JP2006501866A - 脈管内装置のためのインピーダンス整合装置および構造 - Google Patents

脈管内装置のためのインピーダンス整合装置および構造 Download PDF

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Abstract

脈管内回路の各部分のインピーダンスを整合、および脈管内導電体を加熱するRF信号の誘起を制限するための脈管内装置である。脈管内装置(300,400,700,800)は、インピーダンス整合回路として作用する形態の導電性および誘電性の交互の層および導電性のコイル(318,412,912)を含む。脈管内装置の他の実施例は、圧縮可能な誘電材料によって分離された円筒状内壁および外壁を有する。内壁(504)によって規定された管腔内の圧力を変化させることによって、内壁および外壁間の間隔が変化して、内壁および外壁間のキャパシタンスが変化する。脈管内装置の他の実施例は、RF信号によって誘起される電流による加熱を制限するための一つ以上のチョークを含む。チョークの導電性のシールドはさらに加熱の影響を低減するための導電性のポリマーからなる。その他の実施例は送信線(900,930)およびアンテナ構造(950,970)を含む。

Description

本発明は、広く脈管内装置に関する。特に、本発明は、脈管内装置などに関連する送信線の一部および該送信線構造内のインピーダンス整合に関する。
人体内に配置されるカテーテルやその他の装置を追跡する作業は、磁気共鳴撮像(MRI)システムを用いて実行することができる。典型的には、このような磁気共鳴撮像システムは、磁石、パルス磁界勾配発生器(pulsed magnetic field gradient generator)、無線周波数(RF)域内の電磁波の送信機、RF受信器、および制御装置で構成されている。通常の実施においては、追跡される装置、あるいは、装置を目的位置へ搬送するさいの支援として利用されるガイドワイヤやカテーテル(普通、MRカテーテルと呼ばれている)には、アンテナが装備される。一つの従来例では、アンテナは導電性のコイルからなり、このコイルは、互いに電気絶縁され、かつ検知された信号をRF受信器へ送信するように構成された送信線からなる一対の伸長導電体に結合されている。
一例として、前記コイルはソレノイド形状で構成されている。患者は磁石内部あるいはその近辺に置かれ、この患者内に装置が挿入される。磁気共鳴撮像システムは、患者の体内に送り込まれ、患者体内の選択された核スピンから共鳴応答信号を誘導する無線周波数域の電磁波および磁界勾配パルスを発生する。この共鳴応答信号は、装置に取り付けられた導電線コイル内に電流を誘起する。こうして、コイルは、その近辺の核スピン運動を検出する。検出された応答信号は、送信線により無線周波数受信器へ送られて、処理された後、制御装置に保存される。この作業が、3次元方向で繰り返される。磁界勾配に起因する検出信号の周波数は、各勾配での無線周波数コイルの位置に比例する。
患者体内における無線周波数コイルの位置は、フーリエ変換を使ったデータ処理により算定でき、コイルの位置画像が作成できる。実際例では、この位置画像は、所望領域の磁気共鳴画像に重ね合わされる。この領域の画像は撮像されて位置画像として、撮影と同時あるいは早い時期に保存される。
上述のようなコイル型アンテナでは、アンテナコイルのインピーダンスが送信線のインピーダンスと実質的に整合していることが望ましい。従来のMRIコイルのインピーダンス整合では、分流器列または分流コンデンサの組み合わせでコイルを同調させれば十分であった。このような従来の使用法では、コンデンサはサイズを制約することがほとんどなかった。しかしながら、脈管内コイル用には同調コンデンサを小型化することが必要である。脈管内装置上の整合・同調回路を構成するのにばらばらの部品が用いられていた。しかし、このような部品は、かさばるし、装置の設計に容易に組みこむことができない。また、信号対雑音比(SNR)を低減することなく、同調コンデンサをコイルから離して配置することが望ましい。任意の、またはトリム(調整)可能なコンデンサを形成する手段として開回路スタブ送信線を使うことや、同調インダクタである短絡回路スタブを用いることが提案されてきた。このようなプローブは、同軸ケーブルの長さを調整することによって同調される。しかしながら、これらの回路は、それでもなお脈管内の移動には理想的でない比較的大きな装置となる。また、回路は多くの接続部を必要とするので、組み立てプロセスが比較的に複雑である。
MRIシステムとの結合に用いられる脈管内MRIアンテナおよび脈管内ガイドワイヤに発生する他の問題は、前記導電体がMRIシステムからのRF信号を拾いやすいということである。これにより、導電体に高電圧が生じ、導電体が不所望に加熱される。脈管内MRIアンテナに関して導体のこのような望ましくない加熱を処理する一つの従来方法では、三軸ケーブルに直列に二つの同軸チョークを用いる。各チョークは、一端で三軸ケーブルの第一次および第二次シールド間の短絡をハンダ付け接合し、他端で第二次シールドを取り除くことによって形成される。第一次および第二次シールド層間の誘電性層は、チョークの開放端で短絡を高インピーダンスに変換する導波管として機能する。これにより、導電体の加熱が低減される。しかしながら、シールドは、金属の導電体で作られるので、導電体は、依然としていくらか加熱される。
さらに、一般的な製造上の難しさも問題を呈する。実際に、非常に小さな環境では、アンテナを送信線導体の後方または奥に接続することが極めて困難である。
本発明は、これらの問題並びにその他の問題の内の少なくとも一つに取り組み、従来技術以上の効果を提供する。
本発明は、患者の脈管内に挿入できるように構成された、伸長された脈管内装置に関する。本発明は、インピーダンス整合を改善すること、および/または迅速かつ確かな方法による製造を容易にするMRカテーテルの一つ、または、それ以上の構造体を提供する。
本発明の一実施例は、伸長された導電体、第1の導電性層、少なくとも一つの誘電性層、および導電性コイルを含む伸長された脈管内装置を提供する。第1の導電性層は伸長された導電体に対して同軸に配置される。誘電性層は、伸長された導電体と第1の導電性層との間に配置される。コイルの第1の端部は伸長した導電体に電気的に結合される。コイルの第2の端部は、第1の導電性層に電気的に結合される。伸長した導電体、導電性層、誘電性層およびコイルで構成される回路は、インピーダンス整合回路を形成する。
本発明の他の実施例は、円筒状の内壁と円筒状の外壁とを有する脈管内装置を提供する。円筒状の内壁は管腔(ルーメン)の境界を規定する膨張可能な導電性材料で形成される。円筒状の外壁もまた、膨張可能な導電性材料で形成される。内壁と外壁とは、圧縮可能な誘電性材料で分離され、管腔内の圧力を変えることによって、内壁と外壁との間の間隔が変化し、それにより、内壁と外壁との間のキャパシタンスが変化する。
本発明の他の実施例は、伸長された導電体、第1および第2の誘電性層、第一次シールド層、第二次シールド層、第1および第2の電気短絡、および第二次シールド層内の非導電間隙を有する伸長した脈管内装置を提供する。第1の誘電性層は、伸長した導電体の上に配置される。第一次シールド層は、導電性であり、第1の誘電性層の上に配置される。第2の誘電性層は、第一次シールド層の上に配置される。第二次シールド層は、導電性ポリマーまたは薄く塗装された金属からなり、第2の誘電性層の上に配置される。第1の電気短絡は、伸長した導電体に沿った第1の長手位置で、第一次シールド層を第二次シールド層に結合する。第2の電気短絡は、第1の長手位置の末端にある伸長した導電体に沿った第2の長手位置で、第一次シールド層を第二次シールド層に結合する。非導電性間隙は、シールド層内の第2の電気短絡の基端の長手位置に配置される。
