JP2006511592A - ジフルオロメチレン基で置換されたアリルのエステル、その合成方法およびその使用 - Google Patents

ジフルオロメチレン基で置換されたアリルのエステル、その合成方法およびその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は式(I)の化合物に関する。ただし、Rは、ペルフルオロメチレン基を持つ基(前記基は分子の残りとの結合を確保する)であり、RおよびRは、同じでも異なってもよく、水素、およびアルキルまたはアリール基から選択され、Ψは、Ψ−O−Hが、そのpKa値(水中)が多くとも8、有利には多くとも6、好ましくは多くとも5である酸であるような電子吸引性基である。前記化合物は、含窒素複素環の合成に使用される。
【化22】

Description

本発明の主題は、アリル基がジフルオロメチレン基で置換されている、アリルエステルを形成する化合物である。
本発明の他の主題は、これらの化合物の合成経路、および環化付加方法、特に3+2環化付加におけるその使用である。
この10年間に、フルオロアルキル化基を持つ化合物が、より広範に、特に農芸化学および薬学製品において使用されるようになった。
具体的には、複素環、特に含窒素複素環および特に5員複素環は、それらが−CF−基を持つ場合に、比較的一般的である。しかし、こうした化合物の合成は困難であり、長いシーケンスの段階がしばしば必要である。
したがって、本発明の目的の1つは、これらの含窒素複素環の前駆体のファミリーを提供することである。これらの前駆体の使用は、容易であり、多数の段階が不必要でなければならない。
本発明の他の目的は、前記前駆体の合成方法を提供することである。
本発明の他の目的は、これらの前駆体を使用するための技法を提供することである。
上記の目的および続いて明らかになるその他の目的は、式(I)
Figure 2006511592
[式中、
は、分子の残りの部分との結合を提供する、ペルフルオロメチレン基を有する基であり、
およびRは、同じでも異なってもよく、水素、およびアルキルまたはアリール基から選択され、
Ψは、Ψ−O−Hが、多くとも8、有利には多くとも6、好ましくは多くとも5のpKa値(水中)を有する酸であるような電子吸引性基である]の化合物により実現される。
本発明によれば、Ψ−O−H基が、少なくとも1、有利には少なくとも2のpKa値を有する酸を構成することが望ましい。このことは、Ψ−O基が良好な脱離基を構成しないことが望ましいからであり、このことが、環化付加前駆体としての使用に対しておよびその合成に対して共に言える。
およびRが過剰に分子の障害とならないことが望ましい。したがって、Rおよび/またはRが第3級炭素(実際、第2級炭素でさえ)を介して二重結合に結合されていることを防ぐことが望ましい。
したがって、RおよびR基の少なくとも1つは、低級アルキル(低級、すなわち多くとも4個の炭素)、またはより好ましくは水素であることが好ましい。
したがって、Rが水素であることが好ましく、Rが水素であることも好ましく、RおよびRが水素であることがさらに好ましい。
は、式(II)であることが有利である。
EWG−(CX
式中、
X単位は、開放結合を持つメチレン基のX単位が塩素ではなく、それらの1つは少なくともフッ素であることを条件として、同様(すなわち、これらは同一)または異なり、塩素、フッ素、または、nが多くとも5に等しく、好ましくは多くとも2に等しい整数である式C2n+1を表し;開放結合を持つメチレンのX単位は、フッ素原子、あるいはフッ素原子および式C2n+1の基(このことは、こうした基は電子的にはフッ素原子と類似しているとみなされるためである)であることが有利であり、
EWGは、炭化水素または電子吸引性基(すなわち、ハメット定数σ(シグマp)が>0、有利には少なくとも0.2に等しい)であり、好ましくは不活性であり、pが1に等しい場合は電子吸引性基(cf.前述の行)であることが有利であり;
pは、正の整数であり、すなわち値0を含むことはできない。
EWGは、特にpが2以下の場合は、フッ素であることが有利である。
X単位は、特にpが2以下の場合は、すべてフッ素であることが有利である。
EWG(電子吸引性基)の他の意味(value)は塩素の意味であり、この場合EWGは塩素である。
pは、有利には多くとも4、好ましくは多くとも2の整数を表す。
