JP2006339729A - 圧電振動片の製造方法、並びに圧電振動片、並びに圧電デバイス、及び電子機器 - Google Patents

圧電振動片の製造方法、並びに圧電振動片、並びに圧電デバイス、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】
小型化された音叉型圧電振動片を形成する際の電極形成時のフォトリソ工程において、又部に対する露光精度を向上させることができる圧電振動片の製造方法を提供する。
【解決手段】
上記課題を解決する圧電振動片の製造方法は、複数の振動腕を備え、音叉型を成す圧電振動片を製造する際における電極形成時のフォトリソグラフィ工程において、マスク20を圧電振動片10の電極形成面に形成したレジスト19に接触させ、複数の前記振動腕間に形成される又部16に対する照射光が垂直に照射される方向に近づくように光源30を傾斜させて露光を行うことを特徴としたものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は圧電振動片の製造方法、並びにその製造方法を用いて製造した圧電振動片、圧電デバイス、及び電子機器に係り、特に振動腕を備える音叉形の圧電振動片を製造する上で好適な製造方法、並びに当該製造方法によって製造される圧電振動片、並びにその圧電振動片を搭載した圧電デバイス、及びその圧電デバイスを搭載した電子機器に関する。
音叉型の圧電振動片を製造する場合、電極形成をする際のフォトリソグラフィ(フォトリソ)工程において、振動腕の付け根部分の間に形成される又部には、後述する「ひれ」といわれる傾斜面が形成されるが、圧電振動片に対して垂直方向から照射光を照射する電極パターン形成時の照射光が、この傾斜面にも比較的十分に照射されるため、又部に対する露光は、電極パターン形成と同時に行われていた。しかし、圧電振動片が小型化するにつれ、「ひれ」が小さくなるため、垂直方向からの照射では露光されにくくなり、又部への露光精度の向上が課題とされてきた。このような課題に対し従来は、図9に示すように圧電振動片1に対して非接触状態に備えられたマスク3を設け、又部6に対して照射光(例えば紫外線)5が斜め方向から照射されるようにしてレジスト2の露光が行われていた。又部6には異方性を有する水晶の特性上、外形を形成するエッチングの段階で、「ひれ」が形成され、又部6への露光は、この傾斜面へ紫外線を照射することで成される。通常、特に小型の音叉型圧電振動片のフォトリソ工程では、板面の電極パターン形成のために行う露光と、この又部6に対して行う露光とが別工程で行われている。
このような場合、マスク3と圧電振動片1との間にゴミなどが挟まれると、パターンに欠陥が生じてしまう虞があるため、マスクパターンが簡単な又部6の露光については、マスク3を非接触として行うことが一般的である。ところが、圧電振動片1がさらに小型化されるのに伴い、又部6に形成される傾斜面も縮小され、上記のような手法では又部6に対する露光に十分な精度を得ることができなくなってきた。
このような実状を鑑み、特許文献1に記載されているような技術が提案されている。特許文献1に記載されている技術は、圧電振動片の外形形成をブラスト加工で行うことにより、エッチングの方向性に関わり無く圧電振動片の外周に傾斜面を故意に形成することで、音叉型圧電振動片の又部に形成される傾斜面(ひれ)の割合を増やし、ひれに対する露光精度を向上させるというものである。
特開2001−156584号公報
特許文献1に記載の技術は、出願当時においては有効な技術であったと考えられる。しかし、圧電振動片の小型化指向は著しく、特許文献1が出願された当時の技術において作成されていた音叉型圧電振動片の全長が3mm程度であったのに対し、現在製造されている音叉型圧電振動片の全長は、その半分以下とされるものもある。
このように小型化された圧電振動片に対してブラスト加工を行う場合、圧電振動片の破損が生じやすくなると考えられ、当然に加工歪みの割合も大きくなると考えられる。特許文献1には、ブラスト加工によって外形形成した音叉型圧電振動片をエッチング液に浸すことで加工歪みを除去する旨が記載されているが、このような方法を採った場合には工程数が増えてしまい、生産性が低下すると考えられる。また、当然に、従来必要とされていなかったブラスト加工用の加工装置も必要とされることとなり、設備コストも増すこととなる。
そこで本発明では、小型化される音叉型圧電振動片の又部に対する露光精度の向上を課題とし、従来の装置を利用しつつ生産工程の工程数を変えること無く、音叉型圧電振動片の又部への露光精度を向上させることができる圧電振動片の製造方法、及びその方法を用いて製造される圧電振動片を提供することを目的とする。さらに本発明では前記方法によって製造された圧電振動片を搭載した圧電デバイス、及び電子機器も提供する。
