JP2006337504A - 液晶ディスプレイ、バックライト駆動回路およびバックライト駆動回路の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定化素子の追加が発熱の原因および省電力化の障害となっていた。
【解決手段】スイッチング電源と、バックライトの点灯を示す信号を出力するマイコンと、上記バックライトの点灯を示す信号に従ってバックライトを点灯するバックライト点灯回路と、上記バックライトの点灯を示す信号に従ってオンとなることによって、上記スイッチング電源の起動より後のタイミングで上記スイッチング電源の出力電圧を上記バックライト点灯回路に供給するスイッチと、上記スイッチがオフであることによって上記スイッチング電源の出力電圧が不安定になることを防止する安定化素子とを備えるバックライト駆動回路において、上記バックライトの点灯を示す信号に従って、上記安定化素子の駆動を停止させる。
【選択図】図2
【解決手段】スイッチング電源と、バックライトの点灯を示す信号を出力するマイコンと、上記バックライトの点灯を示す信号に従ってバックライトを点灯するバックライト点灯回路と、上記バックライトの点灯を示す信号に従ってオンとなることによって、上記スイッチング電源の起動より後のタイミングで上記スイッチング電源の出力電圧を上記バックライト点灯回路に供給するスイッチと、上記スイッチがオフであることによって上記スイッチング電源の出力電圧が不安定になることを防止する安定化素子とを備えるバックライト駆動回路において、上記バックライトの点灯を示す信号に従って、上記安定化素子の駆動を停止させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、バックライトを点灯させる駆動回路に関する。
液晶ディスプレイなどのバックライトを点灯させる駆動回路においては、スイッチング電源の出力電圧をインバータ等のバックライト点灯回路に供給している。この回路において、一般的には液晶ディスプレイの電源オン時および電源オフ時に画面が乱れることを防止するため、電源オンの1〜2秒後にバックライトを点灯させ、電源オフの1〜2秒前にバックライトを消灯する。このために、液晶ディスプレイ等のマイコンはバックライトの点灯と消灯とを示す信号を出力するように構成され、上記スイッチング電源から上記バックライト点灯回路への電力供給はスイッチによって制御できるように構成されている。例えば、上記バックライトの点灯を示す信号は、電源オンの1〜2秒後に出力されるようになっており、この信号に応じて上記スイッチをオンにすることで、スイッチング電源からバックライト点灯回路への電力供給タイミングを制御している。
尚、電源投入時のバックライト点灯を安定化させるため、以下のような技術が知られている。
即ち、特開昭64−32777号公報(特許文献1)には、バックライト装置への電力投入開始時に、バックライト点灯回路への投入電力を高くする構成が開示されている。
また、特開平7−13128号公報(特許文献2)には、バックライト用蛍光管の管電流を制御することによって画面輝度の立ち上がりを改善する構成が開示されている。
さらに、特開2001−169273号公報(特許文献3)には、起動時に蛍光ランプが十分な輝度で発光するように、蛍光ランプに流れる電流地を制御する構成が開示されている。
特開昭64−32777号公報
特開平7−13128号公報
特開2001−169273号公報
即ち、特開昭64−32777号公報(特許文献1)には、バックライト装置への電力投入開始時に、バックライト点灯回路への投入電力を高くする構成が開示されている。
また、特開平7−13128号公報(特許文献2)には、バックライト用蛍光管の管電流を制御することによって画面輝度の立ち上がりを改善する構成が開示されている。
さらに、特開2001−169273号公報(特許文献3)には、起動時に蛍光ランプが十分な輝度で発光するように、蛍光ランプに流れる電流地を制御する構成が開示されている。
上述のように、スイッチング電源からバックライト点灯回路への電力供給タイミングをスイッチによって制御する回路においては、このスイッチがオフの間にスイッチング電源から出力される電圧が変動することを防止するため、安定化素子(プルダウン用抵抗素子)を使用している。例えば、スイッチング電源における電圧の出力端子とグラウンドとの間に所定の抵抗素子を介在させる。しかし、このような抵抗素子を介在させると、スイッチがオンになった後にも抵抗素子に電流が流れ、発熱の原因になるし省電力化の障害となる。
