JP2006337327A - 測距装置、測距方法、および測距装置用プログラム - Google Patents

測距装置、測距方法、および測距装置用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】当該装置が送出する送信波と他の伝搬波との混信を防止して正確な測距を行うことができる測距装置、測距方法、および測距装置用プログラムを提供する。
【解決手段】外部から空間を伝搬してきた電磁波が伝搬してきた方向に応じて電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方の範囲を制限し、この制限した範囲に所定の電磁波を送信し、この送信した電磁波を反射する物体までの距離を所定の測距演算によって求める。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定の送信波を用いて該送信波を反射する物体までの距離を求める測距装置、測距方法、および測距装置用プログラムに関する。
従来、四輪自動車等の車両が道路を走行するときに前方を走行する車両や障害物を検知するための技術として、レーダを用いた測距装置が知られている。この測距装置は、電磁波(電波またはレーザ光)を外部に放射し、この放射した電磁波が外部にある物体に反射して戻ってくる反射波を受信し、電磁波を放射してからその電磁波の反射波を受信するまでの時間差を用いてその物体までの距離等を測定する(例えば、特許文献1および2を参照)。
特開2003−202377号公報 特開2003−302468号公報
しかしながら、上述した測距装置を搭載した車両が道路を走行する際、同様の測距装置を搭載する他車両がその車両の近傍領域を走行している場合には、各々の車両から外部に放射される電磁波が干渉して混信を生じ、正確な測距を行う上での障害となる恐れがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、当該装置が送出する送信波と他の伝搬波との混信を防止して正確な測距を行うことができる測距装置、測距方法、および測距装置用プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る測距装置は、外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した波が伝搬してきた方向に応じて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限手段と、前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信手段と、前記受信手段で受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別手段と、前記識別手段において、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信手段で前記送信波を送信してから前記受信手段で前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明に係る測距装置は、所定の範囲に存在する物体を検知する物体検知手段と、前記物体検知手段で物体を検知した場合、この検知した物体が存在する方向に応じて、当該装置による空間を伝搬する波の送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限手段と、前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信手段と、外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別手段と、前記識別手段において、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信手段で前記送信波を送信してから前記受信手段で前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明に係る測距装置は、所定の通信方式にしたがって通信信号の送受信を行う通信手段と、前記通信手段が外部から通信信号を受信した場合、この受信した通信信号から読み出した前記通信信号の送信元の情報に基づいて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限手段と、前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信手段と、外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別手段と、前記識別手段において、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信手段で前記送信波を送信してから前記受信手段で前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明に係る測距装置は、所定の範囲に存在する物体を検知する物体検知手段と、所定の通信方式にしたがって通信信号の送受信を行う通信手段と、前記通信手段が外部から通信信号を受信した場合、この受信した通信信号から読み出した前記通信信号の送信元の情報に基づいて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限手段と、前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信手段と、外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別手段と、前記識別手段において、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信手段で前記送信波を送信してから前記受信手段で前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項記載の発明において、前記範囲制限手段は、前記受信波が伝搬してきた方向近傍への前記送信波の送信および前記方向近傍から伝搬してくる波の受信のうち少なくともいずれか一方の処理を行わないようにすることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項記載の発明において、前記範囲制限手段は、前記受信波が伝搬してきた方向近傍から伝搬してくる波を前記測距演算手段が行う処理の対象外とすることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項3または4記載の発明において、前記送信元の情報は、前記送信元が当該測距装置に対して位置する方向に関する情報を含むことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記通信手段は、前記物体検知手段が物体を検知した場合、前記通信方式にしたがって通信可能な状態に遷移することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項記載の発明において、前記識別手段は、前記受信波の波長、周波数、および強度のうち少なくとも一つの量を用いることによって前記受信波の識別を行うことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項記載の発明において、移動体に搭載されることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明において、前記移動体は車両であることを特徴とする。
