JP2013026839A - 画像処理プログラムおよび画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
汎用の画像読取装置を用いた場合であっても、名刺やカード等の小紙片類の画像化等を容易に行うことのできる画像処理プログラムおよび画像処理装置を提供する。
【解決手段】
画像取得部100が取得した画像中の図形の輪郭線を輪郭抽出処理部102で抽出し、頂点抽出処理部104が、輪郭抽出処理部102で抽出された輪郭線を構成する最長の直線を長辺とし、該輪郭線の全てを領域内に含む矩形領域の各頂点の座標を抽出し、画像切出処理部105が、頂点抽出処理部104で抽出された座標に基づいて画像取得部100が取得した画像から矩形画像を切り出し、切り出された矩形画像を直立補正処理部106が直立するように補正し、天地判定処理部107が直立させた矩形画像の天地を判定して正方向に回転させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像処理プログラムおよび画像処理装置に関し、特に、小紙片等の比較的小さな原稿を読み取って得た画像に対して処理を施す画像処理プログラムおよび画像処理装置に関する。
近年、コンピュータ等の情報処理装置の性能向上や普及状況に伴い、様々な情報が、情報処理装置により取り扱い可能な形態で用いられている。
このような情報には、キーボード等の入力装置から人手により入力されたものや、音声や画像として入力されたものを加工したもの等がある。例えば、名刺やカード等に印刷された情報は、スキャナ等の画像読取装置で名刺やカード等を読み取って画像化し、当該画像にOCR(optical character reader)処理等を施すことで、情報処理装置により取り扱い可能な形態に加工される。
名刺やカード等を画像読取装置で読み取る場合には、名刺やカード等をその方向や位置が適切となるように画像読取装置の原稿台に載置する必要があるが、名刺やカード等に対応した自動原稿送り装置を設けた原稿読取装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−86988号公報
前述のように、名刺やカード等を画像読取装置で読み取る場合には、これらの読み取りに対応した画像読取装置を利用するか、名刺やカード等をその方向や位置が適切となるように画像読取装置の原稿台に載置する必要があった。
そこで、本発明は、汎用の画像読取装置を用いた場合であっても、名刺やカード等の小紙片類の画像化等を容易に行うことのできる画像処理プログラムおよび画像処理装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、任意の方向に並べられた小紙片類に基づいて生成された画像を処理する画像処理プログラムであって、前記画像中の図形の輪郭線を抽出する輪郭抽出処理と、前記輪郭抽出処理で抽出された輪郭線を構成する最長の直線を長辺とし、該輪郭線の全てを領域内に含む矩形領域の各頂点の座標を抽出する頂点抽出処理と、前記頂点抽出処理で抽出された座標に基づいて前記画像から矩形画像を切り出す画像切出処理と、前記画像切出処理で切り出された矩形画像を直立させる直立補正処理と、前記直立補正処理で直立させた矩形画像の天地を判定し、該判定結果に応じて該矩形画像を正方向に回転させる天地判定処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、任意の方向に並べられた小紙片類に基づいて生成された画像を処理する画像処理装置であって、前記画像中の図形の輪郭線を抽出する輪郭抽出手段と、前記輪郭抽出手段で抽出された輪郭線を構成する最長の直線を長辺とし、該輪郭線の全てを領域内に含む矩形領域の各頂点の座標を抽出する頂点抽出手段と、前記頂点抽出手段で抽出された座標に基づいて前記画像から矩形画像を切り出す画像切出手段と、前記画像切出手段で切り出された矩形画像を直立させる直立補正手段と、前記直立補正手段で直立させた矩形画像の天地を判定し、該判定結果に応じて該矩形画像を正方向に回転させる天地判定手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、任意の方向や位置に配置された名刺やカード等の小紙片類を含む画像から、各小紙片類を示す画像を切り出して、その向きを揃えることが可能となる。その結果、小紙片類を読み取って画像を生成する際に、小紙片類の方向や位置が適切となるように画像読取装置の原稿台に載置する必要等が無くなる。
画像処理装置と画像読取装置の接続例を示した図である。 画像処理装置1の構成例を示した図である。 画像処理装置1の機能的な構成の例を示すブロック図である。 画像処理装置1が処理対象とする画像を説明するための図である。 輪郭抽出処理部102の処理の流れを示すフローチャートである。 輪郭線抽出処理を説明するための図である。 輪郭線抽出処理を説明するための図である。 頂点抽出処理部104による処理の流れを示すフローチャートである。 認識処理において表示する画面の例を示した図である。
