JP2006337853A - 光学部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光素子が設けられた基板と導波路回路素子との実装において、光素子と導波路回路素子との結合を高精度に行うことが可能な光学部品を提供すること
【解決手段】 V溝49が形成され、半導体レーザ48が設けられた基板46と、V溝49と嵌合するノッチ構造44が形成された、導波路コア43を含む導波路回路素子41とを備える。ノッチ構造44およびV溝49の長手方向は、導波路コア43の長手方向に対して略垂直方向であり、ノッチ構造44とV溝49とを嵌合することにより、半導体レーザ48と導波路コア43とを結合するように導波路回路素子41を基板46に実装する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光学部品に関し、より詳細には、光素子が設けられた基板と導波路回路素子とを正確に実装させる光学部品に関する。
近年、高度情報化に伴い大容量の情報を伝達したいという要望から、高速で大容量の情報が伝達可能な光通信システムが注目されている。このような光通信システムにおいて、高速で大容量な通信網を構築する伝送媒体として光ファイバが用いられており、この光ファイバを大容量化するための技術として、WDM(Wavelength Division Multiplexing)技術が注目されている。
このWDMでは、例えば半導体レーザや光ファイバ等の光素子と導波路回路素子とを光モジュール上に実装する場合がある。特許文献1では、導波路が形成された基板と、光ファイバ嵌合溝が形成された支持基板とをパッシブ実装することが記載されている。特許文献1に代表される従来技術では、基板に形成された、パッシブ実装時の位置決めノッチ構造としての突起部を、支持基板に形成された突起嵌合部とを嵌合することにより、パッシブ実装を行っている。
また、光軸方向に沿って凸部の高さが変わる形状の凸部と、凹部とを嵌合することにより、光モジュール基板と光導波路とをパッシブ実装することがある。図1は、上述のような従来の光モジュールの側面図である。
図1において、光モジュール1には、半導体レーザ2が設けられており、また、光モジュールの長手方向に半導体レーザ2から所定の距離離れてV溝3が形成されている。このV溝3には光ファイバ4が嵌め込み実装されている。光モジュール上の、半導体レーザ2とV溝3との間の領域には、光モジュールの長手方向に平行な凹部5が形成されている。
光導波路6の一方の面には、導波路6の長手方向の両端から中央に向かうに従い徐々にその高さが高くなる、ロッキングチェアのような構造である、凸部7(位置決めノッチ構造)が形成されている。図1では、凹部7を凹部5に嵌め合わせることで、光モジュールに導波路が実装する際の厚み(高さ)方向の調整を行っている。
特許第3221541号公報
上述のように、光素子を搭載した基板上に、導波路回路素子を実装する場合、光素子と導波路回路素子との結合を考慮すると、高精度な位置合わせが必要となる場合がる。例えば、スポットサイズの特に小さい半導体レーザと、PLC(Planer Lightwave Circuit)や光ファイバなどを高効率結合させる場合には、PLCなどもスポットサイズの小さいものを用いるため、高さ方向のトレランスが厳しい。
特許文献1の位置決めノッチ構造は、高さの微調整機構がないので、製造誤差等が生じた場合、素子毎に精度のばらつきを生じてしまう。よって、このようなノッチ構造は、構造的な精度を必要とする構造である。実際に、上記高さ方向の要求を満足させるように作製すると、パターン作製誤差が生じることがあり、全てのモジュールにおいて、上記実装を高精度に行うためには、高コスト化が懸念される。
また、特許文献2では、ロッキングチェア上の凸部7により、高さ方向の調整を行うことが可能であるが、このような厚み方向に楕円形状となるような構造を作製するのは困難である。
また、従来は、光素子として半導体レーザを用いる場合、半導体レーザにスポットサイズ変換構造を集積することにより、上記高さ方向のトレランスを拡大していた。しかしながら、スポットサイズ変換構造の集積は、レーザ特性を劣化させる傾向にあり、求められている高温での高出力特性との両立が困難となっていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光素子が設けられた基板と導波路回路素子との実装において、光素子と導波路回路素子との結合を高精度に行うことが可能な光学部品を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1記載の発明は、V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の一方が形成され、光素子が設けられた基板と、前記V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の他方が形成された、導波路コアを含む導波路回路素子とを備え、前記ノッチ構造と前記V溝構造とを嵌合することにより、前記光素子と前記導波路コアとを結合するように前記導波路回路素子を前記基板に実装し、前記嵌合において、少なくとも前記光素子に最も近い嵌合に関わる前記V溝構造の長手方向は、前記導波路コアの光軸方向に対して略垂直方向であり、前記光軸方向に対して略垂直方向の長手方向を有