JP2006337862A - 階調表示装置,像読み取り装置および画像形成装置 - Google Patents

階調表示装置,像読み取り装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 表示品質の向上。所要表示特性に対応して表示パターンを調整可。表示特性の調整,設定を容易化。
【解決手段】 x,y表示面をもち、そこに画素単位で表示/非表示を行う2次元表示手段11;x,y各方向に複数の画素でなる画素ブロックの、各画素の発光/非発光を指示するオン/オフ信号の分布と該ブロックの表示階調を表現する、それぞれが異なった階調を表現する複数の発光パターンデータでなる基本パターングループを格納する階調メモリPrg;基本パターングループから設定順で、表示指示の階調データが表す階調と、該階調より1以上高い階調と、1以上低い階調の、各発光パターンデータを読出す手段6a,3a,61,62;および、前記読み出された発光パターンデータのオン/オフ信号を2次元表示手段に出力する手段41−45,57,58,70;を備える階調表示装置。
【選択図】 図9

Description

本発明は、2次元表示面に画像を階調表示する装置ならびにそれを用いる機器に関し、例えば、CRTディスプレイ,液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,ELディスプレイ,デジタルカメラの画像ディスプレイ,携帯電話の画像ディスプレイ,原稿スキャナ又はフィルムスキャナのディスプレイ,複写機又はファクシミリディスプレイに用いることができる。
特許第2784005号明細書 特開2001−215938号公報 特許第3582919号明細書。
2値レベルで行列状に配置された表示画素をオン/オフまたは点灯・非点灯動作を行う画像表示装置において、擬似的に階調表示を行う方法として、面積階調法とフレームレートコントロール(FRC)法がある。
面積階調法では、表示画素がマトリックス状に配列された画面の単位面積(画素ブロック)に含まれる画素個々について、オン/オフを階調データに基づき制御し、その空間(ブロック面積)での平均の明暗をオン画素数で決定する。すなわちオン画素数で階調を表現する。面積階調法の問題点は表示解像度が、ブロック単位に低下することである。
FRC法では、次々に表示される画像フレーム毎に対象画素または対象領域に含まれる画素について、オン/オフのオンデューティ(オン時間又はオン回数/所定時間又は所定回数)を階調データに基づき制御して、所定時間内(フレーム数)の平均の明暗を定める。すなわち階調を表現する。FRC法の問題点としては中間調(階調)表示される画素で特に広い面積を同一階調で表示する場合、フリッカと呼ばれるちらつきが発生し、表示品位を劣化させる。
これらの問題に対して、特許文献1に記載の階調表示方式では、表示装置の1画面(フレーム)を複数の区分に分割し、各区分はN個の画素を有し、画素数Nは階調表示可能な段階数と同数として面積階調法の制御を行う。さらに、複数のフレームにわたって各階調に対応して用意された位相の異なる複数の点灯パターンを順次与えてFRC法の制御を行うことによりフレーム毎に各区分における点灯パターンを異ならせ、表示解像度の低下を抑え、フリッカの解消を図っている。
また、特許文献2に記載の画像表示装置では、さらに、簡単な構成にて画質の劣化を伴うことなくフリッカおよびムービング現象の抑制を図って、1階調につき4種の面積階調表現パターン(基本パターン)グループGRAPA1〜GRAPA4と、各階調パターンを90°右回転したパターングループ,180°右回転したパターングループおよび270°右回転したパターングループを用いる。すなわち各基本パターングループに対して更に3種の回転パターングループを加えて、合計16種のパターングループを用いて、16フレームで16種のパターングループを順次に切換え使用する使用パターングループの切換えを行う(0018〜0021)。
そして、特許文献3の階調表示方式では、フレーム毎に階調の異なる複数のパターンを使用し、特定のドットパターンが高い確率で現れるように制御し、目標階調を表現している。
しかしながら、上記従来技術では、階調の表示パターンが1つであるため、表示部の品質特性によって発生する、フリッカ及びムービング現象といった問題を含めた表示品質の不良に対しての調整が不可能であった。
本発明は、表示品質を向上することを第1の目的とし、所要表示特性に対応して表示パターンを調整できるようにすることを第2の目的とし、表示特性の調整又は設定を容易にすることを第3の目的とする。
(1)水平(x)および垂直(y)方向に広がりがある表示面をもち、該表示面にオン/オフ信号の区分の画素単位で表示/非表示を行う2次元表示手段(11);
水平および垂直方向に複数およびの画素でなる画素ブロックの、各画素の発光/非発光を指示するオン/オフ信号の分布と該画素ブロックの表示階調を表現する、それぞれが異なった階調を表現する複数の発光パターンデータでなる基本パターングループを格納する階調メモリ(Prg);
該階調メモリの基本パターングループから設定順で、階調データが表す階調と、該階調より1以上高い階調と、1以上低い階調の、各発光パターンデータを読出す手段(6a,3a,61,62);および、
前記読み出された発光パターンデータのオン/オフ信号を前記2次元表示手段に出力する手段(41-45,57,58,70);を備える階調表示装置。
なお、理解を容易にするために括弧内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項の符号を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
階調メモリ(Prg)の基本パターングループから設定順で、階調データが表す階調と、該階調より1以上高い階調と、1以上低い階調の、各発光パターンデータを読出すので、点灯パターンの数やフレーム数を変更しなくても、ちらつきを回避することができる。
(2)前記読出す手段は、前記画素ブロックの複数でなるセクションの各画素ブロック宛てに階調値のシフトデータを格納したブロックデータメモリ(Brg);および、表示フレーム上の、水平,垂直方向の一方の画素ブロックの切換り毎に、ブロックデータメモリのシフトデータ読み出しの画素ブロックを変更する手段(48,62);を含む、上記(1)に記載の階調表示装置。
(3)前記読出す手段は、前記画素ブロックの複数でなるセクションの各画素ブロック宛てに階調値のシフトデータを格納したブロックデータメモリ(Brg);および、表示フレーム上の、水平,垂直方向の他方の画素ブロックの切換り毎に、ブロックデータメモリのシフトデータ読み出しの画素ブロックを変更する手段(49,62);を含む、上記(2)に記載の階調表示装置。
(4)前記読出す手段は、更に、ブロックデータメモリから読み出したシフトデータを階調データに加えてシフトした階調値を算出する手段(61);を含む、上記(2)又は(3)に記載の階調表示装置。
(5)前記ブロックデータメモリは、シフトデータ分布が異なる複数のセクションのシフトデータ群(図18)を保持し;前記読出す手段は更に、1つのセクションを読み出しに指定する第1指定手段(6a)を含む;上記(2)乃至(4)のいずれか1つに記載の階調表示装置。これによれば、第1指定手段(6a)を用いて、表示部特有のフリッカやムービングを回避する調整が可能になる。
(6)発光パターン変更指示信号(Ybc)を発生する変更指示手段(49,6b,56s);および、
前記階調メモリから読み出された発光パターンデータを、前記変更指示信号(Ybc)が指定する発光パターンデータに置換するパターン変更手段(55,56);を更に備える、上記(1)乃至(5)の何れか1つに記載の階調表示装置。
(7)前記変更指示手段(49,6b,56s)は、設定値までのフレーム同期信号のカウントを繰り返す第1カウント手段(49)、および、第1カウント手段(49)のカウントデータ(Yb)を選択的に前記パターン変更手段(55,56)に出力する第1信号選択手段(56s)、を含む;上記(6)に記載の階調表示装置。
(8)前記変更指示手段(49,6b,56s)は、第1カウント手段(49)のカウントデータ(Yb)およびカウントデータが表わす各値を表わす各データの1つを指定する第2指定手段(6b)を含み;第1信号選択手段(56s)は、該指定があったデータに対応する置換を前記パターン変更手段(55,56)に指示する;請求項7に記載の階調表示装置。これによれば、第2指定手段(6b)を用いて、表示部特有のフリッカやムービングを回避する調整が可能になる。
(9)前記パターン変更手段(55,56)は、前記変更指示信号(Ybc)に対応する画素分、オン/オフ信号分布を水平(x)又は垂直(y)方向に平行移動した発光パターンデータに変換する移動手段(55)を含む;請求項6乃至8のいずれか1つに記載の階調表示装置。
(10)前記基本パターングループは、表現階調値に対するオン/オフ信号の分布が異なる複数グループ(図10,図11)であり;階調表示装置は更に、基本パターングループ指定信号(Xbc)を発生するグループ指定手段(48,6a,3s)を備え;前記読出す手段(6c,3a,61,62)は、基本パターングループ指定信号(Xbc)によって指定される基本パターングループから発光パターンデータを読出す;上記(1)乃至(9)のいずれか1つに記載の階調表示装置。
(11)前記グループ指定手段(48,6a,3s)は、設定値までのフレーム同期信号のカウントを繰り返す第2カウント手段(48)、および、第2カウント手段のカウントデータ(Xb)を選択的に出力する第2信号選択手段(3s)、を含む;上記(10)に記載の階調表示装置。
(12)前記グループ指定手段(48,6a,3s)は、第2カウント手段のカウントデータ(Xb)およびカウントデータが表わす各値を表わす各データの1つを指定する第3指定手段(6c)を含み;第2信号選択手段(3s)は、該指定があったデータを出力する;上記(11)に記載の階調表示装置。これによれば、第3指定手段(6c)を用いて、表示部特有のフリッカやムービングを回避する調整が可能になる。
(13)前記グループ指定手段(48,6c,3s)を、R,GおよびB階調データの各表示用に1組、合計で3組備え;更に、少なくとも2組のグループ指定手段に他の組のグループ指定手段とは異なった基本パターングループ指定信号(Xbc)を出力するための、移相値を加える手段(64,65)を備える;上記(10)乃至(12)のいずれか1つに記載のカラーの階調表示装置。
(14)光像を、それを表す画像データに変換する撮像装置(207,111);および、
該撮像装置が発生する画像データを前記2次元表示手段(11)に表示する、上記(1)乃至(13)のいずれか1つに記載の階調表示装置(10);を備える光像読み取り装置。
(15)原稿の画像を読み取って該画像を表わす画像データを発生する原稿スキャナ(100);および、
該原稿スキャナが発生する画像データを前記2次元表示手段(11)に表示する、上記(1)乃至(13)のいずれか1つに記載の階調表示装置(10);を備える原稿読み取り装置。
(16)上記(15)に記載の原稿読み取り装置;
