JP2006508259A - 継目補強リングを有している機械上で継ぎ合せ可能な工業用布 - Google Patents

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Abstract

機械上で継ぎ合せ可能な工業用布が継目領域にリングを含んでいる。一つの主要な実施例では、リングは布の両端の継ぎ合せループの間にあって少なくとも1本の機械に直交する方向(CD)の糸を囲んでいる。そうしたものとして、リングはCD糸を含むことにより継目領域を強化する。もう一つの主要な実施例では、リングは継ぎ合せ螺旋の代りに使用される。

Description

本発明は抄紙及びそれに関連する技術に関する。より明確には、本発明は抄紙機のプレス部における機械上で継ぎ合せ可能なプレス布のような、機械上で継ぎ合せ可能な種類の工業用布である。
抄紙工程の中で、セルロース性繊維質巻取り紙は抄紙機の形成部における運転中の形成布の上に繊維質スラリー、即ちセルロース繊維の水分散液を沈殿させることにより形成される。多量の水が形成布の表面上にセルロース性繊維質巻取り紙を残しながら、形成布を通してスラリーから排出される。
新しく形成されたセルロース性繊維質巻取り紙は形成部から一連のプレスニップを含むプレス部に進む。セルロース性繊維質巻取り紙は一つのプレス布により、又は多くの場合二つのプレス布の間に支持されてプレスニップを通過する。プレスニップでは、セルロース性繊維質巻取り紙はそこから水を絞り出し、且つセルロース性繊維質巻取り紙を紙シートに変えるために巻取り紙中のセルロース繊維を互いに接着させる圧縮力を受ける。水はプレス布によって受容れられ、且つ理想的には、紙シートには戻らない。
紙シートは最後には蒸気により内部加熱された少なくとも一連の回転可能な乾燥機ドラム又はシリンダーを含む乾燥機部に進む。新しく形成された紙シートはドラムの表面に対して紙シートを密着保持する乾燥機布によりドラムの列の各々の周りを連続して蛇行する通路に案内される。加熱されたドラムは蒸発によって望ましいレベルにまで紙シートの含水量を減少させる。
形成、プレス及び乾燥機布のすべてが抄紙機上でエンドレスループの形態とコンベヤーと同様な機能をとることは認識されるべきである。更に製紙はかなりの速度で進行する連続工程であることも認識されるべきである。即ち、繊維質スラリーが形成部において形成布の上に連続的に沈殿する一方、新しく製造された紙シートはそれが乾燥機部から出た後ロールの上に連続的に巻取られる。
さしあたり、特にプレス布に関して、従来、プレス布はエンドレスの形でだけ供給されたことを思い起こすべきである。このことは新しく形成されたセルロース性繊維質巻取り紙がプレス布中のどんな非一様性によるプレスニップのしるしにも極度に敏感であるからである。エンドレス織として知られている工程によって生産されたもののような、エンドレスで、継目のない布はその縦(機械)と横(機械に直交する)の両方向共に一様な構造を有する。抄紙機上への据付け時にエンドレスの形にプレス布を閉じるのに使用されるような継目はプレス布の一様構造の中に不連続性を具現する。それで継目の使用はセルロース性繊維質巻取り紙がプレスニップ中でしるしを付けられるであろう可能性を大きく増大させる。
この理由から、どんな実行可能な機械上で継ぎ合せ可能なプレス布の継目領域も、製造されている紙製品の継目領域による周期的なしるし付けを予防するために、負荷下で、即ちプレスニップ中の圧縮下で、プレス布の残りの部分と同様に作動せねばならない、又水や空気に対してプレス布の残りの部分と同じ透過率を持たねばならない。
これらの必要条件で表される可成りの技術的障害にも拘わらず、斯かる布はプレス部上に比較的容易且つ安全に据付けできることから機械上で継ぎ合せ可能なプレス布を開発することには高い要望が残っていた。結局、これらの障害は布の両端の横の縁に継ぎ合せループを備えることにより形成された継目を持っているプレス布の開発によって克服された。継ぎ合せループそれ自身は布の機械方向(MD)の糸によって形成される。継目はプレス布の両端を互いに持ち寄ること、布の両端で継ぎ合せループを絡み合わせること、及び布の両端を互いに固定するために絡み合わされた継ぎ合せループによって規定された通路を通して所謂ピン又は軸棒を案内することにより閉じられる。言うまでもなく、機械上で継ぎ合せ可能なプレス布を据付けることは、抄紙機上にエンドレスプレス布を据付けることよりも、多分に容易で且つ消費時間も遙かに少ない。
斯かる継目付きで抄紙機上で連結できるプレス布を生産する一つの方法は布を平織にすることである。この場合、縦糸はプレス布の機械方向(MD)の糸である。継ぎ合せループを形成するために、布の端部における縦糸は折返されて縦糸に平行な方向で布本体の中に若干の距離織り込まれる。もっと遙かに好ましいもう一つの技術は、通常布のエンドレスループを生産するのに使用されるエンドレス織の一変形である。変形エンドレス織では、横糸はループ形成ピンの周りを通過することによって織られている布の縁の一方の上にループを形成している各通路の中を、織機を横切って行ったり来たり連続的に織られている。結局プレス布のMD糸になる横糸は連続しているから、この方法で得られる継ぎ合せループは平織布の端部の中に縦糸の端を織返すことによって生産できるどんなものよりも強い。
