JP2006337469A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
用紙の紙粉による像担持体回転軸方向の摩耗ムラおよびそれに起因する画像不良を抑えることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
用紙Pを2次転写ローラ5まで搬送する給紙ローラ2や搬送ローラ3a、3bやレジストローラ4a、4bと用紙Pが接触する部分に対応する各感光体ドラム16a〜16dの回転軸方向部分にトナー像を形成し、形成されたトナー像を中間転写ベルト17に1次転写させずに各クリーニング装置15a〜15dに到達させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置における像担持体の研磨動作に関する。
電子写真法では、感光体ドラム表面を所定極性に一様に帯電し、次いで所定の画像データに基づいての光照射による画像露光を行って静電潜像を形成し、この静電潜像を現像してトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写し、定着ローラでの加熱および加圧によって該トナー像を用紙に定着させることにより、画像形成が行われる。また、トナー像転写後において、感光体ドラム表面は、クリーニングブレード等のドラムクリーニング装置により残存するトナーが除去され、さらに必要により光照射等による除電が行われ、次の画像形成行程が行われる。
このような画像形成行程において、トナー像を一旦、ベルト状あるいはドラム状の中間転写体に中間転写した後、該中間転写体から用紙上に最終転写する手法が知られている。特にフルカラー画像形成装置では、このような中間転写体が使用されている。その理由は、フルカラー画像形成装置では複数色のトナー像を重ね合わせることが必要であるが、用紙上でトナー像の重ね合わせを行うよりも、一旦、中間転写体上に各色のトナー像を中間転写(1次転写)して重ね合わせ、この中間転写体から用紙上にフルカラーのトナー像を最終転写(2次転写)する方が、用紙の位置ずれなどによる色ずれ等の不都合を生じることなく、確実にフルカラー画像の形成を行うことができるからである。
上記のような中間転写体は、一般に、樹脂フィルム単層構造や、ゴム弾性体からなる弾性基体の表面にフッ素樹脂が設けられた構造を有しており、無端ベルト形状あるいはドラム形状をしている。樹脂フィルム単層構造、または表面にフッ素樹脂を設けた弾性基体のいずれにしても表面の離型性が高く、かつ摩擦係数が小さいものとなっている。
中間転写体を用いる画像形成方法の場合、感光体ドラムにおける1次転写後の残存トナーのクリーニングに加え、中間転写体における2次転写後の残存トナーをクリーニングする必要があり、その方法としては例えば、特許文献1に以下のようなものが開示されている。
特許文献1には、回転する感光ドラムに対して各色の現像器がトナー像を形成し、形成されたフルカラーのトナー像を中間転写ベルトに1次転写し、中間転写ベルトに転写されたトナー像を用紙に2次転写するような画像形成装置において、中間転写ベルトの周面にクリーニングローラを当接させ、該クリーニングローラの電圧印加により中間転写ベルトの2次転写後残存トナーをクリーニングローラに回収および中間転写ベルトの非画像転写領域へ排出させ、排出された残存トナーを転写ローラへの電圧印加により感光体ドラムの非画像形成領域に逆転写し、感光体ドラムのクリーニング装置によって残存トナーを除去するようなものが開示されている。
このような画像形成装置によれば、感光体ドラムおよび中間転写体の転写後残存トナーを、感光体ドラムのクリーニング装置のみによって除去が可能となり、装置の構成を簡略化し、メンテナンスを容易にすることができる。
しかし上記の画像形成装置は中間転写ベルトを用いているため、用紙と接触する中間転写ベルトに用紙の紙粉、添料が物理的、電気的に付着し感光体ドラムに至り、さらに感光体ドラム表面に物理的、電気的に付着し、感光体ドラムのドラムクリーニング部分に滞留し、感光体ドラム表面を異常磨耗させる現象が生じることがあった。前述したように中間転写ベルトの表面は用紙と比較して表面粗さが小さく、摩擦係数が小さいので、感光体ドラム表面において紙粉等の有無による摩耗が進む部分と摩耗が進まない部分との差が大きくなり、摩耗のムラが大きくなる。これにより、感光体ドラムの回転軸方向膜厚のバラツキにより回転軸方向での帯電のムラ、露光感度のムラ、転写性のバラツキ等が発生し、ハーフ濃度画像においてスジが発生する等の画像不良が生じる問題があった。
また、各色の画像形成部を中間転写ベルトの搬送方向に沿って並べたいわゆるタンデム式の画像形成装置においては、感光体ドラムに紙粉等が付着し易い、中間転写ベルトの搬送方向最上流の画像形成部で上記のような現象が顕著であった。
また、感光体ドラムに形成されたトナー像を直接用紙に転写する方式のモノクロ画像形成装置やタンデムカラー画像形成装置においては、用紙が直接感光体ドラムに接触し摩耗が起こるため中間転写方式ほどではないが、感光体ドラム表面において紙粉等の有無による摩耗が進む部分と摩耗が進まない部分との差により、摩耗のムラが発生し、やはり画像不良が生じる問題があった。
特開平11−7202号公報
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、用紙の紙粉による像担持体回転軸方向の摩耗ムラおよびそれに起因する画像不良を抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の画像形成装置は、回転自在な像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、中間転写体と、前記トナー像形成手段が形成した前記像担持体上の前記トナー像を前記中間転写体に転写させる第一の転写手段と、該第一の転写手段が前記中間転写体に転写した前記トナー像を用紙に転写させる第二の転写手段と、前記第一の転写手段によって前記中間転写体に転写されずに前記像担持体に残留した前記トナー像を除去するクリーニング手段と、前記第二の転写手段による前記用紙への転写位置まで前記用紙を搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置において、
前記搬送手段が有するローラと前記用紙とが接触する接触部に対応する位置に、前記トナー像形成手段によってトナー像を形成させ、該トナー像を前記クリーニング手段に到達させるよう前記第一の転写手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、中間転写方式の画像形成装置において、用紙の紙粉による像担持体回転軸方向の摩耗ムラを抑えることができ、ハーフ濃度画像においてスジが発生する等の画像不良を抑えることができる。
また、本発明の画像形成装置は、中間転写体と、該中間転写体の搬送方向に沿って複数配列される回転自在な像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成する複数のトナー像形成手段と、該トナー像形成手段が形成した前記像担持体上の前記トナー像を前記中間転写体に転写させる複数の第一の転写手段と、該第一の転写手段が前記中間転写体に転写した前記トナー像を用紙に転写させる第二の転写手段と、前記第一の転写手段によって前記中間転写体に転写されずに前記中間転写体の搬送方向最上流に配置された前記像担持体に残留した前記トナー像を除去するクリーニング手段と、前記第二の転写手段による前記用紙への転写位置まで前記用紙を搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置において、
