JP2006521430A - オルガノポリシロキサン−コポリマーの製造方法及びその使用 - Google Patents
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Abstract
Description
−[[−NR′−X−SiR2−[−O−SiR2−]n−X−NR′−CO−NH−Y−NH−CO−]a−[−O−D−O−CO−NH−Y−NH−CO−]b−[−NR−D′−NR−CO−NH−Y−NH−CO−]b′−[−NR′−X−SiR2−[−O−SiR2−]n−X−NR′−CO−NH−Y−NH−CO−NH−Y−NH−CO−]c]d−
で示されるオルガノポリシロキサン/ポリ尿素/ポリウレタン−ブロックコポリマー(A)の製造方法であり、前記方法は、一般式(2):
HR′N−X−[SiR2O]nSiR2−X−NR′H
で示されるアミノアルキルポリジオルガノシロキサンを
一般式(3):
OCN−Y−NCO
で示されるジイソシアナート
一般式(4):
HO−D−OH
で示されるビスヒドロキシ化合物
及び場合により少量の一般式(5):
HRN−D′−NHR
で示されるジアミノ化合物
[上記式中、
Rは、炭素原子1〜20個を有する、一価の、フッ素又は塩素により置換されているか又は非置換の炭化水素基を表し、
Xは、炭素原子1〜20個を有するアルキレン基を表し、前記基中で互いに隣接していないメチレン単位は基−O−により置換されていてよく、
R′は、水素又は炭素原子1〜10個を有するアルキル基を表し、
Yは、炭素原子1〜20個を有する、二価の、フッ素又は塩素により置換されているか又は非置換の炭化水素基を表し、
Dは、炭素原子1〜700個を有する、フッ素、塩素、C1〜C6−アルキル−又はC1〜C6−アルキルエステルにより置換されているか又は非置換のアルキレン基を表し、前記基中で互いに隣接していないメチレン単位は基−O−、−COO−、−OCO−、又は−OCOO−により置換されていてよく、
D′は、炭素原子1〜700個を有する、フッ素、塩素、C1〜C6−アルキル−又はC1〜C6−アルキルエステルにより置換されているか又は非置換のアルキレン基を表し、前記基中で互いに隣接していないメチレン単位は基−O−、−COO−、−OCO−、又は−OCOO−により置換されていてよく、
nは、1〜4000の数を表し、
aは、少なくとも1の数を表し、
bは、1より大きい数を表し、
b′は、0〜40の数を表し、
cは、0〜30の数を表し、かつ
dは、0より大きい数を表す]と反応させることにより特徴付けられる。
例1(本発明によらない)
2000mlフラスコ中にオクタメチルシクロテトラシロキサン1700g(D4)及びビスアミノプロピルテトラメチルジシロキサン124g(M=248g/mol)を装入した。引き続いてテトラメチルアンモニウム水酸化物1500ppmを添加し、かつ混合物を100℃で12時間平衡化した。その後150℃に2時間加熱し、引き続いてD4−環状物(Cylus) 220gを留去した。こうして3200g/molの分子量を有するビスアミノプロピル末端ポリジメチルシロキサンが得られた。
滴下漏斗及び還流冷却器を備えた2000mlフラスコ中に、ビスヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサン1500g(モル質量3000g/mol)を装入した。引き続いて50℃で1−(3−アミノプロピル−1,1−ジメチルシリル)−2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−シクロペンタン116gを滴加し、その後1時間放置した。こうして3200g/molの分子量を有するガラス澄明なビスアミノプロピル末端ポリジメチルシロキサンが得られ、これは29Si−NMRによればSi−OH−基不含であった。
滴下漏斗及び還流冷却器を備えた2000mlフラスコ中に、ビスヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサン1080g(モル質量10800g/mol)を装入した。引き続いて60℃の温度で1−(3−アミノプロピル−1,1−ジメチルシリル)−2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−シクロペンタン23.2gを滴加し、その後80℃で5時間撹拌した。冷却後に、11000g/molの分子量を有するビスアミノプロピル末端ポリジメチルシロキサンが得られ、これは29Si−NMRによればSi−OH−基不含であった。
