JP2006337497A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 商用電源から供給可能な電流値を割り出し、その結果に応じて画像形成装置を構成している各ユニットの制御を切り替え、ユーザビリティーを向上する。
【解決手段】 記録紙を搬送するための搬送手段と、搬送手段を駆動するための駆動手段と、記録紙に静電潜像されたトナー像を熱定着するための定着手段と、定着手段の温度を検知するための温度検知手段と、定着手段への通電開始から所定温度に達するまでの時間を計時するための計時手段と、入力される商用電源の電圧を検知する電圧検知手段とを含み、電圧検知手段の検知結果と計時手段の計時結果から定着手段の抵抗値を予測し、予測した結果に応じて、通常制御モード、あるいは、時間短縮モードのいずれかを選択し、画像形成装置を制御することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録紙を熱定着するための定着装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置の高機能化、複合化に伴い、装置が消費する電力が増大する傾向にある。しかし、一般的な家庭やオフィスにおいては、コンセントから供給可能な電流は所定値に制限され、この制限電流を越えてしまうとブレーカが作動し、装置への通電が経たれてしてしまう構成になっている。
このため、例えば、下記特許文献1のように、各ユニットの消費電流のピークが重ならないようにシーケンスを組み、画像形成装置の消費電流を抑えるような工夫がなされている。
図9、および、図10は上記発明を具体的に現した概念図であり、以下、これらの図の説明を行なう。図9は、2つのモータの立上げ時の電流プロファイル、図10は連続プリント時のステープルを実行した時の電流プロファイルを示したものであり、縦軸が24V電源電流、横軸が時間を示す。
まず図9においては、最初にモータAを立上げ、立上げ時に発生するピーク電流が収まってきた時にモータBを起動するようにシーケンスを組んでいる。この場合、2つのモータの重なりが発生しないため、大きなピーク電流の発生を防ぐことができる。
次に図10について説明する。0〜T1は画像形成装置が駆動している期間、T1〜T2がステープル装置も駆動している期間であり、続いて、画像形成装置は停止しステープル装置のみが駆動している期間、ステープル処理を行なっている期間、次のジョブを実行している期間が示されている。この場合、画像形成装置の動作を一旦停止し、その状態でステープル処理を実行することで大きなピーク電流の発生を防いでいる。
特開2003−69762号公報
しかしながら、上記従来例の画像形成装置の場合、いかなる条件においてもブレーカが働いてしまわないように配慮するため、各ユニットのピーク値の算出に所定のマージンが含まれている。特にヒータ抵抗値のバラツキは±7%程度あり、10Ωの抵抗の場合、最大抵抗と最小抵抗の差は、1.4Ωにもなる。ヒータ抵抗値はAC電圧が直に掛かるため、AC電流に換算すると非常に差が激しいことになる。例えば、100V電源の場合、抵抗のバラツキによるAC電流の差は約1.4Aに相当する。これは24Vをスイッチング電源で生成した場合、効率を80%とすると約4.7A分の電力差になる。
つまりヒータ抵抗値のバラツキ範囲のどの値においてもブレーカが働かないようにするために、24V電源で約4.7A分のマージンが計上されており、この電流分だけ余力を残してコンセントから電流を使用していることになる。
このため実際には使用可能な電流が残されているにも関わらず、機能を制限して製品を設計することになっている。例えば、複数のモータを構成している画像形成装置の場合、ピーク電流が重ならないように各々のモータを順々に起動している。この場合、起動時間の低下を招いてしまう。
また、画像形成した記録紙の後処理装置としてステープル装置が装着されている構成では、ステープル時には大きな駆動電流が流れるため、画像形成装置の用紙搬送期間を外してステープルするようなことが行なわれている。この場合、スループットの低下を招いてしまう。
本発明は、上述の問題点に着目して成されたものであって、商用電源から供給可能な電流地を割り出し、その結果に応じて画像形成装置を構成している各ユニットのシーケンスを切り替え、起動時間を短縮し、ユーザビリティーを向上することのできる画像形成装置の提供を目的とする。
