JP2008269734A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイトルスキップ専用キーを設けずに、再生中の再生キーの操作でタイトルをスキップさせることができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】再生キーが押下されたとき光ディスクに記録されたタイトルが再生中であるか否かが判定され、タイトルが再生中でないと判定されたとき、光ディスクに記録されたタイトルの再生が開始される。タイトルが再生中であると判定されたとき、再生キーが例えば2秒以上押下されたか否かが判定され、再生キーが例えば2秒以上押下されていないと判定されたとき、前記タイトルがスキップされる。再生キーが例えば2秒以上押下されたと判定されたとき、光ディスクが2層ディスクである場合で、現在の再生対象の記録面が1層目であれば、1層目から2層目の先頭タイトルへスキップされる。また、現在の再生対象の記録面が2層目であれば、2層目から1層目の先頭タイトルへスキップされる。
【選択図】図5
【解決手段】再生キーが押下されたとき光ディスクに記録されたタイトルが再生中であるか否かが判定され、タイトルが再生中でないと判定されたとき、光ディスクに記録されたタイトルの再生が開始される。タイトルが再生中であると判定されたとき、再生キーが例えば2秒以上押下されたか否かが判定され、再生キーが例えば2秒以上押下されていないと判定されたとき、前記タイトルがスキップされる。再生キーが例えば2秒以上押下されたと判定されたとき、光ディスクが2層ディスクである場合で、現在の再生対象の記録面が1層目であれば、1層目から2層目の先頭タイトルへスキップされる。また、現在の再生対象の記録面が2層目であれば、2層目から1層目の先頭タイトルへスキップされる。
【選択図】図5
Description
本発明は、光ディスクに記録されたタイトルの再生を再生キーの押下により開始させるように構成されたDVDプレイヤやDVDレコーダなどの光ディスク装置に関し、特に、タイトルのスキップ処理に関する。
従来から、DVDプレイヤやDVDレコーダなどの光ディスク装置には、例えば、DVD(デジタル・バーサタイル・ディスク)の光ディスクに記録された複数の情報の中で、ユーザが所望する情報を早く再生できるようにするため、リモコンや本体操作部に設けられているスキップキーを操作して、光ピックアップを所望の情報の再生開始位置までスキップさせるスキップ機能を有している。このスキップ機能は、或るタイトルを再生中にスキップキーが押下されると、そのタイトル中の所望のチャプターまでスキップさせるものである。
特開2000−90651号公報
特開2001−291377号公報
ところで、或るタイトルを再生中に、所望のタイトルまでスキップさせたい場合もある。しかし、前記スキップキーは、直接タイトルをスキップさせる機能を有していないので、そのような場合には、リモコンのタイトルメニューキーを押下して、ディスプレイ装置にタイトルメニュー画面やディスプレイメニュー画面を表示させ、その画面から所望のタイトルを選択して再生をさせている。要するに、従来の光ディスク装置では、チャプターをスキップさせるスキップキーは有るが、タイトルをスキップさせるスキップキーは無いので、所望のタイトルを早く再生したい場合には、前述したように、リモコンのタイトルメニューキーを押下して、ディスプレイ装置にタイトルメニュー画面やディスプレイメニュー画面を表示させ、所望のタイトルを選択してから再生をさせているので、ユーザにとっては、タイトルのスキップ操作が面倒で使い勝手が悪いと言う課題があった。
なお、特許文献1の従来技術では、アプリケーションに適したスキップ動作の実行単位をユーザが任意に設定できるようにしているが、このような設定はユーザにとっては面倒であると言う課題が生じる。即ち、この従来技術では、スキップキーの機能を、チャプターのスキップを行うための機能設定と、タイトルのスキップを行うための機能設定とを、ユーザが任意に設定できるようにしているが、操作する上での優先度は、タイトルのスキップよりもチャプターをスキップする方が高く、一般的に多く使用されるので、スキップキーの機能を、チャプタースキップ機能からタイトルスキップ機能に切り換える必要が生じた場合、ユーザにとっては、スキップキーの機能の設定操作が面倒であると言う課題が生じる。
