JP2006346595A - 破砕ビット及び木材破砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】被破砕木材の破砕効率を向上させ処理量を増大させることができる破砕ビット及び木材破砕機を提供する。
【解決手段】被破砕木材の破砕用に木材破砕機の破砕ロータ32のドラム19周胴面に取り付けられる破砕ビット31において、上記破砕ロータ32の回転方向前方側を向くように破砕ロータ軸方向に並設され、破砕ロータ回転方向の前後に段差を有する複数の破砕面45a〜45cを備える。つまり破砕面を破砕ロータ回転方向前後に段差を付けて破砕ロータ軸方向に複数に分割した形状とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、剪定枝材・間伐材、枝木材、廃木材等を破砕するための破砕ビット及びこれを用いた木材破砕機に関する。
例えば、森林で伐採された木材を枝払いしたときに発生する剪定枝材・間伐材や、造成・緑地維持管理等で発生する枝木材、あるいは木造家屋に使用された廃木材は、通常、最終的に産業廃棄物等として処理される。木材破砕機は、こうした廃棄物処理過程における廃棄物としての被破砕木材の減容化、或いは粉砕後の破砕木材(木材チップ)を発酵処理し有機肥料として再利用すること等を目的に、被破砕木材を所定の大きさに破砕するものである。
木材破砕機はドラムの周胴面に複数の破砕ビットを取り付けた破砕ロータを有し、回転する破砕ロータの破砕ビットで被破砕木材を打撃して破砕する構成が一般的である。破砕ビットの形状は様々であるが、一例として破砕ロータ回転方向を向いた1つのフラットな破砕面を有するものがある(特許文献1等参照)。
特開平11−76851号公報
しかしながら破砕ビットの破砕面が一面のみであると、比較的広い面で被破砕木材を打撃するため単位面積当たりの衝撃力が十分には得られ難く、破砕効率を向上させ処理量を増大させるには改善の余地があった。
本発明の目的は、被破砕木材の破砕効率を向上させ処理量を増大させることができる破砕ビット及び木材破砕機を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、被破砕木材の破砕用に木材破砕機の破砕ロータのドラム周胴面に取り付けられる破砕ビットにおいて、前記破砕ロータの回転方向前方側を向くように破砕ロータ軸方向に並設され、破砕ロータ回転方向の前後に段差を有する複数の破砕面を備えていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記複数の破砕面は、破砕ロータ回転方向最前に位置する破砕面、及びこの破砕面の破砕ロータ軸方向両側に少なくとも一面づつ設けられ前記最前の破砕面よりも破砕ロータ回転方向後方側に位置する破砕面の合計三面以上が設けられていることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、少なくとも前記破砕面の破砕ロータ径方向外周部に他の部分よりも耐磨耗性に優れた部位又は別部材を設けることを特徴とする。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、破砕ロータ径方向内周側と外周側とが対称に形成され、前記ドラムに対して反転させて付け替え可能であることを特徴とする。
第5の発明は、被破砕木材を破砕する木材破砕機において、被破砕木材を受け入れる受入部と、ドラム周胴面に破砕ビットを取り付けた破砕ロータによって前記受入部で受け入れた被破砕木材を破砕する破砕装置と、この破砕装置で破砕処理された破砕木材を排出する排出部とを備え、前記破砕ビットは、前記破砕ロータの回転方向前方側を向くように破砕ロータ軸方向に並設され、破砕ロータ回転方向の前後に段差を有する複数の破砕面を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、破砕面一面当たりの面積を減少させることにより、単位面積当たりの衝撃力を増大させるとともに被破砕木材と破砕ビットとの接触頻度を増やすことができるので、被破砕木材の破砕効率を向上させ処理量を増大させることができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の破砕ビットが備えられる木材破砕機の一構成例の全体構造を表す側面図、図2はその平面図、図3は後方から見た背面図である。以下の説明において、図1中の左・右に対応する方向を木材破砕機の前・後または一方・他方とする。
