JP2006352352A - 車載用受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
受信可能なチャンネルを検出するためのチャンネルスキャンを効率よく行うことができる車載用受信装置を提供する。
【解決手段】
パーキングブレーキ検出部113からの信号によりパーキングブレーキが有効であることを検出した場合は、受信可能なチャンネルを検出するための一度にスキャンするチャンネル数を10チャンネルとする。車速センサ14bからの信号により車速ゼロを検出した場合は、一度にスキャンするチャンネル数を5チャンネルとする。車速センサ14bからの信号により、所定値以下の車速が検出された場合は、一度にスキャンするチャンネル数を2チャンネルとする。車速センサ14bからの信号により、所定値を越える車速が検出された場合は、チャンネルのスキャンを行わない。
【選択図】図1

Description

本発明は、地上デジタル放送を受信する車載用受信装置に関する。
地上デジタル放送信号について全周波数帯域に亘って放送信号を検出し、受信可能なデジタル放送のチャンネルを記憶するようにした地上デジタル放送受像装置が知られている(特許文献1)。
特開2003−219289号公報
特許文献1の地上デジタル放送受像装置では、地上デジタル放送周波数帯をその13ch〜62chまでの全てのチャンネルを連続スキャンし、受信可能なチャンネルを検出して不揮発メモリに格納する。このとき、放送波の電界強度の不安定さに起因するエラーが発生すると、検出したデータを全て破棄して、最初からチャンネルのスキャンをやり直す。このため、特許文献1の地上デジタル放送受像装置を車両に搭載した場合は、車両の走行により受信する放送波の電界強度が安定しないため、受信可能なチャンネルの検出に長時間を要するという問題点がある。
(1)請求項1の発明の車載用受信装置は、車両の走行状況を検出する走行状況検出手段と、地上デジタル放送を受信する地上デジタル放送受信手段と、地上デジタル放送受信手段によって地上デジタル放送のチャンネルをスキャンし、受信可能なチャンネルを検出するチャンネル検出手段とを備え、チャンネル検出手段は、受信可能な全てのチャンネルを検出するに当たり、複数のチャンネルに対するスキャン操作を複数回行うようにし、各スキャン操作でスキャン対象とするチャンネルの数を、走行状況検出手段で検出された車両の走行状況に基づいて決定することを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の車載用受信装置において、走行状況には、車両の駐車、停車、および走行が含まれ、各スキャン操作において、車両が駐車または停車しているときは、走行中より多いチャンネル数のチャンネルをスキャンすることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2に記載の車載用受信装置において、チャンネル検出手段は、車両が駐車しているときは、停車しているときより多いチャンネル数のチャンネルをスキャンすることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項2に記載の車載用受信装置において、走行状況には、車両の速度の状況も含まれ、車両の速度が所定の基準値以下のときはチャンネル検出手段によるスキャンを許可し、所定の基準値を越えるときはチャンネル検出手段によるスキャンを禁止するスキャン許可/禁止手段をさらに備えることを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の車載用受信装置において、チャンネル検出手段は、受信可能なチャンネルの検出に失敗した場合は、失敗したときの各スキャン操作で対象とした複数のチャンネルを再びスキャンすることを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の車載用受信装置において、チャンネル検出手段は、受信可能なチャンネルの検出に失敗した場合は、失敗したときの各スキャン操作におけるチャンネル数より少ないチャンネル数で再びチャンネルのスキャンを行うことを特徴とする。
本発明によれば、車両の走行状況により、一度にスキャンするチャンネル数を変更するので、効率よく全てのチャンネルをスキャンし、受信可能なチャンネルを検出することができる。
本発明の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。図1のナビゲーション装置1は、地図表示などの通常のナビゲーション機能のほかに、地上デジタル放送を受信し、視聴することができる。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、スピーカ17、入力装置18、地上デジタル放送受信部19、データ記憶部110、ディスクドライブ111およびパーキングブレーキ検出部113を有している。ディスクドライブ111には、地図データが記録されたDVD−ROM112が装填される。
