JP2006520546A - 無線によるデータ転送 - Google Patents

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Abstract

本発明は、2つの電子デバイス間で無線によるデータ転送を開始する方法に関する。特に、この開始をユーザフレンドリなものにするために、“ハギング(hugging)”と呼ばれるコンセプトの採用が提案される。第1の電子デバイスと第2の電子デバイスとが、少なくとも互いに対して近傍関係にある間、互いに対して特定の動きパターンを受けていると判定された場合、2つの電子デバイス間にハグ状態が与えられているものと想定する。このようなハグ状態が第1のデバイス側で検出された場合にのみ、上記第1のデバイスと上記第2のデバイスのような別の或るデバイスとの間でデータ転送を行うためにデータ転送チャネルが開かれる。本発明は、同様に、対応するデバイス、および、対応するソフトウェアコードを持つソフトウェアプログラム製品にも関する。

Description

本発明は、少なくとも2つの電子デバイスの内の少なくとも2つの電子デバイス間でデータの無線転送を開始する方法に関する。本発明は、同様にこのようなデータの無線転送の開始に適した電子デバイス、並びに、2つの電子デバイス間での無線によるデータ転送を開始するためのソフトウェアコードを格納するソフトウェアプログラム製品にも関する。
2つの携帯電話間での業務用名刺の交換などの、2つの電子デバイス間での無線によるデータの直接転送が可能であることは現状の技術から周知のことである。例えば、赤外線(IR)ポートによるブルートゥース(登録商標:BT)や、無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)によって送信チャネルを実現することが可能である。
公報WO00/28403A1には、2つの電子デバイス間でローカル無線リンクを採用する1例についての記載がある。この文献は、データの送信ではなく、従来方式のデバイス遠隔制御の場合と同様の、携帯用コントローラとデバイス間での制御情報の送信を提案するものである。
無線端末装置間でのデータ転送用開始プロトコルについては、例えば、公報EP1220501A2およびWO01/45319A1に記述がある。
2つの電子デバイス間での無線によるデータの直接転送の起動および開始が複雑で、煩わしいと考えられる場合が多いことは上記周知の解決方法の欠点である。
本発明の目的は、電子デバイスのユーザの視点から、2つの電子デバイス間での無線によるデータの直接転送を単純化することにある。
さらに、本発明の他の目的は、電子デバイスのユーザにとって新しい経験を構成する形で、2つの電子デバイス間での無線によるデータの直接転送を可能とすることにある。
少なくとも2つの電子デバイスの内の少なくとも2つの電子デバイス間での無線によるデータ転送を開始する方法が提案される。この方法は、第1の電子デバイスと、複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとの間でハグ状態(hugging state)を検出するステップを複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイス側に具備するものである。第1の電子デバイスと第2の電子デバイスとが、少なくとも互いに近傍関係にある間、互いに対して特定の動きパターンを受けていると判定された場合、ハグ状態が与えられていると想定される。この提案された方法は、第1の電子デバイスが上記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとハグ状態にあることが検出されたとき、第1の電子デバイスと、上記複数の電子デバイスの内の上記第1の電子デバイス以外の別の電子デバイスとの間でデータを転送するために、第1の電子デバイスのローカル無線リンクとしてデータ転送チャネルを開くステップをさらに具備するものである。
さらに、別の電子デバイスと、提案された方法を実現するための処理用コンポーネントとに対してローカル無線リンクを確立するための少なくとも1つのインタフェースを具備する1つの電子デバイスが提案される。
最後に、少なくとも2つの電子デバイスの内の少なくとも2つの電子デバイス間で無線によるデータ転送を開始するためのソフトウェアコードが格納されたソフトウェアプログラム製品が提案される。この提案されたソフトウェアコードは、電子デバイスの処理ユニットで実行されるとき、提案された方法のステップを実行するものである。
本発明は、“ハギング”と呼ばれるコンセプトに依拠するものである。この用語の正確な定義、したがって、必要な動きパターンの正確な定義は所定のアプリケーションに固有のものであってもよい。固有でかつ曖昧性のないものすることが望ましい動きパターンは、少なくとも互いに近傍関係にあるデバイスを用いてデバイスのユーザが行う単一の動きまたは一連の動きを有するものであってもよい。最も単純な実施例では、“ハギング”は、2つの電子デバイスを物理的に近づける、すなわち、少なくとも互いに非常に接近してタップすることを意味する。別の実施形態では、“ハギング”は、2つの電子デバイスを互いに接近してスライディングさせるようなさらに複雑な別の動きパターンを必要とする場合も考えられる。最も一般的なケースでは、“ハギング”は専ら以下の判断基準、すなわち、ユーザが、どのデバイスを自身のデバイスと“ハグ”させることを望むかを曖昧性のない仕方で定義することを可能にする処理の実行を必要とするにすぎず、これらデバイスの各々は、各デバイスが別のデバイスによって“ハグされている”可能性があるかどうかについて独立した判定を行うことができる。
本発明に準拠する複数の電子デバイスをハグ可能電子デバイスと呼ぶこともある。
本発明は、2つの電子デバイス間で単にハグ状態に入ることにより(例えば2つの電子デバイスを物理的に接触させることなどにより)データ転送を開始した場合、2つの電子デバイス間でのこのデータ転送の開始を特に簡単で、直感的なものにしようという考慮に由来するものである。このような“ハグ状態”を検出した場合にのみデータ転送に必要な最大帯域を出力するチャネルが起動される。
したがって、本発明は、単に2つの電子デバイスをそれぞれハグ状態にすることによってデータ転送を開始することにより、複数の電子デバイス間での画像やその他のデータの転送を行う新たな方法を提供するものである。
本発明によって電子デバイス間でデータ転送を行うための極めて直感的なユーザインタフェースを提供することが本発明の利点である。
ハードウェアをまったく変更することなく、いくつかの電子デバイスにおいて(例えば少なくともいくつかの将来の携帯電話のカテゴリにおいて)本発明を実現できることが本発明のさらに別の利点である。
ハグ状態の検出の起動は常に可能である。あるいはこのハグ状態の検出は、或る条件下でのみ、例えばユーザによる要求時や、アプリケーションによる対応する表示の際などに自動的に起動可能である。
最も単純な実施例では、機械的または電気的起動によってハグ状態が検出される。このような実施形態では、基本的に曖昧性がなくかつエラーを生じることなくハグ状態に入ったことが検出できる。その結果、ハグ状態を偶然に検出することは実際上不可能となる。例えば、双方のデバイスが1つのボタンを含み、複数のデバイスをある特定の構成で一緒に押すとき、双方のボタンを同時に押させるようにして、ハグ状態の上記のような明確に限定された検出を行うことも可能である。
さらに重要な実施形態では、ハグ状態の検出は上記のように完全に曖昧性のない仕方では行うことができない。これらのケースの場合、非常に低い帯域幅のみを必要とするポーリングモードの利用が提案される。まず、第1の電子デバイスがローカル無線リンクとしてポーリングチャネルを開き、次いで、第1の電子デバイスはポーリングチャネルで信号を送信し、このポーリングチャネルで複数の信号を受け取る。交換された信号は、例えば、関係する電子デバイスでのいくつかの測定結果である“テレメトリデータ”であってもよい。最後に、第1のデバイスが測定したデータと、ポーリングチャネルを介して受信した信号とを評価することによって、第1の電子デバイスが、同様にポーリングチャネルを開いている対応する第2の電子デバイスとハグ状態にあるかどうかが第1の電子デバイスによって判定される。第1のデバイスが測定したデータが、ポーリングチャネルを介して受信した信号で行われた測定結果であってもよい点に留意されたい。
必要な測定と評価とを行うために電子デバイスにポーリングモードに入らせる、すなわちポーリングチャネルを開く種々の可能性が存在する。ユーザによる開始時に行うか、自動的に行うかあるいは混合したアプローチによって行うかのいずれかの方法でポーリングモードに入ることが可能である。セキュリティ追加層が存在する場合もあるが、これらの層は本発明に関連して決定的に重要な意味を持つものではない。
ユーザがポーリングモードを開始する場合には、開始は極く単純であることが望ましい。例えば、ポーリングモードに入るために押す専用ボタンを設けることによりこの単純な開始の達成は可能となる。或いは、予め設定した正規のキー列を押したり、他の任意の適切なアクションを行ったりすることが必要となる場合もある。