請求項12記載の発明に係る測距方法は、外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した波が伝搬してきた方向に応じて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限ステップと、前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信ステップと、前記送信ステップの後に受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別ステップと、前記識別ステップにおいて、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信波を送信してから前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算ステップと、を有することを特徴とする。
請求項13記載の発明に係る測距方法は、所定の範囲に存在する物体を検知する物体検知ステップと、前記物体検知ステップで物体を検知した場合、この検知した物体が存在する方向に応じて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限ステップと、前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信ステップと、前記送信ステップの後に受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別ステップと、前記識別ステップにおいて、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信波を送信してから前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算ステップと、を有することを特徴とする。
請求項14記載の発明に係る測距方法は、所定の通信方式にしたがう通信信号を外部から受信した場合、この受信した通信信号から読み出した前記通信信号の送信元の情報に基づいて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限ステップと、前記範囲制限ステップで行った前記送信可能範囲および/または前記受信可能範囲の制限を報知する報知信号を前記通信元に対して送信する報知信号送信ステップと、前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信ステップと、前記送信ステップの後に受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別ステップと、前記識別ステップにおいて、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信波を送信してから前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算ステップと、を有することを特徴とする。
請求項15記載の発明に係る測距方法は、所定の範囲に存在する物体を検知する物体検知ステップと、前記物体検知ステップで物体を検知した場合、所定の通信方式にしたがって外部と通信可能な状態に遷移する通信可能状態遷移ステップと、前記通信方式にしたがう通信信号を外部から受信した場合、この受信した通信信号から読み出した前記送信元の情報に基づいて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限ステップと、前記範囲制限ステップで行った前記送信可能範囲および/または前記受信可能範囲の制限を報知する報知信号を前記通信元に対して送信する報知信号送信ステップと、前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信ステップと、前記送信ステップの後に波を受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別ステップと、前記識別ステップにおいて、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信波を送信してから前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算ステップと、を有することを特徴とする。
請求項16記載の発明に係る測距装置用プログラムは、請求項12〜15のいずれか一項に記載の測距方法を、所定の送信波を用いて該送信波を反射する物体までの距離を求める測距装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、当該装置が送出する送信波と他の伝搬波との混信を防止して正確な測距を行うことができる測距装置、測距方法、および測距装置用プログラムを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、「実施の形態」と称する)を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る測距装置の構成を示すブロック図である。同図に示す測距装置1は、所定の周波数を有する電磁波を搬送波として用いるレーダ方式によって検知した物体までの測距を行うものであり、移動体、特に四輪自動車等の車両に搭載される。
測距装置1の具体的な構成を説明する。測距装置1は、外部に電磁波を送信する送信部10、外部から伝搬してくる電磁波を受信する受信部20、電磁波を発生するとともに受信部20が受信した電磁波を復調した信号の成分を解析する信号処理部30、測距装置1の制御を行うとともに送信電磁波を反射した物体までの測距演算等を行う制御・演算部40、測距演算の結果等を出力する出力部50、および各種データを記憶する記憶部60を有する。
送信部10は、信号処理部30で発生し送出される電磁波を外部に送信する。送信部10が発振する電磁波がミリ波やマイクロ波等の電波の場合、送信部10は指向性を有する送信用のアンテナを備える。
受信部20は、送信部10から送信した電磁波が先行または対向する車両C等の物体に反射した反射波を含む電磁波を受信する。電波レーダの場合、受信部20は指向性を有し、送信した電波の反射波を受信可能な受信用アンテナを備える。
信号処理部30は、外部へ送信する電磁波を発生する電磁波発生部31と、受信部20で受信した電磁波を復調した信号を解析し、その信号に係る電磁波の識別を行う識別部32を有する。
制御・演算部40は、識別部32における識別結果を受信して送信電磁波を反射した物体までの距離、その物体の測距装置1に対する相対速度、相対加速度、または方向等を求める測距演算部41と、送信部10からの電磁波の送信範囲および受信部20での電磁波の受信範囲のうち少なくともいずれか一方の範囲を制限する制御信号を送信部10および/または受信部20に対して送出する範囲制限部42とを備える。この制御・演算部40は、演算および制御機能を有するCPU(Central Processing Unit)等によって実現され、後述する記憶部60が記憶、格納する測距装置用プログラムを読み出すことによって測距装置1の制御を行う。