前記搬送手段が有するローラと前記用紙とが接触する接触部に対応する位置に、前記トナー像形成手段によってトナー像を形成させ、該トナー像を前記クリーニング手段に到達させるよう前記第一の転写手段および前記第二の転写手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、中間転写方式によるタンデム式画像形成装置において、最も用紙の紙粉による影響が大きい中間転写体搬送方向最上流に配置された像担持体回転軸方向の摩耗ムラを抑えることができ、ハーフ濃度画像においてスジが発生する等の画像不良をより抑えることができる。
また、本発明の画像形成装置は、回転自在な像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該トナー像形成手段が形成した前記像担持体上の前記トナー像を用紙に転写させる転写手段と、該転写手段によって前記用紙に転写されずに前記像担持体に残留した前記トナー像を除去するクリーニング手段と、前記転写手段による前記用紙への転写位置まで前記用紙を搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置において、
前記搬送手段が有するローラと前記用紙とが接触する接触部に対応する位置に、前記トナー像形成手段によってトナー像を形成させ、該トナー像を前記クリーニング手段に到達させるよう前記転写手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、直接転写方式の画像形成装置において、用紙の紙粉による像担持体回転軸方向の摩耗ムラを抑えることができ、ハーフ濃度画像においてスジが発生する等の画像不良を抑えることができる。
また、本発明の画像形成装置は、前記制御手段は、前記トナー像形成手段に消費させるトナー量を画像形成時の画像密度に基づき設定することを特徴とする。
このような構成によれば、画像形成時の画像密度すなわち現像量の状況に応じて消費させるトナー量を設定できるので、トナーの現像不足によるトナーの過帯電を抑え、画像濃度低下を防止できる。
また、本発明の画像形成装置は、前記制御手段は、画像形成時の現像量累積値の前記像担持体の回転軸方向分布を表す情報に基づき、前記トナー像形成手段に消費させるトナー量の前記像担持体の回転軸方向分配を設定することを特徴とする。
このような構成によれば、用紙の紙粉によるものに加えて累積現像量の像担持体回転軸方向バラツキによる像担持体回転軸方向の摩耗ムラを抑えることができる。
本発明の画像形成装置によれば、用紙の紙粉による像担持体回転軸方向の摩耗ムラおよびそれに起因する画像不良を抑えることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照し説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略側面断面図である。これはいわゆる中間転写方式によるタンデム式カラー画像形成装置を示す。
回転自在である感光体ドラム(像担持体)16a〜16dはブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応し、各感光体ドラムの周囲に、現像器11a〜11d、光学露光器12a〜12d、帯電器13a〜13d、除電器14a〜14d、クリーニング装置15a〜15dが配置される。現像器11a〜11dは現像ローラと各色のトナーの収容容器とを有する。各色のトナーは、酸化チタン等の感光体ドラム表面の研磨剤を含有する。光学露光器12a〜12dは、1ユニット128ドットのLEDを感光体ドラム16a〜16dの回転軸方向(以下、軸方向と呼ぶ)に40ブロック配置した構成となっている。クリーニング装置15a〜15dは、ブラシ方式、ブレード方式やローラ方式等を用いることができる。
中間転写体である中間転写ベルト17は、駆動ローラ9、被動ローラ7、バックアップローラ6に張架されており、中間転写ベルト17に接触するよう各感光体ドラム16a〜16dが中間転写ベルト17の搬送方向(図1中矢印方向)に沿って上流側から隣り合うように配列されている。各1次転写ローラ10a〜10dは、中間転写ベルト17を挟んで各感光体ドラム16a〜16dと対向して中間転写ベルト17に接触するよう配置されている。また、2次転写ローラ5は、中間転写ベルト17を挟んでバックアップローラ6と対向して中間転写ベルト17に接触するよう配置されている。また、クリーニングローラ8は、中間転写ベルト17を挟んで被動ローラ7と対向して中間転写ベルト17に接触するよう配置されている。
中間転写ベルト17は、基材である弾性ベルトと、その表面に設けられたフッ素樹脂層と、弾性ベルトを挟んでフッ素樹脂層と反対側に設けられた補強用樹脂層とを有し、該補強用樹脂層により弾性ベルトの伸縮による転写ずれを有効に防止できる。これに限らず中間転写ベルト17は、樹脂フィルム単層構造であってもよい。また、1次転写ローラ10a〜10dおよび2次転写ローラ5は発泡EPDM等の導電性ゴムから形成されている。また、クリーニングローラ8は代わりにクリーニングブレードやクリーニングブラシ等を使用してもよい。
画像形成開始操作がされると、各感光体ドラム16a〜16dは図1中反時計周りに回転し、各帯電器13a〜13dが各感光体ドラム16a〜16d表面を一様に帯電し、次いで各光学露光器12a〜12dが画像データに基づき各感光体ドラム16a〜16d表面に光を照射し、各感光体ドラム16a〜16d表面に静電潜像が形成される。次いで各現像器11a〜11dが有する現像ローラに印加された現像バイアス電位により、各感光体ドラム16a〜16d表面に形成された静電潜像に各色トナーが付着し、トナー像が形成される。
各感光体ドラム16a〜16d表面に形成された各色のトナー像は、1次転写バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)を印加された1次転写ローラ10a〜10dにより、図1中矢印方向に搬送されている中間転写ベルト17に順次1次転写されて色重ねされ、中間転写ベルト17上にフルカラーのトナー像が形成される。
給紙ローラ2は、給紙カセット1に積載された用紙Pを1枚ずつ繰り出し、搬送ローラ3、レジストローラ4が用紙Pを中間転写ベルト17と2次転写ローラ5の間に搬送する。そして、2次転写バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)が印加された2次転写ローラ5により、中間転写ベルト17上に形成されたフルカラーのトナー像が用紙Pに2次転写される。
フルカラーのトナー像が転写された用紙Pは、定着器18に搬送され、定着ローラにより加熱および加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、フルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、その後排出ローラ19によって装置本体外に排出される。
