JP2006504908A - 磁性流動クラッチ - Google Patents

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Abstract

磁性流動クラッチは、静止部分(1)、一次薄板(4)を持つ回転可能な一次部分(2)、及び一次部分(2)を包囲しかつニ次薄板(17)を持つ二次部分(8)から成り、一次部分(2)と二次部分(8)との間に磁性流動流体を収容する空間(28)が形成され、磁性流動流体に調整可能な磁界が作用する。できるだけ小さく構成し、最小の電流で最大のトルクを伝達でき、よく制御可能であるようにするため、少なくとも1つの磁石コイル(21)が軸線方向に薄板(4,17)の前又は後に従ってこれとほぼ同じ半径上に設けられて、第1のU字状継鉄(20)に巻付き、継鉄の両方の端面(26)が薄板の同じ側でこれに対して平行であり、第1の継鉄(20)から遠い方にある薄板の側に、少なくとも1つの第2の継鉄(22)が設けられ、半径方向において薄板(4,17)の内側及び外側にある二次部分(8)の区域が小さい透磁率の材料から成っている。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、磁性流動クラッチであって、静止部分、一次薄板を持つ回転可能な一次部分、及び共通な軸線の周りに回転可能で一次部分を包囲しかつ二次薄板を持つ二次部分から成り、一次部分と二次部分との間に磁性流動流体を収容する空間が形成され、この空間内で一次薄板と二次薄板が軸線方向に交互に存在し、磁性流体に作用する調整可能な磁界強さの磁界を磁石の磁石コイルが発生するものに関する。
しかし自動車の動力伝達系におけるこのようなクラッチの使用に対して、消費電流及び全体の大きさは危険であり、従って最小にせねばならない。更に別の要求がある。即ち一方では静止状態から滑りなしの発進が可能であり、他方では騒音の理由から完全な分離が可能であるように広範な調整範囲、及び最後に電子走行運動調整(ESB,ABS等)と両立するための速やかな反応。
米国特許第5,845,753号明細書から最初にあげた種類のクラッチが公知であり、継鉄が、クラッチの一方の側にある1つの端面から、クラッチの外側を包囲してクラッチの他方の側にある第2の端面まで延びている。これは直径及び重量を増大するのみならず、磁化すべき大きい質量を意味し、これが多くの電流を消費し、利用可能な制御のために磁界の減少(連結解除)が長く続きすぎる原因となる。更に磁性流動流体で満たされる空間を貫通する磁力線が、小さい密度で非常に不均一に分布する。
従って本発明の課題は、従来技術の欠点を回避し、最近の自動車の上述した要求を満たす磁性流動クラッチを提供することである。クラッチは、特に直径をできるだけ小さく構成され、最小の電流消費で最大のトルクを伝達でき、よく制御可能であるようにする。
本発明によれば、少なくとも1つの磁石コイルが軸線方向に薄板の前又は後に従ってこれとほぼ同じ半径上に設けられて、第1のU字状継鉄に巻付き、継鉄の両方の端面が薄板の同じ側でこれに対して平行であり、第1の継鉄から遠い方にある薄板の側に、少なくとも1つの第2の継鉄が設けられ、半径方向において薄板の内側及び外側にある二次部分の区域が小さい透磁率の材料から成っている。
U字状継鉄(実際上常に複数である)は、最短経路及び最小の磁化すべき鉄体積で磁界の転向を行う。それにより最小の自重及び小さい磁気抵抗が得られる。更にU字状継鉄にのみ巻付く磁石コイルを非常に小さく構成することができる。なぜならば、特定の磁力のために特定巻数が必要であり、このことは、小さい直径の磁石コイルでは、短い巻線長及び一層小さいオーム抵抗を意味するからである。磁石コイルがクラッチの外側にあることにより、一層よい放熱が行われる。
