JP2006337787A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 γ補正にソフトウエア制御を使用せず、簡単な回路構成で、複数種類のγ補正値を切換えることができる液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の液晶表示装置10は、
複数の行ライン及び複数の列ラインを有する液晶セル11と、
各行ラインを駆動するゲートドライバ17と、
各列ラインを駆動するソースドライバ16と、
基準電圧切換回路14から供給された基準電圧Vrefを抵抗分圧して複数個のVR〜VRを発生し、前記ソースドライバのD/A変換回路にVR〜VRを供給するγ補正用階調基準電圧発生回路15と、を備えており、
前記基準電圧切換回路14は、複数のγ補正のそれぞれに対応した基準電圧Vrefをγ補正用階調基準電圧発生回路15に切換供給する回路を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、γ補正回路を備えた液晶表示装置に関し、特に簡単な回路構成でありながら使用環境に応じて所定のγ補正値に切り替えることができるγ補正手段を有する液晶表示装置に関する。
陰極線管(CRT、ブラウン管)においては、駆動電圧Vと発光輝度Yとの間の関係は比例関係ではなく、Y=KVγという関係式で表現される。この定数γをγ(gamma)と呼び、わが国のテレビジョン(TV)方式においては、あらかじめこの特性を考慮しγ=2.2として送信側で補正を行っている。送信側で元の信号に加えられたγ補正は、画像の明るさだけでなく赤・緑・青(RGB)の割合まで変えてしまうが、受信側ではそのγ補正された信号をCRTで表示すると、駆動電圧Vと発光強度Yとの関係が比例関係となって、元の色を再現できるようになっている。
しかしながら、特に液晶表示装置においては、駆動電圧と輝度ないし透過光量との間の関係はCRTの場合とは異なるので、TV受信機用の液晶表示装置においては受信側でγ補正を行ってCRTで表示した場合と同様の色が再現できるようにする必要がある。
一方、人間の目が表示された画像に対して違和感なく自然に感じるのは画像の信号階調レベルと輝度との関係が図7に示した理想曲線(TVモードとして図示)に示すような特性であり、一般的な液晶表示パネルを使用して図7に示したような理想的な輝度−信号階調レベル特性を持つ液晶表示装置とするためには、液晶表示パネルの印加電圧と透過率との関係が一例として図8に示したような特性となっているため、たとえば図9に示したような信号階調レベルに相当するアナログ電圧を液晶表示パネルに印加する必要があることが知られている。
最近の液晶表示パネルを使用したTV受信機のγ補正は、列駆動用IC、すなわちソースドライバ内に設けられているD/A変換回路へ供給する階調基準電圧を制御することで行っている(下記特許文献1参照)。そこで、以下において従来の液晶表示装置の階調基準電圧発生回路について図面を用いて簡単に説明する。
図10は、従来から普通に使用されている階調基準電圧発生回路100を示す。この階調基準電圧発生回路100は、たとえば8本の抵抗R〜Rが直列に接続された抵抗分割回路によって図示しない定電圧源から供給されている一定の基準電圧Vrefを8分割し、それぞれの分割した電圧をバッファ回路101〜108により低インピーダンス化し、図7に示した理想出力曲線が得られるように任意に選択した8個の階調基準電圧VR〜VR(VRも含めると9個)を得、このVR〜VRを図示しないソースドライバのD/A変換回路に供給するようになされている。なお、RVARは階調基準電圧微調整用の半固定抵抗である。
この階調基準電圧発生回路100で生成する階調基準電圧は、複数個であれば任意であるが、あまり数が少ないと補正間隔が粗くなるため、通常6個以上、特に高精度補正の場合には10個以上が使用されている。また、基準電圧Vrefとしては、コモン電圧Vcomに対して互いに反転する基準電圧あるいは反転しない基準電圧が供給される。一般に液晶表示装置は、焼き付き、あるいはフリッカを低減するために1水平ライン等の所定の水平ラインごとや1フレームごとに反転する電圧が印加されるため、反転しない基準電圧が供給される場合は、その電圧レベルは一定であるが、その電圧の反転は各ソースドライバ内部において液晶表示パネルに供給する際に行われる。
