JP2006349903A - 表示素子、表示方法、及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 表示素子が、少なくとも透光性を有する表示基板と、前記表示基板に間隙をもって対向する背面基板と、前記表示基板に設けられた第1の透明電極と、前記背面基板に設けられた第2の電極と、前記表示基板と前記背面基板との間の間隙を保持する間隙部材と、前記間隙部材に設けられた第3の電極と、前記第1の電極及び前記第2の電極または前記第3の電極に印加された電圧により形成された電界に応じて調光セル本体内を移動可能に封入され、分散状態で発色性を呈する電荷移動性微粒子と、を有する調光セルを備える。
【選択図】 なし
Description
電子ペーパーとして用いるには、薄型且つ軽量である事が必要であるが、液晶方式は、フィルター方式であるため、媒体の厚さと重さを薄く軽くすることが困難であり、有機EL方式は、自己発光性の為、メモリー性がなく用途の幅が制限されるという問題があった。
しかしながら、いずれの方法もマイクロカプセルを使用するため、微細なドット表示やフルカラー表示が困難であった。また、特許文献1では、同時表示できる色数としては2色であり多色表示は困難であった。また、特許文献3は、粒子を選択的に駆動することは原理的に困難であった。
しかしながら、特許文献4の技術によれば、従来のマイクロカプセルを使用する方式に比べて表示品質を向上させることはできるが、この構成においては、フルカラー化が困難であり、また、積層にしようとすると各層の粒子と組合せた減法混色法による色再現ができないため、並列にせざるを得ず、装置が複雑となる。
また、光透過性を有する粒子/媒体を含む電気泳動部を縦方向に2層以上積層する方法が開示されている(例えば、特許文献6参照。)が、粒子を着色するためには染料を用いており、十分な着色濃度を得られない。
即ち、本発明は下記の手段により達成されるものである。
第3の電極を透明電極とすることによって、第3の電極による表示素子の視認性低下を抑制することができる。
請求項14に記載の表示素子は、請求項1から請求項13の何れか1項に記載の表示素子において、前記電荷移動性微粒子がプラズモン発色機能を有する金属コロイド粒子であることを特徴とする。
請求項15に記載の表示素子は、請求項14に記載の表示素子において、前記金属コロイド粒子が金又は銀であることを特徴とする。
請求項17に記載の表示素子は、請求項1から請求項17の何れか1項に記載の表示素子において、前記電荷移動性微粒子の体積平均粒径が2〜50nmの範囲内である。
また、上記表示素子を備えることによって、高解像度でフルカラー表示が可能な表示装置を提供することができる。
図1に示すように、本発明の表示装置50は、表示素子12及び電圧印加部14を備えている。表示素子12は、画像を表示するためのものであり、電圧印加部14に電気的に接続された調光セル10を備えている。電圧印加部14は、調光セル10を駆動し、画像情報に応じて調光セル10に選択的に電圧を印加する。
表示基板16及び背面基板18の、厚み方向の長さ(厚み)及び厚み方向に直交する方向の長さ(幅)は、特に限定されるものではないが、一般的には厚み及びセル1つの幅は小さい方が、表示素子の軽量化、可撓性、解像度の観点より有効であり、通常厚みは50μm〜1mm、幅は10μm〜1mmであることが好ましい。
第1の電極28及び第2の電極26としては、酸化錫−酸化インジウム(ITO)、酸化錫、酸化亜鉛などに代表される金属酸化物層が形成されたものが好ましく用いられる。また、反射型光学素子として用いる場合には、第1の電極28及び第2の電極26の内、視認される方向(X方向)から見て遠い方に位置する第2の電極26として用いられる材料としては、上記金属酸化物層の他に、導電性高分子や、カーボン、銅、アルミニウム、金、銀、ニッケル、プラチナなどに代表される金属層を用いることができる。
なお、第1の電極28と第2の電極26は、調光セル10が形成されたときに、各々のラインが直交するように配置される。また、調光セル10に設けられた一対の間隙部材20各々に設けられた第3の電極30は、互いに対向するように配設される。
間隙部材20の厚さ方向の長さ(調光セル10の積層方向(厚み方向)の長さ)は、特に限定されるものではないが、2μm〜1mm程度であることが好ましい。
