JP2014160211A - ミラーユニットおよび画像取得装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の構成で自由曲面を形成すること
【解決手段】それぞれが反射面を有する複数のセグメントミラー71と、複数のセグメントミラーを互いに接続する可撓性部材72と、セグメントミラーおよび可撓性部材の少なくとも一方に駆動力を加えて前記反射面のそれぞれの位置および傾きの少なくとも一方を変更する駆動手段74と、前記セグメントミラーおよび前記可撓性部材の少なくとも一方に駆動手段を接続し、少なくとも一つの反射面71aによる光の反射方向を変化させるように回転可能である接続手段73と、を有する可変形鏡ユニット7Aを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミラーユニットおよび画像取得装置に関する。
標本(試料)の顕微鏡画像を撮像する画像取得装置では、広い視野に対して高解像度化を進めると焦点深度が浅くなり、凹凸がある標本の表面全域に合焦させることが困難になる。
特許文献1は、機械的かつ電気的に相互接続されて変形可能な反射面を有する複数のミラー要素を含み、反射面を変形して光信号を目標導波路に向ける物品であって、複数のミラー要素は、単一のアクチュエータにより駆動される物品を開示している。特許文献2は、セグメントミラーを複数配置し、夫々を3軸駆動して形状変形させるMEMSを開示している。
特開2001−091866号公報 特開2011−191593号公報
標本表面の凹凸に合わせて反射面を変形可能なミラーを対物光学系の光路上に配置し、標本の像をミラーを介して撮像素子に結像することによって標本の表面全域に合焦させた像を撮像素子で取得することを考える。例えば、画角10mm程度で、倍率10倍程度において、約10μm程度の凹凸やうねりのある標本を観察する場合、上記ミラーには±1mm程度の大きな変形を反射面に形成する必要がある。特許文献1の反射面は凹面形状しか形成できず、標本の表面形状に合致する自由曲面の形成ができない。一方、特許文献2の技術を適用すると自由曲面を反射面に形成することができるが、一つのセグメントミラーを3軸駆動するために3つのアクチュエータを必要とするため、画像取得装置が大型になる。
本発明は、小型の構成で自由曲面を形成することが可能なミラーユニットおよびそれを利用して被写体の表面全域に合焦した画像を取得することが可能な画像取得装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明のミラーユニットは、それぞれが反射面を有する複数の反射部材と、前記複数の反射部材を互いに接続する可撓性部材と、駆動手段と、前記反射部材または前記可撓性部材と前記駆動手段を接続し、少なくとも一つの反射面による光の反射方向を変化させるように回転可能である接続手段と、を有し、前記駆動手段は、前記接続手段を介して前記反射部材または前記可撓性部材に駆動力を加え、前記反射部材の反射面の位置および傾きの少なくとも一方を変更することを特徴とする。
本発明によれば、小型の構成で自由曲面を形成することが可能なミラーユニットおよびそれを利用して被写体の表面全域に合焦した画像を取得することが可能な画像取得装置を提供することができる。
本発明の画像取得装置のブロック図である。(実施例1) 図1に示す可変形鏡ユニットに適用可能な例を示す概略断面図である。(実施例1) 図1に示す可撓性部材の接続方法を説明するための概略平面図である。(実施例1) 図1に示す接続手段に適用可能な構成例を示す斜視図である。(実施例1) 図1に示す接続手段に適用可能な別の構成例を示す図である。(実施例1) 図1に示す可変形鏡ユニットの構成例を示す斜視図である。(実施例1) 図6に示す可撓性部材の構成を示す図である。(実施例1) 本発明の画像取得装置のブロック図とその制御手段および可変形鏡ユニットを示す概略断面図である。(実施例2) 本発明の画像取得装置のブロック図とその制御手段および可変形鏡ユニットを示す概略断面図である。(実施例3) 本発明の画像取得装置のブロック図と焦点調節方法を説明するためのグラフである。(実施例4) 本発明の画像取得装置のブロック図と撮像状況を示す図である。(実施例5)
以下、本発明の好ましい実施例について説明する。
図1は、実施例1の画像取得装置100Aの要部概要図である。画像取得装置100Aは、計測部とデジタル顕微鏡本体(画像取得装置本体)を有する。なお、本実施例の画像取得装置はデジタル顕微鏡として構成されているが、これに限定されるものではない。計測部とデジタル顕微鏡本体は一つの装置として構成されてもよいし、別々の装置から構成されてもよい。
まず、計測部において、被写体2がステージ1に保持される。被写体2は、例えば、病理標本(試料)であり、スライドガラス上に配置されて透明な保護部材(カバーガラス)によって挟まれたプレパラートとして搭載される。図1では、XY平面は後述する対物光学系6の光軸であるZ軸に垂直な平面である。ステージ1はXYZ軸の各方向と各軸の周りに移動可能に構成されている。
保持された被写体2は、計測手段(第1の計測手段)3により、被写体2の各計測位置(X,Y)におけるZ方向の深さ(被写体2の表面のZ位置)が計測され、計測情報は不図示のA/D変換部を介して制御手段4Aの不図示のメモリに記録される。計測手段3としては市販のレーザ変位計や、シャック・ハルトマンセンサなどを用いることができるが、これに限定されるものではない。
画像取得装置100Aの制御系として、制御手段4A、画像処理手段9A、画像表示手段10、不図示のA/D変換部、不図示のメモリが設けられている。計測部用の制御系とデジタル顕微鏡本体用の制御系は、一つのコンピュータから構成されてもよいし、別個のコンピュータから構成されてもよい。
