JP2006342547A - コンクリート構造物の壁面の防護シート - Google Patents

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文基 星山
Toshiharu Machida
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Abstract

【課題】 ベースシートに光硬化性樹脂を含浸したコンクリート構造物の壁面の防護シートとして、ベースシートに対する光硬化性樹脂の含浸時間や壁面張り付け後の光硬化性樹脂の硬化時間が速く、人体や環境に対する悪影響が無いものを提供する。
【解決手段】 ベースシートとしての紙シート14の全体に、光硬化性樹脂を含浸した防護シート13。この防護シート13は、ロールの形などで光線不透過性の袋等に密封した状態で保管する一方、現場において、コンクリート構造物の壁面に、シート張り付けローラなどによる押圧を介して張り付けた後、自然昼光の照射部では、自然の可視光線やこれに隣接する近赤外線の照射により、光硬化性樹脂を硬化させて、またマンホールなどの自然昼光の非照射部では、蛍光灯、メタルハライドランプ等による可視光線や近赤外線の照射により、光硬化性樹脂を硬化させて、コンクリート構造物の壁面に固着する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、コンクリート構造物、例えば水路(中小の河川、側溝を含む)、マンホール、ピットなどの壁面の防護(特に防水、防食)のために、該壁面に張り付けて固着するシートの改良に関する。
この種のコンクリート構造物の壁面の防護シートとしては、ベースシートとしてのガラス繊維シート(ガラス繊維マットなど)全体に光硬化性樹脂を含浸したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしこの公知のガラス繊維シート型の防護シートには、工場や現場におけるガラス繊維シートに対する光硬化性樹脂の含浸時間やコンクリート構造物の壁面に対する張り付け作業時における光硬化性樹脂の硬化に比較的時間がかかるとともに、この樹脂の含浸作業時や壁面に対する張り付け作業時に、ガラス繊維シートを形成するガラス繊維の粉末が飛散して、人体や環境に悪影響を及ぼすという問題がある。
特願2002−36416
この発明は、公知のガラス繊維シート型のものに認められる上記のような問題に鑑み、コンクリート構造物の壁面の防護シートとして、光硬化性樹脂のベースシートに対する含浸時間や壁面張り付け後における光硬化性樹脂の硬化時間が短く、人体や環境への悪影響がなく、かつコストも安いものを提供することを課題としている。
この発明に係るコンクリート構造物の壁面の防護シートは、特許請求の範囲の請求項1に記載のように、基本的には、一枚の紙シート全体又は二枚以上積層した紙シート全体に光硬化性樹脂を含浸する構成からなる。
この発明の防護シートは、特許請求の範囲の請求項2に記載のごとく、紙シートに補強用ネット状シートを積層することができる。
この発明の防護シートにおける紙シートとしては、適度の強度や耐候性(防水性を含む)を有するものであれば、レーヨンパルプ紙などの化学繊維紙類を含めて、種々のものを用いることができる。
光硬化性樹脂としては、それ自体は周知のように、可視光線又は短波長の近赤外線による硬化性を有するビニルエステル樹脂などを用いることができる。
紙シート全体に対する光硬化性樹脂の含浸は、通常は、長尺の紙シートを巻取りドラム類に巻き取ったロールの形態で光硬化性樹脂液中に一括して浸漬するバッチ含浸方式か、長尺の紙シートを伸展状態で光硬化性樹脂液中を搬送しながら含浸する搬送(順送り)含浸方式で行うことができる。
また補強用ネット状シートとしては、種々のものを使用可能であるが、紙シートとの適合性の点から、例えば三軸や四軸などの組布(不織布、織布)のようなネット状布が好適である。
この発明に係る防護シートは、一般には、巻取りドラム類に巻取ったロールの形などで、使用直前まで光線不透過性の袋等で密封包装した状態で保管し、コンクリート構造物の壁面に対しては、シート張り付けローラなどによる押圧を介して張り付ける。