各感光体ドラム16a〜16dから中間転写ベルト17に1次転写されずに残ったトナーはクリーニング装置15a〜15dによって除去されると共に、除電器14a〜14dが感光体ドラム16a〜16d表面に残った電荷を除電する。また、中間転写ベルト17から用紙Pに2次転写されずに残ったトナーは、クリーニングバイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)が印加されたクリーニングローラ8により除去され、次の画像形成に備えられる。
次に、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の特徴となる動作について図面を用いて説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。ただし、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成のうち、本発明の特徴的な動作に関わる部分のみ示している。以下、図2のような構成の画像形成装置の動作について、図7のフローチャートに沿って説明する。
ユーザーが画像形成装置を使用する最初の段階では、制御部20は記憶部21に記憶されたページ数を0に初期化する(ステップS1)。
ステップS2で画像形成が行われると、制御部20は、光学露光器12a〜12dが実際に露光したドット数を感光体ドラム16a〜16dの軸方向40ブロックの各ブロック毎に計数し、制御部20は計数された40ブロック分のドット数と1ページ全域に画像形成した場合のドット数との比である画像密度を各色算出する。そして、制御部20は算出した各色の画像密度を記憶部21に記憶すると共に、計数された各ブロックのドット数を前回までの各ブロックドット数の累積値(初期値は0)に加算し各色の各ブロック累積ドット数を更新して記憶部21に記憶する。
そしてステップS3で、制御部20は記憶部21に記憶されたページ数に1を加算する。そして、記憶部21に記憶されたページ数が所定値(ここでは64枚とした)に達していなければ(ステップS4のN)、ステップS2の前に戻り、以降画像形成が行われるたびに各色各ページの画像密度が記憶部21に記憶され、各色の各ブロック累積ドット数が記憶部21で更新されていく。
画像形成が繰り返され、記憶部21に記憶されたページ数が所定値に達すると(ステップS4のY)、ステップS5で、制御部20は記憶部21に記憶された各色各ページの画像密度に基づき各色の1ページ当たりの平均画像密度を算出する。
次にステップS6で、制御部20は画像濃度低下が発生しない条件になるような強制消費トナー量を各色毎に決定する。表1は、平均画像密度と、画像濃度低下が発生しない条件になるような強制消費トナー量の設定値との対応例である。現像器中のトナーが長い間現像されずに残っていると一部のトナーの過帯電により、トナーが均一に帯電されないまま感光体ドラムに現像され、画像濃度低下を引き起こす。そこで、平均画像密度が小さいほど、つまり現像が進んでいないものほど、強制的にトナーを多く消費するよう設定し、画像濃度低下を防ぐ。制御部20は上記ステップS5で算出した平均画像密度と例えば表1から強制消費トナー量を各色毎に設定する。
Figure 2006337469
次にステップS7で、制御部20は、上記ステップS6で設定した各色の強制消費トナー量を各感光体ドラム16a〜16dへ現像させる際の感光体ドラムの軸方向部分への分配を各色毎に設定する。
ここで用紙の紙粉は、用紙Pを2次転写ローラ5まで搬送する各ローラ、つまり給紙ローラ2や、搬送ローラ3a、3bや、レジストローラ4a、4b(図1)と用紙Pとの接触摩擦により発生する。
搬送ローラ3bやレジストローラ4bと用紙Pとの接触により用紙P表面に発生した紙粉は、中間転写ベルト17との接触により中間転写ベルト17に付着する。中間転写ベルト17に付着した紙粉は各感光体ドラム16a〜16dとの接触により各感光体ドラム16a〜16dの表面に付着し、付着した紙粉が各クリーニング装置15a〜15dに滞留し各感光体ドラム16a〜16dを異常摩耗させる。
従って、搬送ローラ3bやレジストローラ4bと用紙Pが接触する部分に対応する各感光体ドラム16a〜16dの軸方向位置に対応する各感光体ドラム16a〜16d表面を、強制消費トナーを現像させる対象としてトナー像を形成させ、後述する方法で各感光体ドラム16a〜16d表面をトナーにより研磨することとした。
また、給紙ローラ2や搬送ローラ3aやレジストローラ4aと用紙Pとの接触により用紙P表面に発生した紙粉は、2次転写ローラ5との接触により2次転写ローラ5に付着し、2次転写ローラ5に付着した紙粉は中間転写ベルト17との接触により中間転写ベルト17に付着する。中間転写ベルト17に付着した紙粉は各感光体ドラム16a〜16dとの接触により各感光体ドラム16a〜16dの表面に付着し、付着した紙粉が各クリーニング装置15a〜15dに滞留し各感光体ドラム16a〜16dを異常摩耗させる。
従って、給紙ローラ2や搬送ローラ3aやレジストローラ4aと用紙Pが接触する部分に対応する各感光体ドラム16a〜16dの軸方向位置に対応する各感光体ドラム16a〜16d表面を、強制消費トナーを現像させる対象としてトナー像を形成させ、後述する方法で各感光体ドラム16a〜16d表面をトナーにより研磨することとした。
給紙ローラ2は一般的に、表面に弾性体を有し、サイズは直径20〜30mm程、軸方向長さ20〜50mm程であり、金属シャフトに1個または間隔を空けて2個取り付けられる。また、搬送ローラ3a、3bは一般的に、ゴムで成形され、サイズは直径10〜20mm程、軸方向長さ10〜20mm程であり、金属シャフトに2、3個間隔を空けて取り付けられ、用紙を挟むように対として配置される。また、レジストローラ4a、4bは一般的に、ゴムで成形され、サイズは直径10mm程、軸方向長さ100〜150mm程であり、金属シャフトに1個取り付けられ、用紙を挟むように対として配置される。
上記各ローラと用紙との位置関係は例えば次のようである。上記各ローラは、金属シャフトに1個取り付けられている場合、ローラの軸方向センター位置と用紙幅方向センター位置が一致するよう配置される。また、上記各ローラは、金属シャフトに複数かつ偶数個取り付けられている場合、各ローラのうち2つずつの軸方向センター位置が用紙幅方向センター位置に対して対称となるように配置される。また、上記各ローラは、金属シャフトに複数かつ奇数個取り付けられている場合、1個のローラの軸方向センター位置と用紙幅方向センター位置が一致するよう配置され、残りの各ローラのうち2つずつの軸方向センター位置が用紙幅方向センター位置に対して対称となるように配置される。また、各ローラは用紙幅よりも狭い範囲で配置される。
ここで感光体ドラムを光学露光器のLEDに対応して軸方向に40ブロックに分割し、一端を1ブロック目、他端を40ブロック目とする。そして例えば、給紙ローラ2が金属シャフトに1個、搬送ローラ3a、3bが金属シャフトに2個、レジストローラ4a、4bが金属シャフトに1個取り付けられているとする。
この場合、搬送ローラ3bと用紙Pとの接触部に対応する各感光体ドラム16a〜16dの軸方向位置は、ほぼ8〜10ブロック目および30〜32ブロック目となる。同様にレジストローラ4bに対応する軸方向位置はほぼ6〜35ブロック目となる。
また、給紙ローラ2と用紙Pとの接触部に対応する各感光体ドラム16a〜16dの軸方向位置は、ほぼ15〜25ブロック目となる。同様に搬送ローラ3aに対応する軸方向位置はほぼ8〜10ブロック目および30〜32ブロック目、レジストローラ4aに対応する軸方向位置はほぼ6〜35ブロック目となる。