本発明の他の実施例は、伸長された導電体、誘電性層、シールド層、第1および第2の電気短絡、およびシールド層内の非導電性間隙を有する伸長された脈管内装置を提供する。誘電性層は、伸長された導電体の上に配置される。シールド層は、誘電性層の上に配置された導電性ポリマーからなる。第1の電気短絡は、伸長した導電体に沿った第1の長手位置で、伸長された導電体をシールド層に結合する。第2の電気短絡は、第1の長手位置の末端にある伸長された導電体に沿った第2の長手位置で、伸長された導電体をシールド層に結合する。非導電性の間隙は、シールド層内の第2の電気短絡の基端の長手位置に配置される。
さらに他の実施例においては、MRカテーテルは、導電性エポキシ、電気めっき技術、および/あるいは変性編組構造を用いて構成される。
本発明を特徴づける利点ばかりでなく、前述および他の様々な特徴が、後述の詳細な説明を読み、関連図面を精査することによって明らかになるであろう。
図1は、本発明によるいくつかの実施例が利用できる磁気共鳴撮像および脈管内ガイダンスシステムの一例の部分ブロック図である。図1において、支持台110上の患者100は、磁界発生器120で発生される均等な磁界内に置かれている。磁界発生器120は、典型的には、患者100を受容できる筒状磁気体からなる。磁界勾配発生器130は、予め決められた時間に、互いに直角である3方向で予定の強さの勾配磁力線を形成する。磁界勾配発生器130は、例えば、磁界発生器120内に同心に配備された1組の円筒状コイルからなる。カテーテルとして図示された装置150が挿入される患者100の患部は、磁界発生器120の筒状体の孔のほぼ中央に位置している。
RF発生源140は、患者100および装置150内のMR能動的サンプルに予め定められた周波数でかつ十分な強さで予め定められた時間、パルス状無線周波数エネルギを照射し、当業者に周知の方法によって核磁気スピンを章動する。このスピン章動(nutation)により、ラーモア周波数値(Larmor frequency)での共振が発生する。各スピンのラーモア周波数は、スピンに影響する磁界の強さに正比例する。この磁界の強さは、磁界発生器120による静電磁界強さと磁界勾配発生器130による局地磁界強さとの和である。実施例におけるRF発生源140は、患者100の患部の周囲を取り囲む円筒状の外部コイルである。この外部コイルは、患者100の全身を囲い込むための十分な直径を有することができる。また、頭部や手足などを撮像できるよう専用に設計された小さな円筒など、その他の形状を使っても構わない。さらに、表面コイルなどの非円筒状の外部コイルを代わりに利用することも可能である。
装置150は、操作担当者により患者100内に挿入される。装置150は、ガイドワイヤ、カテーテル、剥離(ablation)装置、あるいは同様の再疎通器であってよい。装置150は、RF発生源140が生成する無線周波数電界に応答して患者と装置150の両方で発生するMR信号を検知するためのRFアンテナを備える。内部装置アンテナは小型であるため、感知域も同じく狭い。その結果、検出信号は、アンテナに近い区域の磁界の強度からだけで発生するラーモア周波数信号となる。この装置アンテナで検知された信号は、導体180を経由して撮像追跡制御装置170へ送られる。
また、RF発生源140で生成された無線周波数電界に応答して患者から発生されるRF信号は、外部RF受信機160でも検知できる。一例として、外部RF受信機160は、患者100の患部を取り囲むような円筒状の外部コイルで構成される。そのような外部コイルの直径は、患者100の全身を囲めるサイズである。その他の形状として、頭部や手足などを撮像できるよう専用に設計された小さな円筒などの形状でも構わない。さらに、表面コイルなどの非円筒状の外部コイルの利用も可能である。外部RF受信器160は、その構造の一部または全部をRF発生源140中に含めてもよいし、あるいは、RF発生源140から完全に独立した構造とすることも可能である。RF受信機160の感知域は、装置アンテナの感知域よりも広いため、患者100全体、または、その患部だけを取り囲むことができる。しかしながら、外部RF受信機160から得られる解像度は、装置アンテナの解像度よりも低い。外部RF受信機160が検知したRF信号も、前記撮像追跡制御装置170へ送られて、装置アンテナが検知したRF信号とともに分析される。
前記装置150の位置は、撮像追跡制御装置170により制御されて、表示手段190に表示される。本発明の実施例では、表示手段190上における装置150の位置の表示は、外部RF受信機160が作成した従来のMR画像上にシンボル記号として重ねて表示される。別の方法として、最初の追跡動作前に外部RF受信機160で画像を作成して、追跡される装置の位置を示すシンボル記号をその予め作成された画像上に重ねて表示することもできる。さらに別の方法として、装置の位置を数値で表示してもよいし、あるいは、診断画像に関係なくシンボル画像として表示しても構わない。
装置150に関して上述したような脈管内アンテナでは、アンテナコイルのインピーダンスが送信線のインピーダンスと実質的に整合していることが望ましい。このような従来のMRIコイルのインピーダンス整合では、コイルを同調させるために分流器列または直列分流コンデンサの組み合わせで十分であった。このような従来の方法において、コンデンサはサイズの制約がほとんどない。しかしながら、脈管内のコイルについては同調用コンデンサの小型化は必須である。脈管内装置上の整合回路および同調回路を形成するために別々の部品が使われてきた。しかし、このような部品はかさばっていて、装置の設計に容易に組み込むことができない。さらに、信号対雑音比(SNR)を維持することが望ましい。任意の、つまり調節可能であるコンデンサの形成手段として開回路スタブ送信線を用いることや、短絡回路になっているスタブを同調インダクタとして用いることが提案されている。このようなプローブは、同軸ケーブルの長さを調節して同調される。しかしながら、これらの回路は、依然として、脈管内のナビゲーションのためには理想的でない比較的大きな装置になる。また、この回路は多くの接続部を要し、製造プロセスが比較的複雑である。
上述の問題点に対処するため、本発明の実施例では、導体および誘電性材料の交互層を用いて、脈管内装置の回路の同調もしくは前記回路の部品間つまりセグメント間のインピーダンス整合に使用することができる部品および回路を形成する。図2は、当技術分野で知られるインピーダンス整合回路200の概略図である。インピーダンス整合回路200は、送信線202,204、キャパシタンス206,208,210、並びに誘導性コイル212を含んでいる。説明のため、インピーダンス整合回路200は、参照節点A(214)、B(216)、C(218)、D(220)およびE(222)を付して示される。
図3aは、本発明の一実施例に係る脈管内装置300の側断面図である。図3bは、脈管内装置300の端断面図である。脈管内装置300は、導体と誘電性材料との交互層を利用したインピーダンス整合回路200を実現する。本発明の一実施例では、脈管内装置300は、RF信号を受信し、かつこの信号を受信機/制御装置に送り返すアンテナとして機能することを主目的とする装置である。代替の実施例では、脈管内装置300は、そのアンテナ機能に対する付加的機能を果たす。例えば、一実施例においては、脈管内装置300は、別の脈管内装置を脈管内の所定位置に給送するのを支援するために使用されるガイドワイヤとすることができる。その他の実施例において、脈管内装置300は、脈管内の閉塞を崩壊するのに使用される剥離装置を提供する。一実施例では、脈管内装置300はカテーテルを使って配置される。さらなる実施例では、脈管内装置300はカテーテルと一体化されてカテーテル軸内に設けられる。