ところで、家庭ではノーマルなTVモードで映像を表示させるのが一般的であるが、たとえばTV量販店では画面表示の鮮やかさを強調するためにダイナミックモードが採用されており、PCやカーナビゲーション等の画像はダイナミックレンジが大きく、コントラストの高い信号が多いため、γ=2.5程度のγ補正(PCモード)が採用されており、さらには、特にシネマ等の映像信号については中間調信号成分が多いために、自然な色調で表示するためにはγ=2.2ないしそれ以下のγ補正(シネマモード)が好ましいとされている(図7参照)。
したがって、たとえばPCのディスプレイ用に適したγ補正がなされている液晶表示装置でTV等の映像を表示させると若干暗い映像となってしまう。そのため、表示すべき映像ソースごと、あるいは必要とする表示効果に応じてγ補正を変えて好みの階調表示特性にできるようにすることが要望されており、また、メーカーによってはγ補正を必要な都度自由に設定したいという要望もある。
このような従来のγ補正の変更は、たとえば下記特許文献2に開示されているように、各γ補正に対応したそれぞれの階調基準電圧に係る情報をメモリに蓄積させておき、選択されたγ補正に対応する情報をメモリから読み出してD/A変換することにより所定の階調基準電圧を作成することが行われていた。しかしながら、このようなソフトウエアによるγ補正制御では、別途制御用メモリ(ROM)を設ける必要があるため、回路が複雑となり、またコストも高くなってしまう。
また、上述のような図10に示した従来の階調基準電圧発生回路100を複数個並列に設け、要求されるγ補正によって複数個の階調基準電圧発生回路をハードウエア的に切り換えるようにすれば、一応所定のγ補正を行った高精度の画像表示が可能である。しかしながら、図10に示した階調基準電圧発生回路100は、抵抗分割した階調基準電圧を低インピーダンス化するためのバッファ回路101〜108等を各分圧後の配線毎に多数設けているため、要求されるγ補正によってこれらの複数個の階調基準電圧発生回路をハードウエア的に切り換えるようにすると、回路全体が極めて大きく複雑となり、しかもコスト高になるという問題点が存在している。
特開2002−250908号公報 特開平10−333648号公報
本願の発明者等は、上述のような従来技術の問題点を解決すべく種々検討を重ねた結果、図8の印加電圧−透過率曲線からして明らかなように、信号階調レベルが最大値に近い領域、すなわち透過率が最高値に近い領域では液晶セルへの印加電圧が変化しても液晶セルの透過率はあまり変化しないが、透過率が中間領域では液晶セルへの印加電圧が僅かに変化しても液晶セルの透過率は大きく変化するため、従来の階調基準電圧発生回路において階調基準電圧発生回路に供給する基準電圧Vrefを変化させることにより、この階調基準電圧発生回路により生成される複数個の階調基準電圧VR〜VRを実質的に所望のγ補正に対応した値に変化させることができることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明の目的は、γ補正にソフトウエア制御を使用せず、簡単な回路構成で、複数種類のγ補正値を切換えることができる液晶表示装置を提供することにある。
本発明の上記目的は以下の構成により達成し得る。すなわち、請求項1に係る液晶表示装置の発明は、
複数の行ライン及び複数の列ラインを有する液晶セルと、
各行ラインを駆動するゲートドライバと、
各列ラインを駆動するソースドライバと、
基準電圧供給回路から供給された基準電圧を抵抗分圧して複数個の階調基準電圧を発生し、前記ソースドライバのD/A変換回路に階調基準電圧を供給するγ補正用階調基準電圧発生回路と、
を備えた液晶表示装置において、