上記のような問題点を解決するために、本出願に係る第2の発明である画像形成装置は、記録紙を搬送するための搬送手段と、搬送手段を駆動するための駆動手段と、記録紙に静電潜像されたトナー像を熱定着するための定着手段と、定着手段の温度を検知するための温度検知手段と、定着手段への通電開始から所定温度に達するまでの時間を計時するための計時手段と、入力される商用電源の電圧を検知する電圧検知手段とを含み、電圧検知手段の検知結果と計時手段の計時結果から定着手段の抵抗値を予測し、予測した結果に応じて、通常制御モード、あるいは、時間短縮モードのいずれかを選択し、画像形成装置を制御することを特徴とする。すなわち、各ユニットの中でも最も消費電流の大きいヒータ抵抗値を、入力電圧とヒータに通電開始してから所定温度に達するまでの時間から予測し、その予測値に応じて画像形成装置の制御モードを、通常制御モードあるいは時間短縮モードのいずれかを選択するように制御したものである。
また本出願に係る第2の発明である画像形成装置は、記録紙を搬送するための搬送手段と、搬送手段を駆動するための駆動手段と、記録紙に静電潜像されたトナー像を熱定着するための定着手段と、定着手段に通電する電流値を検出するための電流検知手段と、入力される商用電源の電圧を検知する電圧検知手段とを含み、電流検知手段の検知結果と電圧検知手段の検知結果から定着手段の抵抗値を予測し、予測した結果に応じて、通常制御モード、あるいは、時間短縮モードのいずれかを選択し、画像形成装置を制御することを特徴とする。すなわち、入力される商用電源の電圧値とヒータに流れる電流を検知し、その検知結果に基づいてヒータ抵抗値を予測し、予測値に応じて、画像形成装置の制御モードを、通常制御モードあるいは時間短縮モードのいずれかを選択するように制御したものである。
本出願に係る第1の発明によれば、記録紙を搬送するための搬送手段と、搬送手段を駆動するための駆動手段と、記録紙に静電潜像されたトナー像を熱定着するための定着手段と、定着手段の温度を検知するための温度検知手段と、定着手段への通電開始から所定温度に達するまでの時間を計時するための計時手段と、入力される商用電源の電圧を検知する電圧検知手段とを含み、電圧検知手段の検知結果と計時手段の計時結果から定着手段の抵抗値を予測し、予測した結果に応じて、通常制御モード、あるいは、時間短縮モードのいずれかを選択し、画像形成装置を制御することを特徴とし、例えば、画像形成した記録紙の後処理装置としてステープル装置が装着されている構成では、用紙搬送期間を外してステープルする必要がなくなるため、スループットの向上することができる。
あるいは、複数のモータを構成している画像形成装置の場合、ピーク電流が重ならないように各々のモータを順々に起動する必要がなくなり、起動時間を短縮することができる。
また、本出願に係る第2の発明によれば、記録紙を搬送するための搬送手段と、搬送手段を駆動するための駆動手段と、記録紙に静電潜像されたトナー像を熱定着するための定着手段と、定着手段に通電する電流値を検出するための電流検知手段と、入力される商用電源の電圧を検知する電圧検知手段とを含み、電流検知手段の検知結果と電圧検知手段の検知結果から定着手段の抵抗値を予測し、予測した結果に応じて、通常制御モード、あるいは、時間短縮モードのいずれかを選択し、画像形成装置を制御することを特徴とし、例えば、画像形成した記録紙の後処理装置としてステープル装置が装着されている構成では、用紙搬送期間を外してステープルする必要がなくなるため、スループットの向上することができる。
あるいは、複数のモータを構成している画像形成装置の場合、ピーク電流が重ならないように各々のモータを順々に起動する必要がなくなり、起動時間を短縮することができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
以下、本発明の第一の実施形態を図1から図7をもとにして説明する。
図1において、101が画像形成装置であり、102が画像読取装置である。
画像形成装置101において、103は静電潜像担持体たる感光ドラムであり、この感光ドラム103の上方に感光ドラム103の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ104がその表面に当接している。
帯電ローラ104の当接位置よりも感光ドラム103の回転方向下流側の帯電された表面には、発光手段によって光ビーム105が照射されるようになっている。
