JP2006512172A - 歯科用インプラントシステム - Google Patents

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Abstract

歯科用インプラントと支台歯との組合せ物は、インプラント本体部と支台歯部とを含んでいる。インプラント本体部は組合せ物の遠位端に配置され、少なくとも一部が患者の顎骨の骨頂よりも下方に位置するようにされている。支台歯部は、組合せ物の近位端に配置され、少なくとも一部が患者の顎骨の骨頂よりも上方に位置するようにされている。支台歯部は、フレア部と、ショルダ部と、最終修復部とを有している。ショルダ部は、フレア部と最終修復部との間に位置している。

Description

発明の分野
本発明は、一般的には歯科用インプラントに関し、特に歯科用インプラントシステムに関する。
関連技術の説明
インプラント歯科医術は、人工部品を使用した、患者の口腔内の1本以上の歯の修復を含んでいる。このような人工部品は典型的には、歯科用インプラントと、歯科用インプラントに固定された補綴歯および/または最終支台歯とを有している。歯の修復過程は三段階で実行することができる。
段階Iは、歯科用インプラントを患者の顎骨に植え込むことを含んでいる。口腔外科医はまず、患者の歯肉組織を切り開いて患者の顎骨に到達し、交換されるべき歯の残部を除去する。次に、植え込まれる歯科用インプラントの幅が入るように、インプラントが固定される患者の顎の特定の部位が、ドリルおよび/またはリーマによって拡げられる。その後、歯科用インプラントは、典型的にはねじ込みで、顎骨の穴の中に挿入される。ただし、歯科用インプラントを顎骨に挿入するための他の技術も知られている。
インプラント自体は通常、純チタンまたはチタン合金から製造される。このような材料は、フィクスチャを患者の顎骨と骨一体化させることが知られている。歯科用インプラントフィクスチャはまた通常、フィクスチャ本体の少なくとも一部を通り、その近位端を抜けて延びる中空のねじ付きボアを含んでいる。フィクスチャ本体の近位端は頂骨(crestal bone)を通して露出され、最終的な補綴歯および/または様々な中間部品または支台歯を受け入れ支持する。
最初にインプラントが骨の中に埋め込まれると、内部穴を塞ぐために、カバーねじが露出した近端部の上に固定される。次に、患者の歯肉は、インプラントの部位が治癒しインプラントと骨との望ましい一体化が生じるように、インプラントの上方で縫合される。完全な骨一体化には、典型的には約4ないし10ヶ月を要する。
段階IIにおいて、外科医は、患者の歯肉組織を切開して、インプラントフィクスチャに再び到達する。インプラントの内部は完全に清掃され、乾かされる。外科医は次に、仮の治癒用支台歯または最終支台歯をインプラントに取り付ける。通常、治癒用支台歯または最終支台歯はねじ付きの支柱を含んでおり、インプラントの中空のねじ付きボアに直接ねじ込まれる。最終支台歯の位置や向きや形状を正確に記録するために、外科医は患者の口腔の型すなわち印象を採取してもよい。印象は、口腔および支台歯のプラスター模型すなわちアナログを作るために使用され、補綴用交換歯や任意の必要な中間補綴部品を作るのに必要な情報を与える。段階IIは典型的には、仮セメントで保護キャップを支台歯に固定することによって終了する。あるいは、従来の仮修復物を支台歯に取り付けてもよい。
段階IIIは、審美性のある補綴歯を作製し、インプラントフィクスチャに配置することを含んでいる。プラスターアナログによって、歯科技工士は患者の口腔および最終支台歯の模型を得ることができる。技師は、この模型に基づいて、最終修復歯を作製する。修復プロセスの最終ステップで、最終修復歯は支台歯に取り付けられる。
本発明の一実施態様は、身体の自然防御機構によって、約1〜3ミリメートルの軟組織帯が、支台歯・インプラント境界面(すなわち微小間隙)と歯槽骨頂との間に生じやすくなるという認識を含んでいる。この帯域は「生物学的幅」と呼ばれ、歯科用インプラントだけでなく天然歯の周りにも存在する。生物学的幅は典型的には、インプラントの周囲360°に延び、歯槽骨頂の上を覆い、かつ補綴歯冠の縁部の先端となるような位置に存在する(約2.5〜3ミリメートル)。生物学的幅は、約1ミリメートルの歯肉溝と、約1ミリメートルの上皮付着と、約1ミリメートルの結合組織帯とからなる。従来のインプラントでは、支台歯・インプラント境界面は典型的には、歯槽骨頂と同じ高さにある。このような場合、骨組織は再吸収され、歯槽骨頂は適当な生物学的幅が再確立される位置まで後退する。この骨の損失は、美観上も強度上も望ましくない。
したがって、一つの実施態様では、一体型歯科用インプラントはインプラント本体部と支台歯部とを含んでいる。インプラント本体部はこの組合せ物の遠位端に配置され、その少なくとも一部が患者の顎骨の骨頂よりも下方に位置するようにされている。支台歯部は、この組合せ物の近位端に配置され、その少なくとも一部が患者の顎骨の骨頂よりも上方に位置するようにされている。支台歯部は、フレア部と、ショルダ部と、最終修復部とを有している。ショルダ部は、フレア部と最終修復部との間に位置している。
これらのすべての実施態様は、本明細書に開示される本発明の範囲内である。当業者には、本発明のこれらのおよびその他の実施態様が、添付の図を参照した好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から容易に明らかとなろう。本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではない。
次に、本発明のこれらのおよびその他の特徴について、本発明を例示することが意図され、限定することは意図されていない好ましい実施形態の図面を参照して説明する。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1A〜1Cは、一段階型歯科用インプラント10の例示的な実施形態を示している。当技術分野で知られているように、一段階型インプラントによれば、段階Iと段階IIの手術は一つの手順に統合されることができる。インプラント10は、以下に詳しく説明する1つ以上の歯科用アタッチメントまたは部品を受け入れ支持する大きさおよび寸法を有していることが好ましい。特に、歯科用インプラント10は、最終修復歯を支持する大きさおよび寸法を有している。インプラント10は、歯科グレードのチタン合金で作られることが好ましいが、他の適切な材料を使用してもよい。
図1Aに最もよく示されているように、インプラント10は、本体部12と、ネック部14と、カラー16とを含んでいる。本体部12は、好ましくは遠位端側が先細り形状となった概ね円筒形の形状で、患者の顎骨にあらかじめ形成されたねじ付き穴または骨切り部(osteotomy) (図示せず)と噛み合うようにされることのできるねじ部18を含んでいる。しかし、本体部12は自己ねじ切り方式としてもよいことを理解されたい。図示の本体部12は先細り形状の部分すなわち円錐部を有しているが、本体部12はほぼ円筒形でもよく、全体が先細り形状となっていてもよいことを理解されたい。最後に、医師がねじ部のないインプラントを使用したい場合、本体部12にねじ部を設けなくてよいことを理解されたい。一つの特定の実施形態では、本体12は、Nobel Biocareから販売されているBranemark System(登録商標)の一群のインプラントとほぼ同様の形状を有している。このような実施形態では、下部はほぼ円筒形で、ねじ部を含み、当技術分野で公知の自己ねじ切り方式であってもよい。
