JP2006512679A - 診断自己検査モードを有するフィールド送信機 - Google Patents

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Abstract

処理変数を表す信号を送信するフィールド送信機(10)は、通常動作モード及び診断自己検査モードの双方を有する。フィールド送信機(10)は、処理変数を感知し、この処理変数を表す物理センサ信号を発生する物理センサ(12,14)を有する。信号処理回路(22,24)はセンサ信号を測定値へ変換し、この測定値は制御室に送信される。フィールド送信機(10)は、処理変数に依存しない代用センサ信号を発生する代用センサ(16,18)をも有する。診断自己検査モード中、代用センサは、物理センサ(12,14)の代わりに信号処理回路(22,24)に接続される。信号処理回路(22,24)の出力が期待値に対応しなければ、診断コードが発生される。

Description

(発明の背景)
本発明は、処理制御システムに関する。特に、本発明は、通常動作または測定モード、並びに診断自己検査モードを有するフィールド送信機に関する。
フィールド送信機は、検知素子で測定された処理変数に応答し、この変数を、測定された変数の関数である標準送信信号(例えば、電気または光信号)に変換するトランスデューサである。「処理変数」とは、物体の物理的または化学的状態、あるいはエネルギーの変換を意味する。処理変数の例は、圧力、温度、流量、伝導率、pH及びその他の特性を含む。
フィールド送信機は、処理変数を監視し、化学、石油、ガス、製薬及びその他の流体処理工場内の制御室に測定値を戻すのに典型的に用いられる。しばしば、これら現場用途は、苛酷で、かつ変化する環境状況にさらされる。
フィールド送信機の物理センサ及び信号処理回路を含むすべての電気部品は、誤動作または故障する可能性がある。このような誤動作は、フィールド送信機により制御室へ送信される測定値に誤りをもたらすおそれがある。更に、回路ドリフトは、送信機の信頼性をも損なうおそれがある。熟練の技術者による定期試験は、送信機に関する問題を検出できるが、技術者が送信機に身体的に近づくように要求される。かなりの数の分散されたフィールド送信機を有する施設では、技術者がどのくらい頻繁に各送信機を訪れ、試験できるかに関して実際的な限界が存在する。
(発明の概要)
本発明は、処理変数を表す信号を送信するフィールド送信機である。フィールド送信機は、処理変数を検知し、処理変数を表す物理センサ信号を発生する物理センサを有する。フィールド送信機は、処理変数に依存しない代用センサ信号を発生する代用センサも有する。物理センサ信号または代用センサ信号を測定値に変換する信号処理回路が含まれている。フィールド送信機は、通常動作モード及び診断自己検査モードを有する。物理パラメータセンサは、通常動作モード中、信号処理回路に接続され、代用センサは、診断モード中、信号処理回路に接続される。診断モード中の測定値が、代用センサにより発生された期待値でなければ、送信機は、誤動作を検出し、それを報告できる。
(詳細な説明)
(フィールド送信機10(図1))
図1には、本発明の診断自己検査モードを特徴とするフィールド送信機10を示す。この実施形態では、差圧伝送器である送信機10は、差圧センサ12、温度センサ14、代用センサ16,18、マイクロプロセッサ20、キャパシタンス・デジタル(C/D)変換器22、電圧・デジタル(V/D)変換器24、スイッチ制御器26及びインターフェース28を含む。マイクロプロセッサ20は、キャパシタンス・デジタル(C/D)変換器22、電圧・デジタル(V/D)変換器24及びスイッチ制御器26に接続され、それらの動作を制御する。マイクロプロセッサ20による制御の下、スイッチ制御器26は、スイッチSW1,SW2,SW3,SW4,SW5,SW6を制御して、通常動作モードまた診断自己検査モードのどちらかを選択する。スイッチSW1,SW2は、通常動作モード中、差圧センサ12をC/D変換器22に接続し、一方、スイッチSW3,SW4は、診断自己検査モード中、代用センサ16をC/D変換器22に接続する。スイッチSW5は、通常モード中、温度センサ14をV/D変換器24に接続し、一方、スイッチSW6は、診断モード中、代用センサ18をV/D変換器24に接続する。C/D変換器22及びV/D変換器24の各々は、シグマデルタアナログ・デジタル変換器回路を典型的に含む。
マイクロプロセッサ20は、C/D変換器22及びV/D変換器24により発生されたデジタル測定値を受信する。通常動作モード中、マイクロプロセッサ20はデジタル測定値を用いて、温度補正された差圧信号を発生し、この差圧信号は、インターフェース28により通信媒体30上に送信される。差圧信号をアナログ電流レベル、アナログ電圧レベルまたはデジタル信号として送信できる。マイクロプロセッサ20は、診断コードと同様に二次的なパラメータ値(温度)をもインターフェース28によりデジタル的に伝送できる。
通常動作モード中、圧力測定は、スイッチ制御器26を用いてスイッチSW1,SW2を選択することにより達成される。このことは、差圧センサ12のメインキャパシタCH,CLをC/D変換器22に接続する。差圧センサ12は、歪み可能な検知用ダイヤフラムと、キャパシタCH,CLを形成する2つのセンサ電極とを含む。このダイヤフラムは、その両側に加えられた圧力に応答して歪む導電性の伸張膜である。キャパシタ電極とダイヤフラムとの間には、誘電性の充填液が用いられている。プロセス流体と相互作用する分離用ダイヤフラムと用いられる充填液は、時には、荒くなり、腐食し、汚れまたは汚染される場合があるプロセス液体を、検知素子の部品と相互作用させないようにし、場合により、これら部品に損傷を与えないようにする。各キャパシタCH,CLのキャパシタンスは、キャパシタプレートとダイヤフラムとの間の距離の逆数に比例して変化する。従って、ダイヤフラムが、加えられた圧力に応答して歪むにつれて、各キャパシタCH,CLのキャパシタンスが変化する。差圧センサ12はダイヤフラムでセンサ励磁信号SENEXを受信し、CH及びCLの関数であるアナログ信号をC/D変換器22のCHIN及びCLIN入力端にそれぞれ供給する。C/D変換器22はアナログ信号を、C/D変換器22の入力端で受信されたCHIN及びCLINアナログ信号の差の関数であるデジタル信号に変換する。公称伝達関数は、
Figure 2006512679
である。
通常動作モード中の温度測定は、スイッチ制御器26を用いてスイッチSW5を選択することにより達成される。スイッチSW5は、温度センサ14の出力端をV/D変換器24に接続させる。温度センサ14は、バイアス抵抗器RB及び温度感応抵抗器RTDを含む。温度感応抵抗器RTDの抵抗は、温度の関数として変化する。これらの変化は、V/D変換器24のVIN入力端で検出される。V/D変換器24は、入力電圧VINを、検知された温度の関数であるデジタル値に変更する。
