JP2006341420A - 画像作成および切り抜き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の種類のインクやコーティング剤を使用することができるようにする。
【解決手段】シート上を所定の方向に移動自在に配設され、シートを所望の画像に基づいて切り抜くカッターを備えた第1のヘッドと、所定の方向に移動自在に配設され、シート上に所望の画像を作成する第2のヘッドと、所定の方向に移動自在に配設され、シート上に所望の画像を作成する第3のヘッドと、第1のヘッドと第2のヘッドとを分離可能に連結する第1の連結手段と、第1のヘッドと第3のヘッドとを分離可能に連結する第2の連結手段と、第2のヘッドを画像作成および切り抜き装置の固定系部位の一方の側に係合・離脱自在に係止する第1の係止手段と、第3のヘッドを画像作成および切り抜き装置の固定系部位の他方の側に係合・離脱自在に係止する第2の係止手段と、第1のヘッド、第2のヘッドならびに第3のヘッドの所定の方向への移動を制御する制御手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像作成および切り抜き装置に関し、さらに詳細には、所望の画像の作成および所望の画像の切り抜きを行うことのできる画像作成および切り抜き装置に関する。
なお、本明細書において「シート」とは、普通紙などの紙類よりなる各種の記録媒体は勿論のこと、PVC、ポリエステル等の樹脂材料やアルミ、鉄、木材の様な材料などの各種の材料よりなるメディアが含まれるものとする。
また、本明細書において「インク・ジェット方式」とは、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの各種の連続方式や、サーマル方式あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む、従来より公知の各種の手法によるインク・ジェット技術による印刷方式を意味するものとする。
従来より、マイクロ・コンピューターによって全体の動作を制御され、給紙装置によって供給された記録紙上を当該記録紙の幅方向で移動するインク・ヘッドを用い、インク・ジェット方式により所定の印刷を行うようにしたインク・ジェット・プリンタが知られている。
一方で、インク・ジェット・プリンタにおいて記録紙に印刷を行うためのインクは、近年その種類が増加し、例えば、顔料系インク、染料系インク、溶剤系インク、水性インク(昇華インク)、あるいは、紫外線で硬化するUV硬化インクなど、様々な種類のインクが印刷物の用途に応じて使い分けられている。
しかしながら、従来のインク・ジェット・プリンタにおいては、単一の種類のインクしか使用することができないので、使用するインクの種類に応じた数だけプリンタが必要になる。
つまり、用途に応じてインクの種類を変えたい場合には、例えば、水性インクに対応する構成のインク・ジェット・プリンタ、環境に配慮した新溶剤系のエコソルインク(EcoSol Ink)に対応する構成のインク・ジェット・プリンタ、UV硬化インクに対応する構成のインク・ジェット・プリンタなどの、複数のインク・ジェット・プリンタが必要になるという問題点があった。
また、インク・ジェット・プリンタにおいて印刷がなされた印刷物の品質や耐候性・耐擦過性を向上する目的で、当該印刷物にコーティングを施すことも行なわれている。具体的には、インク・ジェット・プリンタでの印刷の後工程において、コーティング機を使用し、印刷がなさた記録紙の表面にコーティン剤を塗布している。
従って、上記した従来のインク・ジェット・プリンタにおいて単一種類のインクを使用して印刷が行なわれた印刷物にコーティングを施すためには、インク・ジェット・プリンタとは別に、コーティングのための装置が必要になるという問題点があった。
つまり、使用可能なインクの種類の増加やコーティングなどの加工が実現される一方で、多種多様なインクの使用や加工の要望に対応するために、必要なプリンタの台数や専用の加工装置が増加することとなり、それらを設置する広いスペースの確保やコストの上昇という問題点が新たに招来されている。
なお、本願出願人が特許出願時に知っている先行技術は、上記において説明したようなものであって文献公知発明に係る発明ではないため、記載すべき先行技術情報はない。
本発明の目的とするところは、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の種類のインクやコーティング剤を使用することができるようにした画像作成および切り抜き装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、所望の画像の作成および所望の画像の切り抜きを行う画像作成および切り抜き装置において、シート上を所定の方向に移動自在に配設され、上記シートを所望の画像に基づいて切り抜くカッターを備えた第1のヘッドと、上記シート上を上記所定の方向に移動自在に配設され、上記シート上に所望の画像を作成する第2のヘッドと、上記シート上を上記所定の方向に移動自在に配設され、上記シート上に所望の画像を作成する第3のヘッドと、上記第1のヘッドと上記第2のヘッドとを分離可能に連結する第1の連結手段と、上記第1のヘッドと上記第3のヘッドとを分離可能に連結する第2の連結手段と、上記第2のヘッドを上記画像作成および切り抜き装置の固定系部位の一方の側に係合・離脱自在に係止する第1の係止手段と、上記第3のヘッドを上記画像作成および切り抜き装置の固定系部位の他方の側に係合・離脱自在に係止する第2の係止手段と、上記第1のヘッド、上記第2のヘッドならびに上記第3のヘッドの上記所定の方向への移動を制御する制御手段とを有し、上記第1の係止手段によって上記第2のヘッドを上記固定系部位の一方の側から離脱するとともに、上記第1の連結手段によって上記第1のヘッドと上記第2のヘッドとを連結し、上記第1のヘッドの移動に伴って上記第1のヘッドと上記第2のヘッドとが一体的に移動する第1の動作と、上記第2の係止手段によって上記第3のヘッドを上記固定系部位の他方の側から離脱するとともに、上記第2の連結手段によって上記第1のヘッドと上記第3のヘッドとを連結し、上記第1のヘッドの移動に伴って上記第1のヘッドと上記第3のヘッドとが一体的に移動する第2の動作と、上記第1の係止手段によって上記第2のヘッドを上記固定系部位の一方の側に係合するとともに、上記第2の係止手段によって上記第3のヘッドを上記固定系部位の他方の側に係止し、上記第1の連結手段によって上記第1のヘッドと上記第2のヘッドとを分離し、上記第2の連結手段によって上記第1のヘッドと上記第3のヘッドとを分離して、上記第1のヘッドのみを移動する第3の動作とを択一的に行なうようにしたものである。