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどから成る。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ111によって読み込まれるDVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって地図表示など行うことができる。
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてナビゲーション装置1の乗員に提供する。また、表示モニタ16は、地上デジタル放送受信部19で受信した地上デジタル放送の映像情報を出力する。スピーカ17は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の地図などの各種情報を音声により乗員に提供する。また、スピーカ17は、地上デジタル放送受信部19で受信した地上デジタル放送の音声情報を出力する。
入力装置18は、車両の目的地などを乗員が設定するための入力スイッチを有し、これは操作パネルやリモコンなどによって実現される。乗員は、表示モニタ16の表示画面の指示または、スピーカ17からの音声の指示に従って入力装置18を操作することにより、目的地を選択して目的地を設定する。また、入力装置18によって、地上デジタル放送受信部19によって受信される放送局を選択することができる。
目的地が乗員により設定されると、ナビゲーション装置1は、現在地検出手段14により検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。以下、この経路演算を経路探索と呼ぶ。このようにして求められたルート(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、乗員は地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路に従って車両が走行できるように、乗員に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を誘導する。
地上デジタル放送受信部19は、地上デジタル放送を受信し、その受信した放送の内容を表示モニタ16やスピーカ17に出力する。地上デジタル放送受信部19の詳細については後述する。
データ記憶部110はメモリやハードディスク等の書き換え可能な記録媒体によって構成され、ナビゲーション装置1の様々な機能に必要なデータ等を記憶する。データ記憶部110に記憶された情報は、制御回路11によって適宜読み出されて利用される。また、データ記憶部110には、地上デジタル放送受信部19で受信するチャンネルや放送局の情報が記憶される。
データ記憶部110に記憶されるチャンネルや放送局の情報について、図2を参照して説明する。データ記憶部110には、入力装置18で所望の地上デジタル放送局を選択するためのリモコン番号情報21と、地上デジタル放送受信部19で受信可能なチャンネルを格納したチャンネル情報22とが記憶される。リモコン番号情報21は、図2(a)に示すように、リモコン番号と、リモコン番号に対応するチャンネルと、そのチャンネルの放送局とを含む。乗員が入力装置18によってリモコン番号を選択すると、リモコン番号情報21に基づいてリモコン番号に対応するチャンネルがチューニングされ、所望の放送局の番組を視聴することができる。チャンネル情報22は、図2(b)に示すように、地上デジタル放送の全てのチャンネルについて、受信が可能であったか否かの情報である。ここで、受信がNGとは、受信不能であったことを示し、受信OKとは、受信可能であったことを示す。チャンネル情報22の受信OKのチャンネルを抽出し、そのチャンネルに所定のリモコン番号を割り振ることによって、リモコン番号情報21を作成する。
ディスクドライブ111は、装填されたDVD−ROM112から、表示モニタ16へ地図を表示するための地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データ、地上デジタル放送エリア情報などを含む。経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、乗員の要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。地上デジタル放送エリア情報は、地上デジタル放送の各放送塔から送信される地上デジタル放送の視聴可能領域(以下、放送エリアと呼ぶ)の情報である。この地上デジタル放送エリア情報と車両の位置とにより、車両が放送エリアから外れたか否かを検出することができる。なお、DVD−ROM112以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