図3aおよび3bにおいて、導電性部分は暗い影で示し、誘電性部分は影無しで示す。脈管内装置300は中央導体302を有する伸長された同軸の装置である。誘電性層304は中央導体302を導電性シールド層306から分離する。誘電性層308はシールド層306を導電性層310から分離する。誘電性層312は導電性層310を導電性層314から分離する。中央導体302はコネクタ316を介して導電性層314に電気的に結合される。コネクタ316はまた、中央導体302を導電性コイル318の第1の端部334に電気的に結合する。コイル318はRF信号を受信してこの信号を中央導体302に送信するため例示のように構成される。導電性層310はコネクタ320を介して導電性コイル318の第2の端部332に電気的に結合される。図3aに描かれた実施例では、コイル318は中央導体302の末端から延長される誘電性部分の周りに巻かれる。しかしながら、本発明において、コイル318はその他の配置で設置および形成することができる。例えば、一実施例では、コイル318は、中央導体302および誘電性層304の周りに、この実施例では、シールド層306、誘電性層308,312、および導電性層310,314の末端を超えて延長して巻かれる。
装置300の導電性および誘電性層のこの配置は、図2に示したのと等価のインピーダンス整合回路を形成する。図3aにおける部分A(322)、B(324)、C(326)、D(328)およびE(330)は、図2におけるインピーダンス整合回路200の節点A(214)、B(216)、C(218)、D(220)およびE(222)に相当する。部分A(322)は中央導体302に相当する。部分B(324)は中央導体302とコイル318の第1の端部334とに電気的に結合される導電性層314に相当する。コイル318は図2の誘導性コイル212に相当する。したがって、コイル318の第2の端部332は、導電性層310に相当する部分C(326)に電気的に結合される。導電性の部分B(324)およびC(326)は誘電性層312で分離されて、図2のキャパシタンス208に相当するキャパシタンスを生じさせる。部分D(328)はシールド層306の末端に相当する。部分E(330)はシールド層306近くの端部に相当する。導電部分C(326)およびD(328)は誘電性層308で分離されて、図2のキャパシタンス210に対応するキャパシタンスを生じさせる。導電部分D(328)およびA(322)は誘電性層304で分離されて、図2のキャパシタンス206に対応するキャパシタンスを生じさせる。こうして、脈管内装置300は、図2におけるインピーダンス整合回路200と実質的に同様に機能するインピーダンス整合回路をもたらす。
図4は、本発明の他の一実施例に係る脈管内装置400の側断面図である。図3aおよび3bの装置と同様、脈管内装置400は、導体および誘電性材料の交互層を利用して図2のインピーダンス整合回路200を実現する。本発明の一実施例では、脈管内装置400は、RF信号を受信して、その信号を受信機/制御装置に送り返すアンテナとして機能することを主目的とする装置である。代替の実施例では、脈管内装置400はそのアンテナ機能に付加される機能を実行する。例えば、一実施例において、脈管内装置は、別の脈管内装置を脈管内の所定位置に供給するのを支援するために使用されるガイドワイヤとしての用途に適うようにできる。その他の実施例では、脈管内装置400は、脈管内の閉塞を崩壊するのに使用される剥離装置を提供する。実施例では、脈管内装置400はカテーテルを使って配置される。さらなる実施例では、脈管内装置400はカテーテルと一体化されてカテーテル軸内に配置される。
図4において、導電性部分は暗い影で示し、誘電性部分は影無しで示す。脈管内装置400は中央導体402を有する伸長された同軸の装置である。誘電性層404はシールド層406を中央導体402の長手部分424から電気的に分離する。誘電性層408はシールド層406を導電性層410から分離する。中央導体402はコネクタ418を介して導電性コイル412の第1の端部414に電気的に結合される。コイル412はRF信号を受信してこの信号を中央導体402に送信するため例示のように適合される。導電性層420は導電性シールド層422を中央導体402の長手部分426から電気的に分離する。コイル412の第2の端部416はコネクタ428を介してシールド層422および導電性層410の双方に電気的に結合される。図4の実施例では、コイル412は、長手部分424および長手部分426間で中央導体402の長手部分の周りに巻かれる。しかしながら、本発明によれば、コイル412はその他の配置で設置および形成することができる。例えば、一実施例では、コイル412は図4に示すように中央導体402の周りに巻かれるだけでなく、中央導体402から独立して巻かれる。他の実施例では、コイル412は、長手部分424および426間とは反対の位置である、長手部分424および長手部分426の双方の末端もしくは基端のいずれかの長手位置で中央導体402の回りに巻かれる。
装置400の導電性および誘電性層の配置は、図2に示したのと同じインピーダンス整合回路を形成する。図4における部分A(430)、B(432)、C(434)、D(436)およびE(438)は、図2におけるインピーダンス整合回路200の節点A(214)、B(216)、C(218)、D(220)およびE(222)に相当する。部分A(430)は中央導体402に相当する。部分B(432)は中央導体402およびコイル412の第1の端部414に電気的に接続されるコネクタ418に相当する。コイル412は図2の誘導性コイル212に相当する。したがって、コイル412の第1の端部412は、コネクタ428に相当する部分C(434)に電気的に結合され、かつシールド層422および導電性層410に電気的に結合される。中央導体420(部分B(432))の長手部分426および導電性シールド層422(部分C(434))は誘電性層420で分離されて、図2のキャパシタンス208に相当するキャパシタンスを生じさせる。部分D(436)はシールド層406の末端に相当する。部分E(438)はシールド層406の基端に相当する。導電部分C(434)およびD(436)は誘電性層408で分離されて、図2のキャパシタンス210に対応するキャパシタンスを生じさせる。導電部分D(436)およびA(430)は誘電性層404で分離されて、図2のキャパシタンス206に相当するキャパシタンスを生じさせる。こうして、脈管内装置400は、図2におけるインピーダンス整合回路200と実質的に同様に機能するインピーダンス整合回路をもたらす。
図5は、本発明のその他の実施例に係る伸長された脈管内装置500の断面図である。装置500は二重壁の圧力管である。内壁504は膨張可能な導電性材料で形成される。外壁502は導電性材料で形成される。本発明の実施例では、外壁502は、実質的に剛性の高い膨張性のない材料で形成される。代替の実施形態では、外壁502は、内壁504と同様に膨張可能な材料で形成される。内壁504は、管腔508を規定する。外壁502および内壁504は、厚さt(510)の圧縮可能な誘電性材料506によって分離されている。外壁502および内壁504は、誘電体506によって分離されている平行な導電性の面であるので、外壁502と内壁504との間にはキャパシタンスが存在する。
操作では、管腔508内の圧力を変動させることによって外壁502と内壁504との隙間を変化させる。このような隙間の変動は、外壁502と内壁504との間のキャパシタンスの変化をもたらす。このキャパシタンスは数式に従って変化する。誘電体506の誘電率をε0、平行な導電性外壁502および内壁504の長さをL、内径(内壁504の径)をAとし、外径(外壁502の径)をBとした場合、キャパシタンスCは、C=2πεL/ln(B/A)で示される。内壁504および外壁502間のキャパシタンスの変化は、導電性外壁502および導電性内壁504を含む回路が同調されることを可能にする。このような同調は、例えば、脈管内装置500を取り囲む組織の影響を補償するために望ましい。