ポーリングモードに自動的に入る場合、低エネルギークイックポール・チェックモード(QUICK-POLL-CHECK-MODE)でのポーリングチャネルの通常サンプリングによって、近くにある第2の電子デバイスがポーリングモードになっていることが示されるときはいつでもポーリングモードに入ることができる。例えば、数秒毎にこのような通常サンプリングを行ってもよい。このアプローチはユーザにとって特に快適ではあるが、一方で、このアプローチが電子機器からのパワーオーバヘッドを必要とすること、および、潜在的なセキュリティ上の脆弱さを有していることも考慮に入れる必要がある。何らかの適切な方法で、対応する第2の電子デバイスや、少なくとも他の任意の物体が非常に近くに存在することが判定されたときはいつでも、自動的にポーリングモードに入ることが可能となる。さらに、例えば電子デバイスのスクリーン上にユーザが生成した画像を表示する際や、ユーザが音声信号を利用できるようになっているとき、あるいは親指の指紋やハイパーリンクがスクリーン上に現れるときなどのように、第1の電子デバイスで所定のタイプのデータが一意に特定されるときはいつでも、自動的にポーリング状態に入ることが可能である。
ポーリングモードに入ることができる少なくとも1つの別の可能性と、ポーリングモードに入ることできるいくつかの可能性とを組み合わせて、2つの電子デバイスがデータ転送を開始できるように図る必要がある。例えば、1つの可能な実施形態では、種々のハグ可能電子デバイスが上記に示したクイックポール・チェックモード(QUICK-POLL-CHECK-MODE)でデフォルトにセットされている。複数の電子デバイスの内の1つの電子デバイスにおいて、或る一定のデータタイプのデータが一意に特定されるときはいつでも、この電子デバイスは自動的にポーリングモードに入らされる。他のハグ可能電子デバイスの内のさらに別の電子デバイスが第1の電子デバイスの送信範囲内に存在する場合、その別の電子デバイスは、第1の電子デバイスがポーリングチャネルの通常サンプリング中にポーリングモードにあることを最終的に検出し、やはりポーリングモードに入ることになる。次いで、“ハギング”を介して提案されているようにデータ転送を起動させることができる。
第1の電子デバイスが、同様にポーリングチャネルを開いている第2の電子デバイスとハグ状態にあるかどうかを判定するための種々の可能性が存在する。
1つの好ましい実施形態では、ポーリングモードでの近傍度を測定する近傍度センサが用いられる。光学、電磁気、静電気、磁気の各原理あるいはその他の原理に基づいて近傍度センサを動作させることが可能である。電子デバイスは、ポーリングモードに入るとき、その近傍度センサでスイッチの切替えを行う。近傍度センサが近傍領域で別の物体を検出した場合、電子デバイスは開かれたポーリングチャネルでフラグを送信する。複数の電子デバイスが基本的に同時に対応するフラグをポーリングチャネルで受け取った場合にも、2つのハグ可能電子デバイスが近づいて、ハグ状態に入ったことを合理的に推測することができる。したがって、本発明は近傍度センサの新たな利用の可能性を開くものである。
別の好ましい実施形態では、現行の赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)ポートを利用して、ポーリングモードで近傍度測定が行われる。電子デバイスのIrDAポートは、IrDAポートが指定された強度で赤外線信号を放射するモードに設定される。同時に、電子デバイスは、IrDAポートを介して受信赤外線信号に対するポーリングを行う。受信赤外線信号の強度が、第1の電子デバイスと第2の電子デバイスとが互いに対して特定の動きパターンを受けていると判定される場合に予想することが可能な予め設定した強度に対応する場合、ハグ状態を想定することができる。選択された動きパターンに依存して、予想される強度は、例えば、基本的に指定された強度に等しくなったり、周知の時間依存関数となったりする場合がある。例えば、受信赤外線信号の強度が送信赤外線信号の強度とほとんど同じになったとき、電子デバイスのIrDAポートがポーリングモードで別の電子デバイスのIrDAポートと多少接触していると想定することができる。第1の電子デバイスが、同様にポーリングチャネルを開いている第2の電子デバイスとハグ状態にあると考えることが実際に望ましいか否かの判定を行うために、ファジィ推論を採用してもよい。
別の好ましい実施形態では、加速度センサが用いられ、ポーリングモードで近傍度測定が行われる。それぞれの電子デバイスが特定の動きパターンを受けた場合、それぞれの電子デバイス側で予想できる1つの加速/減速プロファイルが、2つのハグ可能電子デバイスの加速度センサによって同時に登録されていれば、これは、これらの電子デバイスがハグ状態に入ったことが最も予想されることを意味することになる。加速/減速プロファイルは単一の値で構成されるものであってもよいが、特定の動きパターンの定義に対応してさらに複雑な時間関数であってもよい。加速度表示の形での必要な情報の交換は初期化されたポーリングチャネルを介して行われる。実際に第1の電子デバイスが、同様にポーリングチャネルを開いている第2の電子デバイスとハグ状態にあることを考慮すべきか否かの判定を行うために、ファジィ推論を採用してもよい。
さらに別の好ましい実施形態では、ポーリングモードでの近傍度測定にポーリングチャネル自身を使用することも可能である。ハグ可能電子デバイスは、開かれたポーリングチャネルで複数の信号を送信する。この時、第1および第2の電子デバイスが選択された特定の動きパターンを受けている場合に予想することが可能な予め設定した時間関数に従って、ポーリングチャネルで受信した信号の測定強度が振舞う場合、第1のデバイスが、或る別のハグ可能デバイスとハグ状態にあることが第1のデバイスによって想定される。例えば、チャネル強度が急速に大きくなり、次いで、可能な最大値にとどまったことが複数の電子デバイスによって検出された場合、これら複数の電子デバイスが一緒に接触した可能性が最も高くなる。ファジィ推論を採用して、電子デバイスが同様にポーリングチャネルを開いている別の電子デバイスとハグ状態にあると実際に考えるべきか否かの判定を行うようにしてもよい。ポーリングチャネルがブルートゥース(登録商標)をベースとしている場合、アプローチをロバストなものにするためにブルートゥース(登録商標)チャネル強度の適応性をさらに考慮に入れる必要がある。
例えば、ハグ状態を検出するためのさらに別の可能性として、デバイスが他のデバイスから出される音声信号をリスンする(listen:聞き取る)音声ベースの近傍度検知と、デバイスが急に接触した際に生じるタッピング音などの接触音に基づく検出と、接触状態のときや、接触しそうになるときに曲がる短いロッドなどのアプリケーション固有の接触センサを利用する検出と、動き検知機能を装備したカメラの利用などの“ハギング”の動きの視覚による識別と、“近傍度と、ハギング”を行うのに用いられる固有の動きとを検知する能力を持つ他の任意の方法とが含まれる。特に、以下に説明するようにマルチ入力推論が用いられる場合、ハグ状態の検出に使用される固有のメカニズムは、本発明の基本コンセプトに関連するものではない。上記マルチ入力推論は、任意の単一メカニズムにおいて、生じる可能性のあるシステム上の、ランダムなあるいは予想できないスキュー、エラー、操作上の失敗をそれぞれの別のメカニズムによって補正できることを保証するものである。
好適には、電子デバイスが、別の電子デバイスとハグ状態にあると考えるべきか否かについての最終決定は、例えば上記提案された複数の実施形態の内のいくつかの実施形態などに基づいて、複数の判断基準に基づいて行うことが望ましい。次いで、電子デバイスは、該電子デバイスが“ハグされている”可能性があるかどうかに関して推論を行う。実際には、この目的のために2以上の近傍度センサの採用が望ましい。例えば、近傍度センサが近傍物体を同時に検出し、かつ、高い強度で赤外線信号を受信し、電子デバイスが減速を経験した場合、“ハグ”が生じた可能性があると考えることができる。
本発明の1つの実施形態では、高い信頼性でハグ状態を検出するために特別のセンサシステムが採用される。このセンサシステムは、例えば、複数の電子デバイス間で3つのタイプの検出、すなわち近傍度、減速および物理的接触による検出を行うことができる。これら3つの機能を単独で処理するセンサは知られていないため、好適には、このセンサシステム用としてマルチセンサを用いることが望ましい。これらのセンサの出力は適切な方法で組み合わせる必要がある。これを行う際、ハグ状態に入ることは稀であることを考慮する必要がある。このことは、例えば、唯一の肯定を持つそれぞれの長い一連の否定から測定値が結果として生じることを含意する。さらに、システムが、基本的に真正な“ハギング”を拒絶することは決してないことを保証することが望ましい。最後に、異なるセンサが互換性のない結果を生成する場合もあることを考慮に入れる必要がある。
マルチセンサの場合、“ハギング”が生じたかどうかについて個々のセンサが独立に評価を行うことが提案される。偽の肯定が生じるようにするために、すなわち、たとえ事実はそうではなくても、ハグ状態が与えられていることをシステムが時折考慮するようにするために、システムの較正を行うことが望ましい。個々のセンサに対して偽の肯定の振舞いをモニタすることが可能である。振舞いが異常であれば、あまりに多数の肯定あるいはあまりに少数の偽の肯定のいずれかに起因して、それぞれのセンサiの出力は一時的に無視される。次いで、考慮される個々のセンサ出力に基づいて、および、おそらくさらに追加して個々のセンサの所定の信頼性係数に基づいて最終決定を行うことができる。特に、センサ出力についての個別の組み合わされた評価をアルゴリズムによって実現することが可能である。
本発明のさらに別の実施形態では、別の或る物体との電子デバイスの物理的接触強度がモニタされる。さらに、このモニタされるノック強度のしきい値が指定される。このしきい値を上まわると、ハグ状態の検出はオフにされる。上記とは別に、または上記に加えて、このケースでは警告信号の出力を行うことができる。この警告信号の出力は、ユーザが自分の電子デバイスを一緒にあるいは別の或る物体に対してあまりに激しくノックしないようにするのに寄与し、したがって、電子デバイスを壊すリスクを冒さないようにハグ状態に入るのに寄与するものである。
