JP2006518884A - 隠されたマルチピース型ヒンジ構造を備えるマイクロミラーシステム - Google Patents

隠されたマルチピース型ヒンジ構造を備えるマイクロミラーシステム Download PDF

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Abstract

隠された状態のマルチピース(組立形)ヒンジ構造体を有するマイクロミラーシステムが、反射用途に提供される。一般に、光は、三次元傾動並びに上下又は面外作動を行なうようになったこれら構造体によって反射される。本明細書において記載する種々の光学特徴を利用して光スイッチング、投射及び他の用途、特に光用途に用いられる小型化された制御性の高い解決策を提供するデバイスを製造することができる。

Description

本発明は一般に、光波面を修正又は是正することができる空間光変調器の分野に関する。特に、本発明は、アダプティブ光学系、光スイッチング用途又は他の光操作用途、例えばディスプレイに用いられるマイクロミラーデバイスの形態をした微小電気機械システム(MEMS)に関する。
MEMSデバイスは、典型的には、フォトリソグラフィー、金属スパッタリング又は化学気相成長法、プラズマエッチング又は集積回路の作製のために開発された他のエッチング技術を含む処理技術を用いて半導体ウェーハ上に作製される小型構造体である。マイクロミラーデバイスは、MEMSデバイスの一形式である。他の形式のMEMSデバイスは、幾つかの応用例を挙げると、加速度計、圧力及び流量センサ、燃料噴射器、インクジェットポート、歯車及びモータ等を含む。マイクロミラーデバイスは既に、多大な商業的成功を博している。
MEMSマイクロミラーデバイスは、種々の用途に用いられており、かかる用途としては、光ディスプレイシステム、光データ信号の切り換えを行なう光クロスコネクト、相及び他形式の是正のためのアダプティブ光学系が挙げられる。使用されて多大な成功を収めた一形式のディスプレイデバイスは、テキサス・インストラメンツ社のDLP(登録商標)である。このシステムでは、多くのミラーは、投射ディスプレイを作るために双安定自他ディジタル方式で個々に動作される。現在の商用技術はミラーアレイ中の約130万ピクセルに限られているが、これよりも多くのミラー密度及び高い歩留りは、技術の革新につれて将来これを改良するはずである。
多軸傾動ミラーのアレイも又、他の用途、多くの中で例えば印刷、走査、投射に見受けられる。大抵の現在のマイクロミラーのアレイは、2つのカテゴリ、即ち、単一のビームを差し向ける比較的大型の単一のミラー又は多くのミラーが各光ビームの狙いを定める小型ミラーのアレイに分類できる。
大型ミラーは、高反射率の途切れていない名目上平らな表面を提供するという観点から僅かな数の別々の光ビームを舵取りする場合に幾つかの利点を提供することができる。しかしながら、ビームがミラーにとって大き過ぎる(太過ぎる)場合又はこれらビームが位置合わせ不良である場合、反射ビームは、切り取られ、強度が低くなる。このような形式のアレイは、大きな連続光、例えば光学像を反射するのに不向きである。一般に、作動中のミラー要素相互間の支持構造体は、後に広過ぎるほどの空間を残し、かくして、反射像中に見て分かるほどの大きさの穴を生じさせる。また、小型ミラーのアレイには欠点がある。多くの現行設計は、一軸でしか動くことができず、これは、これらの潜在的用途の幾つかを制限する。また、多軸方式で動くことができる他の設計は、或る一ミラーと次のミラーとの間に比較的大きなギャップを有する場合が多く、かかるギャップは、反射ビーム又は像の品質に悪影響を及ぼす。例えばこのようにアレイの状態に設けられたマイクロミラーは、各ミラーの完全運動を可能にする或る程度のギャップをこれら相互間に備えなければならないが、ギャップの大きさをできるだけ減少させることが有利である。加うるに、多くの設計は、小さいが、目に見える表面の一部である支持構造体を有している。これらは又、ミラー相互間の間隔に寄与する場合がある。ミラー表面の後ろに隠れている支持体及びヒンジは、反射表面領域全体を向上させる。
多軸傾動マイクロミラーに関する特に重要な用途は、光スイッチングの分野である。光ネットワーク通信スイッチ用の典型的な光クロスコネクトは、MEMSマイクロミラーの2つのアレイ又はクラスタを有するスイッチングマトリックスを有している。マイクロミラーの第1のアレイは、第1のアレイ中のマイクロミラーが1以上の入力源、例えば光ファイバ入力からの光入力信号を受け取るよう配置され、マイクロミラーの第2のアレイは、第2のアレイ中のマイクロミラーが第1のアレイ中のマイクロミラーから反射された光信号を受け取ってかかる光信号を1以上の光出力への光出力信号として差し向けるよう配置されている。
各アレイ中のマイクロミラーを調節し、舵取りし又は傾動させて第1のアレイ中のマイクロミラーが反射光信号を第2のアレイ中の複数のマイクロミラーから選択された第2のアレイ中のマイクロミラーに差し向けることができるようになっている。これと同様に、第2のアレイ中のマイクロミラーを調節し、舵取りし又は傾動させてこれらが第1のアレイ中の複数のマイクロミラーから選択された第1のアレイ中のマイクロミラーと位置合わせできるようにする。かくして、調整、舵取り又は傾動によってマイクロミラーを正しく配向させることにより、第1のアレイ中の第1のマイクロミラーは、光信号を所望に応じて第2のアレイの第1、第2又は第3等のマイクロミラーに置くよう設定でき、それによりクロスコネクトのスイッチング能力をもたらす。
MEMSマイクロミラーのかかる構成を用いる光クロスコネクトの性能は、多くの要因で決まり、かかる要因としては、第1のアレイ中のマイクロミラーが第2のアレイ中のマイクロミラーとどれほど良好に光学的に位置合わせされるか、温度の変化、電圧ドリフト、及びマイクロミラーのミラー表面の性能が挙げられ、これらは、ミラー表面の形状又は平坦度によって影響を受ける。最善の環境下であっても、第1及び第2のアレイ中のマイクロミラーが正しく位置合わせされ、上述の他の要因が最小限に抑えられても、現在のクロスコネクトは、システムを通過する光の60%〜70%を失う場合が多い(約5〜4dBの損失)。
例えばミラー表面からの赤外波長の不完全な反射及びレンズへのファイバの結合不良のような要因はこれらの損失を生じさせるのに役割を果たすが、ミラー表面の光散乱及び他の欠陥も又、重要な要因である。光スイッチングデバイスに入力された光の量と比較して、かかるデバイスにより出力される光の損失量を減少させる光スイッチングデバイスの改良が現在要望されている。
光スイッチングデバイス並びにマイクロミラーデバイスにおける更なる改良は一般に、電力消費量に関して望ましい。光ビームのサイズに対する大型ミラーの利用では、迅速に切り換わる高電圧を伴う場合がある。マイクロミラーデバイスの改良の一手段は、マイクロミラーデバイスを引き続き小型化していくことにある。性能の観点では、小型化は、電力効率を向上させることができる。というのは、部品相互間の距離が短くなると共に部品を軽量化することは、エネルギ消費量を向上させることになるからである。製造の観点では、ミラー要素を引き続き小型化することにより、所与のサイズのウェーハの歩留りが向上する。
マイクロミラーデバイスの1つの他の一般的用途は、アダプティブ光学系及び位相補正用である。多くの形式のミラーアレイは例えば光スイッチについて説明したチップ及びチルトを補正するが、位相ひずみの頻繁な補正がより望ましい。静的補正ミラー形状がその用途を有していても、位相のひずみは一般に動的であり、かくしてミラー表面を常時更新しなければならない。例えばこのようなシステムは一般に、2つの部品から成り、これら2つの部品は、波面検出器及び変形可能なミラーである。問題の測定中の光の部分は、分割されて波面検出器、例えばビーム内の種々の空間位置でビームのチルトを測定するシャック−ハートマン(Shack-Hartman)センサ又はこれに類似したセンサに差し向けられる。光ビームのひずみを検出することができ、次にフィードバック補正信号を変形可能なミラー表面に送ってこれをリアルタイムで更新することができる。
MEMSを用いる変形可能なミラーの多くの設計が、最近の数年間で提供された。人気のある設計の1つは、各箇所で表面全体を変形させる多くの個々のアクチュエータを備えた単一の可撓性ミラー状表面の設計である。別の設計は、各々がピストンと同様な仕方で動作する多数の小型ミラーの設計であり、各個々の各ミラーは、ミラーの平面に垂直に作動する。この用途の一応用例は、本発明で見られる。自由端部を備えたマイクロミラーを支持する可撓性部材により、垂直方向におけるミラー表面全体の運動が可能になると共にチップ及びチルトが可能になる。デバイスの範囲全体は、種々のタイプの運動の各々について運動範囲を制限するが、異なるタイプの運動は、互いに妨害せず、2形式以上の補償が同時に行なわれる。
本発明の種々の特徴は、上述した検討事項の1以上について改良を提供する。当然のことながら、或る特定の特徴は、他でもなく本発明の一変形例で提供できる。いずれにせよ、本発明の特徴により提供される技術進歩は、現行のマイクロミラー設計により示される構造的アプローチから見て飛躍的である。
〔発明の概要〕
本発明は、任意的にアダプティブ光学系又は光スイッチで用いられるマイクロミラー構造を含む。本発明のマイクロミラーアレイデバイスは一般に、アドレス指定特徴を含む下部構造体上に被着された上部構造体を有する。基板上及びその上方に配置された上部構造体の特徴としては、電極、ヒンジ、マイクロミラー、支持部材又はその一部が挙げられる。ミラー/マイクロミラーをヒンジの上方に保持する支持部材の対が設けられ、電極特徴部は、これを作動させるために用いられる。
本発明では、各マイクロミラー要素をミラーの側部又はコーナ部のところ又はこれらに沿ってそのそれぞれのヒンジ部分の上方に支持する。それ自体1以上の特徴部によって基板の上方に支持される変形可能なヒンジ部材が各ミラーについて設けられる。近似部分とミラーとの間の支持体の配設場所は、様々であってよい。好ましい配設場所としては、ミラーの互いに反対側のコーナ部又は側部や交互の(1つ置き)のコーナ部又は側部が挙げられる。一般に、ミラーは、多角形の平面を有し、この場合、形状は密に詰められる(例えば、三角形、六角形及び四角形、例えば正方形、長方形、台形、平行四辺形、菱形)。
動作に当たり、マイクロミラーは好ましくは、アナログ方式で動作する。ただし、ディジタル方式の動作も意図されている。マイクロミラーは、捩り運動及び撓み又は片持ち運動を可能にするヒンジ構造体によって支持される。個々のヒンジは、最も一般的には、実質的にまっすぐな区分を備えた曲げ形状を有し又は曲線状プロフィールを有し、これらはいずれも、これら形式の運動の両方を容易にする。ヒンジ及び支持体の構造は、少なくとも2つの別々の軸線において同時に連続した制御可能な方式で動くよう設計されている。或る特定の設計は又、チルトに加えてミラーの平面に垂直なミラーの運動を可能にする。捩り運動を行なうと共に片持ち方式で動くヒンジの曲げ形状は、ミラーをチルトさせると同時に垂直に動くようにするのに十分な運動の融通性を与える。
