JP2006351072A - 光ディスク装置 - Google Patents

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JP2006351072A
JP2006351072A JP2005173933A JP2005173933A JP2006351072A JP 2006351072 A JP2006351072 A JP 2006351072A JP 2005173933 A JP2005173933 A JP 2005173933A JP 2005173933 A JP2005173933 A JP 2005173933A JP 2006351072 A JP2006351072 A JP 2006351072A
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support shaft
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JP2005173933A
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Junji Miyagi
順治 宮城
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 ディスクトレイ突出入用の開口を開閉するためのドアを付勢する捩りコイル
バネによって重大な故障が誘発されることのない光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 ドアは、筐体を構成するフロントパネル1に形成された開口2を閉ざす
ドア板3と、ドア板3の左右の各端部から筐体内へ伸び出し左右方向で同軸上に軸支され
る左側、右側のアーム4、5とより成る。左側、右側のアーム4、5は、パネル1から突
出する左側、右側の突片部6、7により互いの内側から軸支される。左側の突片部6から
は内向きにバネ保持軸13が突出し、保持軸13には、一端部12bがパネル1に支持さ
れつつ他端部12cが左側のアーム4に支持されてドア板3が開口2を外部から閉ざす方
向に付勢する捩りコイルバネ12のコイル部12aが挿入される。パネル1には、左側の
アーム4による支持を外れて捩り戻るバネ12の他端部12cを受止める切欠突片部16
が形成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、情報記録媒体であるCDやDVD等の光ディスクに対して情報の再生や記録
を行うための光ディスク装置に関する。
一般の光ディスク装置では、外形を構成する筐体内で光ディスクが回転駆動され、この
光ディスクの径方向に往復移動する光ヘッドにより、光ディスクの記録面上に情報を書き
込んだり(記録)、光ディスクの記録面上の情報を読み出したり(再生)する。
筐体内への光ディスクの収納にあたってはディスクトレイが用いられる。ディスクトレ
イは、筐体内で前後方向にスライド可能に支持されており、スライドすることによって、
筐体の正面に形成されたディスクトレイ突出入用の開口より突出入するようになっている
。そして、その開口より突出して筐体外部の規定位置まで引き出されたディスクトレイ上
に光ディスクが載置され、このディスクトレイが開口より進入して筐体内部の規定位置に
送り込まれることにより、光ディスクが筐体内に収納される。
ここでの筐体正面の開口には、左右方向の支軸を中心として回動可能にドアが取り付け
られている。このドアは、ディスクトレイが筐体内部にある状態では、筐体正面の開口を
閉じて、その開口から筐体内への塵や埃の侵入を防止する役割を果たし、一方、ディスク
トレイが筐体正面の開口より突出する際には、回動してその開口を開くものである。
このようなドアの取付け構造について(例えば、特許文献1、2参照)、図15〜図1
9を参照しながら説明する。図15は従来の光ディスク装置におけるフロントパネルを内
部から見た平面図、図16は図15において左右に一対のドア支持部のうちの一方である
左側のドア支持部付近を拡大して示す平面図、図17は図15において左右に一対のドア
支持部のうちの他方である右側のドア支持部付近を拡大して示す平面図である。図18は
図16のP−P断面図、図19は図17のQ−Q断面図である。なお、ここでの左右は、
