JP2006339770A - 画像処理システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 複数原稿同時読取によって得られた複数枚の原稿の表面の画像データと裏面の画像データとについて、ユーザが両面原稿を容易にファイル管理することができる画像処理システムおよびその制御方法を提供することを目的とする。

【解決手段】 読取手段で読み取られた原稿の原稿部分を複数の画像データとして切出す切出し手段と、上記読取手段が複数の原稿の表面と裏面とを読み取った後に、上記切出し手段によって切出された複数の画像データを対応付ける対応付け手段と、上記対応付け手段によって対応付けられた画像データを合成する合成手段とを有することを特徴とする画像処理システム。

【選択図】 図1

Description

本発明は、複数枚の両面原稿を、その表と裏との2度の走査で読み取り出力する画像処理システムおよびその制御方法に関する。
従来、原稿台上に複数枚の原稿が置かれたときに、1度のスキャンで複数枚の原稿を読み込みそれぞれデータ化(以下、「複数原稿同時読取」と呼ぶ)する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1記載の方法は、画像読み取り装置の原稿台に複数枚の原稿を置いて読み込み、この読込によって得られた画像データに基づいて、原稿エッジを検出し、その検出された原稿エッジに基づいて原稿部を切り出すことによって、複数枚の画像データを得る。
また、従来、両面原稿を画像読取装置で片面ずつ読み込み、得られた表面の画像データと裏面の画像データとを、1つの画像データに合成して出力する方法が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
この特許文献2記載の方法によって、名刺等のように表裏一体の情報である原稿を容易に管理することができる。
特開2002−10059号公報 特開平6−97241号公報
特許文献1記載の複数原稿同時読取の機能は、既にスキャナドライバに実装されている機能であり、この複数原稿同時読取の機能を、両面原稿に適用すると、表面を読み取った後に、原稿を裏返して裏面を読み取る。
この場合、アプリケーションには、表面の全ての画像データが連続して送られた後に、裏面の全ての画像データが連続して送られる。また、スキャナドライバが出力する画像データは、表面と裏面とを区別する情報(画像データ以外の情報)を付加することができない。したがって、ユーザが、所定の原稿の表面の画像データに対応する裏面の画像データを探す場合、保存されている画像データの中から、ユーザが画像内容を実際に目で確認して探す必要があり、この視認操作が煩雑であるという問題がある。
本発明は、複数原稿同時読取によって得られた複数枚の原稿の表面の画像データと裏面の画像データとについて、ユーザが両面原稿を容易にファイル管理することができる画像処理システムおよびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、原稿台の複数の原稿を読み取る読取手段と、上記読取手段で読み取られた原稿の原稿部分を複数の画像データとして切出す切出し手段と、上記読取手段が複数の原稿の表面と裏面とを読み取った後に、上記切出し手段によって切出された複数の画像データを対応付ける対応付け手段と、上記対応付け手段によって対応付けられた画像データを合成する合成手段とを有することを特徴とする画像処理システムである。
また、本発明は、原稿台の複数の原稿を読み取る読取手段と、上記読取手段で読み取られた原稿の原稿部分を複数の画像データとして切出す切出し手段と、上記読取手段が複数の原稿の表面と裏面とを読み取った後に、上記切出し手段によって切出された複数の画像データを対応付ける対応付け手段と、上記対応付け手段によって対応付けられた画像を、対応付けた順に出力する出力手段とを有することを特徴とする画像処理システムである。
本発明によれば、複数の両面原稿を同時に読み取るときに、表と裏の2度の読み取りで、互いに対応する表面の画像データと裏面の画像データとを合成し、1つのデータとして出力するので、複数原稿同時読取によって得られた複数枚の原稿の表面の画像データと裏面の画像データとについて、両面原稿の管理が容易であるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である画像処理装置100を示す外観図である。