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、所望の画像の作成および所望の画像の切り抜きを行う画像作成および切り抜き装置において、シート上を所定の方向に移動自在に配設され、上記シートを所望の画像に基づいて切り抜くカッターを備えた第1のヘッドと、上記シート上を上記所定の方向に移動自在に配設され、上記シート上に所望の画像を作成する第2のヘッドと、上記シート上を上記所定の方向に移動自在に配設され、上記シート上に液体を吐出する第3のヘッドと、上記第1のヘッドと上記第2のヘッドとを分離可能に連結する第1の連結手段と、上記第1のヘッドと上記第3のヘッドとを分離可能に連結する第2の連結手段と、上記第2のヘッドを上記画像作成および切り抜き装置の固定系部位の一方の側に係合・離脱自在に係止する第1の係止手段と、上記第3のヘッドを上記画像作成および切り抜き装置の固定系部位の他方の側に係合・離脱自在に係止する第2の係止手段と、上記第1のヘッド、上記第2のヘッドならびに上記第3のヘッドの上記所定の方向への移動を制御する制御手段とを有し、上記第1の係止手段によって上記第2のヘッドを上記固定系部位の一方の側から離脱するとともに、上記第1の連結手段によって上記第1のヘッドと上記第2のヘッドとを連結し、上記第1のヘッドの移動に伴って上記第1のヘッドと上記第2のヘッドとが一体的に移動する第1の動作と、上記第2の係止手段によって上記第3のヘッドを上記固定系部位の他方の側から離脱するとともに、上記第2の連結手段によって上記第1のヘッドと上記第3のヘッドとを連結し、上記第1のヘッドの移動に伴って上記第1のヘッドと上記第3のヘッドとが一体的に移動する第2の動作と、上記第1の係止手段によって上記第2のヘッドを上記固定系部位の一方の側に係合するとともに、上記第2の係止手段によって上記第3のヘッドを上記固定系部位の他方の側に係止し、上記第1の連結手段によって上記第1のヘッドと上記第2のヘッドとを分離し、上記第2の連結手段によって上記第1のヘッドと上記第3のヘッドとを分離して、上記第1のヘッドのみを移動する第3の動作とを択一的に行なうようにしたものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記第3のヘッドは、少なくともインクとコーティング剤のいずれか一方を上記シート上に吐出するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項1、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記第2のヘッドは、インク・ジェット方式により水性インクを上記シート上に吐出して、上記シート上に所望の画像を作成するものであり、上記第3のヘッドは、インク・ジェット方式により溶剤系インクを上記シート上に吐出して、上記シート上に所望の画像を作成するものであるようにしたものである。
本発明による画像作成および切り抜き装置は、複数の種類のインクやコーティング剤を使用することができるようになるという優れた効果を奏する。
以下、添付の図面に基づいて、本発明による画像作成および切り抜き装置の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
図1には、本発明による画像作成および切り抜き装置の実施の形態の一例を示す概略構成説明図(正面図)が示されている。
なお、画像作成および切り抜き装置10においては、紙やマーキング・フィルムのような単シートまたは長尺の巻きシートなどのシート100が用いられる。このシート100の幅方向を、以下、「主走査方向」と称し、主走査方向と直交する方向(即ち、シートの長手方向かつシートの搬送方向)を、以下、「副走査方向」と称する。また、主走査方向がXYZ直交座標系(図1に示す座標系を示す参考図参照。)におけるY軸方向と一致するようになされており、副走査方向がX軸方向と一致するようになされている。
図1に示す画像作成および切り抜き装置10は、主走査方向(Y軸方向)に延長して配設された固定系のベース部材12と、ベース部材12の左右両端でベース部材に直交して配設された固定系のサイド・フレーム14L,14Rと、左右2つのサイド・フレーム14L,14Rを連結する中央壁16と、中央壁16の正面に主走査方向に延長して配設されたガイド・レール18と、ガイド・レール18に摺動自在に装着された3つのキャリッジ20,22,24と、キャリッジ20に配設されたカッティング・ヘッド30と、キャリッジ22に配設されたインク・ジェット・ヘッド32と、キャリッジ24に配設されたヘッド34とを有して構成されている。
なお、画像作成および切り抜き装置10の全体の動作は、マイクロ・コンピューター200より出力される画像データなどの信号により制御されるように構成されている。なお、こうしたマイクロ・コンピューター200による制御については、後に詳述することとする。
また、符号26は、ベース部材12の上側に設置されたピンチローラーであり、ベース部材12上のシート100を押さえ、ベース部材12の下側に設置されたグリッドローラー28との間にシート100を狭持している。従って、図示しないステッピング・モータの回転によりグリッドローラー28が回転すると、シート100が副走査方向(X軸方向)に送られることになる。
また、画像作成および切り抜き装置10には、全体の動作の制御や各種の処理の指示を行うための操作パネル(図示せず。)が設けられている。当該操作パネルには、操作状態を表示する表示部や、カッティング・ヘッド30、インク・ジェット・ヘッド32およびヘッド34の位置を指定するカーソル・キー、画像の作成または切り抜きやコーティングを開始すべき所定部位の領域を指定するための開始領域設定キー、設定された開始領域からの画像の作成または切り抜きやコーティングを開始するための作動開始キーなどが配設されているものである。
そして、3つのキャリッジ20,22,24はいずれも、ガイド・レール18に摺動自在に装着されているが、例えば、キャリッジ20,22,24の上下にガイド・ローラ36を配設し、当該ガイド・ローラ36を介してガイド・レール18に摺動自在に装着されるようにしてもよい(図2(a)参照)。あるいは、ガイド・レール18がLMガイド(直動ガイド)により構成されるときには、当該LMガイドに沿って移動自在に複数のLMブロック38(直動ブロック)を配設し、この複数のLMブロック38のそれぞれにキャリッジ20,22,24を固定的に取り付けてガイド・レール18に摺動自在に装着されるようにしてもよい(図2(b)参照)。
つまり、キャリッジ20,22,24をガイド・レール18に摺動自在に装着する構成は、図2(a)(b)にその一例を示したように、特に限定されるものではないことは勿論であり、3つのキャリッジ20,22,24の全てがいずれも同じ構成により、あるいは、互いに異なる各種構成により、ガイド・レール18に摺動自在に装着されればよい。
そして、1本のガイド・レール18に摺動自在に装着されるキャリッジ20とキャリッジ22とキャリッジ24とは主走査方向に沿って順次配置され、具体的には、キャリッジ22が側方部材14R側に配置され、当該キャリッジ22の左方側に隣接してキャリッジ20が配置され、当該キャリッジ20の左方側に隣接してキャリッジ24が配置されている(図1に示す状態参照)。
従って、3つのキャリッジ20,22,24は、側方部材14Rに近い順で主走査方向における右方から左方に向けて、キャリッジ22、キャリッジ20、キャリッジ24の順で配置され、キャリッジ22とキャリッジ24との間にキャリッジ20が位置する。
このキャリッジ20は、カッティング・ヘッド30をガイド・レール18に沿って主走査方向(Y軸方向)に移動可能に支持するものである。
より詳細には、キャリッジ20は、ガイド・レール18に沿って主走査方向に移動自在に配設された駆動ベルト(図示せず。)の所定の位置に固定的に配設されている。このため、図示しない駆動用モータの駆動力により駆動ベルトが移動するのに伴って、当該駆動ベルトに配設されたキャリッジ20はガイド・レール18に沿って主走査方向(Y軸方向)に移動する。
