JP2006344053A - 特許明細書作成支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 特許明細書の作成作業を効率的にするプログラムを提供する。
【解決手段】 コンピュータに、以下の各ステップを実行させる。
(A)文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを対応させて順次記憶するステップ。
(B)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致するセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ。
(C)前記符号と用語とをセットごとに前記文書データ中にリストとして出力するとともに、前記セットごとに前記第1の強調コードを読み出し、第1の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号および用語の少なくとも一方を第1の強調表示で装飾するステップ。
【選択図】 図3
【解決手段】 コンピュータに、以下の各ステップを実行させる。
(A)文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを対応させて順次記憶するステップ。
(B)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致するセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ。
(C)前記符号と用語とをセットごとに前記文書データ中にリストとして出力するとともに、前記セットごとに前記第1の強調コードを読み出し、第1の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号および用語の少なくとも一方を第1の強調表示で装飾するステップ。
【選択図】 図3
Description
本発明は、特許明細書作成支援プログラムに関する。
特許明細書においては、図面に示した部材に符号を付し、特許明細書中においては図面中の部材を指すのに、この符号を用いている。例えば、特許明細書中において「コイルバネ15」、「エンジンE」などのように、部材を示す用語に続けて英数字からなる符号を記している。
この符号は、図面中の部材を特定して示すためのものであるから、各図面において同一の部材には通常、同一の符号を付しているとともに、異なる部材には、異なる符号を付している。
しかし、特許明細書は、複雑な内容を記載した文書であるから、特許明細書の作成者は、同一の符号を異なる部材に用いるという誤りをしばしば起こしてしまう。このような誤りがあると、特許明細書の理解に混乱を来たし好ましくないことから、作成者は、特許明細書を書き上げた後に何度も用語と符号を見直す作業を強いられる。
しかし、特許明細書は、複雑な内容を記載した文書であるから、特許明細書の作成者は、同一の符号を異なる部材に用いるという誤りをしばしば起こしてしまう。このような誤りがあると、特許明細書の理解に混乱を来たし好ましくないことから、作成者は、特許明細書を書き上げた後に何度も用語と符号を見直す作業を強いられる。
このようなことから、従来、特許明細書中から、符号となる文字を抽出した後、その符号の前後の文字を取得した上、同じ符号ごとにソートして並べてリスト表示する技術が開示されている(特許文献1)
しかし、特許文献1の技術では、リストアップされた符号の前後の用語を一つ一つ目で追って確認せざるを得ず、用語のチェックに未だ相当の手間がかかり、誤りを見落とす可能性もあるという問題がある。また、従来の符号照合装置は、テキストで作成したデータを記憶媒体に記憶させた後、別個のプログラムを立ち上げてそのテキストデータを読み込み、処理をする必要があることから、作業に手間がかかる上、符号を付けた箇所を探すのにも手間がかかるという問題があった。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、明細書の用語と符号の対応のチェックを効率的かつ確実に行うことができる明細書作成支援プログラムを提供することを課題とする。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、明細書の用語と符号の対応のチェックを効率的かつ確実に行うことができる明細書作成支援プログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、特許明細書の作成を支援するプログラムを提供する。このプログラムは、コンピュータに、
(A)文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを対応させて順次記憶するステップ、
(B)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致するセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ、
(C)前記符号と用語とをセットごとにリストとして出力するとともに、前記セットごとに前記第1の強調コードを読み出し、第1の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号および用語の少なくとも一方を第1の強調表示で装飾するステップ、
を実行させることを特徴とする。
(A)文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを対応させて順次記憶するステップ、
(B)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致するセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ、
(C)前記符号と用語とをセットごとにリストとして出力するとともに、前記セットごとに前記第1の強調コードを読み出し、第1の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号および用語の少なくとも一方を第1の強調表示で装飾するステップ、
を実行させることを特徴とする。
このような特許明細書作成支援プログラム(以下、単に「プログラム」ともいう)によれば、文書データから(A)ステップにより抽出された用語と符号とが対応づけて記憶される。この対応付けされた用語と符号のセットは、(B)ステップにより他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とが判断される。符号が一致しつつ、用語が不一致の場合には、(C)ステップで、用語と符号のリストが、第1の強調表示で装飾される。
一つの符号に対しては、同じ用語が付されるのが特許明細書における原則であるから、符号が一致しつつ、用語が不一致の場合は、符号の付け間違いまたは用語の記載ミスである可能性が極めて高い。そのため、かかる符号および用語の少なくとも一方を強調表示しておくことで、明細書作成者は、直ちに間違いを発見して修正することが可能となる。
一つの符号に対しては、同じ用語が付されるのが特許明細書における原則であるから、符号が一致しつつ、用語が不一致の場合は、符号の付け間違いまたは用語の記載ミスである可能性が極めて高い。そのため、かかる符号および用語の少なくとも一方を強調表示しておくことで、明細書作成者は、直ちに間違いを発見して修正することが可能となる。
なお、第1の強調表示は、リストを文書データに出力した後、該当する文字を選択して装飾処理を行ってもよいし、リストを文書データに出力する際に、装飾の指示をしてもよいことはいうまでもない。
前記した明細書作成プログラムにおいては、前記(B)ステップで、
(B1)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が一致するとともに符号が不一致であるセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて前記第1の強調コードと異なる第2の強調コードを記憶するステップを、
前記(C)ステップで、
(C1)前記セットごとに前記第2の強調コードを読み出し、第2の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号および用語の少なくとも一方を第2の強調表示で装飾するステップを、