診断モード動作は、スイッチ制御器26を用いてスイッチSW3,SW4,SW6を選択することにより達成される。診断モードは、記憶されたスケジュールに基づいて、または、通信媒体30上で受信された命令に基づいてマイクロプロセッサ20により選択される。
スイッチSW3,SW4の閉鎖は代用センサ16を選択し、メインセンサキャパシタCH,CLを代用キャパシタCSH,CSLと置換えする。C/D変換器22は、CH及びCLの関数というよりはむしろ、CSH及びCSLの関数としてデジタル出力を発生する。代用センサ16と接続されたC/D変換器22の出力は、C/D変換器22が正確に機能するかを決定する基準として作用する。マイクロプロセッサ20は、診断モード中のC/D変換器22の出力を、(製造中の送信機10の検査中、典型的に決定される)記憶された期待出力値と比較する。不一致が存在すれば、マイクロプロセッサ20は診断コードを発生し、この診断コードは、インターフェース28により通信媒体30を越えて制御室へ伝送される。
差圧センサ12に対して半分のセンサ測定を実行するのにも代用センサ16を用いることができる。例えば、マイクロプロセッサ20が、スイッチ制御器26を介してスイッチSW1,SW4を選択すると、キャパシタCSLのキャパシタンスが公知であるから、CHのキャパシタンス量を決定できる。同様に、スイッチSW2,SW3が選択されると、キャパシタCSHのキャパシタンスが公知であるから、CLのキャパシタンス量を決定できる。この情報を、静的ライン圧及びモジュール周囲温度に関する推測を行うのに用いることができる。ある状況では、セル半分の1つからの油損失を検出するのにもこの情報を用いることができる。特に、セル半分の1つ(例えば、CH)が、キャパシタ電極の一方とダイヤフラムとの間に挿入された導電性のプロセス液体により短絡され、別のセル半分(この場合、CL)が通常の読取り値を呈する場合、油損失を推測できる。
診断モード中、スイッチSW6は、代用センサ18の出力をV/D変換器24に接続する。代用センサ18は、2つの抵抗器RS1,RS2を有する。代用センサ18と接続されたV/D変換器24のデジタル出力は、V/D変換器24が正確に機能するかを決定する基準として作用する。マイクロプロセッサ20はV/D変換器24のデジタル出力を、記憶された期待値と比較し、大きすぎる偏差が存在すれば、診断コードを発生する。
もっと多くのスイッチ及び基準抵抗器をシステム(図示せず)に加えて、零及びフルスケール入力条件をシミュレートすることも可能であり、これにより、様々な入力条件の下、V/D変換器24及びマイクロプロセッサ20の自己検査機能を可能にする。
(フィールド送信機100(図2〜5))
図2には、本発明の診断自己試験機能の別の実施形態を含む差圧送信機100を示す。送信機100は、キャパシタンスに基づく差圧伝送器であり、メインセンサキャパシタCH,CL、リングキャパシタCHR,CLR、温度センサRTD、キャパシタンス・デジタル(C/D)変調器110、電圧・デジタル(V/D)変調器112、デジタル区分114、マイクロプロセッサ116及びインターフェース118を含む。送信機100と制御室との間の通信は、インターフェース118を通って通信媒体120を越えて行われる。図2では、アナログ、デジタル、または、アナログ及びデジタル通信の組み合わせが用いられる2線ループとして通信媒体120を示す。
混成信号特定用途向け集積回路(ASIC)チップ130内には、C/D変調器110、V/D変調器112及びデジタル区分114が組み込まれている。
圧力センサキャパシタCH,CL,CHR,CLRは、導電性の中央のダイヤフラム、2つのメインキャパシタプレート、並びに2つのリングキャパシタプレートを有する差圧センサを意味する。この種類の差圧センサは、米国特許第6,295,875号明細書(フリック(Frick)など著)に示されている。
センサキャパシタCH,CL,CHR,CLRは、C/D変調器110へのアナログ入力である。センサ励磁(SENEX)信号は、C/D変調器110により発生され、センサキャパシタCH,CL,CHR,CLRの共通プレート(すなわち、中央のダイヤフラム)に供給される。C/D変調器110は、センサキャパシタの入力キャパシタンス比を1ビットデータストリームPDATAに変換する。
C/D変調器110は、リングキャパシタCHR,CLRの開放リード線を検出する開放リング検出器をも含む。C/D変調器110からの出力信号CHORは、高側リングキャパシタCHRが開いているかを示す。出力信号CLORは、低側リングキャパシタCLRが開いているかを示す。
C/D変調器110は、クロック信号PCLK及び幾つかの制御信号をデジタル区分114から受信する。制御信号LH,LLは、高側及び低側センサのプログラム可能な線形化キャパシタの値を選択する。制御信号KH,KLは、高側及び低側リングキャパシタ入力のプログラム可能なゲイン係数をそれぞれ選択する。制御信号SMOD,DMODは、C/D変調器110が通常動作モードで動作するか、診断自己検査モードで動作するかを選択する。
温度センサRTDは、正入力電圧VINP及び負入力電圧VINNをV/D変調器112へ与える抵抗タイプの温度センサである。更に、基準電圧VREFP,VREFNが入力としてV/D変調器112へ与えられる。
V/D変調器112は、変調器クロック信号TCLK及びアナログリセット信号ARSTをデジタル区分114から受信する。更に、V/D変調器112が通常モードで動作するか、診断自己検査モードで動作するかを決定する制御信号VDBITをV/D変調器112が受信する。
V/D変調器112の出力は、パルスコード変調信号である1ビットデータストリームTDATAであり、このパルスコード変調信号は、(温度センサRTDの両端間の電圧降下である)入力電圧降下ΔVIN=VINP−VINNと差分基準電圧ΔVREF=VREFP−VREFNとの間の入力電圧比を表す。
デジタル区分114は、C/D変調器110及びV/D変調器112のアナログ回路と、マイクロプロセッサ116との間にインターフェースを構成する。好ましい実施形態では、変調器110,112及びデジタル区分114は、特定用途向け集積回路(ASIC)チップ130内に実装されている。
デジタル区分114は、クロック及び制御信号を変調器110,112に供給し、変調器110,112からそれぞれ1ビットデータストリーム信号PDATA,TDATAを受信する。デジタル区分114は、1ビットデータストリームを高分解能データにろ波し、このデータを、マイクロプロセッサ116がアクセスできるレジスタ内に記憶する。
デジタル区分114は、マイクロプロセッサ116により設定されると共にC/D変調器110及びV/D変調器112の動作パラメータを規定するコンフィギュレーションレジスタをも含む。このコンフィギュレーションレジスタには、動作モードを選択する値であるデータが含まれ、そのため、マイクロプロセッサ116が動作の通常動作モードまたは診断自己検査モードを選択できる。
マイクロプロセッサ116は、デジタル区分114と相互作用する。マイクロプロセッサ116は、基本的な動作パラメータを設定し、デジタル区分114から受信されたデータを圧力及び温度読取り値へマップする。
