JP2006344546A - 光学シートとそれを用いたバックライト・ユニットおよびディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】片面に、半円柱状凸シリンドリカルレンズからなる単位レンズが並列されてなるレンズ部を有するレンズシートの反レンズ部側の平坦面には、バックライト光源側に面して光反射性の高い表面を有しており、前記表面に入射した光をバックライト光源側に反射する光反射層を備えており、前記光反射層は、前記レンズシートの単位レンズそれぞれに1:1で対応して開口部を有するストライプ状であり、前記光反射層を覆い、前記レンズシートの反レンズ部側の略全面に、表面薄膜保護層が形成された構成とする。
【選択図】図9
Description
従って、所定の輝度を提供するのに必要な総電力を低減することで電池寿命が増大する
が、これは電池式装置には特に望ましいことである。
F)が、この問題を解決する光学シートとして広く使用されている。
向に周期的に配列されたフィルムである。
このプリズム72は光の波長に比較して大きいサイズ(ピッチ)である。
BEFは、“軸外(off-axis)”からの光を集光し、この光を視聴者に向けて“軸上(
on-axis)”に方向転換(redirect)または“リサイクル(recycle)”する。
上輝度を増大させる。ここで言う「軸上」とは、視聴者の視覚方向に一致する方向であり、一般的にはディスプレイ画面に対する法線方向(図1中に示す方向F)側である。
またはリサイクルのみが可能であり、水平および垂直方向での表示光の輝度制御を行なう
ために、プリズム群の並列方向が互いに略直交するように、2枚のシートを重ねて組み合
わせて用いられる。
達成することができるようになった。
BEFに代表されるプリズム72の反復的アレイ構造を有する輝度制御部材をディスプレイに採用する旨が開示されている特許文献としては、特許文献1乃至3に例示されるように多数のものが知られている。
内を進行した光を液晶パネル42へ導くレンズ44が設けられている。このレンズ44は、図5の斜視図に示すように、複数の単位レンズが反復的にアレイ構造をなしている。
さらに、他方の面には、該レンズ44の焦点面近傍に開口部46をもつストライプ状のパターンからなる反射材48が設けられている。
に混合した混合物を、所定のパターン、例えばドットパターンにて印刷形成したものであ
る。
が、レンズ44に入射し、レンズ44によってある一定方向に集光された後に出射される。
そして、偏光板49に入射し、所定の偏光成分の光のみが液晶パネル42に導かれる。
側に戻され反射板27へ導かれる。そして、反射板27によって反射されることによって
再び拡散板26に入射し、拡散板26において再び拡散された後に、いずれは入射角度が
絞られた光となった後に開口部46を通ってレンズ44に入射し、レンズ44によって、
図6に示すように、所定角度φ内に絞られて出射される。
8の開口部46の大きさ及び位置を調節することによって、光の利用効率を高めながら、
レンズ44から正面方向Sに出射される光の割合を高めるように制御することができる。
開口部46を通ることができなかった光については、反射材48による反射率を上げることが、光源(バックライト)から発する光を表示光とする上での利用効率の向上につながるため、インキ内に白色顔料の含有率を高くすることが望まれており、充填性を高める目的で、白色顔料の粒径分布や、バインダーよりも体積比で1倍以上4倍以下の白色顔料を混合するなどの各種工夫が施されている。
本発明は、上記問題の改善を図り、パターン形成後も高反射率のストライプ状のパターンを安定した状態で維持することが可能な上記光学シートを提案することを目的とする。
ディスプレイ用バックライト・ユニットにおける照明光路制御に使用される光学シートにおいて、
片面に、半円柱状凸シリンドリカルレンズからなる単位レンズが並列されてなるレンズ部を有するレンズシートの反レンズ部側の平坦面には、バックライト光源側に面して光反射性の高い表面を有しており、前記表面に入射した光をバックライト光源側に反射する光反射層を備えており、
前記光反射層は、前記レンズシートの単位レンズそれぞれに1:1で対応して開口部を有するストライプ状であり、
前記光反射層を覆い、前記レンズシートの反レンズ部側の略全面に、表面薄膜保護層が形成された構成であることを特徴とする。
光反射層の形成にあたっては、一般に、印刷(コーティング),転写,フォトリソなどの各種手法が、適宜に選定されるが、レンズシートの単位レンズの並列ピッチが微細である場合には、単位レンズそれぞれに1:1で対応して開口部を有するストライプ状とするためのアライメント精度が要求されるため、フォトリソグラフィー法の一方式として、レンズ自身の集光特性を利用して反射層(開口部)の形成箇所を規定する、所謂「セルフアライメント手法」の採用が有効である。
図7は、ストライプ状の光反射層を形成するために用いられる(感熱)白色転写シートの一例を示す断面図である。
白色転写シート10は、基材シート12上に白色転写層14を配置してなる構成である。
基材シート12の素材としては、当該技術分野で良く知られているPP(ポリプロピレン),PET(ポリエチレンテレフタレート),及びPE(ポリエステル)等を用いる。
基材シート12の厚さは、6〜50μm(好ましくは、16〜25μm程度)の範囲で選択される。
