JP2006340168A - 情報収集方法、情報収集システム、情報収集装置、情報発信装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 多数のユビキタスノードから効率的に情報を収集する情報収集方法、情報収集システム、情報収集装置、情報発信装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】 ユビキタスノードである情報発信装置2から発信される発信情報を収集する情報収集装置1は、識別情報登録フェーズ及び発信情報を収集する発信情報収集フェーズに区分される処理を実行する。情報収集装置1は、識別情報登録フェーズの処理として、識別情報送信要求を送信し、情報発信装置2から送信される識別情報を受信した場合に、受信した識別情報を情報収集先として登録する。そして情報収集装置1は、発信情報収集フェーズの処理として、情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報送信要求を各情報発信装置2へ順番に送信し、情報発信装置2から送信される発信情報を収集する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ユビキタスノードである情報発信装置2から発信される発信情報を収集する情報収集装置1は、識別情報登録フェーズ及び発信情報を収集する発信情報収集フェーズに区分される処理を実行する。情報収集装置1は、識別情報登録フェーズの処理として、識別情報送信要求を送信し、情報発信装置2から送信される識別情報を受信した場合に、受信した識別情報を情報収集先として登録する。そして情報収集装置1は、発信情報収集フェーズの処理として、情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報送信要求を各情報発信装置2へ順番に送信し、情報発信装置2から送信される発信情報を収集する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線通信手段を有する情報発信装置及び情報収集装置を用い、前記情報発信装置から発信される発信情報を前記情報収集装置にて収集する情報収集方法、該情報収集方法を適用した情報収集システム、該情報収集システムにて用いられる情報発信装置及び情報収集装置、並びに該情報発信装置及び情報収集装置を実現するためのコンピュータプログラムに関し、特に多数のユビキタスノードから効率的に情報を収集する情報収集方法、情報収集システム、情報収集装置、情報発信装置及びコンピュータプログラムに関する。
総務省から発表された「e−Japan重点計画」にも示されている様に、いつでも、どこでも、誰でもアクセス可能なネットワークを意味するユビキタスネットワークが注目されており、また様々な視点からの技術研究がなされている(例えば非特許文献1参照)。
電子情報通信学会誌,社団法人電子情報通信学会,平成16年5月,第87巻,第5号
電子情報通信学会誌,社団法人電子情報通信学会,平成16年5月,第87巻,第5号
しかしながら現状のユビキタスネットワークに関する技術では、例えば非接触で読取可能なRFID(Radio Frequency Identification)タグをユビキタスノードとして情報を入手する場合、情報の送信元となる一つ一つのユビキタスノードから順番に情報を読み取らなければならず、作業性及びサービス性に関する問題がある。この様な問題点を解決する方法として、複数のユビキタスノードから一度に情報を読み取る方法も提案されているが、その様な方法では、各ユビキタスノードから一斉に送信された情報に衝突が発生して再送が必要となる場合があるため、結果的にアクセス時間の増大、同時読取数の制限等の通信効率に関する問題が発生することとなる。なお複数のユビキタスノードから情報を送信する場合、キャリアセンスによる送信抑制により衝突を回避し、通信効率を改善する方法も考えられたが、ユビキタスネットワークに用いられるRFIDタグ等のユビキタスノードでは、アンテナが微小サイズに制限されており、情報の受信を行うリーダのキャリアを検出することは出来ても、他のユビキタスノードのキャリアを検出することはできないので実用的ではない。
さらに常時情報を発信し続けるユビキタスノードの場合には、電力消費に関する問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、情報を収集する情報収集装置、所謂リーダは、通信エリア内に位置するRFIDタグ等のユビキタスノードを用いた情報発信装置を識別する識別情報を収集し、収集した識別情報に基づいて、夫々の情報発信装置に対して発信情報の送信を要求し、情報発信装置は、識別情報に基づく要求を受けた場合に限り、発信情報を送信することにより、発信情報送信時に情報の衝突が発生しないので通信効率を高め、また要求を受けた場合に限り発信情報を送信するので電力の消費量を低減することが可能な情報収集方法、該情報収集方法を適用した情報収集システム、該情報収集システムにて用いられる情報発信装置及び情報収集装置、並びに該情報発信装置及び情報収集装置を実現するためのコンピュータプログラムの提供を目的とする。
第1発明に係る情報収集方法は、無線通信手段を有する情報発信装置及び情報収集装置を用い、前記情報発信装置から発信される発信情報を前記情報収集装置にて収集する情報収集方法において、前記情報収集装置は、前記情報発信装置を識別する識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を送信し、前記情報発信装置は、識別情報送信要求を受信した場合に、自機を識別する識別情報を送信し、前記情報収集装置は、識別情報を受信した場合に、該識別情報を情報収集先として登録し、更に、前記情報収集装置は、情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を送信し、前記情報発信装置は、自機の識別情報に基づく発信情報送信要求を受信した場合に、発信情報を送信することを特徴とする。
本発明では、情報収集装置は、識別情報の収集及び登録を行う識別情報登録フェーズと、発信情報を収集する発信情報収集フェーズとの2つのフェーズに区分される処理を実行し、登録した識別情報に基づいて夫々の情報発信装置に対し順番に発信情報送信要求を送信し、自機の識別情報に基づく発信情報送信要求を受信した情報発信装置が発信情報を送信することにより、発信情報送信時に発信情報の衝突が発生しないので、発信情報の再送等の処理が不要となり、通信効率を向上させることが可能である。しかも情報発信装置は、発信情報送信要求を受信した場合に限り発信情報を送信するので消費電力を低減することが可能であり、更に各情報発信装置間でのキャリアの検出が不要であるので発信時の出力の増強の必要が無く消費電力の増大を抑制することが可能である。