マイクロプロセッサ116は、インターフェース118及び通信媒体120を介して制御室と交信する。例えば、圧力読取り値及び温度読取り値に基づいて、マイクロプロセッサ116は、温度に対して補正される差圧を表す出力を発生する。2線ループ(通信媒体120)に流れる電流が差圧出力を表すようにこの電流をマイクロプロセッサ116によりインターフェース118が変化できる。マイクロプロセッサ116は、インターフェース118を介してデジタル通信プロトコルによっても制御室と交信できる。このプロトコルを用いて、マイクロプロセッサ116は、診断コード及びその他の情報と同様に、二次的なパラメータ(温度)に関する情報を送信できる。通信媒体120を2線ループとして示すが、センサ読取り値、診断コード及びその他のデータを、無線伝送により、または、その他の種類の伝送線にわたって伝達できる。
好適な実施形態では、変調器110,112は、低周波測定用途用に設計された二次シグマデルタアナログ変調器を同時に動作する。各変調器110,112はトランスデューサから低レベル入力信号を受信し、直列化されたデジタル出力を発生する。C/D変調器110の場合では、トランスデューサは、CH,CL,CHR,CLRにより形成され、キャパシタンスに基づく金属セル差圧センサである。V/D変調器112の場合では、トランスデューサは、抵抗タイプの温度センサRTDまたは、ダイオード接合のような非抵抗性電圧出力温度感知装置である。変調器出力PDATA,TDATAは、デジタル区分114内に含まれるオンチップデジタルフィルタにより処理される。これらフィルタを、デジタルフィルタノッチ周波数、カットオフ周波数及び出力データ速度の調節を可能にするようにプログラムできる。
C/D変調器110は、約23kHz〜66kHzの周波数レート範囲にわたって動作する。C/D変調器110は、4つのキャパシタンス入力CH,CL,CHR,CLRを金属セル差圧センサから受信する。各入力信号は、10pF〜100pFの範囲を有する。C/D変調器110は、4つのキャパシタ、すなわちCH,CL,CHR,CLRに基づくレシオメトリック測定値を発生する。C/D変調器110は、センサ励磁信号SENEXを4つのキャパシタの共通プレートに供給する。SENEX信号は、2つの電圧レベルVPとVNとの間で切り換えられる。
V/D変調器112は完全差動装置であり、RTDタイプの温度・電圧センサに接続されている。RTDセンサの励磁は、外部的にASICチップ130から生じる。V/D変調器112は、約10kHz〜20kHzの周波数範囲にわたって動作する。V/D変調器112は、シリアルPCMデータをTDATA信号の形態でデジタル区分114へ供給する。
デジタル区分114は、変調器110,112からPCMシリアルデータPDATA及びTDATA信号をそれぞれ受信し、シンクフィルタリング技術を用いてろ波を行う。シンクフィルタは、変換器分解能のトレードオフ及びデータ更新レートの調節を可能にするようにプログラムできる。また、デジタル区分114は、変調器クロック及び構成設定値を変調器110,112へ供給する。変換されたC/D及びV/Dデータワードは、SPIシリアルインターフェースによる読取りのため、マイクロプロセッサ116に対して使用可能である。
SPIインターフェースを支持するシリアル通信ポートを介してマイクロプロセッサ116により、デジタル区分114のデータ及びコンフィギュレーションレジスタにアクセスできる。マイクロプロセッサ116は、デジタル区分114内のコンフィギュレーションレジスタにリード/ライトアクセスし、ステータス/割り込み、CDデータ並びにVDデータレジスタにリードアクセスする。
パワーオンリセットが生じた後、マイクロプロセッサ116はデジタル区分114内のコンフィギュレーションレジスタをセットアップする。このことにより、デジタル区分114が変調器クロック及び構成設定値を変調器110,112へ供給し、デジタルフィルタを介して変調器110,112から送信されたデータ信号PDATA,TDATAの処理を開始する。更新されたデータが得られると、デジタル区分114はマイクロプロセッサ116に割込み、マイクロプロセッサ116は変換データを読取り、割込みを取り除く。次に、マイクロプロセッサ116は、新たな変換データを得たら、この変換データを読取るために次の割込みを待つ。デジタル区分114は有効データのみを返還し、従って、最初の割込み時間がその後の割込み時間よりも長い。
送信機100は、幾つかの診断機能を有する。C/D変調器110及びV/D変調器112は、正確な動作を検証する診断自己検査機能を有する。更に、C/D変調器110は、リングキャパシタのリード線のいずれかが開き、従って、C/D変調器110に接続されていないかを決定する回路を含む。レジスタビットのいずれかが壊れていれば、マイクロプロセッサ116に警告する冗長方式を用いてデジタル区分114内のコンフィギュレーションレジスタが保護されている。変調器クロック及びデジタルビットストリームはデジタル区分114のデジタル検査ポートから出力できて高度な診断を可能にする。
選択された時間では、C/D変調器110及びV/D変調器112の自己検査が行われるようにマイクロプロセッサ116がデジタル区分114のレジスタ内のコンフィギュレーションビットを設定する。
C/D変調器110の場合では、診断自己検査モードが、デジタル区分114からのDMOD制御信号により選択される。診断自己検査モードが選択されると、センサメインキャパシタCH,CLが切断され、センサリングキャパシタCHR,CLRが、C/D変調器110に内在する公知値(CR=35pF)のオンチップキャパシタにより置き換えられる。CRは、C/D変調器110への代用センサ入力として作用する。C/D変調器110は動作し続けるが、代用キャパシタCRは変調器クロック信号により付勢されている。その結果、C/D変調器110のPDATA出力信号は、K,Kの高及び低ゲイン係数、線形補償キャパシタンスCLlin,CHlin、並びに代用センサキャパシタCRの関数である。ゲイン係数及び線形補償キャパシタンス値は、デジタル区分114のレジスタ内に含まれるコンフィギュレーション情報に基づいて選択可能である。このことにより、診断自己検査モードが、幾つかの異なるセットのゲイン係数及び線形補償キャパシタンス値でC/D変調器110を検査できる。従って、C/D変調器110のデジタル出力は、圧力センサの状態に依存せず、加えられる圧力に依存しないと特徴付けできる。選択可能なゲイン及び線形化キャパシタの複数の値は、入力圧力の範囲を表す多数の異なる公知の入力条件でC/D変調器110及びデジタル区分114を検査する能力を備える。