EWGは、その可能な官能基が反応条件下で不活性である電子吸引性基、有利にはフッ素、またはnが多くとも8に等しく、有利には多くとも5に等しい整数である式C2n+1のペルフルオロ化残基を表すことが有利である。
の総炭素数は、有利には1と15の間、好ましくは1と10の間にある。
は、rが1〜10、有利には1〜5、好ましくは1〜3の範囲の正の整数である式C2r+1であることが有利である。
本発明は、R基が低分子量、すなわち、比較的揮発性(すなわち、高くとも100℃の大気圧における沸点を有するRHに対応する)であることが特に有利である。この技法は、奇数の炭素を示す基を有するR基に対して特に有利であり、1、2および3個の炭素を有するR基を特に挙げることができる。したがって、R基の好ましい意味の中には、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルおよびヘプタフルオロプロピル基が列挙される。
本発明によれば、Ψは、有利にはpKa値(測定された、または水中の値に変換されたもの)が少なくともほぼ2(「ほぼ」という表現は本明細書では、その後に続く数が数学的概数(rounding off)に対応していることを強調するために使用される)、有利にはほぼ3に等しいようなアシルを表すことが好ましい。
Ψ−O−Hは通常、有利には1〜8個の炭素原子、好ましくは2〜5個の炭素原子のアルカン酸である。 経済的には、アセチルに等しいΨの意味が最も有利である。
上記のように、本発明の他の目的は、上記の分子の入手方法の容易な経路を提供することである。
この目的は、式(III)の化合物を、
Figure 2006511592
[式中、Ξ(クシー)は、ハロゲン(フッ素より重質な、普通塩素または臭素)、またはΞHが少なくともトリフルオロ酢酸のものに等しく、有利には少なくともメシル酸のものに等しいハメット定数を示すような擬ハロゲン脱離基を表す]それに伴われる酸が少なくとも12のpKa値を示す含窒素強塩基から、および/またはアニオン性塩基から選択される塩基と接触させることを含み、塩基が非含窒素アニオン性塩基の場合は、後者は極性溶媒または極性溶媒の混合物の存在下にあることを条件とする、式(I)の化合物を合成する方法により実現される。
現在までのところ、式(I)の化合物の入手方法は記載されていない。このことの妥当な理由は、知られている化合物から出発する大部分の直接的経路は困難であり、容易ではなく、一般に所望のもの以外の生成物が生じるということである(詳細には比較例を参照されたい)。
式(III)の化合物は、細心の注意を要する化合物であり、その精製は、しばしば困難であり、特にΞが臭素またはヨウ素などの、良好な脱離基を形成するハロゲンを表す場合は、式(III)の化合物の不安定性、特に熱不安定性のために、実際は実質上不可能でさえある。
塩素誘導体は、いくぶんかより安定である。
式(III)の化合物の合成技法は、本出願人の会社のために出願された国際特許PCT WO01/58833に開示されている。
一般に、式(III)の化合物の合成は、以下の式により規定される反応により実施することができる。
Figure 2006511592
ただし、Zは、Ψ−O−を持つメチレン基(場合によって置換された、しかし好ましくは非置換のもの)を表し、Ξは、この場合ClおよびBrに、実際Iにも(しかし、スルホニルヨージド(sulfonyl iodide)は不安定であり、一過性に過ぎないであろうその存在は証明されておらず、それがin situで調製されなければ使用することはできない)限定される。
式(III)の分子からの酸HΞの脱離により、式(I)の分子を得ることは、塩基の大部分が求核置換反応または分解反応を起こし、制御することが困難であり、実際R基からハロゲンを除去する反応でさえ困難である。
本発明に導かれた研究によれば、ある種の塩基を選択することにより、反応が所望の方向に起こることが明らかにされた。操作条件および特に反応媒体を選択することを前提として、その他の塩基も使用できることも明らかにされた。
すなわち、以下の塩基は良好な結果を得ることができることを示すことができる。
・窒素のダブレット(doublet)が炭素/窒素二重結合により共役されている非アニオン性塩基。これらの塩基は単独で化学量論量または過剰な化学量論量で使用することができ、あるいは、好ましくは前記非アニオン性塩基より塩基性の他の塩基と共に、触媒量で使用することができる。特にこれらの塩基は、原則的には化学量論量または過剰な化学量論量で使用される以下の塩基と共に使用し得る。
