JP2006518340A - 皮膚ピーリング組成物及び方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ある種のサリチル酸誘導体を使用する皮膚のピーリング方法、これらのある種のサリチル酸誘導体を担体、好ましくは皮膚科学的に許容可能な担体中に含む化学的皮膚ピーリング組成物、これらの組成物を製造する方法、及び剥離される皮膚にこのある種の化合物及び/又は組成物を適用する方法に関する。

Description

(発明の背景)
(発明の分野)
本発明は、ある種のサリチル酸誘導体を使用する皮膚のピーリング方法、これらのある種のサリチル酸誘導体を担体、好ましくは皮膚科学的に許容可能な担体中に含む化学的皮膚ピーリング組成物、これらの組成物を製造する方法、及び剥離される皮膚にこのある種の化合物及び/又は組成物を適用する方法に関する。
(発明の背景の説明)
従来の皮膚ピーリング方法には、機械的除去、例えば皮膚剥離法(dermabrasion)又はCO2レーザと、化学的に誘導する皮膚除去法が含まれる。化学的ピーリング方法は現在非常に人気があり、なされる皮膚除去の度合い又は量に応じて分類されることがよくある。
化学的ピーリングは生じる皮膚の化学的創傷の深さに応じて表層、中層及び深層化学的ピーリングに分類することができる。表層化学的ピーリングは表皮の促進された置換又は補充を行うか又は除去するものである。中層ピーリングは真皮乳頭層まで入り込む。深層ピーリングは真皮網状層まで入り込む。国際公開第97/28786号には、化学的ピーリング剤がα-ヒドロキシ酸、例えばグリコール酸又は他の「フルーツ酸」、例えばクエン酸及び乳酸;トリクロロ酢酸;フェノール、レゾルシノール及びイェスナー溶液、つまり等部(約14%)のレゾルシノール、サリチル酸及び乳酸(85%)を含むエタノール溶液を含むことが報告されている。しかしながら、好ましくは従来の化学的ピーリング剤、薬剤及び組成物に見出される有害な副作用又は欠点がないかもしくは少ない優れた結果をもたらす化学的皮膚ピーリング剤及び組成物及び関連技術に対する必要性が存在する。
(本発明の詳細な説明)
特に定めない限り、ここで用いられるあらゆる技術的及び科学的用語は生化学、化学、化粧品学、皮膚科学及び材料科学の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を持っている。
ここに記載したものと類似し又は等価なあらゆる方法及び材料を本発明の実施又は試験に使用することができ、適切な方法と材料をここに記載する。ここで言及するあらゆる刊行物、特許出願、特許、及び他の文献はその全体を出典明示により取り込む。矛盾する場合には、定義を含む本明細書が優先する。更に、材料、方法、及び実施例は例証のためだけのものであり、限定を意図するものではない。
本発明の目的のための「表皮の置換又は補充を促進する」という用語は、例えばサリチル酸誘導体がない場合における表皮の置換又は補充に対して、本発明のサリチル酸誘導体及び/又はピーリング方法の存在下又はそれによって生じた表皮の置換又は補充の増大又は亢進を意味するものである。そのような促進は、任意の量、例えば100%を越える任意の量(例えば101、103、105%)であり得、サリチル酸誘導体がない場合の表皮の置換又は補充に対して例えば1000%を含む。100%は促進がないことを意味する。
本発明は、剥離される皮膚に、式(I):
Figure 2006518340
[上式中、
Rは、共役していてもしていなくてもよい一又は複数の二重結合を含む直鎖状、分枝状又は環状の飽和脂肪族基又は脂肪族不飽和基であり、該基は2〜22、好ましくは3〜11の炭素原子を含み、例えば(a)ハロゲン原子、(b)トリフルオロメチル基、(c)遊離形態又は1〜6の炭素原子を持つ酸でエステル化されたヒドロキシル基、及び(d)遊離又は1〜6の炭素原子を持つ低級アルコールでエステル化されたカルボキシル官能基からなる群から選択される少なくとも一の置換基によって置換可能であり;
