JP2006262152A - 画像形成方法、画像形成装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 原文中の要参照語句に対応する関連情報を用紙(記録材)の裏面に印刷する際に、関連情報が印刷された部分を折り返したときに、用紙の表面に印刷した原文と関連情報が同時に参照できるようにする。
【解決手段】 予め定められたルールに従い、原文中から要参照語句を抽出し、抽出した要参照語句に対応付けられた関連情報を取得する。次に、原文が記録される用紙の表面における要参照語句の記録位置を特定し、特定した記録位置に基づいて対応する関連情報の用紙裏面における割付位置を決定する。このとき、関連情報の割付位置は、関連情報の記録部分を用紙表方向に折り返したときに、表面に記録された要参照語句と裏面に記録された関連情報を同時に視認可能なように決定される。そして、原文を表面に、関連情報を裏面における割付位置に両面印刷する。
【選択図】 図7
【解決手段】 予め定められたルールに従い、原文中から要参照語句を抽出し、抽出した要参照語句に対応付けられた関連情報を取得する。次に、原文が記録される用紙の表面における要参照語句の記録位置を特定し、特定した記録位置に基づいて対応する関連情報の用紙裏面における割付位置を決定する。このとき、関連情報の割付位置は、関連情報の記録部分を用紙表方向に折り返したときに、表面に記録された要参照語句と裏面に記録された関連情報を同時に視認可能なように決定される。そして、原文を表面に、関連情報を裏面における割付位置に両面印刷する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、外国語文書および関連情報の画像形成に係る技術に関する。
外国語の学習者を支援する印字技術として例えば特許文献1がある。特許文献1に開示の技術は、単語の暗記用カードを両面印刷する。加えて、外国語文書(以下、原文)の全文訳を原文と併記して印刷する技術も提案されている。例えば、特許文献2は原文と訳文を対照しやすい形式で印刷する。特許文献3は、訳文を用紙の裏面に印刷し、表面の原文レイアウトに従って配置する。
ところで、一定の習熟レベルに達した読み手にとって、外国語文書の読解に必ずしも全文訳が必要ではない場合が多い。特に、語学学習者にとっては、原文を読み進めるときに難解な単語や出現頻度の低い単語の意味さえ容易に参照できれば学習の効率が格段に向上する。ここで、文書中の単語の意味を原文に併記して印刷する技術として、例えば、特許文献4に記載の技術がある。
特開平6−316116号公報
特開2002−288169号公報
特開平8−129550号公報
特開平7−175813号公報
ところが、特許文献4の技術は、原文における各行の下にルビ形式で単語の意味を表示したり、一文ごとにその真下に単語帳を表示するので、原文の表示形式を大幅に変更してしまう。そこで、上述した特許文献4の技術を利用して、原文のレイアウトを保持したまま、用紙の裏面に意味を印刷することも可能であるが、用紙を頻繁に裏返して単語の意味を参照することになり読み手にとって甚だ煩雑である。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、原文の見た目を変更することなく、読み手が単語の意味を容易に参照可能な文書の画像形成方法および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、原文の見た目を変更することなく、読み手が単語の意味を容易に参照可能な文書の画像形成方法および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、予め定められたルールに従い、原文中から要参照語句を抽出し、当該要参照語句に対応付けられた関連情報を取得する関連情報取得ステップと、記録紙の表面に画像を形成するための画像データを前記原文に基づいて生成し、前記原文の画像を記録する記録紙の表面における前記要参照語句の記録位置を特定する記録位置特定ステップと、前記記録紙の裏面において、前記記録位置特定ステップにおいて記録位置が特定された前記要参照語句に対応付けられた前記関連情報の割付位置を、前記裏面を折り返したときに前記要参照語句と前記関連情報を同時に視認可能なように決定する割付位置決定ステップと、前記割付位置決定ステップにおいて決定された前記割付位置に前記関連情報が記録されるように、前記記録紙の裏面に記録する画像データを生成する裏面画像生成ステップとを有することを特徴とする画像形成方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、予め定められたルールに従い、原文中から要参照語句を抽出し、当該要参照語句に対応付けられた関連情報を取得する関連情報取得手段と、記録紙の表面に画像を形成するための画像データを前記原文に基づいて生成し、前記原文の画像を記録する記録紙の表面における前記要参照語句の記録位置を特定する記録位置特定手段と、前記記録紙の裏面において、前記記録位置特定手段によって記録位置が特定された前記要参照語句に対応付けられた前記関連情報の割付位置を、前記裏面を折り返したときに前記要参照語句と前記関連情報を同時に視認可能なように決定する割付位置決定手段と、前記割付位置決定手段によって決定された前記割付位置に前記関連情報が記録されるように、前記記録紙の裏面に記録する画像データを生成する裏面画像生成手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
好ましい態様において、上記画像形成装置は前記裏面画像生成手段によって生成された前記裏面の画像データを所定の角度だけ回転する画像操作手段をさらに有し、前記画像操作手段は、前記裏面において前記関連情報が記録される部分を記録紙表方向に折り返したときに前記関連情報を表す文字が正立するように前記画像データを回転するようにしてもよい。
好ましい態様において、上記画像形成装置は前記裏面画像生成手段によって生成された前記裏面の画像データを所定の角度だけ回転する画像操作手段をさらに有し、前記画像操作手段は、前記裏面において前記関連情報が記録される部分を記録紙表方向に折り返したときに前記関連情報を表す文字が正立するように前記画像データを回転するようにしてもよい。