診断自己検査モードがフィールドで動作中に用いられるやり方と同じように、ASICチップ130の製造及び送信機100の製造中、診断自己検査モードが用いられる。診断自己検査モードは、ASICチップ130を検査するのにファウンドリで用いられる。チップ上に発生される代用センサ信号のみを用いて検査を実行できるので、検査が速く、正確であり、かつ信頼性がある。送信機100の製造中の自己検査の結果はマイクロプロセッサ116により記憶され、このため、診断自己検査モードがフィールドで実行される際、これら結果を比較のために用いることができる。自己検査モード中、デジタル区分114のレジスタ内に記憶された自己検査データの結果が、製造検査中に発生された記憶値の許容範囲外であれば、マイクロプロセッサ116はエラーをフラグする。このエラー状態を診断エラーコードとして、インターフェース118及び通信媒体120を通して伝達し、制御室へ戻すことができる。
診断自己検査モード中、デジタル区分114は、VDBIT制御信号をも用いてV/D変調器112を制御する。診断自己検査モード中、温度センサRTDは、V/D変調器112内のスイッチを用いてV/D変調器回路から切断されている。センサからの差分入力電圧ΔVINは、自己検査に用いる代用センサ信号を表す零(0)ボルトのような公知の値に設定される。変調器112が零入力条件に対して零出力を発生するとしても、変調器112は、シグマデルタ電荷平衡構造のため、代用センサ信号(ΔVIN=0)により検査されている。変調器112が零出力を発生するため、零でない入力条件に対して平衡に結合された電荷量と量の面で同じ電荷を結合し、平衡にする必要がある。V/D変調器112の機能ブロックのいずれかの故障は、V/D変調器112が零入力条件を測定しないようにする。
その他の公知の入力電圧値を代用センサ信号として診断自己検査モード中のV/D変調器112へ供給して、複数の検査レベルを自己検査中のC/D変調器110の動作に類似するように発生できる。デジタル区分114によりマイクロプロセッサ116へ戻される値が自己検査モード中のV/D変調器112の誤動作を示せば、マイクロプロセッサ116は、失敗した検査を診断コードとして、インターフェース118及び通信媒体120を通して伝達する。
診断自己検査モードを、マイクロプロセッサ116により維持されるスケジュールの下で周期的に実行できる。更に、制御室が適切な信号を通信媒体120上に送信し、この適切な信号がインターフェース118により受信され、マイクロプロセッサ116へ供給されることにより自己検査を開始できる。いずれにしても、送信機100は、送信機100に身体的に近づくサービス員を必要とせず、重要な部品の検査を実行する。送信機100は、別のやり方で実用的となるよりも頻繁に定期的な検査を可能にする。
図3には、C/D変調器110のブロック図を示す。図3に示すように、C/D変調器110は、タイマ150、第1段積算器152、第2段積算器154、量子化器156、励磁信号発生器158、逆励磁回路160、メイン入力制御器162、リング入力制御器164、線形キャパシタ制御器166、ゲイン制御器168、開放リング検出器170及びバイアス回路172を含む。
タイマ150は、PCLKクロック信号及びARSTリセット信号をデジタル区分114から受信し、8つのタイミング信号、すなわち、i,id,z,zd,smp1,smp2,smp3,Resetを発生するタイミング信号発生器である。
i及びid信号はそれぞれ、積算位相信号及び遅延積算位相信号である。z及びzd信号はそれぞれ、予備位相信号及び遅延予備位相信号である。信号smp1は比較器決定トリガ信号であり、smp2は比較器ラッチ信号であり、smp3は比較器出力同期信号である。ResetはC/D変換器リセット信号である。
第1段積算器152は、メイン入力キャパシタ制御器162、線形キャパシタ制御器166及びリングキャパシタゲイン制御器168により積算器152に接続された入力キャパシタンスの合計の関数である出力電圧VOUT1を発生する。メイン制御器162により与えられた入力キャパシタンスは、センサ励磁信号SENEXにより駆動されるメインキャパシタCH,CLである。線形キャパシタ制御器166により与えられた線形補償キャパシタンスは信号LH,LLにより選択され、線形化キャパシタ励磁信号LINEXにより駆動される。ゲイン制御器168により与えられたキャパシタンスは、信号KH,KLに基づいて選択され、リングキャパシタンスCHR,CLRの関数である逆励磁信号REVEXにより駆動される。
第2段積算器154のメイン機能は、第1段積算器152の出力電圧の現在値VOUT1(n)を−1/2の重みを用いて積算でき、一方、第1段積算器出力の前値VOUT1(n−1)を+1/4の重みを用いて積算できるように動作を実行することである。第2段積算器154の出力は、量子化器156の入力端に供給される電圧VOUT2である。
量子化器156の機能は、第2段積算器154のアナログ出力VOUT2を1ビットデジタル信号へ変換することである。量子化器156のメイン部品は、比較器及びフリップフロップである。VOUT2は、比較器により中点電圧VMIDと比較される。VOUT2の電圧がVMIDよりも低ければ、比較器は「1」を出力し、そうでなければ、「0」を出力する。Dフリップフロップは、比較器出力信号を同期する。
量子化器156は、Dフリップフロップの出力から派生された2つの出力を有する。量子化器出力yは、励磁信号の極性を決定するのに励磁信号発生器158により用いられる。更に、メイン制御器162、リング制御器164及びゲイン制御器168も論理出力yを利用する。
出力信号PDATAはyの逆数である。PDATAは、C/D変調器110の出力としてデジタル区分114に供給される1ビットデジタル信号である。
励磁信号発生器158は、3つの励磁信号、すなわち、センサ励磁信号SENEX、線形補償キャパシタ励磁信号LINEX及び診断自己検査励磁信号DGNEXを発生する。3つの励磁信号の各々は、2つの電圧レベルVP,VN間で切り換わる。VPはVMIDより高い電圧であり、VNはVMIDより低い電圧である。
励磁信号発生器158により発生される3つの励磁信号の各々を正の励磁または負の励磁として用いることができる。正の励磁信号はタイミング信号idに追随する。負の励磁信号はタイミング信号zdに追随する。
SENEX信号は、通常動作モード中に発生される。SENEX信号は、診断自己検査モード中、有効でない。量子化器論理出力y=1であれば、SENEX信号の次の励磁は正でなければならない。量子化器論理出力y=0であれば、SENEX信号の次の励磁は負でなければならない。
LINEX信号は、通常動作モード及び診断自己検査モードの双方で有効である。LINEX信号の次の励磁が正であるか、負であるかの決定は、量子化器論理出力yと、線形化キャパシタコードLH,LLの符号ビットとの関数である。量子化器論理出力y=1であり、LHコードの符号ビットが0に等しければ、LINEX信号の次の励磁は負でなければならない。量子化器論理出力y=0であり、LH符号が1に等しければ、次の励磁は正でなければならない。量子化器論理出力y=0であり、LLコードの符号ビットが0に等しければ、次の励磁は正でなければならない。量子化器論理出力y=0であり、符号ビットLL符号=1であれば、次の励磁は負でなければならない。