画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ(200);および、
前記原稿読み取り装置が発生する画像データを前記プリンタの作像特性に適合する画像データに変換する画像データ処理手段(302);を備える画像形成装置。
(16a)前記階調表示装置(10)は、前記画像形成装置にユーザ指示を与える操作端末(10)にある;上記(16)に記載の画像形成装置。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の第1実施例の階調表示装置(図6,図8,図9)を装備した操作ボード10を備えるフルカラーデジタル複合機能複写機MF1の外観を示す。このフルカラー複写機MF1は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)120と、操作ボード10と、カラースキャナ100と、カラープリンタ200の各ユニットで構成されている。なお、操作ボード10と、ADF120付きのカラースキャナ100は、プリンタ200から分離可能なユニットであり、カラースキャナ100は、動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、エンジンコントローラ(CPU301:図4)と直接または間接に通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読取りを行う。
スキャナ100およびプリンタ200ならびに画像入出力装置(302:図4)を含むエンジン(300:図4)を接続したコントローラボード(400:図4)には、パソコンPCが接続したLAN(Local Area Network)が接続されており、ファクシミリコントロールユニット(FCU 417:図4)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PBXが接続されている。
図2に、複合機能複写機MF1のスキャナ100およびそれに装着されたADF120の、原稿画像読取り機構を示す。このスキャナ100のコンタクトガラス101上に置かれた原稿は、照明ランプ102により照明され、原稿の反射光(画像光)が第1ミラー103で副走査方向yと平行に反射される。照明ランプ102および第1ミラー103は、図示しない、副走査方向yに定速駆動される第1キャリッジに搭載されている。第1キャリッジと同方向にその1/2の速度で駆動される、図示しない第2キャリッジには、第2および第3ミラー104,105が搭載されており、第1ミラー103が反射した画像光は第2ミラー104で下方向(z)に反射され、そして第3ミラー105で副走査方向yに反射されて、レンズ106により集束され、CCD107に照射され、電気信号に変換される。すなわちRGB各色画像信号に変換される。
第1および第2キャリッジは、走行体モータ108を駆動源として、y方向に往(原稿走査),復(リタ−ン)駆動される。このようにスキャナ100は、コンタクトガラス101上の原稿をランプ102およびミラー103で走査して原稿画像をCCD107に投影するフラットベッド読取りの原稿スキャナであるが、第1キャリッジをホームポジション(待機位置)HPに停止して、シートスルー読取りを行うことも可能である。
シートスルー読取りを行うために、自動原稿供給装置(ADF)120がスキャナ100に装着されており、第1キャリッジがホームポジションHPで停止しているときの第1ミラー103の読取り視野位置に、シートスルー読取り窓であるガラス132があり、ADF120の搬送ドラム(プラテン)125がガラス132に対向している。
ADF120の原稿トレイ121に積載された原稿は、フィラーセンサ130で検出される。なお、原稿サイズは、原稿を所定姿勢に強制するサイド板の設定位置を検出するスイッチ群131のオン,オフに基づいて判定される。シートスルー読取りのときには、ADF120の原稿トレイ121に積載された原稿の最上部の一枚が、ピックアップローラ122および送り込みローラ123,124でレジストローラ125に送り出され、レジストローラ125から窓ガラス132に送り出されて、このときホームポジションHPにある第1ミラー103で原稿上の画像が第2ミラー104に反射されてCCD107に投影され、CCD107が投影画像を光電変換して画像信号を発生する。すなわちRGB各色画像信号を発生する。
この実施例では、ホームポジションHPが、画像読取り光学系のシートスルー読取り位置であり、また、フラットベッド読取りの第1キャリッジ駆動始点(=リターン終点)である。フラットベッド読取りの場合、第1キャリッジをホームポジションHPから駆動して、HPからA+Bの距離進んだ位置(目盛り板scpの右端:読取り開始点)から原稿画像の読取りを開始する。すなわちCCD107が発生する画像信号を有効とする。ホームポジションHPと読取り開始点との間には、第1キャリッジを検出する基点センサ109、ならびに、基準白板rwpがある。基準白板rwpは、コンタクトガラス101の左端部の上面に密着している。基準白板rwpは、照明ランプ102の個々の発光強度のばらつき,また主走査方向xのばらつきや、CCD107の画素毎の感度ムラ等が原因で、一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず、読取りデータがばらつく現象を補正(シェーディング補正)するために用意されている。また、画像信号の増幅ゲイン調整(AGC)にも用いられる。
フラットベッド読取りのときには、ホームポジションHPから、第1キャリッジの副走査駆動および副走査位置の追跡を開始する。第1キャリッジの読取り視野に基準白板rwpがあるとき、CCD107の画像信号(をデジタル変換した画像データ)が、画像信号処理回路111(図4)に読込まれる。第1キャリッジが基点センサ109を横切るとき第1キャリッジの起動が終わり走査速度が設定値に収束している。副走査位置が読取り始端(A+B:目盛り板scpの右端の右側)に達したときに、画像信号有効信号(フレーム同期信号:FGATE)が有意レベルに切り換えられる。フラットベッド読取りでは、第1キャリッジを、コンタクトガラス101上の原稿の先端(右端)まで副走査駆動して、そこで折返してリターン駆動するとき、ホームポジションHPで一時停止するが、その直前に、基点センサ109が第1キャリッジを検出し、検出時点に副走査位置が基点位置データ(設定値)に初期化される。第1キャリッジはホームポジションHPで一時停止してから原稿サイズ検出位置(A+B+C)に駆動され、そこで待機する。
ADF120の基体135は、奥側(図2紙面の裏側)でスキャナ100の基体にヒンジ結合(蝶番連結)しており、基体135の手前側(図2紙面の表側)の取っ手136を持ってADF120の基体135引き上げることにより、ADF120を起こす(開く)ことができる。ADF120の基体135の奥側には、ADF120の開閉を検出する圧板スイッチがある。この実施例では、ADF120が図1に示す平伏姿勢から、起立姿勢に起こされる過程の、圧板(原稿押さえ板)137の下面がコンタクトガラス101の原稿載置面に対して20°前後の設定角度を超えるときに、圧板スイッチは、圧板閉を表すオフから、圧板開を表すオンに切換わり、起立姿勢から平伏姿勢に倒される過程では、圧板137の下面がコンタクトガラス101の原稿載置面に対して該設定角度以下の角度になるときに、圧板スイッチは、圧板開を表すオンから、圧板閉を表すオフに切換わる。
このように圧板スイッチの開/閉検出の切換り角度を20°前後の広い角度に設定しているのは、該設定角度より小角度になるときに、予め原稿サイズ検出位置(図2)に位置決めした第1キャリッジ上の照明灯102を点灯してコンタクトガラス101上の原稿を照明し、原稿像をCCD107に投影して、CCD107の画像信号に基づいて原稿とその背景との境界すなわち原稿側端(原稿の主走査方向xの幅)を検出するためである。ADF120が略10°以上傾斜しているときには、照明灯102の光はコンタクトガラス101上の原稿で反射してCCD107に至り、CCD107によって明るく検出されるが、原稿を外れた光は、圧板137の下面で反射されるものの、該下面が傾いているのでほとんどCCD107の光学視野の外に向かうので、原稿の外側はCCD107によって暗く検出される。このような明暗の差にしたがって、後述するデジタル処理回路(AFE)111(図4)が、コンタクトガラス101上の原稿のサイズを検出する。
この実施例では、次のモードの原稿画像読取りを行うことができる:
−手置原稿読取り−
ユーザがADF120を起こしてコンタクトガラス101上に原稿を載せ、ADF120を倒して圧板137で原稿を押さえて、上記のフラットベッド方式の原稿走査(フラットベッド読取り)を行う。第1キャリッジが基準白板rwp直下を通過するとき、基準白板rwpの読取り画像データに基づいてシェーデイング補正データを生成して、メモリのシェーデイング補正データを今回得たものに更新する。フラットベッド読取りが終わるとユーザがADF120を起こして原稿を取り出す。ユーザが、原稿をコンタクトガラス101上にセットしてADF120を閉じるとき、AFE111(図4)が、コンタクトガラス101上の原稿のサイズを検出する。
−シートスルー読取り−
ADF120で原稿トレイ121上の原稿を移送して上述のシートスルー読取りを行う。一枚の原稿をトレイ121から送り出すとき、第1キャリッジを基準白板rwpの位置に駆動しそしてホームポジションHPに戻し、第1キャリッジが基準白板rwp直下にあるとき、基準白板rwpの読取り画像データに基づいてシェーデイング補正データを生成して、メモリのシェーデイング補正データを今回得たものに更新する。原稿トレイ121上の原稿の各一枚についてこの読取りを行う。
図3に、複合機能複写機MF1のカラープリンタ100の機構を示す。この実施例のカラープリンタ200は、レーザプリンタである。このレーザプリンタ200は、マゼンダ(M),シアン(C),イエロー(Y)および黒(ブラック:K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成ユニットa〜dが、第1転写ベルト208の移動方向(図中の左から右方向y)に沿ってこの順に配置されている。即ち、4連ドラム方式(タンデム方式)のフルカラー画像形成装置である。
回転可能に支持され矢印方向に回転する感光体201の外周部には、除電装置,クリーニング装置,帯電装置202および現像装置204が配備されている。帯電装置202と現像装置204の間には、露光装置203から発せられる光情報の入るスペースが確保されている。感光体201は4個(a,b,c,d)あるが、それぞれ周囲に設けられる画像形成用の部品構成は同じである。現像装置204が扱う色材(トナー)の色が異なる。各感光体201(4個)の一部が、第1転写ベルト208に接している。ベルト状の感光体も採用可能である。