本発明の側部支持特徴を利用することにより、光散乱又は非反射特徴によっては損なわれない或るミラーフェース実施形態の製造が可能になる。この方式及び他の有用な設計特徴は、各々2002年10月11日に出願された共通譲受人の同時係属米国特許出願第10/269,796号明細書、第10/269,763号明細書及び第10/269,478号明細書に詳細に記載されている。なお、かかる米国特許出願明細書の記載内容全体を参照によりここに引用する。
例えば、側部支持ミラー方式と関連して、最終的には除去される支持体前駆体領域がアレイの個々のマイクロミラー要素の放出時に空間が開かれる場所に一時的に配置される製造方法が教示されている。したがって、支持構造体を効果的に被着させ/形成するのに必要な空間は、無駄にはならず、ミラーの作動を可能にするためにとにかく開いたままの状態でなければならない空間に属する。本発明の他の変形例では、「ビア」内に形成されるより従来型の柱状ミラー支持体が設けられる。しかしながら、これらは依然として、所与のミラーの互いに反対側の側部に設けられる。
本発明は、上述したこれら改良のうちの任意のものを個々に又は組み合わせて含む。改良型上部構造体を含むマイクロミラーデバイスを採用したシステムは、本発明の装置の使用法及び製造法と関連した方法論の場合と同様、本発明の特徴をなしている。
〔定義〕
「ビーム舵取り」という表現は、アドレス指定電極をミラーの所望の撓みに対応した電圧に荷電してミラーで反射された光を意図した方向に差し向け又は「舵取り」することによるアナログ方式の1以上のマイクロミラーデバイスの動作を意味する。
「直径」という用語は、本明細書においては、定めることができる任意の長手方向軸線を横切る方向における距離を意味する。別段の定めがなければ、直径は、構造体を包囲できる任意の円の直径に一致する。
「暗い空間」又は「デッドスペース」という表現は、反射性ではない又は反射性が低いマイクロミラー又はマイクロミラー組立体の反射面中の領域又は空間を意味する。
「ヒンジ」という用語は、変形可能な部材又は互いにまとめた変形可能な部材のセグメント(例えば、単一の材料層で形成され/単一の材料層中に形成される)、ヒンジは、捩り、曲げ(引っ張り及び圧縮)又はこれらの幾つかの組み合わせの状態で弾性変形可能である。
〔発明の詳細な説明〕
本発明を上述の発明の概要で提供されたレベルよりも詳細に説明する際、適用可能な技術を先ず最初に説明する。この後に、本発明の例示のマイクロミラーデバイス及び組立体の詳細な説明並びに例示の製造方法が続く。プログラム可能なレンズ表面としての本発明の用途についても説明する。この説明に続き、公知の光スイッチングマトリックス及びその機能についての説明が行なわれる。最後に、光スイッチ技術及びアダプティブ光学系の他の分野への本発明のマイクロミラーの利用可能性について説明する。
しかしながら、本発明を詳細に説明する前に、本発明は、説明する特定の変形例には限定されないことは理解されるべきであり、したがって、本発明は、当然のことながら様々である。本発明の真の精神及び範囲から逸脱することなく説明した本発明の種々の変更及び均等範囲を想到できる。本明細書で用いられる用語は、特定の実施形態を説明する目的のためだけであり、本発明を限定するものではないことも又理解されるべきである。というのは、本発明の範囲は、特許請求の記載にのみ基づいて定められる。
本明細書において説明する方法を記載した事象の論理的に可能な任意の順序で実施できる。ただし、記載した用語が明らかに別段のことを指示している場合を除く。或る範囲の値が提供されている場合、その範囲の上限と下限との間の中間の値(文脈上別段の明示がなければ下限の単位の小数点第1位まで)も又具体的に開示されている。言明された範囲内での言明された値又は中間値相互間のより小さな範囲並びにその言明された範囲内の任意他の言明され又は中間の値は、本発明の範囲に含まれる。これら小さな範囲の上限及び下限は、その範囲に別々に含まれ又は排除される場合があり、限度のうちのいずれか又は両方が小さな範囲に含まれ、或いは限度がいずれも小さな範囲に含まれない各範囲も又、言明された範囲の具体的に排除された限度を条件として本発明に含まれる。言明された範囲が限度のうち一方又は両方を含む場合、これら含まれた限度のうちのいずれか一方又は両方を排除する範囲も又、本発明に含まれる。
また、上述した本発明の変形例の任意の特徴が記載され、これは、別個独立に又は本明細書に記載した特徴のうちの任意の1以上と組み合わせてクレーム記載される。
別段の定めがなければ、本明細書で用いる全ての技術的及び科学的用語は、本発明の属する当業者には一般に理解されるのと同一の意味を有する。本明細書において記載される方法及び材料に類似し又はこれらと同等な方法及び材料は全て、本発明の実施又は試験に用いることができるが、好ましい方法及び材料を以下に説明する。本明細書において記載する刊行物は全て、刊行物の引用と関連した方法及び(又は)材料を開示して記載しているものと参照により引用される。
本明細書及び特許の請求の範囲に用いられる単数形式“a”、“and”、“the”は、別段の明示の定めがなければ、複数を含むことは注目されなければならない。かくして、例えば、「(1つの)マイクロミラー」という場合、これは複数のかかるマイクロミラーを含み、「(1つの)入力」という場合、これは一又は複数のかかる入力及び当業者に知られているその均等例を含む、等々である。
本明細書において記載する既存の主題(例えば、刊行物、特許明細書、特許出願明細書及びハードウェア)は全て、主題が本発明の主題と相反する場合を除き(この場合、本明細書に記載したものが優先する)その記載内容全体を参照によりここに引用する。引用事項は、本願の出願日以前の開示内容についてのみ有効である。本発明が先行発明によりかかる公開日に先立ってなされたという認定が与えられないという承認と解釈されるものは何も無い。さらに、公開日は、実際の発行日とは異なる場合があり、これは個々に確認する必要がある。
次に図1を参照すると、一般的タイプの多軸ミラーが単純化された形態で示されており、このタイプの設計は、当業者には周知である。これは、ミラー/ジンバルであり、ミラー表面の下に配置された4つの個々に制御される電極へのミラーの静電引力によって動作する。ミラーを中央位置に戻し、これを多くの中間位置で安定化させるための復元力は、捩りバーで得られる。図1は、Y軸回りの回転を可能にするジンバル26として働くフレームに2つの捩りバー24を介して連結されたミラー表面22から成る単一の多軸ミラー20を示している。フレーム26は、2以上の捩りバー28によって静止ベース30に連結されている。この場合、フレームとミラーの組立体は、X軸回りに回転することができる。すると、アレイ32の状態に配置された4つの電極33〜36を種々の電圧に荷電することができ、それにより両方の軸線におけるミラーの位置のアナログ制御を可能にする。例えば、電極34,35,36が非荷電状態のままで電極33を所与の電圧に荷電した場合、ミラーは、その電極に向かって両方の軸線で回転することになる。各電極の電圧を注意深く制御することにより、2つの運動軸線が別個独立に回転することができるので、デバイスの範囲内でのほぼ任意の角度を特定の一ミラーに対して設定することができる。
この形式のマイクロミラーは、単一の光ビームを舵取りするために用いられる場合が最も多く、かくして、これは比較的大型であり、即ち、1×1mm大である。ジンバル26は、一寸法方向に動くに過ぎず、ベース30は、全く動かず、それによりミラーのこれら部分は、制御には不向きになる。図においては、ミラーとジンバルとベースとの間のギャップは、分かりやすくするために誇張されているが、構成部品の自由運動を可能にするよう依然として存在しなければならない。ミラー組立体20のアレイでは、マトリックスの全表面の大部分は、使用できない。
図2は、ここでは単純化された形態で示された別の形式の公知のマイクロミラー38を示している。この設計では、ミラー40は、回転対称撓みバー44(この場合、4つの部分から成る回転対称)により、4つのポスト又は支柱42を介して静止ベース(図示せず)に取り付けられている。この場合、主要復元力は、捩りとは対照的に撓みであるが、主要な運動軸線は、図1に示すミラーと同一である。ミラーは、図1に示す電極アレイに類似した電極アレイ32上に設けられている。この場合も又、この種のミラーは、単一の光ビームの狙いを定めるよう設計されていて、したがって静止フレームの撓みバー及び他の部品に用いられる互いに異なるミラー相互間には相当量のデッドスペースが存在する。しかしながら、別々のビームの狙いを定めるためであっても、このデットスペースを実質的に減少させ又は無くすことは、図1又は図2に示すシステムのいずれにとっても有利である。このようなミラーは、アレイ状に束ねられると、1度に数百ビームを差し向けることができる。ミラー相互間のデッドスペースが少ない場合、同一のデバイスで多量のビームを切り換えることができる。というのは、各ミラーについての制御可能な角度が限られるからである。
図3Aは、単一のマイクロミラーデバイス46の斜視図であり、本発明のデバイスを製造するための技術を説明する目的でかかる単一のマイクロミラーデバイスを参照する。