さらにコンピュータに実行させるのが望ましい。
(B1)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が一致するとともに符号が不一致であるセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて前記第1の強調コードと異なる第2の強調コードを記憶するステップを、
前記(C)ステップで、
(C1)前記セットごとに前記第2の強調コードを読み出し、第2の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号および用語の少なくとも一方を第2の強調表示で装飾するステップを、
さらにコンピュータに実行させるのが望ましい。
このように、(B1)ステップにより、用語と符号のセットが、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致が判断され、用語が一致するとともに符号が不一致であるセットの組合せについて、第2の強調コードが当該セットに対応づけて記憶される。そして、(C1)ステップで、符号と用語をリスト出力する際に、符号と用語の少なくとも一方を第2の強調表示で装飾する。
特許明細書においては、実施形態が複数ある場合や、複数箇所に同様の部材がある場合に、同じ用語に違う符号を付すこともありうるので、符号が不一致でかつ用語が一致していても、必ずしも間違いとは言えない場合が多い。しかし、この場合も間違いである可能性もあるので、念のため第2の強調表示で装飾しておくことで、明細書作成者の注意を喚起することができる。
特許明細書においては、実施形態が複数ある場合や、複数箇所に同様の部材がある場合に、同じ用語に違う符号を付すこともありうるので、符号が不一致でかつ用語が一致していても、必ずしも間違いとは言えない場合が多い。しかし、この場合も間違いである可能性もあるので、念のため第2の強調表示で装飾しておくことで、明細書作成者の注意を喚起することができる。
なお、(B)の第1の強調表示をする場合の条件に当てはまり、かつ(B1)の第2の強調表示をする場合にも当てはまる場合には、間違いである可能性が高い第1の強調コードを優先して記憶するのが望ましい。
また、本発明は、次のような特許明細書の作成を支援するプログラムを提供する。このプログラムは、コンピュータに、
(A)文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを対応させて順次記憶するステップ、
(B)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致するセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ、
(D1)前記セットごとに前記第1の強調コードが記憶されているか判断し、第1の強調コードが記憶されている場合には、当該セットの用語および符号を接続した文字列を前記文書データ中から検索するステップと、
(D2)検索された文字列を前記第1の強調表示で装飾するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
(A)文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを対応させて順次記憶するステップ、
(B)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致するセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ、
(D1)前記セットごとに前記第1の強調コードが記憶されているか判断し、第1の強調コードが記憶されている場合には、当該セットの用語および符号を接続した文字列を前記文書データ中から検索するステップと、
(D2)検索された文字列を前記第1の強調表示で装飾するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
このような(D1),(D2)のステップにより、第1の強調コードを記憶しているセット(例えば、そのようなデータを記憶している配列変数の引数)を検索し、文書データ中からそのセットに対応する用語および符号を検索して、検索された用語および符号を第1の強調表示で装飾する。すなわち、間違いである可能性が極めて高い用語と符号の文字列について、第1の強調表示がなされるので、明細書作成者は、編集中の文書において、第1の強調表示がなされた箇所を確認すれば、即座に符号の付け間違いおよび用語の入力ミスを修正することができる。
また、このプログラムにおいては、前記(B)ステップで、
(B1)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が一致するとともに符号が不一致であるセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて前記第1の強調コードと異なる第2の強調コードを記憶するステップを、
前記(B)ステップの後のいずれかの段階で、
(E1)前記セットごとに前記第2の強調コードが記憶されているか判断し、第2の強調コードが記憶されている場合には、当該セットの用語および符号を接続した文字列を前記文書データ中から検索するステップと、
(E2)検索された文字列を前記第2の強調表示で装飾するステップと、
をコンピュータに実行させるのが望ましい。
(B1)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が一致するとともに符号が不一致であるセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて前記第1の強調コードと異なる第2の強調コードを記憶するステップを、
前記(B)ステップの後のいずれかの段階で、
(E1)前記セットごとに前記第2の強調コードが記憶されているか判断し、第2の強調コードが記憶されている場合には、当該セットの用語および符号を接続した文字列を前記文書データ中から検索するステップと、
(E2)検索された文字列を前記第2の強調表示で装飾するステップと、
をコンピュータに実行させるのが望ましい。
このように構成すれば、間違いである可能性がある、用語が一致するとともに、符号が不一致である用語および符号の文字列を文書データ中で第2の強調表示で装飾することができる。したがって、特許明細書作成者に注意を促すことができる。
また、本発明をより具体的な構成として提案すると、次のように、実行中の文書編集プログラムと協働して実行され、編集中の特許明細書の作成を支援するプログラムとして構成することができる。このプログラムは、コンピュータに、
(A)前記文書編集プログラム上で編集中の文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを一の引数に対応させて配列変数に順次格納するステップ、
(B)前記配列変数に格納した符号と用語とを引数ごとに読み出し、配列変数のすべての引数の組合せについて、符号の一致と、用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致する引数の組合せがあった場合には、それぞれの引数に対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ、
(C)前記配列変数の引数を順次変えつつ前記配列変数の符号と用語とを前記文書編集プログラムで編集する文書データ中にリストとして出力するとともに、前記引数ごとに前記第1の強調コードを読み出し、第1の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号と用語との少なくとも一方を第1の強調表示で装飾するステップ、
を実行させることを特徴とする。
(A)前記文書編集プログラム上で編集中の文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを一の引数に対応させて配列変数に順次格納するステップ、