計測終了後に、被写体2を保持したステージ1は、デジタル顕微鏡本体に移動される。デジタル顕微鏡本体は、照明手段5、ステージ1、対物光学系6、可変形鏡ユニット(ミラーユニット)7A、撮像素子8A、A/D変換部、画像処理手段9A、画像表示手段10を有する。本実施例では、制御手段4Aはデジタル顕微鏡本体も制御する。
照明手段5は、光源と照明光学系から構成されている。照明光学系は光源からの光で被写体2を均一に照明する。なお、照明方式として標本を上方から照明し、その反射光を結像する落射型照明方式を使用してもよい。被写体2は観察対象(物体)である。
対物光学系6は、被写体2の像を撮像素子8Aの像面に結像する結像光学系である。可変形鏡ユニット7Aは、対物光学系6からの光を撮像素子8Aに偏向するが、その構成の詳細については後述する。
対物光学系6には、被写体2の細胞一つを視認できるように、高倍率かつ高解像力を有することが要求される。高解像力を得るためには、対物光学系6の開口数(NA)を大きくする必要があるが、NAを大きくすると焦点深度は浅くなってしまう。被写体2の表面に凸凹があると、対物光学系6により形成される被写体2の像も凸凹形状になってしまい、撮像領域内においてフォーカスの合わない部分(被写界深度外となる部分)が生じてしまう。そのため、対物光学系6による被写体2の結像位置を撮像素子8Aの撮像面上に一致させる必要がある。本実施例では、可変形鏡ユニット7Aによってこれを実現している。
撮像素子8Aは、対物光学系6が形成した被写体2の光学像を光電変換する光電変換素子である。なお、撮像素子8Aは、CCDセンサやCMOSセンサ等を用いることができる。不図示のA/D変換部は撮像素子8Aからのアナログ電気信号をデジタル信号に変換して画像処理手段9Aに出力する。
画像処理手段9Aはこのデジタル信号に対して各種の画像処理を施す。画像表示手段10は、画像処理手段9Aによって処理された画像を表示する。また、画像処理手段9Aを含むコンピュータは、画像表示手段10に画像を表示するだけでなく、不図示の記憶手段に記憶したり、不図示のインターネットなどのネットワークを介して外部に画像情報を通信したりすることができる。画像取得装置100Aによれば、観察対象10の画像データを複数人で同時に観察したり、遠方の病理医と共有したりすることが可能となる。
可変形鏡ユニット7Aは、対物光学系6と撮像素子8Aの間の光路上に配置されて対物光学系6からの光を撮像素子8Aに反射する。可変形鏡ユニット7Aは、複数のセグメントミラー71と、複数の可撓性部材72と、一または複数の接続手段73と、一または複数の駆動手段74と、を有する。これらの構成要素の数は限定されない。
セグメントミラー71は、対物光学系6から光を受光する表面に反射面71aを有する反射部材であり、反射面71は、対物光学系6からの光を撮像素子8Aに折り曲げる。本実施例では、各セグメントミラー71の反射面71の形状は正方形であるが、これに限定されるものではない。また、一部のセグメントミラー71の大きさや形状を変更してもよい。複数のセグメントミラー71の配列形状も限定されない。セグメントミラー71は、アルミニウムに反射面71aとしてニッケルメッキが蒸着されたものを使用することができるが、これに限定されるものではない。
可撓性部材72は、2つ以上の隣接するセグメントミラー71の間に配置され、それらのセグメントミラー71を接続する。可撓性部材72としては、例えば、厚さ0.5mm程度、幅2mm程度の薄板バネ(材質としては、アルミやリン青銅)などが適用可能であるが、ゴムなどの弾性部材など、これに限定されるものではない。本実施例の可撓性部材72がセグメントミラー71に取り付けられる位置は、セグメントミラー71の側面の反射面71aに近い側であるが、これに限定されるものではない。
接続手段73は、駆動手段74と、セグメントミラー71と可撓性部材72の少なくとも一方を接続する。本実施例では、各接続手段73は、一つの駆動手段74を、一つのセグメントミラー71または可撓性部材72と接続する。但し、各接続手段73は、一つの駆動手段74を、複数のセグメントミラー71、複数の可撓性部材72またはセグメントミラー71と可撓性部材72の組み合わせと接続してもよい。接続手段73は、後述するように、反射面71aと平行な軸周りに回転可能な構成を有し、反射面71aを傾けることができる。
駆動手段74は、セグメントミラー71および可撓性部材72の少なくとも一方に駆動力を加えて複数のセグメントミラー71の反射面のそれぞれの位置および傾きの少なくとも一方を変更する。複数の駆動手段74は、本実施例では、それぞれ、XZ平面において平行な方向に移動することができる棒状部材であり、ベース77に対して突出および退避可能に設けられている。即ち、各駆動手段74は一方向に移動して一方向の駆動力を加え、複数の駆動手段74が加える複数の駆動力の方向は互いに平行である。一方向の移動は、モータ(リニア超音波モータやボイスコイルモータなど)やカムを利用した機械的なものでもよいし、ソレノイドバルブなどの電磁的なもの、圧電駆動などでもよいが、これらに限定されるものではない。
本実施例では、駆動手段74が対応する接続手段73と共に変位すると、接続手段73に接続されたセグメントミラー71または可撓性部材72の位置と姿勢が変更される。これにより、被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Aの反射面形状を作成することができる。駆動手段74の駆動量は、計測手段3の計測結果に基づいて、制御手段4Aが算出する。被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Aの反射面形状を作成することによって、被写体2の表面形状全域に対してフォーカスの合った像を撮像素子8Aの撮像面上に形成することができる。