出力部50は、レーダで検知した物体に係る画像や文字情報等を表示出力するものであり、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、または有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等によって実現される。また、出力部50として、音声情報を外部に出力するスピーカをさらに設けることもできる。
記憶部60は、所定のOS(Operation System)を起動するプログラムや測距装置用プログラム等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)と、信号処理部30や制御・演算部40が行う各種処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)とを用いて実現される。また、記憶部60として、後述する各種記録媒体のいずれかを装着可能な補助記憶装置を備えてもよい。
なお、上述した測距装置用プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM,CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RW、DVD−RAM、MOディスク、PCカード、xDピクチャーカード、スマートメディア等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して広く流通させることも可能である。
次に、以上の構成を有する測距装置1が行う測距方法について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図2のフローチャートでは、測距装置1の初期状態を、電磁波の送受信を行っていない状態であるとする。
この初期状態において受信部20が外部から伝搬してくる電磁波を受信すると(ステップS101でYes)、この受信した電磁波は信号処理部30に送出される。信号処理部30では、その電磁波を復調し、識別部32が復調した電磁波信号を解析する。この解析によって得たデータは制御・演算部40に送られ、測距演算部41がそのデータに基づいて、受信した電磁波が伝搬してきた方向を求める(ステップS102)。なお、受信部20が電磁波を受信しない場合(ステップS101でNo)には、電磁波を受信するまで初期状態のまま待機する。
ステップS102の後、範囲制限部42は、受信した電磁波が伝搬してきた方向に応じて、以後の処理における電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方を制限する(ステップS103)。電磁波の送信可能範囲を制限する場合には、範囲制限部42が制御信号を送信部10に送出する一方、電磁波の受信可能範囲を制限する場合には、範囲制限部42が制御信号を受信部20に送出する。また、範囲制限部42は、送信部10および/または受信部20の制御に関する情報を含む制御信号を信号処理部30に送出する。なお、送信可能範囲と受信可能範囲のうちどの範囲を制限対象とするかについては、予め設定しておいてもよいし、その都度選択可能な構成にしてもよい。
より具体的な電磁波の送信可能範囲および/または受信可能範囲の制限方法について説明する。送信可能範囲や受信可能範囲を制限する方法として、まず「ハード的」に範囲を制限する方法がある。これは、受信した電磁波が伝搬してきた方向近傍への電磁波の送信およびその方向近傍からの電磁波の受信のうちいずれか一方の処理を行わないようにするものである。
これに対し、電磁波の受信可能範囲に関して、その範囲外から伝搬してくる電磁波の受信自体は許容しつつも、そのような範囲外から伝搬してくる電磁波を処理の対象外とする「ソフト的」な範囲制限方法を適用することもできる。この場合、受信可能範囲外から伝搬してくる電磁波が他の車両Cから放射された測距用の電磁波の場合、その電磁波の受信を許容しておけば、車両Cの測距処理自体を妨害することがない。
なお、「ソフト的」な範囲制限方法としては、上記以外にも所定の範囲に送信する電磁波の強度を弱くしたり、受信する電磁波の強度に制限(上限および/または下限)を設けたりする方法がある。
図3は、ステップS103における範囲制限処理の一例を示す説明図である。同図では、片側一車線の道路Rdを矢印の方向(図3で鉛直上向き)に走行中の車両C0が、対向車線を車両C0とは反対方向(図3で鉛直下向き)に走行中の車両Cからの電磁波を受信した場合、電磁波の送信および/または受信を禁止する範囲の設定例を示している。車両C0には測距装置1が搭載され、その車両C0の前面には送信部10および受信部20の機能を備えた送受信デバイス100が設けられている。
車両C0に搭載される測距装置1は、ステップS102の結果、対向車線を走行する車両Cの近傍から電磁波が伝搬してきたと判定し、送受信デバイス100を頂点として車両Cの近傍領域を含むように略円錐形状に広がる三次元領域を禁止範囲P1として設定する。図3では、この禁止範囲P1の一断面として、道路Rdの路面上で車両Cの近傍を含み、二つの境界線b1およびb2に挟まれる平面領域を図示している。
なお、禁止範囲の設定例としては、他にも図4に示すように、実際に電磁波が伝搬してくる方向、すなわち車両Cに設けられる送受信デバイス100のごく近傍のみを禁止範囲P2として設定してもよい。
ステップS103の結果、範囲制限部42からの制御信号を受けた信号処理部30では、その制御信号をトリガとして電磁波発生部31が電磁波を発生し、この発生した電磁波を送信部10へ送出する。ここで発生する電磁波が電波の場合には、発振した電磁波の変調方式に応じてさまざまな電波レーダ(例えば、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)レーダ、ドップラーレーダ、2周波CWレーダ、パルスレーダ、またはスペクトル拡散レーダ等)が知られているが、本実施の形態1に係る測距方法は、そのような電波の変調方式によらず実施することができる。
信号処理部30から電磁波を受信した送信部10は、この電磁波を送信可能範囲に対して送信する(ステップS104)。ステップS103で送信可能範囲に制限が加えられた場合、送信部10は、範囲制限部42からの制御信号に基づいて電磁波を送信する。例えば、図3に示す禁止範囲P1によって送信可能範囲を制限する場合、送信部10は、少なくとも禁止範囲P1を除く所定の範囲に対して電磁波を送信する。他方、ステップS103で送信可能範囲に制限が加えられていない場合には、当初からの送信可能範囲に対して電磁波を送信する。なお、このステップS104で送信する電磁波の周波数を10〜100GHz程度の高周波(ミリ波)とすれば、測距装置1を搭載する車両から100〜200m程度前方までの物体を検知することができる。
その後、受信部20が電磁波を受信すると(ステップS105でYes)、その電磁波を信号処理部30へ送出する。受信部20が電磁波を受信しない場合(ステップS105でNo)には、電磁波を受信するまで待機する。
信号処理部30では、受信部20から送られてきた電磁波を復調し、識別部32においてその電磁波がステップS104で送信した電磁波の反射波であるか否かを識別する(ステップS106)。このステップS106では、電磁波の波長、周波数、および強度のうち少なくともいずれか一つの量を用いることによって電磁波の識別を行う。識別の結果、受信した電磁波が反射波であると識別した場合(ステップS107でYes)、その反射波のデータを制御・演算部40に送出する。