また、上述の特許文献1〜3においては、電力投入時に電力を高くするなど、複雑な制御が必要であり、簡易な構成によって初期の画面安定を図ることができない。
また、上述の特許文献1〜3においては、電力投入時に電力を高くするなど、複雑な制御が必要であり、簡易な構成によって初期の画面安定を図ることができない。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、簡易な構成によって電源投入時のスイッチング電源の出力を安定化させるとともに、発熱を防止し、省電力化を図ることが可能な液晶ディスプレイ、バックライト駆動回路およびバックライト駆動回路の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、出力電圧の変動によって発光する発光ダイオードと当該発光ダイオードによって駆動するフォトトランジスタと当該フォトトランジスタのスイッチング動作に従って出力電圧を調整する出力電圧安定化回路を備えたスイッチング電源と、バックライトの点灯を示す信号を出力するマイコンと、上記バックライトの点灯を示す信号に従って液晶表示装置のバックライトを点灯するバックライト点灯回路と、上記バックライトの点灯を示す信号に従ってオンとなることによって、上記スイッチング電源の起動より後のタイミングで上記スイッチング電源の出力電圧を上記バックライト点灯回路に供給するスイッチと、上記スイッチがオフであることによって上記スイッチング電源の出力電圧が不安定になることを防止するプルダウン用抵抗素子とを備えた液晶ディスプレイにおいて、上記スイッチは上記バックライトの点灯を示す信号によってオンになる第1のスイッチングトランジスタと当該第1のスイッチングトランジスタがオンになることによってオンになるとともに当該オンの状態で上記スイッチング電源とバックライト点灯回路とを導通させる第2のスイッチングトランジスタとを備え、上記プルダウン用抵抗素子の接地を制御する第3のスイッチングトランジスタであって、上記第1のスイッチングトランジスタがオフであることによってオンになって上記プルダウン用抵抗素子を接地し、当該第1のスイッチングトランジスタがオンであることによってオフになって上記プルダウン用抵抗素子の接地を解除するトランジスタを備える構成としている。
上記のように構成した請求項1に記載の発明によれば、液晶ディスプレイが備えるスイッチング電源に対して電力を供給した後、所定の時間が経過してからバックライトの点灯を示す信号をマイコンから出力することによってスイッチをオンにしてスイッチング電源とバックライト点灯回路との導通を確保し、バックライトを点灯させる構成において上記所定の時間のみにプルダウン用抵抗素子を有効にすることができる。すなわち、第1〜第3のスイッチングトランジスタによって、スイッチング電源とバックライト点灯回路との導通を制御しながら、両者の導通が確保されているときのみプルダウン用抵抗素子を接地させる。この結果、簡易な構成によって電源投入時のスイッチング電源の出力を安定化させるとともに、発熱を防止し、省電力化を図ることができる。むろん、プルダウン用抵抗素子の接地は、スイッチングトランジスタを介した接地を含む
請求項2に記載の発明は、スイッチング電源と、バックライトの点灯を示す信号を出力するマイコンと、上記バックライトの点灯を示す信号に従ってバックライトを点灯するバックライト点灯回路と、上記バックライトの点灯を示す信号に従ってオンとなることによって、上記スイッチング電源の起動より後のタイミングで上記スイッチング電源の出力電圧を上記バックライト点灯回路に供給するスイッチと、上記スイッチがオフであることによって上記スイッチング電源の出力電圧が不安定になることを防止する安定化素子とを備えるバックライト駆動回路において、上記バックライトの点灯を示す信号に従って、上記安定化素子の駆動を停止させる安定化素子制御回路を備える構成としている。
上記のように構成した請求項2に記載の発明によれば、バックライトの点灯を示す信号に従って安定化素子の駆動を停止させるため、バックライトを点灯回路にスイッチング電源の出力電圧を供給する以前では安定化素子を有効に機能させ、当該出力電圧の供給後には安定化素子の駆動を停止することができる。従って、バックライトが点灯する以前に安定化が必要なときのみ安定化素子を有効にすることができ、簡易な構成によって電源投入時のスイッチング電源の出力を安定化させるとともに、発熱を防止し、省電力化を図ることができる。