さらに別の実施形態では、デフォルトによってポーリングチャネルのスイッチ・オンは行われない。代わりに、個々のハグ可能電子デバイスは、例えば如上の可能性の内の1つの可能性に従って、絶えずあるいは規則的に単独で近くの別の電子デバイスの探索を行う。特に、デバイスが例えばテーブルトップ・アプリケーションであるとき、消費電力が重要な問題とはならないケースで、あるいは、非常に少ない消費電力で探索を行うことができるケースでこの実施形態は利用可能である。
“ハグ”が生じている可能性があることを電子デバイスが判定した場合、電子デバイスはポーリングチャネルを開き、別のハグ可能電子デバイスに対して問合せを行うQUERY-FOR-OTHER-DEVICE信号を送信する。電子デバイスが別の電子デバイスからQUERY-FOR-OTHER-DEVICEを同時に受け取った場合、2つのデバイスはハグ状態になることができる。この時点で、複数の電子デバイス間で付加情報を転送し、“ハギング”が実際に生じたことが付加情報によって示された場合、データ転送チャネルを起動させることが望ましい。ユーザが気づかないときに他の電子デバイスのポーリングを行う電子デバイスとの潜在的セキュリティ問題を避けるために、ユーザの要求時にこのモードに入るようにすることも可能である。
最後に示した実施形態と比較すると、その他の提案された実施形態の方がさらに高い信頼性で“ハグ”を見逃さないことが予想される。さらにこの最後に示した実施形態では、必要な消費電力量をより少なくすることができる。というのは、作動中ずっと行われる評価およびポーリングを必要としないからである。
これらの提案された電子デバイスは、互いに近傍度が近いとき、ハグ状態に入るためにスイッチがオンにされるものであるが、状況によっては、関係する複数の電子デバイス間の近傍度が近くない場合であっても、快適な、直接のデータ転送が望まれる場合がある。例えば、数人の人が広いテーブルの周りに座っている場合にこのような状況が生じると考えられる。したがって、本発明の1つの実施形態では、近傍度の近さを必要としない“遠隔ハグ状態”をさらに定義することができる。電子デバイスの遠隔ハグ状態は、電子デバイスが、特定の動きパターンを受けたとき、ユーザからの要求時にあるいはアプリケーションによる起動時に検出される。例えば、ハグ状態に入るために2つの電子デバイスを一緒にノックする代わりに、双方の電子デバイスをテーブルや同様の対応する表面に同時に当ててノックすることも可能である。あるいは、複数の電子デバイスのユーザが、遠隔“ハギング”を定義した正確な方法に応じて、手や指で自分のデバイスを一回ノックしたり、タップをしたり、デバイスを振ったりしてもよい。遠隔ハグ状態が検出されるとすぐに、近傍度の近さを必要とするハグ状態の場合と全く同じようにデータ転送をオンにすることができる。したがって、任意の電子デバイス間での近傍度の近さまたは物理的接触に関連する要件がいずれも解除されるという点を除いて、近傍度の近いハグ状態と同じプロトコルによって遠隔ハグ状態をオンにすることが可能となる。この場合、データ転送チャネルを確立するために、少なくとも2つの電子デバイス側で遠隔ハグ状態を検出する必要がある。すなわち、電子デバイスに関わる身振りの時間的一致を図る必要がある。
別の電子デバイスへデータを転送する基点となる電子デバイスが、ユーザインタフェースを介して潜在的受信装置のリストをそのユーザへ示すようにすることも可能である。その場合、ユーザはスイッチをオンにして、ユーザインタフェースを介してリストから1または2以上のデバイスを選択するようにしてもよい。提示した複数のデバイスの内のいくつかのデバイスの選択を解除する際にこのような選択を行うようにしてもよい。この時、ユーザが選択した別の電子デバイス専用のものとして1つのデータ転送チャネルを開くことができる。これによってユーザはデータ転送を所望の受け手に限定することが可能となる。
また、起動済みデータ転送チャネルでデータ転送を実現できるいくつかの可能性が存在する。
第1の可能な動作モードでは、上記提案された“ハギング”はデータ転送チャネルの開始に用いられているにすぎない。その後、チャネルは、例えば、ブルートゥース(登録商標)プロトコルを用いるブルートゥース(登録商標)データ転送チャネルとして通常使用する場合と全く同様に使用される。新たなデータ型や送信プロトコルの定義を必要としないことがこの動作モードの利点である。
第2の可能な動作モードでは、上記提案された“ハギング”を利用して2つの電子デバイス間でデータが転送される。データトラフィックは連続している必要はなく、同様にパッケージや、表示装置から表示装置へ転送する画像などのデータオブジェクトから成るものであってもよい。この動作モードの場合、セキュリティの側面を考慮に入れるべきであり、さらに、“ハギング”転送のためのデジタル権利の管理保護を少なくとも他のチャネルに対する場合と同じくらい厳重に行うべきである。実際には、新たな“ENABLE-HUGGING-TRANSFER”フラグを定義し、転送を許すものとするすべてのオブジェクトを割り当てることも可能である。ほとんどのオブジェクト定義に上記フラグを明示的に追加する必要はない。というのは、このフラグは、赤外線信号、ブルートゥース(登録商標)、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージ通信サービス(MMS)、等々によって交換できる任意のタイプのオブジェクトに対して、例えば、すべてのアイコン用として、すべての業務用/連絡用の名刺用として、いくつかの制約を持つ画像用としてデフォルトでオンにすることができるからである。
好適な実施形態では、移動対象オブジェクトは追加の“TRANSFER-BY-HUGGING”を用いて常にMMSまたはSMSとしてフォーマットされる。次いで、ユーザインタフェースは、まさにあたかも通常のMMSであるかのように上記移動対象オブジェクトを処理することができる。送り手の電話番号を含むフィールドなどの任意の必要な追加フィールドをMMSデータと共に送信することができる。それによって、通常のエアインタフェースを介してMMSを受信したか、“ハギング”によってMMSを受信したかは、受信用電子デバイスにとって実際上無関係なことになる。
第1の電子デバイスと第2の電子デバイスとの間でデータ転送の初期化を行うことが可能であり、上記2つの電子デバイス間のハグ状態の検出が行われる。本発明の別の好適な実施形態によって“3態様ハギング”が可能となる。このケースでは、専ら第1の電子デバイスとは別の或る電子デバイス間でのデータ転送の初期化を行うために第2の電子デバイスが採用される。第2の電子デバイスは、特に、第1の電子デバイスと1または2以上の別の電子デバイスとを次々に“ハグ”するために使用される。第1の電子デバイスとその他の電子デバイスのすべては、これらの電子デバイスが第2のデバイスによって“ハグされた”ことを検出するとすぐに、データ転送チャネルを開く。それによって、第2の電子デバイスは、第1の電子デバイスと1または2以上の別の電子デバイス間でデータ転送を起動する。これは、第1の電子デバイスとその他の電子デバイスとが、互いの間で直接ハグ状態に入るにはあまりに大きすぎて単独では移動できない場合に特に有用となる。
ポーリングチャネルとデータ転送チャネルとは、例えば、ブルートゥース(登録商標)チャネル、WLANチャネル、IrDAチャネルなどとしてそれぞれ別々に確立することができる。2つの電子デバイスのみを含む最適の実施形態では、双方のチャネルは同一の物理チャネルを利用し、転送対象のデータタイプのみが変わることに留意されたい。
本発明は、既存技術とハードウェアとを用いて実際に原理的に実施可能である。デバイスが、上述の技術の内の少なくとも1つの技術を含む場合、ソフトウェアの形で十分に本発明を実現することができる。追加のハードウェアによって本発明をさらにロバストなものすることも可能である。
添付図面と共に考察する以下の詳細な説明から本発明の他の目的と特徴とは明らかになる。しかし、図面は単に例示を目的として設計されたものであり、本発明を限定する定義として設計されたものではなく、本発明の限定については添付の請求項を参照すべきであることを理解されたい。図面は、縮尺に合わせて描かれたものではなく、単に本明細書で説明する構造と処理手順との概念的例示を意図するものであることをさらに理解されたい。
図1は、本発明に準拠するデータ転送を開始できる2つの例示の携帯電話1、2を概略的に示す図である。
携帯電話1、2の各々は、グラフィックディスプレイ11、21並びに従来型の携帯電話(図示せず)のその他の構成部品を具備する。携帯電話1、2は、それぞれの近傍度センサ12、22、および開始ボタン13、23をさらに具備する。さらに、携帯電話1、2の各々は、別の或る携帯電話とローカル無線リンクを確立するためのインタフェース14、24を具備する。最後に、双方の携帯電話1、2は図1に図示の処理部を具備する。
次に2つの携帯電話1、2間でのデータ転送の起動について図2を参照しながら説明する。図2は、第1の携帯電話1の処理部における処理を左側に例示し、第2の携帯電話2の処理部における処理を右側に例示するフローチャートである。双方の携帯電話1、2における処理の描かれた部分は全く同じである。
第1の携帯電話1のユーザが、自分の携帯電話1のグラフィックディスプレイ11上に現在表示されている画像を第2の携帯電話2のグラフィックディスプレイ21へ転送することを望む場合、双方の携帯電話1、2のユーザは自分たちの電話1、2のそれぞれの開始ボタン12、22を押す。その結果、双方の携帯電話1、2はポーリングモードに入ることになる。ポーリングモードに入ったことを“ENTER-POLLING-MODE”フラグによって電話内に記録してもよい。