説明の便宜上、フロントパネルを内部から見たときの左右である。従って、フロントパネ
ルを外部から見たときの正面視では、左右が逆向きとなる。
筐体の構成要素である正面のフロントパネル101には、左右方向に細長い矩形の開口
(ディスクトレイ突出入用の開口)102が形成されている。ディスクトレイ(不図示)
は、スライドすることによって、その開口102より筐体の外部に突出したり(図15〜
図17では紙面の裏側に向く方向に突出)、筐体の内部に進入したり(図15〜図17で
は紙面の手前側に向く方向に進入)する。
ドアは、大きくは、開口102の輪郭よりも若干大きくて、開口102を外部(図15
〜図17では紙面の裏側)から閉ざす、左右方向に細長い矩形のドア板103と、このド
ア板103の左右の各端部における内面から開口102を通じてそれぞれ筐体内へ伸び出
し、開口102の下方でのフロントパネル101の内面に向けて湾曲する、左右に一対の
左側のアーム104、右側のアーム105と、より構成される。ドアは、左側のアーム1
04、右側のアーム105が各々の先端部でフロントパネル101に対し互いに同軸上に
軸支されることで回動可能になり、この回動によって、ドア板103が開口102を開閉
する。
ここでの左側のアーム104、右側のアーム105の軸支は、次のようにしてなされる
。フロントパネル101の内面には、左側のアーム104、右側のアーム105の先端部
を左右方向での互いの外側から軸支するための、左右に一対の左側の突片部106、右側
の突片部107が形成されている。つまり、左側のアーム104の先端部の左右方向での
外側となる左側に、左側の突片部106が配置され、他方、右側のアーム105の先端部
の左右方向での外側となる右側に、右側の突片部107が配置されている。
左側の突片部106には、左右方向に貫通する軸受け穴110が設けられ、他方、右側
の突片部107には、左側の突片部106の軸受け穴110と同軸上で左右方向に貫通す
る軸受け穴111が設けられている。そして、左側のアーム104の先端部には、左右方
向での外向きすなわち左向きに突出する支軸108が設けられ、この支軸108が、左側
の突片部106の軸受け穴110に回動可能に嵌り合う。他方、右側のアーム105の先
端部には、左右方向での外向きすなわち右向きに突出する支軸109が設けられ、この支
軸109が、右側の突片部107の軸受け穴111に回動可能に嵌り合う。こうして、左
側のアーム104、右側のアーム105がそれぞれ左側の突片部106、右側の突片部1
07を介してフロントパネル101に対して軸支され、ドアは、ドア板103がフロント
パネル101の開口102を開閉するように、支軸108、109を中心として回動可能
になる。
但し、ここでのドアは、ドア板103がフロントパネル101の開口102を外部から
閉ざす方向に付勢されている。この付勢には、捩りコイルバネ112の捩り復元力が用い
られる。具体的には、捩りコイルバネ112は、金属線材より成形され、螺旋状に巻かれ
たコイル部112aと、このコイル部112aの両端から接線方向に伸び出す端部112
b、112cと、より構成される。捩りコイルバネ112は、そのコイル部112aが、
左側のアーム104と左側の突片部106との間で左側のアーム104からの支軸108
に挿入され、その一端部112bが、フロントパネル101に支持されつつ、その他端部
112cが、左側のアーム104における外向きの側面すなわち左側面から突出する引掛
け部115に引掛けられて支持されている。
このようなドアは、ディスクトレイが筐体内部にある状態では、捩りコイルバネ112
からの捩り復元力を受けて、ドア板103によりフロントパネル101の開口102を外
部から閉ざすようになる。一方、ディスクトレイがフロントパネル101の開口102よ
り突出する際には、ディスクトレイの前端部がドア板103に当接してそのままドア板1
03を押圧することにより、捩りコイルバネ112の捩り復元力に抗しながら、支軸10
8、109を中心に回動し、開口102を開くようになる。
なお、ここでの捩りコイルバネ112は、そのコイル部112aが左側のアーム104
と左側の突片部106との間で左右方向に圧縮された状態で介在しており、左側のアーム
104にその圧縮に伴う反発力を与えている。従って、ここでのドアは、更に、捩りコイ
ルバネ112によるその反発力を受けて、全体が右向きに付勢されるとともに、右側の突