R'はヒドロキシル基又は式
Figure 2006518340
(上式中、Rは1〜18の炭素原子を持つ直鎖状又は分枝状の飽和又は不飽和脂肪族基である)のエステル官能基である]の少なくとも一のサリチル酸化合物(サリチル酸誘導体とも呼ぶ)及びその塩を、適用することを含んでなる、皮膚を化学的にピーリングする方法を提供する。
好適な実施態様では、Rは、3〜11の炭素原子を含む直鎖状、分枝状又は環状の飽和脂肪族鎖、3〜17の炭素原子を含み、一又は複数の共役していてもしていなくてもよい二重結合を含む不飽和鎖であり、上述の鎖は場合によっては一又は複数のハロゲン原子又はトリフルオロメチル基、一又は複数の遊離形態又は1〜6の炭素原子を持つ酸でエステル化されたヒドロキシル基、又は遊離又は1〜6の炭素原子を持つ低級アルコールでエステル化されたカルボキシル基によって置換され、これらの様々な基は場合によっては上記置換基中に同時に存在し;
R'はヒドロキシル基又は式
Figure 2006518340
(上式中、Rは1〜18の炭素原子を持つ飽和又は不飽和の脂肪族基である)のエステル官能基である。
本発明はまた上記サリチル酸化合物の少なくとも一と担体、好ましくは皮膚科学的に許容可能な担体を含有する化学的皮膚ピーリング組成物を提供し、該組成物は、0.01から約35−36%で、例えば0.5、1、3、5、7、9、11、15、18、20、22、25、27、30等々%等のあらゆる下位範囲及びその間の値を含むサリチル酸化合物濃度を好ましくは有することを特徴とし、全てのパーセントは組成物の全重量に基づくものである。好ましくは、組成物は適用後に洗い流されるように設計され、洗い流すことができるものである。
本発明はまた上述の少なくとも一のサリチル酸誘導体を少なくとも一の担体、例えば皮膚化学的に許容可能な担体と混合することによって上述の化学的皮膚ピーリング組成物を製造する方法を提供し、ここで「混合する」とはあらゆる順序の添加を含む。
本発明はまた消費者に許容可能であり、好ましくは安定で、及び/又は透明であるように処方された上述の少なくとも一のサリチル酸誘導体を含有する化学的皮膚ピーリング組成物を提供する。
ここで有用な好適なサリチル酸誘導体には、全てが出典明示によってここに取り込まれる米国特許第5558871号、仏国特許第2581542号、米国特許第4767750号、欧州特許第378936号、米国特許第5267407号、米国特許第5667789号、米国特許第5580549号及び欧州特許出願公開第570230号に記載されたものが含まれる。更に、ここで有用な特に好適なサリチル酸誘導体には、5-n-オクタノイルサリチル酸(カプリロイルサリチル酸)、5-n-デカノイルサリチル酸、5-n-ドデカノイルサリチル酸、5-n-ヘプチルオキシサリチル酸及び4-n-ヘプチルオキシサリチル酸が含まれる。非常に好適なサリチル酸誘導体はカプリロイルサリチル酸(商品名:メギゾリル(Mexoryl)SAB)である;出典明示によってここに取り込む1995年にCosmetic Toiletries, and Fragrance Associationによって出版されたInternational Cosmetic Ingredient Dictionary, 6th Edition, Volume 1の139頁を参照のこと。
上記の式Iに関して、R基は、下位範囲を含むこの範囲間の各及び全炭素原子を含む2から22の炭素原子を含む。有用な炭素数には4、6、8、10、12、14、16、及び18が含まれる。上記の式IのR'基に対しては、1と18の間の各及び全炭素数が特に含まれ、全ての下位範囲も同様である。有用な炭素数には、2、4、6、8、10、12、14、及び16が含まれる。Rに対して2と22の炭素原子の間のあらゆる奇数の炭素数、及びR'に対して1と18の間の全ての奇数番号の炭素数もまた特に含まれる。
