JP2002244216A - 透過型スクリーン用レンチキュラーシートおよびその製造方法 - Google Patents

透過型スクリーン用レンチキュラーシートおよびその製造方法

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崇 阿部
Teruo Suzuki
輝男 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精細・高画質の液晶プロジェクションテレビ
に好適な、観察される画像のコントラストが高いレンチ
キュラーシートを提供する。 【解決手段】透明支持体の片面に、放射線硬化性樹脂の
硬化物により、凸シリンドリカルレンズが0.3mm以
下のピツチで並設されてなるレンズ部が形成されてお
り、前記支持体の反対側の平坦面には、光拡散性粒子を
含む拡散層が塗布または貼り合わせにより形成され、前
記拡散層上の全面に形成したポジ型感光性粘着層に対し
て、前記レンズ部の集光作用に基づき非粘着性となった
部分以外の、各シリンドリカルレンズの非集光部に相当
する粘着部に、ストライプ状の遮光パタ−ンが形成さ
れ、さらに保護層を設けた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレネルレンズシ
ートと組み合わせて、液晶プロジェクションテレビに使
用する透過型スクリーンを構成するレンチキュラーシー
トに関し、特に、片面のみにレンズ部が形成された簡便
な構成であり、凸シリンドリカルレンズ(半円柱状凸レ
ンズ)が並設されてなるレンズ部のファインピッチ化
(微細化)が可能であると共に、各シリンドリカルレン
ズの非集光部に相当する位置に形成されるストライプ状
の遮光パターン(ブラック・ストライプ。以下、BSと
称する)が所望部分に正確に形成できるような、レンチ
キュラーシートに関する。
【0002】
【従来の技術】透過型スクリーンは、一般にフレネルレ
ンズシートとレンチキュラーシートとの組み合わせより
なり、そのレンチキュラーシートは、図3に示すよう
に、両面に凸シリンドリカルレンズ面が形成され、片面
(映像光の出射側)の各シリンドリカルレンズの境界部
には突起が形成され、突起の上部には遮光層(光吸収性
を有する黒色ストライプ)が形成された構成であるのが
一般的である。
【0003】表裏に凸シリンドリカルレンズ面が形成さ
れているのは、プロジェクタ(光源)が3管式のCRT
方式の場合、入射側のレンズで3色のズレを補正する必
要があるためである。
【0004】近年、液晶プロジェクションテレビが普及
し、その映像を観察するための透過型スクリーンが要求
されている。液晶プロジェクションテレビは、図2に示
すような構造であり、プロジェクタ(光源)からの映像
光を、ミラーを介して透過型スクリーンに投影し、観察
者はスクリーンを通して投影画像を鑑賞する。
【0005】映像画質の高精細化に伴い、液晶プロジェ
クターの画素数も増大(従来の数十万画素から100万
画素以上に)していることから、レンチキュラーシート
に対してもシリンドリカルレンズのファインピッチ化が
要求されている。ファインピッチ化によって、液晶プロ
ジェクターの画素の周期性とシリンドリカルレンズの周
期性に起因するモアレの現象が低減されることになる。
具体的には、現状の0.7mm前後から、0.3mm以
下のファインピッチ化が要求されている。
【0006】レンチキュラーシートは、透明な熱可塑性
樹脂シートに対してプレス成型を行なったり、溶融押し
出しと同時に両面成型を行なうことにより得られている
のが現状であるが、熱可塑性樹脂に対する各種の成型法
では、上記のファインピッチ化が非常に困難である。そ
の理由は、熱成型後の冷却時に温度の不均一が生じ、成
型物に反りが発生したり、熱収縮の不均一が発生すると
いうプラスチック特有の熱戻り現象に起因するためであ
る。
【0007】ファインピッチなレンズシートを成型する
のに好適な製造方法として、放射線(紫外線または電子