・含窒素アニオン性塩基、これにより良好な結果が得られるが、一般には高価であり、その効果は、溶媒として極性の非プロトン性溶媒が使用されるにつれて向上する。
・有利にはアルコールからまたは水から得られたものではない(水酸化物およびアルコキシドイオンは、それぞれ禁止され、好ましくは、回避されるべきである)非含窒素アニオン性塩基。これらの塩基は、そのドナー数が少なくとも、10、有利には15、好ましくは20に等しい極性溶媒が使用された場合にのみ良好な結果を与える。
本発明の方法により極性溶媒が使用された場合は、これらの極性溶媒が少なくとも7の
誘電率ε(エプシロン)を示すことが好ましい。さらに、溶媒が塩基性、すなわち高ドナー数(20を超える)を示す場合は、この塩基度がブレンステッド塩基度の意味内で比較的低い、すなわち前記溶媒に伴われる酸のpKaが5を超え、有利には6を超え、より好ましくは7を超えることが好ましい。
前記反応媒体は、非プロトン性および無水であることが有利である。この非プロトン性および無水媒体が、基質を考慮に入れないで媒体中に存在する最も強い酸が、少なくとも20、さらに好ましくは少なくとも25、有利には少なくとも30、好ましくは少なくとも35のpKa値を示すものであることが特に望ましい。この制約は、塩基による基質からのプロトンの脱離の間副反応を防止することを目標にしている。このことは、塩基によるプロトンの脱離から生じたアニオンが、望ましくない求核置換反応をもたらし得る吸核剤であるためである。
したがって、こうしたアニオンが形成されないことが好ましい。より一般には、反応混合物の成分が、使用された塩基に接触したとき、求核性アニオンを生じることが不可能であることが好ましい。強酸(pKa≦2)は、実際中位の酸(2<pKa≦4.5)でも、吸核性のわずかであるかまたはないアニオンのみを与え、したがって副反応(単数または複数)についてはわずかしかないかまたはなく、厳密に言えば、それらが塩基を消費したとき反応に干渉しない。本発明による塩基に伴われる、またはそれらから得られた酸は、明らかに本発明に対して有害でない。このことは、水酸化物イオン、実際アルコキシドイオンも本発明による方法には適していないためである。このことは、それらが溶媒として回避するべき分子をもたらすためである。
したがって、反応物中の不安定な水素原子(すなわち、上記の特定のpKa値に対応しないもの)の含量は、過剰ではない、前記塩基または前記式(III)の化合物のそれの最初の含量に対して、多くとも、1/3、有利には1/4、好ましくは10%(モル)に等しいことが好ましい。
クリプタンドの利点の1つは、それらが高ドナー数を有する溶媒を、少なくとも部分的になくすことを可能にすることである。
「ドナー数」の定義に対して、Christian Reichardtによる著作、Solvents and Solvent Effects in Organic Chemistry、19頁(1988)が参照され得て、この著作では、希ジクロロメタン溶液中の溶媒と五塩化アンチモンの相互作用の負のエンタルピー(−ΔH、キロカロリー/モル単位で表される)として定義されていることが分かる。
溶媒の混合物またはクリプタンドを含む溶媒の混合物の場合、ドナー数は、それぞれ
の溶媒のドナー数にそれが占めるモル分率を乗じ、これらの積を合計することによるドナー機能により計算される。
含窒素アニオン性塩基の中で、シリル化または非シリル化アミンおよびシリルアミンの塩、特にアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を挙げることができる。最良の結果が得られる塩の中で、塩化されたジシリルアミン、特にヘキサメチルジシラザン(HMDZ)の塩、特にアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を挙げることができる。
非含窒素アニオン性塩基の中で、たとえば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属水素化物、およびブチルリチウムなどのアルカン塩などの非酸素含有塩基、ならびにアルカリ金属炭酸塩を挙げることができる。このファミリーの塩基は、極性溶媒の存在下で使用されるべきであることを記憶されたい。
