JP2006517432A - 投与装置 - Google Patents

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Abstract

投与装置は、合わさって投与容器を受け入れるハウジングの内部を定める第1部分(2)および際2部分(3)を有するハウジングを含み、第1部分および第2部分は、ハウジングの内部に前記投与容器の挿入を許す開放位置から、ハウジングの内部から前記投与容器の取り出しを防止する閉鎖位置まで移動可能であり、投与装置は、さらに、ハウジングに取り外し可能に接続できるマウスピース(4)を有し、マウスピースは、ハウジングに接続されたとき、使用時に投与される製品の前記投与容器からの出口を定め、マウスピースがハウジングから取り外されたとき、第1部分および第2部分は、内部に受け入れた前記投与容器に手を出すこと、および、それを取り出すことを防止するために、内部をほぼ取り囲む。

Description

本発明は、投与装置に関し、限定はしないが典型的には、薬を投与する投与装置に関する。
投与装置は、薬を投与するのに使用されることが知られている。投与される薬は、いかなる公知の物質であってもよい。このような薬の多くは、過量に摂取したり誤った人に用いられると有害である。そのため、多くの薬は、承認された医療従業者による処方箋によってのみ利用可能である。
この種の処方された薬は、特定の個人に対して、所定の投薬量で処方される。いくつかの薬、特に鎮痛に使用される薬は、過量に摂取すると極めて有害である。さらに、投与装置に接触するかもしれない他人による使用を防ぐと共に、特定の患者に処方された特定の薬を処方することが望まれるであろう。
本発明によれば、合わさって投与容器を受け入れるハウジングの内部を定める第1部分および第2部分を有するハウジングを含み、前記第1部分および前記第2部分は、前記ハウジングの内部に前記投与容器の挿入を許す開放位置から、前記ハウジングの内部から前記投与容器の取り出しを防止する閉鎖位置まで移動可能であり、前記ハウジングに取り外し可能に接続できるマウスピースをさらに有し、前記マウスピースは、前記ハウジングに接続されたとき、使用時に投与される製品の前記投与容器からの出口を定め、前記マウスピースが前記ハウジングから取り外されたとき、前記第1部分および前記第2部分は、前記内部に受け入れた前記投与容器に手を出すこと、および、それを取り出すことを防止するために、前記内部をほぼ取り囲む投与装置が提供される。
本発明は、取り外し可能なマウスピースを設けた投与装置の提供を可能にするが、マウスピースが取り外されたときでも、ハウジングの中に投与容器をしっかりと保持する。このため、投与装置は、管理されたまたは有害で有り得る薬の投与における使用に適する。
一つの実施形態において、前記マウスピースは、ソケットを含み、前記ハウジングは、前記マウスピースのソケットと押し込み接続を形成する軸部を含む。或いは、前記マウスピースは、軸部を有し、前記ハウジングは、前記マウスピースの軸部と押し込み接続を形成するソケットを含んでもよい。別の実施形態において、前記マウスピースおよび前記ハウジングは、差し込み接続によって接続される。或いは、前記マウスピースおよび前記ハウジングは、ねじ込み接続によって接続される。
必要に応じ、前記マウスピースおよび前記ハウジングは、互いに回転可能に接続される。
以下に、本発明の実施形態が、添付図面を参照して単なる例示の方法で説明される。
本発明の投与装置の第1実施形態が図1ないし17に示されている。この実施形態は、再利用可能な装置に特に適している。図1に示すように、投与装置は、投与されることになる薬または他の物質を収納する加圧された投与容器を収容するアクチュエータ1を備えている。アクチュエータ1は、前部ケース2、後部ケース3、マウスピース4およびダストキャップ5から形成されるハウジングを有している。
図2に示すように、前部キャップ2は、後部壁19から延びる2つの側壁18を有する略溝型を有する本体部12を有する。前部ケース2の内部には、前部ケース2と一体形成され、かつ、アクチュエータ1の他の構成部材が組立の際に固定されるシャシ16が設けられている。シャシ16の一部は、その使用については後述されるキャニスターシートガイドレール11を形成する。前部ケース2の一端部には、ヒンジの第1の部分13が設けられている。側壁18には、前部ケース2の長さのほぼ中央に2つの孔10が形成されている。前部ケースは、図1に示すように、LCDスクリーン15を収納する孔を有している。図13に示すように、前部ケース2には、その使用について後述されるデータポート14が設けられてもよい。
後部ケース3は、一端部に頂部20と、他端部に図10に示す円錐形部25で終わっている軸部24とを有する本体部21を備えている。軸部24上またはその近傍には、ヒンジの第2の部分22が設けられている。組立の際、ヒンジの第1の部分13とヒンジの第2の部分22とが互いに組み合わされて、前部ケース2と後部ケース3とが一緒に回転可能に連結される。ヒンジの第1の部分13および第2の部分22は、ボルト等によって永久的に一緒に回転されるのが好ましい。後部ケース3の頂部20には、複数の空気入口穴26が設けられている。頂部20の内面には、図7に最もよく示されるように、固定凹部23が設けられている。
マウスピース4は、前部ケース2および後部ケース3に対して着脱可能である。本発明に関し、前部ケース2および後部ケース3は、図10,12,13に示すように、ハウジングからマウスピース4が取り外されても投与容器100およびトリガー機構を収容するハウジングの内部が露出しないように形成されている。とりわけ、これは、加圧された投与容器100の取り出しやハウジング内部への他の部材の挿入を防止し、これにより、容器との、特にバルブ軸との干渉を防止する。マウスピース4を取り外すと、バルブ軸の押下またはユーザインターフェースの操作のいずれによっても投与容器を駆動することができない。取り外し可能なマウスピースは、装置の電子部品を水に対して露出させる危険なしに、さらに容易に洗浄できる。加えて、もし、装置が他のユーザによって続けて使用されるとき、マウスピースだけを取り替えてもよい。マウスピース4は、ほぼ横方向に向いたマウスピース出口31と、後部ケース3の軸部34と組み合わされる際に接続されるソケット34とを形成する本体30を有する。前記接続は、押し込み、差し込み、ねじ込み等によるものであってもよい。マウスピース4の内部には、アクチュエータ1内に収容される加圧された投与容器のバルブ軸を使用の際に収納する、または、それ自身が加圧された容器100のバルブ軸を収容する後部ケース3の中に形成した溝に連通する、バルブ軸収納ブロックが設けられている。バルブ軸ブロックは、従来からの方法でマウスピース4の出口31に向けて加圧された投与容器から投与される薬を向けるための穴を有している。