また、駆動ベルトに固定されたキャリッジ20に配設されたカッティング・ヘッド30は、駆動用モータの回転方向に応じて、サイド・フレーム14L側からサイド・フレーム14R側へと、あるいは反対に、サイド・フレーム14R側からサイド・フレーム14L側へと、主走査方向においてガイド・レール18に沿って移動する。
こうして駆動ベルトの駆動によるキャリッジ20の移動に伴い、主走査方向において移動するカッティング・ヘッド30は、ベース部材12上を搬送されるシート100上を主走査方向に移動自在に配設されたものであり、当該シート100を所望の画像に基づいて切り抜くカッター40を備えている。
より詳細には、カッティング・ヘッド30は、例えば、図3に示すように、高さ検知器を用いたアクチュエータ44の作動により上下方向(Z軸方向)に沿って移動自在なカッター・ホルダ42を備え、カッター・ホルダー42の把持部42aにカッター40を保持させ、当該カッター40の先端部にはカッター刃40aを交換可能な状態で装着するものである。ここで、カッター刃40aには、スイベル・ナイフ方式、回転方式などがあり、通常の刃物はもちろん、超音波カッター、熱によるヒート・カッターなどを用いることができる。
一方、キャリッジ22は、インク・ジェット・ヘッド32をガイド・レール18に沿って主走査方向(Y軸方向)に移動可能に支持するものである。ただし、キャリッジ22は、上記したキャリッジ20とは異なり、駆動ベルトには配設されていない。
そして、インク・ジェット・ヘッド32は、キャリッジ22の主走査方向における移動に伴って移動するものであり、ベース部材12上を搬送されるシート100上を主走査方向に移動自在に配設されて、当該シート100上に所望の画像を作成するものである。
より詳細には、インク・ジェット・ヘッド32には、インクをシート100に対して吐出する際の吐出口としての複数のインク・ジェット・ノズル(図示せず。)が、ベース部材12上のシート100に対向可能なようにして配設されている。このインク・ジェット・ノズルにより、図示しないインク・タンクから供給されたそれぞれ異なる色の液体状のインクが、インク・ジェット方式によりシート100上に吐出され、シート100の表面100aに所望のカラー画像を作成することができる。
なお、この実施の形態においては、インク・ジェット・ヘッド32において、インク・ジェット・ノズルから吐き出されるインクは、水性インク(昇華インク)である。
そして、後述する第1係止部64によりキャリッジ22に配設されたインク・ジェット・ヘッド32がサイド・フレーム14Rに固定された状態において、当該インク・ジェット・ヘッド32のインクの吐出側たる下方側に位置するようにして、インク・ジェット・ヘッド32をメンテナンスするメンテナンス・ユニット50が配設されている。このメンテナンス・ユニット50は、いずれも図示しないキャップ装置、ワイパー装置ならびに吸引装置を有するものである。
より詳細には、キャップ装置はノズル・キャップ部を備え、印刷を行わないときにサイド・フレーム14R近傍において待機しているインク・ジェット・ヘッド32の吐出口たるインク・ジェット・ノズルを被覆して保護し、インク・ジェット・ノズルでインクが固まってしまったり、インク・ジェット・ノズルにごみなどが付着するのを防止するものである。
また、ワイパー装置はブレードを備え、当該ブレードはサイド・フレーム14R近傍においてインク・ジェット・ヘッド32の下面に当接して、インク・ジェット・ヘッド32の下面に残留したインクや付着した異物などの付着物を除去するものである。また、吸引装置は、吸引用ポンプや当該吸引用ポンプを駆動するモータなどを備え、印刷を行わないときにサイド・フレーム14R近傍において待機しているインク・ジェット・ヘッド32のインク・ジェット・ノズルからインクを吸引して、インク・ジェット・ノズル内に残留するインクを除去するものである。
また、キャリッジ24は、ヘッド34をガイド・レール18に沿って主走査方向(Y軸方向)に移動可能に支持するものである。ただし、キャリッジ24は、上記したキャリッジ20とは異なり、キャリッジ22と同様に駆動ベルトには配設されていない。
そして、ヘッド34は、キャリッジ24の主走査方向における移動に伴って移動するものであり、ベース部材12上を搬送されるシート100上を主走査方向に移動自在に配設されて、当該シート100と所定の間隔を有した状態でシート100上に液体を噴射するものである。
なお、この実施の形態においては、ヘッド34は図示しない吐出口を備えており、当該吐出口から液体たる溶剤系インク、あるいは、コーティング剤を、シート100の表面100aに吐出するものである。
このように、3つのキャリッジ20,22,24にはそれぞれ、カッティング・ヘッド30とインク・ジェット・ヘッド32とヘッド34とが配設されており、1本のガイド・レール18にキャリッジ20,22,24が摺動自在に装着されている配置に従って、側方部材14Rに近い順で主走査方向における右方から左方に向けて、インク・ジェット・ヘッド32、カッティング・ヘッド30、ヘッド34の順で配置され、インク・ジェット・ヘッド32とヘッド34との間にカッティング・ヘッド30が位置している。
また、画像作成および切り抜き装置10には、キャリッジ20に配設されたカッティング・ヘッド30とキャリッジ22に配設されたインク・ジェット・ヘッド32とを分離可能に連結する第1連結部52と、キャリッジ20に配設されたカッティング・ヘッド30とキャリッジ24に配設されたヘッド34とを分離可能に連結する第2連結部62とが配設されている。
まず、第1連結部52は、カッティング・ヘッド30の右方側に位置する第1構成部52−1と、インク・ジェット・ヘッド32の左方側に位置する第2構成部52−2とにより構成されるものである。
より詳細には、図4(a)(b)に示すように、第1連結部52の第1構成部52−1は、例えば、カッティング・ヘッド30が配設されたキャリッジ20の主走査方向における右方側に端部20Rに固着されて、カッティング・ヘッド30のインク・ジェット・ヘッド32側に配設された把持体54よりなる。また、第1連結部52の第2構成部52−2は、例えば、インク・ジェット・ヘッド32が配設されたキャリッジ22の主走査方向における左方側に端部22Lに固着されて、インク・ジェット・ヘッド32のカッティング・ヘッド30側に配設された被把持体56よりなる。
図4(a)(b)に示す第1構成部52−1たる把持体54は、一般的なペンホルダーと同様に、被把持体56を受け入れるU字状の切り欠き部54aと、当該切り欠き部54aに受け入れた被把持体56を把持する回動自在な把持片54bとを備えている。この把持片54bは、図示しない伸張バネによって常に反時計回りに回転するように付勢されている。
一方、図4(a)(b)に示す第2構成部52−2たる被把持体56は、キャリッジ22の左方側の端部22Lから異なる高さ位置で上下に平行して突設された2枚の支持板56a,56bと、当該支持板56a,56bに支持される円柱体56cとを備えている。
そして、第1構成部52−1たる把持体54を第2構成部52−2たる被把持体56に押し付けると(図4(b)に示す矢印A参照)、円柱体56cにより把持片54bが伸張バネの付勢力に抗して外側に押し広げられる。さらに把持体54を被把持体56に押し付けると、円柱体56cが切り欠き部54a内に納まり把持片54bによって把持されるようになる。こうして第1構成部52−1と第2構成部52−2とが連結する。