線)硬化性樹脂を用いた各種の成型方法が公知であり、
以下に例示する提案が代表される。
【0008】特開昭61−177215号公報 フレネル金型と透明樹脂板との隙間に紫外線硬化性樹脂
を注入して、紫外線を照射することにより、透明樹脂板
と、この透明樹脂板に重合接着され、かつ反透明樹脂板
側にフレネルレンズ面を有する紫外線硬化性樹脂とを備
えてなるフレネルレンズ(およびその製造方法)。
【0009】特開昭63−134227号公報 フレネル金型に紫外線(電子線)硬化性樹脂を塗布した
後、前記樹脂にフィルムを脱泡しながらラミネートし、
紫外線(電子線)を照射して成型後、フィルム(および
樹脂)を離型した後、透明基板と一体化する。
【0010】上記提案に代表される、紫外線(電子線)
硬化性樹脂を用いた成型方法では、レンチキュラーと比
較して複雑な形状のフレネルレンズシートの製造を目的
としているものが殆どであり、透過型スクリーン用のフ
ァインピッチなレンチキュラーシートに関する提案はな
されていないのが現状である。
【0011】また、種々の手法により成型されたレンチ
キュラーシートをスクリーンとして使用する際に、コン
トラストを向上させるためにBSを形成することが従来
より行なわれている。BSの形成方法としては、オフセ
ット,グラビア,スクリーンなどの各種印刷法が慣用的
に用いられているが、印刷法では、画線部が光吸収部と
なるような位置精度の高い印刷版の作製を要し、シリン
ドリカルレンズがファインピッチ化したり、レンチキュ
ラーシートが大型化すると、印刷版の作製および見当
(位置)合わせが一層困難となる。通常の印刷法以外の
遮光パターンの形成方法としては、以下に例示する手法
が公知である。
【0012】特開昭56−38035号公報 レンチキュラー板の集光部分を含む領域以外の「凹部あ
るいは凸部の表面」に光吸収層を形成する。
【0013】特公平2−16497号公報 レンチキュラー面を押し出し成形すると同時に、レンチ
キュラー集光部以外の部位に、インキ塗布ロールを用い
てインキを熱ラミネートして光吸収層を形成する。イン
キ塗布ロールは、レンチキュラー面の成形用金型ロール
の直後に設置してあり、レンチキュラー集光部以外の部
位に対応する位置に突条部が設けられている。前記突条
部に、光吸収剤を含有し、かつ透明基板(レンチキュラ
ー板)に熱ラミネート可能な樹脂をバインダーとするイ
ンキを供給しながら、光吸収層の形成が行なわれる。所
望部分に光吸収層を形成するために、レンチキュラー金
型ロールに対してインキ塗布ロールの見当合わせが行な
われる。
【0014】上記のものは、光吸収層を形成する部分
がレンチキュラー板の平坦面に形成された「凹部あるい
は凸部の表面」を必要とするため、レンズシートの形状
が複雑になり、成形が困難になるだけでなく、レンズシ
ートの強度(凹部を深くすると、レンチキュラー面の谷
部に対応する部分が薄くなる。)が低下するといった問
題がある。
【0015】上記のものは、通常の印刷法と同様に、
位置精度の高い印刷版(インキ塗布ロール)の作製を要
することになる。遮光パターンは、印刷版の画線部(イ
ンキ塗布ロールの突条部)に依存することになり、レン
ズシートの所望箇所(レンチキュラー集光部以外の箇
所)に形成されるか否かは、印刷版の精度と印刷時のア
ライメントに依存する。また、上記のものは、各シリ
ンドリカルレンズに対して等しい位置(全てのシリンド
リカルレンズで同様の非集光部)でしかBSを形成する
ことが困難である。そのため、シリンドリカルレンズご
とに異なる位置に遮光パターンを形成することが要求さ
れる場合(例えば、レンチキュラー板が大型で、観察光
路が中央部のシリンドリカルレンズと端部のシリンドリ
カルレンズとでは異なる場合)への対応が困難である。
【0016】また、BSの形成される凹凸部を必要とし
ないレンズシートであっても、印刷版を要することな
く、レンズシートの背面に確実な位置精度でBSを形成
する方法として、下記の手法が公知である。