パーキングブレーキ検出部113は、パーキングブレーキの操作/非操作に応じた信号を出力する。制御回路11はパーキングブレーキ検出部113からの信号によりパーキングブレーキの操作/非操作を判断する。
次に、図3を参照して、地上デジタル放送受信部19について説明する。地上デジタル放送受信部19は、アンテナ31,32、アンテナ切替部33、チューナ34、復調部35、12セグメント放送デコード部36、1セグメント放送デコード部37、デコード部RAM38,39、NTSC(National Television System Committee)エンコード部310、音声信号DA変換部311および通信部312を有している。ここで、破線313の部分をフロントエンド部313と、破線314の部分をバックエンド部314と呼ぶ。
アンテナ31,32は、地上デジタル放送を受信する。アンテナ切替部33は、アンテナ31が受信する電波の電界強度とアンテナ32が受信する電波の電界強度とを比較して、電界強度の強いアンテナ31,31に切り替える。チューナ34は、アンテナ31,32が受信する放送のチャンネルを設定する機能、アンテナ31,32で受信した信号の電界強度を検出する機能、そして、アナログ信号からデジタル信号に変換する機能を有する。復調部35は、チューナ34でデジタル信号に変換された信号をデジタル復調する機能を有する。
12セグメント放送デコード部36は、地上デジタル波の信号に含まれている13セグメントの信号のうちの据え置きテレビジョン向けの12セグメントの信号に対して解凍処理を施し、これよりMPEG圧縮されているデジタル映像信号とデジタル音声信号を解凍して抽出する。以下、12セグメントの信号による放送を12セグメント放送と呼ぶ。また、地上デジタル波の信号に含まれている13セグメントの信号のうちの携帯端末向けの1セグメントの信号を1セグメント放送デコード部37に送信する。以下、1セグメントの信号による放送を1セグメント放送と呼ぶ。1セグメント放送デコード部37は、携帯端末向けの1セグメントの信号に対して解凍処理を施して、これにより圧縮されているデジタル映像信号とデジタル音声信号を解凍して抽出する。
12セグメント放送では、最大約21Mビット/秒のデジタルデータを伝送することができ、最大1920×1080画素のハイビジョン放送などの高品質の映像を送信することができる。また、音声やデータ放送の情報などを映像とともに送信することができる。12セグメント放送を視聴するためには放送波の電界強度が強いことが必要である。一方、1セグメント放送では、200k〜300kビット/秒のデータしか伝送することができず、低品質の映像しか送信することができない。しかし、ノイズに強く、12セグメント放送を受信することができないような電波の受信状況が悪い場合であっても1セグメント放送は受信することができる。
デコード部RAM38,39は、12セグメント放送デコード部36と1セグメント放送デコード部37とにおける圧縮解凍処理のワークエリアとしての機能を有する。NTSCエンコード部310は、12セグメント放送デコード部36または1セグメント放送デコード部37で抽出されたデジタル映像信号をNTSC方式のアナログ出力映像信号に変換し、モニタ16に出力する。音声信号DA変換回路311は、12セグメント放送デコード部36または1セグメント放送デコード部37で抽出されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカ17に出力する。映像出力については、NTSCを例としたが、PAL((Phase Alternation by Line system)方式やパソコンなどに使用されているRGB、DVI(Digital Video Interface)家電で使用されているHDMI(High Definition Multimedia Interface)などでもよい。
通信部312は、制御回路11からの指令信号を入力し、12セグメント放送デコード部36に出力する。制御回路11から12セグメント放送の視聴の指令信号が出力され、12セグメント放送デコード部36が受信すると、12セグメント放送デコード部36は、12セグメント放送のデジタル映像信号とデジタル音声信号とをNTSCエンコード部310および音声信号DA変換回路311に出力する。また、制御回路11から1セグメント放送の視聴の指令信号を受信すると、12セグメント放送デコード部36は、1セグメント放送デコード部37から1セグメント放送のデジタル映像信号とデジタル音声信号とを受信し、それをNTSCエンコード部310と音声信号DA変換回路311とに出力する。