図1〜図3に示したように、本実施の形態の木材破砕機は、自力走行するための走行体1、この走行体1に搭載した木材破砕機本体部2、木材破砕機本体部2からの破砕木材(木材チップ)を搬送し機外に排出する排出部である排出コンベア3、機体各所に搭載した作動機器の動力源(エンジン)等を内蔵した動力装置(パワーユニット)4等で構成されている。次にこれら走行体1、木材破砕機本体2、排出コンベア3、動力装置4の概略構成を順次説明していく。
走行体1は、トラックフレーム5、このトラックフレーム5の前後両端部に設けた駆動輪6及び従動輪7、駆動輪6の軸に出力軸を連結した駆動装置(走行用油圧モータ)8、及び駆動輪6及び従動輪7に掛け回した無限軌道履帯9で構成されている。トラックフレーム5上には本体フレーム10が配設されており、上記した木材破砕機本体部2、排出コンベア3、動力装置4等がこの本体フレーム10によって支持されている。
木材破砕機本体部2は、投入される被破砕木材を受け入れる受入部であるホッパ11、ホッパ11に投入された被破砕木材を搬送する送りコンベア12、送りコンベア12によって導入された被破砕木材を破砕する破砕装置13、及び破砕装置13の手前で送りコンベア12との間に被破砕木材を挟持して破砕装置13に導入する押圧ローラ装置14を備えている。
ホッパ11は上部が開口した有底形状の部材で、本体フレーム10の長手方向他方側にほぼ水平に設けられており、このホッパ11に対し例えばグラップル等によって被破砕木材が上方や後方から投入される。
送りコンベア12はホッパ11内に収容されるようにして本体フレーム10の長手方向他方側にほぼ水平に配設されており、ホッパ11に投入された被破砕木材を破砕装置13に搬送する。
図4は送りコンベア12、破砕装置13及び押圧ローラ装置14の近傍の概略構成を表した内部構造図である。
図1〜図4に示すように、送りコンベア12は破砕装置13に備えられた破砕ロータ32(後述)に対向して設けたスプロケット状の駆動輪15とその反対側(機体後方側)に設けた従動輪との間に搬送体16を掛け回して構成してある。搬送体16はチェーンベルトにより構成され、図2に示したように機体幅方向に複数列(本例では4列)列設してある。搬送体16はゴムベルト等でも構成可能である。
前述した破砕装置13はこの送りコンベア12の前端部に対向するようにして本体フレーム10上に設けられている。この破砕装置13はドラム19の周胴部(外周部)に複数の破砕ビット31を取り付けて構成した破砕ロータ32を備えており、この破砕ロータ32を高速回転させることで送りコンベア12によって送り込まれた被破砕木材を破砕ビット31で打撃して粗破砕し、粗破砕した木材片をアンビル(衝突板)33に衝突させてその衝撃力によってさらに細かく破砕するようになっている。破砕途中の木材片は、破砕室34内で破砕ロータ32の回転に伴って破砕室34内を周回し破砕ビット31やアンビル33等と衝突を繰り返すうちにさらに細粒化され、破砕室34内の壁面の一部を構成するスクリーン35の目(開口)よりも粒径が小さくなった破砕木材がスクリーン35を通過して破砕装置13から排出される。
押圧ローラ装置14は破砕装置13の上部を覆うように配設されている。この押圧ローラ装置14は送りコンベア12の駆動輪の上方に対向して配置された押圧ローラ17、及び押圧ローラ17を支持する支持部材18を備えている。支持部材18は前端部が回動軸36を支点として上下回動可能な構成であり、これにより押圧ローラ17が上下動するようになっている。図4では図示していないが回動軸36は図示しないハウジングの側壁に軸受を介して回転自在に支持されている。
支持部材18は、基端部に回動軸36を有するアーム部37、及びこのアーム部37の先端側(基端側と反対側)に取り付けたブラケット部38を備えている。押圧ローラ17は支持部材18を構成するブラケット部38によって回転自在に支持されている。アーム部37の破砕室34に臨む下面側には破砕室34の一部を構成する湾曲板39が取付けられている。特に図示していないが、押圧ローラ17は中空のドラム状部材で構成されており、ドラム内部に自らの駆動装置(図示せず)を収容している。この駆動装置により、送りコンベア12による被破砕木材の搬送方向に転動する向き(図4では半時計回り)に被破砕木材の搬送速度とほぼ同じ周速度で押圧ローラ17が回転する。なお、図4中で押圧ローラ17のブラケット部38から突出して見える部分は押圧ローラ17の端面部に設けたカバー40である。