【0017】特開昭59−121033号公報 透過形スクリーン(レンズシート)の観察面側にポジ形
感光性粘着剤(感光することで粘着性が消失する粘着
剤)を配設し、この粘着剤面と反対面より投射光源(プ
ロジェクター)又はこれと同等の開口を有する光源から
投射した光線で該粘着剤を露光し、レンズシートの各単
位レンズの集光部の粘着性を失わせた後、観察面上から
遮光性トナー散布し、粘着性の残っている未露光部分に
粘着させ、露光により粘着性のなくなった部分に付着し
ただけのトナー及び余剰のトナーを除去することによ
り、ウェットプロセスを必要とせず容易かつ安価に遮光
性に優れたBSを形成した透過形投射スクリーンを得る
方法。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、反レンズ面
(平坦面)に形成された拡散層を介して、レンズ部の非
集光部に対応したBSが形成された構成であり、高精細
・高画質の液晶プロジェクションテレビに好適な、観察
される画像のコントラストが高いレンチキュラーシート
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、フレネルレンズシ−トと組み合わせて透過型スクリ
−ンを構成するレンチキユラ−シ−トにおいて、凸シリ
ンドリカルレンズが並設されてなるレンズ部を有し、反
対側が平坦面であるレンチキュラーシートの前記平坦面
には、全面に拡散層が形成され、前記拡散層上に、各シ
リンドリカルレンズの非集光部に相当する位置に、スト
ライプ状の遮光パタ−ンが形成された構成である透過型
スクリ−ン用レンチキュラ−シ−トである。
【0020】請求項2に記載の発明は、フレネルレンズ
シ−トと組み合わせて透過型スクリ−ンを構成するレン
チキュラ−シ−トにおいて、透明支持体の片面に、放射
線硬化性樹脂の硬化物により、凸シリンドリカルレンズ
が0.3mm以下のピツチで並設されてなるレンズ部が
形成されており、前記支持体の反対側の平坦面には、光
拡散性粉体を含む拡散層が塗布または貼り合わせにより
形成され、前記拡散層上の全面に形成したポジ型感光性
粘着層に対して、前記レンズ部の集光作用に基づき非粘
着性となった部分以外の、各シリンドリカルレンズの非
集光部に相当する粘着部に、ストライプ状の遮光パタ−
ンが形成され、さらに保護層を設けた構成である透過型
スクリ−ン用レンチキユラ−シ−トである。
【0021】請求項3に記載の発明は、遮光パタ−ンが
黒色転写層からなることを特徴とする請求項1または2
に記載の透過型スクリ−ン用レンチキュラ−シ−トであ
る。
【0022】請求項4に記載の発明は、レンズ部の反対
側の最外面に、帯電防止機能を有するフイルムがさらに
積層された構成である請求項1〜3の何れかに記載の透
過型スクリ−ン用レンチキュラ−シ−トである。
【0023】請求項5に記載の発明は、レンズ部の反対
側の最外面に、反射防止機能を有するフイルムがさらに
積層された構成である請求項1〜4の何れかに記載の透
過型スクリ−ン用レンチキュラ−シ−トである。
【0024】
【作用】遮光パターン(ブラック・ストライプ)が拡散
層上に形成され、観察者に直接面していることにより、
視覚される画像のコントラストが向上する。また、レン
ズ部を、放射線(紫外線,電子線)硬化性樹脂の硬化物
で構成することによって、熱可塑性樹脂では実現不可能
なファインピッチ化が可能であり、最小ピッチ50μm
までの微細なピッチのレンチキュラーシートを作製する
ことができる。
【0025】レンズ部の反対側の最外面に、帯電防止機
能または反射防止機能を有するフィルムが積層された構
成とすることにより、レンチキュラーシートの使用時に
スクリーン機能を向上させると共に、BSを保護する役
目を果たすことになる。後者の役目は、使用時の引っか
きや摩擦などに対する物理的な保護と、水分や薬品,外
光からの紫外線などに対する化学的な保護に大別され
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