診断励磁信号DGNEXは、(DMOD=1の場合、)診断自己検査モードでのみ有効である。量子化器論理出力y=1であれば、DGNEXの次の励磁は負でなければならない。量子化器論理出力y=0であれば、DGNEXの次の励磁は正でなければならない。
逆励磁信号発生器160は、逆励磁信号REVEXを発生する。REVEXの励磁極性は、センサ励磁信号SENEXと反対である。REVEXの振幅は、リング制御器164により逆励磁信号発生器160の入力端に与えられた入力キャパシタンスに比例する。REVEX信号は、ゲイン制御器168及び開放リング検出器170の双方へ入力として供給される。
メイン制御器162はメインセンサキャパシタ入力経路制御として作用する。メイン制御器162は、選択されたモードと、現在の量子化器論理出力yの状態とに基づいてメインセンサキャパシタCH,CLを第1段積算器152の入力端に選択的に接続できる。
通常モード中、y=1であれば、次のサンプリング期間中、センサキャパシタCHはメイン制御器162により第1段積算器152の入力端へ接続される。センサキャパシタCLは第1段積算器152の入力端から切断される。
通常モード中、y=0であれば、次のサンプリング期間中、センサキャパシタCLはメイン制御器162により積算器152の入力端へ接続される。センサキャパシタCHは積算器152の入力端から切断される。
送信機100が診断自己検査モード中(DMOD=1)、メイン制御器162はCH及びCLの双方を積算器152から切断する。言い換えれば、診断自己検査モード中、メインセンサキャパシタCH,CLは用いられない。
リング入力制御器164はリングキャパシタ入力経路制御として作用する。リング入力制御器164への入力はリングキャパシタCHR,CLRであり、出力は、逆励磁信号発生器160の入力端に供給される信号RMUXである。
リング入力制御器164は、通常動作モード及び診断自己検査モードの双方で動作する。通常動作モードでは、センサ励磁信号SENEXは有効であり、診断励磁信号DGNEXは無効である。現在の量子化器出力y=1であれば、次のサンプリング期間中、リングキャパシタCHRは逆励磁ユニット160に接続され、一方、リングキャパシタCLRは逆励磁ユニット160から切断される。現在の量子化器出力y=0であれば、次のサンプリング期間中、リングキャパシタCLRは逆励磁ユニット160に接続され、一方、リングキャパシタCHRは逆励磁ユニット160から切断される。
診断自己検査モードでは、診断励磁信号DGNEXは有効であり、センサ励磁信号SENEXは無効である。リング入力制御器164はリングキャパシタCHR,CLRを切断する。それらの箇所では、DGNEXにより駆動される代用センサキャパシタCRがリング入力制御器164により接続されている。
線形補償キャパシタ入力制御器166は、0.5pF、1.0pF、2.0pF及び4.0pFの値を有する4つの線形補償キャパシタのアレイを含む。キャパシタアレイは、線形化励磁信号LINEXに接続されている共通プレートを有する。第1段積算器152に接続された特定の1つまたは複数のキャパシタは、現在の量子化器出力信号yと、高及び低側線形キャパシタコードLH,LLとに基づいてスイッチ論理学により選択される。
線形補償キャパシタを、アナログコンフィギュレーションレジスタ内に記憶された5ビットデジタルコードで独立してプログラムできる。5ビットコードの最高ビットは符号制御用であり、励磁信号発生器158により用いられる。最低の4ビットは線形化キャパシタ値を設定し、線形化キャパシタ制御器166により用いられる。符号ビットが1であれば、線形化キャパシタンス値は負である。符号ビットが0であれば、線形化キャパシタンス値は正である。好適な実施形態では、キャパシタンス値を選択するのに用いられる4ビットは、0.0pF〜7.5pFの範囲内にある16個の異なるキャパシタンス値を発生する。
線形キャパシタアレイは、通常動作モード及び診断モードの双方で有効である。現在の量子化器出力y=1であれば、高側線形キャパシタコードLHはスイッチ制御信号として用いられて、線形補償キャパシタのどれが第1積算器152の入力端に接続されるかを決定する。現在の量子化器出力y=0であれば、低側線形キャパシタコードLLはスイッチ制御信号として用いられて、どの線形補償キャパシタが第1段積算器152に接続されるかを決定する。
ゲイン制御器168は、プログラム可能なキャパシタアレイの形態をしたプログラム可能な入力制御ユニットである。好適な実施形態では、44.75pF、1.25pF、2.50pF、5.0pF及び10.0pFを有する5つのキャパシタが、プログラム可能なゲイン段キャパシタアレイを形成する。5つのキャパシタの各々は、逆励磁信号REVEXを受信するために接続された1つのプレートを有する。スイッチアレイは、高側ゲインコードKHまたは低側ゲインコードKLに従って各キャパシタの反対プレートを第1段積算器152の入力端へ選択的に接続する。現在の量子化器出力y=1であれば、高側ゲインコードKHはスイッチ制御信号として選択される。現在の量子化器出力y=0であれば、低側ゲインコードKLはスイッチ制御信号として選択される。ゲイン制御器168内のゲイン段キャパシタアレイは、通常動作モード及び診断モードの双方で有効である。
リングキャパシタゲイン係数KH,KLは、デジタル区分114のアナログコンフィギュレーションレジスタ内に記憶された4ビットデジタルコードで独立してプログラムされる。4ビットコードを用いて、16個の異なるゲイン係数を選択できる。好適な実施形態では、ゲイン係数は、0.39から0.54まで変化する。
開放リング検出器170は、REVEX信号を逆励磁発生器160から受信する。開放リング検出器170の機能は、リングキャパシタCHR,CLRの開放リード線を検出することである。リングキャパシタのリード線の1つが開いていれば、リングキャパシタンスは、あるしきい値レベルまで減少する。高側サンプリング中、CHRがリング入力制御器160により選択されている場合、REVEX信号の電圧VREVEXが積算位相の端部でしきい値電圧VTHより大きいと、高側リングキャパシタCHRは開いている。これにより、信号CHORを「1」に設定する。
低側サンプリング期間中、CLRがリング入力制御器164により逆励磁発生器162に接続される。VREVEXが積算位相の端部で低側しきい値VTLよりも小さければ、低側リングキャパシタCLRは開いている。信号CLORは「1」に設定される。
C/D変調器110は、2つの動作モード、すなわち、通常動作モード及び診断自己検査モードを有する。動作モードは、デジタル区分114のアナログコンフィギュレーションレジスタ内に記憶された論理信号SMOD,DMODにより選択される。SMOD=1、かつ、DMOD=0であれば、C/D変調器110は通常動作モードで動作される。SMOD=0、かつ、DMOD=1であれば、C/D変調器110は診断モードで動作される。これら2つの動作モードに対する伝達関数を以下の通りに指定する。