各セグメントミラーに3つ以上の駆動手段(例えば、2軸チルトおよび1軸直動の駆動手段)を設ける特許文献2の技術では、大きな変形が必要な場合に駆動手段が大型化し、デジタル顕微鏡が煩雑になる。これに対して、本実施例は、少ない数の駆動手段で自由曲面形状の反射面を作成できる可変形鏡ユニットを提供している。即ち、セグメントミラーの数をn個とすると、1つのセグメントミラーに3つの駆動手段を設ける構成では、駆動手段は3n個必要になるが、本実施例では、3nよりも少ない駆動手段総数で所望の反射面形状を作成している。本実施例において駆動手段74の数を減らすことができたのは、2つ以上のセグメントミラー71を可撓性部材72で接続していることによる。一つの駆動手段74による変形を、可撓性部材72を介して複数のセグメントミラー71に及ぼすことによって駆動手段74の数を削減することができる。そうすると、可変形鏡ユニット7Aの反射面形状は被写体2の表面形状には完全に一致しないが、対物光学系6の焦点深度内のデフォーカスは無視できるので適当な近似を使用することができる。
図2は、図1に示す可変形鏡ユニット7Aに適用可能な可変形鏡ユニットを示すXZ平面における拡大断面図である。
図2(a)に示す可変形鏡ユニットでは、接続手段73はセグメントミラー71の裏面71bに取り付けられている。可撓性部材72はセグメントミラー71の側面71cに取り付けられている。
図2(b)に示す可変形鏡ユニットでは、接続手段73は可撓性部材72の裏面(ベース77側)に取り付けられている。図2(b)に示す駆動手段74の間隔は図2(a)に示すものとほぼ同じである。
図2(c)に示す可変形鏡ユニットでは、接続手段73はセグメントミラー71の裏面71bと可撓性部材72の裏面(ベース77側)の両方に取り付けられている。この場合、接続手段73は、セグメントミラー71と駆動手段74を接続する第1の接続手段と、可撓性部材72と駆動手段74を接続する第2の接続手段と、を有する。図2(c)に示す駆動手段74の数は図2(a)に示すものの約2倍であるが、依然として各セグメントミラーに3つの駆動手段を設けたよりも少なくなっている。
図2(d)に示す可変形鏡ユニット7ADでは、接続手段73はセグメントミラー71の裏面71bと可撓性部材72の裏面(ベース77側)の両方に取り付けられているが、図2(c)よりも駆動手段74は間引かれている。即ち、セグメントミラー71の数をn、可撓性部材72の数をmとすると、駆動手段74の数はm+nよりも少ない。
図2(e)に示す可変形鏡ユニット7Aでは、表面中央付近の凹凸量が大きく、周囲に向かうほど小さい被写体2に対応するために、中央部のセグメントミラー71のサイズを周辺部のセグメントミラー71のサイズよりも小さくしている。即ち、図2(e)においては、それぞれが第1の反射面を有する周辺部の複数のセグメントミラー(第1の反射部材)と、それぞれが前記第1の反射面よりも小さい第2の反射面を有する中央部の複数のセグメントミラー(複数の第2の反射部材)と、を有する。そして、第2の反射部材の密度を第1の反射部材の密度よりも高くしている。これにより、中央部において被写体2の表面形状をより忠実に反映する反射面形状を形成することができる。
図3は、可撓性部材72の接続方法を説明するための概略平面図である。
図3(a)に示す例では、複数のセグメントミラー71がX軸方向に並べられており(一次元配列)、隣接する2つのセグメントミラーを一つの可撓性部材72が接続している。図3(a)に示す配置は、被写体2の表面の凹凸がX軸方向に分布し、Y軸方向には分布が顕著でないような場合に有効であり、撮像素子8Aにはラインセンサを用いることもできる。図3(a)においては、セグメントミラー71がX軸方向に配列された場合を示しているが、Y軸方向に配列されている場合も同様である。
図3(b)に示す例では、複数のセグメントミラー71がX軸方向とY軸方向に並べられており(二次元配列)、X軸方向またはY軸方向に隣接する2つのセグメントミラーを一つの可撓性部材72が接続している。図3(b)に示す配置は、被写体2の表面の凹凸が二次元的に分布している場合に有効である。この場合、X軸方向(第1の方向)に配置された第1の可撓性部材と、Y軸方向(第2の方向)に配置された第2の可撓性部材が設けられることになる。
図3(c)に示す例では、図3(b)と同様に、複数のセグメントミラー71がX軸方向とY軸方向に並べられている(二次元配列)。但し、図3(b)と異なり、対角方向に隣接する2つのセグメントミラーを一つの可撓性部材72が接続しており、異なる対角方向に延びる2つの可撓性部材72が交差部Cにおいて交差している。即ち、可撓性部材72はX軸方向とY軸方向のいずれに対しても傾斜した方向に配置された第3の可撓性部材である。図3(c)に示す配置は、被写体2の表面の凹凸が二次元的に分布している場合に有効である。交差部Cを、駆動手段74で駆動することにより、複数のセグメントミラー71をミラーの総数より少ない数の駆動手段で駆動することができる。例えば、n×m個のミラーを、本例のようにすると、必要となる駆動手段の数をL個とすれば、L<n×mとなる。なお、2つの可撓性部材72が交差部Cにおいて交差する代わりに×形状の一つの可撓性部材72を使用してもよい。
図3(d)に示す例は、図3(b)と図3(c)に示す接続方法を組み合わせている。図3(d)に示す配置は、被写体2の表面の凹凸が二次元的に分布している場合に有効である。