また、間隙部材20の幅方向の長さ(調光セル10の積層方向に直交する方向の長さ)は、特に限定されるものではないが、一般的には幅方向の長さは小さい方が表示素子12の解像度の観点より有効であり、通常、1μm〜1mm程度であることが好ましい。
次に、表示基板16、背面基板18、及び間隙部材20内に、詳細を後述する電荷移動性微粒子32及び分散媒34を含む分散液36を充填した後に、表示基板16に、上記接合面に塗布した接着剤の性質に応じた処理(熱融着性の接着剤であれば熱を加える処理)を行い間隙部材20と表示基板16とを接着することにより、調光セル10を形成した。
本発明の調光セル10は、分散状態で発色性を呈する電荷移動性微粒子を有する構成である。その他、必要に応じて絶縁性液体、高分子樹脂、高分子量顔料分散剤等を添加することができる。
色相は、前記電荷移動性微粒子、特に金属コロイド粒子の金属及びその形状や粒径(体積平均粒径)等を変化させることにより多彩とすることができる。
金コロイド等の金属コロイドによる発色は、電子のプラズマ振動に起因し、プラズモン吸収と呼ばれる発色機構によるものである。このプラズモン吸収による発色は、金属中の自由電子が光電場により揺さぶられ、粒子表面に電荷が現れ、非線形分極が生じるためであるとされている。この金属コロイドによる発色は、彩度や光線透過率が高く、耐久性等に優れている。このような金属コロイドによる発色は、粒径が数nm〜数十nm程度の、いわゆるナノ粒子において見られるものであり、着色材としては、粒径分布が狭いコロイドであることが有利である。
電荷移動性微粒子としては、分散状態で発色性を呈し、かつ、電界(電圧)を印加することにより移動性を有する微粒子であることが必要であり、それ以外については特に限定されるものではないが、中でも、着色性、安定性の観点からプラズモン発色機能を有する金属コロイド粒子であることが好ましい。以下、金属コロイド粒子を例に記載するがこれに限定されるものではない。
金属コロイド粒子の金属としては、貴金属又は銅等(以下、合わせて「金属」という。)が挙げられ、前記貴金属としては特に限定されず、例えば、金、銀、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金等を挙げることができる。前記金属の中でも、金、銀、白金が好ましい。
前記金属コロイド粒子は、前記金属の化合物から形成される。該金属の化合物としては、前記金属を含むものであれば特に限定されず、例えば、塩化金酸、硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀、塩化白金酸、塩化白金酸カリウム、塩化銅(II)、酢酸銅(II)、硫酸銅(II)等を挙げることができる。
金属の化合物を溶解する際、後述の高分子量顔料分散剤を用いることも可能である。高分子顔料分散剤を用いることにより前記分散剤で保護された安定な金属コロイド粒子として得ることができる。
前記金属コロイド粒子の分散液として用いる場合、前記調製時の溶媒としては、後述の絶縁性液体であることが好ましい。また、前記固体ゾルを再分散して用いる場合、固体ゾル調製時の溶媒としては、いずれの溶媒を用いることができ、特に限定されるものではない。再分散する際の溶媒としては、後述の絶縁性液体であることが好ましい。
電荷移動性微粒子の体積平均粒径が、上記範囲外(100nmより大きい場合、或いは、1nmより小さい場合)では、プラズモン吸収による発色が得られにくくなり、良好な色強度が得られない、という問題がある。1〜100nmの範囲内とすることにより、実用的で色の強さが良好な点で有意である。特に、2〜50nmの範囲にあると、沈降を防ぎ、色の強さをより向上させることができる。そのため、視野角依存性をより低くし、コントラストをより向上させることができる。
また、金属コロイド粒子は、その金属の種類や形状、体積平均粒径により、様々な色に発色させることができる。そのため、金属の種類や、形状、体積平均粒径を制御した前記電荷移動性微粒子を用いることにより、RGB発色、またはYMC発色を含む様々な色相を得ることができ、本発明の表示素子をカラー表示素子とすることができる。更に、金属及び得られる金属コロイド粒子の形状や粒径制御によりフルカラー方式の表示素子とすることができる。
