JP2006345851A - 釣具 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動重心体による不規則な動きと規則的な動きの両方の振動を付加した動きをを呈し、広い周波数帯の集魚効果音や振動を発生することが可能な釣具を提供する。
【解決手段】
釣具の中空の内部に、重心部材及び/または重心調整手段を兼ねて、捕食を誘発するたの音又は振動を発生する振動発生装置を備える。振動発生装置内部には、磁石の反発力或いは引誘力を利用して振動する可動磁石が収納され、この磁石の移動或いは回転に伴う振動と水流やその他の重りとの協働により、釣具に種々の振動や動きを与えることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、擬似餌、重り等の、つり糸類に結ばれ、つり糸類により操作されるべき釣具に関し、特に振動発生機能を付加した釣具に関する。
従来、擬似餌(ルアー)で魚を釣る方法では、通常の捕食行動や反射行動として捕食(攻撃)習性を利用してルアーを攻撃させるようにしており、捕食を誘発させるために、魚の視覚、聴覚、臭覚、味覚が利用される。このうち聴覚(体の体側点が感じる振動の感覚を含む)に訴える方法としては、ルアーの内部に中空部を作り、その中空部に適当な数、大きさの玉を入れ、これら玉同士がぶつかりあう音やその振動により水中あるいは水上で魚の興味を引く手法、いわゆるラトルボックスが採用されている。
この手法では、例えばルアーフィッシングにおいて、図31に示すように、クランクルアーに結びつけたラインを引っ張ると、周囲の水流がルアー外側面を押す圧力に変化を生じ、ルアー本体は横揺れ運動を起こし、中空部内の玉が壁や玉同士でぶつかり合って集魚効果音を出す。このような従来のラトルボックスの手法では、釣具を操作する人の動作に連動して集魚効果音を発生させているため、人の操作の手が止まると集魚効果音は止まるか、きわめて小さな惰性音に変わってしまうという問題があった。
これに対し本発明は、釣具を操作する人の手が止まったときにも連続的且つ効果的に集魚効果音を発生させるために、音発生体を収納した中空部の端部に、音発生体がぶつかったときにそれを反発させる力を発生するスプリングや磁石などを設けた集魚効果音発生装置及びそれを備えた釣具を提案している(特許文献1)。
一方、魚を視覚的或いは聴覚的にひきつけるために、ルアーを引いた時に独特の動き、例えばウォブリング、ローリング、ウィグリング、スケーティング、ドッグウォーク、バイブレーション、クロールなどを生じるように種々の工夫がなされている。例えば特許文献2には重心移動体を取り付け、ルアーが平打ち、変則的な動きを起こしやすくすることが記載され、また特許文献3には、移動する重心体がルアーの前部に移動したときに移動体が左右に移動できる空間を設けたものが記載されている。また水流を起こさせるリップをルアーの前方に備えたものや、ルアー本体の頭部の形状を利用したものや、硬質な素材からなるルアー本体を軟質部材で覆ったり、一部を軟質部材にしたりして柔軟に遊泳させるように構成したものも実用化されている。
特許2898918号公報 特開平9−56295号公報 特開2002−354962号公報
しかし従来のラトル効果を有する釣具は、発生する音の周波数範囲が狭く、必ずしも十分な種魚効果が得られない場合があった。水生生物や自然界から発せられる音には、例えば岩場を甲殻類が這う際の低周波数帯、小魚が発する周波数、魚がスクーリングして回遊するために体側点が感じる周波数帯、プレデターに捕食される側の生物が逃げ惑うときに発するパニック周波数、プレデターが捕食行動を起こす高活性時の周波数など種々の周波数帯域に存在する。これらをそのときの環境状況により相乗的に作用させることにより集魚効果を上げることができると考えられる。
本発明は、広い周波数帯の集魚効果音や振動を発生することが可能な釣具を提供することを目的とする。また本発明、移動重心体による不規則な動きと規則的な動きの両方の振動(波動)を付加した動きを呈することが可能な釣具(特にルアーや重り)を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の釣具は、つり糸類に結ばれ、つり糸類によって操作されるべき釣具であって、内部に、重心部材及び・または重心調整手段を有し、前記重心部材及び・または重心調整手段として、捕食を誘発するための音又は振動を発生する振動発生装置を用いたものである。
本発明の釣具において用いる振動発生装置は、捕食を誘発するための音又は振動を発生するものであれば限定されないが、主に磁石の反発力を利用して中空部材の内部に収納された移動体が振動しやすい構造を有するものが好適である。
即ち、例えば、振動発生装置は、筒状の中空部を有し、内部に移動体を収納可能であり、前記中空部の少なくとも一方の端部に前記移動体に反発力を付与する反発力付与手段を備えたものである。或いは、振動発生装置は、環状または半環状の中空部有し、内部に移動体を収納可能であり、前記中空部の、1箇所又は間隔をおいた少なくとも2箇所に前記移動体に反発力を付与する反発力付与手段を備えたものである。
或いは、振動発生装置は、内部に中空部を有する中空部材と、中空部材の少なくとも1箇所に固定された磁石と、前記中空部内移動可能に収納された移動体と、前記移動体に固定された磁石とを備え、前記移動体は、前記中空部材に固定された磁石によって反発力を付与されるものである。移動体はそれ自体が磁石であってもよい。
なお、本明細書において「筒状部材」は、厳密な意味での円筒形状を意味するのみならず、略円筒状や角柱状、スロット状などを含む意味で用いている。
本発明の釣具において、振動発生装置は重心部材及び・または重心調整手段としても機能し、釣具の形状や目的等に応じて種々の配置(取り付け方)が可能である。例えば、長手方向を有する釣具において、前記釣具の長手方向と略直交する方向に沿って配置される。或いは、釣具の長手方向及び長手方向に略直交する方向に沿って配置される。
本明細書において、「長手方向」は細長い釣具について長さ方向を意味し、釣具が緩やかに湾曲している場合には、その曲線に沿った方向を意味する。
本発明の釣具は、重心部材及び・または重心調整手段を兼ねた振動発生装置とは別に、重心調整手段を備えることができる。
本発明の振動発生装置は、つり糸類に結ばれ、つり糸類によって操作されるべき釣具に装着される振動発生装置であって、釣具に装着するために或いはそれ自体釣具として使用するための好適な構造や形態を有している。
例えば、本発明の振動発生装置は、内部に中空部を有する中空部材と、前記中空部材の内部に、移動可能に収納された第1の磁石と、前記中空部における第1の磁石の移動経路の少なくとも一箇所に、前記第1の磁石と対向する側の磁極が互いに同極性となるように固定された第2の磁石とを備え、前記第2の磁石は前記中空部材に螺合によって連結され、その固定位置が可変であることを特徴とする。