反対に、第1構成部52−1と第2構成部52−2とが連結した状態から、把持体54を被把持体56から離れる方向に移動させると(図4(b)に示す矢印B参照)、円柱体56cにより把持片54bが伸張バネの付勢力に抗して内側から外側に向かって押し広げられる。さらに把持体54を被把持体56から離れる方向に移動させると、円柱体56cが切り欠き部54aから完全に脱し、第1構成部52−1と第2構成部52−2とが分離する。
一方、第2連結部62は、カッティング・ヘッド30の左方側に位置する第1構成部62−1と、ヘッド34の右方側に位置する第2構成部62−2とにより構成されるものである。
より詳細には、第2連結部62の第1構成部62−1は、例えば、カッティング・ヘッド30が配設されたキャリッジ20の主走査方向における左方側に端部20Lに固着されて、カッティング・ヘッド30のヘッド34側に配設された把持体よりなる。この第2連結部62の第1構成部62−1たる把持体は、上記した第1連結部52の第1構成部52−1の把持体54(図4(a)(b)参照)と同様な構成を有するものなので、上記した説明を援用して詳細な説明を省略することとする。
また、第2連結部62の第2構成部62−2は、例えば、ヘッド34が配設されたキャリッジ24の主走査方向における右方側に端部24Rに固着されて、ヘッド34のカッティング・ヘッド30側に配設された被把持体よりなる。この第2連結部62の第2構成部62−2たる被把持体は、上記した第1連結部52の第2構成部52−2の被把持体56(図4(a)(b)参照)と同様な構成を有するものなので、上記した説明を援用して詳細な説明を省略することとする。
また、画像作成および切り抜き装置10には、キャリッジ22に配設されたインク・ジェット・ヘッド32を画像作成および切り抜き装置10の固定系部位の一方の側に係合・離脱自在に係止する第1係止部64と、キャリッジ24に配設されたヘッド34を画像作成および切り抜き装置10の固定系部位の他方の側に係合・離脱自在に係止する第2係止部74とが配設されている。
まず、第1係止部64は、インク・ジェット・ヘッド32の右方側に位置する第1構成部64−1と、画像作成および切り抜き装置10のサイド・フレーム14Rに位置する第2構成部64−2とにより構成されるものである。
より詳細には、図5(a)(b)に示すように、第1係止部64の第1構成部64−1は、例えば、インク・ジェット・ヘッド32が配設されたキャリッジ22の主走査方向における右方側に端部22Rに固着されて、インク・ジェット・ヘッド32のサイド・フレーム14R側に配設された係合体66よりなる。また、第1係止部64の第2構成部64−2は、例えば、サイド・フレーム14Rのインク・ジェット・ヘッド32側に配設された被係合体68よりなる。
図5(a)(b)に示す第1構成部64−1たる係合体66は、上内面に所定の間隔で主走査方向に沿って互いに平行して位置する2本の溝66a,66bと底面部に切り欠き部66cとを設けたケース66dに、溝66a,66bのいずれにも係合可能な1個の金属ボール66eと、切り欠き部66cに遊嵌するピン66fとを備えたスライダー66gが嵌入されたものである。即ち、スライダー66gの横幅はケース66d内の横幅より少なくとも溝66a,66bの間隔分以上に小さく設計され、スライダー66gはケース66d内で副走査方向に沿って移動自在なものである。
また、スライダー66gの金属ボール66eは、スライダー66g本体の上面に穿設されている孔から突出するように図示しない伸張バネによって常時上方に付勢されている。一方、スライダー66gのピン66fのスライダー66g内に位置する上端部66jは、図示しない伸張バネの下端に配設され、落下せずに上下動自在となされている。こうした構成の第1構成部64−1たる係合体66は、ピン66fが下方へ垂直に突出するようにして、キャリッジ22の端部22Rにケース開口部66hがネジ止めされて固着される。
一方、図5(a)(b)に示す第2構成部64−2たる被係合体68は、略正方形の樹脂製平板を切削加工してなり、左側部において下部分は切り欠かれ上部分はV字状のV字片68aが形成され、中央下部分には係合体66のピン66fを誘導する上がり傾斜の誘導路68bが形成されている。また、略中央部から中央右側部にかけてと、誘導路68bの右近傍から中央右側部にかけて、上面が削られて段部68cが形成されており、この段部68cにおいて誘導路68bの右近傍が、係合体66のピン66fと係合する係合段部68dである。また、段部68cの一壁面である係合解除案内路68eは、誘導路68bの右近傍から中央右側部まで、右上がり傾斜に形成されており、係合体66のピン66fが係合解除案内路68eに当接して、当該ピン66fをケース66d内でスライド可能とさせている。一方、V字片68aの右側面は係合体66のピン66fが当接する誘導路68fであり、ピン66fをケース66d内で元の位置にスライド可能とさせている。
こうした構成の第2構成部64−2たる被係合体68は、左側面を係合体66に向け、取付金具68gを介して、画像作成および切り抜き装置10のサイド・フレーム14Rに固着される。ここで、被係合体68の取り付け位置は、係合体66のピン66fの位置が手前側に位置している状態(即ち、図5(b)おいてスライダー66gが右側に位置して金属ボール66eが溝66bに係合している状態)のときに、ピン66fが被係合体68の誘導路68bに当接し係合段部68dに係合可能で、かつ、係合体66のピン66fの位置が奥側(ガイド・レール18側)に位置している状態(即ち、図5(b)に示す状態)のときに、ピン66fが係合解除位置68hから誘導路68fまで移動可能な位置に位置決めされている。
そして、係合体66のピン66fの位置が奥側に位置している場合に、被係合体68のV字片左側面68iに案内されて、ピン66fが手前の位置にスライドし、その後ピン66fが被係合体68の誘導路68bに当接する。また、係合体66のピン66fの位置が手前側に位置している場合に、被係合体68のV字片左側面68iに当接せずに、ピン66fが誘導路68bに当接する。その後、ピン66fが誘導路68bを登りきり係合段部68dに係合し、係合壁面68kによってピン66fの移動は制限される。こうして第1構成部64−1と第2構成部64−2とが連結する。
反対に、第1構成部64−1と第2構成部64−2とが連結した状態から、係合体66のピン66fは、被係合体68の係合解除案内路68eに案内されて係合解除位置68hにスライドする。その後、ピン66fはV字片右側面である誘導路68fに当接する。そこで、ピン66fは誘導路68fに案内されて、誘導路68bに接する前の位置にスライドし、第1構成部64−1と第2構成部64−2とが分離する。
一方、第2係止部74は、ヘッド34の左方側に位置する第1構成部74−1と、画像作成および切り抜き装置10のサイド・フレーム14Lに位置する第2構成部74−2とにより構成されるものである。
より詳細には、第2係止部74の第1構成部74−1は、例えば、ヘッド34が配設されたキャリッジ24の主走査方向における左方側に端部24Lに固着されて、ヘッド34のサイド・フレーム14L側に配設された係合体よりなる。この第2係止部74の第1構成部74−1たる係合体は、上記した第1係止部64の第1構成部64−1の係合体66(図5(a)(b)参照)と同様な構成を有するものなので、上記した説明を援用して詳細な説明を省略することとする。