第2発明に係る情報収集システムは、無線通信手段を有する情報発信装置及び情報収集装置を備え、前記情報発信装置から発信される発信情報を前記情報収集装置にて収集する情報収集システムにおいて、前記情報収集装置は、前記情報発信装置を識別する識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を送信する手段と、送信した識別情報送信要求に対する識別情報を受信した場合に、該識別情報を情報収集先として登録する手段とを備え、前記情報発信装置は、識別情報送信要求を受信した場合に、自機を識別する識別情報を送信する手段を備え、更に、前記情報収集装置は、情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を送信する手段を備え、前記情報発信装置は、自機の識別情報に基づく発信情報送信要求を受信した場合に、発信情報を送信する手段を備えることを特徴とする。
本発明では、情報収集装置は、識別情報の収集及び登録を行う識別情報登録フェーズと、発信情報を収集する発信情報収集フェーズとの2つのフェーズに区分される処理を実行し、登録した識別情報に基づいて夫々の情報発信装置に対し順番に発信情報送信要求を送信し、自機の識別情報に基づく発信情報送信要求を受信した情報発信装置が発信情報を送信することにより、発信情報送信時に発信情報の衝突が発生しないので、発信情報の再送等の処理が不要となり、通信効率を向上させることが可能である。しかも情報発信装置は、発信情報送信要求を受信した場合に限り発信情報を送信するので消費電力を低減することが可能であり、更に各情報発信装置間でのキャリアの検出が不要であるので発信時の出力の増強の必要が無く消費電力の増大を抑制することが可能である。
第3発明に係る情報収集システムは、第2発明において、前記情報収集装置は、携帯型、移動型又は移動体への搭載型をなし、前記情報発信装置は、複数であることを特徴とする。
本発明では、情報収集装置を、携帯電話、車両、車載装置等の装置に適用して、情報収集装置の移動に伴い変化する通信エリア内の複数の情報発信装置から、例えばその地点の気象状況、交通状況、広告等の発信情報を収集することができるので、様々な情報提供サービスに展開することが可能であり、従って様々な産業の発達に寄与することが可能であ
る。
る。
第4発明に係る情報収集システムは、第2発明又は第3発明において、前記情報発信装置は、発信情報を生成する手段と、生成した発信情報を記録する手段とを更に備え、前記発信情報を送信する手段は、記録している発信情報を送信する様に構成してあることを特徴とする。
本発明では、情報発信装置を、気象状況センサ、環境カメラ、交通状況の受信装置等の装置に適用して、情報発信装置が、検出又は取得した情報に基づき発信情報を生成して記録しておくことにより、経時的に変化する情報を収集することができるので、様々な情報提供サービスに展開することが可能であり、従って産業の発達に寄与することが可能である。
第5発明に係る情報収集システムは、第2発明乃至第4発明のいずれかにおいて、前記情報収集装置は、識別情報を受信した場合に、該識別情報に基づいて識別情報受信確認応答を送信する手段を更に備え、前記情報発信装置は、識別情報を送信してから、決定されている時間が経過後、識別情報受信確認応答を受信していない場合に、識別情報を再送信する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明では、例えば情報収集装置の通信エリア内に存在する複数の情報発信装置が存在し、情報収集装置に識別情報の登録漏れが発生していたとしても、情報発信装置から自動的に識別情報の再送信を行うことにより、識別情報の登録漏れを防止することが可能である。
第6発明に係る情報収集システムは、第2発明乃至第5発明のいずれかにおいて、前記情報収集装置は、情報収集先として登録している識別情報に基づく発信情報送信要求を送信してから所定時間経過後、発信情報を受信していない場合に、当該識別情報の登録を削除する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明では、発信情報送信要求に対する応答がない情報発信装置は、通信エリア外に離脱したという前提で、識別情報の登録を削除することにより、情報発信装置の離脱を検出する特別な処理を実行せずとも、識別情報の登録状況を適正な状態に保ち、不要な発信情報送信要求の送信を抑制するので、通信効率の低下を防止することが可能である。
第7発明に係る情報収集システムは、第2発明乃至第6発明のいずれかにおいて、前記情報収集装置は、前記情報発信装置から受信した情報の誤り率に基づいて、当該情報発信装置に送信を要求する発信情報の送信単位長を決定する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明では、例えば誤り率が高い場合に、送信単位長、即ちパケットに含まれるデータ長を短くすることにより、通信の確実性を向上させることが可能であり、誤り率が低い場合に送信単位長を長くして、通信効率を向上させることが可能である。
第8発明に係る情報収集システムは、第2発明乃至第7発明のいずれかにおいて、前記情報収集装置は、前記情報発信装置から受信した情報の誤り率に基づいて、識別情報送信要求及び発信情報送信要求の送信比率を決定する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明では、例えば識別情報登録フェーズにおいて通信エリア内に存在する情報発信装置の数が多く、誤り率が高まった場合にでも、識別情報送信要求を送信する識別情報登録フェーズの割合を高めて、識別情報の登録状況の適正化の頻度を高めることで、登録状況
を適正化することが可能であり、また誤り率が低い場合には、発信情報収集フェーズの割合を高めて情報収集効率を高めることが可能である。
を適正化することが可能であり、また誤り率が低い場合には、発信情報収集フェーズの割合を高めて情報収集効率を高めることが可能である。
第9発明に係る情報収集システムは、第2発明乃至第8発明のいずれかにおいて、前記情報収集装置は、前記情報発信装置から識別情報送信要求に対する識別情報を受信した場合に、識別情報送信要求を再送信する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明では、識別情報を受信した場合には、通信エリア内の情報発信装置がバースト的に増加して複数の情報発信装置から同時に送信された識別情報が衝突し、正常に受信することが出来なかった識別情報が存在するとの前提で、再度識別情報送信要求を送信することにより、識別情報の登録漏れを防止することが可能である。
