JP2011078489A - 天然歯における歯冠補綴構造及びその構造の構築方法並びに分解方法 - Google Patents

天然歯における歯冠補綴構造及びその構造の構築方法並びに分解方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な作業で支台と義歯台との嵌着連設作業や離脱作業が行える歯冠補綴構造及びかかる構造の構築方法並びに一旦構築した補綴構造を補修のために分解するための歯冠補綴構造の分解方法を提供する。
【解決手段】本発明の歯冠補綴構造は、歯根に形成した縦孔状の根管中に接着剤を介して植立状態に固設したファイバー材の棒状ポストと、歯根の上面に棒状ポストを介して連設した義歯載置用の略円錐台形の支台と、底部に嵌合孔を形成し支台に嵌着自在に形成した義歯台と、義歯台に装着した義歯とより構成し、しかも、支台と義歯台とは互いに密着したテーパー嵌合構造を介して着脱自在に載置固定すべく構成したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、天然歯における歯冠補綴構造及びかかる構造の構築方法、並びに一旦構築した歯冠補綴構造を補修及び点検のために分解するための歯冠補綴構造の分解方法に関する。
従来、歯の歯根部が残っている場合の歯冠補綴構造は、その歯根の根管にファイバー材などからなるポストを植立固定し、歯根の上端面に歯科用レジンを用いて支台を形成し、この支台上に義歯を冠した歯冠を接着剤などで載置固定した構造とし、上記した順序で歯冠補綴構造が構築されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献をはじめとする歯冠補綴構造の具体的な構成を、図23及び図24に示す。図23に示すものは、鋳造した歯冠104を支台に接着剤で固定する歯冠補綴構造101であり、歯根Eの根管Fの最下部に根充剤としての治療用樹脂材G1を充填し、その後歯根Eの根管Fに植立したポスト102に接着剤からなる成型支台103を形成し、この支台103に鋳造した歯冠104をセメント等の接着剤G2で接着する構造である。他方、図24に示すものは、支台113を接着剤で固定する歯冠補綴構造111であり、歯根Eの根管Fの最下部に根充剤としての治療用樹脂材G1を充填し、その後歯根Eの根管Fに鋳造した支台113を接着剤G2で固定し、さらにその上部に鋳造した義歯を冠した歯冠114を接着止めする構造としている。
特開2004−65579号公報
かかる従来の歯冠補綴構造は、上述したように、支台上に義歯を冠設した歯冠をセメントなどの接着材で載置固定した構造であった。
セメント等の接着剤で接合した歯冠補綴構造の補修の場合は、歯冠が支台に一旦固定されると取り外しが不可能で、歯冠を破壊して取り外し補修しなければならなかった。すなわち、長年の使用による耐久期間の経過或いは突発的事象などにより、補修したりする必要が生起した場合、歯冠や支台などの構成部材を取り外して補修したり点検したりすることが出来ず、構成部材を破壊して全部或いは一部を除去し新たに作り直す必要があった。かかる作業は、患者への身体的負荷が増加し、また補修の時間やコスト上も不利であった。また、唾液によるセメントや鋳造物の金属の溶出が生起する場合があり、健康被害の原因にもなっていた。
この発明は、歯根に形成した縦孔状の根管中に接着剤を介して植立状態に固設したファイバー材の棒状ポストと、歯根の上面に棒状ポストを介して連設した義歯載置用の略円錐台形の支台と、底部に嵌合孔を形成し支台に嵌着自在に形成した義歯台と、義歯台に装着した義歯とより構成し、しかも、支台と義歯台とは互いに密着したテーパー嵌合構造を介して着脱自在に載置固定すべく構成したことを特徴とする歯冠補綴構造を提供せんとするものである。
また、支台は、略円錐台形に形成し、棒状ポストを挿通する挿通孔が開口すると共に、下部周縁に鍔部を形成していることを特徴とする。
また、支台の上端面となる挿通孔周端面に溝部を形成すると共に、義歯台の嵌合孔内部には係合突起を形成し、溝部と係合突起とにより、支台と義歯台をテーパー嵌合する際の位置決めを行うように構成したことを特徴とする。