ダストキャップ5は、マウスピース4の出口31と、好ましくは使用時にユーザの口が接触するマウスピース4の領域とを収納して覆うように形成されたマウスピースカバー40を有している。さらに、ダストキャップ5は、マウスピースカバー40から延びて先端部に2つの内向きボス42が設けられた2つの伸長したアーム41を有している。ボス42は、カム面を形成する非円形形状を有している。あるいは、各ボス42に、第2実施形態を参照して後述する偏芯して配置されたペグを設けてもよい。ダストキャップ5は、孔10にボス42を挿入することにより、前部ケース2に組み付けられる。
アクチュエータ1には、前部ケース2のシャシ16に接続されたPCB(プリント回路基板)6が設けられている。PCB6には、幾つかのスイッチ93、バッテリ94、コントロールプロセッサ95およびLCD15が設けられている。
アクチュエータ1には、さらに、マウスピース4から離れたアクチュエータ1の端部に収容されたトリガー機構7が設けられている。トリガー機構7は、キャニスターシート50、板ばね60、固定モータ70、羽根74、シュートボルト80およびシュートボルトスライド89を備えている。
キャニスターシート50は、ほぼ円形状の横方向プラットフォーム52と、プラットフォーム52から上方に延びた細長いビーム51とを有している。横方向プラットフォーム52には、直立したフック53と、ばね座54を形成する皿状部とが設けられている。キャニスターシート50は、さらに、横ガイド壁55を形成する2つのフランジを有する。キャニスターシート50は、キャニスターシートガイドレール11と共にスライド取付部を形成する細長いビーム51をアクチュエータの前部ケース2内にスライドさせて入れ込むことで組み付けられる。キャニスターシート50の横ガイド壁55とガイドレール11は、キャニスターシート50が前部ケース2内において軸方向にだけ移動可能にすることを保証するものである。板ばね60は、キャニスターシート50と2つの前部ケース2のシャシ16に設けられた2つの当接面56との間の所定位置に保持される。板ばね60は、マウスピース4に最も近い前部ケース2の端部に向かってキャニスターシート50を押すように作用する。
スリップフック63は、回転軸64から延びる細長いアーム65を有している。細長いアーム65は、回転軸64の近傍に弓形部66を有する。スリップフック63はまた、図3に最も良く示されるように、細長いアーム65により回転軸64の対向面に形成された捕捉面67の形状をなす回り止めを有している。回転軸64を中心とする細長いアーム65の先端部69の動作線と垂直方向に測定される細長いアーム65の先端部から回転軸64までの距離は、回転軸64を中心とする捕捉面67の動作線と垂直方向に測定される捕捉面67から回転軸64までの距離の何倍もある。
スリップフック63は、図3に示すように、時計回り方向および反時計回り方向のいずれにも自由に回転可能である。
固定モータ70は、従来からの設計による回転可能なリードねじ71を有する。
羽根74は、前部ケースシャシ16に接続される回転点77を中心に回転する固い構造物からなる本体部75を有する。羽根74の下面には、その使用について後述される柔軟なプラスチックばね76が設けられている。
シュートボルト80は、雌ねじ穴(図示せず)をもつ軸81と、軸81から延びてその先端部に複数のスイッチカム84をもつ細長い部材82とを有する。また、軸81から羽根74に向かって横アーム83が横方向に延びている。
シュートボルトスライド89は、前部ケース2のシャシ16に固定的に保持され、組立の際にシュートボルト軸81がスライド挿入されて収容される。
トリガーキャップ61が前部ケース2に取り付けられている。トリガーキャップ61は、複数の空気入口62を有している。トリガーキャップ61は、前部ケース2と後部ケース3とが分離されたときでも、トリガー機構7を覆っている。なお、図3に示すように、トリガーキャップ61の空気入口62は、トリガー機構7をいじるために空気入口を介してアクチュエータ1の内部に他の物を挿入されるのを防止するように、後部ケース3の空気入口26に対してずらしてある。
図3は、トリガー機構と、アクチュエータ1の内部に収容された加圧された投与容器100から投与されることになる1服のために準備ができたトリガー機構7に組み合わされた状態にあるアクチュエータ1の上端部とを示す。加圧された投与容器100は、典型的には、内部ばね力をもつ計量バルブを有するタイプのものである。図3に示す位置において、板ばね60は、ばね座54と当接面56との間で圧縮され、これによりキャニスターシート50をマウスピース4に向かって下方に押すように作用する。キャニスターシート50の移動は、スリップフック63の捕捉面67にフック53が係合することによって防止される。羽根74の本体75は、トリガーキャップ61の空気入口62に近接して位置する。羽根74の柔軟なプラスチックばね76は、前部ケース2のシャシ16に対して係合して、空気入口62に接近するように上方へ軽い力で羽根74を押している。
1服分を投与するために、ユーザは、まず、ダストキャップ5を上げた位置に回転させて開いてから、口でマウスピース出口31をくわえて吸入する。吸入は、空気入口穴26からマウスピース出口31へのアクチュエータ1内部を通る空気流を発生させる。図4に見られるように、この空気流は、柔軟なプラスチックばね76の付勢力に抗して羽根74を時計回り方向に回転させることになる。羽根74の回転は、回転点77に最も近い羽根74の端部から、スリップフック63の細長いアーム65の先端部69を係合解除し、その結果、スリップフック63は捕捉面67へのフック53の引っ張りにより図5に示すように時計回り方向に回転する。同時に、スリップフック63の回転は、スリップフック63の捕捉面67から、キャニスターシート50のフック53を係合解除させる。その結果、キャニスターシート50は、板ばね60の作用によって、マウスピース4に向かって下方へ移動が自由になる。キャニスターシート50は加圧された投与容器100を圧迫し、これによりキャニスターシート50の下方への移動が加圧された投与容器100をマウスピース4に向けて移動させる。その結果、加圧された投与容器100の内部計量バルブが作動し、1服分の薬がバルブ軸ブロックを通って加圧された投与容器から出て、マウスピース出口31から投与される。この作動位置において、横ガイド壁55の端部がダストキャップ5のボス42のカム面に係合して止まる。
図6に示すように、アクチュエータ1は、マウスピースカバー40がマウスピース4を覆う閉じた位置にダストキャップ5が回転されることによって、各投与後にリセットされる。ダストキャップ5に回転は、ボス42を孔10内で回転させる。ボス42は横ガイド壁55の端部と係合しているので、ボス42の回転は、キャニスターシート50をアクチュエータ1の内部で図3に示すような初期位置に戻し上げるように作用する。ボス42のカム面は、キャニスターシート50を上方へ少し持ち上げ過ぎるように形成されており、これによりキャニスターシート50が上方へ移動するとき、フック53の端部がスリップフック63の弓形部66に接触してスリップフック63を反時計回り方向に回転させ、それから僅かに下降してフック53を捕捉面67に再係合させる。弓形部66は、フック53の垂直上方移動がスリップフック63を反時計回り方向に滑らかに回転させるように形成されている。また、キャニスターシート50の上方移動は、次の1服の投与の準備のために板ばね60を圧縮する。キャニスターシート50はアクチュエータ1の内部で上方へ移動するとき、加圧された投与容器100もまた、図3に示す投与位置へ容器の計量バルブの内部ばね力によって上方に移動する。