この場合、各ローラが用紙に接触する部分に対応する軸方向位置を全て含むような軸方向位置、つまり6〜35ブロック目の感光体ドラム表面を、強制消費トナーを現像させる対象とすればよい。また、各ローラのうち摩擦による紙粉の発生が大きいと考えられるローラが用紙に接触する部分に対応する軸方向位置(例えば給紙ローラ2であれば、15〜25ブロック目)のみに対応する感光体ドラム表面を、強制消費トナーを現像させる対象としてもよい。
次に、以上のような強制消費トナーを現像させる感光体ドラムの軸方向部分に対して、強制消費トナー量をどのように分配するかについてであるが、単純には強制消費トナーを現像させる各ブロックに均等に分配すればよい。
また、より望ましい方法としては、記憶部21に記憶されている各色の各ブロック累積ドット数に基づき、強制消費トナーを現像させるブロックにおいて累積ドット数が小さいブロックほど、より多くのトナー量を分配するようにする。感光体ドラムの軸方向部分のうち画像形成時の累積現像量が小さい部分では、クリーニング装置に滞留するトナーによる感光体ドラムの研磨が進まず、逆に感光体ドラムの軸方向部分のうち画像形成時の累積現像量が大きい部分では、クリーニング装置に滞留するトナーによる感光体ドラムの研磨が進み、累積現像量のバラツキによる感光体ドラム軸方向の摩耗ムラが発生する。しかし、上記の累積ドット数の各ブロックの分布は、画像形成時の累積現像量の感光体ドラム軸方向の分布と相似とみなすことができるので、上記のような方法によれば、累積現像量の分布に応じてトナーを分配し感光体ドラムを研磨でき、用紙の紙粉によるものに加えて累積現像量のバラツキによる各感光体ドラム16a〜16d軸方向の摩耗ムラを抑えることができる。
次にステップS8で、ステップS7で設定された各感光体ドラム16a〜16dの軸方向部分への各色強制消費トナーの分配量に基づいてトナー像形成が行われる。
制御部20は図示しない駆動系に駆動信号を送り、各感光体ドラム16a〜16dが図2中反時計回りに回転を開始する。制御部20は、帯電制御部24に各感光体ドラム16a〜16d表面を帯電させるよう指示し、帯電器13a〜13dにより各感光体ドラム16a〜16d表面が一様に帯電される。次いで、制御部20は、ステップS7で設定された各感光体ドラム16a〜16dの軸方向各ブロックへの各色強制消費トナーの分配量のトナーが現像されるような静電潜像を形成するよう、露光制御部23へ露光の指示を行い、各光学露光器12a〜12dにより各感光体ドラム16a〜16d表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像が各現像器11a〜11dに到達すると、所定の現像バイアス電位が印加された各現像器11a〜11dが有する現像ローラによって静電潜像にトナーが付着し、各感光体ドラム16a〜16d表面に静電潜像に対応したトナー像が形成される。
そして、制御部20は転写バイアス制御部25に、転写バイアス電源27を用いて各1次転写ローラ10a〜10dに逆転写バイアス電位、すなわちトナーを1次転写させる場合とは逆の極性のバイアス電位を印加するよう指示するので、形成されたトナー像が各1次転写ローラ10a〜10dに到達しても中間転写ベルト17には転写されず、トナー像は各クリーニング装置15a〜15dに到達する。以降、各クリーニング装置15a〜15dに到達し滞留するトナー中の研磨剤により各感光体ドラム16a〜16dが研磨される。
そしてステップS9で、制御部20は記憶部21に記憶されたページ数および各ブロック累積ドット数を0に初期化し、以降ステップS2から繰り返す。
このように本実施形態によれば、中間転写方式のタンデム式カラー画像形成装置において、用紙Pを2次転写ローラ5まで搬送するローラと用紙Pが接触する部分に対応する各感光体ドラム16a〜16dの軸方向部分にトナー像を形成し、形成されたトナー像を1次転写させずに各クリーニング装置15a〜15dに到達させ滞留させることにより各感光体ドラム16a〜16dを研磨するので、用紙の紙粉による各感光体ドラム16a〜16d軸方向の摩耗ムラを抑えることができ、ハーフ濃度画像においてスジが発生する等の画像不良を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成は上記第1実施形態の図1、図2と同様である。このような構成である本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の特徴的な動作を、上記第1実施形態と同様に図7のフローチャートに沿って説明する。
ステップS1〜S6については第1実施形態と同様であり、制御部20は各色の平均画像密度により各色の強制消費トナー量を設定する。
次にステップS7で、制御部20は、上記ステップS6で設定した各色の強制消費トナー量を各感光体ドラム16a〜16dへ現像させる際の感光体ドラムの軸方向部分への分配を各色毎に設定する。
強制消費トナーを現像させる対象は上記第1実施形態と同様であり、給紙ローラ2や搬送ローラ3a、3bやレジストローラ4a、4bと用紙Pとの接触部に対応する各感光体ドラム16a〜16dの軸方向位置に対応する各感光体ドラム16a〜16d表面を、強制消費トナーを現像させる対象とした。
次に、上記のような強制消費トナーを現像させる感光体ドラムの軸方向部分に対して、強制消費トナー量をどのように分配するかについてであるが、単純には強制消費トナーを現像させる各ブロックに均等に分配すればよい。
また、より望ましい方法として前述の第1実施形態では、記憶部21に記憶されている各色の各ブロック累積ドット数に基づき、強制消費トナーを現像させるブロックにおいて累積ドット数が小さいブロックほど、より多くのトナー量を分配するようにしたが、本実施形態では、全ての感光体ドラム16a〜16dについて、記憶部21に記憶されている中間転写ベルト17搬送方向最上流(ブラックに対応)の各ブロック累積ドット数に基づき、強制消費トナーを現像させるブロックにおいて累積ドット数が小さいブロックほど、より多くのトナー量を分配する。これは後述するように本実施形態では、中間転写ベルト17搬送方向最上流の感光体ドラム16aのみをトナーにより研磨するからである。これにより、用紙の紙粉によるものに加えて累積現像量のバラツキによる中間転写ベルト17搬送方向最上流の感光体ドラム16a軸方向の摩耗ムラを抑えることができる。
次にステップS8で、ステップS7で設定された各感光体ドラム16a〜16dの軸方向部分への各色強制消費トナーの分配量に基づいてトナー像形成が行われる。
制御部20は図示しない駆動系に駆動信号を送り、各感光体ドラム16a〜16dが図2中反時計回りに回転を開始する。制御部20は、帯電制御部24に各感光体ドラム16a〜16d表面を帯電させるよう指示し、帯電器13a〜13dにより各感光体ドラム16a〜16d表面が一様に帯電される。次いで、制御部20は、ステップS7で設定された各感光体ドラム16a〜16dの軸方向各ブロックへの各色強制消費トナーの分配量のトナーが現像されるような静電潜像を形成するよう、露光制御部23へ露光の指示を行い、各光学露光器12a〜12dにより各感光体ドラム16a〜16d表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像が各現像器11a〜11dに到達すると、所定の現像バイアス電位が印加された各現像器11a〜11dが有する現像ローラによって静電潜像にトナーが付着し、各感光体ドラム16a〜16d表面に静電潜像に対応したトナー像が形成される。
