を上記こみから外させるために、十分な力を上記解剖刀に加えるステップと、
上記保持機構によって第二部材を第二位置に保持させるステップと、
刃をこみから外すために解剖刀を引き抜き、この刃を第一部材と第二部材との間に保持させるステップとを含んでなる解剖刀のこみから刃を外す方法である。
上記した十分な力を上記解剖刀に加えるステップが、第二部材を第二位置へ移動させたときに、第二部材に形成されたカムフォロワを第一部材のカム面に沿って移動させるステップを含んでいるのが好ましい。第二部材が第二位置へ移動したときに、上記刃のかかと部がこみから外れるように、上記刃そらせ部材がカムフォロワによって上記かかと部に係合するように付勢され、そして、刃そらせ部材が、第二部材が第二位置に保持されたときに上記かかと部をこみから離して保持する。
典型的には、上記した、保持機構によって第二部材を第二位置に保持させるステップが、第二部材をディテントに係合させることを含んでいる。
本発明をより完全に理解し且つ実施するために、以下にその好ましい実施形態が図面を参照しつつ例示としてのみ説明される。
図1は、二つの主要部すなわちハウジング2とアクチエータ3とからなる解剖刀(メス)の刃を取り外すための器具(脱刃具)1を示している。使用に際しては、アクチエータ3はハウジング2内に位置する。この脱刃具1は図示のごとく水平の状態にして説明する。しかしながら、この脱刃具は鉛直状態はもとより、他のいかなる姿勢にしても使用することができる。そして、ここで使用される「上部」「下部」「上方」および「下方」のような語の解釈は適宜変化するものである。
ハウジング2は、対向した二つの側壁4と、一方の端部(以下、最も遠い端部であり先端部という)の端壁5と、両側壁4間に渡されたベース6と、ベース6と面一のブリッジ(またはブレース)7とを有している。上記ベース6の長さは、端壁5からの側壁4の長さの一部分であり、上記ブリッジ7は他方の端部(以下、基端部という)において両側壁4間に渡されている。ベース6は片持ち梁部分を有しており、この片持ち梁部分はベース6に向けて延びる板ばね8を構成している。
側壁4の中間部の辺には内方に延びる支持用ラグ9が配設されている。このラグ9に対応するように、アクチエータ3の長手方向端部に切り欠き(またはスロット)10が形成されている。この切り欠き10は、アクチエータ3が上記両ラグ9の間を通過して両側壁間に入り込むことができるようにされたものである。
ハウジング2の基端部において、各側壁4の上端辺には一対の爪状を呈した第一保持ラグ11が配設されている。先端部の近傍おにおいて、両側壁4の対向する中間高さ位置に一対の爪状を呈した第二保持ラグ12が配設されている。内方へ延びる保持ラグ11、12はテーパ状の内面を有し、ラチェット状の鋸刃ディテント(移動止め)を構成している。ハウジング2およびアクチエータ3は剛性はあるが弾力性もあるフレキシブルなプラスティック材料から形成されている。両側壁4のフレキシビリティーは、対向する対の保持ラグ11、12間にアクチエータ3が押し込まれてフィットし、こうすることによって保持ラグ11、12がアクチエータ3をハウジング2内に保持する。
側壁4と端壁5との交差部近傍における側壁4の上端辺から内方へ延びるようにフランジ部13が形成されている。各フランジ部13は保持ラグとしての役目を担い、その下部に下方に傾斜したテーパ状のカム面を有している。
側壁4はそれぞれ、下方に向いたカム面14を有し、各カム面14はストッパ15の部分で終了している。
上記板ばねはその自由端において一対のキャッチ(留め具)またはディテント16の形状を呈するディテント構造を有している。これらディテントは鋸刃が形成された長手方向部分からなり、その先端側は断絶的な面(いわゆる絶壁)であり基端側(最も近い端部)は傾斜している。上記ディテント16は、それらの間にほぼホタテ貝型(扇型)をした部分17をも備えており、上記ブレース7には面取りされたホタテ貝型の着地パッド18が形成されている。これらにより、以下に説明するように解剖刀はハウジング2とアクチエータ3との間に形成されたスロット内へと案内される。
アクチエータ3の基端部は二股に分かれてスロットの21の両側に位置する二つの脚部20となっており、上記スロット21は解剖刀のハンドル部(柄)のなかご(こみ)の部分が収容される。各脚部20は、その基端部にテーパ状のエッジが形成された内部案内部と、その上に形成された案内レール22とを有している。アクチエータ3には一対のカムフォロワ23が形成されており、各カムフォロワ23はアクチエータ3の基端部における各脚部20の外側に位置している。アクチエータ3はさらにその脚部20の先端に横方向のブリッジ24を有している。このブリッジ24は、その中に解剖刀のハンドル部のこみを収容しうる寸法のトンネル25を有している。
