JP2006338823A - ディスク再生装置及びディスク再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ディスクを再生している場合に、できるだけ無駄なエネルギーを消費しないようにする「ディスク再生装置及びディスク再生方法」を提供する。
【解決手段】 音声の出力を伴わない静止画データを再生していると判断した場合に、制御部9は、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させるようにしているので、ディスク11を再生している場合でも、静止画データを再生したままで、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させ、電力の消費を抑制させることができ、できるだけ無駄なエネルギーを消費しないようにすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 音声の出力を伴わない静止画データを再生していると判断した場合に、制御部9は、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させるようにしているので、ディスク11を再生している場合でも、静止画データを再生したままで、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させ、電力の消費を抑制させることができ、できるだけ無駄なエネルギーを消費しないようにすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、映像情報を記録したディスクを再生するディスク再生装置及びディスク再生方法に関する。
一般に、映像情報などを記録したDVD(Digital Versatile Disc)と呼ばれる光ディスクを再生するディスク再生装置では、スピンドルモータにより回転されているディスクに対して、光ピックアップからレーザ光を照射し、その反射光を検出することでデータの読み出しを行っている。
しかしながら、前述したディスク再生装置では、ディスクが再生されている場合に、データの読み出しが行われていないときでも常にディスクが回転しているので、無駄なエネルギーを消費してしまうという問題があった。また、前述したディスク再生装置では、ディスクが再生されている間は、データの読み出しが行われていないときでも、ディスクの盤面に焦点を合わせるフォーカスサーボ、光ピックアップから照射されるレーザ光がピット列を追従するように制御するトラッキングサーボ、スピンドルモータを制御するスピンドルサーボが働いているので、無駄なエネルギーを消費してしまうという問題があった。
また、ディスクが再生されていない場合に、無駄なエネルギーの消費を抑えるために、ディスク再生装置を含む複数の機器から映像や音声を選択して出力する装置において、ディスク再生装置以外の機器が選択された場合には、ディスクの再生位置を記憶すると共に、ディスクデータ読み取り手段を停止する。そして、ディスク再生装置が再び選択された場合には、ディスクデータ読み取り手段の動作を開始し、記憶された再生位置からディスクの再生を再開する技術が知られている(例えば、特許文献1など)。
特開2001−176249号公報
また、ディスクドライブ装置において、ホスト機器からの再生動作又は記録動作の指示を待機している時間を計測し、待機している時間が所定時間以上になった場合には、フォーカスサーボをオンとしたままディスクの回転を停止させる技術が知られている(例えば、特許文献2など)。
特開平11−162087号公報
しかしながら、これらの特許文献1及び特許文献2の技術では、ディスク再生装置が選択されていない状態やディスクドライブ装置が待機状態である場合には、無駄なエネルギーを消費しないようにすることができるが、ディスクが再生されている状態では、データの読み出しが行われていないときでも常にディスクが回転しているので、無駄なエネルギーを消費しないようにすることができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ディスクを再生している場合でも、できるだけ無駄なエネルギーを消費しないようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、音声の出力を伴わない静止画データを再生する際に、ディスクの回転や光ピックアップの動作、サーボの動作を停止するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、音声の出力を伴わない静止画データを再生しているときは、ディスクからのデータの読み取りが不要なので、ディスクの回転や光ピックアップの動作、サーボの動作が停止させられることとなる。これにより、ディスクの回転や光ピックアップの動作、サーボの動作による電力の消費を抑制することができる。従って、ディスクを再生している場合でも、音声の出力を伴わない静止画データを再生するときには、できるだけ無駄なエネルギーを消費しないようにすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるディスク再生装置1の構成例を示すブロック図である。図1において、本実施形態によるディスク再生装置1は、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4、デジタル信号処理部5、RAM(Random Access Memory)6、電源部7、ROM(Read Only Memory)8、制御部9を備えて構成されている。