また、以下の各工程によりなる歯冠補綴構造構築方法を提供するものである。
工程i)
歯を歯根の上面と歯肉表面とが互いに面位置になるまで切削し、その歯根の上端面に開口した根管にファイバー材の棒状ポストを挿入し、接着剤を根管に充填することにより、棒状ポストを歯根に植立するポスト植立工程。
工程ii)
義歯載置用の略円錐台形の支台を歯根の上面に載置固定するために、支台の挿通孔に歯根上面に突出したポストを挿通し、支台の挿通孔に接着剤を充填して硬化することにより、支台を歯根上面に固定する支台固設工程。
工程iii)
支台の上部に義歯台をテーパー嵌合構造を介して嵌着することにより支台の周面に義歯台の嵌合孔を密着嵌合させる義歯台嵌着工程。
工程iv)
義歯台を含む歯並び部分を型取りするために型取り樹脂を義歯台を含む歯並び部分に被覆する型取り被覆工程。
工程v)
型取り樹脂の上方から別途用意した離反用雄ネジ具を義歯台の雌ネジ孔始端から螺入して先端面を支台の上部に圧接させながら圧接反力を利用して支台と義歯台とを離反させ、口腔内に支台を残留した状態とする義歯台離反工程。
工程vi)
支台から離反した義歯台を保有する型取り樹脂を口腔内から取り出して反転し、型取り樹脂の表面に開口した義歯台のテーパー状の嵌合孔にテーパー嵌合構造を介して先端部が嵌合孔と相対する形状を有する複製支台の仮止めアンカーを嵌合するアンカー仮止め工程。
工程vii)
義歯台のテーパー状の嵌合孔にテーパー嵌合構造を介して複製支台の仮止めアンカーを嵌合立設した状態で仮止めアンカーを埋設するように型取り樹脂の表面凹部に石膏などの型取り材を流入する型取り材流入工程。
工程viii)
型取り材の硬化後に、義歯台を型取り樹脂内に残留したまま型取り樹脂の表面凹部から仮止めアンカーと共に硬化した型取り材を抜去することにより、石膏などの型取り材による口腔内の歯並び模型を完成する模型作製工程。
工程ix)
歯並び模型の補綴対応箇所に露出した仮止めアンカーのテーパー状の頭部に別途用意した義歯台をテーパー嵌合構造を介して嵌合載置するアンカーへの義歯台嵌着工程。
工程x)
周辺の歯並び模型と調整しながら義歯台に義歯を冠歯する冠歯工程。
工程xi)
別途用意した離反用雄ネジ具を義歯台の雌ネジ孔始端から螺入して先端面を仮止めアンカーの上端面に圧接させながら圧接反力を利用して仮止めアンカーから義歯台を離反させ取り出す義歯台取り出し工程。
工程xii)
取り出した義歯台を患者の口腔内に設置している支台にテーパー嵌合構造を介して嵌着することにより支台の周面に義歯台の嵌合孔を密着嵌合する最終義歯台嵌着工程。
工程xiii)
義歯台の中央に穿設した雌ネジ孔を閉塞すべく下端を平坦に形成した閉塞用ネジを雌ネジ孔に螺入するようにした雌ネジ孔閉塞工程。
また、義歯台に縦方向に穿設した雌ネジ孔に螺入した閉塞用ネジを雌ネジ孔の上端開口部から螺退して抜去、その後、閉塞用ネジを抜去した雌ネジ孔に別途用意した雄ネジからなる離反用雄ネジ具を螺入し、離反用雄ネジ具の下端面を雌ネジ孔の最下端に位置する支台の上部に当接させた後に更に螺進させることにより義歯台の支台に対する反力を利用して、義歯台を支台から離反させて取り外すことが出来るようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歯冠補綴構造における分解方法を提供せんとするものである。
請求項1の発明によれば、歯根に形成した縦孔状の根管中に接着剤を介して植立状態に固設したファイバー材の棒状ポストと、歯根の上面に棒状ポストを介して連設した義歯載置用の略円錐台形の支台と、底部に嵌合孔を形成し支台に嵌着自在に形成した義歯台と、義歯台に装着した義歯とより構成し、しかも、支台と義歯台とは互いに密着したテーパー嵌合構造を介して着脱自在に載置固定すべく構成したことにより、テーパー嵌合構造を介して支台と義歯台との嵌着を行うことが出来るため確実に両者の嵌着や離脱を行うことが出来ると共に、短時間で補綴の構築作業ができ、また構築後の補修及び点検も簡単に行え、患者への医療心理負担を可及的に減少することが出来、更には、ネジやセメントによる接着を用いないため複雑な作業を必要とせず簡単な作業で支台と義歯台との嵌着連設作業や離脱作業が行える効果がある。このように別途用意した離反用雄ネジ具を用いてテーパー嵌合構造を介して支台と義歯台との離脱を行うものであるため、セメント接着やネジ螺着を不要としこれらから生起するさまざまな歯科医療上の問題を回避することが出来る。