するV溝構造と前記ノッチ構造との嵌合において、前記基板面に対して垂直方向に前記導波路回路素子を回転することにより、前記導波路コアの、前記光素子と結合する端部の高さの調整を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ノッチ構造は、前記V溝構造に嵌合するように配列された、複数の突起部であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記光素子は複数個あり、前記導波路コアと結合する光素子は、前記複数個の光素子のうち、最もスポットサイズが小さい光素子であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記基板において、該基板に形成された、前記V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の一方に対して、前記光素子とは反対側に、嵌合溝または該嵌合溝と嵌合するノッチ構造の一方が形成されており、前記導波路回路素子には、前記嵌合溝または該嵌合溝と嵌合するノッチ構造の他方が形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の一方が形成され、光素子が設けられた基板と、前記V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の他方が形成された、導波路コアを含む導波路回路素子とを備え、前記ノッチ構造および前記V溝構造の長手方向は、前記導波路コアの長手方向に対して略平行方向であり、前記ノッチ構造は、該ノッチ構造の中央部付近の幅が最も大きく、該中央部付近から端に向かって前記ノッチ構造の幅が徐々に小さくなっており、前記ノッチ構造と前記V溝構造とを嵌合することにより、前記光素子と前記導波路コアとを結合するように前記導波路回路素子を前記基板に実装し、前記嵌合時に、前記V溝構造は少なくとも前記ノッチ構造の中央付近と接していることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記ノッチ構造は、前記中央部付近において、前記ノッチ構造よりも短い長さを有する第2のノッチ構造をさらに有し、前記第2のノッチ構造の長手方向は、前記導波路コアの長手方向に対して略垂直方向であり、前記V溝構造は、前記第2のノッチ構造と嵌合する嵌合溝をさらに有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の発明において、前記ノッチ構造の中央部付近の幅が最も大きい部分から、前記ノッチ構造の幅が小さくなる部分に向かって、前記中央部付近の幅が最も大きい部分をゼロとした距離の変数をxとし、該xにおける前記ノッチ構造の幅をW(x)とし、前記x=0における前記ノッチ構造の幅をWとし、前記ノッチ構造の終端での幅に応じて決められる定数をaとすると、前記xにおけるノッチ構造の幅は、W(x)=W−axで表されることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、その長手方向が、導波路コアの長手方向と略垂直方向であるノッチ構造およびV溝構造により嵌合させることにより、高さ方向の調整を行うことが可能となり、光素子と導波路回路素子との結合を高精度に行うことが可能となる。
また、その長手方向が導波路コアの長手方向と略平行であり、中央部付近の幅が最も大きく、該中央部付近から端に向かって幅が徐々に小さくなるノッチ構造と、その長手方向が導波路コアの長手方向と略平行であるV溝構造とにより嵌合させることにより、高さ方向の調整を行うことが可能となり、光素子と導波路回路素子との結合を高精度に行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の一実施形態では、光素子としての半導体レーザが設けられた基板に対して、導波路回路素子を実装する際に、高さ方向(厚さ方向)の微調整を可能にする。そのために、基板にはV溝を設け、導波路回路素子には、方形形状または台形形状のノッチ構造(凸部)を設けている。このV溝とノッチ構造とを嵌合することにより、光素子が設けられた基板と導波路回路素子との実装を行う。
図2(a)は、本発明の一実施形態に係る、光素子が設けられた基板に導波路回路素子を実装した光モジュールの上面を示す模式図であり、図2(b)は、図2(a)に示した光モジュールの側面を示す模式図である。
図2(a)において、導波路回路素子22は、クラッド23と、クラッド23に埋め込まれた導波路コア24とを備えている。また、導波路回路素子22は、その長手方向が、導波路コア24の長手方向(光軸方向)に対して略垂直方向であるノッチ構造25が4つ形成されている。これらノッチ構造25は方形形状である。ノッチ構造25の個数は4つに限定されるものではなく、いずれの個数であっても良いが、導波路コア24の両側に、少なくとも1つずつ配置するのが好ましい。光素子としての半導体レーザ21は、該半導体レーザ21の光軸と導波路コア24の光軸とがほぼ一致するように設けられている。
図2(b)において、シリコン等の基板26には、半導体レーザ21と導波路コア24の光軸とを合わせるための段差27が形成されており、段差27上には、半導体レーザ21が設けられている。また、基板26には、導波路回路素子22をノッチ構造25が形成されている面をひっくり返して基板26に実装する際に、ノッチ構造25が嵌合するように、V溝28が形成されている。V溝28の長手方向(溝が形成される方向)は、導波路コア24の長手方向に対して略垂直である。
