JP2006171367A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で安定した電圧を供給することができ、しかも安価な電源用ICを備えた液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】液晶セルと、ゲートドライバと、ソースドライバと、制御用ICと、γ補正用電圧を供給するγ補正回路と、電源供給用ICと、を備えた液晶表示装置において、前記電源供給用IC13は、前記制御用IC、ゲートドライバ及びソースドライバの駆動用電圧を出力する第1の電源回路22と、前記ソースドライバを介して前記列ラインに印加するための電圧を発生する第2の電源回路23と、前記ゲートドライバを介して前記行ラインに互いに切換印加するためのそれぞれ高電圧及び低電圧を発生する第3及び第4の電源回路34、35と、前記γ補正回路用の基準電圧を発生する第5の電源回路25と、前記液晶セルの共通電極用の電圧を発生する第6の電源回路26と、を一体化して内蔵するようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、γ補正回路及びコモン電圧供給用電源回路を有する液晶表示装置に関し、特にアナログ回路であるγ補正回路用の電源供給回路及びコモン電圧供給用電源回路と、デジタル回路である液晶表示装置駆動用の他の電源回路とを一体化し、小型で安定した電圧を供給することができ、しかも安価な電源用集積回路(IC)を備えた液晶表示装置に関する。
陰極線管(CRT、ブラウン管)においては、駆動電圧Vと発光輝度Yとの間の関係は比例関係ではなく、Y=KVγという関係式で表現される。この定数γをガンマ(gamma)と呼び、わが国のテレビジョン(TV)方式においては、あらかじめこの特性を考慮しγ=2.2として送信側で補正を行っている。送信側で元の信号に加えられたγ補正は、画像の明るさだけでなく赤・緑・青(RGB)の割合まで変えてしまうが、受信側ではそのγ補正された信号をCRTで表示すると、駆動電圧Vと発光強度Yとの関係が比例関係となって、元の色を再現できるようになっている。
しかしながら、特に液晶表示装置においては、駆動電圧と輝度ないし透過光量との間の関係はCRTの場合とは異なるので、TV受信機用の液晶表示装置においては受信側でγ補正を行ってCRTで表示した場合と同様の色が再現できるようにする必要がある。
たとえば、液晶表示装置における液晶表示パネルの液晶セルに印加される電圧Vと光の透過率Tとの関係、即ちV−T特性の一例を図3に示す。この場合、8ビット=256の階調表示ができる液晶表示装置とするために、印加電圧を均等に分割し、256階調の信号レベルとし、黒レベルの透過率を0、白レベルの透過率を100%として正規化するならば、図4に示すような信号レベル対透過率Tの関係となる。ここで、信号レベルの0は黒を、信号レベルの255は白を意味する。
一方、人間の目が表示された画像に対して違和感なく自然に感じるのは、画像の信号レベルと輝度との関係が図5のTVモード曲線に示すような特性でなければならないことが知られている。この場合、信号レベルXと透過率Tの関係は、T=Xγで表される。この定数γもガンマとよばれ、液晶表示パネルではγ=2.0〜2.6程度が良いといわれている。なお、図5のTVモード曲線はγ=2.2の場合の曲線を示す。
したがって、図3及び図4の特性を有する液晶表示パネルを使用して、図5に示したTVモードの特性を持つ液晶表示装置とするためには、図4の特性を持つ液晶表示パネルの液晶セルにかける電圧として、図5に示したTVモードの出力と同一の輝度が得られる信号レベルに相当するアナログ電圧を液晶セルに印加すればよいことになる。このような信号階調レベルと印加電圧との関係の一例を図6に示す。
最近の液晶表示パネルを使用したTV受信機のγ補正は列駆動信号を制御することで行っている(下記特許文献1〜3参照)。そこで、以下において従来の液晶表示装置を図7及び図8を用いて説明する。なお、図7は従来の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図であり、図8は階調電圧生成回路の一具体例である。
図7に示した液晶表示装置50は、液晶表示パネル51と駆動回路部52とに大きく分けられる。液晶表示パネル51は、例えばガラス基板上に複数本設けられた列ライン53及び行ライン54と、列ライン53及び行ライン54の交点付近に形成されるTFT55と、TFT55に接続される画素電極56と、画素電極56と対向電極57との間に形成される液晶容量CLと、画素電極56と補助容量電極58との間に形成される補助容量CRとから構成されている。