片部107の軸受け穴111を貫通した右側のアーム105からの支軸109の端面が、
右側の突片部107に隣接する補助突片部117と当接することによって、その位置が規
制(位置決め)される。
特開平10−208457号公報(第6頁、図1−図3) 実用新案登録第3106756号公報
ところで、このような光ディスク装置のドアは、長期的なディスクトレイ突出入の繰返
しや、使用者からの予定しない無理な負荷によって、変形したり破損したりする場合があ
る。この場合、捩りコイルバネ112は、左側のアーム104と共に筐体内に脱落したり
、単体で筐体内に脱落したりすることがある。そして、筐体内に脱落した捩りコイルバネ
112は、取り除くことが困難であるばかりか、筐体内部に搭載された電子部品等に不用
意に接触して重大な故障を引き起こしかねない。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ディスクトレイ突出入用の
開口を開閉するためのドアが仮に変形したり破損したりしても、そのドアを付勢する捩り
コイルバネによって重大な故障が誘発されることのない光ディスク装置を提供することを
目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による光ディスク装置は、正面に開口を有する筐体と
、この筐体内でスライド可能に支持されスライドして前記開口より突出入するディスクト
レイと、前記筐体に対し左右方向の支軸を中心に回動して前記開口を開閉するドアと、を
備え、前記ドアは、前記開口を外部から閉ざすドア板と、このドア板の左右の各端部にお
ける内面からそれぞれ前記筐体内へ伸び出し、各々の先端部で前記筐体に対し互いに同軸
上に軸支される左右に一対の第1、第2のアームと、より成る光ディスク装置において、
次の点を特徴とする。前記筐体には、前記第1、第2のアームの先端部を左右方向での互
いの内側から軸支するための左右に一対の第1、第2の突片部が形成されている。前記第
1の突片部には、左右方向での外向きに突出する第1の支軸、及びこの第1の支軸と同軸
上で左右方向での内向きに突出するバネ保持軸が設けられ、前記第1の支軸に、前記第1
のアームの先端部を左右方向に貫通する第1の軸受け穴が回動可能に嵌り合い、前記第2
の突片部には、前記第1の支軸と同軸上で左右方向での外向きに突出する第2の支軸が設
けられ、この第2の支軸に、前記第2のアームの先端部を左右方向に貫通する第2の軸受
け穴が回動可能に嵌り合っている。前記第1の支軸と前記第1の軸受け穴との嵌り合う位
置が、前記第1のアームの根元の位置と左右方向で一致し、前記第2の支軸と前記第2の
軸受け穴との嵌り合う位置が、前記第2のアームの根元の位置と左右方向で一致している
。前記バネ保持軸には、一端部が前記筐体に支持されつつ他端部が前記第1のアームに支
持されて前記ドア板が前記開口を外部から閉ざす方向に付勢する捩りコイルバネのコイル
部が挿入されている。そして、前記筐体には、前記捩りコイルバネの前記他端部が前記第
1のアームによる支持を外れたときに、前記バネ保持軸を中心として捩り戻る前記捩りコ
イルバネの前記他端部を受止める受止め部が形成されている。
このような構成にすると、仮に、ドアが変形したり破損したりして、捩りコイルバネの
他端部が第1のアームによる支持を外れたとしても、その他端部は受止め部で受止められ
、これにより、捩りコイルバネは、筐体側に保持され、脱落してしまうことはない。
また、上記目的を達成するための本発明による光ディスク装置は、正面に開口を有する
筐体と、この筐体内でスライド可能に支持されスライドして前記開口より突出入するディ
スクトレイと、前記筐体に対し左右方向の支軸を中心に回動して前記開口を開閉するドア
と、を備え、前記ドアは、前記開口を外部から閉ざすドア板と、このドア板の左右の各端
部における内面からそれぞれ前記筐体内へ伸び出し、各々の先端部で前記筐体に対し互い
に同軸上に軸支される左右に一対の第1、第2のアームと、より成る光ディスク装置にお
いて、次の点を特徴とする。前記筐体には、前記第1、第2のアームの先端部を左右方向
での互いの内側から軸支するための左右に一対の第1、第2の突片部が形成されている。
前記第1の突片部には、左右方向での内向きに突出するバネ保持軸が設けられ、前記バネ
保持軸には、一端部が前記筐体に支持されつつ他端部が前記第1のアームに支持されて前