この発光手段は、光ビーム105を発する半導体レーザ106と、半導体レーザ106を平行光に偏光するコリメータレンズ107と、光ビーム105を前記感光ドラム103の表面上に走査せしめるポリゴンミラー108と、光ビーム105を前記表面でスポットを形成するように調整する光学レンズ109から形成されており、ポリゴンミラー108はスキャナモータ110によって定速制御されている。
さらに、画像データに基づいて、光ビーム105を照射することにより、前記感光ドラム103の表面に静電潜像を形成せしめる。
この静電潜像は、光ビーム105の照射位置よりもさらに感光ドラム103の回転方向下流側で感光ドラム103に当接するように配設された現像装置111によってトナー像として現像される。
このトナー像は、感光ドラム103の下方で感光ドラム103に対向するように配設された転写ローラ112によって転写材たる記録紙P上に転写される。
この記録紙Pは感光ドラム103の前方(図1において右側)の記録紙カセット113内に収納されているが、手指し給紙部114でも給紙が可能である。
記録紙カセット113端部には、給紙ローラ115が配設されており、記録紙カセット113内の記録紙Pを搬送路へ送り込む。
給紙ローラ115と転写ローラ112の間の搬送路中には、記録紙Pの斜行補正ならびに感光ドラム103上の画像形成と記録紙搬送の同期をとるためのレジストローラ116が配設されており、前述した転写位置へ所定のタイミングで記録紙Pを送り込む。
なお、レジストローラ116と給紙ローラ115の間には、レジスト紙有無検知センサ117が配設されており記録紙Pの有無を検知するようになっている。
以上のようにして、未定着トナー像を転写された記録紙Pは、さらに感光ドラム103の後方(図1において左側)の定着装置へと搬送される。該定着装置は内部にハロゲンヒータもしくはセラミックヒータ(図示しない)を有する定着ローラ118と、該定着ローラ118に圧接するように配設された加圧ローラ119で構成されており、転写部から搬送されてきた記録紙Pを上記定着ローラ118と加圧ローラ119の圧接部にて加圧しながら加熱することにより記録紙P上の未定着トナー像を定着せしめる。
圧接部の後方には該圧接部から記録紙Pが排出されることを確認する排紙紙有無検知センサ120が配設されていて、さらに、該排紙紙有無検知センサ120の後方には定着排紙ローラ121が配設されており、定着された記録紙Pをフラッパ122まで搬送する。
フラッパ122は予め制御部(図示せず)により切り替えが完了しており、厚紙等のトナー定着面を上側にして1枚ずつ排紙するプリントジョブを実行する場合は、フラッパ122の左側の搬送路を通るようにフラッパ122が切替えられ、さらに排紙ローラ123によって排紙トレー124に排紙される。
また、複数枚のプリントジョブのようにトナー定着面を下側にし、ページ順が逆にならないように排出する場合は、記録紙Pが右側の搬送路を通るようにフラッパ122を切替える。フラッパ122により、フラッパ122右側に搬送された記録紙Pは、反転第一ローラ125によってさらに画像形成装置101内部に引き込まれ、記録紙Pの先端が反転センサ126に到達した時点で記録紙Pの搬送速度は増速される。これは、反転通路による搬送距離増加に対しても、画像形成装置の最大搬送枚数を低下させないためである。
反転第一ローラ125によって増速された記録紙Pは、反転センサ126が記録紙Pの先端を検知してから所定期間経過後に反転第二ローラ127を反転し、反転した記録紙Pが排紙ローラ123に到達した時点で反転第二ローラ127を離間させてニップを解除し、再度、正回転してから離間を解除し後続の記録紙Pを待ち受けるように制御する。
なお、反転滞留センサ128は反転時におけるジャムの発生により記録紙Pが画像形成装置101内に残留したことを検知するためのセンサである。
次に画像読取装置102の動作について説明する。なお、画像読取装置102の上部に構成しているのはオートドキュメントフィーダ(以下、ADFと呼ぶ)129であり、ADF129の動作については後述していく。
画像読取装置102において、130は原稿131を載置するための原稿台ガラスであり、原稿台ガラス130上の原稿131は光源132によって照射され、その反射光133が第一ミラー134、第二ミラー135、第三ミラー136を介し、レンズユニット137で集光された後、光電変換素子であるCCD138に結像される。結像された画像の光情報はCCD138によって電圧に変換され、さらにアナログ信号からデジタル信号に変換された後、シェーディング補正、黒レベル補正、ガンマ補正等の一連の補正処理が施され、モニタやファイル等に出力される。