上記課題を解決するため、本発明は、コンピュータに、予め定められたルールに従い、原文中から要参照語句を抽出し、当該要参照語句に対応付けられた関連情報を取得する関連情報取得手順と、記録紙の表面に画像を形成するための画像データを前記原文に基づいて生成し、前記原文の画像を記録する記録紙の表面における前記要参照語句の記録位置を特定する記録位置特定手順と、前記記録紙の裏面において、前記記録位置特定手順において記録位置が特定された前記要参照語句に対応付けられた前記関連情報の割付位置を、前記裏面を折り返したときに前記要参照語句と前記関連情報を同時に視認可能なように決定する割付位置決定手順と、前記割付位置決定手順において決定された前記割付位置に前記関連情報が記録されるように、前記記録紙の裏面に記録する画像データを生成する裏面画像生成手順とを実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
本発明に係る画像形成方法および画像形成装置によれば、原文のレイアウトを変更することなく、原文の読解に必要な情報が読み手に容易に参照可能に印刷されるので、読み手は必要に応じて直感的に読解に必要な情報を得ることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としての機能を有する複合機100の構成を示す図である。複合機100は、原稿上に形成された画像を読み取る読み取り部110と、与えられた画像データに応じて用紙(記録材)上に画像を形成する画像形成部120と、外部の装置と通信を行うための通信インタフェース(IF)部140と、記憶部150と、操作入力部160と、表示部170と、バス180を介して、これら各部を制御する制御部130から構成される。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としての機能を有する複合機100の構成を示す図である。複合機100は、原稿上に形成された画像を読み取る読み取り部110と、与えられた画像データに応じて用紙(記録材)上に画像を形成する画像形成部120と、外部の装置と通信を行うための通信インタフェース(IF)部140と、記憶部150と、操作入力部160と、表示部170と、バス180を介して、これら各部を制御する制御部130から構成される。
記憶部150は、図1に示されているように、揮発性記憶部150aと不揮発性記憶部150bとを有している。揮発性記憶部150aは、例えばRAM(Random Access Memory)であり、制御部130によってワークエリアとして利用される。一方、不揮発性記憶部150bは、例えば、ハードディスクであり、複合機100を本実施形態に係る画像形成装置として機能させるプログラムを含む各種のプログラムとそれらのプログラムにより参照される各種の制御データが記憶されている。
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、読み取り部110が読み取った画像データを通信IF部140から外部の装置に出力することにより複合機100をスキャナとして機能させる。また、制御部130は、読み取り部110が読み取った画像データに応じた画像を画像形成部120から出力することにより複合機100をコピー機として機能させる。さらに、制御部130は、外部から入力されたデータに応じた画像を画像形成部120から出力させることにより、複合機100をプリンタとして機能させる。
本実施形態に係る画像形成装置は、原文の解読に必要な情報を生成し、原文を表すページとその原文の解読に必要な情報を含むページとを記録紙の表と裏に印刷するものであり、その際の裏面の印刷レイアウトに特徴を有している。図2および図3は、本実施形態に係る画像形成装置により印刷される印刷物の例を示している。ここで、図2(a)および図3(a)は原文が印刷された用紙の表(おもて)面における表示状態を示し、図2(b)および図3(b)は裏面の端から1/4の部分が折り返された状態で表面方向から用紙を参照した様子を示す。図2(a)では、用紙をよこ向きにして2ページに亙る原文が左右に配置されている。図2(b)に示すように、用紙の表面図中左側に配置された原文のページを読解する際に、用紙右部の端から1/4の部分を裏返すと、その裏返された部分には表面左側の原文の解読に役立つ単語帳が記載されており、一方、表面図中右側に配置された原文のページを読解する際に、用紙左部の端から1/4の部分を裏返すと、その裏返された部分には表面右側の原文の解読に役立つ単語帳が記載されている。
図3(a)では、用紙をたて向きに用いて原文が1ページ配置されている。図3(b)に示すように、用紙の表面上半分に印刷されている原文を読解する際には用紙の下端から1/4の部分を上方向に折り返すと、その折り返した裏面部分には表面上半分の原文の解読に役立つ単語帳が記載されている。一方、表面下半分の原文を読解する際には用紙の上端から1/4の部分を下方向に折り返すと、その折り返した裏面部分にはその折り返した裏面部分には表面下半分の原文の解読に役立つ単語帳記載されている。制御部130は、用紙の裏面に印刷する単語帳に含めるべき単語を要参照語句として原文から抽出した後に、抽出した要参照語句の関連情報(品詞、意味、発音、語源、用法等)を取得する。そして読み手が表面の原文を読解しながら単語帳を同時に参照可能なように、裏面における単語帳の割付位置を決定する。以下、このような印刷物を得るために本実施形態に係る画像形成装置に設けられている各機能の詳細について説明する。
(1)要参照語句抽出機能
原文中の単語の中には、解読を容易にするために何らかの情報を参照した方がよいものがある。本実施形態では、この種の単語を要参照語句として取り扱い、この要参照語句についてはその解読の助けになる情報を用紙の裏面に印刷する。この要参照語句抽出処理は、そのような要参照語句を原文から抽出する機能である。制御部130は以下のルールに従って要参照語句を抽出する。
原文中の単語の中には、解読を容易にするために何らかの情報を参照した方がよいものがある。本実施形態では、この種の単語を要参照語句として取り扱い、この要参照語句についてはその解読の助けになる情報を用紙の裏面に印刷する。この要参照語句抽出処理は、そのような要参照語句を原文から抽出する機能である。制御部130は以下のルールに従って要参照語句を抽出する。