(B)前記配列変数に格納した符号と用語とを引数ごとに読み出し、配列変数のすべての引数の組合せについて、符号の一致と、用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致する引数の組合せがあった場合には、それぞれの引数に対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ、
(C)前記配列変数の引数を順次変えつつ前記配列変数の符号と用語とを前記文書編集プログラムで編集する文書データ中にリストとして出力するとともに、前記引数ごとに前記第1の強調コードを読み出し、第1の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号と用語との少なくとも一方を第1の強調表示で装飾するステップ、
を実行させることを特徴とする。
このように前記したセットを、配列変数の引数をキーとして整理することで、整理されたプログラムとすることができる。
また、本プログラムは、実行中の文書編集プログラムと協働して動作することから、明細書作成者は、編集中の特許明細書のファイルを保存したり、読み込んだりする手間が不要であり、特許明細書の編集、チェック作業を効率的に行うことができる。
さらに、本プログラムでは、符号と用語のリストを、文書編集プログラムで編集する文書データ中に出力するため、そのリストを印刷したり、文書編集プログラムを立ち上げ直したりする手間が不要であり、文書編集中に迅速に参照することが可能である。また、リストアップされた符号と用語のリストをそのまま特許明細書の「符号の説明」欄に用いることができるので、明細書作成の作業がより効率的となる。なお、当該文書編集プログラムで編集する文書データに出力するのであれば、作成中の特許明細書の文書データ中に出力してもよいし、新規の文書データを開いて、その文書データ中にリストを出力してもよい。
なお、前記第1の強調コードを記憶する変数は、通常、配列変数を用いるとよい。このときの配列変数は、用語や符号の配列変数と別個のものであってもよいし、2次元の配列変数を使うなど同じ配列変数であってもよい。
なお、前記第1の強調コードを記憶する変数は、通常、配列変数を用いるとよい。このときの配列変数は、用語や符号の配列変数と別個のものであってもよいし、2次元の配列変数を使うなど同じ配列変数であってもよい。
また、前記した各プログラムにおいては、
前記(A)ステップは、
(A1)文書データから、符号を構成する文字列を検索するステップと、
(A2)検索された文字列前方の文字を一文字ずつ選択し、選択した文字が、符号または用語を構成する文字か否か判断し、符号または用語を構成する文字であった場合には、さらに前方の文字を選択し、符号または用語を構成する文字以外を選択するまで選択を続けるステップと、
(A3)選択された文字列から、用語と符号とを文字種に従って分離し、記憶するステップと、
を有して構成することができる。
前記(A)ステップは、
(A1)文書データから、符号を構成する文字列を検索するステップと、
(A2)検索された文字列前方の文字を一文字ずつ選択し、選択した文字が、符号または用語を構成する文字か否か判断し、符号または用語を構成する文字であった場合には、さらに前方の文字を選択し、符号または用語を構成する文字以外を選択するまで選択を続けるステップと、
(A3)選択された文字列から、用語と符号とを文字種に従って分離し、記憶するステップと、
を有して構成することができる。
日本語においては、名詞、技術用語などの用語は一般的に漢字、カタカナ、英数字などが連続して構成され、ひらがなが混じらないことが多い。そこで、符号を構成する数字を検索した後、その数字の前方で用語または符号を構成する文字種の文字を一文字ずつ探していくことで、一連の用語と符号とを抽出することが可能となる。
本発明によれば、用語の記載ミスと、符号の振り間違いを自動的に検索して強調表示した上でリストアップし、または文書データ中で当該間違い部分を強調表示するので、特許明細書の作成を効率的に行うことができる。
[第1実施形態]
本発明の実施の形態について、適宜図面を参照しながら説明する。参照する図面において、図1は、特許明細書作成支援プログラムを実行するコンピュータの構成を示す図であり、図2は、特許明細書作成支援プログラムの機能ブロック図である。
図1に示すように、本発明のプログラムを実行するコンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)12、メインメモリ13、記憶装置14などを有する本体を主たる構成とした一般的なコンピュータである。コンピュータ10は入力装置としてキーボード15、マウス16などを備え、出力装置としてモニタ17、プリンタ18などを備える。明細書作成支援プログラムは、ハードディスクなどの外部記憶装置からなる記憶装置14に記憶され、CPU12によって適宜メインメモリ13に読み出されつつ、実行される。
本発明の実施の形態について、適宜図面を参照しながら説明する。参照する図面において、図1は、特許明細書作成支援プログラムを実行するコンピュータの構成を示す図であり、図2は、特許明細書作成支援プログラムの機能ブロック図である。
図1に示すように、本発明のプログラムを実行するコンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)12、メインメモリ13、記憶装置14などを有する本体を主たる構成とした一般的なコンピュータである。コンピュータ10は入力装置としてキーボード15、マウス16などを備え、出力装置としてモニタ17、プリンタ18などを備える。明細書作成支援プログラムは、ハードディスクなどの外部記憶装置からなる記憶装置14に記憶され、CPU12によって適宜メインメモリ13に読み出されつつ、実行される。
図2に示すように、明細書作成支援プログラムAは、小さな機能部をサブルーチンとして複数有しており、適宜その機能部が呼び出されて実行される。
プログラムAは、大まかな機能部として符号付用語抽出手段20、用語・符号比較手段30、リスト出力手段40および記載ミス警告手段50を有している。これらの各手段は、記憶装置14に記憶されているプログラムからなり、CPU12により実行されると、必要に応じて記憶装置14にアクセスしてデータの読込みまたは書込みを行う。
また、プログラムAは、既存の文書編集プログラム上で動作するものであり、一般に文書編集プログラムでまとまった動作を指示するマクロといわれるコマンド群を用いて記述するのが、構成する上で容易である。もっとも、プログラムAは、必ずしもいわゆるマクロといわれているもので構成しなければならないものではなく、文書編集プログラムを新たに構成するとともに、その文書編集プログラムの一機能として追加的に構成しても良い。また、文書編集プログラム上で実行させるのではなく、文書ファイルとして外部記憶装置に記憶された文書データを本プログラムから参照して、その文書データの文書ファイルに強調表示などのデータを書き加えるように構成してもよい。
なお、以下の説明において、各機能部が処理をする過程で一時的に変数などにデータを記憶したり、演算をしたりすることは、プログラムの構成や、コンピュータの処理上当然のことであるので、かかる記憶・演算については、適宜省略して説明する。また、データをメインメモリ13に記憶するか、記憶装置14(外部記憶装置)に記憶するかは、本発明にとって重要ではないので、各記憶処理は、いずれにもできるものとし、以下では、説明の簡単のため、記憶装置14に記憶する場合で説明する。
プログラムAは、大まかな機能部として符号付用語抽出手段20、用語・符号比較手段30、リスト出力手段40および記載ミス警告手段50を有している。これらの各手段は、記憶装置14に記憶されているプログラムからなり、CPU12により実行されると、必要に応じて記憶装置14にアクセスしてデータの読込みまたは書込みを行う。
また、プログラムAは、既存の文書編集プログラム上で動作するものであり、一般に文書編集プログラムでまとまった動作を指示するマクロといわれるコマンド群を用いて記述するのが、構成する上で容易である。もっとも、プログラムAは、必ずしもいわゆるマクロといわれているもので構成しなければならないものではなく、文書編集プログラムを新たに構成するとともに、その文書編集プログラムの一機能として追加的に構成しても良い。また、文書編集プログラム上で実行させるのではなく、文書ファイルとして外部記憶装置に記憶された文書データを本プログラムから参照して、その文書データの文書ファイルに強調表示などのデータを書き加えるように構成してもよい。