また、第2係止部74の第2構成部74−2は、例えば、画像作成および切り抜き装置10のサイド・フレーム14Lのヘッド34側に配設された被係合体よりなる。この第2係止部74の第2構成部74−2たる被係合体は、上記した第1係止部64の第2構成部64−2の被係合体68(図5(a)(b)参照)と同様な構成を有するものなので、上記した説明を援用して詳細な説明を省略することとする。
そして、カッティング・ヘッド30とインク・ジェット・ヘッド32とを分離可能に連結する第1連結部52の連結力、即ち、キャリッジ20の端部20Rの第1構成部52−1とキャリッジ22の端部22Lの第2構成部52−2とが連結した状態における連結力は、インク・ジェット・ヘッド32が第1係止部64によって画像作成および切り抜き装置10の固定系部位の一方の側に係合された状態の保持力、即ち、キャリッジ22の端部22Rの第1構成部64−1とサイド・フレーム14Rの第2構成部64−2とが係合した状態における保持力より小さくなるように設定されている。
同様に、カッティング・ヘッド30とヘッド34とを分離可能に連結する第2連結部62の連結力、即ち、キャリッジ20の端部20Lの第1構成部62−1とキャリッジ24の端部24Rの第2構成部62−2とが連結した状態における連結力は、ヘッド34が第2係止部74によって画像作成および切り抜き装置10の固定系部位の他方の側に係合・された状態の保持力、即ち、キャリッジ24の端部24Lの第1構成部74−1とサイド・フレーム14Lの第2構成部74−2とが係合した状態における保持力より小さくなるように設定されている。
ここで、本発明による画像作成および切り抜き装置10における画像作成および切り抜き動作の制御方法の一例を説明する。
この画像作成および切り抜き装置10の全体の動作は、マイクロ・コンピューター200より出力される画像データなどの信号により制御されるように構成されているものであり、マイクロ・コンピューター200(図1参照)は、中央処理装置(CPU)202と、CPU202が実行するプログラムを格納したリード・オンリ・メモリ(ROM)204と、データ信号を一時記憶するバッファ・メモリやCPU202によるプログラムの実行時に必要な各種レジスタなどが設定されたワーキング・エリアとしてのランダム・アクセス・メモリ(RAM)206とにより構成されている。
また、CPU202には、バスを介して、Xモータおよびカッティング・ヘッド駆動用モータ、アクチュエータ44のオン/オフ制御をそれぞれ行うドライバと、インク・ジェット・ヘッド32を制御するドライバと、電源をオン/オフするスイッチや各種の操作キーが配設された操作パネルなど接続されている。
そして、ドライバにより制御されるXモータにより、グリッドローラー28の回転が制御され、ピンチローラー26とグリッドローラー28との間に狭持されたシート100をベース部材12の上面に沿ってX軸方向(副走査方向)に移動させる。また、ドライバにより制御されるカッティング・ヘッド駆動用モータにより駆動ベルトの駆動が制御され、カッティング・ヘッド30を設置したキャリッジ20をY軸方向(主走査方向)に移動させる。また、ドライバにより制御されるアクチュエータ44によって、カッター・ホルダ42をZ軸方向に上下動させる。
以上の構成において、上記した画像作成および切り抜き装置10によって、シート100に所望の画像を作成したり画像の輪郭などを切り抜いてカッティングする場合の動作を説明する。
なお、この実施の形態においては、初期状態として、キャリッジ22の端部22Rの第1構成部64−1とサイド・フレーム14Rの第2構成部64−2とが係合してロック状態となり、第1係止部64により、キャリッジ22に配設されたインク・ジェット・ヘッド32は画像作成および切り抜き装置10のサイド・フレーム14Rに固定されている(図6参照)。
さらに、図6に示す初期状態においては、キャリッジ22の端部22Lの第2構成部52−2とキャリッジ20の端部20Rの第1構成部52−1とが連結して、第1連結部52により、インク・ジェット・ヘッド32とカッティング・ヘッド30とが連結している。また、キャリッジ24の端部24Lの第1構成部74−1とサイド・フレーム14Lの第2構成部74−2とが係合してロック状態となり、第2係止部74により、キャリッジ24に配設されたヘッド34は画像作成および切り抜き装置10のサイド・フレーム14Lに固定されている。
そして、マイクロ・コンピューター200は、画像データの信号をRAM206のバッファ・メモリに読み込み記憶し、CPU202がRAM206の画像データを順次読み出して、画像データの信号が画像作成データであるか、カッティング・データであるかの判定処理を行う。
この判定処理の結果、マイクロ・コンピューター200のCPU202によって、画像データの信号が画像作成データであると判定されると、マイクロ・コンピューター200の制御により、上記した初期状態(図6に示す状態参照)から、キャリッジ20をサイド・フレーム14Rに向かって移動させ、第1連結部52により連結するキャリッジ20とキャリッジ22とを一体的に、主走査方向に沿ってサイド・フレーム14R側へと移動させる(図6に示す矢印C参照)。その後、キャリッジ20をサイド・フレーム14Lに向かって移動して(図6に示す矢印D参照)、連結するキャリッジ20とキャリッジ22とを一体的に、主走査方向に沿ってサイド・フレーム14L側へと移動させると、係合体66のピン66fが被係合体68から外れ、第1係止部64の第1構成部64−1が第2構成部64−2から離脱して、キャリッジ22のサイド・フレーム14Rへの固定が解除される(図7に示す状態参照)。
それから、駆動ベルトの移動に伴ってキャリッジ20が主走査方向に沿って往復移動する(図7に示す矢印E参照)と、このキャリッジ20の移動に伴って、キャリッジ20の端部20Rの第1構成部52−1と連結している第2構成部52−2が端部22Lに配設されたキャリッジ22のインク・ジェット・ヘッド32が、給紙装置(図示せず)によってベース部材12上に供給されたシート100上を、カッティング・ヘッド30と一体的に主走査方向に沿って往復移動する(図7に示す矢印E参照)。
この図7に示すようにカッティング・ヘッド30が配設されたキャリッジ20の駆動ベルトの駆動による移動に伴って、カッティング・ヘッド30とインク・ジェット・ヘッド32とが一体的に移動する際に、インク・ジェット・ヘッド32はインク・ジェット・ノズルから水性インクをシート100へ向けて吐出し、インクの飛滴がシート100上の所定の位置に落下して、シート100の表面100aに所望の画像が作成され印刷が行われる。
なお、こうして所望の画像を作成するときには、インク・ジェット・ヘッド32とカッティング・ヘッド30とが一体的に主走査方向に移動するが、カッティング・ヘッド30のカッター40のカッター刃40aは、ベース部材12上のシート100に当接しないように高さ位置が制御されており、シート100が切断されることはない。
