JP2006336464A - ガスタービンの静翼、及びガスタービン - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、冷却に伴う熱応力の発生を抑制して、高い効率で静翼を冷却するガスタービンの静翼を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、翼プロファイル部と、翼プロファイルの外周側と内周側とでガス流路を形成するエンドウォールとを有するガスタービン用の静翼であって、このガス流路に面した前記エンドウォールの裏面側に、半径方向に突出する凸部を有する係合部を設け、前記係合部の凸部に、エンドウォールの裏面側に面して夫々開口した流路を複数個配設して、前記流路を流下する冷却媒体で前記エンドウォールを冷却できるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスタービンに係わり、特にガスタービンに用いられている翼の冷却構造に関するものである。
一般に発電用,動力駆動用に採用されているガスタービンは、圧縮機で圧縮した作動流体に燃料を加えて燃焼器で燃焼させ、燃焼により生成した高温高圧の作動流体でタービンを駆動するように構成されている。駆動されたタービンの回転エネルギーは、通常、タービンに連結されている発電機等の負荷装置により電気エネルギー等に変換されて取り出されるようになっている。
近年においては、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電用のコンバインドサイクルの効率向上に大きな期待が寄せられており、その一手段としてガスタービンの作動ガスの高温高圧化が図られている。
また、最近、ガスタービン作動ガスに湿分を添加して高効率化を図る高湿分ガスタービン(HAT:Humaid Air Turbine)発電プラントが注目されており、燃焼用空気に水分を付加して増湿することでエネルギーポテンシャルを上げ、ガスタービンの出力の増加を図り、発電プラントとして熱効率の向上を目指すものである。
ここで、ガスタービンを構成するタービン高温部の部品について、翼を例にとって説明すると、翼内部に中空部となる冷却通路を設け、この冷却通路内に圧縮機の吐出空気、或いは圧縮機から抽気した空気を供給することにより、翼材を許容温度以下に冷却している。しかしながら、かかる冷却に用いる空気は、圧縮機で圧縮した空気を用いているため、冷却空気の流量が増えれば燃焼器で使用する燃焼用の空気が少なくなり、その分だけ作動流体の量が減少してガスタービンの出力が低下する。
また、翼を冷却した後の空気はガスタービン内の主流ガス中に排出されるため、冷却空気量の増加は主流ガス温度の低下をもたらし、ガスタービン全体の熱効率も低下させてしまう。したがって、翼の冷却には、少ない空気量で翼を効率よく冷却することが重要である。
ガスタービンを構成するタービン部の最上流に位置する第1段静翼は、燃焼器からの高温ガスを直にうけるため、最も冷却を必要とし、かつ効果的な冷却を必要とする部品である。この第1段静翼で、特にガスパス側壁を形成するエンドウォールは下流ほど主流ガスの速度が速くなるため熱負荷が高くなり、冷却を強化する必要があるが、静翼をケーシングに固定するエンドウォールのフック部よりも下流の領域については、構造上の制約から有効な冷却伝熱面積を確保することが難しく、対流冷却孔やフィルム冷却孔をエンドウォールに多数設けることにより冷却する技術が採られていた。
例えば、静翼のエンドウォールの外周側とケーシングの内周壁との間に冷却空気を導く中空キャビティを設け、このキャビティの冷却空気をエンドウォールの外周側から内周側に貫通してガスパス側に流下させるフィルム孔を設けてエンドウォールを冷却する技術が特許文献1に開示されている。