なお、以下の説明において、各機能部が処理をする過程で一時的に変数などにデータを記憶したり、演算をしたりすることは、プログラムの構成や、コンピュータの処理上当然のことであるので、かかる記憶・演算については、適宜省略して説明する。また、データをメインメモリ13に記憶するか、記憶装置14(外部記憶装置)に記憶するかは、本発明にとって重要ではないので、各記憶処理は、いずれにもできるものとし、以下では、説明の簡単のため、記憶装置14に記憶する場合で説明する。
[符号付用語抽出手段20]
符号付用語抽出手段20は、符号が付された用語を文書データから抽出する手段であり、細かい機能部として符号文字検索部21、左側文字選択部22、右側文字選択部23、文字種判断部24、用語・符号分離部25、用語適性判断部26、重複確認部27および符号付用語格納部28を有する。
符号付用語抽出手段20は、符号が付された用語を文書データから抽出する手段であり、細かい機能部として符号文字検索部21、左側文字選択部22、右側文字選択部23、文字種判断部24、用語・符号分離部25、用語適性判断部26、重複確認部27および符号付用語格納部28を有する。
符号文字検索部21は、符号として用いられる文字を検索する機能部である。例えば、符号として用いられる、数字、英字(アルファベット)、ギリシア文字、「′(ダッシュ)」や「−(マイナス)」などの記号などを文書データ中から検索する。
例えば、
「ネジ穴Pにボルト15を螺合して」
という文書データの例があったとすると、数字を符号として用いられる文字として検索すると、
「ネジ穴Pにボルト〈15〉を螺合して」
というように、「15」の文字が検索される。なお、本明細書において、選択された文字の位置を示すのに〈〉のカッコを用いるものとする。
この検索すべき文字は、ユーザの好みに応じて選択させ、記憶装置14に記憶させてもよい。
例えば、
「ネジ穴Pにボルト15を螺合して」
という文書データの例があったとすると、数字を符号として用いられる文字として検索すると、
「ネジ穴Pにボルト〈15〉を螺合して」
というように、「15」の文字が検索される。なお、本明細書において、選択された文字の位置を示すのに〈〉のカッコを用いるものとする。
この検索すべき文字は、ユーザの好みに応じて選択させ、記憶装置14に記憶させてもよい。
左側文字選択部22は、文書データ中の現在位置の左側の文字を選択する機能部である。この文字の選択は、現在、文書データ中で選択中の文字があったら、その文字に続けて追加的に選択しても良いし、新たに左側の文字だけを選択しても良い。例えば、
「ネジ穴Pにボルト〈15〉を螺合して」
と選択されている文書データにおいて左側の文字を追加的に選択すれば
「ネジ穴Pにボル〈ト15〉を螺合して」
となる。また、新たに左側の文字だけを選択すれば、
「ネジ穴Pにボル〈ト〉15を螺合して」
となる。
「ネジ穴Pにボルト〈15〉を螺合して」
と選択されている文書データにおいて左側の文字を追加的に選択すれば
「ネジ穴Pにボル〈ト15〉を螺合して」
となる。また、新たに左側の文字だけを選択すれば、
「ネジ穴Pにボル〈ト〉15を螺合して」
となる。
右側文字選択部23は、左側文字選択部22と同様の機能を右側の文字に対して行う機能部である。
文字種判断部24は、処理対象となる文字の文字コード、例えばシフトJISの文字コードを取得して、取得した文字コードに基づいて文字種を判断する。つまり、選択された文字がカタカナか、漢字か、数字か、ギリシア文字か、特定の記号か、ひらがなか、などを判断する。
例えば、
「ネジ穴Pにボル〈ト〉15を螺合して」
の選択中に文字種判断部24を呼び出せば、選択中の「ト」の文字コードを取得して、その文字がカタカナであることを判断する。
例えば、
「ネジ穴Pにボル〈ト〉15を螺合して」
の選択中に文字種判断部24を呼び出せば、選択中の「ト」の文字コードを取得して、その文字がカタカナであることを判断する。
用語・符号分離部25は、用語と符号が連続した文字列から、用語と符号を分離する機能部である。例えば、
「ボルト15」
という用語と符号が連続した文字列があった場合、この文字列の各文字を処理対象として文字種判断部24を適宜呼び出して文字種を判断し、「ボルト」という用語と「15」という符号に分離して記憶装置14に記憶する。
この方法は、種々考えられるが、例えば、前方(左側)から一文字ずつ取得して文字種を判断し、漢字またはカタカナなどの用語を構成する文字種が続く限り、用語が続いていると判断し、符号を構成する文字種(数字など)と判断されたときに、その文字以前(左側)までの文字列を用語とし、残りの文字列を符号とする。
この方法と逆に、後方(右側)から一文字ずつ取得して文字種を判断し、符号を構成する文字種を右側から取得しても良い。このように後方から取得すれば、「CCDカメラ15a」のように、アルファベットを符号にも用語にも用いる場合、「15a」を符号として取得し、残りを用語として取得すれば良いため、簡易な処理で符号と用語を分離することができる。
「ボルト15」
という用語と符号が連続した文字列があった場合、この文字列の各文字を処理対象として文字種判断部24を適宜呼び出して文字種を判断し、「ボルト」という用語と「15」という符号に分離して記憶装置14に記憶する。
この方法は、種々考えられるが、例えば、前方(左側)から一文字ずつ取得して文字種を判断し、漢字またはカタカナなどの用語を構成する文字種が続く限り、用語が続いていると判断し、符号を構成する文字種(数字など)と判断されたときに、その文字以前(左側)までの文字列を用語とし、残りの文字列を符号とする。
この方法と逆に、後方(右側)から一文字ずつ取得して文字種を判断し、符号を構成する文字種を右側から取得しても良い。このように後方から取得すれば、「CCDカメラ15a」のように、アルファベットを符号にも用語にも用いる場合、「15a」を符号として取得し、残りを用語として取得すれば良いため、簡易な処理で符号と用語を分離することができる。
用語適性判断部26は、用語・符号分離部25で、用語として分離された文字列が、用語として不要な文字を含む場合は、その文字を除去した上で、用語として適当か否かを判断する。例えば、用語して分離された文字列が「前記ボルト」であった場合には、「前記」は不要であるので、「前記」を除去して「ボルト」だけにする。また、文字列が「昭和」であった場合には、日付の部分を符号付用語として誤って抽出した場合であるので、不適切な用語であると判断する。これらの不適切な用語は、辞書として記憶しておくとよい。
重複確認部27は、用語・符号分離部25で分離された用語および符号について、これまで取得された用語および符号のセットと重複していないかを判断する。
例えば、次に説明する符号付用語格納部28で配列変数に格納された用語および符号と一致または不一致を判断して、用語も符号も一致する場合は、重複していると判断する。
例えば、次に説明する符号付用語格納部28で配列変数に格納された用語および符号と一致または不一致を判断して、用語も符号も一致する場合は、重複していると判断する。
符号付用語格納部28は、文書データから取得(抽出)した用語および符号を配列変数に格納する機能部である。なお、格納、記憶、書込などの語は、いずれも記憶装置に記憶させる意味であるが、ここでいう「格納」は、重要なデータを記憶する場合に用いることとする。
もっとも、重複確認部27で重複する用語および符号と判断された場合には、重ねて格納する必要がないので、新たに格納しないようにする。
配列変数としては、例えば、用語(n),符号(n)のように、用語と符号について別の配列変数を用いることができる。なお、nは、配列変数の引数であり、引数ごとに別個の記憶領域が確保される。
また、word(n1,n2)のように、2次元の配列変数を用いて用語と符号、また、後述する強調コードを一つの配列変数に格納してもよい。
この場合、例えば、
word(1,1)=”ボルト”
word(1,2)=”15”
word(1,3)=0
word(2,1)=”エンジン”
word(2,2)=”E”
word(2,3)=1
のように、引数の2次元目が1の場合に用語、2の場合に符号、3の場合に強調コード、などと使い分けるとよい。もちろん、引数の1次元目で使い分けてもよい。