脈管内装置500の実施例では、外壁502および内壁504は導電性コイルを含む回路の一部である。コイルの一端は外壁502の末端に電気的に接続され、コイルの他端は内壁504の末端に電気的に接続される。外壁502および内壁504の基端は、例えば、受信機/制御装置に結合される送信線に接続される。このような回路は、RF信号を検出して受信機/制御装置に送信するためMRIシステム内のアンテナとして使用される。外壁502および内壁504のキャパシタンスの変化によって、送信線のインピーダンスをコイルのインピーダンスに整合させるのを可能にして、アンテナ回路が同調されるのを可能にする。
脈管内装置の実施例では、誘電体506は空気である。代替の実施例では、誘電性材料506は多孔性、つまり空気が充填された材料である。一実施例では、誘電体506として、拡張されたポリテトラフロロエチレン(PTFE)もしくはEPTFE、または同様の構造および特性を有する材料が使用される。膨張されたPTFEは極めて低密度の発泡性材料である。膨張されたPTFEは主に空気からなる。したがって、このような材料は装置500の管腔508内の静水圧力によって容易に圧縮されることができる。これによって誘電性材料の厚さに大きな変化をもたらすので、キャパシタンスはより容易に操作される。
前述のように、脈管内装置500の一実施例では、内壁504は膨張可能な材料で作られる一方、外壁502は実質的に剛性の高い材料で作られる。代替の実施例では、内壁504および外壁502はいずれも膨張可能な材料で作られる。一実施例では、装置500は、金属被覆のような導電性被覆で被覆された膨張性のある誘電性材料で形成される。一実施例では、装置500は、導電性被覆でバルーンを被覆することで形成される。
本発明の一実施例では、脈管内装置500は、脈管内の所定位置に物質もしくは他の脈管内装置を給送するために適用されるカテーテルである。他の実施例では、脈管内装置500は、血管を開いた状態に支持するため拡大されることができるバルーンである。
図6は、従来技術で知られている脈管内装置600の概略図である。脈管内装置600は、二つのチョーク機構(choke mechanism)602および604を有する三軸ケーブルである。装置600はまた、中央導体606、誘電性層608、第一次シールド610および導電性コイル624を含む。チョーク602は、誘電性層612、第二次シールド616および電気短絡620を含む。チョーク604は誘電性層614、第二次シールド618および電気短絡622を含む。第一次シールド610並びに第二次シールド616および618は導電性である。装置600は、「バズーカ バル−ウン(bazooka bal-un)」として当該分野で一般に引用される。
中央導体606の基端626は延長されて、受信機/制御装置(図示しない)に結合される。誘電性層608は中央導体606から第一次シールド610を絶縁する。誘電性層612は、第一次シールド610から第二次シールド616を絶縁する。誘電性層614は第一次シールド610から第二次シールド618を絶縁する。中央導体606の末端はコイル624の一端に電気的に結合される。コイル624の他端は第一次シールド610の末端628に電気的に結合される。コイル624は、MRIシステムにおいてRF信号を検出し、それらを中央導体606および第一次シールド610を介して受信機/制御装置に送信するのに適用されるアンテナを提供する。MRIシステムによって発生されるRFパルスは中央導体606および第一次シールド610内に電流を誘導しやすい。この誘導された電流は、インピーダンスの不連続の個所で高電圧を生じさせる。これは強力な電場を周囲の組織内に作り、結果的に周囲の組織を非所望に加熱する。さらに、脈管内装置600が剥離装置として機能する実施例では、中央導体606内に誘導された電流は、意図していない継ぎ目で剥離チップを加熱させ、もしくは剥離の際に必要以上に剥離チップを加熱させることがある。
同軸チョーク602および604は中央導体606および第一次シールド610内に誘導される電流を制限するのに役立つ。電気短絡620は第二次シールド616をチョーク602の基端で第一次シールド610に結合する。第二次シールド616は第一次シールド610もしくは第二次シールド618のいずれにも電気的に結合されることなくチョーク602の末端で終端する。したがって、間隙634が第二次シールド616および第二次シールド618間に形成される。電気短絡622はチョーク604の基端で第二次シールド618を第一次シールド610に接続する。第二次シールド618は、第一次シールド610にキャパシタンス結合しているチョーク604の末端632で終端する。実施例では、短絡620および622は第二次シールド616および618を第一次シールド610にハンダ付けすることによって形成される。
第一次シールド610および第二次シールド616間の誘電性空間612は、短絡620をチョーク602の開放端部630で高インピーダンスに変換する導波管として作用する。同様に、第一次シールド610および第二次シールド618間の誘電性空間は、短絡622をチョーク604の開放端部632で高インピーダンスに変換する導波管として作用する。実施例では、チョーク602,604のそれぞれの長さ(そして、すなわち誘電性層612,614並びに第二次シールド616,618の長さ)は妨げられるべき電磁放射の波長の1/4である。したがって、300センチメートル(cm)の波長を有するRF放射を使用する一般的なMRIシステムでは、チョーク602および604は75cmの波長を有するように設計される。実施例では、チョーク602の末端630とチョーク604の短絡622との間の距離は約1.0cmである。同様に、チョーク604の末端632とコイル624間の距離は例えば約1.0cmである。
本発明の実施例によれば、装置600の第二次シールド層616および618のように、バズーカ バル−ウン装置(bazooka bal-un device)内に一ないしそれ以上の層を施すために導電性ポリマーが用いられる。導電性ポリマーは一般に金属導体よりも高い抵抗率を有する。したがって、導電性ポリマーを使っている装置には、金属導体を使っている装置よりも小さい電流が誘起されるが、効果的なシールドのための十分な導電性を備えなければならない。
図7aおよび7bは本発明の実施例に係る脈管内装置700の概略図である。図7aは装置700の横断面図である。図7bは装置700の端部断面図である。装置700は図6の装置600に多少類似している。しかしながら、装置700の装置600との実質的な違いは、装置700が、以下に述べるように第二次シールド用に導電性ポリマーを使っている点である。
脈管内装置700は、二つのチョーク機構702および704を有する三軸装置である。装置700はまた、中央導体706、誘電性層708および第一次シールド710を含む。チョーク702は誘電性層712、第二次シールド716および電気短絡720を含む。チョーク704は、誘電性層714、第二次シールド718および電気短絡722を含む。第一次シールド710並びに第二次シールド716および718は導電性である。
中央導体706の基端726は延長されて受信機/制御装置(図示しない)に結合される。誘電性層708は第一次シールド710を中央導体706から絶縁する。誘電性層712は第二次シールド層716を第一次シールド710から絶縁する。誘電性層714は第二次シールド718を第一次シールド710から絶縁する。第二次シールド716および718はRF照射によって誘導される電流を低減するために導電性ポリマーで形成される。実施例において、装置700は、RF信号を検出して、それらを中央導体706および第一次シールド710を介して受信機/制御装置に送信するためMRIシステムに使用されることができるアンテナを提供する。実施例では、中央導体706の末端およびシールド層710の末端は、導電性コイルの両端に図6のコイル624と同様、電気的に結合される。実施例では、前記コイルは中央導体706の末端および誘電性層708の周りに巻かれる。代替の実施例では、装置700は単極アンテナもしくは同軸アンテナである。単極もしくは同軸アンテナ構成では、中央導体706の末端およびシールド層710の末端は互いに電気的に結合され、そしてアンテナは中央導体706およびシールド層710内に誘導される電流によって生じるRF信号を捕らえる。