以下に、前記金属コロイド粒子の調製における金属の固体ゾルの一例について説明する。
本発明における金属の固体ゾルにおいて、着色性の観点から、上記金属のコロイド粒子は、後述の高分子量顔料分散剤1kgあたり、50mmol以上含有されることが好ましい。上記金属のコロイド粒子が50mmol未満であると、着色性が不充分となる。より好ましくは、100mmol以上である。
前記金属の固体ゾルの製造方法の一例を以下に述べるがこれに限定されるものではない。すなわち、金属の化合物を溶媒に溶解し、高分子量顔料分散剤を加えた後、金属に還元して上記高分子量顔料分散剤で保護された金属のコロイド粒子を形成し、その後、上記溶媒を除去することにより固体ゾルとするものである。
さらに、前記金属コロイド粒子は、具体的には、下記の方法(1)〜(4)を用いることにより調製できるが、これに限定されるものではない。
本発明における前記金属コロイド粒子の分散液の調製方法としては、水系、非極性溶媒系のいずれの形態でも調製することができる。例えば、金及び銀を用いた金属コロイド粒子の分散液は、以下の調製方法により調製することができるが、これに限定されるものではない。
この混合液に脂肪族アミン(例えば、ジメチルアミノエタノール)を加えて金イオンの還元反応を開始した後、濾過、濃縮を行い、金コロイド粒子溶液を得る。
この混合液に脂肪族アミン(例えば、ジメチルアミノエタノール)を加えて金イオンの還元反応を開始した後、前記非極性溶媒を蒸発させ、金コロイド粒子と高分子量顔料分散剤からなる固体ゾルを得る。その後、デカンテーションにより固体ゾルを水で洗浄し、非極性有機溶媒(例えば、エタノール)を加えて金コロイド粒子溶液を得る。
1.5倍質量の高分子量顔料分散剤(例えば、ソルスパース20000 )を含んだ水溶液を混合、攪拌する。この混合液に脂肪族アミン(例えばジメチルアミノエタノール)を加えて銀イオンの還元反応を開始した後、濾過、濃縮を行い、水系銀コロイド粒子溶液を得る。
て1.5倍質量の高分子量顔料分散剤(例えば、ソルスパース24000)を非極性有機溶媒(例えば、アセトン)に溶解させた溶液を混合、攪拌する。この混合液に脂肪族アミン(例えば、ジメチルアミノエタノール)を加えて銀イオンの還元反応を開始した後、非極性溶媒を蒸発させ、銀コロイド粒子と高分子量顔料分散剤からなる固体ゾルを得る。その後、デカンテーションにより固体ゾルを水で洗浄し、非極性有機溶媒(例えば、トルエン)を加えて溶媒系銀コロイド粒子溶液を得る。
本発明における前記金属コロイド粒子の分散媒としては、絶縁性液体であることが好ましい。
絶縁性液体として具体的には、ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、デカン、ヘキサデカン、ケロセン、パラフィン、イソパラフィン、シリコーンオイル、ジククロロエチレン、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、高純度石油、エチレングリコール、アルコール類、エーテル類、エステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、2−ピロリドン、N−メチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ベンジン、ジイソプロピルナフタレン、オリーブ油、イソプロパノール、トリクロロトリフルオロエタン、テトラクロロエタン、ジブロモテトラフルオロエタンなどや、それらの混合物が好適に使用できる。
また、下記体積抵抗値となるよう不純物を除去することで、水(所謂、純水)も好適に使用することができる。該体積抵抗値としては、103Ωcm以上であることが好ましく、より好ましくは107Ωcm〜1019Ωcmであり、さらに好ましくは1010〜1019Ωcmである。このような体積抵抗値とすることで、より効果的に、電極反応に起因する液体の電気分解による気泡の発生が抑制され、通電毎に粒子の電気泳動特性が損なわれることがなく、優れた繰り返し安定性を付与することができる。
なお、絶縁性液体には、必要に応じて、酸、アルカリ、塩、分散安定剤、酸化防止や紫外線吸収などを目的とした安定剤、抗菌剤、防腐剤などを添加することができるが、上記で示した特定の体積抵抗値の範囲となるように添加することが好ましい。