ポーリングモードに入ると、非常に低い帯域幅を持つローカル無線リンクとしてポーリングチャネルが起動される。ポーリングチャネルは、特に、インタフェース14、24を介してブルートゥース(登録商標)リンクとして起動される。
ポーリングモードに入ると、双方の携帯電話1、2の近傍度センサ12、22のスイッチがオンにされる。近傍度センサ12、22の各々は、何らかの物体が近傍で検出されたかどうかのチェックをこの時点で行う。
携帯電話1、2の内の一方の携帯電話の近傍度センサ12、22がその近傍で物体を検出した場合、この携帯電話1、2はポーリングチャネルで、近傍度フラグを送信し、この近傍度フラグは、“SEND-POLL-DATA”フラグによって送信側の電話1、2に記録される。
同時に、携帯電話1、2はポーリングチャネルでリスンを行う。
ポーリングチャネルで近傍度フラグを送信した携帯電話1、2が、別の携帯電話2、1から対応する近傍度フラグをポーリングチャネルで受け取らなかった場合、携帯電話1、2は、携帯電話1、2内のカウンタがタイムアウトを示しているかどうかのチェックを行う。タイムアウトが示されていない限り、携帯電話1、2によって近傍度フラグが再び送信され、携帯電話1、2がポーリングチャネルでリスンを続けるループに入ることになる。タイムアウトが示されたとき、上記とは対照的に、ポーリングモードは携帯電話1、2によってそのまま残され、“LEAVE-POLLING-MODE”と共に携帯電話1、2内に記録される。
ポーリングチャネルで近傍度フラグを送信した携帯電話1、2が、ポーリングチャネルでリスンを行いながら、対応する近傍度フラグを別の携帯電話2、1から確かに受け取った場合、ポーリングモードに入った別の携帯電話2、1が示されることは明らかである。近傍度フラグの受信は“RECEIVE-POLL-DATA”フラグと共に携帯電話1、2に記録される。
次に、近傍度フラグを受信した携帯電話1、2と検出された別の携帯電話2、1とが基本的に物理的接触状態にあるか否かについて、近傍度フラグを受信した携帯電話1、2が推論を行う判定段に入る。この判定段では、上記目的のために1または2以上の条件のチェックを行うようにしてもよい。
例えば、携帯電話1、2自身の近傍度センサが近傍で物体を検出し、第1の近傍度フラグを送信したのと基本的に同時に、携帯電話1、2が別の携帯電話2、1からポーリングチャネルで近傍度フラグを受信した場合、携帯電話1、2は別の携帯電話2、1と物理的に接触している、すなわちハグ状態が与えられていると想定することができる。さらに、指定された強度ですべての近傍度フラグを送信してもよいし、さらに、基本的に指定された強度で別の携帯電話2、1から近傍度フラグを受信した場合、携帯電話1、2によってハグ状態が与えられていることをその時点で想定することも可能である。
携帯電話1、2が判定段で、ハグ状態が与えられているという結論に達した場合、ポーリングチャネルは閉じられ、ポーリングモードはそのまま残され、“LEAVE-POLLING-MODE”フラグと共に携帯電話1、2に記録される。さらに、この処理手順全体はユーザがそれぞれの開始ボタン13、23を再び押すまで終了する。
また、ハグ状態が与えられていると想定される場合には、ポーリングチャネルは閉じられ、ポーリングモードはそのまま残され、このことは同様に、“LEAVE-POLLING-MODE”フラグと共に携帯電話1、2の中に記録される。しかし、代わりに、この処理はデータ転送モードに入り、このことは“ENTER-TRANSFER-MODE”フラグと共に携帯電話1、2に記録される。
データ転送モードに入ると、データ転送チャネルはより高い帯域幅を持つローカル無線リンクとして起動される。データ転送チャネルは、携帯電話1、2のインタフェース14、24を介してブルートゥース(登録商標)リンクとして同様に起動される。
次いで、起動されたデータ転送チャネルは当該オブジェクトの自動転送に使用され、これらのオブジェクトは、一般に第1の携帯電話1のグラフィックディスプレイ11上に表示され、オンにセットされた専用フラグ“ENABLE-HUGGING-TRANSFER”が、上記第1の携帯電話1のグラフィックディスプレイ11と、第2の携帯電話2のグラフィックディスプレイ21とに関連づけられる。
したがって、2つの携帯電話1、2のユーザは、単に携帯電話1、2に一緒に触れただけで1つの表示装置11から別の表示装置21へ直接画像を転送したという印象を受けることになる。したがって、提案された送信の開始は関心をひく心理的意外性を伴うものとなり、或るグループのユーザからは携帯電話の“キュートな”機能を構成するものと考えられるかもしれない。
データ転送チャネルを介する対象データの受信が“RECEIVE-DATA”フラグと共に第2の携帯電話2に記録されるのに対して、データ転送チャネルを介する対象データの送信は“SEND-DATA”フラグと共に第1の携帯電話1に記録される。
送信が終了すると、データ転送チャネルは閉じられ、データ転送モードはそのまま残され、“LEAVE-TRANSFER-MODE”フラグと共に携帯電話1、2に記録される。それによって、ユーザがそれぞれの開始ボタン13、23を再び押すまで処理手順全体は終了する。
他のいずれのデータタイプでも転送対象データを一意に特定できる限り、2つの携帯電話間で同様に転送が可能であると理解されたい。例として、現在再生中の音声信号や、親指の指紋やハイパーリンクがスクリーン上に現れるデータなどがある。
概して、本発明の提示された実施形態例は、1つの携帯電話から別の携帯電話へのユーザフレンドリなオブジェクトの転送を可能にするものであることが明らかになる。本発明の上記実施形態例をまったく同じように適用して、ブルートゥース(登録商標)プロトコルを用いるブルートゥース(登録商標)データ転送チャネルとしてデータ転送チャネルを確立することにより、データ転送チャネルを介して通常の方法でデータ転送を行うようにすることも可能である。
以下、ハグ状態の検出を行うための異なる原理によって作動するマルチセンサの利用を可能にする中心アルゴリズムについて説明する。
図3は、ソフトウェア30の形でアルゴリズムを実行する移動端末装置3のブロック図である。
移動端末装置3は、ソフトウェア30を実行する処理用コンポーネント31と、近傍度検知コンポーネント32、減速度検知コンポーネント33と、接触検知コンポーネント34と、開始ボタン35とを具備する。さらに、移動端末装置3は、別の或る移動端末装置とローカル無線リンクを確立するためのインタフェースIF36を具備する。移動端末装置3は、従来型の移動端末装置(図示せず)のその他の周知のコンポーネントをさらに具備する。
描かれた近傍度検知コンポーネント32の機能と、描かれた減速度検知コンポーネント33の機能と、描かれた接触検知コンポーネント34の機能とは、複数のセンサによる種々のコンステレーションの形で実現可能であることに留意する必要がある。描かれた検知コンポーネント32、33、34の内のいくつかのコンポーネントの機能は2以上のセンサによって実現可能である。
別の或る物体に対する移動端末装置3の近傍度は、例えば、RFIDセンサや光電気的近傍度センサによって非常に良好に検知可能であるし、静電気接触メータによってきわめて良好に検知可能である。移動端末装置3の減速は加速メータによって非常に良好に検知できるが、RFIDセンサや光電気的近傍度センサによる検知は良好ではない。移動端末装置3の接触は音声センサや静電気接触メータによって検知できるが、RFIDセンサによる検知は同様に良好ではない。
ユーザは開始ボタン35を押すことにより移動端末装置3のハグ検知モードを起動させることができる。例えば1分間などの指定時間の間ハグ検知モードのターンオンを行うことができる。或いは、ハグ検知モードをずっとアクティブにしておくことも可能である。しかし、実際問題として、これは高い電力消費量を伴うものとなり、ユーザービリティ特性がさらに悪くなる。上記とは別にさらに、例えば指定した時間量の間あるいはアプリケーションの継続時間の間、アプリケーションによってハグ検知モードを自動的に起動させることも可能である。
ハグ検知モード中、採用されたセンサの各々は、例えば、0.5秒毎などの低い頻度で状況をモニタする。個々のセンサは、1回のインスタンス中に測ることができるパラメータに基づいて、“ハギング”が生じたと想定することができるかどうかの判定を行う。個々のセンサは処理用コンポーネント30へその判定結果を出力する。例えば、検出された加速プロファイルが、ハグの場合に予想されるプロファイルに対応している場合、加速度センサが“疑わしいハグ”の表示を返す場合もある。次いで、処理用コンポーネント31によって実行されるソフトウェア30は、すべてのセンサから出力される受信表示に基づいて各インスタンスに対してハグ状態に入ったかどうかの判定を行う。
各インスタンスに対して、図4の表に要約される4つの可能なシナリオが存在する。この表では、パラメータSはユーザの真のアクションを示し、S=0は“ハギング”が実在しないことを表し、S=1は“ハギング”の実在を表す。パラメータDはソフトウェア30によって行われる判定結果を示し、D=0は“ハギング”と想定されないことを表し、D=1は“ハギング”と想定されることを表わす。
真の肯定(TP)のシナリオでは、移動端末装置は“ハグされた”(すなわちD=1)ことになり、システムはハグ状態に入った(すなわちS=1)ことを正しく検出する。真の肯定は望ましいものである。