容易に蒸留可能な溶媒(120℃以下のB.p.)、および/またはより容易に反応混合物を処理するためには、有利には水と任意の割合で混和性の溶媒を使用することが望ましいことを記憶されたい。
最良の結果が得られる塩基は、すでに述べたように、また以下に詳細に述べるように、2個の共役窒素原子を含む塩基である。
本発明による有利な実施形態によれば、前記塩基は、含窒素で、非アニオン性であり、式(IV)に対応する。
Figure 2006511592
式中、Aは、VB族からの半金属原子(窒素を含む基、有利には後者)であり、(本出願において使用された元素の周期律表は、Bulletin de la Societe Chimique de France、1966年1月、No.1への付録のものである)
A”は、水素を持つ、または炭化水素基Rで置換された炭素原子であり、
基Dは、
次から選択されるダブレットを持つ半金属であるか、
・有利には1価の基Rにより一置換されたカルコゲン(この場合は、カルコゲンが前記ダブレットを持つ半金属を構成する)、
・VB族の半金属、特に窒素またはリン(この場合は、V族の半金属が前記ダブレットを持つ半金属を構成する)、好ましくは窒素であって、このVB族半金属は、有利には2個の1価の炭化水素基RおよびR’により二置換されて、式−A’(R)(R’)の基Dを形成する半金属、
あるいは、1個の半金属原子および少なくとも1つの不飽和を共に持つ基であって、前記不飽和または不飽和(複数)が、前記半金属原子のダブレットと−A3=A−二重結合の間の共役を提供し、この基は、官能基または2価の基Rで置換されたsp混成の炭素原子から選択される原子によって担持され、水素を有するか炭化水素基Rで場合によって置換された単結合を介して分子の残りに結合される。
この式において、VB族の半金属は、これがA”またはA’のいずれのためのものであるにせよ、窒素であることが好ましいことを記憶されたい。
A”がVB族の原子、特に窒素の場合は、分子の残りとの結合を提供する単結合が、官能基または2価の基Rで置換されたsp混成の炭素原子から選択される原子によって担持され、水素を有するか炭化水素基Rで場合によって置換されて、以下に規定されるDに対する式
Figure 2006511592
が得られる、上記のものからDが選択されることが好ましい。
前記炭素が水素を持つ場合は、この水素はRの位置にあてがわれ、したがってRに水素の意味を与える。
上記のように、式(IV)の塩基は、少なくともその1つが二置換されて、正に荷電されたVB族の原子である2個の原子を結合するπ結合と共鳴(または共役)を示す半金属原子(飽和の、すなわち二重結合を持たない)を含んでいることが望ましい;有機塩基は、その原子のダブレットが、少なくともその1つがVB族の原子である(すなわちA)2個の原子を結合するπ結合と直接または間接的に共役されるVB族(周期律表の窒素列)の3価の原子、有利には窒素を含んでいることが有利である。
本発明の特に有利な使用によれば、2個の原子を結合する前記π結合は、イミン官能基(>C=N−)のπ結合である。
このイミン官能基は、以下のように書くことができる。
Figure 2006511592
ただし、A”は炭素を表し、
Dは次から選択される。
・1価の基Rにより一置換されたカルコゲン、
・VB族の半金属、有利には特に2個の1価の基RおよびR’で置換された窒素、またはリン、好ましくは窒素;および
・上記のもの、あるいは分子の残りとの結合が、官能基、または2価の基Rで置換され、水素を持つまたは炭化水素基Rにより場合によって置換されたsp炭素原子により担持された結合により提供される。
基Rは、水素、Dの価値のものおよび炭化水素基、有利にはアリール基、特にアルキル基から選択される。
基Dおよびこのイミン官能基が、窒素および前記半金属の原子が可能な限り離れて位置している、言い換えれば、たとえばイミン官能基の窒素が、V族の3価の原子からより遠いπ結合を介して結合された2個の原子のように位置することが好ましい。イミン官能基に関して述べてきたことは、π結合が炭素原子およびV族の原子を含む場合は、π結合を介して結合されたVB族の原子すべてに普遍的である。
