JP2006349587A - Gps受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】GPS受信機における同期捕捉と同期追従は、拡散符号及び搬送波の同期に時間を要する外乱が発生した場合において、同期保持の部分で遅れが発生する。
【解決手段】GPS受信機10は、衛星信号を受信するIF変換器101と、同期追従ユニット20と、受信制御部110と、擬似速度測定器114と、擬似距離測定器116と、ドップラー周波数測定器118と、位置・速度演算部120及び温度変化検出器112と、を有する。さらに同期追従ユニット20は、測位演算に必要な衛星の個数分用意され、スペクトラム逆拡散コードを出力する比較信号発生器102と、周波数誤差測定器103と、相関を検出する相関検出器107と、受信信号に応じて追従モードを切替える動作モード切替判定器106と、切替スイッチ108と、通常追従用ループフィルタ104と、弱信号追従用ループフィルタ105と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、GPS(Global Positioning System)受信機に関し、特にGPS衛星からの受信信号についての拡散符号及びキャリアである搬送波の同期捕捉及び同期追従動作に関する。
GPS衛星を利用して移動体の位置を測定するGPSにおいて、GPS受信機は、地球周回軌道上にあるGPS衛星から受信した衛星信号に基づく測位演算などにより、GPS受信機の位置及び速度などを検出する。GPS受信機にて測位演算を行うには、原理上必要とされている個数以上のGPS衛星を選択し、それらのGPS衛星からの衛星信号を捕捉し、捕捉した衛星信号からデータを復調する。
GPS衛星からの衛星信号は、周波数1575.42MHzの搬送波をBPSK(Binary Phase Shift Keying)で変調され、さらに衛星毎に定められたスペクトラム拡散符号によりスペクトラム拡散された信号上に、その送信時刻、詳細軌道情報、軌道暦情報などを示す50bpsのデータを含んでいる。このため、GPS受信機は、受信した衛星信号を選択したGPS衛星に対応するスペクトラム逆拡散符号によりスペクトラム逆拡散し、その結果得られた信号からデータを復調する。さらに、GPS受信機は、選択した各GPS衛星に係る復調データや、スペクトラム逆拡散を通じ位相制御情報として得られるコード位相に基づき、位相演算を実行する。
なお、GPS衛星にて使用されるスペクトラム拡散符号にはC/A(Coarse Acquisition)コードとP(Precision)コードの2種類があり、両者の間には1エポック当たりチップ数、符号速度、エポック長などに関する設計上の相違があるが、いずれも、所定個数のチップから構成される擬似雑音符号であってチップ毎に“1”,“0”の2値をとる。例えば、C/Aコードは、1エポック当たりチップ数=1023、符号速度1.023MHz、繰り返し周期(エポック長)=1msecのgold符号である。
GPS受信機におけるスペクトラム逆拡散は、スペクトラム逆拡散符号と衛星信号との相関値の検出、検出した相関値と所定の閾値との比較及びこの比較に基づくスペクトラム逆拡散符号の位相制御であるコード位相制御を伴っている。
スペクトラム逆拡散符号と衛星信号との相関値は、衛星に係る擬似雑音符号の値とスペクトラム逆拡散符号の値との一致/不一致の度合を示す情報であり、衛星信号に係る擬似雑音符号の値とスペクトラム逆拡散符号の値とがエポック全体にわたり一致している状態、すなわち衛星信号に対してスペクトラム逆拡散符号のチップ位置(コード位置)が同期している状態では、他の状態に比べて顕著に大きくなる。
そのため、GPS受信機では、検出した相関値をその閾値と比較し、前者が後者を上回った場合は、“コード位相が同期した”と判定する。なお、この閾値は、予めコード位相同期状態を他の状態から区別して検出できるように定めてある。
GPS受信機は、コード位相同期状態になり衛星信号を捕捉するまで、かつ1エポック全体を調べ終えるまで、スペクトラム逆拡散符号のコード位相を1チップずつ、ずらしながら上述の相関値検出及び閾値比較を実行する。
1エポックにわたりコード位相をずらして調べたが“同期”との判定が得られない場合は、衛星信号のキャリアに対して周波数同期していない可能性があるため局部発信周波数をわずかにずらして再試行する。コード位相同期状態になると、衛星信号がスペクトラム逆拡散されデータを復調することが可能となると同時に、そのときのコード位相の相関値がピークになるコード位相を、擬似距離導出などに利用可能となる。一度、衛星信号を捕捉した後は、衛星信号に係る擬似雑音符号の位相変化に追従するようコード位相を変化させることにより、その衛星又は衛星信号を追従する。