尚もう一つの技術では、抄紙機のプレス部用の機械上で継ぎ合せ可能な多軸プレス布がその各々が隣接して且つそこに隣接してくっつけられる、布の帯を多数の隣接したターンに螺旋状に巻付けることによって組立てられる基礎布層から作られる。結果としてのエンドレスの基礎布層はこれらの横の縁の折り目で互いに連結された第一と第二の布の層を作るために平らにされる。継ぎ合せループを作るために横の縁の折り目で布の帯の各ターンから横糸が取除かれる。第一と第二の布の層はそこを通してステープルファイバー打綿材料を縫込むことにより互いに積層される。プレス布は二つの横の縁における継ぎ合せループの絡み合せにより形成された通路を通して軸棒を案内することにより抄紙機上への据え付けの際エンドレスの形に連結される。
何れの場合にも、螺旋状の継ぎ合せコイルが布の各端部の継ぎ合せループと螺旋状の継ぎ合せコイルの個々のターンを絡み合わせることによりそして布の端部に螺旋状の継ぎ合せコイルを連結するために絡み合わされた糸と継ぎ合せループによって形成された通路を通して軸棒を案内することにより布の端部の継ぎ合せループに取付けられる。そこで、布は布の各端部で継ぎ合せコイルの個々のターンを互いに絡み合わせることにより、且つ布の両端を互いに連結するために絡み合わされた継ぎ合せコイルによって形成された通路を通してもう一つの軸棒を案内することによりエンドレスループの形に連結される。
機械上で継ぎ合せ可能なプレス布の製造の最終段階はステープルファイバー材料の1層又はそれ以上の層を少なくともそれの外側表面の中に縫込むことである。縫込みはエンドレスループの形に連結されたプレス布で行われる。プレス布の継目領域はその領域が布の残りの部分のそれにできるだけ近い透過率特性を持つことを確実にするために縫込み工程によってカバーされる。縫込み工程の終りにおいて、布の両端を互いに連結する軸棒は取除かれ且つ継目領域におけるステープルファイバー材料はその領域をカバーしている蓋を作るためにカットされる。扨無制限公開した形のプレス布は、そこで製紙業者の顧客に対して梱包して船積みされる。
縫込み工程の間、プレス布は不可避的に或種の損傷を受ける。これは棘のある針の所為であり、それはステープルファイバー材料の個々の繊維をプレス布の中を通して運び、プレス布それ自身の糸とも遭遇して破ったり弱めたりする。そして、プレス布の継目領域が縫われている時に、少なくとも継ぎ合せループを形成するMD糸の若干ともし存在するならば、螺旋状の継ぎ合せコイルは幾分弱められるであろう。このタイプの損傷は継目を全体として不可避的に弱めて継目故障に導くことができる。この点に関して、螺旋状の継ぎ合せコイルの場合には、ほんの少量の損傷が早過ぎる継目故障を導き得ることをよく理解すべきである。螺旋状の継ぎ合せコイルは継目領域で布を横切って広がっているから、どの点での破れでもその長さのかなりの部分に亘って継目を弱くできてそれを開いたりバラバラにしたりする。
プレス布に加えて、多くの他の種類の工業用布はある装置への据付けの間エンドレスの形で閉じるように設計されている。例えば、抄紙機の乾燥機布は乾燥機部への据付けの間エンドレスループの形で連結される。乾燥機布はピン継目か又は螺旋継目の何れか、それら上記と同様な継目で連結される。
乾燥機布に加えて、波形ベルト、パルプ形成布及びスラッジ脱水用ベルトのような他の工業用布は同様な方法で継ぎ合せられる。これらの布では、MD糸が継目ループでもある場合、糸、特に一本の単繊維を、ループを形成するために、小さな半径の周りに曲げることはループ地域で糸に圧力が加わり弱められることはよく知られている。それで継目全体は使用中の布本体よりも弱くなる。継ぎ合せループは使用中負荷に耐えており繰返し曲げられる(又ある場合には圧縮もされる)から、どんな機械の不調も早過ぎる継目故障と布の除去に導かれ得る。
更に、螺旋状の継ぎ合せコイルは限られた数の形状にだけ利用可能である。即ち、それらは限られた数の直径とピッチ(単位長さ当りのターンの数)で得られるだけである。明らかに、螺旋状の継ぎ合せコイルに対する選択肢は工業用布の設計者によって十分に理解されて居るであろう。
本発明は早過ぎる継目故障に導くことのできるひどい損傷を受ける傾向の少ない継目を提供することにより従来の技術におけるこれらの短所に取り組んだ。
従って、本発明は機械方向(MD)糸の領域(system)と機械に直交する方向(CD)糸の領域(system)を有している機械上で継ぎ合せ可能な基礎布より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布である。MD糸は長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一側面と第二側面を有する長方形の形状に基礎布を形成するため(織合わせ、化学的に、機械的になどのような)目的に適した何らかの方法でCD糸に結合させられる。MD糸は基礎布の長さ方向に伸びてそれの二つの横の縁の各々に沿って継ぎ合せループを形成する。工業用布が抄紙機のプレス布である場合、ステープルファイバー材料の少なくとも一つの層が基礎布の第一と第二側面の一方に取付けられる。