第1転写ベルト208は矢印方向に移動可能に、回転する支持ローラおよび駆動ローラ間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第1転写ローラが感光体201の近傍に配備されている。ベルトループの外側に、第1転写ベルト用のクリーニング装置が配備されている。第1転写ベルト208より転写紙(用紙)又は第2転写ベルトにトナー像を転写した後にその表面に残留する不要のトナーを拭い去る。露光装置203は公知のレーザ方式で、フルカラー画像形成に対応した光情報を、一様に帯電された感光体表面に潜像として照射する。LEDアレイと結像手段から成る露光装置も採用できる。
図3上で、第1転写ベルト208の右方には、第2転写ベルト215が配備されている。第1転写ベルト208と第2転写ベルト215は接触し、あらかじめ定められた転写ニップを形成する。第2転写ベルト215は矢印方向に移動可能に、支持ローラおよび駆動ローラ間に支持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第2転写手段が配備されている。ベルトループの外側に、第2転写ベルト用のクリーニング装置,チャージャ等が配備されている。該クリーニング装置は、用紙にトナーを転写した後、残留する不要のトナーを拭い去る。転写紙(用紙)は、図の下方の給紙カセット209,210に収納されており、最上の用紙が給紙ローラで1枚づつ、複数の用紙ガイドを経てレジストローラ233に搬送される。第2転写ベルト215の上方に、定着器214、排紙ガイド224、排紙ローラ225、排紙スタック226が配備されている。第1転写ベルト208の上方で、排紙スタック226の下方には、補給用のトナーが収納できる収納部227が設けてある。トナーの色はマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの四色があり、カートリッジの形態にしてある。粉体ポンプ等により対応する色の現像装置204に適宜補給される。
ここで両面印刷のときの各部の動作を説明する。まず感光体201による、作像が行われる。すなわち、露光装置203の作動により、不図示のLD光源からの光は、不図示の光学部品を経て、帯電装置202で一様に帯電された感光体201のうち、作像ユニットaの感光体上に至り、書き込み情報(色に応じた情報)に対応した潜像を形成する。感光体201上の潜像は現像装置204で現像され、トナーによる顕像が感光体201の表面に形成され保持される。このトナー像は、第1転写手段により、感光体201と同期して移動する第1転写ベルト208の表面に転写される。感光体201の表面は、残存するトナーがクリーニング装置でクリーニングされ、除電装置で除電され次の作像サイクルに備える。
第1転写ベルト208は、表面に転写されたトナー像を坦持し、矢印の方向に移動する。作像ユニットbの感光体201に、別の色に対応する潜像が書き込まれ、対応する色のトナーで現像され顕像となる。この像は、すでに第1転写ベルト208に乗っている前の色の顕像に重ねられ、最終的に4色重ねられる。なお、単色黒のみを形成する場合もある。このとき同期して第2転写ベルト215は矢印方向に移動していて、第2転写手段117の作用で、第2転写ベルト215の表面に第1転写ベルト208表面に作られた画像が転写される。いわゆるタンデム形式である4個の作像ユニットa〜dの各感光体201上で画像が形成されながら、第1,第2転写ベルト208,215が移動し、作像が進められるので、その時間が短縮できる。第1転写ベルト208が、所定のところまで移動すると、用紙の別の面に作成されるべきトナー画像が、前述したような工程で再度感光体201により作像され、給紙が開始される。給紙カセット121又は122内の最上部にある用紙が引き出され、レジストローラ233に搬送される。レジストローラ233を経て、第1転写ベルト208と第2転写ベルト215の間に送られる用紙の片側の面に、第1転写ベルト208表面のトナー像が、第2転写手段117により転写される。更に記録媒体は上方に搬送され、第2転写ベルト215表面のトナー像が、チャージャにより用紙のもう一方の面に転写される。転写に際して、用紙は画像の位置が正規のものとなるよう、タイミングがとられて搬送される。
上記のステップで両面にトナー像が転写された用紙は、定着器214に送られ、用紙上のトナー像(両面)が一度に溶融、定着され、ガイド224を経て排紙ローラ225により本体フレーム上部の排紙スタック226に排出される。
図3のように、排紙部224〜226を構成した場合、両面画像のうち後から用紙に転写される面(頁)、すなわち第1転写ベルト208から用紙に直接転写される面が下面となって、排紙スタック226に載置されるから、頁揃えをしておくには2頁目の画像を先に作成し、第2転写ベルト215にそのトナー像を保持し、1頁目の画像を第1転写ベルト208から用紙に直接転写する。第1転写ベルト208から直接に用紙に転写される画像は、感光体表面で正像にし、第2転写ベルト215から用紙に転写されるトナー像は、感光体表面で逆像(鏡像)になるよう露光される。このような頁揃えのための作像順、ならびに、正、逆像(鏡像)に切り換える画像処理も、書画蓄積制御403(図4)によるメモリ406に対する画像データの読書き制御によって行っている。第2転写ベルト215から用紙に転写した後、ブラシローラ,回収ローラ,ブレード等を備えたクリーニング装置が、第2転写ベルト215に残留する不要のトナーや紙粉を除去する。
図3では第2転写ベルト215のクリーニング装置のブラシローラが第2転写ベルト215の表面から離れた状態にある。支点を中心として揺動可能で、第2転写ベルト215の表面に接離可能な構造になっている。用紙に転写する以前で、第2転写ベルト215がトナー像を担持しているとき離し、クリーニングが必要のとき、図で反時計方向に揺動し接触させる。除去された不要トナーはトナー収納部に集められる。以上が、「両面転写モード」を設定した両面印刷モードの作像プロセスである。両面印刷の場合には、常にこの作像プロセスで印刷が行われる。
片面印刷の場合には、「第2転写ベルト215による片面転写モード」と「第1転写ベルト208による片面転写モード」の2つがあり、前者の第2転写ベルト215を用いる片面転写モードを設定した場合には、第1転写ベルト208に3色又は4色重ねもしくは単色黒で形成された顕像が第2転写ベルト215に転写され、そして用紙の片面に転写される。用紙の他面には画像転写はない。この場合、排紙スタック226に排出された印刷済用紙の上面に印刷画面がある。
後者の第1転写ベルト208を用いる片面転写モードを設定した場合には、第1転写ベルト208に3色又は4色重ねもしくは単色黒で形成された顕像が、第2転写ベルト215には転写されずに、用紙の片面に転写される。用紙の他面には画像転写はない。この場合は、排紙スタック226に排出された印刷済用紙の下面に印刷画面がある。
図4に、図1の複合機能複写機MF1の画像処理システムの構成を示す。複合機能複写機MF1は、原稿画像読取りおよびカラー印刷を行うエンジン300,コントローラボード400および操作ボード10を含む。エンジン300は、画像読取りおよび印刷のプロセスを制御するCPU301,上述のカラースキャナ100,上述のプリンタ200、および、ASIC(Application Specific IC)で構成した画像入出力処理302を備えている。
スキャナ100の読取りユニット110にはCPU,ROMおよびRAMがあり、該CPUが該ROMに格納されたプログラムを該RAMに書き込んで実行する事で、スキャナ100の全体の制御を行っている。また、プロセス制御用のCPU301と通信線を介して接続されおり、コマンド及びデータの送受信により指令された動作を行う。読取りユニット110内のCPUは、フィラーセンサ(原稿検知センサ),基点センサ,圧板スイッチ,冷却ファン等の検知及びON/OFFの制御をする。読取りユニット110内において、スキャナモータドライバが、CPUからのPWM出力によりドライブされ励磁パルスシーケンスを発生し原稿走査駆動用のパルスモータを駆動する。
原稿画像は、ランプレギュレータによって通電されるハロゲンランプ102(図2)の光量出力により照明されて、原稿の反射光すなわち光信号は、複数ミラー103〜105及びレンズ106を通りR,GおよびB読取り用の3個のラインセンサを含むCCD107に結像される。3ラインCCD107は、各RGBの各画素のアナログの画像信号をAFE111に出力する。AFE111は、画像信号を増幅し画像データにデジタル変換しそしてシェーディング補正する画像信号処理手段である。
コントローラボード400は、CPU402と、ASICで構成された書画蓄積制御403と、ハードディスク装置(以下ではHDDと表記)401と、ローカルメモリ(MEM−C)406と、システムメモリ(MEM−P)409と、ノースブリッジ(以下、NBと記す)408と、サウスブリッジ(以下、SBと記す)415と、NIC410(Network Interface Card)と、USBデバイス411と、IEEE1394デバイス412と、セントロニクスデバイス413他を含む。操作ボード10は、コントローラボード400の書画蓄積制御403に接続されている。ファクシミリコントロールユニット(FCU)417も、書画蓄積制御403にPCIバスで接続されている。
CPU402は、NIC410を介してLANに接続されたパソコンPCあるいはインターネットを介する他のパソコンPCと書画情報の送受信を行うことができる。また、USB411,IEEE1394 412,セントロニクス413を用いてパソコン,プリンタ,デジタルカメラ等と通信することができる。
SB415と、NIC410と、USBデバイス411と、IEEE1394デバイス412と、セントロニクスデバイス413と、MLB414は、NB408にPCIバスで接続されている。このように、MLB414は、エンジン300にPCIバスを介して接続する基板である。そして、MLB414は、外部から入力された書画データをイメージデータ(画像データ)に変換し、変換された画像データをエンジン300に出力する。
コントローラボード400の書画蓄積制御403にローカルメモリ406、HDD401などが接続されると共に、CPU402と書画蓄積制御403とがCPUチップセットのNB408を介して接続されている。書画蓄積制御403とNB408とは、AGP(Accelerated Graphics Port)を介して接続されている。
CPU402は、複合機能複写機MF1の全体制御を行うものである。NB408は、CPU402、システムメモリ409、SB415および書画蓄積制御403を接続するためのブリッジである。システムメモリ409は、複合機能複写機MF1の描画用メモリなどとして用いるメモリである。SB415は、NB408とPCIバス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジであり、SB415には外付けROMおよびSDメモリカード(以下ではSDカード)の読み書きをするカードIF418が接続されている。このカードIF418には、SDカード読み書き装置(カードリーダ)が接続されており、カードリーダに装着されるSDカードのデータを読み取ることができ、またSDカードにデータを書込むことができる。