続いて制御・演算部40の測距演算部41が、ステップS104で電磁波を送信してからステップS105でその反射波を受信するまでの時間差を用いることにより、送信電磁波を反射した物体までの距離等を算出する測距演算を行う(ステップS108)。ここでの測距演算には、電磁波を反射した物体の自車両に対する相対速度や相対加速度、方向等を求める演算も含まれる。測距演算の結果は、出力部50で表示出力してもよいし、データとして記憶部60に格納してもよい。
なお、識別部32が、ステップS105で受信した電磁波を送信電磁波の反射波ではないと識別した場合(ステップS107でNo)にはステップS102に戻り、ステップS105で受信した電磁波が伝搬してきた方向を求める。
ここまで説明した測距方法は、最初の電磁波を受信部20が受信してから測距演算部41が測距演算を行うまでの一連の処理の概要を説明したものである。したがって、ステップS108で測距演算終了後、再びステップS105まで戻って電磁波の受信を待機するようにしてもよいし、初期状態(ステップS101)まで戻って電磁波の受信を待機するようにしてもよい。この場合には、ステップS108が終了してから初期状態に戻るまでの時間(周期)がその都度変わるような構成にしてもよい。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、外部から受信した電磁波が伝搬してきた方向に応じて電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方の範囲を制限し、この制限した範囲に所定の電磁波を送信し、この送信した電磁波を反射する物体までの距離を求めることにより、当該装置が送出する送信波と他の伝搬波との混信を防止して正確な測距を行うことが可能となる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る測距装置の構成を示すブロック図である。同図に示す測距装置2は、所定の周波数を有する電磁波を搬送波として用いるレーダ方式によって検知した物体までの測距を行うものであり、上記実施の形態1と同様に移動体、特に四輪自動車等の車両に搭載される。
測距装置2は、上記実施の形態1に係る測距装置1と同様の機能および構成を有する送信部10、受信部20、信号処理部30、制御・演算部40、出力部50、および記憶部60に加えて、自車両の外部にある車両C等の所定の物体を検知する物体検知部70を備える。
物体検知部70は、物体を検知できる機能を有していれば如何なるものであってもよい。例えば、適当なセンサを用いて実現してもよいし、所定の視野を撮像して生成した画像に対して処理を施す画像処理装置を用いて実現してもよい。このうち画像処理装置を用いて物体検知部70を実現する場合には、テンプレートマッチング、エッジ抽出による領域分割、またはクラスタ分析に基づく統計的パターン認識等の物体認識手法を用いることによって車両等の特定の物体を検知してもよい。
次に、この実施の形態2に係る測距方法について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図6のフローチャートでは、測距装置2の初期状態を、物体検知部70が作動し、電磁波の送受信を行っていない状態であるとする。
この初期状態において物体検知部70が所定範囲内にある物体を検知すると(ステップS201でYes)、この検知した物体に係るデータは制御・演算部40に送出される。制御・演算部40では、測距演算部41が送られてきたデータに基づいて検知した物体が位置する方向を求める(ステップS202)。なお、物体検知部70が物体を検知しない場合(ステップS201でNo)には、物体を検知するまで初期状態のまま待機する。
このステップS202の後、範囲制限部42は、物体の方向に応じて電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方を制限する(ステップS203)。電磁波の送信可能範囲を制限する場合には、範囲制限部42が制御信号を送信部10に送出する一方、電磁波の受信可能範囲を制限する場合には、範囲制限部42が制御信号を受信部20に送出する。また、範囲制限部42は、送信部10および/または受信部20の制御に関する情報を含む制御信号を信号処理部30に送出する。この実施の形態2においても、範囲の制限を上記実施の形態1と同様に「ハード的」または「ソフト的」に行うことができる(制限範囲については、図3を参照)。
図7は、ステップS203における範囲制限処理の別な設定例を示す説明図である。同図では、図3と同様、片側一車線の道路Rdを走行中の車両C0が、対向車線を走行中の車両Cを検知した場合、電磁波の送信および/または受信を禁止する範囲の設定例を示している。この場合、車両C0に搭載される測距装置1は、図3と同様に送受信デバイス100を頂点として車両Cの近傍領域を含むように略円錐形状に広がる三次元領域を禁止範囲P1を設定するとともに、この禁止範囲P1の中に、対象物の測距を行うことができる測距可能範囲Aを設定する。この測距可能範囲Aは、物体を一つの塊として認識できさえすればよく、禁止範囲P1と比較して顕著に少ない領域で十分である。これにより、測距装置1本来の測距機能を保持しながら、電磁波の送信および/または受信を禁止する範囲を設定することが可能となる。
なお、送信可能範囲と受信可能範囲のうちどの範囲を制限対象とするかについては、予め設定しておいてもよいし、その都度選択可能な構成にしてもよい。
信号処理部30では、範囲制限部42の制御信号をトリガとして電磁波発生部31が電磁波を発生し、この発生した電磁波を送信部10へと送出する。信号処理部30から電磁波を受信した送信部10は、この電磁波を送信可能範囲に対して送信する(ステップS204)。なお、電磁波が電波である場合には、その電波の変調方式によらずに以下の処理を実行することができる。
ステップS204の後、受信部20が電磁波を受信すると(ステップS205でYes)、その電磁波を信号処理部30へ送出する。受信部20が電磁波を受信しない場合(ステップS205でNo)には、電磁波を受信するまで待機する。
信号処理部30は受信部20から送られてきた電磁波を復調し、識別部32でその電磁波がステップS204で送信した電磁波の反射波であるか否かを識別する(ステップS206)。このステップS206では、電磁波の波長、周波数、および強度のうち少なくともいずれか一つの量を用いることによって電磁波の識別を行う。識別の結果、受信した電磁波を反射波と識別した場合(ステップS207でYes)、その反射波のデータを制御・演算部40に送出する。
続いて制御・演算部40の測距演算部41が、ステップS204で電磁波を送信してからステップS205でその反射波を受信するまでの時間差を用いることにより、送信電磁波を反射した物体までの距離等を算出する測距演算を行う(ステップS208)。この測距演算には、上記実施の形態1と同じく電磁波を反射した物体の自車両に対する相対速度や相対加速度、方向等を求める演算が含まれる。