第10発明に係る情報収集装置は、無線通信にて情報発信装置から発信される発信情報を収集する情報収集装置において、前記情報発信装置を識別する識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を送信する手段と、送信した識別情報送信要求に対する識別情報を受信した場合に、該識別情報を情報収集先として登録する手段と、更に、情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、識別情報の収集及び登録を行う識別情報登録フェーズと、発信情報を収集する発信情報収集フェーズとの2つのフェーズに区分される処理を実行し、登録した識別情報に基づいて夫々の情報発信装置に対し順番に発信情報送信要求を送信し、自機の識別情報に基づく発信情報送信要求を受信した情報発信装置が発信情報を送信することにより、発信情報送信時に発信情報の衝突が発生しないので、発信情報の再送等の処理が不要となり、通信効率を向上させることが可能である。しかも情報発信装置は、発信情報送信要求を受信した場合に限り発信情報を送信するので消費電力を低減することが可能であり、更に各情報発信装置間でのキャリアの検出が不要であるので発信時の出力の増強の必要が無く消費電力を増大させる必要がない。
第11発明に係る情報発信装置は、無線通信にて発信情報を発信し、自機を識別する識別情報が付与されている情報発信装置において、発信情報を生成する手段と、生成した発信情報を記録する手段と、識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を受信した場合に、付与されている識別情報を送信する手段と、自機の識別情報に対して、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を受信した場合に、記録している発信情報を送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、自機の識別情報に基づく発信情報要求を受信した場合に限り発信情報を送信することにより、複数の情報発信装置から同時に発信情報を送信して発信情報同士が衝突し結果として発信情報の再送等の処理を行うということがないので、通信効率を向上させることが可能である。しかも常時発信情報を送信する必要がないので、消費電力を低減することが可能であり、更に他の情報発信装置のキャリアの検出が不要であるので発信時の出力の増強の必要が無く消費電力の増大を抑制することが可能である。
第12発明に係るコンピュータプログラムは、無線通信手段を備えるコンピュータに、情報発信装置から発信される発信情報を収集させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記情報発信装置を識別する識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を送信させる手順と、コンピュータに、送信した識別情報送信要求に対する識別情報を受信した場合に、該識別情報を情報収集先として登録させる手順と、更に、コンピュータに、情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を送信させる手順とを実行させることを特徴とする。
本発明では、携帯電話等のコンピュータにて実行することにより、コンピュータが情報収集装置として動作し、識別情報の収集及び登録を行う識別情報登録フェーズと、発信情報を収集する発信情報収集フェーズとの2つのフェーズに区分される処理を実行し、登録した識別情報に基づいて夫々の情報発信装置に対し順番に発信情報送信要求を送信し、自機の識別情報に基づく発信情報送信要求を受信した情報発信装置が発信情報を送信することにより、発信情報送信時に発信情報の衝突が発生しないので、発信情報の再送等の処理が不要となり、通信効率を向上させることが可能である。しかも情報発信装置は、発信情報送信要求を受信した場合に限り発信情報を送信するので消費電力を低減することが可能であり、更に各情報発信装置間でのキャリアの検出が不要であるので発信時の出力の増強の必要が無く消費電力を増大させる必要がない。
第13発明に係るコンピュータプログラムは、無線通信手段を備えるコンピュータに、発信情報を発信させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を受信した場合に、付与されている識別情報を送信させる手順と、コンピュータに、自機の識別情報に対して、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を受信した場合に、予め記録している発信情報を送信させる手順とを実行させることを特徴とする。
本発明では、ユビキタスノードとして用いるコンピュータにて実行することにより、コンピュータが情報発信装置として動作し、自機の識別情報に基づく発信情報要求を受信した場合に限り発信情報を送信することにより、複数の情報発信装置から同時に発信情報を送信して発信情報同士が衝突し結果として発信情報の再送等の処理を行うということがないので、通信効率を向上させることが可能である。しかも常時発信情報を送信する必要がないので、消費電力を低減することが可能であり、更に他の情報発信装置のキャリアの検出が不要であるので発信時の出力の増強の必要が無く消費電力の増大を抑制することが可能である。
本発明に係る情報収集方法、情報収集システム、情報収集装置、情報発信装置及びコンピュータプログラムは、例えば携帯電話、車両、車載装置等の携帯型、移動型又は移動体への搭載型をなす情報収集装置と、ユビキタスノードとして用いられる複数の情報発信装置とを備え、情報発信装置から発信される気象状況、交通状況、広告等の発信情報を情報収集装置にて収集するシステムに適用される。情報収集装置は、各情報発信装置を識別する識別情報の収集及び登録を行う識別情報登録フェーズと、発信情報を収集する発信情報収集フェーズとの2つのフェーズに区分される処理を実行する。情報収集装置は、識別情報登録フェーズの処理として、識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を送信し、識別情報送信要求を受信した情報発信装置から送信される識別情報を受信した場合に、受信した識別情報を情報収集先として登録する。そして情報収集装置は、発信情報収集フェーズの処理として、情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を各情報発信装置へ順番に送信し、発信情報送信要求を受信した情報発信装置から送信される発信情報を収集する。
この構成により、各情報発信装置は、夫々異なるタイミングで発信情報を送信するので、複数の情報発信装置から同時に送信された発信情報が衝突するということがなく、従って発信情報の再送等の処理が不要となるため、結果として不要な通信を抑制し、通信効率を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。また情報発信装置は、発信情報の衝突を回避すべく情報発信装置間でキャリアを検出する必要が無いため、他の情報発信装置にキャリアを検出させることを目的として発信時の出力を増強する必要がないので、消費電力の増大を抑制することが可能である等、優れた効果を奏する。しかも情報発信装
置は、発信情報送信要求を受信した場合に限り発信情報を送信するので消費電力を低減することが可能である等、優れた効果を奏する。
置は、発信情報送信要求を受信した場合に限り発信情報を送信するので消費電力を低減することが可能である等、優れた効果を奏する。