しかも、雌ネジ孔の下部に支台の上部が露出するように形成したので、離反用雄ネジ具を用いてテーパー嵌合構造を介して支台と義歯台との離脱を行うに際し、支台の上部に作用する締込み反力を用いて容易に支台から義歯台を離脱することが出来る効果がある。
請求項2の発明によれば、支台は、略円錐台形に形成し、棒状ポストを挿通する挿通孔が開口すると共に、下部周縁に鍔部を形成していることにより、歯根の根管に植立したポストを支台の挿通孔に挿通して接着固定することが可能となり、しかも、鍔部により歯根の上端面に対して支台を安定した状態で載置することが出来る効果がある。
請求項3の発明によれば、支台の上端面となる挿通孔周端面に溝部を形成すると共に、義歯台の嵌合孔内部には係合突起を形成し、溝部と係合突起とにより、支台と義歯台をテーパー嵌合する際の位置決めを行うように構成したことにより、支台にテーパー嵌合した義歯台が回転ずれすることがなくなり、義歯台の前面と背面とを区別して位置決めを行うことが可能となり、補綴構築作業が短時間で技量に拘わらず正確に行える効果がある。
請求項4の発明によれば、工程i)と工程ii)において、歯を歯根の上面と歯肉表面とが互いに面位置になるまで切削し、その歯根の上面に開口した根管にファイバー材の棒状ポストを挿入し、接着剤を根管に充填することにより、棒状ポストを歯根に植立、次いで、歯根の上面に棒状ポストを介して連設した義歯載置用の略円錐台形の支台を歯根の上部に載置固定するために、支台の挿通孔に歯根上部に突出したポストを挿通し、支台の挿通孔に接着剤を充填して硬化することにより、支台を歯根上面に固定することにより、支台を歯根に固定する支台固設工程を経るため、短時間で歯根の上面に支台を構築できる効果がある。
工程iii)において、支台の上部に義歯台をテーパー嵌合構造を介して嵌着することにより支台の周面に義歯台の嵌合孔を密着嵌合させる義歯台嵌着工程を経るため、セメントなどの接着材を必要とせず、簡単に支台への義歯台の連設を行うことが出来る効果がある。
工程v)において、支台と義歯台とを離反させ、工程vi)において、支台から離反した義歯台を保有する型取り樹脂を口腔内から取り出して反転し、型取り樹脂の表面に開口した義歯台のテーパー状の嵌合孔に複製支台の仮止めアンカーを嵌合するため、次の型取り材による模型作製の準備が容易にできる効果がある。
工程vii)とviii)において、型取り樹脂の表面凹部に石膏などの型取り材を流入し、型取り材の硬化後に、義歯台を型取り樹脂内に残留したまま型取り樹脂の表面凹部から仮止めアンカーと共に硬化した型取り材を抜去することにより石膏などの型取り材による口腔内の歯並び模型を完成し、工程ix)において、歯並び模型の補綴対応箇所に露出した仮止めアンカーのテーパー状の頭部に別途用意した義歯台をテーパー嵌合構造を介して嵌合載置するため、最終に口腔内に設置する義歯台を模型の隣接する歯や他の歯並びとのバランスを考慮しながら作り上げることが出来る効果がある。
工程x)において、周辺の歯並び模型と調整しながら義歯台に義歯を冠歯し、工程xi)において、別途用意した離反用雄ネジ具を義歯台の雌ネジ孔始端から螺入して先端面を仮止めアンカーの上端面に圧接させながら圧接反力を利用して仮止めアンカーから義歯台を離反させ取り出すことにより、口腔内の実際の支台に正確に嵌合し得る義歯台を得ることが出来る効果がある。
