JP2006521401A - 抗菌物質 - Google Patents

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ウィリアム・ヘンリー・ミラー
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Abstract

哺乳動物、特にヒトにおける細菌感染の治療に有用なキノリンおよびナフチリジン誘導体。

Description

発明の詳細な説明
技術分野
本発明は、新規化合物、それらを含む組成物および抗菌物質としてのそれらの使用に関する。
発明の背景
既知抗生物質治療に耐性の病原体の出現が、深刻な国際的医療問題となっている(Chu.ら、(1996) J. Med. Chem.、39: 3853−3874)。従って、多剤耐性生物に対して有効な新規の広域スペクトルの抗生物質を発見する必要がある。現在は特定の化合物が抗菌作用を有することが分かっているため、哺乳動物における、特にヒトにおける細菌感染の治療に有用であり得ることは重要である。
国際特許公開番号WO02/08224、WO02/56882、WO02/40474およびWO02/72572は、抗菌作用を有するキノリンおよびナフチリジン誘導体を開示している。
発明の概要
本発明は、以下に記載するように、細菌感染の治療に有用な式(I)の化合物を含む。本発明はまた、式(I)で示される化合物および医薬上許容される担体を含む医薬組成物でもある。本発明はまた、哺乳動物における、特にヒトにおける細菌感染の治療方法でもある。
発明の詳細な説明
本発明は、式(I):
Figure 2006521401
[式中:
は、NまたはCR1aであり;
およびR1aは、独立して水素;ヒドロキシ;置換されていないか、もしくは(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルコキシ;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;ハロゲン;(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ニトロ;アジド;シアノ;アシル;アシルオキシ;アシルチオ;(C1−6)アルキルスルホニル;(C1−6)アルキルスルホキシド;アリールスルホニル;アリールスルホキシド;あるいは置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されているアミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ基であり;あるいはRおよびR1aは一緒になってエチレンジオキシを形成してもよく;
ただしZがCR1aである場合、RはHではなく;
は、Hまたはハロゲンであり;
ただしZがNである場合、RはHであり;
は、水素;ハロゲン;ヒドロキシ;シアノ;CF;ニトロ;アジド;アシル;アリール;ヘテロアリール;COH;アシルオキシ;アシルチオ;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルキル;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルコキシ;(C3−7)シクロアルキル;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメトキシ;(C1−6)アルキルスルホニル;(C1−6)アルキルスルホキシド;アリールスルホニル;またはアリールスルホキシド;あるいは置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されているアミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ基であり;
はN、CまたはCRであり;
はC=O、CRまたはCRであり;
はC=OまたはCRであり;
はNまたはCRであり;
はC=OまたはCRであり;
はC=O、CRまたはCRであり;
別に、W2、W3、W5およびW6のうち1個はCRCRであり、その他は前記と同意義であり;
およびRは、それぞれ独立して水素;ハロゲン;ヒドロキシ;シアノ;CF;ニトロ;アジド;アシル;アリール;ヘテロアリール;COH;アシルオキシ;アシルチオ;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルキル;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルコキシ;(C3−7)シクロアルキル;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメトキシ;(C1−6)アルキルスルホニル;(C1−6)アルキルスルホキシド;アリールスルホニル;またはアリールスルホキシド;あるいは置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されているアミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ基であり;あるいは2個のR基が一緒に結合してビシクロヘプタンを形成してもよく;
AはCRまたはC(O)であり;
BはCRまたはC(O)であり;
、R、RおよびRは独立して水素;ハロゲン;ヒドロキシ;シアノ;CF;ニトロ;アジド;アシル;アリール;ヘテロアリール;COH;アシルオキシ;アシルチオ;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルキル;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルコキシ;(C3−7)シクロアルキル;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメトキシ;(C1−6)アルキルスルホニル;(C1−6)アルキルスルホキシド;アリールスルホニル;またはアリールスルホキシド;あるいは置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されているアミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ基であり;
10は、水素;アリール;ヘテロアリール;置換されていないか、もしくは置換により不安定な化合物とならない限り、1個または2個の(C1−6)アルコキシ、アシルオキシ、カルボキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリノ、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個のアリール、ヘテロアリール、ハロゲン、置換されていない(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルカルボニル;あるいは(C2−6)アルケニルカルボニルであり;
11は基−U−R12であり、ここでR12は各環が4個までのヘテロ原子を含む、式(A):
Figure 2006521401
[式中:
環(a)と環(b)のうち少なくとも1個は芳香族環であり;
は、芳香族環の一部である場合にはCもしくはNであり、または非芳香族環の一部である場合にはCR14であり;
は、芳香族または非芳香族環の一部である場合にはN、NR13、O、S(O)、COもしくはCR14であり、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
およびXは、独立してNまたはCであり;
は、0個〜4個の原子のリンカー基であり、そのいずれの原子も独立して、芳香族または非芳香族環の一部である場合にはN、NR13、O、S(O)、COおよびCR14から選択されるか、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく、
は、2個〜6個の原子のリンカー基であり、Yのそれぞれの原子は独立して、芳香族または非芳香族環の一部である場合にはN、NR13、O、S(O)、COおよびCR14から選択されるか、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
14およびR15は、それぞれ独立してH;(C1−4)アルキルチオ;ハロ;(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;ヒドロキシ;ヒドロキシ(C1−4)アルキル;メルカプト(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシ;トリフルオロメトキシ;ニトロ;シアノ;カルボキシ;置換されていないか、もしくは(C1−4)アルキルにより置換されているアミノまたはアミノカルボニルから選択され;
13は、それぞれ独立してH;トリフルオロメチル;置換されていないか、もしくはヒドロキシ、カルボキシ、(C1−4)アルコキシ、(C1−6)アルキルチオ、ハロまたはトリフルオロメチルにより置換されている(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;またはアミノ基が置換されてることある(C1−4)アルキルであるアミノカルボニルであり;
xは、それぞれ独立して0、1または2である]
で示される置換されていないか、もしくは置換されている二環式炭素環式または複素環式系であり;
Uは、CO、SO、CHまたはCR1617であり;および
16およびR17は、独立してH;アリール;ヘテロアリール;(C1−6)アルキル;置換により不安定な化合物とならない限り、(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリノ、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも1個または2個のH、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、シアノ、CF、(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシにより置換されているかまたはN−置換されている)により置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;ヒドロキシ置換された(C1−6)アルキル;1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルによりN−置換されているアミノ置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルカルボニル;(C2−6)アルケニルカルボニル;
(C1−6)アルコキシカルボニル;COH;またはCFから選択される]
で示される化合物またはその医薬上許容される誘導体、あるいはその医薬上許容される塩類を提供する。
また、本発明に含まれるものとして、本発明の化合物の医薬上許容される付加塩、複合体またはプロドラッグがある。プロドラッグは、インビボ(in vivo)において式(I)で示される反応性の親薬物を放出する担体に、任意の形式で共有結合していると考えられる。
本発明はまた、式(I)の化合物またはその医薬上許容される誘導体、および医薬上許容される担体を含有する、哺乳動物、特にヒトにおける細菌感染の治療に使用するための医薬組成物をとりわけ提供する。
本発明はさらに、哺乳動物、特にヒトにおける細菌感染の治療方法であって、かかる治療を必要とする哺乳動物に有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される誘導体を投与することを含む方法を提供する。
好ましくはRは、F、Cl、OCH、メチルまたはSCHである。最も好ましくはRは、F、ClまたはOCHである。
好ましくはR1aは、H、OCHまたはOCHCHOCHである。
好ましくはRは、HまたはFである。最も好ましくはRは、Hである。
好ましくはRは、ClまたはFである。
好ましくはWは、NまたはCRである。
好ましくはW、W、W、およびWはCRである。
好ましくはRは、それぞれ独立してH、メチル、OH、−COOH、NHまたは−CHOHである。
好ましくはRは、Hである。
好ましくはAは、CRである。
好ましくはBは、CRである。
およびRは、好ましくはHである。
好ましくはRは、HまたはOHである。
好ましくはRは、HまたはOHである。
好ましくはR10は、Hである。
基−U−は、好ましくは−CH−である。
好ましくはR12は、2〜4個のヘテロ原子を含み、そのうち少なくとも1つがNまたはNR13である8〜11個の環原子を有する芳香族複素環式環(A)であって、好ましくはその中のYが2〜3個のヘテロ原子を含み、そのうち1つがSであり、1〜2個がNであって、1つのNがXと結合している。
選択的にかつ好ましくは、複素環式環(A)は、置換されていることあるベンゾおよびピリドから選択される(a)芳香族環および(b)非芳香族環を有し、Yは、NR13、OまたはSから選択されるXと結合したヘテロ原子を含む3〜5個の原子、およびNを介してXと結合しているNHCOまたはXと結合しているOを有している。
環(A)の例としては、以下が挙げられ、これらは置換されてもよい:
(a)および(b) 芳香族環
1H−ピロロ[2,3−b]−ピリジン−2−イル、1H−ピロロ[3,2−b]−ピリジン−2−イル、3H−イミダゾ[4,5−b]−ピリド−2−イル、3H−キナゾリン−4−オン−2−イル、ベンズイミダゾール−2−イル、ベンゾ[1,2,3]−チアジアゾール−5−イル、ベンゾ[1,2,5]−オキサジアゾール−5−イル、ベンゾフル−2−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾ[b]チオフェン−2−イル、ベンズオキサゾール−2−イル、クロメン−4−オン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル、イミダゾ−[1,2−a]−ピリミジン−2−イル、インドール−2−イル、インドール−6−イル、イソキノリン−3−イル、[1,8]−ナフチリジン−3−イル、オキサゾロ[4,5−b]−ピリジン−2−イル、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノキサリン−2−イル、イダン−2−イル、ナフタレン−2−イル、1,3−ジオキソ−イソインドール−2イル、ベンズイミダゾール−2−イル、ベンゾチオフェン−2−イル、1H−ベンゾトリアゾール−5−イル、1H−インドール−5−イル、3H−ベンゾオキサゾール−2−オン−6−イル、3H−ベンゾオキサゾール−2−チオネ−6−イル、3H−ベンゾチアゾール−2−オン−5−イル、3H−キナゾリン−4−オン−2−イル、3H−キナゾリン−4−オン−6−イル、4−オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−3−イル、ベンゾ[1,2,3]チアジアゾール−6−イル、ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル、ベンゾ[1,4]オキサジン−2−オン−3−イル、ベンゾチアゾール−5−イル、ベンゾチアゾール−6−イル、シンノリン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリダジン−2−イル、イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル、ピラゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン−3−イル、ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−2−イル、ピリド[1,2−a]ピリミジン−4−オン−3−イル、キナゾリン−2−イル、キノキサリン−6−イル、チアゾロ[3,2−a]ピリミジン−5−オン−7−イル、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イル、チエノ[3,2−b]ピリジン−6−イル、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル、4−オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−2−イル、1−オキソ−1,2−ジヒドロ−イソキノリン3−イル、チアゾロ[4,5−b]ピリジン−5−イル、[1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル、2H−イソキノリン1−オン−3−イル
(a)が非芳香族環
(2S)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イル、(2S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−イル、3−(R,S)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−イル、3−(R)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−3−イル、3−(S)−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−3−イル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキサン−2−イル、3−置換−3H−キナゾリン−4−オン−2−イル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキサン−2−イル、1−オキソ−1,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[c]アゼピン−2−イル
(b)が非芳香族環
1,1,3−トリオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1l−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾオキサゾール−6−イル、4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン−6−イル(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)、4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン−6−イル(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)、4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン−7−イル、4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−7−イル、5−オキソ−2,3−ジヒドロ−5H−チアゾロ[3,2−a]ピリミジン−6−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]チアジン−7−イル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−6−イル、2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル、2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イル、6,7−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−d]ピリミジン−2−イル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−7−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]オキサジン−7−イル、6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−8−チア−1,2,5−トリアザ−ナフタレン−3−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル、3−置換−3H−ベンゾオキサゾール−2−オン−6−イル、3−置換−3H−ベンゾオキサゾール−2−チオネ−6−イル、3−置換−3H−ベンゾチアゾール−2−オン−6−イル、2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン−7−イル、3,4−ジヒドロ−1H−キノキサリン−2−オン−7−イル、6,7−ジヒドロ−4H−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オン−2−イル、5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,8]ナフチリジン−2−イル、2−オキソ−3,4−ジヒドロ−1H−[1,8]ナフチリジン−6−イル、3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル。
13は、環(a)中にある場合はHであり、または環(b)中にある場合はさらに、メチルもしくはイソプロピルなどの(C1−4)アルキルであることが好ましい。より好ましくは、環(b)中のR13は、NR13がXと結合している場合はHであり、NR13がXと結合している場合は(C1−4)アルキルである。
14およびR15は、独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメトキシ;ニトロ、シアノ、アリール(C1−4)アルコキシおよび(C1−4)アルキルスルホニルから選択されることが好ましい。
より好ましくは、R15は水素である。
より好ましくは、R14は、各々水素、クロロ、フルオロ、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ベンジルオキシ、ニトロ、シアノおよびメチルスルホニルから選択される。最も好ましくは、R14は水素、ヒドロキシ、フッ素またはニトロから選択される。好ましくは0〜3個のR14基は水素以外の置換基である。
より好ましいR12基は:
[1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル;
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル;
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−6−イル;
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−7−イル;
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル;
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル;
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]オキサジン−7−イル;
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル;
3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル;
3−メチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾオキサゾール−6−イル;
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル;
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル;
4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン−6−イル;
4−オキソ−4H−ピリド[1,2−a]ピリミジン−2−イル;
6−ニトロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル;
7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル;
8−ヒドロキシ−1−オキソ−1,2−ジヒドロ−イソキノリン3−イル;
8−ヒドロキシキノリン−2−イル;
ベンゾ[1,2,3]チアジアゾール−5−イル;
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル;
ベンゾチアゾール−5−イル;
チアゾロ−[5,4−b]ピリジン−6−イル;
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル;
7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル;
7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、および
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]チアジン−7−イル
が包含される。
最も好ましいR12基は:
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル;
4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン−6−イル;
2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル;
ベンゾ[1,2,3]チアジアゾール−5−イル;
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル;
7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル;
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル;
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル;
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル;
[1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル;
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル;
7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル;
7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、および
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b][1,4]チアジン−7−イル
が包含される。
特に最も好ましいR12基は:
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル、
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル、および
2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル
が挙げられる。
本発明のより好ましい化合物は:
6−({2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
6−({2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}アミン;
6−({2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
6−({2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}アミン;
6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシ−[1,5]キノリン−4−イル)フェニル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシ−[1,5]キノリン−4−イル)フェニル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
{2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミン;
6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)フェニル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)フェニル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
{2−[1−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミン;
6−({2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
6−({2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−1−イル]エチル}アミン;
6−({2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
6−({2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−1−イル]エチル}アミン;
6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
{2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミン;
6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
{2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミン;
6−({2−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−2−オキソ−エチルアミノ}−メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド;
N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
N−メチル−N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド;
N−メチル−N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
N−(2−{1−[3−クロロ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
7−{[(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)オキシ]メチル}−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン;
N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド;
N−メチル−N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド;
N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
N−メチル−N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
6−{[(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
6−{[(2−{(1R,4R)−5−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
6−[({1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
6−{[(2−{4−ヒドロキシ−1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
6−{[(2−{4−ヒドロキシ−1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;
N−(2−{4−ヒドロキシ−1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
6−{[(2−{4−[7−フルオロ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
6−{[(2−{4−[7−フルオロ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;または
その医薬上許容される塩類が包含される。
特に定義しない限り、単独で用いられる場合または他の基(例えば‘アルコキシ’基)の一部を形成する場合、「(C1−6)アルキル」なる用語は、1〜6個の炭素原子を含む置換されている、もしくは置換されていない直鎖または分岐鎖アルキル基を包含する。(C1−3)アルキルの例として、メチル、エチル、n−プロピルおよびイソプロピル基が挙げられる。
「(C2−6)アルケニル」なる用語は、置換されている、もしくは置換されていない、2〜6個の炭素原子から成るアルキル基の中で1つの炭素−炭素単結合が炭素−炭素二重結合に置き換えられるものを意味する。(C2−6)アルケニルの例として、エチレン、1−プロペン、2−プロペン、1−ブテン、2−ブテンおよびイソブテンが挙げられる。シスおよびトランス異性体のいずれも包含される。
「(C3−7)シクロアルキル」なる用語は、置換されている、もしくは置換されていない3〜7個の炭素原子から成る炭素環式系を表し、それは2つまでの不飽和炭素−炭素結合を含んでいてもよい。(C3−7)シクロアルキルの例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニルおよびシクロヘプチルが挙げられる。
特に定義しない限り、(C1−6)アルキル、(C1−6)アルコキシ、(C2−6)アルケニルおよび(C3−7)シクロアルキル基のいずれにも好適な置換基は、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アミノ、アミジノ、スルホンアミド、置換されていない(C1−3)アルコキシ、トリフルオロメチル、アシルオキシからなる群から選択される3つまでの置換基を含む。
ハロまたはハロゲンは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを包含する。
ハロアルキル部分は、1〜3個のハロゲン原子を包含する。
特に定義しない限り、本明細書にて用いる''複素環式”なる用語は、各環において酸素、窒素および硫黄から選択される4個までのへテロ原子を適切に含む、置換されていてもよい芳香族および非‐芳香族の単環または縮合環を包含し、その環は、置換されていなくても、もしくは例えば、(C1−4)アルキルチオ;ハロ;ハロ(C1−4)アルコキシ;ハロ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;ヒドロキシ;ヒドロキシ、(C1−4)アルキル;メルカプト(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシ;ニトロ;シアノ、カルボキシ;(C1−4)アルキルスルホニル;(C2−4)アルケニルスルホニル;またはアミノスルホニル(ここでアミノ基は、所望により(C1−4)アルキルまたは(C2−4)アルケニルにより置換されてもよい)から選択される3個までの基によりC−置換されていてもよい。
各々の複素環式環は、4〜7個、好ましくは5〜6個の環原子を有するのが適当である。縮合した複素環式環系は、炭素環式環を含んでいてもよく、複素環式環を1つのみ含む必要がある。
ヘテロサイクリル基を含む本発明の範囲内の化合物は、ヘテロサイクリル基の特性に応じて2個またはそれ以上の互変異性体型に存在してもよく;かかるすべての互変異性型は本発明の範囲内に含まれる。
アミノ基が、前記に定義した単環または縮合した非−芳香族複素環式環の一部を形成する場合、かかる置換されたアミノ基の中の好適な任意の置換基は、たとえばH;トリフルオロメチル;ヒドロキシ、(C1−4)アルコキシ、(C1−4)アルキルチオ、ハロまたはトリフルオロメチルにより置換されていてもよい(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニルを包含する。
本明細書中で用いる''アリール”なる用語は、置換されていてもよいフェニルおよびナフチルを包含する。
アリール基は、(C1−4)アルキルチオ;ハロ;ハロ(C1−4)アルコキシ;ハロ(C1−4)アルキル;(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;ヒドロキシ;ヒドロキシ(C1−4)アルキル;メルカプト(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシ;ニトロ;シアノ;カルボキシ;(C1−4)アルキルにより置換されていてもよいアミノまたはアミノカルボニル;(C1−4)アルキルスルホニル;(C2−4)アルケニルスルホニルから選択される、5個までの、好ましくは3個までの基により置換されていてもよい。
''アシル”なる用語は、ホルミルおよび(C1−4)アルキルカルボニル基を包含する。
本発明の化合物のいくつかは、例えば水性および有機溶媒などの溶媒から結晶化または再結晶化することができる。この場合、溶媒和物が形成されてもよい。本発明はその範囲内に、水和物および、凍結乾燥などの工程で生成されてもよい可変量の水を含有した化合物を含む化学量論的溶媒和物を含む。
式(I)の化合物を医薬組成物に用いることを意図するため、式(I)の化合物は、それぞれ実質的に純粋な形態、例えば少なくとも純度60%、好適には少なくとも純度75%、より好ましくは少なくとも純度85%、極めて好ましくは少なくとも純度98%(%は重量/重量を基礎とする)にて提供されることは容易に理解されよう。この化合物の不純な調製物は医薬組成物に用いられる、より純粋な形態の調製に使用することができる;これらの化合物の純度の低い調製物は、式(I)の化合物またはその医薬上許容される誘導体を少なくとも1%、より好適には少なくとも5%、より好ましくは10%〜59%を含んでいる必要がある。
式(I)の上記した化合物の医薬上許容される誘導体は、遊離塩基形またはその酸付加塩もしくは第四級アンモニウム塩、例えば、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸もしくはリン酸、または有機酸、例えば酢酸、フマル酸、コハク酸、マレイン酸、クエン酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸もしくは酒石酸との塩を包含する。式(I)の化合物はまた、N−オキシドとして調製してもよい。遊離カルボキシ基を含む式(I)の化合物は、インビボで加水分解可能なエステルとして調製してもよい。本発明は、かかるすべての誘導体に及ぶものである。
好適な医薬上許容されるインビボでの加水分解可能なエステル形成基の例として、ヒト体内において、容易に分解して親酸またはその塩を放出するエステル形成基が挙げられる。
この型の好適な基は、部分式(i)、(ii)、(iii)、(iv)および(v):
Figure 2006521401