本発明における電荷移動性微粒子(金属コロイド粒子)は、高分子樹脂に分散されていることも好ましい。該高分子樹脂としては、高分子ゲル、ネットワークポリマー等であることも好ましい。
該高分子樹脂としては、アガロース、アガロペクチン、アミロース、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、イソリケナン、インスリン、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カードラン、カゼイン、カラギーナン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルデンプン、カロース、寒天、キチン、キトサン、絹フィブロイン、クアーガム、クインスシード、クラウンゴール多糖、グリコーゲン、グルコマンナン、ケラタン硫酸、ケラチン蛋白質、コラーゲン、酢酸セルロース、ジェランガム、シゾフィラン、ゼラチン、ゾウゲヤシマンナン、ツニシン、デキストラン、デルマタン硫酸、デンプン、トラガカントゴム、ニゲラン、ヒアルロン酸、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、プスツラン、フノラン、分解キシログルカン、ペクチン、ポルフィラン、メチルセルロース、メチルデンプン、ラミナラン、リケナン、レンチナン、ローカストビーンガム等の天然高分子由来の高分子ゲルが挙げられる他、合成高分子の場合にはほとんどすべての高分子ゲルが挙げられる。
上記高分子量顔料分散剤としては特に限定されないが、以下に説明するものを好適に使用することができる。すなわち;
(1)顔料親和基を主鎖及び/又は複数の側鎖に有し、かつ、溶媒和部分を構成する複数の側鎖を有する櫛形構造の高分子(2)主鎖中に顔料親和基からなる複数の顔料親和部分を有する高分子(3)主鎖の片末端に顔料親和基からなる顔料親和部分を有する直鎖状の高分子
図2(A)に示すように、第1の電極28、第2の電極26、及び第3の電極30各々に電圧が印加されていないときには、調光セル10内の電荷移動性微粒子としての金属コロイド粒子は、調光セル10内に一様に分散されている。例えば、調光セル10内の媒体に一様に分散されている状態において赤色発色を呈する金属コロイド粒子がこの調光セル10内に充填されている場合には、この調光セル10は、図2(A)のように金属コロイド粒子が分散されている状態において、赤色に発色する。
同様に、調光セル10内の媒体に一様に分散されている状態において、青色発色を呈する金属コロイド粒子がこの調光セル10内に充填されている場合には、この調光セル10は、図2(A)のように金属コロイド粒子が分散されている状態において、青色に発色する。
このため、表示基板16側に、調光セル10内に充填されている電荷移動性微粒子32が移動されるので、表示基板16に電荷移動性微粒子32が凝集されることから、調光セル10の色として、黒色が視認方向側(X方向)から観測される。
なお、各配列単位調光セル11は、分散状態で赤色を呈する電荷移動性微粒子32Rが充填された調光セル10R、分散状態で緑色を呈する電荷移動性微粒子32Gが充填された調光セル10G、及び分散状態で青色を呈する電荷移動性微粒子32Bが充填された調光セル10Bを含んで構成されるようにすればよい。
このようにすれば、調光セル10R、調光セル10G、及び調光セル10B各々に含まれる電荷移動性微粒子32R、電荷移動性微粒子32G、及び電荷移動性微粒子32B全てが各調光セル内で分散状態となり、加色混合により視認方向側X方向から白色が観測される。
或いは、全ての各調光セル10に対向するように設けられた一対の第3の電極30の内の一方に、例えばプラスの電圧を印加し、他方にマイナスの電圧を印加すると、一対の対向する第3の電極30間に電界が形成され、調光セル10内のマイナスに帯電している電荷移動性微粒子32は、プラス電極(プラスの電圧が印加された第3の電極30)側へ移動する。このように、調光セル10内の電荷移動性微粒子32が一対の対向する間隙部材20の何れか一方へと移動すると、透明な表示基板16、透明な第1の電極、及び透明な第2の電極26を介して、背面基板18の色、即ち白色が現れ、視認方向側(X方向)から白色が観察される。