GPS信号の追従には、コスタスループを使用してI信号と、位相を90度ずらしたQ信号の2つの信号を使用して行うことが一般的である。正常にGPS信号が追従できている場合は、I信号との相関度合いが高く、Q信号とは無相関の相関ベクトルとなる。そして、この状態を保つように、受信機から発生する比較信号を制御する。
しかし、上述した従来の手法において、周波数サーチは高速同期に不向きであり、拡散符号及び搬送波の同期に時間を要するという問題があった。そこで、この問題を解決するために特許文献1には、GPS衛星からの受信信号についての拡散符号及び搬送波の同期捕捉及び同期保持に関する高速化技術が公開されている。
特開2003−258769号公報
しかし、特許文献1に示されている技術は、高速化した同期捕捉と高感度化した同期保持であるため、拡散符号及び搬送波の同期に時間を要する外乱が発生した場合において、同期保持の部分で遅れが発生するという問題がある。
以上のような問題を解決するために、本発明に係るGPS受信機は、GPS信号を送信する複数の送信源のうち、捕捉すべき送信源に対応するスペクトラム逆拡散符号を用いてGPS信号を捕捉し、GPS信号の搬送波周波数を検出する同期捕捉手段と、搬送波周波数に追従する同期追従手段と、を有するGPS受信機において、複数の送信源からのGPS信号を受信して各GPS信号の搬送波周波数と位相の誤差を測定する誤差測定手段と、搬送波周波数、位相又は信号強度の少なくとも一つの変化に追従させる複数の同期追従手段と、誤差測定手段の情報に基づいて、同期追従手段を切替える追従切替手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るGPS受信機において、同期追従手段は、GPS信号からの搬送波周波数が検出可能な信号強度で捕捉する通常追従手段と、通常追従手段より弱い信号強度で捕捉する弱信号追従手段と、を少なくとも備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係るGPS受信機において、追従切替手段は、誤差測定手段により測定された周波数誤差がしきい値以上のときは、通常追従手段に切替え、通常追従手段より弱い信号強度のときは、弱信号追従手段に切替えることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係るGPS受信機において、誤差測定手段により測定された搬送波周波数の変化が通常の周波数の変化より大きい送信源の再捕捉をさせることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係るGPS受信機において、誤差測定手段は、異なる積算期間によるGPS信号のコヒーレント加算の相関値比率から求められることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係るGPS受信機において、誤差測定手段は、GPS信号の1msコヒーレント加算×n回で求められる短期積算値と20msコヒーレント加算×m回(n、mは自然数)で示される長期積算値の比率から求められることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係るGPS受信機において、GPS受信機で測定された加速度が通常加速度よりも大きいときは、通常追従手段に切替えることを特徴とする。
さらにまた、本発明に係るGPS受信機において、GPS受信機の温度変化を測定する温度測定手段を有し、温度測定手段により測定された温度変化が通常温度変化より大きいときは、通常追従手段に切替えることを特徴とする。
本発明を用いることにより、同期捕捉と同期追従を機能分離せずに同期追従による処理の停滞を招くことなく高速化が可能となり、信号が途切れ難いという効果が得られる。さらに、もし、信号が途切れても再捕捉までの時間を短くすることができるという効果もある。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るGPS受信機10の概略構成を示す構成図である。GPS受信機10は、RF帯の衛星信号を受信してIF帯に変換するIF変換器101と、同期の追従動作を行う複数の同期追従ユニット20と、GPS受信機10の制御を行う受信制御部110と、擬似速度測定器114と、擬似距離測定器116と、ドップラー周波数測定器118と、位置・速度演算部120及び温度変化検出器112を有している。