磁石コイルは薄板の前後にあり、従ってクラッチの外径は薄板の直径によって決定される。薄板積層体の他方の側に設けられる第2の継鉄は磁力線を閉じるので、それ自体既に短い磁力線は薄板積層体を2回貫通し、従って“二重に作用”する。磁石コイルを適当に配置すると、磁界は薄板積層体の全面にわたって非常に密かつ均一である。小さい透磁率の材料から成る二次部分の一部は、磁界の漏洩を防止する。
全体として、自動車の低電圧車載電源にとっても実現可能な最小電流消費で、最小の全体大きさにおいて最高の有効磁界強さが得られる。0.7[T](テスラ)以上の磁束密度が得られる。更に薄板数の増大により、クラッチをあまり大きくすることなしに、伝達可能なトルクを増大することができる。しかし磁石コイルの外側にある薄板の大きい直径によるだけで、純機械的に大きい。
磁力線の推移を更に改善するため、実際の必要(取付け寸法、トルクの要求)に応じて、第1のU字状継鉄の断面が端面の方へ増大しているようにすることができ(請求項2)、第2の継鉄が、周方向に延びる扁平体であり、磁石コイルにより包囲されていないようにすることができる(請求項3)。第2の継鉄もU字状に構成され、磁石コイルにより包囲されていると(請求項4)、特に高い磁力線密度の対称な磁界が得られる。
本発明の有利な構成では、少なくとも1つの第1のU字状継鉄が、二次部分と結合され、第1の継鉄の端面が磁性流動流体を収容する空間の区画壁を形成している(請求項5)。従って磁石コイルは二次部分と共に循環している。それによりあらゆる空隙がなくなり、これは磁気損失の最小化を意味する。その場合第2の継鉄も同様に二次部分と共に回転し、磁石コイルと共にU字状に構成されるか又は扁平にかつ磁石コイルなしに構成されているか否かは重要でない。この場合磁石コイルへの電流の供給のために、摺動電気接続は必要でない。
本発明の別の有利な構成では、少なくとも1つの第1のU字状継鉄が静止部分と結合され、その端面が、二次部分の大部分に対して高い透磁率を持つ二次部分の環状区域に隣接している(請求項6)。こうして本発明による装置のため非常に小さくすることができる空隙があっても、摺動接続なしですむ。第2の継鉄も同じように構成することができる(請求項7)。
静止部分に第1の継鉄を持つ構成の変形例では、固有の磁石コイルを持たない第2の継鉄が、そうでない場合小さい透磁率の材料から成る二次部分に形成されることができる(請求項8)。なぜならば、その場合第2の継鉄は電流供給を必要とせず、二次部分と共に回転できるからである。その場合これらは、周方向に延びる扁平体として構成されるか、又は二次部分に統合されている。
第1及び第2の継鉄の数は必要に応じて選択可能である。実際には対称性の理由から、少なくとも2つがよく、もっと多い場合極性の理由から2の倍数がよい。有利な装置では、それらの軸線が軸線に対して直角な面内で接線方向に位置している(請求項9)。その場合継鉄の脚辺が同じ半径上にあり、これが薄板の円環面にわたって端面の分布を容易にする。基部を広くすることなく薄板の円環上に密な積層を行う場合、異なる半径上に、継鉄の脚辺を交互に設けることができる。
請求項2による継鉄の大きくされた端面の展開では、継鉄の端面が、互いに殆ど隣接する環弧片となるように拡張され、これら環弧片の内側半径及び外側半径が薄板の内側半径及び外側半径に実質的に一致している(請求項10)。その場合その全円環面が利用される。環弧片が殆ど隣接するだけであり、従って互いに接触しないことは、極性の理由を持っている。U字状継鉄の隣接する脚が端面として共通な環弧片を形成するような極性で、偶数の磁石コイルが順次に続いていると(請求項11)、特に有利である。これは薄板積層体の片側にあっても両側にあってもよい。対向する両方の継鉄を通る磁力線が閉じた円を形成するように、極性をとることができる。
図により本発明が以下に説明される。
図1において静止部分1のうち、磁石コイルへ電流を供給する摺動接触子を形成するカーラーのみが示されている。クラッチにおけるトルク伝達は、一次部分2と二次部分8との間で行われる。一次部分2は一次軸3上に相対回転しないようにはまり、相対回転しないが一次薄板4の移動可能な支持用の連結歯を持つドラム5を形成している。一次部分2自体は非常に小さい透磁率の材料から成り、一次薄板4は大きい透磁率の材料から成っている。