ローカルメモリ406はコピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるメモリである。HDD401は、画像データの蓄積,文書データの蓄積,プログラムの蓄積,フォントデータの蓄積,フォームの蓄積,LUT(Look Up Table)の蓄積などを行うためのメモリである。また、操作ボード10は、ユーザからの入力操作を受け付けると共に、ユーザに向けた表示を行う操作部である。
図4には、スキャナ100およびプリンタ200と画像入出力処理302との間でやり取りする画像データの流れを示す。画像入出力処理302には、カラー原稿スキャナ100が原稿画像を読み取って発生するR,G,B画像データのそれぞれに対して読取りγ補正,MTF補正等を行うスキャナ画像処理303があり、また、R,G,B画像データをプリンタ200の、C,M,Y,K各色書込みの画像表現特性に合ったc,m,y,k記録色データ(印刷データ)に変換するプリンタ画像処理304があり、更に、書画蓄積制御403に原稿読取り画像データRGBを出力し、書画蓄積制御403が出力する画像データRGBをプリンタ画像処理304に与える画像処理I/F(Interface circuit)305がある。
白黒コピーのときには、スキャナ画像処理303からG画象データが画像処理I/F305に出力され、画像処理I/F305がG画像データをプリンタ画像処理304に出力し、プリンタ画像処理304がG画像データをk記録色データに変換し、必要に応じて変倍,画像加工を、そしてプリンタγ変換および階調処理をして、プリンタ200のC書込みユニット212に出力する。書込みユニット212は、画像処理304が出力するk記録色データによって、光学走査ユニット203(図3)のレーザ発光ダイオードに通電する電流を変調又はオン,オフする。
カラーコピーのときは、スキャナ画像処理303が出力するRGB画像データが、画像処理I/F305および画像蓄積制御403を介して、ローカルメモリ406又はHDD401に一時蓄積又はHDD401に登録され、そして読み出されて、コピーまたは印刷に用いられ、あるいは外部に送出される。
プリンタ200による登録画像データ、又は、外部から受信した画像データの印刷のときには、画像蓄積制御403および画像処理I/F305を介して画像データがプリンタ画像処理304に与えられる。プリンタ画像処理304は、画像データをcmyk記録色データに変換してから、必要に応じて変倍,画像加工を、そしてプリンタγ変換および階調処理をして、書込みユニット212に出力する。
図5に、図4に示すスキャナ画像処理303およびプリンタ画像処理304の機能の概要を示す。カラー原稿スキャナ100のAFE111が出力するRGB画像データには、スキャナγ補正306が加えられ、そして像域分離310の像域検出結果に従って、画像のエッジ領域にはエッジ強調処理を、滑らかに濃度が変わる中間調領域には平滑化処理を加えるフィルタ処理307が加えられる。
「黒(BK)」ボタン(図6)が指定状態(塗りつぶし状態)である白黒読取り又は白黒コピーの指示のときには、フィルタ処理307でエッジ強調処理又は平滑化処理を加えたG画像データのみが、頁メモリ308に書込まれる。「フルカラー」ボタンが指定状態であったときには、フィルタ処理307でエッジ強調処理又は平滑化処理を加えたRGB画像データがメモリ406(図4)に蓄積される。「自動色選択」ボタンが指定状態であったとき、ならびに、「黒(BK)」,「フルカラー」,「自動色選択」,「青(C)」,「赤(R)」および「黄(Y)」ボタンのいずれも非指定状態で読取り,印刷の色を特定できないときには、フィルタ処理307が処理したRGB画像データがメモリ406に蓄積されると共に、G画像データが、頁メモリ308に書込まれる。
データセレクタ309は、読取り画像データとして、頁メモリ308のG画像データと、フィルタ処理307したRGB画像データの一方を選択出力するものである。なお、スキャナ画像処理303の頁メモリ308から画像処理I/F305に出力された画像データはその後は、白黒読取りのBk画像データとして取り扱われる。
像域分離310は、読取り歪みを矯正するスキャナγ補正306をしたG画像データに対して、エッジ強調処理311を実施する。エッジ強調処理311は、G画像データ列の各画像データが宛てられる各画素を順次に注目画素として、注目画素を中心とする例えば3×3画素マトリクスの各画像データに、該画素マトリクスの各画素宛てのエッジ強調係数を乗算した積の総和に変換し、これを注目画素のエッジ検出値とする。エッジ検出値はエッジの鮮明度をあらわす。
エッジ検出値は、2値化314によって、像エッジ候補か否を表す2値データ(H:像エッジ候補/L:非エッジ)に変換されて、パターンマッチング315で、注目画素がエッジ位置(エッジ画素)かそうでないか判定される。すなわち注目画素の領域が文字,線画などの2値画像か、写真等の中間調画像か判定される。パターンマッチング315は、2値化314が出力するエッジ画素か否を表す2値データの、注目画素を中心とする領域(3×3画素マトリクス)の分布が、所定のエッジパターンに合致すると、そのときの注目画素を像エッジ領域(文字領域)の画素と判定する。
パターンマッチング315の判定結果(像エッジ(文字)/非エッジ(写真)すなわち文字/写真)がフィルタ処理307に与えられ、フィルタ処理307が、スキャナγ補正した画像データに、判定結果が「像エッジ」の領域にはエッジ強調処理を、「非エッジ」の領域には滑らかに濃度が変わる平滑化処理を加える。
ACS(Auto Color Select)317が、原稿読取りの画像データが白黒画像を表すかカラー画像を表すかを検出する。ACS317の白黒/カラー検出信号と、像域分離310の判定結果(エッジ(文字)/非エッジ(写真))を表わす像エッジ/非エッジ検出信号が頁判定318に与えられる。頁判定318は、1頁の原稿読取りの間、白黒/カラー検出信号のカラーと検出した画素数(画像データ数)および像エッジ/非エッジ検出信号の像エッジと検出した画素数を積算し、1頁の原稿読取りを終えたとき、各積算値が各設定値以上か判定して、カラーと検出した画素数が設定値以上であると原稿の画像は「カラー」と、設定値未満であると「白黒」と判定し、像エッジと検出した画素数が設定値以上であると文字又は線画などの2値画像(これを単純には「文字」という)と判定し、設定値未満であると非エッジ画像(これを単純には「写真」という)と判定する。頁判定318の判定結果(白黒/カラー&文字/写真)を、1頁の原稿読取りを終えたときに、CPU301が参照する。
プリンタ画像処理304の色補正331は、RGB画像データをymc(記録色)画像データに変換して主走査変倍332に出力する。主走査変倍332で必要に応じて変倍をしてから、プリンタ200の作像特性に適合させるプリンタγ補正333をして、そして階調処理334で画素単位の記録/非記録のマトリクス分布によって濃度階調を表す画像データに変換してから、プリンタ200に出力する。与えられる画象データがG(Bk)のみ(白黒)の場合には、画像データは色補正331ではなく主走査変倍332に与えられる。すなわち色補正処理は適用しない。
図6に示す様に、本発明の第1実施例の階調表示装置を装備した操作ボード10には、液晶タッチパネル11のほかに、テンキー15,クリア/ストップキー16,スタートキー17,初期設定キー18,モード切換えキー19,テスト印刷キー20,電源キー21がある。また、図示は省略したが、2次元表示手段である液晶タッチパネル11の左側には、URL,メール文,ファイル名,フォルダ名等の入力,設定用ならびに短縮登録用の、平仮名を付記したアルファベットキーボードがある。
電源キー21は、省エネモード(休止モード又は低電力モード)から画像印刷が可能なスタンバイモードに、またその逆への切換えを指示するための操作キーである。省エネモードが設定されている時に電源キー21が一回押されると、省エネモードからスタンバイモードに切換る。スタンバイモードであるときに電源キー21が一回押されると、スタンバイモードから休止モードに切換る。テスト印刷キー20は、設定されている印刷部数に関わらず1部だけを印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。
初期設定キー18を押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。省エネモードへの移行時間を設定したり、機械が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。初期設定キ−18が操作されると、各種初期値を設定するための「初期値設定」機能ならびに「ID設定」機能,「著作権登録/設定」機能および「使用実績の出力」機能等を指定するための選択ボタンが表示される。
液晶タッチパネル11には、各種機能キーならびにエンジン300およびコントローラボード400の動作状態を示すメッセージなどが表示される。液晶タッチパネル11には、「コピー」機能,「スキャナ」機能,「プリント」機能,「ファクシミリ」機能,「蓄積」機能,「編集」機能,「登録」機能およびその他の機能の選択用および実行中を表わす機能選択キー14が表示される。機能選択キー14で指定された機能に定まった入出力画面が表示され、例えば「複写」機能が指定されているときには、図6に示すように、機能キーならびに部数及び画像形成装置の状態を示すメッセージ12,13が表示される。機能キー12の中には、印刷色指定キー「黒(BK)」,「フルカラー」,「自動色選択」,「青(C)」,「赤(M)」および「黄(Y)」指定キーがある。オペレータが液晶タッチパネル11に表示されたキーにタッチすると、操作ボード10はオペレータ入力として読み込み、選択された機能を示すキーを、指定中を表す灰色に反転表示する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類等)はキーにタッチする事で詳細機能の設定画面がポップアップ表示される。このように、液晶タッチパネル11は、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
表示パネル11のフリッカ,ムービングなどの特性に合わせてそれらを生じないようにセクション対応の階調パターンを調整するために、0〜4を表わすデジタルデータを回転角対応で切り換え出力する、ロータリコード発生器6a,6bおよび6cが操作ボード10にあり、ユーザは、発生器6aを廻して階調シフトパターンを変更することができ、発生器6bを廻して、基本オン/オフパターンのデータを主走査方向xに平行移動した準オン/オフパターンを選択および変更することができ、また、発生器6cを廻して、階調表示に使用する基本パターングループの指定を変更することができる。これらの発生器6a〜6bによる階調表現モードの指定は、図9を参照して後述する。