ここで、本実施形態では、使用者は複合機100の表示部170に表示される機能選択画面で「単語帳作成」機能を選択すると、詳細設定画面において読み手の語彙レベルに応じて設けられたレベル1〜3のうち所望のレベルを指定するようになっている。レベル1に設定された場合、後述の関連情報取得機能が参照先として利用する辞書データベースにおいて単語の難易度が低、中、高のいずれかに設定されている原文中の単語を要参照語句として抽出する。レベル2に設定された場合、辞書データベースにおいて難易度が中、高のいずれかに設定されている原文中の単語を要参照語句として抽出する。レベル3に設定された場合、辞書データベースにおいて難易度が高に設定されている原文中の単語を要参照語句として抽出する。なお、辞書データベースにおける単語の難易度の設定は、辞書が編纂される際に「*」の数によって示される難易度の指標など、辞書の編纂時に設定される単語の難易度を用いてもよいし、英語能力試験の級数に応じた語彙レベルに対応するように設定してもよく、任意である。
また、文書中の単語全てについて辞書データベースを参照しなくて済むように、本実施形態では、難易度の極めて低い単語を列挙した基本単語リストを不揮発性記憶部150bに予め記憶しておき、文書中の単語のうち基本単語リストに含まれるものについては辞書データベースを参照しないようにしている。すなわち、辞書データベースを参照する前処理として、制御部130は、文書中の各単語について基本単語リストを検索し該当する単語については辞書データベース参照処理を行わない。
本実施形態では、不揮発性記憶部150bに検索済単語を記憶した判定済リストを記憶しておき、基本単語リストに含まれると判定された単語は判定済リストに登録され、以後の検索対象から排除される。同様に、要参照語句として抽出済みの単語ならびに抽出の対象ではないと判断された単語も判定済リストに登録され、以後の検索対象から排除される。この判定済リストの記憶内容は、要参照語句抽出処理が終了した時点で消去される。
(2)関連情報取得機能
要参照語句抽出機能によって抽出された各単語について、関連情報を取得する機能である。本実施形態において、関連情報とは、単語の品詞、意味、発音、用法、語源など原文の読解に必要な情報である。ひとつの単語について、動詞、名詞など複数の品詞が定義されている場合にはすべての品詞について関連情報が取得される。要参照語句として抽出された単語の原文中における品詞が特定可能であれば、その品詞に係る関連情報のみを取得するようにしてもよい。
要参照語句抽出機能によって抽出された各単語について、関連情報を取得する機能である。本実施形態において、関連情報とは、単語の品詞、意味、発音、用法、語源など原文の読解に必要な情報である。ひとつの単語について、動詞、名詞など複数の品詞が定義されている場合にはすべての品詞について関連情報が取得される。要参照語句として抽出された単語の原文中における品詞が特定可能であれば、その品詞に係る関連情報のみを取得するようにしてもよい。
(3)関連情報保持機能
要参照語句抽出機能により抽出した要参照語句と関連情報取得機能により取得した関連情報を関連付けて関連情報テーブルT1に記憶する機能である。
図4は、関連情報テーブルT1の一例を示す図である。図示のように、関連情報テーブルT1は「要参照語句」、「関連情報」、「抽出位置」、「割付位置」の4種類のフィールドから成るレコードの集合体である。制御部130は、要参照語句抽出機能により原文から要参照語句を抽出する度に新規レコードを作成し、抽出した単語を「要参照語句」フィールドに記憶し、抽出した単語の原文におけるページ番号および後述するセクション名を「抽出位置」フィールドに記憶する。次に、「要参照語句」フィールドに記憶された各単語について関連情報取得機能による関連情報の取得が行われ、取得した関連情報を要参照語句と同一レコード中の「関連情報」フィールドに記憶する。
要参照語句抽出機能により抽出した要参照語句と関連情報取得機能により取得した関連情報を関連付けて関連情報テーブルT1に記憶する機能である。
図4は、関連情報テーブルT1の一例を示す図である。図示のように、関連情報テーブルT1は「要参照語句」、「関連情報」、「抽出位置」、「割付位置」の4種類のフィールドから成るレコードの集合体である。制御部130は、要参照語句抽出機能により原文から要参照語句を抽出する度に新規レコードを作成し、抽出した単語を「要参照語句」フィールドに記憶し、抽出した単語の原文におけるページ番号および後述するセクション名を「抽出位置」フィールドに記憶する。次に、「要参照語句」フィールドに記憶された各単語について関連情報取得機能による関連情報の取得が行われ、取得した関連情報を要参照語句と同一レコード中の「関連情報」フィールドに記憶する。
「割付位置」フィールドは、要参照語句と関連情報で構成される単語帳の、用紙裏面における割付位置を示す情報を記憶する。割付位置は後述の裏面情報構成機能により決定され、表面に印刷された原文を解読しながら用紙を折り返して裏面に印刷された単語帳を同時に参照できるように決定される。割付位置決定処理の詳細は後述する。
なお、複合機100が読み取った原文の各ページについて本実施形態に係る画像形成処理が終了すると、制御部130は、関連情報テーブルT1に保持するレコードをすべて削除する。
なお、複合機100が読み取った原文の各ページについて本実施形態に係る画像形成処理が終了すると、制御部130は、関連情報テーブルT1に保持するレコードをすべて削除する。
(4)裏面情報構成機能
各要参照語句について関連情報の用紙裏面における割付位置を決定する機能である。具体的には、各要参照語句の表面における記録位置を特定し、特定された記録位置に基づいて裏面における関連情報の割付位置を決定する。
各要参照語句について関連情報の用紙裏面における割付位置を決定する機能である。具体的には、各要参照語句の表面における記録位置を特定し、特定された記録位置に基づいて裏面における関連情報の割付位置を決定する。