工程xii)において、取り出した義歯台を患者の口腔内に設置している支台にテーパー嵌合構造を介して嵌着することにより支台の周面に義歯台の嵌合孔を密着嵌合することが出来、セメントなどの接着材などを用いることなく確実にかつ容易に安全な義歯台を構築することが出来る効果がある。
工程xiii)において、義歯台の中央に穿設した雌ネジ孔を閉塞すべく下端を平坦に形成した閉塞用ネジを雌ネジ孔に螺入することにより、義歯台の雌ネジ孔を閉塞して異物の侵入などを防止することが出来るという効果がある。
このように請求項4の各工程より構成することにより、義歯台や支台を簡単に脱着することが出来、歯科補綴構築の熟練者でなくても確実に補綴構築作業を行うことが出来、患者の医療心理負担を可及的に減少することが出来る効果がある。
請求項5の発明によれば、義歯台に縦方向に穿設した雌ネジ孔に螺入した閉塞用ネジを雌ネジ孔の上端開口部から螺退して抜去し、その後、閉塞用ネジを抜去した雌ネジ孔に別途用意した雄ネジからなる離反用雄ネジ具を螺入、離反用雄ネジ具の下端面を雌ネジ孔の最下端に位置する支台の上部に当接させた後に更に螺進させることにより義歯台の支台に対する反力を利用して、義歯台を支台から離反させて取り外すことが出来るものであるため、簡単に義歯台を支台から取り外して補綴の補修が簡単に行える効果があり、作業性からもコスト上からも有利な効果がある。
本実施形態の歯冠補綴構造を示す説明図である。 本実施形態の歯冠補綴構造を示す分解斜視図である。 歯冠補綴構造の変形例を示す分解斜視図である。 歯冠補綴構造の変形例を示す分解斜視図である。 歯冠補綴構造の変形例を示す分解斜視図である。 歯冠補綴構造の変形例を示す分解斜視図である。 歯冠補綴構造の変形例を示す分解斜視図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 本実施形態の歯冠補綴構造の構築方法を示す工程図である。 離反用雄ネジ具を示す斜視図である。 従来の歯冠補綴構造を示す説明図である。 従来の歯冠補綴構造を示す説明図である。
この発明の実施例を図面に基づき詳説する。
この発明の実施例である歯冠補綴構造及び歯冠補綴構造の構築方法並びに歯冠補綴構造の分解方法は、図1〜図28に示すように次のように構成される。なお、図1から図4及び図8から図21の歯冠補綴構造は、天然歯における前歯や小臼歯に適用するものである。
I[歯冠補綴構造]
図1及び図2に示すように、実施例の歯冠補綴構造1は、歯根Eの根管F中に接着剤G2を介して植立状態に固設したファイバー材の棒状ポスト2と、その歯根Eの上面Hに棒状ポスト2を介して連設した義歯載置用の略円錐台形の支台3と、支台3の上部13に載置固定した義歯台4と、義歯台4に装着した義歯5とより構成している。
支台3には、棒状ポストを挿通する縦方向に穿設した挿通孔12を形成すると共に、その下部周縁に円板状の鍔部3bを形成している。支台3と歯根Eとを一体的に固設する際には、切削した歯根Eの上面Hに開口した根管F中に植立状態とした棒状ポスト2を挿通孔12に挿通し、接着剤G2を充填することにより、支台3を歯根E上面Hに固設するようにしている。
しかも、支台3と義歯台4とは互いに密着するように、支台3の外周面3aと義歯台4の嵌合孔14の内周面14aとが、互いに対応するテーパー面を形成している。このように、両者をテーパー嵌合構造10を介して着脱自在に嵌着すべく構成している。一方、義歯台4には、義歯台4に穿設した縦方向の雌ネジ孔11を支台3の上部13の上端面が露出するように穿設している。
なお、本実施形態における支台3には鍔部3bを設けたが、このような形態に限定する必要はなく、例えば鍔部がないような支台の形状であってもよい。
支台3は、図1及び図2に示すように、略円錐台形に形成され、上部13の上端面を平坦にすると共に上部13に棒状ポスト2を挿通する挿通孔12が開口している。しかし、支台3は、かかる構成に限定されるものではなく、種々の変形例を用いることができる。図3及び図4に示す変形例は、支台3の上部の形状が異なっている。