詳細に説明する。TiO2,SiO2などの無機化合物
をバインダー(透明樹脂)中に分散混合し塗料化したも
のを、ポリエステル,ポリカーボネート,アクリルなど
の透明性の良好(光線透過率が80%以上)なフィルム
に塗布形成し、拡散フィルムとする。塩ビ,アクリル,
ポリカーボネイト,ポリスチレンなどの透明樹脂製レン
チキュラーシート10の平坦面に上記フィルムを貼り合わ
せ、拡散層20とする。または、上記塗料をフィルムに塗
布形成せず、レンチキュラーシートの平坦面に直接塗布
して拡散層としても良い。(図1(a) )
【0027】ファインピッチなシリンドリカルレンズの
境界部に相当する位置に遮光パターンを形成する方法に
ついては、前述の特開昭59−121033号公報など
において提案されている。本発明においても、上記提案
の方法を利用して、レンチキュラーシートの平坦面に遮
光パターンを形成する。
【0028】感光性樹脂としては、露光部が反応により
非粘着性となり、未露光部が粘着性である特性を示すこ
とが好ましい。紫外線に対して感光する各種の紫外線フ
ォトポリマーのうち、クロマリンフィルム(商品名;デ
ュポン製)が上記特性を顕著に示すため、遮光パターン
(ブラック・ストライプ)の形成に用いる上で好適であ
る。
【0029】レンチキュラーシートの平坦面に形成され
た拡散層20上に、感光性樹脂(クロマリンフィルム)30
をラミネート形成する。(図1(b) ) 次いで、紫外線照射装置(図示せず)から紫外線を照射
することによって、レンチキュラーレンズの集光作用に
基づく集光部・非集光部に対応する非粘着部・粘着部を
感光性樹脂(クロマリンフィルム)30に形成した後、ラ
ミネート用ロール対(図示せず)に通すことによって、
ロールから供給される転写紙(図示せず)から粘着部の
みに黒色転写層を転移させ、遮光パターン(ブラック・
ストライプ)40を形成する。図面では、非粘着部となる
集光部に斜線を施し、粘着部である非集光部は白い部分
で表現しているが、双方ともに、感光性樹脂30の透明性
・光線透過性が変化するわけではない。(図1(c) 〜
(d) )
【0030】紫外線は、拡散層20を通してでも感光性樹
脂30に達するが、露光量(露光強度×露光時間)の増大
に従い、感光部分(硬化部分)が集光部分から拡がるた
め、露光量に応じて粘着部(遮光パターンの線幅)を調
整することができる。
【0031】遮光パターンの加圧転写には、例えばクロ
マリンインキフォイル(商品名;デュポン製)などが用
いられる。
【0032】なお、以下に例示する各種の変更を上記の
実施形態に加えても良い。
【0033】クロマリンフィルムのラミネートに代え
て、液状のポジ型紫外線感光性樹脂を塗布形成すること
により感光性樹脂層30とする。
【0034】黒色の転写層を転移させることに代え
て、前記粘着部のみに黒色粉体トナーを付着させて遮光
パターンを形成する。
【0035】レンチキュラーシートとして、凸シリン
ドリカルレンズが並設されてなるレンズ部が、透明支持
体の片面に、放射線硬化性樹脂の硬化物により形成され
たものを用いる。この場合、熱可塑性樹脂を成型したレ
ンズシートよりも、シリンドリカルレンズのファインピ
ッチ化を図る上で、一層好適であり、レンズピッチとし
ては、0.3mm以下が好ましい。
【0036】レンズ部の反対側の最外面に保護層50を
形成する。特に、レンズ部が放射線硬化性樹脂の硬化物
により形成されている場合には、スクリーン使用時に、
外光に含まれる紫外線の影響により、レンズ部が黄変し
てしまうなどの耐候性の問題が顕著であるため、PET
やフッ化ビニリデン,PMMAなどのフィルムをラミネ
ートする。スクリーン機能の向上のため、保護層50に反
射防止機能を持たせるには、例えば、表面にマット処理
(微細な凹凸)を施し外光を乱反射させるようにした
り、保護層のベースとなるアクリル樹脂にシリカなどを
添加したり、屈折率に変化を持たせた多層膜を蒸着形成