なお、光源132と第一ミラー134を第一光学ユニット139としてユニット化し、第二ミラー135と第三ミラー136を第二光学ユニット140としてユニット化し、第一光学ユニット139と第二光学ユニット140の移動速度を1:1/2で構成していることから1対1/2光学系と呼ばれている。このような速度比で構成することにより、読取位置からCCDまでの距離は常にa+L1+L2+bで一定となる。この読み取り光学系は、物像間距離を長く採れるため焦点深度にメリットがでる一方、スキャナ全体の寸法精度を十分に管理する必要が生じる。
第一光学ユニット139と第二光学ユニット140は所定幅(300dpiで84.7μm)の画像を読み取ることができる1次元の読取ユニットである。その読み取った1次元の画像を、モータ(図示せず)によって第一光学ユニット139と第二光学ユニット140を移動しながら1次元で読み取った画像をつなぎ合わせることで、原稿全体の二次元画像として読み取ることができる。原稿全体の画像を読み取った後は、パソコン、あるいは、モニタ等に出力する。
以上説明したように、写真のような折り曲げられない原稿や、本などの厚みのある原稿、あるいは高画質に読み取るための原稿などは、一般的に原稿台ガラス上に載置して画像を読み取る。一方、複数枚にわたる原稿用紙の読み取りについては、ADF129を使用し、一括して画像を読み取る方法が行われている。なお、光学ユニットについては、CISモジュールで構成されている場合もある。
なお、141は画像読取ユニットが持ち上げられたことを検知するためのスキャナオープン検知センサであり、142はAD1202が開かれているかどうかを検知するためのADFオープン検知センサである。
次に、図2の構成図をもとにして、ADF129の詳細構成について説明する。
201は原稿202を積載するための原稿トレーであり、読み取る画像を上向きにして、原稿202を積載する。203は原稿トレー201上の原稿202の有り無しを検知するための用紙有無検知センサであり、フォトインタラプタとメカフラグを用いて、その状態を検知するように構成している。
原稿202が原稿トレー201上に積載された状態で読み取り開始が実行されると、204の搬送ローラがソレノイド(図示せず)によって1回転のみ駆動するように構成され、原稿を1枚だけADF129の搬送路内に搬入する。
搬入された原稿202はレジローラ205によって一定のループが形成され、206の先端検知センサにより、ADF129内部に搬送された原稿202の先端を検知する。207は原稿の先端検知センサであるフォトインタラプタであり、メカフラグによって先端検知センサ206とリンクし、原稿202の先端がメカフラグを押し出すことによって、フォトインタラプタ207が遮光されるように構成されている。
ADF129内に搬入された原稿202はさらに第一搬送ローラ208と原稿ローラ209、また、支持ユニット210と原稿ローラ209に狭持されながら原稿ローラ209の円周に沿ってADF129内部に送り込まれ、原稿202がマイラー211に到達するタイミングで画像の読み取りを開始する。
このタイミングは先端検知センサ206が原稿の先端を検知してから所定時間後、あるいは、各ローラを駆動するモータにステッピングモータを使用している場合は先端検知センサ206が原稿の先端を検知してから所定パルス経過したことをもって判断する。なお、第一光学ユニット139は予めマイラー211下の読み取りポイントに待機するように制御している。
先端から画像を読み取られた原稿202は第二搬送ローラ212によって、排紙トレー213上に排紙され、1枚目の原稿の読み取りが終了する。
2枚目以降の原稿は、先端検知センサ206が原稿202の先端を検知してから所定時間後、あるいは、各ローラの駆動源にステッピングモータを使用している場合は、所定パルス経過後に給紙するようなタイミングでソレノイドを駆動し、以上述べた制御は用紙有無センサ203が原稿トレー201の原稿202を検知しなくなるまで継続する。
また、先端検知センサ206が原稿202の先端を検知してから所定時間経過しても検知結果に変化がなければ、ジャムとして処理するように制御している。
次に図3を基にして、定着ローラ内に構成されるヒータ301の駆動回路について説明する。