特許文献2の従来技術では、早送りキーでタイトルの頭出しを行っているが、早送りで行うタイトルの頭出しは、スキップで行うタイトルの頭出しに比べ、時間が多くかかり、また、早送りとスキップは、通常、使用目的が異なるものであるので、前記のような課題を解決できるものでない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、タイトルスキップ専用キーを設けずに、再生中の再生キーの操作でタイトルをスキップさせることができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光ディスクに記録されたタイトルの再生を再生キーの押下により開始させるように構成された光ディスク装置において、タイトルの再生中に前記再生キーが押下されたことを検知したとき、タイトルをスキップさせる制御を行うシステムコントローラを備えたことを特徴とする光ディスク装置を提供する。
この構成においては、タイトルの再生中に、再生キーが押下されると、前記タイトルはスキップされる。
したがって、この構成によれば、タイトルのスキップを行うためにタイトルメニュー画面やディスプレイメニュー画面をディスプレイ装置に表示させる操作などを行う必要がなく、再生中での再生キーの押下でタイトルをスキップさせることができるので、ユーザにとっては、タイトルのスキップ操作が簡単になり、使い勝手が向上する。また、タイトルスキップ専用キーをリモコンや本体操作部に設けなくても、タイトルスキップ機能を再生キーで代用できるので、コストアップになるようなことはない。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記システムコントローラは、前記再生キーが押下されたとき、光ディスクに記録されたタイトルが再生中であるか否かを判定する再生判定手段と、前記タイトルが再生中でないと判定されたとき、光ディスクに記録されたタイトルの再生を開始させる再生開始手段と、前記タイトルが再生中であると判定されたとき、前記タイトルをスキップさせるスキップ手段とを有することを特徴とする。
この構成においては、再生キーが押下されたとき、光ディスクに記録されたタイトルが再生中であるか否かが判定され、前記タイトルが再生中でないと判定されたときは、通常に光ディスクに記録されたタイトルの再生が開始されるが、前記タイトルが再生中であると判定されたときは、前記タイトルがスキップされる。
したがって、この構成によれば、タイトルのスキップを行うためにタイトルメニュー画面やディスプレイメニュー画面をディスプレイ装置に表示させる操作などを行う必要がなく、再生中での再生キーの押下でタイトルをスキップさせることが可能になる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記システムコントローラは、前記再生キーが押下されたとき光ディスクに記録されたタイトルが再生中であるか否かを判定する再生判定手段と、前記タイトルが再生中でないと判定されたとき、光ディスクに記録されたタイトルの再生を開始させる再生開始手段と、前記タイトルが再生中であると判定されたとき、前記再生キーが所定時間以上押下されたか否かを判定する押下時間判定手段と、前記再生キーが所定時間以上押下されていないと判定されたとき、前記タイトルをスキップさせるスキップ手段と、前記再生キーが所定時間以上押下されたと判定されたとき、光ディスクが2層構造の記録面を有する2層ディスクである場合で、現在の再生対象の記録面が1層目であれば、1層目から2層目の先頭タイトルへ、現在の再生対象の記録面が2層目であれば、2層目から1層目の先頭タイトルへスキップさせる層間スキップ手段とを有することを特徴とする。