本発明のサリチル酸誘導体の有用な塩は塩基での加塩によって得ることができる。有用な塩基には無機塩基、例えばアルカリ及びアルカリ金属水酸化物(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)又は水酸化アンモニアが含まれる。有機塩基もまた加塩に使用することができる。また有用なものは両性塩基である。有用なサリチル酸誘導体と有用なその塩に対しては、出典明示によってここに取り込まれる米国特許出願第08/627965号を参照のこと。クオタニウム塩、例えばジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム塩もまた特に有用である。
本発明において、化学的皮膚ピーリング組成物は、好ましくは皮膚科学的に許容可能な担体中に、好ましくはサリチル酸誘導体の高濃度溶液を与える多量に本発明の少なくとも一のサリチル酸誘導体を含有する。この発明における皮膚科学的に許容可能な担体中のサリチル酸誘導体の全濃度は、組成物の全重量に対して、好ましくは少なくとも0.5重量%、より好ましくは少なくとも15重量%、最も好ましくは少なくとも20重量%のサリチル酸誘導体である。より好ましくは、担体中のサリチル酸誘導体濃度は、組成物の全重量に対して、少なくとも約25重量%、最も好ましくは少なくとも約30重量%である。一般に、35−36%を越える濃度は好ましくない。(溶液中のサリチル酸誘導体又は他の成分の濃度を意味するこの明細書中の全てのパーセントは組成物の全重量に対するものである。)
担体中の本発明に係るサリチル酸誘導体の濃度の上限は通常担体中の飽和濃度までである。飽和濃度は通常は温度と共に変化し、一般に溶液温度が増大すると高くなる。担体中の本発明のサリチル酸誘導体の上限は、本発明のサリチル酸誘導体の飽和濃度が35重量%よりも大きい溶媒に対して、好ましくは35−36重量%のサリチル酸誘導体までである。
上記サリチル酸誘導体の一又は複数を含有する本発明の化学的皮膚ピーリング組成物に使用される好適な担体の群は、サリチル酸誘導体が高濃度で可溶性である皮膚科学的に許容可能な液体溶媒である。「皮膚科学的に許容可能な液体溶媒」という用語は、この発明の局所処理方法において皮膚に安全に使用することができる溶媒、つまり深刻な反応を引き起こすことがなく比較的短い時間皮膚に接触した場合、毒性がない溶媒を意味するものである。好適な溶媒は、皮膚へのサリチル酸誘導体含有溶液の被覆の適用後に溶媒の蒸発を容易にする比較的揮発性である有機溶媒である。例えば30℃を越える中程度の引火点を持つ揮発性溶媒は、可燃性の危険を最小にするために安全性の理由から好ましい。好適な溶媒の例には、アルキレングリコール、例えばプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、及び水性アルコールが含まれる。非常に好適な溶媒にはエタノール及びイソプロパノールが含まれる。他の有用な溶媒にはメタノール、アセトン及びエーテル(ジエチルエーテル)が含まれる。これらの溶媒又は他の溶媒の一又は複数を含む混合物が含まれる。
エタノールは非常に好適な溶媒である。エタノールは、好ましくは約85〜99重量%のエタノールを含み、より好ましくは約90〜95重量%のエタノールを含む水性エタノールでありうる。溶媒として用いられるエタノールは好ましくは皮膚科学的製剤での使用に適した等級のエタノールである。
エタノールについて上に示したように、担体及び溶媒は水を含み得、これは好ましくは溶媒と混和性である。溶媒混合物の水性画分は、水の割合が増加すると、その存在が担体/溶媒中のサリチル酸誘導体の飽和濃度を典型的に低減させるので、好ましくは最小にされる。水の濃度は好ましくは約15重量%以下、より好ましくは約10重量%以下、最も好ましくは約5重量%以下である。
上述の皮膚科学的に許容可能な液体溶媒は、好ましいものであろうとなかろうと、単独で又は互いに組み合わせて使用することができることに留意することが重要である。
ここで有用な他の担体には様々な皮膚科学的及び化粧品担体、例えばゲル、エマルション、クリーム、ロウ、成形体(コンパクト)等々が含まれる。
