JP2006349411A - キャリブレーションゲージ - Google Patents

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【課題】キャリブレーションを、精度よく、短時間で行えるようにすること。
【解決手段】キャリブレーションゲージ100が凹球面101を有するすり鉢形状にする。
【選択図】図3

Description

この発明は、キャリブレーションゲージに関し、特に、自由曲面形状等の形状精度測定を行う測定装置のキャリブレーションに用いられるキャリブレーションゲージに関するものである。
自由曲面の面直方向の形状精度を測定して数値化し、金型のような加工物の自由曲面形状等の精度評価を行うための自由曲面形状測定方法として、自由曲面の任意の座標位置を測定点とし、その座標位置における被測定物表面の法線ベクトルを示す情報を自由曲面の曲面データより取得し、球状あるいは半球状の測定子を有するタッチプローブを使用し、取得した法線ベクトルを示す情報より前記測定点において法線ベクトル方向に所定量オフセットした位置を設定し、そのオフセット位置に測定子中心が位置するようにタッチプローブを軸移動させ、タッチプローブを前記オフセット位置より前記測定点の法線ベクトル方向に移動させてタッチプローブを被測定物の表面に接近接触させ、前記オフセット位置より被測定物の表面との接触位置までの移動量あるいはそれと等価の数量値を求める測定方法がある(例えば、特許文献1)。
上述のような形状測定における測定装置(タッチプローブ)のキャリブレーションは、特許文献1に示されているように、3軸加工機のワークテーブルに凸球面による基準球(キャリブレーションゲージ)を固定し、基準球に対してタッチプローブ1測定子中心が基準球の凸球面における任意の1点(キャリブレーション点)に対して法線ベクトル方向に所定量オフセットしたオフセット位置に位置するようにタッチプローブを軸移動させ、タッチプローブをオフセット位置より任意の1点の法線ベクトル方向に移動させてタッチプローブの測定子を基準球の表面に接近接触させ、オフセット位置より基準球の表面との接触位置までの移動量あるいはそれと等価の数量値を求める。
基準球の形状寸法は既知であって、オフセット位置より基準球の球面上の任意の1点までの法線ベクトル方向の距離が既知であり、この距離と上述の移動量の測定値の差値を補正値として測定値を補正し、この校正差値が許容値内になるまで、キャリブレーションを繰り返す。この校正差値(誤差量)を形状測定時の校正値としてCNCチューニングを行う。
基準球によるキャリブレーションでは、基準球の外側に、各キャリブレーション点毎に異なるオフセット位置ができ、各点(法線ベクトル方向)のキャリブレーション毎にタッチプローブを各点毎のオフセット位置に軸移動させる必要がある。このため、キャリブレーションにおけるタッチプローブの総パス長が長く、キャリブレーションに時間を要するようになる。
また、基準球では、凸球面に対して、タッチプローブの球状の測定子の座りが悪く、測定子が凸球面に対して滑るような現象が生じ易く、キャリブレーション精度が低下する原因になる。
特開2002−267438号公報
この発明が解決しようとする課題は、キャリブレーションを、精度よく、短時間で行えるようにすることである。
この発明によるキャリブレーションゲージは、凹球面を有するすり鉢形状のキャリブレーションゲージである。
この発明によるキャリブレーションゲージは、凹球面と、凸球面とを有する、
この発明によるキャリブレーションゲージは、好ましくは、前記凹球面の開口端側に当該凹球面と同心の円筒部を有する。
この発明によれば、キャリブレーションゲージが凹球面を有するすり鉢形状であるから、その凹球面に対するタッチプローブの測定子の座りがよくなり、滑りによるタッチプローブのキャリブレーション精度の低下がなくなる。キャリブレーション時に設定するオフセット位置が、何れの法線ベクトル方向のキャリブレーションにおいても、凹球面の中心点の一点に設定でき、キャリブレーションにおけるタッチプローブの総パス長を、凸球面によるキャリブレーションゲージを使用した時より、短くすることができる。このことによっても、キャリブレーションに要する時間を短縮できる。