図7の(a)には、ユーザが操作ボード10の液晶タッチパネル11に表示された機能選択キー14の中の「読み取り」キーにタッチしたしたときに液晶タッチパネル11に表示される画像読み取りの入力画面を示し、図7の(b)には、原稿スキャナ100で読み取った画像の、液晶タッチパネル11上の2次元表示を示す。図7の(a)に示す入力画面にユーザが、所要の入力をして「取込み」ボタンをダブルクリックすることによって、原稿スキャナ100が画像読み取りをして、読み取った画像が図7の(b)に示すようにパネル11に表示されるとともに、画像データがメモリ406又はHDD401に蓄積される。図7の(a)に示す入力画面には、領域指定用のスケール付き領域31があり、該領域には指定領域を表わす矩形の点線ブロック32が表示されている。点線ブロック32の4コーナのそれぞれには、小四角形の操作箇所マーク33が表示されており、これを指定して上下左右に動かすことにより、点線ブロック32の形状が矩形を維持したまま変化する。すなわち指定領域の調整ができる。原稿画像取込み指示(「取込み」ボタンのダブルクリック)があったときの点線ブロック32の対角コーナのx(図上横方向),y(縦方向)座標値が、領域指定データとして読み込まれる。
図7の(a)に示す入力画面上の「取込み画像」の欄の5つのボタンは、スキャナ画像処理303での画像処理特性を指定するものであり、画像読み取り対象の原稿の画像種を表す表示のボタンをワンクリックすることにより、該原稿画像を最適に表現する画像データ処理が指定される。読取りモードの欄の「ADFを使用」のチェックは、ADFを用いるシートスルー読み取りの指定を意味し、該チェックがないと、原稿定置方式の読み取り指定である。「ADFを使用」の場合には、ADFの原稿台に載せた原稿のすべてを自動的に順次に読み取る。フラットベッド方式の読み取り指定の場合は、「複数取込み」にチェックがないと一枚の原稿読み取りで読み取り作業を終了するが、「複数取込み」にチェックがあると、一枚の原稿読み取りをするとそこで読み取り作業を終了するかの指示入力画面をポップアップ表示して、ユーザが終了を指示するとそこで読み取り作業を終了する。終了を指示しないで「取込み」ボタンをクリックするとさらに一枚の原稿読み取りを行い、終了するかの指示入力画面をポップアップ表示する。
図8には、操作ボード10の回路ブロックを示す。操作ボード10の電気制御系の主体は、コントローラボード400のCPU402とコミュニケーションし、操作ボード10の入力を読取り、操作ボード10上の表示を制御するCPU 1,このCPU 1の制御プログラムが格納されているROM 2,制御時にデータの一時格納等を行うためのRAM 3,液晶タッチパネル11の描画データを格納するVRAM 7,このVRAM 7に接続され液晶タッチパネル11の描画タイミング制御およびタッチ入力検知等を行う液晶表示コントローラ(LCDC)6,時刻データを発生する時計IC 5等がある。LCDC 6には、CFLの光源をバックライト9として有する液晶タッチパネル11が接続される。LCDC 6には、ロータリコード発生器6a〜6cが接続されている。CPU 1には、CFLバックライト9を駆動するインバータ8,操作キー群15〜21のキーマトリクス,表示LEDのLEDマトリクスおよびそれらのLEDを駆動するLEDドライバ等が接続されている。また、CPU 1が接続されたデータバスには、画像処理モード記憶用の不揮発RAM(NVRAM)4が接続されている。
操作ボード10のCPU 1は、操作ボード10に対するユーザの操作に対応して、置数キーの押下の読込みと入力数字データの生成,スタートキーの押下の読込みと、スタート指示のコントローラボード400への転送,用紙サイズの切換え入力の読取りなど、通常の複写機の操作読取りおよび表示出力の制御を行う。
ROM2には、CPU1の動作プログラムの他に、水平および垂直方向に複数画素でなる画素ブロックの、各画素の発光/非発光を指示するオン/オフ信号の分布と該画素ブロックの表示階調を表現する、それぞれが異なった階調を表現する複数の発光パターンデータでなる基本パターングループを、格納している。
図10に、ROM2に格納した基本パターングループPTA,PTB,PTCおよびPTDの、各グループ内の画素ブロックデータ(階調表現パターン)を示す。該画素ブロックのサイズは、本実施例では、4×4画素マトリクスであり、1画素に1ビットが割り当てられている。該ビットの「1」は表示(点灯;オン)を指示し、「0」は非表示(消灯;オフ)を指示する。
図12の(a)に示すように、1画素ブロックの各画素宛ての各ビットをa〜pと表わすと、実際にメモリに格納されている1画素ブロックの16ビットデータは、図12の(b)に示す2バイトデータである。
図10および図11を参照する。各基本パターングループ(例えばPTA)は、図10に示すように、1〜15の各階調を表わす15個の画素ブロックデータ(PTA1〜PTA15;パターンデータ)があるが、階調1〜16には、図11に示すように、全画素オフおよび全画素オンと、PTA2〜PTA15の、合計で16個の各パターンが割り付けられ、これらのデータがROM2に、階調データのそれぞれに宛てて格納されている。
図8を再度参照すると、ROM2に格納されている画素ブロックのパターンデータ(図11)は、操作ボード10に動作電圧が加わったときの初期化において、CPU1が、RAM3のメモリ領域に割り付けた画素パターンレジスタPrg(図9)に書込み、その後の階調表示に使用する。表示データ(階調データ=目標階調データ)はVRAM7に書込まれて、LCD11のラスター表示の水平ブロック同期信号(図9の画素カウンタ44のカウントオーバ信号:画素同期信号の4パルスにつき1パルス)に同期して、LCDC6によってVRAM7から読出されてパターンレジスタPrgの画素ブロックデータの読出しアドレスに用いられる。パターンレジスタPrgから読み出された画素ブロックデータは、LCD11のラスター表示の画素同期信号(画素同期パルス)に合わせて、LCDC6からLCD11に出力される。
図9に、LCDC6の機能構成の概要を示す。VRAM7に格納されそしてLCDC6によって読み出される表示データは、16bit(2バイト)構成であり、モノクロ表示時には該16bitのLSB側5bitにモノクロ表示の階調データが格納される。画像データ分離60が、VRAM7から読み出した16bitのLSB側4bitを階調データとして摘出して加算61に出力する。
ROM2に格納されているブロックシフトデータ(図18)は、操作ボード10に動作電圧が加わったときの初期化において、CPU1が、RAM3aのメモリ領域に割り付けたブロックパターンレジスタBrg(図9)に書込み、その後の階調表示に使用する。
タイミング制御40には、LCD11の表示を水平方向(x)で画素(ピクセル)単位で区切る画素同期信号を発生する画素同期信号発生41,LCD11の表示を垂直方向(y)で画素(ライン)単位で区切る水平同期信号を発生する水平同期信号発生42,LCD11の表示画面(フレーム)の切換りを表す垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生43がある。本実施例では、16階調表現を4×4画素マトリクス(画素ブロック:LCD11の表示面上)を用いて行うので、水平画素カウンタ44で画素同期信号(パルス)をカウントして、画素ブロック内の水平方向の画素位置データXpを発生し、垂直画素カウンタ45で垂直同期信号(パルス)をカウントして、画素ブロック内の垂直方向の画素位置データYpを発生する。カウンタ44,45はいずれも、入力パルスをカウント値4までカウントアップするとカウント値0に復帰しかつカウントオーバ信号(パルス)を出力してまたカウント値0からカウントアップする循環カウンタである。したがって、水平画素カウンタ44のカウントオーバ信号は水平方向の画素ブロック区切りを表し、垂直画素カウンタ45のカウントオーバ信号は垂直方向の画素ブロック区切りを表す。
フレームカウンタ48は垂直同期信号をカウントして、カウント値が4になるとカウントオーバしてカウント値を0に初期化してまた垂直同期信号をカウントする循環カウンタであり、カウントデータXbは、0〜3の値を表す。このカウントデータXbが、階調レジスタPrgの基本パターングループを指定する。
フレームブロックカウンタ49は、カウンタ48のカウントオーバ信号をカウントして、カウント値が4になるとカウントオーバしてカウント値を0に初期化してまたカウントオーバ信号をカウントする循環カウンタであり、カウントデータYbは、0〜3の値を表す。このカウントデータYbが、基本パターンの平行移動量を指定する。
XbとYbの組み合わせによって、0〜15の数値を表すことができ、この数値が、フレーム同期信号の到来毎にかわる。この数値に、表現階調値は同じであるが、オン/オフ分布が異なる16種の階調パターンのそれぞれが、図14の(b)に示すように、ブロックNo.として割り付けられている。図14の(b)の4グループの中の、左上のグループはYb=0に、右上のグループはYb=1に、左下のグループはYb=2に、そして右下のグループはYb=3によって、それぞれ指定されるものである。各グループ内の第1番(左端)のブロックはXb=0に、第2番のブロックはXb=1に、第3番のブロックはXb=2に、そして第4番のブロックはXb=3によって、それぞれ指定されるものである。なお、パターンの内部データは、階調データBによって指定されるもの(図11,図10)である。
階調表示制御では、セクション内の0〜15の各画素ブロックに、16種のパターングループのそれぞれを割りつけるが、第1実施例では、ROM2に保持しRAM3のパターンレジスタPrgに書込んで使用するパターングループは、4種のパターングループPTA,PTB,PTC,PTDしかない。これらを基本パターングループという。
そこでこの第1実施例では、各基本パターングループから、図9に示す移動(シフト)55によって、1ブロック(4×4画素マトリクス)内の各画素宛てのオン/オフパターンを、主走査x方向で左側に1画素分平行移動した1画素移動のパターングループ,左側に2画素分平行移動した2画素移動のパターングループおよび左側に3画素分平行移動した3画素移動のパターングループ、あわせて3種のパターングループを生成するようにしている。これら3種のパターングループを移動パターングループ(準パターングループ)という。各基本パターングループから3種の準パターングループを生成するので、準パターングループは12種できる。これに4種の基本パターングループを加えると、総計で16種のパターングループとなるので、1セクション(4×4画素ブロック)の各ブロック0〜15に16種のパターングループの各グループを割り当てることができる。
図13の(b)に、移動55の構成を示す。移動55の左側への1画素平行移動は、図12の(a)に示す画素ブロックデータa〜p(各1ビット)である2バイトデータを、図13の(a)の左端に示す左側へ1画素平行移動した画素ブロックデータである2バイトデータに変換する、図13の(b)に55aとして示すビット信号線の位置入れ換えである。左側への2画素平行移動は、図12の(a)に示す画素ブロックデータである2バイトデータを、図13の(a)の中央に示す左側へ2画素平行移動した画素ブロックデータである2バイトデータに変換する、図13の(b)に55bとして示すビット信号線の位置入れ換えである。左側への3画素平行移動は、図12の(a)に示す画素ブロックデータである2バイトデータを、図13の(a)の右端に示す左側へ3画素平行移動した画素ブロックデータである2バイトデータに変換する、図13の(b)に55cとして示すビット信号線の位置入れ換えである。なお、図13の(b)には、ビット信号線の位置を入れ換えることにより、主走査方向に平行移動したデータを出力する移動構成を示すが、ビットデータを入れ変えるデータ処理によっても、同様な回転を行うことができる。