本発明の化学的皮膚ピーリング組成物は、一又は複数のサリチル酸誘導体を担体、好ましくは皮膚科学的に許容可能な液体溶媒と任意の順序で、ここで「混合」と称する、物理的に組み合わせ、混合し、接触させる等によって調製することができる。使用されるサリチル酸誘導体は任意の形態でありうる。しかしながら、好適な形態は結晶又は粉末化形態におけるような固体である。サリチル酸誘導体及び担体/溶媒は所望の濃度をもたらす相対量で提供されうる。あるいは、過剰のサリチル酸誘導体を提供し担体/溶媒と混合して飽和サリチル酸誘導体溶液を提供することができる。担体/溶媒を穏やかに加熱することによってサリチル酸誘導体の溶解を促進することができ、非常に低い引火点を持つ物質、すなわち非常に可燃性の溶媒の場合には適切な注意がなされる。
本発明の組成物はもちろん他の成分、例えば保存料、安定剤、抗酸化剤、増粘剤、界面活性剤、顔料、着色料、香料及び他のアジュバントを含みうる。そのような成分は好ましくは皮膚科学的に許容可能である。好ましくは、更なる成分は効能を妨げず、又は化学的ピーリング剤の効能に悪影響を及ぼさない。そのような添加物には例えば芳香剤、界面活性剤、保存料、抗酸化剤、保湿剤等が更に含まれうる。また、ビタミンA酸、アルキルアクリレートメタクリレート共重合体等が添加されうる。もちろん更なる成分は個々に又は組み合わせて存在し得、その濃度は限定されず、例えば化学的皮膚ピーリング組成物の重量に対して約0.01から約5重量%でありうる。一実施態様では、そのような更なる成分の量は溶媒中のサリチル酸誘導体の最大濃度、つまり飽和濃度を有意に減少させないように最小化される。
ここで有用な他の添加物には、式(II)
Figure 2006518340
(上式中、Bはアルコール残基、
AOは3〜18の炭素原子を持つアルキレン-オキシ基であり、
aは1以上の整数であり、
mは4以上の整数であり、
nは0以上の整数であり、
但し、付加されるエチレンオキシドのモル量mはエチレンオキシド鎖部分の全分子量もしくは少なくとも40%となる値である)の化合物が含まれる。
上記一般式IIにおいて、参照符号Bによって表されるアルコールは、例えばアルキルアルコール、例えばメタノール、エタノール、ブタノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール等々、及びアルケニルアルコール、例えばリノレイルアルコール、パルミトイルアルコール、オレイルアルコール等を含む一価アルコール、二価アルコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール等、三価アルコール、例えばグリセリン、トリメチロールプロパン、トリエタノールアミン等、四価アルコール、例えばペンタエリスリトール、ジグリセリン等を意味するものである。例えばソルビトール、ポリグリセリン等々の他の多価アルコールもまた使用されうる。
参照符号AOによって参照される3〜18の炭素原子を有するアルキレンオキシ基には、例えばプロピレンオキシ、ブチレンオキシ、テトラヒドロフラン、-オレフィンオキシ等が含まれうる。例えばオキシドプロピレン、オキシドブチレン及びテトラヒドロフランのような3及び4の炭素原子を有するアルキレンオキシ基が好ましい。
上記一般式IIにおいて、参照符号「a」は1又はそれ以上の整数である。アルコールが一価アルコールである場合、参照符号「a」は1である。アルコールが二価アルコールである場合、参照符号「a」は2である。同様に、アルコールが三価アルコールである場合、参照符号「a」は3である。更に、アルコールが多価アルコールである場合、参照符号「a」は使用されるアルコールの価数に対応する整数である。
上記一般式IIにおいて、参照符号「m」は付加されるエチレンオキシドの平均モル量を意味するものである。エチレンオキシドの重合鎖の数は少なくとも4でなければならない。