Collin社、Ebersberg/ドイツ連邦共和国の6つの加熱帯域を有する二軸スクリュー混練機中で、窒素雰囲気下に第一加熱帯域において222g/molの分子量を有するイソホロンジイソシアナート(IPDI)及びブタンジオール及び第二加熱帯域において3200g/molの分子量を有する例2からのアミノプロピル末端シリコーン油を計量供給した。その際にアミノプロピル末端シリコーン油をさらにジブチルスズジラウレート200ppmと混合した。加熱帯域の温度プロフィールを次のようにプログラムした:帯域1 30℃、帯域2 100℃、帯域3 160℃、帯域4 180℃、帯域5 160℃、帯域6 125℃。回転数は50rpmであった。押出機のノズルで連続的に無色のポリジメチルシロキサン−ポリ尿素−ポリウレタン−ブロックコポリマーを取り除くことができ、これを冷却後に造粒した。
Collin社、Ebersberg/ドイツ連邦共和国の6つの加熱帯域を有する二軸スクリュー混練機中で、窒素雰囲気下に第一加熱帯域において222g/molの分子量を有するイソホロンジイソシアナート(IPDI)を1.09g/minで及びDytek(商標) A(メチル−ジアミノペンタン)を0.395g/minで及び第二加熱帯域において3200g/molの分子量を有する例2からのアミノプロピル末端シリコーン油を4g/minで計量供給した。加熱帯域の温度プロフィールを次のようにプログラムした:帯域1 30℃、帯域2 100℃、帯域3 180℃、帯域4 210℃、帯域5 180℃、帯域6 140℃。回転数は50rpmであった。押出機のノズルで部分的にポリジメチルシロキサン−ポリ尿素−ブロックコポリマーを取り除くことができ、これを冷却後に造粒した。しかしながら連続的なプロセスが不可能であった、それというのも押出機が再三再四閉塞したからである。
Collin社、Ebersbergの6つの加熱帯域を有する二軸スクリュー混練機中で、窒素雰囲気下に第一加熱帯域において222g/molの分子量を有するイソホロンジイソシアナート(IPDI)を0.75g/minで及びブタンジオールを0.205g/minで及び第二加熱帯域において11000g/molの分子量を有する例3からのアミノプロピル末端シリコーン油を13.5g/minで計量供給した。その際にアミノプロピル末端シリコーン油をさらにジブチルスズジラウレート200ppmと混合した。加熱帯域の温度プロフィールを次のようにプログラムした:帯域1 30℃、帯域2 100℃、帯域3 160℃、帯域4 180℃、帯域5 160℃、帯域6 125℃。回転数は50rpmであった。押出機のノズルで無色のポリジメチルシロキサン−ポリ尿素−ポリウレタン−ブロックコポリマーを取り除くことができ、これを冷却後に造粒した。これは110℃の軟化点並びに2.1MPaの極限引張強さを示した。
Claims (14)
- 一般式(1):
−[[−NR′−X−SiR2−[−O−SiR2−]n−X−NR′−CO−NH−Y−NH−CO−]a−[−O−D−O−CO−NH−Y−NH−CO−]b−[−NR−D′−NR−CO−NH−Y−NH−CO−]b′−[−NR′−X−SiR2−[−O−SiR2−]n−X−NR′−CO−NH−Y−NH−CO−NH−Y−NH−CO]c]d−
で示されるオルガノポリシロキサン/ポリ尿素/ポリウレタン−ブロックコポリマー(A)の製造方法において、
一般式(2)
HR′N−X−[SiR2O]nSiR2−X−NR′H
で示されるアミノアルキルポリジオルガノシロキサンを
一般式(3):
OCN−Y−NCO
で示されるジイソシアナート
一般式(4):
HO−D−OH
で示されるビスヒドロキシ化合物
及び場合により少量の一般式(5):
HRN−D′−NHR
で示されるジアミノ化合物
[上記式中、
Rは、炭素原子1〜20個を有する、一価の、フッ素又は塩素により置換されているか又は非置換の炭化水素基を表し、
Xは、炭素原子1〜20個を有するアルキレン基を表し、前記基中で互いに隣接していないメチレン単位は基−O−により置換されていてよく、
R′は、水素又は炭素原子1〜10個を有するアルキル基を表し、
Yは、炭素原子1〜20個を有する、二価の、フッ素又は塩素により置換されているか又は非置換の炭化水素基を表し、
Dは、炭素原子1〜700個を有する、フッ素、塩素、C1〜C6−アルキル−又はC1〜C6−アルキルエステルにより置換されているか又は非置換のアルキレン基を表し、前記基中で互いに隣接していないメチレン単位は基−O−、−COO−、−OCO−、又は−OCOO−により置換されていてよく、
D′は、炭素原子1〜700個を有する、フッ素、塩素、C1〜C6−アルキル−又はC1〜C6−アルキルエステルにより置換されているか又は非置換のアルキレン基を表し、前記基中で互いに隣接していないメチレン単位は基−O−、−COO−、−OCO−、又は−OCOO−により置換されていてよく、