そして、制御部20は転写バイアス制御部25に、転写バイアス電源27を用いて1次転写ローラ10aに逆転写バイアス電位、すなわちトナーを1次転写させる場合とは逆の極性のバイアス電位を印加するよう指示するので、中間転写ベルト17搬送方向最上流に配置された感光体ドラム16aに形成されたトナー像は1次転写ローラ10aに到達しても中間転写ベルト17には転写されず、トナー像はクリーニング装置15aに到達する。
また、制御部20は転写バイアス制御部25に、転写バイアス電源27を用いて1次転写ローラ10b〜10dに1次転写バイアス電位を印加するよう指示するので、中間転写ベルト17搬送方向最上流より下流側に配置された感光体ドラム16b〜16dに形成されたトナー像は1次転写ローラ10b〜10dに到達すると中間転写ベルト17に転写される。
制御部20は転写バイアス制御部25に、転写バイアス電源27を用いて2次転写ローラ5に逆転写バイアス電位、すなわちトナーを2次転写させる場合とは逆の極性のバイアス電位を印加するよう指示するので、中間転写ベルト17に転写されたトナー像は2次転写ローラ5に到達しても、トナー像は中間転写ベルト17に転写されたまま通過する。
制御部20はクリーニングバイアス制御部22に、クリーニングバイアス電源26を用いてクリーニングローラ8に逆クリーニングバイアス電位、すなわちトナーをクリーニングローラ8に付着させる場合とは逆の極性のバイアス電位を印加するよう指示するので、中間転写ベルト17に転写されたトナー像はクリーニングローラ8に到達しても、トナー像は中間転写ベルト17に転写されたまま通過する。
そして、制御部20は転写バイアス制御部25に、転写バイアス電源27を用いて1次転写ローラ10aに逆転写バイアス電位、すなわちトナーを1次転写させる場合とは逆の極性のバイアス電位を印加するよう指示するので、中間転写ベルト17に転写されたトナー像は1次転写ローラ10aに到達すると感光体ドラム10aに付着し、トナー像はクリーニング装置15aに到達する。
以降、クリーニング装置15aに到達し滞留するトナー中の研磨剤により感光体ドラム16aが研磨される。
そしてステップS9で、制御部20は記憶部21に記憶されたページ数および各ブロック累積ドット数を0に初期化し、以降ステップS2から繰り返す。
このように本実施形態によれば、中間転写方式のタンデム式カラー画像形成装置において、用紙Pを2次転写ローラ5まで搬送するローラと用紙Pが接触する部分に対応する各感光体ドラム16a〜16dの軸方向部分にトナー像を形成し、形成されたトナー像を全て中間転写ベルト17搬送方向最上流に配置された感光体ドラム16aのクリーニング装置15aに到達させ滞留させることにより感光体ドラム16aを研磨するので、最も用紙の紙粉による影響が大きい中間転写ベルト17搬送方向最上流に配置された感光体ドラム16a軸方向の摩耗ムラを抑えることができ、ハーフ濃度画像においてスジが発生する等の画像不良をより抑えることができる。
なお、本実施形態では、中間転写ベルト17搬送方向最上流より下流側に配置された全ての感光体ドラム16b〜16dに形成されたトナー像を、中間転写ベルト17搬送方向最上流に配置された感光体ドラム16aのクリーニング装置15aに到達させたが、感光体ドラム16bに形成されたトナー像はクリーニング装置16bに到達させ、さらに下流側に配置された感光体ドラム16c、16dに形成されたトナー像を、中間転写ベルト17搬送方向最上流に配置された感光体ドラム16aのクリーニング装置15aに到達させるようにしても、同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について図面を参照し説明する。図3は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の概略側面断面図である。これはいわゆる中間転写方式によるロータリー式カラー画像形成装置を示す。
回転自在である感光体ドラム16の周囲に、光学露光器12、帯電器13、除電器14、クリーニング装置15、現像ユニット28が配置される。現像ユニット28は、現像装置とトナー収容容器が一体化されたシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各色の現像カートリッジ28a、28b、28cおよび28dを備えており、現像カートリッジ28a〜28dを感光体ドラム16に対向する位置に順次回転移動させることにより、感光体ドラム16上の静電潜像にトナーが付着されて各色のトナー像が形成される。各色のトナーは、酸化チタン等の感光体ドラム表面の研磨剤を含有する。
光学露光器12は、1ユニット128ドットのLEDを感光体ドラム16の軸方向に40ブロック配置した構成となっている。クリーニング装置15は、ブラシ方式、ブレード方式やローラ方式等を用いることができる。
中間転写体である中間転写ベルト17は、駆動ローラ9、1次転写ローラ10、バックアップローラ6に張架されている。感光体ドラム16は、中間転写ベルト17を挟んで1次転写ロール10と対向して中間転写ベルト17に接触するよう配置されている。また、2次転写ローラ5は、中間転写ベルト17を挟んでバックアップローラ6と対向して中間転写ベルト17に接触するよう配置されている。中間転写ベルト17、1次転写ローラ10、2次転写ローラ5の構造は上記第1実施形態と同様である。
画像形成開始操作がされると、感光体ドラム16は図3中反時計周りに回転し、帯電器13が感光体ドラム16表面を一様に帯電し、次いで光学露光器12が画像データに基づき感光体ドラム16表面に光を照射し、感光体ドラム16表面に静電潜像が形成される。次いでシアン用現像カートリッジ28aが有する現像ローラに印加された現像バイアス電位により、感光体ドラム16表面に形成された静電潜像にシアントナーが付着し、シアンのトナー像が形成される。
感光体ドラム16表面に形成されたシアンのトナー像は、1次転写バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)を印加された1次転写ローラ10により、図3中矢印方向に搬送される中間転写ベルト17に1次転写される。
その後、感光体ドラム16の表面に残留したトナーがクリーニング装置15により除去され、感光体ドラム16表面に残った電荷は除電器14により除電される。続いて、現像ユニット28は所定量回転して、上記と同様に今度はマゼンタのトナー像が感光体ドラム16上に形成され、中間転写ベルト17上に転写される。以降、同様に感光体ドラム16上にイエローおよびブラックのトナー像が形成され、中間転写ベルト17上に転写される。これらの4色のトナー像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。
給紙ローラ2は、給紙カセット1に積載された用紙Pを1枚ずつ繰り出し、搬送ローラ3およびレジストローラ4が用紙Pを中間転写ベルト17と2次転写ローラ5の間に搬送する。そして、2次転写バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)が印加された2次転写ローラ5により、中間転写ベルト17上に形成されたフルカラーのトナー像が用紙Pに2次転写される。
フルカラーのトナー像が転写された用紙Pは、定着器18に搬送され、定着ローラにより加熱および加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、フルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、その後排出ローラ19によって装置本体外に排出される。