本発明の実施例では、第二次シールド層716および718を形成するために使用される導電性ポリマーは、本質的に導電性である。実施例では、第二次シールド層716および718は導電性物質が浸透されたキャリアポリマーからなる。キャリアポリマーは実質的にはどのようなポリマーであってもよい。充填物質は実質的にどのような導電性物質であってもよい。充填物質の例は、グラファイト、カーボン繊維および銀粉のような金属粉である。
同軸チョーク702および704は中央導体706および第一次シールド710内に誘導される電流を制限するのに役立つ。電気短絡720はチョーク702の基端で第二次シールド716を第一次シールド710に結合する。第二次シールド716は第一次シールド710もしくは第二次シールド718のいずれにも電気的に結合することなくチョーク702の末端で終端する。こうして、第二次シールド716および第二次シールド718の間に間隙734が形成される。電気短絡722はチョーク704の基端で第二次シールド718を第一次シールド710に結合する。第二次シールド718は第一次シールド710に対する電気的に接続されることなくチョーク704の末端732で終端する。実施例では、短絡720および722は第二次シールド716および718を第一次シールド710にハンダ付けすることによって形成される。
第一次シールド710および第二次シールド716間の誘電性空間712は、短絡720をチョーク702の開放端部730で高インピーダンスに変換する導波管として作用する。同様に、第一次シールド710および第二次シールド718間の誘電性空間は、短絡722をチョーク704の開放端部732で高インピーダンスに変換する導波管として作用する。実施例では、チョーク702,704のそれぞれの長さ(そして、すなわち誘電性層712,714並びに第二次シールド716,718の長さ)は妨げられるべき電磁放射の波長の1/4である。したがって、300センチメートル(cm)の波長を有するRF放射を使用する一般的なMRIシステムでは、チョーク702および704は75cmの波長を有するように設計される。実施例では、チョーク702の末端730とチョーク704の短絡722との間の距離は約1.0cmである。
本発明の実施例では、脈管内装置700は、脈管内の所定位置に別の脈管内装置を給送する際の支援に用いられるガイドワイヤとして機能する。他の実施例では、装置700は脈管内組織を崩壊するように構成された剥離装置として使用される。このような実施例では、剥離電流が中央導体706に供給される。供給された剥離電流によって加熱された中央導体706の末端728は、剥離されるべき組織の近くに位置決めされる。
図8aおよび8bは本発明の他の実施例に係る脈管内装置800の概略図である。図8aは装置800の側断面図である。図8bは装置800の端部断面図である。
脈管内装置800は二つのチョーク機構802および804を有する同軸装置である。装置800はまた、中央導体806、誘電性層808および第一次シールド810を含む。チョーク802は、誘電性層812、シールド816および電気短絡820を含む。チョーク804は、誘電性層814、シールド818および電気短絡822を含む。シールド層816および818は導電性である。
中央導体806の基端826は延長されて、受信機/制御装置(図示しない)に結合される。誘電性層812は中央導体806からシールド816を絶縁する。誘導性層814は、中央導体806からシールド818を絶縁する。
本発明の実施例では、シールド816および818は、RF放射によって誘導される電流を低減するために導電性ポリマーで形成される。一実施例では、シールド層816および818を形成するために使用される導電性ポリマーは、本質的に導電性のポリマーである。代替の実施例では、シールド層816および818は導電性物質が浸透されたキャリアポリマーからなる。キャリアポリマーは、実質的にはどのようなポリマーであってもよい。充填材料は実質的にどのような導電性物質であってもよい。充填物質の例は、グラファイト、カーボン繊維および銀粉のような金属粉、またはカーボンナノチューブである。
同軸チョーク802および804は、中央導体806内に誘導される電流を制限するのに供される。電気短絡820はチョーク802の基端で中央導体806にシールド816を接続する。シールド816は中央導体806またはシールド818のいずれにも電気的に接続されることなくチョーク802の末端で終端する。こうして、シールド816およびシールド818間に間隙834が形成される。電気短絡822はチョーク804の基端で中央導体806にシールド818を接続する。シールド818は、中央導体832に電気的に接続されることなくチョーク804の末端で終端する。実施例では、短絡820および822はシールド816および818を中央導体806にハンダ付けすることによって形成される。
中央導体806およびシールド816間の誘電性空間812は、チョーク802の開放端部で短絡820を高インピーダンスに変換する導波管として作用する。同様に、中央導体806およびシールド818間の誘電性空間814はチョーク804の開放端部832で短絡822を高インピーダンスに変換する導波管として作用する。実施例では、チョーク802,804のそれぞれの長さ(そして、すなわち誘電性層812,814並びにシールド816,818の長さ)は妨げられるべき電磁放射の波長の1/4である。したがって、300センチメートル(cm)の波長を有するRF放射を使用する一般的なMRIシステムでは、チョーク802および804は75cmの波長を有するように設計される。実施例では、チョーク802の末端830とチョーク804の短絡822との間の距離は約1.0cmである。
本発明の実施例では、脈管内装置800は、別の脈管内装置を脈管内の所定位置へ給送するのを支援するために用いられるガイドワイヤとして機能する。その他の実施例では、脈管内装置800は、脈管内の組織を崩壊するのに使用される剥離装置として役立つ。このような実施例では、崩壊電流が中央導体806に供給される。崩壊電流が供給された結果、加熱される中央導体806の末端828は、剥離されるべき組織の近くに位置決めされる。
図7a〜8bにおける層は、電解的に沈着されたもの、化学的に沈着されたもの、編み組みされたもの等であることができることに注目されるべきである。導電性層もまた、金、銀、銅、金メッキされた銅、またはこのような他の任意の材料で形成されることができる。これらの実施例に関連するアンテナは、単一極、ヘリカル、ソレノイドまたは他の任意の型のアンテナであってもよい。中央導体もまた、ステンレス鋼、ニチノール(Nitinol)、銅もしくは銅および金のメッキ線、またはその他の所望の導体で作られることができるが、ニッケルチタン、チタン、およびタングステン(W)のような非磁性材料が好ましい。
現状でそれ自体に存在する一つの問題は、送信線として、ガイドワイヤとして、またはカテーテルとしての、いずれかで実際に具体化されている送信線へのアンテナの接続である。アンテナに関連する導体同士は互いに非常に短い距離であるので、アンテナを形成して、かつこれらを送信線の残余部分に接続することは非常に難しい。
図9a〜9dは、導電性エポキシ材料を使ってアンテナを接続するための一実施例を示す。図9aは概略図であり、カテーテル上か、さもなければ上述のように形成される送信線が、シールド902および中央導体904を有する同軸送信線900として表され、これらはもちろん絶縁体つまり誘電性材料で分離されている。導線906および908はシールド902および中央導体904を、それぞれカテーテル910の外側に接続する。図示のソレノイドアンテナ912には、導体914および916が接続される。実施例では、導体914および916は、導体906および908の末端に近接して位置され、かつ導電性エポキシのドロップ918および920が一対の導体を横切ってこれらを接続するために配置される。多くの種類の導電性エポキシが知られており、商業的に入手でき、そして実質的にこれらの内のいくつかを本発明に関して使用することができる。