このような構成により、送りコンベア12上の被破砕木材が破砕装置13に向かって搬送されると、破砕装置13の手前で押圧ローラ17が被破砕木材上に乗り上げる。すると押圧ローラ17の自重で被破砕木材が送りコンベア12に押し付けられ、押圧ローラ17と送りコンベア12とが被破砕木材を把持した状態となる。そして、この状態でさらに互いの送り機能が協動して破砕装置13に被破砕木材が供給される。図4に矢印で示したように、破砕ロータ32は、破砕室34に導入された被破砕木材に対して破砕ビット31が下から衝突する向き(図中時計回り)に回転するので、その破砕反力が主に押圧ローラ17によって受けられる構成である。
図1〜図3に戻り、排出コンベア3は動力装置4から突出して設けた支持部材20によってその排出側(前方側)が支持されている。反対側(後方側)は支持部材21を介して本体フレーム10に懸架されている。これにより排出コンベア3は破砕装置13の下方から動力装置4の下方を通った後、機体前方側に向かって上り傾斜に配設されている。この排出コンベア3のフレーム22の長手方向前後両端にはそれぞれ駆動輪及び従動輪(ともに図示せず)が回転自在に設けられており、これら駆動輪及び従動輪にはコンベアベルト(図示せず)が掛け回してある。駆動輪の回転軸には駆動装置(排出コンベア用油圧モータ)23が直結しており、この駆動装置23を回転駆動させることによって駆動輪と従動輪との間でコンベアベルトが循環駆動する。コンベアベルトの上方はコンベアフレーム22に固定したカバー24によって覆われており、コンベアベルト上の破砕木材が風等で飛散するのを防止している。
動力装置4は本体フレーム10の長手方向一方側端部上に支持部材25を介して搭載され、先の破砕装置13の前方側に位置している。この動力装置4には、エンジンやエンジンにより駆動される油圧ポンプ、油圧ポンプから各作動装置への圧油の流れを制御する制御弁、燃料や作動油を貯留するタンク類、エンジン冷却水を冷却するラジエータ、エアクリーナ等が内蔵されている。26はエンジンの燃料を貯留する燃料タンク(図示せず)への給油口、27は各駆動装置(油圧アクチュエータ)に供給する作動油を貯留する作動油タンク(図示せず)への給油口である。
また、動力装置4の後方側でかつ機体右側(図2中の上側)の区画には運転席28が設けられており、この運転席28には走行操作用の操作レバー29等が設けられている。また運転席28の周囲には作業フロア30が設けてあり、動力装置4内の例えばラジエータ(図示せず)のメンテナンス作業等に配慮されている。
ここで図5は破砕ロータ32を抽出して表す側面図である。
図5に示すように、破砕ビット31はブラケット42の破砕ロータ回転方向(図5中の矢印方向)の前方側に回転防止板41を介在させてボルト43及びナット44により締結されている。ブラケット42はドラム19の周胴面の複数箇所に溶接等によって固定されている。繁雑防止のために図5ではブラケット42が2つしか図示されていないが、実際にはさらに多数のブラケット42がドラム19の周胴面上に適宜の配置で固着されている。
図6は破砕ビット31及びその取り付け構造の破砕ロータ径方向外周側から見た状態を表した図で、図5と同様の部分には同符号を付して説明を省略する。
この図6に示すように、破砕ビット31は、ブラケット42に取り付けられた状態で破砕ロータ回転方向前方側を向く複数(本例では3つ)の破砕面45a〜45cを有している。これら破砕面45a〜45cは破砕ロータ軸方向に並設され、破砕ロータ回転方向の前後に段差を有している。言い換えれば、破砕ビット31は破砕ロータ回転方向の前後に段差を付けて破砕面を破砕ロータ軸方向に複数に分割した形状である。本例における各破砕面は破砕ロータの軸を通る平面にほぼ平行であり、破砕ロータ軸方向に見て中央に位置する破砕面45aが破砕ロータ回転方向最前に位置し、この破砕ロータ45aに対し破砕ロータ軸方向両側の破砕面45b,45cが破砕ロータ回転方向後方に同距離だけ後退している。また本実施の形態において破砕ロータ軸方向に隣接する破砕面45aと45b,45cとの間の段差を創出する側面49は破砕ロータ回転方向に沿うように(つまり破砕ロータの軸に直交する面とほぼ平行に)形成されている。
なお、本実施の形態では最前の破砕面45aの両側に後退した破砕面45b,45cを一面づつ設けた場合を図示しているが、破砕面45aの両側に階段状に後退する破砕面の段数を増やしても良い。また破砕面45aの両側の破砕面の段数が異なっていても良い。
図7〜図9は本発明の第1の実施の形態に係る破砕ビット31をそれぞれ破砕ロータ径方向、破砕ロータ回転方向前側、破砕ロータ軸方向から見た図、図10は破砕ビット31の外観構成を表す斜視図である。これらの図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