ここで、本実施形態によるディスク再生装置1にて再生されるディスク11としては、例えば、DVD−Videoの規格によるものが使用される。図2は、DVD−Videoのデータ構造を示す図である。図2に示すように、DVD−Videoのディスク11には、内周から外周に向かって、ボリュームファイル構造、DVD−Videoゾーン、DVD−Otherゾーンが形成されている。これらのうち、DVD−Videoゾーンには、再生動作に必要な各種のデータが含まれている。また、DVD−Videoゾーンは、1つのVMG(Video Manager)と1つ以上のVTS(Video Title Set)とによって構成されている。
また、図2に示すように、VMGは、VMGI(Video Manager Information)と呼ばれるナビゲーションデータ及びVMGM_VOBS(Video Object Set for VMG Menu)と呼ばれるビデオオブジェクトを含む。このビデオオブジェクトは、タイトルを選択するためのメニュー画面を再生する際の映像データを含む。また、VMGIは、VTSに関する情報(例えば、VTSの数、各VTSの識別情報、DVD内の各VTSの格納位置など)、DVDのタイトルメニューに表示されるタイトルの表示順、再生されるデータがどのようなデータであるかを示す複数のPGCI(Program Chain Information)、DVDを識別するためのディスクIDなどを含む。
また、図2に示すように、各VTSは、VTSI(Video Title Set Information)と呼ばれるナビゲーションデータを含む。また、各VTSは、VTSM_VOBS(Video Object Set for the VTS Menu)と呼ばれるVTSメニュー用のビデオオブジェクト及びVTSTT_VOBS(Video Object Set for the Titles in a VTS)と呼ばれるVTSタイトル用のビデオオブジェクトを含む。また、VTSIは、タイトルを識別するための情報や1つ以上のPGCIなどを含む。
また、VMGI及びVTSIのナビゲーションデータに含まれるPGCIの中には、各プログラムで再生するセルの再生情報が記録されている。図3に示すように、セルは、リアルタイムで再生されるデータの単位であり、それぞれに固有のID番号が付与されている。また、PGC(Program Chain)により再生するセルの順番が指定される。映画などの1つの映像タイトルは、1つ以上の連結されたPGCにより構成されている。また、PGCは、PGCIと1つ以上のビデオオブジェクトにより構成される。例えば、VMGI内の1つのPGCIとVMGM_VOBS内の1つ以上のビデオオブジェクトによりPGCが構成される。また、VTSI内の1つのPGCIとVTSM_VOBS内の1つ以上のビデオオブジェクトによりPGCが構成される。また、VTSI内の1つのPGCIとVTSTT_VOBS内の1つ以上のビデオオブジェクトによりPGCが構成される。
図4に示すように、ビデオオブジェクトは、複数のセルによって構成されており、各セルは1つ以上のビデオオブジェクトユニットにより構成されている。そして、各ビデオオブジェクトユニットは、ナビゲーションパック(NV_PCK)とビデオパック(V_PCK)とオーディオパック(A_PCK)の少なくとも1つを含んで構成されている。また、1つのビデオオブジェクトユニットは、0.4秒〜1秒の再生時間を持ち、先頭には、必ずナビゲーションパックが配置される。また、必要に応じて、1つ以上のGOP(Group Of Picture)に該当するビデオパック及びオーディオパックが配置される。ここで、ビデオオブジェクトユニットの終端にシーケンス・エンド・コードと呼ばれるコードを配置することで、GOPの最後のフレームを静止画とすることができる。これにより、所定の再生時間(例えば、0秒〜244秒又は無限時間)を持つ静止画を再生することができる。また、オーディオパックを配置することで音声データの付加も自由に行うことができる。ここで、静止画の再生時間及びセルにオーディオパックが配置されているか否かは、PGCIにより定義されている。
ディスク回転部2は、図示しないスピンドルモータなどによりディスク11を回転させる。光ピックアップ3は、半導体レーザ及びホトダイオードを内蔵しており、ディスク11にレーザ光を照射し、その反射光を検出することでデータの読み出しを行う。また、光ピックアップ3には、図示しないスレッドモータが取り付けられており、ディスク11の径方向にレーザ光の照射位置を移動させることができる。
サーボ部4は、ディスク回転部2や光ピックアップ3を駆動すると共に、光ピックアップ3に内蔵された図示しない対物レンズを動かすことにより、半導体レーザの焦点位置をディスク11の記録面の垂直方向及び水平方向に移動させる。また、サーボ部4は、光ピックアップ3によって読み出された信号によって生成されるフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号により公知のフォーカスサーボ及びトラッキングサーボの動作を行う。また、ディスク回転部2の回転の不具合によって生じるスピンドルエラー信号により公知のスピンドルサーボの動作を行う。