記ドア板が前記開口を外部から閉ざす方向に付勢する捩りコイルバネのコイル部が挿入さ
れている。そして、前記筐体には、前記捩りコイルバネの前記他端部が前記第1のアーム
による支持を外れたときに、前記バネ保持軸を中心として捩り戻る前記捩りコイルバネの
前記他端部を受止める受止め部が形成されている。
このような構成にすると、仮に、ドアが変形したり破損したりして、捩りコイルバネの
他端部が第1のアームによる支持を外れたとしても、その他端部は受止め部で受止められ
、これにより、捩りコイルバネは、筐体側に保持され、脱落してしまうことはない。
ここで、実用性を踏まえると、前記第1の突片部には、左右方向での外向きに突出する
第1の支軸が設けられ、この第1の支軸に、前記第1のアームの先端部を左右方向に貫通
する第1の軸受け穴が回動可能に嵌り合い、前記第2の突片部には、前記第1の支軸と同
軸上で左右方向での外向きに突出する第2の支軸が設けられ、この第2の支軸に、前記第
2のアームの先端部を左右方向に貫通する第2の軸受け穴が回動可能に嵌り合っているこ
とが好ましい。これに代えて、前記第1の突片部には、左右方向での外向きに突出する第
1の支軸が設けられ、この第1の支軸に、前記第1のアームの先端部を左右方向に貫通す
る第1の軸受け穴が回動可能に嵌り合い、前記第2の突片部には、前記第1の支軸と同軸
上で左右方向に貫通する第2の軸受け穴が設けられ、この第2の軸受け穴には、前記第2
のアームの先端部から左右方向での内向きに突出する第2の支軸が回動可能に嵌り合って
いてもよい。
また、ドア、特に第1、第2のアームの変形や破損の防止を図る観点から、前記第1の
支軸と前記第1の軸受け穴との嵌り合う位置が、前記第1のアームの根元の位置と左右方
向で一致し、前記第2の支軸と前記第2の軸受け穴との嵌り合う位置が、前記第2のアー
ムの根元の位置と左右方向で一致することが好ましい。
また、捩りコイルバネによってドアを安定して付勢しながら円滑なドアの回動が安定し
て行えるように、前記バネ保持軸が前記第1の支軸と同軸上であることが好ましい。
また、上記目的を達成するための本発明による光ディスク装置は、前記筐体には、前記
第1、第2のアームの先端部を左右方向での互いの外側から軸支するための左右に一対の
第1、第2の突片部が形成されていて、前記第1の突片部には、左右方向での外向きに突
出するバネ保持軸が設けられ、前記バネ保持軸には、一端部が前記筐体に支持されつつ他
端部が前記第1のアームに支持されて前記ドア板が前記開口を外部から閉ざす方向に付勢
する捩りコイルバネのコイル部が挿入されており、前記筐体には、前記捩りコイルバネの
前記他端部が前記第1のアームによる支持を外れたときに、前記バネ保持軸を中心として
捩り戻る前記捩りコイルバネの前記他端部を受止める受止め部が形成されていることを特
徴とする。
このような構成にしても、仮に、ドアが変形したり破損したりして、捩りコイルバネの
他端部が第1のアームによる支持を外れたとしても、その他端部は受止め部で受止められ
、これにより、捩りコイルバネは、筐体側に保持され、脱落してしまうことはない。
本発明の光ディスク装置によれば、仮に、ドアが変形したり破損したりして、捩りコイ
ルバネの他端部が第1のアームによる支持を外れたとしても、捩りコイルバネは、筐体側
に保持され、脱落してしまうことはないため、捩りコイルバネが筐体内部に搭載された電
子部品等に接触してしまう状況は一切生じず、当然、重大な故障も発生しない。
以下に、本発明の光ディスク装置の実施形態について、図面を参照しながら詳述する。
先ず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態の光ディスク装置に
おけるフロントパネルを内部から見た平面図、図2は図1のA−A段面図、図3は図1の
B−B断面図、図4は図1のC−C断面図、図5は図1のD−D断面図である。図6は図
1において左右に一対のドア支持部のうちの一方である左側のドア支持部付近を拡大して
示す平面図、図7は図1において左右に一対のドア支持部のうちの他方である右側のドア
支持部付近を拡大して示す平面図である。図8は図2において左側のドア支持部付近を拡
大して示す断面図、図9は図2において右側のドア支持部付近を拡大して示す断面図であ
る。図10は図3において左側のドア支持部付近を拡大して示す断面図、図11は図3に
おいて右側のドア支持部付近を拡大して示す断面図である。図12は図6のE−E断面図