また、静翼のエンドウォールの外周側とケーシングの内周壁との間に設けた中空のキャビティに導かれた冷却空気を、前記エンドウォールの外周側から後縁端に貫通し、その内部にピンフィン行列を形成した対流冷却孔を通じて流下させてエンドウォールを冷却する技術が特許文献2に開示されている。
特開2005−23905号 特開平4−231605号
特許文献1に開示された冷却技術は、エンドウォールの外周面から内周面に貫通するフィルム冷却孔から主流ガス中に冷却空気を放出し、エンドウォール内周面に温度の低い層を形成させて冷却するものである。しかしながら、エンドウォール内周面に均一にフィルム冷却層を形成させて効果的な冷却を得るには、フィルム冷却孔を密に多数配置する必要があり、多量の冷却空気が必要となる。このため、静翼の冷却で多量の冷却空気が主流ガス中に流入して主流ガス温度の低下をもたらし、ガスタービン全体の熱効率を低下させてしまう。
特許文献2に開示された冷却技術は、エンドウォールの外周面から後縁端に貫通した対流冷却流路を通じて冷却空気を流下させて、エンドウォールを冷却するものである。しかしながら、対流冷却流路の内部にピンフィン行列を形成する必要があり、静翼の冷却構造が非常に複雑になる。しかも、対流冷却流路はエンドウォールの後縁まで貫通しており、主流ガスより熱負荷を受けるエンドウォール外周側とシール空気の雰囲気にあるエンドウォール内周側に同じ負荷の冷却を施すこの構造は、対流冷却流路を挟んだエンドウォール内周側とエンドウォール外周側との間に大きな温度差が生じるので、エンドウォールに過大な熱応力を発生させてしまう。
本発明の目的は、冷却に伴う熱応力の発生を抑制して、効率良く静翼の冷却を可能とする簡単な構造のガスタービンの静翼を提供することにある。また、本発明の目的は、熱応力の発生を抑制した静翼の冷却効率の向上と、ガスタービンの熱効率の向上とを両立させたガスタービンを提供することにある。
本発明は、翼プロファイル部と、翼プロファイルの外周側に設けた外周エンドウォールと、翼プロファイルの内周側に設けた内周翼プロファイルとで駆動流体の流路を形成するガスタービンの静翼であって、このガス流路に面した前記エンドウォールの裏面側に、半径方向に突出した凸状部を有する係合部を設け、この係合部の前記凸状部には、エンドウォールの裏面側に面して夫々開口した貫通流路を複数個配設して、前記流路を流下する冷却媒体で前記エンドウォールを冷却できるように構成したものである。
また、本発明は、翼プロファイル部と、翼プロファイルの外周側と内周側とに夫々設けられ、ガス流路を形成するエンドウォールとを有する静翼を、環状に複数個配置したガスタービンであって、静翼の前記エンドウォールの裏面側に、半径方向に突出する凸状部を形成したケーシング部材に保持される係合部を設け、前記エンドウォールとケーシング部材との間で区画される領域を前記係合部の凸状部によって上流側と下流側の領域に区分して前記上流側の領域には冷却媒体が供給されるキャビティを形成し、前記係合部の凸状部には、エンドウォールの裏面側に面して前記上流側の領域と下流側の領域に夫々開口した貫通流路を複数個配設して、前記キャビティの冷却媒体を前記流路を流下させて前記エンドウォールを冷却できるように構成した。
本発明によれば、熱応力の発生を抑制して、効率良く静翼のエンドウォールを冷却する簡易な構造のガスタービンの静翼を提供することが可能となる。また、本発明によれば、熱応力の発生を抑制した静翼の冷却効率の向上と、ガスタービンの熱効率の向上との両立が図れるガスタービンを提供することが可能となる。
ガスタービンに使用される静翼について、熱応力の発生を抑制して、効率良く静翼を冷却するという目的を、簡単な静翼の冷却構造で実現した。
また、熱応力の発生を抑制した静翼の冷却効率の向上と、ガスタービン全体の熱効率の向上との両立を図るという目的を、冷却空気量を抑制した構造の静翼をガスタービンに採用することによって実現した。