インプラントのカラー16はほぼ円筒形で、好ましい実施形態では、軸線方向長さが約2ミリメートルの垂直側壁26によってその一部が形成されている。修正された実施形態では、インプラント10は、ネック14および/またはカラー16を備えていなくてよい。同様に、ネック14および/またはカラー16の寸法は、例示した実施形態より小さくても大きくてもよい。
図示の実施形態では、本体12は、骨一体化を促進するようにされた骨付着面21で覆われていることが好ましい。一つの実施形態では、骨付着面21は本体12の表面積を広げている。このような実施形態では、面積を広げるために、たとえば酸エッチング(たとえば、登録商標TiUniteの名前でNobel Biocareによって製造されている酸化面などの、酸化チタン面を適用する。)、砂吹付け、および/または機械加工などのいくつかの異なる方法で下部12を粗く仕上げることによって、骨付着面21を形成することができる。あるいは、本体21の表面積を広げる物質で下層面を被覆することによって骨付着面21を形成してもよい。リン酸三カルシウム(TCP)やヒドロキシアパタイト(HA)などのリン酸カルシウムセラミクスが適切な材料の例である。他の実施形態では、骨付着面21は、骨一体化を促進するように構成され、単独で使用することも上述の粗仕上げおよび/または被覆と組み合わせることもできる、たとえばねじ、マイクロスレッド、くぼみ、溝などの巨視的構造を有していてもよい。
引き続き図1Aおよび1Bを参照すると、例示の実施形態では、骨付着面21の頂縁部23は、ネック14を通りカラー16まで上方に延びていることが好ましい。修正された実施形態では、頂縁部34は、自然に生じる患者の柔組織形態の輪郭形状に従うか、少なくともよく似た、少なくとも1つ以上、好ましくは2つの山および谷を有する湾曲したまたは波型の形状を有していてもよい。他の実施形態では、この山および谷は、自然に生じる患者の柔組織形態の輪郭形状に従うか、または少なくともよく似た直線および/または曲線の様々な組合せによって近似されてもよいことを理解されたい。
プラークおよび歯石の蓄積を減らすため、カラー16の頂縁部23より上方の表面35が研磨されていてもよい。修正された実施形態では、軟組織付着を促進し、強化し、または維持するように表面35を処理してもよい。このような処理には、成長因子を加え、蛋白質を加え、粗仕上げ加工をおこない、および/または表面積を広げるコーティングを施すことが含まれる。さらに、表面35は、カラー16の色を変えるコーティングで修正され、または覆われていてもよい。たとえば一つの実施形態では、表面35は、概ね白色すなわち「歯のような」色のヒドロキシアパタイト(HA)材料または他のセラミックコーティングで被覆されている。
引き続き図1A〜1Cを参照すると、例示のインプラント10は、カラー16と一体的に形成され、またはカラー16に永久的に取り付けられた上部部分すなわち支台歯38を含んでいる。このように、支台歯38とカラー16との間に「マイクロギャップ」がないことが好ましい。好ましい実施形態では、本体12、カラー16、および支台歯38は一塊の材料(たとえば、歯科グレード合金)から機械加工される。以下に詳しく説明するように、支台歯38は、最終修復歯および他の歯科部品を支持する大きさおよび寸法を有している。
図1Aおよび1Bに最もよく示されているように、最終支台歯38の外面は、上部領域40とフレア領域42とを含んでいることが好ましい。図示の実施形態では、上部領域40はほぼ平滑で、先細り形状となっている。上部領域40はまた、ほぼ平坦な頂面48を備えている。上部領域の底部(すなわち、フレア領域42に最も近い部分)の近くには、ショルダすなわちリッジ47に向けて外向きに広がるフレア部45がある。フレア領域42はリッジ47を始点として延び、上部領域40をカラー16の垂直側壁26と結んでいる。
図示の実施形態では、上部領域40はまた、複数の溝51(図1Cも参照)を含んでいることが好ましい。溝51は、後述のように、最終修復歯の向きを定めその回転を防止するのに役立つ。したがって、最終修復歯は、支台歯38の上部領域40の形状に一致するかまたは噛み合う内面を有していてもよい。しかし、当業者は、上部領域40および溝51を、最終修復歯54と支台歯38との間に回転防止境界面が形成される他の様々な形状にも形成できることを容易に理解されよう。
一般に図示の歯科用インプラント10は、概ね円形の断面形状を有している。しかし、修正された実施形態では、円形以外の断面でもよいことを理解されたい。たとえば、上部領域およびフレア領域の断面は、天然歯の断面に類似した円形以外(たとえば、楕円形)の断面を有していてもよい。
最終修復歯を永久的に固定するため、支台歯38の上部領域40にセメントを塗布してもよい。あるいは、最終修復歯52をねじ(図示せず)によって最終支台歯38に連結してもよい。このような構成では、支台歯38の側にねじ穴(図示せず)を設けてもよい。
図1Dに最もよく示されているように、支台歯38は、ねじ付き部53を含んだ内側ボア52を含んでいるのが有利である。以下により詳しく説明するように、内側ボア52は、インプラント10の様々な部品を連結するのに用いることのできる連結ねじを受け入れるようにされている。内側ボア52は、たとえば平坦な側面、溝、および/またはくぼみ等の1つ以上の回転防止機構を含む回転防止チャンバ55も含んでいてもよい。駆動工具からのトルクを歯科用インプラント10に伝え、またはインプラント10とインプラント10に嵌められる部品(たとえば、治癒用キャップ、印象コーピング、修復歯)との間の回転を防止するため、対応する回転防止機構を備えた駆動工具(図示せず)を回転防止チャンバに挿入することができる。一つの実施形態では、回転防止チャンバ55は、従来のAllen(登録商標)レンチ等の六角形工具を受け入れるようにされた六角形のくぼみを有していてもよい。別の実施形態では、チャンバ55は、平坦な側面部またはわずかに湾曲した側面部によって互いに連結された複数の凹状側面部を有する先細り形状のくぼみを含んでいてもよい(たとえば、Nobel Biocare ABから登録商標Unigripの名前で市販されている内側連結部を参照されたい。)。
図示の内側ボア52は、環状のくぼみすなわちノッチ57も含んでいてもよい。ノッチ57は、嵌められる部品または駆動装置の、プロングまたは係合部を受け入れるようにされることができる。このように、駆動装置または嵌められる部品は、インプラント10に取り外し可能に嵌められることができる。嵌められる部品または駆動装置とシステムとの間には、解放可能な保持力を発生させる様々な相補表面構造のいずれかを設けることができる。たとえば、嵌められる部品または駆動装置は、ノッチ57と協働する1つ以上のレバーアームまたはプロングを含んでいてもよい。他の実施形態では、駆動装置または嵌められる部品は、摩擦による保持力または機械的干渉ばめによる保持力を発生するようにされた弾性材料のバンドを含んでいてもよい。図示の実施形態では、解放可能な保持力はノッチ57を設けることによって加えられる。しかし、修正された実施形態では、相補表面構造は、ノッチ57なしでボア52に嵌められるように構成することができる。