[式中、Rは水素、(C1−6)アルキル、(C3−7)シクロアルキル、メチルまたはフェニル、Rは(C1−6)アルキル、(C1−6)アルコキシ、フェニル、ベンジル、(C3−7)シクロアルキル、(C3−7)シクロアルキルオキシ、(C1−6)アルキル(C3−7)シクロアルキル、1−アミノ(C1−6)アルキルまたは
1‐(C1−6アルキル)アミノ(C1−6)アルキルであるか;またはRおよびRは一緒になって1個または2個のメトキシ基により置換されてもよい1,2‐フェニレン基であり;Rは、メチルまたはエチル基により置換されてもよい(C1−6)アルキレンを表し、RおよびRは独立して(C1−6)アルキルを表し;Rは(C1−6)アルキルを表し;Rは、水素または、ハロゲン、(C1−6)アルキルまたは(C1−6)アルコキシから選択される3個までの基により置換されてもよいフェニルを表し;Qは、酸素またはNHであり;Rは、水素または
(C1−6)アルキルであり;Rは水素、ハロゲン、(C2−6)アルケニル、(C1−6)アルコキシカルボニル、アリールまたはヘテロアリールにより置換されてもよい(C1−6)アルキルであるか;またはRおよびRは一緒になって(C1−6)アルキレンを形成し;Rは、水素、(C1−6)アルキルまたは(C1−6)アルコキシカルボニルを表し;また、Rは、(C1−8)アルキル、(C1−8)アルコキシ、(C1−6)アルコキシ(C1−6)アルコキシまたはアリールを示す]
で示される基を包含する。
インビボでの好適な加水分解可能なエステル基の例には、例えば、アシルオキシ(C1−6)アルキル基、例えばアセトキシメチル、ピバロイルオキシメチル、□‐アセトキシエチル、□‐ピバロイルオキシエチル、1‐(シクロヘキシルカルボニルオキシ)プロプ‐1‐イルおよび(1‐アミノエチル)カルボニルオキシメチル;(C1−6)アルコキシカルボニルオキシ(C1−6)アルキル基、例えばエトキシカルボニルオキシメチル、□‐エトキシカルボニルオキシエチルおよびプロポキシカルボニルオキシエチル;ジ(C1−6)アルキルアミノ(C1−6)アルキル基、とりわけジ(C1−4)アルキルアミノ(C1−4)アルキル基、例えばジメチルアミノメチル、ジメチルアミノエチル、ジエチルアミノメチルまたはジエチルアミノエチル;2‐((C1−6)アルコキシカルボニル)‐2‐(C2−6)アルケニル基、例えば2‐(イソブトキシカルボニル)ペント‐2‐エニルおよび2‐(エトキシカルボニル)ブト‐2‐エニル;ラクトン基、例えばフタリジルおよびジメトキシフタリジルが含まれる。
さらに好適な医薬上許容されるインビボで加水分解可能なエステル形成基は、式:
Figure 2006521401
[式中、Rは、水素、C1−6アルキルまたはフェニルである。
Rは、好ましくは水素である。]
で示されるものである。
式(I)の化合物はまた、対応するN−オキシドとしても調製することができる。式(I)の特定の化合物は、光学異性体、例えばジアステレオマーおよびあらゆる割合の異性体の混合物、例えばラセミ体混合物の形態で存在してもよい。本発明は、かかるすべての形態、特に純粋な異性体の形態を包含する。例えば、本発明は、A−B基CH(OH)−CHがいずれかの異性体配置にある、R−異性体が好ましい、化合物を包含する。異なる異性体の形態は、一般的な技法により一方を他方のものと分離または分割することができ、またはいずれの所定の異性体は、一般的な合成方法または立体特異的もしくは不斉合成法により得ることができる。
本発明の化合物は、スキームI、II、およびVIIIに例示する方法により調製することが出来る。

Figure 2006521401
試薬および条件: (a) (Boc)2O、THF、RT;(b) PtO2、1N HCl、H2 (1気圧)、12時間;(c) I−2、EtN(i−Pr)2、 DMF、100℃、18時間;(d) TFA、CH2Cl2、室温;(e) 3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド、Na2SO4、EtOH、CH2Cl2、次いでNaBH4
ピリジン(I−1)を、ジ−tert−ブチル ジカルボネートまたは類似の商業的に入手可能なBoc−試薬と反応させ、I−2が得られる。反応性官能基を保護するために保護基を用いることは当業者に周知であり、他の保護基は一般的な参考文献、例えばGreene、'’Protective Groups in Organic Synthesis''(Wiley−Interscienceより出版)に列記されている。
酸性条件下で適切な触媒、例えばPtOまたはその他、Rylander''Hydrogenation Methods''(Academic Pressにより出版)などの一般的な参考文献に列記されている触媒を用いたピリジン部分の水素化により、ピペリジンI−2が得られる。ピペリジンI−2を温熱条件下で適当に置換されたピリジン求電子物質I−3と反応させ、化合物I−4を得る。類似の反応例としては(J. Med. Chem. 2002、45、4975)を参照のこと。Boc保護基の除去を標準的な酸性条件下で実施し、遊離アミン(I−5)を得る。次いで第一級アミン誘導体を、アルデヒドおよび好適な還元剤と反応させて第二級アミン(I−6)に変換する。
例えば、2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミンを、例えばDMF、CHCl、EtOHまたはCHCNなどのプロトン性または非プロトン性溶媒中のアルデヒドと反応させてイミンに変換する。該イミンを、続けてまたは同時に、溶媒中のNaBH、NaBH(OAc)またはNaBHCNなどの好適な還元剤と反応させる。酸中和が要求されるかどうかに応じて、トリエチルアミン(EtN)、ジイソプロピルエチルアミン((i−Pr)NEt)またはKCOなどの付加的な塩基を用いてもよい。還元アミノ化のさらに多くの方法が周知であり、一般的な参考文献、例えば''Compendium of Organic Synthetic Methods”、Vol. I − VI (Wiley−Interscienceにより出版)に記載されている。
Figure 2006521401
試薬および条件: (a)トリフルオロ酢酸エチル、THF、室温;(b) I−3、Et3N、DMF、100℃、18時間;(c) K2CO3、MeOH、H2O、室温;(d) 3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド、Na2SO4、EtOH、CH2Cl2、次いでNaBH4
ピペラジン(II−1)を、トリフルオロ酢酸エチルまたは類似の商業的に入手可能なアシル化試薬と反応させて(II−2)を得る。反応性官能基を保護するために保護基を使用することは当業者に周知であり、その他の保護基は一般的な参考文献、例えばGreene、''Protective Groups in Organic Synthesis”(Wiley−Interscienceより出版)に列記されている。
ピペラジン(II−2)を適当に置換されたピリジン求電子物質(I−3)と温熱条件下で反応させ、化合物(II−3)を得る。類似の反応例として(J. Med. Chem. 2002、45、4975)を参照のこと。アシル保護基の除去を、標準的な鹸化条件下で実施して遊離アミン(II−4)を得る。次いで第一級アミン誘導体を、アルデヒドおよび好適な還元剤と反応させることにより第二級アミン(II−5)に変換する。
例えば、2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミンを、DMF、CHCl、EtOHまたはCHCNなどのプロトン性または非プロトン性溶媒中のアルデヒドと反応させることによりイミンに変換させる。該イミンを、続けてまたは同時に、例えば溶媒中のNaBH、NaBH(OAc)またはNaBHCNなどの好適な還元剤と反応させる。酸中和が要求されるかどうかに応じて、トリエチルアミン (EtN)、ジイソプロピルエチルアミン((i−Pr)NEt)またはKCOなどの付加的な塩基を用いてもよい。還元アミノ化のさらに多くの方法が周知であり、一般的な参考文献、例えば''Compendium of Organic Synthetic Methods”、Vol. I − VI (Wiley−Interscienceにより出版)に記載されている。
Figure 2006521401