参照符号「n」は付加される酸化アルキレンの平均モル量を意味するものである。酸化されたアルキレンの重合鎖の数はゼロ又は1又はそれ以上である。
エチレンオキシド及びアルキレンオキシドの重合方法はランダム又はブロック重合である。
付加されるエチレンオキシドのモル量mはエチレンオキシド鎖の全分子量の40%又はそれ以上に設定される。この設定は、付加されるエチレンオキシドのモル量mが上記のモル量より少ないとサリチル酸誘導体のようなフェノール化合物はポリエチレングリコール化合物中に保持されなくなるという事実に基づいている。
式IIを有する物質は、例えば、窒素等の不活性ガス中、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基性触媒又は四フッ化ホウ素、四塩化錫等のような酸性触媒の存在下でエチレンオキシドとアルキレンオキシドをアルキルアルコール又はアルケニルアルコールと反応させることによって、常套的な形で合成することができる。
式IIを有する有用な物質の特定の例は、出典明示によりここに取り込む欧州特許出願公開第1214925号において検討されている。
本発明は上で特定したものに加えて、他の化学的ピーリング剤を含むことができる。そのような薬剤は、例えばグリコール酸、トリクロロ酢酸、サリチル酸、フェノール、レゾルシノール等である。
本発明に係る組成物は任意の方法で、例えば、剥離される皮膚上に本発明のサリチル酸誘導体自体又は本発明の化学的皮膚ピーリング組成物を塗り付け、噴霧し、拭き取り、施与する等(以下「適用する」)によって適用することができる。これは典型的には例えばスプレーボトル、濃縮溶液で湿らせた吸収剤綿棒、溶液で湿らせたクロテンのブラシを用いて又は矩形のガーゼ又は不織布パッドのような溶液で湿らせた吸着剤繊維材料を用いて穏やかにふき取ることによって、達成することができるが、好ましくは一様な形で皮膚を溶液で被覆する他の溶液適用技術もまた利用できる。適用は剥離となり、その度合いは酸化合物の量又は濃度と適用時間に依存し、その全てがこの開示に照らして当業者の技量の範囲内である。本発明の化合物/組成物はまた皮膚だけではなくその回りの領域にも適用されうる。
適用された化合物又は組成物は通常は比較的短い時間、好ましくは15分未満にわたって空気乾燥させ、好適なエタノール溶媒では、典型的には約3〜10分の範囲である。乾燥は、穏やかな空気流、好ましくは温かい空気を処理領域に向けるか、又は他の類似の手法で促進することができる。処理される皮膚又はその回りへの組成物の一回の均一な適用で一般には十分である。適用した溶液が乾燥する前か直後に更なる又は複数の適用を行うことは通常は不要であるが、例えば顔以外の身体の他の部分の皮膚を処理する場合又は剥離の必要性が深刻な皮膚を処理する場合のような所定の場合には有用でありうる。
皮膚、例えば顔に十分な時間適用された溶液を存在させた後は、例えば組成物を皮膚上で乾燥させた後に、皮膚から取り除くことができ、又は所望される結果に応じて更なる時間、皮膚に残すことができる。処理が終わると、皮膚は更に好ましくは水等で拭き取られ、又は洗浄され、洗い流す等がなされて、乾燥後に残りうるサリチル酸誘導体の任意の付着物を含む適用されたサリチル酸誘導体、組成物又は溶液の任意の残留物又は微量な残りを取り除く。しかし、この工程は必須ではないが、非常に好ましい。
比較的非揮発性の溶媒が用いられ、濃縮溶液が処理された皮膚上で素早く乾燥しない状況では、皮膚は、適用された溶液のあらゆる痕跡を取り除くために濃縮サリチル酸誘導体溶液の適用後約1時間以内、好ましくは約15分以内に好ましくは拭き取り又は洗浄し、すすぐ等する。約1時間以内、好ましくは約15分以内というこの時間は、通常は、本発明に従う処理から得られる所望の恩恵をもたらすのに十分すぎるが、限定されるものではない。この時間は、上述のように広く変わりうる。