302は商用電源であり、ACケーブルにてコンセントからAC電源が供給される。供給されたAC電源は、303のACフィルタを介してヒータ301に供給されることにより、ヒータ301を発熱させる。このヒータ301への電力供給は、トライアック304により、通電/遮断を制御する。
抵抗305、306はトライアック304のためのバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ307は、一次−二次間を絶縁するためのデバイスである。フォトトライアックカプラ307の発光ダイオードに通電することにより、トライアック304をオンする。抵抗308は、フォトトライアックカプラ307の電流を制限するための抵抗であり、トランジスタ309により、オン/オフする。
トランジスタ309は、抵抗310を介してエンジン制御部311からのオン信号にしたがって動作する。
また、ACフィルタ303を介した商用電源302は、ゼロクロス検知回路312により、商用電源302が0Vに到達したことを示す信号であるパルス信号(以下、ゼロクロス信号と呼ぶ)をエンジン制御部311に送出する。
エンジン制御部311はゼロクロス信号を基にして、トライアック304をオン/オフする。このように、商用電源302が0V付近の時点でトライアック304をオンすることで、サージ電圧を抑えた制御が可能になる。
また313はヒータ301の温度を検知するための温度検出素子であり、例えばサーミスタ感温素子で構成される。この温度検出素子313によって検出される温度は、抵抗314と温度検出素子313との分圧として検出され、エンジン制御部311に入力される。エンジン制御部311はこの情報を基にして、ヒータ301の温度を一定温度に保持するようにトライアック304のオン/オフ制御を行なう。
また315はセラミックヒータ301に供給される商用電源の電圧検知回路であり、この電圧検知回路315による検知結果は、エンジン制御部311へ送出される。
次に、このような構成におけるエンジン制御部311のヒータ抵抗値の判定方法について、図4のフロチャート図を基にして説明する。なお、このフロチャートの制御は、電源オン直後に行い、このフロチャートで選定されるシーケンスに応じて、画像形成装置の制御方法が選択される。
ステップS401にて、エンジン制御部311は電圧検知回路315の情報を確認する。そして電圧検知回路315の情報が100Vであるか120Vであるかを判断する(ステップS402)。なおこの実施例の場合は、商用電源が100Vの場合と120Vの場合の、2通りの電源電圧しか存在しないとして説明していくが、実際には数通りの電源電圧が存在するため、さらにきめ細かい電源電圧の判定ステップが必要になってくる。
ステップS402の判断がYesの場合は、電源電圧が100Vと認識し、ステップS403にて時間情報1を選択してステップS405に遷移し、ステップS402の判定がNoの場合は、電源電圧が120Vと判断し、ステップS404にて時間情報2を選択してステップS405に遷移する。
ステップS404、S405で各々用意している時間情報は、電源電圧とヒータ抵抗値によって決定する所定温度に達するまでの時間を記憶したものである。この説明を図5により行なう。
図5は横軸に時間、縦軸に温度を取り、温度Tthは所定の設定温度である。一方、Aのラインはヒータ抵抗値が下限にばらついた時の立ち上がりカーブ、Bのラインはヒータ抵抗値が上限にばらついたときのヒータの立ち上がりカーブ、Cのラインはヒータ抵抗値が中心値のときの立ち上がりカーブである。この図のように、一定電圧入力時におけるヒータ温度の立ち上がりの傾きは、ヒータ抵抗値が低いときに立ち、ヒータ抵抗値が高いときに寝る。そして、所定温度を設定した場合の到達時間に差が生じてくる。このためヒータに電力を供給してから所定温度に達するまでの時間を計時することで、製品に使用されているヒータ抵抗値が、ばらつき範囲の中のどの付近にいるか判断することが可能になる。
また到達時間の中間に引いたラインは、ヒータ抵抗値が中心値の場合における、ヒータに電力を供給してから所定温度に達するまでの時間である。ヒータの温度が所定の温度に達するまでの時間は、当然のごとく、入力する電圧が高い方が速い。したがって、入力電圧毎にこの時間は変化してくる。
ステップS404、405で用意した情報は、この各入力電圧における、ヒータ抵抗値が中心値のときの情報である。