通常モードでは、測定下のキャパシタンス比は、
Figure 2006512679
であり、ここで、kは高側リングキャパシタンスゲイン係数であり、kは低側リングキャパシタンスゲイン係数であり、CLlin及びCHlinは、高側及び低側の線形補償キャパシタンスである。通常モードで動作するC/D変調器の伝達関数を、
Figure 2006512679
と指定する。ここで、NはC/Dシンクフィルタのデジタル出力であり、N=224である。この比の範囲は[−1,1]であり、Nの範囲は[0,N]である。
診断モードでは、センサメインキャパシタは切断され、センサリングキャパシタはオンチップキャパシタ(C=35pF)により置き換えられる。測定下のキャパシタンス比は、
Figure 2006512679
である。
異なるゲイン係数k,k、または、線形構成キャパシタンスCLlin,CHlinを選択することにより、異なるキャパシタンス比を達成できる。
診断自己検査モードで動作するC/D変調器の伝達関数を、
Figure 2006512679
と指定する。ここで、NはC/Dシンクフィルタのデジタル出力であり、N=224である。この比の範囲は[−1,1]であり、Nの範囲は[O,N]である。
図4には、4つの機能ブロック、すなわち、積算器190、量子化器192、タイマ194、バイアス回路196及び検査マルチプレクサ198を含むV/D変調器112のブロック図を示す。
V/D変調器112は二次シグマデルタ変調器である。積算器190は、入力値VINP,VINN及び基準値VREFP,VREFNに基づいて2段積算を実行する。積算器190の出力は量子化器192に供給される。量子化器192の機能は、1ビットアナログ・デジタル変換器として作用することである。出力は、ΔVINをΔVREFで割った比の関数であるパルスコード変調信号TDATAである。
診断モードでは、積算器回路190は、ΔVIN=0であるように入力端子を短絡し、あたかも入力が零であるかのようにデジタル出力端はデータを送信する。診断自己検査モード中のデジタル出力が、零でない値であれば、このことは、V/D変調器112の誤動作を示す。
V/D変調器112は、第1及び第2段の積算器190の積算器出力をアナログ検査ピンへ送信できる検査マルチプレクサ198をも有する。このことは、技術者により実行されるフィールドでの診断を可能にする。
図5には、デジタル区分114のブロック図を示す。デジタル区分114は、クロック発生器200、C/Dシンク(Sinc)^xフィルタ202、V/Dシンク^2フィルタ204、レジスタ206A〜206K、CPIインターフェース208、診断及び検査ピンマルチプレクサ210及びその他のチップ回路212を含む。
クロック発生器200は、マスタクロック入力ピンI_CLKからデジタル区分114により用いられるクロック信号を派生する。これらクロック信号はデジタル区分114により用いられる。クロック信号PCLK,TCLK及びリセット信号ARSTはクロック発生器200により変調器110,112へ供給される。
C/Dシンク^xフィルタ202は、高分解能圧力読取り値を派生するという最終目標を持って、キャパシタンス比を測定するためにC/D変調器110と連動して用いられる。シンク^xフィルタは高度にプログラム化できる。シンクフィルタは、出力データ速度を減らしながら、データ変換器の分解能を増大させるためにシグマデルタ変調器と一緒に用いられる。フィルタ202はシリアルデータストリームPDATAをC/D変調器110から取り出し、データをろ波し、24ビット結果をCDデータレジスタ206A内に記憶する。
V/Dシンク^2フィルタ204は、低分解能電圧測定を行うためにV/D変調器112と連動して用いられる。V/Dシンク^2フィルタ202は、デシメーションレート及びスケーリングにプログラム可能である。V/Dシンク^2フィルタ204の出力は、VDデータレジスタ206B内に記憶される24ビット結果である。
レジスタ206A〜206Kは、SPIインターフェース208を介してマイクロプロセッサ116によりアクセスできる11個のレジスタである。これらレジスタは、2つのデータレジスタ、すなわちCDデータレジスタ206A及びVDデータレジスタ206Bと、4つのコンフィギュレーションレジスタ、すなわちCDコンフィギュレーションレジスタ206C、VDコンフィギュレーションレジスタ206D、その他のコンフィギュレーションレジスタ206E及びアナログコンフィギュレーションレジスタ206Fと、4つのシャドウレジスタ、すなわちCDシャドウレジスタ206G、VDシャドウレジスタ206H、その他のシャドウレジスタ206I及びアナログシャドウレジスタ206Jと、ステータス/割り込みレジスタ206Kとを含む。
マイクロプロセッサ116は、コンフィギュレーションレジスタ206C〜206F及びシャドウレジスタ206G〜206Jに対して読取り及び書込みできる。マイクロプロセッサ116は、CDデータレジスタ206A、VDデータレジスタ206B及びステータス/割り込みレジスタ206Kから読取りだけできる。
CDデータレジスタ206Aは、C/D圧力チャネルからの24ビット結果を含む。その値は、新たな値を得た時にシンク^xフィルタ202により自動的に更新される。次のデータが得られる前にマイクロプロセッサ116が新たなデータを読取ることができなければ、CD_Overrunステータスビットはステータスレジスタ206K内に設定される。マイクロプロセッサ116がCDデータレジスタ206Aを読取りながら、更新が生じれば、読取っているデータが壊れないように新たなデータが破棄される。CDデータレジスタ206Aがオール0または1を戻すことが決してないようにCDデータレジスタ206Aが構築されている。マイクロプロセッサ116がこれら2つの値のいずれか(オール0またはオール1)をCDデータレジスタ206Aから読取れば、このことは、シリアル通信に関する問題をマイクロプロセッサ116に示している。
VDデータレジスタ206Bは、V/D温度チャネルの24ビット結果を含む。その値は、新たな値を得た時にV/Dシンク^2フィルタ204により自動的に更新される。次のデータが得られる前にマイクロプロセッサ116が新たなデータを読取ることができなければ、VD_Overrunステータスビットはステータスレジスタ206K内に設定される。マイクロプロセッサ116がレジスタ206Bを読取りながら、更新が生じれば、読取っているデータが壊れないように新たなデータが破棄される。CDデータレジスタ206Aと同様に、VDデータレジスタ206Bがオール0またはオール1を戻すことが決してないようにVDデータレジスタ206Bが構築されている。マイクロプロセッサ116がこれら2つの値のいずれかをVDデータレジスタ206Bから読取れば、シリアル通信に関する問題がマイクロプロセッサ116により検出される。