好ましくは、処理された皮膚は、水を用いて、例えば水で湿らせた又は水で濡らした綿棒、矩形ガーゼ等々で洗浄され又は拭き取られる。他の溶液、例えば弱い洗浄剤、アルコール水溶液又はイソプロパノール又はエタノール等々もまたこの目的のために使用することができる。拭き取り/洗浄工程の直後の濃縮サリチル酸誘導体又は組成物の更なる適用とその後の乾燥及び繰り返しの服取り/洗浄は、上述のように一般には不要であるが、ある場合には望ましい場合がある。
本発明の処理後、数日、例えば約2から5日に一般的に始まる期間、典型的な患者は処理した皮膚のある程度の剥離と落屑を経験する。剥離と落屑は一般に約7日しか続かず、期間も2又は3日と短い。本発明はこの期間中如何なる特別な工程も必要としないが、所望に応じて、刺激の少ない又は穏やかな保湿剤を処理された皮膚に適用して、落屑、剥離皮膚の可視性を低減させ皮膚の乾燥を低減させることができる。本発明の方法で処理された皮膚は常套的な皮膚処理療法を用いて更に処理してもよい。
特に低量/濃度でキューティクルの除去後に本発明の化合物/組成物を皮膚に適用し、それによって毛包又は皮膚に残るキューティクルを除去することができることにここで留意されなければならない。
本発明の化合物/組成物は好ましくは剥離される皮膚に約15℃から約30℃の温度で適用され、約20℃から約25℃が好ましい。担体/溶媒の揮発特性に応じて、これらの範囲外の温度、例えば高度に揮発性の物質に対してはより低い温度の使用も好ましい。
本発明に従って剥離される皮膚は好ましくは例えばエタノールで最初に洗浄されるが、この工程は任意のものであり、本発明の方法に必須ではない。洗浄は、化合物/組成物の適用が始まる前に例えばエタノール又はアセトンで湿らせた矩形ガーゼを用いて皮膚を穏やかに拭き取ることによって達成できる。この洗浄は皮膚を脱脂し、メークアップと屑並びに皮脂を取り除くことを意図する。他の洗浄又は脱脂剤もまた使用できる。他の一般的な皮膚処理技術もまた本発明に係る皮膚処理の前に使用することができる。
理論に縛られるモノではないが、本発明の方法は皮膚の表皮(主にキューティクル)を除去し、表皮の表皮有棘層及び表皮基底層の細胞に影響を及ぼし、表皮の線維芽細胞の再生を生じさせ得る。加齢した真皮部分は再生された線維芽細胞で置き換えることができる。同時に、毛包のキューティクルもまた剥離することができ、蓄積したキューティクルを取り除くことができる。化学的ピーリングの利点はここに出典明示により取り込む国際公開第97/28786号において更に検討されている。
本発明の化合物及び組成物は、処理時間、つまり処理された皮膚がサリチル酸誘導体に曝される時間が通常は自ら制限でき、処理時間の長さを決定するのに又は処理期間が終了しなければならない時間を決定するのに適用者の介入に依存しないという利点を提供する。エタノールのような比較的揮発性の溶媒の場合、濃縮サリチル酸誘導体溶液の被覆からの溶媒の蒸発が処理時間を制御するために有効であり、処理時間の一定性の確保ばかりでなく、濃縮サリチル酸誘導体溶液への過度に長い暴露を避けるための適用者の介入の必要性を避ける。
関連した利点は、濃縮サリチル酸誘導体の均一な適用が処理される皮膚の領域に確実になすことが容易であることである。揮発性溶媒が蒸発すると、処理された皮膚は残留するサリチル酸誘導体のために白い霜を持つ外観を呈する。濃縮サリチル酸誘導体の適用の間に見逃した処理される皮膚領域を簡単に識別でき、濃縮サリチル酸誘導体溶液の不用意な2回目の適用を即座に避けることがまたできる。
本発明による処理時間は、好ましくは化合物/組成物への処理される皮膚の暴露時間として測定され、処理時間は担体(例えば揮発性溶媒)が適用された溶液から蒸発したときに又は適用された組成物のまだ湿っている被覆が皮膚から拭き取られ又は他の方法で除去された場合に修了する。
本発明を次の実施例を参照して更に詳細に説明する。ここで使用される「親油性ヒドロキシ酸」及び「LHA」は5-n-オクタノイルサリチル酸(カプリロイルサリチル酸)を意味する。パーセントは特に特定しない限り、全重量に対する重量パーセントである。
実施例1
36%の親油性ヒドロキシ酸をエタノールと混合した。