さらに、同期追従ユニット20は、測位演算に必要な衛星の個数分用意され、スペクトラム逆拡散コードを出力する比較信号発生器102と、コード位相として取り出した搬送波の周波数誤差を測定する周波数誤差測定器(周波数/位相誤差測定器)103と、相関を検出する相関検出器107と、受信信号に応じて追従モードを切替える動作モード切替判定器106と、切替スイッチ108と、通常追従用ループフィルタ104と、弱信号追従用ループフィルタ105と、を有している。
次に信号の流れについて説明する。衛星信号は、アンテナで受信され、IF変換器101にて、RF帯からIF帯へダウンコンバートされ、さらに比較信号発生器102などによりアナログ信号からデジタルデータとして変換されて同期追従ユニット20へ入力される。同期追従ユニット20は、測位演算に必要な衛星の個数、捕捉・追従すべき衛星に係るスペクトラム拡散符号の1エポック当たりのチップ数などが受信制御部110より入力され、同期追従ユニット20により捕捉・追従が行われる。
同期追従ユニット20は、同期ループを形成する比較信号発生器102と、周波数誤差測定器103と、動作モード切替判定器106と、切替スイッチ108と、通常追従用ループフィルタ104及び弱信号追従用ループフィルタ105による同期ループを有する。GPS衛星からのデータは、同期ループにおいて追従され、相関信号が相関検出器107で処理された後に受信制御部110へ出力される。
入力されたデータを元にして受信制御部110は、位置・速度演算部120が選択した組合せに属する衛星それぞれに対応するスペクトラム逆拡散符号を、比較信号発生器102により発生させ、そのコード位相を相関検出器107がピークとなるように制御することで「捕捉」を行う。
「捕捉」により衛星信号に対するスペクトラム逆拡散符号のコード位相同期が確立され、データが復調され、得られた送信元衛星の詳細軌道情報や送信時刻に関するデータは、位置・速度演算部120に供給される。受信制御部110は、このコード位相同期状態が維持されるように、逐次得られる相関値に基づき比較信号発生器102におけるコード位相を通常追従用ループフィルタ104又は弱信号追従用ループフィルタ105に切替えることで「捕捉」と「追従」を連続で行う。
また、同期追従ユニット20は、周波数誤差測定器103で測定した周波数の誤差を補正することができる。通常追従用ループフィルタ104と弱信号追従用ループフィルタ105は、測定された誤差に応じて比較信号発生器102における局部発信周波数の微調整を行うことで、スペクトラム逆拡散符号の1エポックにわたりコード位相同期を確立できなくなる不具合を解決し、信号追従動作を実現している。
図2は、本発明の参考となる構成(以下、参考構成という。)に係るコスタスループ200の構成図である。コスタスループ200は、位相変調信号の検波回路であり、IとQの二つの乗算器201,203を介して位相ズレ90°の信号を入力する信号源214と、LPF(積分器)210,211と、ループフィルタ212と、VCO(電圧制御発振器)213と、を有している。
図3は、参考構成に係る正常に同期ができている場合のI信号とQ信号のタイムチャート図である。このタイムチャートは、IF信号を図2のコスタスループに入力し、コスタスループの出力から得られたI信号と、参考のためにLPF211の出力として得られるQ信号を示している。正常にGPS信号を追従できている場合にはI信号との相関度が高くQ信号とは無相関の相関ベクトルとなり、I信号は、20msの航法データによりプラス・マイナスに振れる相関値が出力され、Q信号からは0付近の相関値が出力され、図3下段の位相も安定している。
図4は、参考構成に係る25Hz遅れて追従している場合のI信号とQ信号のタイムチャート図である。図4の下段に示した位相が5ms毎に位相が45°ずつ変化していき、I信号の相関の増減と、Q信号の相関の増減を繰り返す。図4に示すように、I信号はプラスからマイナスに変化していき、40ms後に航法データが0になったことにより、相関値がマイナス側に移っている。信号強度は一定と仮定しているので√(I+Q)は、常に一定値となる。
図5は、参考構成に係る12.5Hz遅れて追従している場合のI信号とQ信号のタイムチャート図である。12.5Hz誤って追従する場合も、25Hz誤って追従する場合に比べて周期は倍の40msとなり、相関ベクトル回転速度が遅くなる。
図6は、参考構成に係る12.5Hz遅れて追従し、さらに位相45°から始まる場合のI信号とQ信号のタイムチャート図である。図4と図5では、位相0°から始まる場合のタイムチャートを示したが、図6は位相45°から始まるタイムチャートのように追従遅れには、周波数遅れと位相遅れが発生する。