また本発明に係る情報収集システム等では、情報収集装置は、識別情報を受信した場合に、該識別情報に基づいて識別情報受信確認応答を送信し、情報発信装置は、識別情報を送信してから所定時間経過後、識別情報受信確認応答を受信していない場合に、識別情報を再送信する。
この構成により、本発明では、例えば情報収集装置の通信エリア内に存在する複数の情報発信装置が存在し、情報収集装置に識別情報の登録漏れが発生していたとしても、情報発信装置から自動的に識別情報の再送信が行われるので、識別情報の登録漏れを防止することが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに本発明に係る情報収集システム等では、情報収集装置は、情報収集先として登録している識別情報に基づく発信情報送信要求を送信してから所定時間経過後、発信情報を受信していない場合に、当該識別情報の登録を削除する。
この構成により、本発明は、発信情報送信要求に対する応答がない情報発信装置は、通信エリア外に離脱したという前提で、識別情報の登録を削除することになるので、情報発信装置の離脱を検出する特別な処理を実行せずとも、識別情報の登録状況を適正な状態に保ち、不要な発信情報送信要求の送信を抑制するので、通信効率の低下を防止することが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに本発明に係る情報収集システム等では、例えば情報収集装置が受信した情報の誤り率が高い場合に、情報発信装置から送信する発信情報の送信単位長、即ちパケットに含まれるデータ長を短くして、通信の確実性を向上させることが可能であり、誤り率が低い場合に送信単位長を長くして、通信効率を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに本発明に係る情報収集システム等では、情報収集装置は、例えば識別情報登録フェーズにおいて通信エリア内に存在する情報発信装置の数が多く、誤り率が高まった場合にでも、識別情報送信要求を送信する識別情報登録フェーズの割合を高めることにより、識別情報の登録状況の適正化の頻度を高めることで、登録状況を適正化することが可能であり、また誤り率が低い場合には、発信情報収集フェーズの割合を高めることにより、情報収集効率を高めることが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに本発明に係る情報収集システム等では、情報収集装置は、識別情報を受信した場合に、通信エリア内の情報発信装置がバースト的に増加して複数の情報発信装置から同時に送信された識別情報が衝突し、正常に受信することが出来なかった識別情報が存在する可能性があると判断し、再度識別情報送信要求を送信することにより、識別情報の登録漏れを防止することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の情報収集システムを概念的に示す説明図である。図1中1は、情報収集を行うリーダとして用いられる本発明の情報収集装置であり、情報収集装置1は、携帯電話等の携帯型、車両等の移動型、又は車両等の移動体に搭載された車載装置等の搭載型をなしており、携帯した所有者の移動又は車両の移動に伴って移動する。なお情報収集装置1としては、例示した携帯電話及び車載装置だけでなく、移動する人物に携帯されることで、又は移動する物体に搭載されることで移動するものであれば様々な電子機器に適用すること可能であり、更
には車両、貨物等のそれ自体が移動する装置を情報収集装置1として用いることが可能である。なお以降の説明では、情報収集装置1として携帯電話を用いた形態を説明する。
には車両、貨物等のそれ自体が移動する装置を情報収集装置1として用いることが可能である。なお以降の説明では、情報収集装置1として携帯電話を用いた形態を説明する。
情報収集装置1は、近距離の無線リンクを保持する無線通信機能を備えており、無線通信機能により、情報を発信するユビキタスノードとして用いられる情報発信装置2から発信される発信情報を収集する。情報発信装置2から発信される発信情報とは、情報発信装置2毎に異なる気象状況、交通状況、映像、広告等の様々な情報であり、特に経時的に変化する情報が発信情報として発信される。なお情報発信装置2は、固定した状態で設置されていても、また移動可能な装置であっても良く、市街地、道路、屋内、屋外等様々な場所に数多く設置され、また様々な場所を移動しながら発信情報を発信する。
無線通信機能を有する情報収集装置1は、出力する電磁波の到達距離に基づき自機を中心として通信エリアを形成し、通信エリア内に位置する情報発信装置2とのみ無線通信を行うことができる。また情報収集装置1の移動に伴い形成されている通信エリアも移動するので、通信エリア内に位置する情報発信装置2は一定ではなく常時変化することとなる。なお通信エリアとして形成される領域は、必ずしも情報収集装置1を中心とする球状をなす訳ではなく、通信環境、例えば周囲の遮蔽物、電波状況等の様々な状況により大きく変化し、また通信エリア内に情報発信装置2が位置する場合でも、情報発信装置2の通信性能、指向性等の種々の要因により、その情報発信装置2とは通信することができないことがある。
図2は、本発明の情報収集システムが備える各種装置の構成例を示すブロック図である。携帯電話を用いた情報収集装置1は、各種通信処理、音声入出力処理、画像表示処理等の各種処理を制御するCPU(Central Processing Unit) 等の制御手段11と、本発明の情報収集装置用のコンピュータプログラム100及びデータ等の各種情報を記録するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記録手段12とを備えている。そして記録手段12に記録している本発明の情報収集装置用のコンピュータプログラム100を制御手段11の制御にて実行することにより、携帯電話は、本発明の情報収集装置1として動作する。さらに情報収集装置1は、近距離無線通信、電話通信等の通信を行うアンテナ及び通信制御回路等の通信手段13と、マイク及び音声処理回路等の音声入力手段14と、スピーカ及び音声処理回路等の音声出力手段15と、英数字及び各種命令等のキー入力を受け付ける押釦等のキー入力手段16と、キー入力された情報及び送受信する情報等の各種情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示手段17と、時間を計時する時計及びタイマ回路等の計時手段18とを備えている。通信手段13を用いて行われる近距離無線通信とは、情報発信装置2との無線通信をいう。なお当実施の形態では、近距離無線通信及び電話通信で、通信手段13を共有する形態を示しているが、夫々の通信毎に通信手段13を設ける様にしても良い。なお記録手段12の記録領域の一部は、情報発信装置2を識別する識別情報を、発信情報の収集先として登録する識別情報データベース(識別情報DB)12aとして用いられる。