また本発明の振動発生装置は、内部に中空部を有する中空部材と、前記中空部材の内部に、移動可能に収納された第1の磁石と、前記中空部における第1の磁石の移動経路の少なくとも一箇所に、前記第1の磁石と対向する側の磁石が互いに同極性となるように固定された第2の磁石とを備え、前記中空部材の外周の少なくとも一部にネジ溝が形成されていることを特徴とする。
さらに本発明の振動発生装置は、例えば、前記中空部材又はその内部に収納される磁石又は移動体(非磁性体を含む)に視覚的意匠を施すことができる。また、他の部材と結合するための止め具及び・または水流を受け入れるための特殊形状部を備えることができる。このような本発明の振動発生装置は、それ自体で釣具を構成することができる。
以下、本発明の釣具の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず本発明の釣具に用いられる振動発生装置について説明する。
本発明において、振動発生装置は、振動を発生させる構造を有するものであれば、構造は特に限定されないが、特許第2898918号に記載された集魚効果音発生装置(以下、ラトル装置ともいう)を基本とする構造を採用することが好ましい。
このラトル装置は、中空部の端部にスプリングを配置するか或いは端部及び中央部に同極性の磁石が対向するように磁石を配置して、中空部に収納された非磁性体からなる玉が端部に当接したときに反発力が付与されるように構成したものである。本発明においては、振動を発生させることができればよいので、非磁性体からなる玉は必須でなはない。
図1〜図7に、本発明の釣具に用いられる振動発生装置の実施形態を示す。
図1に示す振動発生装置10は、金属或いは樹脂等の非磁性体からなる筒状部材11の中心部に磁石12を磁極の向きが筒状部材の長手方向と一致するように配置するとともに、両端に磁石13、14を磁石12の磁石と同極性の磁石が磁石12と対向するように嵌着したものである。磁石としては公知の永久磁石を用いることができるが、耐食性に優れたものが好ましい。また耐食性にすぐれた金属や合金材或いは樹脂と合金とを混合した複合材料を磁極化したものを用いても良い。特に後述するように内部に水が浸透する構造のものでは、防錆処理や表面処理したもの、表面の組成をことならせたものなどを使用することが好ましい。
磁石13と12との間、磁石14と12との間には、図2に示すように間の空間で自由に移動することができる移動体15を収納してもよい。移動体15は筒状部材11の内壁や磁石12或いは端部の磁石13、14とぶつかることにより振動や音を発生させるものであり、その形状は特に限定されず、例えば球状、略球状、略楕円回転体である。重さも任意のものを採用することができる。
振動発生装置10は、好適には、図中右側に示すように磁石13、14として外周にネジ切り(13a、14a)されたもの或いはネジ切りした環状部材を嵌合したものを使用し、筒状部材11の内周にも磁石13、14のネジが螺合するためのネジを形成しておく。このような構成とすることにより、磁石12〜14を任意の重さ、厚さ、磁力のものに交換したり、筒状部材11における磁石12〜14の位置を調整したりすることができる。これにより磁石12や移動体15が移動する空隙の長さを調節して発生する音の周波数を調節できるとともに、固定重心の位置を調整することができる。また磁石12〜14として、磁石12や移動体15が衝突する面に衝突音を調整するための緩衝材(例えば、ポリウレタンやエラストマー、ゴム材、非磁性スプリング材など)を貼着したものに交換することも可能である。これにより本発明の釣具を音の発生を抑制して、反発力をいかした振動のみを奏する釣具とすることもできる。逆に金属材料や木材などを貼付して多様な衝突音を発生させるようにしてもよい。
図2は、図1の振動発生装置10とほぼ同様の構造を有するものであるが、磁石間に移動体15が収納されている点及び筒状部材11の外周がネジ溝11aを設けた点が異なる。このような構造の振動発生装置は、貫通ネジ穴を設けたルアーや半割状にしたルアーの内部取付けネジ部への取付けや脱着に適している。この場合にも移動体15はなくてもよく、また衝突音を抑制或いは変化させるために磁石13、14の側面に種々の緩衝部材、金属部材その他材質を貼付することが可能である。
このような構成の振動発生装置10は、磁石12又は移動体15(以下、総称して移動体ともいう)が移動することにより、筒状部材11の内壁や端部の磁石13、14とぶつかり、音や振動を発生する。この際、磁石12は端部の磁石13又は14からの反発力を受けて振動する。ここで水流や風、振動発生装置を組み込んだ擬似餌或いは重りの形状に応じて受ける水圧抵抗により、微振動状態においても衝突(振動)が持続する。重りの場合には重り部材が水底から離れていても振動効果が得られる。また衝突音を発生させる場合には、磁力の強弱調整に相応して変化するルアー、重り等の操作の強弱に応じて音を大きくさせることも可能となる。
またこの振動発生装置10は、上述した音や振動の発生に加えて、移動体の反発移動に伴う特殊な動きを起こさせることができる。図3及び図4にその様子を示す。図3(a)はルアーの静止状態の外観図、(b)は内部構造を示す図、(c)及び(d)は動きを示す図である。まず図3に示すように、振動発生装置10を移動体の移動方向とルアー20の長手方向がほぼ一致する方向に設置した場合には、矢印Aに示す通常の遊泳姿勢において、移動体が移動重りとして機能し、それが連続的に振動することによりルアーの前後方向への揺れを引き起こす。また矢印方向Aにいどうするルアーを急停止させたり、ロッド操作によって糸類の緊張具合を変化させながら、移動体の後退作用によりキックバック動作(矢印B)を引き起こす。
図4は、振動発生装置10を移動体の移動方向がルアーの横方向(長手方向と直交する方向)に設置した場合を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面図である。図示するように、ルアーに備えられたリップや本体形状や軟質(柔軟)部材からなる尾部が水圧等を受けて揺れると、振動発生装置10の移動体も振動し、ルアーの操作を止めてもルアー全体がゆらゆらと動きラトル音効果も得られる。またラトル装置や内部移動体の重さや磁力、設定位置及び本体の浮力を調整することにより平打ちも起こしやすくなる。
以上、本発明の釣具に用いられる振動発生装置10の基本的な構造とその作用について説明したが、振動発生装置10の形状や構造は図1、図2に示すものに限らず、種々の変更が可能である。例えば、図1、図2の振動発生装置10は、筒状部材11の両端に磁石を固定した場合を示したが、磁石は一端のみに設けてもよい。また固定方法は、圧入式や接着固定が可能なことは言うまでもない。