、図13は図7のF−F断面図である。なお、ここでの左右は、説明の便宜上、フロント
パネルを内部から見たときの左右である。従って、フロントパネルを外部から見たときの
正面視では、左右が逆向きとなる。
筐体の構成要素である正面のフロントパネル1には、左右方向に細長い矩形の開口(デ
ィスクトレイ突出入用の開口)2が形成されている。ディスクトレイ20(図4参照)は
、スライドすることによって、その開口2より筐体の外部に突出したり(図1、図6及び
図7では紙面の裏側に向く方向に突出、図2、図8及び図9では上向きに突出、図3、図
10〜図13では下向きに突出、図4では右向きに突出、図5では左向きに突出)、筐体
の内部に進入したり(図1、図6及び図7では紙面の手前側に向く方向に進入、図2、図
8及び図9では下向きに進入、図3、図10〜図13では上向きに進入、図4では左向き
に進入、図5では右向きに進入)する。
ドアは、大きくは、開口2の輪郭よりも若干大きくて、開口2を外部(例えば図1、図
6及び図7では紙面の裏側)から閉ざす、左右方向に細長い矩形のドア板3と、このドア
板3の左右の各端部における内面から開口2を通じてそれぞれ筐体内へ伸び出し、開口2
の下方でのフロントパネル1の内面に向けて湾曲する、左右に一対の左側のアーム4、右
側のアーム5と、より構成される。ドアは、左側のアーム4、右側のアーム5が各々の先
端部でフロントパネル1に対し互いに同軸上に軸支されることで回動可能になり、この回
動によって、ドア板3が開口2を開閉する。
ここでの左側のアーム4、右側のアーム5の軸支は、次のようにしてなされる。フロン
トパネル1の内面には、左側のアーム4、右側のアーム5の先端部を左右方向での互いの
内側から軸支するための、左右に一対の左側の突片部6、右側の突片部7が形成されてい
る。つまり、左側のアーム4の先端部の左右方向での内側となる右側に隣接して、左側の
突片部6が配置され、他方、右側のアーム5の先端部の左右方向での内側となる左側に隣
接して、右側の突片部7が配置されている。
左側の突片部6には、左右方向での外向きすなわち左向きに突出する支軸8が設けられ
、他方、右側の突片部7には、左側の突片部6からの支軸8と同軸上で左右方向での外向
きすなわち右向きに突出する支軸9が設けられている。そして、左側のアーム4の先端部
には、左右方向に貫通する軸受け穴10が設けられ、この軸受け穴10に、左側の突片部
6からの支軸8が回動可能に嵌り合う。他方、右側のアーム5の先端部には、左右方向に
貫通する軸受け穴11が設けられ、この軸受け穴11に、右側の突片部7からの支軸9が
回動可能に嵌り合う。こうして、左側のアーム4、右側のアーム5がそれぞれ左側の突片
部6、右側の突片部7を介してフロントパネル1に対して軸支され、ドアは、ドア板3が
フロントパネル1の開口2を開閉するように、支軸8、9を中心として回動可能になる。
但し、ここでのドアは、ドア板3がフロントパネル1の開口2を外部から閉ざす方向に
付勢されている。この付勢には、捩りコイルバネ12の捩り復元力が用いられる。具体的
には、捩りコイルバネ12は、金属線材より成形され、螺旋状に巻かれたコイル部12a
と、このコイル部12aの両端から接線方向に伸び出す端部12b、12cと、より構成
される。また、左側の突片部6には、支軸8と同軸上で左右方向での内向きすなわち右向
きに突出するバネ保持軸13が設けられている。捩りコイルバネ12は、そのコイル部1
2aが、左側の突片部6からのバネ保持軸13に挿入され、その一端部12bが、フロン
トパネル1の内面から突出する係止め部14に係止めされて支持されつつ、その他端部1
2cが、左側のアーム4における内向きの側面すなわち右側面から突出する引掛け部15
に引掛けられて支持されている。
このようなドアは、ディスクトレイ20が筐体内部にある状態では、捩りコイルバネ1
2からの捩り復元力を受けて、ドア板3によりフロントパネル1の開口2を外部から閉ざ
すようになる。一方、ディスクトレイ20がフロントパネル1の開口2より突出する際に
は、ディスクトレイ20の前端部がドア板3に当接してそのままドア板3を押圧すること
により、捩りコイルバネ12の捩り復元力に抗しながら、支軸8、9を中心に回動し、開
口2を開くようになる。
特に本実施形態では、図1、図3、図4、図5、図6及び図10に示すように、フロン