上記目的を達成するための本発明に係る圧電振動片の製造方法は、複数の振動腕を備え、音叉型を成す圧電振動片を製造する際における電極形成時のフォトリソグラフィ工程において、マスクを圧電振動片の電極形成面に形成したレジストに接触させ、複数の前記振動腕間に形成される又部の傾斜面に対する照射光が垂直に照射される方向に近づくように所定の角度で光源を傾斜させて露光を行うことを特徴とする。このような方法を用いることにより、マスクの位置合わせが容易となり、露光時の照射精度が良好となる。また、光源を傾斜させて照射光を照射することより、照射効率も良好となる。さらに、工程の流れは従来と変わらないため、工程数が増えることも無い。
また、上記目的を達成するための本発明に係る圧電振動片は、複数の振動腕を備え、音叉型を成す圧電振動片を製造する際における電極形成時のフォトリソグラフィ工程において、マスクを圧電振動片の電極形成面に形成したレジストに接触させ、一方の光源は照射光が前記振動片の板面に垂直に照射されるように配置し、他方の光源は照射光が複数の前記振動腕間に形成される又部の傾斜面に対して垂直に照射される方向に近づくように所定の角度で傾斜させて配置し、それぞれの光源から照射光を照射して露光を行うことを特徴とするものであっても良い。このような方法を用いた場合であっても、マスクの位置合わせが容易となり、露光時の照射精度が良好となる。また、光源を傾斜させて照射光を照射することより、照射効率も良好となる。さらに、照射光の光源が2つとなることより又部に照射される照射光の照度が高くなり、露光が良好に成される。さらにまた、板面に形成される電極パターン用の露光と又部の露光とを同時に行うことが可能となるため、露光工程を短縮することができる。
また、上記のような方法を用いて圧電振動片の製造を行う場合、前記傾斜させる光源は、圧電振動片の板面に対して照射光を垂直に照射する位置に対して25度から30度の傾斜角を持つように配置すると良い。このような角度に光源を配置して照射光を照射することにより、照射光が又部に効率良く照射されることとなる。
本発明に係る圧電振動片は、上記いずれかの方法を用いて製造したことを特徴とするものである。上記のような製造方法を用いて製造することにより、製品としての信頼性が高まる。
また、本発明に係る圧電デバイスは、前記圧電振動片を搭載したことを特徴とするものである。このような構成の圧電デバイスであれば、前記圧電振動片と同様に、製品としての信頼性が向上する。
さらに、本発明に係る電子機器は、前記圧電デバイスを搭載したことを特徴とするものである。このような構成の電子機器であっても、上記と同様に製品の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の圧電振動片の製造方法、並びに圧電振動片、並びに圧電デバイス、及び電子機器に係る実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明に係る圧電振動片の製造方法を用いて製造する圧電振動片について説明する。なお、図1は圧電振動片の全体を示す平面図である。また、図2(A)は図1に示す圧電振動片における又部の部分拡大平面図であり、図2(B)は同図(A)におけるA−A断面を示す図である。
図1に示す圧電振動片10は一対の振動腕12a,12bを有する音叉型の圧電振動片であり、その板面には振動腕12a,12bを励振させるための電極パターン14が配されている。このような構成の圧電振動片10を形成するためには、概略として、外形形成を行うための工程と、電極パターンを形成するための工程とを要する。本発明に係る圧電振動片の製造方法は特に、後者の電極パターンを形成するための工程に関するものである。以下、本発明の圧電振動片の製造方法に係る第1の実施形態について説明する。
電極パターン14の形成は通常、電極を成す金属薄膜18(図4参照)の形成と、この金属薄膜18の形状を整えるケミカルエッチングとから成るフォトリソグラフィ工程(フォトリソ工程)とによって成される。