試薬および条件: (a) LDA、−78℃、THF、次いでN−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド;(b) PDCl2 (dppf)、KOAc、dppf、ビスピナコラートジボロン、1,4−ジオキサン、48時間、90℃、続けて PdCl2(dppf)、炭酸カリウム、80℃ 72時間;(c) TFA、DCM、1時間、室温、次いで重炭酸ナトリウム;(d) N−boc−グリシン、HATU、 トリエチルアミン、DMF、18時間、室温;(e) 4M HCL、1,4−ジオキサン、CHCl3、15分、室温;(f) 3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルバルデヒド NaCNBH3、MeOH、18時間、室温。
ケトン(III−1)を、LDAおよび、次いでN−フェニルトリフルオロメタン スルホンイミドと反応させてトリフレート(I−2)を得る(Synthesis 1991、993参照)。トリフレート(III−3)をパラジウム触媒下で反応させて粗中間体(III−4)を得て、それをさらに(III−2)と反応させて(III−5)を得る(tetrahedron Letters 1997、38 3447参照)。
Boc保護基の除去を、標準的な酸性条件下で実施して遊離アミン(III−6)を得る。次いでアミン誘導体を、標準的なHATUカップリング条件下でN−Boc−グリシンと結合させて(III−7)を得る。
Boc保護基の除去を、標準的な酸性条件下で実施して遊離アミン(III−8)を得る。次いで第一級アミン誘導体を、アルデヒドおよび好適な還元剤と反応させることにより第二級アミン(III−9)に変換する。例えば、2−アミノ−1−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−エタノンを、DMF、CHCl、EtOHまたはCHCNなどのプロトン性または非プロトン性溶媒中のアルデヒドと反応させることによりイミンに変換させる。
該イミンを、続けてまたは同時に、例えば溶媒中のNaBH、NaBH(OAc)またはNaBHCNなどの適当な還元剤と反応させる。酸中和が要求されるかどうかに応じて、例えばトリエチルアミン(EtN)、ジイソプロピルエチルアミン((i−Pr)NEt)またはKCOなどの付加的な塩基を用いてもよい。還元アミノ化のさらに多くの方法が周知であり、一般的な参考文献、例えば''Compendium of Organic Synthetic Methods”、Vol. I − VI (Wiley−Interscienceにより出版)に記載されている。
Figure 2006521401
試薬および条件: (a)トリフルオロ酢酸エチル、THF、室温;(b) I−3、Et3N、DMF、100℃、18時間;(c) K2CO3、MeOH、H2O、室温;(d) 3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボン酸、EDC、HOBt、(i−Pr)2NEt、DMF、室温。
ピペラジン(II−1)を、トリフルオロ酢酸エチルまたは類似の商業的に入手可能なアシル化試薬と反応させて(II−2)を得る。反応性官能基を保護するために保護基を使用することは当業者に周知であり、他の保護基は一般的な参考文献、例えばGreene、''Protective Groups in Organic Synthesis”(Wiley−Interscienceより出版)に列記されている。
ピペラジン(II−2)を、適当に置換されたピリジン求電子物質(I−3)と温熱条件下で反応させて化合物(II−3)を得る。類似の反応例として(J. Med. Chem. 2002、45、4975)参照のこと。アシル保護基の除去を、標準的な鹸化条件下で実施して遊離アミン(II−4)を得る。次いで第一級アミン誘導体を、酸および好適なペプチド−カップリング剤と反応させることによりカルボキサミド(IV−1)に変換する。
例えば、2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミンを、DMF、CHClまたはCHCNなどの非プロトン性溶媒中の酸と反応させることによりアミドに変換させる。酸中和が要求されるかどうかに応じて、トリエチルアミン(EtN)、ジイソプロピルエチルアミン((i−Pr)NEt)またはKCOなどの付加的な塩基を用いてもよい。活性カップリング試薬(DCC、EDC、BOP−Cl)は、アミンおよび酸反応剤と共に系内にて存在する。その他多くのペプチドカップリング剤は既知であり、一般的な参考文献に記載されている。
Figure 2006521401
試薬および条件: (a) LDA、THF、−78℃〜室温、BrCH2CN;(b) LiAlH4、THF、0℃次いでCF3CO2Et;(c) TFA、CH2Cl2、室温;(d) I−3、EtN(i−Pr)2、DMF、100℃、18時間;(d) K2CO3、MeOH、H2O、RT;(e) 3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド、Na2SO4、EtOH、CH2Cl2、次いでNaBH4
ピリドン(V−1)を、ブロモアセトニトリルおよびブチルリチウムから形成されたリチウムアニオンと反応させて、アルキル化生成物を形成する(V−2)。アルキル化を目的としたリチウム求核試薬の生成は、当業者に周知である。
ニトリル(V−2)を、LiAlHなどの水素化物試薬または他の商業的に入手可能な類似の試薬で還元し、第一級アミン生成物を得る。該生成物を、その後トリフルオロメチルアミドとして保護し、(V−3)を得る。反応性官能基を保護するために保護基を使用することは当業者に周知であり、他の保護基は一般的な参考文献、例えばGreene、''Protective Groups in Organic Synthesis”(Wiley−Interscienceより出版)に列記されている。
ピペリジン(V−3)と(I−3)などの適当に置換されたピリジン求電子物質を温熱条件下で反応させて化合物(V−4)を得る。類似の反応例として(J. Med. Chem. 2002、45、4975)を参照のこと。トリフルオロアセトアミド基を塩基性水性条件下で除去して、第一級アミン(V−5)を得る。次いで第一級アミン誘導体をアルデヒドおよび好適な還元剤と反応させることにより第二級アミン(V−6)に変換させる。
例えば、2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミンを、DMF、CHCl、EtOHまたはCHCNなどのプロトン性または非プロトン性溶媒中のアルデヒドと反応させることによりイミンに変換させる。該イミンを、続けてまたは同時に、溶媒中のNaBH、NaBH(OAc)またはNaBHCNなどの好適な還元剤と反応させる。酸中和が要求されるかどうかに応じて、トリエチルアミン(EtN)、ジイソプロピルエチルアミン((i−Pr)NEt)またはKCOなどの付加的な塩基を用いてもよい。還元アミノ化のさらに多くの方法が周知であり、一般的な参考文献、例えば''Compendium of Organic Synthetic Methods”、Vol. I − VI (Wiley−Interscienceにより出版)に見つけることができる。
Figure 2006521401
試薬および条件: (a) LiAlH4、THF、60℃、12時間;(b) 3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホニルクロリド、(i−Pr)2NEt、CH2Cl2、室温。
Boc−保護された第一級アミン(VI−1)を、THF中または別の適当な極性の非プロトン性溶媒中のLiAIH4と一緒に加熱することにより第二級N−メチルアミンに変換する。
次いで第二級アミン(VI−2)を、i−PrNetまたはEtNなどの酸スカベンジャー試薬の存在中でスルホニルクロリド化合物と反応させることによりスルホンアミドに変換し、生成物(VI−3)を得た。
Figure 2006521401
試薬および条件: (a) NaBH4、EtOH、室温,12h;(b) PBr3、CH2Cl2;(c) III−3、DMF、100℃;(d) VII−2、NaH、DMF、0℃〜室温。
アルデヒド(VII−1)を、NaBHなどのヒドリド還元剤で還元して、対応するアルコールを得た。次いで該アルコールを、臭素化試薬(PBr、HBrなど)を用いて臭化物に変換し、化合物(VII−2)を得る。
ピペラジンアルコール(VII−3)を、温熱条件下でナフチリジン求電子物質と反応させて、生成物(VII−4)を得た。次いでアルコール(VII−4)を、NaHなどの強塩基を用いて完全に脱プロトン化し、続いて極性の非プロトン性溶媒中のブロミド(VII−2)と反応させてエーテル(VII−5)を得た。
Figure 2006521401
試薬および条件: (a) Z−Gly、EDC、HOBt、(i−Pr)2NEt、CH2Cl2;(b) TFA、CH2Cl2、室温;(c) LiAlH4、THF、0℃;(d) I−3、EtN(i−Pr)2、DMF、100℃、18時間;(e) 10% Pd/C、H2 (50 psi)、EtOH、室温;(e) 3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド、Na2SO4、EtOH、CH2Cl2、次いでNaBH4
次いで第二級アミン誘導体(VIII−1)を、酸および好適なペプチド−カップリング剤と反応させることによりカルボキサミド(VIII−2)に変換する。例えば、Z−グリシンを、DMF、CHClまたはCHCNなどの非プロトン性溶媒中のアミンと反応させることによりアミドに変換する。酸中和が要求されるかどうかに応じて、トリエチルアミン(EtN)、ジイソプロピルエチルアミン((i−Pr)NEt)またはKCOなどの付加的な塩基を用いてもよい。
活性カップリング試薬(DCC、EDC、BOP−Cl)は、アミンおよび酸反応剤と共に系内にて存在する。多くのペプチドカップリング法が既知であり、一般的な参考文献に記載されている。(VIII−2)のBoc基を、TFAを用いた酸性条件下で除去する。アミドの官能基(functioanlity)をLiAlHなどの水素化物試薬で還元して第二級アミン(VIII−3)を得る。次いで該アミンを、好適な反応性求電子複素環と一緒に加熱してナフチリジン化合物(VIII−4)を得る。
次いで第一級アミン誘導体(VIII−4)を、アルデヒドおよび好適な還元剤と反応させることにより第二級アミン(VIII−5)に変換する。例えば、アミン(VIII−4)を、DMF、CHCl、EtOHまたはCHCNなどのプロトン性または非プロトン性溶媒中の3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドと反応させることによりイミンに変換させる。該イミンを、続けてまたは同時に、溶媒中のNaBH、NaBH(OAc)またはNaBHCNなどの好適な還元剤と反応させて、(VIII−5)を得る。酸中和が要求されるかどうかに応じて、トリエチルアミン(EtN)、ジイソプロピルエチルアミン((i−Pr)NEt)またはKCOなどの付加的な塩基を用いてもよい。さらに多くの還元アミノ化法が既知であり、一般的な参考文献、例えば''Compendium of Organic Synthetic Methods”、Vol. I - VI (Wiley-Interscienceにより出版)に記載されている。
本発明に係る抗菌性化合物は、ヒトまたは獣医薬に用いるために都合よい方法にて投与するために、他の抗菌物質と同様に、処方することができる。
本発明の医薬組成物は、経口、局所または非経口用使用に適用する形態のものを含み、ヒトを含む哺乳動物における細菌感染の治療用に使用してもよい。
該組成物は、いずれの投与経路用に処方されてもよい。該組成物は、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、トローチ剤、クリーム剤、または経口もしくは滅菌非経口溶液もしくは懸濁液などの液体製剤の形態であってもよい。
本発明の局所処方は、例えば、軟膏、クリームまたはローション、眼用軟膏および点眼または点耳、含浸包帯および噴霧器として存在していてもよく、また適当な慣用の添加剤、例えば、保存剤、薬剤の浸透性を補助するため溶媒、並びに、軟膏及びクリームにおいては皮膚軟化剤を含ませてもよい。
また、製剤には、クリームまたは軟膏基剤およびローション用エタノールまたはオレイルアルコールなどの適合する慣用の担体を含ませてもよい。かかる担体は、製剤の約1%から約98%までの割合で存在していてもよい。より一般的には、それらは製剤の約80%までを形成し得る。
経口投与用の錠剤およびカプセル剤は、単位用量の投与形態であってもよく、例えばシロップ、アカシア、ゼラチン、ソルビトール、トラガカントまたはポリビニルピロリドンなどの結合剤;ラクトース、糖、トウモロコシ澱粉、リン酸カルシウム、ソルビトールまたはグリシンなどの充填剤;ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコールまたはシリカなどの錠剤化潤沢剤;ジャガイモ澱粉などの崩壊剤;あるいはラウリル硫酸ナトリウムなどの許容される潤滑剤、などの慣用の賦形剤を含んでいてもよい。錠剤は、通常の薬務において周知の方法に従って被覆してもよい。経口用液体製剤は、例えば水性または油性懸濁液、溶液、乳濁液、シロップまたはエリキシル剤の形態であるか、あるいは使用前に水または好適なビヒクルで復元される乾燥生成物であってもよい。そのような液体製剤は、慣用の添加物、例えば懸濁化剤、例えばソルビトール、メチルセルロース、グルコースシロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲルまたは硬化食物脂、乳化剤、例えばレシチン、モノオレイン酸ソルビタンまたはアカシア;非‐水性ビヒクル(食物油を含んでいてもよい)、例えばアーモンドオイル、グリセリンなどの油性エステル、プロピレングリコールまたはエチルアルコール;保存剤、例えばp‐ヒドロキシ安息香酸メチルまたはプロピルまたはソルビン酸を含んでいてもよく、さらに必要に応じて、慣用の香味剤または着色剤を含んでいてもよい。
坐剤には、例えば、カカオバターまたはその他のグリセリンなどの慣用の坐剤基材を含ませ得る。
非経口投与の場合、流体の単位剤形は、化合物および滅菌ヒビクル、より好ましくは水を利用して調製される。化合物は、使用するビヒクルおよび濃度に応じて、ビヒクル中で懸濁することもまたは溶解することもできる。溶液の調製において、化合物を注射用水に溶解させて、濾過滅菌した後に、好適なバイアルまたはアンプルに充填して密閉することができる。
有利には、局部麻酔剤、保存剤および緩衝化剤などの試薬は、ビヒクルに溶解することができる。安定性を向上させるために、該組成物をバイアルに充填後凍結させ、真空下で水を除去することができる。次いで、凍結乾燥粉剤をバイアル中に密閉し、使用前に液体を復元するための注射用水のバイアルと共に供給してもよい。非経口懸濁液は、化合物を溶解する代わりにビヒクルに懸濁し、濾過により殺菌を行わないこと除いては、実質的に同様の方法にて調製される。化合物を滅菌ビヒクルに懸濁する前に、エチレンオキシドに曝して滅菌することができる。有利には、化合物を容易に均一に分散させるために、界面活性剤または湿潤剤が組成物に含まれる。
組成物は、投与方法に応じて、活性物質を0.1重量%、好ましくは10〜60重量%含んでいてもよい。組成物が用量単位からなる場合、それぞれの単位は、好ましくは50〜500mgの有効成分を含有するであろう。成人の治療に使用する用量は、好ましくは1日当たり100mg〜3000mgの範囲であり、例えば投与経路および頻度に応じて1日当たり1500mgであろう。かかる投与量は1日あたり1.5〜50mg/kgに相当する。好適には用量は、1日当たり5〜20mg/kgである。
式(I)の化合物またはその医薬上許容される誘導体を、上記の用量範囲で投与する場合には毒性効果を示すことはない。
式(I)の化合物が本発明の組成物の唯一の治療薬であってもよく、あるいは他の抗菌剤との組み合わせであってもよい。他の治療薬がβ−ラクタムである場合には、β−ラクタマーゼ阻害剤を利用することもできる。
式(I)の化合物は、グラム−陰性およびグラム−陽性生物の両方を含む広範囲に及ぶ生物に対して活性がある。
十分に説明するために、それぞれ個々の刊行物を具体的かつ個別に示して、出典明示により本明細書の一部としたように、本明細書に引用される特許および特許出願に限定されないすべて刊行物は出典明示により本明細書の一部とされる。
下記の実施例は、式(I)の特定の化合物の調製法、および式(I)の特定の化合物の多種の細菌性生物に対する活性を例示するものである。
実施例中の略語として、以下の用語:
RT=室温;
ES=エレクトロスプレーマススペクトル;
LCMS=液体クロマトグラフィーマススペクトル;および
APCI+=大気圧化学イオン化マススペクトル
が含まれる。
また、特定の試薬についても本明細書中では略語を用いている。DCCはジシクロヘキシルカルボジイミドを表し、DMAPはジメチルアミノピリジンを表し、DIEAはジイソプロピルエチルアミンを表し、EDCは1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドを表し、ヒドロクロリド.HOBtは1‐ヒドロキシベンゾトリアゾールを表し、THFはテトラヒドロフランを表し、DIEAはジイソプロピルエチルアミンを表し、DEADはジエチルアゾジカルボキシレートを表し、PPhはトリフェニルホスフィンを表し、DIADはアゾジカルボン酸ジイソプロピルを表し、DMEはジメトキシエタンを表し、DMFはジメチルホルムアミドを表し、NBSはN−ブロモスクシンイミドを表し、Pd/Cは炭素上パラジウム触媒を表し、PPAはポリリン酸を表し、DPPAはジフェニルホスホリルアジドを表し、BOPはベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチル−アミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェートを表し、HFはフッ化水素酸を表し、TEAはトリエチルアミンを表し、TFAはトリフルオロ酢酸を表し、PCCはピリジニウムクロロクロメートを示す。
以下に記載する実施例は、本発明の例示であって、いかようにも本発明の範囲を限定するものではない。
実施例
当分野で広く知られている一般的な分光的特徴づけまたは同定の技術を用いて、本発明の化合物を分析、同定または特徴付けした。
プロトン核磁気共鳴(H NMR)分光法を300MHzで記録し、化学シフトを内部標準テトラメチルシラン(TMS)から100万分の1(δ)低磁場側(downfield)で表示する。NMRデータの略語を以下に示す:s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四線、m=多重線、dd=二重線の二重線、dt=三重線の二重線、app=みかけ、br=幅広い。Jは、ヘルツで測定されたNMR結合定数を示す。CDClは、ジュウテリオクロロホルムであり、DMSO−dはヘキサジュウテリオジメチルスルホキシドであり、およびCDODまたはd−CHOHはテトラジュウテリオメタノールである。
マススペクトルは、エレクトロスプレー(ES)イオン化技法を用いて得られた。成分分析を、Quantitative Technologies Inc.、Whitehouse、NJにより実施した。
融点は、トーマス−フーバー(Thomas−Hoover)融点測定装置により測定し補正は行わない。
すべての温度はセ氏温度で示される。E. Merck シリカゲル 60 F-254薄層プレートを薄層クロマトグラフィーに使用した。フラッシュクロマトグラフィーはE. Merck Kieselgel 60 (230−400 mesh) シリカゲルで実施した。分析用HPLCをベックマン(Beckman)クロマトグラフィーシステムで実施した。分取HPLCをギルソン(Gilson)クロマトグラフィーシステムを用いて実施した。ODSはオクタデシルシリル誘導シリカゲルクロマトグラフサポートを表す。YMC ODS−AQ(登録商標)は、ODSクロマトグラフサポートであり株式会社ワイエムシィ(YMC Co. Ltd)(京都、日本)の登録商標である。PRP−1(登録商標)は、ポリメリック(スチレン−ジビニルベンゼン)クロマトグラフサポートであり、ハミルトン・コーポレーション(Hamilton Co.)(レオ、ネバダ州)の登録商標である。セライト(Celite)(登録商標)は、酸洗浄された珪藻シリカを含む濾過助剤であり、マンビレ・コーポレーション(Manville Corp.)(デンバー、コロラド州)の登録商標である。
調製例1
(2−ピペリジン−4−イルエチル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの調製
a) (2−ピリジン−4−イルエチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル
室温で、THF中の4−(2−アミノエチル)ピペリジン(10.0g、81.8ミリモル)溶液にジ−tert−ブチルジカルボネート(17.9g、81.8ミリモル)を加えた。1時間後に、この反応溶液を濃縮し、シリカ(EtOAc)上で精製し、標記化合物を無色油状物(18.0g、99%)として得た: LC−MS (ES) m/e 223 (M + H)+
b) (2−ピペリジン−4−イルエチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル
室温で、MeOH(250mL)中の(2−ピリジン−4−イルエチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(18.0g、81.0ミリモル)溶液に6N HCl(13.6mL)およびPtO(900mg)を加えた。Hバルーン下で18時間激しく撹拌した後、その反応溶液をセライト(登録商標)に通じて濾過し、真空下で濃縮した。残渣をCHClに溶かし、飽和NaHCOで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、さらに濃縮して標記化合物を無色の粘質油状物(17.6g、95%)として得た: LC−MS (ES) m/e 229 (M + H)+
調製例2
1,1,1−トリフルオロ−N−(2−ピペラジン−1−イルエチル)アセトアミドの調製
0℃で、THF(100mL)中の1−(2−アミノエチル)ピペラジン(8.0g、61.9ミリモル)溶液にトリフルオロ酢酸エチル(7.38mL、61.9ミリモル)を加えた。その反応溶液を2時間かけて室温まで温め、次いで濃縮して標記化合物を淡黄色固形物(13.9g、99%)として得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.23 (s, 1H), 3.40 ( q, J = 5 Hz, 2H), 2.88 ( t, J = 5 and 4.8 Hz, 4 H), 2.53 (t, J = 6 and 5.8 Hz, 2H), 2.44 (s, 4H), and 1.86 (s, 1H). LC−MS (ES) m/e 226 (M + H)+
調製例3
2,2,2−トリフルオロ−N−[2−(4−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)エチル]アセトアミドの調製
a) 4−シアノメチル−4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
オーブン乾燥させた攪拌子およびゴム隔壁付のフラスコに無水THF(250mL)を加えた。ジイソプロピルアミン(7.0mL、50.2ミリモル)を加え、この溶液を−78℃にまで冷却した。冷却した溶液にn−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、31mL、50.2ミリモル)を10分かけて加えた。この反応混合物を60分間攪拌し、N−Boc−4−ピペリドン(10.0g、50.2ミリモル、10mLの無水THF中)、ブロモアセトニトリル(4.2mL、60.2ミリモル)およびHMPA(20mL)を加え、この混合物を室温でさらに2時間攪拌した。反応混合物を塩水で反応停止させ、真空濃縮した。残渣を酢酸エチル(500mL)中に取り、飽和NaHCO(2x200mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空濃縮して標記化合物(7.0g、58%)を黄色油状物として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 3.90 Hz (bs, 2H), 3.16 Hz ( m, 2H), 2.55 Hz (s, 2H), 1.74 Hz ( m, 2H), 1.50 ( m, 2H), and 1.47 (s, 9H). LC−MS (ES) m/e 241.2 (M + H)。
b) 4−ヒドロキシ−4−[2−(2,2,2−トリフルオロ−エタノイルアミノ)−エチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル.
攪拌子つき丸底フラスコに無水THF(150mL)中の4−シアノメチル−4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.9g、0.012モル)を加えた。この反応混合物を窒素気流下に置き、0℃まで冷却し、水素化アルミニウムリチウム(0.013mol、0.504g)を加えた。2時間後、反応物に水(13mL)、15%水性NaOH(42mL)さらに水(13mL)を連続して加えて反応を停止させた。反応混合物をセライトのケークに通じて濾過し、濃縮して黄色油状物とした。この油状物をすぐにTHF(100mL)に溶解し、0℃まで冷却した。トリフルオロ酢酸エチル(0.0144mol、1.7mL)を反応混合物に加えた。この反応混合物を室温で96時間攪拌し、次いで真空濃縮して標記化合物(1.6g、39%)を黄色泡沫体として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 3.80 Hz (m, 4H), 3.57 Hz (m, 1H), 3.11 (m, 4H), 1.87 Hz (m, 2H), 1.78 Hz (m, 1H), 1.62 (m, 2H), and 1.47 (s, 9H). LC−MS (ES) m/e 241.2 (M + H - Boc ).
c) 2,2,2−トリフルオロ−N−[2−(4−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)エチル]アセトアミド
攪拌子つき丸底フラスコに50%TFA/ジクロロメタン(100mL)中4−ヒドロキシ−4−[2−(2,2,2−トリフルオロ−エタノイルアミノ)−エチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.6g、47.0ミリモル)を加えた。反応混合物を窒素気流下に置き、2時間攪拌した。この反応物を濃縮して褐色油状物を得、そのまま使用した。LC−MS (ES) m/e 241 (M+H)+.
実施例1
6−({2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オンの調製
a) {2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル
室温で、DMF(5mL)中の(2−ピペリジン−4−イルエチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.1g、9.2ミリモル)溶液に4−ブロモ−6−メトキシキノリン(2.0g、8.4ミリモル)およびEtN(0.86g、8.37ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後に、反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して標記化合物を黄褐色固体(2.39g、74%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.61 (m, 1H), 8.03 (m, 1H), 7.37 (m, 1H), 7.22 (m, 1H), 6.85 (m, 1H), 4.57 (br s, 1H), 3.98 (s, 3H), 3.72 (m, 1H), 3.25 (m, 1H), 2.99 (app s, 2H), 2.90 (app s, 2H), 2.80 (m, 2H), 1.95 (m, 1H), 1.65−1.50 (m, 4H), 1.48 (s, 9H). LC−MS (ES) m/e 386 (M + H)+
b) 2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン
室温で、CHCl中の{2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.39g、6.20ミリモル)溶液にTFA(1:1、v/v)を加えた。2時間後、この溶液を真空下で濃縮して乾燥させ、残渣をCHCl/MeOH(9:1、v/v)に再び溶かした。この溶液を飽和水性NaHCO溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮して標記化合物(1.62g、92%)をろう状黄色固体として得た:LC−MS (ES) m/e 286 (M + H)+
c) 6−({2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン
CHCl(25mL)およびEtOH(25mL)中の2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン(0.15g、0.53ミリモル)溶液にNaSO(50mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド(0.11g、0.55ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後、NaBH(21mg、0.55ミリモル)を加え、反応溶液を一晩攪拌した。シリカゲル(〜5g)を反応溶液に加え、内容物を真空下で濃縮した。シリカ−吸着反応物を直接シリカゲルカラム(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)にかけて標記化合物(0.21g、86%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, d4−MeOH) 8.47 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.17 (m, 2H), 4.35 (s, 2H), 4.14 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.58 (s, 2H), 3.33 (m, 1H), 3.27 (m, 2H), 2.05 (m, 2H), 1.84 (m, 4H), 1.63 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 464 (M + H)+
実施例2
6−({2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒド(0.10g、0.55ミリモル)を用いることを除いて、実施例1cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.19g、81%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, d4−MeOH) 8.46 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 7.93 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.21 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 4.72 (s, 2H), 4.29 (s, 2H), 4.23 (m, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.45 (m, 2H), 3.21 (m, 2H), 2.06 (m, 2H), 1.86 (m, 4H), 1.66 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 448 (M + H)+
実施例3
(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}アミンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサルデヒド(0.25g、1.51ミリモル)を用いることを除いて、実施例1cの手順に従って、シリカゲル(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.55g、84%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, d4−MeOH) 8.46 (m, 2H), 7.92 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.40 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 4.60 (m, 2H), 4.50 (m, 2H), 4.49 (s, 2H), 4.26 (m, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.45 (m, 2H), 3.33 (s, 2H), 3.30 (m, 2H), 2.08 (m, 2H), 1.95 (m, 1H), 1.86 (m, 2H), 1.66 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 435 (M + H)+
実施例4
6−({2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オンの調製
a) {2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル
室温で、DMF(5mL)中の(2−ピペリジン−4−イルエチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.81g、3.57ミリモル)溶液に1,1,1−トリフルオロメタンスルホン酸6−メトキシ[1,5]ナフチリジン−4−イル エステル(1.0g、3.24ミリモル)およびEtN(0.33g、3.24ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後に、この反応溶液を真空下で濃縮して、シリカゲル(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物を黄褐色個体(1.19g、95%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.51 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.18 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.55 (br s, 1H), 4.36 (m, 2H), 4.06 (s, 3H), 3.25 (m, 2H), 2.90 (m, 2H), 1.92 (m, 2H), 1.57 (m, 4H), 1.47 (s, 9H). LC−MS (ES) m/e 387 (M + H)+