すなわち、図3に示すように、支台3の上部13は、上部13の中央の挿通孔12とさらに、上部13の挿通孔12周端面を断面視略テーパー状にくり抜いた溝部18とが形成されている。そして、この上部の溝部18に対応する形状が義歯台4の嵌合孔14内部に形成されている。換言すると支台3の溝部18は、断面視略テーパー形状のテーパー部18aと、そのテーパー部18aの終端側に上部13から垂直方向に形成した第1当接面18bと、テーパー部18aの始端側に上部13から垂直方向に形成した第2当接面18cとから構成している。義歯台4の嵌合孔14内部の係合突起23には、支台3の溝部18に対応する断面視略テーパー形状のテーパー部24aと、そのテーパー部24aの終端側に上方壁面から垂直方向に形成した第1当接面24bと、テーパー部24aの始端側に上方壁面から垂直方向に形成した第2当接面24cとから構成している。
一方、支台3に義歯台4を取り付ける際には、義歯台4のテーパー部24aが支台3のテーパー部18aを摺動して、義歯台4の第1当接面24bと支台3の第1当接面18b同士、義歯台4の第2当接面24cと支台3の第2当接面18c同士が当接し、すなわち、溝部18と係合突起23とが係合することにより、テーパー嵌合した義歯台4が回転ずれすることがなくなり、義歯台4の前面と背面とを区別して位置決めを行うことが可能となる。
他方、支台3から義歯台4を取り外す際には、後述する離反用雄ネジ具Qを義歯台4の雌ネジ孔に挿入して、露出している支台3の上部に離反用雄ネジ具Qの平坦部Q3を当接することにより、支台3と義歯台4とのテーパー嵌合が解除されて、支台3から義歯台4を取り外すことができる効果がある。
次に、図4に示すように、支台3の上部13は、上部の中央の挿通孔12とさらに、上部13の挿通孔12周端面を半円柱状にくり抜いた溝部19が形成されている。そして、この上部13の溝部19に対応する凸形状の係合突起23が義歯台4の嵌合孔14内部に形成されている。
一方、支台3に義歯台4を取り付ける際には、支台3の溝部19に義歯台4の嵌合孔14内部の係合突起23の凸部24dが係合することにより、テーパー嵌合した義歯台4が回転ずれすることがなくなり、義歯台4の前面と背面とを区別して位置決めを行うことが可能となる。
他方、支台3から義歯台4を取り外す際には、後述する離反用雄ネジ具Qを義歯台4の雌ネジ孔11に挿入して、露出している支台3の上部13に離反用雄ネジ具Qの平坦部Q3を当接することにより、支台3と義歯台4とのテーパー嵌合が解除されて、支台3から義歯台4を取り外すことができる効果がある。
このような上部を凹部形状にすることで、支台3に義歯台4を嵌着した際には、義歯台4の前面と背面とを区別して位置決めを行うことが可能となる。
図5から図7に示す変形例は、大臼歯を切削した歯根Eに大臼歯用の支台3を取り付けるものであり、上述した図1、図3及び図4の実施例とは、特に支台3にテーパー状の挿通孔を2つ穿設した構造が異なる。なお、以下の実施例における構造については、上述した実施例の構造と同一符号を付して重複説明を省略する。
すなわち、図5に示す歯冠補綴構造1は、支台3の上部13を平坦に形成し、上部に2箇所の挿通孔12,12を開口し、挿通孔12,12は、下方に向かって拡開状に形成されている。
支台3を歯根Eに固定する際には、挿通孔12,12に歯根Eに植立した2本のポスト2,2を挿通し、さらにそれぞれの挿通孔12,12に接着剤を充填することにより、歯根Eに支台3が固設され、この支台3に義歯台4をテーパー嵌合することにより嵌着することとなる。
次に、図6に示す歯冠補綴構造1は、図3に示す歯冠補綴構造1における支台3の挿通孔12を2つ穿設した点が異なり、その他の構成及び効果については同一のため重複説明を省略する。
次に、図7に示す歯冠補綴構造1は、図4に示す歯冠補綴構造1における支台3の挿通孔12を2つ穿設した点が異なり、その他の構成及び効果については同一のため重複説明を省略する。