請求項3に記載の発明では、上記スイッチはリレーであり、上記安定化素子制御回路は上記バックライトの点灯を示す信号に従って上記リレーをオンさせるとともに上記安定化素子の導通をオフにするスイッチング回路である構成としている。
上記のように構成した請求項3に記載の発明によれば、簡易な構成によってスイッチのオンオフを制御することができ、低コスト化を図ることができる。
上記のように構成した請求項3に記載の発明によれば、簡易な構成によってスイッチのオンオフを制御することができ、低コスト化を図ることができる。
請求項4に記載の発明では、上記スイッチはスイッチング素子であり、上記安定化素子制御回路は上記バックライトの点灯を示す信号に従って上記スイッチング素子をオンさせるとともに上記安定化素子の導通をオフにするスイッチング回路である構成としている。
上記のように構成した請求項4に記載の発明によれば、簡易な構成および微小な部品によってスイッチのオンオフを制御することができ、低コスト化および省スペース化を図ることができる。尚、上記スイッチング素子はスイッチングトランジスタ、スイッチング回路はスイッチングトランジスタの組み合わせによって構成することができる。
上記のように構成した請求項4に記載の発明によれば、簡易な構成および微小な部品によってスイッチのオンオフを制御することができ、低コスト化および省スペース化を図ることができる。尚、上記スイッチング素子はスイッチングトランジスタ、スイッチング回路はスイッチングトランジスタの組み合わせによって構成することができる。
請求項5に記載の発明では、上記スイッチング電源は、その出力電圧の変動によって発光する発光ダイオードと当該発光ダイオードによって駆動するフォトトランジスタと当該フォトトランジスタのスイッチング動作に従って出力電圧を調整する出力電圧安定化回路を備えている構成としている。
上記のように構成した請求項5に記載の発明によれば、発光ダイオードとフォトトランジスタとを含むフォトカプラによってスイッチング電源の出力電圧を調整し、安定化を図る回路を備える構成において、この安定化が図られたとしても上記スイッチがオフ(オープン)であることによって出力電圧の安定化が不十分となる場合に、上記安定化素子によって出力電圧を安定化させることができる。さらに、この安定化素子を必要なときのみ動作させることで、簡易な構成によって電源投入時のスイッチング電源の出力を安定化させるとともに、発熱を防止し、省電力化を図ることができる。
上記のように構成した請求項5に記載の発明によれば、発光ダイオードとフォトトランジスタとを含むフォトカプラによってスイッチング電源の出力電圧を調整し、安定化を図る回路を備える構成において、この安定化が図られたとしても上記スイッチがオフ(オープン)であることによって出力電圧の安定化が不十分となる場合に、上記安定化素子によって出力電圧を安定化させることができる。さらに、この安定化素子を必要なときのみ動作させることで、簡易な構成によって電源投入時のスイッチング電源の出力を安定化させるとともに、発熱を防止し、省電力化を図ることができる。
以上に記載した液晶ディスプレイおよびバックライト駆動回路は、装置としてのみならず、方法としても提供し得る。そこで、請求項6に記載の発明は、スイッチング電源と、バックライトの点灯を示す信号を出力するマイコンと、上記バックライトの点灯を示す信号に従ってバックライトを点灯するバックライト点灯回路と、上記バックライトの点灯を示す信号に従ってオンとなることによって、上記スイッチング電源の起動より後のタイミングで上記スイッチング電源の出力電圧を上記バックライト点灯回路に供給するスイッチと、上記スイッチがオフであることによって上記スイッチング電源の出力電圧が不安定になることを防止する安定化素子とを備えるバックライト駆動回路の制御方法において、上記バックライトの点灯を示す信号に従って、上記安定化素子の駆動を停止させる構成としている。
上記のように構成した請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用と同様の作用を得る方法を提供し得る。
上記のように構成した請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用と同様の作用を得る方法を提供し得る。