この後は、中小の河川などの自然昼光の照射部では、自然の可視光線やこれに隣接する近赤外線の照射によって、光硬化性樹脂が硬化し、またマンホールなどの自然昼光の非照射部では、蛍光灯、メタルハライドランプ等による可視光線や近赤外線の照射により、光硬化性樹脂を硬化させ、これによって防護シートはコンクリート構造物の壁面に堅固に固着する。
特許請求の範囲の請求項1に記載のこの発明のコンクリート構造物の壁面の防護シートの基本構成によれば、ベースシートが一枚又は二枚以上積層した紙シートからなるので、光硬化性樹脂が含浸し易く、その作業を短時間で終えることができるとともに、光の透過性が良く、光硬化性樹脂の硬化時間も短い。また人体や環境への悪影響も全くないとともにコストも安い。
また請求項2に記載の補強用ネット状シートの積層構成によれば、防護シートの強度がアップし、寿命も長くなるとともに、ネット状の構成のため、紙シートに対する光硬化性樹脂の含浸や硬化が阻害されることも無い。
この発明に係る防護シートは、最もシンプルには、請求項1に記載の基本構成に対応する形態として、図1に概括的に11で示すように、一枚の紙シート14全体に光硬化性樹脂(図示せず)を含浸した形態や、図2に12で示すように、二枚の紙シート14を積層した積層紙シート全体に光硬化性樹脂を含浸した形態で実施することができ、また請求項2に記載の補強用ネット状シートの付加構成に対応する形態として、図3に13で示すように、二枚の紙シート14をネット状布15を挟んで積層したネット状布補強積層紙シート全体に、光硬化性樹脂を含浸した形態で実施することができる。
これらの防護シート11、12、13は、ロールの形で、光線不透過性の包装袋類に密封して保管した後、現場に持ち込んで開封し、必要長ずつ切断しながら、所要の壁面に張り付けて使用することができる。
三和製紙製の紙シート(商品名サンモア)(厚さ0.55mm、幅40cm、長さ50m)のロールと、同じ紙シート2枚を積層した積層紙シート(厚さ1.10mm、幅40cm、長さ50m)のロールと、同じ紙シート2枚を東洋紡製の三軸組布からなるネット状布(厚さ約0.40mm、網目50mm×50mm)を挟んで積層したネット状布補強積層紙シート(厚さ約1.40mm、幅40cm、長さ50m)のロールのそれぞれを、昭和高分子製の光硬化性樹脂(商品名リポキシ)液中に一括して浸漬して、これらの該紙シートのロール全体に光硬化性樹脂を含浸して、図1、図2及び図3に対応する3種類の防護シートを形成した後、それぞれをアルミホイール製の包装袋で密封して包装した。
これらの防護シートを、プライマー塗料や素地調整塗料などを用いて前処理した中小河川の壁面に対して、所定長ずつ引き出して、押圧ローラにより押圧しながら張り付け、放置したところ、光硬化性樹脂は約10分前後で硬化し、これらの防護シートは壁面にしっかりと固着した。
またこれらの防護シートを、同様の前処理をしたマンホールの壁面に、押圧ローラを介して張り付けた後、蛍光灯を介して可視光線を照射したところ、光硬化性樹脂は約10分前後で硬化し、防護シートは壁面にしっかりと固着した。
この発明に係る防護シートの一実施形態の部分拡大断面図である。 他の実施形態の部分拡大断面図である。 さらに他の実施形態の部分拡大断面図である。
符号の説明
11 防護シート
12 防護シート
13 防護シート
14 紙シート
15 ネット状布

Claims (2)

  1. 一枚の紙シート全体又は二枚以上積層した紙シート全体に光硬化性樹脂を含浸してなる、コンクリート構造物の壁面の防護シート。
  2. 紙シートに補強用ネット状シートを積層してなる、請求項1記載のコンクリート構造物の壁面の防護シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107023039A (zh) * 2017-05-11 2017-08-08 上海甚致环保科技有限公司 一种导电土工布及导电土工复合土工排水网

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