この構成においては、再生キーが押下されたとき光ディスクに記録されたタイトルが再生中であるか否かが判定され、前記タイトルが再生中でないと判定されたとき、光ディスクに記録されたタイトルの再生が開始される。前記タイトルが再生中であると判定されたとき、再生キーが所定時間以上押下されたか否かが判定され、再生キーが所定時間以上押下されていないと判定されたとき、前記タイトルがスキップされる。再生キーが所定時間以上押下されたと判定されたとき、光ディスクが2層構造の記録面を有する2層ディスクである場合で、現在の再生対象の記録面が1層目であれば、1層目から2層目の先頭タイトルへスキップされる。現在の再生対象の記録面が2層目であれば、2層目から1層目の先頭タイトルへスキップされる。
したがって、この構成によれば、タイトルのスキップを行うためにタイトルメニュー画面やディスプレイメニュー画面をディスプレイ装置に表示させる操作などを行う必要がなく、再生中での再生キーの押下でタイトルをスキップさせることが可能になる。また、光ディスクが2層構造の記録面を有する2層ディスクであった場合、再生中での再生キーの所定時間以上の押下により、2層ディスクの1層目から2層目の先頭タイトルへ、あるいは2層目から1層目の先頭タイトルへスキップさせることが可能になる。
以上のように本発明によれば、タイトルのスキップを行うためにタイトルメニュー画面やディスプレイメニュー画面をディスプレイ装置に表示させる操作などを行う必要がなく、再生キーの1回目の押下では、通常にタイトルの再生が開始され、2回目以降の再生キーの押下では、再生キーがタイトルスキップキーの機能として作用し、タイトルをスキップさせることが可能になる。また、光ディスクが2層構造の記録面を有する2層ディスクであった場合、再生キーの2回目以降の押下時に、所定時間以上、再生キーを押下すると、2層ディスクの1層目から2層目の先頭タイトルへ、あるいは2層目から1層目の先頭タイトルへスキップさせることが可能になる。したがって、ユーザにとっては、タイトルのスキップ操作が簡単になり、使い勝手が向上する。また、タイトルスキップ専用キーをリモコンや本体操作部に設けなくても、タイトルスキップ機能を再生キーで代用できるので、コストアップになるようなことはない。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る光ディスク装置としてのDVDプレイヤの構成を示すブロック図である。ここでは、光ディスク装置としてDVDプレイヤについて説明するが、DVDレコーダであっても、以下で述べるタイトルスキップ処理を適用できることは言うまでもない。
図1において、このDVDプレイヤは、DVD等の光ディスク1に記録された情報を再生するためにレーザービームを出射すると共に光ディスク1からの反射光を受光する光ピックアップ3と、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ2と、このスピンドルモータ2を駆動するスピンドルドライブ回路19と、光ピックアップ3のトラッキングサーボを行うトラッキング用アクチュエータ(図示せず)を駆動するトラッキングドライブ回路17と、光ピックアップ3のフォーカスサーボを行うフォーカス用アクチュエータ(図示せず)を駆動するフォーカスドライブ回路16と、光ピックアップ3を光ディスク1の半径方向に移動させるスレッド4と、このスレッド4を駆動するスレッドドライブ回路18とを備えている。
また、このDVDプレイヤは、光ディスク1の再生時に光ピックアップ3からのRF信号を増幅するRFアンプ5と、VCO(voltage controlled oscillator)を含むPLL(phase locked loop)8を備えRFアンプ5からのRF信号を入力してデータと同期信号を分離するデータ/同期信号分離回路6と、このデータ/同期信号分離回路6で分離されたデータを入力してデコード化することによりエラーチェックを行いデータに誤りがある場合はエラー訂正を行って正しいデータを出力するデータデコードエラー訂正回路9と、このデータデコードエラー訂正回路9から正しいデータを入力しデコード化してビデオ信号とオーディオ信号をビデオ出力端子23とオーディオ出力端子24をそれぞれ介して例えばテレビジョン受像機22に供給するAVデコード回路10とを備えている。