画像処理装置100は、ホストコンピュータ10と画像入力装置20とを有する。
ホストコンピュータ10は、CPU3と、メモリ4と、ハードディスク5と、入力装置としてキーボード6とマウス7等のポインティングデバイスとを有する。
画像入力装置20は、スキャナ等で構成され、両面原稿の表面(おもてめん)と裏面とを同時には読み取ることができない装置である。
図2は、実施例1におけるホストコンピュータ10の具体例を示すブロック図である。
ホストコンピュータ10は、TWAIN対応アプリケーション11と、TWAIN準拠のスキャナドライバ12とを有する。
TWAIN準拠のスキャナドライバ12は、スキャナ等の画像入力装置20を制御するために、ハードディスク5にインストールされている。このように、TWAIN準拠のスキャナドライバ12がインストールされていれば、TWAINに対応したアプリケーション11は、スキャナドライバ12を呼び出し、画像入力装置20から画像データを読み取ることができる。
また、スキャナドライバ12は、画像データ対応付け部121と、画像データ合成部122と、画像データ記憶部123とを有する。
次に、複数原稿同時読取について詳しく説明する。
実施例1では、特許文献1で提案されている複数原稿同時読取の方法を利用している。一般に、TWAIN対応アプリケーション11から画像入力装置20を利用して画像を読み取る場合、アプリケーション11が、スキャナドライバ12を呼び出した後に、ユーザが読み取り解像度や読み取り範囲を設定するために、ユーザインタフェース(以下、「UI」という)が起動される。
図3は、実施例1のUIにおいて、複数原稿読取モードを選択したときに表示される例を示す図である。
ユーザは、この複数原稿読取モードにおいて、まず、プレビューボタン21を押し、プレビュー画像20を表示させる。次に、原稿エッジ検出ボタン22を押すことによって、プレビュー画像20において、原稿エッジが点線で表示される。最後に、スキャンボタン23を押すと、原稿エッジに囲まれている領域がそれぞれデータ化される。
上記複数原稿読取の方法を利用して、複数枚の両面原稿を読み取り、互いに対応する表面の画像データと裏面の画像データとを合成する場合について説明する。
ここでは、説明を簡単化するために、4枚の名刺A、B、C、Dを用いた場合について説明する。ただし、名刺A、B、Cは、両面印刷(両面原稿)、名刺Dは、片面印刷(片面原稿)であるとする。
図4は、実施例1の動作を示すフローチャートである。
ユーザは、まず、両面合成モードを選択する。そして、名刺A、B、C、Dの表面を、画像入力装置20の原稿台にセットし(S1)、複数の原稿を同時に読み取り(S2)、ハードディスク5に備えられている画像データ記憶部123に、上記読み取った画像データを保存する(S3)。
図5は、実施例1において、名刺A、B、C、Dの表面を読み取った場合の説明図である。
プレビュー画面30において、複数原稿同時読取によって得られた画像データ30a、30b、30c、30dが表示されている。実施例1では、画像入力装置20の原稿台に名刺をセットする際に、表面と裏面との原稿エッジを正確に検出するために、原稿の上に黒紙を置くことが望ましい。つまり、対象とする名刺や葉書の背景が白色であると、原稿エッジを正しく検出することができないという弊害があり、この弊害を阻止するために、原稿の上に黒紙を置くことが望ましい。
次に、まだ、裏面の読み取りを終了していないので(S4)、原稿(名刺)を裏返し(S5)、表面と同様に、複数原稿同時読取を行う。ここでは、名刺Dが片面の原稿であるので、名刺Dは原稿台にセットしないが、名刺Dをセットし、読み取った場合にも、実施例1を適用可能である。この理由については、後述する。
図6は、実施例1において、名刺A、B、Cの裏面を読み取った場合の説明図である。
プレビュー画面40において、複数原稿同時読取によって得られた裏面の画像データ40a、40b、40cが表示されている。このようにして、裏面の画像データ40a、40b、40cを得たら、これらの画像データを、画像データ記憶部123に記憶する。
表面の画像データ30a、30b、30c、30dと、裏面の画像データ40a、40b、40cとを得たら、画像データ対応付け部121が、表面の画像データと裏面の画像データとを、1対1に対応付ける(S6)。