二次部分8は二次軸の接続フランジ9にねじ結合され、軸受10,11において一次軸3を受入れている。二次部分8及び一次部分2は同軸的である。二次部分8は、前部蓋12、後部蓋13及び周壁14を含み、周壁は一方の側で前部蓋12に溶接され、他方の側で環状ナット15により後部蓋13に結合されている。周壁15は連結歯16を持ち、これらの連結歯16に二次薄板17が相当回転しないけれども移動可能にはまっている。
二次部分8には、前部蓋12の側で第1のコイル21を持つ第1の継鉄20が結合され、後部蓋13の側で第2のコイル23を持つ第2の継鉄22が結合されている。継鉄20,22(図2参照)はU字状で、その中間部分はコイル21,23を巻付けられ、その脚20′,20″は回転軸線に対して平行に前部及び後部の蓋12,13中に延びている。そこで両方の継鉄は基部24,25を形成し、これらの基部は継鉄より大きい断面を持ち、端面26,27で終っている。基部24,25は前部及び後部の蓋12,13と固定的に結合され、当然大きい透磁率の材料から成り、これに反し二次部分8全体は、二次薄板17を除いて非常に小さい透磁率の材料から成っている。
こうして多数の一次薄板4及び二次薄板17を交互に収容しかつ磁性流動流体を収容する空間28が形成される。この空間は、一次部分のドラム5により内側を、二次部分の周壁14により外側を、前部蓋12及び後部蓋13と継鉄20,22の端面26,27により前及び後を区画されている。薄板のない部分は磁性流動流体で満たされている。一次部分2のドラム5と二次部分8との間には密封片29が設けられて、空間28を密閉している。最後に磁石コイル21,23を保護するため、一緒に回転する覆い板30を設けることができる。
図2には、II−II線による継鉄20,22の円筒状断面図が展開して示され(図2a)、その上に磁界の強さが示されている(図2b)。この断面図では、磁力線が通る部分のみが示され、従って大きい透磁率の材料から成る部分のみが示されている。これらの部分は、継鉄20,22及び交互に設けられる薄板4,17である。脚20′,20″を持つ継鉄20のU形状、及び磁力線の方向及び極性(反時計方向)を示す閉じた曲線34が認められる。図において左側に隣接する区域では、磁力線の方向35は時計方向であり、従って継鉄20,22における方向とは逆である。ここには複数の磁力線も示されているので、磁界の強さが零を通過する区域36が認められる。
これは、その上にあって周囲に沿う磁界の強さの推移を示す図2bの曲線38において一層よく認められる。(図9におけるように)周囲にわたって分布した4つの継鉄が設けられている限り、図2は一般的である。本発明の目標設定のため薄板を収容する空間28において全体としてできるだけ大きくかつ均一に分布した磁界の強さを得るために、ただ1つの継鉄又は2つの継鉄又はその倍数の継鉄も設けることができるであろう。
図3は大きい透磁率の部分のみを示し、図1の右側の継鉄22は破線のみで示されている。即ち本発明の範囲内で、コイル21を持つ第1の継鉄20又はその複数を使用し、第2の継鉄32を磁石コイルの巻付けられない扁平体又は板として構成することも可能である。その場合この板32は、継鉄20の両方の脚20′,20″の基部24にわたって周方向に延びている。こうして磁束は再び閉じた曲線をなしている。板32がある時には第2の継鉄として機能し、それに続いてある時には第1の継鉄として機能するような装置も考えられる。
図4の変形例において、同じ又は類似な部分は、100だけ大きくされた図1の符号を備えている。ここでは図1とは異なり、継鉄120,122が静止部分101従って回転しない部分に取付けられている。それに摺動接触子はもはや必要でない。しかし継鉄120,122の基部124,125は、継鉄自体から空隙133,134により分離されているが、本発明による配置のためこれらの空隙は非常に小さくすることができる。基部124,125は二次部分108の側壁112,113へはめ込まれているので、空間128内における状態は図1におけるのと同じである。静止部分101と二次部分108との間には別の軸受134が設けられている。図3の変形例に従って、コイル23をなくす場合、基部125のみを継鉄として用いることができる。