次に、本発明の実施形態であるナビゲーション装置1における受信可能チャンネル情報取得処理について、図4〜図11を参照して説明する。
図4は、車両が地上デジタル放送の異なる放送エリア間を移動する様子を示した図である。車両41は経路42上を走行し、第1放送エリア43と第2放送エリア44とが重なっている領域を通過した後、第1放送エリア43から外れたものとする。ここで、第1放送エリア43とは、地上デジタル放送の第1放送塔45から地上デジタル放送の放送波が届く範囲であり、第2放送エリア44とは、地上デジタル放送の第2放送塔46から地上デジタル放送の放送波が届く範囲である。また、第1放送塔45から発信する放送波のチャンネルと第2放送塔46から発信する放送波のチャンネルとは異なるものとする。
ナビゲーション装置1は、DVD−ROM112に記憶されている地上デジタル放送エリア情報と自車位置とに基づいて、車両41が第1放送エリア43から外れたことを検出した後、今まで視聴していたチャンネルの電界強度が所定値以下になると、再スキャンの問合せ画面50を表示する。図5は、車両が放送エリアから外れたときに表示される再スキャンの問合せ画面50を説明するための図である。再スキャンの問合せの画面50には、「受信エリアから外れました。チャンネルの再スキャンをしますか?」という問合せ文51とともに、YESマーク52とNOマーク53が表示される。入力装置18の操作によってYESマーク52を選択すると、チャンネルのスキャンが開始される。一方、NOマーク53を選択すると、チャンネルのスキャンは行われない。
ここで、チャンネル再スキャンが開始されると、制御回路11は、所定のチャンネルをチューナ34に設定し、受信したチャンネルの電界強度をチューナ34からの検出信号として読み込む。検出した電界強度が所定値より大きい場合は、そのチャンネルの放送波に含まれる放送局の情報を取得する。そして、そのチャンネルを放送局の情報とともに受信可能チャンネルとして、RAM13に一時的に記憶する。一方、電界強度が所定値より小さい場合は、そのチャンネルを受信不能チャンネルとしてRAM13に一時的に記憶する。この動作を全チャンネルについて実行した後、RAM13に一時記憶したチャンネルの情報を、チャンネル情報22としてデータ記憶部110に転送して記憶する。
車両が走行しているときに受信する地上デジタル放送の放送波の電界強度は、車両の走行状況によって変化する。車両の走行状況による電界強度の変化について図6を参照して説明する。図6は、横軸を経過時間、縦軸を電界強度とし、駐停車していた車両が高速走行で走行し、そして、次に低速走行した場合の電界強度の変化を示すものである。点線64はチューナ34に設定したチャンネルが受信可能であるか判断の基準となる電界強度である。以下、基準電界強度64と呼ぶ。
駐停車している範囲61では、図6に示すようにチャンネルの電界強度は安定している。したがって、そのチャンネルの電界強度が基準電界強度64より大きければ、駐停車中は常に基準電界強度64より大きい。したがって、そのチャンネルが受信可能チャンネルであるか否かの判断が容易であり、受信可能チャンネルであるか否かの判断が不能となることによるエラーは発生しない。
高速走行している範囲62では、車両の移動に伴い、ナビゲーション装置1の受信環境がめまぐるしく変化するため、図6に示すようにチャンネルの電界強度の変動が激しい。このため、チャンネルの電界強度が基準電界強度64を上回ったり、下回ったりするので、そのチャンネルが受信可能チャンネルであるか否かの判断が困難になり、エラーが発生する。
低速走行している範囲63では、車両の移動に伴い、ナビゲーション装置1の受信環境が変化するが、変化がゆっくりであるため、図6に示すようにチャンネルの電界強度の変動はそれほど激しくない。したがって、そのチャンネルが受信可能チャンネルであるか否かの判断が困難になることは少ない。しかし、高速走行の場合に比べて頻度は少ないがエラーは発生する。
以上のように、車両の走行状況によって、受信可能なチャンネルを検出する際のエラーの発生の頻度が異なるため、本発明の実施形態のナビゲーション装置1では、全てのチャンネルのスキャン操作(分割スキャン操作)を一括して行うのではなく、車両の走行状況に合わせて分割して複数のチャンネルのスキャンを複数回実行して全てのチャンネルの情報を取得する。以下、チャンネルをスキャンしているときに表示される表示モニタ16の表示画面を使用して、本発明の実施形態のナビゲーション装置1におけるチャンネルのスキャンについて説明する。
図7は、車両が駐車中にチャンネルをスキャンしているときに、表示モニタ16に表示されるチャンネルスキャン表示画面70である。チャンネルスキャン表示画面70には、車両の状況表示欄71、スキャンチャンネル表示欄72、現在スキャン中のチャンネル番号表示欄73、現在スキャン中のチャンネルの電界強度表示欄74および全チャンネルおけるチャンネルスキャンの進行状況表示欄75が設けられている。