中間転写ベルト17から2次転写ローラ5に2次転写されずに残ったトナーは、逆転写バイアス電位(1次転写と逆極性の電位)が印加された1次転写ローラ10により感光体ドラム16側へ付着し、クリーニング装置15により除去される。
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の特徴となる動作について図面を用いて説明する。図4は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。ただし、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の構成のうち、本発明の特徴的な動作に関わる部分のみ示している。以下、図4のような構成の画像形成装置の動作について、上記第1実施形態と同じく図7のフローチャートに沿って説明する。
ユーザーが画像形成装置を使用する最初の段階では、制御部29は記憶部30に記憶されたページ数を0に初期化する(ステップS1)。
ステップS2で画像形成が行われると、制御部29は、光学露光器12が実際に露光したドット数を感光体ドラム16の軸方向40ブロックの各ブロック毎に計数し、制御部29は計数された40ブロック分のドット数と1ページ全域に画像形成した場合のドット数との比である画像密度を算出する。これは各色のトナー像形成毎に行われる。そして、制御部29は算出した各色の画像密度を記憶部30に記憶すると共に、計数された各ブロックのドット数の全色の総和を前回までの各ブロックドット数の累積値(初期値は0)に加算し各ブロック累積ドット数を更新して記憶部30に記憶する。
そしてステップS3で、制御部29は記憶部30に記憶されたページ数に1を加算する。そして、記憶部30に記憶されたページ数が所定値(ここでは64枚とした)に達していなければ(ステップS4のN)、ステップS2の前に戻り、以降画像形成が行われるたびに各色各ページの画像密度が記憶部30に記憶され、各ブロック累積ドット数が記憶部30で更新されていく。
画像形成が繰り返され、記憶部30に記憶されたページ数が所定値に達すると(ステップS4のY)、ステップS5で、制御部29は記憶部30に記憶された各色、各ページの画像密度に基づき各色の1ページ当たりの平均画像密度を算出する。
次にステップS6で、制御部29は画像濃度低下が発生しない条件になるような強制消費トナー量を各色毎に決定する。上記第1実施形態と同様に、制御部29は上記ステップS5で算出した平均画像密度と例えば表1から強制消費トナー量を各色毎に設定する。
次にステップS7で、制御部29は、上記ステップS6で設定した各色の強制消費トナー量を感光体ドラム16へ現像させる際の感光体ドラムの軸方向部分への分配を各色毎に設定する。
強制消費トナーを現像させる部分としては上記第1実施形態と同様であり、給紙ローラ2や搬送ローラ3a、3bやレジストローラ4a、4b(図3)と用紙Pとの接触部に対応する感光体ドラム16の軸方向位置に対応する感光体ドラム16表面を、強制消費トナーを現像させる対象とした。
次に、以上のような強制消費トナーを現像させる感光体ドラム16の軸方向部分に対して、強制消費トナー量をどのように分配するかについてであるが、単純には強制消費トナーを現像させる各ブロックに均等に分配すればよい。
また、より望ましい方法としては、記憶部30に記憶されている各ブロック累積ドット数に基づき、感光体ドラム16の強制消費トナーを現像させるブロックにおいて累積ドット数が小さいブロックほど、より多くのトナー量を分配するようにする。このような方法によれば、画像形成時の累積現像量の感光体ドラム16軸方向の分布に応じてトナーを分配し感光体ドラムを研磨でき、用紙の紙粉によるものに加えて累積現像量のバラツキによる感光体ドラム16軸方向の摩耗ムラを抑えることができる。
次にステップS8で、ステップS7で設定された感光体ドラム16の軸方向部分への各色強制消費トナーの分配量に基づいてトナー像形成が行われる。
制御部29は図示しない駆動系に駆動信号を送り、感光体ドラム16が図4中反時計回りに回転を開始する。制御部29は、帯電・除電制御部33に感光体ドラム16表面を帯電させるよう指示し、帯電器13により感光体ドラム16表面が一様に帯電される。次いで、制御部29は、ステップS7で設定された感光体ドラム16の軸方向各ブロックへのシアンの強制消費トナーの分配量のシアントナーが現像されるような静電潜像を形成するよう、露光制御部32へ露光の指示を行い、光学露光器12により感光体ドラム16表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像がシアン用現像カートリッジ28aに到達すると、所定の現像バイアス電位が印加された現像カートリッジ28aが有する現像ローラによって静電潜像にシアントナーが付着し、感光体ドラム16表面に静電潜像に対応したシアンのトナー像が形成される。
そして、制御部29は転写バイアス制御部34に、転写バイアス電源35を用いて1次転写ローラ10に逆転写バイアス電位、すなわちトナーを1次転写させる場合とは逆の極性のバイアス電位を印加するよう指示するので、形成されたシアンのトナー像が1次転写ローラ10に到達しても中間転写ベルト17には転写されず、シアンのトナー像はクリーニング装置15に到達する。
その後、制御部29は帯電・除電制御部33に感光体ドラム16表面に残った電荷を除電するよう指示し、除電器14により感光体ドラム16表面に残った電荷が除電される。
シアンのトナー像形成が終わった後、制御部29は現像ユニット制御部31に現像ユニット28を所定量回転するよう指示し、マゼンタ用現像カートリッジ28bが感光体ドラム16に対向する位置に来るよう現像ユニット28が回転する。そして、シアンと同様にマゼンタのトナー像が感光体ドラム16上に形成され、クリーニング装置15に到達する。
以降同様にイエロー、ブラックのトナー像が感光体ドラム16上に形成され、クリーニング装置15に到達する。クリーニング装置15に到達した各色のトナーは滞留して、感光体ドラム16表面を研磨することとなる。
そしてステップS9で、制御部29は記憶部30に記憶されたページ数および各ブロック累積ドット数を0に初期化し、以降ステップS2から繰り返す。
このように本実施形態によれば、中間転写方式のロータリー式カラー画像形成装置において、用紙Pを2次転写ローラ5まで搬送するローラと用紙Pが接触する部分に対応する感光体ドラム16の軸方向部分にトナー像を形成し、形成されたトナー像を1次転写させずにクリーニング装置15に到達させ滞留させることにより感光体ドラム16を研磨するので、用紙の紙粉による感光体ドラム16軸方向の摩耗ムラを抑えることができ、ハーフ濃度画像においてスジが発生する等の画像不良を抑えることができる。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態について図面を参照し説明する。図5は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の概略側面断面図である。これはいわゆる直接転写方式によるタンデム式カラー画像形成装置を示す。