上記したようにしてシート100に印刷が行なわれた後、印刷された画像の輪郭などを切り抜いてカッティングを行なうとき、即ち、マイクロ・コンピューター200のCPU202によって、画像データの信号がカッティング・データであると判定されると、マイクロ・コンピューター200の制御により、上記した印刷の状態から、駆動ベルトの駆動によるキャリッジ20の移動に伴って、カッティング・ヘッド30とインク・ジェット・ヘッド32とを一体的にサイド・フレーム14Rへ向かって移動させ(図7に示す矢印F参照)、第1係止部64の第1構成部64−1と第2構成部64−2とを係合させてロック状態とし、キャリッジ22のサイド・フレーム14Rに固定する(図6に示す状態参照)。
こうして初期状態(図6参照)に復帰させた後に、キャリッジ20をサイド・フレーム14Lに向かって移動させる(図6に示す矢印D参照)。この際、第1連結部52の連結力は第1係止部64の保持力より小さくなるように設定されているので、第1連結部52の第1構成部52−1と第2構成部52−2とは引き離されて、キャリッジ22からキャリッジ20が分離され、インク・ジェット・ヘッド32とカッティング・ヘッド30とは分離する(図8に示す状態参照)。
それから、駆動ベルトの移動に伴ってキャリッジ20が主走査方向に沿って往復移動する(図8に示す矢印G参照)と、キャリッジ20に配設されたカッティング・ヘッド30が、マイクロ・コンピューター200の制御によりカッター40のカッター刃40aの高さ位置を変更し、カッター40のカッター刃40aをベース部材12上のシート100に当接させた状態で主走査方向に沿って往復移動して(図8に示す矢印G参照)、カッター40のカッター刃40aによりシート100が所望の画像に基づいて切り抜かれてカッティングされる。
なお、図8に示すようにして所望の画像の切り抜きをするときには、カッティング・ヘッド30のみが主走査方向に移動(図8に示す矢印G参照)し、インク・ジェット・ヘッド32はサイド・フレーム14Rに固定され待機している。このため、この待機位置におけるインク・ジェット・ヘッド32の直下の領域にはメンテナンス・ユニット50が位置し、当該メンテナンス・ユニット50のキャップ装置、ワイパー装置、吸引装置によって、インク・ジェット・ヘッド32のメンテナンスが行なわれる。
また、上記したようにしてシート100に印刷が行なわれた後、カッティングではなく、印刷された画像にコーティングを施すときには、画像データに対応するコーティングのためのデータに基づいたマイクロ・コンピューター200の制御により、まず、上記したようにして印刷の状態から初期状態に復帰させる(図7に示す矢印Fならびに図6参照)。
そして、初期状態(図6参照)から、駆動ベルトの駆動によりキャリッジ20をサイド・フレーム14Lに向かって移動させ(図6に示す矢印D参照)、第1連結部52の第1構成部52−1と第2構成部52−2とを引き離して、キャリッジ22からキャリッジ20を分離する(図8に示す状態参照)。これにより、インク・ジェット・ヘッド32はサイド・フレーム14Rに固定されて待機状態となり、カッティング・ヘッド30のみが主走査方向に沿って移動自在となる。
このカッティング・ヘッド30が配設されたキャリッジ20を駆動ベルトの移動に伴ってサイド・フレーム14Lに向かって移動させ(図8に示す矢印H参照)、把持体54を被把持体56に押し付けて円柱体56cを把持片54bによって把持させて、第2連結部62の第1構成部62−1と第2構成部62−2とを連結させる。
こうして第2連結部62により、カッティング・ヘッド30とヘッド34が連結した後、キャリッジ20をサイド・フレーム14Lに向かって移動させ、第2連結部62により連結するキャリッジ20とキャリッジ24とを一体的に、主走査方向に沿ってサイド・フレーム14L側へと移動させる(図9に示す矢印K参照)。その後、キャリッジ20をサイド・フレーム14Rに向かって移動して(図9に示す矢印M参照)、連結するキャリッジ20とキャリッジ24とを一体的に、主走査方向に沿ってサイド・フレーム14R側へと移動させると、係合体66のピン66fが被係合体68から外れ、第2係止部74の第1構成部74−1が第2構成部74−2から離脱して、キャリッジ24のサイド・フレーム14Lへの固定が解除される(図10に示す状態参照)。
それから、駆動ベルトの移動に伴ってキャリッジ20が主走査方向に沿って往復移動する(図10に示す矢印P参照)と、このキャリッジ20の移動に伴って、キャリッジ20の端部20Lの第1構成部62−1と連結している第2構成部62−2が端部24Rに配設されたキャリッジ24のヘッド34が、給紙装置(図示せず)によってベース部材12上に供給されたシート100上を、カッティング・ヘッド30と一体的に主走査方向に沿って往復移動する(図10に示す矢印P参照)。
この図10に示すようにカッティング・ヘッド30が配設されたキャリッジ20の駆動ベルトの駆動による移動に伴って、カッティング・ヘッド30とヘッド34とが一体的に移動する際に、ヘッド34は吐出口からコーティング剤をシート100へ向けて吐出し、その飛滴がシート100上の所定の位置に落下して、印刷がなされたシート100の表面100aにコーティン剤が塗布されコーティングが施される。
なお、こうしてコーティングを行なうときには、ヘッド34とカッティング・ヘッド30とが一体的に主走査方向に移動するが、カッティング・ヘッド30のカッター40のカッター刃40aは、ベース部材12上のシート100に当接しないように高さ位置が制御されており、シート100が切断されることはない。
ここで、ヘッド34はコーティング剤の他に溶剤系インクも吐出可能なものであり、上記したようにしてヘッド34からコーティング剤を塗布するのではなく、溶剤系インクを吐出するように制御すれば、キャリッジ20の移動に伴ってカッティング・ヘッド30と一体的に往復移動しながら(図10に示す矢印P参照)、溶剤系インクの飛滴がシート100上の所定の位置に落下して、シート100の表面100aに印刷できる。
上記したようにして、本発明による画像作成および切り抜き装置10においては、カッティング・ヘッド30が配設されたキャリッジ20の左右にそれぞれ独立して、水性インクを吐出するインク・ジェット・ヘッド32が配設されたキャリッジ22と、溶剤系インクやコーティング剤を吐出するヘッド34が配設されたキャリッジ24とを搭載するようにしたため、単一の画像作成および切り抜き装置10において、用途に応じて必要な印刷用ヘッドを選択してプリント動作を行ない、複数の種類のインクやコーティング剤を使用することができる。
つまり、本発明による画像作成および切り抜き装置10においては、インク・ジェット・ヘッド32による水性インクでの印刷、ヘッド34による溶剤系インクでの印刷、ヘッド34によるコーティング、ならびにカッティング・ヘッド30によるカッティングが上記したようにして単一の装置内で実現可能なものであり、1台で2種類の異なるインクが使用できて用途による使い分けができ、さらに、インクだけでなくコーティング剤も使用できる。
即ち、本発明によれば、印刷物の用途に応じてインクの種類を変えたいときでも複数のインク・ジェット・プリンタを用意する必要はなく、コーティング機も必要ではない。このため、本発明によれば、多種多様なインクの使用やコーティングなどの加工の要望に十分応えながらも、必要なプリンタの台数や専用の加工装置を増加させず、設置場所やコストを節約することができる。