図9bは9b−9b切断線に沿った端部断面図である。図9bは導電性エポキシのドロップ918および920が、カテーテル910の半径方向両端部に配置されているのを示す。
図9cおよび9dはまた、導電性エポキシを使った送信線930とソレノイドアンテナ912との接続部を示す。しかしながら、送信線930は、同軸線であるよりもむしろ、図9aおよび図9bに示すように、カテーテル936の外周(または内周もしくは壁内に埋め込まれた)に配置された、単に平らな導体932および934で形成できる。また、導体932および934の末端はカテーテルの端部で露出していて、ソレノイドアンテナ912に接続された導体は単に導体932および934の末端に隣接して置かれており、導電性エポキシのドロップ918および920がその上に置かれている。
図9dは断面線9d−9dに沿った断面図であり、図9bに示した構成と幾分類似したものを記載している。導電性エポキシはいくつかの効果を与える。例えば、従来のハンダ付けよりも軟かく、したがってカテーテルはより簡単に曲げられる。これは、曲がりくねった脈管内に装置が配備される実際の適用においてカテーテルが脈管内でより容易に追従するのを許容する。
図10aおよび10bはカテーテルの末端にアンテナを形成するための他の実施例を示す。図10a(カテーテルの一部の断面図である)は、カテーテルの末端に配置される分離線を示すよりはむしろ、同軸送信線として表される送信線952の基端に結合されるアンテナ950を示している(なお、その他のどのような送信線も使用することもできる)。アンテナ950は、カテーテル958の末端の、例えば電気メッキされた導電性部分954および956で形成される。これら電気メッキされた部分は、例示のように送信線952に接続された一対の並行導体であって、ダイポールアンテナになる。図10aおよび10bではこのような型のアンテナを例示しているが、実質的にどのような形状を電気メッキすることができ、例えば、ヘリカルアンテナ、ソレノイドアンテナ、モノポールアンテナ等、実質的にどのような型のアンテナをも形成する。
図10bは、カテーテル958の末端から見た端部の図であり、図10aに示したのと同様部分は同様の符号が付けられている。もちろん、電気メッキはカテーテル上に形成される必要はなく、ガイドワイヤ上に形成されることができることにも留意されるべきである。
図11a〜11cは、さらに、送信線近くへアンテナを接続(もしくはアンテナの形成およびそこへの接続)するための実施例を示す。広範囲の多様なカテーテルは、外部、内部を形成し、もしくはカテーテルの壁に一体的に形成された材料で編み組みされる。このようなカテーテルでは、編み組み材料は、例えば、タングステン、ステンレス鋼、もしくは他の電磁材料等の、導電性材料である。図11aは、カテーテル壁972並びに複数の編み組みされた撚り線974および976を含むカテーテル970の拡大された部分を示す。明瞭のために単に2本の撚り線が例示されているが、ある実施例では、実質的に連続面を形成するために多くの撚り線が編み組まれる。図11bは、カテーテル壁972が除かれ、かつ編み込まれた撚り線974が除かれた、図11aに示されたカテーテル970を例示する。したがって、図11は編み組まれた撚り線976の形状自体をよりよく例示する。もちろん、編み組まれた撚り線976の自然な形態はヘリカルアンテナの形態であることに注目されるだろう。したがって、本発明の一実施例によれば、編み組まれた撚り線自体がヘリカルアンテナを形成する。この実施例では、編み組まれた撚り線は、ただ、互いに電気的に絶縁されていることが必須である。
図11cは他の実施例を示す。図11cの実施例において、編み組まれた撚り線は、カテーテルの末端に配置されたアンテナ980に接続される導体を形成する。編み組まれた撚り線は、導電性材料で形成されており、すでにカテーテルの基端から末端領域へ延びているので、それらは、すでに所定位置にあり、アンテナを接続するための導体を形成するために都合良く使用されることができる。もちろん、この実施例において、前の実施例と同様、編み組み内で導体が互いに接触する場合、それらは絶縁されなければならない。編み組まれた撚り線の使用により、追加の導体を有するカテーテルにおいて特別な空間を無駄に使う必要を回避することができる。
図11a〜11cに示された複数の編み組みが用いられた実施例では、複数の編み組みがそれぞれの導体として使用されることができることにも注意されるなければならない。同様に、送信線内のシールドを形成するためにも複数の編み組みを使用することができる。
図11dは、送信線の複数の異なる実施例を示す。この実施例は一つのカテーテルまたはガイドワイヤまたは複数の同軸に配置されたカテーテルつまりスリーブ982および984を例示のように含む。一つだけのスリーブを使っている実施例をスリーブ982に関して説明するが、これらの実施例はスリーブ982がガイドワイヤである場合にも使用できることに注意されるべきである。スリーブ982はその周りを取り囲んでいる複数の線つまり導体を有する。図示の実施例では、スリーブ982は、正のヘリカル編み組み、または(右手の法則を使ったときの)正方向における逆巻きされた巻線を形成する線a,b,cおよびdと、負へリックスつまり負方向の巻線を形成する線w,x,yおよびzとを有する。これによって、送信線は多方向に形成されることができる。次の説明はほんの少しだけの例示である。送信線は、対をなす導線を形成する平行な導線a,b,c,dならびに平行な導線w,x,y,zを使って形成されることができる。送信線はaおよびb(または同様の対)だけ、aおよびw(または同様の対)だけ、a,bとw,x、またはa,c,w,yとb,d,x,zとで形成されることができることを示すが、これは二、三の例に過ぎない。
他の実施例では、スリーブ984に、巻線a,b,c,dと同方向に指向された巻線e,f,g,h、また巻線w,x,y,zと同方向に指向された巻線s,t,u,vが使用されている。そして送信線は外側線a,b,c,d,w,x,y,z並びに外側線内に同心的に配置された内側線e,f,g,h,s,t,u,vで形成することができる。さらに他の実施例では、スリーブ984(および関連する線)は、スリーブ982(および関連する線)内で軸方向に可動である。また、スリーブ984はガイドワイヤの代わりになることができることに注意されるべきである。同様に、チューブ、スリーブつまりカテーテルとしてここに参照して説明された装置は、適当なガイドワイヤまたは固体コア装置(それらを通ってなんらの移動の必要もない場合)であることができる。また、ここに記述されたカテーテルはガイドワイヤとともに使用されることができる。
要約すれば、本発明の一実施例は、伸長された導電体(例えば、導体302または402)、第1の導電体層(例えば、310,410または422)、少なくとも一つの誘電性層(例えば、層304,308,404,408または420)、および導電性コイル(例えば、318または412)を含む伸長された脈管内装置(例えば、装置300または400)に向けられる。第1の導電性層は伸長された導電体と同軸に配置される。誘電性層は伸長された導電体および第1の導電性層間に配置される。コイルの第1の端部は伸長された導電体に電気的に結合される。コイルの第2の端部は第1の導電性層に電気的に結合される。伸長された導電体、導電性層、誘電性層およびコイルからなる回路は、インピーダンス整合回路を形成する。