図5および図6は関連情報の割付例を示す図である。図5はよこ向きの用紙に原文が2ページに亙って左右に印刷される場合の例を示す。図示のように、用紙表面は左右「A」、「B」の2セクションに区分され、用紙裏面は図中左側部分が「C1」、「C2」の2セクション、右側部分が「D1」「D2」の2セクションの計4セクションに区分されている。この例において、制御部130は、要参照語句がセクションAに位置するときは対応する関連情報はセクションC1に割り付け、要参照語句がセクションBに位置するときは対応する関連情報はセクションD2に割り付ける。このように割付位置を決定すると図2の例に示すような印刷物が得られる。
図6は、たて向きの用紙に原文が1ページ分印刷される場合の例を示す。図示のように、用紙表面は上下「E」、「F」の2セクションに区分され、用紙裏面は上部分が「G1」、「G2」の2セクション、下部分が「H1」「H2」の2セクションの計4セクションに区分されている。この例において、制御部130は、要参照語句がセクションEに位置するときは対応する関連情報をセクションH2に割り付け、要参照語句がセクションFに位置するときは対応する関連情報をセクションG1に割り付ける。このように割付位置を決定することにより図3の例に示すような印刷物が得られる。
制御部130は、各要参照語句について決定した割付位置を示す情報を表面において各要参照語句が属するページ番号と共に、関連情報テーブルT1における同一レコード内の「割付位置」フィールドに格納する。
続いて、図7を参照して本実施形態に係る複合機100の動作について説明する。
まず、使用者は英語の原文がよこ向き用紙に2ページずつ印刷された原稿を複合機100の読み取り部110のADF(Automatic Document Feeder)(図示略)にセットする。使用者は、操作入力部160を操作することによりメニュー画面を表示させ、表示されたメニューから「単語帳印刷」を選択する。「単語帳印刷」が選択されると、表示部170には単語帳印刷の詳細設定を行うための画面が表示される。ここで使用者は、操作入力部160を操作することにより、語彙レベルの指定、原文の言語や関連情報の言語の指定等を行う。本実施形態では、語彙レベルを「レベル2」、原文の言語を「英語」、関連情報の言語を「日本語」と指定した場合を想定する。また、ここで、使用者は、原稿が「よこ向き用紙用の単語帳印刷」または「たて向き用紙用の単語帳印刷」のいずれを希望するか指定する。この場合、原稿はよこ向き用紙に印刷されているので、「よこ向き用紙用の単語帳印刷」を指定する。
まず、使用者は英語の原文がよこ向き用紙に2ページずつ印刷された原稿を複合機100の読み取り部110のADF(Automatic Document Feeder)(図示略)にセットする。使用者は、操作入力部160を操作することによりメニュー画面を表示させ、表示されたメニューから「単語帳印刷」を選択する。「単語帳印刷」が選択されると、表示部170には単語帳印刷の詳細設定を行うための画面が表示される。ここで使用者は、操作入力部160を操作することにより、語彙レベルの指定、原文の言語や関連情報の言語の指定等を行う。本実施形態では、語彙レベルを「レベル2」、原文の言語を「英語」、関連情報の言語を「日本語」と指定した場合を想定する。また、ここで、使用者は、原稿が「よこ向き用紙用の単語帳印刷」または「たて向き用紙用の単語帳印刷」のいずれを希望するか指定する。この場合、原稿はよこ向き用紙に印刷されているので、「よこ向き用紙用の単語帳印刷」を指定する。
ここで、「よこ向き用紙用の単語帳」は、図2に例示の如く、用紙の裏面の右端および左端各々から1/4程度が単語帳の領域として割り当てられ、「たて向き用紙用の単語帳」は、図3に例示の如く、用紙の裏面の上端および下端から1/4程度が単語帳の領域として割り当てられる。また、本実施形態ではよこ向き用紙に原文が左右に2ページ印刷されている例について説明するが、よこ向き用紙に原文が1ページ分印刷されていてもよいし、たて向き用紙に原文が1ページ分印刷されていてもよい。要は、1枚の用紙に何ページ分の原文が如何なる配置で印刷されているかに拘わらず、原文の用紙向き(つまり、原文の天地)に応じて、裏面の単語帳によこ向き用、たて向き用のいずれを用いるかが決定される。
使用者が操作入力部160における「スタート」ボタンを押下すると、制御部130は、読み取り部110にスキャン指示を出力する。この結果、読み取り部110により原稿は1枚ずつ読み取られ、原稿から読み取られた画像を表す画像データがページ毎に生成される(ステップSa1)。
続いて制御部130は、ページ毎にセクション単位で画像データの文字認識処理を行う。この場合、よこ向き用紙用の単語帳印刷が使用者によって指定されているので、各ページはセクションAとセクションBに区分され文字認識処理が実行される。そして、制御部130は、文字認識後の文字列データをそれが得られたページ番号(読み取り部110によって読み取られた何ページ目の画像かを表すページ番号)とセクション名に対応付けて揮発性記憶部150aに記憶する(ステップSa3)。なお、原稿1ページ分の原文がよこ向き用紙(またはたて向き用紙)に印刷されている原稿の場合、セクションAとセクションBの境目部分(たて向き用紙の場合セクションEとセクションFの境目部分)に単語が跨って存在する場合が考えられる。また、左右に印刷されている2ページ分の原稿が左右どちらかに片寄っているため原文の一部が境目を跨っている場合も考えられる。このため、本実施形態では、文字認識の際に、セクションAおよびBの境目部分およびセクションEおよびFの境目部分に数十ミリのオーバーラップ部分を設け、オーバーラップ部分に存在する単語は2つのセクションに属する単語として認識されるようにしている。こうすることで、原文中の単語を確実に認識することが可能になる。
次にステップSa5において、制御部130は揮発性記憶部150aから原文各ページのセクション毎に文字列データを読み出して要参照語句抽出処理を行う。
図8は、ステップSa5の要参照語句抽出処理の詳細な流れを示すフローチャートである。まず、制御部130は、各セクションに含まれる単語の各々について、まず不揮発性記憶部150bに記憶されている判定済リストに該当する単語があるか否か判断する(ステップSb1)。この判断結果が肯定的な場合(ステップSb1:Yes)、つまり検索対象の単語が既に判定済リストに登録されている場合、ルーチンはステップSb13に進む。ステップSb13において、制御部130は、原文中に未検索の単語があるか否か判定し、この判断結果が否定的な場合には処理を終了する一方、肯定的な場合には次の未検索単語についてステップSb1で始まる処理を再び実行する。