次に、表面の画像データ30a、30b、30c、30dと、裏面の画像データ40a、40b、40cとの対応付けについて説明する。
図7は、実施例1において、表面の画像データ30a、30b、30c、30dと、裏面の画像データ40a、40b、40cとの対応付けの説明図である。
表面の画像データ30a、30b、30c、30dと、裏面の画像データ40a、40b、40cとを、それぞれ対応付けする場合、原稿を検出するときに使用した原稿エッジを用いて、対応付けする。
まず、それぞれの画像データ「A表」、「A裏」、「B表」、「B裏」、「C表」、「C裏」、「D表」に対して、エッジの座標の平均を求めることによって、画像データの中心座標(Xa、Ya)、(Xa´、Ya´)、(Xb、Yb)、(Xb´、Yb´)、(Xc、Yc)、(Xc´、Yc´)、(Xd、Yd)を得る。
そして、表面の中心座標と裏面の中心座標とに基づいて、表面の画像データと裏面の画像データとを重複が無いように、1対1で対応付ける。
ここで、上記「重複が無いように対応付ける」とは、2つ以上の表面の画像データが、1つの裏面の画像データに対応付けられることなく、さらに、2つ以上の裏面の画像データが、1つの表面の画像データに対応付けられないように、対応付けることである。
上記例では、表面の画像データ数(4つ)と裏面の画像データ数(3つ)とが異なるので、重複が無いように対応付けると、3つの表面の画像データと3つの裏面の画像データとがそれぞれ1対1に対応付けられる。したがって、1つの表面データが余り、このような余った画像データは、片面原稿の画像データであると判断して対応付けない。
1対1の対応付けに際して、図7に示すように、考えられる全ての対応付けに関して、対応付けられた中心座標間の2乗誤差の和で定義される値Eを算出し、この値Eが最小になる対応付けを選択する。そして、値Eが最小である対応付けにおいて、対応付けられずに余った画像データが、片面原稿の画像データである。なお、上記対応付けでは、原稿の中心位置が近い、表面の画像データと裏面の画像データとを対応付けているので、原稿を裏返す場合(S5)、表面が置かれた位置とほぼ同じ位置で裏返すように、促す表示等を行うことが望ましい。
図8は、実施例1において、対応付けの結果を示す図である。
ユーザは、この結果を確認することができ、対応付けに失敗している場合、ユーザがマウス7等のポインティングデバイスを使って、矢印の向きを変える等して、対応付けを変更することができる(S8)。
正しく対応付けられたら、画像データ合成部122が、対応付けられた2つの画像データを合成する(S9)。
図9は、実施例1において、名刺A、B、Cの表面と裏面とをそれぞれ合成した状態の例を示す図である。
図9に示すように、表面と裏面とを合成する場合、表面の画像データと裏面の画像データとを、回転または拡大縮小した後に、上下に並べて合成するか、または左右並べて合成する(S9)。そして、合成した画像データ50a、50b、50cを、アプリケーション11に出力する(S10)。
実施例1では、両面原稿の表面を読み取った後に、裏面を読み取るが、逆に、裏面を先に読み取った後に表面を読み取るようにしてもよい。また、複数枚の原稿を原稿台に置くときに、全て表面が読み取られるように、または、全て裏面が読み込まれるように、原稿をセットする必要はない。たとえば、両面原稿SとTとを同時に読み取る場合、まず原稿Sの表面と原稿Tの裏面を読み取った後に、2つの原稿を裏返し、原稿Sの裏面と原稿Tの表面を読み取るようにしてもよい。
実施例1は、名刺Dだけ片面原稿であるので、その裏面を原稿台に置いていない。しかし、名刺Dの裏面(白紙)についても、裏面を原稿台に置いてスキャンを実行するユーザもいる。このときに、空白の原稿が検出される場合もあるので、このような原稿は、スキャンの対象から外すようにしてもよく、また、出力または合成の対象から外すようにしてもよい。
実施例1では、対応付けする場合、原稿エッジから算出される画像データの中心座標を用いている。このようにする代わりに、表面と裏面の原稿エッジが囲む領域の座標を比較し、領域の座標に重複があるものを対応付ける(表面の原稿が有する座標と裏面の原稿が有する座標との間で重複する部分がある場合、それらを対応させる)等、原稿の位置情報に基づいて算出されるパラメータを用いて、対応付けるようにしてもよい。