また、このDVDプレイヤは、RFアンプ5からのRF信号に含まれ光ディスク1上のトラックの無いミラー面を示すミラー信号を検出してミラー面をカウントするミラー検出回路7と、光ピックアップ3からのRF信号に含まれるトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー検出回路11と、光ピックアップ3からのRF信号に含まれるフォーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー検出回路12と、トラッキングエラー検出回路11からのトラッキングエラー信号に基づいてトラッククロスを検出してトラックパルスを出力するトラッククロス検出回路13とを備えている。
また、このDVDプレイヤには、この装置本体の前面などに設けられ装置電源のオン/オフ操作や再生に関する各種操作などを行うための複数のキーを有した本体操作部25が備えられている。この本体操作部25は、リモコン26からの操作指令を示す光信号を受信する受光手段(図示せず)を備え、この受光手段により光信号を電気信号に変換してシステムコントローラ14に指令信号を入力する。リモコン26は、装置電源のオン/オフ操作や再生に関する各種操作などを行うための複数のキーを有している。
また、このDVDプレイヤは、演算や処理を行うCPU15と、このCPU15に従って上記各構成要素を制御するシステムコントローラ14と、装置の制御や処理に必要なプログラムや情報を記憶するメモリ20とを備えている。このシステムコントローラ14は、光ピックアップ3からのRF信号に含まれるフォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ3のフォーカスサーボのための制御、光ピックアップ3からのRF信号に含まれるトラッキングエラー信号に基づいて光ピックアップ3のトラッキングサーボのための制御、本体操作部25やリモコン26からの再生指示信号に従って光ディスク1の再生位置を決めるためスレッドドライブ回路18を介してスレッド4を駆動して光ピックアップ3を光ディスク1の半径方向に移動させる制御、本体操作部25やリモコン26からの指令信号によりスピンドルドライブ回路19を介してスピンドルモータ2を回転させる制御などを行う。
システムコントローラ14は、本実施形態の特徴とする構成要素として、リモコン26の再生キー27(または本体操作部25の再生キー28)が押下されたとき光ディスク1に記録されたタイトルが再生中であるか否かを判定する再生判定手段と、前記タイトルが再生中でないと判定されたとき、光ディスク1に記録されたタイトルの再生を開始させる再生開始手段と、前記タイトルが再生中であると判定されたとき、再生キー27が所定時間以上押下されたか否かを判定する押下時間判定手段と、再生キー27が所定時間以上押下されていないと判定されたとき、タイトルをスキップさせるスキップ手段と、再生キー27が所定時間以上押下されたと判定されたとき、光ディスク1が2層構造の記録面を有する2層ディスクである場合で、現在の再生対象の記録面が1層目であれば、1層目から2層目の先頭タイトルへ、現在の再生対象の記録面が2層目であれば、2層目から1層目の先頭タイトルへスキップさせる層間スキップ手段とを有する。
図2は本実施形態においてDVDビデオフォーマットの光ディスクのデータ構成図である。図2(a)には、この光ディスクにおける記録順のデータ構成を示しており、このデータ構成は、ボリューム・ファイル構造の領域とDVD−VIDEO領域とDVDのその他のアプリケーション領域とから構成される。そのDVD−VIDEO領域は、図2(b)に示すように、全体の管理情報領域としてのVMG(ビデオ・マネージャ)と、99個まで分割可能なVTS(ビデオ・タイトル・セット)とから構成されている。そのVMGは、図2(c)に示すように、この光ディスクの主たる管理領域としてのVMGI(ビデオ・マネージャ・インフォメーション)と、タイトル・メニュー用VOBS(ビデオ・オブジェクト・セット)と、VMGIのバックアップとから構成されている。そのVMGIには、図2(d)に示すように、種々のデータが記録されている。
また、図2(b)の各VTSは、図2(e)に示すように、管理情報領域としてのVTSI(ビデオ・タイトル・セット・インフォメーション)と、その他、図で示すようなデータが記録されている。各VTSIについては、図2(f)に示すような種々のデータが記録されており、このうち特にタイトル再生用PGC(プログラム・チェーン)情報テーブルの中には、ユーザによるTOP(トップページのサーチ)、FF(早送り)、FSKIP(スキップ)などの操作を有効にするか否かの情報が記録されている。