駆動回路部52は、図示しないコンピュータ、テレビジョン装置、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置等から、必要に応じてA/D変換回路等を経て、たとえばRGB各8ビットのデジタル画素データや同期信号等を取り込む入力インタフェース回路59と、TFT55のゲート電圧を制御するゲートドライバ60と、γ補正電圧を生成するγ補正電圧生成回路61及び階調電圧を生成する階調電圧生成回路62とからなるγ補正回路63と、対向電極57に印加するコモン電圧Vcomを生成するコモン電圧生成回路64と、TFT55のソース端子に接続されて列ラインの電圧を制御するソースドライバ65と、全体の制御を行う制御用IC66とを備えている。
ソースドライバ65は、液晶表示パネル51の複数の列ラインごとに、例えばTCP(Tape Carrier Package)方式やCOG(chip on glass)方式により設けられている。各ソースドライバ65には、階調電圧生成回路62から出力された複数の階調基準電圧VGM1〜VGM10と、入力インタフェース回路59で取り込んだデジタル画素データとが入力され、各ソースドライバ65は、デジタル画素データの値に応じた階調電圧を階調基準電圧に基づいて生成し、所望の電圧を対応する列ラインに供給する。
階調電圧生成回路62は、通常は図8に示すように、直列接続された複数の抵抗素子、たとえば11本の抵抗R〜R11が直列に接続された抵抗分割回路によって図示しない定電圧源から供給されている一定の電圧VRを10分割し、図5に示した理想出力曲線画が得られるように任意に選択した10個の基準電圧VGM1〜VGM10を得、このVGM1〜VGM10を、各ソースドライバ65内に設けられているD/Aコンバータに供給する。この階調電圧生成回路62自体で生成する基準電圧は、複数個であれば任意であるが、あまり数が少ないと補正間隔が粗くなるため、通常6個以上、特に高精度補正の場合には8個以上が使用されている。
この抵抗R〜R11の直列回路の両端には、コモン電圧Vcomに対して互いに反転する基準電圧あるいは反転しない基準電圧VCOM1、VCOM2が供給される。一般に液晶表示装置は、焼き付き、あるいはフリッカを低減するために1水平ライン等の所定の水平ラインごとや1フレームごとに反転する電圧が印加されるため、反転しない基準電圧VCOM1、VCOM2が供給される場合は、その電圧レベルは一定であるが、その電圧の反転は各ソースドライバ65内部において液晶表示パネル11に供給する際に行われる。そして、図8に示した複数の直列接続された抵抗素子R〜R11の段間から階調電圧VGM1〜VGM10が出力される。なお、γ補正電圧生成回路61は、詳細な説明は省略するが、演算増幅器を備え、階調電圧VGM1〜VGM10を所望のγカーブになるように、微調整ないし切り換えるために設けられるものであり、必要に応じて設けられるものである。
このようにして、ソースドライバ65において、液晶表示パネル51の列ライン53に印加する階調表示用電圧をアナログ電圧に変換することにより、液晶表示パネル51の光透過率をRGBの各画素に対して8ビット、すなわち256段階の階調表示を実現している。
特開2002−175060号公報 特開2002−250908号公報 特開2003−295842号公報
上述のように、従来の液晶表示装置によれば、所定のγ補正を行った画像表示が可能であるが、γ補正回路63やコモン電圧生成回路64はアナログ回路であって演算増幅器を含んでおり、これらの演算増幅器がデジタルICである入力インタフェース回路59及び制御用IC66とは独立して設けられているため、(1)演算増幅回路のフィードバック線が長くなってノイズが乗りやすいので、出力電圧が不安定になる。(2)回路全体が大きくなり、コスト高になる、という問題点が存在している。
従来から、アナログ信号処理回路とデジタル信号処理回路を同一IC内に集積することはアナログ信号とデジタル信号の相互干渉を防ぐことが難しいために避けるべきであると言われていた。しかし、近年の電子機器の小型化、電子デバイスの微細化、高機能化、省電力化への要求の高まりに伴う半導体の微細加工による集積技術の向上はめざましく、アナログ信号処理回路とデジタル信号処理回路を一つの回路に混載する集積技術、すなわちアナログ/デジタル混載回路が多くの分野で採用されるようになっている。