図7ないし10は、アクチュエータ1の動作を固定するためにアクチュエータ1を固定および固定解除する手段と、ハウジングに対して加圧された投与容器100を挿入および取り出しする手段とを示す。図7に示すように、固定状態では、シュートボルト軸81の上端部85が後部ケース3の頂部20の内面にある固定孔23に係合して、前部ケース2と後部ケース3とが分離するのを防止している。また、横アーム83の先端部が羽根74の下面に係合して、これにより羽根74の時計回り方向の回転を防止してアクチュエータ1の作動を防止している。シュートボルト80は、作動の際にシュートボルト軸81のねじ穴に螺合するリードねじ71を回転させる固定モータ70によってこの位置へと上方に移動され、これによりシュートボルト80が全体としてシュートボルトガイド89内で図7の固定位置に上方へ移動する。
アクチュエータ1の準備状態が図8に示される。この状態では、上述したような1服の製品の投与は行い得るが、前部ケース2と後部ケース3の分離はできない。この位置において、シュートボルト軸81の上端部85は、後部ケース3の固定凹部23になお係合しているが、シュートボルト80は、横アーム83の先端部が羽根74から係合解除されるのに十分な程度に下方に移動しており、これによりフック53がスリップフック63から係合解除して羽根74の十分な時計回り方向の回転が可能になる。
図9は、後部ケース3を前部ケース2から分離できるアクチュエータ1の固定解除状態を示す。この状態では、シュートボルト80は、固定モータ70の作動によって、その上端部85が固定凹部23から係合解除する位置までさらに下方に移動している。図10に示す状態では、後部ケース3は、ヒンジ部13,22によって形成されるヒンジを中心として前部ケース2に対して後部ケース3を回転させることにより、開放されることができる。上述した準備位置および固定解除位置でのシュートボルト80の移動は、シュートボルト80上のスイッチカム84でPCB6上の1つ以上のスイッチ93を作動させる。これにより、コントロールプロセッサ95は、シュートボルト80の位置を決定できる。図15に示すように、トリガーキャップ61はトリガー機構7の可動部材をなおも覆って、トリガー機構7の損傷または干渉を防止するのが好都合である。アクチュエータ1を固定する能力は、ハウジングからの加圧された投与容器の取り出しが工具の使用のような過度の力で行われることを防止する、安全で丈夫な装置を提供する。
シュートボルト80は、服用が要求される前に、図7の固定位置から図8の準備位置へ速やかに移動されるのが好ましい。その結果、装置は、固定状態ではなくなる。後述するように、装置は、安全パスコード装置を備え、安全パスコードが入力された後にだけシュートボルト80が準備位置に移動されることが好ましい。
固定モータ70は、シュートボルト80の正確な移動を可能にすることが好都合である。特に、開放位置および閉鎖位置だけが可能なソレノイドによる場合とは異なり、シュートボルトの行程の両端間の中間位置が可能である。このように、シュートボルト80および固定モータ70は、ハウジングの固定と、トリガー機構7の動作の固定との両方の機能を実行するのに使用できる。また、固定モータ70は、固定のためのソレノイドの効力を低下させるものとして知られている衝撃荷重、加速度、磁気的干渉などに対する高い抵抗力がある頑丈な機構である。さらに、固定モータ70は、ソレノイドのような電磁装置に比べて作動に非常に小さい電力を必要とするだけである。
図11ないし15は、実際にどのようにして加圧された投与容器100を交換するかについて示す。図11に示す初期位置から、まず、ダストキャップ5が図12に示すような開放位置に上方へ回転され、軸部24からソケット34を係合解除することによってマウスピース4が取り外される。USBケーブルまたはRS232コネクタなどのインターフェースリード線110が前部ケース2のデータポート14に接続される。これにより、アクチュエータPCB92のコントロールプロセッサ95とハンドヘルドコンピュータやパソコン(PC)などの外部プログラム装置との間で操作可能な接続が確立される。それから、ソフトウエアプログラムが外部プログラム装置で実行され、インターフェースリード線110を介してコントロールプロセッサ95との間で指令および情報が送受信される。加圧された投与容器100を取り出しまたは挿入するために、ソフトウエアは、コントロールプロセッサ95に、軸81の上端部85が固定凹部23から係合解除された図9に示す固定解除状態にシュートボルト80を下方移動させるように指令する。その後、後部ケース3が図14に示すように前部ケース2から分離されることができ、加圧された投与容器100の取り出しおよび挿入が行われる。そして、アクチュエータ1が閉じられる。それから、ソフトウエアは、シュートボルト80を固定位置に戻すように指令する。そして、インターフェースリード線110が取り外される。医療従業者によって行われることが好ましい投与容器100の挿入および取り出しの手順やインターフェースリード線110のデータポート14への接続の際に、コントロールプロセッサ95は、次の投与サイクルのためのアクチュエータ1の作動方法を変更するように、外部プログラム装置から指令を受けてもよい。これは、次に製品が異なる方法で投与される場合、または、アクチュエータ1が異なる処方箋の要求に応じて異なるユーザによって使用される場合に、有用である。また、コントロールプロセッサ95のメモリ内に蓄積された情報は、分析のために外部プログラム装置にダウンロードされてもよい。この情報は、アクチュエータによって投与された服用の数および時間、処方された服用の種類へのユーザの適応性、アクチュエータ1の動作エラーに関する情報などの事項に関連してもよい。外部プログラム装置で実行されるソフトウエアは、承認された医療従業者または他の専門の人に対する上記手順を実行するための指令を含むのが好ましい。
図16,17は、前部ケース2および後部ケース3の開放を固定するための別の機構を示す。後部ケース3および羽根74と連係するために使用されるシュートボルト80に代えて、図16に示すような回転ワイパ115が設けられている。回転ワイパ115は、固定モータ70によって回転駆動される共通回転シャフト118にいずれも依存した羽根アーム116および固定アーム117を有する。回転シャフト118は、それ自体が、固定モータ70の回転可能な部材であることが好ましい。図16に示すように、羽根アーム116は、先端部が羽根74の下面に係合することで、羽根74の回転を防止してアクチュエータ1の作動を固定するように、回転可能である。羽根アーム116は、図17に示すように、コントロールプロセッサ95の制御によって、羽根74との係合が解除された位置に回転され、これにより羽根74がユーザの吸入によってスリップフック63から係合解除されるように回転可能になり、上述したような投与が可能になる。