図5及び図6は、2つのコイルのみを持つ本発明の最も簡単な変形例を示し、コイル21が二次部分8の前側に見え、二次コイル8の後にある第2のコイルは見えないが、第1のコイルと一致している。継鉄20の基部24はここでは周方向に幅広くされて、円環の半分50,51を形成している。記号52,53は磁界の極性を示している。52は見る者へ向く磁界方向であり、53は見る者から離れる磁界方向である。
図6におけて更にわかるように、この場合継鉄20は一体ではなく、脚20′,20″を持つ2つの半円環状基部から成り、これらの脚はUの中間部分としてまっすぐなピン54を受入れ、このピンにコイル21が巻付けられている。すべての簡単さでこの実施形態は、薄板4,17へ傾斜モーメントを及ぼすあまり均一でない磁界を発生するという欠点を持っている。そのため方向矢印52,53を見られたい。
図7の変形例では、二次部分の前側に2つの磁石コイル21,76が見える。二次部分の後側にも2つの一致するコイルが設けられるか、又は設けられない。図3の変形例を参照されたい。ここでは再び第1のコイル21の脚20′及び第2のコイル76の脚75′が半円環状脚70と結合され、両方のコイル21,76の他方の脚20″,75″が他方の共通な半円環状脚71と結合されている。しかし両方の半円環の端面は互いに接触せず、異なる極性を持っている。二次部分8の後側にあって見えない脚も、同様に見える脚と一致するように構成されている。この変形例では、磁界分布は均一であるが、まだ傾斜モーメントが薄板へ及ぼされる。
コイルの数を多くすることにより、個々のコイルを小さく構成することができ、これが、場所の節約のほかに、重量特に銅重量の節約も伴う。磁界の強さにとって、線の長さは重要ではなく、巻数が重要である。コイルの小さい直径及び同じ巻数では、線の長さは当然小さくなる。
図8の変形例では、見える側に2つのコイル21,85があり、その継鉄は再びそれぞれ2つの脚を持っている。脚20′,20″,84′,84″の各々は1つの固有の基部80,81,82,83に広げられ、これらの基部の各々は円環の4分の1を形成している。個々の基部は互いに接触してはならない。矢の向きは再び磁界の極性を示している。この配置では、薄板に傾斜モーメントがもはや及ぼされないことがわかる。
図9の変形例は、継鉄20,94,95,96を有する4つの小さいコイルを持ち、そのうち同じ極性を持つそれぞれ1つの脚(例えば20′,94′)は、共通な4分の1円環状の基部90を持っている。ここでも二次部分8の後側にある環弧片は一致しており、磁石コイル付き又はなしである。図示した4つの磁石コイル(2のもっと大きい倍数も可能である)では、磁石コイルは非常に小さいので、基部90,92,93,91の内径を殆ど超過することはないので、二次軸9(図1)又は他の動力伝達系部分を接続するために多くの構造空間が利用可能である。
全体として上述したすべての変形例では、与えられた電流強さにおいて、クラッチ空間にわたって最大の磁界強さが与えられ、4つの上述した変形例の1つ又はその組合わせの選択により、実際の要求に合わせることが可能である。すべての場合、クラッチの薄板の前及び後(及びその内側及び外側ではない)に磁石コイルを配置するため、半径方向における構造空間も比較的小さい。このことは、自動車の動力伝達系に使用するために特に有利である。
本発明の第1の好ましい実施形態の縦断面を示す。 磁力線を示すために展開されたII−II線による断面を示す。 図1の変形例を示す。 本発明の第2実施形態の縦断面を示す。 第1の変形例の縮小された正面図を示す。 そのA−A線による断面を示す。 第2の変形例の縮小された正面図を示す。 第3の変形例の縮小された正面図を示す。 第4の変形例の縮小された正面図を示す。