一方、ステップSb1の判断結果が否定的な場合(ステップSb1:No)、つまり、検索中の単語が判定済リストに登録されていない場合、制御部130は、不揮発性記憶部150bに記憶されている基本単語リストを参照し、検索中の単語が基本単語に該当するか否か判定する。基本単語に該当する場合(ステップSb3:Yes)には抽出対象の単語ではないと判断し、ステップSb11において当該検索単語を判定済リストに追加する。続いて制御部130は、ステップSb13に進み、その判定結果が否定的になるまでステップSb1で始まる処理を繰り返す。
一方、検索中の単語が基本単語に該当しない場合(ステップSb3:No)には、続いて制御部130は不揮発性記憶部150b内の辞書データベースを参照する(ステップSb5)。ここで制御部130は、検索中の単語について辞書データベースに設定されている語彙レベルを取得する。そして、制御部130は、検索中の単語の語彙レベルが、使用者が指定した語彙レベル(本実施形態ではレベル2)と同等かより高いレベルであれば当該単語を要参照語句として抽出し(ステップSb7:Yes)、抽出した単語を「要参照語句」フィールドに、抽出したページ番号およびセクション名を「抽出位置」フィールドに含む新規レコードを関連情報テーブルT1に追加登録する(ステップSb9)。続いて、抽出した単語を判定済リストに追加登録する(ステップSb11)。
一方、ステップSb7の判定の結果、検索中の単語を要参照語句として抽出しないと判定した場合(ステップSb7:No)、すなわち、検索中の単語の語彙レベルが使用者が指定した語彙レベル未満であった場合、制御部130は、単語の抽出は行わずステップSb11に進み、当該検索単語を判定済リストに登録する。続いて制御部130は、ステップSb13に進み、その判定結果が否定的になるまでステップSb1で始まる処理を繰り返す。
その後、ステップSb13の判定結果が否定的になるとステップSb15に進み、制御部130は判定済リストのレコードを全て消去し、要参照語句抽出処理を終了する。
再び図7に戻り、ステップSa7において、制御部130は、関連情報テーブルT1に記憶されている各要参照語句について関連情報を取得し、取得した関連情報を要参照語句に関連付けて関連情報テーブルT1の「関連情報」フィールドに記憶する。
再び図7に戻り、ステップSa7において、制御部130は、関連情報テーブルT1に記憶されている各要参照語句について関連情報を取得し、取得した関連情報を要参照語句に関連付けて関連情報テーブルT1の「関連情報」フィールドに記憶する。
続いて、制御部130は、揮発性記憶部150aから原文の各ページの画像データを読み出し、読み出した画像データの画像展開処理を実行する(Sa9)。
次に制御部130は要参照語句とその関連情報を含む単語帳の割付位置を決定する裏面情報構成処理を実行する(ステップSa11)。
次に制御部130は要参照語句とその関連情報を含む単語帳の割付位置を決定する裏面情報構成処理を実行する(ステップSa11)。
図9はステップSa11の裏面情報構成処理の詳細な流れを示すフローチャートである。まず、制御部130は、不揮発性記憶部150bに記憶されている関連情報テーブルT1の「要参照語句」フィールドに記憶されている要参照語句を読み出す(ステップSc1)。次に制御部130は、要参照語句を読み出した関連情報テーブルT1の同一レコードにおける「抽出位置」フィールドを参照して、用紙表面における要参照語句の位置情報を取得する。(ステップSc3)。
次に、制御部130は、要参照語句の用紙表面における位置情報に基づいて、対応する関連情報の裏面における割付位置を求める(ステップSc5)。例えば、図4に示す関連情報テーブルT1の例では、一番目のレコード「municipal」はページ番号1のセクションAに属するので、その裏面における割付位置はページ番号1のセクションC1であると決定され、関連情報テーブルT1の「割付位置」フィールドに「p.1/C1」が登録される(ステップSc7)。
続いて、制御部130は、関連情報テーブルT1に記憶されている次のレコードについてステップSc1〜Sc7の処理を繰り返し、ステップSc9の判断結果が否定的になると裏面情報構成処理を終了する。
再び図7に戻り、ステップSa13において、制御部130は裏面画像展開処理を実行する。具体的には、ステップSa11の裏面情報構成処理によって取得された割付位置に従って抽出した要参照語句を配置し、裏面画像展開処理を行う。そして、表面画像と裏面画像を各々用紙の表裏に両面印刷して出力する(ステップSa15)。
以上説明したように、本実施形態に係る複合機100によれば、用紙の表面に原文が印刷され、原文中の特定の単語の関連情報を含む単語帳が裏面に印刷される。このとき、用紙を折り返すと原文と裏面の単語帳を同時に参照可能なように配置されるので、読み手が原文を読みながら単語の意味等を容易に参照することが可能になる。また、用紙の表面においては原文のレイアウトを変更せず印刷されるので、読み手は原文の元のレイアウトとの比較作業を行う必要がない。読み手は原文中の難解な単語をひとつひとつ辞書で検索して意味や用法を取得する必要がなくなる上、原文とその読解に必要な情報が同時に参照可能なように両面印刷された用紙を見るだけでよいので、原文読解の際の効率が格段に向上する。
また、本実施形態に係る複合機100によれば、使用者が原文が記載された原稿を複合機100にセットし、ボタンを押して単語帳印刷を指示するのみで、原文が表面に印刷され且つ単語帳が裏面に印刷されるので、使用者は、複合機100から印刷結果が出力されるのを待つだけでよい。また、本実施形態に係る複合機100を、例えばコンビニエンスストアの店頭や、学校施設近隣のコピーショップなどに設置しておくと、使用者はコピーをとる感覚で原文読解用の原稿を簡単に得ることができる。
変形例:
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
<変形例1>