本発明の他の実施例は、円筒状内壁504および円筒状外壁502を有する脈管内装置500に向けられる。円筒状内壁504は管腔508を規定し、膨張可能な導電性材料で形成される。円筒状外壁502もまた膨張可能な導電性材料で形成される。内壁および外壁504,502は圧縮可能な誘電性材料506によって分離されており、管腔508内の圧力を変動させることによって内壁および外壁504,502間の間隔510が変化し、それによって内壁および外壁504,502間のキャパシタンスが変化する。
本発明の他の実施例は、伸長された導電体706、第1の誘電性層708、第2の誘電性層712,714、第一次シールド層710、第二次シールド層716,718、第1の電気短絡720、第2の電気短絡722、および第二次シールド層716,718内の非導電間隙734を含む伸長された脈管内装置700に向けられる。第1の誘電性層708は伸長された導電体706の上に配置される。第一次シールド層710は導電性であり、第1の誘電性層708の上に配置される。第2の誘電性層712,714は第一次シールド層710の上に配置される。第二次シールド層716,718は導電性ポリマーからなり、二次誘電性層712,714の上に配置される。第1の電気短絡720は伸長された導電体706に沿った第1の長手位置で第一次シールド層710を第二次シールド層716に結合する。第2の電気短絡722は伸長された導電体706に沿った第1の長手位置の末端である第2の長手位置で第一次シールド層710を第二次シールド層718に結合する。非導電間隙734は第2の電気短絡722にほど近い長手位置で第二次シールド層716,718内に位置される。
本発明の他の実施例は、伸長された導電体806、誘電性層812,814、シールド層816,818、第1および第2の電気短絡820および818と、シールド層816,818内の非導電性間隙834とを含む伸長された脈管内装置800に向けられる。誘電性層812,814は伸長された導電体806の上に配置される。シールド層816,818は誘電性層812,814の上に配置された導電性のポリマーからなる。第1の電気短絡820は伸長された導電体806に沿った第1の長手位置で、伸長された導電体をシールド層816に結合する。第2の電気短絡822は、第2の長手位置つまり伸長された導電体806に沿った第1の長手位置の末端で、伸長された導電体806をシールド層818に結合する。非導電性の間隙834は第2の電気短絡822に近い長手位置でシールド層816内に位置される。
なお、本発明のその他の実施例は導電性のエポキシを使って脈管内装置上の送信線にアンテナを接続することに向けられる。このいくつもの実施例が図9a〜9dに示される。
本発明の他の実施例は、カテーテル上のアンテナの電気メッキ部分に向けられる。この一つの実施例が図10aおよび10bに示される。なお、本発明の他の実施例は、アンテナ自体あるいは分離して接続されるアンテナに対して引き出される導体である編み組みされたカテーテル上の、編み組まれた繊維に向けられる。これの実施例は図11a〜11dに例示される。
本発明の種々の実施例の多くの特徴や効果は、本発明の種々の実施例の構造および機能の詳細と共に先の説明で明らかにしたが、この開示は単に例示であり、特に、添付された請求項に表されている用語の広く一般的な意味によって指示される十分な範囲での本発明の主旨内において構造や配置に関する詳細を変更できる。例えば、本発明の脈管内装置のアンテナは、非無線周波数通信信号、例えば、x線信号を本発明の範囲および精神から逸脱しないで、脈管内位置決めシステムに適用できる。その他の変形をすることもできる。
本発明の実施例を使用できる磁気共鳴撮像/脈管内ガイドシステムを例示する部分ブロック図である。 従来技術における既知のインピーダンス整合回路の概略図である。 本発明の実際例による、多層インピーダンス整合回路を有する脈管内装置の概略の側断面図である。 本発明の実際例による、多層インピーダンス整合回路を有する脈管内装置の概略の端部断面図である。 本発明の実際例による、多層インピーダンス整合回路を有する脈管内装置の概略の側断面図である。 本発明の実際例による、圧力変数キャパシタンスを有する脈管内装置の概略の断面図である。 二つの同軸チョークを有する従来技術の三軸脈管内装置の概略の側断面図である。 本発明の実際例による、2つの同軸チョークを有する三軸脈管内装置の概略の側断面図である。 本発明の実際例による、2つの同軸チョークを有する三軸脈管内装置の概略の端部断面図である。 本発明の実際例による、2つの同軸チョークを有する同軸脈管内装置の概略の側断面図である。 本発明の実際例による、2つの同軸チョークを有する脈管内装置の概略の端部断面図である。 導電性エポキシを用いて送信線に結合されたアンテナを有する脈管内装置の図である。 導電性エポキシを用いて送信線に結合されたアンテナを有する脈管内装置の図である。 導電性エポキシを用いて送信線に結合されたアンテナを有する脈管内装置の図である。 導電性エポキシを用いて送信線に結合されたアンテナを有する脈管内装置の図である。 電気メッキされた接続部を用いて送信線に接続されたアンテナを有する脈管内装置の図である。 電気メッキされた接続部を用いて送信線に接続されたアンテナを有する脈管内装置の図である。 導電性編組によって形成されるか、または該誘導性編組によって送信線に接続されたアンテナを有する脈管内装置の異なる実施例の図である。 導電性編組によって形成されるか、または該誘導性編組によって送信線に接続されたアンテナを有する脈管内装置の異なる実施例の図である。 導電性編組によって形成されるか、または該誘導性編組によって送信線に接続されたアンテナを有する脈管内装置の異なる実施例の図である。 導電性編組によって形成されるか、または該誘導性編組によって送信線に接続されたアンテナを有する脈管内装置の異なる実施例の図である。
符号の説明
100・・・患者
110・・・支持台
120・・・磁界発生器
130・・・磁界勾配発生器
140・・・RF発生源
150・・・装置(カテーテル)
160・・・外部RF受信機
170・・・撮像追跡制御器
180・・・導体
190・・・表示手段
300,400,700,800・・・脈管内装置
318,412・・・導電性コイル
900・・・同軸送信線
902・・・シールド
904・・・中央導体
906,908,914,916・・・導体
910,970・・・カテーテル
912・・・ソレノイドアンテナ
918,920・・・導電性エポキシのドロップ
930・・・送信線
950・・・アンテナ

Claims (33)

  1. 患者の脈管を通って前進されるように構成される伸長された脈管内装置において、
    伸長された導電体と、
    前記伸長された導電体と同軸に配置された第1の導電性層と、
    前記伸長された導電体と前記第1の導電性層との間に配置された少なくとも一つの誘電性層と、
    第1の端部が前記伸長された導電体に電気的に接続され、かつ第2の端部が前記第1の導電性層に電気的に結合された導電性コイルとを具備し、
    前記伸長された導電体、前記導電性層、前記誘電性層および前記コイルからなる回路がインピーダンス整合回路を形成している脈管内装置。
  2. 前記伸長された導電体と同軸に配置された導電性シールド層をさらに備え、
    前記伸長された導電体と前記同軸の導電性層との間に配置された少なくとも一つの前記誘電性層が、前記伸長された導電体と前記シールド層との間に配置された第1の誘電性層、並びに前記シールド層と第1の導電性層との間に配置された第2の誘電性層からなる請求項1の脈管内装置。
  3. 前記第1の導電性層と同軸に配置された第2の導電性層であって、前記伸長された導電体および前記コイルの第1の端部に電気的に接続された第2の導電性層と、
    前記第1の導電性層と第2の導電性層との間に配置された第3の誘電性層とをさらに備えた請求項2の脈管内装置。
  4. 前記第1の誘電性層が前記伸長された導電体の上に配置され、前記シールド層が前記第1の誘電性層の上に配置され、前記第2の誘電性層が前記シールド層の上に配置され、前記第1の導電性層が前記第2の誘電性層の上に配置され、前記第3の誘電性層が前記第1の導電性層の上に配置され、かつ前記第2の導電性層が前記第3の誘電性層の上に配置された請求項3の脈管内装置。