この光ディスクに記録されているデータが映画である場合は、この映画を再生するための情報がVTSIに記録され、1作品となるビデオ、オーディオなどの情報がタイトル用VOBSに記録される。このVOBSは、図3に示すような構成を有する。
図3は本実施形態において光ディスク上のVOBSのデータ構成図である。VOBSは、図3に示すように、1群の記録データとして管理される複数のVOBから構成される。このVOBは、映画では1シーンや1カットなどの単位となるCell(セル)の集合で構成され、このCellの再生時間は数分から10数分程度となっている。
各Cellは、複数のVOBUによって構成され、このVOBUは、全再生時間が、例えば、0.4秒から1.2秒単位のデータが記録される。このVOBUの中には、MPEGフォーマットにおける複数のグループ・オブ・ピクチャが含まれる。このVOBUには、VOBUを管理する情報を記録したナビゲーションパック(NVパック;NV−PCK)と、主映像データを記録したビデオパック(Vパック;V−PCK)と、音声データを記録したオーディオパック(Aパック;A−PCK)と、字幕などの副映像データを記録したサブピクチャパック(SPパック;SP−PCK)とにより構成されている。
各VOBUは、前記NVパックと呼ばれる管理パック内のデータに基づき管理される。このNVパックには、VOBU全体の管理データとして、このVOBUの再生時間が記録され、また、NVパックにより再生が制御される主映像データを記録したVパックのサイズが記録されている。その他、このNVパックには、このNVパックのアドレス、カテゴリー、ユーザ操作の制御情報が記録され、その他、このVOBUが含まれているCellの先頭からの経過時間など、種々の管理データが記録されている。
図4は本実施形態において光ディスク上のVOBUにおけるデータ管理部分のデータ構成図である。このNVパックのデータ構成としては、図4に示すように、映像データ表示の制御情報であるプレゼンテーション・コントロール・インフォメーション(PCI)と、各データのサーチ情報であるデータ・サーチ・インフォメーション(DSI)とを備えている。前記PCIには、このPCI全体の管理情報と、ノンシームレスの場合のアングル切換情報と、副映像などを表示する際に所定領域にハイライト表示をするための情報と、主映像データ、副映像データ、音声データのレコーディング情報などが記録されている。
また、前記DSIには、このDSI全体の管理情報(DSI GI)と、シームレスの場合の再生管理情報(SML PBI)と、シームレスの場合のアングル情報(SML AGLI)と、VOBU間の時間間隔などのVOBU検索情報(VOBU SRI)と、音声データおよび副映像データと時間的な一致を示すシンクロ情報(SYNCI)などが記録されている。更に、前記DSIの管理情報(DSI GI)には、このNVパックのシステムクロック基準(NV PGK SCR)、このNVパックのアドレス(NVPCK LBN)、このVOBUに関するユーザ操作制御情報などの各種データ群、およびこのVOBUが含まれているセルの先頭からの経過時間(C ELTM)などが記録されている。
以上のようなDVDビデオフォーマットの光ディスクのデータ構成により、各ディスク毎にディスクの読み込み開始部にディスク固有の識別記号が記録され、また、例えば、図2のVTS♯1のタイトル用VOBSを映画の本編とし、VTS♯2のタイトル用VOBSを映画製作会社、ソフトメーカーなどの宣伝用映像に設定するとともに、この部分を自動再生時の最初に再生する映像に設定することができる。また、その宣伝用映像の再生に必要なVTSI、およびこの映像データを記録したVOB中の各VOBUのNVパックには、ユーザ操作情報としての停止操作、あるいは早送り(FF)、あるいは前方へのスキップ(F−Skip)操作を無効とするデータなどの制御情報、即ち、ユーザ操作制御情報を任意に書き込むことができる。したがって、各DVDビデオフォーマットの光ディスクによって、前方へのスキップ操作を禁止し、また、停止操作および早送り操作を全て禁止するように設定したもの、また、停止操作のみを禁止するように設定したものなど種々のものが存在する。