実施例2
35%の親油性ヒドロキシ酸をエタノール/プロピレングリコール混合物と混合した。
実施例3
0.5%の親油性ヒドロキシ酸を、エタノール33%/PEG300 39%/グリセリン5%/全体を100%にする量の水中で、20%グリコール酸と混合した。
実施例4
1.0%の親油性ヒドロキシ酸を、エタノール34%/PEG300 30%/グリセリン5%/全体を100%にする量の水中で、20%グリコール酸と混合した。
実施例5
2.0%の親油性ヒドロキシ酸を、エタノール30%/PEG300 25%/全体を100%にする量の水中で、20%グリコール酸と混合した。
実施例6
0.5%の親油性ヒドロキシ酸を、エタノール28%/全体を100%にする量の水中で、30%グリコール酸と混合した。
実施例7
1.0%の親油性ヒドロキシ酸を、エタノール31%/PEG300 25%/全体を100%にする量の水中で、30%グリコール酸と混合した。
実施例8
2.0%の親油性ヒドロキシ酸を、エタノール31.5%/PEG300 25%/全体を100%にする量の水中で、30%グリコール酸と混合した。
実施例9
0.5%の親油性ヒドロキシ酸を、全体を100%にする量のエタノール中で、20%サリチル酸と混合した。
実施例10
1.0%の親油性ヒドロキシ酸を、全体を100%にする量のエタノール中で、20%サリチル酸と混合した。
実施例11
2.0%の親油性ヒドロキシ酸を、全体を100%にする量のエタノール中で、20%サリチル酸と混合した。
実施例12
0.5%の親油性ヒドロキシ酸を、全体を100%にする量のエタノール中で、30%サリチル酸と混合した。
実施例13
1.0%の親油性ヒドロキシ酸を、全体を100%にする量のエタノール中で、30%サリチル酸と混合した。
実施例14
2.0%の親油性ヒドロキシ酸を、全体を100%にする量のエタノール中で、30%サリチル酸と接触させた。
実施例15
10%の親油性ヒドロキシ酸をアルコール性媒体と混合した。
実施例16
2.0%の親油性ヒドロキシ酸をグリコール性媒体と混合した。
実施例17
アルコール性又はグリコール性媒体中に10%のLHAを皮膚に適用した:
− アルコール中親油性ヒドロキシ酸10%
4名の前腕の裏を、アルコールをしみ込ませたガーゼを用いて洗浄した。ついで、前腕の裏の下に4x4cmの領域に溶液を適用した。溶液を5分間前腕に残した後、水とNuGauzeですすいだ。
− 2.0%の親油性ヒドロキシ酸を、エタノール31.5%/PEG300 25%/全体を100%にする量の水中で、30%グリコール酸と混合した。
4名の前腕の裏を、アルコールをしみ込ませたガーゼを用いて洗浄した。ついで、前腕の裏の下に4x4cmの領域に溶液を適用した。溶液を5分間前腕に残した後、水とNuGauzeですすいだ。
実施例18
担体中に5%のLHAを4分間、皮膚に適用した:
この明細書は、剥離される皮膚に、式(I):
Figure 2006518340
[上式中、
Rは、共役していてもしていなくてもよい一又は複数の二重結合を含む直鎖状、分枝状又は環状の飽和脂肪族基又は脂肪族不飽和基であり、該基は2〜22の炭素原子を含み、(a)ハロゲン原子、(b)トリフルオロメチル基、(c)遊離形態又は1〜6の炭素原子を持つ酸でエステル化されたヒドロキシル基、及び(d)遊離又は1〜6の炭素原子を持つ低級アルコールでエステル化されたカルボキシル官能基からなる群から選択される少なくとも一の置換基によって置換可能であり;
R'はヒドロキシル基又は式
Figure 2006518340
(上式中、Rは1〜18の炭素原子を持つ直鎖状又は分枝状の飽和又は不飽和脂肪族基である)のエステル官能基である]の少なくとも一のサリチル酸誘導体及びその塩を、表層、中層又は深層化学的ピーリングをもたらすのに十分な量と十分な時間で適用することを含んでなる、皮膚ピーリング方法を含む、上述した本発明を十分に説明し、当業者をして発明を実施し使用することを可能にする。上記サリチル酸誘導体が、全重量に対して少なくとも1重量%、2重量%等の上記サリチル酸誘導体と皮膚科学的に許容可能な担体を含有し、例えば5-n-オクタノイル-サリチル酸を使用する組成物中に存在するこの方法を達成することができる。組成物は、例えば、