本願の発明者等は、上述のような液晶表示装置における外付けの演算増幅器の存在の問題点を解決すべくアナログ/デジタル混載回路の適用について種々検討を重ねた結果、液晶表示装置駆動用の電源供給回路を集積すれば容易に上述の(1)及び(2)の問題点を解決できることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、アナログ回路であるγ補正回路用の電源供給回路及びコモン電圧供給用電源回路と、デジタル回路である液晶表示装置駆動用の他の電源回路とを一体化し、小型で安定した電圧を供給することができ、しかも安価な電源用ICを備えた液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は以下の構成により達成し得る。すなわち、請求項1の液晶表示装置の発明によれば、複数の行ライン及び複数の列ラインを有する液晶セルと、各行ラインを駆動するゲートドライバと、各列ラインを駆動するソースドライバと、前記ゲートドライバ及びソースドライバに各種信号を出力する制御用ICと、前記ソースドライバにγ補正用電圧を供給するγ補正回路と、電源供給用ICと、を備えた液晶表示装置において、前記電源供給用ICは、前記制御用IC、ゲートドライバ及びソースドライバの駆動用電圧を出力する第1の電源回路と、前記ソースドライバを介して前記列ラインに印加するための電圧を発生する第2の電源回路と、前記ゲートドライバを介して前記行ラインに互いに切換印加するためのそれぞれ高電圧及び低電圧を発生する第3及び第4の電源回路と、前記γ補正回路用の基準電圧を発生する第5の電源回路と、前記液晶セルの共通電極用の電圧を発生する第6の電源回路と、を一体化して内蔵したことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記第5の電源回路が複数の演算増幅器からなる複数の定電圧を発生する定電圧発生回路からなり、前記第6の電源回路が演算増幅器からなる定電圧発生回路であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記第1の電源回路及び第2の電源回路がスイッチングレギュレータであることを特徴とする。この場合、スイッチングレギュレータの出力トランジスタは、発熱の関係から外付けとしても良い。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記第3及び第4の電源回路がそれぞれチャージポンプ用パルス生成回路からなることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の液晶表示装置において、前記電源用ICはさらに過電流保護回路及びスイッチオンリセット回路を一体に備えており、前記過電流保護回路は電源投入時にリセットされるようになされていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の液晶表示装置において、前記電源用ICはさらに電源投入時に前記第1〜第6の電源回路を所定の順番にしたがって作動するように制御するシーケンス制御回路を備えていることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の液晶表示装置において、前記シーケンス制御回路は、第1の電源回路、第4の電源回路、第2の電源回路、第3の電源回路の順に作動させるようになされていることを特徴とする。この場合、この順番の後の他の電源回路の作動順序は任意である。
本発明は上記のような構成を備えることにより以下に述べるような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、液晶表示装置駆動用に必要な全ての電源回路が電源用IC内に一体化されているため、回路全体を小型化でき、しかも安価な電源用ICを備えた液晶表示装置が得られる。
また、請求項2の発明によれば、アナログ回路であるγ補正回路用の電源供給回路及びコモン電圧供給用電源回路もその他のデジタル電源回路とともに電源用IC内に一体化されているために小型化することができるばかりでなく、演算増幅回路のフィードバック線を短くすることができるため、デジタル回路からのノイズが乗り難くなり、出力電圧が安定化されるので、良好な表示画質の液晶表示装置が得られる。