Claims (11)

  1. 磁性流動クラッチであって、静止部分(1;101)、一次薄板(4;104)を持つ回転可能な一次部分(2;102)、及び共通な軸線の周りに回転可能で一次部分(2;102)を包囲しかつ二次薄板(17,117)を持つ二次部分(8;108)から成り、一次部分(2;102)と二次部分(8;108)との間に磁性流動流体を収容する空間(28;128)が形成され、この空間内で一次薄板(4;104)と二次薄板(17;117)が軸線方向に交互に存在し、磁性流動流体に調整可能な磁界が作用するものにおいて、
    a)少なくとも1つの磁石コイル(21)が軸線方向に薄板(4,17;104,117)の前又は後に設けられて、第1のU字状継鉄(20;120)に巻付き、継鉄の両方の端面(26;126)が薄板の同じ側でこれに対して平行であり、
    b)第1の継鉄(20;120)から遠い方にある薄板の側に、少なくとも1つの第2の継鉄(22;32;122)が設けられ、
    c)半径方向において薄板(4,17;104,117)の内側及び外側にある二次部分(8;108)の区域が小さい透磁率の材料から成っている
    ことを特徴とする、磁性流動クラッチ。
  2. 第1のU字状継鉄(20;120)の断面が端面(26;126)の方へ増大していることを特徴とする、請求項1に記載の磁性流動クラッチ。
  3. 第2の継鉄が、周方向に延びる扁平体(32)であり、磁石コイルにより包囲されていないことを特徴とする、請求項1に記載の磁性流動クラッチ。
  4. 第2の継鉄(22;122)がU字状に構成され、磁石コイル(23;123)により包囲されていることを特徴とする、請求項1に記載の磁性流動クラッチ。
  5. 少なくとも1つの第1のU字状継鉄(20)が、二次部分(8)と結合され、第1の継鉄(20)の端面(26)が磁性流動流体を収容する空間(28)の区画壁(28)を形成していることを特徴とする、請求項1に記載の磁性流動クラッチ。
  6. 少なくとも1つの第1のU字状継鉄(20)が静止部分(101)と結合され、二次部分(108)の高い透磁率の円環状区域(124)に隣接していることを特徴とする、磁性流動クラッチ(図4)。
  7. 少なくとも1つの第2の継鉄(122)も静止部分(101)と結合され、二次部分(108)の高い透磁率の円環状区域(125)に隣接していることを特徴とする、請求項6に記載の磁性流動クラッチ。
  8. 固有の磁石コイルを持たない第2の継鉄(32)が、そうでない場合小さい透磁率の材料から成る二次部分(108)に形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の磁性流動クラッチ。
  9. 多数の継鉄(20;20,22;20,75;20,84;20,94,95,96)及び磁石コイル(21;21,23;21,76;21,85)が設けられ、それらの軸線が軸線に対して直角な面内で接線方向に位置していることを特徴とする、請求項1に記載の磁性流動クラッチ。
  10. 継鉄(20;20,22;20,75;20,84;20,94,95,96)の端面が、互いに殆ど隣接する環弧片(50,51;70,71;80,81,82,83;90,91,92,93)となるように拡張され、これら環弧片の内側半径及び外側半径が薄板(4,17;104,117)の内側半径及び外側半径に実質的に一致していることを特徴とする、請求項9に記載の磁性流動クラッチ。
  11. U字状継鉄(20,94,95,96)の隣接する脚(94″,95″,95′,96′,96″,20″,20′,94′)が端面として共通な環弧片を形成するような極性で、偶数の磁石コイルが順次に続いていることを特徴とする、請求項10に記載の磁性流動クラッチ。
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