請求項1に記載の発明によれば、バックライト点灯回路への電力を初期に遮断しておくことにより余分な回路を設けることなく電力投入初期の画面不安定を解消することができる構成において、電力の遮断に伴うスイッチング電源の不安定を安定化素子という簡易な構成によって解消し、また、必要に応じて安定化素子の駆動を停止することで、発熱を防止し、省電力化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、バックライト点灯回路への電力を初期に遮断しておくことにより余分な回路を設けることなく電力投入初期の画面不安定を解消することができる構成において、電力の遮断に伴うスイッチング電源の不安定を安定化素子という簡易な構成によって解消し、また、必要に応じて安定化素子の駆動を停止することで、発熱を防止し、省電力化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、バックライト点灯回路への電力を初期に遮断しておくことにより余分な回路を設けることなく電力投入初期の画面不安定を解消することができる構成において、電力の遮断に伴うスイッチング電源の不安定を安定化素子という簡易な構成によって解消し、また、必要に応じて安定化素子の駆動を停止することで、発熱を防止し、省電力化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、低コスト化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、低コスト化および省スペース化を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、フォトカプラによる安定化回路を含む構成において、さらなる出力電圧の安定化を図ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果と同様の効果を得る方法を提供し得る。
請求項4に記載の発明によれば、低コスト化および省スペース化を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、フォトカプラによる安定化回路を含む構成において、さらなる出力電圧の安定化を図ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果と同様の効果を得る方法を提供し得る。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)液晶ディスプレイの概略構成:
(2)回路構成の詳細:
(3)他の実施形態:
(1)液晶ディスプレイの概略構成:
(2)回路構成の詳細:
(3)他の実施形態:
(1)液晶ディスプレイの概略構成:
図1は、本発明を液晶ディスプレイに適用した場合の構成を説明するブロック図である。同図において、液晶ディスプレイ10は、画面を表示するための液晶パネル11と液晶パネル11上に映像を出力し、図示しないスピーカーから音声を出力するためのA/V処理回路12とを備えている。液晶パネル11やA/V処理回路12等はスイッチング電源20からの電力供給を受けて駆動する。
図1は、本発明を液晶ディスプレイに適用した場合の構成を説明するブロック図である。同図において、液晶ディスプレイ10は、画面を表示するための液晶パネル11と液晶パネル11上に映像を出力し、図示しないスピーカーから音声を出力するためのA/V処理回路12とを備えている。液晶パネル11やA/V処理回路12等はスイッチング電源20からの電力供給を受けて駆動する。
スイッチング電源20は、電源供給を受けるとともに所望の電圧を生成して出力する回路である。本実施形態において、スイッチング電源20はマイコンを含み、後述のようにパルス幅制御を行うことによって出力電圧を安定化する仕組みを備えている。また、当該マイコンは、液晶パネル11に含まれる図示しないバックライトを点灯するための信号(バックライトsw)を出力する。
本実施形態において、上記スイッチング電源20の出力端子は、スイッチ30を介して液晶パネル11内のバックライト点灯回路11aに接続されるようになっている。当該バックライト点灯回路11aは図示しないバックライトを点灯させるための回路であり、電力の供給を受けるとバックライトを点灯させる。スイッチ30は、上記バックライトswが出力されている間はオンとなり、当該バックライトswが出力されていないときにはオフ(オープン)となる。