図3では、複数のセグメントミラー71は一次元アレイまたは二次元アレイの行列状に配置されており、一次元アレイであれば行方向または列方向に整列し、二次元アレイであれば行方向および列方向に整列している。但し、複数のセグメントミラー71の配列はこれに限定されず、例えば、二次元アレイにおいて、市松模様のように一列目と三列目のセグメントミラー71の横方向の位置を二列目と四列目のセグメントミラー71の横方向の位置からずらしてもよい。
図4、5は、図1に示す接続手段73に適用可能な構成例を示す図である。図3で説明したように、複数のセグメントミラー71は、一次元または二次元で配列される。図3(a)に示す一次元配列の場合、駆動手段74を駆動するとセグメントミラー71は配列方向に直交するY軸に平行な軸周りに回転するため、接続手段73もY軸に平行な軸周りに回転する機能が必要となる。一方、図3(b)乃至(d)に示す二次元配列の場合、駆動手段74を駆動するとセグメントミラー71はX軸方向に平行な軸周りに回転し、かつY軸方向に平行な軸周りに回転する。このため、接続手段73もX軸に平行な軸周りに回転し、かつY軸に平行な軸周りに回転する機能が必要となる。接続手段73が、2つの回転軸のいずれの周りに回転しても反射面71aによる光の反射方向は変化する。
図4(a)は、2つの直交する軸のそれぞれの周りに回転可能な接続手段73Aを示す斜視図である。接続手段73Aは、二つの弾性ヒンジ(第1の弾性ヒンジ731aおよび第2の弾性ヒンジ731b)を有している。第1の弾性ヒンジ731aは、2つの回転軸の一方の回転軸であるX軸に平行な軸周りに回転するために、YZ平面(第1の平面)における断面形状が円弧(第1の円弧)の切り欠きを有している。第2の弾性ヒンジ731bは、2つの回転軸の他方の回転軸であるY軸に平行な軸周りに回転するために、YZ平面と直交するXZ平面(第2の平面)における断面形状が円弧(第2の円弧)の切り欠きを有している。第1の弾性ヒンジ731aと第2の弾性ヒンジ731bは2つの回転軸の両方に垂直なZ軸の方向に重なっているので、XY平面における接続手段73Aの面積を小さくすることができる。
図4(b)は、2つの直交する軸のそれぞれの周りに回転可能な接続手段73Bを示す斜視図である。接続手段73Bは、自在継手(ユニバーサルジョイント)から構成され、X軸に平行な軸周りに回転し、かつY軸に平行な軸周りに回転することが可能である。自在継手の構成としては、回転対偶を2個とすることが望ましく、回転対偶としては転がりや滑りが望ましい。また、θz回転が許容できる場合は球対偶も適用可能である。
図5(a)は、2つの直交する軸のそれぞれの周りに回転可能な接続手段73Cを示す斜視図である。図5(b)は、接続手段73Cの詳細を示す正面図である。接続手段73Cは、X軸に平行な軸周りに回転する第1の弾性ヒンジ733aと733bを有し、かつY軸に平行な軸周りに回転する第2の弾性ヒンジ733cを有する。第1の弾性ヒンジ733aと733bは同一平面上に位置しており、回転軸は一致している。そして、第1の弾性ヒンジ733aと733bの回転軸と、第2の弾性ヒンジ733cの回転軸は一点で交差している。このため、自在継手と同様に、X軸に平行な軸周りに回転し、かつY軸に平行な軸周りに回転することが可能である。接続手段73Cは、ワイヤーカット加工およびフライス加工などを適用して、一部品での創形が可能である。但し、接続手段73Cの形状はこれに限定されるものではなく、X軸周りに回転する機能とY軸周りに回転する機能を分けるなどして、二部品以上で構成してもよい。
図6は、可変形鏡ユニット7Aの構成の一例を示す斜視図である。図6では、セグメントミラー71が二次元的に等間隔で配列されており、図3(b)に示すように、可撓性部材72で接続されている。各セグメントミラー71の裏面71bには、図4(a)に示す接続手段73と駆動手段74が設けられ、図2(a)に示すように、接続されている。セグメントミラー71はX軸およびY軸周りに回転するので、可撓性部材72には捩り、曲げ、伸縮の変形が加えられる。それゆえに、セグメントミラーの駆動を阻害しないためには、それらをつなぐ可撓性部材72には、セグメントミラー71の並ぶ方向において伸縮可能であり、かつ、X軸およびY軸周りに回転可能である必要がある。
図7(a)は、図6に示す可撓性部材72に適用可能な可撓性部材72Aの構成例を示す斜視図である。図7(a)に示すように、可撓性部材72Aは、弾性ヒンジ(第3の弾性ヒンジ)721および弾性ヒンジ(第4の弾性ヒンジ)726を有する。
弾性ヒンジ721は、XY平面に平行な平板に2つの切り込み722と723を入れることによって形成されている。弾性ヒンジ721の一端は弾性ヒンジ726に接続され、弾性ヒンジ721の他端は(図7(a)の手前の)セグメントミラー71に接続されている。切り込み722と723はそれぞれY軸方向に平行に延びている。切り込み722は側面724の所定距離だけ内側から側面725まで延びているのに対して、切り込み723は側面725の所定距離だけ内側から側面724まで延びている。つまり、切り込み722と723は、Y軸方向に平行に延びるとともに互い違いに形成され、弾性ヒンジ721は略S字形状の平板として構成されている。
図7(b)は弾性ヒンジ721の弾性変形を示す斜視図である。弾性ヒンジ721はY軸方向に長さを持つ薄板であるため、図のようにX軸周りに曲げ変形しやすい。そのため、可撓性部材72AはX軸周りに回転可能となる。なお、切り込みの数は2つに限定されない。