トパネル1の内面には、左側のアーム4の引掛け部15に引掛けられた捩りコイルバネ1
2の他端部12cがバネ保持軸13を中心として捩り戻る方向の延長域、例えばバネ保持
軸13の下方に、切欠突片部16が形成されている。この切欠突片部16は、捩りコイル
バネ12の他端部12cに向けて大きく口広がった切欠16aを有する。
このような構成の光ディスク装置によれば、仮に、ドアが変形したり破損したりして、
捩りコイルバネ12の他端部12cが左側のアーム4の引掛け部15から外れた場合、そ
の他端部12cは、バネ保持軸13を中心として捩り戻り、そのまま切欠突片部16の切
欠16aに入って受止められる。そうすると、捩りコイルバネ12は、フロントパネル1
側に保持されることになる。つまり、仮に、捩りコイルバネ12の他端部12cが左側の
アーム4による支持を外れたとしても、その他端部12cは切欠突片部16で受止められ
、これにより、捩りコイルバネ12は、フロントパネル1側に保持され、脱落してしまう
ことはない。従って、捩りコイルバネ12が筐体内部に搭載された電子部品等に接触して
しまう状況は一切生じず、当然、重大な故障も発生しない。
もっとも、本実施形態では、左側のアーム4、右側のアーム5は共に、ドア板3の内面
から左右方向に折れ曲がることなく、真っ直ぐに伸び出して湾曲した形状となっている。
つまり、左側のドア支持部に関しては、左側の突片部6からの支軸8と左側のアーム4の
軸受け穴10との嵌り合う位置が、左側のアーム4の根元の位置と左右方向で一致し、他
方、右側のドア支持部に関しては、右側の突片部7からの支軸9と右側のアーム5の軸受
け穴11との嵌り合う位置が、右側のアーム5の根元の位置と左右方向で一致している。
そのため、ディスクトレイ20がフロントパネル1の開口2より突出する際、すなわちド
ア板3がディスクトレイ20の前端部によって押圧されて、支軸8、9を中心に回動する
際、左側のアーム4、右側のアーム5には、支軸8、9を支点とした捩れが起こり難い。
よって、ドア、特に左側のアーム4、右側のアーム5の変形や破損の防止が期待できる。
勿論これは、使用者よりドア板3に無理な力が加えられて、ドア板3が支軸8、9を中心
に回動させられる際にも、有効である。
次に、本発明の第2実施形態について、図14を参照しながら説明する。図14は第2
実施形態の光ディスク装置において左右に一対のドア支持部のうちの右側のドア支持部付
近を拡大して示す断面図である。この図14は、上記の第1実施形態では図13に相当す
るものである。
本第2実施形態の特徴は、第1実施形態における右側のドア支持部の構造を変形した点
にある。本実施形態では、右側の突片部7に、左側の突片部6からの支軸8と同軸上で左
右方向に貫通する軸受け穴11が設けられ、右側のアーム5の先端部に、左右方向での内
向きすなわち左向きに突出する支軸9が設けられており、この支軸9が、右側の突片部7
の軸受け穴11に回動可能に嵌り合う。このようにしても、第1実施形態と同様に、右側
のアーム5が右側の突片部7を介してフロントパネル1に対して軸支されるようになる。
また、本実施形態では、右側のアーム5からの支軸9と右側の突片部7の軸受け穴11
との嵌り合う位置が、右側のアーム5の根元の位置と左右方向で一致するように、右側の
アーム5は、ドア板3の内面から一旦真っ直ぐに伸び出して湾曲するとともに、その先端
部では左右方向での外向きすなわち右向きにずれた形状となっている。そのため、第1実
施形態と同様に、ドア板3がディスクトレイ20の前端部によって押圧されて、支軸9を
中心に回動する際、右側のアーム5には、支軸9を支点とした捩れが起こり難い。よって
、このようにしても、右側のアーム5の変形や破損の防止が期待できる。
その他本発明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種
々の変更が可能である。例えば、上記した左右のドア支持部を左右対称に反転しても構わ
ない。また、捩りコイルバネ12によってドアを付勢しながら円滑なドアの回動が行える
限り、バネ保持軸13が支軸8と同軸上でなく支軸8からずれて設けられてもよい。
また、上記の各実施形態では、左側の突片部6、右側の突片部7は、それぞれ左側のア
ーム4、右側のアーム5の先端部を、左右方向での互いの内側から軸支するようになって
いるが、これに代えて、左右方向での互いの外側から軸支するようにしても構わない。つ