このバックライトswは、液晶ディスプレイ10の電源がオンとされた後、所定の時間経過後(例えば、1〜2秒後)に出力される。また、液晶ディスプレイ10の電源をオフにする指示がなされてから電源がオフになる前(例えば、1〜2秒前)にバックライトswの出力が停止する。従って、本実施形態においては、液晶ディスプレイ10の電源がオンとされた後、所定の時間が経過した後にスイッチ30がオンとなり、バックライトが点灯する。この結果、電源がオンとなった直後にバックライトが点灯することを防止し、液晶パネル11の画面に不安定な映像を出力することを防止することができる。
スイッチング電源20は、上記パルス幅制御によって出力電圧の安定化を図っているが、この安定化は、スイッチング電源20の出力端子がバックライト点灯回路11aに接続された状態で適切な安定化が図られるように設定されている。従って、上記スイッチ30がオープンとなっている場合には、出力電圧が変動し易い。
そこで、本実施形態においては、この変動を抑えてスイッチ30がオープンになっている場合であっても電圧を安定化させるため、安定化素子40を備えている。この安定化素子40は、上記スイッチ30の前段において、スイッチング電源20の出力端子に対して接続されているため、この安定化素子に対する電力供給を積極的に制御しなければ、常時駆動されることになる。
そこで、本実施形態では、安定化素子40を適切なタイミングのみで有効にするため、安定化素子制御回路500を備えている。すなわち、安定化素子制御回路500は、上記バックライトswの供給を受け、当該バックライトswが出力されている間は安定化素子40の駆動を停止させ、当該バックライトswが出力されていないときには安定化素子40を駆動させる。この結果、液晶ディスプレイ10の電源がオンとされた後、所定の時間が経過するまでは安定化素子40を有効に機能させ、所定の時間が経過した後には安定化素子40の動作を停止させる。従って、必要なときのみに安定化素子40による電力消費がなされ、発熱を防止し、省電力化を図ることができる。
(2)回路構成の詳細:
図2は、上記スイッチ30と安定化素子40と安定化素子制御回路50の詳細な構成例およびスイッチング電源20の一例を示している。図2に示す例において、スイッチング電源20は、整流を行う整流部21と所望の電圧を取得するための変圧部22とを備えており、交流電圧源からの電力を所望の電圧に変換する。変換された電圧は出力端子Tから出力される。また、電圧制御部24は図示しないマイコンを備えており、当該マイコンはスイッチング電源20の駆動開始(電源のオン)後、所定時間経過後にバックライトswを出力する。
図2は、上記スイッチ30と安定化素子40と安定化素子制御回路50の詳細な構成例およびスイッチング電源20の一例を示している。図2に示す例において、スイッチング電源20は、整流を行う整流部21と所望の電圧を取得するための変圧部22とを備えており、交流電圧源からの電力を所望の電圧に変換する。変換された電圧は出力端子Tから出力される。また、電圧制御部24は図示しないマイコンを備えており、当該マイコンはスイッチング電源20の駆動開始(電源のオン)後、所定時間経過後にバックライトswを出力する。
スイッチ30は、リレーによってスイッチ30cを開閉するリレースイッチ30aとバックライトswに従ってオンあるいはオフとなるスイッチングトランジスタ30bとを備えている。バックライトswが出力されている(ハイレベルになっている)ときには、上記スイッチングトランジスタ30bがオンとなり、リレースイッチ30aを駆動するために十分な電流がリレースイッチ30aに供給される。この結果、スイッチ30cのオープン状態を解除し、スイッチ30cをオンにすることになる。スイッチ30cがオンになると、スイッチング電源20からの出力がバックライト点灯回路11aに供給されてバックライトが点灯する。
本実施形態において、上記スイッチング電源20の出力端子Tには、電圧変動をフィードバックするための回路23が接続されており、この回路23は出力端子Tの電圧変動に基づいて発光する発光ダイオード23aと発光ダイオード23aの発光に従って導通するフォトトランジスタ23bとを含むフォトカプラを備えている。当該フォトカプラによる信号は電圧制御部24に入力され、当該電圧制御部24はフォトカプラによる信号に基づいてパルス幅変調を行って、上記変圧部22の電圧をフィードバック制御する。