本発明は二つの主要な実施例を有する。第一例では、多数のリングが基礎布の二つの横の縁の各々に沿って配置される。リングの各々は一対の継ぎ合せループの間にあって少なくとも一つのCD糸を取囲む。機械上で継ぎ合せ可能な工業用布は継ぎ合せループとリングの両方を用いてエンドレスループの形に継ぎ合せられる。この点に関して、少なくとも一つのCD糸と継ぎ合せ軸棒の両者を囲むリングは継ぎ合せループに対するバックアップとして機能することにより継目に対して第二の補強を与える。リングは又囲まれたCD糸が継目の強化に参加することを可能にする。
第二の主要実施例では、多数の継ぎ合せリングが二つの横の縁を互いに連結する。リングの各々は二つの横の縁の一方で一対の継ぎ合せループの間にあってそこを通って案内される第一軸棒によりそこに連結される。リングの各々は又二つの横の縁のもう一つで一対の継ぎ合せループの間にあってそこを通って案内される第二軸棒により継ぎ合せループに連結される。多数のリングと第一と第二軸棒は布をエンドレスループの形に連結する。他の代案として、継ぎ合せリングの第一の多数は二つの横の縁の一方に沿って配置され又継ぎ合せリングの第二の多数は二つの横の縁のうちのもう一つに沿って配置される。第一の多数のリングの各々は二つの横の縁のうちの一方で一対の継ぎ合せループの間にありそこを通って案内される第一軸棒によりそこに連結される。第二の多数のリングの各々は二つの横の縁のうちのもう一つで一対の継ぎ合せループの間にありそこを通って案内される第二軸棒によりそこに連結される。それで第一の多数の継ぎ合せリングは第二の多数の継ぎ合せリングと絡み合わされ、そして絡み合わされた継ぎ合せリングにより規定された通路を通って第三軸棒を案内することによりそこに連結され、工業用布をエンドレスループの形に連結している。この実施例では、多数のリングが一つ又はそれ以上の継ぎ合せ螺旋の代りに使用される。リングは改良された曲げ抵抗を持つ継目を提供し、且つ継ぎ合せ螺旋とは違って、横、又は機械に直交する方向には要素を持たない。
本発明は今以下に確認された図面に作られているものを屡々参照しながらより完全に詳細を記述するであろう。
今明確に本発明とその要素を計量的に描かれたのではなくて寧ろ図解的に付随した図面に立返って、図1は機械上で継ぎ合せ可能な工業用布10の概略透視図である。布はいったんその二つの端部12、14が継目16で互いに連結されたエンドレスループの形をとる。
図2は図1の線2−2によって指示されたようにとられた、従来技術の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布20の断面図である。工業用布20は機械上で継ぎ合せ可能な基礎布22及び、工業用布20がプレス布である場合には、基礎布22の中に縫込まれたステープルファイバー材料24の1層又はそれ以上の層から成っている。明瞭のために、ステープルファイバー材料24は図2では一部だけで示されているが、それは縫込み工程の間、継目26の領域を含んで、機械上で継ぎ合せ可能な基礎布22の全部分の中に縫込まれることは理解されねばならない。ステープルファイバー材料24は抄紙機布及びその他の工業工程布の生産に使用されるどんな重合体樹脂のステープルファイバーより成っていてもよいが、なるべくならポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン及びポリエーテルエーテルケトン樹脂を含んでいるグループからの樹脂製がよい。工業用布20は又ポリウレタン類又はシリコーン類のような重合体樹脂により、部分的に又は完全に含浸されたその二つの表面の何れか又は両方の上に、全幅コーティング、傾斜コーティング及び噴霧のような、当業者には知られた方法により塗布されたコーティングを含んでもよい。融解した重合体粒子も又“つや出し表面”を形成するのに使用できる。燒結金属粒子も又一つ又は両方の布表面をコートするのに使用できる。
機械上で継ぎ合せ可能な基礎布22は縦糸、即ち機械方向(MD)糸28と横糸、即ち機械に直交する方向(CD)糸30から織られる。MD糸28は絡み合わされて継ぎ合せループ32を形成し継目26を形成するために絡み合わされた継ぎ合せループ32により規定された通路を通して軸棒34を案内することにより互いに連結される。
機械上で継ぎ合せ可能な基礎布22が平織であること、及び継ぎ合せループ32が基礎布22の横の縁で縦糸の端を折返すことにより又そこの中に返した端を織込むことにより形成されることは図2で認識されるであろう。図2で描かれたように、MD糸28は基礎布22の縦糸である。然し、基礎布22は修正エンドレス織技術で織られてもよく、そこで横糸は織機を横切って行ったり来たり連続的に織られ、ループ形成ピンを廻って織ることにより継ぎ合せループを形成し、そして結局布のMD糸になることは理解されねばならない。