以下、図面を用いて本発明の一実施例である静翼、並びに該静翼を備えたガスタービンについて詳細に説明する。図6は、本発明が適用されるガスタービンの基本構成を示すもので、圧縮機101で圧縮された空気は燃焼器102に供給される。燃焼器102では、この空気と共に供給された燃料を燃焼して高温,高圧の駆動流体を生成し、この駆動流体によってタービン103を駆動して負荷である発電機104から電機出力を取り出すようになっている。タービン103で仕事をした駆動流体は外部に排ガスとして排出される。
また、圧縮機101の出口から分岐した空気、或いは圧縮機101の途中段落から抽気した空気は、冷却流路105を通じてタービン103に導かれ、タービン103に設置された静翼,動翼等の冷却空気として使用されるようになっている。
図1は、このタービン103の要部(翼段落部)を断面で示したものである。図中、矢印40が、燃焼器102の出口5からタービン103の内部に導かれた高温,高圧の駆動流体である主流ガスの流れ方向を示しており、この主流ガス40が第1段静翼1及び第1段動翼2からなる第1段段落,第2段静翼3及び第2段動翼4からなる第2段段落を、順次流下して第1段動翼2,第2段動翼4を駆動するようになっている。前記第1段静翼1及び第2段静翼3は、ケーシング11の内周側に夫々取り付けられている。
第1段動翼2はロータディスク7に、第2段動翼4はロータディスク9にそれぞれ固定されている。ロータディスク7と9との間には第2段静翼3の位置に対応してディスクスペーサ8が配置されている。そして、ディスタントピース6が、ロータディスク7,ディスクスペーサ8,ロータディスク9と、スタブシャフト10により一体的に固定されており、これらのタービン部品がロータ部材としての回転体を形成している。
ガスタービンの作動原理について簡単に説明すると、圧縮機101と燃焼器102により高温・高圧となった駆動流体、すなわち主流ガス40は、タービン103を構成する静翼1及び3によりその高圧エネルギーを流速のエネルギーに変換し、動翼2及び4を回転させる。この回転エネルギーによって発電機104を駆動して電気出力を得ているが、回転エネルギーの一部は圧縮機101の駆動にも用いられる。一般に、タービン103の主流ガス40の温度は、ガスタービンの耐熱材の温度によっても異なるが、通常の発電用のガスタービンにおいては、静翼1,3、並びに動翼2,4の翼材の許容温度以上の1100℃〜1300℃となっており、このような高温ガスにさらされる前記静翼,動翼の翼部は冷却して翼材の許容温度より低い温度に保つ必要がある。
第1段静翼1を例にとってみると、静翼1は燃焼器102の出口5の下流、すなわちタービン103部の最上流に位置するため、燃焼器102から流入する前記高温ガスを直にうけることで熱負荷が大きく、最も冷却を必要とするタービン部品の一つである。
図2に示した第1段静翼1の廻りの要部拡大図を用いて静翼の冷却構造を詳細に説明する。第1段静翼1は、翼プロファイル部51と、翼プロファイル部51の外周側に設けられ、外周ガスパス側壁を形成する外周エンドウォール50と、翼プロファイル部51の内周側に設けられ、内周ガスパス側壁を形成する内周エンドウォール52とで1100℃〜1300℃の駆動流体である主流ガス40が流れる流路となるガスパスを形成している。
前記外周エンドウォール50で、主流ガス40が流下するガスパスに面した外周ガスパス側壁の裏面側、即ち非ガスパス側となる外周エンドウォール50の外周側には、凸部形状のフック14が形成されている。また、前記内周エンドウォール52で、主流ガス40が流下するガスパスに面した内周ガスパス側壁の裏面側、即ち非ガスパス側となる内周エンドウォール52の内周側にも、凸部形状のフック15が形成されている。
そして、第1段静翼1の外周エンドウォール50は、外周エンドウォール50の外周側に形成した前記フック14によってケーシング11の内周壁に保持されており、また、第1段静翼1の内周エンドウォール52は、内周エンドウォール52の内周側に形成した前記フック15によって該ケーシング11に取り付けられたサポートリング12に保持されている。