図16に示される固定アーム117は、固定凹部119に係合または係合解除するように移動可能である。上記の実施形態と同様に、固定凹部119内の固定アーム117は、前部ケース2および後部ケース3の分離を防止する。
本発明にかかる投与装置の第2実施形態が図18ないし20に示される。この実施形態は、空になった加圧された投与容器100を交換することを意図しない使い捨ての装置に特に適している。第2実施形態の構成部材の多くは、第1実施形態を参照して上述したものと同じか類似する。同様の構成部材には同一符号を付して、共通する特徴については詳細には説明しないこととする。
図18に示すように、アクチュエータ1は、前部ケース2、後部ケース3、マウスピース4およびダストキャップ5を備えている。第2実施形態では、マウスピース4は、分離して取り外しできる構成部材としては形成されておらず、後部ケース3と一体になっている。しかし、本発明に従って、マウスピースは、上述のような取り外し可能なように形成できる。ダストキャップ5もまた第1実施形態に比べると簡略化されており、図19,20に示すように、後部ケース3のマウスピース端部に形成された孔126にボス125が係合することによって後部ケース3に対して回転可能に接続されたマウスピースカバー部40を有している。各ボス125には、偏芯して配置されたペグ127が設けられている。しかし、第1実施形態を参照して説明したのと同様に、カム面が代わりに用いられてもよい。
図20に示すように、アクチュエータ1は、キャニスターシート50、板ばね60、PCB92、シュートボルト80、スリップフック63および固定モータ70を備えている。また、アクチュエータは、使用時に加圧された投与容器100のバルブ軸端部に係合するキャニスターリセットシート130を備えている。キャニスターリセットシート130は、加圧された投与容器100のフェルール132に係合する環状部材131と、環状部材131からマウスピース4に向かって延びる2つの細長いアーム133とを有する。
1服の薬を投与するためのアクチュエータ1の第2実施形態の動作は、第1実施形態を参照して説明したのと同様である。作動時、細長いアーム133の先端部が、ダストキャップ5のボス125のペグ127に当接するように、アクチュエータ1内部で下方に移動する。また、第1実施形態を参照して説明したのと同様に、アクチュエータ1の動作を固定するとともに前部ケース2と後部ケース3との分離を防止する手段が設けられてもよい。しかし、各投与の後にアクチュエータ1をリセットする手段は、上述したものとは異なる。第2実施形態では、装置のリセットは、ダストキャップ5の回転によって達成される。開放位置からマウスピース4を覆う閉じ位置へのダストキャップ5の回転は、ボス125を後部ケース3の孔126内で回転させる。その結果、ボス125上のペグ127が、後部ケース3内の下方位置から上方位置へ移動する。ペグ127はキャニスターリセットシート130の細長いアーム133の先端部に係合しているので、ダストキャップ5の回転は、板ばね12の付勢力に抗してアクチュエータ1の内部でキャニスターリセットシート130とその結果として加圧された投与容器100とを上方へ移動させて、キャニスターシート50のフック53をスリップフック63の捕捉面67bに再係合させる。
他の点では、アクチュエータ1の第2実施形態は、第1実施形態を参照して説明したのと同様に動作する。
図21−1および図21−2は、アクチュエータ1のLCDスクリーン15に表示され、操作ボタン17を介してアクセスおよび操作されるユーザインターフェースを概略的に示す。ユーザインターフェースは、1つの操作ボタン17だけを使って操作およびアクセスされるのが好都合である。LCDスクリーン15は、ボックスA内に示されるように、複数のアイコン135と英数字ブロック136とを含む。これらは、アクチュエータ1のユーザに主題の情報を表示するために、変化する組み合わせで照明されてもよい。LCDスクリーン15は、例えば、アクチュエータ1がしばらく使用されていない待機モードではボックス1に示すような空白として見える。ダストキャップ5が閉じ位置にある状態で操作ボタン17が押されると、LCDスクリーン15は照明されて、ボックス2に示される投与のために直ちに利用可能な服用数を表示する。そして、LCDスクリーン15は、一定時間間隔で、または、操作ボタン17がさらに押されたときに画面が変わり、ボックス3に示すように最後の服用からの経過時間を表示し、それからボックス4に示すように加圧された投与容器100内に残る総服用数を表示する。その後、LCDスクリーン15は、ボックス1の待機モード表示に戻る。
待機モードから、ダストキャップ5が開かれると、LCDスクリーン15は、アクチュエータ1の状態に応じて2つのスクリーンのうちの1つを表示する。例えば、ユーザが先の服用を近時に投与してしまってさらなる服用がまだ許可されていないために現在服用できない状態にあれば、ユーザに警告を指示するボックス6が表示されてから、次の服用が可能になるまでの残り時間を示すボックス7が表示される。それから、表示は、ボックス1の待機モードに戻ってもよいし、または、最後の服用からの経過時間および加圧された投与容器100内に残る総服用数を示すボックス3および4の表示に変わってもよい。あるいは、ダストキャップ5が開けられたときに1服の投与が直ちに可能であれば、投与が行われる前にユーザによってパスコードが入力されることを要求することを指示するボックス8が表示される。ユーザによって正しいパスコードが入力されると、表示はアクチュエータ1が固定解除されたことを示すボックス10に変わり、その後、直ちに投与可能な服用数(この例では「2」)を示すボックス11の表示に切り替わる。上述したような方法でユーザによって1服が服用されると、ボックス12に示されるように、直ちに利用可能な服用数を「1」に減少させる。このとき、ユーザは、上述したように装置をリセットするために、ダストキャップ5を閉じなければならない。また、このときLCDスクリーン15はボックス1の待機モード表示に戻る。あるいは、1服の服用が行われたときにアクチュエータ1は加圧される容器が空であると判断したなら、この情報がユーザに表示され、アクチュエータ1は補充のために承認された医療従業者に戻されなければならない。
パスコードを入力する1つの方法がボックス8Aないし8Cに示される。3または4ディジットの英数字コードが1回に1ディジットずつ入力される。1つの操作ボタン17による操作を可能にするために、ボックス8Aに示されるような表示が第1ディジット用に可能性のある英数字を自動的に循環する。そのとき、ユーザは、ボックス8Bに示すように正しい英数字が第1ディジットとして表示されたときに、操作ボタン17を押す。それから、表示は、ボックス8Cに示すように全てのコードが入力されるまで、第2ディジットから第4ディジットまでの利用可能な英数字を順次に循環する。