もっとも、重複確認部27で重複する用語および符号と判断された場合には、重ねて格納する必要がないので、新たに格納しないようにする。
配列変数としては、例えば、用語(n),符号(n)のように、用語と符号について別の配列変数を用いることができる。なお、nは、配列変数の引数であり、引数ごとに別個の記憶領域が確保される。
また、word(n1,n2)のように、2次元の配列変数を用いて用語と符号、また、後述する強調コードを一つの配列変数に格納してもよい。
この場合、例えば、
word(1,1)=”ボルト”
word(1,2)=”15”
word(1,3)=0
word(2,1)=”エンジン”
word(2,2)=”E”
word(2,3)=1
のように、引数の2次元目が1の場合に用語、2の場合に符号、3の場合に強調コード、などと使い分けるとよい。もちろん、引数の1次元目で使い分けてもよい。
[用語・符号比較手段30]
用語・符号比較手段30は、符号付用語抽出手段20で、配列変数に格納された用語および符号を、配列変数の引数のすべての組合せについて比較し、一致または不一致を判断し、強調コードを記憶する手段である。用語・符号比較手段30は、機能部として引数生成部31、用語比較部32、符号比較部33および強調コード決定部34を有する。
用語・符号比較手段30は、符号付用語抽出手段20で、配列変数に格納された用語および符号を、配列変数の引数のすべての組合せについて比較し、一致または不一致を判断し、強調コードを記憶する手段である。用語・符号比較手段30は、機能部として引数生成部31、用語比較部32、符号比較部33および強調コード決定部34を有する。
引数生成部31は、配列変数に格納した用語および符号の組合せが、誤っていないかどうかチェック(比較)するため、配列変数の比較に用いる引数の組合せを作る機能部である。例えば、配列変数に格納した用語および符号の種類が3個あれば、
{1,2},{1,3},{2,3}
の組合せを作成する。もっとも、処理は多く無駄になるが、重複する組合せがあっても処理上は問題ない。
この処理の一例としては、i,j、の2つの変数を用意しておき、引数の生成が求められるごとに、jの値をインクリメントし、jの値が上限まで来たならば、iをインクリメントしてjを1に初期化し、これをiが上限になるまで繰り返せばよい。
{1,2},{1,3},{2,3}
の組合せを作成する。もっとも、処理は多く無駄になるが、重複する組合せがあっても処理上は問題ない。
この処理の一例としては、i,j、の2つの変数を用意しておき、引数の生成が求められるごとに、jの値をインクリメントし、jの値が上限まで来たならば、iをインクリメントしてjを1に初期化し、これをiが上限になるまで繰り返せばよい。
用語比較部32は、引数生成部31が作成した引数の組合せに応じて、配列変数に記憶した用語の一致または不一致を比較する。
例えば、用語(1)と用語(2)、用語(1)と用語(3)、用語(2)と用語(3)について、格納されているデータが一致するかどうか比較する。
用語(1)=”ボルト”、用語(2)=”ボルタ”の場合には、用語(1)と用語(2)は一致しないと判断される。
例えば、用語(1)と用語(2)、用語(1)と用語(3)、用語(2)と用語(3)について、格納されているデータが一致するかどうか比較する。
用語(1)=”ボルト”、用語(2)=”ボルタ”の場合には、用語(1)と用語(2)は一致しないと判断される。
符号比較部33は、引数生成部31が作成した引数の組合せに応じて、配列変数に記憶した符号の一致または不一致を比較する。
例えば、符号(1)と符号(2)、符号(1)と符号(3)、符号(2)と符号(3)について、格納されているデータが一致するかどうか比較する。
符号(1)=”15”、符号(2)=”15”の場合には、符号(1)と符号(2)は一致すると判断される。
例えば、符号(1)と符号(2)、符号(1)と符号(3)、符号(2)と符号(3)について、格納されているデータが一致するかどうか比較する。
符号(1)=”15”、符号(2)=”15”の場合には、符号(1)と符号(2)は一致すると判断される。
強調コード決定部34は、用語比較部32、符号比較部33により比較した結果に基づいて、用語および符号の組合せごとに、強調コードを決定して記憶する機能部である。
例えば、用語が一致せず、符号も一致しない場合は0、符号が一致して用語が一致しない場合は1(第1の強調コード)、用語が一致して符号が一致しない場合は2(第2の強調コード)、のように強調コードを決定し、用語および符号に対応させて記憶する。
例えば、用語(1)=”ボルト”、用語(2)=”ボルタ”、符号(1)=”15”、符号(2)=”15”の場合には、用語が一致せず、符号が一致しているので、強調コードは1となり、配列変数「コード(n)」に、コード(1)=1,コード(2)=1を記憶する。なお、強調する必要がない場合には、コード(n)は、デフォルト値である0を保持する。
例えば、用語が一致せず、符号も一致しない場合は0、符号が一致して用語が一致しない場合は1(第1の強調コード)、用語が一致して符号が一致しない場合は2(第2の強調コード)、のように強調コードを決定し、用語および符号に対応させて記憶する。
例えば、用語(1)=”ボルト”、用語(2)=”ボルタ”、符号(1)=”15”、符号(2)=”15”の場合には、用語が一致せず、符号が一致しているので、強調コードは1となり、配列変数「コード(n)」に、コード(1)=1,コード(2)=1を記憶する。なお、強調する必要がない場合には、コード(n)は、デフォルト値である0を保持する。
[リスト出力手段40]
リスト出力手段40は、符号と用語をリスト表示するとともに、用語・符号比較手段30で記憶した強調コードに応じてこのリストの符号および用語の少なくとも一方を装飾する手段である。リスト出力手段40は、機能部として用語・符号ソート部41、装飾部42およびリスト書出部43を有する。
リスト出力手段40は、符号と用語をリスト表示するとともに、用語・符号比較手段30で記憶した強調コードに応じてこのリストの符号および用語の少なくとも一方を装飾する手段である。リスト出力手段40は、機能部として用語・符号ソート部41、装飾部42およびリスト書出部43を有する。
用語・符号ソート部41は、符号をキーとして、昇順または降順で用語および符号を記憶している配列変数の内容をソートする機能部である。ソートの方法は、一般に知られている各種の方法を用いることができるので、説明は省略する。
例えば、引数が小さい程、符号が若くなるよう(昇順)に、配列変数における用語および符号の記憶位置をソートする。
例えば、引数が小さい程、符号が若くなるよう(昇順)に、配列変数における用語および符号の記憶位置をソートする。
装飾部42は、符号と用語をリスト表示するのに合わせてその用語および符号の少なくとも一方を強調コードに応じて装飾する機能部である。このために、後述するリスト書出部43で符号および用語の文字列を出力する際に、装飾設定(これから出力する文字を太字にする、など)をしてもよいし、既に出力された文字列を選択して、その選択した文字列に対し、装飾設定をしてもよい。
リスト書出部43は、配列変数に格納された用語および符号を対応づけて文書データ中に出力する機能部である。この出力は、編集中の文書データに出力してもよいし、新規文書のデータに出力してもよい。
記載ミス警告手段50は、編集中の文書データにおいて、記載ミスと考えられる部分を強調表示して警告する手段であり、機能部として符号付用語検索部51および装飾部52を有する。
符号付用語検索部51は、配列変数に格納された、用語と符号を接続した文字列を編集中の文書データから検索する機能部である。例えば、用語(1)=”ボルト”、符号(1)=”15”が格納されていれば、これらを接続した”ボルト15”の文字列を文書データ中から検索する。
装飾部52は、符号付用語検索部51が検索した文字列を、強調コードに応じて装飾する機能部である。例えば、”ボルト15”について選択され、コード(1)=1であったならば、第1の強調コードであり、赤色かつ太字で装飾する。他にも、フォントの種類や、フォントの大きさを変更してもよい。
なお、強調コードが第2の強調コードである「2」であった場合には、青色かつ太字で装飾するとよい。また、強調コードが0だった場合は、用語および符号は間違っている可能性が低く強調する必要がないので、装飾をしない。