また図5(a)、(b)に示すように、筒状部材16を一方の端部16bが閉じた容器状に構成することも可能である。図5(a)、(b)に示す振動発生装置10は、一端が閉じた筒状部材16の開口した端部16aに磁石17が嵌合したものであり、閉鎖した端部16bはルアーの形状に合わせて変化させている。また磁石17は図1、図2の実施形態と異なり筒状部材16の外周に嵌合した蓋状部材17aに固定されている。さらに図5(b)の磁石17は、中央に貫通穴17bが形成されており、これにより移動体衝突時の音色や振動周波数を異ならせることができる。図5(a)のものは、他方の端部16bには磁石が設けられていないが、図5(b)のものは、内部に磁石18が埋め込まれている。この実施形態でも磁石の形状やネジ溝の構成、移動体15の有無、形状及び数、また緩衝部材或いは金属部材の貼付等は任意に変更することが可能である。さらに筒状部材の形状も種々に変更することができる。
その他、円筒状の筒状部材を用いた振動発生装置の例を図5(c)、(d)に例示する。図示する振動発生装置は、移動体として円盤状の非磁性体15’、15”を用いたもので、例えばジグルアー等の金属材料でできた薄いものに対してスロット状に係合させることができる。
図6 (a)、(b)は、筒状部材としてリング状または半リング状の部材19を用いた振動発生装置10’を示す図で、それぞれ正面図と側面図を示している。このような振動発生装置では、リング状または半リング状の部材に所定の間隔で中空の仕切り19aが形成されており、仕切りで区切られた空間19aに、移動体としての磁石12及び必要に応じて非磁性体の移動体15が収納される。そして、中空の仕切り19a内に固定磁石13がネジ或いはその他の固定手段(圧入、接着、半割部材による挟み込みなど)により挿入され固定されている。なお図では全ての空間19に磁石12及び移動体15が収納された状態を示しているが、これらは一部の空間19のみに収納されていてもよく、釣具に組み込まれる重心を変更させたりすることもできる。振動発生装置10’の外周10’aには、図6(a)の側面図に示したように、必要に応じてネジ溝が形成される。
図7(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれリング状の振動発生装置10”の他の実施例を示す図である。図7(a)に示すように、この振動発生装置10”は、ルアー内部の空間190内に固定される固定軸191と、固定軸191に対し回転自在に固定された回転体192と、回転体192の2箇所に固定された第1の磁石(回転磁石)193、193と、空間190を取り囲むルアー本体の一部であるか或いはこのルアー自体に固定されたリング状部材に固定された第2の磁石(固定磁石)194とからなる。回転体192は例えばベアリング195を介して固定軸191に固定されている。第1の磁石193、193及び第2の磁石194はいずれも同じ磁極(図ではS極)が空間190に臨むように固定されている。
このような構成の振動発生装置10”は、回転磁石193、193と固定磁石194との反発力により、回転体192が固定軸191の周りを揺動する。回転磁石193、193が固定磁石194の反対側に回転してしまわないように、回転体192の回転範囲を限定するストッパー(図示せず)を設けることにより回転体192は外部からのわずかな動きによっても振動(揺動)が持続する。
回転磁石と固定磁石の構成は、図7(b)に示すように、回転体192自体を一部が欠けたリング状の磁石196とするとともに、固定磁石197の磁石が回転体である磁石196の移動空間に面するように配置し、且つ回転磁石196の磁石と同磁極が対向するように配置していてもよく同様の効果が得られる。なお回転磁石の代わりに同形状の回転体の両端にそれぞれ磁石を固定するようにしてもよい。
回転磁石と固定磁石との更なる応用構成としては、図7(c)に示すように、回転体192自体が円盤状(円形状)のリング磁石198であり、空間190を取り囲むルアー本体の一部であるか或いはこのルアー自体に固定された第2の磁石(固定磁石)199とからなる。この場合、回転体であるリング磁石と固定磁石との位置関係は、固定磁石が回転体磁石の回転方向における円周面に対向或いは略対向するよう配置されており、しかも対向する面同士が互いに多極面(多極性)を有し対向し・またはどちらか一方が多極面にて面対向することでもよい。
このような構成の振動発生装置10”は、回転磁石198、198と、固定磁石199が多極面同士の対向により反発及び引誘作用を共働し、わずかな振動においても反復振動を繰り返し、或いは外部から受けた振動の強弱度合いにより、不規則な振動をもたらす。
または、外部からの動きが静止状態におちいったとしても、内部の回転体部は回転運動を持続することができる。尚、図示はしないが回転磁石の代わりに円盤状(円形状)の円周面上に多極面磁石取付けても同様の効果が得られる。図示する199a及び198aは固定磁石199と回転体磁石198を真上から見た多面性磁石の配列関係及び位置関係を示す模式図である。また、199b及び198bは真横から見た位置関係と多極性磁石の配列関係を模式した図である。
尚、これらの装置構造を上下逆さにして、磁力調整を行ったり、あるいは回転体の円周上に対向する複数の位置に、固定磁石を取付けることにより様々な動きを創りだすことができる。又、ルアーの泳ぎを安定させたり、逆に不安定にさせたりすることも可能になる。
その他、回転体の固定方法例として、図7(d)に例示する。図示する振動発生装置は、回転体198は例えば、回転軸芯191aに固定され、その両端をルアー内部の空間190内にベアリング195a及び195bを介して、回転可動に固定されている。この場合、回転体の径方向を縮小することが容易になり、ルアー内部の狭空間部に対しても取付けができる。
以上、振動発生装置の各実施形態を説明したが、振動発生装置は磁石の反発力あるいは引誘力との共働作用を利用して移動体が筒状部材の内部空間で振動できる基本構造を有していれば良く、それ以外の構成については上記実施形態のそれぞれの特徴を任意に組み合わせることが可能である。また図示していないが、移動体(磁石12及び移動体15)を貫通する線状部材を筒状部材の両端或いは仕切りと仕切りとの間に設け、移動体が線状部材で案内されて移動するようにすることも可能である。
次に上述した振動発生装置を用いた本発明の釣具について説明する。
図8〜図15は本発明の第1の態様による釣具を示す図である。この釣具201〜208は、擬似餌或いは擬似餌に相当する形状を有するルアーであり、プラスチック等の軟質又は硬質の材料からなり内部に空隙21aを有する本体21と、本体21と一体的に形成されたリップ22とからなり、本体21の後部やリップ22の所定箇所に固定された複数のヒートン(フックハンガーやワイヤー、スプリットリング)23を備えている。
本体21の内側に、重心または重心調整部材を兼ねた振動部材10が1ないし複数固定されている。振動部材10は、例えば、図1又は図2に示すような振動発生装置からなり、移動重心として機能するとともに、振動や音を発生する振動発生装置として機能する。このような構成のルアー20は、人の操作によってリーダーが引っ張られたり、水流を受けたりすると振動部材10及びリップ22の協働作用により、ウォブリング、ローリング等の複雑な動きとそれに伴う振動水流を起こすことができ、しかも振動部材10から集魚効果音を発することができる。