このようにすれば、調光セル10R、調光セル10G、及び調光セル10B各々に含まれる電荷移動性微粒子32R、電荷移動性微粒子32G、及び電荷移動性微粒子32Bの各々が、図3(B)に示すように、全て表示基板16側に移動して凝集されることから、視認方向Xからは、配列単位調光セル11の色として、黒色が観測される。
具体的には、図3(C)に示すように、調光セル10Gの各電極(第1の電極28、第2の電極26、及び第3の電極30)には電圧を印加せず、調光セル10R及び調光セル10B内に含まれる電荷移動性微粒子32R及び電荷移動性微粒子32B各々が、各調光セル内で間隙部材20に設けられた第3の電極30に移動するように、調光セル10R及び調光セル10B各々の第3の電極30に電圧を印加するようにすればよい。
このようにすれば、調光セル10R、調光セル10G、及び調光セル10B各々に含まれる電荷移動性微粒子32R、電荷移動性微粒子32G、及び電荷移動性微粒子32Bの内、調光セル10G内に含まれる電荷移動性微粒子32Gのみが調光セル内で分散状態となり、且つ、調光セル10R及び調光セル10Bについては、背面基板18の色のみが観察されるため、各調光セルの背面基板18の色が予め白色となるように構成することにより、配列単位調光セル11の色として、視認方向側X方向から緑色が観測される。
なお、調光セル10が層厚方向に積層される場合には、最下層の調光セル10の背面基板18のみ着色した着色基板とし(例えば、白色基板)、この最下層の調光セル10の上に積層される調光セル10については、表示基板12と同様に背面基板18についても少なくとも透光性を有する透明基板とするようにすればよい。
また、10Bにおける背面基板18は10Gにおける表示基板16と、10Gにおける背面基板18は10Rにおける表示基板16と、共有することもできる。表示素子としての厚さや軽量化を考慮すると、共有する方が好ましい。
このようにすれば、調光セル10R、調光セル10G、及び調光セル10B各々に含まれる電荷移動性微粒子32R、電荷移動性微粒子32G、及び電荷移動性微粒子32B全てが各調光セル内で分散状態となり、加色混合により視認方向側X方向から白色が観測される。
或いは、全ての各調光セル10に対向するように設けられた一対の第3の電極30の内の一方に、例えばプラスの電圧を印加し、他方にマイナスの電圧を印加すると、一対の対向する第3の電極30間に電界が形成され、調光セル10内のマイナスに帯電している電荷移動性微粒子32は、プラス電極(プラスの電圧が印加された第3の電極30)側へ移動する。このように、調光セル10内の電荷移動性微粒子32が一対の対向する間隙部材20の何れか一方へと移動すると、透明な表示基板16、透明な第1の電極、及び透明な第2の電極26を介して、背面基板18の色、即ち白色が現れ、視認方向側(X方向)から白色が観察される。
具体的には、調光セル10R、調光セル10G、及び調光セル10B各々の第1の電極28にプラスの電圧を印加し、第2の電極26にマイナスの電圧を印加すればよい。
このようにすれば、調光セル10R、調光セル10G、及び調光セル10B各々に含まれる電荷移動性微粒子32R、電荷移動性微粒子32G、及び電荷移動性微粒子32Bの各々が、全て表示基板16側に移動して凝集されることから、視認方向Xからは、積層単位調光セル17の色として、黒色が観測される。
具体的には、図4に示すように、調光セル10Gの各電極(第1の電極28、第2の電極26、及び第3の電極30)には電圧を印加せず、調光セル10R及び調光セル10B内に含まれる電荷移動性微粒子32R及び電荷移動性微粒子32B各々が、各調光セル内で間隙部材20に設けられた第3の電極30に移動するように、調光セル10R及び調光セル10B各々の第3の電極30に電圧を印加するようにすればよい。
このように、従来使用されている顔料、及び染料等に比べて着色力が大きく、色純度及び鮮明性において遊離であり、且つナノメートルサイズであるため媒体中の分散性が良好な電荷移動性微粒子を用い、この電荷移動性微粒子を、表示基板16に設けられた第1の電極28と、背面基板18に設けられた第2の電極26と、表示基板16と背面基板18との間の間隙を保持する間隙部材20と、この間隙部材に設けられた第3の電極30と、第1の電極28及び第2の電極26または第3の電極30に印加された電圧により形成された電界に応じて調光セル10内を移動可能に封入したので、電荷移動性微粒子の金属コロイド粒子のプラズモン発色を用いて、高解像度且つフルカラー表示が可能な表示素子を提供することができる。