上述の実施形態においては、本発明に係るすべての機能を複合機100単体が担う構成としたが、複数の装置が分担するようにしてもよい。
上述の実施形態においては、本発明に係るすべての機能を複合機100単体が担う構成としたが、複数の装置が分担するようにしてもよい。
例えば、以下のような変形が可能である。図10は、本変形例に係る画像形成システム1の全体構成を示す図である。
図示のように、画像形成システム1は、端末装置10と、端末装置10にLANなどのネットワーク40を介して接続され、端末装置10からネットワーク40を介して送信された原文について要参照語句抽出処理ならびに裏面情報構成処理を行い、関連情報テーブルT1を生成する単語帳作成装置20と、単語帳作成装置20が生成した関連情報テーブルT1のデータと原文の画像データをネットワーク40を介して受信し、表面および裏面の画像展開処理を施した後用紙に出力するプリンタ30とを有する。端末装置10およびプリンタ30は、従来型のパーソナルコンピュータまたは印刷装置であり、単語帳作成装置20は本変形例に特有の機能を有している点を除いて、一般的なパーソナルコンピュータと同様の機能を有する。単語帳作成装置20の図示せぬ不揮発性記憶部には、辞書データベースおよび基本単語リストが記憶されている。また、関連情報テーブルT1および判定済リストが全てのレコードを消去した状態で予め記憶されている。
図示のように、画像形成システム1は、端末装置10と、端末装置10にLANなどのネットワーク40を介して接続され、端末装置10からネットワーク40を介して送信された原文について要参照語句抽出処理ならびに裏面情報構成処理を行い、関連情報テーブルT1を生成する単語帳作成装置20と、単語帳作成装置20が生成した関連情報テーブルT1のデータと原文の画像データをネットワーク40を介して受信し、表面および裏面の画像展開処理を施した後用紙に出力するプリンタ30とを有する。端末装置10およびプリンタ30は、従来型のパーソナルコンピュータまたは印刷装置であり、単語帳作成装置20は本変形例に特有の機能を有している点を除いて、一般的なパーソナルコンピュータと同様の機能を有する。単語帳作成装置20の図示せぬ不揮発性記憶部には、辞書データベースおよび基本単語リストが記憶されている。また、関連情報テーブルT1および判定済リストが全てのレコードを消去した状態で予め記憶されている。
本変形例の動作は、例えば、以下のようになる。まず、端末装置10は、図示せぬスキャナなどの装置を用いて原文のページ単位の画像データを取得し、取得した画像データについて各ページのセクション毎に文字認識処理を施す。そして、端末装置10の使用者は、裏面に印刷する単語帳の向き、語彙レベル、原文の言語や単語帳の言語の指定等を行った上で、各ページの画像データと各ページのセクション毎に認識された文字列データを単語帳作成装置20に対してネットワーク40を介して送信する。
各ページの画像データと各ページのセクション毎の文字列データを受信した単語帳作成装置20は、受信したデータを図示せぬ揮発性記憶部に保存する。そして、単語帳作成装置20は、揮発性記憶部に記憶しておいた文字列データを読み出して図7におけるステップSa5〜ステップSa11の処理を実行することにより不揮発性記憶部に記憶されている関連情報テーブルT1にレコードを追加して、関連情報テーブルT1を生成する。次に単語帳作成装置20は、揮発性記憶部から原文の画像データを読み出し、不揮発性記憶部から関連情報テーブルT1を読み出して、原文の画像データと関連情報テーブルT1のデータをプリンタドライバを介してネットワーク40に接続されているプリンタ30に送信する。続いて単語帳作成装置20は、不揮発性記憶部に記憶された関連情報テーブルT1のレコードを全て消去して処理を終了する。単語帳作成装置20から原文の画像データおよび関連情報テーブルT1のデータを受信したプリンタ30は、各ページの表面裏面の各々について画像展開処理を行い、印刷処理を実行する。
本変形例によれば、上述の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。さらに、複数の装置に機能を分担することにより処理負荷を装置間で分散させることができ、効率が向上する。なお、本変形例では単語帳作成装置20を設けたが、単語帳作成装置20が実行する機能を端末装置10に実行させるように構成することも可能である。
<変形例2>
上述の実施形態では、よこ向き用紙に左右に2ページ印刷されている原文を表面に印字する例について説明したが、1枚の用紙に1ページずつ印刷されている原文を表面に印字する際に原文2ページ分(つまり用紙2枚分の画像データ)を1枚の用紙に印刷することも可能である。例えば、たて向き用紙に1ページ分印刷されている原文を、よこ向き用紙1枚に左右に2ページ分順方向に並べて印刷するような場合である。この場合、使用者は、表示部170において単語帳印刷の詳細設定を行う際に、読み取り部110が読み取った用紙の2ページ分を1枚の用紙に印刷する旨を指定する。また、たて向き用紙用、よこ向き用紙用のいずれの単語帳を裏面に印字するかに関しても、出来上がり用紙の向きに準じて使用者が指定する。そして、制御部130は、表面画像展開処理(図7、Sa9)の実行時に2ページ分の画像データを1枚の用紙に印刷するように画像サイズ等を調整する。なお、この場合、表面画像展開処理は原文の文字認識処理(図7、Sa9)の前に実行し、読み取り部110が読み取ったページのセクション単位ではなく、出来上がり用紙の各ページにおけるセクション単位で文字認識が実行できるようにする必要がある。これにより、出来上がり用紙の各ページにおける要参照語句の抽出位置を把握することが可能になり、要参照語句の裏面における割付位置の決定が可能になる。