さらに、本発明による画像作成および切り抜き装置10においては、上記した多種多様なインクによる印刷やコーティング、カッティングなどを、主動的に移動するカッティング・ヘッド30によってインク・ジェット・ヘッド32とヘッド34とを従属的に移動させながら、所定のタイミングで任意のヘッドを連結・分離させる非常に簡単な構成と制御とで実現しており、例えば、使用するインクの種類の変更に応じてプリントヘッドを交換したり、一度印刷されたメディアをコーティングなどのために付け換えるような煩雑な工程が一切ない。
また、本発明によれば、ヘッドやメディアを付け換える交換作業がないので、ヘッドやメディアを再セッティングすることで生じる取り付け誤差は生じず、印刷などの工程が単時間で済むとともに、高解像度・高品質な印刷などに好適なものである。さらに、上記した実施の形態のように、必要なときにだけ所定のヘッドが主走査方向に沿って移動し、その他のヘッドは待機可能な構成なので、本発明によれば、待機するインク・ジェット・ヘッド32をメンテナンス・ユニット50によってメンテナンスすることができ、一層高精度な印刷を実現することができる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(8)に説明するように変形してもよい。
(1)上記した実施の形態においては、第1連結部52の第1構成部52−1は把持体54により構成され、第2構成部52−2は被把持体56により構成されるようにしたが(図4(b)参照)、これに限られるものではないことは勿論であり、第1構成部52−1を被把持体56により構成し、第2構成部52−2を把持体54により構成するようにして、第1連結部52、第2連結部62、第1係止部64ならびに第2係止部74のそれぞれの第1構成部と第2構成部とを交換して構成するようにしてもよい。
さらに、上記した実施の形態に限定されずに、第1連結部52、第2連結部62、第1係止部64ならびに第2係止部74のそれぞれの詳細な構成は適宜変更可能なものであり、例えば、本願出願人の出願に係る特許第3333312号公報ならびに特許第3645012号公報に記載された構成や、図11に示すような構成とすることができる。より詳細には、図11(a)に示す互いに吸着する2つのマグネット80−1,80−2により構成したり、図11(b)に示すマグネット82−1に吸着する板金部材82−2により構成したり、図11(c)に示す高さ方向に沿って移動自在な突部を備えた第1部材84−1と当該第1部材84−1の突部が挿入可能な孔部を備えた第2部材84−2とにより構成したり、図11(d)に示すフック86−1に係合する係合フック86−2により構成したり、図11(e)に示すスライダーの移動に伴って移動可能なピンを備えた係合部88−1と係合部88−1のピンを案内して移動させ係合可能とする溝を備えた被係合部88−2により構成してもよい。
(2)上記した実施の形態においては、水性インクを吐出するインク・ジェット・ヘッド32がキャリッジ22に配設され、溶剤系インクやコーティング剤を吐出するヘッド34がキャリッジ24に配設されるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、水性インクを吐出するインク・ジェット・ヘッド32がキャリッジ24に配設され、溶剤系インクやコーティング剤を吐出するヘッド34がキャリッジ22に配設されるようにしてもよい。
また、インク・ジェット・ヘッド32から噴射されるインクの種類や、ヘッド34から噴射される液体の種類は特に限定されるものではなく、顔料系インク、染料系インク、溶剤系インク、水性インク(昇華インク)、UV硬化インク、新溶剤系のエコソルインクなどの様々な種類のインクやコーティング剤や下地剤などが使用可能なものである。
(3)上記した実施の形態においては、カッティング・ヘッド30の構成(図3参照)やインク・ジェット・ヘッド32ならびにヘッド34の構成を記載したが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、インク・ジェット・ヘッド32から噴射されるインクがUV硬化インクである場合には、紫外線を照射するための紫外線ランプを付加するようにしたり、あるいは、印刷用のヘッドやカッティング用のヘッドの数や配置を変更するなど、各ヘッドの詳細な構成は適宜変更可能なものである。
また、ヘッドの構成に応じて、初期状態を変更するようにしたり、あるいは、上記した実施の形態のメンテナンス・ユニット50をヘッド34の下方側にも配設するなど、メンテナンス・ユニット50のような印刷に必要なインクシステムの構成や配置場所を変更するとよい。
(4)上記した実施の形態においては、キャリッジ20は駆動ベルトに配設され、当該駆動ベルトが移動するのに伴って移動するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、ガイド・レール18に沿ってキャリッジ20が自走可能なように構成して、カッティング・ヘッド30が主動的に移動するようにしてもよい。
また、上記した実施の形態においては、従属的に移動するインク・ジェット・ヘッド32やヘッド34を、主動的に移動させるように構成してよく、ヘッドを主走査方向に沿って移動させる駆動系の構成などは適宜変更可能なものである。
(5)上記した実施の形態においては、マイクロ・コンピューター200により画像データの信号が画像作成データとカッティング・データのいずれであるかの判定処理を行なうようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、画像データやコーティングのためのデータの処理方法、データの内容やその形式、制御システムの構成などは適宜変更可能なものであり、例えば、マイクロ・コンピューター200の制御によって必要なデータの生成処理が行なわれるようにしたり、操作パネルやパーソナルコンピューターを介して入力された作業者の指示データに従うように構成してもよい。
(6)上記した実施の形態においては、インク・ジェット・ヘッド32がカッティング・ヘッド30と一体的に移動し、ヘッド34がカッティング・ヘッド30と一体的に移動し、あるいは、カッティング・ヘッド30のみが移動するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、印刷する画像データの内容、印刷に際してインクを吐出するパスの構成、インクの種類などに応じては、カッティング・ヘッド30とインク・ジェット・ヘッド32とヘッド34とが一体的に移動して印刷などを行なうにしてもよい。
(7)上記した実施の形態においては、カッティング・ヘッド30、インク・ジェット・ヘッド32ならびにヘッド34が主走査方向に移動し、シート100が副走査方向に移動するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、シート100は搬送せずに、カッティング・ヘッド30、インク・ジェット・ヘッド32ならびにヘッド34が主走査方向と副走査方向とに移動するフラット・ベット・タイプのプリンタとして構成してもよく、画像作成および切り抜き装置に限定されずに本発明を利用可能なものである。
(8)上記した実施の形態ならびに上記(1)乃至(7)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、ポスターのような大型の印刷物や掲示用のシールなど、各種シートに画像を作成したりを切り抜きを行う際において利用することができる。