更に、基礎布22は二重織で織られて示されているけれども、斯かる織は例として示されているだけであること、そして基礎布22は単層、二層、三層又はより高い層のような、他の織り方で織られてもよいこと又は積層されて且つ幾つかの布の層を含んでもよいことは理解されねばならない。基礎布が積層されて且つ幾つかの布の層を含んでいる、後者の場合、一つ又はそれ以上の布の層のすべてを含んで機械上で継ぎ合せ可能であって、又本発明に従ってそう作られ得る。前記のように、工業用布20はプレス布であってもよく、その場合基礎布22は片方又は両面上に一つ又はそれ以上の層のステープルファイバー打綿材料24が縫込まれてもよく、又はある方法でコートされてもよい。そのほかには、工業用布20は抄紙機の他の部分の一箇所で、即ち形成部又は乾燥部で、又は重合体樹脂をコートした製紙工業工程ベルト(PIPB)の基礎として使用されてよい。更に、工業用布20は波形ベルトとして又はそれの基礎として;二重ニップ濃縮機ベルトのような、パルプ形成布として;又はスラッジ脱水ベルトのような、他の工業工程ベルトとして使用されてもよい。
MD糸28とCD糸30は各々が抄紙機布又は他の工業工程布を織るのに使用されるどんなタイプの糸であってもよい。換言すれば、撚られた単繊維又は撚られた多繊維糸の形で、単独で使用される単繊維より紐、又は撚られた/捻られた糸である単繊維糸はこれらの糸の内のどれとして使用されてもよい。更に、MD糸28とCD糸30は各々一般に譲渡された米国特許第5204150号(特許文献1)と米国特許第5391419号(特許文献2)に示されたコートされた糸であってもよい、その両者の教示はここで参考に組込まれている。
更に、MD糸28とCD糸30を構成している繊維はポリアミド、ポリエステル、ポリエーテルケトン、ポリプロピレン、ポリアラミド、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリケトン類及びポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂のような、合成重合体樹脂材料から押出成型され、又は金属線であり、そして工業用織物布工業又特に抄紙織物工業では周知の技術に従って糸の中に組込まれる。
軸棒34は単繊維の単一の紐;単繊維の多重紐;互いにほどけた、又は一緒に撚られた、捻られた、組まれた又は編まれた単繊維の多重紐;又は抄紙機織物で継目を閉じるのに使用される他のどんなタイプの軸棒であってもよい。軸棒34は金属線であり又は前項で列挙したもののような、合成重合体樹脂材料から押出成型されてもよい。
本発明に従えば、前述のタイプの機械上で継ぎ合せ可能な工業用布の継目は早過ぎる継目故障の原因となり得る損傷を受け難く作ることができる。本発明の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布40の、図2と同じ方法で撮られた、断面図3Aを参照すると、基礎布42は基礎布42のMD糸48により形成された多数の継ぎ合せループ46より成っている継目44を含む。基礎布42は又CD糸50も含んでおり且つ、もし工業用布40がプレス布であるならば、1層又はそれ以上の層のステープルファイバー材料52がそこの中に縫込まれる。
図3Aで記されたように、幾らかのMD糸48は継ぎ合せループ46を形成しない、然しCD糸50の周りをしっかり織る代りに絡み合わされるべき継ぎ合せループ46に継ぎ合せループ46の間のスペースを与えることができる。少なくとも幾らかのこれらのスペースで、一つ又はそれ以上のCD糸50を囲むリング54は、付加的な継ぎ合せループとして作用する。機械上で継ぎ合せ可能な工業用布40がエンドレスループの形で連結されるべき時には、布40の両端における継ぎ合せループ46とリング54は軸棒56が両端を一緒に連結するために案内される通路を創るため互いに絡み合わされる。
本発明の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布40のもう一つの断面図、図3Bを参照すると、基礎布42は前と同じく、MD糸48とCD糸50を含む。もし工業用布40がプレス布であるならば、一つ又はそれ以上の層のステープルファイバー材料52がそこの中に縫込まれる。
図3Bでは、MD糸48の何れも継ぎ合せループを形成しない。その代り、すべてのMD糸48はCD糸50の周りをしっかりと織る。リング54は隣接するMD糸48の間の少なくとも幾らかのスペースで一つ又はそれ以上CD糸50を囲んで継ぎ合せループとして作用する。機械上で継ぎ合せ可能な工業用布40がエンドレスループの形で連結されるべき時には、布40の両端におけるリング54は軸棒56が両端を一緒に連結するために案内される通路を創るため互いに絡み合わされる。