車両の状況表示欄71には、車両の走行状況が表示され、この例では、駐車中の文字が表示される。車両が駐車中か否かは、パーキングブレーキ検出部113からのパーキングブレーキ操作を示す信号より検出することができる。スキャンチャンネル表示欄72には、一度にスキャンするチャンネル番号が全てが表示される。本発明の実施形態では10チャンネルが一度にスキャンされる。現在スキャン中のチャンネル表示欄73には、電界強度検出中のチャンネル番号が表示される。電界強度表示欄74には、検出中のチャンネルの電界強度が表示される。チャンネルスキャン進行状況表示欄75には、全チャンネル番号が表示され、受信可能チャンネルか否かの判断が終了したチャンネル番号は網掛けで表示される。
車両が駐車しているときは、チャンネルスキャンエラーは発生しないので、一度にスキャンするチャンネル数(分割チャンネルスキャン数)を多くする。ただし、車両が駐車中は電界強度が安定しているといっても、車両の周囲に大型車などが停車し、電界強度が急に低下し、エラーが発生する可能性もあるので、一度に全てのチャンネルをスキャンすることはせず、全チャンネルのうちの一部のチャンネルをスキャンする。一度にスキャンするチャンネル数としては10〜20チャンネルが好ましい。
図8は、車両が停車中にチャンネルをスキャンしているときに表示されるチャンネルスキャン表示画面70である。車両の状況表示欄71には、停車中の文字が表示される。車両が停車中か否かは、パーキングブレーキ検出部113からのパーキングブレーキ非操作を示す信号と、車速センサ14bの車速ゼロの信号より検出することができる。車両が停車中の場合は、スキャンチャンネル表示欄72には、5チャンネルが表示され、5チャンネルが一度にスキャンされる。停車中も電界強度が安定しているが、停車中の車両はすぐに動き出す可能性があるので、駐車中の場合に比べて一度にスキャンするチャンネル数は少ない。
図9は、車両が低速走行中にチャンネルをスキャンしているときに表示されるチャンネルスキャン表示画面70である。車両の状況表示欄71には、低速走行中の文字が表示される。車両が低速走行中か否かは車速センサ14bの車速信号より検出することができる。車速センサ14bより検出された車速が基準値以下の場合は、車両は低速走行中と判断される。この低速走行中判断基準となる基準値は、基準電界強度64によって適宜選択される。地上デジタル放送受信部19の受信感度が高く、基準電界強度64が小さい場合には、基準値は大きくなり、地上デジタル放送受信部19の受信感度が低く、基準電界強度64が大きい場合には、基準値は小さくなる。車両が低速走行中の場合は、スキャンチャンネル表示欄72には、2チャンネルが表示され、2チャンネルが一度にスキャンされる。低速走行中は停車中に比べて電界強度が不安定であるため、停車中の場合に比べて一度にスキャンするチャンネル数は少ない。
図10は、車両が高速走行中にチャンネルをスキャンしているときに表示されるチャンネルスキャン表示画面70である。車両の状況表示欄71には、高速走行中の文字が表示される。車両が高速走行中か否かは車速センサ14bの車速信号より検出することができる。車速センサ14bより検出された車速が基準値を越える場合は、車両は高速走行中と判断される。車両が高速走行中の場合は、電界強度が不安定であるためチャンネルのスキャンはできない。したがって、スキャンチャンネル表示欄72には、一度にスキャンするチャンネルは表示されず、「ただいまチャンネルのスキャンはできません。」の文字が表示される。
全てのチャンネルのスキャンが完了すると、受信可能なチャンネルにリモコン番号が割り当てられ、図11に示すチャンネル割り当て変更画面110が表示モニタ16に表示される。チャンネル割り当て変更画面110には、リモコン番号111と、図4の第1放送エリア43で受信可能であった旧放送局112と、図4の第2放送エリア44に車両が進入して受信可能になった放送局113とが表示される。また、乗員の確認のため、「変更しますか?」の問合せ文114が表示され、そしてYESマーク115とNOマーク116とが表示される。入力装置18を使用してYESマーク115を選択することによって、リモコン番号を第1放送エリア43のものから第2放送エリア44のものに変更することができる。リモコン番号の変更後、乗員は、リモコン番号を入力装置18によって選択することによって、第2放送エリア44の所望の放送局の番組を視聴することができる。一方、NOマーク116を選択すると、リモコン番号は第1放送エリア43のものに維持される。
次に、本発明の実施形態であるナビゲーション装置1におけるチャンネルスキャン処理について、図12のフローチャートを使用して説明する。図12の処理は、車両が今まで視聴していた地上デジタル放送の放送エリアから外れるとスタートするプログラムにより制御回路11において実行される。