図14の(b)は、ロータリコード発生器6aの発生コードがCb=0であって実質上目標階調データのシフトがなく、しかもデータセレクタ3sおよび56sがそれぞれフレームカウンタ48のカウントデータXbおよびフレームブロックカウンタ49のカウントデータYbを出力している場合の、階調5を表わす16階調データ(以下ではこれを5/16階調データと表現する)Bに対応してパターンレジスタPrgから読み出されて、移動55の後のデータセレクタ56(図9)から出力される、1セクション内16画素ブロックの、各画素ブロックのデータを示す。データセレクタ56は、セクション内の垂直方向のブロック位置(Yb)に対応して、LCD11のラスター走査位置が、セクション内の垂直方向第1番(0位置)のブロックの時には基本パターングループの画素ブロックデータ(基本パターン)を、垂直方向第2番(1位置)のブロックの時には左側へ1画素平行移動した回転パターングループの画素ブロックデータ(移動パターン1)を、垂直方向第3番(2位置)のブロックの時には左側へ2画素平行移動した移動パターングループの画素ブロックデータ(移動パターン2)を、また、垂直方向第4番(3位置)のブロックの時には左側へ3画素平行移動した移動パターングループの画素ブロックデータ(移動パターン3)を、選択出力する。なお、フレームカウンタ48のカウントデータXbに対応して、LCD11のラスター走査位置が、セクション内の水平方向第1番(0位置)のブロックの時には基本パターングループPTAの画素ブロックデータを、水平方向第2番(1位置)のブロックの時には基本パターングループPTBの画素ブロックデータを、水平方向第3番(2位置)のブロックの時には基本パターングループPTCの画素ブロックデータを、また、水平方向第4番(3位置)のブロックの時には基本パターングループPTDの画素ブロックデータ(移動パターン3)を、画素パターンレジスタPrgが選択出力する。
このように、狭い面積(4×4画素マトリックス)で階調表現を切換え、しかもセクション(4×4画素ブロック)内で、同一階調であっても、オン/オフパターンが異なるパターン(グループ)に順次切り換えるので、フリッカやモアレを生じる可能性が低い。
上述の、フレーム同期信号の、フレームカウンタ48,49によるカウントと、カウントデータXbによる基本パターングループの指定およびカウントデータYbによる平行移動量の指定により、図14の(b)に示すブロックNo.が、1セクション(4×4画素ブロック)内に、図15に示すように割り付けられる。図15に示す升目(ブロック)上の数字は、該ブロックに割り付けられた、図14の(b)に示すブロック種類番号(ブロック0〜15との表示の0〜15)のデータブロックであることを意味する。ただしこれは、ロータリコード発生器6a,6bおよび6cがいずれも、10進数の0を表わすデータを出力し、これにより加算61は0加算すなわち加算無しに、表示指示の階調データそのものを画像パターンレジスタPrgに出力し、セレクタ56sはフレームブロックカウンタ49のカウントデータYbを出力し、しかもセレクタ3sはフレームカウンタ48のカウントデータXbを画像パターンレジスタPrgに出力する、標準設定状態の場合のものである。
図15を参照する。まず、最初のフレーム(1フレーム目)においては、フレームカウンタ48のカウントデータXbが0、フレームブロックカウンタ49のカウントデータYbが0であるので、セクション内の全ブロックに、ブロック0が配置される。次に2フレーム目においては、Xb=1,Yb=0となるので、セクション内の全ブロックに、ブロック1が配置される。次に3フレーム目においては、Xb=2,Yb=0となるので、セクション内の全ブロックに、ブロック2が配置される。次に4フレーム目においては、Xb=3,Yb=0となるので、セクション内の全ブロックに、ブロック3が配置される。次に5フレーム目においては、Xb=0,Yb=1となるので、セクション内の全ブロックに、ブロック4が配置される。後は同様に、6フレーム目から16フレーム目のそれぞれでセクション内の全ブロックに、ブロック5〜15のそれぞれが配置される。
以上のように16フレームを1周期として、該周期内でセクション内配置ブロックの順次シフト(図14の(b)に示すブロック0〜15の切り換え)が行なわれるので、4種の基本パターングループ(ブロック0:PTA,4:PTB,8:PTC,12:PTD)と、基本パターンを主走査方向にシフトした12種の移動パターングループすなわち準パターングループ(1画素平行移動のブロック1,5,9,13、2画素平行移動のブロック2,6,10,14および3画素平行移動のブロック3,7,9,15)とを合わせて16種のパターングループのそれぞれが、16フレームの表示期間に、同一セクション内に順番に配置される。
図16に、上述の、図15に示す態様のブロック番号の変更にて表示される、5/16階調データBの1セクション内データ出力を示し、図17には、該セクション内各画素ブロックの、16フレームの間の階調比(点灯画素数/全画素数)を示す。1セクションにブロック0〜ブロック15を使用した場合、16×16画素マトリックスとなるセクションの点灯画素(「1」)は図16に示す分布となる。最終的に、16フレームの間の各画素の点灯回数は、5/16階調データBでは、5/16回となり、4×4画素マトリクス(画素ブロック)内のすべての画素が5/16回点灯する。
図9に示すセレクタ57は、セレクタ56が出力する2バイトの画素ブロックデータDbs(図12の(b)に示すパラレルビット配列a〜p)を、出力制御70に、画像同期信号に同期して、1ビットずつシリアル出力する。すなわち、水平画素カウンタ44の、画素ブロック内の水平方向の画素位置を表す画素番号データXpと、垂直画素カウンタ45の、画素ブロック内の垂直方向の画素(ライン)位置を表す画素(ライン)番号データYpの組み合わせ(画素ブロック内画素位置)を、エンコーダ58が、図12の(b)に示す2バイト構成の画素ブロックデータ群内のビット位置データNp(0〜15)に符号化する。セレクタ57は、2バイト構成の画素ブロックデータ群内の、ビット位置データNpが指定するビットデータDpを出力する。出力制御70は、LCD11の表示ラスター走査に同期して、ビットデータDpをLCD11にシリアル出力する。
−A.セクション内階調シフト−
図18に示すように本実施例では、(a)に示すブロックシフト量パターンは、セクション内の全ブロック宛てのシフト量データが0であるので、ロータリコード発生器6aをNo.Cb=0の回転角度にすると、このパターンのシフト量データ0がブロックパターンレジスタBrgから読み出されて加算61に与えられる。加算61の出力はこの場合、VRAM7から読み出した目標階調データそのもの(ただし4ビット)となり、実質上階調値のシフトは生じない。なお、ロータリコード発生器6aの発生コードにより、ブロックパターンレジスタBrgの1つのセクション(図18の(a)〜(e)の1つ)が指定されるが、指定されたセクション内の各位置(各ブロック)のシフト量データは、セクション内ブロックNo.0〜15を表わすデータNbsで指定される。この位置データNbsは、エンコーダ62が出力する。
エンコーダ62には、列指定データおよび行指定データとしてフレームカウンタ48およびフレームブロックカウンタ49の、カウントデータXb(セクション内列指定データ)およびYb(セクション内行指定データ)が与えられる。エンコーダ62は、列指定データXbと行指定データYbとの組み合わせ(セクション内ブロック配置位置座標)を、セクション内ブロックNo.0〜15を表わすデータNbsに変換して、ブロックパターンレジスタBrgに与える。レジスタBrgには、図18に示すように、セクション内ブロック位置に階調シフト量データ(0,−1,+1,−2,+2)を割り付けた、5組のシフト量データグループがあり、各グループは、ロータリコード発生器6cの出力コードCbによって指定される。すなわち、ロータリコード発生器6cの出力コードCbによって指定されるグループの、フレームカウンタ48およびフレームブロックカウンタ49のカウントデータXb,Ybで指定されるシフト量データが、ブロックパターンレジスタBrgから読み出されて加算器61に与えられて、画像データ分離60から出力される表示対象の階調データに加算される。
なお、ブロックパターンレジスタBrgの5組のブロックシフト量パターンの各シフト量は、表示対象の階調データ(目標階調データ)に加えるものである。すなわち目標階調データをシフトするものである。しかし1セクション全体(16フレーム表示期間)としては目標階調を表すように、セクション内シフトデータが表わす値の総計は0であり、1セクション全体としての表示の明るさは変わらない。
図19に、ロータリコード発生器6aの発生コードがCb=1であって、図18の(b)に示す−1と+1の階調データシフトが、1セクションの第2列と第4列の画素ブロックに対して行われる場合の、表示指示の階調データ(画像データ分離60の出力)の階調4を表わす16階調データ(これを4/16階調データと表現する)Bと、表示指示の階調データの階調4に−1をシフト加算した階調3を表わす16階調データ(これを3/16階調データと表現する)Bと、表示指示の階調データの階調4に+1をシフト加算した階調5を表わす16階調データ(これを5/16階調データと表現する)Bとに対応して、パターンレジスタPrgから読み出されて、移動55の後のデータセレクタ56(図9)から出力される、1セクション内16画素ブロックの、各画素ブロック0〜15のデータを示す。
ブロック0では、パターンレジスタPrgから読み出したPTA04パターンの画素ブロックデータが、セレクタ56からそのまま選択出力され、
ブロック1では、PTB03パターンが、セレクタ56からそのまま選択出力され、
ブロック2では、PTC04パターンが、セレクタ56からそのまま選択出力され、
ブロック3では、PTD05パターンが、セレクタ56からそのまま選択出力される。
ブロック4では、PTA04パターンを移動55で左側に1画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力され、
ブロック5では、PTB03パターンを移動55で左側に1画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力され、
ブロック6では、PTC04パターンを移動55で左側に1画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力され、
ブロック7では、PTD05パターンを移動55で左側に1画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力される。
ブロック8では、PTA04パターンを移動55で左側に2画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力され、