なお、強調コードが第2の強調コードである「2」であった場合には、青色かつ太字で装飾するとよい。また、強調コードが0だった場合は、用語および符号は間違っている可能性が低く強調する必要がないので、装飾をしない。
以上のような各機能部(手段)を有する明細書作成支援プログラムAの一例について、図3〜図6のフローチャートを参照しながら説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る明細書作成支援プログラムのメインフローを示すフローチャートであり、図4は、符号付用語を抽出する処理を示すフローチャートであり、図5は、文書データ中の記載ミスを警告表示する処理を示すフローチャートである。
図3は、本発明の実施形態に係る明細書作成支援プログラムのメインフローを示すフローチャートであり、図4は、符号付用語を抽出する処理を示すフローチャートであり、図5は、文書データ中の記載ミスを警告表示する処理を示すフローチャートである。
[メインフロー]
まず、図3を参照してプログラムAのメインフローについて説明する。以下の説明において、各ステップおよびそのステップを処理する機能部をカッコ書きで示す。
プログラムAは、符号付用語を編集中の文書データから抽出して、配列変数である用語(n)および符号(n)に格納する(S100、符号付用語抽出手段20)。この処理の詳細については後述する。
ステップS201〜S204では、第2の強調表示をするかどうかを判断し、コード(n)に強調コードを代入する処理を行う。
ここでは、まず引数{i,j}の組合せを生成する(S201、引数生成部31)。
そして、各引数の組合せについて、用語(n)、符号(n)の一致および不一致を判断する。すなわち、用語が一致するとともに、符号が不一致であるかどうかを判断する(S202、用語比較部32、符号比較部33)。用語が一致するとともに符号が不一致な場合(S202、Yes)、第2の強調コードとして、「2」をコード(n)に代入する(S203、強調コード決定部34)。
そして、すべての{i,j}の組合せについて、処理が終わっていなければ、ステップS201〜S204を繰返し(S204、No)、終わっていれば(S204、Yes)、ステップS205に進む。
ステップS205〜S208では、第1の強調表示をするかどうかを判断し、コード(n)に強調コードを代入する処理を行う。
ここでは、まず引数{i,j}の組合せを作成する(S205、引数生成部31)。
そして、各引数の組合せについて、用語(n)、符号(n)の一致および不一致を判断する。すなわち、用語が不一致であるとともに、符号が一致するかどうかを判断する(S206、用語比較部32)。用語が不一致であるとともに符号が一致する場合(S206、Yes)、第1の強調コードとして、「1」をコード(n)に代入する(S207、強調コード決定部34)。
そして、すべての{i,j}の組合せについて、処理が終わっていなければ、ステップS205〜S208を繰返し(S208、No)、終わっていれば(S208、Yes)、ステップS209に進む。
まず、図3を参照してプログラムAのメインフローについて説明する。以下の説明において、各ステップおよびそのステップを処理する機能部をカッコ書きで示す。
プログラムAは、符号付用語を編集中の文書データから抽出して、配列変数である用語(n)および符号(n)に格納する(S100、符号付用語抽出手段20)。この処理の詳細については後述する。
ステップS201〜S204では、第2の強調表示をするかどうかを判断し、コード(n)に強調コードを代入する処理を行う。
ここでは、まず引数{i,j}の組合せを生成する(S201、引数生成部31)。
そして、各引数の組合せについて、用語(n)、符号(n)の一致および不一致を判断する。すなわち、用語が一致するとともに、符号が不一致であるかどうかを判断する(S202、用語比較部32、符号比較部33)。用語が一致するとともに符号が不一致な場合(S202、Yes)、第2の強調コードとして、「2」をコード(n)に代入する(S203、強調コード決定部34)。
そして、すべての{i,j}の組合せについて、処理が終わっていなければ、ステップS201〜S204を繰返し(S204、No)、終わっていれば(S204、Yes)、ステップS205に進む。
ステップS205〜S208では、第1の強調表示をするかどうかを判断し、コード(n)に強調コードを代入する処理を行う。
ここでは、まず引数{i,j}の組合せを作成する(S205、引数生成部31)。
そして、各引数の組合せについて、用語(n)、符号(n)の一致および不一致を判断する。すなわち、用語が不一致であるとともに、符号が一致するかどうかを判断する(S206、用語比較部32)。用語が不一致であるとともに符号が一致する場合(S206、Yes)、第1の強調コードとして、「1」をコード(n)に代入する(S207、強調コード決定部34)。
そして、すべての{i,j}の組合せについて、処理が終わっていなければ、ステップS205〜S208を繰返し(S208、No)、終わっていれば(S208、Yes)、ステップS209に進む。
以上のように、第2の強調コードを決定した後で、第1の強調コードを決定しているので、用語と符号のセットが、第1の強調コードの条件に当てはまるとともに第2の強調コードの条件にも当てはまるときには、第1の強調コードをコード(i)に上書きすることで優先させることができる。例えば、符号付用語として、「ボルト12」、「ボルト15」、「ボルタ15」の3つが使われていた場合には、「ボルト15」は、「ボルト12」との間で第2の強調コードを割り当てるべき関係にあるが、「ボルタ15」との間では第1の強調コードを割り当てるべき関係にある。このような場合に、「ボルト15」に第1の強調コードを優先的に割り当てることができ、明細書作成者に適切な注意を喚起することができる。なお、第1の強調コードを優先的に割り当てる方法は、この方法に限られず、先に第1の強調コードを割り当てた後、後で第2の強調コードを割り当てようとするときに、既に第1の強調コードを記憶しているときには、第2の強調コードを記憶しないように構成することもできる。
強調コードを決定した後は、符号(n)内のデータをキーとして、用語(n)および符号(n)をソートする(S209、用語・符号ソート部41)。このソートは、強調コードを決定する前に行ってもよい。
次に、符号および用語をコード(n)に応じて装飾して文書データ中にリスト出力する(S210、装飾部42、リスト書出部43)。
そして、文書データからコード(n)に強調コード、つまり、1または2の値を有する用語および符号を検索して、強調コードに応じた装飾をする(S300)。この処理の詳細については後述する。
次に、符号および用語をコード(n)に応じて装飾して文書データ中にリスト出力する(S210、装飾部42、リスト書出部43)。
そして、文書データからコード(n)に強調コード、つまり、1または2の値を有する用語および符号を検索して、強調コードに応じた装飾をする(S300)。この処理の詳細については後述する。
[符号付用語の抽出処理]
次に、図4を参照して、符号付用語を抽出する処理S100について説明する。
まず、変数iを1にして初期化する(S101)。
そして、編集中の文書データから数字、アルファベット(英字)などの符号を構成する文字を検索する(S102、符号文字検索部21)。
検索した結果、文書データの終わりまできたときには(S103、Yes)、処理を終了する。文書データの終わりでなければ(S103、No)、ステップS104に進む。
次に、左側の文字を選択する(S104、左側文字選択部22)。
そして、新たに選択した文字が用語を構成する文字種か、例えば、漢字、カタカナまたはアルファベットか否かを判断し(S105、文字種判断部24)、用語を構成する文字種だった場合には(S105、Yes)、ステップS104〜S105を繰返し、用語を構成する文字種でなかった場合には(S105、No)、最後に選択した文字の選択を解除してステップS105へ進む。
次に、左側の文字の場合と同様に右側の文字を選択する(S106、右側文字選択部23)。
そして、新たに選択した文字が用語を構成する文字種か否かを判断し(S107、文字種判断部24)、用語を構成する文字種だった場合には(S107、Yes)、ステップS106〜S107を繰返し、用語を構成する文字種でなかった場合には(S107、No)、最後に選択した文字の選択を解除してステップS108へ進む。