まり、左側のアーム4の先端部の左右方向での外側となる左側に隣接して、左側の突片部
6が配置され、他方、右側のアーム5の先端部の左右方向での外側となる右側に隣接して
、右側の突片部7が配置されていても構わない。この場合、左側のドア支持部、右側のド
ア支持部の構成は、上記の各実施形態に対し、それぞれ左側のアーム4、右側のアーム5
を基準に左右対称に反転した構成となる。
本発明は、光ディスクに対して情報の再生や記録を行うための光ディスク装置に有用で
ある。
本発明の第1実施形態の光ディスク装置におけるフロントパネルを内部から見た平面図である。 図1のA−A段面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 図1のD−D断面図である。 図1において左側のドア支持部付近を拡大して示す平面図である。 図1において右側のドア支持部付近を拡大して示す平面図である。 図2において左側のドア支持部付近を拡大して示す断面図である。 図2において右側のドア支持部付近を拡大して示す断面図である。 図3において左側のドア支持部付近を拡大して示す断面図である。 図3において右側のドア支持部付近を拡大して示す断面図である。 図6のE−E断面図である。 図7のF−F断面図である。 本発明の第2実施形態の光ディスク装置において右側のドア支持部付近を拡大して示す断面図である。 従来の光ディスク装置におけるフロントパネルを内部から見た平面図である。 図15において左側のドア支持部付近を拡大して示す平面図である。 図15において右側のドア支持部付近を拡大して示す平面図である。 図16のP−P断面図である。 図17のQ−Q断面図である。
符号の説明
1 フロントパネル
2 開口
3 ドア板
4 左側のアーム
5 右側のアーム
6 左側の突片部
7 右側の突片部
8 支軸
9 支軸
10 軸受け穴
11 軸受け穴
12 捩りコイルバネ
12a コイル部
12b 一端部
12c 他端部
13 バネ保持軸
14 係止め部
15 引掛け部
16 切欠突片部
16a 切欠
20 ディスクトレイ

Claims (7)

  1. 正面に開口を有する筐体と、この筐体内でスライド可能に支持されスライドして前記開
    口より突出入するディスクトレイと、前記筐体に対し左右方向の支軸を中心に回動して前
    記開口を開閉するドアと、を備え、
    前記ドアは、前記開口を外部から閉ざすドア板と、このドア板の左右の各端部における
    内面からそれぞれ前記筐体内へ伸び出し、各々の先端部で前記筐体に対し互いに同軸上に
    軸支される左右に一対の第1、第2のアームと、より成る光ディスク装置において、
    前記筐体には、前記第1、第2のアームの先端部を左右方向での互いの内側から軸支す
    るための左右に一対の第1、第2の突片部が形成されていて、
    前記第1の突片部には、左右方向での外向きに突出する第1の支軸、及びこの第1の支
    軸と同軸上で左右方向での内向きに突出するバネ保持軸が設けられ、前記第1の支軸に、
    前記第1のアームの先端部を左右方向に貫通する第1の軸受け穴が回動可能に嵌り合い、
    前記第2の突片部には、前記第1の支軸と同軸上で左右方向での外向きに突出する第2
    の支軸が設けられ、この第2の支軸に、前記第2のアームの先端部を左右方向に貫通する
    第2の軸受け穴が回動可能に嵌り合っており、
    前記第1の支軸と前記第1の軸受け穴との嵌り合う位置が、前記第1のアームの根元の
    位置と左右方向で一致し、
    前記第2の支軸と前記第2の軸受け穴との嵌り合う位置が、前記第2のアームの根元の
    位置と左右方向で一致しており、
    前記バネ保持軸には、一端部が前記筐体に支持されつつ他端部が前記第1のアームに支
    持されて前記ドア板が前記開口を外部から閉ざす方向に付勢する捩りコイルバネのコイル
    部が挿入されており、
    前記筐体には、前記捩りコイルバネの前記他端部が前記第1のアームによる支持を外れ
    たときに、前記バネ保持軸を中心として捩り戻る前記捩りコイルバネの前記他端部を受止
    める受止め部が形成されていることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 正面に開口を有する筐体と、この筐体内でスライド可能に支持されスライドして前記開