さらに、対応付ける場合、OCR技術を利用し、表面の文字情報と裏面との文字情報とを認識し、認識した文字情報に基づいて、共通の情報を持つものを対応付けるようにしてもよい。たとえば、名刺では、表面の郵便番号と、裏面の郵便番号とを比較し、同じであるものを対応付ける等が考えられる。この対応付け方法を採用すると、原稿を裏返すとき(S5)に、表面が置かれた位置とほぼ同じ位置で裏返す必要がない。
実施例1では、対応付ける場合、原稿位置から算出されるパラメータに基づいて、自動的に対応付け、この対応付けに失敗した場合だけ、ユーザが目視で対応付けするが、自動の対応付けを希望しないユーザがいることを考慮すると、ユーザの目視だけで対応付けるようにしてもよい。このように目視だけで対応付けするようにすると、原稿を裏返すとき(S5)に、表面が置かれた位置とほぼ同じ位置で裏返す必要がない。
図10は、実施例1において、縦書きの文章が横向きに保存されている場合に、表面、裏面を合成する例を示す図である。
複数原稿同時読取において、ユーザの原稿の置き方によって、縦書きの文章が横向きに保存される場合があり、または、横書きの文章が縦向きに保存される場合がある。たとえば、図10に示す葉書は、表面が縦書き、裏面が横書きであり、縦書きの表面が横向きに保存されている。この場合、表面を90度回転させて合成することによって、表面も裏面も、向きが揃った表裏一体の画像データを出力することができる。
この回転処理を行う場合、ユーザが画像データを目視して回転させる方法、または、OCR技術を利用して読み込まれた画像データが、縦書きであるか横書きであるかを判断し、縦書きの原稿を縦向きになるように自動回転し、横書きの原稿を横書きになるように自動回転させるようにしてもよい。
画像データを合成し、原稿を上下に合成する場合は、合成する表面の画像データと裏面の画像データとについて、横の画素数が同じであり、左右に合成する場合、縦の画素数が同じであることが望ましい。
しかし、複数原稿同時読取で得られる画像データの画素数は、原稿エッジの検出結果に依存するので、両面原稿の表面と裏面とを同じ解像度で読み取った場合でも、2つの画像データの画素数が異なることが多い。
そこで、実施例1では、読み取った画像データを上下に合成する場合、横の画素数を合わせるようにし、画像データを拡大縮小し、このために読み取った画像データを左右に合成する場合には、縦の画素数を合わせるようにし、このために画像データを拡大縮小して合成する。
画像データの合成に関して、表面の画像データと裏面の画像データとを上下または左右に合成する場合、表面、裏面のどちらが上であり、どちらが下であるのか、または、表面、裏面のどちらが左であり、どちらが右であるのかは、表面と裏面との読み込み順に依存する。したがって、画像を合成する際には、上下または左右の画像を入れ替えて合成するようにしてもよい。これによって、上下に合成する場合は、表面の画像データを常に上にし、左右に合成する場合は、表面の画像データを常に左にして合成する等、設定が可能になる。
図11は、実施例の変形例を示す図であり、表面の画像データと裏面の画像データとを、合成せずに、続けて出力する場合に、それらの画像データがファイル名順、更新日付順に並んでいる状態を示す図である。
画像データの合成に関し、ユーザが希望すれば、合成せずに、表面の画像データと裏面の画像データとを続けて出力するようにしてもよい。このときは、対応付けられた2つの画像データが続けて出力されるように、画像データを並び替える。たとえば、実施例1では、「名刺A表」、「名刺A裏」、「名刺B表」、「名刺B裏」、「名刺C表」、「名刺C裏」、「名刺D表」の順に並び替えて、出力する。
上記のように並び替えて出力することによって、アプリケーションは、送られた順に番号を付けて画像データを保存するだけで、互いに対応する表面の画像データと裏面の画像データとが、名前順に並んで保存される(図11参照)。また、ファイル名を「表」と「裏」との対応がとれるように自動的に付すようにしてもよい。
また、図11をみれば、画像データを更新日付順に並べた場合でも、互いに対応する表面の画像データと裏面の画像データとが並んで保存されていることを確認することができる。これによって、互いに対応する表面の画像データと裏面の画像データとを、ユーザが探し易い。
実施例1は、スキャナドライバに実装した実施例であるが、実施例1を、アプリケーション等に実装するようにしてもよい。また、画像入力装置において、画像の回転・拡大縮小、表面と裏面の画像の対応付け、合成までを1つの装置で行うようにしてもよい。