図8は第1の態様による釣具の一実施例を示す図で、図8(a)、(b)はそれぞれルアー201の側面図、上図面である。この実施例では、本体21の底部(魚の腹に対応する部分)に重心兼ねた単一の振動部材10を固定するための固定部24が形成されている。固定部24の位置は、振動部材10が固定される位置がルアー全体の重さのほぼ重心となるような位置である。固定部24の構造は特に限定されないが、図示する実施形態では、本体底部の肉厚部に、円筒形状の振動部材10の両端部を受け入れるように半円筒状の凹部が形成されており、この凹部に振動部材10を嵌め込むことにより或いはネジにより固定させることができる。
図8の実施例では、単一の振動部材10を用いた場合を示したが、振動部材10の数や固構造は種々に変更することが可能であり、また他の重心部材や重心調整部材と併用することも可能である。
図9及び図は10本発明の第1の態様による釣具の他の実施例(ルアー202、203)を示す図であり、ルアー202は振動部材と重心部材とが組み合わせて内蔵されている。すなわち、この実施例でも、本体21の底部肉厚部にルアーの長手方向と直交する方向に固定部24が形成され、この固定部24に筒状の振動部材10が固定されていることは図8のルアー201と同じである。但し、図9に示す実施例のルアー202は、本体21の底部に、固定重心である重り30を収納する収納部25が形成され、この収納部25の上部に移動重心としても機能する振動部材10を固定するための固定部24が収納部25と一体的に形成されている。本実施例でも振動部材10としては図1、図2に示す基本構造を有する振動発生装置が使用され、その長手方向がルアーの長手方向と略直交するように配置されている。
また図10に示す実施例では固定部24の両側に固定重心である重り30、30を収納する収納部26、26が形成されている。収納部26、26の構造は、重り30、30が移動しないように固定する構造であれば、特に限定されない。図示する実施例では、本体21の底部と一体的に、球状の重り30が係合する溝が形成されており、この溝を円筒状の蓋で覆い重り30が外れないように固定している。
このように図9及び図10に示す実施例は、振動部材10は本来の固定重心である重り30に対する重心調整手段として機能し、それを構成する部材(筒状部材11、磁石12〜14移動体15)の重さ位置を調整することにより、ルアー202、203全体の重さ調整を行うことができる。また移動体がルアー202、203の長手方向と直交する方向に移動することにより横方向の移動重心としても機能し、ルアー202、203振動を伴う多用な動きを起こさせることができる。ここで磁力の強弱を調整することにより、振動調整を行うことができる。また種々の周波数の集魚効果音を発生させることも可能である。
図11及び図12は、第1の態様による釣具のさらに他の実施例を示す図であり、本実施例のルアー204、205では、図8に示す構造を基本として、さらに重心固定部24の後方に振動部材10とは別個に重心調整機構(重心移動重り)を設けている。この重心調整機構は、本体内部に長手方向に形成した管状の空洞部27に重心移動重り(玉)40を収納した構造を有し主としてルアーがキャスティング飛行姿勢をとるために設けられる。移動重心を設ける位置は、特に限定されず、例えば図11に示すように固定部24に連続して本体底部に空洞部27を形成してもよいし、図12に示すように固定部24の上から本体21の後端部を連結するように、本体21のほぼ中心部に形成してもよい。
図13及び図14は、第1の態様による釣具のさらに他の実施例を示す図であり、本実施例のルアー206,207では、図9に示す構造を基本として、さらに重心固定部24の後方に振動部材10とは別個に重心調整機構(重心移動重り)を設けている。重心調整機構は、図12に示すものとほぼ同様であり、本体内部に長手方向に形成した管状の空洞部27に重心移動重り(玉)40を収納した構造を有している。
図14に示す実施例では、さらに空洞部27の一端(固定部と反対側の端部)に空洞部27内の移動重り40を押し戻すための機構(押し戻し機構)50が設けられている。押し戻し機構50は、空洞部27を構成する筒状体の端部に固定された磁石54と、長手方向に摺動可能な磁石52と、磁石52に固定された押出棒51とからなり、磁石54と磁石52は同極性の磁極が対向するように配置されている。必要に応じて磁石54、磁石52間に音発生体(玉)を配置してもよい。
本実施例のルアー207では、重心移動重り40が空洞部27の長手方向に移動し、押出棒51に衝突すると、押出棒51と一体に磁石52が空洞部53を摺動して端部の磁石54に接近する。この際、同磁極同士の反発力により押出棒51は押し戻され、重心移動重り40を振動部材10側に跳ね返す。重心移動重り40は、このような押し戻し機構が無い場合に比べ、速い速度で空洞部27内を移動し、キャスティング後に直ちにルアー207を遊泳姿勢にすることができる。押し戻し機構50の内部、すなわち磁石間に音発生体が収納されている場合には、これに伴い複雑なラトル音を発生することができる。
以上、図11〜図14では、ルアーがキャスティング飛行姿勢をとるための重心移動重り40を内蔵したルアーを示したが、ここで重心移動重り40は非磁性体でも磁性体でもよく、磁性体とした場合には、キャスティング後に重心固定部24に戻った重り40が振動部材10の磁石(移動体部)によって着磁し、直ちにルアーを安定した遊泳姿勢にすることができる。着磁の方向は、ルアー内部の構造により異なり、振動部材10の前後方向或いは上下方向となる。
また変更例として、例えば図15に示すように、重心移動重り40が移動する空洞部27の端部、すなわち重心固定部24に接する部分にテーパを設け、径が広がる空間27aを設けてもよい。
空洞部27に重心移動重り40が左右に移動可能な空間27aを設けた場合には、重心移動重り40は振動部材10内の磁石に引き付けられ且つ空間27a内を左右に動き、ルアー208に複雑な横揺れ振動等の動きを与えることができる。
次に本発明の第2の態様によう釣具について、図16及び図17を参照して説明する。
この釣具211は、使用する仕掛けに応じて針を差し込んだり、ジグヘッド等を使用して固定させる釣具(ソフトワーム)である。
このソフトワーム211は、硬質材料から成るハード部211aと軟質材料から成るソフト部211bとが一体成形(二重成形、2色成形等)、接着或いは刺し込みにより一体的に形成されたもので、ソフトワームの長さよりも短い(例えばワームの約半分程度の長さかそれ以下の長さ)ソフト部211bをハード部211aが覆った構造有し、ソフトワーム211の尾部をソフト部が構成している。ソフトワーム尾部は前部よりも柔軟であるが、全体の構成としては前部のハード部の硬さは自由に調整できる。また背面に位置するソフト部211bにはフック28が取り付けられている。ハード部211aは、図16(b)に示すように断面が半円形状の筒状の部材で、その円周側の長手方向に沿って、振動部材10が嵌合する凹部が形成されている。