フォトリソ工程の概略は次の通りである。まず、外形形成された圧電部材12の外周面にスパッタ等の技術により金属薄膜18を形成する。金属薄膜18の種類としては、クロム(Cr)を下地として金(Au)を蒸着させる2層構造のものが一般的である。また、圧電部材12としては、水晶(SiO2)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)等を挙げることができる。金属薄膜を形成した後、当該金属薄膜18の上層に積層するようにレジスト19(図4参照)を塗布する。レジスト19は紫外線等の照射光を受けることにより性質を変化させる感光性のものであれば良く、電極エッチングの際に金属薄膜18を保護する保護膜の役割を担う。レジスト19を塗布した後、金属薄膜18を除去する部位にスリットを設けたマスク20(図3参照)を介して、前記レジスト19に紫外線を照射して露光を行う。露光終了後、圧電振動片10を現像液に浸し、レジスト19の感光部位を除去する。その後、圧電振動片10を電極エッチング液に浸すことにより、レジストが除去された部位に位置する金属薄膜18がエッチングされ、前記マスク20の形状に合致した電極パターン14が形成される。電極エッチング終了後、レジスト19を剥離して圧電振動片10における電極パターン14形成のためのフォトリソ工程が終了する。
上記のような工程を経て形成される音叉型圧電振動片(圧電振動片)10では、従来技術の項で述べたように、板面の電極パターンを形成するためにレジストに対して行う露光と、又部の金属薄膜を除去するためにレジストに対して行う露光とを異なる工程で行う。本実施形態における又部の露光は、図3、図4に示すように圧電振動片に塗布したレジスト19に対してマスク20を接触させた状態で行うことを特徴としている。また、露光に際しては、紫外線が又部16の傾斜面16aに対して垂直に照射される方向に近づくように光源30を傾けることも特徴とする。
このような技法を用いて露光を行うことにより、傾斜面16aに対する露光精度が格段に向上する。また、圧電振動片10にマスク20を接触させるようにしたことにより、照射範囲の位置合わせが容易となる。なお、マスク20を圧電振動片10に接触させる場合、上述したように、ゴミ等がマスク20と圧電振動片10との間に挟まれることにより電極パターン14に欠陥が生じるという虞もあるが、マスクをセットする前に圧電振動片10とマスク20とに十分な洗浄等を施すことにより、その可能性は低くすることができ、逆に、形成される電極の形状(寸法)精度が向上し、製品としての信頼性が向上するという有用性が高くなる。なお、マスク20と圧電振動片10との位置合わせを正確に行うには、次のような方法を採用すると良い。まず、数μmの間隔をおいてマスク20と圧電振動片10とを対向させて配置する。マスク20の開口と圧電振動片10のパターン形成位置とが合致させて両者を密着させる。そして両者の密着性を高めるために密着部分を減圧する。
本実施形態の圧電振動片の製造方法で使用する又部16を露光するためのマスク20は、図3に示すような形状のものである。図3に示すようにマスク20には、露光用の紫外線を通過させるための開口(スリット)22が設けられているだけのものである。開口22は、図4に詳細を示すように又部16に形成された傾斜面(ひれ)16aに、斜めからの紫外線32が照射されるように、傾斜面16aの大きさよりも照射方向に大きくなるように形成されている。なお、ここでいう開口22とは実際に孔があいている必要は無く、透光性を有する部位が形成されていることで足りる。例えばハードマスクの場合、ガラス等の透光性材料にクロム、あるいは酸化クロム等を用いて遮光層を形成することが一般的であるが、この場合、前記遮光層の間欠部が開口となる。
本実施形態では、光源30を、傾斜面16aの垂直位置からθだけ振動腕12a,12bの方向へ傾斜させた位置に配置し、そこから紫外線を照射する構成としている。光源30の傾斜角度θ、すなわち紫外線の照射角度は、傾斜面16aに対して垂直に照射される状態に近づくほど露光効率が良くなり、露光精度が向上すると考えられる。よって、光源の傾斜角度は、装置の性能、構成によって種々選択すると良く、好適にはθを25度から30度とすると良く、望ましくは紫外線が傾斜面に対して垂直に照射されるような角度とすると良い。
上記のような方法により露光を行うことにより、レジスト19の所望する部位に的確に紫外線を照射することが可能となる。また、光源30を傾けて、斜め方向から紫外線を照射する構成としているため、又部16の傾斜面16aに十分な照度の紫外線を照射することが可能となる。このため、現像時に傾斜面16aを覆うレジスト19を確実に除去することが可能となり、エッチングによって当該箇所に形成された金属薄膜18も確実に除去することができる。よって、傾斜面16aに金属薄膜18が残留し、これを原因として電極パターン14に短絡が生じるということが無くなる。