このように構成された静翼の冷却構造において、第1段静翼1を冷却するための空気は、圧縮機101から前記冷却流路105を通じて導かれ、ケーシング11の内周壁と外周エンドウォール50の外周側との間に形成された外周キャビティ20と、ケーシング11に取り付けたサポートリング12の内周壁と内周エンドウォール52の外周側との間に形成された内周キャビティ21に、例えば、約8MPa,約300℃程度の高圧の冷却空気として夫々供給され、静翼1の冷却に用いられる。
前記したように、静翼は高温高圧の駆動流体のエネルギーを流速のエネルギーに変換する役割を持つため、一般にガスパスにおける静翼1の上流30の静圧に対し、下流31の静圧は約半分程度に低下するように静翼を設計している。ここで、静翼1の外周エンドウォール50の非ガスパス側に設けた凸部形状のフック14は、ケーシング11と軸方向接触部16を形成するように配置されて、外周エンドウォール50がケーシング11に保持される構成となっている。また、静翼1の内周エンドウォール52の非ガスパス側に設けた凸部形状のフック15も、同様に、ケーシング11に取り付けられたサポートリング
12と軸方向接触部17を形成するように配置されて、内周エンドウォール52がサポートリング12に保持される構成となっている。そして、これらの軸方向接触部16,17は、共にシール部も兼ねており、外周キャビティ20や内周キャビティ21に流入した前記の約0.8MPa ,約300℃程度の高圧の冷却空気が、圧力の低い静翼1の下流31にリークしないようにしている。
静翼の熱負荷を考えた場合、静翼1では、上流から下流に行くほど駆動流体のエネルギーが流速のエネルギーに変換されて主流ガス40の流速が早くなるため、静翼1は翼下流側の方が翼上流側よりも熱負荷が高くなる。第1段静翼1の外周エンドウォール50の冷却を考えた場合、翼下流の方が翼上流よりも熱負荷が高く、より冷却を強化する必要がある。外周エンドウォール50の非ガスパス側に設けたフック14より下流に位置する外周エンドウォール50の下流部分である外周エンドウォール下流部60は、構造上、冷却空気の供給キャビティに面していないので冷却が困難な箇所でもある。
そこで、本実施例の静翼では、外周エンドウォール50の非ガスパス側に設けたフック14に、キャビティ20から前記外周エンドウォール下流部60とケーシング11の内周壁との間に形成される空間62に貫通する貫通孔70を設け、冷却流路105を通じて外周キャビティ20に導いた約0.8MPa ,約300℃程度の高圧の冷却空気を前記貫通孔70を流下する冷却空気80として供給するようにした。
図3は、外周エンドウォール50に形成した凸部形状のフック14の廻りを下流側から見た斜視図を示す。前記フック14には、周方向に所定のピッチをもってフック14の上流側からフック14の下流側に連通した、冷却空気を流下させる複数の貫通孔70が設けられており、これらの貫通孔70の出口開口は冷却空気80の吹出し方向が外周エンドウォール50のフック14の下流に位置する外周エンドウォール下流部60の非ガスパス面64に向くように配置されている。
前記した静翼の冷却構造において、外周エンドウォール50のフック14は前述したようにケーシング11の内周面との間で形成する軸方向接触部16によってシール機能も兼ねていることから、外周キャビティ20から圧力差を利用して貫通孔70を通りジェット噴流状に勢いよく流下した冷却空気80は、外周エンドウォール下流部60の非ガスパス面64を冷却して空間62に流入する。空間62に流入した冷却空気80は、例えば約
0.3〜0.4Mpa程度にまで圧力が低下している。
このように、貫通孔70の前後差圧は約0.4〜0.5MPaと大きく、貫通孔70から吹出す冷却空気80は、外周エンドウォール下流部60の非ガスパス面64に勢いよく衝突して冷却を行う。即ち、外周エンドウォール下流部60の非ガスパス面64を貫通孔