弾性ヒンジ726は複数のYZ平面の薄板を接続した蛇腹構造を有する。弾性ヒンジ726の一端は弾性ヒンジ721に接続され、弾性ヒンジ726の他端は他の(図7(a)の奥側の)セグメントミラー71に接続されている。弾性ヒンジ726は、平板のXZ面に沿った断面がS字形状となるように、2回折り曲げられているが、折り曲げ回数は限定されない。折り曲げによってできた溝部727は弾性ヒンジ721から+Z軸方向に形成されているが、溝部728は−Z軸方向に形成され、開口する方向は互い違いになっている。
図7(c)と(d)は弾性ヒンジ726の弾性変形を示す断面図である。図7(c)に示すように、弾性ヒンジ726は蛇腹構造であることから、複数の薄板が曲げ変形し、その変形が連動することで、全体としてX軸方向に伸縮することができる。そのため、可撓性部材72Aはセグメントミラー71の並ぶ方向(図ではX軸方向)に伸縮可能となる。また、図7(d)に示すように、弾性ヒンジ726はZ軸方向に長さを持つ薄板であるため、図のようにY軸周りに曲げ変形しやすい構造となっている。そのため、可撓性部材72AはY軸周りに回転可能となる。
このように、可撓性部材72Aは、セグメントミラー71の並ぶ方向において伸縮可能であり、かつ、X軸およびY軸周りに回転可能である。もちろん、可撓性部材72Aは図2(b)〜(e)の構成にも適用可能である。
図8(a)は、実施例2の画像取得装置100Bの要部概要図である。図1と同様の部材には同様の参照符号を付している。画像取得装置100Bは、制御系を有するが、制御手段4Aの代わりに制御手段4Bを有し、可変形鏡ユニット7Aの代わりに可変形鏡ユニット7Bを有する点で画像取得装置100Aと相違する。
駆動手段74が接続手段73と共に変位すると、接続手段73に接続されたセグメントミラー71または可撓性部材72の位置と姿勢が変更され、被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Bの反射面形状が作成される点は実施例1と同様である。本実施例では、駆動手段74の駆動量は駆動手段74の移動量(変位量)である。駆動手段74の移動量は、計測手段3の計測結果に基づいて、制御手段4Bが算出する点は同様である。被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Bの反射面形状を作成することによって、被写体2の表面形状全域に対してフォーカスの合った像を撮像素子8Aの撮像面上に形成することができる。
図8(b)は、制御手段4Bと可変形鏡ユニット7Bの詳細な構成を示す図である。同図に示すように、可変形鏡ユニット7Bは、可変形鏡ユニット7Aと同様に、複数のセグメントミラー71、複数の可撓性部材72、一または複数の接続手段73、一または複数の駆動手段74を有する。このため、可変形鏡ユニット7Bのこれらの構成要素には実施例1と同様の構成を適用することができる。また、可変形鏡ユニット7Bも、2つ以上のセグメントミラー71を可撓性部材72で接続しているので、特許文献2よりも駆動手段74の数を削減することができる。
可変形鏡ユニット7Bは、複数の計測手段(第2の計測手段)75を更に有する。一つのセグメントミラー71に対して一つの計測手段75が設けられている。各計測手段75は、対応するセグメントミラー71の位置および傾きの少なくとも一方を計測する。計測手段75には、レーザ変位計、静電容量センサ、リニアスケールなどを適用可能であるが、これらに限定されるものではない。計測手段75による計測結果は制御手段4Bへ送られる。
制御手段4Bは、目標値算出手段41B、駆動信号出力手段42B、比較手段43Bを有する。目標値算出手段41Bは、計測手段3による計測結果に基づいて、各セグメントミラー71の位置および角度の目標値(又は駆動手段74の移動量の目標値)を算出する。比較手段43Bは、計測手段75の計測結果を目標値算出手段41Bによる目標値と比較し、比較結果を駆動信号出力手段42Bに出力する。駆動信号出力手段42Bは、比較結果に基づいて駆動手段74に移動量を表す信号を送信する。目標値と実際の計測値の差分なくなるようにフィードバックを掛けることにより、より精度の高いミラー位置調整が可能になる。
位置計測値を用いた制御においては、パルスモータの駆動パルス数管理など、直接的な位置制御量検出をしない方法でも、実質的に位置計測および位置制御の両手段を兼ね備えた多機能手段として適用可能である。
図9(a)は、実施例3の画像取得装置100Cの要部概要図である。図1と同様の部材には同様の参照符号を付している。画像取得装置100Cは、制御手段4Aの代わりに制御手段4Cを有し、可変形鏡ユニット7Aの代わりに可変形鏡ユニット7Cを有する点で画像取得装置100Bと相違する。
駆動手段74が接続手段73と共に変位すると、接続手段73に接続されたセグメントミラー71または可撓性部材72の位置と姿勢が変更され、被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Cの反射面形状が作成される点は実施例1と同様である。本実施例では、駆動手段74の駆動量は駆動手段74がセグメントミラー71または可撓性部材72に与える駆動力である。駆動手段74の駆動力は、計測手段3の計測結果に基づいて、制御手段4Cが算出する点は同様である。被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Cの反射面形状を作成することによって、被写体2の表面形状全域に対してフォーカスの合った像を撮像素子8Aの撮像面上に形成することができる。
図9(b)は、制御手段4Cと可変形鏡ユニット7Cの詳細な構成を示す図である。同図に示すように、可変形鏡ユニット7Cは、可変形鏡ユニット7Aと同様に、複数のセグメントミラー71、複数の可撓性部材72、一または複数の接続手段73、一または複数の駆動手段74を有する。このため、可変形鏡ユニット7Cのこれらの構成要素には実施例1と同様の構成を適用することができる。また、可変形鏡ユニット7Cも、2つ以上のセグメントミラー71を可撓性部材72で接続しているので、特許文献2よりも駆動手段74の数を削減することができる。