このように、V溝28に方形形状のノッチ構造25を嵌合させると、ノッチ構造25およびV溝28の長手方向と略垂直方向(図2(b)では矢印方向P)には比較的簡単に回転するという特性を有している。本発明の一実施形態では、この回転を利用することで、高さ方向の位置決めを行うことができる。すなわち、上記形状のノッチ構造とV溝とを用いて、高さの微調整を行っている。
なお、本明細書において、「高さ方向」とは、基板および導波路回路素子の上面(光素子等が形成される面)に対して略垂直方向を指す。
また、「V溝」とは、該溝の長手方向に対して垂直な断面の形状が、略V字となる形状の溝を指す。
本発明の一実施形態では、光素子として半導体レーザに限定されず、例えば、受光素子や光ファイバなど、通常の光モジュールに用いられ、導波路回路素子と結合させるものであればいずれの光素子であっても良い。
なお、本発明の一実施形態では、導波路回路素子に形成されたノッチ構造と、基板に形成されたV溝とを嵌合させているが、ここでの目的は、上記嵌合の際に生じる回転を利用して高さ方向の微調整を行うことである。ノッチ構造が基板に形成された溝に嵌合する際に、溝の壁のうち、ノッチ構造と接する壁面が斜面状になっていれば上記回転は起こる。すなわち、上記溝のうち、ノッチ構造と接する範囲内の壁面は、斜面状であればよく、ノッチ構造と接しない壁面や底面部はいずれの形状であっても良い。例えば、図2(b)に示すようなV溝の代わりに、図3(a)に示すように、斜面32と平面状の底面33とを有する溝31としても良い。この斜面32の範囲内で、嵌合時にノッチ構造34と接するように設定されている。また、図3(b)に示すように、嵌合時にノッチ構造34と接する範囲外は、垂直壁35としても良い。すなわち、嵌合時にノッチ構造と接する溝の壁は、斜面であることが重要である。
なお、上記斜面は、溝が形成された基板の平面と、溝の壁面との内角θ(図2(b)、図3(a)、(b)において角度θ)が90°より大きく180°未満である、溝の壁面である。
本明細書において、「V溝構造」とは、ノッチ構造と嵌合する溝であって、該溝の長手方向に略垂直な断面において、ノッチ構造との嵌合時に、該ノッチ構造と接する壁面が斜面である溝構造を指す。よって、図2(b)に示すV溝を含み、図3(a)、(b)に示す溝も含む。
このように、本発明の一実施形態では、回転させたい方向と略垂直方向に、ノッチ構造とV溝構造との長手方向が一致するようにノッチ構造とV溝構造とを形成する。このとき、斜面の設定、すなわち、内角θの設定は、光モジュールの実装時の設計に応じて設定すればよい。すなわち、高さ方向の微調整を大幅に行いたい場合は、内角θを大きく設定すればよく、また、高さ方向の微調整をほとんど行わなくても良い場合は、内角θを小さく設定すればよい。
半導体レーザ21と導波路回路素子22との高さ方向の位置合わせは、例えば、パワーメータを用いて行えば良い。パワーメータを用いる場合は、パワーメータを、導波路回路素子22の、半導体レーザ21と結合する面と対向する面に配置させ、導波路回路素子22を矢印方向Pに回転させながら、半導体レーザ21からの光パワーをモニタする。該モニタされた光パワーが最大になるところで、上記回転を止めればよい。このとき、上記実装時の高さ方向の調整は最適なものとなる。
なお、本発明の一実施形態では、基板26上に複数個の光素子が設けられている場合、導波路コア24と結合させる光素子のうち、最もスポットサイズが小さい光素子の近傍に、V溝28を形成するのが好ましい。
すなわち、対象となる光素子の最も近い嵌合構造において、その嵌合に関わる溝を、V溝28とするのである。
(第1の実施形態)
図4は、本実施形態に係る、光素子が設けられた基板に導波路回路素子を実装する様子を示す図である。
図4において、導波路回路素子41は、クラッド42と、クラッド42に埋め込まれた導波路コア43とを備えている。また、導波路回路素子41は、その長手方向が、導波路コア43の長手方向(光軸方向)に対して略垂直方向であるノッチ構造44が2つ形成されている。さらに、導波路回路素子41には、その長手方向が、導波路コア43の長手方向(光軸方向)に対して略平行方向であるノッチ構造45が2つ形成されている。このようなノッチ構造において、後述するように、ノッチ構造44は、高さ方向の微調整を行う役割を有しており、一方、ノッチ構造45は、導波路回路素子の基板への実装時の、半導体レーザと導波路コアとの位置ずれを調整する役割(水平方向の位置決めの役割)を有している。
なお、図4では導波路コア43は3つ形成されているが、これに限定されるものではなく、導波路コアの数は、基板46に設けられている半導体レーザの数に応じて決めればよい。
一方、シリコン等の基板46には、半導体レーザ48の光軸と導波路コア43の光軸とを合わせるための段差47が形成されており、段差47には、光素子としての半導体レーザ48が形成されている。また、基板46には、導波路回路素子41をノッチ構44、45が形成されている面をひっくり返して基板46に実装する際に、ノッチ構造44、45が嵌合するように、V溝49およびV溝50が形成されている。V溝49の長手方向は、導波路コア43の長手方向に対して略垂直である。また、V溝50の長手方向は、導波路コア43の長手方向に対して略平行である。