また、光ピックアップ3により読み出された信号は、図示しないRFアンプにより増幅され、デジタル信号処理部5に送られる。デジタル信号処理部5では、入力した信号をデジタルデータに変換する。また、デジタル信号処理部5は、変換されたデジタルデータに対してDVD−Videoのデータフォーマットに応じた信号処理を行い、映像データ(動画像データ)や音声データ、静止画データを生成する。そして、デジタル信号処理部5は、図示しないD/A変換部によりデジタルデータをアナログ信号に変換し、映像信号を図示しない表示装置などに出力して音声信号を図示しないスピーカなどに出力する。RAM6は、デジタル信号処理部5により生成された映像データや音声データ、静止画データを一時的に蓄積するワーク領域である。電源部7は、ディスク再生装置1内の各構成要素2〜6,9に電源を供給する。
ROM8は、ディスク再生装置1内のディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4、デジタル信号処理部5を制御するための状態制御プログラムと、デジタル信号処理部5に入力されるデータの種類を判定する状態判定プログラムとを格納する。
制御部9は、ROM8から状態制御プログラムを読み出して、ディスク再生装置1内のディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4、デジタル信号処理部5を制御すると共に、ROM8から状態判定プログラムを読み出して、デジタル信号処理部5に入力されるデータの種類を判定する。ここで、制御部9は、特許請求の範囲の状態判定部及び状態制御部に該当する。
ROM8から状態判定プログラムを読み出すと、制御部9は、デジタル信号処理部5にて変換されたデジタルデータのPGCを参照して、デジタル信号処理部5に入力されたデータが音声の出力を伴わない静止画データであるか否かを調べる。具体的には、制御部9は、ユーザの操作などにより再生を指示されたPGCのセルの構成を調べることによって、静止画データが再生されているか否かを判定する。また、再生を指示されたPGCのセルにオーディオパックが付加されているか否かを調べることによって音声の出力を伴う静止画データであるか否かを判定する。ここで、制御部9は、PGCIを参照することによりセルの構成及びセルにオーディオパックが付加されているか否かを調べる。具体的には、制御部9では、PGCIによって静止画データの再生時間が設定されている場合には、デジタル信号処理部5に入力されているデータが静止画データであると判断する。
また、制御部9は、状態判定プログラムによる判定結果に応じてROM8から状態制御プログラムを読み出し、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させ、デジタル信号処理部5を制御して静止画データを継続して出力させる。すなわち、デジタル信号処理部5から静止画信号が出力されており、音声信号が出力されていない(無音である)状態であると制御部9にて判断した場合には、音声の出力を伴わない静止画データが再生されているという判定結果が得られる。このような判定結果を得た制御部9は、ディスク回転部2、光ピックアップ3及びサーボ部4の動作を停止させる。そして、制御部9は、デジタル信号処理部5を制御して、現在出力されている静止画信号の出力を継続させる。デジタル信号処理部5では、RAM6に蓄積されている静止画データを読み出して静止画信号の出力を継続する。ここで、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4には、電源部7から電源が供給されない状態となる。
ここで、静止画データの再生時間が第1の所定時間(例えば15秒)以上であるときにのみ、制御部9は、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させることが好ましい。例えば、静止画データの再生時間が極端に短い場合などにおいて、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させると、次に再生される静止画データなどを読み出すまでにタイムラグを生じてしまう。これに対して、静止画データの再生時間が第1の所定時間以上であるときにのみ、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させることにより、タイムラグを生じることなく、スムーズに再生動作を継続させることができる。
また、PGCIにより静止画データの再生時間が有限の時間に設定されている場合には、制御部9は、静止画データの再生が終了する前に、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を再開させることが好ましい。例えば、静止画データの再生時間が15秒間に設定されている場合に、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作の再開に要する時間が5秒間であるときには、制御部9は、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4を10秒間(第2の所定時間)停止させる。ここで、サーボ部4は、動作を停止する際にディスク回転部2の回転速度情報や光ピックアップ3の位置情報などの設定値を記憶しており、動作を再開するときには、記憶された設定値に基づいて動作する。