すなわち、スイッチング電源20は、出力端子Tの電圧を安定化させるための出力電圧安定化回路を備えている。しかし、この出力電圧安定化回路は、上記スイッチ30cがオンとなり、スイッチング電源20の出力端子Tとバックライト点灯回路11aとの導通が確保された状態で適正な安定化を図るように設定されている。従って、スイッチ30cがオープンとなっているときに適正な安定化を図るため、本実施形態においては、安定化素子40を構成している。当該安定化素子40は、スイッチ30cがオープンであるときにスイッチング電源20の出力を安定化するように抵抗値が設定された抵抗素子である。従って、スイッチ30cがオープンであっても、このときに安定化素子40を介してスイッチング電源20の出力端子Tとグラウンドとの導通が確保されれば、電圧を安定化させることができる。
図2に示す例では、さらに、必要なときのみにこの安定化を行うべく安定化素子制御回路50を備えている。定化素子制御回路50は、上記スイッチングトランジスタ30bとスイッチングトランジスタ50aとスイッチングトランジスタ50aに対するバイアスを調整するためのツェナーダイオード50bと抵抗素子50c,50dとを備えている。上記スイッチングトランジスタ30bは、上記バックライトswによってオンとオフとが切り替わり、スイッチング電源20が駆動しており、かつ当該スイッチングトランジスタ30bがオフのときには、上記ツェナーダイオード50bと抵抗素子50c,50dとによって適切なバイアス電圧が印加されてスイッチングトランジスタ50aがオンとなる。
従って、電源オンの後、バックライトswが出力されるまでの間においては、スイッチングトランジスタ50aがオンとなり、上記スイッチング電源20の出力端子Tとグラウンドとが上記安定化素子40とスイッチングトランジスタ50aとを介して導通される。この結果、安定化素子40による出力電圧の安定化がなされる。
一方、スイッチング電源20が駆動しており、かつ当該スイッチングトランジスタ30bがオンのときには、上記ツェナーダイオード50bの作用によってスイッチングトランジスタ50aに適正なバイアス電圧が印加されず、当該スイッチングトランジスタ50aがオフとなる。従って、電源オンの後、バックライトswが出力されるとスイッチングトランジスタ50aがオフとなり、上記安定化素子40に対する電力供給は停止される。このようにスイッチングトランジスタ30bがオンである状態では、上記スイッチ30cがオンとなり、バックライトが点灯していることになる。従って、一旦バックライトが点灯すると安定化素子40の動作が停止し、安定化素子40による発熱を防止するとともに省電力化を図ることができる。
尚、本発明によれば、待機時の電力消費を抑えることもできる。すなわち、上記電源オンは待機電圧による液晶ディスプレイ10の駆動を切り替えて画面表示等を行うことに相当する。上述のように安定化素子40はスイッチング電源20が駆動され、スイッチングトランジスタ50aに適切なバイアス電圧が印加されることによって駆動されるため、スイッチング電源20が駆動していない待機電圧では安定化素子40は機能しない。従って、本発明によれば、待機時に安定化素子40によって電力を消費することを防止し、省電力化を図っていることになる。
(3)他の実施形態:
上記実施形態は一例であり、本発明においては、電源オンの後、スイッチング電源からバックライト点灯回路への電力供給を開始するまでの間のみに安定化素子を駆動することができる限りにおいて種々の構成を採用可能である。例えば、スイッチング電源からバックライト点灯回路への電力供給を制御するためのスイッチをトランジスタによって構成してもよい。
上記実施形態は一例であり、本発明においては、電源オンの後、スイッチング電源からバックライト点灯回路への電力供給を開始するまでの間のみに安定化素子を駆動することができる限りにおいて種々の構成を採用可能である。例えば、スイッチング電源からバックライト点灯回路への電力供給を制御するためのスイッチをトランジスタによって構成してもよい。
図3は、このような構成例を示す図である。同図において、上記図2と同じ構成を持つ部分については図2と同じ符号によって示している。すなわち、スイッチング電源20と安定化素子40とバックライト点灯回路11aとは図2と同様の構成である。図3に示す例では、図2におけるスイッチ30と安定化素子制御回路500の代わりにスイッチ300と安定化素子制御回路5000とを備えている。