これに対し、識別部32が受信した電磁波を送信電磁波の反射波ではないと識別した場合(ステップS207でNo)、信号処理部30はその電磁波を復調し、識別部32がその復調した電磁波を解析する。この解析によって得たデータは制御・演算部40に送られ、制御・演算部40内の測距演算部41がそのデータに基づいて受信した電磁波が伝搬してきた方向を求める(ステップS209)。この後ステップS203に戻り、ステップS209で求めた結果に応じて、以後の処理における電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方を制限し、再度ステップS204以降の処理へ進む。
ここまで説明した測距方法は、最初に物体検知部70が物体を検知してから測距演算部41が測距演算を行うまでの一連の処理の概要を説明したものである。したがって、ステップS208で測距演算終了後、再びステップS205まで戻って電磁波の受信を待機するようにしてもよいし、初期状態(ステップS201)まで戻って物体の検知を待機するようにしてもよい。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、所定の範囲に存在する物体を検知した場合、この物体が存在する方向に応じて電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方の範囲を制限し、この制限した範囲に所定の電磁波を送信し、この送信した電磁波を反射する物体までの距離を求めることにより、当該装置が送出する送信波と他の伝搬波との混信を防止して正確な測距を行うことが可能となる。
また、この実施の形態2によれば、物体検知部を用いて物体検知を行ってから測距処理に入るので、無駄な電磁波を放射することがなくなり、電磁波の発生および送信に伴うエネルギー消費を抑えて効率よく行う測距を行うことができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係る測距装置の構成を示すブロック図である。同時に示す測距装置3は、所定の周波数を有する電磁波を搬送波として用いるレーダ方式によって検知した物体までの測距を行うものであり、上記二つの実施の形態と同様に移動体、特に四輪自動車等の車両に搭載される。
測距装置3は、上記実施の形態1と同様の機能および構成を有する送信部10、受信部20、信号処理部30、制御・演算部40、出力部50、および記憶部60に加えて、他の車両Cとの間で所定の通信方式にしたがって車々間通信を行う通信部80を備える。
図9は、この実施の形態3に係る測距方法の概要を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートを参照して、この実施の形態3に係る測距方法の処理を説明する。なお、図9のフローチャートでは、測距装置3の初期状態を、通信部80が作動し、電磁波の送受信を行っていない状態であるとする。
この初期状態において通信部80が通信信号を受信すると(ステップS301でYes)、この受信した通信信号は制御・演算部40に送出される。制御・演算部40では、通信信号に含まれる送信元(車両C等)の情報を読み出す(ステップS302)。ここで読み出す送信元の情報には、少なくとも自車両に対して送信元が位置する方向に関する情報が含まれていればよい。なお、通信信号を受信しない場合(ステップS301でNo)には、通信信号を受信するまで初期状態のまま待機する。
続くステップS303では、読み出した送信元情報に基づいて、範囲制限部42が電磁波の送信可能範囲および受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方の範囲を制限する。電磁波の送信可能範囲を制限する場合には、範囲制限部42が制御信号を送信部10に送出する一方、電磁波の受信可能範囲を制限する場合には、範囲制限部42が制御信号を受信部20に送出する。また、範囲制限部42は、送信部10および/または受信部20の制御に関する情報を含む制御信号を信号処理部30に送出する。この実施の形態3においても、範囲の制限を上記実施の形態2と同様に「ハード的」または「ソフト的」に行うことができる(制限範囲については、図3および図7を参照)。なお、送信可能範囲と受信可能範囲のうちどの範囲を制限対象とするかについては、予め設定しておいてもよいし、その都度選択可能な構成にしてもよい。
ステップS303の制限処理の後、通信部80は、制御・演算部40の制御のもと、通信信号の送信元に対し、その送信元の方向近傍への電磁波の送信またはその方向近傍から伝搬してくる電磁波の受信を制限したことを報知する報知信号を送信する(ステップS304)。
信号処理部30では、範囲制限部42の制御信号をトリガとして電磁波発生部31が電磁波を発生し、この発生した電磁波を送信部10に送出する。信号処理部30から電磁波を受信した送信部10は、この電磁波を送信可能範囲に対して送信する(ステップS305)。なお、電磁波が電波である場合には、その電波の変調方式によらずに以下の処理を実行することができる。
その後、受信部20が電磁波を受信すると(ステップS306でYes)、その電磁波を信号処理部30に送出する。受信部20が電磁波を受信しない場合(ステップS306でNo)には、電磁波を受信するまで待機する。
信号処理部30は受信した電磁波を復調し、識別部32でその電磁波がステップS305で送信した電磁波の反射波であるか否かを識別する(ステップS307)。このステップS307では、電磁波の波長、周波数、および強度のうち少なくともいずれか一つの量を用いることによって電磁波の識別を行う。この識別の結果、受信した電磁波がステップS305で送信した電磁波の反射波である場合(ステップS308でYes)、その反射波のデータを制御・演算部40に送出する。
続いて制御・演算部40の測距演算部41が、ステップS305で電磁波を送信してからステップS306でその反射波を受信するまでの時間差を用いることにより、送信電磁波を反射した物体までの距離等を算出する測距演算を行う(ステップS309)。この測距演算には、上記二つの実施の形態と同じく、電磁波を反射した物体の自車両に対する相対速度や相対加速度、方向等を求める演算が含まれる。
これに対し、識別部32が受信した電磁波を送信電磁波の反射波でないと識別した場合(ステップS308でNo)、信号処理部30がその電磁波を解析し、測距演算部41がその解析によって得たデータに基づいて電磁波が伝搬してきた方向を求める(ステップS310)。この後ステップS303に戻り、ステップS310で求めた結果に応じて、以後の処理における電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方を制限し、再度ステップS304以降の処理へ進む。
ここまで説明した測距方法は、最初に車々間通信によって通信部80が通信信号を受信してから測距演算部41が測距演算を行うまでの一連の処理の概要を説明したものである。したがって、ステップS309で測距演算終了後、再びステップS306まで戻って電磁波の受信を待機するようにしてもよいし、初期状態(ステップS301)まで戻って通信信号の受信を待機するようにしてもよい。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、所定の通信方式にしたがう通信信号を外部から受信した場合、この受信した通信信号に含まれる送信元情報の読み出しを行い、この読み出した送信元情報に応じて電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方の範囲を制限し、この制限処理を前記通信信号の送信元に対して報知した後、制限を加えた送信可能範囲に対して所定の電磁波を送信し、この送信した電磁波を反射する物体までの距離を求めることにより、当該装置が送出する送信波と他の伝搬波との混信を防止して正確な測距を行うことが可能となる。