前記基準電圧供給回路は、複数のγ補正のそれぞれに対応した基準電圧をγ補正用階調基準電圧発生回路に切換供給する回路を備えていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記基準電圧供給回路は、定電圧源、演算増幅器、前記演算増幅器の出力端子に接続された分圧回路及び前記分圧回路の分圧比制御回路を備え、前記演算増幅器の一方の入力端子は前記定電圧源に接続され、前記演算増幅器の他方の入力端子は前記分圧回路の分圧点に接続され、前記分圧比制御回路により前記分圧点の分圧電圧を制御して前記演算増幅器の出力から基準電圧を得ることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の液晶表示装置において、前記分圧比制御回路は、分圧回路の抵抗の一部を短絡状態/非短絡状態に切換えるスイッチング素子からなることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項2に記載の液晶表示装置において、前記分圧比制御回路は、デジタルポテンショメータからなることを特徴とする。
本発明は、上記の構成を備えることにより、以下に述べるような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、単にγ補正用階調基準電圧発生回路に供給する基準電圧を変更するという簡単な構成により所望の基準電圧を発生させることができるから、所望のγ補正された画像表示が可能な液晶表示装置を得ることができる。
また、請求項2の発明によれば、従来の電源安定化回路を利用した簡単な構成により所望のγ補正に対応した基準電圧を得ることができる。
また、請求項3の発明によれば、スイッチング素子のon/offにより容易に分圧抵抗の一部を短絡状態/非短絡状態に変えることができるので、分圧比を2つの値の間で変化させて2つの基準電圧を得ることができる。また、分圧比制御回路を複数個直列に接続すれば、さらに多くのγ補正用の基準電圧を得ることが可能となる。
さらに、請求項4の発明によれば、精度よく多段階に分圧比を変えることができるため、多くのγ補正用基準電圧を得ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例及び図面を用いて詳細に説明するが以下に述べた実施例は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置の一例を例示するものであって、本発明をこの実施例に特定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。なお、図1は、本発明の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図であり、図2はソースドライバの概略構成を示すブロック図であり、図3はγ補正用階調基準電圧発生回路及びD/A変換回路の一具体例の回路図であり、図4は本発明によるγ補正の原理を示す信号階調レベルと輝度相対値との関係を示す図であり、図5は実施例の基準電圧供給回路図であり、さらに、図6はデジタルポテンショメータを使用した基準電圧供給回路図である。また、図10に示した従来の階調基準電圧発生回路と同一の構成部分には同一の参照符号を付与して説明する。
図1において、本実施例の液晶表示装置10は、液晶表示パネル11、制御用集積回路12、電源供給用集積回路13、基準電圧供給回路14、基準電圧発生回路15、複数個のソースドライバ16及びゲートドライバ17を備えている。
制御用集積回路12は、図示しない入力インタフェースを介して、コンピュータ、テレビジョン装置、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置等から送られてきたデータイネーブル信号DE、たとえばRGB各8ビットのデジタル画素データIRD、IGD、IBD、クロック信号DOTCL、垂直同期信号VSYN、水平同期信号HSYN等を取り込んでデジタル的に信号処理し、デジタルRGB出力信号DR、DG、DBをソースドライバ16へ供給し、クロックパルスCPVを電源供給用集積回路13及びゲートドライバ17へ供給するとともに、フレーム信号(スタートパルス)FLMもゲートドライバ17へ供給する。