図7は、参考構成に係る追従周波数のズレ量を算出する場合のタイムチャート図である。図中縦軸のQの相関度合とは、単なる相関値ではなく、Q/√(I+Q)であり、Iの相関度合も同様にI/√(I+Q)を示している。一般的な追従周波数のズレ量を算出する場合は、上述した相関ベクトルの回転速度を算出することにより、周波数ズレ量を算出できる。
図中、5ms区間である時刻5msのポイントを(c点)、時刻10msのポイントを(d点)とすると、Iの相関度合として(a)と(b)が得られ、同様にQの相関度合として(e)と(f)が得られる。式1は傾きを求める式である。
Figure 2006349587
さらに、周波数ズレ量=傾き×1/4[Hz]により求めることが可能となる。図5に示した12.5Hz遅れて追従しているタイムチャートの場合、20msで、Q信号が0から1になるので、周波数ズレ量=1/20*10−3/4=12.5Hzとなる。この方法の問題としては、弱信号の場合はノイズが多くなると正確に測定できなくなる。
図8は、参考構成に係る弱信号でノイズが多い場合の追従周波数のズレ量を算出する場合のタイムチャート図である。図中(a時刻)と(b時刻)の相関値を測定した場合は、正しく測定できない。そこで、本実施形態では、短期積算値(例1ms)と長期積算値(例20ms)による比較を行い、その比率により周波数のズレ量を推定する処理とした。また、周波数ズレの傾きと、エポックが同期していると、周波数ズレを測定できない可能性があるが、さらに長い時間(例1秒)の測定を行えば、周波数ズレの傾きとエポックは無相関なため、徐々にずれることで回避が可能となる。
実際には、図6に示したタイムチャート図の場合が多く、最初の20msのQ信号は、20msのコヒーレント加算をすると、ほぼ0になり、“1msの積算”*20回と差が出ることで判定が可能となり、図5の算出方法より正確に測定が可能となった。
図9は、本発明の実施形態に係るGPS受信機の信号追従動作の流れを示すフローチャート図である。処理を開始すると、ステップS10において、(式2)に示すような1ms間(1023チップ)のI信号とQ信号(I1ms,Q1ms)の短期積算値の算出を行う。
Figure 2006349587
さらに、ステップS12において、(式3)に示すような20ms間(20,460チップ)のI信号とQ信号(I20ms,Q20ms)の長期積算値の算出を行う。
Figure 2006349587
さらにまた、ステップS14において、(式4)に示すような積算比の算出を行う。
Figure 2006349587
ステップS16において、短期積算値が強信号であるかを判定するため、強信号(例えば、−135dBm)を超える場合には、ステップS21において強度補正係数を0.9とする。この理由は、信号強度が大きいとノイズは小さいが、信号強度が小さいとノイズでGPS信号が崩れてしまい、ノイズ除去の調整を行う必要があるからである。
ステップS18において、短期積算値が中強度であるかを判定するため、中信号(例えば、−140dBm)を超える場合には、ステップS22において強度補正係数を0.8とする。同様にして、ステップS20において、短期積算値が弱強度であるかを判定するため、弱信号(例えば、−145dBm)を超える場合には、ステップS23において強度補正係数を0.6とする。さらに、弱い信号である場合にはステップS24において強度補正係数を0.4とする。
ステップS26において、周波数ズレ量の算出を行う。周波数ズレ量は積算比×強度補正係数×10[Hz]で無次元の値を周波数の単位系に変換して周波数ズレ量として算出する。なお、実施に関しては、実機による補正が必要となるので、数値計算よりもテーブルからの参照としても良い。
ステップS32において、周波数ズレ量が5Hz未満の場合には、ステップS28に移り、GPS受信機の擬似速度測定器114の速度変化がしきい値を越える値となった場合は、通常追従(ステップS36)が必要と判定する。同様に、ステップS30において、GPS受信機に設けられている温度変化検出器112の温度変化量がしきい値を越える値となったときも同様とする。ステップS28,S30において、しきい値以下の場合は、GPSの弱信号追従モード(ステップS34)を選択する。
また、ステップS32において、周波数ズレ量が50Hz未満の場合には、通常追従モード(ステップS36)を実行し、周波数ズレ量が50Hz以上の場合には再捕捉(ステップS38)を実行して最初に戻る。なお、本実施形態における短期積算値、長期積算値の判定に用いた数値及びその他の強度補正係数などの数値は、限定するものではなく、GPS受信機の構成によって適切な値を選ぶことが好適である。
なお、ステップS32において(式5)を用いて算出しても良い。
Figure 2006349587