本実施形態に係る製造方法を用いて製造された音叉型圧電振動片10と、従来の製造方法を用いて製造された音叉型圧電振動片との識別は、傾斜面16aにおける金属薄膜18の付着状態を解析することにより行うことができると考えられる。すなわち、位置決めが容易で、照射精度が良好な本実施形態に係る製造方法によれば、複数の製品を対比した場合に、金属薄膜18の除去部分(エッチング部分)の形状、位置等にバラツキが少ないのである。なお、図では照射光(紫外線)は圧電振動片10の一部に照射され、それをマスク20で遮蔽するように示しているが、実際の照射光は圧電振動片の全体を照射し、マスク20はこの照射光を遮蔽することとなる。
次に、本発明の圧電振動片の製造方法に係る第2の実施形態について図5を参照して説明する。本実施形態に係る圧電振動片の製造方法は、図5に示すように光源を2つ(光源30、光源34)用いていることが第1の実施形態に示した圧電振動片の製造方法と異なる。他の方法等に関しては第1の実施形態と同様であるため、その機能を同一とする部位には、図面に同一の符号を附してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の圧電振動片の製造方法では、光源を2つ用いることより、一方の光源34は圧電振動片10の板面に対して垂直に紫外線を照射するように、他方の光源30は傾斜面に対して垂直に近い状態で紫外線が照射されるようにそれぞれ配置する。そして本実施形態では、圧電振動片10の板面に形成される電極パターン14(図1等参照)を形成するための露光と又部16に対する露光とを1つの工程で、かつ1つのマスク20で同時に行うことを可能としている。このような方法を採用するため、本実施形態で使用するマスク20には、傾斜面16a(図2、図4等参照)の露光を行うための開口22と、板面に形成される電極パターン14の形状に合わせて露光を行うための開口24とが形成されている。このような構成とすることにより、電極パターン14用のマスクと又部16用のマスクといった2つのマスクを用意する必要が無くなる。また、マスクの交換作業が不要となるため、露光工程にかける時間が短縮され、生産効率が向上する。さらに、光源を2つとしたことにより、傾斜面16a上の金属薄膜18に塗布されたレジスト19には、電極パターン14を形成するために照射される紫外線と傾斜面16a用に照射される紫外線との両方が照射されることとなり、紫外線の照射効率が向上し、露光精度の向上に繋がる。なお、本実施形態による圧電振動片10の製造においても当然に、マスク20は圧電振動片10に塗布されたレジスト19に接触させた状態で露光を行う。また、他の作用効果は第1の実施形態と同様である。
次に、図6を参照して上記製造方法によって製造された音叉型圧電振動片をパッケージ内に実装した圧電デバイスについて説明する。なお、図6(A)は平面図を、同図(B)は断面図をそれぞれ示す。
本発明に係る圧電デバイス100は、パッケージ40と、当該パッケージ40の内部に実装される圧電振動片10とを有する。前記パッケージ40は、ベース42とリッド44、圧電振動片10をベース42に対して接合支持するマウント部48、及びベース42とリッド44とを接合するためのシールリング46とより構成される。
前記ベース42はセラミックスや金属等の素材で形成され、前記リッド44はガラス等の透光性材料や金属等により形成される。そして前記シールリング46は、前記ベース42や前記リッド44と熱膨張率が近似する材料により形成される。例えば、ベース42をセラミックス、リッド44をガラスとした場合には、シールリング46の構成材料としてコバールが用いられることが多い。
また、前記圧電振動片10は、上述した方法を用いて製造された音叉型圧電振動片10である。
また、図6には特に図示しないが、当然に、パッケージ40の内部に電子部品、例えばIC等を搭載し、例えば発振器とする場合であっても、本発明の圧電デバイス100を構成することに変わりは無い。このような構成の圧電デバイス100は、上述のようにして製造された圧電振動片10を搭載していることより、製品としての信頼性が高い。なお、リッド44に透光性材料を採用した場合には、パッケージ40を封止した後に圧電振動片10の周波数調整が可能となる。
次に、上記実施形態に示した圧電デバイス(例えば圧電発振器)100を実装した電子機器について、図7に示す携帯電話装置を一例に挙げて説明する。
携帯電話装置200では、送信者からの音声信号は、マイクロフォン202によって電気信号に変換され、デモジュレータ・コーデック等を備える信号切替部206で変調等され、送信部208にて周波数変換等され、アンテナ212を介して基地局(不図示)に送信される。
これに対し、基地局から送信された信号は、アンテナ212を介して受信し、受信部214にて周波数変換され、信号切替部206にて音声信号に変換されて、スピーカ204から出力される。