  5. 前記コイルが前記伸長された導電体の第1の長手部分の周りに巻かれ、前記第1の誘電性層が前記伸長された導電体の第2の長手部分の上に配置され、前記シールド層が前記第1の誘電性層の上に配置され、前記第2の誘電性層が前記シールド層の上に配置され、かつ前記第1の導電性層が第2の誘電性層の上に配置されるとともに、
    前記伸長された導電体の第3の長手部分の上に同軸に第3の誘電性層が配置され、前記導電体の第1の長手部分が前記第2および第3の長手部分間に伸長されて長手に配置され、
    さらに、前記第3の誘電性層の上に同軸に第2の導電性シールド層が配置されて前記第1の導電性層および前記コイルの第2の端部に電気的に結合されている請求項2の脈管内装置。
  6. 前記導電性コイルが、電磁信号を受信し、該信号を前記伸長された導電体に送信するように構成されたアンテナである請求項1の脈管内装置。
  7. 前記脈管内装置がカテーテルであって、前記伸長された導電体、前記第1の導電性層、少なくとも一つの前記誘電性層、および前記コイルが該カテーテル軸内に配置されている請求項1の脈管内装置。
  8. ガイドワイヤをさらに備え、前記カテーテルが該ガイドワイヤに対して軸方向に可動である請求項7の脈管内装置。
  9. ガイドワイヤを備え、前記伸長された導電体、前記第1の導電性層、および少なくとも一つの前記誘電性層が該ガイドワイヤ上に配置された請求項1の脈管内装置。
  10. 管腔を規定し、膨張可能な導電性材料で形成された円筒状内壁と、
    導電性材料で形成された円筒状外壁とを備え、
    前記内壁および外壁が圧縮可能な誘電性物質によって分離されているとともに、
    管腔内の圧力が変動することによって前記内壁および外壁間の間隔が変化し、それによって前記内壁および外壁の間のキャパシタンスが変化する脈管内装置。
  11. 前記圧縮可能な誘電性物質が空気である請求項10の脈管内装置。
  12. 前記圧縮可能な誘電性物質が空気が充填された多孔性の物質である請求項10の脈管内装置。
  13. 前記圧縮可能な誘電性物質がEPTFE物質である請求項10の脈管内装置。
  14. 前記内壁および外壁が、導電性物質で被覆された弾力性のある材料からなる請求項10の脈管内装置。
  15. 導電性コイルをさらに備え、該コイルの第1の端部が前記内壁の末端に電気的に結合され、該コイルの第2の端部が前記外壁の末端に電気的に結合されるとともに、
    前記内壁の基端および前記外壁の基端がそれぞれの送信線に電気的に結合され、前記コイル、内壁、外壁およびそれぞれの送信線からなる回路が、前記管腔内の圧力を変動させることによって前記内壁と外壁との間のキャパシタンスが変化して同調されることができる請求項10の脈管内装置。
  16. 前記脈管内装置がカテーテルからなる請求項10の脈管内装置。
  17. 前記脈管内装置がバルーンである請求項10の脈管内装置。
  18. 前記外壁が、膨張可能な材料で形成される請求項10の脈管内装置。
  19. 前記外壁が、実質的に高剛性材料で形成される請求項10の脈管内装置。
  20. 前記脈管内装置が、ガイドワイヤからなる請求項10の脈管内装置。
  21. ガイドワイヤをさらに備え、前記カテーテルが該ガイドワイヤに対して軸方向に可動である請求項16の脈管内装置。
  22. 伸長された導電体と、
    前記伸長された導電体の上に配置された第1の誘電性層と、
    前記第1の誘電性層の上に配置された導電性の第一次シールド層と、
    前記第一次シールド層の上に配置された第2の誘電性層と、
    前記第2の誘電性層の上に配置された導電性ポリマーからなる第二次シールド層と、
    前記伸長された導電体に沿った第1の長手位置で前記第一次シールド層を前記第二次シールド層に結合する第1の電気短絡と、
    前記伸長された導電体に沿った前記第1の長手位置の末端である第2の長手位置で前記第一次シールド層を前記第二次シールド層に結合する第2の電気短絡と、
    前記第2の電気短絡の基端であって長手位置の前記第二次シールド層内にある非導電性の間隙とからなる伸長された脈管内装置。
  23. 前記第2誘電性層が、導波管としての役割を果たす前記第2の電気短絡の末端の長手部分を含み、前記導波管が前記第2の電気短絡の末端の第3の長手位置で前記第2の電気短絡を高インピーダンスに変換する請求項22の脈管内装置。
  24. 電磁信号を受信し、その信号を、伸長された導電体の基端および第一次シールドの基端に結合された制御装置へ送信するように適合されたアンテナを形成するため、前記伸長された導電体の末端が第一次シールド層に電気的に結合されている請求項22の脈管内装置。
  25. 前記伸長された脈管内装置が、所定の脈管内位置へ第2の脈管内装置を給送する際の支援をするように構成されたガイドワイヤとして役立つように構成されている請求項24の脈管内装置。
  26. 電磁信号を受信し、その信号を、伸長された導電体の基端および第一次シールドの基端に結合された制御装置に送信するように適合されたアンテナを形成するため、前記伸長された導電体の末端に電気的に結合された第1の端部および第一次シールド層の末端に電気的に結合された第2の端部を有している導電性のコイルをさらに備えている請求項22の脈管内装置、
  27. 伸長された導電体と、
    前記伸長された導電体の上に配置された誘電性層と、
    前記誘電性層の上に配置された導電性ポリマーからなるシールド層と、
    前記伸長された導電体に沿った第1の長手位置で前記伸長された導電体を前記シールド層に結合する第1の電気短絡と、
    前記伸長された導電体に沿った前記第1の長手位置の末端の第2の長手位置で、前記伸長された導電体を前記シールド層に結合する第2の電気短絡と、
    前記第2の電気短絡の基端であって、長手位置の前記シールド層内にある非導電性の間隙とを備えた伸長された脈管内装置。
  28. 基端および末端を有する伸長軸を有する伸長カテーテルと、
    前記伸長軸の末端領域上に電気メッキされた導電性材料から形成されたアンテナと、
    第1の伸長導体および第2の伸長導体とを備え、
    前記第1および第2の伸長導体が、前記伸長部材の基端領域から末端領域に延び、少なくとも前記第1および第2の伸長導体の一つが前記アンテナに電気的に接続されている脈管内装置。
  29. 前記アンテナが、前記伸長軸の末端領域上に電気メッキされた導電性材料の複数の部分からなり、前記伸長軸に関して互いに間隔を有する関係である請求項29の脈管内装置。
  30. 導電性材料部分の各々が第1および第2の伸長導電体の一つに電気的に接続されている請求項29の脈管内装置。
  31. 伸長部材と、
    前記伸長部材の少なくとも一部分に配置された編み組みとからなり、
    前記編み組みが、少なくとも2本の編み組み線を含んでいて、この編み組み線の少なくとも1本が送信線およびアンテナを含む電気回路の一部を形成している脈管内装置。
  32. 第1の編み組み線が、露出されてアンテナを形成する部分を有する導電性材料からなる請求項31の脈管内装置。
  33. 前記伸長装置が第1のスリーブを備え、
    前記第1のスリーブ内に同軸的に配置された付加的な伸長部材と、
    前記付加的な伸長部材の少なくとも一部分に配置された編み組みとをさらに備え、
    前記編み組みが、少なくとも2本の編み組み線を含んでいて、前記第1のスリーブ上の編み組み線の少なくとも一本、および前記付加的な伸長部材上の編み組み線の少なくとも一本が、送信線およびアンテナを含む電気回路の一部を形成している脈管内装置。
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