b) 2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン
室温で、CHCl中の{2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.19g、3.08ミリモル)溶液にTFA(1:1、v/v)を加えた。2時間後、溶液を濃縮して真空下で乾燥させ、残渣をCHCl/MeOH(9:1、v/v)に再び溶かした。その溶液を飽和水性NaHCO溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮して標記化合物(0.79g、90%)をろう状黄色固体として得た: LC−MS (ES) m/e 287 (M + H)+
c) 6−({2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン
CHCl(70mL)およびEtOH(50mL)中の2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン(1.25g、4.37ミリモル)溶液にNaSO(100mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド(0.89g、4.59ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後に、NaBH(0.17mg、4.59ミリモル)を加え、この反応溶液を一晩攪拌した。シリカゲル(〜5g)を反応溶液に加え、その内容物を真空下で濃縮した。シリカ−吸着反応物を直接シリカゲルカラム(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)に加えて、標記化合物(1.58g、78%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.51 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 4.37 (m, 2H), 4.06 (s, 3H), 3.94 (s, 2H), 3.50 (s, 2H), 2.94 (m, 4H), 1.61−1.92 (m, 7H). LC−MS (ES) m/e 465 (M + H)+
実施例5
6−({2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒド(0.82g、4.59ミリモル)を用いることを除いて、実施例4cの手順に従って、シリカゲル(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して、標記化合物(1.37g、70%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.53 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 4.67 (s, 2H), 4.35 (m, 2H), 4.06 (s, 3H), 3.87 (s, 2H), 2.88 (m, 2H), 2.76 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.64 (m, 5H). LC−MS (ES) m/e 449 (M + H)+
実施例6
(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}アミンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサルデヒド(0.25g、1.51ミリモル)を用いることを除いて、実施例4cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して、標記化合物(1.19g、79%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.33 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 8.15 (m, 2H), 7.35 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 4.96 (m, 2H), 4.39 (m, 2H), 4.26 (m, 2H), 4.24 (s, 2H), 4.08 (s, 3H), 3.31 (m, 2H), 3.21 (s, 2H), 2.05 (m, 2H), 1.91 (m, 1H), 1.79 (m, 2H), 1.61 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 436 (M + H)+
実施例7
6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オンの調製
a) {2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル
室温で、DMF(5mL)中の(2−ピペリジン−4−イルエチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.20g、5.27ミリモル)溶液に1,1,1−トリフルオロメタンスルホン酸 3−クロロ−6−メトキシ[1,5]キノリン−4−イルエステル(1.50g、4.39ミリモル)およびEtN(0.45g、4.39ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後、この反応溶液を真空下で濃縮してシリカゲル(EtOAc)上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を黄褐色固体(1.20g、65%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.55 (m, 1H), 7.97 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.33 (m, 1H), 4.51 (br s, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.46 (m, 2H), 3.33 (m, 3H), 3.25 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.60 (m, 4H), 1.48 (s, 9H). LC−MS (ES) m/e 420 (M + H)+
b) 2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン
室温で、CHCl(50mL)中の{2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.19g、3.08ミリモル)溶液にTFA(1:1、v/v)を加えた。2時間後、この溶液を濃縮して真空下で乾燥させ、その残渣をCHCl/MeOH(9:1、v/v)に再び溶かした。この溶液を飽和水性NaHCO溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、標記化合物(0.82g、90%)を黄褐色固体として得た:LC−MS (ES) m/e 320 (M + H)+
c) 6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン
CHCl(75mL)およびEtOH(50mL)中の2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン(0.40g、1.26ミリモル)溶液にNaSO(100mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド(0.26g、1.32ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後、NaBH(21mg、0.55ミリモル)を加え、その反応溶液を一晩攪拌した。シリカゲル(〜5g)を反応溶液に加え、内容物を真空下で濃縮した。シリカ−吸着反応物を直接シリカゲルカラム(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)に加え、標記化合物(0.50g、80%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.54 (s, 1H), 7.94 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.46 (m, 1H), 7.32 (m, 1H), 7.05 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.01 (s, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.50 (s, 2H), 3.42 (m, 2H), 3.26 (m, 2H), 2.92 (m, 2H), 1.55−1.80 (m, 7H). LC−MS (ES) m/e 482 (M + H)+
実施例8
6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒド(0.23g、1.32ミリモル)を用いることを除いて、実施例7cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して、標記化合物(0.47g、78%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.53 (s, 1H), 7.94 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.46 (m, 1H), 7.28 (m, 2H), 7.06 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.68 (s, 2H), 4.04 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.46 (m, 2H), 3.25 (m, 2H), 2.94 (m, 2H), 1.52−1.84 (m, 7H). LC−MS (ES) m/e 498 (M + H)+
実施例9
{2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサルデヒド(0.14g、0.83ミリモル)を用いることを除いて、実施例7cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して、標記化合物(0.32g、83%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CD3OD) 8.83 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 7.94 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.70 (m, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 4.65 (m, 3H), 4.53 (m, 3H), 4.10 (m, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.77 (m, 2H), 3.32 (m, 2H), 2.10 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.66 (m, 2H)。LC−MS (ES) m/e 469 (M)+
実施例10
6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オンの調製
a) {2−[1−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル
室温で、DMF(10mL)中の(2−ピペリジン−4−イルエチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.83g、8.02ミリモル)溶液に1,1,1−トリフルオロメタンスルホン酸3−クロロ−6−メトキシ[1,5]ナフチリジン−4−イルエステル(2.50g、7.29ミリモル)およびEtN(0.74g、7.30ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後、この反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(EtOAc/ヘキサン、1:1)上のフラッシュクロマトグラフィーにより標記化合物を黄褐色固体(2.0g、65%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.55 (s, 1H), 8.13 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.52 (br s, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.78 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.25 (m, 2H), 1.84 (m, 2H), 1.48−1.54 (m, 5H). LC−MS (ES) m/e 421 (M + H)+
b) 2−[1−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン
室温で、CHCl(50mL)中の{2−[1−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.0g、4.76ミリモル)溶液にTFA(1:1、v/v)を加えた。2時間後、溶液を濃縮して真空下で乾燥させ、残渣をCHCl/MeOH(9:1、v/v)に再び溶かした。この溶液を飽和水性NaHCO溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、標記化合物(1.29g、85%)を黄褐色の粘質固体として得た:LC−MS (ES) m/e 321 (M + H)+
c) 6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン
CHCl(100mL)およびEtOH(50mL)中の2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン(0.74g、2.33ミリモル)溶液にNaSO(100mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド(0.47g、2.45ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後、NaBH(93mg、2.45ミリモル)を加え、反応溶液を一晩攪拌した。シリカゲル(〜5g)を反応溶液に加え、内容物を真空下で濃縮した。シリカ−吸着反応物を直接シリカゲルカラム(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)に加えて標記化合物(0.90g、77%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz,CDCl3) 8.54 (s, 1H), 8.11 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.70 (s, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.98 (s, 2H), 3.78 (m, 2H), 3.49 (m, 4H), 2.88 (m, 2H), 1.56−1.79 (m, 6H). LC−MS (ES) m/e 499 (M + H)+
実施例11
6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒド(0.44g、2.45ミリモル)を用いることを除いて、実施例10cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(1.0g、89%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz,CDCl3) 8.55 (s, 1H), 8.12 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.68 (m, 3H), 4.04 (s, 3H), 3.91 (s, 2H), 3.76 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 2.80 (m, 2H), 1.81 (m, 2H), 1.67 (m, 2H), 1.54 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 483 (M + H)+
実施例12
{2−[1−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサルデヒド(0.15g、0.93ミリモル)を用いることを除いて、実施例10cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.35g、80%)をオフホワイト粘質油状物として調製した:1H NMR (400 MHz, CD3OD) 8.79 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.25 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.46 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 4.67 (m, 2H), 4.54 (m, 6H), 4.14 (s, 3H), 3.72 (m, 2H), 3.32 (m, 2H), 2.06 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.69 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 470 (M)+
実施例13
6−({2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オンの調製
(a) 2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド
室温で、DMF(5mL)中の1,1,1−トリフルオロ−N−(2−ピペラジン−1−イルエチル)アセトアミド(2.3g、10.0ミリモル)溶液に4−ブロモ−6−メトキシキノリン(2.0g、8.4ミリモル)およびトリエチルアミン(0.86mL、8.4ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後、その反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して標記化合物をオフホワイト固体(2.32g、73%)として得た:LC−MS (ES) m/e 383 (M + H)+
(b) 2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン
室温で、メタノール(50mL)中の2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド(1.11g、2.9ミリモル)溶液にKCO(2.0g、14.5ミリモル)およびHO(25mL)を加えた。室温で18時間経過した後、その反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して標記化合物を濃厚な油状物(0.75g、90%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.65 (d, J = 5 Hz, 1H), 7.99 ( d, J = 9 Hz, 1H), 7.36 ( d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.32 (m, 1H), 6.88 (d, J = 5 Hz, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.25 (s, 4H), 2.89 (t, J = 6 Hz, 2H), 2.80 (s, 4H), 2.58 (t, J = 6 Hz, 2H), and 1.62 (s, 2H)。
(c) 6−({2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン
CHCl(25mL)およびEtOH(25mL)中の2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン(0.35g、1.22ミリモル)溶液にNaSO(50mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒド(0.22g、1.22ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後、NaBH(46mg、1.22ミリモル)を加え、反応溶液を一晩攪拌した。シリカゲル(〜5g)を反応溶液に加え、内容物を真空下で濃縮した。シリカ−吸着反応物を直接シリカゲルカラム(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)に加えて標記化合物(0.27g、50%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, d4−MeOH) 8.71 (d, J= 6.3 Hz, 1H), 8.03 ( d, J = 9 Hz, 1H), 7.75 ( dd, J = 9 and 2.8 Hz, 1H), 7.42 (m, 3H), 7.15 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.73 (s, 2H), 4.40 (s, 2H), and 3.97 ( m, 15H). LC−MS (ES) m/e 449 ( M + H)+
実施例14
6−({2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド(0.24g、1.26ミリモルe)を用いることを除いて、実施例13cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.22g、45%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, d4−CH3OH) 8.68 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 8.02 ( d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.18 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.46 (s, 2H), and 3.83 ( m, 16H). LC−MS (ES) m/e 465 ( M + H)+
実施例15
(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−1−イル]エチル}アミンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサルデヒド(0.21g、1.26ミリモル)を用いることを除いて、実施例13cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(86mg、25%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, d4−CH3OH) 8.59 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.91 ( d, J = 9.4 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 4.47 (s, 2H), 4.35 (m, 4H), 4.01 (m, 4H), 3.96 (s, 3H), 3.67 (m, 4H)および3.58 (m, 4H). LC−MS (ES) m/e 436 (M + H)+
実施例16
6−({2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン(SB-829797)の調製
(a) 2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド
室温で、DMF(5mL)中の1,1,1−トリフルオロ−N−(2−ピペラジン−1−イルエチル)アセトアミド(2.2g、9.73ミリモル)溶液に11,1−トリフルオロメタンスルホン酸6−メトキシ[1,5]ナフチリジン−4−イルエステル(3.0g、9.73ミリモル)およびトリエチルアミン(1.63mL、11.68ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後、反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して標記化合物をオフホワイト固体(2.70g、72%)として得た:LC−MS (ES) m/e 384 (M + H)+
(b) 2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン
室温で、メタノール(100mL)中の2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド(2.70g、7.0ミリモル)溶液にKCO(4.86g、35.2ミリモル)およびHO(25mL)を加えた。室温で18時間経過した後、反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して標記化合物を濃厚な油状物(1.75g、86%)として得た:LC−MS (ES) m/e 288 (M + H)+
(c) 6−({2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン
CHCl(50mL)およびEtOH(50mL)中の2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン(1.0g、3.48ミリモル)溶液にNaSO(50mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド(0.68g、3.48ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後、NaBH(132mg、3.48ミリモル)を加え、該反応溶液を一晩攪拌した。シリカゲル(〜5g)を反応溶液に加え、内容物を真空下で濃縮した。シリカ−吸着反応物をシリカゲルカラム(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)に直接加えて標記化合物(0.90g、50%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, d4−MeOH) 8.53 (d, J = 7 Hz, 1H), 8.27 ( d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 7 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.46 (s, 2H), 4.12 (s, 3H), 3.80 ( m, 8 H), and 3.59 ( s, 2H). LC−MS (ES) m/e 466 ( M + H)+.
実施例17
6−({2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒド(0.50g、2.82ミリモル)を用いることを除いて、実施例16cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.75g、60%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, d4−CH3OH) 8.49 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 8.24 ( d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 7 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.73 (s, 2H), 4.38 (s, 2H), 4.11 (s, 3H), and 3.59 (m, 8H). LC−MS (ES) m/e 450 (M + H)+
実施例18
(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[4−(6−メトキシ[1,5]ナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アミンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサルデヒド(0.08g、0.47ミリモル)を用いることを除いて、実施例16cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.10g、50%)オフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, d4−CH3OH) 8.52 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.27 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.38 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.73 (s, 4H), 4.56 (m, 2H), 4.46 (m, 2H), 4.43 (s, 2H), 4.12 (s, 3H), 3.75 (m, 4H), and 3.65 (s, 4H). LC−MS (ES) m/e 437 (M + H)+
実施例19
6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オンの調製
(a) 2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド
室温で、DMF(5mL)中の1,1,1−トリフルオロ−N−(2−ピペラジン−1−イルエチル)アセトアミド(2.01g、8.78ミリモル)溶液に1,1,1−トリフルオロメタンスルホン酸 3−クロロ−6−メトキシ[1,5]キノリン−4−イルエステル(3.0g、8.78ミリモル)およびトリエチルアミン(1.50mL、10.5ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後、反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して標記化合物をオフホワイト固体(2.40g、66%)として得た:LC−MS (ES) m/e 417 (M + H)+
(b) 2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン
室温で、メタノール(100mL)中の2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド(2.40g、5.75ミリモル)溶液にKCO(4.10g、30.0ミリモル)およびHO(25mL)を加えた。室温で18時間経過した後、反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して標記化合物をろう状黄色固体(1.40g、x%)として得た:LC−MS (ES) m/e 321 (M + H)+
(c) 6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン
CHCl(50mL)およびEtOH(50mL)中の2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン(0.56g、1.74ミリモル)溶液にNaSO(50mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド(0.34g、1.74ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後、NaBH(66mg、1.74ミリモル)を加え、該反応溶液を一晩攪拌した。シリカゲル(〜5g)を反応溶液に加え、内容物を真空下で濃縮した。シリカ−吸着反応物を直接シリカゲルカラム(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)に加えて標記化合物(0.49g、57%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, CD3OD) 9.04 (s, 1H), 8.07 ( d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.85 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.52 (m, 1H), 7.18 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.48 (s, 2H), 4.25 (m, 4H), 4.13 (s, 3H), 3.84 (m, 4H), 3.75 (m, 2H), 3.60 (m, 2H), 3.37 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 499 (M)+
実施例20
6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒド(0.28g、1.56ミリモル)を用いることを除いて、実施例19cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.56g、70%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) 10.10 (br s, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.14 ( d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.34 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 4.70 (s, 2H), 4.23 (m, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.85−3.60 (m, 12H). LC−MS (ES) m/e 483 (M)+
実施例21