振動部材10は、本実施例においては重心部材を兼ねており、第1の態様による釣具と同様に、図1及び図2に示すような基本構造を有している。但し、図16に示す実施例では振動発生装置10の両端の磁石13、14として筒状部材11の軸方向に貫通する穴101を有するものを使用する。また振動部材10は、遊泳姿勢における水の抵抗を調整するためのキール形状又はひれ状の部材102が取り付けられている。また図17に示す実施例のように、筒状部材21の端部に重心調整部材35を設けたものを使用してもよい。このような振動部材10は、ハード部211aの内壁にネジが形成されている場合には、外周にネジ切り103した部材を使用することにより、螺合によって固定することができる。
さらにソフト部211b及び/又はハード部211aが透明或いは半透明ある場合には、筒状部材11の外壁に光反射層や反射材を設けたり、蛍光色や蓄光材を利用して彩色したりすることが好ましい。装置自体(筒状部材)が透明の場合は、内部の移動体に上述した工学的効果を奏する機能を付加してもよい。
このような構成のソフトワーム211は、上述した重心を兼ねた振動部材10の所望のものを押し込むことにより、ハード部211aの凹部に嵌合し、ハード部211aを構成するプラスチック弾力性によって支持され、着脱自在に取り付けることができる。もちろん螺合による固定でもよい。そして第1の態様によるルアーと同様に、人の操作に対応して、また水流によって、振動部材10の構造やソフト部211b構成される尾部との協働により、種々の動きを起こすことができるとともに、振動部材により持続的な振動や、効果的なラトル音を発生することができる。
この際、振動部材10として、両端の磁石13,14に貫通穴を設けたものを用いた場合には(図16)、水に沈めたときに、装置内に水が入り込むため早く沈み、また装置内で発生したラトル音が外に響きやすくなる。そして、内部の移動体が取り込んだ水流を押し出すなどの様々な水流運動を起こさせることができる。このことは、この装置内部に予めにおいや味付けをした物質を含ませることを可能とし、これにより水流を押し出す際にこれらにおいや味を流れ出させることも可能となる。
また両端が閉じた振動部材10は、ゆっくり沈めたり、所定の水深でサスペンドさせたりする場合に好適であり、図17に示したように、その端部に所望の重さの重心調整部材35を設けることにより、ルアー全体を水平にフォール(下降)させたり斜め上方或いは斜め下方にフォール或いはサスペンドさせたりすることができ、様々な餌となる生物の状態を演出できる等、淡水、海水など種々の環境に対応することができる。なお振動部材10及び重心調整部材35の形状は、図示する形状に限定されるものではなく、ハード部211a凹部ともに互いに嵌合可能な形状であればよく、形状を異ならせることにより、横方向へのスライド運動、円弧運動、キックバック行動など種々の動きをソフトワームに起こさせることが可能である。
次に本発明の第3の態様による釣具を図18〜図20を参照して説明する。この釣具もソフト部とハード部とを一体的に形成したソフトワームであるが、この実施例では、振動部材10がワームの長手方向に直交する方向に取り付けられている。振動部材10は他の態様による釣具と同様に図1及び図2に示すような基本構造を有する振動発生装置である。
まず図18に示す釣具(ルアー)212は、硬質材料からなるハード部211bと軟質材料からなるソフト部211aとが一体成形されたもので、ルアー212の頭部に対応する部分と腹部の一部がハード部211bで構成される。2箇所のハード部211bには、それぞれ、ルアーの長手方向に直交する方向に貫通するネジ穴が形成されており、これらネジ穴に振動部材10がネジ込みにより挿入、固定されている。このため振動部材10としては、図1に示す基本構造を有し、且つ筒状部材11の外周にネジ穴と螺合するネジ溝103が形成されたものを使用する。振動部材10の端部が露出するネジ穴の端部は、必要に応じてカバー等で覆うこともできる。また振動部材10は水が浸入できるタイプのものでも、水が浸入しないタイプのものでもよい。
図19は、第3の態様による釣具のさらに別の実施例を示す図である。
この釣具(ルアー)213も硬質材料からなるハード部と軟質材料からなるソフト部とが一体的に形成されたものであり、ハード部が形成された2箇所に重心移動機構を兼ねた振動部材10(10a、10b)が備えられている。但し、本実施例では、図18の釣具の振動部材10が同方向に配列されているのに対し、互いに直交するように配置されている。第1の振動部材10は、図18の実施例と同様に、ルアーの長手方向と直交する方向に貫通するネジ穴にネジ込みにより挿入、固定されている。第1の振動部材10aが設けられる位置は、振動部材10は、図18の実施例と同様に、ルアーの長手方向と直交する方向に貫通するネジ穴にネジ込みにより挿入、固定されている。第1の振動部材10aが設けられる位置は、図示する実施例では、ほぼルアー本体の中央であるが、場合によっては後方に位置させ横振れの惰性力を付けてもよい。
第2の振動部材10bは第1の振動部材10aより下側(腹側)にルアーの長手方向に沿って設けられる。第2の振動部材10bは、第1の振動部材10a同様に円筒状のハード部を設け、これにネジ又はネジ溝形成し、外周にネジ溝を形成した振動発生装置10を挿入するようにしてもよいし、図16、図17の実施例と同様に、半円筒状の凹部を有するハード部を形成し、この凹部に振動部材10を押し込み固定とする構造としてもよい。第2の振動部材10bに用いる振動発生装置10は、外周や内部の部材に反射材の貼付や彩色によって視覚的な効果を得ることも可能である。また図19に示すように、振動発生装置10自体にフック取付けヒートン105や糸止めヒートンを取り付けたり、リップやウォブリング、ローリング行動を起こさせる形状体106を取り付けることも可能である。
第3の態様に好適な振動発生装置10変更例を図20に示す。(a)は第1の振動部材10aとして好適なものであり、両端にフック通しヒートン107をつけたもので、このヒートンの長さを調節して利用することにより、例えば両端に回転ブレード109などを取り付けることができる。(b)も第1の振動部材10aとして好適なものであり、中央にフック通しヒートン105をつけたものである。このような振動部材は、筒状の部分をネジ穴に押し込んだ後に、ヒートン105をソフトワームの口212cの部分から筒状の部分に取り付けることができる。そしてその輪状の部分にフック(針)やジグヘッド等を通し、ソフト部を固定させることにより、ソフト部がちぎれたりしても装置本体を回収することができる。(c)は図19の実施例の第2の振動部材10bとして好適なものであり、後端に後部の針付け用のワイヤ108を取り付けたものである。なおソフトぶは釣り場の環境や状況に応じて種々変更可能であることはいうまでもない。