ユビキタスノードとして機能する情報発信装置2は、制御手段21及び記録手段22を備えており、記録手段22には、本発明の情報発信装置用のコンピュータプログラム200及びデータ等の各種情報が記録されている。そして記録手段22に記録している本発明の情報発信装置用のコンピュータプログラム200を制御手段21の制御にて実行することにより、ユビキタスノードは、本発明の情報発信装置2として動作する。さらに情報発信装置は、近距離無線通信を制御する通信手段23と、外部から情報を取得して発信情報を生成する発信情報生成手段24と、計時手段25とを備えている。発信情報生成手段24とは、例えば外部を光学的に撮像する撮像手段、外部の温度、湿度、風向、風速、降水量等の気象状況を検出する気象検出手段、道路の渋滞状況等の交通状況を検出する交通検出手段、外部の装置から送信される交通情報、気象情報、広告情報等の情報を受信する受
信手段である。そして発信情報生成手段24は、例えば外部の温度を検出する気象検出手段である場合に、気象検出手段の検出により得られたアナログデータである温度をデジタルデータに変換し、予め設定されている発信情報の形式に変換する処理を行う。そして発信情報生成手段24にて生成された発信情報は、記録手段22に記録される。なお発信情報生成手段24にて生成され記録手段22に記録される発信情報は、発信情報生成手段24が新たな発信情報を生成する都度、生成した発信情報により更新される。ただし発信情報が更新される情報ではない場合、例えばその地の地名を示す地名情報、固定された広告情報等の情報である場合、発信情報生成手段24は必ずしも必要ではなく、予め発信情報を記録手段22に記録しておけばよい。また記録手段22には、情報収集装置1との通信時に自機を識別する装置ID等の識別情報が記録されている。なお通信手段23に付与されたMAC(Media Access Control)アドレスを識別情報として用いる様にしても良い。
信手段である。そして発信情報生成手段24は、例えば外部の温度を検出する気象検出手段である場合に、気象検出手段の検出により得られたアナログデータである温度をデジタルデータに変換し、予め設定されている発信情報の形式に変換する処理を行う。そして発信情報生成手段24にて生成された発信情報は、記録手段22に記録される。なお発信情報生成手段24にて生成され記録手段22に記録される発信情報は、発信情報生成手段24が新たな発信情報を生成する都度、生成した発信情報により更新される。ただし発信情報が更新される情報ではない場合、例えばその地の地名を示す地名情報、固定された広告情報等の情報である場合、発信情報生成手段24は必ずしも必要ではなく、予め発信情報を記録手段22に記録しておけばよい。また記録手段22には、情報収集装置1との通信時に自機を識別する装置ID等の識別情報が記録されている。なお通信手段23に付与されたMAC(Media Access Control)アドレスを識別情報として用いる様にしても良い。
次に本発明の情報収集システムにて用いられる各種装置の処理について説明する。本発明の情報収集装置1は、情報発信装置2を識別する識別情報の収集及び登録を行う識別情報登録フェーズと、情報発信装置2から発信される発信情報を収集する発信情報収集フェーズとの2つのフェーズに区分される処理を実行する。なお識別情報登録フェーズに係る処理及び発信情報収集フェーズに係る処理が実行される比率は一定ではなく、通信状況に応じて動的に変更される。また本発明の情報発信装置2は、情報収集装置1との通信を行わない時は、待機状態となっており、情報収集装置1から情報の送信を要求された場合に、要求されている情報の送信に係る処理を実行する。
図3は、本発明の情報収集システムにて用いられる情報発信装置2の発信情報生成記録処理を示すフローチャートである。情報発信装置2は、記録手段22に記録しているコンピュータプログラム200を実行する制御手段21の制御により、発信情報生成手段24にて発信情報を生成し(S101)、生成した発信情報を記録手段22に記録する(S102)。
図4は、本発明の情報収集システムにて用いられる情報収集装置1及び情報発信装置2の識別情報登録処理を示すフローチャートである。識別情報登録処理は、情報収集装置1の識別情報登録フェーズにて実行される処理である。情報収集装置1は、記録手段12に記録しているコンピュータプログラム100を実行する制御手段11の制御により、識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を通信手段13から送信する(S201)。ステップS201にて送信される識別情報送信要求は、送信相手となる装置を指定せずに、通信エリア内の全ての情報発信装置2を対象として、ブロードキャストに送信される。なお送信される識別情報送信要求には、送信元の装置を示すヘッダ情報として、情報収集装置1を識別する情報収集装置IDが含まれている。
情報発信装置2は、記録手段22に記録しているコンピュータプログラム200を実行する制御手段21の制御により、通信手段23にて識別情報送信要求を受信し(S202)、受信した識別情報送信要求に対し、記録している識別情報を、送信元の情報収集装置1へ通信手段23から送信する(S203)。情報発信装置2では、ステップS202にて受信した識別情報送信要求に送信元の装置として含まれている情報収集装置IDを記録手段22に一時的に記録し、ステップS203にて識別情報を送信する際に、宛先の装置を示すヘッダ情報として、記録した情報収集装置IDを指定する。また情報発信装置2では、ステップS202にて識別情報送信要求を受信した後、直ぐにステップS203にて識別情報を送信するのではなく、乱数を用いて都度決定される待機時間分の待機後、識別情報を送信する。複数の識別情報発信装置2から同時に識別情報が送信され、識別情報同士が衝突することを回避するためである。さらに情報発信装置2では、識別情報送信要求の送信元の情報収集装置1から、後述する受信確認応答又は発信情報送信要求を以前に受信しており、しかも直近の受信時刻から所定時間以内である場合、ステップS203にお
ける識別情報の送信処理は実行しない。必要以上に識別情報を送信して他の情報発信装置2から送信される識別情報と衝突することを回避するためである。
ける識別情報の送信処理は実行しない。必要以上に識別情報を送信して他の情報発信装置2から送信される識別情報と衝突することを回避するためである。
情報収集装置1は、制御手段11の制御により、ステップS201にて送信した識別情報送信要求に対する識別情報を通信手段13にて受信しているか否かを判定する(S204)。