70を通じて噴出した冷却空気80によってインピンジメント冷却することにより、外周エンドウォール下流部60を効果的に冷却する。
本実施例で示した静翼の冷却構造では、外周エンドウォール下流部60を貫通孔70を流れる冷却空気80によってインピンジメント冷却するため、伝熱面積は非ガスパス面
64の全体となり、対流冷却孔による冷却の場合に比較して伝熱面積を大きくとることができる。そのため、少ない冷却空気で静翼のエンドウォールの冷却、即ち静翼を効果的に冷却することが可能となるものである。
また、図2において、本実施例の静翼の冷却構造では、第1段静翼1の外周エンドウォール50の下流側に位置し、第1段動翼2の外周に面した位置のケーシング11の内周壁に、第1段動翼2の第1段シュラウド23が取り付けられている。前記第1段シュラウド23の非ガスパス側にはケーシング11の内周壁との間に外周キャビティ20と連通して加圧された冷却空気が導かれている空間26を形成している。また、第1段シュラウド
23には、ガスパスに沿ってシュラウドを貫通し、冷却空気25を空間26から流下させる対流冷却孔24が設けられており、この対流冷却孔24の出口27は前記空間62に面した静翼1の外周エンドウォール下流部60の後縁端に対向して開口されている。よって、第1段シュラウド23は対流冷却孔24を流下する冷却空気25によって効果的に冷却される。そして、第1段シュラウド23を冷却した後の冷却空気25は、第1段シュラウド23の絶縁の出口27を経て第1段動翼2の上流のガスパスに放出される。この場合、対流冷却孔24を流れる冷却空気25は、当然のことながら、該対流冷却孔24の入口から出口27に行くに従って、ガスパスを流下する高温の主流ガス40に晒される第1段シュラウド23の冷却による熱交換で温度上昇するので、冷却能力が下がっていく。ところが、本実施例では、貫通孔70を流下して第1段シュラウド23よりも上流に位置する第1段静翼1の外周エンドウォール下流部60を冷却した冷却空気80が、前記第1段シュラウド23の上流の領域の空間62を経てガスパスに流入する際に、第1段シュラウド
23の前縁部において主流ガスと局部的に混合し、主流ガスの温度を下げるので、第1段シュラウド23を冷却する冷却空気25の冷却能力の低下を補うことができ、第1段シュラウド23の冷却に必要な冷却空気量を削減することが可能となるのである。そして、この外周エンドウォール下流部60を冷却した後の冷却空気80は、該第1段シュラウド
23を冷却した後の冷却空気25と合流してガスパス面に放出される。
次に、図4に本発明の他の実施例であるガスタービンの静翼の冷却構造を示す。基本的な構成は図1乃至図3に示して説明した前述の実施例であるガスタービン静翼の冷却構造と同じ構成であるので、構成が相違する部分についてのみ説明する。
本実施例では、外周キャビティ20に面しており、外周エンドウォール50に形成した凸部形状のフック14が係合されているケーシング11の内周壁に、このフック14との係合部を迂回して形成され、外周キャビティ20から静翼1の外周エンドウォール下流部60とケーシング11の内周面との間に形成された空間62に至るように貫通した貫通孔71を設けたものである。そして、前記約0.8MPa ,約300℃程度の高圧の冷却空気81を前記貫通孔71を通じて外周キャビティ20から前記空間62にジェット噴流状に勢いよく流下させて、静翼1の外周エンドウォール下流部60の非ガスパス面64を冷却している。
前記貫通孔71は、空間62に面したケーシング11の内周面に、周方向に所定のピッチをもって複数個設けられており、貫通孔71から噴出される冷却空気81の吹出し方向が外周エンドウォール50のフック14の下流に位置する外周エンドウォール下流部60の非ガスパス面64に向くように配置されている。