上述の実施形態では、よこ向き用紙に左右に2ページ印刷されている原文を表面に印字する例について説明したが、1枚の用紙に1ページずつ印刷されている原文を表面に印字する際に原文2ページ分(つまり用紙2枚分の画像データ)を1枚の用紙に印刷することも可能である。例えば、たて向き用紙に1ページ分印刷されている原文を、よこ向き用紙1枚に左右に2ページ分順方向に並べて印刷するような場合である。この場合、使用者は、表示部170において単語帳印刷の詳細設定を行う際に、読み取り部110が読み取った用紙の2ページ分を1枚の用紙に印刷する旨を指定する。また、たて向き用紙用、よこ向き用紙用のいずれの単語帳を裏面に印字するかに関しても、出来上がり用紙の向きに準じて使用者が指定する。そして、制御部130は、表面画像展開処理(図7、Sa9)の実行時に2ページ分の画像データを1枚の用紙に印刷するように画像サイズ等を調整する。なお、この場合、表面画像展開処理は原文の文字認識処理(図7、Sa9)の前に実行し、読み取り部110が読み取ったページのセクション単位ではなく、出来上がり用紙の各ページにおけるセクション単位で文字認識が実行できるようにする必要がある。これにより、出来上がり用紙の各ページにおける要参照語句の抽出位置を把握することが可能になり、要参照語句の裏面における割付位置の決定が可能になる。
また、1枚の用紙に印刷される原文のページ数は2枚に限られず、4枚でも8枚でもよい。この場合、例えば、「2ページ分順方向印刷」、「2ページ分逆方向印刷」、「4ページ分順たて方向印刷」、「4ページ分逆たて方向印刷」、「8ページ分順よこ方向印刷」など表面における読み取りページの配置順を複数パターン準備しておき、使用者がいずれかのパターンを選択できるようにする。そして、制御部130は、使用者が指定したパターンに応じて表面画像展開処理を行った後に、各ページのセクション毎に文字認識を実行し、出来上がり用紙の各ページにおける要参照語句の抽出位置を特定する。
<その他の変形例>
上述の実施形態においては、原文をそのまま用紙の表面に印刷していたが、原文から抽出された要参照語句の文字色を変えて印刷するようにしてもよい。これにより、使用者は単語帳にその関連情報が存在する単語であるか否かを瞬時に判断することが可能になり、読解時の効率がさらに向上する。さらに、語学学習をより効率的に行うために、抽出された要参照語句の文字色や背景色を赤色で印字し、下敷き状の緑色薄フィルターを通して要参照語句を見ると要参照語句が見えなくなるようにしてもよい。なおこの場合、制御部130は、図7のステップSa5における要参照語句抽出処理が終了した後のステップとして、揮発性記憶部150aに記憶されている読み取り部110が読み取った原文の画像データの文字認識をもう一度読み取りページ毎に実行し、原文の文字列データにおける要参照語句の文字色を変更する処理を実行する。そして、読み取ったページ単位で表面画像展開処理を行うようにする。
上述の実施形態においては、原文をそのまま用紙の表面に印刷していたが、原文から抽出された要参照語句の文字色を変えて印刷するようにしてもよい。これにより、使用者は単語帳にその関連情報が存在する単語であるか否かを瞬時に判断することが可能になり、読解時の効率がさらに向上する。さらに、語学学習をより効率的に行うために、抽出された要参照語句の文字色や背景色を赤色で印字し、下敷き状の緑色薄フィルターを通して要参照語句を見ると要参照語句が見えなくなるようにしてもよい。なおこの場合、制御部130は、図7のステップSa5における要参照語句抽出処理が終了した後のステップとして、揮発性記憶部150aに記憶されている読み取り部110が読み取った原文の画像データの文字認識をもう一度読み取りページ毎に実行し、原文の文字列データにおける要参照語句の文字色を変更する処理を実行する。そして、読み取ったページ単位で表面画像展開処理を行うようにする。
また、図11に示すように、裏面の単語帳を折り返した状態で原文中の要参照語句と裏面の要参照語句が引き出し線で連結されるように構成することも可能である。また、原文中の要参照語句の右肩に上付の番号を付し、裏面に印刷された単語帳において同一の番号が付された要参照語句を参照するようにしてもよい。
また、原文および単語帳の意味は、英語および日本語に限られるものではなく、あらゆる言語に適用可能である。
また、原文および単語帳の意味は、英語および日本語に限られるものではなく、あらゆる言語に適用可能である。
また、上述の実施形態においては、使用者が複合機100における「単語帳作成」機能の詳細設定画面にて「よこ向き用紙用単語帳」か「たて向き用紙用単語帳」のいずれかを指定するようになっていたが、複合機100が読み取り部100によって読み取った画像データに基づいて用紙の天地判定を行い、天地判定の結果に基づいていずれの単語帳の様式を用いるか自動的に決定するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、裏面の単語帳を折り返す際に用紙の端部に対して平行に折り返す場合について説明したが、例えば図12(a)に示すように斜めに折り返す場合も考えられる。この場合、裏面に印刷された関連情報が斜めに表示されてしまうので、読み手にとっては甚だ見づらいという事態が生じる。このような事態に対処するため、制御部130は、図7のステップSa13において裏面画像展開処理を行った後に、画像データの単語帳全体を所定の角度(例えば左方向に15度)回転させてから印刷するようにしてもよい(図12の(b)参照)。これにより、用紙を斜めに折り返した場合にも視認性が向上する。
また、単語帳は必ずしも用紙の裏面に印刷する必要はなく、例えば、たて向き用紙の表面上端から3/4を原文の印刷に用いられる領域とし、下端から1/4を単語帳の印刷に用いられる領域とし、表面の原文の画像データを縮小して原文用印刷領域に配置することも可能である。同様に、よこ向き用紙においても例えば用紙の表面右1/4部分を単語帳用領域として用いるといった変形が可能である。これにより、用紙表面に原文と単語帳の両方が原文のレイアウトを保ったまま印刷されるので視認性が増し、より効率的に学習を行うことが可能になる。
また、上述の実施形態では、表面に印刷されている原文の読解のために辞書を参照することが必要な単語の意味等を記載した単語帳を関連情報として用紙の裏面に印刷する態様について説明したが、裏面に印刷する関連情報は単語帳に限られない。例えば、原文が読み手の母国語で記述されている場合でも、読解に必要な公式や定義、注釈情報、また難解な漢字や熟語の読み仮名や意味などを関連情報として裏面に印刷するようにしてもよい。
1…画像形成システム、10…端末装置、20…単語帳作成装置、30…プリンタ、100…複合機、110…読み取り部、120…画像形成部、130…制御部、140…通信IF部、150…記憶部、150a…揮発性記憶部、150b…不揮発性記憶部、160…操作入力部、170…表示部、180…バス、T1…関連情報テーブル。