用いられる材料の詳細、中間準備工程及び説明する方法論と関連したそれ以上の構造的細部は、当業者による適当な実験の範囲内で当業者によって知られていると共に(或いは)上述した背景技術の部分及び以下の米国特許を参照すると理解でき、かかる米国特許としては、ホンベックに付与された米国特許第5,083,857号明細書(発明の名称:Multi-level Deformable Mirror Device)、ホーンベック等に付与された米国特許第5,096,279号明細書(発明の名称:Spatial Light Modulator and Method)、ネルソンに付与された米国特許第5,212,582号明細書(Electrostatically Controlled Beam Steering Device and Method)、ホーンベックに付与された米国特許第5,535,047号明細書(発明の名称:Active Yoke Hidden Hinge Digital Micromirror Device)、ホーンベックに付与された米国特許第5,583,688号明細書(発明の名称:Multi-level Digital Micromirror Device)、ホーンベックに付与された米国特許第5,600,383号明細書(発明の名称:Multi-level Deformable Mirror Device with Torsion Hinges Placed in a layer Different From the Torsion Beam Layer)、ヒュイバーズに付与された米国特許第5,835,256号明細書(発明の名称:Reflective spatial Light Modulator with Encapsulated Micro-Mechanical Element)、ミカリケック等に付与された米国特許第6,028,689号明細書(発明の名称:Multi-Motion Micromirror)、カーター等に付与された米国特許第6,028,690号明細書(発明の名称:Reduced Micromirror Mirror Gaps for Improved Contrast Ratio)、ガルシアに付与された米国特許第6,198,180号明細書(発明の名称:Micromechanisms with Floating Pivot)、ホーンベックに付与された米国特許第6,323,982号明細書(発明の名称:Yield Superstructure for Digital Micromirror Device)、ヒュイバーズに付与された米国特許第6,337,760号明細書(発明の名称:Encapsulaated Multi-Directional Light Beam Steering Device)、ウッドに付与された米国特許第6,348,907号明細書(発明の名称:Display Apparatus with Digital Micromirror Device)、ヒュイバーズに付与された米国特許第6,356,378号明細書(発明の名称:Double Substrate Reflective Spatial Light Modulator)、フンク等に付与された米国特許第6,369,931号明細書(発明の名称:Method for Manufacturing a Micromechanical Device)、リチャーズに付与された米国特許第6,388,661号明細書(発明の名称:Monochrome and Color Digital Display System and Methods)、ヒュイバーズ等に付与された米国特許第6,396,619号明細書(発明の名称:Deflectable Spatial Light Modulator Having Stopping Mechanisms)である。いずれの場合においても、本発明のマイクロミラーデバイスを同一の詳細又は他の詳細に従って製造すると共に(或いは)動作させることができる。
本発明の特徴に関し、図3Aは、本発明のマイクロミラーデバイス46を示している。図3Bは、ミラー48を取り外した状態でマイクロミラーデバイス46を示している。図3Cは、図3Bの側面図に示す同一の装置を側面図で示している。図3Aに示すミラー表面48は、中断されておらず、それにより優れた反射特性をもたらしている。ミラー表面48の「潜在的フェース」(実線と破線の両方で示されている)は、ミラーの実際のフェース(実線のみで示されている領域)よりも幾分大きいが、デバイス46の組立体のギャップ50に起因する「暗い」空間又は「デッド」スペース及び個々のマイクロミラーデバイス46相互間の空間から生じる反射損失は、もしそのように構成しなければ上述したように散乱、位置合わせ不良等に起因して失われる光を差し向けるよう個々のデバイスを配向させることができることにより補償されてなお余りある。さらに、以下に説明するように、ギャップ50に起因する「暗い」空間又は「デッド」スペースは、ミラー支持体52の注意深い設計により本発明の特徴に従って最小限に抑えられ又はそれどころか無くすことができる。
図示のミラー支持体52の変形例として、犠牲材料中に生じたビアを充填することにより作ることができる柱状支持体又はポスト(図示せず)を利用してもよい。支持体は、ミラーの縁部のところに壁を有するのがよい(各支持体は、構造体を形成するよう重点される元のビヤ形状に応じて、4以上の壁を有するのがよく又は湾曲した表面を備えるのがよい)。さらに、支持体を、これらに最も近いミラー(選択されるマイクロミラーデバイスの形式に応じて)の側部/コーナ部又は縁部から差し込むことができる。しかしながら、選択されたミラーの形式/フォーマット(即ち、コーナ部支持体位置を備えた正方形、コーナ部支持体位置を備えた正方形、コーナ部支持体位置を備えた六角形、側部支持体位置を備えた六角形等)に鑑みて、ヒンジ又は捩り部材の長さを最大にするような仕方で支持体を位置決めすることが好ましい場合がある。その場合、各支持体(又は中間構造体)のベースは、ヒンジ部分の端部に位置決めされることになる。これら支持体の変形例についての詳細は、共通譲受人の同時係属米国特許出願第10/269,796号明細書(発明の名称:Micromirror Systems with Side-Supported Mirrors and Concealed Flexure Members)に見受けられ、かかる米国特許出願明細書の記載内容全体を参照によりここに引用する(例えば、この米国特許出願の第9A′を参照されたい)。
しかしながら、図3A及び図3Bに示す本発明の変形例では、ミラー支持体の配設場所は、互いに等間隔を置いて配置され、二等辺三角形を形成している(或る意味では)。したがって、この配設場所は、ミラー48と一致した3つのミラー平面に沿って対称である(即ち、これらは、三方対称状態になっている)。この構造を見る別の方法は、1つ置きのコーナ部上に存在するということである。したがって、ミラーの反対側は、それに相当する支持体を備えていない(支持体は、互いに反対側には位置していない)。
図示の(例えば、図4A及び図4Bに示す)本発明の或る幾つかの他の変形例では、1対の支持体の各々は実際に、互いに反対側に且つミラー48の本体を横切って位置決めされる。有利には、かかる支持体位置決めにより、左右対称が得られる。ミラーフェース周りの等間隔の配置が、この場合も又好ましい。いずれの場合においても、等間隔又は或る程度の対称性をもたらすことにより、種々のミラー作動モードの制御において大幅な予測性をもたらす(即ち、これにより、実質的に等価な挙動をもたらす)。同じ理由で、本発明の特徴を含む図で明らかなように、ヒンジ構造における或る程度の回転対称が望ましい場合が多い。
本発明の一層の細部を説明すると、かかる特徴の1つは、ミラー48をそのヒンジに取り付ける仕方に関する。ミラー要素48の幾つかの側部に設けられた支持体52は、ミラー要素をヒンジ57全体のヒンジ部分54に固定する。ヒンジ部分58は、中央ヒンジジョイント63によって基板60に取り付けられ、この中央ヒンジジョイントは、ミラー要素48の一部(図3に示す例では中心)の下に位置する。各ヒンジ57(部分54,55,58で形成される)は、3つの別々の撓み部品又は変形可能な部材部分として働くよう中心が拘束された単一の金属片の状態で設けられる。各支持体52のベース72は、各ヒンジ部分54に直接連結可能である。変形例として、材料の中間層又はナブ74(例えば、結合インタフェースとして役立つ)を採用してもよい。いずれの場合においても、ヒンジ要素は、ミラーの下に隠される。
ヒンジ57は、ミラー要素48を種々の軸線回りに傾動させ又は回転させるときに部分54及び(又は)58周りの捩り及び片持ち撓みを可能にするよう基板60の上方に持ち上げられている。各ヒンジの2つの部分54,58は、大きな運動及び可撓性を可能にする曲げ部55のところで互いに連結されている。他形式の中央支持体の使用が可能であるが、ヒンジジョイント63は、中央ポスト69を除き、ヒンジ中央67の下で好ましくは開いたビアタイプの支持構造体である。基板60の表面の上方に設けられたヒンジ相互間の距離は、0.1ミクロン以下という短いものであるのがよい。
ヒンジ部分とミラー48の下面との間の間隔に関し、これは同様に、約0.1ミクロン以下という短いものであるのがよい。それ故、アレイ状又はその他の形態で設けられるべき各マイクロミラーデバイス又は要素のミラーは、基板60の表面よりも約0.2ミクロン以下という短い距離上方に位置するのがよい。
ミラー支持体を保持する中央ヨークを無くすことにより(テキサス・インストルメント社により製造された公知のデバイスの場合のように)、本発明により非常に低いプロフィールのマイクロミラーデバイスを作製することができ、かかる非常に低いプロフィールのマイクロミラーデバイスは、高い撓み角(代表的には、約±10°、更に約±15°〜約±20°以上上方)を依然として達成することができる。当然のことながら、本発明のミラー/マイクロミラーデバイスは、有利には、大量生産でき(MEMS技術を用いて)、かかるミラー/マイクロミラーデバイスは、他の作動技術を利用することができ、かかる技術としては、電磁気、静電気、熱機械又は圧電を利用した方式が挙げられる。
角度的撓みと共に増大するヒンジ復元力に応答して適度の静電引力を生じやすくする本発明の特徴は、電極76の上述の形態を利用する必要がある。電極は、互いに異なる高さ位置に複数の部分78,80(これ以上)を備えるのがよい。一連の工程で連続部材(各ステージ78/80相互間の支持体部分82で示されている)が設けられるにせよ、種々の工程で別々の部材又は連続折曲り部材が形成されるにせよ、いずれにせよ、電極は、ミラーの回転中心又は回転点から遠くに位置する部分が低い高さ位置にあるように構成される。この形態では、4つ全ての電極76は、ほぼ同一の形状のものであり、ミラー支持体ベース72及びヒンジ支持体62の互いに異なる寸法に対応するよう互いに僅かなばらつきがある。類似した電極の形状及び領域は、多軸ミラーシステムを作動させる方法を単純化するが、非対称の変形例を含む他の形態の電極形状及び寸法の使用が可能である。この場合、追加の構造的安定性を得るために各電極について複数のベース部分80が設けられる。ただし、1つのベース部分80が好ましい場合がある。
ミラー又はデバイス全体の中央に近い高い部分及びこれから見て遠くに位置する低い部分を備えた状態で示されている電極形態は、ミラーを或る角度に傾動させるとミラーのクリアランスをもたらす。さらに、かかる形態は、ミラー48の次の引き付けを可能にする。ミラーを1組の電極から遠ざけて傾斜させると、上方電極部分は、真っ先に相当大きな引き付け静電力をミラーに及ぼす(静電引力と物体相互間の距離との間の逆二乗の関係に照らして)。上方電極部分がミラーを下方に(即ち、上方電極部分に向かって)効果的に引き下げると、電極下方部分の影響は、下方部分とミラーとの間の距離が減少するにつれて増大する。さらに、ミラーをその完全角変位状態に引き付けるのを助けることは、下方電極部分80と相互作用するミラーの遠隔の領域のところで提供される機械的利点又はレバーアームの増大をもたらす。考えられる電極形状のこの変形例及び他の変形例は、米国特許出願第10/269,763号明細書(発明の名称:Micromirror Systems with Electrodes Configured for Sequential Mirror Attraction)に十分に記載されており、かかる米国特許出願明細書の記載内容全体を参照によりここに引用する。