前記した静翼の冷却構造において、外周エンドウォール50のフック14は前述したようにケーシング11の内周面との間で形成する軸方向接触部16によってシールも兼ねていることから、貫通孔71の前後差圧は約4〜5気圧と大きく、貫通孔71から吹出す冷却空気81は、外周エンドウォール下流60の非ガスパス面64に勢いよく衝突して冷却を行う。即ち、外周エンドウォール下流部60の非ガスパス面64を貫通孔71を通じて噴出した冷却空気81によってインピンジメント冷却することにより、外周エンドウォール下流部60を効果的に冷却する。
本実施例で示した静翼の構造においても、実施例1で示した静翼の構造と同様の効果が達成されるものであり、外周エンドウォール下流部60をインピンジメント冷却するため、伝熱面積は非ガスパス面64の全体となり、対流冷却孔による冷却の場合に比較して伝熱面積を大きくとることができる。そのため、少ない冷却空気で静翼のエンドウォールの冷却、即ち静翼を効果的に冷却することが可能となるものである。
また、本実施例の静翼の冷却構造においても、第1段静翼1の外周エンドウォール50の下流側に位置し、第1段動翼2の外周に面した位置のケーシング11の内周壁に、第1段動翼2の第1段シュラウド23にはガスパスに沿ってシュラウドを貫通し、冷却空気
25を空間26から流下させる対流冷却孔24が設けられていて第1段シュラウド23を冷却するように構成されている。
本実施例では、貫通孔71を流下して第1段シュラウド23よりも上流に位置する第1段静翼1の外周エンドウォール下流部60を冷却した冷却空気81が、前記第1段シュラウド23の上流の領域の空間62を経てガスパスに流入する際に、第1段シュラウド23の前縁部において主流ガスと局部的に混合し、主流ガスの温度を下げるので、前記実施例で説明した場合と同様に、第1段シュラウド23を冷却する冷却空気25の冷却能力の低下を補うことができ、第1段シュラウド23の冷却に必要な冷却空気量を削減することが可能となるのである。そして、この第1段シュラウド23の前縁部を冷却した後の冷却空気81は、該第1段シュラウド23を冷却した後の冷却空気25と合流してガスパス面に放出される。
次に、図5に、本発明を静翼1の内周エンドウォール52に適用した場合の実施例であるガスタービンの静翼の冷却構造を示す。基本的な構成は図1乃至図3に示して説明した前述の実施例であるガスタービン静翼の冷却構造と同じ構成であるので、構成が相違する部分についてのみ説明する。
本実施例では、内周キャビティ21に面しており、静翼1の内周エンドウォール52に形成した凸部形状のフック15が係合されている、ケーシング11に取り付けられたサポートリング12の内周壁に、このフック15との係合部を迂回して形成され、内周キャビティ21から静翼1の内周エンドウォール下流部61と該サポートリング12の内周面との間に形成された空間63に至るように貫通した貫通孔72を設けたものである。
そして、約0.8MPa ,約300℃程度の高圧の冷却空気82を前記貫通孔72を通じて内周キャビティ21の前記空間63にジェット噴流状に勢いよく流下させて、静翼1の内周エンドウォール下流部61の非ガスパス面65を冷却している。
前記貫通孔72は、空間63に面したサポートリング12の内周面に、周方向に所定のピッチをもって複数個設けられており、貫通孔72から噴出される冷却空気82の吹出し方向が内周エンドウォール52のフック15の下流に位置する内周エンドウォール下流部61の非ガスパス面65に向くように配置されている。
前記した静翼の冷却構造において、内周エンドウォール52のフック15は前述したようにサポートリング12の内周面との間で形成する軸方向接触部17によってシールも兼ねていることから、貫通孔72の前後差圧は約4〜5気圧と大きく、貫通孔72から吹出す冷却空気82は、内周エンドウォール下流部61の非ガスパス面65に勢いよく衝突して冷却を行う。即ち、内周エンドウォール下流部61の非ガスパス面65を貫通孔72を通じて噴出した冷却空気82によってインピンジメント冷却することにより、内周エンドウォール下流部61を効果的に冷却する。