また、PGCIにより静止画データの再生時間が無限の時間に設定されている場合には、制御部9は、ユーザの操作などが行われたときに、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を再開させる。このように、静止画データの再生時間が無限の時間に設定されている場合には、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を再開させる時間を決めることができないので、ユーザの操作などが行われたときに、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を再開させるようにしている。これにより、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を出来るだけ長く停止させることができる。
次に、本実施形態によるディスク再生装置1の動作及びディスク再生方法を説明する。図5は、本実施形態によるディスク再生装置1の動作及びディスク再生方法を示すフローチャートである。図5において、まず、ユーザからの再生指示やディスク再生装置1にディスク11を挿入した際の自動再生指示が行われた場合に、制御部9は、ディスク回転部2を制御してディスク11を回転させつつ、光ピックアップ3を制御してディスク11からデータを読み出させる。この状態で、制御部9は、サーボ部4を制御してフォーカスサーボとトラッキングサーボとスピンドルサーボとを動作させる(ステップS1)。
制御部9では、ROM8に格納されている状態判定プログラムを読み出し、光ピックアップ3により読み出されたデータが音声の出力を伴わない静止画データであるか否かを調べる(ステップS2)。光ピックアップ3により読み出されたデータが音声の出力を伴わない静止画データではないと制御部9にて判断した場合には(ステップS2にてNO)、処理を終了する。ここで、光ピックアップ3により読み出されたデータが音声の出力を伴わない静止画データではない場合とは、読み出されたデータが静止画データではない場合、静止画データであるが音声の出力を伴う場合の何れかである。
一方、光ピックアップ3により読み出されたデータが音声の出力を伴わない静止画データであると制御部9にて判断した場合には(ステップS2にてYES)、制御部9は、音声の出力を伴わない静止画データの出力される時間が第1の所定時間以上に設定されているか否かを調べる(ステップS3)。音声の出力を伴わない静止画データの出力される時間が第1の所定時間以上に設定されていないと制御部9にて判断した場合には(ステップS3にてNO)、処理を終了する。
一方、音声の出力を伴わない静止画データの出力される時間が第1の所定時間以上に設定されていると制御部9にて判断した場合には(ステップS3にてYES)、制御部9は、音声の出力を伴わない静止画データの出力される時間が無限に設定されているか否かを調べる(ステップS4)。音声の出力を伴わない静止画データの出力される時間が無限に設定されていると制御部9にて判断した場合には(ステップS4にてYES)、制御部9は、ROM8より状態制御プログラムを読み出し、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部の動作を停止する(ステップS5)。この状態で、制御部9は、ユーザなどにより、他のデータ(映像データや静止画データ、音声データなど)を再生する操作が行われたか否かを調べる(ステップS6)。他のデータを再生する操作が行われていないと制御部9にて判断した場合には(ステップS6にてNO)、ステップS6の処理を繰り返す。一方、他のデータを再生する操作が行われたと制御部9にて判断した場合には(ステップS6にてYES)、ステップS9にジャンプする。
また、音声の出力を伴わない静止画データの出力される時間が無限に設定されていないと制御部9にて判断した場合には(ステップS4にてNO)、制御部9は、ROM8より状態制御プログラムを読み出し、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止する(ステップS7)。この状態で、制御部9は、第1の所定時間(ステップS3にて検出された時間)よりも短い第2の所定時間が経過したか否かを調べる(ステップS8)。第1の所定時間よりも短い第2の所定時間が経過していないと制御部9にて判断した場合には(ステップS8にてNO)、ステップS8の処理を繰り返す。ここで、第2の所定時間とは、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作の再開に要する時間を考慮して予め設定された時間であり、例えば、第1の所定時間から動作の再開に要する時間を減算した時間である。
一方、第1の所定時間よりも短い第2の所定時間が経過したと制御部9にて判断した場合には(ステップS8にてYES)、ステップS9に移行する。ステップS9では、制御部9は、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を再開する。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、音声の出力を伴わない静止画データを再生しているか否かを制御部9により判定し、音声の出力を伴わない静止画データを再生していると制御部9にて判断した場合に、ディスク回転部2や光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止するように制御部9にて制御している。これにより、ディスク11を再生している場合でも、音声の出力を伴わない静止画データを再生したまま、ディスク回転部2や光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させることができるので、ディスク11の回転や光ピックアップ3の動作、各サーボの動作による電力の消費を抑制することができる。従って、できるだけ無駄なエネルギーを消費しないようにすることができる。