また、請求項3の発明によれば、第1の電源回路は制御用IC、ゲートドライバ及びソースドライバの駆動用電圧である通常3.3Vの定電圧で大きな電流が要求され、また、第2の電源回路はソースドライバを介して液晶表示パネルの列ラインに印加する高電圧が要求されるが、スイッチングレギュレータによればこれらの電圧をそれぞれ効率よく発生することができるので、発熱が少なくなる。
また、請求項4の発明によれば、第3及び第4の電源回路からの電圧は、ゲートドライバを介して液晶表示パネルのTFTのゲート電極に印加する電圧であって、消費電力は小さいから、チャージポンプ用パルス生成回路によれば低消費電力で効率よく所望の電圧を発生することができる。
また、請求項5の発明によれば、電源が投入されてから過電流保護回路がリセットされるから、電源投入時の過度現象の影響を避けることができ、過電流保護回路の誤動作が少なくなる。
また、請求項6及び7の発明によれば、全ての回路に同時に所定の電源電圧を供給することができなくても、電源電圧が必要な順序に供給するようにしたため、誤動作及び故障が少なくなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例及び図面を用いて詳細に説明するが以下に述べた実施例は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置の一例を例示するものであって、本発明をこの実施例に特定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。なお、図1は、本発明の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は図1の電源供給用ICの概略構成を示すブロック図である。
図1において、本実施例の液晶表示装置10は、液晶表示パネル11、制御用IC12、電源供給用IC13、γ補正回路14、複数個のソースドライバ15及びゲートドライバ16を備えている。液晶表示パネル11の構成、ソースドライバ15及びゲートドライバ16の配置は、図7に示した従来例のものと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
制御用IC12は、図示しない入力インタフェースを介して、コンピュータ、テレビジョン装置、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置等から送られてきたデータイネーブル信号DE、たとえばRGB各8ビットのデジタル画素データIRDIGD、IBD、クロック信号DOTCL、垂直同期信号VSYN、水平同期信号HSYN等を取り込んでデジタル的に信号処理し、デジタルRGB出力信号ORD、OGD、OBDをソースドライバ15へ供給し、クロックパルスCPVを電源用IC13及びゲートドライバ16へ供給するとともに、フレーム信号(スタートパルス)FLMもゲートドライバ16へ供給する。
電源供給用IC13は、供給された電源電圧VIN(例えば12V)をもとに、液晶表示装置10内で使用される各種の電圧、例えば、制御用IC12、ソースドライバ15及びゲートドライバIC16の駆動用電圧VDD、γ補正回路用基準電圧VCOM1及びVCOM2、ソースドライバ15を介して液晶表示パネル11の列ライン17に印加するための電圧VGEN、ゲートドライバ16を介して液晶表示パネル11の列ライン18に印加するための電圧VGH及びVGL、液晶表示パネル11の共通電極に印加するための電圧Vcomを生成する。
γ補正回路14は、図8に示した従来例の階調電圧生成回路62と同様の構成を備えており、電源供給用IC13から供給されたγ補正回路用基準電圧VCOM1及びVCOM2を抵抗分圧することにより階調電圧VGM1〜VGM10を作成して各ソースドライバ15へ供給し、ソースドライバ15は、この階調電圧VGM1〜VGM10を内蔵されているD/Aコンバータの基準電圧として利用することにより、デジタルRGB出力信号ORD、OGD、OBDを処理して液晶表示パネル11の列ライン17にγ補正されたアナログ画像データ信号を供給する。
この電源供給用IC13の一具体例を図2を用いて説明する。電源供給用IC13は、スイッチオンリセット回路20、過電流保護回路21、2つのスイッチングレギュレータ22及び23、チャージポンプ用パルス生成回路24、γ補正回路用基準電圧VCOM1及びVCOM2の生成回路25(第5の電源回路)、及び、液晶表示パネル11の共通電極に印加するための電圧Vcomの生成回路26(第6の電源回路)を備えている。このうち、液晶表示パネル11の共通電極に印加するための電圧Vcomの生成回路26は演算増幅器からなり、また、γ補正回路用基準電圧VCOM1及びVCOM2の生成回路25も2つの演算増幅器27及び28から構成されている。