その他、筒状部材の周囲や前後にリップやキール形状などを着脱自在に或いは固定的に取付けて、水流受け、水の抵抗の調整などを図ることができる。このような変更やヒートンなど利用法は使用者が適宜工夫できるのはいうまでもない。このように振動発生装置10の筒状部材に種々の部品を取り付けたものは、それ自体で重りやルアーとして、必要に応じて他の重り等と組み合わせて用いることができる。本発明の釣具には、このような釣具も含む。
例えば、図21(a)に示すように、略球状の本体100に振動発生装置10を組み込むとともに、他の部品110を結合するためのアタッチメント101を取り付けたものを構成することができる。他の部品110としては、鳥の羽根や動物の毛、マイラー、ホログラムシート、又は短冊状のラバー等種々のものがあり(同図(b))、部品110側にもアタッチメント101(その凹部101a)と係合するアタッチメント111(凸部111a)を取り付けておくことができる。他の部品110としては、鳥の羽根や動物の毛、マイラー、ホログラムシート、又は短冊状のラバー等種々のものがあり(同図(b))、部品110側にもアタッチメント101(その凹部101a)と係合するアタッチメント111(凸部111a)を取り付けておくことにより、両者を結合させて一体化し、ルアーとして利用することが可能である。このようなルアー214は使用者が使用時の状況やつりの対象を考慮して、適宜部品を交換することにより多様な使い方が可能である。またこのルアー214は、図4に示したように、振動発生装置10の移動体が水圧抵抗により振動することにより、軟質部材からなる部品にその振動が伝達されて、ルアーの操作を止めてもルアー全体がゆらゆらと動きラトル音効果も得られる。
次に本発明の第4の態様による釣具を、図22を参照して説明する。この釣具215は、水面で動作させる表層ルアーであり、比較的硬質なプラスチック、金属等の材料からなり、釣り糸によって操作される端部(前端)の反対側(後側)に基本重心が設けられている。この基本重心により着水時の姿勢バランスをとることができ、また釣り糸の操作により水面で動作させることができる。第4の態様による釣具は、このような表層ルアーの基本重心として振動発生装置10を備えていることをとくちょうとしている。
図22に示す実施例では、長手方向の後方(尾部)と前方(頭部)の2箇所に振動部材10c、10dを備えており、振動部材10cとして図5(b)に示す振動発生装置、振動部材10dとして図2に示す振動発生装置を利用している。
前方の振動部材10dは、頭部の、魚の目或いは鰓に対応する部分に設けられる。即ち、頭部の所定箇所に長手方向と直交する方向に貫通穴が形成されており、この貫通穴に振動部材10dが挿入され固定されている。好適には、固定した振動部材10dの端部はカバー55で覆われている。カバー55は、振動部材10dを保護するとともに装飾的な効果を与えるもので、例えば魚の目のような彩色を施しておくことができる。振動部材10dとしては、両端の磁石13、14が筒状部材11の軸方向に貫通する穴を有し、水が侵入可能なものでも、両端が密閉され水が浸入しないようにしたものでもよい。前者の場合にはカバー55中央に貫通孔を設けたものを使用する。これにより内部の移動体の反発動作により水流を押し出す働きによる効果が得られ、ラトル音が水中によく通りやすくできる。または表層でのスプラッシュ効果や様々な水流波動効果が得られる。水が浸入しない構成とした場合には、振動部材10dとしての防錆処理等の表面処理をしていない安価な材料で構成されたものを使用することが可能である。この場合、カバー55としては貫通穴全体を覆うものを用い、防水パッキンを介して取り付けることが好ましい。或いは密閉可能な容器内に振動部材10dを収納し、その容器をルアー215の貫通穴に挿入するだけでもよい。
後方の振動部材10cは、本体11の尾部を仕切ることにより形成した空間に収納される。振動部材10cの基本的な構造は図5に示したものと同様であり、同様の形状のものを用いることができるが、収納される空間に合わせて種々の変更が可能である。例えば筒状部材11の端部形状を、半球状のみならず円錐状など、尾部の形状に合わせて変更することができる。或いは振動部材の筒状体を組み込むのではなく、振動部材と同様の機能を持つ構造を尾部自体に形成してもよい。また尾部を構成する材料として透明或いは半透明な材料を用いた場合には、筒状部材11の外周或いは内部に収納される部材に適宜反射材を貼付したり彩色したりすることにより視覚的な効果を付加することもできる。
この実施例の釣具は、後方の振動部材10cが基本重心として機能し、着水時の姿勢のバランスをとることができるとともに、ルアー長手方向の振動を外部に伝える。また前方の振動部材10dはルアー横方向の振動を発生し、内部反発力の強弱調整や移動体の重さの変更により、ドッグウォーク、スケーティングの通常動作に様々なイレギュラーな動きを起こさせることが容易に可能になる。このような動きや振動と同時にラトル音を発生することができる。またネジ込みにより容易に所望のタイプの振動部材を取り付けたり交換することができる。
次に本発明の第5の態様の釣具を図23〜図25を参照して説明する。第5の態様による釣具は、振動部材として図6に示すような半リング状の振動発生装置10’を基本構造とする振動発生部材を用いていることを特徴としており、ポップ音発生のポッパー機能と横振りでも表層ローリング又はクローリング機能とを備えている。
図23は第5の態様の釣具の側面図(a)及び上面図(b)、図24は本体部分の正面図(a)及び側面図(b)、図25は可動部分の正面図(a)及び側面図(b)である。図23に示すように、このルアー216は浮力を与えるとともに基本重心である浮力本体300と、本体内部に組み込まれる可動部分である振動発生装置310と、本体300に結合される組み替え交換部320とからなる。本体300と組み替え交換部320は、図21に示すルアー214と同様に、アタッチメント(301、321)を介して着脱自在に結合できる構造となっている。但し、アタッチメントを使わずに固定されていてもよい。組み替え交換部320としては、図21の部品同様、種々の形態のものを使用することが可能である。またアタッチメント(301、321)の軸322にベアリングを組み込み、本体300と組み替え交換部320とがスムースに回動できる構成としてもよい。