次に、選択された文字列、つまり用語と符号が接続した文字列から、用語と符号を分離する(S108、用語・符号分離部25)。
次に、選択された用語から、不要な文字を除去する(S109、用語適性判断部26)。また、適切な用語か否か判断し(S110、用語適性判断部26)、適切でなかった場合には(S110、No)、ステップS102に戻って次の符号付用語の検索をする。一方、適切だった場合には(S110、Yes)、抽出された用語および符号が、既に配列変数に格納された用語および符号と重複するか否か判断する(S111、重複確認部27)。
重複している場合には(S111、Yes)、ステップS102に戻って次の符号付用語の検索をする。一方、重複していない場合には(S111、No)、その用語および符号を、用語(i)、符号(i)に格納する(S111、符号付用語格納部28)。そして、変数iをインクリメントしてステップS102に戻って次の符号付用語の検索をする(S113)。
次に、図4を参照して、符号付用語を抽出する処理S100について説明する。
まず、変数iを1にして初期化する(S101)。
そして、編集中の文書データから数字、アルファベット(英字)などの符号を構成する文字を検索する(S102、符号文字検索部21)。
検索した結果、文書データの終わりまできたときには(S103、Yes)、処理を終了する。文書データの終わりでなければ(S103、No)、ステップS104に進む。
次に、左側の文字を選択する(S104、左側文字選択部22)。
そして、新たに選択した文字が用語を構成する文字種か、例えば、漢字、カタカナまたはアルファベットか否かを判断し(S105、文字種判断部24)、用語を構成する文字種だった場合には(S105、Yes)、ステップS104〜S105を繰返し、用語を構成する文字種でなかった場合には(S105、No)、最後に選択した文字の選択を解除してステップS105へ進む。
次に、左側の文字の場合と同様に右側の文字を選択する(S106、右側文字選択部23)。
そして、新たに選択した文字が用語を構成する文字種か否かを判断し(S107、文字種判断部24)、用語を構成する文字種だった場合には(S107、Yes)、ステップS106〜S107を繰返し、用語を構成する文字種でなかった場合には(S107、No)、最後に選択した文字の選択を解除してステップS108へ進む。
次に、選択された文字列、つまり用語と符号が接続した文字列から、用語と符号を分離する(S108、用語・符号分離部25)。
次に、選択された用語から、不要な文字を除去する(S109、用語適性判断部26)。また、適切な用語か否か判断し(S110、用語適性判断部26)、適切でなかった場合には(S110、No)、ステップS102に戻って次の符号付用語の検索をする。一方、適切だった場合には(S110、Yes)、抽出された用語および符号が、既に配列変数に格納された用語および符号と重複するか否か判断する(S111、重複確認部27)。
重複している場合には(S111、Yes)、ステップS102に戻って次の符号付用語の検索をする。一方、重複していない場合には(S111、No)、その用語および符号を、用語(i)、符号(i)に格納する(S111、符号付用語格納部28)。そして、変数iをインクリメントしてステップS102に戻って次の符号付用語の検索をする(S113)。
[記載ミス警告処理]
次に、図5を参照して、記載ミスを警告表示する処理S300について説明する。
まず変数iを1にして初期化する(S301)。
そして、iが、用語が格納された配列変数の引数の上限値を超えたかどうか(便宜上、iが終了という)判断する(S302)。例えば、用語および符号の組合せが10種類であった場合には、iが10を超えたかどうかを判断する。iが終了の値までなっていれば(S302、Yes)、処理を終了する。一方、iが終了の値までなっていなければ、次のステップS303へ進む。
次に、コード(i)が0か否か判断し(S303)、コード(i)が0だった場合には(S303、Yes)、iをインクリメントして(S307)、ステップS302から処理を続行する。コード(i)が0でなかった場合には(S303、No)、次のステップS304へ進む。
次に、編集中の文書データから、用語(i)と符号(i)を接続(演算子”&”で示す)した文字列を検索する(S304、符号付用語検索部51)。検索の結果、文書データの最後まで来たならば、iをインクリメントしてステップS302から処理を続行する。文書データの最後ではなく、検索の結果、文字列が選択(検出)されたならば、選択された文字列にコード(i)が有する強調コードに応じた装飾の設定をする(S306、装飾部52)。
次に、図5を参照して、記載ミスを警告表示する処理S300について説明する。
まず変数iを1にして初期化する(S301)。
そして、iが、用語が格納された配列変数の引数の上限値を超えたかどうか(便宜上、iが終了という)判断する(S302)。例えば、用語および符号の組合せが10種類であった場合には、iが10を超えたかどうかを判断する。iが終了の値までなっていれば(S302、Yes)、処理を終了する。一方、iが終了の値までなっていなければ、次のステップS303へ進む。
次に、コード(i)が0か否か判断し(S303)、コード(i)が0だった場合には(S303、Yes)、iをインクリメントして(S307)、ステップS302から処理を続行する。コード(i)が0でなかった場合には(S303、No)、次のステップS304へ進む。
次に、編集中の文書データから、用語(i)と符号(i)を接続(演算子”&”で示す)した文字列を検索する(S304、符号付用語検索部51)。検索の結果、文書データの最後まで来たならば、iをインクリメントしてステップS302から処理を続行する。文書データの最後ではなく、検索の結果、文字列が選択(検出)されたならば、選択された文字列にコード(i)が有する強調コードに応じた装飾の設定をする(S306、装飾部52)。
以上のような処理により、本実施形態の明細書作成支援プログラムAによれば、次のような効果を奏する。
プログラムAの実行後に、符号と用語のリストが表示され、符号が同じでありつつ、用語が異なる符号付用語が文書データ中にあった場合には、第1の強調表示で装飾されるので、一見して符号または用語の記載ミスを発見することができる。
また、用語が同一で符号が不一致の符号付用語が文書データ中にあった場合にも、第1の強調表示と異なる第2の強調表示で装飾されるので、記載ミスの可能性がある語句のチェックを行うのが容易となる。
さらに、文書データ中においても、用語が不一致で符号が一致する符号付用語の部分が第1の強調表示で装飾されるので、記載ミスをした部分を一目で発見することができ、特許明細書の作成が効率的になる。
また、文書データ中において、符号が不一致で用語が一致する符号付用語の部分が第2の強調表示で装飾されるので、記載ミスの可能性がある部分を一目でチェックすることができ、特許明細書の作成が効率的になる。
文書を編集するプログラム上で、上記の処理が行われるので、文書データの編集中にすぐに特許明細書のチェックができ、明細書作成作業を効率的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されることなく適宜変更して実施することが可能である。
プログラムAの実行後に、符号と用語のリストが表示され、符号が同じでありつつ、用語が異なる符号付用語が文書データ中にあった場合には、第1の強調表示で装飾されるので、一見して符号または用語の記載ミスを発見することができる。
また、用語が同一で符号が不一致の符号付用語が文書データ中にあった場合にも、第1の強調表示と異なる第2の強調表示で装飾されるので、記載ミスの可能性がある語句のチェックを行うのが容易となる。
さらに、文書データ中においても、用語が不一致で符号が一致する符号付用語の部分が第1の強調表示で装飾されるので、記載ミスをした部分を一目で発見することができ、特許明細書の作成が効率的になる。
また、文書データ中において、符号が不一致で用語が一致する符号付用語の部分が第2の強調表示で装飾されるので、記載ミスの可能性がある部分を一目でチェックすることができ、特許明細書の作成が効率的になる。