ステップS405にてヒータに電力の供給を開始すると同時に、ステップS406にて時間のカウントを開始する。ステップS407ではサーミスタ313の温度情報からヒータの温度が所定値Tthに到達したか否かを判断する。ステップS407にてヒータ温度が所定値Tthに到達したと判断すると、ステップS408にてカウントを停止し、ステップS409にてカウントした時間がステップS403、404で選択した時間情報以上かを判断する。ステップS409の判定がNoの場合、すなわちカウントした時間が比較した時間よりも短い場合は、ヒータ抵抗値が下限にばらついていると判断し、ステップS410にてシーケンス1を選択する。一方、ステップS409の判定がYesの場合、すなわちカウントした時間が比較した時間よりも長い場合は、ヒータ抵抗値が上限にばらついていると判断し、ステップS411にてシーケンス2を選択する。
ここでヒータ抵抗値が下限にばらついているということは、ヒータに流れる電流が大き目に流れているということであり、コンセントから供給可能な電流はほとんど残っていないことを意味する。したがってステップS410のシーケンスは従来通りのシーケンスである。
一方、ヒータ抵抗値が上限にばらついているということは、ヒータに流れる電流が小さ目に流れているということであり、コンセントから供給可能な電流にまだ余裕があることを意味する。したがってステップS411のシーケンスは、使用可能な電流に余裕があることを見越したシーケンスである。
図6、7はシーケンス2で実際に行なわれる画像形成装置の制御の一例を挙げた図である。
まず図6から説明する。この図は、モータ電流としては比較的大きい電流が流れるメインモータと定着モータの起動を同時に行なった場合の電流シーケンスを表した図である。図中のAがメインモータ、Bが定着モータで、実線が本発明の電流プロファイルを表し、破線が従来制御の電流プロファイルを示す。本発明の場合、2つのモータを同時に起動するように制御する。このように制御することで、従来制御と比較すると、モータの立上げ時間がT2−T1sec短縮することができる。
次に図7について説明する。図7は画像形成処理中にステープル処理を実行している場合の電流プロファイルである。実線が本発明の制御で破線が従来制御である。従来制御の場合は、T1〜T2の期間に画像形成装置の動作を停止しているため、この期間は画像形成処理が一切行なわれない。反面、本発明の制御の場合、画像形成装置の動作を停止する期間が存在しないため、最大スループットで画像形成動作を行なうことが出来る。
以上説明したように、電源オン直後にヒータに電力を供給し、ヒータが所定温度に到達する時間と、予め記憶しておいた入力電圧毎の到達時間とを比較することで、ヒータ抵抗値がバラツキ範囲のどこにいるか判断し、その結果に応じて画像形成装置の制御を選択することで、ヒータ抵抗値が高めにばらついているときにコンセントから供給可能な電力を有効に使用することができる。
なお、本実施例では、画像形成装置の制御を選択するための判断となるヒータ抵抗値は、ヒータ抵抗値の中心値を利用して行なったが、さらに判断基準を複数段階設定することで、よりきめ細かい制御が可能なことは言うまでもない。
実施例1では、ヒータ抵抗値の判別を、入力される電圧とヒータが所定温度に到達するまでの時間によって判断した。本実施例では、ヒータに流れる電流値を検知する手段を設け、入力された電圧と電流検知結果によってヒータ抵抗値を判断するようにしたものである。
以下、図8のブロック図にしたがって、本実施例の説明を行なう。なお、画像形成装置の構成自体は、実施例1の図1、図2とまったく同じであるため、これらの構成説明は省略する。
図8において、301から315までの構成要素は実施例1の図3と同じである。実施例1の構成と異なる点は、801の電流検知手段があることである。801の電流検知手段としては、電流トランス等で構成され、その検知結果はエンジン制御部311に入力される。この構成の場合、電流検知手段のコストアップが生じてしまうが、入力される電圧と電流情報を得ることが出来るため、ヒータの抵抗値を簡単に算出することが出来る。
ヒータの抵抗値を正確に判断できさえすれば、実施例1と同じように制御が可能になり、同じような制御が可能になる。
以上説明したように、入力される電圧と電流見地結果の情報からヒータ抵抗値を判断し、その結果に応じて画像形成装置の制御を選択することで、ヒータ抵抗値が高めにばらついているときにコンセントから供給可能な電力を有効に使用することができる。