本発明によれば、そのダブレットがπ結合と共役されているVB族の3価の原子を含む有機カチオンが、式>N−[C=C]ν−C=N<[ただし、νはゼロまたは閉じられた範囲(すなわち、限界を有する)1〜4、有利には1〜3、好ましくは1〜2内で選択される整数に等しい]の配列、またはむしろ骨格を示すことが好ましい。好ましくは、前記配列は次式に対応する。
Figure 2006511592
ただし、Qが次を表し、
・脂肪族または芳香族基Rで置換されたカルコゲン、
または
・二置換されたリン、より好ましくは、2個の同じまたは異なる脂肪族または芳香族基RおよびR10で二置換された窒素:(R10)(R)N−、
νは、ゼロまたは閉じられた範囲(すなわち、限界を有する)1〜4、有利には1〜3、好ましくは1〜2内で選択される整数に等しく、Rは、多くとも4個の炭素原子および水素の炭化水素誘導体、有利にはアルキル誘導体から選択される。
本発明によれば、前記VB族の3価原子が第3アミンを形成するまたは構成することが有利である。
より具体的には、そのダブレットがπ結合と共役されている、VB族の3価原子を含む前記有機塩基が、以下の式の分子を構成することが望ましい。
(R10)(R)N−[C(R)=C(R)]ν−C(R)=N−(R
ただし、νは、ゼロまたは閉じられた範囲(すなわち、限界を有する)1〜4、有利には1〜3、好ましくは1〜2内で選択される整数に等しく、R、R、RおよびRは、同じまたは異なり、多くとも4個の炭素原子および水素の炭化水素基、有利にはアルキル基から選択され、R10およびRは、同じまたは異なり、多くとも4個の炭素原子の炭化水素基、有利にはアルキル基から選択され、R、R、R、R、RおよびR10置換基の1つまたは2つが、その他の残りの置換基(単数または複数)に結合して、1個、2個、またはそれ以上の環、特に芳香環を形成することが可能である。以下を参照されたい。
塩基の可能性を持たせる効果は、2個の原子を結合させている前記π結合が環内にある場合(またはメソメリー形態が環内にある場合)、それが芳香環の環内にある場合でさえ特に顕著である。
このことは、ピリジン環、ジアジン環(好ましくはメタジアジン環、以下の式を参照されたい)、およびキノリンまたはイソキノリンなどのこれらから誘導された環では事実であり、たとえば:
Figure 2006511592
など。
より具体的には、π結合と共鳴を示している飽和半金属原子を含む有機塩基は、ジアルキルアミノピリジン、特にパラ−またはオルト−位(すなわち、ピリジンの2−または4−位、上記の式を参照されたい)から有利には選択され得る。したがって、少なくとも2個の3価の窒素を持つ前記塩基は、前記2個の3価の窒素が、アミンのダブレットと共役されるイミンを含む結合系を形成するものであることが有利である。
イミン官能基と、DBU(ジアザビシクロウンデセン、これは9個の炭素原子を有する)またはDBN(ジアザビシクロノネン、これは7個の炭素原子を有する)などの、有利には1環の、実際2環であってもよい環内にある置換されたアミジン官能基を形成するアミンも、本発明において使用するのに特に有利な塩基を構成する。こうした塩基の例は、6〜15個の炭素原子を含むジアザビシクロアルカンにおいて認められる。
Figure 2006511592
2個または3個のヘテロ原子をそれらが有する場合は、5員環、たとえばイミダゾール、オキサゾールまたは環状グアニジンタイプ、実際インドールタイプの構造も有利である。
Figure 2006511592
’およびR”はRと同じ意味を有する。
遊離のアリール環員(芳香族化合物に関与する)、または遊離の脂肪族環員(その結合点がsp炭素である)を置換することは可能である。しかし、こうすることの利点はあまりなく、塩基をよりかさ高にする欠点を有する。
トリアゾール構造も見込むことができる。
Figure 2006511592
ピラゾール構造も可能である。
非環状構造の中でグアニジン構造を用いるいくつかの利点があり得ることを挙げることができ、これはグアニジンから容易に誘導され、高い共鳴を有する式を示す特性を示す。
Figure 2006511592
式中、R”’およびR””は、Rと同じ意味のものから選択され、これらは他のR基およびR基と同じかまたは異なり得る。低融点を有する化合物が所望の場合は、分子が非対称であることが好ましい。R”’およびR””は互いに結合して、環、有利には芳香環を形成することができる。