また、この実施の形態3によれば、自車両と他の車両の間で車々間通信を用いることにより、電磁波の送信可能範囲および/または受信可能範囲に制限を加えたことを迅速かつ確実に相手の車両に報知できるので、範囲の制限処理によって相手の車両の測距処理に何らかの影響が生じても、相手の車両がその影響を誤作動によるものと認知しないで済む。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4に係る測距装置の構成を示すブロック図である。同図に示す測距装置4は、所定の周波数を有する電磁波を搬送波として用いるレーダ方式によって検知した物体までの測距を行うものであり、上記三つの実施の形態と同様に移動体、特に四輪自動車等の車両に搭載される。
測距装置4は、上記実施の形態1に係る測距装置1と同様の機能および構成を有する送信部10、受信部20、信号処理部30、制御・演算部40、出力部50、および記憶部60に加えて、自車両の外部にある車両C等の所定の物体を検知する物体検知部70、および他の車両Cとの間で所定の通信方式にしたがって車々間通信を行う通信部80を備える。このうち物体検知部70は、上記実施の形態2と同様に物体を検知できる機能を有していれば如何なるものであってもよく、適当なセンサや画像処理装置等によって実現される。
図11は、この実施の形態4に係る測距方法の概要を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートを参照して、この実施の形態4に係る測距方法の処理を説明する。なお、図11のフローチャートでは、測距装置4の初期状態を、物体検知部70は作動しているが、通信部80は作動しておらず、電磁波の送受信を行っていない状態であるとする。
この初期状態において物体検知部70が所定範囲内に物体を検知すると(ステップS401でYes)、この検知した物体に係るデータは制御・演算部40に送出される。データを受信した制御・演算部40は通信部80を起動する(ステップS402)。これにより測距装置4は、所定の通信方式にしたがって他の車両と車々間通信可能な状態に遷移する。なお、物体検知部70が物体を検知しない場合(ステップS401でNo)には、物体を検知するまで初期状態のまま待機する。
起動した通信部80が、同じ通信方式にしたがって車々間通信可能な他の車両からの通信信号を受信すると(ステップS403でYes)、この受信した通信信号を制御・演算部40に送出する。制御・演算部40では、通信信号に含まれる送信元(車両C等)の情報を読み出す(ステップS404)。ここで読み出す送信元の情報には、少なくとも自車両に対した送信元が位置する方向に関する情報が含まれていればよい。なお、通信信号を受信しない場合(ステップS403でNo)には、通信信号を受信するまで待機する。
続くステップS405では、読み出した送信元の情報に基づいて、範囲制限部42が電磁波の送信可能範囲および受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方の範囲を制限する。電磁波の送信可能範囲を制限する場合には、範囲制限部42が制御信号を送信部10に送出する一方、電磁波の受信可能範囲を制限する場合には、範囲制限部42が制御信号を受信部20に送出する。また、範囲制限部42は、送信部10および/または受信部20の制御に関する情報を含む制御信号を信号処理部30に送出する。この実施の形態4においても、範囲の制限を上記実施の形態2と同様に「ハード的」または「ソフト的」に行うことができる(制限範囲については、図3および図7を参照)。なお、送信可能範囲と受信可能範囲のうちどの範囲を制限対象とするかについては、予め設定しておいてもよいし、その都度選択可能な構成にしてもよい。
ステップS405の制限処理の後、通信部80は、制御・演算部40の制御のもと、通信信号の送信元に対し、その送信元の方向近傍への電磁波の送信またはその方向近傍から伝搬してくる電磁波の受信を制限したことを報知する報知信号を送信する(ステップS406)。
信号処理部30では、範囲制限部42の制御信号をトリガとして電磁波発生部31が電磁波を発生し、この発生した電磁波を送信部10に送出する。信号処理部30から電磁波を受信した送信部10は、この電磁波を送信可能範囲に対して送信する(ステップS407)。なお、電磁波が電波である場合には、その電波の変調方式によらずに以下の処理を実行することができる。
その後、受信部20が電磁波を受信すると(ステップS408でYes)、その電磁波を信号処理部30に送出する。受信部20が電磁波を受信しない場合(ステップS408でNo)には、電磁波を受信するまで待機する。
信号処理部30は受信した電磁波を復調し、識別部32でその電磁波がステップS407で送信した電磁波の反射波であるか否かを識別する(ステップS409)。このステップS409では、電磁波の波長、周波数、および強度のうち少なくともいずれか一つの量を用いることによって電磁波の識別を行う。この識別の結果、受信した電磁波がステップS407で送信した電磁波の反射波である場合(ステップS410でYes)、その反射波のデータを制御・演算部40に送出し、測距演算部41がそのデータを用いて測距演算を行う(ステップS411)。この測距演算には、上記三つの実施の形態と同じく、電磁波を反射した物体の自車両に対する相対速度や相対加速度、方向等を求める演算が含まれる。
これに対し、識別部32が受信した電磁波を送信電磁波の反射波でないと識別した場合(ステップS410でNo)、信号処理部30がその電磁波を解析し、測距演算部41がその解析によって得たデータに基づいて電磁波が伝搬してきた方向を求める(ステップS412)。この後ステップS405に戻り、ステップS412で求めた結果に応じて、以後の処理における電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方を制限し、再度ステップS406以降の処理へ進む。
ここまで説明した測距方法は、最初に物体検知部70が物体を検知してから測距演算部41が測距演算を行うまでの一連の処理の概要を説明したものである。したがって、ステップS411で測距演算終了後、再びステップS408まで戻って電磁波の受信を待機するようにしてもよいし、通信部80を作動を終了して初期状態(ステップS401)まで戻り、物体の検知を待機するようにしてもよい。
以上説明した本発明の実施の形態4によれば、所定の範囲に存在する物体を検知したとき、所定の通信方式にしたがって外部と通信可能な状態に遷移し、その通信方式にしたがい通信信号を外部から受信した場合、この受信した通信信号に含まれる送信元情報の読み出しを行い、この読み出した送信元情報に応じて電磁波の送信可能範囲および電磁波の受信可能範囲のうち少なくともいずれか一方の範囲を制限し、この制限処理を前記通信信号の送信元に対して報知した後、制限を加えた送信可能範囲に対して所定の電磁波を送信し、この送信した電磁波を反射する物体までの距離を求めることにより、当該装置が送出する送信波と他の伝搬波との混信を防止して正確な測距を行うことが可能となる。
また、この実施の形態4によれば、物体検知部を用いて物体検知を行ってから測距処理に入るので、無駄な電磁波を放射することがなくなり、電磁波の発生および送信に伴うエネルギー消費を抑えて効率よく行う測距を行うことができる。