以下、本発明に係る画像処理プログラムおよび画像処理装置の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、画像処理装置と画像読取装置の接続例を示した図である。同図に示すように、画像処理装置1は、画像読取装置2と接続されている。この接続は、画像読取装置2が原稿を読み取って生成した画像を、画像処理装置1に渡すことができればよく、USB(Universal Serial Bus)等によるローカル接続や、LAN(Local Area Network)等によるネットワーク接続を利用することができる。
なお、画像処理装置1は、必ずしも画像読取装置2と接続される必要は無く、画像読取装置2で生成された画像を、記憶媒体等を介して、画像処理装置1に入力するようにしてもよい。
次に、画像処理装置1の構成について説明する。画像処理装置1は、汎用のコンピュータ等の情報処理装置を画像処理プログラムにしたがって動作させることで実現されるものであり、その構成は、例えば、図2に示すようなものとなる。
図2に示すように、画像処理装置1は、演算部10と記憶部11、一時記憶部12、画像読取装置接続部13、記憶装置接続部14、記憶装置15、入力装置接続部16、入力装置17、表示装置接続部18、表示装置19を有している。
演算部10は、演算処理を行うもので、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサに相当する。記憶部11は、情報等を記憶するもので、例えば、ROM(Read Only Memory)、不揮発性メモリ(Nonvolatile Memory)等のメモリに相当する。一時記憶部12は、情報等を一時的に記憶するもので、例えば、RAM(Random Access Memory)等のメモリに相当する。画像読取装置接続部13は、画像読取装置2を接続するインタフェイスとなるもので、例えば、USBのインタフェイス、LANインタフェイス等である。記憶装置接続部14は、記憶装置15を接続するためのインタフェイスであり、記憶装置15は、情報等を記憶するもので、例えば、磁気ディスクに相当する。入力装置接続部16は、入力装置17を接続するためのインタフェイスであり、入力装置17は、情報等を入力するもので、キーボードやポインティングデバイス等に相当するものである。表示装置接続部18は、表示装置19を接続するためのインタフェイスであり、表示装置20は、情報等を表示するもので、モニタディスプレイ等に相当するものである。
続いて、画像処理装置1の機能的な構成について説明する。図3は、画像処理装置1の機能的な構成の例を示すブロック図である。
同図に示すように、画像処理装置1は、画像取得部100と、前処理部101、輪郭抽出処理部102、結合処理部103、頂点抽出処理部104、画像切出処理部105、直立補正処理部106、天地判定処理部107、認識処理部108、変換処理部109の各機能部を有している。これら各機能部は、コンピュータ等の情報処理装置を画像処理プログラムにしたがって動作させることで実現される。この画像処理プログラムは、記録媒体に記録して配布したり、ネットワーク等を利用した通信により配信することが可能なものである。
画像取得部100は、処理対象となる画像を画像読取装置2から取得する。前処理部101は、画像取得部100が取得した画像を複製する。輪郭抽出処理部102は、前処理部101が複製した画像から、当該画像中の輪郭線を抽出する。結合処理部103は、輪郭抽出処理部102が抽出した輪郭線に囲まれた図形の面積が予め定めた下限値よりも小さく、かつ、予め定めた範囲内に別の輪郭線に囲まれた図形が存在する場合には、これらを結合する。なお、結合処理部103は、結合により当該部分の面積が予め定めた上限値よりも大きくなる場合は、結合を行わない。
頂点抽出処理部104は、輪郭抽出処理部102が抽出した輪郭線に囲まれた図形と、結合処理部103が結合した図形の各頂点を抽出し、抽出した各頂点の座標を特定する。画像切出処理部105は、前処理部101が複製した画像の元となる元画像、つまり、画像取得部100が取得した画像から、頂点抽出処理部104が特定した各頂点の座標にしたがって、部分画像を切り出す。直立補正処理部106は、画像切出処理部105が切り出した部分画像のそれぞれを、直立するように補正する。天地判定処理部107は、直立補正処理部106により補正された部分画像の向き(天地)を判定し、その向きが正方向でなければ、その向きを補正する。認識処理部108は、部分画像にOCR(Optical Character Reader)処理等を施し、部分画像中の文字等を認識する。変換処理部109は、認識処理部108による認識結果と部分画像を、予め指定された形式、例えば、名刺管理を行うアプリケーションプログラムや、画像管理を行うアプリケーションプログラム等に対応する形式に変換し、その結果を記憶装置15に保存する。