図2A〜2Dは、上述の歯科用インプラント10と組み合わせて使用できる治癒用キャップ76の例示的な実施形態を示している。治癒用キャップ76は、たとえばポリエステルやナイロンなどの合成ポリマーで作ることができる。しかし、他の適切な材料を使用してもよいことを理解されたい。治癒用キャップ76は、それが患者の口腔内に配置されたときに自然な外観を示すように、白色または天然歯に近い色を有していることが好ましい。
治癒用キャップ76は、内側キャビティ78を形成する内面77を含んでいる。内面77はさらに、頂部開口部80と底部開口部82とを形成している。内面77は、治癒用キャップが支台歯38の上部領域40上に嵌る大きさおよび寸法を有している。特に図2Cを参照すると、内面77は、最終支台歯38のフランジ部45に当接する大きさおよび寸法を有するベース面84のように、治癒用キャップ76が支台歯38上を前進することを制限する停止部を含んでいることが好ましい。
引き続き図2Cを参照すると、治癒用キャップ76はさらに、組織後退フランジ86を含んでいることが好ましい。組織後退フランジ86は、治癒用キャップ76が支台歯38上に配置されたときに、治癒用キャップ76が支台歯38のショルダ47の少なくとも上側境界部を越えて延びる大きさおよび寸法を有している。組織後退フランジ86の目的および機能について以下に説明する。
図2Bを参照すると、頂部開口部80は、頂部部分88および底部部分90によって画定されていることが好ましい。頂部部分88の直径は第2の部分90の直径よりわずかに大きい。したがって、第1の部分88と第2の部分90との間には座面92が形成されている。座面92は、治癒用キャップねじ94(図3参照)を支持する。あるいは、このような形状の代わりに、またはこのような形状に加えて、開口部80は、フレア状の座面を形成するように末広がり状にされていてもよく、または面取りされていてもよい。
支台歯38と同様、治癒用キャップ76の図示されている断面は円形であるが、修正された構成では、円形以外の断面でもよいことを理解されたい。たとえば、断面は、天然歯の断面に類似した円形以外の断面であってもよい。
次に図3を参照して、治癒用キャップねじ94について説明する。治癒用キャップねじ94は、治癒用キャップ76を貫通して延び、かつ治癒用キャップ76を最終支台歯38に連結させる大きさおよび寸法を有している。治癒用キャップねじ94は、歯科グレードチタン合金で作られることが好ましいが、他の適切な材料を使用してもよい。治癒用キャップねじ94は、フランジ96と、回転防止用くぼみ98と、胴部99と、下部ねじ部100とを含んでいる。フランジ96の直径は、治癒用キャップ76の上部部分88の直径よりわずかに小さいことが好ましい。くぼみ98はフランジ96を貫通して延びており、治癒用キャップねじ94を回すのに用いることのできる、たとえば従来のAllen(登録商標)レンチなどの六角形工具、またはNobel Biocare ABによって登録商標Unigripの名前で販売されている工具を挿入することができる。ねじ部100は、インプラント10のねじ付きボア52と噛み合う大きさおよび寸法を有している(図1D参照)。
胴部99の直径は、治癒用キャップ76の底部部分の内径よりわずかに大きい。胴部99は、フランジ96の下方に配置され、その直径が治癒用キャップの底部部分90の内径よりわずかに小さい溝101を含んでいることが好ましい。このため、治癒用キャップねじ94は、底部部分90が溝101に嵌り、頂部部分97が治癒用キャップ76の頂部と同一平面を形成するように治癒用キャップ76にプレス嵌めすることができる。このようにして、治癒用ねじ94は治癒用キャップ76に拘束され、治癒用キャップ76の内側で自由に回転することができる。もちろん、修正された構成では、治癒用キャップねじ94を拘束機能なしで構成することができる。
使用時には、医師はまず段階Iの手術時に、骨付着面の頂縁部23が骨の最上面と概ね揃うかまたは最上面よりわずかに上方となるように、患者の顎骨内にインプラント10を配置する。医師は次に、治癒用キャップ76を支台歯38上に配置し、拘束された治癒用キャップねじ94を用いて治癒用キャップ76を支台歯38に連結する。具体的には、医師は、ねじ部100がインプラント10の内側ボア52と係合するように、治癒用キャップねじ94を回す。これにより、治癒用キャップ76は支台歯38にしっかりと保持される。以下により詳しく説明するように、治癒用キャップ76は、インプラント部位の周りにおける患者の歯肉組織の治癒および成長の制御に役立つ。治癒用キャップ76はさらに、患者の口腔の外観を向上させ、患者に仮の咀嚼面を与える。必要に応じて、治癒用キャップ76を用いて仮の修復歯を支持することもでき、かつ/または治癒用キャップ76自体を仮の修復歯の形にしてもよい。
次に患者は帰宅し、インプラントの顎骨との骨一体化および患者の歯肉の治癒が可能となる。インプラントの骨一体化が進み、歯肉が治癒すると、患者は歯科医に戻り、歯科医は患者の口腔の印象を採取する。医師は、治癒用キャップねじ94を緩め、最終支台歯38から治癒用キャップ76を取り外す。以下により詳しく説明するように、医師は、口腔内での歯科用支台歯の位置、向き、および形状を記録するため、この時点で患者の口腔の印象をとる。
以下に説明するように、印象は、患者の口腔の模型を作り最終修復歯を形成するために用いられる。上述のように、最終修復歯は、支台歯38の上部領域40に嵌る内表面を有している。したがって、最後の手順では、医師は最終修復歯を、最終支台歯38上に滑り入れ、セメントで所定の位置に固定しかつ/またはねじで固定することによって、取り付けることができる。
図2Dに最もよく示されているように、組織後退フランジ86は、支台歯38の周りにおける患者の歯肉組織の治癒および成長を制御する。これに対して、従来技術の保護キャップは、支台歯のショルダ領域に設置されていた。この場合、治癒期間中の歯肉組織は、治癒期間中にショルダ領域の近くおよび上方で成長することとなる。このため、いくつかの問題が起こる可能性がある。たとえば、このような保護キャップを取り外すとき、歯肉組織が弛緩してショルダ領域上に倒れこむ傾向がある。支台歯の印象をとる際、ショルダ領域にかかった歯肉組織によって印象の精度が損なわれる可能性がある。さらに、米国特許第5,688,123号に開示されたような印象キャップを使用する場合、印象キャップがショルダ領域上に係合ばめされる際に、ショルダ領域に倒れこんだ歯肉組織が印象キャップとショルダ領域との間に挟まれるおそれがある。これは、患者に不快感を引き起こす可能性がある。さらに、最終修復歯が最終支台歯およびインプラントに取り付けられる際に、歯肉組織が最終修復歯とショルダ領域との間に挟まれるおそれがある。