上記ノッチ構造44および45は、ポリマーなどによりクラッド42に別個に形成しても良いし、クラッドを加工して作製しても良い。
上記V溝49および50は、シリコン基板46の異方性ウェットエッチングにより、簡単にV溝を形成することができる。
このような構成の導波路回路素子41について、ノッチ構造44がV溝49に、またノッチ構造45がV溝50にそれぞれ嵌合させて、導波路回路素子41を基板46に実装する。このような実装の場合、導波路コアと半導体レーザとの結合を良好なものとするためには、導波路回路素子41において、半導体レーザ48側の高さを微調整する必要がある。よって、本実施形態では、スポットサイズの最も小さい光素子である半導体レーザ48に最も近いノッチ構造に高さ微調整機構の役割を持たせるため、上記最も近いノッチ構造44を、その長手方向を導波路コア43の長手方向に対して略垂直方向とし、ノッチ構造44と嵌合するV溝49の長手方向も導波路コア43の長手方向に対して略垂直方向としている。
また、導波路コア43に対して略平行に形成された、ノッチ構造45とV溝50とによって、半導体レーザ48と導波路コア43との位置のずれを抑制することができる。本実施形態では、V溝50の形状をV溝としているがこれに限定されない。すなわち、V溝50の形状は、方形形状、半円筒形状など、ノッチ構造45と嵌合できる形状であればいずれであっても良い。本実施形態では、半導体レーザ等の光素子と導波路回路素子との結合を低損失で良好なものとするためには、回転による高さ調整機構、すなわち、V溝構造が必要であるが、光素子と導波路コアとの位置ずれを調整するためには、導波路回路素子に形成されたノッチ構造と基板に形成された溝とが嵌合できればよいのである。ただし、ノッチ構造45と嵌合する溝を、V溝構造とすることにより、より高精度に位置ずれを調整できるので好ましい。
以上のように、本実施形態では、高さ方向にも、面内方向にも高精度に、導波路回路素子41の位置決めを行うことができる。
また、ノッチ構造44に嵌合する溝を従来のように方形形状にすると、しっかりと嵌合させるために、ノッチ構造44の幅よりも上記溝の幅の方を若干大きくする必要があり、嵌合時にノッチ構造44と方形形状の溝との間に遊びが生じる。この遊びは、嵌合を行う際に必要な要素であるが、この遊びのために、せっかく位置合わせを行ったノッチ構造と溝との間でずれが生じることがある。しかしながら、本実施形態のように、V溝構造とノッチ構造とを用いることによって、ノッチ構造の角部は、V溝構造の斜面に接することになり、一度位置合わせが決まると、その位置に固定することが可能となる。よって、高さ調整の精度は失われないので、再現性良く高さ調整を行うことができる。
このように、高さ微調整機構として、ノッチ構造とV溝構造とを用いることにより、その回転を利用して高さ微調整を行うことができ、また、調整された位置にノッチ構造を固定することが可能となる。
図5(a)〜(d)、および図6(a)および(b)は、本実施形態に係る、ノッチ構造を有する導波路回路素子を示す図であり、図5(e)は、図5(a)〜(d)に示す導波路回路素子に対応する、V溝を有するシリコンベンチを示す図であり、図6(c)は、図6(a)および(b)に示す導波路回路素子に対応する、V溝を有するシリコンベンチを示す図である。
図5(a)〜(d)において、導波路回路素子は、クラッド51と、クラッド51に埋め込まれた導波路コア52を3つ備えている。図5(a)では、その長手方向が、導波路コア52の長手方向(光軸方向)に対して略垂直方向であるノッチ構造53が2つ形成されており、また、その長手方向が、導波路コア52の長手方向(光軸方向)に対して略平行方向であるノッチ構造54が2つ形成されている。図5(b)では、ノッチ構造53の他に、十字状に形成されたノッチ構造55が2つ形成されている。
図5(c)では、導波路コア52の長手方向に対して略垂直方向に所定の間隔離れて形成された略正方形状のノッチ構造56aおよび56bが形成されており、また、導波路コア52の長手方向に対して略平行方向に所定の間隔離れて形成された略正方形状のノッチ構造57aおよび57bが形成されている。図5(d)では、ノッチ構造56aおよび56bの他に、5つの略正方形状の突起部が十字状に並んだノッチ構造58aおよび58bが形成されている。
図5(e)において、シリコンベンチ59には、半導体レーザ61の光軸と導波路コア52の光軸とを合わせるための段差60が形成されており、段差60には、光素子としての半導体レーザ61が3つ形成されている。また、シリコンベンチ59には、導波路回路素子を実装する際に、それぞれのノッチ構造が嵌合するように、V溝62およびV溝63が形成されている。V溝62の長手方向は、導波路コア52の長手方向に対して略垂直である。また、V溝63は十字状であり、溝が延びる方向にV溝が形成されている。
このような構成において、ノッチ構造53、56aおよび56bは、V溝62に嵌合し、また、ノッチ構造54、55、57a、57b、58aおよび58bは、V溝63に嵌合する。
図6(a)および(b)において、導波路回路素子は、クラッド64と、クラッド64に埋め込まれた導波路コア65を3つ備えている。図6(a)では、その長手方向が、導波路コア65の長手方向(光軸方向)に対して略垂直方向であるノッチ構造66、67がそれぞれ2つずつ形成されている。また、ノッチ構造66とノッチ構造67との間には、その長手方向が、導波路コア65の長手方向(光軸方向)に対して略平行方向であるノッチ構造68が2つ形成されている。