破砕ビット31にはボルト43を挿通するための貫通孔46が破砕面45a〜45cと直交する向きに開口している。図8に示すように、貫通孔46は破砕ロータ回転方向前方側から見て破砕ビット31のほぼ中央に設けられている。そして、破砕ビット31は破砕ロータ径方向内周側(図8中の下側)と外周側(図8中の上側)とが貫通孔46を中心に点対称に形成されているため、ドラム19に対して破砕ロータ径方向の内外周を反転させ、ブラケット42に付け替えられるようになっている。
貫通孔46の破砕面45a〜45c側にはボルト43のヘッドが収容される座グリ47が設けられている。本実施の形態では座グリ47の幅は破砕面45aよりもやや広くなっている。そのためボルト43のヘッドが破砕面から突出しないように座グリ47の深さは破砕面45b,45cから概ねボルト43のヘッド高さ分だけ確保されている。また破砕ビット31の破砕面45a〜45cと反対側には回転防止板41に係止する溝48が設けられている。
なお、本実施の形態において座グリ47はほぼ矩形に形成されており、対向する一対の面(本例では図8中左右の面)がボルト43の六角形のヘッドに係止する構成である。つまりボルト43及びナット44を締結する際にボルト43の回転が座グリ47によって拘束されるためナット44のみを回転させれば良いように配慮されている。
次に、上記構成の木材破砕機の動作及び作用を順次説明する。
グラップル等でホッパ11内に被破砕木材を投入すると、被破砕木材はホッパ11内の送りコンベア12上に載置され、ホッパ11の機体側方の内壁にガイドされつつ循環駆動する搬送体16によって機体前方に搬送される。押圧ローラ装置14付近まで被破砕木材が搬送されると押圧ローラ17が被破砕木材に乗り上げ、送りコンベア12上の被破砕木材は押圧ローラ装置14の自重で送りコンベア12に押し付けられ、送りコンベア12と押圧ローラ17とで把持された状態で破砕室34に導入される。
これにより被破砕木材は押圧ローラ17と送りコンベア12とに挟持された部分を支点に片持ち梁状に破砕室34内に突出し、この突出部分に高速回転する破砕ロータ32の破砕ビット31が衝突することで粗破砕される。粗破砕された被破砕木材の木材片は、破砕室34内において破砕ロータ32の回転に伴って周回し破砕ビット31やアンビル33等と衝突するうちに、その衝撃力によってさらに細かく破砕されていく。このようにして破砕室34の壁面の一部を構成するスクリーン35を通過する粒度にまで木材片が粉砕されると、その破砕木材(木材チップ)がスクリーン35を通過して破砕装置13から排出される。そして、破砕装置13から排出された破砕木材は排出コンベア3のコンベアベルト上に落下し、さらに機体前方へと搬送されリサイクル品として機外に排出される。
ここで、図11〜図13は本発明の破砕ビットに対する比較例をそれぞれ破砕ロータ径方向、破砕ロータ回転方向前側、破砕ロータ軸方向から見た図である。
図11〜図13に示した破砕ビットは、1つの破砕面45しか持たない破砕ビットの構成例である。つまり図7〜図10に示した本実施の形態の破砕ビット31の破砕面45a〜45cを段差なく面一に構成したものにほぼ等しい。
しかしこのように破砕ビットの破砕面が一面のみであると、1つの破砕面に破砕ビット45の投影面積程度の広さを持たせざるを得ず、比較的広い面で被破砕木材を打撃することになり単位面積当たりの衝撃力を十分に得ることも難しくなる。
それに対し、本実施の形態では複数の破砕面45a〜45cに分割しているので、一面のみのしか破砕面を設けない場合よりも各破砕面の面積を小さくすることができる。これにより各破砕面の単位面積当たりの衝撃力が飛躍的に増大させることができる。しかも、破砕面45a〜45cは破砕ロータ回転方向に段差が付けてあるので、まず破砕ロータ前方側に位置する比較的狭い破砕面45aが高い衝撃力で被破砕木材を打撃することで効率良く被破砕木材が破砕され、続いて破砕ロータ回転方向後方側に位置する破砕面45b,45cが被破砕木材を打撃する。このように段差を付けて破砕面を多段に設けたことにより破砕面と被破砕木材との接触頻度が増すため、被破砕木材を細粒化効率も飛躍的に向上する。これにより被破砕木材の破砕効率を向上させ処理量を増大させることができる。
なお、破砕面で被破砕木材を打撃するのではなく破砕ビットを破砕ロータ回転方向前方側に尖らせれば単位面積当たりの衝撃力は極めて高くなり破砕効率はさらに向上するが、破砕木材の粒度が粗くなり粒度の小さな木材チップを生産する場合には好ましくない。また衝撃力を点や線で受ける構成となってしまうため単位面積当たりの衝撃力が強過ぎて破砕ビットが著しく消耗し易くなる。