これに対して、治癒用キャップ76の図示の実施形態は、最終支台歯38のショルダ47の下方まで延びる組織後退フランジ86を含んでいる。組織後退フランジ86は、歯肉組織を下方に、かつショルダ47から離れる方向に押す。組織後退フランジ86はさらに、歯肉組織を横方向に、かつショルダ47から離れる方向に押す。したがって、歯肉組織と最終支台歯38のショルダ47との間には隙間が形成される。したがって、治癒用キャップ76が取り外されたときに、歯肉組織がショルダ47に倒れこみにくくなる。この構成は、(i)印象の採取時、および(ii)印象キャップが支台歯に取り付けられおよび/または最終修復歯が支台歯38に取り付けられるときに、患者の歯肉が支台歯のショルダ47に倒れこむことを防止しやすい。これは、より精確な印象の採取と、患者の不快感の最小化につながる。
組織後退フランジ86は、上述のいくつかのまたはすべての結果を実現するように、ショルダ47から十分離れた位置に歯肉組織を保持する。一般に、組織後退フランジ86は歯肉組織を、ショルダから少なくとも約0.25ミリメートル、実施形態によって約0.5ミリメートル、他の実施形態では1ミリメートル以上下方に保持する。治癒用キャップ76に関する他の実施形態およびさらなる詳細は、2002年8月13日発行の「装着部位治癒用支台歯システム(HEAL IN-PLACE ABUTMENT SYSTEM)」という名称の米国特許第6,431,866号に記載されている。本特許は、引用によって本明細書に全体的に組み込まれる。
図4A〜4Eは、上述の歯科用インプラント10の印象をとるのに用いることができる印象キャップ174を示している。この例示的な実施形態では、印象キャップ174は、解放可能な保持力によって歯科用インプラント10に嵌められるようにされている。図示の印象キャップ178は、近位端182および遠位端184を含む本体180を有している。本体122は、たとえばポリカーボネート等の、弾性を有し成形可能なプラスチックおよび/またはポリマーで作ることが好ましい。本体180は、内側キャビティ188を形成する内表面を画定している。内側キャビティ188は、印象キャップ178が支台歯38の上部領域40の上に嵌るように構成されている。
図示の実施形態では、印象キャップ178は好ましくは、インプラント10の支台歯38にスナップばめ(snap fit)で嵌められるようにされている。図示の実施形態では、図4Dに最もよく示されているように、このスナップばめは、ノッチすなわち溝190を遠位端182に設けることによっておこなわれる。溝190は、支台歯38のショルダ47上に係合するようにされている。すなわち、溝190は、印象キャップ178が支台歯38に連結されるように、係合位置で支台歯38のショルダ47の周りに嵌められる。図示の実施形態では、溝190は概ねV字形で、遠位部192と、尖部194と、近位部196とを有している。係合位置では、近位部196は支台歯38のショルダ47の概ね下方にあり、尖部136はショルダ47と概ね平行であり、遠位部192はショルダ47の概ね上方にある。図示の実施形態では、有利なことに、遠位部192は支台歯152のフレア部45と同一平面を形成するような方向を向いている。遠位部192は、尖部194の半径に滑らかに接続されている(blend)ことが好ましい。一実施形態では、尖部194の半径は約0.004インチから0.002インチであり、好ましい実施形態では、尖部の半径は約0.003インチである。
溝190は、印象キャップ178が係合位置で最終支台歯158に対して回ることができる大きさおよび寸法を有していることが好ましい。すなわち、好ましい実施形態では、溝192によって画定された空間は、最終支台歯152のフレア部45、ショルダ47、およびノッチ172の対応する部分よりわずかに大きい。このため、印象キャップ178の近位部196は、係合位置では、応力(たとえば、たわみかつ/または圧縮された状態)を受けない。もちろん、修正された実施形態では、溝192は、係合位置で近位部が応力を受け、したがって最終支台歯152に確実な保持力をかける大きさおよび寸法を有していてもよい。
再び図4Aを参照すると、図示の実施形態では、側壁186が天井部187の近位部から延びている。側壁186と天井部187との接合部142は、印象キャップ178が係合位置にあるときに支台歯38の頂面とほぼ同じ高さにあることが好ましい。図示の実施形態では、側壁186はかなり滑らかであり、ほぼ円筒形の形状を有している。しかし、修正された実施形態では、側壁186は、後述のようにキャビティ188に注入される印象材料の保持力を高めるために、テクスチャ加工または粗仕上げされていてもよい。側壁186の形状は、支台歯38の頂面の近くに印象材料用の大きな空間を形成できることから、一般的にはほぼ円筒形の形状が好ましいが、後述のように歯科医によって修正されてもよい。これに応じて、支台歯38のショルダ47の近くには、印象材料用の小さな空間が形成されることにもなる。したがって、この構成によれば、支台歯38のショルダ47の所で薄くなる、薄い、またはそぎ刃のような印象材料が形成される。
図示の実施形態では、天井部187は漏斗形である。すなわち、天井部187は、最も遠位側の端部184から側壁186に向けてテーパ形状となっている。天井部187は、印象キャップ120が係合位置にあるときに支台歯38の頂面の上方に遷移空間を形成しているのが有利である。遷移空間は、支台歯38より上方の印象材料が支台歯38の側面およびショルダ47まで流れることを容易にする。
特に図4Aを参照すると、印象キャップ178はまた、印象材料を内側キャビティ188に注入する経路を形成する注入口150を含んでいる。図示の実施形態では、注入口150は、遠位端184である印象キャップ120の頂面152上に設けられ、遷移空間と連通している。図示の注入口150は、先細り部152と円筒部154とを含んでいる。円筒部154の直径は、印象キャップ178がインプラント10上に嵌められたときの支台歯38の頂部と側壁186との間の隙間に概ね等しいことが好ましい。この構成は、印象キャップに注入された印象材料が支台歯38の側面と側壁186との間の空間の方へ向けられるので、好ましい。一実施形態では、円筒部の直径は約0.06インチであり、先細り部152の最も遠位側部分の直径は約0.09インチである。
図4Aおよび4Cに最もよく示されているように、印象キャップ178は本体122を通ってキャビティ188内に延びる複数の排出穴156を含んでいる。図示の実施形態では、排出穴156は3列設けられている。各列は、垂直方向に一列に備えられた3つの排出穴156を有している。各列は、印象キャップ178の円周に沿って、約120°の間隔で配置されている。以下に詳しく説明するように、排出穴156は、空気および余分な印象材料の排出口を形成している。一実施形態では、排出穴156の直径は約0.2インチである。図示の実施形態では排出穴156は概ね円筒形であるが、修正された実施形態では、内側キャビティ188に露出した端部の直径が他方の端部の直径より小さい漏斗形であってもよい。
再び図4Aを参照すると、印象キャップ178は、1つ以上の埋め込み機構160を含んでいることが好ましい。以下にさらに詳しく説明するように、埋め込み機構160は、印象トレー内における印象キャップ178の把持および保持を容易にする。1つ以上のこの埋め込み機構は、印象キャップの長手方向軸164を概ね横切る方向に設けられた少なくとも1つの干渉面162を形成していることが好ましい。図示の実施形態では、埋め込み機構160は、本体122の遠位端184に位置するフランジ166を有している。図示のフランジ166は、フランジ166の四隅を貫通する複数の通し穴168を含んでいる。一実施形態では、各穴168の直径は約0.050インチであることが好ましい。図4Eでは、印象キャップ178は一対のフランジ166を含んでいる。