図5から図7に示す歯冠補綴構造によれば、大臼歯の歯根Eに2本のポスト2,2を植立して、ポスト2,2を支台3の挿通孔12,12に挿通して接着剤G2で硬化することにより、大臼歯の歯根Eに支台3を強固に接着固定することが出来、さらに、支台3と義歯台4とをテーパー嵌合構造10とすることで、容易に義歯台4を取り付けたり、或は取り外したりすることが出来る効果がある。
II[歯冠補綴構造の構築方法]
図8〜図21に示すように、歯冠補綴構造構築方法は次のi)〜xiii)の各工程より構成されている。
なお、本実施例では、天然歯の歯根Eに補綴を行う構築方法を先に説明し、その後補綴構造の分解方法の説明を行う。
すなわち、工程i)は、図8に示すように、歯を歯根Eの上端面と歯肉A表面とが互いに面位置になるまで切削し、その歯根Eの上面Hに開口した根管Fに根充剤としての治療用樹脂材G1を少量充填し、その後根管Fにファイバー材等からなる棒状ポスト2を挿入し、接着剤G2を根管Fに充填することにより、棒状ポスト2を歯根Eに植立するポスト植立工程よりなる。
工程ii)は、図9に示すように、歯根Eの上面Hに棒状ポスト2を介して連設した義歯載置用の略円錐台形の支台3を歯根Eの上面Hに載置し、すなわち、支台3の挿通孔12に歯根上面Hに突出した棒状ポスト2を挿通し、支台3の挿通孔12に接着剤G2を充填して硬化することにより、支台3を歯根E上面Hに固定する支台固設工程よりなる。
工程iii)は、図10に示すように、支台3の上部13に義歯台4をテーパー嵌合構造10を介して嵌着することにより、支台3の周面に義歯台4の嵌合孔14を密着嵌合させる義歯台嵌着工程よりなる。
工程iv)は、図11に示すように、義歯台4を含む歯並び部分Cを型取りするために型取り樹脂Lを義歯台4を含む歯並び部分Cに被覆する型取り被覆工程よりなる。なお、型取り樹脂Lを被覆する前に、義歯台4の雌ネジ孔11に長尺なネジ棒22を螺合しておき、上記型取り被覆工程が完了したのちに、義歯台4からネジ棒22を取り外すようにしている。
図中、Pは型取り樹脂Lを保持するための型取り容器である。
工程v)は、図12に示すように、型取り樹脂Lの上方から別途用意した離反用雄ネジ具Qを義歯台4の雌ネジ孔11始端に螺入していき、離反用雄ネジ具Qの先端面を支台3の上部13に圧接させながら圧接反力を利用して支台3と義歯台4とを離反させ、口腔D内に支台3を残留した状態とする義歯台離反工程よりなる。
型取り樹脂Lには、義歯台4の雌ネジ孔11の開口端11aが露出するように開口孔L1を穿設している。
工程vi)は、図13に示すように、支台3から離反した義歯台4を保有する型取り樹脂Lを口腔D内から取り出して反転し、型取り樹脂Lの表面に開口した義歯台4のテーパー状の嵌合孔14にこの嵌合孔14と相対する形状を有する複製支台の仮止めアンカー80を嵌合するアンカー仮止め工程よりなる。仮止めアンカー80の先端は義歯台4のテーパー状の嵌合孔14と相対する形状、すなわち、患者の口腔D内に残っている支台3のテーパー嵌合構造10と同じ形状に形成している。なお、仮止めアンカー80は、複製支台の取付部と複製支台の支台とを一体成形した構造としていたが、この構造に限定する必要はなく、複製支台の取付部と複製支台の支台とを別々にした構造であってもよい。
工程vii)は、図14に示すように、義歯台4のテーパー状の嵌合孔14にテーパー嵌合構造10を介して複製支台の仮止めアンカー80を嵌合立設した状態で仮止めアンカー80を埋設するように型取り樹脂Lの表面凹部L2に石膏などの型取り材Rを流入する型取り材流入工程よりなる。
この型取り材Rを流入する場合は、複製支台の仮止めアンカー80の箇所に限らず歯並びその他の周辺の形状も型取りするものである。
工程viii)は、図15に示すように、型取り材Rの硬化後に、義歯台4を型取り樹脂L内に残留したまま型取り樹脂Lの表面凹部から仮止めアンカー80と共に硬化した型取り材を抜去することにより、石膏などの型取り材による口腔D内の歯並び模型Sを完成する模型作製工程よりなる。このとき、従来であれば、支台上に新たに鋳造した義歯台を用いて模型作製を行っていたが、本実施形態では既成の義歯台4を用いて模型作製を行うことができるため、より精密で許容誤差のない歯並び模型Sを形成することが出来る。