デバイス46は、複数の軸線で動くよう作動できる。本発明の差異の一つは、規模である。有利には、達成できる本発明の規模は、現在入手できるマイクロミラーよりも非常に小さく、各ミラー要素の直径は、10〜20ミクロン以上のオーダーである。図1及び図2に示す規模のオーダーの規模を有する単一のミラー要素に代えて数百又は数千のこれらマイクロミラーのアレイを用いることができる。入射波面の各部分のための多くのマイクロミラーは、出射波面の特性の専用化を高めることができる。個々のミラーのサイズを小型化することは、以下に詳細に説明する多くの他の利点をもたらす。それにもかかわらず、ミラーの直径の寸法を約1mm以上という大きな寸法に増大させることが計画され、デバイスの他の部品の寸法形状は、これに比例して増大した寸法形状を有する。これにより、本発明の単一のミラー要素は、光ビーム全体を効果的に制御することができる。
図3に示す形態では、ヒンジは、デバイスの中央のところで基板上に支持されている。図4は、別の非常に有利な設計を示しているが、ヒンジはデバイスの外部上に支持されている。このミラー組立体47の特徴は、図3の特徴と同様に表示されている。同一の要素のうち多くが存在するが、別の方法で連結されている。この変形例では、ベースとミラーは正方形である。ただし、六角形又は他の形状も又、この種のヒンジ構造に役立つ。
図3の場合と同様、図4は、ヒンジ部分54に連結されたミラー48を示している。各ヒンジ部分57の他端部58は、ヒンジジョイント62に連結されている。図3と同様、ヒンジ部分54,58は、曲げ部分55によって互いに連結されている。図3のデバイス46と比較して、デバイス47では、ヒンジ57は、物理的に引き離されている。
ヒンジジョイント62は、ヒンジセンタ64の下で好ましくは開いたブリッジ形の支持構造体であり、ヒンジセンタは、垂直支持体セグメント68相互間の橋渡しセグメント66に取り付けられている。支持構造体を安定させるために足部70を更に設けるのがよい。さらにもう1つの選択肢は、支持体セグメント68を基板の表面に対し角度をなして作ることである(即ち、垂直方向成分と水平方向成分の両方を有する)。電極76の特徴は、本質的に図3に示された特徴と本質的に等しい。
図3及び図4に示された設計は各々、互いに異なって連結されているが、これらは両方共、同一の機能の大部分を提供する。両方は、本願と同日に出願された米国特許出願(代理人事件番号:EXAJ−003、発明の名称:Multi-tilt Micromirror Systems with
Concealed Hinge Structures)に示されたやり方と類似したやり方で複数の軸線において同時に傾動するよう設計されている。なお、かかる米国特許出願明細書の記載内容を参照によりここに引用する。さらに、ヒンジは捩りと片持ち撓みの両方を可能にするよう設計されているので、これらヒンジは又、ミラー表面の平面に垂直な方向でミラーの運動を容易に可能にするほど可撓性である。多軸チルト及び垂直運動(基板に対して)を可能にすることにより、本発明のデバイスは、以下に説明するようなチルトと位相の両方の補正を行うことができる。
本発明の特徴における(例えば、図3に対して図4に示すように)中央支持型ヒンジ構造と端部支持型ヒンジ構造の別の差は、所与の形態の各々について得られる撓み角に関する。即ち、中央支持体を用いると、そうではない場合にヒンジ支持構造体によって占められる領域が空けられる。したがって、大きな撓み角は、厚さ(ミラー高さ)が同一である場合に端部支持型デバイスよりも中央支持型デバイスによって達成できる。
本発明のマイクロミラーデバイス46を製造する方法が、図5A〜図5Gに示されている。当然のことながら、用いられる方法工程は、当業者には容易に理解されるように本発明の所与の変形例において実際に用いられる本発明の特徴がどれかに応じて、様々であろう。
図5Aでは、材料の犠牲層84が、基板60の上に配置されている。これには、エッチング時に基板の高さ位置の部分88を構成する第1のマスク86がパターン付けされている。図5Bでは、ヒンジ金属層90が、犠牲層の一部を含む表面全体に被着されている。パッシベーション層(図示せず)をヒンジ前駆体領域94として役立つ層90の領域上に構成する際に第2のマスク92が利用される。金属層90は、基板の酸化物層の下に位置するアドレス回路相互間の連結具98を形成するよう基板60に設けられたビア96を埋めている。アドレス指定及び基板作製に関する同一の方法を上述したように採用することができ、或いは製造したデバイス上部構造体の電気的制御の別の方法を利用してもよい。これは、デバイス要素相互間の接続性並びに基板60の形態に関して当てはまる。
図5Cに示すように、導電性材料の厚い層100をヒンジ材料に被着させる。この層は、電極76及びナブ74並びにヒンジ部分58についてヒンジ支持体62を堆積させる。層100は又、ビア96及び接続構造98を更に埋める。第3のマスク102を用いて保護層(図示せず)を、電極前駆体104、ナブ前駆体106及びヒンジ支持体前駆体108として役立つ層100の領域上に生じさせる。
図5Dでは、層90,100は、ヒンジ56、支持体スパナ(ヒンジ支持体又はアンカ)62及び電極部分76を露出させるよう選択的にエッチングされた状態で示されている。図4Eでは、次にこれら構造を覆っている別の犠牲層110を見ることができる。第4のマスク112を用いて犠牲層110をパターン付けして犠牲層のエッチング時に支持体前駆体領域114を形成する。
図5Fは、選択的にエッチングされ、次にミラーとして役立つのに適した導電性材料の層116の(又は、次に反射性の高い金属又は誘電体で被覆できる基板)で被覆されたままの状態で犠牲層110を示している。隣り合うマイクロミラー46相互間に空間を形成するよう除去される隣接の境界部又は縁部122ではなく、保持されるべきミラー前駆体領域120上にパッシベーション層を形成するために第4のマスク118を用いる。
図5Gは、全ての犠牲材料を除去した後の本発明の特徴としてのマイクロミラー要素46を示している。上述したように、ミラーは、ヒンジに取り付けられた支持体によって互いに反対側の側部又は縁部のところ又はこれらに沿って支持され、ヒンジは、デバイス基板上に支持される。ミラーの互いに反対側の側部/部分のところに配置されることに加えて、支持体部材は、性質上「開いている」という特徴を有するのがよい。漸次又は2段電極も又示されている。
図6Aは、マイクロミラー46の例示の7×7アレイ組立体124を示している。ミラー48の表面の頂部の一部は、下に位置する構造を示すために除去されている。潜在的に数百万個の個々に制御されるミラーで構成されるこの種のミラーアレイは、多くの用途に使用できる。組立体124のマイクロミラー46を、傾動軸線のうちいずれか(又は、両方の或る組み合わせ)回りのマイクロミラーデバイス20の傾動の真似をし、かくして平らな反射面を表すよう位置決めできるだけでなく、「スマート表面」、即ちマイクロミラー46に入射するようになる所与の波面に応答して反射波面の形状を改変することができるようになった表面を形成するようマイクロミラー46を別々に位置決めできる。この理由で、組立体124を「フレネルミラー」又は「プログラム可能なレンズ」ということができる。図6Aは又、非常に大きなアレイのほんの僅かな部分として見ることができる。
図6Aに示すようなアレイ124は、レイアウトが単純なので或る利点を有している。加うるに、このレイアウトのアドレス指定は、各ミラー要素46に関して終始一貫している。しかしながら、図6Bに示すようにミラー要素46の別のレイアウトを用いることが好ましい場合がある。ここでは、僅かに異なるアレイ126の小さな2×2部分が表示されている。この形態では、ミラー要素46は、先のアレイ124と同一であるが、要素46の配向状態が変わっている。1つ置きのミラー要素46をチェス盤のパターンで90°回転させる。主要な利点は、各支持体62が1つの大きな支持体128を形成するよう他の3つの支持体62とコーナ部のところで交わるヒンジ支持体62の位置に見られる。大きな支持体128は、製造されるべき別々の特徴の数を減少させ、個々に製造された支持体62よりも構造上の安定性が高い。加うるに、これは4つの自立型部品ではなく組み合わせ構造体なので、支持体の寸法全体を小さく作ることができ、これにより、ヒンジを長くすることができ、しかもヒンジのモビリティを高めることができる。
マイクロミラーアレイ124/126は、波面補正/整形を行なうための表面を形成するこれらの機能及び有効なプログラム可能レンズを形成する形態を含む。平らな形態以外の形態の表面を形成するよう配向されるこれらの機能に大きな融通性をもたらす。かかる形態の例は、図7A〜図7Eに概略的に示されている。図7Aは、図6Bに見えるのと同一のアレイ組立体124を示している。例示目的で、小文字“e”130が、ミラー組立体124で反射されるサンプル物体として用いられている。像132は、マイクロミラーの特定の形態に起因して生じる。“e”がミラー表面で反射される点線134が示され、光路は、矢印136を辿る。図7Aでは、アレイは、完全に平らに構成されており、単純な反射以外に像に生じる変化は殆どない。後で説明する図との比較のために、像132は、基準の1組の十字線138に対して設定されている。
単純化のために、図7B〜図7Eは全て、図7Aに見えるのと同一の物体130を用いているが、これはこれらの図では省略されている。最終の像132だけが示されている。図7Bは、ミラーアレイ140を示し、このミラーアレイ140は、符号124で示されたのと同一のアレイであるが、ミラーは全て同一方向に傾動している。像142のサイズは不変であるが、その位置は動いている。かくして、アレイ140は、この場合傾動フラットミラーとして働く。図7Cは、アレイ142、この場合も又、同一のアレイ124を示しているが、今度は、個々の要素46は、サイズが減少した状態で示された結果的に得られる像146に見ることができるように合焦ミラーの表面に近似するよう傾動している。
図7Dは、今や焦点はずれミラーに近似するミラー要素46を備えた類似のアレイ148を示しており、この焦点はずれミラーはこの場合も又、これに対応して大きな像150に見ることができる。図7Eでは、アレイ152は、同一の組のミラー上におけるチルトと焦点の両方を示しており、その結果が像154に示されている。各ミラー要素を互いに別個独立に設定することができるので、潜在的に数形式の補正を同時に実施することができる。チルトと焦点を同一の組のミラー上にアドレス指定することができるが、これにより幾つかの制限が生じることは注目されたい。部品の寸法形状に応じて、個々のミラーのチルト角は、各軸線において10°という大きな角度に過ぎない場合がある。しかしながら、幾つかの設計のチルト角は、20°以上という大きなものであってよい。ミラーの全てがこれらの最大角にあり又はそれに近い角度にあるようフラットミラーとして働く1組のミラーを傾動させた場合、これは、ビームを更に合焦させ又は焦点はずれさせることはできないであろう。加うるに、湾曲表面の傾動により、反射ビームに非点収差が生じる場合がある。ただし、これは、特定の角度でのプラグラム可能なレンズの注意深い整形によって補正できる。