本体300は図24に示すようにプラスチック等からなる内部が空洞の部材で、内部に基本重り305が固定されると共に組み替え交換部320側のアタッチメント321と結合する円盤状のアタッチメント301が本体300と一体に形成されている。なお本体300の形状は、図示する例では「略椀状」であるが、横に拡がった水を受けやすい形状のものもであればよい。本体300の、アタッチメントが固定される側とは別の面に可動部310を受け入れるための凹部が形成されており、この凹部の底面に可動部310を取付けるための固定ヒートン302が固定されている。凹部の形状は、図示する実施例では略半球状であるが、可動部310の動きを阻害しない形状であれば特に限定されない。なお図23(b)は、可動部310が取付けられていない状態を示している。また図24に示すように、本体300の、可動部310が取付けられる側には、可動部310の動きを案内するためのガイド溝303及びくぼみが形成されている。
可動部310は、図25に示すように半球状の部材311の一部に、図6に示すような半リング状の振動発生装置10’と同様の基本構造を有する筒状の部材312が一体的に形成されたものである。半球状の部材311の背面には、本体300の固定ヒートン302によって固定される固定部314が形成され、縁部にはラインを直接或いはスプリットリング等を介して結接するためのヒートン313が固定されている。この可動部310は、それ自体の重心が下側にあり、ヒートン313に結接された糸類又はワイヤー類のテンションをなくすことにより、常に重心下方の姿勢を保とうとする。
このような構成のルアー216は、可動部310が図25(a)、(b)に示す矢印A方向と矢印B方向に自在に回動することができ、その際、振動発生装置10’内部の磁石が振動し、可動部310自体の揺動と相俟って多様な動きや振動をルアー216に引き起こすことができる。又は、ルアー全体の引っ張り移動距離を一定位置にステイさせ、可動部(ポッパー部材)310のみを動かし、水中に突入させ、ポップ音或いは振動を組み替え交換部320に伝えることが可能となるので、狙ったポイント位置からの移動距離を最短で抑えられることにより活性状態の悪い状況においても効果を発揮できる。
次に本発明の第6の態様の釣具を図26及び図27を参照して説明する。第6の態様による釣具は、ルアーの本体自体が、振動発生装置の筒状部材を構成するようにしたものであり、図26の示す実施例では、本体内部に図7に示すようなリング状の振動発生装置10”が形成されている。即ち、第6の態様による釣具217では、ルアーの本体400にリング状の空間に磁石固定部と移動体部分が形成されている。磁石は本体400内部に形成された固定部に固定され、移動体部分は、本体に設けられたネジ溝にネジ込む、半割状のルアーに挟み込むなどの固定方法によって固定される。その他の構造については特に限定されないが、図示するルアー217は、魚形状を有し内部に空間が形成された本体400と、本体400に一体に形成されたリップ410と、本体内部の空間に固定された重り420と、本体内に形成された振動発生部430と、キャスティング用移動重り部440とから形成されている。
振動発生部430は、図27に詳細を示すように、本体400の長手方向に直交に形成あされ、本体内部の空間を仕切る壁431と、壁431に固定された固定軸432と、固定軸432の周りに回転自在に固定された回転体(移動体)433と、本体内壁に固定された磁石434とからなり、移動体434には本体側に固定された磁石434との反発力を生じる磁石435が固定されている。或いは回転体433自体が磁石であってもよい。図示する例では、回転体433はベアリング437を介して固定軸432に嵌装され、ベアリングの内輪押さえ436及び回転体433の抜け止め用ネジ等によって固定されている。なお図示する例では、回転体433をベアリング437を介して固定軸432に固定する構成を示したが、壁431と軸432との間にベアリングを挿入するとともに、回転体433と軸432とを一体的に回転可能にしてもよい。
このような構成によって、ルアー217の本体には、図7(a)又は(b)に示す振動発生装置10”と同様の構造が形成されている。このような構成のルアーは、振動発生部430を設け、その磁石の磁力や重さを調整することにより、ルアー遊泳のバランスを崩したり安定させたりすることができ、反発構造を逆にすることも可能である。これにより自然界の魚のような動きを起こさせることができるとともに、例えば急流やさらし場や流れがぶつかる場所では、逆にルアーの遊泳を安定させることも可能である。
またこの実施形態のようにリング状の振動発生部を設けたルアーでは、例えば、図28に示すように、本体に水流取り込み口451及び水流排出口452を設けて、本体内に水を取り込めるように構成することも可能である。この場合、取り込まれた水が回転移動する重心体(回転体)に対して反発振動を起こさせながら水流を逃すことにより、安定した急流場所での遊泳を可能にしたり、様々な水流排出効果を生み出し振動の変化をもたらす。
このように第6の実施形態によれば、ルアー本体を振動発生装置の中空部材として利用することができる。なお図26、図27では、図7に示すリング状の振動発生装置を構成した例を示したが、本体を利用してそれ以外の振動発生装置を構成することも可能である。
以上、本発明の釣具を、種々の形態のルアーに適用した実施例として説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、振動発生装置の形状、移動体の形状、重さ、磁石の形状及び磁極形態、取付け構造などを取付けるべき釣具に応じて適宜変更することができ、またルアーの本体形状や振動発生装置との組み合わせ、振動発生装置の取付け位置、取付け数、他の部材との組み合わせなど、適宜変更することができる。これら変更を行うために、本発明の振動発生装置及び釣具で使用可能な磁石の種々の形態を図29(a)〜(h)に示す。
また振動発生装置自体の振動或いはラトル音発生効果と水流や重心移動等の効果を組み合わせて、目的に応じて多様な変更が可能である。水流と振動発生装置との協働或いは水流と振動発生装置と重りとの協働によってさまざまな効果を生じさせることができる実施形態を図30に示す。図中、上部は基本姿勢であり、中央部及び最下部は、それぞれ振動発生装置を貫通する水流と重りの移動による姿勢の変化を示している。
本発明によれば、これら種々々のタイプのラトル装置をユーザーが任意に選択し、所望の釣具に取付けることができ、それにより種々の周波数のラトル音を発生させたり種々の動きを起こさせたりすることが可能である。