実施例1によれば、表面と裏面とが1つのデータとして出力されるので、名刺やはがき等、表と裏との関係が強い両面原稿をデータ管理する場合に有効であり、特に、表と裏との2度の読み取りによって、複数枚の両面原稿の読み取りができるので、多くの原稿を早く処理することができる。
つまり、上記実施例は、画像処理装置の原稿台に載置されている複数枚の両面原稿の一方の面を、1度の走査で読み取り、それぞれをデータ化する第1のデータ化手段と、上記複数枚の両面原稿の他方の面を、1度の走査で読み取り、それぞれをデータ化する第2のデータ化手段と、上記読み取り手段で得られた複数枚の一方の面の画像データと他方の面の画像データとを、1対1に対応付けする対応付け手段と、上記対応付け手段で対応付けられた上記一方の面の画像データと上記他方の面の画像データとを合成して出力する合成出力手段とを有することを特徴とする画像処理装置の例である。
上記対応付け手段は、上記第1のデータ化手段、第2のデータ化手段が検出した上記画像データの位置情報または文字情報に基づいて、上記一方の面の画像データと上記他方の面の画像データとを、1対1に対応付ける手段である。
また、上記合成出力手段は、上記対応付けられた上記一方の面の画像データ、上記他方の面の画像データを、回転または拡大縮小した後に、上記対応付けられた上記一方の面の画像データと上記他方の面の画像データとを、1つの画像データに合成して出力する手段である。
さらに、上記実施例は、画像処理装置の原稿台に載置されている複数枚の両面原稿の一方の面を、1度の走査で読み取り、それぞれをデータ化する第1のデータ化手段と、上記複数枚の両面原稿の他方の面を、1度の走査で読み取り、それぞれをデータ化する第2のデータ化手段と、上記読み取り手段で得られた複数枚の一方の面の画像データと他方の面の画像データとを、1対1に対応付けする対応付け手段と、上記対応付け手段で対応付けられた上記一方の面の画像データと上記他方の面の画像データとを続けて出力する連続出力手段とを有することを特徴とする画像処理装置の例である。
また、上記連続出力手段は、上記対応付けられた上記一方の面の画像データ、上記他方の面の画像データを、回転または拡大縮小した後に、上記対応付けられた上記一方の面の画像データと上記他方の面の画像データとを、1つの画像データに合成し、連続して出力する手段である。
なお、上記実施例をプログラムの発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、画像処理装置の原稿台に載置されている複数枚の両面原稿の一方の面を、1度の走査で読み取り、それぞれをデータ化する第1のデータ化手順と、上記複数枚の両面原稿の他方の面を、1度の走査で読み取り、それぞれをデータ化する第2のデータ化手順と、上記読み取り手順で得られた複数枚の一方の面の画像データと他方の面の画像データとを、1対1に対応付けする対応付け手順と、上記対応付け手順で対応付けられた上記一方の面の画像データと上記他方の面の画像データとを合成して出力する合成出力手順とを画像処理装置に実行させるプログラムの例である。
さらに、上記実施例は、画像処理装置の制御方法の原稿台に載置されている複数枚の両面原稿の一方の面を、1度の走査で読み取り、それぞれをデータ化する第1のデータ化手順と、上記複数枚の両面原稿の他方の面を、1度の走査で読み取り、それぞれをデータ化する第2のデータ化手順と、上記読み取り手順で得られた複数枚の一方の面の画像データと他方の面の画像データとを、1対1に対応付けする対応付け手順と、上記対応付け手順で対応付けられた上記一方の面の画像データと上記他方の面の画像データとを続けて出力する連続出力手順とを画像処理装置に実行させるプログラムの例である。
本発明の実施例1である画像処理装置100を示す外観図である。 実施例1におけるホストコンピュータ10の具体例を示すブロック図である。 実施例1のUIにおいて、複数原稿読取モードを選択したときに表示される例を示す図である。 実施例1の動作を示すフローチャートである。 実施例1において、名刺A、B、C、Dの表面を読み取った場合の説明図である。 実施例1において、名刺A、B、Cの裏面を読み取った場合の説明図である。 実施例1において、表面の画像データ30a、30b、30c、30dと、裏面の画像データ40a、40b、40cとの対応付けの説明図である。 実施例1において、対応付けの結果を示す図である。 実施例1において、名刺A、B、Cの表面と裏面とをそれぞれ合成した状態の例を示す図である。 実施例1において、縦書きの文章が横向きに保存されている場合に、表面、裏面を合成する例を示す図である。 実施例の変形例を示す図であり、表面の画像データと裏面の画像データとを、合成せずに、続けて出力する場合に、それらの画像データがファイル名順、更新日付順に並んでいる状態を示す図である。