CDコンフィギュレーションレジスタ206CはC/Dフィルタ202の動作を制御する。レジスタ206Cの内容は、フィルタ202のデシメーションを収容するフィールドと、フィルタ202のスケーリング係数を収容するフィールドと、シンク^3フィルタまたはシンク^2フィルタのどちらかにフィルタ202のフィルタ次数を設定するビットと、CDデータレジスタ206Aを更新する前にフィルタ202が自動的に2つのC/Dデータ値を平均するかしないかを決定するビットとを含む。平均化は、C/Dチャネルに対する更新間の期間を2倍にする。
VDコンフィギュレーションレジスタ206DはV/Dフィルタ204の動作を制御する。このVDコンフィギュレーションレジスタ206Dは、V/Dシンク^2フィルタ204のデシメーションレートを規定するフィールドと、フィルタ204のスケーリング係数を規定するフィールドとを含む。
その他のコンフィギュレーションレジスタ206Eは、CD変調器クロックPCLKの速度を決定するためにクロック発生器200により用いられるフィールドと、クロックPCLKのデューティサイクルを決定するためにクロック発生器200により用いられるフィールドと、VD変調器クロックTCLKのクロック速度を設定するフィールドとを含む。更に、その他のコンフィギュレーションレジスタ206Eは、割り込みをマイクロプロセッサ116へ与える時を決定するビットと、マルチプレクサ210のデジタル検査ピンをイネーブルするビットとを含む。
アナログコンフィギュレーションレジスタ206Fは、C/D変調器110及びV/D変調器112の動作を制御するコンフィギュレーションビットを含む。レジスタ206Fは、高側及び低側リングゲインKH,KL、並びに、高側及び低側線形化キャパシタ値LH,LLを設定するフィールドを含む。このレジスタ206Fは、高側及び低側線形化キャパシタの符号を規定するビットと、通常または診断自己検査モードを選択するために変調器110,112に供給されるSMOD、DMOD及びVDBITモード選択信号の状態を決定するビットと、検査ピンで有効にさせる内部アナログ信号をイネーブルするアナログ検査モードを規定するビットとをも含む。最後に、アナログコンフィギュレーションレジスタ206Fは、C/D及びV/D変調器110,112並びに対応のフィルタ202,204を再設定するフィルタリセットフィールドを含む。
コンフィギュレーションレジスタ206C〜206Fの各々に対して、対応のコンフィギュレーションレジスタの反転コピーを含む必要がある対応のシャドウレジスタ206G〜206Jが存在する。マイクロプロセッサ116は、コンフィギュレーションレジスタ及びシャドウレジスタへデータを正確に書き込む責任がある。シャドウレジスタの内容は、対応のコンフィギュレーションレジスタの内容と継続的に比較される。いかなる時点でも、相違が検出されると、冗長エラーがステータス/割り込みレジスタ206Kに送信される。
ステータス割り込みレジスタ206Kは、現バージョンのASICチップ130を識別するチップ識別フィールドを含む。このステータス/割り込みレジスタ206Kは、多数のステータスまたは割り込みビットをも含む。これらビットは、新たなV/D及びC/Dデータが得られた時と、レジスタが新たなデータで上書きされる前にレジスタが読取られていないので、V/DまたはC/Dデータの超過が生じた時と、冗長検査が冗長エラーを検出すれば設定される冗長エラービットと、開放リング検出器170が、高側または低側センサで開放リングを検出したかを示すステータスビットとを示す。
マイクロプロセッサ116は、SPIインターフェース208を介してレジスタ206A〜206Kと交信する。マイクロプロセッサ116が診断自己検査を開始する場合、アナログコンフィギュレーションレジスタ206F内の適切なビットを設定することにより診断自己検査を行う。次に、診断自己検査モードは、C/D変調器110及びV/D変調器112の双方で実行され、マイクロプロセッサ116は、CDデータレジスタ206A及びVDデータレジスタ206Bからの結果を読取る。次に、マイクロプロセッサ116はこれら結果を、工場検査中に記憶された期待値と比較する。診断自己検査の結果が許容範囲外であれば、マイクロプロセッサ116はエラー状態にフラグし、インターフェース118を介して制御室と交信する。
診断自己検査モードが実行されている間、マイクロプロセッサ116は、診断自己検査直前に行われた通常モード測定に基づいて通信媒体120上に出力を送信し続ける。従って、診断自己検査モードは制御室に対して透明であり、代用センサ読取り値を制御室へ与えることなしに実行される。
好ましくは、診断自己検査が実行されるスケジュールをマイクロプロセッサ116内に記憶する。このことは、制御室からのいかなる介入または指示の必要性をも持たずに診断自己検査を定期的に実行できるようにする。マイクロプロセッサ116は、自己検査手続き内に制御室回路を含む必要性を持たずに診断自己検査の結果を報告する。
あるいは、制御指示を、通信媒体120を越えてマイクロプロセッサ116へ送信することにより診断自己検査モードを制御室から開始できる。また、マイクロプロセッサ116は、マイクロプロセッサ116により行われた代用センサ読取り値の評価に加えてこれら代用センサ読取り値を制御室へ送信できる。
要するに、本発明の診断自己検査モードは、技術者によるフィールド検査を必要とせず、フィールド送信機の精度及び性能を定期的に検査する能力を備える。診断自己検査モードは、信号処理回路(例えば、ASICチップ130)をエラー源として識別できるため、修理及び交換が容易である。更に、自己検査モードは、フィールド送信機の製造中と同様に、ASICチップ130を製造中のファウンドリにおいて有益な検査である。
本発明をキャパシタンス差圧伝送器の文脈で説明したが、本発明をいかなるフィールド送信機にも適用できる。例えば、別の実施形態では、フィールド送信機は、歪みゲージのような抵抗圧力センサを用いて、感知圧力の関数である電圧を発生する。この電圧を、電圧・デジタルシグマデルタ変換器により、または、別の種類のアナログ・デジタル変換器によりデジタル値へ変換できる。代用センサ信号は、送信機10,100を参照して説明した信号と同じように発生される。
好適な実施形態を参照して本発明を説明したが、当業者は、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく詳細に変形形態を構成できると理解するであろう。
図1は、本発明の診断自己検査機能の第1実施形態を含むフィールド送信機のブロック図である。 図2は、本発明の診断自己検査機能の第2実施形態を含むフィールド送信機のブロック図である。 図3は、図2に示す送信機のキャパシタンス・デジタル(C/D)変調器のブロック図である。 図4は、図2に示す送信機の電圧・デジタル(V/D)変調器のブロック図である。 図5は、図2に示す送信機のデジタル区分のブロック図である。

Claims (35)

  1. 処理変数を表す信号を送信するフィールド送信機であって、該フィールド送信機が、以下:
    処理変数を感知し、該処理変数を表す物理センサ信号を発生する物理センサと、
    該処理変数に依存しない代用センサ信号を発生する代用センサと、