次に、画像処理装置1の各機能部による処理の詳細を、画像処理装置1による画像処理の流れとともに説明する。
最初に、画像処理装置1が処理対象とする画像について説明する。画像処理装置1が処理対象とする画像は、名刺やカード等の小紙片類を読み取ることで生成される画像である。この画像は、例えば、図4(a)に示すように、画像読取装置2の原稿台20の上に、名刺3−1、名刺3−2等の複数の名刺を並べた状態で、画像読取装置2を動作させることで得られるものである。このとき、名刺3−1、名刺3−2等は、その向きを任意のまま並べることができる。ただし、複数の名刺が重なることが無いように留意する必要がある。なお、画像処理装置1が処理対象とする画像は、名刺やカード等を並べて読み取ったものに限らず、他のどのような小紙片類、例えば、メモや葉書等を並べて読み取ったものであってもよい。
また、画像読取装置2を動作させる際には、原稿台20の上に名刺3−1、名刺3−2等の複数の名刺を並べ、さらに、その上から黒色または類似する色のシート等を重ねる必要がある。
これにより、画像読取装置2で生成された画像は、図4(b)に示すように、黒色等を背景とした複数の名刺が含まれる画像となり、この画像が画像取得部100により取得されることとなる。
なお、画像処理装置1が処理対象とする画像は、必ずしも、画像読取装置2で生成された画像である必要は無く、例えば、黒色等の台上に並べられた名刺やカード等を、ディジタルカメラ等で撮影することで生成された画像であってもよい。
続いて、画像取得部100が取得した画像に対して、前処理部101が、前処理を施す。前処理部101が施す前処理は、画像取得部100が取得した画像の複製であり、前処理部101が複製した画像は、輪郭抽出部102等の処理に用いられる。なお、以下では、便宜上、画像取得部100が取得した画像を元画像と称し、前処理部101が複製した画像を複製画像と称する。
次に、前処理部101が複製した複製画像に対して、輪郭抽出処理部102が、名刺等の輪郭線を抽出するための処理を施す。図5は、輪郭抽出処理部102の処理の流れを示すフローチャートである。
輪郭抽出処理部102は、処理を開始すると、最初に、複製画像を2値化し(ステップ201)、各画素が1ビットで表現される2値画像に、複製画像を変換する。
続いて、輪郭抽出処理部102は、2値化した複製画像から外枠を除去する外枠除去処理を行う(ステップ202)。外枠とは、画像読取装置2の枠消し機能により生じる白枠(図4(b)参照)であり、外枠除去処理は、この白枠の各画素を、黒画素に変換するものである。
次に、輪郭抽出処理部102は、外枠除去処理が施された複製画像から、名刺等の輪郭線、つまり、白画素の塊の輪郭線を抽出する(ステップ203)。ここで、輪郭線抽出処理について説明する。図6および図7は、輪郭線抽出処理を説明するための図である。ここでは、輪郭線抽出処理を施す複製画像は、図6(a)に示す8×8画素のもので、白画素の塊が1つ存在するものとする。なお、図6および図7中の斜線を施した正方形は黒画素を示し、他の正方形は、白画素を示す。また、正方形内に円を描画しているものは、輪郭線として抽出された画素を示すものである。
輪郭線抽出処理では、輪郭抽出処理部102は、まず、ラスタスキャンによる白画素の有無の確認、つまり、図6(a)中の左上の画素P11から画素P12の方向に順に画素P18まで白画素の有無を確認し、画素P18までに白画素が無ければ、次段の画素P21から、同様に白画素の有無を確認する。その結果、画素P25が白画素であるので、この画素P25を始点として、輪郭線の追跡を開始する。
輪郭線の追跡では、処理対象の画素の周りの8画素を反時計方向に順に確認する。処理対象が画素P25である場合には、その周りの8画素のうち、直前に処理対象であった画素P24から反時計方向に隣接する画素P34を始点として白画素の確認を行う(図6(b)参照)。そして、最初に白画素であることが確認された画素、この場合、画素P34を輪郭線の進行方向とする。
続いて、画素P34を処理対象として、その周りの8画素のうち、直前に処理対象であった画素P25から反時計方向に隣接する画素P24を始点として白画素の確認を行う(図6(c)参照)。この場合、画素P24、画素P23、画素P33、画素P43の順に白画素であるか否かの確認を行い、最初に白画素であることが確認された画素P43を輪郭線の進行方向とする。