スイッチ300は、スイッチングトランジスタ300cとスイッチングトランジスタ300bとを備え、スイッチングトランジスタ300bがバックライトswによってオンとなることに応じてスイッチングトランジスタ300cがオンとなる。この結果、スイッチング電源20からの出力がバックライト点灯回路11aに供給されてバックライトが点灯する。スイッチングトランジスタ300bがオンの状態では、スイッチングトランジスタ500dに適切なバイアス電圧が印加されず、当該スイッチングトランジスタ500dがオフとなる。従って、安定化素子40は機能しない。
一方、スイッチングトランジスタ300bがオフの状態ではスイッチングトランジスタ300cがオフとなる。このとき、抵抗素子300aとツェナーダイオード500bと抵抗素子500c,500dによってスイッチングトランジスタ500dに適切なバイアス電圧が印加され、当該スイッチングトランジスタ500dがオンとなる。従って、安定化素子40が機能してスイッチング電源20の出力電圧を安定化させる。
以上のように、スイッチングトランジスタによって、電源オンの後、スイッチング電源からバックライト点灯回路への電力供給を開始するまでの間のみに安定化素子を駆動するように構成することもできる。尚、図3に示す構成においては、スイッチングトランジスタ300bが上記請求項における第1のスイッチングトランジスタに相当し、スイッチングトランジスタ300cが上記請求項における第2のスイッチングトランジスタに相当し、スイッチングトランジスタ500aが上記請求項における第3のスイッチングトランジスタに相当する。
尚、上記図2、図3に示す回路は本発明の機能を説明するための一例であり、むろん、適切なバイアスを確保するために抵抗素子を追加、調整したり、他の機能等を実現するため各種素子を追加することは可能である。また、上記スイッチングトランジスタ30bはスイッチ30と安定化素子制御回路50とで兼用しているが、別個のスイッチングトランジスタに変更することも可能であり、種々の回路構成を採用可能である。
10…液晶ディスプレイ
11…液晶パネル
11a…バックライト点灯回路
12…A/V処理回路
20…スイッチング電源
21…整流部
22…変圧部
23a…発光ダイオード
23b…フォトトランジスタ
24…電圧制御部
30…スイッチ
30a…リレースイッチ
30b…スイッチングトランジスタ
30c…スイッチ
40…安定化素子
50…安定化素子制御回路
50a…スイッチングトランジスタ
50b…ツェナーダイオード
50c,50d…抵抗素子
11…液晶パネル
11a…バックライト点灯回路
12…A/V処理回路
20…スイッチング電源
21…整流部
22…変圧部
23a…発光ダイオード
23b…フォトトランジスタ
24…電圧制御部
30…スイッチ
30a…リレースイッチ
30b…スイッチングトランジスタ
30c…スイッチ
40…安定化素子
50…安定化素子制御回路
50a…スイッチングトランジスタ
50b…ツェナーダイオード
50c,50d…抵抗素子
Claims (6)
- 出力電圧の変動によって発光する発光ダイオードと当該発光ダイオードによって駆動するフォトトランジスタと当該フォトトランジスタのスイッチング動作に従って出力電圧を調整する出力電圧安定化回路を備えたスイッチング電源と、
バックライトの点灯を示す信号を出力するマイコンと、
上記バックライトの点灯を示す信号に従って液晶表示装置のバックライトを点灯するバックライト点灯回路と、
上記バックライトの点灯を示す信号に従ってオンとなることによって、上記スイッチング電源の起動より後のタイミングで上記スイッチング電源の出力電圧を上記バックライト点灯回路に供給するスイッチと、
上記スイッチがオフであることによって上記スイッチング電源の出力電圧が不安定になることを防止するプルダウン用抵抗素子とを備えた液晶ディスプレイにおいて、
上記スイッチは上記バックライトの点灯を示す信号によってオンになる第1のスイッチングトランジスタと当該第1のスイッチングトランジスタがオンになることによってオンになるとともに当該オンの状態で上記スイッチング電源とバックライト点灯回路とを導通させる第2のスイッチングトランジスタとを備え、
上記プルダウン用抵抗素子の接地を制御する第3のスイッチングトランジスタであって、上記第1のスイッチングトランジスタがオフであることによってオンになって上記プルダウン用抵抗素子を接地し、当該第1のスイッチングトランジスタがオンであることによってオフになって上記プルダウン用抵抗素子の接地を解除するトランジスタを備えることを特徴とする液晶ディスプレイ。 - スイッチング電源と、