なお、調光セル10内に封入されている電荷移動性微粒子を、調光セル10内で移動させるときに印加する電圧は、電圧の印加により表示基板16と背面基板18間、及び間隙部材20間に発生する電位差によって、電荷移動性微粒子が移動できる程度の電圧であればよい。
本発明の表示素子の一例を、図1を参考に説明する。
まず、厚さ0.7mm(コーニング社製♯1737)支持基板22に、酸化チタン微粒子を混合して白色化したポリエチレンテレフタレート(PET)薄膜24を形成することにより形成された背面基板18上に、第1の電極26としてITOをスパッタリング法により50nmの厚さで成膜し、フォトリソグラフィー法、及びドライエッチング法によりライン状にパターンニングした(線幅:300μm)。
その後、スパッタリング法を用いて間隙部材20の対向面にアルミニウムを形成し、第3電極30とした。
間隙部材20と表示基板16との接合面に熱融着性の接着層を形成した後、間隙部材20と表示基板16と背面基板18との内部に電荷移動性微粒子32として金コロイド粒子(ファインスフェアゴールド、日本ペイント(株)製、体積平均粒径20nm)を含む分散媒34としての水を充填した後、前記と同様にITOをスパッタリング法により50nmの厚さで成膜し、フォトリソグラフィー法、及びドライエッチング法によりライン状にパターンニングされたPETよりなる表示基板16に熱をかけて張り合わせて調光セル10(表示素子12)を作製した(図1参照)。
この場合、粒子(金コロイド粒子)32は分散状態で赤色を示しているため、調光セル10の視認方向(X方向)から観たとき、調光セル10は赤色として観察される。
これにより、調光セル10の色として、背面基板18の色である白色が観察された。
これにより、調光セル10内の電荷移動性微粒子32としての金属コロイド粒子が表示基板16側に凝集されるように移動するので、調光セル10の色として、黒色が観察された。
本発明の表示素子の一例を図3を参考に説明する。
まず、厚さ0.7mm(コーニング社製♯1737)ガラス基板22に、酸化チタン微粒子を混合して白色化したポリエチレンテレフタレート(PET)薄膜24を形成することにより形成された背面基板18上に、第2の電極26としてITOをスパッタリング法により50nmの厚さで成膜し、フォトリソグラフィー法、及びドライエッチング法によりライン状にパターンニングした(線幅:300μm、スペース幅25μm)。
続いて、光感光性ポリイミドワニスを用いて間隙部材20の為の層を塗布したのち、露光、及びウェットエッチングを行うことにより高さ(調光セルの積層方向の長さ)50μm、幅(調光セルの積層方向に直交する方向の長さ)20μmの間隙部材20を、ITO膜のスペース部分に形成した。
間隙部材20と表示基板16との接合面に熱融着性の接着層を形成した後、間隙部材20と背面基板18とでできた凹部に電荷移動性微粒子32として金コロイド粒子(赤色)(日本ペイント製ファインスフェアーゴールド、体積平均粒子径20nm)、金コロイド粒子11(緑色、体積平均粒子径30nm)、金コロイド粒子12(青色、体積平均粒子径50nm)を含む水を図3のように充填した。その後、先と同様にして作製したITO膜(線幅:300μm、スペース幅25μm)付きガラス基板に熱をかけて張り合わせて、RGBの3色が並列に並んだ調光層を作製した。
これにより、表示素子13の色として、金コロイド粒子が分散された状態の調光セル10Gの色である緑色が観察された。
また、3つの調光セルの表示基板16に設けられた第1の電極28がプラス、背面基板18に設けられた第2の電極26がマイナスとなるように、第1の電極28及び第2の電極26に30Vの電圧を印加したところ、調光セル10内の電荷移動性微粒子32としての金属コロイド粒子はマイナスに帯電しているため、表示基板16に設けられた第1の電極28側への移動が観察された。
これにより、ずべての調光セル10内の電荷移動性微粒子32としての金属コロイド粒子が表示基板16側に凝集されるように移動するので、表示素子15の色として、黒色が観察された。
本発明の表示素子の一例を図4を参考に説明する。