本発明の振動発生装置の基本構造を示す図 図1の振動発生装置の変更例を示す図 振動発生装置を長手方向に取付けた場合のルアーの動作を説明する図 振動発生装置を長手方向と直交する方向に取付けた場合のルアーの動作を説明する図 本発明の振動発生装置の一実施形態を示す図 本発明の振動発生装置の他の実施形態を示す図 本発明の振動発生装置の更に他の実施形態を示す図 本発明の第1の態様による釣具の一実施形態を示す図 本発明の第1の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第1の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第1の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第1の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第1の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第1の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第1の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第2の態様による釣具の一実施形態を示す図 本発明の第2の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第3の態様による釣具の一実施形態を示す図 本発明の第3の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の釣具に用いられる振動発生装置の実施形態を示す図 本発明の釣具として振動発生装置の実施形態を示す図 本発明の第4の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第5の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第5の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第5の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の第6の態様による釣具の一実施形態を示す図 図26の釣具の詳細を示す図 本発明の第6の態様による釣具の他の実施形態を示す図 本発明の釣具又は振動発生装置で採用する磁石の形態を示す図 本発明の釣具の変更例を示す図 従来の釣具を示す図
符号の説明
10、10’、10“…振動発生装置(振動発生部材)、201〜208、211〜217…釣具(ルアー)、11、16、19…管状部材(中空部材)、12、193、435…第1の磁石、13、14、194、434…第2の磁石、15…移動体、191、432、…固定軸、192、433・・回転体

Claims (16)

  1. つり糸類に結ばれ、つり糸類によって操作されるべき釣具であって、内部に、重心部材及び・または重心調整手段を有し、前記重心部材及び・または重心調整手段として、捕食を誘発するための音又は振動を発生する振動発生装置を用いたことを特徴とする釣具。
  2. 前記振動発生装置は、筒状の中空部を有し、内部に移動体を収納可能であり、前記中空部の少なくとも一方の端部に前記移動体に反発力付与する反発力付与手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の釣具。
  3. 前記振動発生装置は、環状または半環状の中空部を有し、内部に移動体を収納可能であり、前記中空部の、1箇所又は間隔をおいた少なくとも2箇所に前記移動体に反発力を付与する反発力付与手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の釣具。
  4. 前記振動発生装置は、内部に中空部を有する中空部材と、前記中空部材の少なくとも1箇所に固定された磁石と、前記中空部内に移動可能に収納された移動体と、前記移動体に固定された磁石とを備え、前記移動体は、前記中空部材に固定された磁石によって反発力を付与されるものであることを特徴とする請求項1記載の釣具。
  5. 前記釣具は長手方向を有し、前記振動発生装置は、前記釣具の長手方向と略直交する方向に沿って配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の釣具。
  6. 前記釣具は長手方向を有し、前記振動発生装置は、前記釣具の長手方向及び長手方向に略直交する方向に沿って配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の釣具。
  7. 前記振動発生装置とは別に、重心調整手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の釣具。
  8. つり糸類に結ばれ、つり糸類によって操作されるべき釣具に装着又は内臓される振動発生装置であって、内部に中空部を有する中空部材と、前記中空部材の内部に、移動可能に収納された第1の磁石と、前記中空部における第1の磁石の移動経路の少なくとも一箇所に、前記第1の磁石と対向する側の磁極が互いに同極性となるように固定された第2の磁石とを備え、前記第2の磁石は前記中空部材に螺合によって連結され、その固定位置が可変であることを特徴とする振動発生装置。
  9. つり糸に結ばれ、つり糸によって操作されるべき釣具に装着又は内臓される振動発生装置であって、内部に中空部を有する中空部材と、前記中空部材の内部に、移動可能に収納された第1の磁石と、前期中空部における第1の磁石の移動経路の少なくとも一箇所に、前記第1の磁石と対向する側の磁石が互いに同極性となるように固定された第2の磁石とを備え、前記中空部材の外周の少なくとも一部にネジ溝が形成されていることを特徴とする振動発生装置。
  10. 請求項8又は9に記載の振動発生装置であって、前記中空部材又はその内部に収納される磁石又は移動体に視覚的意匠を施されていることを特徴とする振動発生装置。
  11. 請求項8ないし10いずれか1項記載の振動発生装置であって、他の部材と結合するための止め具及び・または水流を受けるための特殊形状部を備えたことを特徴とする振動発生装置。
  12. つり糸類に結ばれ、つり糸類によって操作されるべき釣具に装着又は内臓される振動発生装置であって、内部に中空部を有する中空部材と、前記中空部材の内部に回転可能に固定された回転軸と、前記回転軸に固定された第1の磁石と、前期第1の磁石と対向する側の磁極が互いに同極性となるように前記中空部材の内壁に固定された第2の磁石とを備えたことを特徴とする振動発生装置。
  13. 前記振動発生装置は、前記回転軸に固定された第1の磁石と前記第1の磁石と対向する側の磁極が互いに多極性(多極面)、或いはどちらか一方の磁石が多極性となるように、前記中空部材の内壁に固定された第2の磁石とを備えたことを特徴とする振動発生装置。
  14. 前記第一の磁石は、ベアリングを介して前記回転軸に固定されたことを特徴とする請求項12又は13に記載の振動発生装置。
  15. 請求項12、13又は14に記載の振動発生装置であって、前記中空部材又はその内部に収納される磁石又は回転移動体に視覚的意匠を施されていることを特徴とする振動発生装置。
  16. 請求項8ないし15のいずれか1項記載の振動発生装置からなる釣具。
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