そして、同様の処理を行い、画素P43における輪郭線の進行方向を画素P52(図6(d)参照)、画素P52における輪郭線の進行方向を画素P62(図6(e)参照)、画素P62における輪郭線の進行方向を画素P73(図7(a)参照)、画素P73における輪郭線の進行方向を画素P74(図7(b)参照)、といったように、輪郭線の追跡を行い、輪郭線の進行方向として特定した画素が始点であった画素P25となった場合に、輪郭線の追跡を終了する(図7(c)参照)。
輪郭線の追跡が終了すると、輪郭抽出処理部102は、別の白画素の塊の有無を確認するため(図7(c)では存在しない)、始点とした画素P25の次の画素からラスタスキャンを再開する。ただし、図7(c)に示した例では、画素P25の次の画素である画素P26は、輪郭線として確認済みであるため、画素P27からラスタスキャンを再開する。
そして、全ての白画素の塊について、輪郭線の追跡を行うと、輪郭抽出処理部102は、ノイズ除去処理を行う(ステップ204)。ノイズ除去処理は、白画素の塊の大きさ、つまり、輪郭線に囲まれた画素の大きさが、予め定めた一定の大きさ以下である場合に、これをノイズとして除去する処理であり、除去した画素は、以後、黒画素(背景)として処理される。このノイズ除去処理が終了すると、輪郭抽出処理部102による輪郭の抽出処理が終了する。
次に、輪郭抽出処理部102が抽出した輪郭線に基づいて、結合処理部103が結合処理を行う。結合処理は、輪郭抽出処理部102が抽出した輪郭線に囲まれた図形の面積が予め定めた下限値よりも小さい場合に、当該図形を最も距離が近い別の輪郭線に囲まれた図形と結合する。なお、結合処理部103は、結合により、その結合結果となる図形の面積が予め定めた上限値よりも大きくなる場合は、結合を行わない。これらの上限値や下限値は、処理対象である名刺やカード等の面積に応じて決定される値である。また、抽出した輪郭線に囲まれた図形の面積が予め定めた下限値よりも小さい場合でも、別の輪郭線に囲まれた図形が予め定めた範囲内に存在しない場合にも結合は行わない。
なお、当然のことではあるが、結合処理は、予備的な処理であり、画像取得部100が取得した画像の質が一定以上である場合などでは、輪郭抽出処理部102が抽出した輪郭線に囲まれた図形の面積が予め定めた下限値よりも小さくなる可能性が低くなる。したがって、結合処理部103を省略することも可能である。
次に、輪郭抽出処理部102が抽出した輪郭線に囲まれた図形と結合処理部103が結合した図形を対象として、頂点抽出処理部104が、頂点抽出処理を行う。頂点抽出処理は、輪郭抽出処理部102が抽出した輪郭線に囲まれた図形と結合処理部103が結合した図形の各頂点を抽出し、その座標を特定する処理である。図8は、頂点抽出処理部104による処理の流れを示すフローチャートである。
頂点抽出処理部104は、処理を開始すると、まず、対象となる図形の輪郭線に対し、その直線毎にハフ変換を施し(ステップ301)、その結果から最長となる直線を特定する(ステップ302)。
続いて、頂点抽出処理部104は、特定した直線がx軸(水平方向の軸)となるように、複製画像に対して回転変換を施す(ステップ303)。なお、ここでは、横書きの名刺を想定しているため、最長の直線がx軸となるように回転変換を施しているが、最長の直線がy軸(x軸に直交する軸)となるように回転変換を施してもよい。
そして、当該図形のx座標の最大値と最小値、y座標の最大値と最小値に基づいて、矩形となる画像を抽出し(ステップ304)、抽出した矩形の各頂点の座標を特定する(ステップ305)。
各頂点の座標を特定すると、頂点抽出処理部104は、ステップ303で回転変換を施した複製画像に対して、当該回転変換の逆変換を施して、複製画像の座標系を元の状態に戻す(ステップ306)。
なお、ステップ301からステップ306の処理は、輪郭抽出処理部102が抽出した輪郭線に囲まれた図形と結合処理部103が結合した図形のうち、1つの図形に対する処理であるから、輪郭抽出処理部102が抽出した輪郭線に囲まれた図形と結合処理部103が結合した図形の全てに対して同様の処理を施す。
次に、頂点抽出処理部104が特定した頂点の座標に基づいて、画像切出処理部105が、元画像から矩形画像を部分画像として切り出す。
続いて、画像切出処理部105が切り出した部分画像のそれぞれに対して、直立補正処理部106が直立補正処理を施す。この直立補正処理は、例えば、矩形の長手方向が水平方向となるように、部分画像のそれぞれに回転処理を施す処理である。なお、矩形の長手方向が水平方向となるようにしているのは、元画像が横書きの名刺に基づいて生成された場合を想定しているからであり、矩形の短手方向が水平方向となるように、回転処理を施しても良い。