また、本実施形態によれば、音声の出力を伴わない静止画データを再生する場合に、ディスク回転部2や光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させるので、ノイズを低減させることができ、ユーザは快適に静止画を鑑賞することができる。また、本実施形態によれば、音声の出力を伴わない静止画データを再生する場合に、ディスク回転部2や光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させるので、不要な発熱を低減することができる。
また、本実施形態によれば、制御部9は、静止画データが再生される時間を調べ、静止画データの再生が終了する前にディスク回転部2や光ピックアップ3、サーボ部4の動作を再開させる。これにより、ディスク回転部2や光ピックアップ3、サーボ部4が停止した状態から動作する状態に移行してから静止画の再生が終了するので、タイムラグを生じることなく、スムーズに次の映像や音声を再生することができる。
なお、前述した本実施形態において、静止画データの1つの例としてメニュー画面がある。ここで、メニュー画面は、図示しない操作部によって、「メニュー」という操作ボタンを操作したり、ディスク11をディスク再生装置1に挿入したりしたときに表示される。また、メニュー画面には、背景となるメニュー画像だけでなく、ユーザにより操作可能なボタン状の画像であるメニューボタン、メニュー画像やメニューボタンにおけるユーザ操作可能な領域を示すハイライト画像などが表示される。また、メニュー画像のデータは、VMGのVMGM_VOBSのビデオオブジェクトユニットを構成するビデオパックに記録されている。また、メニューボタンやハイライト画像のデータは、VMGのVMGM_VOBSのビデオオブジェクトユニットを構成するナビゲーションパックに記録されている。メニューボタンやハイライト画像のデータとしては、メニューボタンやハイライト画像の大きさ、位置(座標)、配色、表示開始時間、表示終了時間などがある。
デジタル信号処理部5は、メニュー画像のデータと共に、メニューボタンやハイライト画像のデータをRAM6に蓄積しておく。これにより、制御部9が、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させたとしても、メニュー画面が図示しない表示装置に表示され続ける。
また、このような場合において、制御部9がディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を再開させる場合に、メニュー画面の画像データの再生時間だけではなく、メニューボタンやハイライト画像の表示終了時間などを考慮するようにしても良い。例えば、ハイライト画像の表示終了時間がメニュー画面の画像データの再生終了時間よりも早い場合には、ハイライト画像の表示終了時間になる前に、制御部9は、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を再開させる。
また、前述した本実施形態では、音声の出力を伴わない静止画データが再生される場合に、制御部9は、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の全ての動作を停止させるようにしているが、これに限定されない。例えば、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の何れか1つ又は2つの動作を停止させるようにしても良い。例えば、ディスク回転部2の動作のみを停止させる。一般に、ディスク回転部2に比べて光ピックアップ3の方が動作を再開するまでに時間がかかる。例えば、ディスク回転部2の動作を再開するまでに要する時間が1秒程度であるのに対して、光ピックアップ3の動作を再開するまでに要する時間は4秒程度である。そのため、ディスク回転部2の動作のみを停止させた場合には、静止画データの再生が終了する1秒前にディスク回転部2の動作を再開させれば良いので、より長い時間ディスク回転部2の回転を停止させておくことができる。
また、前述した本実施形態では、制御部9は、音声の出力を伴わない静止画データの再生時間が有限か無限かによらず、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の全ての動作を停止させるようにしているが、これに限定されない。例えば、静止画データの再生時間が有限時間に定義されている場合には、制御部9は、ディスク回転部2、光ピックアップ3、サーボ部4の動作を停止させるようにして、静止画データの再生時間が無限時間に定義されている場合には、制御部9は、ディスク回転部2の動作のみを停止させるようにしても良い。これにより、静止画データの再生時間が無限時間に定義されている場合には、制御部9は、ユーザによる操作があったときにディスク回転部2の動作を再開させるだけで良く、光ピックアップ3やサーボ部4は常に動作しているので、その動作を再開するための時間を省略することができ、次の動作を迅速に行わせることができる。
また、前述した本実施形態では、静止画データは、他の映像データと同じDVD−Videoゾーンに記録されているが、これに限定されない。例えば、DVD−Otherゾーンなどに静止画データを記録するようにしても良い。また、前述した本実施形態では、制御部9は、PGCIを参照することにより静止画であるか否かの判定を行っているが、これに限定されない。例えば、静止画データに固有に付加されるIDを参照して判定したり、静止画データのファイル形式を参照して判定したりしても良い。