偽の否定(FN)のシナリオでは、移動端末装置は“ハグされた”(すなわちD=1)ことになっているが、システムはハグ状態を認識していない(すなわちS=1)。偽の否定は非常に望ましくないものである。
真の否定(TN)のシナリオでは、“ハギング”は生じない(すなわちD=0)で、システムはこのことを正しく検出する(すなわちS=0)。このケースは望ましいものであり、最大化することが望ましい。
偽の肯定(FP)のシナリオでは、“ハギング”は生じていない(すなわちD=0)が、システムは“ハギング”が生じた(すなわちS=1)と信じている。上記偽の肯定の数値は、以下さらに説明するように、センサのモニタを可能にするために比較的大きなものとなることが許される場合もある。
所定の時間間隔内にハグ状態に入る発生確率S(1)=FN+TPは小さなものになると予想される。というのは、ハギング状態に入るのは時系列当たり一度だけであるからである。所定の時間間隔内でハグ状態に入らない発生確率S(0)=TN+FPは1に近いものになることが予想される。
図5はソフトウェア30によって実現されるアルゴリズムの概略フローチャートである。
検知コンポーネント32、33、34を実現するセンサの数はNSによって示され、ある特定のタイムインスタンス用の特別のセンサiによる判定結果がM-iによって示される。M-i=1はセンサiが“ハグ”の発生を想定していることを示すのに対して、M-i=0はセンサiが“ハグ”の発生がないと想定していることを示す。
最も単純なアルゴリズムの実施例では、すべてのセンサからM-iの判定値を合計することにより、および、合計値が予め定めたしきい値を超えた場合、D=1をセットすることにより最終判定値を出すことも可能である。しかし、描かれた実施形態では、アルゴリズムは各インスタンスに対して、i=1からNSについて個々のセンサiの判定値M-iを第1に評価し、選択されたセンサの判定値の組み合わせはその後で行うようにする。
多くのケースでは、1つのセンサは系統的に他のセンサとは異なる結果を出力することができる。最も容易に認識できる、エラーを含むシナリオはFPである。偽の肯定はあまり重要なものではない。システムが、過剰トリガを行う(overtrigger)、すなわち、比較的高い数値のFPを結果として生じるようにセットされている場合、FPの数値を評価して、センサの異常動作を検出するようにしてもよい。
センサiに対するFPの予想頻度がFPO-iであり、かつ、特別のセンサiに対するFPの頻度がFPO-iよりも小さい場合、センサiが中断されたり、正確に測定できないモードになったりすることが起こり得る。このケースでは、このセンサiによって出力された判定値M-iを最終判定値Dの判定値であると考えるべきではない。同様に、特別のセンサiに対するFPの頻度がFPO-iよりも大きい場合、センサが異常モードになっている可能性があり、出力判定値を最終判定値Dの判定値であると考えるべきではない。
異常モードを検出するために、いくつかのタイムインスタンスについて個々のセンサの測定値のフローティング合計値を個々にモニタすることができる。すなわち、アルゴリズムによって、個々のセンサiから新たなタイムインスタンスの判定値M-iを受け取り、最後のNM判定値に関して、i=1からNSまでについてフローティング合計値FSUM-iをセンサiによって計算する。
フローティング合計値FSUM-iが、予想される頻度FPO-iの周辺の所定の範囲外に存在する場合、センサiの判定値は最終判定値Dの判定から除外され、NSの値が上記判定に対して1だけ減分される。その他の変更は不要である。
とはいえ、好適には、除外されたセンサiの出力M-iの個々の評価が停止されないことが望ましい。センサiのフローティング合計値FSUM-iが所定の範囲内に再び存在することが検出されるとすぐに、センサiは測定ループの中へ戻ることが許される。
さらなる処理では、偽の否定を最小化することが最も重要な目的となる。原則として、偽の否定が決して生じないようにすることが望ましい。というのは、偽の否定は、発生した“ハギング”をシステムが検出していないことを意味するからである。
複数の採用センサの異なる感度に起因して、並びに、FNを最小化する必要性に起因して、予め定めた異なる経験的係数a-iによって異なるセンサiの測定値M-iに重み付けが行われる。偽の否定の発生確率がすべてのセンサに対して同一になるように最善の較正が行われる。この予め定義された小さな発生確率はKFNによって示される。このようにして、例えば、上述のように予め定義された境界値を上回るFPに起因してシステム全体の再較正を行う必要なく、センサの追加や削除を行うことが可能となる。
個々のセンサに対して較正測定を別様に行うことができる。唯一の要件として較正測定値が、センサiに対する偽の否定FN-iの平均発生確率、並びに、センサiに対する偽の肯定FPO-iの平均発生確率を生成するということが挙げられる。後者の平均発生確率は、上述のようなそれぞれのセンサiのモニタに用いられる。次いで、センサiの出力の較正に用いる重み付け値a-iを例えば、a-i=KFN/FN-iとなるように決定することができる。
例として、上記センサに対するFN-iの発生確率の評価により、特別のセンサiに対する重み付け値a-iの値を以下のように導き出すことができる:
M-i(1)=S(1)*TP-i+S(0)*FP-i、および
M-i(0)=S(0)*TN-i+S(1)*FN-i、
但し、M-i(1)はM-i=1の発生確率であり、また、M-i(0)はM-i=0の発生確率である。
したがって、FN-iは下記となるように決定することができる:
FN-i=[M-i(0)−S(0)*TP-i]/S(1)
次に、重み付け値a-iが上記等式の右項に導入され、その結果生じる項がKFNにセットされる:
[a-i*M-i(0)−S(0)*TP-i]/S(1===KFN
したがって、重み付け値a-iは下記となるように決定することができる:
a-i=[KFN*S(1)+S(0)*TP-i]/M-i(0)
考慮したセンサの判定値M-iが較正されるとすぐに、これらの判定値は合計され、その結果、合計値sumM=sum(a-i*M-i)が得られる。較正の結果、合計のすべての項はKFNを生成する等しい尤度を有することになる。したがって、ハグ状態の検出に対するトリガ・ポイント(すなわちD=1)は以下のように定義することができる:
sumM/NS>K(但しKは予め設定した定数である)
アルゴリズムによって“ハギング”が検出された場合(すなわちD=1の場合)、図1と2とを参照しながら上述したようにデータ転送チャネルはインタフェース36を介して確立される。アルゴリズムによって“ハギング”が検出されなかった場合、ハグ検知モードがアクティブである限りモニタが継続される。
上記提案されたアルゴリズムには、最低限の処理パワーおよび非常にわずかのオーバヘッドしか必要としないという利点がある。さらに、偽の肯定のトラッキングによって、特に、単純な方法で個々のセンサのモニタを行うことが可能となる。上記提示した形式論(formalism)主義も別のセンサの再較正を行う必要なく個々のセンサの一時的切断を可能にするものである。
システムの精度を改善するために追加の制約条件を付け加えてもよいことに留意する必要がある。例えば、すべての必要な“ハグ”コンポーネント(すなわち近傍度)と、減速コンポーネントと、接触検知コンポーネント32、33、34の合計もしきい値を超えることを要件とすることは追加の有効な追加制約条件となる。したがって、例えば、加速度計は減速検知だけに寄与し、音声クリックは接触検知だけに寄与し、光電気的センサはすべてに寄与することになる。ハグ状態の検出を想定する前に、3つのすべてのタイプの検知に対応する測定値が存在することも必要要件になり得る。しかし、これは、結果として偽の否定の増加を生じる可能性があるため、この境界制約条件を注意して使用し、主要アルゴリズムに対して2次的なものにすることが望ましい。
提示の実施形態では、M-iの値はクリスプ値である。別の実施形態では、M-iの値は、例えば、0と1との間に存在するような“ファジィ”なものであってもよく、例えば、“ハギング”が生じた発生確率に対応するものであってもよい。そうでない場合には、処理手順は上述した手順と同じである。すなわち、積a-i*M-iについて合計が計算され、NSで除した合計値が予め設定したしきい値Kを超えた場合、Dは‘1’にセットされる。a-iの値は上述のような測定値から決定することができる。ただし、このアプローチには、異なるセンサの結果が互換性を持たない場合があり、したがって、これらの結果の変換が複雑なものになるという問題がある。実際には、センサ出力の相互較正(cross-calibrated)を行う必要がある。複数のセンサの内の1つのセンサの低下も、クリスプ値の場合ほど些細なものではない。sumMの計算は重み付け値a-iに対する付加パラメータを必要とする場合がある。すなわち、a-iの値はアクティブなセンサの構成に依存して変わる場合がある。
所定のセンサは、移動端末装置3に固定された座標である(X,Y,Z)方向に異なる感度を有するものであってもよい。一方、“ハギング”は例えばx方向などの1つの軸方向にのみ測定される傾向がある。このケースでは、センサ自身のFN-i測定値と共に個々のセンサを2つまたは3つの“バーチャルな”センサに分離すると最も良好な結果が得られる。一般に、これらの“バーチャルな”センサは(MX,MY,MZ)を用いて示すことも可能である。ハグ方向が常に既知であれば、平行方向および垂直方向の測定値(MP,MR)だけで十分である。