文書を編集するプログラム上で、上記の処理が行われるので、文書データの編集中にすぐに特許明細書のチェックができ、明細書作成作業を効率的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されることなく適宜変更して実施することが可能である。
10 コンピュータ
14 記憶装置
20 符号付用語抽出手段
30 符号比較手段
40 リスト出力手段
50 記載ミス警告手段
A 明細書作成支援プログラム
14 記憶装置
20 符号付用語抽出手段
30 符号比較手段
40 リスト出力手段
50 記載ミス警告手段
A 明細書作成支援プログラム
Claims (6)
- 特許明細書の作成を支援するプログラムであって、
コンピュータに、
(A)文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを対応させて順次記憶するステップ、
(B)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致するセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ、
(C)前記符号と用語とをセットごとにリストとして出力するとともに、前記セットごとに前記第1の強調コードを読み出し、第1の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号および用語の少なくとも一方を第1の強調表示で装飾するステップ、
を実行させることを特徴とする特許明細書作成支援プログラム。 - 前記(B)ステップで、
(B1)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が一致するとともに符号が不一致であるセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて前記第1の強調コードと異なる第2の強調コードを記憶するステップを、
前記(C)ステップで、
(C1)前記セットごとに前記第2の強調コードを読み出し、第2の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号および用語の少なくとも一方を第2の強調表示で装飾するステップを、
さらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の特許明細書作成支援プログラム。 - 特許明細書の作成を支援するプログラムであって、
コンピュータに、
(A)文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを対応させて順次記憶するステップ、
(B)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致するセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ、
(D1)前記セットごとに前記第1の強調コードが記憶されているか判断し、第1の強調コードが記憶されている場合には、当該セットの用語および符号を接続した文字列を前記文書データ中から検索するステップと、
(D2)検索された文字列を前記第1の強調表示で装飾するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする特許明細書作成支援プログラム。 - 前記(B)ステップで、
(B1)前記記憶した符号と用語のセットを読み出し、他のセットとの間で符号の一致と用語の一致とを判断し、用語が一致するとともに符号が不一致であるセットの組合せがあった場合には、それぞれのセットに対応づけて前記第1の強調コードと異なる第2の強調コードを記憶するステップを、
前記(B1)ステップの後のいずれかの段階で、
(E1)前記セットごとに前記第2の強調コードが記憶されているか判断し、第2の強調コードが記憶されている場合には、当該セットの用語および符号を接続した文字列を前記文書データ中から検索するステップと、
(E2)検索された文字列を前記第2の強調表示で装飾するステップとを、
コンピュータに実行させることを特徴とする請求項3に記載の特許明細書作成支援プログラム。 - 実行中の文書編集プログラムと協働して実行され、編集中の特許明細書の作成を支援するプログラムであって、
コンピュータに、
(A)前記文書編集プログラム上で編集中の文書データから、符号と、この符号の前方に連続する用語とを抽出し、抽出した前記符号と前記用語とを一の引数に対応させて配列変数に順次格納するステップ、
(B)前記配列変数に格納した符号と用語とを引数ごとに読み出し、配列変数のすべての引数の組合せについて、符号の一致と、用語の一致とを判断し、用語が不一致であるとともに符号が一致する引数の組合せがあった場合には、それぞれの引数に対応づけて第1の強調コードを記憶するステップ、
(C)前記配列変数の引数を順次変えつつ前記配列変数の符号と用語とを前記文書編集プログラムで編集する文書データ中にリストとして出力するとともに、前記引数ごとに前記第1の強調コードを読み出し、第1の強調コードが記憶されている場合には、前記リストとして出力する符号と用語との少なくとも一方を第1の強調表示で装飾するステップ、
実行させることを特徴とする特許明細書作成支援プログラム。 - 前記(A)ステップは、
(A1)文書データから、符号を構成する文字列を検索するステップと、
(A2)検索された文字列の前方の文字を一文字ずつ選択し、選択した文字が、符号または用語を構成する文字か否か判断し、符号または用語を構成する文字であった場合には、さらに前方の文字を選択し、符号または用語を構成する文字以外を検出するまで選択を続けるステップと、
(A3)選択された文字列から、用語と符号とを文字種に従って分離し、記憶するステップと、
を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の特許明細書作成支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005169914A JP2006344053A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | 特許明細書作成支援プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005169914A JP2006344053A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | 特許明細書作成支援プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=37640971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005169914A Pending JP2006344053A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | 特許明細書作成支援プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006344053A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020095369A (ja) * | 2018-12-11 | 2020-06-18 | 株式会社椿知財サービス | 文書処理装置、文書処理装置の制御プログラム、および文書処理装置を用いた文書処理方法 |
JP2021189813A (ja) * | 2020-05-31 | 2021-12-13 | 信彦 吉田 | 文書作成装置、文書作成方法、及び文書作成プログラム |
JP7137265B1 (ja) | 2021-06-24 | 2022-09-14 | 弁理士法人Ipx | 情報処理システム、プログラムおよび情報処理方法 |
-
2005
- 2005-06-09 JP JP2005169914A patent/JP2006344053A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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