図6(b)では、導波路コア65の長手方向に対して略垂直方向に所定の間隔離れて形成された略正方形状のノッチ構造69a、69b、70aおよび70bが形成されている。また、ノッチ構造69aとノッチ構造70aとの間、およびノッチ構造69aとノッチ構造70aとの間には、それぞれ、導波路コア65の長手方向に対して略平行方向に所定の間隔離れて形成された略正方形状のノッチ構造71aおよび71bが形成されている。
図6(c)において、シリコンベンチ73には、半導体レーザ75の光軸と導波路コア65の光軸とを合わせるための段差74が形成されており、段差60には、光素子としての半導体レーザ75が3つ形成されている。また、シリコンベンチ73には、導波路回路素子を実装する際に、それぞれのノッチ構造が嵌合するように、V溝76〜V溝78が形成されている。V溝76および77の長手方向は、導波路コア65の長手方向に対して略垂直である。また、V溝78の長手方向は、導波路コア65の長手方向に対して略平行である。
このような構成において、ノッチ構造66、69aおよび69bは、V溝76に嵌合し、ノッチ構造67、70aおよび70bは、V溝77に嵌合し、ノッチ構造68、71aおよび71bは、V溝78に嵌合する。
なお、凸部が略正方形状のノッチ構造56a、56b、57a、57b、58a、58b、69a、69b、70a、70b、71a、71bの個数および形状に本質があるのではない。例えば、ノッチ構造53のように、一続きのノッチ構造ではなくても、対応するV溝に全て含まれ、適切に高さに調整や位置ずれの調整が行えればよいのである。よって、凸部が略正方形状のノッチ構造は、上記条件を満たすように配置すれば良い。
図5(a)〜(d)、および図6(a)、(b)において、各ノッチ構造は、それぞれ対応するクラッド上に、ポリマー等によりクラッドとは別個に形成している。
図5(a)〜(d)、および図6(a)、(b)において、各ノッチ構造には上述のようにそれぞれ役割が異なる。すなわち、ノッチ構造53、56a、56b、66、67、69a、69bはそれぞれ、光軸方向の位置決め、すなわち、高さ方向の調整を行う。一方、ノッチ構造54、55、57a、57b、58a、58b、68、71a、71bはそれぞれ、水平方向の位置決めを行う。
上記水平方向の位置決めを行うノッチ構造(ノッチ構造68、71a、71b)は、基板の中央付近に設けた方が、基板の反りなどによる、V溝との衝突が生じにくいので、より望ましい構造である。
なお、図5(a)〜(d)、および図6(a)、(b)において、各ノッチ構造を、それぞれ対応するクラッド上に、ポリマー等によりクラッドとは別個に形成しているが、対応するクラッド(クラッドガラス)を加工して作製しても良い。
導波路の伝搬損失を生じにくくするために、導波路コア上部のクラッド厚を、比較的厚くすることが考えられる。よって、導波路コア上部のクラッド厚を厚くすることが好ましい。このとき、図7(a)のように、導波路回路素子を構成するクラッドを加工してノッチ構造を作製することは有効である。
図7(a)において、導波路回路素子は、クラッド71と、クラッド71に埋め込まれた導波路コア72を備えている。クラッド71上には、領域73a〜73dをそれぞれウェットエッチング等により加工して、ノッチ構造74および75が形成されている。ノッチ構造74は、その長手方向が、導波路コア72の長手方向(光軸方向)に対して略垂直方向であり、ノッチ構造75は、その長手方向が、導波路コア72の長手方向(光軸方向)に対して略平行方向である。
このようにノッチ構造74および75を加工することで、ノッチ構造とクラッドとを含めた厚さについて、ノッチ構造を別個にクラッド上に設けた場合の厚さと、上記加工によってノッチ構造を形成した場合の厚さを同じにした場合、上記加工によってノッチ構造を形成する方が、導波路コア72上部のクラッドの厚さを厚くすることができる。
また、図7(b)に示すように、導波路回路素子の幅Wは、導波路損失を与えない程度の幅とすることが好ましい。
なお、本実施形態では、V溝を形成するために、シリコン等の基板の異方性エッチングを用いることが望ましいため、図8(a)に示すように、シリコンベンチ81側にV溝構造82を形成し、導波路回路素子83上に方形形状または台形形状のノッチ構造84を形成しているがこれに限定されない。すなわち、図8(b)に示すように、シリコンベンチ85側に方形形状または台形形状のノッチ構造86を形成し、導波路回路素子87側にV溝構造88を形成しても良い。この場合、導波路回路素子87はシリコン基板上に堆積した石英系ガラス(クラッド、導波路コア)で形成されているため、導波路回路素子基板のシリコン基板を加工してV溝構造を形成すればよい。また、シリコン基板上に堆積した石英系ガラス(クラッド部)そのものにエッチングを施して、V溝構造に加工しても良い。このように、導波路回路素子側にV溝構造を形成すると、導波路回路側の加工を少なくすることができる。
また、図9(a)に示すように、シリコンベンチ91にV溝構造92と、底面が平面状の凹部93とを形成するようにしても良い。導波路回路素子94に形成された、ノッチ構造95および96は、それぞれ、V溝構造92および凹部93に嵌合している。このとき、ノッチ構造95とV溝構造92とで高さ調整を行うので、シリコンベンチ91において、V溝構造92側に光素子が設けられている。