パスコードを入力する別の方法は、ユーザ自身が可能性のある英数字を循環させることである。この方法では、第1ディジットを最初として、操作ボタン17の各押下によって表示される文字が変わる。正しい文字が表示されたときに、ユーザは、例えば1秒間のような一定時間だけボタンを押し続けて選択を行い、次に同様にして第2ディジットを選択するというようにして、全てのコードを入力する。
正しくないコードが入力されると、表示はボックス9に示すように照明されて、エラーが発生したことを示す。正しいコードを入力するために、ユーザには、2回または3回の試行が許容されるのが好ましい。所定回数の試行の後に正しいパスコードがなおも入力されていなければ、アクチュエータ1は固定状態を維持し、表示がボックス1の待機モードに切り替わる。
また、LCDスクリーン15は、アクチュエータ1の動作に関する他の情報も表示できる。特に、ボックス13に示すように、表示は、例えば不完全なバルブ移動のために、加圧された投与容器100の動作が有効でなかったことを示すように照明されることができる。さらに、表示は、アクチュエータ1に例えば固定モータ70の故障のような電気機械的な故障があった場合にボックス14に示すような一般的故障表示を示すことができる。
ボックスBに示すように、表示部15は、PCB92の内部バッテリが枯渇に近づいたことを示してもよい。しかし、この情報は、加圧された投与容器100を挿入する際に承認された医療従業者に対してだけ表示されるのが好ましい。アクチュエータ1および外部プログラム装置のソフトウエアは、加圧された投与容器100内に収容されているすべての服用量を投与するのに十分な電力をバッテリ94が有しているかどうかを判断できることが好ましい。その判断は、残りの電力を確認するためにバッテリ94に応答要求信号を送信することによって行われてもよいし、または、バッテリ94の使われ方を蓄積して記録し、分析することによって行われてもよいし、または、これらの方法の組み合わせによって行われてもよい。使われ方を蓄積して記録することを選択する場合、固定モータ70の駆動数および/またはLCD表示部15の駆動総時間に関する情報を蓄積するためにコントロールプロセッサ95のメモリが使用可能である。その後、この情報は、バッテリ94の初期電力容量または定格が分かっているので、バッテリ94に残っている電力を使い尽くすために使用可能である。
ボックスCに示すように、表示部15は、加圧された投与容器100において残り服用量が少なくなったことを示す、好ましくは発光モードのアイコンを表示してもよい。
また、LCDスクリーン15の視覚的表示は、装置の状態をユーザに知らしめるために、ブザー音、ビープ音またはこれらの組み合わせのような音信号、または、振動のような触覚信号を伴うように、置き換えられてもよい。
コントロールプロセッサ95およびLCD表示部15は、特定の時間および/または個々の駆動間の時間間隔に関して駆動の数を調整することによって、アクチュエータの動作を制御するために、一緒に使用されてもよい。1つの例として、コントロールプロセッサ95は、所定数の駆動が「ローリング(rolling)」時間間隔の間で実行可能なようにプログラムされてもよい。例えば、24時間の間で3回の駆動が許容されるようにしてもよい。24時間の「ローリング」時間帯は、最初の駆動が行われたときに開始する。その後、24時間以内でさらに2回の駆動が可能である。換言すれば、最初の駆動から24時間は4回目の駆動ができない。時間帯は、2回目の駆動から24時間は5回目の駆動ができず、3回目の駆動から24時間は6回目の駆動ができない等の「ローリング」時間帯である。ローリング時間枠を用いることによって、装置は、一定時間枠間の移行点(transition point)でユーザが過度に服用するのを防止する。例えば、ユーザは、24時間で6回の投与となる、最初の24時間の終わり近くで3回服用して次の連続する24時間の始め近くで3回服用することが防止される。上述した動作の利点は、24時間内での各駆動の正確なタイミングがユーザによって決定され得ることである。これは、ユーザに累積的な効果をもたらす、各服用の正確なタイミングが特定の時間にわたって投与される薬の総量よりも重要でない薬について有効である。ユーザがいつ服用するかを自分自身で判断できることによって、アクチュエータ1は、ユーザの要求により適した柔軟な投与パターンを可能にする。各時間帯における可能な服用数および時間帯の長さは、各ユーザの処方箋による要求に応じて変えることができ、上述した数字は単なる例示である。
別の例として、コントロールプロセッサ95は、例えば4時間の最小時間間隔の後だけに駆動が可能になるようにプログラムされてもよい。この動作モードは、上述した「ローリング」時間帯とは別に用いられてもよいし、あるいは、それと組み合わせて用いられてもよい。組み合わせであれば、コントロールプロセッサ95は、例えば、24時間内で3回の駆動を可能にするとともに1時間以内に2回は服用できないようにできる。これは、処方計画の非常に大きな柔軟性および管理を提供するものである。
また別の例では、コントロールプロセッサ95には、内部時間または実時間を計時するクロックが設けられている。コントロールプロセッサ95は、クロックによって判断される1日または他の一定時間間隔で設定された服数の投与が可能なようにプログラムされている。これにより、服用のタイミングは、先の服用タイミングに依存する相対的時間測定ではなく、絶対的な時間計測によって決定される。この動作モードは、1日以上おきの一定間隔で処方される薬には好都合である。また、実時間クロックは、使用期限が過ぎてしまった後は薬が使用されないことを保証するために使用されてもよい。使用期限情報は、加圧された投与容器の挿入時に外部プログラム装置によってコントロールプロセッサに入力されることができる。
さらに、コントロールプロセッサ95は、特定の時間にユーザに服用を促すように使用されてもよい。その促しは、LCD15の視覚的信号、音警告、振動等の刺激的警告、またはこれらの組み合わせの形態をとってもよい。前記促しは、最良の時間にユーザに服用を気づかせることによって、ユーザの処方箋摂生を補助するために使用できる。しかしながら、この促しシステムは、上述した動作モードと組み合わされてもよい。このように、前記装置は、時間期間内での服用タイミングに柔軟性を持たせるために「ローリング」時間帯モードを使用する一方、所定の時間に服用することをユーザに推奨することができる。