可変形鏡ユニット7Cは、複数の計測手段(第3の計測手段)76を更に有する。一つのセグメントミラー71に対して一つの計測手段76が設けられている。各計測手段76は、駆動手段74が与える駆動力を計測する。計測手段76には、ひずみゲージを応用したロードセル、水晶圧電式などを適用可能であるが、これらに限定されるものではない。計測手段76による計測結果は制御手段4Cへ送られる。
制御手段4Cは、目標値算出手段41C、駆動信号出力手段42C、比較手段43Cを有する。目標値算出手段41Cは、計測手段3による計測結果に基づいて、各駆動手段74が発生する駆動力の目標値を算出する。比較手段43Cは、計測手段76の計測結果を目標値算出手段41Cによる目標値と比較し、比較結果を駆動信号出力手段42Cに出力する。駆動信号出力手段42Cは、比較結果に基づいて駆動手段74に移動量を表す信号を送信する。目標値と実際の計測値の差分なくなるようにフィードバックを掛けることにより、より精度の高いミラー位置調整が可能になる。
力計測値を用いた力制御においては、例えば、VCMの電流制御や、エアシリンダの内圧制御などの、直接的な制御量検出をしない方法でも、実質的な力計測および力制御の両手段を兼ね備えた多機能手段として適用可能である。または、能動的直進対偶から受動的直進対偶に変化するようなものでも良い。例えば、ガイド付きVCM、エアシリンダなども適用可能である。
なお、実施例2と3の制御方法を併用し、位置計測値および力計測値を両方用いたフィードバック制御方式も適用可能である。
図10(a)は、実施例4の画像取得装置100Dの要部概要図である。図1と同様の部材には同様の参照符号を付している。画像取得装置100Dは、制御手段4Aの代わりに制御手段4Dを使用し、画像処理手段9Aの代わりに画像処理手段9Bを使用する点で画像取得装置100Aと相違する。
駆動手段74が接続手段73と共に変位すると、接続手段73に接続されたセグメントミラー71または可撓性部材72の位置と姿勢が変更され、被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Aの反射面形状が作成される。駆動手段74の駆動量は、計測手段3の計測結果に基づいて、制御手段4Dが算出する。被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Aの反射面形状を作成することによって、被写体2の表面形状全域に対してフォーカスの合った像を撮像素子8Aの撮像面上に形成することができる。可変形鏡ユニット7Aでは、2つ以上のセグメントミラー71を可撓性部材72で接続しているので、特許文献2よりも駆動手段74の数を削減することができる。
実施例4では、撮像素子8Aにより生成された画像信号から、フォーカスを合わせるために必要な可変形鏡ユニット7Aのセグメントミラー71の駆動量を算出してフィードバック制御を掛けている。その一例を次に述べる。
図10(b)は、セグメントミラー71と被写体2との相対距離(横軸)と画像信号の高周波成分(縦軸)との関係を示すグラフである。同図に示すように、フォーカスの合った合焦位置では画像信号における高周波成分(コントラスト)が最大になることから、画像信号の高周波信号成分を、フォーカスが合っているかどうかを判定するためのフォーカス評価値として用いる。画像処理手段9Bは、撮像素子8Aにより被写体像を光電変換して得られた画像信号からフォーカス評価値を算出し、算出結果を制御手段4Dに送る。制御手段4Dは、算出されたフォーカス評価値が最大(ピーク)となるようにセグメントミラー71を駆動する。これによって、フォーカスの合った画像を取得することができる。
図11(a)は、実施例5の画像取得装置100Eの要部概要図である。図1と同様の部材には同様の参照符号を付している。画像取得装置100Eは、撮像素子8Aの代わりに撮像素子8Bを使用する点で画像取得装置100Aと相違する。
駆動手段74が接続手段73と共に変位すると、接続手段73に接続されたセグメントミラー71または可撓性部材72の位置と姿勢が変更され、被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Aの反射面形状が作成される。駆動手段74の駆動量は、計測手段3の計測結果に基づいて、制御手段4Aが算出する。被写体2の表面形状に合わせた可変形鏡ユニット7Aの反射面形状を作成することによって、被写体2の表面形状全域に対してフォーカスの合った像を撮像素子8Bの撮像面上に形成することができる。可変形鏡ユニット7Aでは、2つ以上のセグメントミラー71を可撓性部材72で接続しているので、特許文献2よりも駆動手段74の数を削減することができる。
図11(b)は、実施例5における撮像状況を示す図である。撮像素子8Bは、複数の光電変換素子81a、81b、81c、81dにより構成されている。なお、光電変換素子の数は限定されない。
光電変換素子81aは、セグメントミラー71−1が反射した被写体2の撮像エリア82aからの光を受光し、光電変換素子81bは、セグメントミラー71−2が反射した被写体2の撮像エリア82bからの光を受光する。光電変換素子81cは、セグメントミラー71−3が反射した被写体2の撮像エリア82cからの光を受光し、光電変換素子81dは、セグメントミラー71−4が反射した被写体2の撮像エリア82dからの光を受光する。