型取り樹脂L内に残留したままの義歯台4を仮止めアンカー80から抜去するに際しては、別途用意した離反用雄ネジ具Qを利用して極限までの締付けによる反力を利用することが出来る(図14参照)。
工程ix)は、図16に示すように、歯並び模型の補綴対応箇所に露出した仮止めアンカー80のテーパー状の頭部に義歯台4をテーパー嵌合構造10を介して嵌合載置するアンカー80への義歯台嵌着工程よりなる。
工程x)は、図17に示すように、周辺の歯並び模型Sと調整しながら義歯台4の係合突起4a,・・,4aに義歯5を冠歯する冠歯工程よりなる。
工程xi)は、図18に示すように、別途用意した離反用雄ネジ具Qを義歯台4の雌ネジ孔11始端から螺入して先端面を仮止めアンカー80の上端面に圧接させながら圧接反力を利用して仮止めアンカー80から義歯台4を離反させ取り出す義歯台取り出し工程よりなる。
工程xii)は、図19に示すように、取り出した義歯台4を患者の口腔D内に設置している支台3にテーパー嵌合構造10を介して嵌着することにより支台3の周面に義歯台4の嵌合孔14を密着嵌合する最終義歯台嵌着工程よりなる。
工程xiii)は、図20に示すように、義歯台4の中央に穿設した雌ネジ孔11を閉塞すべく下端を平坦に形成した閉塞用ネジ8を雌ネジ孔11に螺入するようにした雌ネジ孔閉塞工程よりなる。
図21に示すように、工程xiii)の終了後に義歯5の上端面に穿設した雌ネジ孔11に対応する作業孔16を閉塞体17にて閉塞する。
なお、従来は、模型作製のときに鋳造した義歯台を使用していたが本実施形態にかかる義歯台には、既成の義歯台を使用できるため、軽量化することが出来、しかも、鋳造する工程が必要なくなるために、鋳造物からの溶出によるアレルギーの心配がなくなる効果がある。
IV[歯冠補綴構造の分解方法]
上記した歯冠補綴構造における義歯台の取り外し方法、すなわち、歯冠補綴構造の分解方法は以下のようにして遂行される。
図1において、義歯台4に縦方向に穿設した雌ネジ孔11に螺入した閉塞用ネジ8を雌ネジ孔11の上端開口部から螺退して抜去し、その後、図12に示すような方法により、閉塞用ネジ8を抜去した雌ネジ孔11に別途用意した雄ネジからなる離反用雄ネジ具Qを螺入し、離反用雄ネジ具Qの下端面を雌ネジ孔11の最下端に位置する支台の上部に当接させた後に更に螺進させることにより義歯台4の支台3に対する反力を利用して、義歯台4を支台3から離反させて取り外すことが出来る。
V[別途用意する治具]
上記した歯冠補綴構造の構築方法と補綴構造の分解方法に関して使用される別途用意した治具は次の通りである。
(3)工程v)、xi)において使用される離反用雄ネジ具Qは、図22に示すように、上端に円盤上のハンドル部Q1を有しその中央に義歯台4の雌ネジ孔11と螺合可能なネジ部Q2を垂設して構成しており、ネジ部Q2の下端は平坦部Q3を形成している。
支台3から義歯台4を取り外す場合は、義歯台4の雌ネジ孔11に離反用雄ネジ具Qを螺合し、次いで極限まで螺進した状態で更に締め込むと平坦部と上部13との当接部分で反力を生起して義歯台4をテーパー嵌合構造10から離脱して取り外すことが出来る。
A 歯肉
B 顎骨
C 歯並び部分
D 口腔
E 歯根
F 根管
G1 治療用樹脂材
G2 接着剤
L 型取り樹脂
P 型取り容器
Q 離反用雄ネジ具
1 歯冠補綴構造
2 ポスト
3 支台
4 義歯台
5 義歯
8 閉塞用ネジ
10 テーパー嵌合構造
11 雌ネジ孔
14 嵌合孔

Claims (5)

  1. 歯根に形成した縦孔状の根管中に接着剤を介して植立状態に固設したファイバー材の棒状ポストと、歯根の上面に棒状ポストを介して連設した義歯載置用の略円錐台形の支台と、底部に嵌合孔を形成し支台に嵌着自在に形成した義歯台と、義歯台に装着した義歯とより構成し、
    しかも、支台と義歯台とは互いに密着したテーパー嵌合構造を介して着脱自在に載置固定すべく構成した
    ことを特徴とする歯冠補綴構造。