この発明によるキャリブレーションゲージおよびそのキャリブレーションゲージを用いた測定装置のキャリブレーション方法の一つの実施形態を実施するシステムの一つの実施形態を、図1を参照して説明する。
このシステムは、CAD・CAM機10と、コンピュータ式数値制御装置(CNC)20とを有する。
CAD・CAM機10とCNC20は、RS2324等によるシリアル通信やLAN、インタネット等による通信手段40によって双方向に通信可能に接続されている。なお、CAD・CAM機10とCNC20は、オフラインで、データの授受が行われてもよい。
CAD・CAM機10は、専用コンピュータ、あるいは汎用のパーソナルコンピュータである。CAD・CAM機10は、マンマシンインターフェースを含むものであり、コンピュータプログラムを実行することにより、CAD・CAMデータ作成部11と、測定プログラム作成部12と、法線ベクトルデータ抽出部13と、キャリブレーション実行プログラム作成部14を具現化する。
CAD・CAMデータ作成部11は、被測定物(加工部)の形状データ、曲面データ(表面データ)、形状データ、曲面データより数値制御用加工プログラムを作成する。
測定プログラム作成部12は、被測定物の形状精度測定を実行する形状精度測定プログラムを作成する。形状精度測定プログラムは、被測定物の自由曲面(表面)の任意の座標位置を測定点とし、測定点における被測定物表面の法線ベクトルを示すデータに基づいて、測定点より法線ベクトル方向に所定量オフセットした位置を設定し、そのオフセット位置にタッチプローブの測定子中心が位置するようにタッチプローブを軸移動させ、タッチプローブをオフセット位置より測定点の法線ベクトル方向に移動させてタッチプローブの測定子を被測定物の表面に接近接触させ、オフセット位置より被測定物の表面との接触位置までの移動量あるいはそれと等価の数量値を求める手順を、CNC20が実行可能なコンピュータ言語で記述したものである。
形状精度測定プログラムは、被測定物の表面上に複数個の測定点S1、S2、S3…を、直交3軸の座標値(Xs,Ys,Zs)によって、順次、指定し、各測定点S1、S2、S3…における被測定物表面の法線ベクトルを記述している。つまり、形状精度測定プログラムは、被測定物の表面上の測定点定点S1、S2、S3…を、直交3軸の座標値(Xs,Ys,Zs)を指定し、指定された測定点S1、S2、S3毎に、各測定点S1、S2、S3…における被測定物表面の法線ベクトルデータを有する
測定点S1、S2、S3…における被測定物表面の法線ベクトルは、曲面創成の数式から、X軸,Y軸、Z軸の各軸方向のベクトルi、j、kによって定義する仕方と、測定点S1、S2、S3…における曲面の傾斜角度Bと水平方向の角度Cとにより定義する仕方がある。ここでは、後者を使用することで、指令フォーマットは、次のように表される。
指令フォーマット:G***_X**_Y**_Z**_B**_C**
被測定物が、金型のように、CNC3軸加工機によって自由曲面形状を加工された加工物である場合、法線ベクトルを示すデータ、すなわち、傾斜角度Bと水平方向の角度Cは、その自由曲面形状の加工のために、CNC3軸加工機で用いられる数値制御用加工プログラムを作成するためのCAD・CAMの曲面データより取得できる。
このことにより、測定プログラム作成部12は、CAD・CAMデータ作成部11で作成されたCAD・CAMの曲面データより、傾斜角度Bと水平方向の角度Cを得る。
ここで、形状精度測定プログラムによる被測定物の形状精度測定について、図2を参照して説明する。
三次元形状測定具として、球状あるいは半球状の測定子51を有するタッチプローブ50を使用し、取得した法線ベクトルを示すデータより、測定点Sにおいて法線ベクトル方向Nsに所定量オフセットしたオフセット位置Pofを設定し、そのオフセット位置Psofに測定子中心Tcが位置するように、タッチプローブ50を軸移動させ、タッチプローブ50をオフセット位置Psofより測定点Sの法線ベクトル方向Nsに移動させ、タッチプローブ50の測定子51を被測定物Wの表面に接近接触させる。オフセット位置Psofより被測定物の表面との接触位置までの移動量あるいはそれと等価の数量値を求める。