以上、上述したように本発明に係る実施形態において、同期捕捉と同期追従を機能分離せずに同期追従による処理の停滞を招くことなく高速化が可能となり、信号が途切れ難いという効果が得られる。さらに、もし信号が途切れても再捕捉までの時間を短くすることができるという効果もある。
本発明の実施形態に係るGPS受信機の概略構成を示す構成図である。 本発明の参考となる構成に係るコスタスループの構成図である。 参考構成に係る正常に同期ができている場合のI信号とQ信号のタイムチャート図である。 参考構成に係る25Hz遅れて追従している場合のI信号とQ信号のタイムチャート図である。 参考構成に係る12.5Hz遅れて追従している場合のI信号とQ信号のタイムチャート図である。 参考構成に係る12.5Hz遅れて追従し、さらに位相45°から始まる場合のI信号とQ信号のタイムチャート図である。 参考構成に係る追従周波数のズレ量を算出する場合のタイムチャート図である。 参考構成に係る弱信号でノイズが多い場合の追従周波数のズレ量を算出する場合のタイムチャート図である。 本発明の実施形態に係るGPS受信機の信号追従動作の流れを示すフローチャート図である。
符号の説明
10 GPS受信機、20 同期追従ユニット、101 IF変換器、102 比較信号発生器、103 周波数誤差測定器、104 通常追従用ループフィルタ、105 弱信号追従用ループフィルタ、106 動作モード切替判定器、107 相関検出器、108 切替スイッチ、110 受信制御部、112 温度変化検出器、114 擬似速度測定器、116 擬似距離測定器、118 ドップラー周波数測定器、120 位置・速度演算部、200 コスタスループ、201,203 乗算器、210,211 LPF、212 ループフィルタ、213 VCO、214 信号源。

Claims (8)

  1. GPS信号を送信する複数の送信源のうち、捕捉すべき送信源に対応するスペクトラム逆拡散符号を用いてGPS信号を捕捉し、GPS信号の搬送波周波数を検出する同期捕捉手段と、搬送波周波数に追従する同期追従手段と、を有するGPS受信機において、
    複数の送信源からのGPS信号を受信して各GPS信号の搬送波周波数と位相の誤差を測定する誤差測定手段と、
    搬送波周波数、位相又は信号強度の少なくとも一つの変化に追従させる複数の同期追従手段と、
    誤差測定手段の情報に基づいて、同期追従手段を切替える追従切替手段と、
    を備えることを特徴とするGPS受信機。
  2. 請求項1に記載のGPS受信機において、
    同期追従手段は、
    GPS信号からの搬送波周波数が検出可能な信号強度で捕捉する通常追従手段と、
    通常追従手段より弱い信号強度で捕捉する弱信号追従手段と、
    を少なくとも備えることを特徴とするGPS受信機。
  3. 請求項1又は2に記載のGPS受信機において、
    追従切替手段は、
    誤差測定手段により測定された周波数誤差がしきい値以上のときは、通常追従手段に切替え、通常追従手段より弱い信号強度のときは、弱信号追従手段に切替えることを特徴とするGPS受信機。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のGPS受信機において、
    誤差測定手段により測定された搬送波周波数の変化が通常の周波数の変化より大きい送信源の再捕捉をさせることを特徴とするGPS受信機。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のGPS受信機において、
    誤差測定手段は、異なる積算期間によるGPS信号のコヒーレント加算の相関値比率から求められることを特徴とするGPS受信機。
  6. 請求項5に記載のGPS受信機において、
    誤差測定手段は、GPS信号の1msコヒーレント加算×n回で求められる短期積算値と20msコヒーレント加算×m回(n、mは自然数)で示される長期積算値の比率から求められることを特徴とするGPS受信機。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のGPS受信機において、
    GPS受信機で測定された加速度が通常加速度よりも大きいときは、通常追従手段に切替えることを特徴とするGPS受信機。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のGPS受信機において、
    GPS受信機の温度変化を測定する温度測定手段を有し、
    温度測定手段により測定された温度変化が通常温度変化より大きいときは、通常追従手段に切替えることを特徴とするGPS受信機。
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