{2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサルデヒド(0.10g、0.62ミリモル)を用いることを除いて、実施例19cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.25g、86%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) 8.80 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.07 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.43 (m, 2H), 4.48 (s, 2H), 4.39 (s, 2H), 4.35 (m, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.83−3.61 (m, 12H). LC−MS (ES) m/e 470 (M)+
実施例22
6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オンの調製
(a) 2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド
室温で、DMF(5mL)中の1,1,1−トリフルオロ−N−(2−ピペラジン−1−イルエチル)アセトアミド(2.10g、9.31ミリモル)溶液に1,1,1−トリフルオロメタンスルホン酸3−クロロ−6−メトキシ[1,5]キノリン−4−イルエステル(3.19g、9.31ミリモル)およびトリエチルアミン(1.30mL、9.31ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後、反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して標記化合物をオフホワイト固体(2.61g、67%)をとして得た:LC−MS (ES) m/e 418 (M + H)+
(b) 2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン
室温で、メタノール(100mL)中の2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド(2.61g、6.24ミリモル)溶液にKCO(4.31g、31.2ミリモル)およびHO(25mL)を加えた。室温で18時間経過した後、反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して標記化合物を淡黄色固体(2.0g、99%)として得た:LC−MS (ES) m/e 322 (M + H)+
(c) 6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン
CHCl(50mL)およびEtOH(50mL)中の2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン(1.0g、3.11ミリモル)溶液にNaSO(50mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド(0.61g、3.11ミリモルe)を加えた。室温で12時間経過した後、NaBH(120mg、3.11ミリモル)を加え、反応溶液を一晩攪拌した。シリカゲル(〜5g)を該反応溶液に加え、内容物を真空下で濃縮した。シリカ−吸着反応物を直接シリカゲルカラム(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)に加えて標記化合物(0.82g、53%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) 10.10 (br s, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.42 ( d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.91(d, J = 7.0 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.35 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 4.28 (s, 2H), 4.12 (s, 4H), 4.05 (s, 3H), 3.81 (m, 2H), 3.73 (m, 4H), 3.61 (s, 2H), 3.42 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 500 (M + H)+
実施例23
6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒド(0.56g、3.11ミリモル)を用いることを除いて、実施例22cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.98g、65%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) 9.84 (br s, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.24 ( d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.25 (m, 2H), 4.61 (s, 2H), 4.13 (s, 2H), 4.05 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.89 (m, 2H), 3.70 (m, 2H), 3.58 (m, 4H), 3.28 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 484 (M + H)+
実施例24
(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[4−(3−クロロ−6−メトキシ[1,5]ナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アミンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルボキサルデヒド(0.23g、1.40ミリモル)を用いることを除いて、実施例22cの手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.54g、82%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) 8.81 (s, 1H), 8.33 (m, 2H), 7.34 (m, 2H), 4.45 (s, 2H), 4.38 (s, 2H), 4.28 (m, 2H), 4.05 (s, 3H), 4.02 (m 2H), 3.66 (m, 2H), 3.58 (m, 2H), 3.45−3.33 (m, 6H). LC−MS (ES) m/e 469 (M)+
実施例25
6−({2−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−2−オキソ−エチルアミノ}−メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オンの調製
(a) 4−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
WustrowおよびWise(Synthesis1991,993)の手順に従って、−78℃でTHF(50mL)中のN−Boc−ピペリドン(7.99g)溶液にLDA(THF中2M)を加わえ、該溶液を30分間攪拌した。次いでN−フェニルトリフルオロメタンスルホンアミド(3.08g)を加え、反応物を室温まで温め、水(100mL)で処理した。次いで該反応物をジクロロメタン(2x200mL)で抽出し、有機画分を乾燥させた(MgSO)。生成物をカラムクロマトグラフィー(9:1petrol:酢酸エチル)により精製して、生成物を無色固体(10.64g)として得た。
MS (+ve) イオン・エレクトロスプレー m/z 332 (MH+)。
(b) 4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
Ishiyama, Itoh, KitanoおよびMiyaura(Tetrahedron Letters 1997, 38 3447)の手順に従って、1,4−ジオキサン(60mL)中の1,1,1−トリフルオロ−メタンスルホン酸 6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルエステル(4.15g)溶液にPdCl(dppf)(296mg)、KOAc(3.95g)、dppf(221mg)およびビスピナコラートジボロン(3.76g)を加えた。混合物を90℃で24時間加熱した。その後さらに592mgのPdCl(dppf)を加え、反応物をさらに24時間90℃で攪拌した。次いで該反応混合物を水(100mL)で処理し、ジクロロメタン(2x200mL)で抽出して有機画分を乾燥させ(MgSO)、減圧蒸発させた。該粗物質にトリフレート(a)、炭酸カリウム、PdCl(dppf)(591mg)およびDMF(100mL)を加え、混合物を72時間80℃で攪拌した。次いで該反応混合物を水(100mL)で処理し、ジクロロメタン(3x100mL)で抽出して、有機画分を乾燥させ(MgSO)、カラムクロマトグラフィー(4:1 石油:酢酸エチル)により精製して生成物を黄色固体(2.53g)として得た。
MS (+ve イオン・エレクトロスプレー) m/z 342 (MH+)。
(c) 2−メトキシ−8−(1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−イル)−[1,5]ナフチリジン
DCM(50mL)中の化合物(b)(2.54g)溶液にTFA(10mL)を加え、反応物を室温で1時間攪拌し、減圧蒸発させ、飽和重炭酸ナトリウム(10mL)で塩基性化させ、MeOH:DCM(9:1)(3x100mL)で抽出した。合した有機画分を乾燥させ(MgSO)、減圧蒸発させて(c)を黄色固体(1.64g)として得た。
MS (+ve イオン・エレクトロスプレー) m/z 242 (MH+)。
(d) {2−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−2−オキソ−エチル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
DMF(10ml)中のN−Boc−グリシン(239mg)溶液にトリエチルアミン(0.68mL)を加え、HATU(517mg)を加え、該溶液を10分間攪拌した。次いで化合物(c)(262mg)を加え、該溶液を18時間攪拌した。次いで反応混合物を水(20mL)で処理し、ジクロロメタン(2x50mL)で抽出し、有機画分乾燥させ(MgSO)、カラムクロマトグラフィー(1:1petrol:酢酸エチル)により精製して(d)を黄色固体(416mg)として得た。
MS (+ve イオン・エレクトロスプレー) m/z 399 (MH+)。
(e) 2−アミノ−1−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−エタノン ジヒドロクロリド
メタノール(5mL)中の(d)(410mg)溶液にジオキサン(10mL)中の4M HCl溶液を加え、該溶液を室温で15分間攪拌した。次いで反応混合物を減圧にて蒸発させて(e)(297mg)を黄色固体として得た。
MS (+ve イオン・エレクトロスプレー) m/z 299 (MH+)。
(f) 標記化合物
メタノール(3mL)およびモレキュラー・シーブ中の(e)(182mg)混合物に水素化シアノホウ素ナトリウム(25mg)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルバルデヒド(95mg)を加え、得られた混合物を室温で18時間攪拌した。次いで該反応混合物を水(10mL)で処理し、ジクロロメタン:メタノール(9:1)(3x50mL)で抽出し、有機画分を乾燥させ(MgSO)、カラムクロマトグラフィー(9:1、ジクロロメタン:メタノール)により精製して(f)黄色固体(71mg)として得た。
1H NMR (DMSO, 400MHz), 10.90 (s, 1H), 8.74 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.26 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.73−7.77 (m, 1H), 7.52−7.54 (m, 1H), 7.26 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.35 (br s, 1H), 4.20 (s, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.77 (s, 2H), 3.63−3.66 (m, 1H), 3.52−3.55 (m, 6H), 2.78−2.84 (m, 2H)。
MS (ES) m/z 477 (M + H)+
該物質をクロロホルムに溶かして二塩酸塩に変換し、次いで2当量1M HCl/エーテルを加えて乾燥するまで蒸発させた。
実施例26
N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミドの調製
a) {2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル
室温で、DMF(5mL)中の(2−ピペリジン−4−イルエチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.81g、3.57ミリモル)溶液に1,1,1−トリフルオロメタンスルホン酸6−メトキシ[1,5]ナフチリジン−4−イルエステル(1.0g、3.24ミリモル)およびEtN(0.33g、3.24ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後、反応溶液を真空下で濃縮して、シリカゲル(5% NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して標記化合物を黄褐色固体として(1.19g、95%)得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.51 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.18 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.55 (br s, 1H), 4.36 (m, 2H), 4.06 (s, 3H), 3.25 (m, 2H), 2.90 (m, 2H), 1.92 (m, 2H), 1.57 (m, 4H), 1.47 (s, 9H). LC−MS (ES) m/e 387 (M + H)+
b) 2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン
CHCl中の{2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.19g、3.08ミリモル)溶液にTFA(1:1、v/v)を加えた。2時間後、溶液を濃縮して真空下で乾燥させ、該残渣をCHCl/MeOH(9:1、v/v)に再び溶かした。該溶液を飽和水性NaHCO溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮して標記化合物(0.79g、90%)をろう状黄色固体として得た:LC−MS (ES) m/e 287 (M + H)+
c) N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド
DMF(20mL)中の2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン(1.04ミリモル)溶液にHOBt(0.15g、1.14ミリモル)、EDC(0.22g、1.14ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(0.72mL、4.16ミリモル)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボン酸(0.22g、1.04ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後、反応物を真空下で濃縮して、シリカゲル(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上で精製して標記化合物(0.39g、78%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, CD3OD) 8.28 (m, 1H), 8.17 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 4.06 (s, 3H), 3.61 (m, 2H), 3.51 (m, 4H), 3.05 (m, 2H), 2.91 (m, 2H), 2.12 (m, 2H), 1.93 (m, 1H), 1.69 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 479 (M + H)+
実施例27
N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミドの調製
CHCl(20mL)中の2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミン(1.04ミリモル)溶液に3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−スルホニルクロリド(0.16g、0.63ミリモル)を加えた。室温で24時間経過した後、反応溶液を減圧にて濃縮した。残った固体をシリカ(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上で精製して標記化合物をオフホワイト固体(0.39g、78%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.64 Hz (br s, 1H,), 8.54 Hz (d, J = 5.8 Hz, 1H), 8.38 (d, J = 9.0 Hz), 7.49 (m, 2H), 7.13 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 5.07 (m, 2H), 4.57 (m, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.50 (s, 2H), 3.08 (m, 4H), 1.92 (m, 2H), 1.58 (m, 4H). LC−MS (ES) m/e 514 (M + H)+
実施例28
N−メチル−N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミドの調製
a) N−メチル−2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エタンアミン
THF(75mL)中の{2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}カルバミン酸tert−ブチルエステル(4.22g、10.9ミリモル)溶液にLiAlH(6.1mL、THF中1M)を加えた。反応物を18時間60℃に加熱し、室温まで冷却した。該反応物をHO(0.25mL)、1N NaOH(0.5mL)およびHO(0.6mL)で連続してクエンチした。スラリーをガラス濾過漏斗(scinter-glass funnel)(EtO)を介して濾過し、濃縮し、残った黄色油状物をさらなる精製をせずに使用した:LC−MS (ES) m/e 301 (M+H)+
b) N−メチル−N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド
DMF(20mL)中のN−メチル−2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エタンアミン(0.21g、0.71ミリモル)溶液にHOBt(0.11g、0.78ミリモル)、EDC(0.15g、0.78ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.78ミリモル)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボン酸(0.15g、0.71ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後、反応物を真空下で濃縮し、シリカゲル(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上で精製して標記化合物(0.19g、55%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.52 (m, 1H), 8.24 (m, 1H), 8.03 (m, 1H), 7.75 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 4.04 (s, 3H), 4.79 (m, 2H), 4.69 (m, 2H), 3.56 (s, 2H), 3.15 (m, 2H), 2.96 (m, 2H), 2.91 (m, 2H), 2.77 (m, 5H). LC−MS (ES) m/e 493 (M + H)+
実施例29
N−メチル−N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミドの調製
2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミンの代わりにN−メチル−2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エタンアミン(0.18g、1.0ミリモル)を用いることを除いて、実施例2の手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.41g、78%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.51 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.24 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 4.41 (m, 2H), 4.06 (s, 3H), 3.51 (s, 2H), 3.13 (m, 2H), 2.96 (m, 2H), 2.78 (s, 3H), 2.00 (m, 2H), 1.72 (m, 1H), 1.65 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 528 (M + H)+
実施例30
N−(2−{1−[3−クロロ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミドの調製
2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミンの代わりに(2−{1−[3−クロロ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)アミン(0.89ミリモル)を用いることを除いて、実施例2の手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.43g、88%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.55 (s, 1H), 8.45 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.13 Hz (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.50 (m, 2H), 7.05 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.41 (m, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.51 (s, 2H), 3.13 (m, 2H), 2.95 (m, 2H), 2.79 (s, 3H), 1.95 (m, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.58 (m, 4H). LC−MS (ES) m/e 548 (M)+
実施例31
N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミドの調製
a) 2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド
室温で、DMF(5mL)中の1,1,1−トリフルオロ−N−(2−ピペラジン−1−イルエチル)アセトアミド(2.2g、9.73ミリモル)溶液に1,1,1−トリフルオロメタンスルホン酸 6−メトキシ[1,5]ナフチリジン−4−イルエステル(3.0g、9.73ミリモル)およびトリエチルアミン(1.63mL、11.68ミリモル)を加えた。100℃で18時間経過した後、反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して標記化合物をオフホワイト固体(2.70g、72%)として得た:LC−MS (ES) m/e 384 (M + H)+
b) 2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン
室温で、メタノール(50mL)中の2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}アセトアミド(1.11g、2.9ミリモル)溶液にKCO(2.0g、14.5ミリモル)およびHO(25mL)を加えた。室温で18時間経過した後、反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上で精製して、標記化合物を濃厚な油状物(0.75g、90%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.65 (d, J = 5 Hz, 1H), 7.99 ( d, J = 9 Hz, 1H), 7.36 ( d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.32 (m, 1H), 6.88 (d, J = 5 Hz, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.25 (s, 4H), 2.89 (t, J = 6 Hz, 2H), 2.80 (s, 4H), 2.58 (t, J = 6 Hz, 2H), and 1.62 (s, 2H)。
c) N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド
DMF(20mL)中の2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミン(0.22g、0.77ミリモル)溶液にHOBt(0.11g、0.85ミリモル)、EDC(0.16g、0.85ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.85ミリモル)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボン酸(0.16g、0.77ミリモル)を加えた。室温で12時間経過した後、反応物を真空下で濃縮し、シリカゲル(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上で精製して標記化合物(0.26g、71%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, CD3OD) 8.51 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 8.25 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.92 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 4.09 (s, 3H), 3.89 (m, 2H), 3.70 (m, 2H), 3.65 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 3.47 (m, 2H), 3.01 (m, 2H), 2.92 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 480 (M + H)+
実施例32
N−メチル−N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミドの調製
2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミンの代わりにN−メチル−2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エタンアミン(0.17g、0.57ミリモル)を用いることを除いて、実施例6の手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.18g、65%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.54 Hz (m, 1H), 8.27 Hz (m, 1H), 8.04 (m, 1H), 7.75 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 4.05 (s, 3H), 3.79 (s, 2H), 3.70 (m, 2H), 3.52 (s, 3H), 3.17 (m, 2H), 3.02 (m, 2H), 1.95 (m, 2H), 2.87 (m, 4H). LC−MS (ES) m/e 494 (M + H)+
実施例33
N−メチル−N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミドの調製
2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミンの代わりにメチル(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)アミン(0.30g、1.0ミリモル)を用いることを除いて、実施例2の手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.45g、85%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.70 (m, 1H), 8.54 Hz (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.27 Hz (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.50 (m, 2H), 7.12 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.76 (s, 3H), 3.51 (m, 2H), 3.29 (m, 2H), 2.85 (m, 8H), 2.75 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 529 (M)+
実施例34
N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミドの調製
2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミンの代わりに(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)アミン(0.15g、0.52ミリモル)を用いることを除いて、実施例2の手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.24g、91%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.52 Hz (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.24 Hz (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.50 (d , J = 8.2 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.41 (m, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.51 (s, 2H), 3.13 (m, 2H), 2.95 (m, 2H), 2.79 (s, 3H), 1.95 (m, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.58 (m, 4H). LC−MS (ES) m/e 528 (M)+
実施例35
6−{[(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オンの調製
a) 1,1−ジメチルエチル4−(N−{[(ベンジル)オキシ]カルボニル}グリシル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−カルボキシレート
1,1−ジメチルエチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−カルボキシレート(5.10g、25.50ミリモル)、カルボベンジルオキシグリシン(5.86g、28.00ミリモル)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(3.80g、28.00ミリモル)をジクロロメタン(100mL)に溶かし、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.89mL、51.00ミリモル)に続いて1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル−カルボジイミドヒドロクロリド(5.37g、28.00ミリモル)で処理した。反応物を窒素下で室温で一晩攪拌した。次いで該反応物をジクロロメタン(250mL)で希釈し、次いで水(2x250ml)および塩水(150mL)で洗浄した。有機層を無水炭酸カリウムで乾燥させ、減圧にて濃縮した。粗生成物を25%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物(9.00g、90%)を透明な油状物として得た:LC/MS (ES) m/e 392 (M + H)+
b) ベンジル[2−(ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)−2−オキソエチル]カルバメート