    入力信号を測定値に変換する信号処理回路と、
    通常モード中、物理パラメータセンサを該入力信号として該信号処理回路に供給し、診断モード中、該代用センサを該入力信号として該信号処理回路に供給する手段と、
    該通常モード中に発生された測定値の関数として出力信号を通信リンク上に送信する手段と、
    該診断モード中に発生された測定値に基づいて診断的評価を実行する手段と
    を備える、フィールド送信機。
  2. 請求項1に記載のフィールド送信機であって、前記通常モード中では前記物理センサに、前記診断モード中では前記代用センサに励磁信号を供給する手段を更に備える、フィールド送信機。
  3. 前記物理センサが容量圧力センサを備える、請求項1に記載のフィールド送信機。
  4. 前記代用センサが基準キャパシタを備える、請求項3に記載のフィールド送信機。
  5. 前記代用センサが複数の基準キャパシタを備える、請求項3に記載のフィールド送信機。
  6. 前記物理センサが温度センサを備える、請求項1に記載のフィールド送信機。
  7. 前記代用センサが基準電圧源を備える、請求項6に記載のフィールド送信機。
  8. 前記代用センサが零電圧入力信号を発生する、請求項7に記載のフィールド送信機。
  9. 前記物理センサが、前記処理変数の関数として可変キャパシタンスを発生する、請求項1に記載のフィールド送信機。
  10. 前記信号処理回路が、キャパシタンス・デジタル(C/D)変換器を備える、請求項9に記載のフィールド送信機。
  11. 前記C/D変換器がシグマデルタ変調器を含む、請求項10に記載のフィールド送信機。
  12. 前記物理センサが、前記処理変数の関数として可変電圧を発生する、請求項1に記載のフィールド送信機。
  13. 前記信号処理回路が、電圧・デジタル(V/D)変換器を備える、請求項12に記載のフィールド送信機。
  14. 前記V/D変換器がシグマデルタ変調器を含む、請求項13に記載のフィールド送信機。
  15. 請求項1に記載のフィールド送信機であって、
    前記診断モード中の前記測定値の期待値を記憶する手段を更に備える、フィールド送信機。
  16. 前記診断的評価を実行する手段が、前期診断モード中の前記測定値と前記期待値との比較に基づいて診断コードを発生する、請求項15に記載のフィールド送信機。
  17. 前記信号処理回路と、前記供給する手段とが集積回路内に組み込まれている、請求項1に記載のフィールド送信機。
  18. 前記代用センサが前記集積回路内に組み込まれている、請求項17に記載のフィールド送信機。
  19. フィールド送信機であって、以下:
    センサと、
    このセンサからの入力の関数として測定出力を発生する信号処理器と、
    該測定出力の関数として送信機出力を発生する通信インターフェースと、
    診断モード中、診断入力を該センサからの入力の代わりに該信号処理器に供給する診断自己検査回路と、
    該診断入力に応答して、該信号処理器の該測定出力に基づく診断出力を発生する手段と
    を備える、フィールド送信機。
  20. 前記センサが、可変キャパシタンス入力を感知パラメータの関数として前記信号処理器へ供給する、請求項19に記載のフィールド送信機。
  21. 前記診断自己検査回路が、前記診断モード中、基準キャパシタンス入力を前記信号処理器へ供給する、請求項20に記載のフィールド送信機。
  22. 前記診断自己検査回路が、複数の選択可能なゲイン及び線形化キャパシタを含む、請求項21に記載のフィールド送信機。
  23. 前記信号処理器が、シグマデルタキャパシタンス・デジタル(C/D)変調器である、請求項20に記載のフィールド送信機。
  24. 前記センサが、可変電圧入力を感知パラメータの関数として前記信号処理器へ供給する、請求項19に記載のフィールド送信機。
  25. 前記診断自己検査回路が、前記診断モード中、前記信号処理器へ基準電圧入力を供給する、請求項24に記載のフィールド送信機。
  26. 前記信号処理器及び前記診断自己検査回路が、集積回路内に組み込まれている、請求項19に記載のフィールド送信機。
  27. 前記診断自己検査回路が、前記診断入力を前記集積回路内に発生する、請求項26に記載のフィールド送信機。
  28. 通常動作モードを有するフィールド送信機であって、センサが、感知パラメータの関数であるセンサ信号を発生し、信号処理器が、該センサ信号を測定値へ変換し、通信インターフェースが、該測定値の関数として送信出力を送信し、以下:
    診断モード中、代用信号を該センサ信号の代りにする診断自己検査回路と、
    該診断モード中、該信号処理器により発生された該測定値に基づいて診断出力を発生する手段と
    により特徴付けられる、フィールド送信機。
  29. 前記信号処理器及び前記診断自己検査回路が、集積回路内に組み込まれている、請求項28に記載のフィールド送信機。
  30. 前記診断自己検査回路が、前記集積回路内で前記代用信号を発生する、請求項29に記載のフィールド送信機。
  31. 通常モード及び診断自己検査モードを有するフィールド送信機であって、該フィールド送信機が、以下:
    パラメータを感知し、センサ信号を発生するセンサと、
    該通常モード中には該センサ信号の関数として、また、該診断自己検査モード中には代理信号の関数としてデータ信号を発生するシグマデルタ変調器と、
    該通常及び診断自己検査モードを選択し、該通常モード中に発生された該データ信号の関数として送信出力を送信することを制御し、該診断自己検査モード中に発生された該データ信号が誤作動を示せば診断コードの送信を引き起こすデータ処理器と
    を備える、フィールド送信機。
  32. 診断自己検査を行うためにフィールド送信機を動作する方法であって、該方法が、以下:
    代用入力が該フィールド送信機の信号処理回路へのセンサ入力に代わる診断自己検査モードを開始する工程と、
    該信号処理回路の出力を、該代用入力に基づく期待出力と比較する工程と
    を包含する、方法。
  33. 請求項32に記載の方法であって、
    前記信号処理回路の出力と前記期待出力との比較に基づく前記診断自己検査の結果を表す診断コードを発生する工程を更に包含する、方法。
  34. センサにより感知されたパラメータの関数として出力を発生するフィールド送信機に用いる集積回路であって、該集積回路が、以下:
    該センサからの入力の関数として測定出力を発生する信号処理器と、
    診断モード中、該信号処理器の該測定出力が診断入力の関数であるように、該診断モード中、該診断入力を該センサからの入力の代わりに該信号処理器へ供給する診断自己検査回路と
    を備える、集積回路。
  35. 請求項34に記載の集積回路であって、該集積回路内で該診断自己検査回路が該診断入力を発生する、集積回路。
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