ステップS1201では、パーキングブレーキ検出部113からの信号を検出する。ステップS1202では、パーキングブレーキが操作されたか否かを判定する。操作されていない場合はステップS1202が否定判定され、ステップS1203へ進む。ステップS1203では車速センサ14bの信号より車速を検出する。ステップ1204では、車速がゼロであるかを判定する。車速がゼロでない場合はステップS1204が否定判定され、ステップS1205へ進む。ステップS1205では、車速が所定の基準値以下か否かを判定する。基準値を越える場合はステップS1205が否定判定され、ステップS1201へ戻る。
パーキングブレーキが操作された場合はステップS1202が肯定判定され、ステップS1206へ進む。ステップS1206では、地上デジタル放送の全てのチャンネルのうちの10チャンネルをスキャンし、受信可能なチャンネルを検出する。ステップS1207では、エラーが発生したか否かを判定する。エラーが発生した場合はステップS1207が肯定判定され、ステップS1206へ戻る。エラーが発生しない場合はステップS1207が否定判定され、ステップS1212へ進む。
車速がゼロである場合はステップS1204が肯定判定され、ステップS1208へ進む。ステップS1208では、地上デジタル放送の全てのチャンネルのうちの5チャンネルをスキャンし、受信可能なチャンネルを検出する。ステップS1209では、エラーが発生したか否かを判定する。エラーが発生した場合はステップS1209が肯定判定され、ステップS1208へ戻る。エラーが発生しない場合はステップS1209が否定判定され、ステップS1212へ進む。
車速が基準値以下の場合はステップS1205が肯定判定され、ステップS1210へ進む。ステップS1210では、地上デジタル放送の全てのチャンネルのうちの2チャンネルをスキャンし、受信可能なチャンネルを検出する。ステップS1211では、エラーが発生したか否かを判定する。エラーが発生した場合はステップS1211が肯定判定され、ステップS1210へ戻る。エラーが発生しない場合はステップS1211が否定判定され、ステップS1212へ進む。
ステップS1212では、全てのチャンネルのスキャンが完了したか判定する。完了した場合は、チャンネルスキャン処理を終了する。完了していない場合は、ステップS1212が否定判定され、ステップS1201へ戻る。
以上の本発明の実施の形態によるナビゲーション装置は次のような作用効果を奏する。
(1)チャンネルスキャンにより地上デジタル放送の受信可能なチャンネルを検出する際、全てのチャンネルに対するスキャンを分割して行うようにし、受信感度に影響を与える車両の走行状況に応じて、分割スキャン操作で一度にスキャンするチャンネル数を変更するようにした。すなわち、スキャンエラーの発生の頻度が少ないほど一度にスキャンするチャンネル数を多くした。その結果、エラー発生によるチャンネルスキャンのやり直しが少なくなり、効率よく全てのチャンネルをスキャンすることができる。
(2)全チャンネルを何回かに分けて分割チャンネルスキャンを行うので、エラーが発生してもチャンネルのスキャンを最初からやり直す必要がない。したがって、効率よく全てのチャンネルをスキャンすることができる。
(3)駐車中に比べて停車中にスキャンするチャンネル数を少なくする。したがって、チャンネルスキャン中に車両が走行開始し、エラーが発生してチャンネルスキャンをやり直すということを防止することができる。また、高速走行時はチャンネルスキャンをしないので、無駄なチャンネルスキャンを防止することができる。
以上の実施の形態のナビゲーション装置1を次のように変形することができる。
(1)車両が駐車中の場合は一度に10チャンネルのスキャンを行い、車両が停車中の場合は一度に5チャンネルのスキャンを行い、車両が低速走行中は一度に2チャンネルのスキャンを行った。しかし、このチャンネル数に制約を受けない。すなわち、駐車中の場合に一度にスキャンを行うチャンネル数が停止中の場合に一度にスキャンを行うチャンネル数より多く、停車中の場合に一度にスキャンを行うチャンネル数が低速走行中の場合に一度にスキャンを行うチャンネル数より多ければ、一度にスキャンを行うチャンネル数は実施形態に限定されない。
(2)チャンネルスキャン中に、エラーが発生した場合、次にスキャンをやり直すチャンネル数をエラーが発生時よりも少なくしてもよい。これによりエラー発生の繰り返しを防止することができる。
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本発明の速度検出手段は車速センサ14bに対応し、チャンネル検出手段は制御回路11および地上デジタル放送受信部19に対応する。また、走行状況手段は車速センサ14bやパーキングブレーキ検出部113に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係になんら限定されるものではない。