図22ないし31は、1服の薬の投与後に加圧された投与容器100から駆動力を自動的に除去するために、上述したアクチュエータ1のいずれかの実施形態に組み込まれてもよい機構を示す。これは、1服の投与後にダストキャップ5が開放位置のままにされた場合に上述した未改良の実施形態において発生し得る問題を解消するのに有用である。上述した未改良の実施形態では、板ばね60の付勢力が加圧された投与容器100にキャニスターシート50を介して作用し続け、駆動位置にある加圧された投与容器100の内部計量バルブによって加圧された投与容器100が押し下げられた状態に維持される。内部計量バルブは、駆動位置にある加圧された投与容器100の外部から製品を分離するためのシールを含んでいるが、これらのシールは時の経過につれて薬および/または加圧ガスの漏れを引き起こすことがあることが知られている。その結果、後述する本発明の機構は、ダストキャップ5が開放位置のままにされた場合でも、加圧された投与容器100から付勢力を自動的に除去できるようにするのに好都合である。
図22ないし36に示すように、加圧された投与容器100から付勢力を除去する機構は、改良されたキャニスターシート50、板ばね60に代わる2つのコイルばね140、ならびに、保持部材141および一対のトグル150の追加構成部材を備えている。図22ないし36に示すように、改良されたキャニスターシート50は、互いに正反対で対向する2つの直立ガイドアーム145を有する。保持部材141は、アクチュエータ1の内部に収納され、改良されたキャニスターシート50に対してスライド移動可能である。一対のコイルばね140は、改良されたキャニスターシート50と保持部材141の横プラットフォーム144の下面に設けられた2つのばねシート142との間に配置されている。横プラットフォーム144の上面は、その使用については後述される2つのトグル捕捉面143を形成する。
一対のトグル150は、アクチュエータ1のシャシ16に回転可能に取り付けられている。1服の薬を投与するための準備位置にある機構では、図22に示すように、当初は、コイルばね140の付勢力によるトグル150の回転が、改良されたキャニスターシート50のガイドアーム145との接触によって防止される。
図22の位置で、コイルばね140は、保持部材141と改良されたキャニスターシート50との間で圧縮される。トグル150は、保持部材141のトグル捕捉面143と係合して、改良されたキャニスターシート50から離れる方向の保持部材141の上方移動を防止する。キャニスターシート50および加圧された投与容器100の下方移動は、上述したようにフック53がスリップフック63に係合することによって防止される。また、図22に示すように、シュートボルト80は羽根74に接触する横アーム83によって固定位置にあって、アクチュエータ1の作動を防止する。
図23は、横アーム83が羽根74との係合が解除された固定解除状態にあるトリガー機構を示す。このとき、保持部材141、トグル150および改良されたキャニスターシート50の位置は、変わっていない。
図24は、ユーザによる吸入が開始されて、羽根74が時計回り方向に回転することで、スリップフック63の細長いアーム65の先端部69から羽根74が係合解除される時点を示す。その結果、図25に示すように、フック53はスリップフック63の捕捉面67から解放され、改良されたキャニスターシート50および加圧された投与容器100は、上述したように1服の薬を投与するためにマウスピース4に向かって下方に移動する。同時に、改良されたキャニスターシート50の下方移動は、図25に示すように、トグル150の外面との係合を解除するように改良されたキャニスターシート50のガイドアーム155を移動させる。これにより、トグル150は、保持部材141のトグル捕捉面143との係合が解除されるようにトグル150が移動した図25に示す位置へ、改良されたキャニスターシート50を介して作用するコイルばね140の付勢によって回転自由となる。その結果、保持部材141は、図26に示すように、2つのトグル150間を通過する横プラットフォーム144と共に、コイルばね140の作用によって、後部ケース3の頂部20に向かってアクチュエータ1内で上方へ移動自由になる。保持部材141が上方へ移動することで、横プラットフォーム144が図27に示すようにトグル150を通過する。同時に、保持部材141の上方への移動は、改良されたキャニスターシート50からコイルばね140の付勢力を除去するのに十分であり、これにより改良されたキャニスターシート50および加圧された投与容器100が加圧された投与容器100の内部ばね力によってアクチュエータ1内で上方へ移動して戻ることを可能にする。改良されたキャニスターシート50の上方移動は、図27に示すように、ガイドアーム155をトグル150に接触させて、図28に示す初期位置にトグル150を回転させる。また、改良されたキャニスターシート50の上方移動は、上述した方法でフック53をスリップフック63に再係合させる。これにより、このときにアクチュエータ1のダストキャップ5がなお開放位置にあっても、加圧された投与容器100は図28に示すように無負荷で駆動されていない状態に戻ることができる。その結果、内部計量バルブの出口シールを介しての容器100からの薬および/または高圧ガスの漏れが防止される。
前記機構は、ダストキャップ5を閉じることによってリセットされる。後述するように、ダストキャップ5の回転は、マウスピース4に向かってアクチュエータ1内で保持部材141を下方に移動させ、図29に示すように横プラットフォーム144がトグル150間で下に引っ張られる。これにより、トグル150が回転して、各トグル150の直下に配置された小さい板ばね148に接触して撓ませる。保持部材141の横プラットフォーム144がトグル150を通過すると、トグルは、図30に示すように板ばね148によって元の向きに戻る。ダストキャップ5の回転の最終部分は、保持部材141がばね140の付勢によって僅かに上方へ移動することを可能にし、その結果、トグル150は横プラットフォーム144のトグル捕捉面143に再係合する。この位置において、図31に示すように、アクチュエータ1は次の投与サイクルの準備が整う。
保持部材141を図28に示す位置から図31に示す位置まで下方へ移動させる機構について、これから説明する。図32ないし35は、ダストキャップ5を閉じることによって保持部材141およびトグル150がどのようにしてリセットされるかをより明白に示す(明瞭化のために加圧された投与容器は省略してある)。図32に示すように、保持部材141は、アクチュエータ1の内部で下方に延びる下部アーム147をさらに有する。各アーム147は、ダストキャップ5のボス42上に設けられ、かつ、前部ケース2に形成された孔10を介してアクチュエータ1内部に突出するカム152に係合する孔149を有する。