これらは図示されていないが、他の多くの形式の波面整形が可能である。球以外の種々のタイプのレンズ、例えば円筒鏡又は放物面鏡を作ることができる。初期の表面の欠陥に起因する入射ビームの歪みを検出してこれを是正することができる。マイクロミラーの角度の制約を受ける多くの他の表面を作ることができる。
実際の使用に当たり、非常に大きなミラーアレイのかかる小さなサブセット124をビーム又は像を整形するためには用いられないが、このサイズは、ここでは例示目的に用いられている。このように整形されたアレイの幾分大きな部分のミラーは、曲率を有するようには明らかに見えない。というのは、一ミラーとその次のミラーの差が僅かだからである。これらミラーが別々にアドレス指定可能であるという性質に基づく一利点は、アレイを全体として、各々がそれ自体の特性を持つ多くのフィールドに分割できるということである。これを達成する簡単な一方法は、規定のグリッドを用いることであり、この場合、グリッドの各小区分の中心は、各々がそれ自体の焦点長さ及びチルト角を有するプログラム可能なフレネルミラーの中心であるように設定される。本発明は、このマイクロミラーの制御方式には限定されない。任意の数又は形状のフィールドを別々に制御できる。
本発明の別の重要な用途は、光ネットワーク用のスイッチの分野である。図8を参照すると、スイッチングマトリックス154の略図が示されている。説明を簡単にすると共に図面を分かりやすくするため、リニアマトリックス154しか示されていない。ただし、二次元マトリックスも又、一般に用いられる。図8のマトリックスは、2つのアレイ156,166をなす操縦可能なマイクロミラー(それぞれ、158,160,162及び168,170,172)を有する。操縦可能なマイクロミラーは各々、アナログモードでこれらの動作によって「操縦可能」であり、これには、マイクロミラー158,160,162,168,170,172を当業者には知られているようにマイクロミラーのミラー表面の所望の偏向に対応した電圧に作動させることを含む。
このように、3つのマイクロミラー158,160,162を各々、その入力チャネル(それぞれ、163,164,165)から受け取った光信号を出力されることが望ましい出力チャネル173,174,175に対応したマイクロミラー168,170,172のいずれか1つに差し向けるよう回転軸線回りに傾動させることができる。入力及び出力チャネルは、合焦光学系を備えた光ファイバである場合が多い。例えば、マイクロミラー158は、入力チャネル163から受け取った入力信号をマイクロミラー168に反射させるよう配向可能であり、かかるマイクロミラー168も又、この場合、マイクロミラー158からの出力を出力光ファイバ173に光学結合するよう傾けられる。変形例として、マイクロミラー158,172の電極への電圧を変化させることができ、したがってこれらマイクロミラーが互いに光学結合され、この場合、入力光ファイバ163からの光入力を出力光ファイバ175に出力すること等ができるようになる。米国特許第6,389,190号明細書は、図8に示す形式のスイッチングマトリックスを詳細に記載しており、かかるスイッチングマトリックスは、かかるスイッチングマトリックスの製作に用いることができるMEMSマイクロミラーの一例を有する。
本明細書の背景技術の分野において注目されるように、現在入手できる光スイッチング機構は、入力から出力に通る光信号の相当大きな損失、即ち、60%〜70%台の損失を生じる。これら損失の大きな原因は、光信号が入力光ファイバから第1及び第2のミラー(入力及び出力ミラーアレイ)に、そして最終的に出力光ファイバに進む際の光信号からの光の散乱である。入力及び出力アレイ状のマイクロミラーの表面の異常が原因となって、光の散乱が生じると共に入力光信号(光ビーム)が入力側マイクロミラー及び出力側マイクロミラーで反射されるときまでに光ビームの一部が出力光ファイバと位置合わせ不良状態になるまで光ビームの変形が生じる場合がある。ミラーに対するファイバの位置合わせ不良は、不釣合いなビームサイズに起因する出力ファイバ内への結合の低下に加えて、相当大きな損失源である。
入力及び出力ミラーのチルト軸線が例えば図8に示す構成において互いに平行でない場合には別の誤差源が生じる場合がある。ただし、これは主として、単一の運動軸線のみを有するミラーのアレイにのみ影響を及ぼす。かかる場合、入力光ファイバと出力光ファイバを光学結合するよう位置合わせされるようになった入力側マイクロミラー及び出力側マイクロミラーの互いに反対側の入力及び出力ミラー表面を互いに平行に位置合わせすることは決してできず、その結果、光ビームの歪みが生じ、したがって出力信号の一部が出力光ファイバに入らないようになる。これに類似した悪影響は、熱的効果及び他の環境効果並びに部品の劣化に起因して生じる場合がある。
本発明は、ミラーの位置合わせ不良、ミラー表面の凸凹及びスイッチング機構を通る光の損失の他の物理的原因に起因する損失源を是正し、それにより実質的にこれらを無くす光スイッチング形態に利用できる。図9は、説明を簡単にするために、入力及び出力アレイの各々からマイクロミラーデバイス(それぞれ、158,168)を1つだけ示すスイッチング構造の概略二次元略図である。光入力信号が、入力チャネル163によって送られた状態でマイクロミラーデバイス158に入射する。単一の光ビームの部分を表す7つの光線177〜183が、マイクロミラーデバイス158のミラー表面に入射している状態で図9に概略的に示されており、次に、かかるミラー表面からこれら光線をマイクロミラーデバイス168に向かって反射し、次に出力チャネル173に差し向け、ここで、符号158a,168aは、これらミラーの回転軸線を表している。この例では、光線173,183は、ミラーに当たるビームの膨張に起因してマイクロミラーデバイス168のミラー表面に対し位置合わせ不良状態になる。これと同様に、光線179は、光の散乱に起因して誤って差し向けられて出力チャネルには送られず、かかる光の散乱は、マイクロミラーデバイス158のミラー表面の平坦部の欠如又はミラーの一部で反射する光の位置合わせ不良を生じさせる他の形状不良によって引き起こされる場合がある。
マイクロミラーデバイス158,168は、軸線158a,168a回りに傾動することにより調節可能であるが、図9のマイクロミラーデバイス158,168のそれ以上の調整の結果として、光損失の減少が得られないということに注目されたい。例えば、マイクロミラー158を時計回りの僅かな回転により傾動させた場合、光線183は、マイクロミラー168の表面に当てられるが、それと同時に、光線178は、マイクロミラー168の反射面を外す恐れがあり、しかも光線177は、マイクロミラー168から依然として反射されないことは確実である。これと同様に、反時計回りのマイクロミラー168の回転が光線177を出力光チャネル173内へ差し向けるが、それと同時にこれは又、光線178を誤って差し向けてもはや出力チャネル173内へは導かれないようになる。
マイクロミラーデバイス158,168の各々を図10に示すように本発明の複数の小型で且つ制御性の高いマイクロミラーデバイス146で置き換えることにより、マイクロミラー組立体(それぞれ、184,186)が、図9のマイクロミラーデバイス158,168の各々に取って代わるように設けられる。各マイクロミラー組立体は、複数(図示の非限定的な例では、7つ)のマイクロミラーデバイス46(ここでは、46−1〜46−14として示されている)で構成され、これらマイクロミラーデバイスは各々、ミラー表面を2つの回転軸線回りに別個独立に又は両方の回転軸線回りに様々な度合いに回転するときに生じる合成ベクトルによって定められる無限の数の回転軸線回りに動かすことができるよう別個独立に制御できる。図示の例では、光線177と組立体186上の対応のマイクロミラー(46−8)と位置合わせして光線177が出力光チャネル173へ今や正しく導かれるようにするようマイクロミラーデバイス46−1を時計回りに回転させ又は傾動させている。マイクロミラー46−1の回転は、説明上の目的で誇張して示されており、ミラーの実際の回転は、本質的には非常に僅かであって本質的には知覚できず、他方、光線177を正しい方向に反射させるためにこの場所の反射面を「平らにする」効果を有する。これと同様に、マイクロミラー46−7は、光線183を正確に差し向けてマイクロミラーデバイス46−14に入射するよう幾分反時計回りに傾動させ又は回転させ、それにより、光線183を出力光チャネル173内へ差し向ける。組立体184のマイクロミラーデバイス46−3は、光線179の向きを組立体186上の正しい位置に代えて出力チャネル内への正しい差し向けを可能にするよう反時計回りの方向に傾動し又は回転している。
図9及び図10に示されているこの特定の例では、入力光チャネル163からの光ビームは、本発明の細部を示すよう僅かに拡大した状態で示されている。実際のシステムでは、光ビームは、ビームの空間プロフィールを光スイッチの長さ全体を通じてできるだけ小さく保つよう注意深く合焦されている。ビームサイズを小さく保つことにより、個々のミラーのサイズ及びこれら相互間の間隔も又、小さくすることができ、これにより高密度のスイッチングマトリックスが得られる。これは望ましいが、その理由は、MEMSマイクロミラー設計が一般に、限定された利用可能な角運動範囲を有し、したがって密度が高いことは直接、スイッチでの高いポートカウントを招く。しかしながら、ビームサイズをこのように変化させることにより、幾つかの悪影響が生じる。たとえ光線が全て合焦されてこれらが合焦レンズに出力チャネルのところで当たっても、各光線(177〜183)の出射角は、ファイバ内への良好な結合効率を得る上で最善ではない場合がある。最善の結合を得るためのスイッチングミラーの両方の調整は、損失の大部分を無くすことはない。ミラー相互間の比較的広い間隔に対応するため、ミラー相互間に長い距離が必要な場合が多い。長い距離全体にわたって小さなビームスポットサイズを維持するには、入射ビームに対する合焦要素の非常に良好な一様性が必要である。これら制約により、大型のフラットミラーを用いた場合、高いポートカウントを有する稼働デバイスを作ることは困難な場合がある。
各マイクロミラー組立体(例えば、184,186)を形成するために複数の別々に調節可能なマイクロミラー46を提供することにより、これら組立体の入力アレイ及び出力アレイを、現在入手できる光スイッチング又はクロスコネクト装置と比較して、光の損失量を減少させることができる光スイッチング又はクロスコネクト装置を製作する際に製造できる。事実、デバイス46を別々に調節することができるようにすることにより、組立体に、受信中の光信号の波面に光学的に適合すると共にその波面を操作して最終的にスイッチングデバイスの出力端部のところで受け取られる信号の量を最大にする能力が与えられる。上述したように組立体184,186のマイクロミラー46の反射面はかくして、損失を最小限に抑えるよう受け取って反射された光を合焦させるプログラム可能なフレネルミラーとして使用することができる。正しく合焦された光を長い距離とは対照的に、短い距離にわたって保つことは非常に容易である。複数のミラーを用いることにより、入力ファイバ後の合焦要素を第1のミラーアレイまでの短い距離だけ最適化することができる。第1のミラーアレイは、第2のミラーアレイに正しく合焦することができ、第2のミラーアレイは、次に出力ファイバ内への良好な結合を可能にするよう正しく合焦する。