白色顔料としては、当該技術分野で良く知られている二酸化チタン,硫酸バリウム,及び酸化マグネシウム等を用いる。
このような用途で用いられる分散剤やワックスもまた、当該技術分野で良く知られているように、界面活性剤や表面平滑剤を用いる。
そこで、本実施形態においては、(感熱)白色転写シート10によりストライプ状の光反射層を形成した表面を覆うように表面薄膜保護層13を設けるための転写シートを採用する。
図8は、本実施形態に係る転写シート100を示す説明図であり、基材シート12上に表面薄膜保護層13を介して、接着剤層15を形成してなる構成である。
基材シート12の素材としては、当該技術分野で良く知られているPP(ポリプロピレン),PET(ポリエチレンテレフタレート),及びPE(ポリエステル)等を用いる。
基材シート12の厚さは、6〜50μm(好ましくは、16〜25μm程度)の範囲で選択される。
表面薄膜保護層13には、光学シートの形態に適用した際、下層の白色転写層14(光反射層)による反射特性を損なわない透明性(透光性)に加えて、白色転写層14を剥落などから保護する機能が要求される。
表面薄膜保護層13の厚さは、1〜10μmの範囲が好適である。
機械的強度を備える表面薄膜保護層15とする上では、熱あるいは放射線の照射による硬化処理を施すことも有効であり、ハードコート性の付与にあたっては、紫外線あるいは電子線などの放射線照射により硬化するフォトポリマーの採用が、硬度の点で好適である。
放射線照射による表面薄膜保護層13の硬化処理は、転写シート100の形態とする際、あるいは転写層を光学シートに転移した後、何れかの段階で行なわれる。
感熱転写シートの形態に係る本実施形態では、接着剤層15としては加熱により活性化するタイプの接着剤層(ヒートシール剤)が用いられる。
接着剤層15の厚さは、1〜20μmの範囲が好適である。
本発明は、感熱転写シートの形態以外での適用も可能であり、感圧転写ラベルの形態も採用可能である。
前記ラベルの基本的な層構成は、感熱転写シートに係る上記と同様であるが、ヒートシール剤からなる接着剤層15に代えて、感圧性粘着剤を用いる点と、ラベル使用(光学シートへの貼り付け)時に、粘着剤層が貼着対象に露出される様に、剥離シートで覆っておく構成とされる点が、感熱転写シートの場合と異なる。(図示せず)
12 基材シート
13 表面薄膜保護層
14 白色転写層
15 接着剤層
20 光源
26 拡散板
27 反射板
38 光学フィルム
40 バックライトユニット
42 液晶パネル
44 レンズ
46 開口部
48 ストライプ状のパターンからなる反射材
70 部材
72 単位プリズム
100 転写シート
Claims (9)
- ディスプレイ用バックライト・ユニットにおける照明光路制御に使用される光学シートにおいて、
片面に、半円柱状凸シリンドリカルレンズからなる単位レンズが並列されてなるレンズ部を有するレンズシートの反レンズ部側の平坦面には、バックライト光源側に面して光反射性の高い表面を有しており、前記表面に入射した光をバックライト光源側に反射する光反射層を備えており、
前記光反射層は、前記レンズシートの単位レンズそれぞれに1:1で対応して開口部を有するストライプ状であり、
前記光反射層を覆い、前記レンズシートの反レンズ部側の略全面に、表面薄膜保護層が形成された構成であることを特徴とする光学シート。 - 前記光反射層は、高反射性材料を転写層とする転写箔を用いて、
前記レンズシートのレンズ部側からの露光により、各単位レンズの集光作用に応じて反レンズ部側の平坦面に規定された非集光部に相当する箇所に、
前記転写層を転写形成してなることを特徴とする請求項1記載の光学シート。 - 前記表面薄膜保護層は、感熱性接着剤あるいは感圧性粘着剤からなる層を介して、前記光反射層上に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の光学シート。
- 前記表面薄膜保護層は、感熱転写箔あるいは感圧転写ラベルの形態で用いられ、前記光反射層上に形成されることを特徴とする請求項3記載の光学シート。
- 前記表面薄膜保護層は、PMMA(ポリメチルメタアクリレート)を主成分とする透明樹脂からなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の光学シート。
- 前記表面薄膜保護層は、スリップ剤,光拡散性微粒子の少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の光学シート。
- 表示画像を規定する画像表示素子の背面に、
直下型光源と、請求項1〜6の何れかに記載の光学シートを少なくとも備えることを特徴とするディスプレイ用バックライト・ユニット。 - 表示画像を規定する画像表示素子の背面に、
エッジライト式光源と導光板からなる面光源と、請求項1〜7の何れかに記載の光学シートを少なくとも備えることを特徴とするディスプレイ用バックライト・ユニット。 - 画素単位での透過/遮光に応じて表示画像を規定する液晶表示素子からなる画像表示素子と、
冷陰極線管あるいはLEDによる光源と、
請求項7または8記載のバックライト・ユニットを備えることを特徴とするディスプレイ。
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