それに対しても、本実施の形態では、衝撃力を破砕面45a〜45cで受けるため衝撃力が適度に分散される。つまり上記構成により破砕面45a〜45cの面積が最適化され、その結果、単位面積当たりの衝撃力が破砕効率と破砕ビットの耐摩耗性の双方が十分に確保される値となる。これにより破砕ビットの耐久性が確保され経済的に破砕処理を実施することができる。
図14〜図16は本発明の第2の実施の形態に係る破砕ビットをそれぞれ破砕ロータ径方向、破砕ロータ回転方向前側、破砕ロータ軸方向から見た図である。これらの図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図14〜図16に示した破砕ビット31Aは破砕面の段数をさらに増やし3段にしたものである。つまり破砕ビット31Aは、5つの破砕面45Aa〜45Aeを有している。これら破砕面45Aa〜45Aeは、中央に位置する破砕面45Aaに対し両側に隣接する破砕面45Ab,45Acが破砕ロータ回転方向後方に同距離だけ後退し、さらに最も外側の破砕面45Ad,45Aeが破砕面45Ab,45Acよりも砕ロータ回転方向後方に同距離だけ後退した位置関係となっている。その他の点については第1の実施の形態の破砕ビット31と同様である。
本実施の形態によれば、破砕面の分割数の増加分だけ破砕面の面積が減少し単位面積当たりの衝撃力がさらに増大する。また段数の増加分だけ被破砕木材との接触頻度も増し、より効率良的に被破砕木材を破砕処理することができ、耐摩耗性も十分に確保することができる。このように過度に破砕面の面積が減少しない範囲内で破砕面の分割数や段数を増やすことにより耐摩耗性を損なうことなく破砕効率をさらに向上させることができる。もちろん、面で被破砕木材を打撃する効果を損なわない限りにおいては3段に限定されず4段以上に段数を増やしても良い。
図17〜図19は本発明の第3の実施の形態に係る破砕ビットをそれぞれ破砕ロータ径方向、破砕ロータ回転方向前側、破砕ロータ軸方向から見た図である。これらの図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図17〜図19に示した破砕ビット31Bは破砕ロータ軸方向の一方側の破砕面45Baに対して他方側の破砕面45Bbを後退させて構成してある。つまり前の各実施の形態のように破砕面を点対称に形成するのではなく、貫通孔46の中心を通り破砕ロータの回転軸に平行な線を境に破砕ロータ径方向外周側(図18中の上側)と内周側(図18中の下側)を線対称に形成したものである。その他の点については第1の実施の形態の破砕ビット31と同様である。
本発明の本質的効果を得る限りにおいては、破砕面が複数段に分割されていれば良い。前の実施の形態では破砕ビットが中央の破砕面が破砕ロータ回転方向前方側に突出しその両側の破砕面が破砕ロータ回転方向後方側に後退していたが、本実施の形態のように片側に偏った形状とすることも考えられる。このようにしても前の実施の形態と同様の効果が得られ、破砕面の分割数と段数との組み合わせを広げることもできるので、単位面積当たりの衝撃力と耐摩耗性のバランスを考慮する上でも自由度が向上する。
なお、本例では2段の破砕面としているが3段以上の破砕面を構成することができることは言うまでもない。また破砕ロータ回転方向最前の破砕面に対し、破砕ロータ軸方向一方側の破砕面の段数と他方側の破砕面の段数が異なるように構成することも考えられる。これらの場合も同様の効果を得ることができる。
図20〜図22は本発明の第4の実施の形態に係る破砕ビットをそれぞれ破砕ロータ径方向、破砕ロータ回転方向前側、破砕ロータ軸方向から見た図である。これらの図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図20〜図22に示した破砕ビット31Cは、第1の実施の形態と同様、破砕ロータ軸方向に見て中央に位置する破砕面45Caに対し両側の破砕面45Cb,45Ccが破砕ロータ回転方向後方に同距離だけ後退している。但し破砕ロータ軸方向に隣接する破砕面45Caと45Cb,45Ccとの間の段差を創出する側面49’は破砕ロータ回転方向に対し(つまり破砕ロータの軸に直交する面に対し)破砕ロータ軸方向に傾斜しており、破砕面45Caを有する突出部分が破砕ロータ回転方向後方側に向かって拡径している。その他の点については第1の実施の形態の破砕ビット31と同様である。