次に、直立補正処理部106が補正を行った部分画像のそれぞれに対して、天地判定処理部107が天地判定処理を行う。天地判定処理は、部分画像の向きを判定し、その向きが正方向でなければ、その向きを補正するものである。部分画像の向きの判定は、例えば、そのままの部分画像と、180度回転させた部分画像の両者に対して、OCR処理を施し、文字の認識の可否に応じて部分画像の向きが正方向であるか否かを判定することができる。また、そのままの部分画像、90度回転させた部分画像、180度回転させた部分画像、270度回転させた部分画像のそれぞれに対して同様の処理を行うことにより、例えば、直立補正処理部106が矩形の長手方向が水平方向となるように補正した場合でも、縦書きの名刺に基づいて生成された部分画像を正方向に補正することができる。もちろん、縦書きの名刺と横書きの名刺の両者が混在している場合にも対応することが可能となる。
次に、天地判定処理部107が天地判定処理を施した部分画像のそれぞれに対して、認識処理部108が認識処理を施す。認識処理は、部分画像に対してOCR処理を施すことにより行い、その結果を、例えば、図9に示すような画面で、表示装置19に表示させ、認識結果の訂正の受け付け等も行う。図9に示す画面400は、欄401、欄402、欄403、欄404により構成されている。
欄401は、元画像から切り出された全ての部分画像のそれぞれから認識した結果を、一覧表示する欄である。欄402は、部分画像のうち、選択されたものを表示する欄であり、この欄402に表示する部分画像は、入力装置17の操作により変更可能である。欄403は、元画像を表示する欄である。欄404は、欄402に表示されている部分画像から認識された結果を表示する欄であり、その認識事項を、入力装置17の操作により訂正可能としている。
なお、画面400の構成は、適宜変更可能であり、また、データベース等と組み合わせることにより、認識事項の分類等も認識処理として行うことも可能となる。
最後に、認識処理部108が認識処理を行った結果と部分画像を、変換処理部109が、予め指定された形式、例えば、名刺管理を行うアプリケーションプログラムや、画像管理を行うアプリケーションプログラム等に対応する形式に変換し、その結果を記憶装置15に保存する。
ところで、画像処理装置1は、必ずしも認識処理部108と変換処理部109を有している必要は無く、天地判定処理部107が天地判定処理を施した部分画像を記憶装置15に保存し、これを別のアプリケーションプログラム等で利用する構成とすることも可能である。
なお、画像処理装置1の各機能部、例えば、天地判定処理部107、認識処理部108等は、他のアプリケーションソフトウェアが提供する機能を、API(Application Program Interface)等を介して利用することで実現することもできる。
1 画像処理装置
2 画像読取装置
3−1、3−2 名刺
10 演算部
11 記憶部
12 一時記憶部
13 画像読取装置接続部
14 記憶装置接続部
15 記憶装置
16 入力装置接続部
17 入力装置
18 表示装置接続部
19 表示装置
20 原稿台
100 画像取得部
101 前処理部
102 輪郭抽出処理部
103 結合処理部
104 頂点抽出処理部
105 画像切出処理部
106 直立補正処理部
107 天地判定処理部
108 認識処理部
109 変換処理部
400 画面
401、402、403、404 欄
P11〜P74 画素

Claims (2)

  1. 任意の方向に並べられた小紙片類に基づいて生成された画像を処理する画像処理プログラムであって、
    前記画像中の図形の輪郭線を抽出する輪郭抽出処理と、
    前記輪郭抽出処理で抽出された輪郭線を構成する最長の直線を長辺とし、該輪郭線の全てを領域内に含む矩形領域の各頂点の座標を抽出する頂点抽出処理と、
    前記頂点抽出処理で抽出された座標に基づいて前記画像から矩形画像を切り出す画像切出処理と、
    前記画像切出処理で切り出された矩形画像を直立させる直立補正処理と、
    前記直立補正処理で直立させた矩形画像の天地を判定し、該判定結果に応じて該矩形画像を正方向に回転させる天地判定処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  2. 任意の方向に並べられた小紙片類に基づいて生成された画像を処理する画像処理装置であって、
    前記画像中の図形の輪郭線を抽出する輪郭抽出手段と、
    前記輪郭抽出手段で抽出された輪郭線を構成する最長の直線を長辺とし、該輪郭線の全てを領域内に含む矩形領域の各頂点の座標を抽出する頂点抽出手段と、
    前記頂点抽出手段で抽出された座標に基づいて前記画像から矩形画像を切り出す画像切出手段と、
    前記画像切出手段で切り出された矩形画像を直立させる直立補正手段と、
    前記直立補正手段で直立させた矩形画像の天地を判定し、該判定結果に応じて該矩形画像を正方向に回転させる天地判定手段と
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
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