電源供給用集積回路13は、供給された電源電圧VIN(たとえば12V)を基に、液晶表示装置10内で使用される各種の電圧、たとえば、制御用集積回路12、ソースドライバ16及びゲートドライバ17の駆動用電圧VDD、基準電圧供給回路14へ供給する基準電圧V、ソースドライバ16を介して液晶表示パネル11の列ライン18に印加するための電圧VGEN、ゲートドライバ17を介して液晶表示パネル11の行ライン19に印加するための電圧VGH及びVGL、液晶表示パネル11の共通電極に印加するための電圧Vcomを生成する。
ソースドライバ16は、図2に示すように、3ビットラッチ21、シフトレジスタ22、サンプリングメモリ23、ホールドメモリ24、レベルシフタ25、D/A変換回路26、出力バッファ27を備えている。
制御用集積回路12からソースドライバ16へ入力されたデジタル化されたRGBの各8ビットの表示信号DR、DG、DBは、ラッチ21において時分割で内部にラッチされ、サンプリングメモリ23、ホールドメモリ24、レベルシフタ25を経て、水平同期信号HSYNに同期して発生される水平スタートパルスSPに基づいて、γ補正用階調基準電圧発生回路15からの基準電圧を基に、D/A変換回路26によりD/A変換を行うことにより階調表示用のγ補正されたアナログ電圧(階調表示電圧)を発生し、出力バッファ27を経て液晶表示パネル11のY〜Yからなるn本の信号線(列ライン)18に供給される。
また、制御用集積回路12からゲートドライバ17へ供給された垂直同期信号VSYNに同期して発生されるゲートドライバ用クロック信号CPVやゲートスタートパルスFLMは、ゲートドライバ17により処理されて走査信号を液晶表示パネル11のX〜Xからなるm本の走査線(行ライン)19に供給される。
なお、この場合、γ補正用階調基準電圧発生回路15は一つのソースドライバ16に一つ設けられて共有され、D/A変換回路26はソースドライバの各信号線18ごとに設けられる。また、これらソースドライバ16及びゲートドライバ17内の具体的な信号処理に関しては、既に周知(上記特許文献1参照)であるので、その詳細な説明は省略する。
このようにして、本実施例においては、ソースドライバ16において、液晶表示パネル11の信号線18に印加する階調表示用電圧をアナログ電圧に変換することにより、液晶表示パネル11の光透過率がRGBの各画素に対して8ビット、すなわち256段階の階調表示ができるようにしている。
この場合、基準電圧供給回路14から供給された基準電圧Vrefによりγ補正用階調基準電圧発生回路15において生成された階調基準電圧VR〜VRに基づいてD/A変換回路26により階調表示用のアナログ電圧を得る際に所定のγ補正が行われるが、そのγ補正用階調基準電圧発生回路15及びD/A変換回路26の一具体例を図3を用いて説明する。
この実施例における階調基準電圧発生回路15自体は、図10に示した従来のγ補正用階調基準電圧発生回路100と同様に、たとえば8本の抵抗R〜Rを直列接続した分圧回路であり、ここでは基準電圧Vrefを基に8分割して階調基準電圧VR〜VRを生成するようにしている。そして、D/A変換回路26は、階調基準電圧VR〜VRを基にD/A変換回路26内でそれぞれ隣り合う基準電圧間で32等分して8ビット分、すなわちV〜V255の256通りの電圧を生成し、この256通りの電圧からD/A変換回路26に入力されたデジタルR、G、B信号DR、DGないしDBに対応する一つを選択して出力する。このD/A変換回路26で選択されたアナログ電圧は、出力バッファ27を介して、γ補正されたアナログ画像データ信号として液晶表示パネル11のY〜Yからなるn本の信号線18に供給される。
ここで、階調基準電圧発生回路15に供給される基準電圧Vrefを変えるのみで実質的に所望のγ補正が可能な根拠について説明する。図3に示した階調基準電圧発生回路15においては、階調基準電圧発生回路15に供給する基準電圧Vrefを変化させると全ての階調基準電圧VR〜VRは同じ方向に変化する。しかしながら、輝度が最高値に近い範囲では、最高輝度に対応する階調基準電圧VRが変化しても、それによる実輝度の変化は人の目には認識できないために、輝度相対値(図7参照)は100%のままと見なせるが、中間輝度の範囲では、階調基準電圧の変化が僅かであっても液晶セルの透過率は大きく変化するため、輝度の相対値は大きく変化することとなる。