本実施の形態によれば、前の各実施の形態と同様の効果に加え、段差部(側面49’)に適度に傾斜を付けることにより段差部の強度を向上させることができる。但し側面49’を傾斜させ過ぎると後段の破砕面45Cb,45Ccの面積が十分に確保できなくなるため、側面49’の傾斜角度は単位面積当たりの衝撃力と耐摩耗性のバランスを考慮して事前に検討する必要がある。勿論本実施の形態において3段以上の破砕面を設けることも考えられるし、第3の実施の形態のように破砕ロータ軸方向の片側に偏った構成とすることも考えられる。
図23〜図25は本発明の第5の実施の形態に係る破砕ビットをそれぞれ破砕ロータ径方向、破砕ロータ回転方向前側、破砕ロータ軸方向から見た図である。これらの図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図23〜図25に示した破砕ビット31Dは、第1の実施の形態と同様、破砕ロータ軸方向に見て中央に位置する破砕面45Daに対し両側の破砕面45Db,45Dcが破砕ロータ回転方向後方に同距離だけ後退している。但し、本実施の形態においては、破砕面45Da〜45Dcに超鋼チップ50を設けてある。本実施の形態において、超鋼チップ50は破砕面45Da〜45Dcの破砕ロータ径方向両端部に高硬度材料を溶射することにより形成されている。破砕面全体に超鋼チップ50を溶射することも考えられる。また、本実施の形態では破砕面45Da〜45Dcの破砕ロータ径方向両端部に超鋼チップ50を設けた場合を例示したが、図26に示した破砕ビット31Eのように破砕面45Ea〜45Ecの破砕ロータ径方向片側のみに超鋼チップ50を設けても良い。その他の点について本実施の形態の破砕ビット31D,31Eは第1の実施の形態の破砕ビット31と同様である。
超鋼チップ50の材質としては、破砕ビットの材質(例えばクロム−モリブデン高鋼材、炭素鋼、クロム鋼等)よりも耐摩耗性に優れた材質であれば良く、一例としてタングステンカーバイト系の合金やクロムカーバイト、高クロム鋼等が挙げられる。また超鋼チップ50は溶射による形成に限らず、強化肉盛り溶接等によって形成することも考えられる。また耐摩耗性に優れた材質で形成されたプレート或いはカバー等を破砕ビットに取り付けても良い。その取り付け方法としては、溶着、嵌合、ロウ付け等が例に挙げられる。さらには、このように破砕ビットとは別部材(異種材料)で破砕ビットに超鋼チップ50を設けるのではなく、焼入れ等の表面処理によって破砕ビットの破砕面の耐摩耗性を向上させることも考えられる。
本実施の形態においても同様効果が得られることは言うまでもないが、少なくとも破砕面の破砕ロータ径方向外周部に超鋼チップ50のような他の部分よりも耐磨耗性に優れた部位又は別部材を設けることにより耐久性をさらに向上させることができる。
なお、以上において、各実施の形態の特徴は任意に組み合わせることができ、組み合わせた場合には各実施の形態の効果を相乗的に得ることができる。また、各実施の形態において破砕ビットを反転可能な構成としたが、本発明の本質的効果を得る限りにおいては必ずしも反転させられる構成とする必要はない。
また、本発明を自力走行可能な木材破砕機に適用した場合を例にとって説明したが、これに限られず、牽引して走行可能な移動式木材破砕機、若しくは例えばクレーン等により吊り上げて運搬可能な可搬式木材破砕機、さらにはプラント等において固定機械として配置される定置式木材破砕機にも本発明は適用可能である。また、ホッパ11内に送りコンベア12を設けて破砕装置13に対して横方向から被破砕木材を導入する木材破砕機に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したがこれにも限られない。例えばホッパの下部に破砕装置が設けられ、破砕装置に対して縦方向に被破砕木材を導入する木材破砕機にも本発明は適用可能である。これらの場合も同様の効果を得る。
本発明の破砕ビットが備えられる木材破砕機の一構成例の全体構造を表す側面図である。 本発明の破砕ビットが備えられる木材破砕機の一構成例の全体構造を表す平面図である。 本発明の破砕ビットが備えられる木材破砕機の一構成例の全体構造を表す背面図である。 本発明の木材破砕機の一構成例に備えられた破砕装置近傍の概略構成を表した内部構造図である。 本発明の木材破砕機の一構成例に備えられた破砕ロータを抽出して表す側面図である。 本発明の木材破砕機の一構成例に備えられた破砕ビット及びその取り付け構造の破砕ロータ径方向外周側から見た状態を表した図である。 本発明の第1の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ径方向から見た図である。 本発明の第1の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ回転方向前側から見た図である。 