するなどの処理がある。帯電防止機能を持たせるには、
保護層の表面に界面活性剤をコーティングするなどの処
理がある。コントラストを向上させるには、暗色に着色
された透明フィルム(スモークフィルム)を用いる場合
もある。何れも、厚さ1mm以下のフィルム状の保護層
で十分であるが、厚く剛性を有するシート状の保護層で
あれば、保護層がレンチキュラーシートの支持基材とし
て機能することになり、プロジェクションテレビへの取
付けも容易となる。(図1(e) )
【0037】
【発明の効果】本発明によって、高精細・高画質の液晶
プロジェクションテレビの観察に好適なレンチキュラー
シートが提供される。前記レンチキュラーシートは、以
下に列挙する点で有効である。 (1)遮光パターン(BS)が拡散層上に形成され、観
察者に直接面していることにより、視覚される画像のコ
ントラストが向上する。 (2)シリンドリカルレンズに対応させて、ファインピ
ッチ(微細)な遮光パターンを精度良く形成できる。 (3)レンズ部を、放射線(紫外線,電子線)硬化性樹
脂の硬化物で構成することによって、熱可塑性樹脂では
実現不可能なファインピッチ化が可能である。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンチキュラーシートの製造工程を示
す説明図。
【図2】液晶プロジェクションテレビの構造の一例を示
す説明図。
【図3】従来の透過型スクリーン用のレンチキュラーシ
ートを示す説明図。
【符号の説明】
10…レンチキュラーシート 20…拡散層 25…感光性拡散層 30…感光性樹脂層 40…遮光パターン 50…保護層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 G02B 1/10 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレネルレンズシ−トと組み合わせて透過
    型スクリ−ンを構成するレンチキュラ−シ−トにおい
    て、 凸シリンドリカルレンズが並設されてなるレンズ部を有
    し、反対側が平坦面であるレンチキュラーシートの前記
    平坦面には、全面に拡散層が形成され、 前記拡散層上に、各シリンドリカルレンズの非集光部に
    相当する位置に、ストライプ状の遮光パタ−ンが形成さ
    れた構成である透過型スクリ−ン用レンチキュラ−シ−
    ト。
  2. 【請求項2】フレネルレンズシ−トと組み合わせて透過
    型スクリ−ンを構成するレンチキュラ−シ−トにおい
    て、 透明支持体の片面に、放射線硬化性樹脂の硬化物によ
    り、凸シリンドリカルレンズが0.3mm以下のピツチ
    で並設されてなるレンズ部が形成されており、 前記支持体の反対側の平坦面には、光拡散性粉体を含む
    拡散層が塗布または貼り合わせにより形成され、 前記拡散層上の全面に形成したポジ型感光性粘着層に対
    して、前記レンズ部の集光作用に基づき非粘着性となっ
    た部分以外の、各シリンドリカルレンズの非集光部に相
    当する粘着部に、ストライプ状の遮光パタ−ンが形成さ
    れ、 さらに保護層を設けた構成である透過型スクリ−ン用レ
    ンチキュラ−シ−ト。
  3. 【請求項3】遮光パタ−ンが黒色転写層からなることを
    特徴とする請求項1または2に記載の透過型スクリ−ン
    用レンチキュラ−シ−ト。
  4. 【請求項4】レンズ部の反対側の最外面に、帯電防止機
    能を有するフイルムがさらに積層された構成である請求
    項1〜3の何れかに記載の透過型スクリ−ン用レンチキ
    ュラ−シ−ト。
  5. 【請求項5】レンズ部の反対側の最外面に、反射防止機
    能を有するフイルムがさらに積層された構成である請求
    項1〜4の何れかに記載の透過型スクリ−ン用レンチキ
    ュラ−シ−ト。
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