少量の光が各アレイ中のマイクロミラーデバイス46相互間の間隔に起因して失われるが、この損失は、例えば図9に示すようなシステムにより通常失われるが、図10を参照して説明したように、マイクロミラー46の正しい配向により再捕捉される光の量と比較して僅かである。図10の例を、組立体184,186を形成するようマイクロミラー46の一次元組立体(即ち、各組立体において、1×7アレイのマイクロミラー46)に関して説明したが、本発明は、例えば分かりやすくするためにだけ説明したかかる構造には全く限定されないことは注目されるべきである。事実、可能性の高い組立体は、図8に示すようなスイッチングセットアップを備えた各組立体を形成するようマイクロミラー46の二次元アレイを有することにある。例えば、マイクロミラーデバイス20に代えて、例えば図5に示すアレイ124のような組立体を形成するよう10×10又は100×100アレイのマイクロミラー46を用いることができる。マイクロミラー46は、2つの軸線(又は、上述したようにこれらの組合せ)回りに傾動し又は回動する能力を有しているので、入射光信号の三次元方向転換又は合焦が得られるよう各組立体に二次元アレイのマイクロミラーを形成することが好ましい。
図11は、三次元クロスコネクト構造190の略図である。この構造では、光入力アレイ192中のマイクロミラーと光出力アレイ198内のマイクロミラーを光学結合するよう三次元的に位置決めされたものであるのがよい。かくして、例えば、マイクロミラー194及びこれに対応した光出力アレイ198内のマイクロミラーの適切な位置により、光入力204をマイクロミラー194と光出力マイクロミラー200〜203のそれぞれとの適当な光学結合によって光出力206,209に出力するよう差し向けることができる。入力側マイクロミラー195〜197は各々、出力ミラーの適当な調節によりほぼ同じ実現性を有している。
図12は、図11のクロスコネクト190と類似しているが、ミラー要素のうちの2つ194,196に代えて例示の5×5アレイ214,216が用いられた三次元クロスコネクト210を示す図である。単一のミラー要素を置き換えることは、上述したように多くの利点があるが、これはこの図で分かるように明らかである。この例では、2つのアレイは、切り換えられているビームについて2つの互いに異なる合焦要素として働くよう構成されている。入力ビーム204が入力ビーム218よりも僅かに変えられた合焦特性を有している場合、アレイ要素を別々に調節して結合効率を最大にすることができる。殆どの場合、レンズアレイ又は各ファイバ上の個々のレンズにより光ファイバから出る光スイッチの入力ビームを合焦させる。これらレンズに関する焦点距離の一様性は、達成するのが非常に難しい場合があるが、これらレンズの一貫性における僅かな変化は、ビームの合焦具合い、及びかくして出力ビームに戻る光の結合効率に大きな影響を及ぼす場合がある。追加のレンズ要素として働くよう小さなアレイのミラーを光路の一部として用いることにより、出力への電力スループットを犠牲にしないで、入力ビームに僅かな変化を生じさせることができる。これら設計を利用した実際のシステムでは、入力及び出力ミラー195,197,200〜203の残部は全て、類似したアレイのマイクロミラーによって表される。
マルチミラーアレイのもう1つの利点は、位置決めの利点である。図11に示すような単一のミラーシステムでは、各入力ファイバを他の全ての入力ファイバと共にその対応関係にあるミラーの中心に正確に位置合わせしなければならない。僅かな不規則性でも、入力ビームをミラーの縁部で切断され又は全て無くなる場合がある。各ファイバ及び(又は)合焦部品の個々の調整は、一般に可能ではなく、時間の大部分、入力ファイバ及びレンズのアレイ全体の狙いは、たとえチャネルのうちの多くに関するスループットがその結果として損なわれても、最善の妥協的位置を見出すよう定められる。正確な一様性を達成することは、簡単ではない仕事である。この問題の考えられる1つの解決策は、アレイ192,198中の個々のミラーのサイズを大きくすることである。これは各ミラーの縁部のところでビームからの出力を減少させるという問題を緩和するが、この解決策は、ミラーアレイの密度を全体として低下させるという欠点があり、これは、上述したように、スイッチの全ポートカウントを減少させる。図12では、単一のミラーに代えてアレイ状のミラーが用いられている。実際には、各単一ミラーに代えて、単一のマイクロミラーの元の表面相互間に特定の境界部の無いアレイ状のミラーが用いられるが、これは、分かりやすくするためにこのように表示されている。図12では、アレイ214,216相互間には、多くの同一のミラーが見え、これらミラーは全て、全体として単一の大きなアレイを形成している。単一のファイバの中心をミラーアレイ状のその入力ビームの位置を変更するよう僅かな量だけ不正確に傾動させた場合、この新しい位置は、縁部で減衰するビームに対して余分な損失を生じさせないで、ミラーのその舵取り組の中心として選択される。当然のことながら、入力ファイバ及びビームの一様性は、全体としてアレイ状の任意の一場所における2以上のビームの部分とオーバーラップするほど貧弱ではないが、単一のミラーシステムの性能に悪影響を及ぼす僅かな変化は、この場合スループットを損ねるであろう。加うるに、単一の光ビームのアレイドメインについての境界部が無いことにより、ビームの密な間隔が可能になり、これは、上述したように、大きなポートカウントを有する高密度のスイッチの実現が可能になる。
図6Aは、図11のマイクロミラーデバイス194(又は、他のマイクロミラーデバイス195〜197及び200〜203のうちいずれか)に取って代わることができるマイクロミラー組立体124を形成する本発明のマイクロミラーデバイス146の組立体を示している。ただし、アレイのこのサイズは、本発明を限定するものではない。光スイッチングフィールドに現在用いられている典型的なマイクロミラーデバイスは、約1mm×1mmの幅と長さの寸法を有するミラー表面を採用している。本方法を用いて、本発明のマイクロミラーデバイス46を約8ミクロン×8ミクロンという小さなミラー表面を有するよう作製できる。かくして、15,000のマイクロミラー(即ち、125×125アレイ)の組立体が、先行技術における単一のマイクロミラーデバイスに取って代わるよう設けられる。上述したように、本発明は、このサイズのマイクロミラーには限定されない。というのは、8ミクロン×8ミクロンよりも大きな寸法を有するマイクロミラーを確実に製造でき、したがって、複数であるが、100よりも少ない数のマイクロミラーデバイス46の単一の公知のマイクロミラーデバイスに取って代わるよう組み立てることができる。また、更に小さなマイクロミラーデバイス46が、製造技術の現状の進展につれて可能になる。
本発明のミラーデバイスの別の重要な用途は、アダプティブ光学系に通常用いられている用途であり、このアダプティブ光学系は、位相補正のアダプティブ光学系である。これは、画像化技術の品質を場合によっては劇的に向上させる種々の分野、例えば天文学又は共焦点顕微鏡検査法でますます利用されている。位相補正アダプティブ光学系の主要な要素は、変形可能なミラー表面であり、これは、背景技術の部分で一般的に説明したが、ここでは詳細に示されている。変形可能な表面を一般に、像の種々の部分相互間の位相歪みを補正するようリアルタイムで変化させる。
図13Aは、単純化された形態で先行技術に用いられている一般形式のアダプティブ光学ミラーの一部を示している。ミラー組立体240は、基板246上に設けられた単一の可撓性ミラー表面242で構成されている。ミラー表面242は、直線状アクチュエータ要素244のまばらなアレイによって基板246上に保持され、これらのうちの6つが個々に示されている。アクチュエータ要素244は、種々の方法、例えば静電引力、圧電効果、熱機械的効果等を用いて働く。アクチュエータ244の間隔は一般に、ミラー表面の制御を最大にするが、複雑さを最小限に抑えるよう選択される。ミラー表面はアクチュエータの全てを1つの大型システムに連結するので、ミラーを所望の形状に動かすには、種々の要素244相互間に複雑な相互作用を伴う場合がある。詳細なモデルは、ミラー表面242を所望の形状に調節するために必要な場合が多い。この種のシステムの一利点は、反射面が単純であり、途切れていないということにある。
図13Bは、これに類似したデバイスを示しているが、この場合、個々のミラー250が大きなミラー表面242に取って代わっている。この図で理解できるように、ミラーの高さは、デバイス240によって可能な任意の大抵の形状を真似るよう調節できる。比較すると、このミラー表面には多くの小さなギャップが設けられ、これらは、特にギャップが大き過ぎる場合には入射光を散乱させる場合がある。これは、各ミラーの位置がこれに隣接した位置に悪影響を及ぼさないので装置の融通性及び容易な制御によって補償される。比較を容易にするため、図13A及び図13Bに示された2つのデバイスは、同一尺度のものである。ただし、これは一般的にはそうではない。大抵の場合、マルチミラーデバイス248は、同一の形状を達成するにはこれよりも大きなマイクロミラー及び高い密度のアクチュエータを必要とし、このデバイスの電力消費量は、高い場合がある。
本発明によって組み立て可能なデバイスは、図13Bのアレイ248と幾分似ている。図13Cは、上下方式で作動できる個々の要素46のアレイを示している。例えば符号46で示す特定のミラー要素の電極の全てが同一電圧で駆動される場合、同じ力がミラーの平面に垂直な垂直方向にミラー全体に及ぼされることになる。ヒンジの設計が大きな融通性を与えるので、組立体46は、最低ミラーの停止箇所まで動的範囲を有するはずである。しかしながら、図13Dに示すように、本発明のミラー要素では、追加の特徴を提供できる。即ち、本発明者の設計の利点のうちの1つは、ミラーを一度に多数の軸線で作動できることにある。種々の電極に印加される等しくない駆動電圧は、ミラーを傾動させると同時にこれを垂直方向に駆動する。
かくして、入射光のチルト補正及び(又は)位相補正の両方を同一表面上で実施できる。これは、システムを駆動するのに必要な制御電子回路を全体として大幅に単純化するだけでなく、他の光学的利点も又提供できる。幾つかの形式のシステムでは、空間歪みをチップ/チルト位相表面が空間内で引き離されている場合、光ビーム中に作ることができる。両方の補正を同一表面で行なうようにすることにより、幾つかのアーチファクト、例えば視差誤差を無くすことができる。