まず、厚さ0.7mm(コーニング社製♯1737)ガラス基板22に、酸化チタン微粒子を混合して白色化したポリエチレンテレフタレート(PET)薄膜24を形成することにより形成された背面基板18上に、第2の電極26としてITOをスパッタリング法により50nmの厚さで成膜し、フォトリソグラフィー法、及びドライエッチング法によりライン状にパターンニングした(線幅:300μm)。
続いて、光感光性ポリイミドワニスを用いて間隙部材20の為の層を塗布したのち、露光、及びウェットエッチングを行うことにより高さ(調光セルの積層方向の長さ)50μm、幅(調光セルの積層方向に直交する方向の長さ)20μmの間隙部材20を、ラインパターニングされたITO膜の両端に形成した。
間隙部材20と表示基板16との接合面に熱融着性の接着層を形成した後、間隙部材20と背面基板18とでできた凹部に電荷移動性微粒子32として金コロイド粒子(赤色)(ファインスフェアゴールド、日本ペイント(株)製、体積平均粒径20nm)を含む分散媒34としての水を充填した(調光セル10R)。
一方、厚さ0.7mm(コーニング社製♯1737)ガラス基板の両面に、先と同様に、ITOをスパッタリング法により50nmの厚さで成膜し、フォトリソグラフィー法、及びドライエッチング法によりライン状にパターンニングし(線幅:300μm)、更に、その片面に、光感光性ポリイミドワニスを用いて間隙部材20の為の層を塗布したのち、露光、及びウェットエッチングを行うことにより高さ(調光セルの積層方向の長さ)50μm、幅(調光セルの積層方向に直交する方向の長さ)20μmの間隙部材20を、ラインパターニングされたITO膜の両端に形成した。
その後、調光セル10Gの間隙部材20と表示基板16との接合面に熱融着性の接着層を形成した後、調光セル10Gに、金コロイド粒子(緑色)(ファインスフェアゴールド、日本ペイント(株)製、体積平均粒径33nm)を含む分散媒34としての水を充填した(調光セル10G)。
その後、先と同様にしてパターンニングされたITOを形成した厚さ0.7mm(コーニング社製♯1737)ガラス基板を ITO形成面が調光セル10B側にくるように、熱をかけながら張り合わせて表示素子15とした。
このようにして作製した表示素子15を用いて、調光セル10B、及び10Rのそれぞれのセルにおいて、対向する一対の第3の電極30の一方がプラス、他方がマイナスとなるように、一対の第3の電極30に40Vの電圧をかけたところ、調光セル10B,及び10R内に分散されている電荷移動性微粒子32としての金属コロイド粒子は、マイナスに帯電していたため、電圧印加により、電荷移動性微粒子32としての金属コロイド粒子のプラス側電極への移動が観察された。
また、表示素子15に設けられた第1の電極28がプラス、背面基板18に設けられた第2の電極26がマイナスとなるように、第1の電極28及び第2の電極26に35Vの電圧を印加したところ、3つの調光セル10内の電荷移動性微粒子32としての金属コロイド粒子はマイナスに帯電しているため、それぞれのセルの表示基板16に設けられた第1の電極28側への移動が観察された。これにより、調光セル10内の電荷移動性微粒子32としての金属コロイド粒子がそれぞれのセルの表示基板16側に凝集されるように移動するので、表示素子15の色として、黒色が観察された。
12、13、15 表示素子
14 電圧印加部
16 表示基板
18 背面基板
20 間隙部材
26 第2の電極
28 第1の電極
30 第3の電極
32、32R、32G、32B 電荷移動性微粒子
Claims (19)
- 少なくとも透光性を有する表示基板と、
前記表示基板に間隙をもって対向する背面基板と、
前記表示基板に設けられた第1の透明電極と、
前記背面基板に設けられた第2の電極と、
前記表示基板と前記背面基板との間の間隙を保持する間隙部材と、
前記間隙部材に設けられた第3の電極と、
前記第1の透明電極及び前記第2の電極、または前記第3の電極に印加された電圧により形成された電界に応じて調光セル本体内を移動可能に封入され、分散状態で発色性を呈する電荷移動性微粒子と、
を有する調光セルを備えた表示素子。 - 前記調光セルは、前記表示基板及び前記背面基板の何れか一方に前記電荷移動性微粒子を移動させる第1の状態、前記間隙部材に前記電荷移動性微粒子を移動させる第2の状態、及び前記調光セル内に前記電荷移動性微粒子を分散させる第3の状態の何れかの状態となるように、前記第1の透明電極及び前記第2の電極、または前記第3の電極に電圧が印加されることにより異なる色を呈する請求項1に記載の表示素子。