可変形鏡ユニット7Aにおいて、可撓性部材72の存在している範囲では、対物光学系6を通過した被写体2の投影光は反射されない。つまり、被写体2の全域が撮像されずに、部分的に撮像される(撮像パターン1)。図11(b)において、撮像エリア82a、82b、82c、82dが間隔を空けて位置しているのは、その状況を表現している。そこで、被写体2の全域を撮像するために、撮像されていなかった部分が撮像されるように、ステージ1により被写体2の位置を変更する(撮像パターン2)。
図11(b)の撮像パターン2において、被写体2の表面に描かれている破線の四角形状が、撮像パターン1における撮像エリア82a、82b、82c、82dを示している。また、実線の四角形状が、撮像パターン2における撮像エリア82a、82b、82c、82dを示している。撮像パターン1および撮像パターン2の撮像エリアを合わせることにより、被写体2の全域を撮像することができるので、撮像パターン1により得られた画像信号と、撮像パターン2により得られた画像信号を、画像処理手段9Aにて重ね合わせる。即ち、被写体2と対物光学系6の光軸に垂直な方向の位置を変更して撮像素子によって被写体2を複数回撮像し、画像処理手段9Aは複数回の撮像によって得られた撮像素子から得られる画像信号を重ね合わせる。
なお、図11においては、X軸方向へ一回、ステージ1を移動させて画像を作成する方法を説明しているが、移動方法はこれに限定されるものではなくY軸方向へ移動してもよい。また、移動回数も1回でもよいし複数回でもよい。光電変換素子も、図11(b)に示すようなZ軸方向の配列に限定されず、Y軸方向へ配列されてもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明は、デジタルカメラや望遠鏡など、物体の光学像を光学系を通して撮像素子により光電変換して撮像する撮像装置に適用可能である。
また、ミラーユニットと撮像素子との間の光路上に再結像光学系を設け、ミラーユニットにより反射された光を再結像光学系によって撮像素子の撮像面上に集光するようにしてもよい。すなわち、対物光学系により形成された物体の光学像を、再結像光学系により再結像させる構成としてもよい。
なお、本発明に係る画像取得装置は、対物光学系を拡大系として物体を拡大して観察する顕微鏡に限ることはなく、例えば、基板などの外観検査(異物の付着、キズの検査等)を行う検査装置としても有用である。
本発明は、デジタル顕微鏡、デジタルカメラ、望遠鏡などに適用することができる。
7A〜7C…可変形鏡ユニット(ミラーユニット)、71…セグメントミラー(反射部材)、71a…反射面、72、72A…可撓性部材、73…接続手段、74…駆動手段

Claims (30)

  1. それぞれが反射面を有する複数の反射部材と、
    前記複数の反射部材を互いに接続する可撓性部材と、
    前記反射部材および前記可撓性部材の少なくとも一方に駆動力を加えて前記複数の反射部材の反射面のそれぞれの位置および傾きの少なくとも一方を変更する駆動手段と、
    前記駆動手段を、前記反射部材および前記可撓性部材の少なくとも一方に接続し、少なくとも一つの反射面による光の反射方向を変化させるように回転可能である接続手段と、
    を有することを特徴とするミラーユニット。
  2. 前記反射部材の数をnとすると、前記駆動手段の数は3nよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のミラーユニット。
  3. 前記駆動手段は一方向の駆動力を加えることを特徴とする請求項1または2に記載のミラーユニット。
  4. 前記駆動手段は、前記一方向に移動することを特徴とする請求項3に記載のミラーユニット。
  5. 前記ミラーユニットは複数の駆動手段を有し、
    前記複数の駆動手段が加える複数の駆動力の方向は互いに平行であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のミラーユニット。
  6. 前記接続手段は、前記反射部材と前記駆動手段を接続する第1の接続手段と、前記可撓性部材と前記駆動手段を接続する第2の接続手段と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載のミラーユニット。
  7. 前記反射部材の数をn、前記可撓性部材の数をmとすると、前記駆動手段の数はm+nよりも小さいことを特徴とする請求項6に記載のミラーユニット。
  8. 前記複数の反射部材は、それぞれが第1の反射面を有する複数の第1の反射部材と、それぞれが前記第1の反射面よりも小さい第2の反射面を有する複数の第2の反射部材と、を有し、
    前記第2の反射部材の密度は前記第1の反射部材の密度よりも高いことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のミラーユニット。
  9. 前記複数の反射部材と前記可撓性部材は一次元配列され、前記接続手段は、前記複数の反射部材の配列方向に直交する方向に平行な軸の周りに回転可能であることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のミラーユニット。
  10. 前記接続手段は、互いに平行ではない2つの回転軸の周りに回転可能であり、
    前記接続手段が、前記2つの回転軸のいずれの周りに回転しても前記少なくとも一つの反射面による光の反射方向は変化することを特徴とする請求項1に記載のミラーユニット。
  11. 前記複数の反射部材は第1の方向と該第1の方向と直交する第2の方向に二次元的に配列され、前記接続手段は、前記第1の方向と前記第2の方向のそれぞれに平行な軸の周りに回転可能であることを特徴とする請求項10に記載のミラーユニット。