例えば、図8の液晶セルの透過率Tと印加電圧Vとの関係を表す曲線において、A点(V=6.3V、T=約82%)が階調レベル255(輝度相対値100%)に対応するものとしたときの所定のγ補正曲線が図4の実線で表される場合、印加電圧が例としてA点の電圧の2/3の電圧であるa点(V=4.2V、T=約35%)の輝度相対値((35/82)×100=43%)に対応する階調レベルは約170である。ここで、階調レベル255(輝度相対値100%)に対応する階調基準電圧をB点(V=6.0V、T=約80%)に変更すると、このときのB点の電圧の2/3の電圧であるb点(V=4.0V、T=約28%)に対応する輝度相対値は(28/80)×100=35%となるから、図4において輝度相対値35%と階調レベル170の交点としてb点が定まる。このようにして階調基準電圧発生回路15に供給する基準電圧Vrefを6.3Vから6.0Vに変更すると、図4の一点鎖線で表されるγ補正曲線が得られる。
同様にして、階調レベル255(輝度相対値100%)に対応する階調基準電圧をC点(V=6.6V、T=約83%)に変更すると、このときのc点の電圧の2/3の電圧であるc点(V=4.6V、T=約41%)に対応する輝度相対値は(41/83)×100=49%となるから、図4において輝度相対値49%と階調レベル170の交点としてc点が定まる。このようにして、階調基準電圧発生回路15に供給する基準電圧Vrefを6.3Vから6.6Vに変更すると、図4の鎖線で表されるγ補正曲線が得られる。このようにして、階調基準電圧発生回路に供給する基準電圧を外部から変化させることにより実質的に異なるγ補正に対応する階調基準電圧を提供することができるようになるわけである。
このような基準電圧供給回路14から供給された基準電圧Vrefは切換によっても常に安定した一定の電圧が得られる必要があり、しかも、ノイズが乗らないようにするために外部から電気的に切り換えられるようにする必要があるため、この実施例における基準電圧供給回路14としては図5に示した回路を採用した。
この基準電圧供給回路14は、演算増幅器30、スイッチングトランジスタ31及び演算増幅器30の出力端子に接続された抵抗Ra及びRbの直列回路からなる分圧回路、及び、スイッチングトランジスタ31に直列に接続された抵抗Rcとを有している。そして、演算増幅器30の一方の入力端子には電源供給用集積回路13より供給された定電圧Vが供給され、他方の入力端子には分圧回路の分圧点に接続されている。また、スイッチングトランジスタ31及び抵抗Rcの直列回路は分圧抵抗の一方、すなわち抵抗Rbに並列に接続されている。
この基準電圧供給回路14のスイッチングトランジスタ31及び抵抗Rcの直列回路を除外した部分は、定電圧回路として周知のものである。すなわち、外部からのγ制御切換用電圧γctrlによってスイッチングトランジスタ31がoff状態とされると、基準電圧供給回路14の出力電圧Vref1は下記(1)式で表される電圧となる。
Vref1=V・(Ra+Rb)/Rb (1)
また、スイッチングトランジスタ31がon状態とされると、基準電圧供給回路14の出力電圧Vref2は下記(2)式で表される電圧となる(ただし、スイッチングトランジスタ31のon抵抗は無視する)。
Vref2=V・(Ra・Rb+Rb・Rc+Rc・Ra)/Rb・Rc (2)
したがって、予めRa、Rb及びRcの関係を適切に定めておけば、外部からのγ制御切換用電圧γctrlによって、基準電圧供給回路14から得られる基準電圧VrefをVref1とVref2との間で切り換えることができ、その基準電圧供給回路14の基準電圧Vrefに応じたγ補正が可能となる。
なお、図5に示した基準電圧供給回路14は、基準電圧Vrefを2値間で切換える回路であるが、この分圧抵抗Rbに並列にスイッチングトランジスタ31及び抵抗Rcからなる直列回路を接続したものを複数個使用することにより、基準電圧Vrefを多値間で切り換えられるようにすることもでき、当業者が必要とするγ補正の数に応じて適宜選択すればよい。