図1は、本発明による画像作成および切り抜き装置の実施の形態の一例を示す概略構成説明図(正面図)である。 図2(a)(b)は、図1に示す装置のキャリッジをガイド・レールに摺動自在に装着する構成の一例を示す概略構成説明図(正面図)である。 図3は、図1に示す装置のカッティング・ヘッドの一例を示す概略構成説明図(正面図)である。 図4(a)は、図1に示す装置の第1連結部の第1構成部ならびに第2構成部の一例を示す概略構成説明図(正面図)であり、図4(b)は、図4(a)に示す第1構成部ならびに第2構成部の一部拡大斜視説明図である。 図5(a)は、図1に示す装置の第1係止部の第1構成部ならびに第2構成部の一例を示す概略構成説明図(正面図)であり、図5(b)は、図5(a)に示す第1構成部ならびに第2構成部の一部拡大説明図である。 図6は、図1に示す本発明による画像作成および切り抜き装置の初期状態を示す概略構成説明図(正面図)である。 図7は、図1に示す本発明による画像作成および切り抜き装置の動作を説明するための概略構成説明図(正面図)である。 図8は、図1に示す本発明による画像作成および切り抜き装置の動作を説明するための概略構成説明図(正面図)である。 図9は、図1に示す本発明による画像作成および切り抜き装置の動作を説明するための概略構成説明図(正面図)である。 図10は、図1に示す本発明による画像作成および切り抜き装置の動作を説明するための概略構成説明図(正面図)である。 図11(a)(b)(c)(d)(e)は、本発明による画像作成および切り抜き装置の実施の形態の他の例を示す要部の正面説明図である。
符号の説明
10 画像作成および切り抜き装置
12 ベース部材
14L,14R サイド・フレーム
16 中央壁
18 ガイド・レール
20,22,24 キャリッジ
30 カッティング・ヘッド
32 インク・ジェット・ヘッド
34 ヘッド
100 シート
200 マイクロ・コンピューター

Claims (4)

  1. 所望の画像の作成および所望の画像の切り抜きを行う画像作成および切り抜き装置において、
    シート上を所定の方向に移動自在に配設され、前記シートを所望の画像に基づいて切り抜くカッターを備えた第1のヘッドと、
    前記シート上を前記所定の方向に移動自在に配設され、前記シート上に所望の画像を作成する第2のヘッドと、
    前記シート上を前記所定の方向に移動自在に配設され、前記シート上に所望の画像を作成する第3のヘッドと、
    前記第1のヘッドと前記第2のヘッドとを分離可能に連結する第1の連結手段と、
    前記第1のヘッドと前記第3のヘッドとを分離可能に連結する第2の連結手段と、
    前記第2のヘッドを前記画像作成および切り抜き装置の固定系部位の一方の側に係合・離脱自在に係止する第1の係止手段と、
    前記第3のヘッドを前記画像作成および切り抜き装置の固定系部位の他方の側に係合・離脱自在に係止する第2の係止手段と、
    前記第1のヘッド、前記第2のヘッドならびに前記第3のヘッドの前記所定の方向への移動を制御する制御手段と
    を有し、
    前記第1の係止手段によって前記第2のヘッドを前記固定系部位の一方の側から離脱するとともに、前記第1の連結手段によって前記第1のヘッドと前記第2のヘッドとを連結し、前記第1のヘッドの移動に伴って前記第1のヘッドと前記第2のヘッドとが一体的に移動する第1の動作と、
    前記第2の係止手段によって前記第3のヘッドを前記固定系部位の他方の側から離脱するとともに、前記第2の連結手段によって前記第1のヘッドと前記第3のヘッドとを連結し、前記第1のヘッドの移動に伴って前記第1のヘッドと前記第3のヘッドとが一体的に移動する第2の動作と、
    前記第1の係止手段によって前記第2のヘッドを前記固定系部位の一方の側に係合するとともに、前記第2の係止手段によって前記第3のヘッドを前記固定系部位の他方の側に係止し、前記第1の連結手段によって前記第1のヘッドと前記第2のヘッドとを分離し、前記第2の連結手段によって前記第1のヘッドと前記第3のヘッドとを分離して、前記第1のヘッドのみを移動する第3の動作とを択一的に行なう
    ことを特徴とする画像作成および切り抜き装置。
  2. 所望の画像の作成および所望の画像の切り抜きを行う画像作成および切り抜き装置において、
    シート上を所定の方向に移動自在に配設され、前記シートを所望の画像に基づいて切り抜くカッターを備えた第1のヘッドと、
    前記シート上を前記所定の方向に移動自在に配設され、前記シート上に所望の画像を作成する第2のヘッドと、
    前記シート上を前記所定の方向に移動自在に配設され、前記シート上に液体を吐出する第3のヘッドと、
    前記第1のヘッドと前記第2のヘッドとを分離可能に連結する第1の連結手段と、
    前記第1のヘッドと前記第3のヘッドとを分離可能に連結する第2の連結手段と、
    前記第2のヘッドを前記画像作成および切り抜き装置の固定系部位の一方の側に係合・離脱自在に係止する第1の係止手段と、
    前記第3のヘッドを前記画像作成および切り抜き装置の固定系部位の他方の側に係合・離脱自在に係止する第2の係止手段と、
    前記第1のヘッド、前記第2のヘッドならびに前記第3のヘッドの前記所定の方向への移動を制御する制御手段と
    を有し、
    前記第1の係止手段によって前記第2のヘッドを前記固定系部位の一方の側から離脱するとともに、前記第1の連結手段によって前記第1のヘッドと前記第2のヘッドとを連結し、前記第1のヘッドの移動に伴って前記第1のヘッドと前記第2のヘッドとが一体的に移動する第1の動作と、
    前記第2の係止手段によって前記第3のヘッドを前記固定系部位の他方の側から離脱するとともに、前記第2の連結手段によって前記第1のヘッドと前記第3のヘッドとを連結し、前記第1のヘッドの移動に伴って前記第1のヘッドと前記第3のヘッドとが一体的に移動する第2の動作と、
    前記第1の係止手段によって前記第2のヘッドを前記固定系部位の一方の側に係合するとともに、前記第2の係止手段によって前記第3のヘッドを前記固定系部位の他方の側に係止し、前記第1の連結手段によって前記第1のヘッドと前記第2のヘッドとを分離し、前記第2の連結手段によって前記第1のヘッドと前記第3のヘッドとを分離して、前記第1のヘッドのみを移動する第3の動作とを択一的に行なう
    ことを特徴とする画像作成および切り抜き装置。
  3. 請求項2に記載の画像作成および切り抜き装置において、
    前記第3のヘッドは、少なくともインクとコーティング剤のいずれか一方を前記シート上に吐出する
    ことを特徴とする画像作成および切り抜き装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の画像作成および切り抜き装置において、
    前記第2のヘッドは、インク・ジェット方式により水性インクを前記シート上に吐出して、前記シート上に所望の画像を作成するものであり、
    前記第3のヘッドは、インク・ジェット方式により溶剤系インクを前記シート上に吐出して、前記シート上に所望の画像を作成するものである
    ことを特徴とする画像作成および切り抜き装置。
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