ブロック9では、PTB03パターンを移動55で左側に2画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力され、
ブロック10では、PTC04パターンを移動55で左側に2画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力され、
ブロック11では、PTD05パターンを移動55で左側に2画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力される。
ブロック12では、PTA04パターンを移動55で左側に3画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力され、
ブロック13では、PTB03パターンを移動55で左側に3画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力され、
ブロック14では、PTC04パターンを移動55で左側に3画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力され、
ブロック15では、PTD05パターンを移動55で左側に3画素平行移動した画素ブロックデータが、セレクタ56から出力される。
このようにPTA04,PTB03,PTC04およびPTD05の各階調パターンに基づき、16個の画素ブロックを生成し出力する。その他の階調データに関しても、上述の階調データBでパターンレジスタPrgから画素ブロックデータを読出すのと同様の態様にて、ブロック0〜15のパターンデータを生成し出力する。
図20に、上記1セクションの表示データ(図19)による16フレーム表示の間の階調比(点灯画素数/全画素数)を示す。1セクション内に階調4のブロックの他に階調3および5のブロックパターンを配置しても、16フレーム表示期間の間の1セクション内時系列平均の表示階調は4となる。
−B.準パターン選択(移動パターンの選択)−
フレームブロックカウンタ49のカウントデータYbは、セレクタ56sの入力ポート0に与えられる。セレクタ56sには更に入力ポート1〜4があり、それぞれに、平行移動なしのブロックパターンの出力を指定する10進数の0を表すデータ,左側に1画素平行移動したブロックパターンの出力を指定する10進数の1を表すデータ,左側に2画素平行移動したブロックパターンの出力を指定する10進数の2を表すデータ、および、左側に3画素平行移動したブロックパターンの出力を指定する10進数の3を表すデータ(コード)がハードウエア結線によって印加されている。
セレクタ56sは、これらの入力ポート0〜4の1つの入力データを、出力ポートからセレクタ56に出力選択データYbcとして出力するが、どの入力ポートのデータを出力Ybcとするかを指定するデータすなわち選択データSMsを、ロータリコード発生器6bが出力する。このロータリコード発生器6bが10進数の0を表わす選択データSMsを出力しているときには、セレクタ56sが入力ポート0の入力データYbを選択データYbcとしてセレクタ56に出力するので、セレクタ56の出力すなわちブロックパターンデータは、前述の、図15に示すように、フレームの切換りに連動してセクション内に配置されるブロック番号(ブロック0〜15)が変化したものとなる。
しかし、ロータリコード発生器6bが出力する選択データSMsが10進数の1を表すものに切換わると、選択データYbcが10進数の0を表すもの(移動なしブロックパターン出力を指定)となって、セレクタ56は、1セクション内(16フレーム表示期間)で、基本ブロックパターン(例えば図14の(b)のブロック0〜3)のみを繰り返し出力する。
ロータリコード発生器6bが出力する選択データSMsが10進数の2を表すものに切換わった場合には、選択データYbcが10進数の1を表すもの(1画素移動のロツクパターン出力を指定)となって、セレクタ56は、1セクション内で、左側に1画素平行移動の準ブロックパターン(例えば図14の(b)のブロック4〜7)のみを繰り返し出力する。
ロータリコード発生器6bが出力する選択データSMsが10進数の3を表すものに切換わった場合には、選択データYbcが10進数の2を表すもの(2画素移動のロツクパターン出力を指定)となって、セレクタ56は、1セクション内で、左側に2画素平行移動の準ブロックパターン(例えば図14の(b)のブロック8〜11)のみを繰り返し出力する。
ロータリコード発生器6bが出力する選択データSMsが10進数の4を表すものに切換わった場合には、選択データYbcが10進数の3を表すもの(3画素移動のロツクパターン出力を指定)となって、セレクタ56は、1セクション内で、左側に3画素平行移動の準ブロックパターン(例えば図14の(b)のブロック12〜15)のみを繰り返し出力する。
従ってユーザは、ロータリコード発生器6bを操作して、平行移動モード(基本,準パターン)を選択できる。
−C.基本パターン選択−
フレームカウンタ48のカウントデータXbは、セレクタ3sの入力ポート0に与えられる。セレクタ3sには更に入力ポート1〜4があり、それぞれに、基本パターンPTAの出力を指定する10進数の0を表すデータ,基本パターンPTBの出力を指定する10進数の1を表すデータ,基本パターンPTCの出力を指定する10進数の2を表すデータ、および、基本パターンPTDの出力を指定する10進数の3を表すデータがハードウエア結線によって印加されている。
セレクタ3sは、これらの入力ポート0〜4の1つの入力データを、出力ポートから画素パターンレジスタPrgに、基本パターン指定データXbcとして出力するが、どの入力ポートのデータを出力Xbcとするかを指定するデータすなわち選択データSPsを、ロータリコード発生器6cが出力する。このロータリコード発生器6cが10進数の0を表わす選択データSPsを出力しているときには、セレクタ3sが入力ポート0の入力データXbを選択データXbcとして画素パターンレジスタPrgに出力するので、画像パターンレジスタPrgから読出す基本画素パターンは、1セクション内(16フレーム表示期間)でPTA,PTB,PTCおよびPTDとなる。
しかし、ロータリコード発生器6cが出力する選択データSPsが10進数の1を表すものに切換わると、選択データXbcが10進数の0を表すもの(基本パターンPTAを指定)となって、画素パターンレジスタPrgは、1セクション内で、基本パターンPTA(例えば図14の(b)のブロック0)のみを繰り返し出力する。
ロータリコード発生器6cが出力する選択データSPsが10進数の2を表すものに切換わった場合には、選択データXbcが10進数の1を表すもの(基本パターンPTBを指定)となって、画素パターンレジスタPrgは、1セクション内で、基本パターンPTB(例えば図14の(b)のブロック1)のみを繰り返し出力する。
ロータリコード発生器6cが出力する選択データSPsが10進数の3を表すものに切換わった場合には、選択データXbcが10進数の2を表すもの(基本パターンPTCを指定)となって、画素パターンレジスタPrgは、1セクション内で、基本パターンPTC(例えば図14の(b)のブロック2)のみを繰り返し出力する。
ロータリコード発生器6cが出力する選択データSPsが10進数の4を表すものに切換わった場合には、選択データXbcが10進数の3を表すもの(基本パターンPTDを指定)となって、画素パターンレジスタPrgは、1セクション内で、基本パターンPTD(例えば図14の(b)のブロック3)のみを繰り返し出力する。
従ってユーザは、ロータリコード発生器6cを操作して、出力する基本パターングループを選択できる。
なお、図9に示す第1実施例では、画素ブロックデータa〜pをセレクタ57から、画素同期信号に同期して1ビットづつ出力するが、表示データは、水平ブロックカウンタ67のカウントデータXa(1フレーム上の水平方向の画素ブロック番号を表わす)と、垂直ブロックカウンタ68のカウントデータya(1フレーム上の垂直方向の画素ブロック番号を表わす)でアクセスされてVRAM7から1個が読み出されるので、VRAM7から読み出される1個の表示データAに、LCD11の4×4表示画素が対応する。仮に、1個の表示データAが表示1画素に対応付けられるものと想定されているときには、想定画面サイズの4×4倍の拡大表示になる。これを1倍の表示にする場合には、水平ブロックカウンタ67を、画素同期信号をカウントし水平同期信号でクリアされる水平画素カウンタに変更するか、又はカウントクロックを画素同期信号に変更しかつクリア信号を水平同期信号に変更し、更に、垂直ブロックカウンタ68を、水平同期信号をカウントし垂直同期信号でクリアされる垂直画素カウンタに変更するか、又はカウントクロックを水平同期信号に変更しかつクリア信号を垂直同期信号に変更する。
図21に、R,G,Bカラー表示に適用する、第2実施例を示す。これは、図9に示す第1実施例のLCDC6を、大略でR,G,B用に各1組、合計3組の、加算61,エンコーダ62および発生器6aならびに中間調処理50を備えるものとし、しかも、G移相値レジスタ64およびB移相値レジスタ65を付加して、G移相値レジスタ64の移相値をG用の中間調処理の基本パターン選択データXbcに加え、かつ、B移相値レジスタ65の移相値をB用の中間調処理の基本パターン選択データXbcに加えて、画素パターンレジスタPrgに基本パターン指定データとして与えるようにしたものである。
カラー表示時には、VRAM7に、16bit/画素のMSB側からR(赤)を5bit、G(緑)を6bit、B(青)を5bitとした表示データが格納される。画像データ分離60が表示データを、R(赤)を5bit、G(緑)を6bit、B(青)を5bitに分割し、各色ともそのうちMSB側4bitを取り出し、それらを加算61に加えて、階調シフト量Bdaを加えて階調データBr,Bg,Bbとして、パターンレジスタ3に出力する。
中間調処理50の各組(各色)宛ての中間調処理は、図9〜図19を参照して前述したパターンデータ読み出し出力を行う。加えて、R,G,Bの各色の階調オン/オフパターン(画素ブロックのパターンデータ)が同一とならないように、G移相値レジスタ64の移相値をG用の中間調処理に加え、かつ、B移相値レジスタ65の移相値をB用の中間調処理に加えて、色間で指定するブロック番号が異なるようにする。
図22に、カラー表示における、フレーム切換りに連動するセクション内のブロック番号シフトを示す。図示例は、G移相値レジスタ64の移相値を5とし、B移相値レジスタ65の移相値を10とした場合のものである。Rの表示制御におけるブロック0〜ブロック15の配置は図15と同様となる。Gの表示制御におけるブロック0〜ブロック15の配置は、G移相値レジスタ64に移相値5が設定されている場合、セクションの1行目の左端にブロック5が配置され、ブロック6,ブロック7と4行目までが順次配置される。Bの表示制御におけるブロック0〜ブロック15の配置は、B移相値レジスタ65に移相値10が設定されている場合、セクション1行目の左端にブロック10が配置され、ブロック11,ブロック12と4行目まで順次配置される。このようにすることにより、各ブロックの配置位置でのR,G,Bの階調オン/オフパターンは、同一時点には、すべて異なるパターンとなる。第2実施例のその他の構成および機能は、上述の図1〜図19に示す第1実施例のものと同様である。