1,1−ジメチルエチル4−(N−{[(ベンジル)オキシ]カルボニル}グリシル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−カルボキシレート(9.00g、23.00ミリモル)をジクロロメタン(150mL)に溶かし、室温で3時間TFA(100mL、1298.25ミリモル)で処理した。次いで該反応物を減圧にて濃縮し、ジクロロメタン(100mL)に溶解させ、室温で1時間ジオキサン(23.00mL、92.00ミリモル)中4M HClで処理した。次いで該反応物ジクロロメタン(250mL)で希釈し、次いで2N NaOH(2x250ml)および塩水(150mL)で洗浄した。有機層を無水炭酸カリウムで乾燥させ、減圧にて濃縮した。粗生成物を、メタノール中に5%水酸化アンモニウムを含む10%メタノール/クロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して標記化合物(6.30g、94%)を透明な油状物として得た:LC/MS (ES) m/e 292 (M + H)+
c) ベンジル[2−(ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)エチル]カルバメート
ベンジル[2−(ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)−2−オキソエチル]カルバメート(6.30g、21.60ミリモル)を無水THF(150mL)に溶かし、窒素下で0℃まで冷却した。次いで該溶液を0℃で1時間THF(43.20mL、43.20ミリモル)中1M 水素化リチウムアルミニウム溶液で処理し、次いで該反応物を水(3.10mL)および1N NaOH(0.75mL)でクエンチした。得られた懸濁液をガラス濾過漏斗中のセライトTMを介して濾過した。濾過液を無水炭酸カリウムで乾燥させ、減圧にて濃縮した。粗生成物をメタノール中に5%水酸化アンモニウムを含む10%メタノール/クロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して標記化合物(5.00g、83%)を黄色油状物として得た:LC/MS (ES) m/e 278 (M + H)+
d) ベンジル(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)カルバメート
ベンジル[2−(ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)エチル]カルバメート(3.70g、13.33ミリモル)および6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イルトリフルオロメタンスルホン酸(4.10g、13.33ミリモル)を無水ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かし、ジイソプロピルエチルアミン(3.50mL、20.00ミリモル)で処理し、窒素下95℃で48時間以上加熱した。該溶液を冷却し、減圧にて濃縮した。粗生成物を10%メタノール/クロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して標記化合物(2.0g、34%)を褐色ろう状固体として得た:LC/MS (ES) m/e 436 (M + H)+
e) (2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)アミンヒドロクロリド
ベンジル(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)カルバメート(1.00g、2.30ミリモル)、ジオキサン中4M HCl(0.60mL、2.30ミリモル)およびパールマン触媒(Pearlman's catalyst)(0.35g)をエタノール中で懸濁し、50p.s.iの水素下に2時間置いた。懸濁液をガラス濾過漏斗中のセライトTMを介して濾過し、減圧にて濃縮して標記化合物(0.60g、87%)を黄色固体として得た:LC/MS (ES) m/e 302 (M + H)+
f) 6−{[(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オントリヒドロクロリド
(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)アミンヒドロクロリド(0.60g、1.77ミリモル)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルバルデヒド(0.35g、1.77ミリモル)をジクロロメタン(30mL)およびエタノール(20mL)の混合物中に溶かし、窒素下室温で18時間以上無水硫酸ナトリウム(0.10g.)およびジイソプロピルエチルアミン(0.62mL、3.55ミリモル)で処理した。次いで反応物を室温で1時間水素化ホウ素ナトリウム(0.070g、1.77ミリモル)で処理した。次いで該溶液を減圧にて濃縮し、10%メタノール/クロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。該化合物をジクロロメタン(40mL)に溶かし、ジオキサン(1.30mL)中4M HClで30分間処理し、次いで減圧にて濃縮して標記化合物(0.20g、24%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 8.60 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.44 Hz (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.95 Hz (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.25 (s, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.40−3.75 (m, 16H). LC/MS (ES) m/e 480 (M + H)+
実施例36
N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミドトリヒドロクロリドの調製
a) N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミドトリヒドロクロリド
(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)アミンヒドロクロリド(0.32g、0.96ミリモル)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−スルホニルクロリド(0.25g、0.96ミリモル)をジクロロメタン(25mL)に溶かし、窒素下室温で18時間以上ジイソプロピルエチルアミン(0.34mL、1.92ミリモル)で処理した。次いで該溶液を減圧にて濃縮し、10%メタノール/クロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。該化合物をジクロロメタン(40mL)に溶かし、ジオキサン(0.20mL)中4M HClで30分間処理し、次いで減圧にて濃縮して標記化合物(0.22g、38%)をオフホワイト固体として得た:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.55 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 8.44 Hz (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.55 (m, 2H), 7.41 (s, 1H), 7.39 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.61 (m, 2H), 3.61 (m, 4H), 3.31 (m, 4H), 3.15 (m, 2H), 2.62 (m, 2H), 2.31 (m, 2H). LC/MS (ES) m/e 529 (M + H)+
実施例37
6−{[(2−{(1S,4S)−5−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オントリヒドロクロリドの調製
1,1−ジメチルエチル(1S,4S)−5−(N−{[ベンジルオキシ]カルボニル}グリシル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート
1,1−ジメチルエチル(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(1.00g、5.0ミリモル)、カルボベンジルオキシグリシン(1.05g、5.0ミリモル)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.75g、5.5ミリモル)をジクロロメタン(25mL)中に溶かし、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.97mL、10.0ミリモル)で処理し、その後1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル−カルボジイミドヒドロクロリド(1.06g、5.5ミリモル)で処理した。該反応物を窒素下室温で一晩攪拌した。該反応物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、次いで水(2x50ml)および塩水(50mL)で洗浄した。有機層を無水炭酸カリウムで乾燥させ、減圧にて濃縮した。粗生成物を10%メタノール/クロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物(1.80g、92%)を透明な油状物として得た:LC/MS (ES) m/e 390 (M + H)+
b) 1,1−ジメチルエチル(1S,4S)−5−[2−({[ベンジルオキシ]カルボニル}アミノ)エチル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート
1,1−ジメチルエチル(1S,4S)−5−(N−{[ベンジルオキシ]カルボニル}グリシル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(1.80g、4.6ミリモル)を無水THF(50mL)中に溶かし、窒素下0℃まで冷却した。次いで該溶液を0℃で1時間THF(9.20mL、9.20ミリモル)中1M 水素化リチウムアルミニウム溶液で処理し、つい該反応物を水(0.70mL)および1N NaOH(0.20mL)でクエンチした。得られた懸濁液をガラス濾過漏斗中のセライトTMを介して濾過した。濾過物を無水炭酸カリウムで乾燥させ、減圧にて濃縮した。粗生成物をメタノール中に5%水酸化アンモニウムを含む10%メタノール/クロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物(0.90g、52%)を透明な油状物として得た:LC/MS (ES) m/e 376 (M + H)+
c) ベンジル{2−[(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]エチル}カルバメートヒドロクロリド
1,1−ジメチルエチル(1S,4S)−5−[2−({[ベンジルオキシ]カルボニル}アミノ)エチル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシレート(0.90g、2.40ミリモル)をジクロロメタン(25mL)に溶かし、ジオキサン(10.00mL、40.00ミリモル)中の4M HClで3時間室温で処理した。該溶液を減圧にて濃縮して標記化合物(0.66g、88%)をオフホワイト固体として得た:LC/MS (ES) m/e 276 (M + H)+
d) ベンジル(2−{(1S,4S)−5−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}エチル)カルバメート
ベンジル{2−[(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]エチル}カルバメート ヒドロクロリド(0.66g、2.11ミリモル)および6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート(0.74g、2.40ミリモル)を無水ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かし、トリエチルアミン(1.67mL、12.00ミリモル)で処理し、窒素下で90℃で18時間以上加熱した。該溶液を冷却し、減圧にて濃縮した。粗生成物を10%メタノール/クロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物(0.25g、27%)を褐色油状物として得た:LC/MS (ES) m/e 434 (M + H)+
e) (2−{(1S,4S)−5−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}エチル)アミンヒドロクロリド
ベンジル(2−{(1S,4S)−5−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}エチル)カルバメート(0.25g、0.57ミリモル)、ジオキサン(0.14mL、0.57ミリモル)中4M HClおよびパールマン触媒(Pearlman's catalyst)(0.20g)をエタノール中で懸濁し、50p.s.iの水素下に3時間放置した。懸濁液をガラス濾過漏斗中のセライトTMを介して濾過し、濾過物を減圧にて濃縮して標記化合物(0.10g、52%)を白色固体として得た:LC/MS (ES) m/e 300 (M + H)+
f)6−{[(2−{(1S,4S)−5−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン トリヒドロクロリド
(2−{(1S,4S)−5−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}エチル)アミンヒドロクロリド(0.10g、0.30ミリモル)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルバルデヒド(0.060g、0.030ミリモル)を、ジクロロメタン(10mL)およびエタノール(10mL)の混合物中に溶かし、窒素下室温で18時間以上無水硫酸ナトリウム(0.10g.)およびジイソプロピルエチルアミン(0.05mL、0.060ミリモル)で処理した。次いで該反応物を室温で1時間、水素化ホウ素ナトリウム(0.011g、0.30ミリモル)で処理した。次いで該溶液を減圧にて濃縮し、10%メタノール/クロロホルムで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。該化合物をジクロロメタン(20mL)に溶かし、ジオキサン(0.25mL)中4M HClで30分間処理し、次いで減圧にて濃縮して標記化合物(0.08g、27%)をオフホワイト白色固体として得た:1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 10.97 (s, 1H), 9.82 (br s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.90 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.90 (m, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.26 (s, 2H), 4.02 (s, 3H), 3.60 (s, 2H), 3.17−3.57 (s, 11H) LC/MS (ES) m/e 478 (M + H)+
実施例38
6−({2−[4−ヒドロキシ−1−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−エチルアミノ}−メチル)−4−H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オンの調製
a) 2,2,2−トリフルオロ−N−(2−{4−ヒドロキシ−1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)アセトアミド
2,2,2−トリフルオロ−N−[2−(4−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)エチル]アセトアミド(0.95g、3.95ミリモル)をDMF(7mL)に溶かし、1,1,1−トリフルオロ−メタンスルホン酸 6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルエステル(1.22g、3.95ミリモル)およびトリエチルアミン(2.8mL、19.75ミリモル)を該反応混合物に加えた。該反応混合物を90℃で18時間加熱し、次いで減圧にて濃縮した。粗混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/ヘキサン−5%メタノール/ジクロロメタン)により精製して標記化合物(1.46g、90%)を淡褐色油状物として得た:1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.25 Hz (d, 1H, J = 5.1 Hz), 7.94 Hz (d, 1H, J = 9.1 Hz), 6.95 (d, 1H, J = 9.1 Hz), 6.76 Hz (d, 1H, 5.1 Hz), 3.91 (m, 3H), 3.89 ( s, 3H), 3.26 (m, 4H), and 1.73 (m, 5H). LC−MS (ES) m/e 399.0 (M + H)。
b) 4−(2−アミノ−エチル)−1−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ピペリジン−4−オール
攪拌子つき丸底フラスコにメタノール(150mL)および水(30mL)中の2,2,2−トリフルオロ−N−{2−[4−ヒドロキシ−1−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−エチル}アセトアミド(1.4g、28.1ミリモル)を加えた。該混合物に炭酸カリウム(14.1ミリモル,1.94g)を加えた。18時間後、反応混合物をセライトのパットを介して濾過し、減圧にて濃縮して標記化合物を淡黄色油状物として得た:LC−MS (ES) m/e 303.2 (M + H)。
c) 6−({2−[4−ヒドロキシ−1−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−エチルアミノ}−メチル)−4−H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン
4−(2−アミノ−エチル)−1−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ピペリジン−4−オール(0.435g、1.44ミリモル)の、40mLの純エタノールおよび20mLの無水DCM中攪拌溶液に3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒド(0.279g、1.44ミリモル)および硫酸ナトリウムを1さじ加えた。反応物を窒素下18時間激しく攪拌し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(1.44ミリモル、55mg)を加え、該反応物をさらに2時間攪拌した。該反応混合物を濾過して固体を除去し、溶媒を蒸発させて淡褐色固体を得た。粗生成物を10%メタノール/ジクロロメタン(メタノール中5%NHOHを含む)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して標記化合物を遊離塩基(175mg、26%)として得た。生成物をDCMに溶かし、ジエチルエーテル(0.364ミリモル、0.364mL)中3当量の1N HClを加えた。トリス−HCl塩を溶媒から沈殿させ、該溶媒を除去して標記化合物をオフホワイト固体(185mg)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.54 Hz (d, 1H, J = 5.3 Hz), 8.17 Hz (d, 1H, J = 9.1 Hz), 7.61 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.08 (d, 1H, J = 9.1 Hz), 6.97 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 6.90 (d, 1H, J = 5.3 Hz), 4.09 (m, 2H), 4.06 (s, 3H), 3.86 (s, 2H), 3.51 (m, 2H), 3.41 (m, 2H), 3.04 (m, 2H), 1.90 ( m, 4H), and 1.76 ( m, 2H). LC−MS (ES) m/e 481.2 ( M + H)+
実施例39
6−({2−[4−ヒドロキシ−1−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ピペリジン−4−イル]−エチルアミノ}−メチル)−4−H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オンの調製
3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサルデヒドの代わりに3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−カルボキサルデヒド(0.18g、1.0ミリモル)を用いることを除いて、実施例13の手順に従って、シリカゲル(CHCl/MeOH、9:1、5%NHOHを含む)上のフラッシュクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.115mg、24%)をオフホワイト固体として調製した:1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.54 Hz (d, 1H, J = 5.3 Hz), 8.18 Hz (d, 1H, J = 9.1 Hz), 7.24 (d, 1H, J = 8.1 Hz), 7.08 (d, 1H, J = 9.1 Hz), 6.94 (d, 1H, J = 8.1 Hz), 6.90 (d, 1H, J = 5.3 Hz), 4.67 (s, 2H), 4.09 (m, 2H), 4.07 (s, 3H), 3.85 (s, 2H), 3.51 (m, 1H), 3.41 (m, 2H), 3.04 (m, 2H), 1.90 (m, 4H), and 1.77 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 465.2 (M + H)+
実施例40
N−(2−{4−ヒドロキシ−1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミドの調製
室温で、CHCl(50mL)中の2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エタノール(0.19g、0.63ミリモル)攪拌溶液に3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−スルホニルクロリド(0.16g、0.63ミリモル)を加えた。室温で24時間経過した後、反応溶液を減圧にて濃縮した。残った固体をシリカ(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上で精製して標記化合物をオフホワイト固体(0.13g、40%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3/CD3OD) δ 8.54 Hz (d, 1H, J = 5.3 Hz), 8.21 Hz (d, 1H, J = 9.1 Hz), 7.57 (s, 2H), 7.47 (s, 1H), 7.21 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.14 (s, 3H), 4.12 (s, 2H), 3.57 (s, 2H), 3.52 (m, 2H), 3.48 (m, 3H), 3.22 (m, 2H), 1.98 (m, 2H), and 1.87 ( m, 4H). LC−MS (ES) m/e 530.2 (M + H)+
実施例41
7−{[(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)オキシ]メチル}−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジンの調製
a) 7−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン
室温で、EtOH(20mL)中の2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−カルバルデヒド(1.0g、6.1ミリモル)攪拌溶液にNaBH(0.23g、6.1ミリモル)を加えた。2時間後、HO(2mL)を加え、反応溶液を減圧にて濃縮した。残った固体をシリカ(CHCl/MeOH、9:1)の小さいパッドに通過させて白色固体を得、それをそのまま使用した。
0℃で、CHCl(20mL)中の2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメタノール(0.77g、4.61ミリモル)攪拌溶液にPBr(0.52mL、5.53ミリモル)を加えた。24時間後、反応溶液を10%水性NaHCOに注ぎ、EtOAcで抽出し、さらに有機層をHOで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、減圧にて濃縮した。残った固体をシリカ(EtOAc)の小さいパットに通過させて白色固体(0.97g、92%)を得、それをそのまま使用した。LC−MS (ES) m/e 230 (M+)。
b) 2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エタノール
室温で、DMF(10mL)中の6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イルトリフルオロメタンスルホネート(5.0g、16.2ミリモル)攪拌溶液に2−(1−ピペラジニル)エタノール(2.11g、16.2ミリモル)を加えた。100℃で24時間後、反応溶液を減圧にて濃縮した。残った固体をシリカ(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上で精製して標記化合物をオフホワイト固体(3.82g、82%)として得た:LC−MS (ES) m/e 289 (M+)。
c) 7−{[(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)オキシ]メチル}−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン
0℃で、DMF(10mL)中の2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エタノール(0.97g、3.39ミリモル)攪拌溶液に7−(ブロモメチル)−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン(0.78g、3.39ミリモル)を加えた。室温で24時間経過した後、反応溶液を減圧にて濃縮した。残った固体をシリカ(5%NHOHを含むCHCl/MeOH、9:1)上で精製し標記化合物をオフホワイト固体(0.16g、11%)として得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3) 8.55 (m, 1H), 8.19 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.10 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.87 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 4.58 (s, 2H), 4.35 (m, 8H), 4.04 (s, 3H), 3.76 (m, 4H), 2.88 (m, 2H), 2.80 (m, 2H). LC−MS (ES) m/e 438 (M+H)+
実施例42
6−[({1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オンの調製
25℃で、乾DMF(5mL)中の6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル トリフルオロメタンスルホネート(1.5g、4.87ミリモル)に1,1−ジメチルエチル4−ピペリジニルカルバメート(975mg、4.87ミリモル)を加えた。90℃で12時間経過した後、反応物を冷却し、濃縮してカラムクロマトグラフィー(シリカ、DCM中1−10%MeOH)にて精製し、1,1−ジメチルエチル{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}カルバメート(1.8g、定量)を黄色油状物として得た:MS (ES) m/e 359 (M + H)+
25℃で、乾DCM(8.0mL)中の1,1−ジメチルエチル {1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}カルバメート(298mg、0.833ミリモル)にジオキサン(4M、1.0mL、4.17ミリモル)中のHCl溶液を加えた。3時間後、溶液を濃縮し、アミン塩を得、それをそのまま還元アミノ化に使用した: MS (ES) m/e 259 (M + H)+
DCM−EtOH(1:1、8mL)中の上記アミン塩にDIPEA(1mL、5.83ミリモル)、NaSO(412mg、0.412ミリモル)および3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルバルデヒド(162mg、0.833ミリモル)を加えた。12時間後、NaBH(38mg、1.0ミリモル)を加え、反応物をさらに2時間攪拌し、濃縮してHO/DCMの間に分配した。有機画分を合わせ、乾燥させ(NaSO)、濃縮させて、カラムクロマトグラフィー(シリカ、DCM中10%MeOH)により精製して標記化合物(362mg、定量)を黄色固体として得た:MS (ES) m/e 437 (M + H)+1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.44−8.46 (bs, 1H), 8.44 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.61 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 4.47−4.50 (m, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.65−3.68 (m, 1H), 3.45 (s, 2H), 3.08−3.19 (m, 3H), 2.19−2.21 (m, 1H), 1.81−2.11 (m, 6H)。
実施例43
抗菌活性検定:
完全な細胞で抗菌活性を、米国臨床検査標準化委員会(NCCLS)が推薦する方法、Document M7−A6、''Methods for Dilution Susceptibility Tests for Bacteria that Grow Aerobically”を用いて培養菌微量希釈(broth microdilution)により決定した。化合物を、0.016〜16mcg/mLの範囲で2倍ずつ希釈して試験した。
化合物を、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)WCUH29、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermis)、肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)1629、化膿性レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)CN 10、エンテロコッカス・ファエサリス(Enterococcus faecalis)2およびエンテロコッカス・ファエシウム(Enterococcus faecium)を含むグラム陽性生物のパネルに対して評価した。
さらに化合物を、ヘモフィスル・インフルエンザ(Haemophilus influenzae)NEMC1、大腸菌7623およびモラクセラ・カタラーシス(Moraxella catarrhalis)Ravasioを含むグラム陰性株のパネルに対して評価した。
最小発育阻止濃度(MIC)を視覚的に増殖を阻害した化合物の最低濃度として決定した。MIC評価項目を決定するのにミラーリーダーを使用した。
当業者であれば、MIC値が20μg/mL以下となる化合物であればリード化合物となり得ると考えるであろう。本発明の化合物は、前記したすべての生物種に対してMIC値≦20μg/mlを示す。
例えば、本明細書において同定した実施例1〜42の化合物はそれぞれ、上記生物に対して、または上記生物をスクリーニングした場合、その生物に対して、MIC値≦20μg/mlを示した。
実施例44
ラット感染モデル
本発明の特定の化合物をラット感染モデルで試験した。特定病原体未感染の雄のスプレーグ・ドウリィ(Sprague-Dawley)CDラットを、すべての細菌株について用いた。それぞれ治療群は5匹の動物からなる。H.influenzae H128については100μlの細菌懸濁液、およびS.pneumoniae 1629については50μlの細菌懸濁液を、非外科的な挿管を介して気管支内点滴注入により感染させた。すべての化合物は経口胃管栄養を介して、感染後1、7、24および31時間で投与された。それぞれの実験において、動物群をさらに追加し、未処理感染対照として飼育した。最後の治療後約17時間で、動物を殺して肺を切除し、一般的な方法により生菌を数え上げた。検出の下限値は1.7 log10 CFU/肺であった。
インビボのラット感染モデルにおいて、S. pneumoniae 1629に対して25〜100mg/Kgの範囲の用量を経口投与した場合の活性、およびH. influenzae H128に対していくつかの化合物について25〜100mg/Kgの範囲の用量で経口投与した場合の活性を観察した。特定の式(I)の化合物は、S. pneumoniae 1629に対する未処理の対照と比較して、肺中の生菌数において2より大きな対数値の低下を示した。式(I)の特定の化合物は、H. influenzae H 128に対する未処理の対照と比較して肺中の生菌数において4より大きな対数値の低下を示した。本発明の化合物は、50mg/Kgで1日2回の投与を2日間行ったラットに毒性が観測されず、その毒性が低かったため特に興味深い。
本発明が、本明細書に記載した実施形態に制限されるものではなく、本権利が例示の実施形態および請求項に係る発明の範囲にある全ての修飾により確保されることは、理解されよう。