本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 データ記憶部に記憶されている地上デジタル放送のチャンネルおよびその放送局に関する情報を説明するための図である。 地上デジタル放送受信部の構成を示すブロック図である。 車両の別の放送エリアへの移動を説明するための図である。 車両が放送エリアから外れたときに表示される再スキャンの問合せ画面を説明するための図である。 車両の走行状況による所定のチャンネルの電界強度の変化を説明するための図である。 車両が駐車中にチャンネルスキャンを行っているときに表示される表示画面を説明するための図である。 車両が停車中にチャンネルスキャンを行っているときに表示される表示画面を説明するための図である。 車両が低速走行中にチャンネルスキャンを行っているときに表示される表示画面を説明するための図である。 車両が高速走行中にチャンネルスキャンを行っているときに表示される表示画面を説明するための図である。 チャンネル割り当て変更画面を説明するための図である。 本発明の実施形態におけるナビゲーション装置のチャンネルスキャン処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1,8 ナビゲーション装置
11 制御回路
13 RAM
14 現在地検出装置
16 表示モニタ
17 スピーカ
18 入力装置
19 地上デジタル放送受信部
31,32 アンテナ
33 アンテナ切替部
34 チューナ
41 車両
42 推奨経路
43,44 放送エリア
45,46 放送塔
70 チャンネルスキャン画面

Claims (6)

  1. 車両の走行状況を検出する走行状況検出手段と、
    地上デジタル放送を受信する地上デジタル放送受信手段と、
    前記地上デジタル放送受信手段によって地上デジタル放送のチャンネルをスキャンし、受信可能なチャンネルを検出するチャンネル検出手段とを備え、
    前記チャンネル検出手段は、受信可能な全てのチャンネルを検出するに当たり、複数のチャンネルに対するスキャン操作を複数回行うようにし、各スキャン操作でスキャン対象とするチャンネルの数を、前記走行状況検出手段で検出された車両の走行状況に基づいて決定することを特徴とする車載用受信装置。
  2. 請求項1に記載の車載用受信装置において、
    前記走行状況には、前記車両の駐車、停車、および走行が含まれ、
    前記各スキャン操作において、前記車両が駐車または停車しているときは、走行中より多いチャンネル数のチャンネルをスキャンすることを特徴とする車載用受信装置。
  3. 請求項2に記載の車載用受信装置において、
    前記チャンネル検出手段は、前記車両が駐車しているときは、停車しているときより多いチャンネル数のチャンネルをスキャンすることを特徴とする車載用受信装置。
  4. 請求項2に記載の車載用受信装置において、
    前記走行状況には、車両の速度の状況も含まれ、
    前記車両の速度が所定の基準値以下のときは前記チャンネル検出手段によるスキャンを許可し、前記所定の基準値を越えるときは前記チャンネル検出手段によるスキャンを禁止するスキャン許可/禁止手段をさらに備えることを特徴とする車載用受信装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の車載用受信装置において、
    前記チャンネル検出手段は、受信可能なチャンネルの検出に失敗した場合は、失敗したときの各スキャン操作で対象とした複数のチャンネルを再びスキャンすることを特徴とする車載用受信装置。
  6. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の車載用受信装置において、
    前記チャンネル検出手段は、受信可能なチャンネルの検出に失敗した場合は、失敗したときの各スキャン操作におけるチャンネル数より少ないチャンネル数で再びチャンネルのスキャンを行うことを特徴とする車載用受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010226207A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Alpine Electronics Inc 車載用地上デジタル放送受信機およびそのチャンネルサーチ方法
CN108063797A (zh) * 2017-11-17 2018-05-22 南京视莱尔汽车电子有限公司 一种自动驾驶汽车的运行姿态全程监控方法

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