塩基の分子量は多くとも、300、有利には250、より好ましくは200に等しいことが望ましい。塩基が多官能性(すなわち、上記のようにいくつかの塩基系を持つ)の場合は、これらの意味は各塩基性官能基D−A”=A−Rに関するものである。
本発明の他の目的は、式(I)の化合物と共に使用することが可能な、環化付加技法を見出すことである。
本発明に導かれた研究中に、条件が比較的緩やかである、すなわち150℃未満、好ましくは多くとも100℃に等しい温度を前提として、2つの二重結合を持つ共基質(cosubstrate)との環化付加または環化縮合により良好な結果が得られこと、およびこれらの使用により環、特にR基で置換された複素環が得られることを証明することが可能であった。
2+4型の環化付加を実施することは可能であるが、本発明の主な利点は、3+2型の付加、特に1,3−双極子環化付加により複素環の迅速な入手方法を提供する利点である。共基質は、それ自体が(ドナー/アクセプター型の結合を含む)2つの二重結合を持つ5価の窒素を持つ有機化合物であり、少なくとも1つの二重結合が前記窒素を炭素に結合していることが有利である。特に、3原子からなる部分を提供する共基質は、以下の双極子カノニカル形態に対応する。
Figure 2006511592
この場合、bは場合によって置換された窒素であり、aおよびcは、酸素、窒素または炭素であり得て、2個の後者の原子は炭化水素基または水素を持つことが可能である。
この種類の反応に対して、Jerry Marchによる全般的な著作、Advanced Organic Chemistry、第3版、743頁以下参照、およびこの参考文献中に引用された文献が参照される。
これらの化合物を加熱すると、溶媒の存在下または非存在下で、たとえ触媒がなくとも環化付加が得られる。しかし、上記のカノニカル形態を有する化合物のいくつかは、in situで合成されなければならない。
以下の非限定的な実施例は、本発明を例示する。
前駆体CFCHCHClCHOAcの脱ハロゲン化水素(dehydrohalogenation)
この場合、Rはトリフルオロメチル、RおよびRは水素、およびΞは塩素である。
Figure 2006511592
反応式を、いくつかの確認された不純物と共に上に示す。
Figure 2006511592
DMFの存在下での前駆体CFCHCHClCHOacの脱ハロゲン化水素
Figure 2006511592
炭酸カリウムを用いた前駆体CFCHCHClCHOAcの脱ハロゲン化水素
炭酸カリウムにより、もはや25℃でなく60℃で、およびDMFまたはNMP(DN=27.3)などの双極性の非プロトン性溶媒中で、この脱ハロゲン化水素反応を実施することが可能になることを例示した。
Figure 2006511592
濃度の影響
(DMF、KCO(5当量)、60℃、4時間)
Figure 2006511592
COの量の影響
Figure 2006511592
操作条件:60℃、5時間、28.5gのDMF当たり3g(15ミリモル)の(2)、すなわち、KCOの化学量論比に応じて7と8.7重量%の間。
前駆体CFCHCHBrCHOAcの脱ハロゲン化水素
同じ原理に従って、いかなる問題もなく脱臭化水素反応が実施される。
Figure 2006511592
処理前に、反応媒体を周囲温度に一晩置く。ろ過(焼結ガラス漏斗No.4)およびケークを10mlのDMFで洗浄後、ろ液を20mlの水の上に流し、この水性相をMTBE(3×25ml)で抽出する。有機層を内部標準の19F NMRを用いて定量的に測定する。
Figure 2006511592
CFCH=CHCHOAcが関与する環化付加
新規の複素環の合成
Figure 2006511592
DBUとの脱塩化水素
CFCH=CHCHOAcの合成
Figure 2006511592
還流冷却器、温度計、滴下漏斗およびマグネティックスターラーを備えた250ml三首フラスコに、酢酸2−クロロ−4,4,4−トリフルオロブチル(3a)(12g、58.9ミリモル)およびジイソプロピルエーテル(135ml、0.95モル)を充填する。1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(8.98g、59ミリモル)を25分にわたり滴下する。反応媒体を4時間70℃で加熱する。反応の進行をGC注入によりモニターする。反応の終わりに、内部標準を用いたGC定量的測定により、77.5%の形成された生成物の歩留まりを決定する。