その他、前記本実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、回転駆動させたディスクに記録された情報を光ピックアップにより読み取るディスク再生装置に有用である。
1 ディスク再生装置
2 ディスク回転部
3 光ピックアップ
4 サーボ部
5 デジタル信号処理部
6 RAM
7 電源部
8 ROM
9 制御部
2 ディスク回転部
3 光ピックアップ
4 サーボ部
5 デジタル信号処理部
6 RAM
7 電源部
8 ROM
9 制御部
Claims (4)
- データを記録したディスクを再生するディスク再生装置であって、
前記ディスクにレーザ光を照射し、前記データの読み出しを行う光ピックアップと、
前記ディスクを回転駆動するディスク回転部と、
前記光ピックアップ及び前記ディスク回転部を駆動するサーボ部と、
前記光ピックアップによって読み出されたデータが音声の出力を伴わない静止画データであるか否かを判定する状態判定部と、
前記光ピックアップによって読み出されたデータが音声の出力を伴わない静止画データであると前記状態判定部にて判断した場合に、前記静止画データによる画像の出力を継続した状態で、前記光ピックアップ、前記ディスク回転部及び前記サーボ部の少なくとも何れか1つの動作を停止させる状態制御部と、
を備えたことを特徴とするディスク再生装置。 - 前記光ピックアップによって読み出されたデータが音声の出力を伴わない静止画データであると前記状態判定部が判断した場合に、前記状態判定部は、前記静止画データによる画像が出力される時間を検出し、
前記状態制御部は、前記状態判定部によって検出された時間が所定の時間以上である場合に、前記光ピックアップ及び前記ディスク回転部の両方、前記サーボ部、又は前記光ピックアップと前記ディスク回転部と前記サーボ部の全ての動作を前記所定の時間よりも短い時間だけ停止させることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。 - 前記光ピックアップによって読み出されたデータが音声の出力を伴わない静止画データであると前記状態判定部が判断した場合に、前記状態判定部は、前記静止画データによる画像が出力される時間を検出し、
前記静止画データによる画像が出力される時間が無限大であると前記状態判定部にて判断した場合に、前記状態制御部は、前記光ピックアップ及び前記サーボ部を動作させたままで、前記ディスク回転部の動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。 - データを記録したディスクをディスク回転部により回転駆動しつつ、前記ディスクからの前記データの読み出しを光ピックアップにより行うと共に、前記光ピックアップと前記ディスク回転部とをサーボ部により制御する第1のステップと、
前記第1のステップにて読み出されたデータが音声の出力を伴わない静止画データであるか否かを状態判定部にて調べる第2のステップと、
前記第2のステップにて、前記データが音声の出力を伴わない静止画データであると状態判定部にて判断した場合に、前記静止画データによる画像の出力を継続した状態で、前記光ピックアップ、前記ディスク回転部及び前記サーボ部の少なくとも何れか1つの動作を状態制御部により停止させる第3のステップと、
を備えたことを特徴とするディスク再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005164580A JP2006338823A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | ディスク再生装置及びディスク再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005164580A JP2006338823A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | ディスク再生装置及びディスク再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006338823A true JP2006338823A (ja) | 2006-12-14 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005164580A Pending JP2006338823A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | ディスク再生装置及びディスク再生方法 |
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Country | Link |
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2005
- 2005-06-03 JP JP2005164580A patent/JP2006338823A/ja active Pending
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Legal Events
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