ステップS204において、識別情報を受信していると判定した場合(S204:YES)、情報収集装置1は、制御手段11の制御により、受信した識別情報の誤り率を検出し(S205)、受信した識別情報を情報収集先となる情報発信装置2として識別情報データベース12aに登録し(S206)、受信した識別情報に基づいて識別情報を受信したことを示す受信確認応答を通信手段13から送信し(S207)、識別情報送信要求を再送信すべくステップS201へ戻り、以降の処理を繰り返す。ステップS206にて識別情報を識別情報データベース12aに登録する場合、情報収集装置1は、識別情報に対応付けて、ステップS205にて検出した誤り率を記録する。ステップS207の識別情報に基づく受信確認応答の送信とは、識別情報を宛先の装置として指定した受信確認応答を送信することを示す。ステップS201にて送信される識別情報送信要求は、通信エリア内の全ての情報発信装置2に対して送信される。従って複数の情報発信装置2から同時に識別情報が送信されることにより識別情報同士の衝突が発生する可能性がある。例えば情報収集装置1を携帯する所有者が繁華街に入った場合、情報収集装置1の周囲に形成されている通信エリア内に新しく進入する情報発信装置2がバースト的に増加して識別情報同士の衝突が顕著になり、情報収集装置1は、全ての識別情報を登録しきれなくなるという可能性がある。そこで識別情報を受信したと判定した場合、ステップS201へ戻り、識別情報送信要求を再送信することで、識別情報の登録漏れを防止するのである。
ステップS204において、識別情報を受信していないと判定した場合(S204:NO)、情報収集装置1は、制御手段11の制御により、最後に識別情報送信要求を送信してから所定時間が経過しているか否かを判定し(S208)、所定時間が経過していると判定したとき(S208:YES)、処理を終了する。ステップS208において、所定時間が経過していないと判定したとき(S208:NO)、ステップS204へ戻り、以降の処理を繰り返す。
情報発信装置2は、制御手段21の制御により、ステップS203にて識別情報を送信後、送信した識別情報に対する受信確認応答を通信手段23にて受信しているか否かを判定し(S209)、受信確認応答を受信していると判定した場合(S209:YES)、処理を終了する。
ステップS209において、受信確認応答を受信していないと判定した場合(S209:NO)、情報発信装置2は、制御手段21の制御により、識別情報を送信してから、乱数を用いて都度決定される再送信時間が経過しているか否かを判定し(S210)、再送信時間が経過していないと判定したとき(S210:NO)、ステップS209へ戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップS210において、再送信時間が経過していると判定したとき(S210:YES)、情報発信装置2は、制御手段21の制御により、識別情報を再送信すべくステップS203へ戻り、以降の処理を繰り返す。前述した様に、複数の情報発信装置2から同時に送信された識別情報同士が衝突して、情報発信装置2から送信した識別情報が情報収集装置1まで到達しない可能性がある。そこで情報発信装置2においても、識別情報の再送信処理を実行し、情報収集装置1における識別情報の登録漏れを防止するのである。なお乱数を用いて再送信時間を都度決定するのは、再送信の時期が他の情報発信装置2の再
送信の時期と一致し、識別情報の再衝突が発生することを回避するためである。この様にして情報収集装置1の識別情報登録フェーズに基づく識別情報登録処理が実行される。
送信の時期と一致し、識別情報の再衝突が発生することを回避するためである。この様にして情報収集装置1の識別情報登録フェーズに基づく識別情報登録処理が実行される。
図5は、本発明の情報収集システムにて用いられる情報収集装置1及び情報発信装置2の発信情報収集処理を示すフローチャートである。発信情報収集処理は、情報収集装置1の発信情報収集フェーズにて実行される処理である。情報収集装置1は、記録手段12に記録しているコンピュータプログラム100を実行する制御手段11の制御により、識別情報データベース10aに情報収集先として登録している識別情報に対し、発信情報を収集する順序を決定し(S301)、更に識別情報の受信時に検出した誤り率に基づいて発信情報の送信単位長を決定する(S302)。ステップS301にて決定される順序は、例えば発信情報を受信した時刻に基づいて決定される。ステップS302にて決定される送信単位長とは、発信情報を送信する単位となるパケットのパケット長又はパケットに含まれるデータのデータ長である。そしてステップS302の誤り率に基づき送信単位長を決定する処理は、通信条件を適正化することを目的として実行される。具体的には、誤り率が高い場合、通信が不安定であると判断して、送信単位長を短くすることにより、通信の確実性を向上させることが可能であり、誤り率が低い場合、通信が安定していると判断して、送信単位長を長くすることにより、通信効率を向上させることが可能である。なおここでは受信した全ての識別情報に係る誤り率の集計結果に基づいて送信単位長を決定する形態として説明するが、個々の識別情報に係る誤り率に基づいて、送信単位長を情報発信装置2毎に決定する様にしても良い。
そして情報収集装置1は、制御手段11の制御により、ステップS301にて決定された順序に従い、識別情報データベース10aに情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を通信手段13から送信する(S303)。ステップS303の識別情報に基づく発信情報送信要求の送信とは、識別情報を宛先の装置として指定した発信情報送信要求を送信することを示す。なお発信情報送信要求は、決定された順番に従い宛先の装置1台ずつに対して送信される。また送信される発信情報送信要求には、ステップS302にて決定された発信情報の送信単位長が指定されている。
情報発信装置2は、記録手段22に記録しているコンピュータプログラム200を実行する制御手段21の制御により、通信手段23にて発信情報送信要求を受信し(S304)、受信した発信情報送信要求に対し、記録手段22に記録している発信情報を抽出し(S305)、抽出した発信情報を指定された送信単位長のパケットで、発信情報送信要求の送信元の情報収集装置1へ通信手段23から送信し(S306)、処理を終了する。ステップS306の発信情報の送信は、宛先の装置を示すヘッダ情報にて、情報収集装置IDを指定して行われる。
情報収集装置1は、制御手段11の制御により、ステップS303にて送信した発信情報送信要求に対する発信情報を通信手段13にて受信しているか否かを判定する(S307)。
ステップS307において、発信情報を受信していると判定した場合(S307:YES)、情報収集装置1は、制御手段11の制御により、収集(受信)した発信情報を記録手段22に記録する(S308)。
そして情報収集装置1は、制御手段11の制御により、識別情報データベース10aに情報収集先として登録している識別情報の中で、発信情報送信要求を送信していない情報発信装置2に係る識別情報の有無を判定し(S309)、発信情報送信要求を送信していない情報発信装置2に係る識別情報が有ると判定したとき(S309:YES)、次の順
序の識別情報に基づく発信情報送信要求を送信すべくステップS303へ戻り、以降の処理を繰り返す。ステップS309にて、発信情報送信要求を送信していない情報発信装置2に係る識別情報が無いと判定したとき(S309:NO)、登録されている全ての情報発信装置2への送信が完了したと判断し、処理を終了する。