反応媒体を200mlの水中に注ぐ。100mlのジイソプロピルエーテルで3回抽出を実施し、あらかじめ混ぜ合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥する。大気圧でジイソプロピルエーテルを濃縮化した後、通常の蒸留により7g(歩留まり:71%)の酢酸トリフルオロブテニルを単離する。
COによる脱臭化水素の実施例
機械的攪拌機を備えた100mlのジャケット付き反応器中に、無水NMP(10.25g)、炭酸カリウム(5.13g、37.15ミリモル)および次いでCFCHCHBrCHOAc(9.13g(78重量%)、28.6ミリモル(1当量))を導入する。反応媒体を4〜6時間60℃にさせる。反応の進行をGC(DC=100%、RY=95%)によりモニターする。
反応の終わりに、酢酸トリフルオロブテニルを反応媒体から直接蒸留する。B.p.=30ミリバールの下で45℃。
構造特性:
赤外スペクトルの特性吸収
1750cm−lνC=Oおよび1230cm−1νC−Oアセテート官能基
1690cm−lνC=CおよびδC−H(平面外の)トランス型の不飽和
1127cm−1νC−F
H、19Fおよび13C共鳴線の化学シフト(CDC1中)
Figure 2006511592
H化学シフト
()19F化学シフト
13C化学シフト
CFCH=CHCHOAcのアップグレード
Figure 2006511592
還流冷却器を備えた10ml丸底フラスコに、213mg(1.27ミリモル)の酢酸4,4,4−トリフルオロブテニル(93/7 E/Z、100重量%)、3gのトルエンおよび228mg(1.12ミリモル)のN,α−ジフェニルニトロン(97重量%)を周囲温度で逐次的に加える。溶液を26時間溶媒還流させる(その結果、ニトロンは急速に溶解する)。トルエンおよび過剰の酢酸トリフルオロブテニルを減圧下蒸発させて、生成物、立体異性体の混合物が87%の歩留まりで得られる(比率:(1)/(2)、25/1)。

Claims (24)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2006511592
    [式中、
    は、分子の残りの部分との結合を提供している、ペルフルオロメチレン基を有する基であり、
    およびRは、同じでも異なってもよく、水素、およびアルキルまたはアリール基から選択され、
    Ψは、Ψ−O−Hが多くとも8、有利には多くとも6、好ましくは多くとも5のpKa値(水中)を有する酸であるような電子吸引性基である]。
  2. Ψは、Ψ−O−Hが少なくとも1、有利には少なくとも2のpKa値(水中)を有する酸であるような電子吸引性基であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  3. およびR基の少なくとも1つが、低級アルキル(多くとも4個の炭素)または水素、有利には水素であることを特徴とする請求項1および2に記載の化合物。
  4. 基が、式(II)
    EWG−(CX
    [式中、
    X単位は、開放結合を持つメチレン基のX単位は塩素ではなく、それらの少なくとも1つはフッ素であることを条件として、同じまたは異なり、塩素、フッ素、または、nが多くとも5に等しく、好ましくは2に等しい整数である式C2n+1を表し、
    EWGは、好ましくは不活性であり、pが1に等しい場合は、電子吸引性基であることが有利である、炭化水素または電子吸引性基(すなわち、ハメット定数σ(シグマp)が>0、有利には少なくとも0.2に等しい)であり、
    pは、正の整数である]
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
  5. が水素であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
  6. が水素であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の化合物。
  7. およびRが水素であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の化合物。
  8. は、rが1〜10、有利には1〜5、好ましくは1〜3の範囲の正の整数である、一般式C2r+1のペルフルオロアルキルであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の化合物。