好ましくは、解剖刀用脱刃具1は射出成形によってアクチエータ3とハウジング2とが二つ折りに関節接合されるように単一物として一体に形成される。この二つ折り接合は壁の端部にヒンジ結合されたフラップ27およびアクチエータ3にヒンジ結合されたネック部28によって構成されている。フラップ27とネック部28とは相互の連結部において横方向軸の回りに揺動可能に連結されている。ネック部28は両フランジ13間に嵌り込むように幅寸法が減縮されている。
射出成形によって単一物として製造されたとき、解剖刀用脱刃具1は普通の状態で図4に示すような開放姿勢となる。使用に際して、図5に示すように、最初にフラップ27がフランジ13上に乗るまでアクチエータ3を折り畳む。そして、ネック部28がフランジ13間を通過するようにその端部の折り線から折り畳まれ、アクチエータがハウジング2内に押し込まれる。スロット10は、アクチエータがハウジング内に収容されうるようにラグ9に対応している。アクチエータ3が保持ラグ11、12を通過することによってパチンとフィットすると、この保持ラグ11、12がアクチエータをハウジング内に保持することとなり、図1に示すように使用準備が整う。組み立てに際し、アクチエータ3は基端位置、すなわち、ブレース7により近いところに位置している。ネック部28の二つ折り結合により、アクチエータはハウジング内で端部位置(すなわちブレースからより遠い位置)に向かって長手方向に移動しうる。
組み立てに際し、板ばね8の上のディテント16の高い位置の部分がアクチエータ3に当接し、ラグ11に抗してこのアクチエータをその収容位置に向けて押圧する。ディテント16は板ばね8とアクチエータ3との間にスペースを作ることにより、解剖刀の刃を挿入するための顕著な開口を形成する。アクチエータは、その開口に解剖刀のハンドルが挿入されるべき正しい位置を示すためのマークや記号を有してもよい。この記号等は製造時にアクチエータに鋳込んでもよい。
解剖刀用脱刃具1の姿勢が図6Aから図6Gに示されている。図6Aは使用準備が整った脱刃具1を示す平面図であり、解剖刀30がまさに脱刃具1に挿入されようとしている。解剖刀30はその先端部にこみ32が形成されたハンドル31を含んでいる。解剖刀の刃33はこみ32に取り付けられている。図6Bは脱刃具1の断面を示している。
図6Cは脱刃具1に挿入された解剖刀30を示す平面図であり、図6Dは図6Cの断面図である。解剖刀30はほぼ直線状に脱刃具1内に挿入される。解剖刀の先端部(刃側)がブレース7を乗り越えて、ハウジング2とアクチエータ3との間の開口によって構成された「口」に収容される。刃が脚部の案内部の下方を通過し、こみ32は両脚部20間のスロット21内に収容される。
解剖刀30が脱刃具1内に押し込まれると、こみ32は(図6Eに示すように)ブリッジ24の下のトンネル25内を通過し、板ばね8を下方にそらせる。刃はその先端部がアクチエータによって下方にそらせられる(ラグ12によって押さえられる)ので、わずかにアーチ状となる。刃のかかと部分(heel)がブレース7を乗り越えるとき、脚部20の案内部が刃33のかかと部34をこみ32から離れるように下方にそらせる。
解剖刀が脱刃具内にさらに押し込まれると、図6Fに示すように、ハンドルがブリッジ24に当接してアクチエータをハウジング2の長手方向に沿って先端部に向けて押す。そうすると、脚部20を下方にそらせて刃33のかかと部をこみ32から離れるように積極的に持ち上げながら、アクチエータの脚部20上のカムフォロワ23が各カム面14に沿う。さらに、アクチエータが板ばね8を曲げつつディテント16上に乗る。
アクチエータ3の長手方向の前方移動は、そのカムフォロワ23がカムストッパ15に到達することによって制限されている。しかしながら、その制限(ストッパ15に到達する)の少し手前で、板ばねおよびディテントが刃および脚部20の背後にパチンという音とともに跳ね返ることを許しつつ、脚部20の自由端が板ばね8上のディテント16を通過する。ディテント16はアクチエータ3の先端部分に係合してこれを保持する。刃はアクチエータ3とハウジング2との間に挟まれ、刃のかかと部がこみから離される。カチッという音がユーザーに対して、刃が脱刃具に捉えられ、そして、ハンドルを脱刃具から抜き取ることができることを知らせる。