Claims (12)

  1. 式(I):
    Figure 2006521401
    [式中:
    は、NまたはCR1aであり;
    およびR1aは、独立して水素;ヒドロキシ;置換されていないか、もしくは(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されていてる(C1−6)アルコキシ;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;ハロゲン;(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメチル;トリフルオロメトキシ;ニトロ;アジド;シアノ;アシル;アシルオキシ;アシルチオ;(C1−6)アルキルスルホニル;(C1−6)アルキルスルホキシド;アリールスルホニル;アリールスルホキシド;あるいは置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されているアミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ基であり;あるいはRおよびR1aは一緒になってエチレンジオキシを形成してもよく;
    ただしZがCR1aである場合、RはHではなく;

    は、Hまたはハロゲンであり;
    ただしZがNである場合、RはHであり;

    は、水素;ハロゲン;ヒドロキシ;シアノ;CF;ニトロ;アジド;アシル;アリール;ヘテロアリール;COH;アシルオキシ;アシルチオ;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されていている)により置換されている(C1−6)アルキル;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルコキシ;(C3−7)シクロアルキル;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメトキシ;(C1−6)アルキルスルホニル;(C1−6)アルキルスルホキシド;アリールスルホニル;またはアリールスルホキシド;あるいは置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されているアミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ基であり;