さらに、この実施の形態4によれば、自車両と他の車両の間で車々間通信を用いることにより、電磁波の送信可能範囲および/または受信可能範囲に制限を加えたことを迅速かつ確実に相手の車両に報知できるので、範囲の制限処理によって相手の車両の測距処理に何らかの影響が生じても、相手の車両がその影響を誤作動によるものと認知しないで済む。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施する上で最良と思われる形態を実施の形態1〜4として詳述してきたが、本発明はそれら四つの実施の形態によってのみ限定されるものではない。例えば、本発明に係る測距装置を、レーザ光を用いたレーザレーダ方式によって実現してもよい。この場合、送信部はレーザダイオード(LD)または発光ダイオード(LED)等の発光素子を有し、信号処理部で発生したパルス信号をレーザビームに変換し、そのレーザビームを所定の方向に走査して送信する。他方、受信部はフォトダイオード等の受光素子を有し、受信した光信号を電気信号に変換し、この変換した電気信号を復調する。
また、以上の説明では、測距装置が電磁波を用いたレーダ測距装置である場合を説明してきたが、例えば超音波を用いたレーダ測距装置を用いて本発明を構成してもよい。また、本発明に係る測距装置として、レーダ以外の測距装置を適用することも可能である。
なお、本発明に係る測距装置は、四輪自動車以外の車両、例えば電動車椅子等に搭載してもよいし、人やロボット等の移動体に搭載してもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していないさまざまな実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的事項を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
本発明の実施の形態1に係る測距装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る測距方法の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る測距方法における禁止範囲の設定例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る測距方法における禁止範囲の別な設定例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る測距装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る測距方法の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る測距方法における禁止範囲の設定例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る測距装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る測距方法の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る測距装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る測距方法の概要を示すフローチャートである。
符号の説明
1、2、3、4 測距装置
10 送信部(送信手段)
20 受信部(受信手段)
30 信号処理部
31 電磁波発生部(電磁波発生手段)
32 識別部(識別手段)
40 制御・演算部
41 測距演算部(測距演算手段)
42 範囲制限部(範囲制限手段)
50 出力部
60 記憶部
70 物体検知部(物体検知手段)
80 通信部(通信手段)
100 送受信デバイス
A 測距可能範囲
C、C0 車両
1、b2 境界線
1、P2 禁止範囲
Rd 道路

Claims (16)

  1. 外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した波が伝搬してきた方向に応じて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限手段と、
    前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信手段と、
    前記受信手段で受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別手段と、
    前記識別手段において、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信手段で前記送信波を送信してから前記受信手段で前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算手段と、
    を備えたことを特徴とする測距装置。
  2. 所定の範囲に存在する物体を検知する物体検知手段と、
    前記物体検知手段で物体を検知した場合、この検知した物体が存在する方向に応じて、当該装置による空間を伝搬する波の送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限手段と、
    前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信手段と、
    外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別手段と、
    前記識別手段において、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信手段で前記送信波を送信してから前記受信手段で前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算手段と、
    を備えたことを特徴とする測距装置。
  3. 所定の通信方式にしたがって通信信号の送受信を行う通信手段と、
    前記通信手段が外部から通信信号を受信した場合、この受信した通信信号から読み出した前記通信信号の送信元の情報に基づいて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限手段と、
    前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信手段と、
    外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別手段と、
    前記識別手段において、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信手段で前記送信波を送信してから前記受信手段で前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算手段と、
    を備えたことを特徴とする測距装置。
  4. 所定の範囲に存在する物体を検知する物体検知手段と、
    所定の通信方式にしたがって通信信号の送受信を行う通信手段と、
    前記通信手段が外部から通信信号を受信した場合、この受信した通信信号から読み出した前記通信信号の送信元の情報に基づいて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限手段と、