図4Aと4Bに示された、本発明の代りの実施例によれば、リングは布の両端で互いに継ぎ合せループを連結するのに使用される。この点に関して、図4Aと4Bは夫々機械上で継ぎ合せ可能な工業用布60、80の、図2と同じ方法で撮られた、断面図でもある。上記の如く、布60、80は基礎布62のMD糸68により形成された多数の継ぎ合せループ66より成っている継目64を含む機械上で継ぎ合せ可能な基礎布62を含む。基礎布62はCD糸70も含み又、もし工業用布60、80がプレス布又は波形ベルトであるならば、一つ又はそれ以上の層のステープルファイバー材料72がそこの中に縫込まれる。
図4Aと4Bで記されたように、継ぎ合せループ66は直接には互いに連結されていない。その代り、図4Aでは、リング74は第一と第二軸棒76、78により互いに継ぎ合せループ66を繋ぐのに使用される。図4Bでは、第一リング82は工業用布80の一端で第一軸棒76により継ぎ合せループ66に結合させられ、又第二リング84は他端で第二軸棒78により継ぎ合せループ66に結合させられる。それで第一リング82は第三軸棒86により第二リング84に繋げられる。
図3Aと3Bに示された実施例を参照すると、リング54はCD糸50が継目44を強化することを可能にする。従来の技術の螺旋状継目の代りを示す、図4Aと4Bに関して、リング74は、もし損傷を受けたならば、全体として継目64を弱めるであろう、機械に直交する方向に拡がる要素を持っていない。
一般に、リング54、74、82、84は例えば、円形、卵形(楕円形)、斜め形、長楕円形、四面体形又はD字形のような、幾つかの形状のうちどの一つでも持つことができる。リングが作り上げられる材料は円形、卵形(楕円形)、正方形、長方形又はその他の断面形状のものであって且つ0.15mmから1.0mmまでの範囲の直径を持ってよい。
リング54、74、82、84は金属であるか又は工業用織物布工業で糸用に使用されているものとして上に確認された重合体樹脂材料のどれかから押出成型されてもよく又可撓性又は不撓性であることもできて、又は一端で開いて他端で、例えばスナップ錠又は締金の方法で機械的に閉じられる。リングは又リングの表面を横切ってより低い圧力差を与えるリングの一つ又はすべての面上に前もって作られたキャップの利用もできる。そのキャップは透過性又は不透性でもできる。リング54、74、82、84は単繊維、撚られた/捻られた繊維又は組まれた繊維であってもよい。これらのどれもが付加的な重合体樹脂材料でコートされてもよい。全体として、リングは機械方向に0.70mmから3.0mmまでの範囲で測り、又布の厚さ方向には0.70mmから12.0mmまでの範囲で測られるか、又は一般に、布それ自身よりも僅かに厚くない高さを持つのがよい。
図3Aと3Bにおけるリング54は、それらの据付けがそれらを通してCD糸50を織ることを含んでいるから、なるべくなら布の生産中に据付けられるのがよい。特に、リングは修正エンドレス織の間にマガジン(補給庫)から織機に据付けできる。マガジンは布の縁の近くに位置していて、MD糸の対が織られる毎に、リングが挿入される。MD糸が折返す所を廻って縁の紐がマガジンを通り且つすべてのリングの内部を通過する。各糸が布の中を打ち進む毎に、リングが挿入される。一変形として、多重の縁の紐により、MD糸が次々に織られるように、各他の糸の打ち進みで、リングが挿入される。
布が平織の場合、布はピン継目が形成されるように継ぎ合せ台の上に載せられる。適当な間隔でリングを含んでおり且つそれを通過している“ループ形成ピン”を有しているマガジンが布の全縁に沿って装着される。各MD糸がループ形成ピンの周りに曲げられた時に、リングが二つのMDループの間の構造の中に挿入される。
図4Aと4Bにおけるリング74、82、84は工業用布が使用される生産工場又は製紙工場又はその他の工業的環境の何れででも据付けられてよい。リングはそれらの据付けを容易にするためにマガジンの内部に貯蔵されるか、又はテープ又は細長いボール紙の上に装着されるかさもなければ配列させられてもよい。ループ形成ピンは取除かれてリングは所定の場所に全幅に亘って、幅を部分的に、又は適当な糸の対の間を一つずつの何れかでぱちんと留められる。結合ピンが布本体にそれらを結合するためにリングを通して全幅に再挿入される。その工程は螺旋継目を作るのに螺旋を挿入することと同様である。リングは特定の布に使用する適切な間隔でリングを保つスペーサー付きの開いた面を持った筒であり得るマガジンに保持される。代案として、リングは布の中に挿入されるまでそれらの外周のある部分の周りの粘着性のあるテープ上に装着されて保持できる。
工業用布が撚られた/捻られたMD糸を有しているプレス布である場合、熱処理や縫込み以前のリングの据付けは布の平面に垂直なそれらの好ましい方位から捻れること、二次螺旋効果として知られる現象、から継ぎ合せループを防ぐであろう。