図6Gは脱刃具1から引き抜かれつつある解剖刀30のハンドル31を示している。刃の後方移動はディテント16によって阻まれ、刃のかかと部はこみから分離される。そして、ハンドルが引き抜かれると刃はこみからはぎ取られ、アクチエータ3とハウジング2との間にしっかりと保持された状態で残される。
ディテント16はアクチエータがそのスタート位置に戻ることを阻止しており、それ故、脱刃具の再使用が阻止される。ここに示されている脱刃具1は一個の刃を保持するため一回しか使用できず、また、刃を容易に捕獲しておける道具である。さらに、脱刃具は手術室で使用するために無菌の袋やパッケージに入れておいてもよい。この脱刃具は取扱いが安全で、安価に製造でき、使い易いという利点を有している。
図7に示す他の実施形態では、ハウジング2とアクチエータ3とが分離した二つの部材として形成されている。この実施形態は全体的に図1から図4に示されるものと類似しているが、二つ折りに関節接合を有していない。図7においては、図1から図4におけるのと対応する部品については、同一の参照符号を付記している。図7の脱刃具は図1から図4の脱刃具と同じ用い方をする。
本発明の脱刃具は図8に示すような携帯用ホルダ40に取り付けることができる。このホルダ40は、折り畳まれた軽量のシートメタルや硬質プラスティック材料等、好適な材料から形成される。このホルダは使用者が握るためのハンドル41を含んでいる。このハンドル41は使用者の手を解剖刀から安全な距離だけ離間させ、また、使用者の手を覆うように下方に曲げられている。ホルダ40は拡がるように傾斜した両壁42が形成されたチャンネル部を有している。各壁42は縦方向のスロット43を有している。脱刃具1はブレース7の両端側それぞれに取付ラグ29を有している。脱刃具1は、一対の取付ラグ29を各スロット43内に滑り込ませることによってホルダ40内のチャンネル部の底部に収まるように取り付けられる。そうすることにより脱刃具1はホルダ内にしっかりと且つ安全に保持される。脱刃具は使用後に取付ラグ29をスロット43から外すように持ち上げることによって簡単にホルダから取り外すことができる。
脱刃具はホルダ40に対して逆方向にも取り付けることができるので、図8および図9に示すように、右利き使用も左利き使用も可能である。
図10は、その中に脱刃具1が立てた状態で挿入される非拘束ベース50を示している。この非拘束ベース50は脱刃具1を保持するスロット51を含んでいる。この非拘束ベース50内に保持されている脱刃具1はその状態で使用されうる。すなわち、非拘束ベース50内に保持された状態の脱刃具1に解剖刀30が挿入される。アクチエータ3が先端位置となるように解剖刀30が脱刃具1内に一旦挿入されると、解剖刀が脱刃具から引き抜かれる前に脱刃具1と解剖刀30とが一緒に非拘束ベースから取り出される。使用済みの脱刃具1はキドニー皿等の適当な容器に廃棄される。
図11は、水平状態で使用される壁固定型のベース60であり、脱刃具1を収容するための複数のスロット61を有している。この固定型ベース60は図10の非拘束ベース50とほとんど同じように使用される。
本発明は以上に示され且つ説明されたとおりの構成および作用に限定されるものではなく、特許請求の範囲内における全ての好適な変形や均等物の全てを含むものであることを当業者は理解するであろう。特許請求の範囲は、それらが本発明の精神やコンセプトから逸脱しない限りにおいて、上記の変形や均等物を含むとみなされる。ここで使用する「備える(comprising および comprises)」なる用語は、前後の文脈が許すなら不特定の要素を含みうる(いわゆるオープンクレーム)と解釈されるべきである。
本発明にかかる解剖刀用脱刃具の一実施形態の使用開始状態を示す斜視図である。 図1の解剖刀用脱刃具の開いた状態を上から見た斜視図である。 図1の解剖刀用脱刃具の開いた状態を下から見た斜視図である。 図1の解剖刀用脱刃具の開いた状態を横から見た斜視図である。 図1の解剖刀用脱刃具の不完全に閉じた状態を横から見た斜視図である。 図1の解剖刀用脱刃具の使用している状態を示す図である。 図1の解剖刀用脱刃具の使用している状態を示す図である。 図1の解剖刀用脱刃具の使用している状態を示す図である。 図1の解剖刀用脱刃具の使用している状態を示す図である。 図1の解剖刀用脱刃具の使用している状態を示す図である。 図1の解剖刀用脱刃具の使用している状態を示す図である。 図1の解剖刀用脱刃具の使用している状態を示す図である。 本発明にかかる解剖刀用脱刃具の他の実施形態を示す組み立て前斜視図である。 右利き使用のための携帯用ホルダに組み付けられた本発明の解剖刀用脱刃具を示す斜視図である。 左利き使用のための携帯用ホルダに組み付けられた本発明の解剖刀用脱刃具を示す斜視図である。 本発明の解剖刀用脱刃具のための縦置きホルダを示す概略図である。 本発明の解剖刀用脱刃具のための壁付け用ホルダを示す概略図である。