さらに、電源供給用IC13は、複数のタイマ29及び30、シーケンス回路31を備えている。なお、図2においてはシーケンス回路31からの配線は一部しか示していないが、シーケンス回路31は2つのスイッチングレギュレータ22及び23、チャージポンプ用パルス発生回路24にも接続されており、複数のタイマ29及び30の出力とも組み合わされて電源電圧VINが供給された後に所定の順番に各種の電圧が発生するように構成されている。
スイッチングレギュレータ22は、制御用IC12、ソースドライバ16及びゲートドライバIC17の駆動用電圧VDD(例えば5V)を生成するためのものであるが、この駆動用電圧VDDは大電流が必要であるため、出力トランジスタを含む降圧回路32は外付けとした。同じくスイッチングレギュレータ23は、ソースドライバ15を介して液晶表示パネル11の列ライン17に印加するための電圧VGENを生成するためのものであり、この電圧VGENは出力電圧が高く、しかもかなりの電流が流れるために、出力トランジスタを含む昇圧回路33も外付けとしてある。なお、この電圧VGENは、γ補正回路用基準電圧VCOM1及びVCOM2の生成回路25の演算増幅器27及び28、液晶表示パネル11の共通電極に印加するための電圧Vcomの生成回路26の演算増幅器用の電源電圧等としても使用される。
また、チャージポンプ用パルス発生回路24の出力は、複数のコンデンサ及びダイオードの組合せからなる昇圧チャージポンプ34及び極性反転チャージポンプ35を経て、ゲートドライバ16を介して液晶表示パネル11の列ライン18に印加されるVGH及びVGLを生成する。
さらに、液晶表示パネル11の共通電極に印加するための電圧Vcomの生成回路26は、演算増幅器をバッファとして使用することにより、電圧VGENを分圧して所定電圧Vcomを生成する。この際、液晶表示パネル11の共通電極に印加するための電圧Vcomは、過度的に大電流が流れることがあるので、出力トランジスタを組み込むことが望ましい。また、γ補正回路用基準電圧VCOM1及びVCOM2の生成回路25も、2つの演算増幅器をそれぞれバッファとして使用することにより、電圧VGENを分圧しγ補正回路用基準電圧VCOM1及びVCOM2を生成している。
この電源供給用IC13の電源電圧VIN供給時の動作は次のとおりとなる。すなわち、電源供給用IC13は、電源電圧VINが供給されると、まずスイッチオンリセット回路20が作動して過電流保護回路21をリセットし、次いで、前記シーケンス制御回路31は、スイッチングレギュレータ22(第1の電源回路)を作動可能として制御用IC12、ソースドライバ15及びゲートドライバ16に駆動用電圧VDDを出力する。その後、チャージポンプ用パルス生成回路24に接続されている極性反転チャージポンプ35(第4の電源回路)を作動可能として電源供給用IC13が生成する最も低い電圧であるVGLを生成させ、次に、別のスイッチングレギュレータ23(第2の電源回路)を作動可能として高電圧でありしかも電源供給用IC13の内部回路でも使用される電圧VGENを生成させ、次にチャージポンプ用パルス生成回路24に接続されている昇圧チャージポンプ34(第3の電源回路)を作動させて高い電圧VGHを生成させる。なお、その他の電圧VCOM1及びVCOM2の生成順位は、これらの電圧の負荷は抵抗であるため、任意である。
このような構成とすれば、電源電圧VINが電源供給用IC13に供給されると、まず過電流保護回路21をリセットするため、定常状態になってから過電流保護回路21が作動するために、電源電圧VINが供給された際に過度的に大電流が流れることによる誤動作が少なくなる。さらに、シーケンス回路31により、最初に電源供給用IC13で生成する電圧を、制御用IC12、ソーストドライバ15及びゲートドライバ16の駆動用電圧VDDを生成することによりこれらの回路を作動可能とさせた後、ゲートドライバ16に供給するための低い電圧VGLを出力し、その後に電源供給用IC13が生成する高い電圧でありしかも電源供給用IC13内でも使用する電圧VGEN、ゲートドライバ16に供給するための高い電圧VGHの順に生成させるようにしているため、各回路に高電圧が印加される前に他の所定の電圧が印加されているため、各回路は誤動作及び破損することが少なくなる。