nは、1〜4000の数を表し、
aは、少なくとも1の数を表し、
bは、1より大きい数を表し、
b′は、0〜40の数を表し、
cは、0〜30の数を表し、かつ
dは、0よりも大きい数を表す]と反応させることを特徴とする、オルガノポリシロキサン/ポリ尿素/ポリウレタン−ブロックコポリマー(A)の製造方法。 - Rがメチル基、エチル基、ビニル基又はフェニル基である、請求項1記載の方法。
- Yがアラルキレン基、炭素原子3〜13個を有する線状又は環状のアルキレン基である、請求項1又は2記載の方法。
- Dが炭素原子2〜12個を有するアルキレン基である、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- Dが炭素原子20〜700個を有するポリオキシアルキレン基、ポリオキシエチレン基又はポリオキシプロピレン基である、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- nが25〜400の数である、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
- a≦50である、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
- bが5〜50の数である、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
- c≦10である、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
- 一般式(5)のジイソシアナートが、イソホロンジイソシアナート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアナート、テトラメチレン−1,4−ジイソシアナート、メチレンジシクロヘキシ−4,4′−ジイソシアナート、メチレンジフェニル−4,4′−ジイソシアナート、2,4−トルエンジイソシアナート、2,5−トルエンジイソシアナート、2,6−トルエンジイソシアナート、m−フェニレンジイソシアナート、p−フェニレンジイソシアナート、m−キシレンジイソシアナート、テトラメチル−m−キシレンジイソシアナート及びこれらのイソシアナートの混合物を含む群から選択される、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
- 一般式(4)のビスヒドロキシ化合物が、ポリエーテルポリオール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンジオール、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンジオール、ポリ酢酸ビニルをベースとするα,ω−OH−末端ポリアルキレン、ポリ酢酸ビニルエチレンコポリマー、ポリ塩化ビニルコポリマー、ポリイソブチルジオール及びビスヒドロキシアルキルシリコーンを含む群から選択される、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
- 反応を、ジアルキルスズ化合物、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジアセテート、アミン、N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン、2−ジメチルアミノエタノール及び4−ジメチルアミノピリジンを含む群から選択される触媒の添加下に行う、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
- 反応器中でまず最初に低分子量の成分を混合し、引き続いてアミノシリコーン及び触媒を計量供給する、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
- 接着剤及びシーラントにおける成分として、熱可塑性エラストマー用の基剤として、ポリマーブレンドにおける添加剤、コーティング材料又は生体適合性材料として又はケーブル外被、ホース、パッキン、キーボードマット、膜、選択ガス透過膜、非粘着コーティング、組織適合性被覆又は防炎性被覆のための、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法により得ることができるオルガノポリシロキサン/ポリ尿素/ポリウレタン−ブロックコポリマーの使用。
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