- 前記第3の電極は、透明電極である請求項1または請求項2に記載の表示素子。
- 前記第2の電極は、透明電極である請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の表示素子。
- 前記調光セルを複数備えた請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の表示素子。
- 分散状態で互いに異なる色の発色性を呈する電荷移動性微粒子を含む複数の前記調光セルが該調光セルの厚み方向に直交する方向に配列された配列単位調光セルを備えた請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の表示素子。
- 前記配列単位調光セルが、該配列単位調光セルの厚み方向に直交する方向に配列された請求項6に記載の表示素子。
- 分散状態で互いに異なる色の発色性を呈する電荷移動性微粒子を含む複数の前記調光セルが該調光セルの厚み方向に積層された積層単位調光セルを備えた請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の表示素子。
- 前記積層単位調光セルが、該積層単位調光セルの厚み方向に直交する方向に配列された請求項8に記載の表示素子。
- 前記積層単位調光セルに含まれる複数の調光セルの内、最下層の調光セルの上層側に積層された調光セルは、少なくとも透光性を有する背面基板を有する請求項8または請求項9に記載の表示素子。
- 前記調光セルは、分散状態で緑色の光を反射する電荷移動性微粒子、分散状態で赤色の光を反射する電荷移動性微粒子、及び分散状態で青色の光を反射する電荷移動性微粒子の何れかの電荷移動性微粒子を有する請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の表示素子。
- 前記背面基板は、少なくとも該背面基板を含む前記調光セル内に封入された電荷移動性微粒子が分散状態で発色する色とは異なる色に予め着色された着色基板である請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の表示素子。
- 前記電荷移動性微粒子が高分子樹脂中に分散されていることを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載の表示素子。
- 前記電荷移動性微粒子がプラズモン発色機能を有する金属コロイド粒子であることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の表示素子。
- 前記金属コロイド粒子が金又は銀であることを特徴とする請求項14に記載の表示素子。
- 前記電荷移動性微粒子の体積平均粒径が1〜100nmの範囲内であることを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れか1項に記載の表示素子。
- 前記電荷移動性微粒子の体積平均粒径が2〜50nmの範囲内であることを特徴とする請求項1乃至請求項16の何れか1項に記載の表示素子。
- 請求項1乃至請求項17の何れか1項に記載の表示素子を用いた表示方法であって、
電圧印加手段が、前記第1の透明電極及び前記第2の電極に電圧を印加することによって前記表示基板及び前記背面基板の何れか一方に前記電荷移動性微粒子を移動させて前記調光セルを黒色に発色させ、
前記第3の電極に電圧を印加することによって前記間隙部材に前記電荷移動性微粒子を移動させて前記調光セルを前記背面基板の色に発色させ、
前記第1の透明電極、前記第2の電極、及び前記第3の電極への電圧印加を禁止することによって前記調光セル内に前記電荷移動性微粒子を分散させて、前記調光セルを該電荷移動性微粒子の分散状態に応じた色に発色させる、
表示方法。 - 請求項1乃至請求項17の何れか1項に記載の表示素子と、
前記各調光セルに備えられた第1の透明電極、第2の電極、及び第3の電極各々に独立して電圧を印加するための電圧印加手段と、
を備えた表示装置。
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