    口より突出入するディスクトレイと、前記筐体に対し左右方向の支軸を中心に回動して前
    記開口を開閉するドアと、を備え、
    前記ドアは、前記開口を外部から閉ざすドア板と、このドア板の左右の各端部における
    内面からそれぞれ前記筐体内へ伸び出し、各々の先端部で前記筐体に対し互いに同軸上に
    軸支される左右に一対の第1、第2のアームと、より成る光ディスク装置において、
    前記筐体には、前記第1、第2のアームの先端部を左右方向での互いの内側から軸支す
    るための左右に一対の第1、第2の突片部が形成されていて、
    前記第1の突片部には、左右方向での内向きに突出するバネ保持軸が設けられ、前記バ
    ネ保持軸には、一端部が前記筐体に支持されつつ他端部が前記第1のアームに支持されて
    前記ドア板が前記開口を外部から閉ざす方向に付勢する捩りコイルバネのコイル部が挿入
    されており、
    前記筐体には、前記捩りコイルバネの前記他端部が前記第1のアームによる支持を外れ
    たときに、前記バネ保持軸を中心として捩り戻る前記捩りコイルバネの前記他端部を受止
    める受止め部が形成されていることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記第1の突片部には、左右方向での外向きに突出する第1の支軸が設けられ、この第
    1の支軸に、前記第1のアームの先端部を左右方向に貫通する第1の軸受け穴が回動可能
    に嵌り合い、
    前記第2の突片部には、前記第1の支軸と同軸上で左右方向での外向きに突出する第2
    の支軸が設けられ、この第2の支軸に、前記第2のアームの先端部を左右方向に貫通する
    第2の軸受け穴が回動可能に嵌り合っていることを特徴とする請求項2に記載の光ディス
    ク装置。
  4. 前記第1の突片部には、左右方向での外向きに突出する第1の支軸が設けられ、この第
    1の支軸に、前記第1のアームの先端部を左右方向に貫通する第1の軸受け穴が回動可能
    に嵌り合い、
    前記第2の突片部には、前記第1の支軸と同軸上で左右方向に貫通する第2の軸受け穴
    が設けられ、この第2の軸受け穴には、前記第2のアームの先端部から左右方向での内向
    きに突出する第2の支軸が回動可能に嵌り合っていることを特徴とする請求項2に記載の
    光ディスク装置。
  5. 前記第1の支軸と前記第1の軸受け穴との嵌り合う位置が、前記第1のアームの根元の
    位置と左右方向で一致し、
    前記第2の支軸と前記第2の軸受け穴との嵌り合う位置が、前記第2のアームの根元の
    位置と左右方向で一致することを特徴とする請求項3又は4に記載の光ディスク装置。
  6. 前記バネ保持軸が前記第1の支軸と同軸上であることを特徴とする請求項3〜5のいず
    れかに記載の光ディスク装置。
  7. 正面に開口を有する筐体と、この筐体内でスライド可能に支持されスライドして前記開
    口より突出入するディスクトレイと、前記筐体に対し左右方向の支軸を中心に回動して前
    記開口を開閉するドアと、を備え、
    前記ドアは、前記開口を外部から閉ざすドア板と、このドア板の左右の各端部における
    内面からそれぞれ前記筐体内へ伸び出し、各々の先端部で前記筐体に対し互いに同軸上に
    軸支される左右に一対の第1、第2のアームと、より成る光ディスク装置において、
    前記筐体には、前記第1、第2のアームの先端部を左右方向での互いの外側から軸支す
    るための左右に一対の第1、第2の突片部が形成されていて、
    前記第1の突片部には、左右方向での外向きに突出するバネ保持軸が設けられ、前記バ
    ネ保持軸には、一端部が前記筐体に支持されつつ他端部が前記第1のアームに支持されて
    前記ドア板が前記開口を外部から閉ざす方向に付勢する捩りコイルバネのコイル部が挿入
    されており、
    前記筐体には、前記捩りコイルバネの前記他端部が前記第1のアームによる支持を外れ
    たときに、前記バネ保持軸を中心として捩り戻る前記捩りコイルバネの前記他端部を受止
    める受止め部が形成されていることを特徴とする光ディスク装置。
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