    はN、CまたはCRであり;
    はC=O、CRまたはCRであり;
    はC=OまたはCRであり;
    はNまたはCRであり;
    はC=OまたはCRであり;
    はC=O、CRまたはCRであり;
    別に、W2、W3、W5およびW6のうち1個はCRCRであり、その他は前記と同意義であり;
    およびRは、それぞれ独立して水素;ハロゲン;ヒドロキシ;シアノ;CF;ニトロ;アジド;アシル;アリール;ヘテロアリール;COH;アシルオキシ;アシルチオ;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルキル;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルコキシ;(C3−7)シクロアルキル;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメトキシ;(C1−6)アルキルスルホニル;(C1−6)アルキルスルホキシド;アリールスルホニル;またはアリールスルホキシド;あるいは置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されているアミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ基であり;あるいは2個のR基が一緒に結合してビシクロヘプタンを形成してもよく;

    AはCRまたはC(O)であり;
    BはCRまたはC(O)であり;
    、R、RおよびRは独立して水素;ハロゲン;ヒドロキシ;シアノ;CF;ニトロ;アジド;アシル;アリール;ヘテロアリール;COH;アシルオキシ;アシルチオ;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルキル;置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、CONH、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルコキシ;(C3−7)シクロアルキル;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルチオ;トリフルオロメトキシ;(C1−6)アルキルスルホニル;(C1−6)アルキルスルホキシド;アリールスルホニル;またはアリールスルホキシド;あるいは置換されていないか、もしくは1個または2個の(C1−6)アルキル、アシルまたは(C1−6)アルキルスルホニル基によりN−置換されているアミノ、ピペリジル、グアニジノまたはアミジノ基であり;

    10は、水素;アリール;ヘテロアリール;置換されていないか、もしくは置換により不安定な化合物とならない限り、1個または2個の(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリノ、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも置換されていないか、もしくは1個または2個のアリール、ヘテロアリール、ハロゲン、置換されていない(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシによりN−置換されている)により置換されている(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルカルボニル;あるいは(C2−6)アルケニルカルボニルであり;

    11は基−U−R12であり、ここでR12は各環が4個までのヘテロ原子を含む、式(A):
    Figure 2006521401
    [式中:
    環(a)と環(b)のうち少なくとも1個は芳香族環であり;
    は、芳香族環の一部である場合にはCもしくはNであり、または非芳香族環の一部である場合にはCR14であり;
    は、芳香族または非芳香族環の一部である場合にはN、NR13、O、S(O)、COもしくはCR14であり、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
    およびXは、独立してNまたはCであり;
    は、0個〜4個の原子のリンカー基であり、そのいずれの原子も独立して、芳香族または非芳香族環の一部である場合にはN、NR13、O、S(O)、COおよびCR14から選択されるか、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく、
    は、2個〜6個の原子のリンカー基であり、Yのそれぞれの原子は独立して、芳香族または非芳香族環の一部である場合にはN、NR13、O、S(O)、COおよびCR14から選択されるか、または非芳香族環の一部である場合にはさらにCR1415であってもよく;
    14およびR15は、それぞれ独立してH;(C1−4)アルキルチオ;ハロ;(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;ヒドロキシ;ヒドロキシ(C1−4)アルキル;メルカプト(C1−4)アルキル;(C1−4)アルコキシ;トリフルオロメトキシ;ニトロ;シアノ;カルボキシ;置換されていないか、もしくは(C1−4)アルキルにより置換されているアミノまたはアミノカルボニルから選択され;
    13は、それぞれ独立してH;トリフルオロメチル;置換されていないか、もしくはヒドロキシ、カルボキシ、(C1−4)アルコキシ、(C1−6)アルキルチオ、ハロまたはトリフルオロメチルにより置換されている(C1−4)アルキル;(C2−4)アルケニル;またはアミノ基が置換されていてもよい(C1−4)アルキルであるアミノカルボニルであり;
    xは、それぞれ独立して0、1または2である]
    で示される置換されていないか、もしくは置換されている二環式炭素環式または複素環式系であり;

    Uは、CO、SO、CHまたはCR1617であり;
    16およびR17は、独立してH;アリール;ヘテロアリール;(C1−6)アルキル;置換により不安定な化合物とならない限り、(C1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリノ、グアニジノまたはアミジノ(そのいずれも1個または2個のH、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、シアノ、CF、(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヒドロキシ、(C1−6)アルキルチオ、ヘテロサイクリルチオ、ヘテロサイクリルオキシ、アリールチオ、アリールオキシ、アシルチオ、アシルオキシまたは(C1−6)アルキルスルホニルオキシにより置換されているかまたはN−置換されている)により置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルコキシ置換された(C1−6)アルキル;ヒドロキシ置換された(C1−6)アルキル;1個または2個の(C1−6)アルキル、アシル、(C1−6)アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルによりN−置換されているアミノ置換された(C1−6)アルキル;(C1−6)アルキルカルボニル;(C2−6)アルケニルカルボニル;(C1−6)アルコキシカルボニル;COH;またはCFから選択される]
    で示される化合物、あるいはその医薬上許容される塩類。
  2. がF、Cl、OCH、メチルまたはSCHである請求項1記載の化合物。
  3. 1aがH、OCHまたはOCHCHOCHである請求項1記載の化合物。
  4. がHまたはFである請求項1記載の化合物。
  5. がClまたはFである請求項1記載の化合物。
  6. は、それぞれ独立してH、OH、OCHまたはCHOHである請求項1記載の化合物。
  7. がHである請求項1記載の化合物。
  8. 基−U−が−CH−である請求項1記載の化合物。
  9. 12が:
    ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル;
    4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン−6−イル;
    2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル;
    ベンゾ[1,2,3]チアジアゾール−5−イル;
    3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル;
    7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル;
    2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピリド[2,3−b][1,4]チアジン−7−イル;
    2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イル;
    3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル;
    [1,2,3]チアジアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル;
    3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル;
    7−クロロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル;または
    7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル
    である請求項1記載の化合物。
  10. 本化合物が:
    6−({2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
    6−({2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
    (2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[1−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}アミン;
    6−({2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
    6−({2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
    (2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[1−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}アミン;
    6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシ−[1,5]キノリン−4−イル)フェニル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
    6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシ−[1,5]キノリン−4−イル)フェニル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
    {2−[1−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミン;
    6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)フェニル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
    6−({2−[1−(3−クロロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)フェニル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
    {2−[1−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−4−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミン;
    6−({2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
    6−({2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
    (2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[4−(6−メトキシキノリン−4−イル)ピペリジン−1−イル]エチル}アミン;
    6−({2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
    6−({2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
    (2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)−{2−[4−(6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペリジン−1−イル]エチル}アミン;
    6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
    6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
    {2−[4−(3−クロロ−6−メトキシキノリン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミン;
    6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン;
    6−({2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチルアミノ}メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
    {2−[4−(3−クロロ−6−メトキシナフチリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル]エチル}−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン−7−イルメチル)アミン;
    6−({2−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル]−2−オキソ−エチルアミノ}−メチル)−4H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3−オン;
    N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド;
    N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
    N−メチル−N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド;
    N−メチル−N−(2−{1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
    N−(2−{1−[3−クロロ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
    7−{[(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)オキシ]メチル}−2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリジン;
    N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド;
    N−メチル−N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−カルボキサミド;
    N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
    N−メチル−N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
    6−{[(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
    N−(2−{4−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
    6−{[(2−{(1R,4R)−5−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
    6−[({1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
    6−{[(2−{4−ヒドロキシ−1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
    6−{[(2−{4−ヒドロキシ−1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;
    N−(2−{4−ヒドロキシ−1−[6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−4−ピペリジニル}エチル)−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−6−スルホンアミド;
    6−{[(2−{4−[7−フルオロ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−3(4H)−オン;
    6−{[(2−{4−[7−フルオロ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−イル]−1−ピペラジニル}エチル)アミノ]メチル}−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;
    である請求項1記載の化合物、あるいはその医薬上の塩類。
  11. 請求項1記載の化合物および医薬上許容される担体を含む、医薬組成物。
  12. 請求項1記載の化合物の有効量を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む哺乳動物における細菌感染の処置方法。

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