本発明の第1の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ軸方向から見た図である。 本発明の第1の実施の形態に係る破砕ビットの外観構成を表す斜視図である。 本発明の破砕ビットに対する比較例を破砕ロータ径方向から見た図である。 本発明の破砕ビットに対する比較例を破砕ロータ回転方向前側から見た図である。 本発明の破砕ビットに対する比較例を破砕ロータ軸方向から見た図である。 本発明の第2の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ径方向から見た図である。 本発明の第2の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ回転方向前側から見た図である。 本発明の第2の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ軸方向から見た図である。 本発明の第3の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ径方向から見た図である。 本発明の第3の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ回転方向前側から見た図である。 本発明の第3の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ軸方向から見た図である。 本発明の第4の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ径方向から見た図である。 本発明の第4の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ回転方向前側から見た図である。 本発明の第4の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ軸方向から見た図である。 本発明の第5の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ径方向から見た図である。 本発明の第5の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ回転方向前側から見た図である。 本発明の第5の実施の形態に係る破砕ビットを破砕ロータ軸方向から見た図である。 本発明の第5の実施の形態に係る破砕ビットの他の構成例を破砕ロータ軸方向から見た図である。
符号の説明
3 排出コンベア
11 ホッパ
13 破砕装置
19 ドラム
32 破砕ロータ
31,31A〜E 破砕ビット
45a〜c 破砕面
45Aa〜Ae 破砕面
45Ba,Bb 破砕面
45Ca〜Cc 破砕面
45Da〜Dc 破砕面
45Ea〜Ec 破砕面
50 超鋼チップ

Claims (5)

  1. 被破砕木材の破砕用に木材破砕機の破砕ロータのドラム周胴面に取り付けられる破砕ビットにおいて、
    前記破砕ロータの回転方向前方側を向くように破砕ロータ軸方向に並設され、破砕ロータ回転方向の前後に段差を有する複数の破砕面を備えていることを特徴とする破砕ビット。
  2. 前記複数の破砕面は、破砕ロータ回転方向最前に位置する破砕面、及びこの破砕面の破砕ロータ軸方向両側に少なくとも一面づつ設けられ前記最前の破砕面よりも破砕ロータ回転方向後方側に位置する破砕面の合計三面以上が設けられていることを特徴とする請求項1の破砕ビット。
  3. 少なくとも前記破砕面の破砕ロータ径方向外周部に他の部分よりも耐磨耗性に優れた部位又は別部材を設けることを特徴とする請求項1又は2の破砕ビット。
  4. 破砕ロータ径方向内周側と外周側とが対称に形成され、前記ドラムに対して反転させて付け替え可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの破砕ビット。
  5. 被破砕木材を破砕する木材破砕機において、
    被破砕木材を受け入れる受入部と、
    ドラム周胴面に破砕ビットを取り付けた破砕ロータによって前記受入部で受け入れた被破砕木材を破砕する破砕装置と、
    この破砕装置で破砕処理された破砕木材を排出する排出部と
    を備え、
    前記破砕ビットは、前記破砕ロータの回転方向前方側を向くように破砕ロータ軸方向に並設され、破砕ロータ回転方向の前後に段差を有する複数の破砕面を備えている
    ことを特徴とする木材破砕機。
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