第1の実施例に係る複合装置の構成図 第1の実施例に係るADFの構成図 第1の実施例に係るヒータ駆動回路のブロック図 第1の実施例に係るフロチャート図 第1の実施例に係るヒータ温度の立ち上がり比較図 第1の実施例に係るモータ立上げ時の電流プロファイルを示す図 第1の実施例に係るステープル処理時の電流プロファイルを示す図 第2の実施例に係るヒータ駆動回路のブロック図 従来例におけるモータ立上げ時の電流プロファイルを示す図 従来例におけるステープル処理時の電流プロファイルを示す図
符号の説明
101 画像形成装置
102 画像読取装置
103 感光ドラム
104 帯電ローラ
105 光ビーム
106 半導体レーザ
107 コリメータレンズ
108 ポリゴンミラー
109 光学レンズ
110 スキャナモータ
111 現像装置
112 転写ローラ
113 記録紙カセット
114 手差し給紙部
115 給紙ローラ
116 レジストローラ
117 レジスト紙有無検知センサ
118 定着ローラ
119 加圧ローラ
120 定着排紙紙有無検知センサ
121 定着排紙ローラ
122 フラッパ
123 排紙ローラ
124 排紙トレー
125 反転第一ローラ
126 反転センサ
127 反転第二ローラ
128 反転滞留センサ
129 ADF
130 原稿台ガラス
131 原稿
132 光源
133 反射光
134 第一ミラー
135 第二ミラー
136 第三ミラー
137 レンズユニット
138 CCD
139 第一光学ユニット
140 第二光学ユニット
141 スキャナオープン検知センサ
142 ADFオープン検知センサ
201 原稿トレー
202 原稿
203 用紙有無検知センサ
204 搬送ローラ
205 レジローラ
206 先端検知センサ
207 フォトインタラプタ
208 第一搬送ローラ
209 原稿ローラ
210 支持ユニット
211 マイラー
212 第二搬送ローラ
213 排紙トレー
301 ヒータ
302 商用電源
303 ACフィルタ
304 トライアック
305 抵抗
306 抵抗
307 フォトトライアックカプラ
308 抵抗
309 トランジスタ
310 抵抗
311 エンジン制御部
312 ゼロクロス検知回路
313 温度検出素子、サーミスタ
314 抵抗
801 電流検知手段

Claims (2)

  1. 記録紙を搬送するための搬送手段と、
    搬送手段を駆動するための駆動手段と、
    記録紙に静電潜像されたトナー像を熱定着するための定着手段と、
    定着手段の温度を検知するための温度検知手段と、
    定着手段への通電開始から所定温度に達するまでの時間を計時するための計時手段と、
    入力される商用電源の電圧を検知する電圧検知手段とを含み、
    電圧検知手段の検知結果と計時手段の計時結果から定着手段の抵抗値を予測し、
    予測した結果に応じて、通常制御モード、あるいは、時間短縮モードのいずれかを選択し、
    画像形成装置を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録紙を搬送するための搬送手段と、
    搬送手段を駆動するための駆動手段と、
    記録紙に静電潜像されたトナー像を熱定着するための定着手段と、
    定着手段に通電する電流値を検出するための電流検知手段と、
    入力される商用電源の電圧を検知する電圧検知手段とを含み、
    電流検知手段の検知結果と電圧検知手段の検知結果から定着手段の抵抗値を予測し、
    予測した結果に応じて、通常制御モード、あるいは、時間短縮モードのいずれかを選択し、
    画像形成装置を制御することを特徴とする画像形成装置。
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JP2009251030A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Canon Inc 画像形成装置
EP2085831A3 (en) * 2008-01-31 2010-08-11 Xerox Corporation Method and Apparatus for Dynamic Power Management in Marking Devices

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