測定点Sの設計上の座標値(Xs,Ys,Zs)と、オフセット位置Psofの座標値(Xsof,Ysof,Zsof)は既知値であるから、誤差ゼロ時のオフセット位置Pofと測定点Sとの法線ベクトル方向の距離、すなわち、肉厚方向の数量値は既知値となり、この既知値(測定基準値)と測定値との差値が、直接、自由曲面f上の測定点Sの肉厚方向の形状精度を数量で表すことになる。
この差値が予め設定されている誤差許容値以内であるか否の比較演算を行うことにより、測定点S毎に、OK、NGを出力したり、あるいは差値を段階的に分け、誤差レベル(VALUE)0〜Nを出力することができる。
被測定物WがCNC3軸加工機によって自由曲面形状を加工された加工物である場合には、図2に示されているように、タッチプローブ60をCNC3軸加工機の主軸51に取り付け、CNC3軸加工機の機上で、CNC3軸加工機のCNC20(図1参照)を用いて自由曲面形状の測定を自動モードで行うことができる。
これにより、CNC3軸加工機をBC軸自動オフセット機能を備えた面直測定CMM(Coordinate Measuring Machine)として機能させることができる。
なお、この形状精度測定は、BC軸自動オフセット機能を備えた面直測定CMM等、直交3軸の軸制御系を有するサーボ制御式の三次元測定専用機でも、同等に行うことができる。
CAD・CAM機10の法線ベクトルデータ抽出部13は、測定プログラム作成部12によって作成された形状精度測定プログラムより、各測定点S1、S2、S3…における被測定物表面の法線ベクトルデータを抽出する。
この実施形態では、法線ベクトルが曲面の傾斜角度Bと水平方向の角度Cとにより定義されているので、法線ベクトルデータ抽出部13は、形状精度測定プログラムの各測定点S1、S2、S3…毎の指令フォーマット(G***_X**_Y**_Z**_B**_C**)より、各測定点S1、S2、S3…の(B**_C**)を抽出する。
なお、重複する(B**_C**)については、一つのみが有効になり、同一の(B**_C**)を重複して抽出することがない。
なお、測定点S1、S2、S3…における被測定物表面の法線ベクトルを、X軸,Y軸、Z軸の各軸方向のベクトルi、j、kによって定義している場合には、法線ベクトルデータ抽出部13は、X軸,Y軸、Z軸の各軸方向のベクトルi、j、kを抽出する。
キャリブレーション実行プログラム作成部14は、キャリブレーション実行プログラムを作成する。キャリブレーション実行プログラムは、法線ベクトルデータ抽出部13が抽出した法線ベクトルデータ(B**_C**)毎に、その法線ベクトルデータが示す法線ベクトル方向に関してのみ測定装置のキャリブレーションを実行する指令を記述したものである。
キャリブレーション実行プログラムは、図1に示されているように、所定位置(所定座標位置)に設置されたキャリブレーションゲージ100に対してタッチプローブ60の測定子61の中心がキャリブレーションゲージ100の凹球面101に対して、抽出された法線ベクトルデータ(B**_C**)毎に、法線ベクトル方向Ncに所定量オフセットしたオフセット位置Pcofに位置するように、タッチプローブ60を移動させ、タッチプローブ60を、オフセット位置Pcofより、X軸、Y軸、Z軸の3軸同期制御(3軸同時制御)によって、法線ベクトル方向Ncに移動させてタッチプローブ60の測定子60をキャリブレーションゲージ100の凹球面101に接近接触させ、オフセット位置Pcofよりキャリブレーションゲージ100の凹球面101との接触位置までの移動量あるいはそれと等価の数量値を求める手順を、CNC20が実行可能なコンピュータ言語で記述したものである。
CNC20は、X軸、Y軸、Z軸の3軸同期制御が可能なものであり、入出力部21と、プログラム実行部22と、X軸制御部23と、Y軸制御部24と、Z軸制御部25とを有する。