採用したセンサの内の1または2以上のセンサが1つのノックの強度を測定する能力を持っている場合、ノックの強度が所定のしきい値を超えたことを検出したときはいつでもフラグを返送する他に、これらのセンサのスイッチがオンになることが望ましい。次いで、システムは、例えば、数サイクルの間一時的にオフに切り替えられ、および/または、ユーザに対して警告信号が出力される。このタイプの可能なセンサには、非常に敏感な加速度センサ、並びに、おそらく敏感ではない音声センサが含まれる。実際には、センサ出力に重みを設けて、信頼性の高くないセンサiがこの状態のトリガリングを自動的に行う能力を持たないようにすることが望ましい。
提示されたアルゴリズムを評価するために、いくつかの個々のセンサ、具体的には、カメラセンサ、音声センサ、さらに別の光電気的センサ、近傍度メータおよび別のタイプのセンサ用の予備データを用いて分析が行われる。予備の結果によって、おそらく0.5秒で“ハギング”が行われることが示唆される。したがって、たとえ個々のセンサがより高速なサンプルレートを必要とする場合があるとしても、システム全体にとっては2Hzのサンプリングレートで十分であると考えられる。実在の“ハギング”をシミュレートするために、異なる“ハグ”から得られるデータが利用される。ほぼ3.5+/−0.5秒で“ハギング”が行われるようにデータがスケールされ、その結果D=1をタイムインスタンス7および8にセットオフすることが望ましい。
2Hzのサンプリングレートを用いる第1のセンサとしてのカメラセンサでは、任意の大きさの勾配によってフラグがセットオフされる。このカメラセンサの出力は、[0000111111000...]になると考えられる。
音声データでは、“ハグ”は、小さなノックとは異なるプロファイルを持つ最大200〜300msの長さを有するクリック音を特徴とする。音声センサの出力信号は[000000110000]になると考えられる。
その他のカメラベースの光電気センサはさらに低い精度を有する場合が考えられる。このようなセンサによる出力は[00 10 00 11 10 00....]になると考えられる。
RFIDセンサのような従来型の近傍度メータは、例えば、[00 00 00 11 00...]などの非常に精密な結果を出力する傾向が強い。
別のタイプのセンサは、例えば、[11 10 01 10 01 11...]などの多数の偽の肯定を生成する場合がある。
まず、各タイムインスタンスにおける異なるセンサの測定値に対して重み付けが行われていない合計が決定される。
カメラ: [00 00 11 11 11 00...]
音声センサ: [00 00 00 11 00 00...]
“光電気”センサ: [00 10 00 11 10 00...]
近傍度メータ: [00 00 00 11 00 00...]
その他: [11 10 01 10 01 11...]
合計: [11 10 12 54 22 11...]
各タイムインスタンスのD=1に対するトリガは3にセットされる。したがって、ハグ検出はT=7と8でトリガ・オフされ、偽の肯定は存在しなくなる。
しかし、複数のセンサの内の少なくとも2つのセンサが非常に高いFN発生確率を持っている場合、FNの発生確率はきわめて高くなる。
したがって、FNの発生確率が従来型の近傍度メータに対して最低であると想定して、提示アルゴリズムに従って、例えば0.1%などのセンサ出力の重み付けが次に行われる。概略、発生確率、並びに、対応する重み付けは下記のようになると考えられる。
カメラ: FN発生確率0.25% -->重み付け4
音声センサ: FN発生確率0.2% -->重み付け5
光電気センサ: FN発生確率1% -->重み付け1
近傍度メータ: FN発生確率0.1% -->重み付け10
その他: FN発生確率0.13% -->重み付け8
結果として得られる較正されたセンサ出力a-i*M-iと対応する合計値とを下記に示す。
カメラ: [00 00 44 44 44 00...]
音声センサ: [00 00 00 55 00 00...]
光電気センサ: [00 10 00 11 10 00...]
近傍度メータ: [00 00 00 10 10 00 00...]
その他: [88 80 08 80 08 88...]
合計: [88 90 41 22 82 05 12 88...]
この場合、好適なトリガポイントを例えば12などにしてもよく、このトリガポイントによって、トリガリング用として2つの信頼性の高いセンサで十分であることが保証される。したがって、上記例では“ハグ”検出は、T=6、7、8および10でトリガ・オフされることになる。すなわち、さらに多くの偽の肯定が開始されるが、偽の否定の発生確率は非常に低いものとなる。
遠隔ハグ状態の検出時にデータ転送チャネルの確立を可能にするさらに別の実施形態について、図3に描かれた移動端末装置3を同様に参照しながら以下説明する。
例えば、広いテーブルの反対側に坐っている2つの移動端末装置のユーザが“遠隔ハグ”による彼らの移動端末装置3間での通信の開始に同意する。
“遠隔ハグ”をオンにするために、双方のユーザは彼らのそれぞれの移動端末装置3専用のボタン35を押したり、対応する予め設定したソフトキーアクションを行ったりする。この場合も、例えば、指定された時間量の間、あるいは、アプリケーションの継続時間の間アプリケーションによってハグ検知モードを自動的に起動させることも可能である。
近傍度の近いハグ状態に入ることもできるようにするためにボタン35が設けられている場合、例えば、ボタン35を1回押して近傍度の近いハグ状態に入ることができるようにし、ボタン35を2回押して遠隔ハグ状態に入ることができるようにしてもよい。ユーザが遠隔ハグ状態に入ることを可能にするための必要要件は大いに推奨できるものである。というのは、このような必要要件がなければ、ユーザがあまりにも容易に偶然に通信を開始することがあり得るからである。別の移動端末装置の近傍度に依存して、スイッチをオフにしたり、スイッチ・オフの状態を保ったりする近傍度センサ(主としてRFIDセンサ)を除いて、ハグ状態の検出用として設けられたすべてのセンサはスイッチがオンにされるか、スイッチ・オンの状態に保たれる。一般に、近傍度センサはスイッチをオンにするか、スイッチ・オンの状態に保つことができる。或いは、図3を参照しながら説明したように、別の移動端末装置の近傍度に依存する近傍度センサが出力する信号は、すべてのセンサから出力される信号を受け取る処理用コンポーネント31内のソフトウェア30によってブロックされる可能性がある。
次いで、双方のユーザは、自分の端末装置3を例えばテーブル上へタップする。遠隔“ハグ”は、ある表面までのそれぞれの移動端末装置3の近傍度を検知することにより、並びに、例えば、加速度センサ、音声ベースのセンサ、光学ベースのセンサ、あるいは他の何らかの適切なセンサによってさらにノックを検知することにより複数のセンサによる検出が行われる。
したがって、原則によっていくつかのセンサからの信号が考慮されない環境のそばでは、図3〜図5を参照しながら説明したのと同じアルゴリズムを遠隔ハグ状態の検出に用いることができることになる。
ハグ状態の検出、並びに、ハグ状態を検出したとき、データ転送チャネルを確立する可能性が移動端末装置ですでに実現されている場合、遠隔ハグ状態に入るオプションは、特別のオーバヘッドを必要とせず、小さな変更を必要とするだけである。
遠隔ハグ状態に入るオプションは新たなユーザービリティを提供するものである。このオプションは、例えば、窓を通して“ハギング”を行うことを可能にするものである。これは車での環境において特に関心の対象となるものである。さらに、このオプションは、例えば、触覚によるフィードバックを用いるタップ制御の場合、ユーザがポケットの中から移動端末装置を取り出す必要なく、通信の開始を可能にするものである。さらに、遠隔ハグ状態に入るオプションによって、2つの移動端末装置を近傍領域の中へ入れることが困難な室内環境(例えば会議用テーブルの場合など)での通信が可能となる。さらに、このオプションによって1グループにおける選択的データ転送が可能になる。例えば“遠隔ハグ”は投票の集計や、命じられたとき、自分の移動端末装置をタップした人だけへカレンダーデータの送信を行うのに使用することなども可能となる。
別の端末装置へのデータ転送を起動させている人がターゲット端末装置のリストも受け取り、リストから1または2以上の端末装置を解除する選択を行う場合もあることが考えられる。この操作はアプリケーションレベルで行うことが望ましい。
近傍度の近いハグ状態のスイッチをオンにするケースと比較して、いくつかのセンサがオフに保たれるため、消費電力をさらに低いものにすることが可能となる。
本発明の主要な新規の特徴を本発明の好ましい実施形態に適用したものとして図示し、説明し、指摘したが、本発明の精神から逸脱することなく、上記記載のデバイス並びに方法の形態および細部における種々の省略と代用、並びに、変更を行うことも可能であることは当業者の理解するところである。例えば、同じ結果を達成する実質的に同じ方法で、実質的に同じ機能を実行する要素および/または方法ステップのすべての組み合わせが本発明の範囲に含まれることが明白に意図されている。さらに、本発明の任意の開示された形あるいは実施形態と関連して示されたおよび/または記載された構造および/または要素および/または方法ステップを、その他の任意の開示された、または、記載された、または、提案された形あるいは実施形態の中に設計上の一般的事項として組み入れることも可能であることを認識すべきである。したがって、本発明は、本明細書に添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものである。
本発明の一実施例を実現する2つの携帯電話を概略的に示す図である。 図1の複数の携帯電話間でのデータ転送の開始を例示するフローチャートである。 本発明の別の実施形態を実現する移動端末装置のブロック図である。 図3の実施形態で考察する異なるシナリオの表を示す図である。 図3の移動端末装置で実行するアルゴリズムを例示するフローチャートである。