使用時には、印象キャップ178は、支台歯38の印象をとり、かつ/またはインプラント10の向きを記録するのに用いることができる。このような印象は、段階1、2、または3のうち歯科医が有効と考える段階で採取することができる。いくつかの実施形態では、印象材料がボア52に入ることを防止するため、支台歯38のボア52にまず閉止プラグ(図示せず)を挿入してもよい。
閉止プラグを所定の位置に配置した後、医師は、図4Eに示されているように、印象キャップ178を支台歯38上に係合嵌めする。印象キャップ178を所定の位置に配置した後、医師は、小さいノズルを有する注入器(図示せず)を用いて、たとえばポリビニルシロキサンやポリエーテルなどの印象材料を、加圧下でキャビティ188に注入する。この場合、小さいノズルの先端を、注入口150を通して内側キャビティ188の中まで入れることが好ましい。
印象材料が印象キャップ178の中に押し込まれると、空気と余分な印象材料186が排出穴156から押し出される。医師は引き続き、印象材料が大部分の排出穴156から、より好ましくはすべての排出穴156から押し出されるまで、印象材料を印象キャップ178に注入し続ける。これによって、印象材料は確実に、内側キャビティ188に完全に充填される。このため、印象キャップ178内の印象材料は、内部に空隙や裂け目を生じることなく、支台歯38の上部領域40の精密な印象を提供するであろう。排出穴156に押し込まれた余分な材料は、排出穴156内で動けなくされ、または閉じ込められる。上述のように、いくつかの実施形態では、排出穴156は漏斗形である。このような形状は、印象キャップ178と印象材料との連結を向上させ、印象材料が印象キャップ178から離脱することを防止するのに役立つ。
印象材料を印象キャップ178に注入した後、患者の口腔弓全体または四分円から印象を採取することが好ましい。これは、通常、第2の印象材料が充填されたU字形印象トレー(図示せず)の使用を含んでいる。トレーは、口腔内に、印象キャップ178を覆うように挿入される。このため、印象キャップ178は第2の印象材料に埋め込まれる。印象キャップ178の干渉面162は、印象材料と印象キャップ178との機械的な連結を容易にする。このような連結は穴156によってさらに強化される。
第2の印象材料が設定されると、トレーは口腔から取り外される。印象キャップ178は、第2の印象材料に埋め込まれたままであり、したがって、トレーが取り外されるときに最終支台歯38から外される。トレーは次に歯科技工所に送られ、歯科技工士がトレーを用いて最終修復歯(すなわち、歯科補綴物)を作製する。支台歯のアナログ(図示せず)が、患者の口腔内の支台歯38およびインプラント10と同じ軸方向で、印象キャップ内に配置されることができる。次に、印象トレーは、歯科用石膏または任意の模型作製材料で充填され、または覆われる。模型作製材料が設定されると、模型は印象から分離される。この模型は、インプラント部位を正確に再現したものであり、歯科技工士は、適切な位置に、軸方向および回転方向を揃えて、患者の最終修復歯を作製することができる。
次に、コーピングの使用および/または石膏模型上の支台歯の修正を含む従来の技術を用いて、石膏すなわちプラスターアナログによって最終修復歯(図示せず)を形成することができる。他の実施形態では、様々な市販の製造用CAD/CAMシステムを用いて石膏模型またはプラスチック模型を走査し、最終修復歯の設計および製作を支援することもできる(たとえば、Nobel Biocareによって、登録商標Proceraの下で市販され使用されているシステム)(たとえば、引用によって本明細書に全体的に組み込まれる米国特許第6,062,861号、第5,938,446号、第5,880,962号、第5,752,828号、第5,733,126号、第5,652,709号、第5,587,912号、第5,440,496号も参照されたい。)。他の実施形態では、事前に作製されたコーピングおよび/または最終修復歯を使用してもよい。
いくつかの例では、歯科医は、支台歯38の上部領域40の形状を修正することを選択できる。たとえば、咬合長(occulusal length)および軸方向ドロー(axial draw)を改善するために上部領域40を修正することができる。一例として、バー(bur)を有する高速歯科ハンドピースを用いて上部領域40を修正することができる。
印象キャップ178の1つの利点は、修正された支台歯の形状を記録するのに用いることができることである。すなわち、支台歯38を修正した後、印象キャップ178は所定の位置に係合嵌めされることができる。次に、印象キャップ178が上述のように充填され、患者の口腔の印象が採取される。印象トレーは次に、歯科技工所に送られる。歯科技工所では、印象キャップ178に歯科用石膏または任意の模型作製材料が充填され、それによって第1の印象材料に保存された支台歯38の上部領域40の形状が再現される。
修正された実施形態では、印象キャップ178は、解放可能な保持力によっては歯科用インプラント10に嵌められないようにすることができる。このような実施形態では、キャップ178は支台歯のショルダ47上に置かれるようにすることができる。このように、修正された印象キャップを、当技術分野で公知のピックアップコーピングとして使用することもできる。
印象キャップ178の他の実施形態および詳細は、2001年8月30日に出願された、「印象キャップ」という名称の同時係属中の米国特許出願第09/945,158号に記載されている。本出願は、引用によって本明細書に全体的に組み込まれる。
図5A〜5Eは、最終修復歯を形成するために上述のインプラント10と共に使用できるコーピング600の例示的な実施形態を示している。図示のコーピング600は、図1Aのインプラント10の支台歯38、または支台歯38のアナログに嵌められるようにされている。
図示のコーピング600は、本体602を有している。本体602は、内側キャビティ606を画定する内面604を含んでいる。内面604は、コーピング600が支台歯38上に嵌められるようにされている。
内面は、1つ以上の脚部すなわちスタンドオフ610を含んでいる。各スタンドオフ640は、内面604からキャビティ606の中心に向かって、少なくとも約10ミクロン、しばしば約25〜50ミクロンの距離を延びていることが好ましい。内面604はさらに、支台歯38のショルダ47上に設置されるようにされたフランジ部612を含んでいることが好ましい。フランジ部612は、コーピング600が支台歯38またはアナログの中心に芯を合わせて配置され、内面604の頂面614が支台歯38またはアナログから所望の距離(たとえば、少なくとも約10ミクロン。しばしば約25〜50ミクロン。)だけ上方となるような大きさおよび構成であることが好ましい。