図5は本実施形態においてタイトルスキップ処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートを参照してタイトルスキップ処理について説明する。
先ず、光ディスク1が装置に挿入されて立ち上った後、例えば、リモコン26の再生キー27が押下されると、システムコントローラ14の再生判定手段は、再生キー27が押下されたことを検知し(ステップS1)、光ディスク1に記録されているタイトルが再生中であるか否かを判定するが(ステップS2)、ここでは、光ディスク1が挿入された後の1回目の再生キー27の押下であるので、再生中ではないと判定され、システムコントローラ14は、スピンドルモータ2を駆動させることにより、光ディスク1を回転させると共に、光ピックアップ1を駆動させ、光ディスク1に記録されたタイトル(例えばVTS♯1)の再生を開始させる(ステップS10)。
そして、当該タイトルの再生が終了していない状態で(ステップ12)、再生キー27が押下されると(ステップS1)、即ち、2回目の再生キー27の押下が有ると、システムコントローラ14の再生判定手段は、光ディスク1に記録されたタイトルが再生中であるか否かを判定するが(ステップS2)、ここでは、当該タイトルの再生が終了していない状態なので、再生中であると判定する。
次に、システムコントローラ14の押下時間判定手段は、再生キー27が押下されている時間が、例えば2秒以上経過したか否かを判定する(ステップS3)。即ち、再生キー27が押下されたとき、図示しない計時手段により時間がカウントされ、再生キー27が押下から離されたとき、その時間のカウントが停止されることにより、押下時間判定手段は、再生キー27が押下されている間の時間が、例えば2秒以上であるか否を判定する。
再生キー27が例えば2秒以上押下されていないと判定されたとき、システムコントローラ14のスキップ手段は、スレッドドライブ回路18を介してスレッド4を駆動させ、光ピックアップ3をスキップ動作させ、再生対象のタイトルを現在の再生中のタイトル(例えばVTS♯1)から次のタイトル(例えばVTS♯2)の頭まで再生時間情報に従ってスキップさせる(ステップS4)。なお、ここで、もう一度、再生キー27が例えば2秒未満内で押下されると、更に次のタイトルにスキップされる。即ち、再生キー27が例えば2秒未満内で何回か押下されると、順次、以降のタイトルにスキップされていく。
ここで、挿入されている光ディスク1が2層構造の記録面を有する2層ディスクである場合に、1層目から2層目の先頭タイトルへ、あるいは2層目から1層目の先頭タイトルへスキップする処理について説明する。
再生キー27が例えば2秒以上押下されたと判定されたとき(ステップS3)、システムコントローラ14は、2層ディスクである場合の光ディスク1の1層目を再生中であるか、2層目を再生中であるかを、ディスク情報により判定する(ステップS5,S6)。現在の再生対象が1層目を再生中であると判定されたとき、システムコントローラ14の層間スキップ手段は、スレッドドライブ回路18を介してスレッド4を駆動させ、また、光ピックアップ3を制御し、光ピックアップ3からのレーザ光のフォーカスを1層目から2層目にフォーカシングして、層間のスキップ動作を行い、光ディスク1の1層目から2層目の先頭タイトルへスキップさせる(スキップS7)。そして、システムコントローラ14は、ディスク情報により、目的の2層目の先頭タイトルまでのスキップが終了したと判定すると(ステップS9)、その2層目の先頭タイトルの再生を開始させる(ステップS11)。
この後、この2層目の再生状態において、例えば2秒以上再生キー27が押下されると(ステップS3)、2層目が再生中であると判定され(ステップS6)、システムコントローラ14の層間スキップ手段は、スレッドドライブ回路18を介してスレッド4を駆動させ、また、光ピックアップ3を制御し、光ピックアップ3からのレーザ光のフォーカスを2層目から1層目にフォーカシングして、層間のスキップ動作を行い、光ディスク1の2層目から1層目の先頭タイトルへスキップさせる(スキップS8)。そして、システムコントローラ14は、ディスク情報により、目的の1層目の先頭タイトルまでのスキップが終了したと判定すると(ステップS9)、その1層目の先頭タイトルの再生を開始させる(ステップS11)。