Claims (31)

  1. 少なくとも2つの電子デバイスの内の少なくとも2つの電子デバイス間でデータの無線転送を開始する方法であって、前記複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイスにおいて、
    前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとの間でハグ状態を検出するステップであって、該ハグ状態は、前記第1の電子デバイスと前記第2の電子デバイスとが、少なくとも互いに対して近傍関係にある間、互いに対して特定の動きパターンを受けていると判定された場合に与えられると想定されるステップと、
    前記第1の電子デバイスが前記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとハグ状態にあることが検出されたとき、前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の前記第1の電子デバイス以外の別の電子デバイスとの間でデータを転送するために、前記第1の電子デバイスのローカル無線リンクとしてデータ転送チャネルを開くステップと、を具備する方法。
  2. 前記第1の電子デバイスと第2の電子デバイスとの間での機械的相互作用と電気的相互作用との内の少なくとも一方を検出することによって、前記第1の電子デバイスと第2の電子デバイスとの間のハグ状態を検出する請求項1に記載の方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、前記ハグ状態を検出するステップが、前記第1の電子デバイス側において、
    前記第1の電子デバイスのローカル無線リンクとしてポーリングチャネルを開くステップと、
    前記ポーリングチャネルで複数の信号を送信し、前記ポーリングチャネルで複数の信号を受信するステップと、
    前記第1の電子デバイスが、同様にポーリングチャネルを開いている対応する第2の電子デバイスとハグ状態にあるかどうかを、前記第1のデバイスが測定したデータと、前記ポーリングチャネルを介して受信した複数の信号とを評価することによって判定するステップと、を具備する方法。
  4. ユーザによる開始時に前記第1の電子デバイスが前記ポーリングチャネルを開く請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の電子デバイスが前記ポーリングチャネルで通常サンプリングを行う方法であって、前記ポーリングチャネルの前記通常サンプリングによって、近傍に位置する第2の電子デバイスが前記ポーリングチャネルで複数の信号を送信していることが示されたとき、前記第1の電子デバイスが前記ポーリングチャネルを自動的に開く請求項3に記載の方法。
  6. 前記第1の電子デバイスが行う近傍度測定によって、第2の電子デバイスが近傍にあることが示されたとき、前記第1の電子デバイスが前記ポーリングチャネルを自動的に開く請求項3に記載の方法。
  7. 前記第1の電子デバイスにおいて所定のタイプのデータが一般に一意に特定されるとき、前記第1の電子デバイスが前記ポーリングチャネルを自動的に開く請求項3に記載の方法。
  8. 前記ポーリングチャネルが開かれたとき、近傍物体を検出する近傍度センサによる近傍度測定を前記第1の電子デバイス側において行うステップをさらに具備する方法であって、前記近傍度センサが近傍物体を検出した場合、前記第1の電子デバイスが、前記ポーリングチャネルで近傍度表示を送信し、さらに、前記第1の電子デバイスが、前記ポーリングチャネルで第2の電子デバイスにより送信された近傍度表示を基本的に前記近傍度表示の送信時点で受け取った場合、同様にポーリングチャネルを開いている別の電子デバイスと前記第1の電子デバイスがハグ状態にあることを前記第1の電子デバイスが判定する請求項3〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記第1の電子デバイスが、指定された強度の赤外線信号を前記ポーリングチャネルで放射し、受信した赤外線信号に対するポーリングを前記ポーリングチャネルで行い、受信した赤外線信号の強度を決定し、さらに、前記第1の電子デバイスと前記第2の電子デバイスとが、互いに対して特定の動きパターンを受けていると判定された場合に予想することが可能な、受信赤外線信号の前記強度が予め設定した強度に対応する場合、同様にポーリングチャネルを開いている別の電子デバイスと前記第1の電子デバイスがハグ状態にあることを前記第1の電子デバイスが判定する請求項3〜7のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記ポーリングチャネルが開かれたとき、前記第1の電子デバイス内の加速度センサによって前記第1の電子デバイスの加速度を決定するステップをさらに具備し、その場合、前記第1の電子デバイスと前記第2の電子デバイスとが互いに対して特定の動きパターンを受けていると判定された場合に、前記第1の電子デバイスに対して予想することが可能な予め設定した加速/減速プロファイルを前記加速度センサが検出した場合、前記第1の電子デバイスが前記ポーリングチャネルで加速度表示を送信し、さらに、前記第1の電子デバイスが、第2の電子デバイスによって前記ポーリングチャネルで送信された対応する加速度表示を基本的に前記加速度表示の送信時点で受け取った場合、同様にポーリングチャネルを開いている別の電子デバイスと前記第1の電子デバイスがハグ状態にあることを前記第1の電子デバイスが判定する請求項3〜7のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記第1の電子デバイスが前記ポーリングチャネルで受信した信号の強度を測定し、前記第1および前記第2の電子デバイスが互いに対して特定の動きパターンを受けていると判定された場合に予想することが可能な予め設定した時間関数に従って、前記ポーリングチャネルで受信した信号の測定強度が振舞う場合、同様にポーリングチャネルを開いている別の電子デバイスと前記第1の電子デバイスがハグ状態にあることを前記第1の電子デバイスが判定する請求項3〜7のいずれか1項に記載の方法。
  12. 以下のアプローチ、すなわち、音声ベースの近傍度検知、接触子の音に基づく検出、アプリケーション固有の接触センサを利用する検出、および、前記特定の動きパターンの視覚による特定の内の少なくとも1つのアプローチに基づいて、同様にポーリングチャネルを開いている別の電子デバイスと前記第1の電子デバイスがハグ状態にあるかどうかを前記第1の電子デバイスが判定する請求項3〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記第1の電子デバイスが第2の電子デバイスとハグ状態にあることを示す複数の条件が満たされた場合、前記第1の電子デバイスが第2の電子デバイスとハグ状態にあることを前記第1の電子デバイスのみが判定する請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとの間でハグ状態を検出するために前記第1の電子デバイスの複数のセンサを用いる方法であって、個々のセンサが、ハグ状態に入ったと考えることができるかどうかを表示し、ハグ状態に入ったことを所定の発生確率を用いて個々のセンサが誤って判定するように個々のセンサを較正する方法において、個々のセンサに対して示されるハグ状態の前記頻度をモニタするステップと、示されたハグ状態のモニタされた頻度が前記所定の発生確率に基づいて予想される頻度から逸脱している場合、さらなる考慮事項からセンサを除外するステップと、前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとの間のハグ状態を考慮事項から除外されていないすべてのセンサから得られる表示に基づいて検出するステップとをさらに具備する請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 考慮事項から除外されなかったすべてのセンサから得られる前記表示の重み付けと、組み合わせとを行うことにより、前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとの間のハグ状態を検出する請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1の電子デバイスが第2の電子デバイスとハグ状態にあるかどうかを判定するためにファジィ推論を採用する請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとの間で生じる可能性のある接触強度をモニタし、接触強度が所定値を超えたと判定された場合、警報を出力し、および/または、ハグ状態の検出をオフにする請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記第1の電子デバイスへのユーザ入力と、前記第1の電子デバイスのアプリケーションから得られる表示との内の少なくとも一方によって、前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとの間のハグ状態を検出するステップをアクティブにする請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記データが、データパッケージまたはデータオブジェクトの形で転送される請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイス以外の電子デバイスが、前記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスと同じである請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイス以外の電子デバイスが、前記複数の電子デバイスの内の第3の電子デバイスであり、前記第2の電子デバイスが、前記第1の電子デバイスと前記第3の電子デバイスとの間でデータを転送するためのデータ転送チャネルを開くための媒体としてのみ機能する請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法。