(i)式(II)
Figure 2006518340
(上式中、Bはアルコール残基、
AOは3〜18の炭素原子を持つアルキレン-オキシ基であり、
aは1以上の整数であり、
mは4以上の整数であり、
nは0以上の整数であり、
但し付加されるエチレンオキシドのモル量mはエチレンオキシド鎖部分の全分子量の少なくとも40%となる値である)の化合物
(ii)アルキレングリコール
(iii)グリコール酸、及び
(iv)サリチル酸
の何れか、及び/又はポリエチレングリコール、水性エタノール(例えば85%以上の水性エタノール)、イソプロパノール、メタノール、アセトン、ジエチルエーテル、及びプロピレングリコール、サリチル酸、グリコール酸等々を更に含有しうる。

Claims (11)

  1. 剥離される皮膚に、式(I):
    Figure 2006518340
    [上式中、
    Rは、共役していてもしていなくてもよい一又は複数の二重結合を含む直鎖状、分枝状又は環状の飽和脂肪族基又は脂肪族不飽和基であり、該基は2〜22の炭素原子を含み、(a)ハロゲン原子、(b)トリフルオロメチル基、(c)遊離形態又は1〜6の炭素原子を持つ酸でエステル化されたヒドロキシル基、及び(d)遊離又は1〜6の炭素原子を持つ低級アルコールでエステル化されたカルボキシル官能基からなる群から選択される少なくとも一の置換基によって置換可能であり;
    R'はヒドロキシル基又は式
    Figure 2006518340
    (上式中、Rは1〜18の炭素原子を持つ直鎖状又は分枝状の飽和又は不飽和脂肪族基である)のエステル官能基である]の少なくとも一のサリチル酸誘導体又はその塩を、表層、中層又は深層化学的ピーリングをもたらすのに十分な量と十分な時間で適用することを含んでなる、皮膚ピーリング方法。
  2. 上記サリチル酸誘導体が、全重量に対して少なくとも1重量%の上記サリチル酸誘導体と皮膚科学的に許容可能な担体を含有する組成物中に存在する、請求項1に記載の方法。
  3. サリチル酸誘導体が少なくとも2重量%の量で存在する、請求項2に記載の方法。
  4. サリチル酸誘導体が5-n-オクタノイル-サリチル酸である、請求項1に記載の方法。
  5. 組成物が、
    (i)式(II)
    Figure 2006518340
    (上式中、Bはアルコール残基、
    AOは3〜18の炭素原子を持つアルキレン-オキシ基であり、
    aは1以上の整数であり、
    mは4以上の整数であり、
    nは0以上の整数であり、
    但し付加されるエチレンオキシドのモル量mはエチレンオキシド鎖部分の全分子量もしくは少なくとも40%となる値である)の化合物
    (ii)アルキレングリコール
    (iii)グリコール酸、及び
    (iv)サリチル酸
    からなる群から選択される化合物を更に含有する、請求項2に記載の方法。
  6. 組成物がポリエチレングリコールを含有する、請求項2に記載の方法。
  7. 組成物が水性エタノールを含有する、請求項2に記載の方法。
  8. 水性エタノールが少なくとも85%のエタノールを含有する、請求項7に記載の方法。
  9. 皮膚科学的に許容可能な担体が、エタノール、イソプロパノール、メタノール、アセトン、ジエチルエーテル、及びプロピレングリコールからなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
  10. 組成物がサリチル酸を更に含有する、請求項2に記載の方法。
  11. 組成物がグリコール酸を更に含有する、請求項2に記載の方法。
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