上記に対する修正は通常の当業者には明白であろう、然し当請求項の範囲を越えるような修正された発明をもたらすことはないであろう。例えば、もし布が当てられた打綿を持つならば、平織か又は修正エンドレス織か何れかの、基礎布は各布の縁でループを有する。縫込みの後、継目は開かれて打綿は従来の技術で知られるように突っ切られる、そして布はそれが使用されるべき機械の上に装着される。リングはそれで上述のようにマガジン又は粘着性テープを用いて布の縁の各々の中に据付けできる。このことはプレス布、縫込まれた乾燥機布及び波形ベルトについて為すことができる。プレス布は平織であったり、修正エンドレス織で織られたり、又は螺旋状に巻かれた材料の帯から形成されることができて上述のように継ぎ合せられる。
機械上で継ぎ合せ可能な工業用布の概略透視図である。 従来技術の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布の、図1の線2−2により指示されるようにとられた断面図である。 AとBは、本発明の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布の、図2で提供されたそれに類似した断面図である。 AとBは、本発明の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布の代りの実施例の、図2で提供されたそれにも類似した断面図である。
符号の説明
10 工業用布
12 端部
14 端部
16 継目
20 工業用布
26 継目
28 縦糸
30 横糸
32 継ぎ合せループ
34 軸棒
42 基礎布
44 継目
46 継ぎ合せループ
50 CD糸
56 軸棒
64 継目
66 継ぎ合せループ
74 リング
76 第一軸棒
78 第二軸棒
82 第一リング
84 第二リング
86 第三軸棒

Claims (27)

  1. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布;前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎布の前記長さ方向に伸びていること及び、
    前駆基礎の前記二つの横の縁に沿っている多数のリング;前記リングの各々は少なくとも前記CD糸の1本を囲んでいること
    より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  2. 前記MD糸の少なくとも一部が前記二つの横の縁の各々に沿って継ぎ合せループを形成する請求項1に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  3. 更に前記基礎布の前記第一と第二面の一方に取付けられた少なくとも一層のステープルファイバー材料より成っている請求項1に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  4. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布;前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎布の前記長さ方向に伸びていて且つそれの前記二つの横の縁の各々に沿って継ぎ合せループを形成していること及び、
    前記二つの横の縁を互いに連結している多数のリング;前記リングの各々は前記二つの横の縁の一方で一対の前記継ぎ合せループの間にあってそこを通って案内される第一軸棒により前記継ぎ合せループに連結されており、又前記リングの各々は前記二つの横の縁の他の一方で一対の前記継ぎ合せループの間にあってそこを通って案内される第二軸棒により前記継ぎ合せループに連結されており、前記多数のリングと前記第一と第二軸棒はそれによって前記基礎布をエンドレスループの形に連結していること
    より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  5. 更に前記基礎布の前記第一と第二面の一方に取付けられた少なくとも一層のステープルファイバー材料より成っている請求項4に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  6. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布;前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎布の前記長さ方向に伸びていて且つそれの前記二つの横の縁の各々に沿って継ぎ合せループを形成していること、
    多数のリング;前記第一リングの各々は前記二つの横の縁の一方で一対の前記継ぎ合せループの間にあってそこを通って案内される第一軸棒により前記継ぎ合せループに連結されていること及び、
    多数の第二リング;前記第二リングの各々は前記二つの横の縁の他の一方で一対の前記継ぎ合せループの間にあってそこを通って案内される第二軸棒により前記継ぎ合せループに連結されており、それによって前記工業用布は前記第一リングと前記第二リングを絡み合わせることにより又前記絡み合わされた第一と第二リングにより規定された通路を通って第三軸棒を案内することによりエンドレスループの形で連結されること