プログラム実行部22は、数値制御用加工プログラム、形状精度測定プログラム、キャリブレーション実行プログラムをユーザ指定で実行する。プログラム実行部22は、何れのプログラムを実行しても、X軸制御部23、Y軸制御部24、Z軸制御部25によってX軸指令、Y軸指令、Z軸指令を生成し、これら各軸指令を、X軸サーボモータ31、Y軸サーボモータ32、Z軸サーボモータ33へ出力する。
X軸サーボモータ31、Y軸サーボモータ32、Z軸サーボモータ33の各々には、ロータリエンコーダ等による位置検出器34、35、36が接続されている。位置検出器34、35、36は、各軸のサーボモータ31〜33のモータ位置を検出する。位置検出器34、35、36のモータ位置信号は、フィードバック式のサーボ制御、形状精度測定、キャリブレーションのための位置信号として、CNC20に入力される。
なお、これらの各制御時の位置信号は、X軸、Y軸、Z軸の各軸に対してリニアセンサを設けることで、リニアセンサの出力信号を用いることもできる。
形状精度測定時と、キャリブレーション時には、X軸サーボモータ31、Y軸サーボモータ32、Z軸サーボモータ33によって各軸方向に移動するCNC3軸加工機の主軸51に、工具に代えてタッチプローブ60を取り付ける。タッチプローブ60の測定子61の接触を示すオンオフ信号は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)26を介してCNC20に入力される。
タッチプローブ60による形状精度測定のためのキャリブレーションは、CNC20のプログラム実行部22がキャリブレーション実行プログラムを実行することにより行われる。
このキャリブレーションは、被測定物の表面上に指定された測定点S1、S2、S3…における被測定物表面より当該被測定物表面の法線ベクトル方向Ncに変位したオフセット位置と測定点S1、S2、S3…の被測定物表面との法線ベクトル方向Ncの距離を計測して表面形状精度を計測する計測装置のキャリブレーションであり、形状精度測定の各測定点S1、S2、S3…における被測定物表面の法線ベクトル方向Ncに関してのみ、キャリブレーションを行う。
本実施形態では、キャリブレーションは、半球状の凹球面101を有するキャリブレーションゲージ100を所定の機械座標位置に取り付け、形状精度測定と同じ機上で行う。
このキャリブレーションは、キャリブレーションゲージ100に対してタッチプローブ60の測定子61の中心がキャリブレーションゲージ100の凹球面101の1点(測定点S1、S2、S3…)に対して法線ベクトル方向Ncに所定量オフセットしたオフセット位置Pcofに位置するように、X軸サーボモータ31、Y軸サーボモータ32、Z軸サーボモータ33によって、主軸51と共にタッチプローブ60を移動させ、タッチプローブ60をオフセット位置Pcofより前記1点の法線ベクトル方向Ncに移動させてタッチプローブ60の測定子61をキャリブレーションゲージ100の凹球面101に接近接触させ、オフセット位置Pcofよりキャリブレーションゲージ100の凹球面101との接触位置までの移動量あるいはそれと等価の数量値を求めて測定装置のキャリブレーションを行う。
キャリブレーションゲージ100の形状寸法は既知であるから、オフセット位置Pcofよりキャリブレーションゲージ100の凹球面101の任意の1点までの法線ベクトル方向の距離が既知であり、この距離と上述の移動量の測定値の差値を校正差値としてCNC20に取り込み、CNC20による形状精度測定についてチューニングを行う。
そして、キャリブレーション結果の保証として、校正差値を反映したキャリブレーションを同様に行い、校正差値が許容値内になるまで、上述のキャリブレーションを繰り返す。
このキャリブレーションでは、実際の測定点S1、S2、S3…の法線ベクトル方向と同位相で、ダイレクト方式でキャリブレーションが行われから、形状精度測定において実際に必要な法線ベクトル方向のキャリブレーションだけが行われ、キャリブレーション点数を不必要に増やすことなく、高い形状精度測定結果を保証するキャリブレーションが、精度よく、短時間で行われることになる。