各下部アーム147の孔149は、ほぼ矩形状をなすが、図32に示すようにダストキャップ5が閉じ位置にあるときにカム152がその中に入り込むことができる凹部153が設けられている。図33は、開放位置に回転されたダストキャップ5を示すとともに、カム152が下部アーム147に対して上方へ移動し、凹部153から係合解除されて孔149に沿って途中まで移動している状態を示す。上述したようにこの位置で、保持部材141は、トグル150の作用によってのみ所定位置に保持される。図34は、ダストキャップ5がなお開放位置にある1服の投与直後のアクチュエータ1を示し、図28の位置と同じである。このとき、カム152は下部アーム147とまだ係合していない。しかし、図35に示すように、ダストキャップ5が閉じ位置に回転されると、カム152は下部アーム147に係合して下部アーム147を移動させ、これにより保持部材141の他の部分も下方へ移動する。下部アーム147の凹部153の存在は、トグル150を横プラットフォームのトグル捕捉面143に再係合可能にするために、ダストキャップ5が上述した閉じ位置にちょうど来たときにアクチュエータ1内で保持部材141が少し上方へ戻るのを可能にするものである。また、凹部153は、ダストキャップ5の開放に小さい抵抗を与える積極的閉鎖(positive closure)をダストキャップ5に提供する。これは、ダストキャップ5を確実に閉じ位置に保つために有用である。
なお、ダストキャップ5が開放位置にあるときに加圧された投与容器100からバルブ荷重を除去するためのここに説明した機構は、上述したアクチュエータ1の第1および第2実施形態に適用されてもよいし、ユーザの吸入によって作動するトリガー機構7を組み込んでいるか否かにかかわらず他のアクチュエータにも適用されてもよい。
図37ないし41は、加圧された投与容器100のバルブから荷重を除去するための別の機構を概略的に示す。前記機構は、上述したようにスリップフック63によって保持および解放される第1の部分50と、加圧された投与容器100に固定される第2の部分510とからなるキャニスターシートを有する。キャニスターシートの第1および第2の部分50,510は、互いに対してスライド移動可能であり、加圧可能なチャンバ511を共同して形成する。チャンバ511には、フラップバルブ513によって閉鎖可能な孔512が設けられている。図37は、吸入前の静止位置にあるときを示す。吸入によって羽根が回転し、これによりキャニスターシートの第1の部分が解放されて、板ばね60の作用によって下方に移動する。空気は、フラップバルブ513があるために孔512から急速に逃げることはできない。その結果、力がキャニスターシートの第2の部分510に伝達され、加圧された投与容器100が下方に移動して作動される。第1の部分50のストロークの下方端部でフラップバルブ513は、図39に示すように、リセットスリーブ500に接触して持ち上げられる。このとき、チャンバ511内の加圧された空気が孔512を介して急速に逃げ、これにより第1の部分510および加圧された投与容器100が容器の内部計量バルブの付勢によって上方に移動することが可能になる。このとき、容器100から荷重が除去される。前記機構は、図37に示す位置にリセットスリーブ500および第1の部分50を持ち上げて戻すようにカムを介してリセットスリーブ500に作用するダストキャップを閉じるように回転させることによってリセットされる。なお、孔512は、空気流およびフラップバルブ513を制限するような大きさに形成されてもよい。動作において、トリガー機構の始動時に、空気がチャンバ511から急速に逃げることができないために、力が第2の部分510に伝達される。しかし、作動の後に空気が孔512から逃げることによって、上述したように荷重を除去することが可能になる。
図41は、本発明のアクチュエータ1に使用できる別のトリガー機構を概略的に示す。この例では、羽根74は、前記と同様に回転点77でシャシ16に接続されて設けられている。スリップフック63は、ほぼ水平に向いているとともに、回転点64を中心にシャシ16に対して回転される。上述したのと同様に、スリップフック63は、細長いアーム65と、キャニスターシート50のフック53を制止する捕捉面67とを有する。しかし、この例では、スリップフック63の細長いアーム65はほぼ水平に延びており、その先端部69が羽根74の下に延びるリンクによって制止されている。動作において、ユーザによる吸入時に、羽根74は、スリップフック63の先端部69との係合を解除するように羽根のリンクを回転移動させ、これによりスリップフック63は図41に見られるように時計回り方向に回転自由になって、捕捉面67からフック53が解放される。
図42は、本発明のアクチュエータ1に使用できるさらに別のトリガー機構を示す。図42に示す機械的構成は、羽根74がほぼ水平方向ではなくてほぼ垂直方向に向いている点を除いて、第1実施形態を参照して上述したのと同じである。また、スリップフック63は、ほぼ水平な準備位置に向いている。他の点では、トリガー機構の動作は、第1実施形態で説明したのと同じである。
図43は、またさらに別のトリガー機構を示す。この機構では、羽根174がアクチュエータ1のシャシ16に接続された回転点177を中心に回転可能に設けられている。羽根174は、くの字型形状(dog-legged configuration)を有するとともに、前記くの字の角に回転ペグ178が設けられている。フック163は、ペグ178に係合可能な改良されたキャニスターシート250に設けられている。図示する位置で、ペグ178は、キャニスターシート250の下方移動すなわちアクチュエータ1の作動を防止する。ユーザによる吸入時に、羽根174は、図43に見られるように反時計回り方向に回転され、これによりペグ178がフック163から係合解除するように移動して、改良されたキャニスターシート250がばね260の方向へ下方移動することができる。
図44は、キャニスターシート350に作用するコイルばね140によって加圧された投与容器100を付勢する、またさらに別のトリガー機構を示す。キャニスターシート350は、下部回転点352でリンク部材351に回転可能に接続されている。回転可能な羽根374は、アクチュエータ1のシャシ16に取り付けられた回転点353を中心に回転可能に設けられている。また、羽根374は、上部回転点354でリンク部材351に回転可能に接続されている。静止位置において、上部回転点354は、下部回転点352の中心を越えた位置、換言すれば図44に見られるように回転点353を通る垂直線の右側にある。吸入時に、羽根374は、ばね140が羽根の回転を加速させる垂直位置を通過して上部回転点354を移動させるように反時計回り方向に回転され、これによりキャニスターシート350および加圧された投与容器100が容器を作動させるように下方移動可能になる。
図45は、シャシ458上のボス452と羽根474上のボス454との間に張架されたばね440によって羽根474に回転可能に接続されたシャシ458を含む、またさらに別のトリガー機構を示す。羽根474は、回転点453を中心としてシャシに回転可能に接続されている。キャニスターシート450は、シャシ458を通って羽根474の領域に延びるフック459を有して設けられている。シャシ458はスライド移動可能な弾性バー481を収容する。弾性バー481は、キャニスターシート450の下方移動を防止するキャニスターシート450上の突出部482と係合する静止位置に弾性部483によって付勢されている。吸入時に、羽根474は、図45に見られるように時計回り方向に回転して、ばね440が羽根の回転を加速するボス454の中心を越えて移動する。羽根474の後部には、カム(図示せず)が設けられている。このカムは、羽根474の回転によってスライド移動可能な弾性部481を図45において左側に作動させ、これにより弾性部481が突出部482から係合解除されるように移動して、キャニスターシート450の下方移動および投与容器100の作動が可能になる。トリガー機構のリセット時に、キャニスターシート450のフック459が上方へ移動し、羽根474を初期位置に移動させる。羽根474には、トリガー機構が静止位置に到達するときにフック459が羽根474から外れるのを確実にするような形状に形成された孔477が設けられている。