符号の説明
100…画像処理装置、
10…ホストコンピュータ、
11…TWAIN対応アプリケーション、
12…TWAIN準拠のスキャナドライバ、
121…画像データ対応付け部、
122…画像データ合成部、
123…画像データ記憶部、
20…画像入力装置。

Claims (9)

  1. 原稿台の複数の原稿を読み取る読取手段を含む画像処理システムにおいて、
    上記読取手段で読み取られた原稿の原稿部分を複数の画像データとして切出す切出し手段と;
    上記読取手段が複数の原稿の表面と裏面とを読み取った後に、上記切出し手段によって切出された複数の画像データを対応付ける対応付け手段と;
    上記対応付け手段によって対応付けられた画像データを合成する合成手段と;
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1において、
    上記対応付け手段は、複数の原稿の表面と裏面との位置情報に基づいて、表面と裏面とを対応付けることを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1において、
    文字情報を認識するための文字情報認識手段を有し、
    上記文字情報認識手段によって認識された文字情報の方向に基づいて、表面と裏面とを対応付けることを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項3において、
    上記合成手段は、画像データを回転することが可能であり、上記文字情報認識手段によって認識された文字情報の方向に基づいて、表面、裏面のうちの少なくとも一方の画像データを回転した後に、表面と裏面とを対応付けた画像を合成することを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項1において、
    上記合成手段は、合成する画像の画素数に応じて拡大あるいは縮小の少なくとも一方を実行した後に、画像を合成する手段であることを特徴とする画像処理システム。
  6. 原稿台の複数の原稿を読み取る読取手段と;
    上記読取手段で読み取られた原稿の原稿部分を複数の画像データとして切出す切出し手段と;
    上記読取手段が複数の原稿の表面と裏面とを読み取った後に、上記切出し手段によって切出された複数の画像データを対応付ける対応付け手段と;
    上記対応付け手段によって対応付けられた画像を、対応付けた順に出力する出力手段と;
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  7. 請求項6において、
    上記出力手段によって出力される画像に対して、ファイル名を作成するファイル名作成手段を有し、
    上記ファイル名付加手段は、上記対応付け手段による対応付けを識別できるようにファイル名を作成することを特徴とする画像処理システム。
  8. 原稿台の複数の原稿を読み取る読取工程と;
    上記読取工程で読み取られた原稿の原稿部分を複数の画像データとして切出す切出し工程と;
    上記読取工程で複数の原稿の表面と裏面とを読み取った後に、上記切出し工程によって切出された複数の画像データを対応付ける対応付け工程と;
    上記対応付け工程によって対応付けられた画像データを合成する合成工程と;
    を有することを特徴とする画像処理システムの制御方法。
  9. 原稿台の複数の原稿を読み取る読取工程と;
    上記読取工程で読み取られた原稿の原稿部分を複数の画像データとして切出す切出し工程と;
    上記読取工程で複数の原稿の表面と裏面とを読み取った後に、上記切出し工程によって切出された複数の画像データを対応付ける対応付け工程と;
    上記対応付け工程によって対応付けられた画像を、対応付けた順に出力する出力工程と;
    を有することを特徴とする画像処理システムの制御方法。
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