図9(a)の構造では、ノッチ構造96と凹部93とにより高さの基準が明確になるという効果がある。なお、図9(a)では、シリコンベンチ91側にV溝構造を形成し、導波路回路素子94側にノッチ構造を形成しているが、シリコンベンチ91側にノッチ構造を形成し、導波路回路素子94側にV溝構造を形成しても良いことは言うまでもない。
さらに、シリコンベンチおよび導波路回路素子それぞれに、V溝構造およびノッチ構造を組み合わせて形成しても良い。すなわち、図10に示すように、シリコンベンチ101にV溝構造102およびノッチ構造103を形成し、かつ導波路回路素子104にV溝構造105およびノッチ構造106を形成して、V溝構造102とノッチ構造106とを嵌合させ、V溝構造105とノッチ構造103とを嵌合させるようにしても良い。
なお、導波路回路素子にV溝構造を形成する場合は、深さが導波路コアに達しないようにV溝構造を形成する。
(第2の実施形態)
本実施形態では、高さ方向の微調整を行うために、導波路回路素子またはシリコンベンチのいずれか一方に設けられるノッチ構造を、その長手方向を導波路コアの長手方向と略平行方向とし、長手方向に沿ってその幅(太さ)を変化させている。具体的には、上記高さ調整を行うためのノッチ構造の中央部付近の幅を最も大きくし(太くし)、その最も幅が大きい中央部付近から両端に向かってその幅を徐々に狭くなるようにノッチ構造の幅を変化させている。
図11(a)は、本実施形態に係るノッチ構造を有する導波路回路素子の上面を示す模式図であり、図11(b)は、図11(a)に示す導波路回路素子に対応する、V溝を有するシリコンベンチを示す図である。
図11(a)において、導波路回路素子は、クラッド111と、クラッド111に埋め込まれた導波路コア112とを備えている。また、導波路回路素子は、その長手方向が、導波路コア112の長手方向(光軸方向)に対して略平行方向であるノッチ構造113が2つ形成されている。ノッチ構造113は、その中央部付近の幅が最も大きく、その両端に向かって幅が徐々に小さくなっている。すなわち、ノッチ構造113の上面は楕円形である。よって、ノッチ構造113は、楕円型の円柱状になっている。なお、図11(a)では、ノッチ構造113を楕円状に形成しているが、これに限定されず、中奥部付近の幅が最も大きく、両端に向かって徐々にその幅が小さくなるような構造であればいずれの構造であっても良い。
特にノッチ構造113の幅が、W(x)=W−ax(a>0)で表されるノッチ形状とした場合には、ロッキング構造のロッキング角度の変化に対して、ノッチ構造の上端の溝構造との接触位置が滑らかに変化する為、滑らかにロッキング角度を変えることが出来るため望ましい。また、作製には、エッチングマスク形状を変えるだけで容易に作製を行う事ができる。ここで、変数xは、傾きがゼロとなる部分、すなわち、ノッチ構造113の中央部(x=0)からの、導波路コア112の長手方向に沿った距離の変数である。また、Wは、中央部(x=0)でのノッチ構造113の幅である。また、定数aは、ノッチ構造113の終端での幅に応じて決められる定数である。
また、ノッチ構造113の中奥部付近には、その長手方向が導波路コア112の長手方向に対して略垂直方向であり、ノッチ構造113よりも短い長さを有するノッチ構造114が形成されている。このノッチ構造114により、水平方向の傾きを抑制することができる。
図11(b)において、シリコンベンチ115には、半導体レーザ117の光軸と導波路コア112の光軸とを合わせるための段差116が形成されており、段差116には、光素子としての半導体レーザ7が形成されている。また、シリコンベンチ115には、導波路回路素子を実装する際に、それぞれのノッチ構造が嵌合するように、V溝118およびV溝119が形成されている。V溝118の長手方向は、導波路コア112の長手方向に対して略平行である。このV溝118の幅は、ほぼ一定である。また、V溝119の長手方向は、導波路コア112の長手方向に対して略垂直であり、V溝118の中央部付近に形成されている。なお、V溝118は、高さ調整に関する溝であるので、V溝構造である必要があるが、V溝119は、水平方向の傾きの抑制に関する溝であるので、必ずしもV溝形状でなくても良く、ノッチ構造114と嵌合できればよい。
このような構成において、ノッチ構造113は、V溝118に嵌合し、また、ノッチ構造114は、V溝119に嵌合する。
上述のように、ノッチ構造113の幅を光軸方向(導波路コア112の長手方向)で楕円形状に変化させているので、光軸方向に自由度を持たせることが可能となり、高さ方向の微調整を行うことができる。
以下で、中央部付近で幅が最も太く、その両端に向かって幅が徐々に小さくなる構造のノッチ構造と、V溝構造とにより、高さ方向の調整を行うことについて説明する。
図12は、本実施形態に係る、高さ方向の調整を説明するための図である。図13(a)は、図12のノッチ構造の端付近におけるA−A’線切断断面図であり、図13(b)は、図12のノッチ構造の中央部付近におけるB−B’線切断断面図であり、図13(c)は、図12のノッチ構造の端付近におけるC−C’線切断断面図である。