上記実施形態において、トリガー機構7のリセットは、カム面の回転を生じさせるダストキャップ5の回転、あるいは、キャニスターシート50またはキャニスターリセットシート130の部分に係合するペグによって達成されるものとして説明された。しかし、トリガー機構7のリセットは、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、どのような手段で達成されてもよい。例えば、キャニスターシート50またはキャニスターリセットシート130は、軸方向スライダ、回転可能なレバー、キーによって動作するラックアンドピニオンなどの同等の機械的構成と置き換えられてもよい。
上記において本発明は、例示の方法で、ユーザの吸入によって作動する投与装置に適用されるものとして説明された。しかし、ハウジングを固定する手段、ユーザインターフェースおよびトリガー機構の動作を固定する手段などの本発明の態様は、吸入以外で始動する投与装置に使用されてもよい。また、本発明は、加圧された投与容器に関連して説明されてきたが、他の投与装置にも適用可能である。
本発明にかかる投与装置の第1実施形態の斜視図。 図1の装置の分解斜視図。 典型的な投与およびリセットのサイクルの際の装置を示す図1の装置の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルの際の装置を示す図1の装置の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルの際の装置を示す図1の装置の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルの際の装置を示す図1の装置の部分断面図。 固定、準備、固定解除および開放の各状態にある装置を示す図1の装置の部分断面図。 固定、準備、固定解除および開放の各状態にある装置を示す図1の装置の部分断面図。 固定、準備、固定解除および開放の各状態にある装置を示す図1の装置の部分断面図。 固定、準備、固定解除および開放の各状態にある装置を示す図1の装置の部分断面図。 装置内の加圧された投与容器の交換を示す装置の斜視図。 装置内の加圧された投与容器の交換を示す装置の斜視図。 装置内の加圧された投与容器の交換を示す装置の斜視図。 装置内の加圧された投与容器の交換を示す装置の斜視図。 装置内の加圧された投与容器の交換を示す装置の斜視図。 装置を固定する代替機構を示す装置の部分断面図。 装置を固定する代替機構を示す装置の部分断面図。 本発明にかかる投与装置の第2実施形態の斜視図。 図18の装置の分解斜視図。 図18の装置の分解斜視図。 本発明にかかる投与装置の各実施形態の使用のためのユーザインターフェースの概略図。 本発明にかかる投与装置の各実施形態の使用のためのユーザインターフェースの概略図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 典型的な投与およびリセットのサイクルを示す、本発明にかかる投与装置の第3実施形態の部分断面図。 装置のリセット状態を示す図22ないし31の投与装置の断面図。 装置のリセット状態を示す図22ないし31の投与装置の断面図。 装置のリセット状態を示す図22ないし31の投与装置の断面図。 装置のリセット状態を示す図22ないし31の投与装置の断面図。 図22ないし31の装置の分解斜視図。 加圧された投与容器からバルブ荷重を除去するための代替機構を示す、本発明にかかる装置の部分断面図。 加圧された投与容器からバルブ荷重を除去するための代替機構を示す、本発明にかかる装置の部分断面図。 加圧された投与容器からバルブ荷重を除去するための代替機構を示す、本発明にかかる装置の部分断面図。 加圧された投与容器からバルブ荷重を除去するための代替機構を示す、本発明にかかる装置の部分断面図。 本発明にかかる投与装置に使用する代替のトリガー機構の断面概略図。 本発明にかかる投与装置に使用する別の代替のトリガー機構の断面概略図。 本発明にかかる投与装置に使用するさらに別の代替のトリガー機構の断面概略図。 本発明にかかる投与装置に使用するさらに別の代替のトリガー機構の断面概略図。 本発明にかかる投与装置に使用するさらに別の代替のトリガー機構の斜視概略図。
符号の説明
1…アクチュエータ
2…前部ケース
3…後部ケース
4…マウスピース
5…ダストキャップ
6…プリント回路基板
7…トリガー機構
13…第1の部分
15…LCDスクリーン
16…シャシ
22…第2の部分
23…固定凹部
26…空気入口穴
31…出口
40…マウスピースカバー
50…キャニスターシート
63…スリップフック
70…固定モータ
74…羽根
93…スイッチ
94…バッテリ
95…コントロールプロセッサ
100…投与容器

Claims (6)

  1. 合わさって投与容器を受け入れるハウジングの内部を定める第1部分および第2部分を有するハウジングを含み、
    前記第1部分および前記第2部分は、前記ハウジングの内部に前記投与容器の挿入を許す開放位置から、前記ハウジングの内部から前記投与容器の取り出しを防止する閉鎖位置まで移動可能であり、
    前記ハウジングに取り外し可能に接続できるマウスピースをさらに有し、
    前記マウスピースは、前記ハウジングに接続されたとき、使用時に投与される製品の前記投与容器からの出口を定め、
    前記マウスピースが前記ハウジングから取り外されたとき、前記第1部分および前記第2部分は、前記内部に受け入れた前記投与容器に手を出すこと、および、それを取り出すことを防止するために、前記内部をほぼ取り囲む投与装置。
  2. 前記マウスピースは、ソケットを含み、
    前記ハウジングは、前記マウスピースのソケットと押し込み接続を形成する軸部を含む請求項1に記載の投与装置。
  3. 前記マウスピースは、軸部を有し、
    前記ハウジングは、前記マウスピースの軸部と押し込み接続を形成するソケットを含む請求項1に記載の投与装置。
  4. 前記マウスピースおよび前記ハウジングは、差し込み接続によって接続されている請求項1に記載の投与装置。
  5. 前記マウスピースおよび前記ハウジングは、ねじ込み接続によって接続されている請求項1に記載の投与装置。
  6. 前記マウスピースおよび前記ハウジングは、互いに回転可能に接続されている請求項1から5のいずれかに記載の投与装置。
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