序の識別情報に基づく発信情報送信要求を送信すべくステップS303へ戻り、以降の処理を繰り返す。ステップS309にて、発信情報送信要求を送信していない情報発信装置2に係る識別情報が無いと判定したとき(S309:NO)、登録されている全ての情報発信装置2への送信が完了したと判断し、処理を終了する。
ステップS307において、発信情報を受信していないと判定した場合(S307:NO)、情報収集装置1は、制御手段11の制御により、発信情報送信要求を送信してから所定時間が経過しているか否かを判定し(S310)、所定時間が経過していないと判定したとき(S310:NO)、ステップS307へ戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップS310において、所定時間が経過していると判定した場合(S310:YES)、情報収集装置1は、制御手段11の制御により、ステップS303にて送信した発信情報送信要求に係る識別情報の登録を、識別情報データベース10aから削除し(S311)、処理を終了する。ステップS311では、所定時間が経過しても発信情報の応答が無い情報発信装置2は、情報収集装置1の通信エリアから離脱したと判断して、識別情報の登録を削除する。この様にして情報収集装置1の発信情報収集フェーズに基づく発信情報収集処理が実行される。
情報収集装置1は、別途実装されるアプリケーションプログラムの処理により、発信情報収集処理により収集し記録手段12に記録した発信情報に対し、選別、加工等の様々な処理を施すことにより、所有者にとって有益な情報として出力することが可能である。例えば収集した発信情報の中で気象状況に関する発信情報を集計し、その地点での気象状況を出力することができる。なお予め必要とする発信情報が判明しているので有れば、ステップS308にて必要な発信情報のみを記録する様にしても良く、また必要な発信情報を送信する情報発信装置2の識別情報のみを識別情報データベース12aに登録する様にしても良い。
本発明の情報収集装置1では、例えば識別情報登録フェーズとして識別情報登録処理を1回実行後、発信情報収集フェーズとして発信情報収集処理を5回繰り返し実行するという様にして、識別情報登録フェーズに係る処理及び発信情報収集フェーズに係る処理が実行される。但し、前述した様に、識別情報登録フェーズ及び発信情報収集フェーズの配分は、一定ではなく通信状況に応じて動的に決定される。
図6は、本発明の情報収集システムにて用いられる情報収集装置1のフェーズ配分決定処理を示すフローチャートである。フェーズ配分決定処理は、識別情報登録フェーズから発信情報収集フェーズへの遷移時及び/又は発信情報収集フェーズから識別情報登録フェーズへの遷移時に実行される。情報収集装置1は、記録手段12に記録しているコンピュータプログラム100を実行する制御手段11の制御により、識別情報の受信時に検出した誤り率に基づいて、識別情報登録フェーズに実行する識別情報送信要求及び発信情報収集フェーズに実行する発信情報送信要求の送信比率を決定する(S401)。ステップS401の誤り率に基づき送信比率を決定する処理は、通信条件を適正化することを目的として実行される。具体的には、誤り率が高い場合、情報収集装置1の通信エリアに情報発信装置2がバースト的に進入した可能性が高いと判断し、識別情報送信要求を送信する識別情報登録フェーズの配分を高くして、識別情報の登録状況の適正化の頻度を高めることで、登録状況を適正化することが可能であり、誤り率が低い場合、発信情報送信要求を送信する発信情報収集フェーズの配分を高くして、情報収集効率を高めることが可能である。
前記実施の形態では、情報収集装置として使用者が携帯する携帯電話を用いる形態を示したが、本発明はこれに限らず、情報収集装置自体が移動する形態、例えば車両又は車両
に搭載される車載装置を情報収集装置として用い、移動先での交通状況を、発信情報として収集する等、様々な形態に展開することが可能である。
に搭載される車載装置を情報収集装置として用い、移動先での交通状況を、発信情報として収集する等、様々な形態に展開することが可能である。
また前記実施の形態では、情報収集装置及び情報発信装置の処理をソフトウェアとして実装する形態を示したが、本発明はこれに限らず、必要に応じて一部又は全部の処理を実行する集積回路等のハードウェアとして実装する様にしても良く、要求される処理速度、汎用性、大きさ等の条件に応じて適宜設計することが好ましい。
1 情報収集装置
2 情報発信装置
100,200 コンピュータプログラム
2 情報発信装置
100,200 コンピュータプログラム
Claims (13)
- 無線通信手段を有する情報発信装置及び情報収集装置を用い、前記情報発信装置から発信される発信情報を前記情報収集装置にて収集する情報収集方法において、
前記情報収集装置は、
前記情報発信装置を識別する識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を送信し、
前記情報発信装置は、
識別情報送信要求を受信した場合に、自機を識別する識別情報を送信し、
前記情報収集装置は、
識別情報を受信した場合に、該識別情報を情報収集先として登録し、
更に、
前記情報収集装置は、
情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を送信し、
前記情報発信装置は、
自機の識別情報に基づく発信情報送信要求を受信した場合に、発信情報を送信する
ことを特徴とする情報収集方法。 - 無線通信手段を有する情報発信装置及び情報収集装置を備え、前記情報発信装置から発信される発信情報を前記情報収集装置にて収集する情報収集システムにおいて、
前記情報収集装置は、
前記情報発信装置を識別する識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を送信する手段と、
送信した識別情報送信要求に対する識別情報を受信した場合に、該識別情報を情報収集先として登録する手段と
を備え、
前記情報発信装置は、
識別情報送信要求を受信した場合に、自機を識別する識別情報を送信する手段を備え、
更に、
前記情報収集装置は、
情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を送信する手段を備え、
前記情報発信装置は、
自機の識別情報に基づく発信情報送信要求を受信した場合に、発信情報を送信する手段を備える
ことを特徴とする情報収集システム。 - 前記情報収集装置は、携帯型、移動型又は移動体への搭載型をなし、
前記情報発信装置は、複数である
ことを特徴とする請求項2に記載の情報収集システム。 - 前記情報発信装置は、
発信情報を生成する手段と、
生成した発信情報を記録する手段と
を更に備え、
前記発信情報を送信する手段は、記録している発信情報を送信する様に構成してあることを特徴とする
請求項2又は請求項3に記載の情報収集システム。 - 前記情報収集装置は、
識別情報を受信した場合に、該識別情報に基づいて識別情報受信確認応答を送信する手段を更に備え、
前記情報発信装置は、