    より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  7. 更に前記基礎布の前記第一と第二面の一方に取付けられた少なくとも一層のステープルファイバー材料より成っている請求項6に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  8. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布;前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎布の前記長さ方向に伸びていて且つそれの前記二つの横の縁の各々に沿って継ぎ合せループを形成していること、
    多数のリング;前記第一リングの各々は一対の前記継ぎ合せループの間にあって前記二つの横の縁の一方で前記CD糸の少なくとも1本を囲んでいること及び、
    多数の第二リング;前記第二リングの各々は一対の前記継ぎ合せループの間にあって前記二つの横の縁の他の一方で前記CD糸の少なくとも1本を囲んでいて、それによって前記工業用布は前記第一リングと前記第二リングを絡み合わせることにより又前記絡み合わされた第一と第二リングと前記継ぎ合せループにより規定された通路を通って軸棒を案内することによりエンドレスループの形で連結されること
    より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  9. 更に前記基礎布の前記第一と第二面の一方に取付けられた少なくとも一層のステープルファイバー材料より成っている請求項8に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  10. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布;前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎布の前記長さ方向に伸びていること、
    多数のリング;前記リングの各々は前記二つの横の縁の一方で前記CD糸の少なくとも1本を囲んでいること及び、
    多数の第二リング;前記第二リングの各々は前記二つの横の縁の他の一方で前記CD糸の少なくとも1本を囲んでいて、それによって前記工業用布は前記第一リングと前記第二リングを絡み合わせることにより又前記絡み合わされた第一と第二リングにより規定された通路を通って軸棒を案内することによりエンドレスループの形で連結されること
    より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  11. 更に前記基礎布の前記第一と第二面の一方に取付けられた少なくとも一層のステープルファイバー材料より成っている請求項10に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  12. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布;前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎の前記長さ方向に伸びていること及び
    前記基礎布の前記二つの横の縁の各々に沿っている多数のリング;前記リングの各々は前記CD糸の少なくとも1本を囲んでいること、ここで前記基礎布はポリウレタン、シリコーン、融解した重合体粒子及び焼結した金属粒子のグループから選ばれたコーティングにより二つの面のうちの少なくとも一つにコートされること
    より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  13. 前記コーティングが全幅コーティング、一部コーティング及び噴霧より成るグループから選ばれた方法を用いて塗布される請求項12に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  14. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布;前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎の前記長さ方向に伸びていること及び、
    前記基礎布の前記二つの横の縁の各々に沿っている多数のリング;前記リングの各々は前記CD糸の少なくとも1本を囲んでおり、前記基礎布はポリウレタンとシリコーンから成っているグループから選ばれた重合体樹脂で含浸されること
    より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  15. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布;前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎布の前記長さ方向に伸びていること及び、