また、マイクロミラーの規模は、ここでは重要な役割を果たすことに注目されたい。上述したようなマイクロミラー46では、各ミラーの好ましいサイズは、比較的小さく、直径が8〜10ミクロン大までである。小さなサイズは、所与のミラー高さの場合、電力消費量を小さくすると共に角度を大きくすることができる。これは、位相補正用途では最善ではない場合があり、これら用途のうち多くは、問題の光の幾つかの波長であるようミラー表面の運動を必要とする。大抵の場合、これは、数ミクロン以下である。ミラーの最も小さな規模は、この範囲の運動を考慮に入れていない。幾分大きな又は種々の厚さの部品を備えたマイクロミラーを形成することは、これよりも大きな範囲を考慮に入れるが、傾動のために許容される角度を制限する場合がある。チルト温度と垂直運動の両方を可能にするミラー表面に関し、選択される規模は、少なくとも或る用途に関し、両方の形式の運動に使用できるデバイスを与えるようこれら2つの限度相互間の妥協点でなければならない。他の用途に関し、ミラーのこれよりも小さな横方向運動が必要であり、最も小さなミラーが、良好に働くであろう。
図3に示す変形例以外の本発明の設計の多くの他の変形例が可能である。図14A〜図14Cは、幾つかの側部で支持された六角形のミラー頂部を備えたマイクロミラー220の細部を示している。その構造及び概観は、図3A〜図3Cに示すマイクロミラー要素46と酷似しており、図の各部分についての見る方向は同一である。デバイスのこの変形例では、六角形ミラー48は、ヒンジ部分54のコーナ部支持体52に取り付けられ、別のヒンジ部分58が、類似したヒンジジョイント63で基板60に取り付けられている。
ヒンジ構造に関し、観察される差は、各ヒンジ構造57がヒンジ(54,58)の他の2つの部分相互間の追加のバー/区分61を有するということにある。このように提供された長いヒンジ区分は、図3のヒンジ57よりも高い応従性を提供し、ミラーの容易な作動を可能にする。しかしながら、この設計の潜在的な欠点は、大きなヒンジによって占められる追加の領域が先に電極74によって占められた領域に当たるということにある。さらに、長いヒンジ構造体によって許容される大きな運動は、この欠点を補うべきである。上述したように、相対的な利点を得るための本発明の或る特定の特徴の選択は、要求される用途で決まる場合がある。
図3A及び図3Bの設計と比較したこの設計の別の差は、電極設計にあることが示されている。図14A〜図14Cでは、互い違いに配置されたマルチレベル電極76に代えて、単一の段付き電極226が示されている。ビアを利用した支持体コラム228を用いて、電極表面230全体は、ミラーの近くに持ち上げられている。この構成は、最大静電引力を考慮している。
或る程度の静電引力を達成するのに必要な電圧が低いのでビア電極が好ましい場合があるが、製造性に関して、段付き電極が好ましい場合がある。ビアタイプ電極は、ミラーが或る電極/ヒンジレイアウトに関し、或る特定の方向における最大チルト角に達するのを潜在的に阻止する場合がある。他の1つの電極変形例(図示せず)は、基板60上の低い平らな単一電極を用いる設計である。この設計は最も小さな静電引力を持ち、かくして作動するのが困難であるが、製造が非常に簡単である。当然のことながら、図14Bの例を参照して説明した電極設計はどれも、図14に示すマイクロミラーには限定されず、本明細書で説明する他の設計のどれにも適用でき、又その逆の関係が成り立つ。
これら変形例のうちの任意に関する電極構成の選択とは無関係に、ヒンジ、ミラー及び電極を互いに邪魔しないように設計されていることに注目されたい。ヒンジ及び電極層は同時に構成されるので、これら相互間のオーバーラップは存在しない。両方の軸線におけるミラーの最大の角度延長部で、ミラーは、基板60又はヒンジ支持体60にのみ下で当たる。通常の動作中、ミラー及び取り付けられた金属構造体は、バイアス電圧まで荷電され、アドレス指定電極はこれとは異なる電圧に荷電され、構造体が一ミラー又は他の多くのミラーをショートさせて潜在的に損傷し又は動作不能にする危険性は無い。
ヒンジ及び電極の多くの他の形態がここで教示した同一の概念の枠組みを用いて可能である。可能な接続性のうちの幾つかの略図が、図15に示されている。図15Aの左上コーナ部に示された概略的なミラーレイアウト252は、図3A〜図3Cに示された設計に対応し、図15Aのものは、図4A〜図4Cの設計に対応し、図15Cは、図14A〜図14Cに対応している。
各ミラーレイアウトでは、黒く塗った円256が、基板への一般化された接続部に対応し、太い線254は、ヒンジ材料に対応し、白抜きの円258は、ミラーへのヒンジ材料の接続部に対応している。図15の各々の考えられる形態の一覧は、決してこれらには限られず、本発明の及ぶ可能性の一例に過ぎない。加うるに、単純化のために、六角形及び正方形の形状のみを示しているが、平面を整然とタイルのように並べる多くの他の形状も可能である。しかしながら、図示の設計は、本発明者によって確認されたようにこれら設計の提供する優れた可能性を得る上では最も好ましい場合がある。
さらに、図15A〜図15Rに概略的に示された本発明の変形例は、図15A′〜図15R′に対応物によって表されている。これら「対応物」は、実質的に湾曲したヒンジ部分を採用している。両方の組をなす図において、ヒンジは、異なる経路に沿って差し向けられた(即ち、別々の方向に延びる)部品又は部分を有するという共通の特徴を共有している。応力除去目的で、多少曲線状のプロフィールを備えたヒンジ/変形可能な部材が本発明において用いられるということは事実上そのような場合である。
本発明と関連して考えられる更に別の変形例は、互い違いであるにせよビアであるにせよ平らであるにせよ、いずれにしても上述した電極のうちの任意のものに取って代わる多数の電極を利用する必要がある。これら考えられる設計のうちの幾つかが、図16A〜図16Cに示されている。図16Aは、図4Bに示すものと実質的に同一の要素を示しているが、ヒンジ下部構造体は、基板60及び電極232だけが示されるよう省かれている。この場合、電極76(例えば、図4Bの実施形態からのもの)の各々に代えて電極アレイ232が用いられている。種々のタイプの電極を互いに異なる形状及び高さの形態で提案したが、電極アレイ232は、上述したものとは異なっている。というのは、アレイ232の各要素を別々にアドレス指定できるからである。
図16Bは、単一の電極76に代えて用いられる別の形式の電極アレイ234を示している。ここでは、各サブ電極の形状が様々であるだけでなく、高さも様々であり、それによりアレイ234中の各要素の電界強度を変化させることができる。図16Cは、更に別の考えられる変形例を示しており、この場合、電極アレイ236は、二次元で更に分解されている。単一の要素電極76は、連続位置決めのためにミラーのアナログ運動を可能にするためには電圧の微調整を必要とする。マルチ要素電極を用いると、各ミラー要素46の制御回路の複雑さをかなり小さくすることができる。潜在的に、十分な数のアドレス指定可能な電極がミラーの下に配置されている状態では、ミラーのほぼアナログ制御は、ディジタルアドレス指定方式を用いて可能になる。
電極及びミラー全体の他の形態並びに関連のヒンジ連結形態は、本発明の範囲に属する。図示の本発明の実施形態及び例えば計画される他の実施形態では、変形例も又、要素相互間の垂直方向間隔に対して提供できる。特に、選択された物品の高さ又は相対間隔は、部品、例えば電極領域のサイズ及び(又は)配向状態に影響を及ぼす場合がある。即ち、電極の形状及び高さは、マイクロミラーの所望の偏向範囲を満たす際の妨害を回避する特注を必要とする場合がある。
加うるに、MEMS処理と関連して本明細書において説明した特徴を比較的大きな規模に適用できることが注目される。即ち、本明細書で用いた「マイクロミラー」という用語は、直径、高さ及び(又は)長さが1mm以上のミラー構造に適用できる。かかる大きな構造は、上述した分野以外に利用できる。全体として、本発明に従って構成されたデバイスを、光スイッチング装置に関して説明した場合だけでなく、アダプティブ光学を含む用途にも適用できることは理解されるべきである。
本発明の範囲の広さは、特許請求の範囲の文言上の範囲又は均等範囲によってのみ限定される。該当する場合には公知の均等構造及び(又は)特徴を表明する手だてがなされる。一又は複数のかかる項目が特許請求の範囲において記載されていないということは、それを含むということを全く排除しようとするものではない。
一般的な捩りバーミラー及びジンバル組立体の先行技術を示す斜視図である。 撓みヒンジを光スイッチングアレイの一部として用いる単一ミラーを示す先行技術の平面図である。 本発明の好ましい実施形態の斜視図である。 図3Aと同一の図であるが、ミラーが取り外された状態を示す図である。 同一要素の側面図である。 本発明の別の形態の斜視図である。 図3Bと類似した図である。 図3Cと類似した図である。 図3に示すデバイスの製造方法を示す図である。 図3に示すデバイスの製造方法を示す図である。 図3に示すデバイスの製造方法を示す図である。 図3に示すデバイスの製造方法を示す図である。 図3に示すデバイスの製造方法を示す図である。 図3に示すデバイスの製造方法を示す図である。 図3に示すデバイスの製造方法を示す図である。 図3に示すミラーのサンプル7×7アレイをミラー頂部のうち何割かを省いた状態で示す斜視図である。 図4の類似のアレイの僅かな部分をその好ましい形態で示す斜視図である。 プログラム可能な「フレネルミラー」として用いられる図6Bのアレイを示す斜視図である。 プログラム可能な「フレネルミラー」として用いられる図6Bのアレイを示す斜視図である。 プログラム可能な「フレネルミラー」として用いられる図6Bのアレイを示す斜視図である。 プログラム可能な「フレネルミラー」として用いられる図6Bのアレイを示す斜視図である。 プログラム可能な「フレネルミラー」として用いられる図6Bのアレイを示す斜視図である。 単純な直線3×3光スイッチの平面図であり、ミラー要素及び光ビームを示す図である。 単一ミラー型スイッチングデバイスを用いる光ファイバ結合を含む図8の単一光路の拡大図である。 多ミラー型スイッチングデバイスを用いる光ファイバ結合を含む図8の単一光路の拡大図である。 ミラー要素及び光ビームを含む三次元4×4光スイッチの斜視図である。 図11に示すのと同一のスイッチの斜視図であるが、2つのミラーに代えてマルチミラーアレイが用いられている状態を示す図である。 MEMSを利用した位相補正型アダプティブ光学系技術の先行技術を示す図である。 MEMSを利用した位相補正型アダプティブ光学系技術の先行技術を示す図である。 本発明により可能になる動作を示す図である。 本発明により可能になる動作を示す図である。 ビア電極を備えた異なる撓み設計を用いる図3の変形要素の同一の図である。 ビア電極を備えた異なる撓み設計を用いる図3の変形要素の同一の図である。 