なお、2層ディスクにおいても、再生キー27が例えば2秒以上押下されていないと判定されたときは(ステップS3)、現在の再生中のタイトルから次のタイトルの頭までスキップされる(ステップS4)。
ステップS10またはステップS11の処理により、当該タイトルの再生が開始され、再生しているときに、例えば、リモコン26の停止キーが押下されたとき、または当該タイトルの再生が最後まで終了したとき、システムコントローラ14は、再生終了を検知し(ステップ12)、スピンドルモータ2および光ピックアップ3などの動作を停止させ、当該タイトルの再生を終了させる。
以上説明したように本実施形態によれば、タイトルのスキップを行うためにタイトルメニュー画面やディスプレイメニュー画面を例えばテレビジョン受像機22のディスプレイ装置に表示させる操作などを行う必要がなく、再生中での再生キー27または再生キー28の押下でタイトルをスキップさせることが可能になる。また、光ディスク1が2層構造の記録面を有する2層ディスクであった場合、再生中での再生キー27または再生キー28の例えば2秒以上の押下により、2層ディスクの1層目から2層目の先頭タイトルへ、あるいは2層目から1層目の先頭タイトルへスキップさせることが可能になる。したがって、ユーザにとっては、タイトルのスキップ操作が簡単になり、使い勝手が向上する。また、タイトルスキップ専用キーをリモコン26や本体操作部25に設けなくても、タイトルスキップ機能を再生キー27または再生キー28で代用できるので、コストアップになるようなことはない。
本発明は、DVDプレイヤやDVDレコーダに利用可能であり、再生中での再生キーの押下により、タイトルをスキップさせることができるようになる。
1 光ディスク
14 システムコントローラ(再生判定手段、再生開始手段、押下時間判定手段、スキップ手段、層間スキップ手段)
27,28 再生キー
14 システムコントローラ(再生判定手段、再生開始手段、押下時間判定手段、スキップ手段、層間スキップ手段)
27,28 再生キー
Claims (3)
- 光ディスクに記録されたタイトルの再生を再生キーの押下により開始させるように構成された光ディスク装置において、
タイトルの再生中に前記再生キーが押下されたことを検知したとき、前記タイトルをスキップさせる制御を行うシステムコントローラを備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記システムコントローラは、前記再生キーが押下されたとき光ディスクに記録されたタイトルが再生中であるか否かを判定する再生判定手段と、前記タイトルが再生中でないと判定されたとき、光ディスクに記録されたタイトルの再生を開始させる再生開始手段と、前記タイトルが再生中であると判定されたとき、前記タイトルをスキップさせるスキップ手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記システムコントローラは、前記再生キーが押下されたとき光ディスクに記録されたタイトルが再生中であるか否かを判定する再生判定手段と、前記タイトルが再生中でないと判定されたとき、光ディスクに記録されたタイトルの再生を開始させる再生開始手段と、前記タイトルが再生中であると判定されたとき、前記再生キーが所定時間以上押下されたか否かを判定する押下時間判定手段と、前記再生キーが所定時間以上押下されていないと判定されたとき、前記タイトルをスキップさせるスキップ手段と、前記再生キーが所定時間以上押下されたと判定されたとき、光ディスクが2層構造の記録面を有する2層ディスクである場合で、現在の再生対象の記録面が1層目であれば、1層目から2層目の先頭タイトルへ、現在の再生対象の記録面が2層目であれば、2層目から1層目の先頭タイトルへスキップさせる層間スキップ手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
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