Claims (25)

  1. かかと部を有する刃を解剖刀のこみから外すための解剖刀用の脱刃具であって、
    ハウジングと、
    基端部を有するアクチエータであって、上記ハウジングと並んで配置され且つ該ハウジングに対して基端位置から先端位置へ相対移動可能であり、上記基端位置においてアクチエータとハウジングとの間に、解剖刀のこみに取り付いた刃を収容するための開口が形成されている、アクチエータと、
    該アクチエータが先端位置へ移動することによって刃のかかと部を解剖刀のこみから自動的に分離するための刃そらせ機構と、
    上記アクチエータに係合してこれを先端位置に保持するための保持機構とを備えており、
    使用に際して、こみに取り付けられた刃が上記開口に挿入され、アクチエータが上記こみによって先端位置に向けて押圧されると、
    上記刃そらせ機構が自動的に刃のかかと部を解剖刀のこみから分離し、
    保持機構がアクチエータに係合し、これをその先端位置に保持し、刃の後方への移動を制限し、そして、
    この脱刃具からこみを引き抜くときに刃がこみから外されてアクチエータとハウジングとの間に保持される、解剖刀用脱刃具。
  2. 上記保持機構がハウジング上のディテント構造を有してなる請求項1記載の解剖刀用脱刃具。
  3. 上記ハウジングが、アクチエータの先端位置への移動によってそらせられる弾力性のあるフレキシブルなアームを有しており、アクチエータがその先端位置に到達すると上記アームが音を発生して跳ね返り、上記ディテント構造が上記アームの上に位置し、アクチエータの基端部に係合してこれをその先端位置に保持する請求項2記載の解剖刀用脱刃具。
  4. 上記ディテント構造が、上記開口の両側に形成された二つの離間した鋸刃ディテントを含んでなる請求項2または3記載の解剖刀用脱刃具。
  5. 上記刃そらせ機構がカム作用を奏する請求項1〜4のうちのいずれか一の項に記載の解剖刀用脱刃具。
  6. 上記刃そらせ機構が、
    ハウジング上の少なくとも一個のカム面と、
    アクチエータにおけるその基端部に近接して配設された少なくとも一個のカムフォロワとを備えており、
    使用に際し、アクチエータが先端位置へ移動してアクチエータの基端部が刃のかかと部をこみから外れるように付勢すると、該カムフォロワが上記カム面に係合する請求項5記載の解剖刀用脱刃具。
  7. 上記アクチエータの基端部が、二股に分岐し、且つ、こみを収容する長手方向のスロットとこみの両側の刃の部分に係合するための一対の案内面とを有してなる請求項6記載の解剖刀用脱刃具。
  8. 上記ハウジングとアクチエータとが一体に形成されてなる請求項1〜7のうちのいずれか一の項に記載の解剖刀用脱刃具。
  9. 上記アクチエータの先端部とハウジングの先端部との間に連結された二つ折り部分をさらに備えてなる請求項8記載の解剖刀用脱刃具。
  10. 熱可塑性プラスティックから射出成形によって形成されてなる請求項8または9記載の解剖刀用脱刃具。
  11. 上記ハウジングが、対向する両側壁とウエブ部とを有するチャンネル形状を呈しており、アクチエータが作用的にハウジング内にピッタリと嵌り込むように位置し、その中に上記側壁のタブによって保持される請求項1〜10のうちのいずれか一の項に記載の解剖刀用脱刃具。
  12. 脱刃具を収容するための少なくとも一個の凹所を有するホルダと組み合わされた、請求項1〜11のうちのいずれか一の項に記載の解剖刀用脱刃具。
  13. 上記ホルダが、携帯用であり、並びに、脱刃具が取り外し可能および逆方向取付可能にされてなる請求項12記載の解剖刀用脱刃具。
  14. 上記ホルダが固定型であり、それぞれが脱刃具を収容する複数の凹所を有する請求項12記載の解剖刀用脱刃具。
  15. かかと部を有する刃を解剖刀のこみから外すための解剖刀用の脱刃具であって、