ビア電極を備えた異なる撓み設計を用いる図3の変形要素の同一の図である。 図15A〜図15Rは、実質的にまっすぐなヒンジ区分が用いられたヒンジ及び電極設計の有利な変形例を単純化された形態で示す図である。図15A′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Aの変形例の対応した変形例を示す図である。図15B′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Bの変形例の対応した変形例を示す図である。図15C′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Cの変形例の対応した変形例を示す図である。図15D′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Dの変形例の対応した変形例を示す図である。図15E′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Eの変形例の対応した変形例を示す図である。図15F′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Fの変形例の対応した変形例を示す図である。図15G′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Gの変形例の対応した変形例を示す図である。図15H′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Hの変形例の対応した変形例を示す図である。図15I′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Iの変形例の対応した変形例を示す図である。図15J′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Jの変形例の対応した変形例を示す図である。図15K′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Kの変形例の対応した変形例を示す図である。図15L′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Lの変形例の対応した変形例を示す図である。図15M′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Mの変形例の対応した変形例を示す図である。図15N′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Nの変形例の対応した変形例を示す図である。図15O′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Oの変形例の対応した変形例を示す図である。図15P′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Pの変形例の対応した変形例を示す図である。図15Q′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Qの変形例の対応した変形例を示す図である。図15R′は、Jに湾曲したヒンジ区分が用いられた、図15Rの変形例の対応した変形例を示す図である。 様々な高さの一種類のセグメント状電極設計を示す図である。 様々な高さの別種類のセグメント状電極設計を示す図である。 様々な高さの別種類のセグメント状電極設計を示す図である。

Claims (41)

  1. マイクロミラーデバイスであって、アドレス回路を含む電気部品を備えた基板と、マイクロミラーと、前記マイクロミラーの下に位置していて、前記基板と前記マイクロミラーを互いに連結する支持構造体とを有し、前記支持構造体は、各々が前記基板及び前記マイクロミラーに取り付けられた複数の撓み部材を有し、各撓み部材は、多数の回転軸線回りの前記マイクロミラーの回転及び前記基板への前記マイクロミラーの引き寄せを可能にするよう構成されていることを特徴とするデバイス。
  2. 2つの撓み部材が、前記マイクロミラーの2つの互いに反対側の端部に取り付けられた状態で設けられていることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  3. 前記マイクロミラーの前記2つの互いに反対側の端部は、互いに反対側のコーナ部であることを特徴とする請求項2記載のデバイス。
  4. 前記マイクロミラーの前記2つの互いに反対側の端部は、互いに反対側の側部であることを特徴とする請求項2記載のデバイス。
  5. 3つの撓み部材が、互いに反対側には位置していない前記マイクロミラーの端部に取り付けられた状態で設けられていることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  6. 前記マイクロミラーの前記端部は、コーナ部であることを特徴とする請求項5記載のデバイス。
  7. 前記マイクロミラーの前記端部は、側部であることを特徴とする請求項5記載のデバイス。
  8. 前記3つの撓み部材は、前記マイクロミラーのコーナ部に隣接して取り付けられていることを特徴とする請求項7記載のデバイス。
  9. 前記撓み部材は、実質的に等間隔を置いて前記マイクロミラーに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  10. 前記撓み部材は、左右対称のパターンで前記マイクロミラーに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  11. 前記撓み部材は、三方対称のパターンで前記マイクロミラーに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  12. 前記マイクロミラーは、実質的に四角形であることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  13. 前記マイクロミラーは、実質的に正方形であることを特徴とする請求項12記載のデバイス。
  14. 前記マイクロミラーは、実質的に六角形であることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  15. 前記撓み部材は、共通の場所で前記基板に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  16. 前記撓み部材は、別々の場所で前記基板に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  17. 前記撓み部材は、一方向に部品を有する第1の部分と、別の方向に部品を有する別の部分とを有することを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  18. 前記部品は、平面内に設けられていることを特徴とする請求項17記載のデバイス。
  19. 前記部分は、真っ直ぐな区分によって提供されていることを特徴とする請求項17記載のデバイス。
  20. 前記部分は、湾曲した区分によって提供されていることを特徴とする請求項19記載のデバイス。
  21. 前記部品は、2つの互いに異なる方向に設けられていることを特徴とする請求項17記載のデバイス。
  22. 前記部品は、3つの互いに異なる方向に設けられていることを特徴とする請求項17記載のデバイス。
  23. 前記マイクロミラーの直径は、約1mm以下であることを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  24. 前記マイクロミラーの直径は、約10ミクロン以下であることを特徴とする請求項23記載のデバイス。
  25. 電気部品は、引き付け力を前記マイクロミラーに及ぼすようになった電極を更に有することを特徴とする請求項1記載のデバイス。
  26. 前記電極のうちの少なくとも1つは、互いに異なる高さレベルに複数の部分を備え、前記マイクロミラーの回転中心から遠くに位置する部分は、回転中心の近くに位置する部分よりもマイクロミラーから遠い距離のところに位置するようになっていることを特徴とする請求項25記載のデバイス。
  27. 前記電極は各々、段付き形態から成ることを特徴とする請求項26記載のデバイス。
  28. 各前記電極の前記電極部分は、互いに連続していることを特徴とする請求項26記載のデバイス。
  29. 前記部分は、別々の部材であることを特徴とする請求項26記載のデバイス。
  30. 各前記電極は、連続した折曲り部材から成ることを特徴とする請求項26記載のデバイス。
  31. 各前記電極の前記部分は、電極アレイを形成し、前記電極のうちの少なくとも1つの前記部分のうちの少なくとも1つは、前記部分の他方のものとは無関係にアドレス指定可能であることを特徴とする請求項26記載のデバイス。
  32. 各前記部分は、別々にアドレス指定可能であることを特徴とする請求項31記載のデバイス。
  33. 請求項1記載の複数のデバイスを有するマイクロミラーアレイ。
  34. 前記基板への共通取り付け部分は、隣り合う変形可能な部材のために設けられていることを特徴とする請求項33記載のアレイ。
  35. 光スイッチング機構であって、少なくとも1つの光入力源からの光信号を受け取ってこれを反射するようになった光反射器の第1のアレイと、光反射器の前記第1のアレイから反射された光信号を受け取り、光信号を少なくとも1つの光出力に向かって反射するようになった光反射器の第2のアレイとを有し、光反射器のうちの少なくとも1つは、請求項1記載のマイクロミラーデバイスの組立体から成ることを特徴とする光スイッチング機構。
  36. マイクロミラーデバイスの前記少なくとも1つの組立体の前記マイクロミラーデバイスは各々、独立して三次元配向可能になっていることを特徴とする請求項35記載の光スイッチング機構。
  37. 前記光反射器は各々、マイクロミラーデバイスの組立体を有することを特徴とする請求項35記載の光スイッチング機構。
  38. 前記マイクロミラーデバイスは各々、独立して三次元配向可能になっていることを特徴とする請求項37記載の光スイッチング機構。
  39. マイクロミラーデバイスの前記組立体は各々、スマート表面を形成することを特徴とする請求項35記載の光スイッチング機構。
  40. 光スイッチング方法であって、請求項35記載の光スイッチング機構を用意する段階と、前記光スイッチング機構を通って光を差し向ける段階と、光を複数のチャネル相互間で切り換える段階とを有することを特徴とする方法。
  41. 請求項1記載の複数のマイクロミラーデバイスにより光の反射波面を整形する段階を更に有することを特徴とする請求項40記載の方法。
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