図示の構成では、スタンドオフ610は、内面604の頂面615から延びていることが好ましい。さらに、コーピング600は、好ましくは内面604の周りに沿って互いに約60°離れて配置された6つのスタンドオフ610を含んでいることが好ましい。この構成は、図示のコーピング600が支台歯38に対してどのような角度を向いていても、スタンドオフ610がくぼみまたは溝51(図1A参照)の中に入ることがないため好ましい。そのため、少なくとも1つのスタンドオフ610は支台歯38の外面に接触する。このようにして、スタンドオフ610とフランジ部612は協働してコーピング600と支台歯38との間にほぼ一様な隙間を形成する。
図6A〜6Cは、他の構成のコーピング700を示している。図示のコーピング700も、インプラント10の支台歯38に嵌められるようにされている。図示のコーピング700は本体702を有している。本体702は、内側キャビティ706を画定する内面704を含んでいる。内面704は、コーピング700が上述した支台歯38の上部領域上に嵌められるようにされている。内面704は、1つ以上の脚部すなわちスタンドオフ710を含んでいる。この構成では、スタンドオフ710は、支台歯38の溝またはくぼみ51(図1A参照)内に嵌められるようにされている。このため、スタンドオフ710は、コーピング700の支台歯38に対する向きを定め、回転を防止するのに役立つ。スタンドオフ710はさらに、コーピングの内面704が、最終支台歯またはアナログ550の外面から少なくとも10ミクロン、しばしば約25〜50ミクロンの距離だけ上方となるようにされている。すなわち、スタンドオフ710は、内面604を始点として、溝またはくぼみ51の深さより少なくとも10ミクロン、しばしば約25〜50ミクロンの距離だけ長く延びるようにされている。
内面704はさらに、支台歯38の下部部分またはショルダ47上に設置されるようにされたフランジ712を含んでいることが好ましい。フランジ部712は、コーピング700がアナログの中心に芯を合わせて配置され、内面704の頂面715が支台歯38から所望の距離(たとえば、少なくとも10ミクロン。しばしば約25〜50ミクロン)だけ上方となるような大きさおよび構成であることが好ましい。スタンドオフ710とフランジ部712は協働してコーピング700と支台歯との間に一様な隙間を形成する。
上述のコーピング600、700から最終修復歯を形成するにはいくつかの方法がある。そのような方法の一つは、コーピング600、700の内面604、704とほぼ同様の内面を有する金属コーピングを形成するために、インベストメント鋳造法を用いることである。この方法では、コーピング600は、プラスチックまたはインベストメント鋳造に適した他の材料で作ることができる。技工士は例えば、コーピング600の外面にろうを塗布し、金属コーピングの模型を形成する。技工士は、インプラント10のアナログからろうおよびコーピング600を取外し、この集合体をインベストメント材料で覆う。次に、インベストメント材料は加熱され、ろうおよびコーピング600が除去される。技工士は、たとえば金や他の適切な材料などの金属をインベストメント材料に充填する。金属が凝固すると、金属コーピングを取り出すため、インベストメント材料は破壊される。
金属コーピングは、プラスチックコーピング600の内面604とほぼ同じ形状および大きさの内面を有しているであろう。したがって、金属コーピングは、上述のスタンドオフ610とほぼ同じ大きさのスタンドオフを含んでいるであろう。さらに、金属コーピングの内面は、プラスチックコーピング610の頂面615と下部フランジ612との距離と同じ距離だけ互いに離れた頂面および下部フランジを含んでいるであろう。
最終修復歯を形成するには、公知の技術を用いて磁器のカバーまたは他の適切な歯状材料が金属コーピングに取り付けられる。金属コーピングは最終修復歯に構造強度および剛性を与える。最終修復歯がインプラント10の支台歯38上に配置されると、スタンドオフと下部フランジは、金属コーピングと支台歯38との間にセメント用の一様な隙間を形成する。さらに、スタンドオフは、最終修復歯を支台歯38の中心に芯を合わせて配置するのに役立つ。したがって、最終修復歯は、最終支台歯38上にぴったりと均等に設置される。
修正された実施形態では、コーピングは、最終修復歯の少なくとも一部を形成するのに適した材料で作られる。このような材料は、金またはセラミック材料を含んでいてもよい。このような実施形態では、最終修復歯は直接、またはコーピング上に取り付けられることができる。
コーピングおよび他の修正された実施形態の詳細は、2001年6月15日に出願された、「スタンドオフを備えたコーピング」という名称の米国特許出願第09/881,860号に記載されている。本出願は、引用によって本明細書に全体的に組み込まれる。
図7Aおよび7Bは修正されたインプラント800を示している。このインプラント800は、図1A〜1Dを参照して上述した通りに構成できる下部本体812を有している。この実施形態では、支台歯838は、支台歯838に約5°のテーパをもった概ね円錐形の形状を与えるようにカラー816から内側に先細りしていく側壁839を有している。溝850は、滑らかで平らな面854を除き、支台歯838の頂部セグメント852の周りに沿って部分的に延びていることが好ましい。滑らかな表面854は、好ましくは、切り取られなければ円錐形となる頂部セグメント852の外面と交差し、かつ外面を切り取る平坦な面または平坦な表面を特徴としている。この平坦面854はレンチまたは他のトルク付与工具と係合することができ、さらにあらゆる係合部品の回転を防止する。
図7Aおよび7Bに示されているように、図示の実施形態では、骨付着面821の頂縁部823は、自然に生じる患者の柔組織形態の輪郭形状に従うか、少なくともよく似た、少なくとも1つ以上、好ましくは2つの山および谷を有する湾曲したまたは波型の形状を有していてもよい。他の実施形態では、この山および谷は、自然に生じる患者の柔組織形態の輪郭形状に従うか、少なくともよく似た、直線および/または曲線の様々な組合せによって近似されてもよいことも理解されたい。頂縁部823より上方の表面は、滑らかであっても研磨されていてもよい。
図7Aおよび7Bのインプラント800は、たとえば、前歯、特に切歯のような、狭くて直径のより小さい歯を取り換えるのに用いることができる。このような使用方法においては、歯のない空間は特に狭くなっている。したがって、側壁839は、カラー816の最大直径以下であり、より好ましくは最大直径より小さい最大直径を有していることが望ましい。一実施形態では、カラー816の最大直径は約3.0ミリメートルである。
使用時には、インプラント800の上部に治癒用キャップを取り付けてもよい。このような治癒用キャップ860の例示的な実施形態を図8A〜8Bに示す。治癒用キャップ860は、外面864および内面866を有する本体862から形成されている。図示の実施形態では、外面864は、概ね垂直な側壁868と、丸い頂縁部872によって側壁868に連結された水平な頂面870とを有している。内面866は、キャビティ874を形成している。内面866は、支台歯838の外面と形状および大きさがほぼ一致するようにされていることが好ましい。したがって、内面866は、支台歯838上に形成された平坦面854に対応する平坦面876を含んでいる。キャップ860を支台歯838に固定するため、キャップ860が支台歯838上に挿入される前に、支台歯838の外面および/またはキャップ860の内面866に接着剤を塗布してもよい。治癒期間の経過後、キャップ860が歯科用ピックによって支台歯38から取り外され、インプラント800の位置を記録するため患者の口腔の印象が採取され、最終修復歯が形成され支台歯838に取り付けられることができる。