    第一部材と、
    該第一部材と並べて配置される第二部材であって、第一部材との間に、こみに取り付いた刃を収容するための狭小空間を形成しており、上記こみによって第一位置に係合可能であり、且つ、こみによって上記第一位置から第二位置に向けて第一部材に対して相対移動可能にされてなる第二部材と、
    該第二部材が第二位置へ移動することによって刃のかかと部を解剖刀のこみから分離するための刃そらせ部材と、
    上記第二部材を第二位置に保持するための保持機構とを備えており、
    使用に際して、こみに取り付けられた刃が上記狭小空間に挿入され、第二部材が上記こみによって第一位置から第二位置に向けて押圧されると、上記刃そらせ部材が刃のかかと部をこみから外し、上記保持機構が第二部材を第二位置に保持し、そして、こみを引き抜くときに刃がこみから外される、解剖刀用脱刃具。
  16. 上記第一部材がハウジングであり、
    上記第二部材が上記ハウジング内に配置されたアクチエータであり、
    上記刃そらせ部材がアクチエータと協働し、アクチエータが第二位置に移動することにより、刃そらせ部材が、刃のかかと部に係合してかかと部をこみから分離するように付勢される請求項15記載の解剖刀用脱刃具。
  17. 上記保持機構がディテントを含んでなる請求項16記載の解剖刀用脱刃具。
  18. 上記ディテントが、アクチエータの自由基端部に係合してアクチエータを第二位置に保持する請求項17記載の解剖刀用脱刃具。
  19. 上記ハウジングに形成されたカム面と、
    上記アクチエータ上に配設されたカムフォロワであって、該アクチエータが先端位置に移動して刃そらせ部材を刃のかかと部に係合するように付勢したときに上記カム面に係合するカムフォロワとをさらに備えてなる請求項16〜18のうちのいずれか一の項に記載の解剖刀用脱刃具。
  20. 上記こみから外された刃が上記ハウジング内に保持される請求項16〜19のうちのいずれか一の項に記載の解剖刀用脱刃具。
  21. 解剖刀用の脱刃具を用いて解剖刀のこみから刃を外す方法であって、
    上記脱刃具が、第一部材と、該第一部材と並べて配置される第二部材であって、第一部材との間に、こみに取り付いた刃を収容するための狭小空間を形成し、第一位置から第二位置に向けて第一部材に対して相対移動可能にされてなる第二部材と、該第二部材が第二位置へ移動することによって刃のかかと部を解剖刀のこみから分離するための刃そらせ部材と、上記第二部材を第二位置に保持するための保持機構とを備えており、
    解剖刀のこみに取り付いた刃を、第一部材と第二部材との間に挿入するステップと、
    第二部材を解剖刀に係合させるステップと、
    第二部材を第一部材に対して相対的に第一位置から第二位置まで移動させるために、および、上記刃そらせ部材によって刃のかかと部を上記こみから外させるために、十分な力を上記解剖刀に加えるステップと、
    上記保持機構によって第二部材を第二位置に保持させるステップと、
    刃をこみから外すために解剖刀を引き抜き、該刃を第一部材と第二部材との間に保持させるステップとを含んでなる解剖刀のこみから刃を外す方法。
  22. 上記第一部材がハウジングであり、
    上記第二部材が上記ハウジング内に配置されたアクチエータであり、
    上記刃そらせ部材がアクチエータと協働し、アクチエータが第二位置に移動することにより、刃そらせ部材が、刃のかかと部に係合してかかと部をこみから分離するように付勢される請求項21記載の方法。
  23. 上記した十分な力を上記解剖刀に加えるステップが、アクチエータを第二位置へ移動させたときに、アクチエータに形成されたカムフォロワをハウジングのカム面に沿って移動させるステップを含んでなる請求項22記載の方法。
  24. アクチエータが第二位置へ移動したときに、上記刃のかかと部がこみから外れるように、上記刃そらせ部材がカムフォロワによって上記かかと部に係合するように付勢され、そして、刃そらせ部材が、アクチエータが第二位置に保持されたときに上記かかと部をこみから離して保持してなる請求項23記載の方法。
  25. 上記した、保持機構によって第二部材を第二位置に保持させるステップが、第二部材をディテントに係合させることを含んでなる請求項21〜24のうちのいずれか一の項に記載の方法。
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