図12において、ノッチ構造121は、中央部付近で幅が最も太く、その両端に向かって幅が徐々に小さくなる構造のノッチ構造である。また、V溝構造122は、その長手方向において幅がほぼ一定である。このようなノッチ構造121をV溝構造122に嵌合させると、ノッチ構造121の中央部付近では、図13(b)に示すように、ノッチ構造121はV溝構造の壁面(斜面)に接している。一方、ノッチ構造121の端付近では、図13(a)および(c)に示すように、ノッチ構造121は、V溝構造122の壁面に接していない。
よって、V溝構造122と接していないノッチ構造121の一方の端部において、該一方の端部がV溝構造122に接する場合から、他方の端部がV溝構造122に接する場合まで、矢印方向Qに自由度を持つことができる。すなわち、高さ方向(矢印方向Q)の微調整を行うことができるのである。
なお、本実施形態では、中央部付近で幅が最も太く、その両端に向かって幅が徐々に小さくなる構造のノッチ構造と、V溝構造とを嵌合した際に、ノッチ構造の中央部付近では、ノッチ構造とV溝構造とが接しており、ノッチ構造の端部では、ノッチ構造とV溝構造とが接しないようにすることが重要である。このような状況を達成できるのであれば、V溝構造の幅は一定でなくても良い。例えば、V溝構造の幅を、ノッチ構造の中央部付近と接する領域からその両端に向かって幅を徐々に大きくするようにしても良い。
(第3の実施形態)
本実施形態では、第1および第2の実施形態で説明した、ノッチ構造を有する導波路回路素子を、V溝構造を有するシリコンベンチに実装する方法の一例を説明する。
図14(a)は、本実施形態に係る、ノッチ構造を有する導波路回路素子をV溝構造を有するシリコンベンチに実装する様子を示す図である。
図14(a)において、反りを有する導波路回路素子141は、クラッド142と、クラッド142に埋め込まれた導波路コア143とを備えている。また、導波路回路素子141は、その長手方向が、導波路コア143の長手方向(光軸方向)に対して略平行方向であるノッチ構造144が形成されている。ノッチ構造144は、その中央部付近の幅が最も大きく、その両端に向かって幅が徐々に小さくなっている。このノッチ構造144は方形形状である。
図14(a)において、シリコンベンチ145には、半導体レーザ147と導波路コア143の光軸とを合わせるための段差146が形成されており、段差146上には、半導体レーザ147が設けられている。また、シリコンベンチ145には、導波路回路素子141をノッチ構造144が形成されている面をひっくり返してシリコンベンチ145に実装する際に、ノッチ構造144が嵌合するように、V溝構造148が形成されている。V溝148の長手方向(溝が形成される方向)は、導波路コア143の長手方向に対して略平行である。
このように、V溝構造148に方形形状のノッチ構造144を嵌合させると、ノッチ構造144およびV溝構造148の長手方向と略垂直方向(図14(a)では矢印方向S)には比較的簡単に回転する。図14(a)では、押さえ治具149の傾きを調整することにより、上記回転を制御して、高さ調整を行う。所望の高さに調整が終わると、押さえ治具149の傾きを固定する。以後は、この傾きで押さえ治具149を用いることにより、微調整を行わなくても、再現性良く所望の高さ調整を行うことができる。
なお、図14(a)では、導波路回路素子141が反りを有しているため、上記回転を行うと、導波路回路素子141とV溝構造148の壁面とは、接触点Uでのみ接することになる。図14(b)は、接触点Uにおける接触の様子を示す、ノッチ構造の長手方向に対する垂直断面図である。
すなわち、図14(a)に示すようなチップを大量生産する場合には、最初の1チップのみに上記押さえ治具149の傾きの調整を行えば、他のチップにおいて、押さえ治具149の微調整を行わなくても精度良く高さ調整を行うことができる。よって、個々のチップでの調整を行う必要がないため、低コストでチップを製造することが可能となる。
従来の光モジュールの側面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る、光素子が設けられた基板に導波路回路素子を実装した光モジュールの上面を示す模式図であり、(b)は、(a)に示した光もジュールの側面を示す模式図である。 (a)および(b)は、本発明の一実施形態に係る、V溝構造の断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、光素子が設けられた基板に導波路回路素子を実装する様子を示す図である。 (a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る、ノッチ構造を有する導波路回路素子を示す図であり、(e)は、(a)〜(d)に示す導波路回路素子に対応する、V溝を有するシリコンベンチを示す図である。 (a)および(b)は、本発明の一実施形態に係る、ノッチ構造を有する導波路回路素子を示す図であり、(c)は、(a)および(b)に示す導波路回路素子に対応する、V溝を有するシリコンベンチを示す図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る、導波路回路素子の鳥瞰図であり、(b)は、(a)に示した導波路回路素子の上面図である。 (a)および(b)は、本発明の一実施形態に係る、ノッチ構造とV溝構造とによる嵌合の様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、ノッチ構造とV溝構造とによる嵌合の様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、ノッチ構造とV溝構造とによる嵌合の様子を示す図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るノッチ構造を有する導波路回路素子の上面を示す模式図であり、(b)は、(a)に示す導波路回路素子に対応する、V溝を有するシリコンベンチを示す図である。 本発明の一実施形態に係る、高さ方向の調整を説明するための図である。 (a)は、図12のノッチ構造の端付近におけるA−A’線切断断面図であり、(b)は、図12のノッチ構造の中央部付近におけるB−B’線切断断面図であり、(c)は、図12のノッチ構造の端付近におけるC−C’線切断断面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る、ノッチ構造を有する導波路回路素子をV溝構造を有するシリコンベンチに実装する様子を示す図であり、(b)は、(a)の接触点における接触の様子を示す、ノッチ構造の長手方向に対する垂直断面図である。
符号の説明
21、48 半導体レーザ
22、41 導波路回路素子
23、42、111 クラッド
24、43、112 導波路コア
25、44、45、114 ノッチ構造
26、46 基板
27、47、段差 段差
28、49、50、118、119 V溝
113 中央部付近が最も幅が大きいノッチ構造
115 シリコンベンチ

Claims (7)

  1. V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の一方が形成され、光素子が設けられた基板と、
    前記V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の他方が形成された、導波路コアを含む導波路回路素子とを備え、
    前記ノッチ構造と前記V溝構造とを嵌合することにより、前記光素子と前記導波路コアとを結合するように前記導波路回路素子を前記基板に実装し、
    前記嵌合において、少なくとも前記光素子に最も近い嵌合に関わる前記V溝構造の長手方向は、前記導波路コアの光軸方向に対して略垂直方向であり、
    前記光軸方向に対して略垂直方向の長手方向を有するV溝構造と前記ノッチ構造との嵌合において、前記基板面に対して垂直方向に前記導波路回路素子を回転することにより、前記導波路コアの、前記光素子と結合する端部の高さの調整を行うことを特徴とする光学部品。
  2. 前記ノッチ構造は、前記V溝構造に嵌合するように配列された、複数の突起部であることを特徴とする請求項1記載の光学部品。
  3. 前記光素子は複数個あり、
    前記導波路コアと結合する光素子は、前記複数個の光素子のうち、最もスポットサイズが小さい光素子であることを特徴とする請求項1または2記載の光学部品。
  4. 前記基板において、該基板に形成された、前記V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の一方に対して、前記光素子とは反対側に、嵌合溝または該嵌合溝と嵌合するノッチ構造の一方が形成されており、
    前記導波路回路素子には、前記嵌合溝または該嵌合溝と嵌合するノッチ構造の他方が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学部品。
  5. V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の一方が形成され、光素子が設けられた基板と、
    前記V溝構造または該V溝構造と嵌合するノッチ構造の他方が形成された、導波路コアを含む導波路回路素子とを備え、
    前記ノッチ構造および前記V溝構造の長手方向は、前記導波路コアの長手方向に対して略平行方向であり、
    前記ノッチ構造は、該ノッチ構造の中央部付近の幅が最も大きく、該中央部付近から端に向かって前記ノッチ構造の幅が徐々に小さくなっており、
    前記ノッチ構造と前記V溝構造とを嵌合することにより、前記光素子と前記導波路コアとを結合するように前記導波路回路素子を前記基板に実装し、
    前記嵌合時に、前記V溝構造は少なくとも前記ノッチ構造の中央付近と接していることを特徴とする光学部品。
  6. 前記ノッチ構造は、前記中央部付近において、前記ノッチ構造よりも短い長さを有する第2のノッチ構造をさらに有し、
    前記第2のノッチ構造の長手方向は、前記導波路コアの長手方向に対して略垂直方向であり、
    前記V溝構造は、前記第2のノッチ構造と嵌合する嵌合溝をさらに有することを特徴とする請求項5記載の光学部品。
  7. 前記ノッチ構造の中央部付近の幅が最も大きい部分から、前記ノッチ構造の幅が小さくなる部分に向かって、前記中央部付近の幅が最も大きい部分をゼロとした距離の変数をxとし、該xにおける前記ノッチ構造の幅をW(x)とし、前記x=0における前記ノッチ構造の幅をWとし、前記ノッチ構造の終端での幅に応じて決められる定数をaとすると、前記xにおけるノッチ構造の幅は、W(x)=W−axで表されることを特徴とする請求項5または6記載の光学部品。
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