  2. 支台は、略円錐台形に形成し、棒状ポストを挿通する挿通孔が開口すると共に、下部周縁に鍔部を形成している
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯冠補綴構造。
  3. 支台の上端面となる挿通孔周端面に溝部を形成すると共に、義歯台の嵌合孔内部には係合突起を形成し、溝部と係合突起とにより、支台と義歯台をテーパー嵌合する際の位置決めを行うように構成した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歯冠補綴構造。
  4. i)歯を歯根の上面と歯肉表面とが互いに面位置になるまで切削し、その歯根の上面に開口した根管にファイバー材の棒状ポストを挿入し、接着剤を根管に充填することにより、棒状ポストを歯根に植立するポスト植立工程と、
    ii)義歯載置用の略円錐台形の支台を歯根の上面に載置固定するために、支台の挿通孔に歯根上面に突出したポストを挿通し、支台の挿通孔に接着剤を充填して硬化することにより、支台を歯根上面に固定する支台固設工程と、
    iii)支台の上部に義歯台をテーパー嵌合構造を介して嵌着することにより支台の周面に義歯台の嵌合孔を密着嵌合させる義歯台嵌着工程と、
    iv)義歯台を含む歯並び部分を型取りするために型取り樹脂を義歯台を含む歯並び部分に被覆する型取り被覆工程と、
    v)型取り樹脂の上方から別途用意した離反用雄ネジ具を義歯台の雌ネジ孔始端から螺入して先端面を支台の上部に圧接させながら圧接反力を利用して支台と義歯台とを離反させ、口腔内に支台を残留した状態とする義歯台離反工程と、
    vi)支台から離反した義歯台を保有する型取り樹脂を口腔内から取り出して反転し、型取り樹脂の表面に開口した義歯台のテーパー状の嵌合孔にテーパー嵌合構造を介して先端部が嵌合孔と相対する形状を有する複製支台の仮止めアンカーを嵌合するアンカー仮止め工程と、
    vii)義歯台のテーパー状の嵌合孔にテーパー嵌合構造を介して複製支台の仮止めアンカーを嵌合立設した状態で仮止めアンカーを埋設するように型取り樹脂の表面凹部に石膏などの型取り材を流入する型取り材流入工程と、
    viii)型取り材の硬化後に、義歯台を型取り樹脂内に残留したまま型取り樹脂の表面凹部から仮止めアンカーと共に硬化した型取り材を抜去することにより、石膏などの型取り材による口腔内の歯並び模型を完成する模型作製工程と、
    ix)歯並び模型の補綴対応箇所に露出した仮止めアンカーのテーパー状の頭部に別途用意した義歯台をテーパー嵌合構造を介して嵌合載置するアンカーへの義歯台嵌着工程と、
    x)周辺の歯並び模型と調整しながら義歯台に義歯を冠歯する冠歯工程と、
    xi)別途用意した離反用雄ネジ具を義歯台の雌ネジ孔始端から螺入して先端面を仮止めアンカーの上端面に圧接させながら圧接反力を利用して仮止めアンカーから義歯台を離反させ取り出す義歯台取り出し工程と、
    xii)取り出した義歯台を患者の口腔内に設置している支台にテーパー嵌合構造を介して嵌着することにより支台の周面に義歯台の嵌合孔を密着嵌合する最終義歯台嵌着工程と、
    xiii)義歯台の中央に穿設した雌ネジ孔を閉塞すべく下端を平坦に形成した閉塞用ネジを雌ネジ孔に螺入するようにした雌ネジ孔閉塞工程と、
    よりなる歯冠補綴構築方法。
  5. 義歯台に縦方向に穿設した雌ネジ孔に螺入した閉塞用ネジを雌ネジ孔の上端開口部から螺退して抜去し、その後、閉塞用ネジを抜去した雌ネジ孔に別途用意した雄ネジからなる離反用雄ネジ具を螺入し、離反用雄ネジ具の下端面を雌ネジ孔の最下端に位置する支台の上部に当接させた後に更に螺進させることにより義歯台の支台に対する反力を利用して、義歯台を支台から離反させて取り外すことが出来るようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歯冠補綴構造における分解方法。
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