本実施例で示した静翼の構造においても、実施例1で示した静翼の構造と同様の効果が達成されるものであり、内周エンドウォール下流部61をインピンジメント冷却するため、伝熱面積は非ガスパス面65の全体となり、対流冷却孔による冷却の場合に比較して伝熱面積を大きくとることができる。そのため、少ない冷却空気で静翼のエンドウォールの冷却、即ち静翼を効果的に冷却することが可能となるものである。
以上、本発明の実施例について第1段静翼を例にとって説明してきたが、主流ガス温度の条件によっては、第2段静翼あるいはさらに後段に位置する静翼のエンドウォールの冷却を必要とする場合も有り、この場合にも本実施例を適用することができ、特に限定されるものではない。また、本実施例では、冷却媒体として空気を用いて説明してきたが、他に蒸気,増湿空気等の他の媒体でも良く、特に限定されるものではない。さらにまた、本実施例では冷却媒体を供給する貫通孔を円孔として示してきたが、流路形状に特に制限はなく、スリットや角穴でも得られる効果に変わりは無い。尚、本発明構造は、構成が簡単であり、現状の静翼を特に大きな改造または部品を追加することなく適用でき、コスト低減も可能である。
ガスタービンの静翼、並びに静翼を備えたガスタービンに適用可能である。
本発明の一実施例である静翼を備えたガスタービンを示す要部断面 図である。 本発明の一実施例を示す静翼の断面図である。 本発明の一実施例を示す静翼の要部斜視図である。 本発明の他の実施例を示す静翼の断面図である。 本発明の他の実施例を示す静翼の断面図である。 本発明が適用されるガスタービンの概略系統図である。
符号の説明
1…第1段静翼、2…第1段動翼、3…第2段静翼、4…第2段動翼、5…燃焼器出口、6…ディスタントピース、7…第1段動翼ロータディスク、8…ディスクスペーサ、9…第2段動翼ロータディスク、10…スタブシャフト、11…ケーシング、12…サポートリング、14…静翼外周フック、15…静翼内周フック、16…外周フック軸方向接触部、17…内周フック軸方向接触部、20…外周キャビティ、21…内周キャビティ、
23…第1段シュラウド、24…対流冷却孔、25,80,81,82…冷却空気、26…空間、27…対流冷却孔出口、30…第1段静翼上流、31…第1段静翼下流、40…主流ガス、50…第1段静翼の外周エンドウォール、51…第1段静翼の翼プロファイル部、52…第1段静翼の内周エンドウォール、60…外周エンドウォールの下流、61…内周エンドウォールの下流、62,63…空間、64…外周エンドウォールの下流の非ガスパス面、65…内周エンドウォールの下流の非ガスパス面、70,71,72…貫通孔、101…圧縮機、102…燃焼器、103…タービン、104…発電機、105…冷却流路。


Claims (9)

  1. 翼プロファイル部と、翼プロファイルの外周側に設けた外周エンドウォールと、翼プロファイルの内周側に設けた内周翼プロファイルとで駆動流体の流路を形成するガスタービン用の静翼において、
    ガス流路に面した前記エンドウォールの裏面側に、半径方向に突出した凸状部を有する係合部を設け、この係合部の前記凸状部には、エンドウォールの裏面側に面して夫々開口した貫通流路を複数個配設したことを特徴とするガスタービンの静翼。
  2. 前記静翼のエンドウォールの裏面側に形成した凸状部に配設した前記貫通流路は、その一方の開口が前記エンドウォールの裏面側のエンドウォール後縁側に面して配設されていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービンの静翼。
  3. 翼プロファイル部と、翼プロファイルの外周側と内周側とに夫々設けられてガス流路を形成するエンドウォールとを有するガスタービン用の静翼において、
    このガス流路に面した前記エンドウォールの裏面となる非ガス流路側に、ケーシング部材と係合する凸状部を有する係合部を設け、この係合部の前記凸状部に、エンドウォールの非ガス流路側に面して夫々開口した貫通流路を複数個配設し、前記貫通流路を通じて冷却媒体を流下させて前記エンドウォールを冷却するようにしたことを特徴とするガスタービンの静翼。