回転自在である感光体ドラム16a〜16dはブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応し、各感光体ドラムの周囲に、現像器11a〜11d、光学露光器12a〜12d、帯電器13a〜13d、除電器14a〜14d、クリーニング装置15a〜15dが配置される。現像器11a〜11dは現像ローラと各色のトナーの収容容器とを有する。各色のトナーは、酸化チタン等の感光体ドラム表面の研磨剤を含有する。光学露光器12a〜12dは、1ユニット128ドットのLEDを感光体ドラム16a〜16dの軸方向に40ブロック配置した構成となっている。クリーニング装置15a〜15dは、ブラシ方式、ブレード方式やローラ方式等を用いることができる。
搬送ベルト37は、3つの搬送ローラ36に張架されており、搬送ベルト37に接触するよう各感光体ドラム16d〜16aが搬送ベルト37の搬送方向(図5中矢印方向)に沿って上流側から隣り合うように配列されている。各転写ローラ38a〜38dは、搬送ベルト37を挟んで各感光体ドラム16a〜16dと対向して搬送ベルト37に接触するよう配置されている。搬送ベルト37には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
画像形成開始操作がされると、各感光体ドラム16a〜16dは図5中時計周りに回転し、各帯電器13a〜13dが各感光体ドラム16a〜16d表面を一様に帯電し、次いで各光学露光器12a〜12dが画像データに基づき各感光体ドラム16a〜16d表面に光を照射し、各感光体ドラム16a〜16d表面に静電潜像が形成される。次いで各現像器11a〜11dが有する現像ローラに印加された現像バイアス電位により、各感光体ドラム16a〜16d表面に形成された静電潜像に各色トナーが付着し、トナー像が形成される。
給紙ローラ2は、給紙カセット1に積載された用紙Pを1枚ずつ繰り出し、搬送ローラ3、レジストローラ4が用紙Pを搬送ベルト37上に搬送する。
この用紙Pは搬送ベルト37上に静電吸着力で保持され、まず感光体ドラム16dに搬送され、転写バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)を印加された転写ローラ38dによりシアンのトナー像が用紙P上に転写される。以降同様にマゼンタ、イエロー、ブラックの順にトナー像が用紙P上に転写され、色重ねされたフルカラーのトナー像が用紙P上に形成される。
フルカラーのトナー像が転写された用紙Pは、定着器18に搬送され、定着ローラにより加熱および加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、フルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、その後排出ローラ19によって装置本体外に排出される。
各感光体ドラム16a〜16dから用紙Pに転写されずに残ったトナーはクリーニング装置15a〜15dによって除去されると共に、除電器14a〜14dが感光体ドラム16a〜16d表面に残った電荷を除電し、次の画像形成に備えられる。
次に、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の特徴となる動作について図面を用いて説明する。図6は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。ただし、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の構成のうち、本発明の特徴的な動作に関わる部分のみ示している。以下、図6のような構成の画像形成装置の動作について、上記第1実施形態と同様に図7のフローチャートに沿って説明する。
ユーザーが画像形成装置を使用する最初の段階では、制御部39は記憶部40に記憶されたページ数を0に初期化する(ステップS1)。
ステップS2で画像形成が行われると、制御部39は、光学露光器12a〜12dが実際に露光したドット数を感光体ドラム16a〜16dの軸方向40ブロックの各ブロック毎に計数し、制御部39は計数された40ブロック分のドット数と1ページ全域に画像形成した場合のドット数との比である画像密度を各色毎に算出する。そして、制御部39は算出した各色の画像密度を記憶部40に記憶すると共に、計数された各ブロックのドット数を前回までの各ブロックドット数の累積値(初期値は0)に加算し各色の各ブロック累積ドット数を更新して記憶部40に記憶する。
そしてステップS3で、制御部39は記憶部40に記憶されたページ数に1を加算する。そして、記憶部40に記憶されたページ数が所定値(ここでは64枚とした)に達していなければ(ステップS4のN)、ステップS2の前に戻り、以降画像形成が行われるたびに各色各ページの画像密度が記憶部40に記憶され、各色の各ブロック累積ドット数が記憶部40で更新されていく。
画像形成が繰り返され、記憶部40に記憶されたページ数が所定値に達すると(ステップS4のY)、ステップS5で、制御部39は記憶部40に記憶された各色、各ページの画像密度に基づき各色の1ページ当たりの平均画像密度を算出する。
次にステップS6で、制御部39は画像濃度低下が発生しない条件になるような強制消費トナー量を各色毎に決定する。制御部39は上記ステップS5で算出した平均画像密度と例えば前述した表1から強制消費トナー量を各色毎に設定する。
次にステップS7で、制御部39は、上記ステップS6で設定した各色の強制消費トナー量を各感光体ドラム16a〜16dへ現像させる際の感光体ドラムの軸方向部分への分配を各色毎に設定する。
強制消費トナーを現像させる部分としては上記第1実施形態と同様の考え方であり、給紙ローラ2や搬送ローラ3a、3bやレジストローラ4a、4b(図5)と用紙Pとの接触部に対応する各感光体ドラム16a〜16dの軸方向位置に対応する各感光体ドラム16a〜16d表面を、強制消費トナーを現像させる対象とした。
次に、以上のような強制消費トナーを現像させる各感光体ドラム16a〜16dの軸方向部分に対して、強制消費トナー量をどのように分配するかについてであるが、単純には強制消費トナーを現像させる各ブロックに均等に分配すればよい。
また、より望ましい方法としては、記憶部40に記憶されている各色の各ブロック累積ドット数に基づき、強制消費トナーを現像させるブロックにおいて累積ドット数が小さいブロックほど、より多くのトナー量を分配するようにする。累積ドット数の各ブロックの分布は、画像形成時の累積現像量の感光体ドラム軸方向の分布と相似とみなすことができるので、上記のような方法によれば、累積現像量の分布に応じてトナーを分配し感光体ドラムを研磨でき、用紙の紙粉によるものに加えて累積現像量のバラツキによる各感光体ドラム16a〜16d軸方向の摩耗ムラを抑えることができる。
次にステップS8で、ステップS7で設定された各感光体ドラム16a〜16dの軸方向部分への各色強制消費トナーの分配量に基づいてトナー像形成が行われる。
制御部39は図示しない駆動系に駆動信号を送り、各感光体ドラム16a〜16dが図6中時計回りに回転を開始する。制御部39は、帯電制御部42に各感光体ドラム16a〜16d表面を帯電させるよう指示し、帯電器13a〜13dにより各感光体ドラム16a〜16d表面が一様に帯電される。次いで、制御部39は、ステップS7で設定された各感光体ドラム16a〜16dの軸方向各ブロックへの各色強制消費トナーの分配量のトナーが現像されるような静電潜像を形成するよう、露光制御部41へ露光の指示を行い、各光学露光器12a〜12dにより各感光体ドラム16a〜16d表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像が各現像器11a〜11dに到達すると、所定の現像バイアス電位が印加された各現像器11a〜11dが有する現像ローラによって静電潜像にトナーが付着し、各感光体ドラム16a〜16d表面に静電潜像に対応したトナー像が形成される。