この実施形態で使用されるキャリブレーションゲージ100は、図3に示されているように、半球状の凹球面101を有するすり鉢形状のキャリブレーションゲージである。キャリブレーションゲージ100は凹球面101の開口端側に凹球面101の半径と同じ半径による高さ(軸長)hの円筒部102を凹球面101と同心に有する。キャリブレーションゲージ100は円筒部102の開口端の周りに水平上面103を有する。
このキャリブレーションゲージ100では、オフセット位置Pcofは、何れの法線ベクトル方向のキャリブレーションにおいても、凹球面101の中心点Gcの一点に設定できる。
このことにより、オフセット位置Pcofを設定するプログラム記述を簡素化でき、キャリブレーションにおけるタッチプローブ60の総パス長を、凸球面によるキャリブレーションゲージを使用した時より、短くすることができる。このことによっても、キャリブレーションに要する時間を短縮できる。
また、凸球面によるキャリブレーションゲージでは、凸球面に対して、タッチプローブ60の球状の測定子61の座りが悪く、測定子61が凸球面に対して滑るような現象が生じ易いが、凹球面101であると、凹球面101に対する測定子61の座りがよくなり、滑りによるタッチプローブ60のキャリブレーション精度の低下がなくなる。
オフセット位置Pcofの設定、つまり、キャリブレーションゲージ100の凹球面101の中心点Gcの座標(Xcof、Ycof、Zcof)設定は、タッチプローブ60を用いてCNC20が、Gコードによる内径部の自動心出し(直交2方向アプローチ)のマクロプログラムを、実行することにより、キャリブレーションゲージ100の円筒部102の自動心出しを行うことで、座標値(Xcof、Ycof)を取得し、タッチプローブ60を用いて水平上面103の直交4点のZ軸位置を測定してその平均値より高さh分を差し引きことにより、座標値(Zcof)を取得できる。
このことにより、凹球面型のキャリブレーションゲージ100を使用することで、オフセット位置Pcofの設定も容易になり、このことによっても、キャリブレーションに要する時間を短縮できる。
この発明によるキャリブレーションゲージの他の実施形態を、図4を参照して説明する。なお、図4において、図3に対応する部分は、図3に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
この実施形態によるキャリブレーションゲージ105は、図3に示されているキャリブレーションゲージ100と同等の半球状の凹球面101以外に、半球状の凸球面104を有する。
このキャリブレーションゲージ105では、測定点の被測定物の表面が、凹面か、凸面かに応じて、凹球面101と、凸球面104とを使い分けることができる。
この発明によるキャリブレーションケージおよびそのキャリブレーションケージを用いた測定装置のキャリブレーション方法の一つの実施形態を実施するシステムの一つの実施形態を示すシステム構成図である。 自由曲面形状測定の実際例を示す説明図である。 この発明によるキャリブレーションゲージの一つの実施形態を示す縦断面図である。 この発明によるキャリブレーションゲージの他の実施形態を示す縦断面図である。
符号の説明
10 CAD・CAM機
11 CAD・CAMデータ作成部
12 測定プログラム作成部
13 法線ベクトルデータ抽出部
14 キャリブレーション実行プログラム作成部
20 CNC
21 入出力部
22 プログラム実行部
23 X軸制御部
24 Y軸制御部
25 Z軸制御部
26 プログラマブルロジックコントローラ
31 X軸サーボモータ
32 Y軸サーボモータ
33 Z軸サーボモータ
34、35、36 位置検出器
40 通信手段
51 主軸
60 タッチプローブ
61 測定子
100 キャリブレーションゲージ
101 凹球面
102 円筒部
103 水平上面
104 凸球面
105 キャリブレーションゲージ

Claims (3)

  1. 凹球面を有するすり鉢形状のキャリブレーションゲージ。
  2. 凹球面と、凸球面とを有するキャリブレーションゲージ。
  3. 前記凹球面の開口端側に当該凹球面と同心の円筒部を有する請求項1または2記載のキャリブレーションゲージ。
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