識別情報を送信してから、決定されている時間が経過後、識別情報受信確認応答を受信していない場合に、識別情報を再送信する手段を更に備える
ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の情報収集システム。 - 前記情報収集装置は、
情報収集先として登録している識別情報に基づく発信情報送信要求を送信してから所定時間経過後、発信情報を受信していない場合に、当該識別情報の登録を削除する手段を更に備える
ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の情報収集システム。 - 前記情報収集装置は、
前記情報発信装置から受信した情報の誤り率に基づいて、当該情報発信装置に送信を要求する発信情報の送信単位長を決定する手段を更に備える
ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の情報収集システム。 - 前記情報収集装置は、
前記情報発信装置から受信した情報の誤り率に基づいて、識別情報送信要求及び発信情報送信要求の送信比率を決定する手段を更に備える
ことを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の情報収集システム。 - 前記情報収集装置は、
前記情報発信装置から識別情報送信要求に対する識別情報を受信した場合に、識別情報送信要求を再送信する手段を更に備える
ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれかに記載の情報収集システム。 - 無線通信にて情報発信装置から発信される発信情報を収集する情報収集装置において、
前記情報発信装置を識別する識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を送信する手段と、
送信した識別情報送信要求に対する識別情報を受信した場合に、該識別情報を情報収集先として登録する手段と、
更に、
情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を送信する手段と
を備える
ことを特徴とする情報収集装置。 - 無線通信にて発信情報を発信し、自機を識別する識別情報が付与されている情報発信装置において、
発信情報を生成する手段と、
生成した発信情報を記録する手段と、
識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を受信した場合に、付与されている識別情報を送信する手段と、
自機の識別情報に対して、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を受信した場合に、記録している発信情報を送信する手段と
を備えることを特徴とする情報発信装置。 - 無線通信手段を備えるコンピュータに、情報発信装置から発信される発信情報を収集さ
せるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、前記情報発信装置を識別する識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を送信させる手順と、
コンピュータに、送信した識別情報送信要求に対する識別情報を受信した場合に、該識別情報を情報収集先として登録させる手順と、
更に、
コンピュータに、情報収集先として登録している識別情報に基づいて、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を送信させる手順と
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 無線通信手段を備えるコンピュータに、発信情報を発信させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、識別情報の送信を要求する識別情報送信要求を受信した場合に、付与されている識別情報を送信させる手順と、
コンピュータに、自機の識別情報に対して、発信情報の送信を要求する発信情報送信要求を受信した場合に、予め記録している発信情報を送信させる手順と
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005164067A JP2006340168A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 情報収集方法、情報収集システム、情報収集装置、情報発信装置及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005164067A JP2006340168A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 情報収集方法、情報収集システム、情報収集装置、情報発信装置及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006340168A true JP2006340168A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37560294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005164067A Pending JP2006340168A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 情報収集方法、情報収集システム、情報収集装置、情報発信装置及びコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006340168A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013507081A (ja) * | 2009-10-05 | 2013-02-28 | コニンクリーケ・ケイピーエヌ・ナムローゼ・フェンノートシャップ | マシンタイプ通信を適用する際において少なくとも1つの端末を活性化制御するための方法および通信ネットワーク |
JP2013519335A (ja) * | 2010-02-09 | 2013-05-23 | エアロスカウト、リミテッド | タグに関連する情報を処理するシステム及び方法並びに携帯電話 |
US9967835B2 (en) | 2016-03-29 | 2018-05-08 | Fujitsu Limited | Information processing system, information processing device and information processing method |
-
2005
- 2005-06-03 JP JP2005164067A patent/JP2006340168A/ja active Pending
Cited By (3)
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