加えて、電源供給用IC13内に演算増幅器を含むアナログ回路であるγ補正回路用基準電圧VCOM1及びVCOM2の生成回路25、液晶表示パネル11の共通電極に印加するための電圧Vcomの生成回路26をも一体に組み込んでその他のデジタル電源回路とともに一体化したため、回路全体を小型化でき、また、演算増幅回路のフィードバック線を短くすることができるのでデジタル回路からのノイズが乗り難くなり、出力電圧が安定化されるので、安価で良好な表示画質の液晶表示装置が得られる。
本発明の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の電源供給用ICの概略構成を示すブロック図である。 液晶表示パネルの液晶セルに印加される電圧と光の透過率との関係を示す図である。 液晶表示パネルの液晶セルに印加される信号レベルと透過率Tの関係を示す図である。 人間の目が表示された画像に対して違和感なく自然に感じる画像の信号レベルと輝度との関係を示す図である。 図5に示した関係をえるための信号階調レベルと印加電圧との関係の一例を示す図である。 従来の液晶表示装置の概略構成を示すブロック図である。 従来の階調電圧生成回路の一具体例である。
符号の説明
10 液晶表示装置
11 液晶表示パネル
12 制御用IC
13 電源供給用IC
14 γ補正回路
15 ソースドライバ
16 ゲートドライバ
20 スイッチオンリセット回路
21 過電流保護回路
22、23 スイッチングレギュレータ
24 チャージポンプ用パルス生成回路
25 γ補正回路用基準電圧VCOM1及びVCOM2の生成回路
26 Vcomの生成回路
27、28 演算増幅器

Claims (7)

  1. 複数の行ライン及び複数の列ラインを有する液晶セルと、各行ラインを駆動するゲートドライバと、各列ラインを駆動するソースドライバと、前記ゲートドライバ及びソースドライバに各種信号を出力する制御用集積回路と、前記ソースドライバにγ補正用電圧を供給するγ補正回路と、電源供給用集積回路と、を備えた液晶表示装置において、前記電源供給用集積回路は、前記制御用集積回路、ゲートドライバ及びソースドライバの駆動用電圧を出力する第1の電源回路と、前記ソースドライバを介して前記列ラインに印加するための電圧を発生する第2の電源回路と、前記ゲートドライバを介して前記行ラインに互いに切換印加するためのそれぞれ高電圧及び低電圧を発生する第3及び第4の電源回路と、前記γ補正回路用の基準電圧を発生する第5の電源回路と、前記液晶セルの共通電極用の電圧を発生する第6の電源回路と、を一体化して内蔵したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第5の電源回路が複数の演算増幅器からなる複数の定電圧を発生する定電圧発生回路からなり、前記第6の電源回路が演算増幅器からなる定電圧発生回路であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第1の電源回路及び第2の電源回路がスイッチングレギュレータであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第3及び第4の電源回路がそれぞれチャージポンプ用パルス生成回路からなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記電源用集積回路はさらに過電流保護回路及びスイッチオンリセット回路を一体に備えており、前記過電流保護回路は電源投入時にリセットされるようになされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 前記電源用集積回路はさらに電源投入時に前記第1〜第6の電源回路を所定の順番にしたがって作動するように制御するシーケンス制御回路を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 前記シーケンス制御回路は、第1の電源回路、第4の電源回路、第2の電源回路、第3の電源回路の順に作動させるようになされていることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
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