  22. 別の電子デバイスに対してローカル無線リンクを確立するための少なくとも1つのインタフェースと、
    前記第1の電子デバイスが、対応する第2の電子デバイスとハグ状態にあるかどうかを判定する処理用コンポーネントであって、該ハグ状態は、前記第1の電子デバイスと前記第2の電子デバイスとが、少なくとも互いに対して近傍関係にある間、互いに対して特定の動きパターンを受けていると判定された場合、ハグ状態が与えられていると想定されるものと、
    前記第1の電子デバイスが第2の電子デバイスとハグ状態にあることが検出されたとき、前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の前記第1の電子デバイス以外の別の電子デバイスとの間でのデータ転送を可能にするために前記少なくとも1つのインタフェースを介してデータ転送チャネルを開く処理用コンポーネントと、を具備する電子デバイス。
  23. 前記少なくとも1つのインタフェースを介してポーリングチャネルを開く処理用コンポーネントと、
    前記ポーリングチャネルでの複数の信号の送信と、前記ポーリングチャネルでの複数の信号の受信とを生じさせる処理用コンポーネントとをさらに具備する電子デバイスにおいて、
    前記第1の電子デバイスが、対応する第2の電子デバイスとハグ状態にあるかどうかを判定する前記処理用コンポーネントが、前記第1のデバイスによって測定されたデータと、前記ポーリングチャネルを介して受信した信号とを評価する請求項22に記載の電子デバイス。
  24. 前記第1の電子デバイスが遠隔ハグ状態に入ったかどうかをユーザによる開始時に判定するための処理用コンポーネントをさらに具備する電子デバイスにおいて、前記第1の電子デバイスが所定の動きパターンを受けていると判定された場合、遠隔ハグ状態が与えられていると想定され、前記第1の電子デバイスが遠隔ハグ状態にあると判定された場合、前記少なくとも1つのインタフェースを介してデータ転送チャネルを開くための前記処理用コンポーネントも、前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の前記第1の電子デバイス以外の別の電子デバイスとの間でデータ転送を可能にするデータ転送チャネルを開くように構成される請求項22または23に記載の電子デバイス。
  25. 前記第1の電子デバイスが遠隔ハグ状態に入ったかどうかを前記デバイスのアプリケーションによる開始時に判定するための処理用コンポーネントをさらに具備する電子デバイスにおいて、前記第1の電子デバイスが所定の動きパターンを受けていると判定された場合、遠隔ハグ状態が与えられていると想定され、前記第1の電子デバイスが遠隔ハグ状態にあると判定された場合、前記少なくとも1つのインタフェースを介してデータ転送チャネルを開くための前記処理用コンポーネントも、前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の前記第1の電子デバイス以外の別の電子デバイスとの間でデータ転送を可能にするデータ転送チャネルを開くように構成される請求項22〜24のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  26. ユーザインタフェースを具備し、前記ユーザインタフェースを介して別の電子デバイスのリストを前記電子デバイスのユーザに対して示すための、および、ユーザが前記ユーザインタフェースを介して前記リストから電子デバイスを選択することを可能にするための処理用コンポーネントをさらに具備する電子デバイスにおいて、ユーザが選択した別の電子デバイスに対してデータ転送チャネルのみが開かれる請求項24または25に記載の電子デバイス。
  27. 少なくとも2つの電子デバイスの内の少なくとも2つの電子デバイス間でデータの無線転送を開始するためのソフトウェアコードを格納するソフトウェアプログラム製品であって、前記ソフトウェアコードが、前記複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイスの処理ユニットで実行されるとき、以下のステップ、すなわち、
    前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の対応する第2の電子デバイスとハグ状態にあるかどうかを判定するステップであって、該ハグ状態は、前記第1の電子デバイスと前記第2の電子デバイスとが、少なくとも互いに対して近傍関係にある間、互いに対して特定の動きパターンを受けていると判定された場合に与えられると想定されるステップと、
    前記第1の電子デバイスが前記複数の電子デバイスの内の第2の電子デバイスとハグ状態にあると判定されたとき、前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の前記第1の電子デバイス以外の別の電子デバイスとの間でデータを転送するために、前記第1の電子デバイスのローカル無線リンクとしてデータ転送チャネルを開くステップと、を実行するソフトウェアプログラム製品。
  28. 前記格納されたソフトウェアコードが前記複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイスの処理ユニットで実行されるとき、以下のステップ、すなわち、
    前記第1の電子デバイスのローカル無線リンクとしてポーリングチャネルを開くステップと、
    ポーリングチャネルでの複数の信号の送信と、前記ポーリングチャネルでの複数の信号の受信とを生じさせるステップと、をさらに実行し、
    前記第1の電子デバイスが、対応する第2の電子デバイスとハグ状態にあるかどうかを判定するステップが、前記第1のデバイスによって測定されたデータと、前記ポーリングチャネルを介して受信した信号との評価に基づいて行われる請求項27に記載のソフトウェアプログラム製品。
  29. 前記格納されたソフトウェアコードが前記複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイスの処理ユニットを実行するとき、以下のステップ、すなわち、
    遠隔ハグ状態をオンにすべきかどうかをユーザ入力に基づいて検出するステップと、
    遠隔ハグ状態をオンにすべきであることが検出された場合、前記第1の電子デバイスが遠隔ハグ状態であり、かつ、前記第1の電子デバイスが所定の動きパターンを受けていると判定された場合、与えられることが想定される遠隔ハグ状態に入ったかどうかを判定するステップと、
    前記第1の電子デバイスが遠隔ハグ状態に入ったと判定された場合、前記第1の電子デバイスと、前記複数の電子デバイスの内の前記第1の電子デバイス以外の別の電子デバイスとの間でデータを転送するために、前記第1の電子デバイスのローカル無線リンクとしてデータ転送チャネルを開くステップと、をさらに実行する請求項27または28に記載のソフトウェアプログラム製品。
  30. 前記格納されたソフトウェアコードが前記複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイスの処理ユニットにおいて実行するとき、以下のステップ、すなわち、
    前記複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイスのアプリケーションから、遠隔ハグ状態をオンにすべき旨の表示を検出するステップと、
    遠隔ハグ状態をオンにすべき旨のアプリケーションからの表示を検出した場合、前記第1の電子デバイスが遠隔ハグ状態であり、かつ、前記第1の電子デバイスが所定の動きパターンを受けていると判定された場合、与えられることが想定される遠隔ハグ状態に入ったかどうかを判定するステップと、
    第1の電子デバイスが遠隔ハグ状態に入ったと判定されたとき、前記第1の電子デバイスと前記複数の電子デバイスの内の前記第1の電子デバイス以外の別の電子デバイスとの間でデータを転送するために、前記第1の電子デバイスのローカル無線リンクとしてデータ転送チャネルを開くステップと、をさらに実行する請求項27〜29のいずれか1項に記載のソフトウェアプログラム製品。
  31. 前記格納されたソフトウェアコードが前記複数の電子デバイスの内の第1の電子デバイスの処理ユニットにおいて実行するとき、以下のステップ、すなわち、
    前記ユーザインタフェースを介して別の電子デバイスのリストを前記第1の電子デバイスのユーザに対して提示するステップと、
    ユーザが、前記ユーザインタフェースを介して前記リストから電子デバイスを選択することを可能にするステップと、をさらに実行するソフトウェアプログラム製品において、ユーザが選択した別の電子デバイスのみに対してデータ転送チャネルを開く請求項29または30に記載のソフトウェアプログラム製品。
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