  9. が、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基およびヘプタフルオロプロピル基から選択されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の化合物。
  10. Ψがアシルであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の化合物。
  11. Ψは、Ψ−O−HのpKa値が少なくともほぼ2に等しいようなアシルであり、有利にはΨ−O−Hは、1〜8個、好ましくは2〜5個の炭素原子を有するアルカン酸であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の化合物。
  12. 式(III)
    Figure 2006511592
    [式中、Ξは、擬ハロゲンおよびハロゲン、有利には塩素または臭素から選択される脱離基である]
    の化合物を、それに伴われる酸が少なくとも12のpKa値を示す含窒素強塩基から、および/またはアニオン性塩基から選択される塩基と接触させることを含み、塩基が非含窒素アニオン性塩基の場合は、後者は極性溶媒または極性溶媒の混合物の存在下にあることを条件とすることを特徴とする式(I)の化合物を合成する方法。
  13. 塩基が非含窒素アニオン性塩基であり、前記極性溶媒が、少なくとも10、有利には少なくとも15、好ましくは少なくとも20のドナー数を有する溶媒を示すことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 塩基が非含窒素アニオン性塩基であり、前記極性溶媒が水と任意の割合で混和性の溶媒であることを特徴とする請求項12または13に記載の方法。
  15. 塩基が非含窒素アニオン性塩基であり、前記極性溶媒が酸官能基を示さず、すなわち前記溶媒の最も酸性の水素のpKa値が、少なくとも、20、有利には25、好ましくは30と等しいことを特徴とする請求項12から14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記塩基が、シリル化アミンおよびシリルアミンの塩、特にアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩から有利には選択される含窒素アニオン性塩基であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  17. 前記塩基が、HMDZ(ヘキサメチルジシラザン)のアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩から選択されるシリルアミンのアニオンであることを特徴とする請求項12または16に記載の方法。
  18. 前記塩基が、極性溶媒、有利には極性の非プロトン性溶媒の存在下で使用されることを特徴とする請求項12、16または17に記載の方法。
  19. 前記塩基が、少なくとも2個の3価の窒素を持つ塩基であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  20. 少なくとも2個の3価の窒素を持つ前記塩基は、前記2個の窒素が少なくとも1つの二重結合を介して共役されているものであることを特徴とする請求項12または19に記載の方法。
  21. 少なくとも2個の3価の窒素を持つ前記塩基は、前記2個の3価の窒素が、アミンのダブレットと共役されたイミンを含む結合系を形成するものであることを特徴とする請求項12、19または20に記載の方法。
  22. 基で置換された複素環の前駆体としての、式(I)の化合物の2つの二重結合を持つ共基質との環化縮合による使用。
  23. 前記環化縮合が、3+2型であることを特徴とする請求項22に記載の使用。
  24. 共基質が、それ自体が(ドナー/アクセプター型の結合を含む)2つの二重結合を持つ5価の窒素を持つ有機化合物であり、少なくとも1つの二重結合が前記窒素を炭素に結合していることを特徴とする請求項22または23に記載の使用。
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