図9Aおよび9Bは他の例示的なインプラント900の実施形態を示している。このインプラントは、既述の実施形態とほぼ同様である。しかし、この実施形態は、直径のより大きな歯のために構成されている。一実施形態では、カラー916の直径は約4.3ミリメートルである。
図9Aおよび9Bを参照すると、既述の実施形態とは異なり、支台歯938の遠位端が除去され、または切り取られ、支台歯にはほぼ平坦な頂面950が残っている。既述の実施形態と同様に、骨付着面921の頂縁部923は、自然に生じる患者の柔組織形態の輪郭形状に従うか、少なくともよく似た、少なくとも1つ以上、好ましくは2つの山および谷を有する湾曲したまたは波型の形状を有していてもよい。他の実施形態では、この山および谷は、自然に生じる患者の柔組織形態の輪郭形状に従うか、少なくともよく似た、直線および/または曲線の様々な組合せによって近似されてもよいことも理解されたい。頂縁部823より上方の表面は、滑らかであっても研磨されていてもよい。
使用時には、インプラント900が患者の口腔内に設置された後、インプラント900の位置および/または歯科医によって支台歯938の形状に施されたなんらかの修正を記録するため、インプラント900の印象を採取することができる。次に、最終修復歯が形成され、接着剤(たとえば、歯科用セメント)によって支台歯938に取り付けられることができる。
本発明および本発明により従来技術に対して実現される利点を要約するために、本発明のいくつかの目的および利点について上記のとおり説明した。もちろん、本発明の任意の特定の実施形態によっては、必ずしもこのような目的および利点のすべてが実現されるわけではないことを理解されたい。したがって、たとえば、当業者には、本明細書に教示される一つの利点または一群の利点を、本明細書で教示または示唆される他の目的または利点を必ずしも実現することなく実現し、または最適化するように、本発明を具現化または実施できることを認識されよう。
さらに、本発明はいくつかの好ましい実施形態および例に関して開示されたが、当業者には、本発明が具体的に開示された実施形態を超えて、本発明の他の代替的な実施形態、および/または、本発明、本発明の自明の修正実施形態、およびそれらの均等物の使用にまで拡張されることを理解されよう。すなわち、本明細書に開示される本発明の範囲は上述の開示された特定の実施形態によって限定されるべきでなく、以下の特許請求の範囲を公正に読むことによってのみ決定されるべきであることが意図されている。
歯科用インプラントの例示的な実施形態の正面図である。 図1Aの歯科用インプラントの側面図である。 図1Aの歯科用インプラントの平面図である。 図1Aの歯科用インプラントの上部部分の断面図である。 治癒用キャップの例示的な実施形態の断面図である。 図2Aの治癒用キャップの底面図である。 図2Aの治癒用キャップの部分拡大断面図である。 図1Aの歯科用インプラント上に設けられた図2Aの治癒用キャップを示す側面図である。 治癒用キャップねじの例示的な実施形態の側方断面図である。 図1Aの歯科用インプラントと共に使用できる印象キャップの例示的な実施形態の側方断面図である。 図4Aの印象キャップの平面図である。 図4Aの印象キャップの側面図である。 図4Aの部分拡大図である。 図1Aの歯科用インプラントに取り付けられた図4Aの印象キャップの側面図である。 図1Aの歯科用インプラントと共に使用できるコーピングの例示的な実施形態の底面図である。 図5AのB−B線に沿った断面図である。 図5AのC−C線に沿った断面図である。 図1Aの歯科用インプラント上に配置された図5A〜5Cのコーピングの側面図である。 図1Aの歯科用インプラントと共に使用できるコーピングの他の例示的な実施形態の底面図である。 図6AのB−B線に沿った断面図である。 図6AのC−C線に沿った断面図である。 歯科用インプラントの他の例示的な実施形態の正面図である。 図7Aの歯科用インプラントの側面図である。 図7Aの歯科用インプラントと共に使用できる治癒用キャップの例示的な実施形態の断面図である。 図8Aの治癒用キャップの底面図である。 歯科用インプラントの他の例示的な実施形態の正面図である。 図8Aの歯科用インプラントの側面図である。

Claims (35)

  1. 本体部と支台歯部とを含む歯科用インプラントであって、該インプラント本体部は遠位端に配置され、かつ少なくとも一部が患者の顎骨の骨頂よりも下方に位置するようにされ、該支台歯部は該インプラントの近位端に配置され、かつ少なくとも一部が患者の顎骨の骨頂よりも上方に位置するようにされ、該支台歯部はフレア部と、ショルダ部と、最終修復部とを有し、該ショルダ部は、該フレア部と該最終修復部との間に位置している歯科用インプラントと、
    近位端と遠位端とを有する本体部を含む治癒用キャップであって、該本体部は、該治癒用キャップが前記最終修復部の上に嵌る大きさを有し、かつ嵌るようにされている内側キャビティを形成し、該治癒用キャップは該遠位端において、該治癒用キャップが前記支台歯部に連結されたときに前記ショルダ部の下方まで延びる組織後退フランジをさらに含んでいる治癒用キャップと、
    を有する歯科用インプラントシステム。
  2. 前記インプラントの前記本体部と前記支台歯部とは互いに永久的に取り付けられている、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  3. 前記インプラントの前記本体部および前記支台歯部は一塊の材料から加工されている、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  4. 前記組織後退フランジはさらに、前記フレア部から離れる方向に延びている、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  5. 前記組織後退フランジと前記フレア部との間に隙間が形成されている、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  6. 前記治癒用キャップの前記本体部は、少なくとも一部が前記支台歯部の前記ショルダ部上に設置されるようにされたベース部を含んでいる、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  7. 前記本体部は骨付着面を含んでいる、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  8. 前記治癒用キャップは白色である、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  9. 前記治癒用キャップは天然歯とほぼ同じ色を有している、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  10. 前記支台歯部および前記治癒用キャップは円形の断面を有している、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  11. 前記支台歯部および前記治癒用キャップは円形以外の断面を有している、請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  12. 患者の口腔内の歯科印象を採取する印象キャップと組合わされ、