バックライトの点灯を示す信号を出力するマイコンと、
上記バックライトの点灯を示す信号に従ってバックライトを点灯するバックライト点灯回路と、
上記バックライトの点灯を示す信号に従ってオンとなることによって、上記スイッチング電源の起動より後のタイミングで上記スイッチング電源の出力電圧を上記バックライト点灯回路に供給するスイッチと、
上記スイッチがオフであることによって上記スイッチング電源の出力電圧が不安定になることを防止する安定化素子とを備えるバックライト駆動回路において、
上記バックライトの点灯を示す信号に従って、上記安定化素子の駆動を停止させる安定化素子制御回路を備えることを特徴とするバックライト駆動回路。 - 上記スイッチはリレーであり、上記安定化素子制御回路は上記バックライトの点灯を示す信号に従って上記リレーをオンさせるとともに上記安定化素子の導通をオフにするスイッチング回路であることを特徴とする上記請求項2に記載のバックライト駆動回路。
- 上記スイッチはスイッチング素子であり、上記安定化素子制御回路は上記バックライトの点灯を示す信号に従って上記スイッチング素子をオンさせるとともに上記安定化素子の導通をオフにするスイッチング回路であることを特徴とする上記請求項2に記載のバックライト駆動回路。
- 上記スイッチング電源は、その出力電圧の変動によって発光する発光ダイオードと当該発光ダイオードによって駆動するフォトトランジスタと当該フォトトランジスタのスイッチング動作に従って出力電圧を調整する出力電圧安定化回路を備えていることを特徴とする上気請求項2〜請求項4のいずれかに記載のバックライト駆動回路。
- スイッチング電源と、
バックライトの点灯を示す信号を出力するマイコンと、
上記バックライトの点灯を示す信号に従ってバックライトを点灯するバックライト点灯回路と、
上記バックライトの点灯を示す信号に従ってオンとなることによって、上記スイッチング電源の起動より後のタイミングで上記スイッチング電源の出力電圧を上記バックライト点灯回路に供給するスイッチと、
上記スイッチがオフであることによって上記スイッチング電源の出力電圧が不安定になることを防止する安定化素子とを備えるバックライト駆動回路の制御方法において、
上記バックライトの点灯を示す信号に従って、上記安定化素子の駆動を停止させることを特徴とするバックライト駆動回路の制御方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005159443A JP2006337504A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 液晶ディスプレイ、バックライト駆動回路およびバックライト駆動回路の制御方法 |
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JP2005159443A JP2006337504A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 液晶ディスプレイ、バックライト駆動回路およびバックライト駆動回路の制御方法 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103839531A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-06-04 | 广州视源电子科技股份有限公司 | 一种液晶显示器控制方法及装置 |
CN107203058A (zh) * | 2017-07-24 | 2017-09-26 | 上海传英信息技术有限公司 | 液晶显示器性能测试系统 |
CN117572689A (zh) * | 2023-12-06 | 2024-02-20 | 北京显芯科技有限公司 | 一种发光基板及其发光控制方法、显示装置 |
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2005
- 2005-05-31 JP JP2005159443A patent/JP2006337504A/ja active Pending
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