また、基準電圧供給回路14における基準電圧Vrefを切換える回路としては、図6に示したように、周知のデジタルポテンショメータを用いてデジタル的に切換えるようにすることもできる。すなわち、図6に示した基準電圧供給回路14’は、図5に示した基準電圧切換回路14において、スイッチングトランジスタ31及び抵抗Rcを省略すると共に分圧抵抗Ra及びRbの間にデジタルポテンショメータ32を直列に配置したものである。この場合、外部からのγ制御切換用電圧γctrlはデジタル値で入力され、これによってデジタルポテンショメータ32において所定の分圧比が選択されて所望の数の基準電圧Vrefを得ることができるようになる。
また、本実施例では、D/A変換回路として分解能が8ビット=256階調のものを使用したが、必要に応じてより分解能が高いものを使用しても、より分解能が低いものを使用してもよく、当業者が適宜に定めればよい。さらに、本実施例では階調基準電圧発生回路15としてVR〜VRを発生するものを示したが、さらに多くの階調基準電圧を発生するものを使用してもよい。
液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。 ソースドライバの概略構成を示すブロック図である。 γ補正用階調基準電圧発生回路及びD/A変換回路の一具体例の回路図である。 本発明によるγ補正の原理を示す信号階調レベルと輝度相対値との関係を示す図である。 実施例の基準電圧切換回路図である。 デジタルポテンショメータを使用した基準電圧切換回路図である。 画像の信号階調レベルと輝度との関係を示す図である。 液晶表示パネルの印加電圧と透過率との関係を示す図である。 図7の理想曲線を得るための信号階調レベルと液晶表示パネルに印加するアナログ電圧との関係を示す図である。 従来の階調基準電圧発生回路図である。
符号の説明
10 液晶表示装置
11 液晶表示パネル
12 制御用集積回路
13 電源供給用集積回路
14 基準電圧切換回路
15 γ補正用階調基準電圧発生回路
16 ソースドライバ
17 ゲートドライバ
21 3ビットラッチ
22 シフトレジスタ
23 サンプリングメモリ
24 ホールドメモリ
25 レベルシフタ
26 D/A変換回路
27 出力バッファ
30 演算増幅器
31 スイッチングトランジスタ
32 デジタルポテンショメータ

Claims (4)

  1. 複数の行ライン及び複数の列ラインを有する液晶セルと、
    各行ラインを駆動するゲートドライバと、
    各列ラインを駆動するソースドライバと、
    基準電圧供給回路から供給された基準電圧を抵抗分圧して複数個の階調基準電圧を発生し、前記ソースドライバのD/A変換回路に階調基準電圧を供給するγ補正用階調基準電圧発生回路と、
    を備えた液晶表示装置において、
    前記基準電圧供給回路は、複数のγ補正のそれぞれに対応した基準電圧をγ補正用階調基準電圧発生回路に切換供給する回路を備えていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記基準電圧供給回路は、定電圧源、演算増幅器、前記演算増幅器の出力端子に接続された分圧回路及び前記分圧回路の分圧比制御回路を備え、前記演算増幅器の一方の入力端子は前記定電圧源に接続され、前記演算増幅器の他方の入力端子は前記分圧回路の分圧点に接続され、前記分圧比制御回路により前記分圧点の分圧電圧を制御して前記演算増幅器の出力から基準電圧を得ることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記分圧比制御回路は、分圧回路の抵抗の一部を短絡状態/非短絡状態に切換えるスイッチング素子からなることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記分圧比制御回路は、デジタルポテンショメータからなることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
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