    前記印象キャップは、頂面を含む遠位端と、開口部を形成する近位端と、内側キャビティを形成する内面とを有し、
    前記印象キャップの前記近位端は、前記歯科用インプラントの前記ショルダ部に係合すようにされ、
    前記印象キャップは、印象材料を前記内側キャビティ内に注入する注入器の先端を受け入れるようにされた注入口と、空気および余分な印象材料が該内側キャビティから逃げることができるようにされた複数の排出穴とをさらに有している、
    請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  13. 前記印象キャップの前記近位端は、前記支台歯部の前記ショルダにスナップばめで係合するようにされている、請求項12に記載の歯科用インプラントシステム。
  14. 前記印象キャップの前記近位端は、前記内面上に形成された内側ノッチを含み、
    前記近位ノッチは、補綴支台歯の対応する前記ショルダにスナップばめで係合する大きさおよび寸法を有している、
    請求項12に記載の歯科用インプラントシステム。
  15. 前記印象キャップの印象材料内での把持および保持を容易にする1つ以上の埋め込み機構をさらに有している、請求項12に記載の歯科用インプラントシステム。
  16. 前記1つ以上の埋め込み機構は、前記印象キャップの長手方向軸を概ね横切る方向に設けられた干渉面を形成する棚部を有している、請求項15に記載の歯科用インプラントシステム。
  17. 前記排出穴は、垂直方向に配置された3つの排出穴のセットを3組有し、該排出穴の各セットは前記印象キャップの周囲に沿って約120°の間隔をおいて配置されている、請求項12に記載の歯科用インプラントシステム。
  18. 最終修復歯を形成するコーピングと組合わされ、
    前記コーピングは、近位端と、遠位端と、内側キャビティを形成する内面とを有する本体部と、該内面から該内側キャビティの中心に向けて延びる少なくとも1つのスタンドオフとを有している、
    請求項1に記載の歯科用インプラントシステム。
  19. 前記少なくとも1つのスタンドオフは前記内面から少なくとも約25ミクロン延びている、請求項18に記載の歯科用インプラントシステム。
  20. 前記少なくとも1つのスタンドオフは、前記内面から約50ミクロンよりも短い距離だけ延びている、請求項19に記載の歯科用インプラントシステム。
  21. 前記コーピングは、インベストメント鋳造プロセス中に融解され、型から取り除くことができる材料で作られている、請求項18に記載の歯科用インプラントシステム。
  22. 前記コーピングはプラスチックで作られている、請求項21に記載の歯科用インプラントシステム。
  23. 前記コーピングは、前記最終修復歯の一部を形成するのに適した材料で作られている、請求項22に記載の歯科用インプラントシステム。
  24. 前記コーピングは金で作られている、請求項23に記載の歯科用インプラントシステム。
  25. 前記コーピングはセラミック材料で作られている、請求項23に記載の歯科用インプラントシステム。
  26. 前記少なくとも1つのスタンドオフは先細りした形状を有している、請求項18に記載の歯科用インプラントシステム。
  27. 最終支台歯のショルダ上に設置されるようにされたフランジ部をさらに有している、請求項18に記載の歯科用インプラントシステム。
  28. 補綴歯を取り付ける方法であって、
    第1段階の手術中に、本体部と支台歯部とを有する一段階型歯科用インプラントの本体部の遠位端を、患者の顎骨内に挿入するステップと、
    前記第1段階の手術中に、治癒用キャップを、該治癒用キャップの組織後退フランジが前記支台歯部のショルダ部の下方まで延びるように、前記の組合せ物の支台歯部に連結するステップと、
    第2段階の手術中に、前記治癒用キャップを前記支台歯部から取り外すステップと、
    前記第2段階の手術中に、前記治癒用キャップが前記支台歯部から取り外された後で、前記組合せ物の印象を採取するステップと、
    を有する方法。
  29. 前記組合せ物の支台歯部に治癒用キャップを連結するステップは、該支台歯部に前記治癒用キャップを連結するために治癒用キャップねじを用いることをさらに含んでいる、請求項28に記載の方法。
  30. 印象キャップに注入口と複数の排出穴とを設けるステップと、
    前記印象キャップを前記インプラントの前記支台歯部上に設置するステップと、
    第1の印象材料を、該第1の印象材料が少なくとも1つの前記排出穴を通って押し出されるまで、前記注入口を通して前記印象キャップに注入するステップと、
    をさらに有している、請求項28に記載の方法。
  31. 前記印象キャップを前記支台歯部上に設置するステップは、該印象キャップを該支台歯部の前記ショルダ上に係合嵌めで設置することを含んでいる、請求項30に記載の方法。
  32. 第2の印象材料が充填された印象トレーを前記印象キャップ上に配置し、かつ該印象トレーおよび該印象キャップを患者の口腔から取り外すことによって、該患者の口腔の印象を採取するステップをさらに含んでいる、請求項30に記載の方法。
  33. 前記支台歯部の形状を修正するステップをさらに含んでいる、請求項30に記載の方法。
  34. 前記第1の印象材料を前記印象キャップに注入するステップは、前記第1の印象材料が充填された注入器の先端を前記印象キャップの前記注入口の中に挿入することを含んでいる、請求項30に記載の方法。
  35. 近位端と、遠位端と、内側キャビティを形成する内面とを有する本体部と、該内面から該内側キャビティの中心に向けて延びる少なくとも1つのスタンドオフとを有するコーピングを用意するステップと、
    前記歯科用インプラントの前記支台歯部のアナログを用意するステップと、
    前記コーピングを前記アナログ上に配置するステップと、
    インベストメント鋳造に適した材料を前記コーピングの外面に塗布するステップと、
    前記コーピングと前記インベストメント鋳造に適した材料とをインベストメント材料で覆うステップと、
    前記コーピングと前記インベストメント鋳造に適した材料とを融解するステップと、
    前記コーピングと前記インベストメント鋳造に適した材料とを前記インベストメント材料から取り除くステップと、
    前記インベストメント材料内のキャビティに、最終修復歯の一部を形成するのに適した材料を充填するステップと、
    をさらに有している、請求項28に記載の方法。
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