    前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信手段と、
    外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別手段と、
    前記識別手段において、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信手段で前記送信波を送信してから前記受信手段で前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算手段と、
    を備えたことを特徴とする測距装置。
  5. 前記範囲制限手段は、
    前記受信波が伝搬してきた方向近傍への前記送信波の送信および前記方向近傍から伝搬してくる波の受信のうち少なくともいずれか一方の処理を行わないようにすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の測距装置。
  6. 前記範囲制限手段は、
    前記受信波が伝搬してきた方向近傍から伝搬してくる波を前記測距演算手段が行う処理の対象外とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の測距装置。
  7. 前記送信元の情報は、前記送信元が当該測距装置に対して位置する方向に関する情報を含むことを特徴とする請求項3または4記載の測距装置。
  8. 前記通信手段は、
    前記物体検知手段が物体を検知した場合、前記通信方式にしたがって通信可能な状態に遷移することを特徴とする請求項4記載の測距装置。
  9. 前記識別手段は、
    前記受信波の波長、周波数、および強度のうち少なくとも一つの量を用いることによって前記受信波の識別を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の測距装置。
  10. 移動体に搭載されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項記載の測距装置。
  11. 前記移動体は車両であることを特徴とする請求項10記載の測距装置。
  12. 外部から空間を伝搬してくる波を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した波が伝搬してきた方向に応じて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限ステップと、
    前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの後に受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別ステップと、
    前記識別ステップにおいて、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信波を送信してから前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算ステップと、
    を有することを特徴とする測距方法。
  13. 所定の範囲に存在する物体を検知する物体検知ステップと、
    前記物体検知ステップで物体を検知した場合、この検知した物体が存在する方向に応じて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限ステップと、
    前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの後に受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別ステップと、
    前記識別ステップにおいて、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信波を送信してから前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算ステップと、
    を有することを特徴とする測距方法。
  14. 所定の通信方式にしたがう通信信号を外部から受信した場合、この受信した通信信号から読み出した前記通信信号の送信元の情報に基づいて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限ステップと、
    前記範囲制限ステップで行った前記送信可能範囲および/または前記受信可能範囲の制限を報知する報知信号を前記通信元に対して送信する報知信号送信ステップと、
    前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの後に受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別ステップと、
    前記識別ステップにおいて、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信波を送信してから前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算ステップと、
    を有することを特徴とする測距方法。
  15. 所定の範囲に存在する物体を検知する物体検知ステップと、
    前記物体検知ステップで物体を検知した場合、所定の通信方式にしたがって外部と通信可能な状態に遷移する通信可能状態遷移ステップと、
    前記通信方式にしたがう通信信号を外部から受信した場合、この受信した通信信号から読み出した前記送信元の情報に基づいて、空間を伝搬する波の当該装置による送信可能範囲および/または受信可能範囲を制限する範囲制限ステップと、
    前記範囲制限ステップで行った前記送信可能範囲および/または前記受信可能範囲の制限を報知する報知信号を前記通信元に対して送信する報知信号送信ステップと、
    前記送信可能範囲に対して所定の送信波を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの後に波を受信した受信波が前記送信波の反射波であるか否かを識別する識別ステップと、
    前記識別ステップにおいて、前記受信波が前記送信波の反射波であると識別した場合、前記送信波を送信してから前記受信波を受信するまでの時間差を用いることにより、少なくとも前記送信波を反射した物体までの距離を算出する測距演算ステップと、
    を有することを特徴とする測距方法。
  16. 請求項12〜15のいずれか一項に記載の測距方法を、所定の送信波を用いて該送信波を反射する物体までの距離を求める測距装置に実行させることを特徴とする測距装置用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2524482C1 (ru) * 2013-07-02 2014-07-27 Валерий Владимирович Хуторцев Способ однопозиционной радиолокации подвижных объектов на дорожной сети
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