  4. 翼プロファイル部と、翼プロファイルの外周側と内周側とに夫々設けられ、ガス流路を形成するエンドウォールとを有する静翼を、環状に複数個配置したガスタービンにおいて、
    静翼の前記エンドウォールの裏面側に、半径方向に突出する凸状部を形成したケーシング部材に保持される係合部を設け、前記エンドウォールとケーシング部材との間で区画される領域を前記係合部の凸状部によって上流側と下流側の領域に区分して前記上流側の領域には冷却媒体が供給されるキャビティを形成し、前記係合部の凸状部には、エンドウォールの裏面側に面して前記上流側の領域と下流側の領域に夫々開口した貫通流路を複数個配設して、前記キャビティの冷却媒体を前記貫通流路通じて流下させて前記エンドウォールを冷却するようにしたことを特徴とする静翼を備えたガスタービン。
  5. 静翼の前記エンドウォールの裏面側に形成した係合部と、この係合部を保持するケーシングとの間にシール機能をもたせていることを特徴とする請求項4に記載のガスタービン。
  6. 翼プロファイル部と、翼プロファイルの外周側と内周側とに夫々設けられ、ガス流路を形成するエンドウォールとを有する静翼を複数個配置したガスタービンにおいて、
    静翼のガス流路に面した前記エンドウォールの裏面となる非ガス流路側に、前記静翼をケーシング部材に保持するための係合部を設け、前記エンドウォールとケーシング部材との間で区画する非ガス流路側の領域を前記係合部で上流側と下流側の領域に区分して、前記上流側の領域に冷却媒体が供給されるキャビティを形成し、前記係合部には、前記エンドウォールの非ガス流路側で、上流側の領域と下流側の領域とを連通して冷却媒体を流通させる複数の冷却通路を設けて、前記キャビティの冷却媒体を前記冷却通路を通じて流下させて前記エンドウォールの非ガス流路側の該係合部の下流側に導き、前記エンドウォールを冷却するようにしたことを特徴とする静翼を備えたガスタービン。
  7. 翼プロファイル部と、該翼プロファイルの外周側と内周側とに夫々設けられ、ガス流路を形成するエンドウォールとを有する静翼を複数個配置したガスタービンにおいて、
    静翼のガス流路に面した前記エンドウォールの裏面となる非ガス流路側に、前記静翼をケーシング部材に保持するための係合部を設け、前記エンドウォールとケーシング部材との間で区画される領域を前記係合部の凸状部によって上流側と下流側の領域に区分して前記上流側の領域には冷却媒体が供給されるキャビティを形成し、前記エンドウォールの係合部を保持するケーシング部材の内壁部には、前記上流側の領域と下流側の領域に夫々開口した貫通流路を複数個配設して、前記キャビティの冷却媒体を前記ケーシングに配設した貫通流路を通じて該下流側の領域に流下させ、静翼の前記エンドウォールを冷却するようにしたことを特徴とする静翼を備えたガスタービン。
  8. 前記静翼の下流側に離間して位置しており、動翼の外周側に面するように前記ケーシング部材に取り付けられたシュラウドと、前記シュラウドとケーシングとの間に冷却空気を導く空間部が形成されており、前記シュラウドには該空間部と、静翼の前記エンドウォールの後縁部に面したシュラウドの前縁部に夫々開口する冷却通路を配設し、前記空間部の冷却媒体を前記シュラウドの該冷却通路を通じて流下させ、前記シュラウドとエンドウォールを冷却するようにしたことを特徴とする請求項3,請求項4,請求項6または請求項7に記載のガスタービン。
  9. 前記冷却通路または貫通通路の出口から流出する冷却媒体または冷却空気は、加圧されたジェット噴流状となって静翼の前記エンドウォールをインピンジ冷却することを特徴とする請求項3,請求項4,請求項6または請求項7に記載のガスタービン。

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