    前記基礎布の前記二つの横の縁の各々に沿っている多数のリング;前記リングの各々は前記CD糸の少なくとも1本を囲んでいて、夫々のリングは円形、卵形、斜め形、長楕円形、四面体形及びD字形より成っているグループから選ばれた形状を有すること
    より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  16. 夫々のリングが円形、卵形、正方形、及び長方形より成っているグループから選ばれた断面形状を有する請求項15に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  17. 夫々のリングが0.15mmから1.0mmまでの範囲の直径を有する請求項15に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  18. 夫々のリングが0.70mmから3.0mmまでの範囲の長さを有する請求項15に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  19. 夫々のリングが0.70mmから12.0mmまでの範囲の高さを有する請求項15に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  20. 夫々のリングが布それ自身の厚さに等しい最大高さを有する請求項15に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  21. 夫々のリングが金属から構成される請求項15に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  22. 夫々のリングがポリアミド、ポリエステル、ポリエーテルケトン、ポリプロピレン、ポリアラミド、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリケトン及びポリエチレンテレフタレート樹脂より成っているグループから選ばれた重合体樹脂材料から構成される請求項15に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  23. 夫々のリングが単繊維、撚られた/捻られた繊維又は組まれた繊維のグループから選ばれたタイプである請求項15に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  24. 夫々のリングが重合体樹脂材料で被覆されている請求項15に記載の機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  25. 一つ又はそれ以上の機械上で継ぎ合せ可能な基礎布;前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は各前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は各前記基礎布の前記長さ方向に伸びていて、各前記基礎布は一つ又はそれ以上の継目を有していること及び、
    前記基礎布の前記二つの横の縁の各々に沿っている多数のリング;前記リングの各々は前記CD糸の少なくとも1本を囲んでいること
    より成っている機械上で継ぎ合せ可能な工業用布。
  26. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布の上に多数のリングを据付ける方法において、
    前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎布の前記長さ方向に伸びており、
    前記横の縁の一方の近傍にマガジンを設置すること、前記マガジンは挿入されるべき多数のリングを収容していて且つ前記マガジンと前記リングの内部を通過する縁の紐を有していること及び、
    各MD糸の対が織られる時に前記横の縁に沿って夫々のリングを挿入すること
    より成っている上記方法。
  27. 機械上で継ぎ合せ可能な基礎布の上に多数のリングを据付ける方法において、
    前記基礎布は機械方向(MD)の糸の領域と機械に直交する方向(CD)の糸の領域を有しており、前記MD糸の領域の前記糸は前記基礎布が長さ、幅、二つの縦の縁、二つの横の縁、第一面と第二面を有する長方形の形状を形成するべく前記CD糸の領域の前記糸に結合されており、前記MD糸は前記基礎布の前記長さ方向に伸びていて且つそれの前記二つの横の縁の各々に沿って継ぎ合せループを形成しており、前記基礎布が平織であり、
    継ぎ合せ台の上に基礎布を載せること;
    前記横の縁の一方の近傍にマガジンを設置すること、前記マガジンは挿入されるべき多数のリングを収容していて且つそこを通過するループ形成ピンを有していること及び、
    各MD糸がループ形成ピンの周りに曲げられた時に前記継ぎ合せループの夫々の対の間に夫々のリングを挿入すること
    の諸段階より成っている上記方法。
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