  12. 前記可撓性部材は、前記第1の方向に配置された第1の可撓性部材と、前記第2の方向に配置された第2の可撓性部材と、を有することを特徴とする請求項11に記載のミラーユニット。
  13. 前記可撓性部材は、前記第1の方向と前記第2の方向のいずれに対しても傾斜した方向に配置された第3の可撓性部材を有することを特徴とする請求項11または12に記載のミラーユニット。
  14. 前記接続手段は弾性ヒンジであることを特徴とする請求項1乃至13のうちいずれか1項に記載のミラーユニット。
  15. 前記接続手段は、互いに直交する2つの回転軸の周りに回転可能であり、
    前記接続手段が、前記2つの回転軸のいずれの周りに回転しても前記少なくとも一つの反射面による光の反射方向は変化し、
    前記接続手段は、前記2つの回転軸の一方の回転軸の周りに回転するための第1の円弧の切り欠きを有する第1の弾性ヒンジと、前記2つの回転軸の他方の回転軸の周りに回転するための第2の円弧の切り欠きを有する第2の弾性ヒンジと、を有し、前記第1の弾性ヒンジと前記第2の弾性ヒンジは前記2つの回転軸の両方に垂直な軸の方向に重なっていることを特徴とする請求項14に記載のミラーユニット。
  16. 前記接続手段は、互いに直交する2つの回転軸の周りに回転可能であり、
    前記接続手段が、前記2つの回転軸のいずれの周りに回転しても前記少なくとも一つの反射面による光の反射方向は変化し、
    前記接続手段は、前記2つの回転軸の一方の回転軸の周りに回転するための第1の弾性ヒンジと、前記2つの回転軸の他方の回転軸の周りに回転するための第2の弾性ヒンジと、を有し、前記2つの回転軸は一点で交差していることを特徴とする請求項14に記載のミラーユニット。
  17. 前記接続手段は自在継手であることを特徴とする請求項1乃至13のうちいずれか1項に記載のミラーユニット。
  18. 前記可撓性部材は、前記反射部材の配列方向において伸縮可能であり、かつ、前記反射部材の配列方向と平行な軸周りに回転可能であり、かつ、前記反射部材の並ぶ方向と垂直な軸周りに回転可能であることを特徴とする請求項1乃至17のうちいずれか1項に記載のミラーユニット。
  19. 前記可撓性部材は、2つの回転軸の一方の回転軸の周りに回転する第3の弾性ヒンジと、前記2つの回転軸の他方の回転軸の周りに回転するとともに伸縮する第4の弾性ヒンジと、を有することを特徴とする請求項18項に記載のミラーユニット。
  20. 前記第3の弾性ヒンジは、前記2つの回転軸に平行な平面の薄板から構成され、前記薄板には前記2つの回転軸の一つと平行な切り込みが入っており、
    前記第4の弾性ヒンジは蛇腹構造を有する薄板から構成されていることを特徴とする請求項19に記載のミラーユニット。
  21. 被写体の光学像を形成する結像光学系と、
    前記結像光学系が形成した前記被写体の光学像を光電変換する撮像素子と、
    前記結像光学系と前記撮像素子との間の光路上に配置されて前記結像光学系からの光を前記撮像素子に反射する、請求項1乃至20のうちいずれか1項に記載のミラーユニットと、
    を有することを特徴とする画像取得装置。
  22. 前記被写体の表面形状を計測する第1の計測手段と、
    前記第1の計測手段が計測した前記被写体の表面形状に前記複数の反射部材の複数の反射面が合うように前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項21に記載の画像取得装置。
  23. 前記ミラーユニットの反射部材の位置および傾きの少なくとも一方を計測する第2の計測手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記第2の計測手段の計測結果に基づいて、前記駆動手段をフィードバック制御することを特徴とする請求項22に記載の画像取得装置。
  24. 前記駆動手段が与える駆動力を計測する第3の計測手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記第3の計測手段の計測結果に基づいて、前記駆動手段をフィードバック制御することを特徴とする請求項22に記載の画像取得装置。
  25. 前記撮像素子から得られる画像信号を処理する画像処理手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記画像処理手段から得られる画像信号の高周波成分がピークになるように前記駆動手段をフィードバック制御することを特徴とする請求項22に記載の画像取得装置。
  26. 前記撮像素子から得られる画像信号を処理する画像処理手段を更に有し、
    前記結像光学系の光軸に垂直な方向の位置を変更して前記撮像素子によって前記被写体を複数回撮像し、前記画像処理手段は複数回の撮像によって得られた前記撮像素子から得られる画像信号を重ね合わせることを特徴とする請求項22に記載の画像取得装置。
  27. 前記ミラーユニットからの光を前記撮像素子の撮像面上に集光する再結像光学系を更に有することを特徴とする請求項21乃至26のうちいずれか1項に記載の画像取得装置。
  28. デジタル顕微鏡であることを特徴とする請求項21乃至27のうちいずれか1項に記載の画像取得装置。
  29. 物体の光学像を形成する結像光学系と、
    前記結像光学系からの光を撮像素子に反射する、請求項1乃至20のうちいずれか1項に記載のミラーユニットと、
    を有することを特徴とする光学系。
  30. 前記ミラーユニットからの光を前記撮像素子の撮像面上に集光する再結像光学系を更に有することを特徴とする請求項29に記載の光学系。
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