そして、制御部39は転写バイアス制御部43に、転写バイアス電源44を用いて各転写ローラ38a〜38dに逆転写バイアス電位、すなわちトナーを転写させる場合とは逆の極性のバイアス電位を印加するよう指示するので、形成されたトナー像が各転写ローラ38a〜38dに到達しても搬送ベルト37には転写されず、トナー像は各クリーニング装置15a〜15dに到達する。以降、各クリーニング装置15a〜15dに到達し滞留するトナー中の研磨剤により各感光体ドラム16a〜16dが研磨される。
そしてステップS9で、制御部39は記憶部40に記憶されたページ数および各ブロック累積ドット数を0に初期化し、以降ステップS2から繰り返す。
このように本実施形態によれば、直接転写方式のタンデム式カラー画像形成装置において、用紙Pを搬送ベルト37上まで搬送するローラと用紙Pが接触する部分に対応する各感光体ドラム16a〜16dの軸方向部分にトナー像を形成し、このトナーを各クリーニング装置15a〜15dに到達させ滞留させることにより各感光体ドラム16a〜16dを研磨するので、用紙の紙粉による各感光体ドラム16a〜16d軸方向の摩耗ムラを抑えることができ、ハーフ濃度画像においてスジが発生する等の画像不良を抑えることができる。
なお、モノクロ画像形成装置の場合は、図5および図6において4色の画像形成部のうちブラックに対応する画像形成部(感光体ドラム16a、現像器11a、光学露光器12a、帯電器13a、除電器14a、クリーニング装置15a、転写ローラ38a)のみの場合に相当するから、上記の図7のフローチャートに沿って各色毎に行った動作を1色のみで行うようにすればよい。
は、本発明の第1実施形態および第2実施形態に係る画像形成装置の概略側面断面図である。 は、本発明の第1実施形態および第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の概略側面断面図である。 は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の概略側面断面図である。 は、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 は、本発明の第1〜第4実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 給紙カセット
2 給紙ローラ
3a、3b 搬送ローラ
4a、4b レジストローラ
5 2次転写ローラ
6 バックアップローラ
7 被動ローラ
8 クリーニングローラ
9 駆動ローラ
10、10a〜10d 1次転写ローラ
11a〜11d 現像器
12、12a〜12d 光学露光器
13、13a〜13d 帯電器
14、14a〜14d 除電器
15、15a〜15d クリーニング装置
16、16a〜16d 感光体ドラム
17 中間転写ベルト
18 定着器
19 排出ローラ
20 制御部
21 記憶部
22 クリーニングバイアス制御部
23 露光制御部
24 帯電制御部
25 転写バイアス制御部
26 クリーニングバイアス電源
27 転写バイアス電源
28 現像ユニット
28a〜28d 現像カートリッジ
29 制御部
30 記憶部
31 現像ユニット制御部
32 露光制御部
33 帯電・除電制御部
34 転写バイアス制御部
35 転写バイアス電源
36 搬送ローラ
37 搬送ベルト
38 転写ローラ
39 制御部
40 記憶部
41 露光制御部
42 帯電制御部
43 転写バイアス制御部
44 転写バイアス電源

Claims (5)

  1. 回転自在な像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、中間転写体と、前記トナー像形成手段が形成した前記像担持体上の前記トナー像を前記中間転写体に転写させる第一の転写手段と、該第一の転写手段が前記中間転写体に転写した前記トナー像を用紙に転写させる第二の転写手段と、前記第一の転写手段によって前記中間転写体に転写されずに前記像担持体に残留した前記トナー像を除去するクリーニング手段と、前記第二の転写手段による前記用紙への転写位置まで前記用紙を搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記搬送手段が有するローラと前記用紙とが接触する接触部に対応する位置に、前記トナー像形成手段によってトナー像を形成させ、該トナー像を前記クリーニング手段に到達させるよう前記第一の転写手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 中間転写体と、該中間転写体の搬送方向に沿って複数配列される回転自在な像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成する複数のトナー像形成手段と、該トナー像形成手段が形成した前記像担持体上の前記トナー像を前記中間転写体に転写させる複数の第一の転写手段と、該第一の転写手段が前記中間転写体に転写した前記トナー像を用紙に転写させる第二の転写手段と、前記第一の転写手段によって前記中間転写体に転写されずに前記中間転写体の搬送方向最上流に配置された前記像担持体に残留した前記トナー像を除去するクリーニング手段と、前記第二の転写手段による前記用紙への転写位置まで前記用紙を搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記搬送手段が有するローラと前記用紙とが接触する接触部に対応する位置に、前記トナー像形成手段によってトナー像を形成させ、該トナー像を前記クリーニング手段に到達させるよう前記第一の転写手段および前記第二の転写手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 回転自在な像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該トナー像形成手段が形成した前記像担持体上の前記トナー像を用紙に転写させる転写手段と、該転写手段によって前記用紙に転写されずに前記像担持体に残留した前記トナー像を除去するクリーニング手段と、前記転写手段による前記用紙への転写位置まで前記用紙を搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記搬送手段が有するローラと前記用紙とが接触する接触部に対応する位置に、前記トナー像形成手段によってトナー像を形成させ、該トナー像を前記クリーニング手段に到達させるよう前記転写手段を動作させる制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記トナー像形成手段に消費させるトナー量を画像形成時の画像密度に基づき設定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、画像形成時の現像量累積値の前記像担持体の回転軸方向分布を表す情報に基づき、前記トナー像形成手段に消費させるトナー量の前記像担持体の回転軸方向分配を設定することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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