図23に、第3実施例の、第1実施例とは異なるハードウエア部分を示す。第3実施例では、移動55は、基本パターンを副走査方向yに1画素平行移動,2画素平行移動および3画素平行移動するものとしている。これらの平行移動も、図13に示す前述の主走査方向の平行移動の場合と同様に、移動55におけるビット信号線の位置換え配線により行われている。その他の構成および機能は、上述の第1実施例と同様である。
さらには、移動55は、基本パターンブロックを、90度回転,180度回転および270度回転するものとすることもできる。この場合にも、図13に示す前述の主走査方向の平行移動の場合と同様に、移動55におけるビット信号線の位置換え配線により、ブロックの回転を行うことができる。
本発明の第1実施例の階調表示装置を装備した操作ボード10を備える複合機能複写機MF1の機構概要を示す縦断面図である。 図1に示すカラースキャナ100およびADF120の拡大縦断面図である。 図1に示すカラープリンタ200の拡大縦断面図である。 図1に示す複写機MF1内の、画像処理システムの構成を示すブロック図である。 図4に示すスキャナ画像処理303およびプリンタ画像処理304の機能構成を示すブロック図である。 図1に示す複写機MF1の操作ボード10上面の一部を示す拡大平面図である。 (a)は、操作ボード10に「読み取り」が入力されたときに操作ボード10の液晶ディスプレイ11に表示される「読み取り」入力画面を示す拡大平面図、(b)は原稿読み取りで得た画像を表示した画像表示画面を示す拡大平面図である。 操作ボード10の電気系統の構成の概要を示すブロック図である。 図8に示すLCDC(表示コントローラ)6の機能構成の概要を示すブロック図である。 図8に示すROM2に格納されていて、RAM3に設定された図9に示すパターンレジスタPrgに書き込まれる基本パターングループの画素ブロックデータを、ブロック内画素分布に対応付けて示すブロック図である。 階調値に割り付けた基本パターングループ内パターンデータの識別記号を示す図表である。 (a)は、1画素ブロック内の各画素に宛てた各表示ビットをa〜pの記号で示す、ビット分布パターンの平面図、(b)は、(a)の1画素ブロック宛てのビットa〜pの、メモリ読み書きおよびデータ転送におけるビット配列を示すブロック図である。 (a)は、図12の(a)に示す1画素ブロック内のビット配列を、主走査方向で左側に1画素平行移動,2画素平行移動および3画素平行移動したビット配列を示す平面図、(b)は、図9に示す移動55の、1画素平行移動,2画素平行移動および3画素平行移動の構成を示す平面図である。 (a)は、基本パターンブロックのビット配列ならびにそれを、主走査方向で左側に1画素平行移動,2画素平行移動および3画素平行移動したビット配列を示すブロック図であり、(b)は、図9に示すパターンレジスタPrgから、階調値5宛てに読み出された基本パターングループの基本パターンデータと、それを1画素平行移動,2画素平行移動および3画素平行移動した準パターンデータ、合わせて16種の、1セクション(4×4ブロック)内に配列されるパターン群を示すブロック図である。 図9に示すエンコーダ62の出力データNbsによって表される、セクション内ブロック番号の配列を示す平面図であり、図15上の各ブロック番号は、図14の(b)に示す16種のパターン群の各ブロックのものである。 図15に示すブロック番号配列によって生成される1セクション内の、階調値5宛ての表示データ分布を示す平面図であり、「1」は1画素の点灯を指示し、「0」は消灯を指示する。 図16に示すフレームの切換りに連動する表示データ分布の切換りによって、16フレーム期間に表現される各画素ブロックの階調比(点灯画素数/全画素数)を示す図表である。 図8に示すROM2に格納されて、操作ボード10に動作電圧が加わった直後の初期化によりRAM3aに書き込まれる、階調シフトパターンデータの、セクション内の分布を示す平面図である。 図9に示すパターンレジスタPrgから、階調値4,3および5宛てに読み出された基本パターングループの基本パターンデータと、それを1画素平行移動,2画素平行移動および3画素平行移動した準パターンデータ、合わせて16種の、1セクション(4×4ブロック)内に配列されるパターン群を示すブロック図である。 図19に示すフレームの切換りに連動する表示データ分布の切換りによって、16フレーム期間に表現される各画素ブロックの階調比(点灯画素数/全画素数)を示す図表である。 本発明の第2実施例の、カラー階調表示装置の主要部を示すブロック図である。 図21に示すR,G,B中間調処理のそれぞれにおけるセクション内ブロック番号の配列を示す平面図である。 本発明の第3実施例の階調表示装置の主要部を示すブロック図である。
符号の説明
101:コンタクトガラス
102:照明ランプ
103:第1ミラー 104:第2ミラー
105:第3ミラー 106:レンズ
107:CCD 108:パルスモータ
109:基点センサ 110:基準白板
111:スケール 112:圧板スイッチ
121:原稿トレイ 125:搬送ドラム
126:搬送ベルト 130:フィラーセンサ
131:サイド板位置検出スイッチ
132:ガラス 137:圧板
201:感光体 202:帯電装置
203:露光装置
204,207:現像装置
208,215:転写ベルト
209〜211:給紙カセット
214:定着器 224:排紙ガイド
225:排紙ローラ
226:排紙スタック
227:補給トナー収納部
233:レジストローラ

Claims (16)

  1. 水平および垂直方向に広がりがある表示面をもち、該表示面にオン/オフ信号の区分の画素単位で表示/非表示を行う2次元表示手段;
    水平および垂直方向に複数およびの画素でなる画素ブロックの、各画素の発光/非発光を指示するオン/オフ信号の分布と該画素ブロックの表示階調を表現する、それぞれが異なった階調を表現する複数の発光パターンデータでなる基本パターングループを格納する階調メモリ;
    該階調メモリの基本パターングループから設定順で、階調データが表す階調と、該階調より1以上高い階調と、1以上低い階調の、各発光パターンデータを読出す手段;および、
    前記読み出された発光パターンデータのオン/オフ信号を前記2次元表示手段に出力する手段;
    を備える階調表示装置。
  2. 前記読出す手段は、前記画素ブロックの複数でなるセクションの各画素ブロック宛てに階調値のシフトデータを格納したブロックデータメモリ;および、表示フレーム上の、水平,垂直方向の一方の画素ブロックの切換り毎に、ブロックデータメモリのシフトデータ読み出しの画素ブロックを変更する手段;を含む、請求項1に記載の階調表示装置。
  3. 前記読出す手段は、前記画素ブロックの複数でなるセクションの各画素ブロック宛てに階調値のシフトデータを格納したブロックデータメモリ;および、表示フレーム上の、水平,垂直方向の他方の画素ブロックの切換り毎に、ブロックデータメモリのシフトデータ読み出しの画素ブロックを変更する手段;を含む、請求項2に記載の階調表示装置。
  4. 前記読出す手段は、更に、ブロックデータメモリから読み出したシフトデータを階調データに加えてシフトした階調値を算出する手段;を含む、請求項2又は3に記載の階調表示装置。
  5. 前記ブロックデータメモリは、シフトデータ分布が異なる複数のセクションのシフトデータ群を保持し;前記読出す手段は更に、1つのセクションを読み出しに指定する第1指定手段を含む;請求項2乃至4のいずれか1つに記載の階調表示装置。
  6. 発光パターン変更指示信号を発生する変更指示手段;および、
    前記階調メモリから読み出された発光パターンデータを、前記変更指示信号が指定する発光パターンデータに置換するパターン変更手段;
    を更に備える、請求項1乃至5の何れか1つに記載の階調表示装置。
  7. 前記変更指示手段は、設定値までのフレーム同期信号のカウントを繰り返す第1カウント手段、および、第1カウント手段のカウントデータを選択的に前記パターン変更手段に出力する第1信号選択手段、を含む;請求項6に記載の階調表示装置。
  8. 前記変更指示手段は、第1カウント手段のカウントデータおよびカウントデータが表わす各値を表わす各データの1つを指定する第2指定手段を含み;第1信号選択手段は、該指定があったデータに対応する置換を前記パターン変更手段に指示する;請求項7に記載の階調表示装置。
  9. 前記パターン変更手段は、前記変更指示信号に対応する画素分、オン/オフ信号分布を水平又は垂直方向に平行移動した発光パターンデータに変換する移動手段を含む;請求項6乃至8のいずれか1つに記載の階調表示装置。
  10. 前記基本パターングループは、表現階調値に対するオン/オフ信号の分布が異なる複数グループであり;階調表示装置は更に、基本パターングループ指定信号を発生するグループ指定手段を備え;前記読出す手段は、基本パターングループ指定信号によって指定される基本パターングループから発光パターンデータを読出す;請求項1乃至9のいずれか1つに記載の階調表示装置。
  11. 前記グループ指定手段は、設定値までのフレーム同期信号のカウントを繰り返す第2カウント手段、および、第2カウント手段のカウントデータを選択的に出力する第2信号選択手段、を含む;請求項10に記載の階調表示装置。
  12. 前記グループ指定手段は、第2カウント手段のカウントデータおよびカウントデータが表わす各値を表わす各データの1つを指定する第3指定手段を含み;第2信号選択手段は、該指定があったデータを出力する;請求項11に記載の階調表示装置。
  13. 前記グループ指定手段を、R,GおよびB階調データの各表示用に1組、合計で3組備え;更に、少なくとも2組のグループ指定手段に他の組のグループ指定手段とは異なった基本パターングループ指定信号を出力するための、移相値を加える手段を備える;請求項10乃至12のいずれか1つに記載のカラーの階調表示装置。
  14. 光像を、それを表す画像データに変換する撮像装置;および、
    該撮像装置が発生する画像データを前記2次元表示手段に表示する、請求項1乃至13のいずれか1つに記載の階調表示装置;を備える光像読み取り装置。
  15. 原稿の画像を読み取って該画像を表わす画像データを発生する原稿スキャナ;および、
    該原稿スキャナが発生する画像データを前記2次元表示手段に表示する、請求項1乃至13のいずれか1つに記載の階調表示装置;を備える原稿読み取り装置。
  16. 請求項15に記載の原稿読み取り装置;
    画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ;および、
    前記原稿読み取り装置が発生する画像データを前記プリンタの作像特性に適合する画像データに変換する画像データ処理手段;を備える画像形成装置。
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