Claims (5)
- 予め定められたルールに従い、原文中から要参照語句を抽出し、当該要参照語句に対応付けられた関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
記録紙の表面に画像を形成するための画像データを前記原文に基づいて生成し、前記原文の画像を記録する記録紙の表面における前記要参照語句の記録位置を特定する記録位置特定ステップと、
前記記録紙の裏面において、前記記録位置特定ステップにおいて記録位置が特定された前記要参照語句に対応付けられた前記関連情報の割付位置を、前記裏面を折り返したときに前記要参照語句と前記関連情報を同時に視認可能なように決定する割付位置決定ステップと、
前記割付位置決定ステップにおいて決定された前記割付位置に前記関連情報が記録されるように、前記記録紙の裏面に記録する画像データを生成する裏面画像生成ステップと
を有することを特徴とする画像形成方法。 - 予め定められたルールに従い、原文中から要参照語句を抽出し、当該要参照語句に対応付けられた関連情報を取得する関連情報取得手段と、
記録紙の表面に画像を形成するための画像データを前記原文に基づいて生成し、前記原文の画像を記録する記録紙の表面における前記要参照語句の記録位置を特定する記録位置特定手段と、
前記記録紙の裏面において、前記記録位置特定手段によって記録位置が特定された前記要参照語句に対応付けられた前記関連情報の割付位置を、前記裏面を折り返したときに前記要参照語句と前記関連情報を同時に視認可能なように決定する割付位置決定手段と、
前記割付位置決定手段によって決定された前記割付位置に前記関連情報が記録されるように、前記記録紙の裏面に記録する画像データを生成する裏面画像生成手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記裏面画像生成手段によって生成された前記裏面の画像データを所定の角度だけ回転する画像操作手段をさらに有し、
前記画像操作手段は、前記裏面において前記関連情報が記録される部分を記録紙表方向に折り返したときに前記関連情報を表す文字が正立するように前記画像データを回転する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記関連情報は、前記要参照語句の少なくとも意味を含む情報であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- コンピュータに、
予め定められたルールに従い、原文中から要参照語句を抽出し、当該要参照語句に対応付けられた関連情報を取得する関連情報取得手順と、
記録紙の表面に画像を形成するための画像データを前記原文に基づいて生成し、前記原文の画像を記録する記録紙の表面における前記要参照語句の記録位置を特定する記録位置特定手順と、
前記記録紙の裏面において、前記記録位置特定手順において記録位置が特定された前記要参照語句に対応付けられた前記関連情報の割付位置を、前記裏面を折り返したときに前記要参照語句と前記関連情報を同時に視認可能なように決定する割付位置決定手順と、
前記割付位置決定手順において決定された前記割付位置に前記関連情報が記録されるように、前記記録紙の裏面に記録する画像データを生成する裏面画像生成手順と
を実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005077537A JP2006262152A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 画像形成方法、画像形成装置およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005077537A JP2006262152A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 画像形成方法、画像形成装置およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006262152A true JP2006262152A (ja) | 2006-09-28 |
Family
ID=37100882
Family Applications (1)
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JP2005077537A Pending JP2006262152A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 画像形成方法、画像形成装置およびプログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006262152A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011029757A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 文書出力装置及びプログラム |
JP2012043078A (ja) * | 2010-08-17 | 2012-03-01 | Yahoo Japan Corp | 情報表示装置、方法及びプログラム |
CN111510576A (zh) * | 2018-12-28 | 2020-08-07 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像形成装置 |
JP2021002202A (ja) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | コニカミノルタ株式会社 | 印刷制御装置およびプログラム |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005077537A patent/JP2006262152A/ja active Pending
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