このような信号制御が成される携帯電話装置200の動作は、CPU(Central Processing Unit)216によって全体が制御されている。CPU216は、液晶画面やキーボード等の入出力部218や、制御プログラムや電話帳等を記録するメモリ220をはじめ、信号の送受信を制御する切替スイッチ210の動作も制御している。
上記のような基本構成を有する携帯電話装置において、上述した圧電デバイス100は特に、CPU216に接続され、CPU216の基本クロック等の役割を果たす。
上記実施形態においては、圧電振動片は音叉型圧電振動片のみを対象としているように記載したが、本発明における圧電振動片は、音叉構造を有する圧電振動片であれば、ジャイロセンサに用いられる圧電振動片に対しても適用することができる。
また、音叉構造を有するこれらの圧電振動片に限らず、音叉型圧電振動片の又部と同様に、側面の領域に対する露光を要する形状・構造のジャイロセンサ用圧電振動片や、フォトリソグラフィ技術を用いて製造される厚みすべり圧電振動片に対しても適用できる。
また、上記実施形態では、個片化された音叉型圧電振動片を挙げて本発明に係る圧電振動片の製造方法を説明したが、工業生産上では、図8に示すようなウェハ50単位で外形形成された圧電振動片10に対して適用されることはいうまでもない。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、マスクを圧電振動片に直接接触させた状態で露光を行う方法を示したが、圧電振動片の厚み、即ちウェハ50の厚みに対して、マスク20の厚みが比較的厚く、マスク20とウェハ50を直接接触させると、ウェハ50が破損する虞がある場合には、ウェハ50を補強するため、透光性を有するごく薄い板を介してマスク20とウェハ50とをセットしても良い。
本発明の圧電振動片の製造方法で製造する音叉型圧電振動片の例を示す平面図である。 図1に示す音叉型圧電振動片の又部の部分拡大図である。 本発明の圧電振動片の製造方法の第1の実施形態における要部を示す図である。 露光時における又部の部分拡大図である。 本発明の圧電振動片の製造方法の第2の実施形態における要部を示す図である。 本発明の圧電振動片の製造方法を用いて製造した圧電振動片を搭載した圧電デバイスを示す図である。 図6に示す圧電デバイスを搭載した電子機器の例を示す図である。 ウェハ状態で形成された圧電振動片を示す図である。 従来のフォトリソグラフィ工程における露光時の状態を示す図である。
符号の説明
10………圧電振動片(音叉型圧電振動片)、12………圧電部材、12a,12b………振動腕、14………電極パターン、16………又部、16a………傾斜面、18………金属薄膜、19………レジスト、20………マスク、30………光源、100………圧電デバイス、200………電子機器。

Claims (6)

  1. 複数の振動腕を備え、音叉型を成す圧電振動片を製造する際における電極形成時のフォトリソグラフィ工程において、
    マスクを圧電振動片の電極形成面に形成したレジストに接触させ、
    複数の前記振動腕間に形成される又部の傾斜面に対する照射光が垂直に照射される方向に近づくように所定の角度で光源を傾斜させて露光を行うことを特徴とする圧電振動片の製造方法。
  2. 複数の振動腕を備え、音叉型を成す圧電振動片を製造する際における電極形成時のフォトリソグラフィ工程において、
    マスクを圧電振動片の電極形成面に形成したレジストに接触させ、
    一方の光源は照射光が前記振動片の板面に垂直に照射されるように配置し、
    他方の光源は照射光が複数の前記振動腕間に形成される又部の傾斜面に対して垂直に照射される方向に近づくように所定の角度で傾斜させて配置し、
    それぞれの光源から照射光を照射して露光を行うことを特徴とする圧電振動片の製造方法。
  3. 前記傾斜させる光源は、圧電振動片の板面に対して照射光を垂直に照射する位置に対して25度から30度の傾斜角を持つように配置することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧電振動片の製造方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の圧電振動片の製造方法を用いて製造したことを特徴とする圧電振動片。
  5. 請求項4に記載の圧電振動片を搭載したことを特徴とする圧電デバイス。
  6. 請求項5に記載の圧電デバイスを搭載したことを特徴とする電子機器。
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