JP2006336284A - 型枠兼用断熱性板材およびその施工方法 - Google Patents

型枠兼用断熱性板材およびその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンクリートの打設時の型枠と、断熱材および下地材として兼用できるとともに、コンクリート接面側に密着させて確実に設置することができる型枠兼用断熱性板材を提供すること。
【解決手段】 平板状に形成された発泡プラスチック製の断熱性板材1と;
一対の差込スリットS・Sが本体部20の両側外向きに開口して形成される略H型断面の長手部材であって、当該差込スリットSを構成する両側壁21・21の端縁21a・21aが互いに広口ラッパ状にカットされたジョイント部材2とから構成される型枠兼用の板体A・A…の包囲領域内側に打設されたコンクリートが、蟻溝部Qに流入して硬化することにより、前記板体Aとコンクリートとを掛止状態に強固に固定可能にするという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築材料の改良、更に詳しくは、コンクリートの打設時の型枠と、断熱材および下地材として兼用できるとともに、コンクリート接面側に密着させて確実に設置することができる型枠兼用断熱性板材およびその施工方法に関するものである。
建築工事においては、コンクリート工事に用いる型枠と、室内の断熱のための断熱材と内装工事に用いる下地材とが必要であるが、これらの機能を全て併せ持つ、兼用のパネル材があり、例えば、発泡プラスチック断熱板に補強材を埋め込んで一体に固定したものがある(特許文献1参照)。
しかしながら、かかるパネルの構造では、コンクリート接面側がフラットであるため、当該コンクリートとの密着強度に問題があり、確かに、型枠機能は発揮するかも知れないけれども、コンクリート打設時に、下地材としてそのまま設置されることを鑑みると、耐久性および安定性の確保に疑問がある。
特公平7−6244公報(第2−3頁、図10−図11)
本発明は、従来の建築材料に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、コンクリートの打設時の型枠と、断熱材および下地材として兼用できるとともに、コンクリート接面側に密着させて確実に設置することができる型枠兼用断熱性板材を提供することを技術的課題とする。
また、本発明は、かかる型枠兼用断熱性板材を安定的かつ確実に設置するための施工方法を提供することを技術的課題とする。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、平板状に形成された発泡プラスチック製の断熱性板材1と;
一対の差込スリットS・Sが本体部20の両側外向きに開口して形成される略H型断面の長手部材であって、当該差込スリットSを構成する両側壁21・21の端縁21a・21aが互いに広口ラッパ状にカットされたジョイント部材2とから構成される型枠兼用の板体Aであって、
前記ジョイント部材2の差込スリットS・Sに前記断熱性板材1の側縁部11に沿って嵌合された状態で、前記ジョイント部材2の側壁21の端縁21aにおいてポケット溝Pが形成され、かつ、隣り合うこれらポケット溝P・Pが対向することにより蟻溝部Qが形成される一方、
型枠として配置して板体A・A…の包囲領域内側に打設されたコンクリートが、前記蟻溝部Qに流入して硬化することにより、前記板体Aとコンクリートとを掛止状態に強固に固定可能にするという技術的手段を採用することによって、型枠兼用断熱性板材を完成させた。
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ジョイント部材2の本体部20を中空に成形するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、差込スリットS内に抜止め突起22を形成し、断熱性板材1の側縁部11に係止して抜止めするという技術的手段を採用した。
また、本発明は、平板状に形成された発泡プラスチック製の断熱性板材1と;
一対の差込スリットS・Sが本体部20の両側外向きに開口して形成される略H型断面の長手部材であって、当該差込スリットSを構成する両側壁21・21の端縁21a・21aが互いに広口ラッパ状にカットされたジョイント部材2とから構成される型枠兼用の板体Aを使用してコンクリートを打設する方法であって、
前記ジョイント部材2の差込スリットS・Sには、前記断熱性板材1の側縁部11に沿って嵌合させることにより、前記ジョイント部材2の側壁21の端縁21aにおいてポケット溝Pを形成し、かつ、隣り合うこれらポケット溝P・Pが対向する部位に蟻溝部Qを形成する一方、
型枠として配置した板体A・A…の包囲領域内側にコンクリートを打設することによっ
て、前記蟻溝部Qに流入させて硬化させ、前記板体Aとコンクリートとを掛止状態に強固に固定するという技術的手段を採用することによって、型枠兼用断熱性板材の施工方法を完成させた。
本発明にあっては、ジョイント部材の差込スリットに断熱性板材の側縁部に沿って嵌合した状態で、側壁の端縁においてポケット溝を形成し、かつ、隣り合うこれらポケット溝が対向する部位に蟻溝部が形成されるように構成したことによって、型枠として配置した板体の包囲領域内側に打設されたコンクリートが、前記蟻溝部に流入して硬化することにより、前記板体とコンクリートとを掛止状態に強固に固定することができる。
また、型枠材がそのまま仕上下地材となるため、直接、クロスなどの内装材を張ることができるし、更に、型枠材のベニヤ解体が不要となり、施工後に持ち帰る型枠材が少なくて済み、型枠のコストダウンをも可能にできることから、建築材料としての実用的利用価値は頗る高いと云える。
本発明を実施するための最良の形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
本発明の実施形態を図1から図5に基いて説明する。図中、符号1で指示するものは断熱性板材であり、この断熱性板材1は、平板状に形成された発泡プラスチック製の断熱性を有する板体であり、具体的には、ポリスチレンやポリエチレン、ポリウレタン、フェノールなどのプラスチック材料を使用して、既存技術の化学的発泡法や機械的発泡法などを用いて作製する。
また、符号2で指示するものはジョイント部材であり、このジョイント部材2は、一対の差込スリットS・Sが本体部20の両側外向きに開口して形成される略H型断面の長手部材であって、当該差込スリットSを構成する両側壁21・21の端縁21a・21aが互いに広口ラッパ状にカットされている。
なお、このジョイント部材2の使用材料は、金属やプラスチック、木材などを問わないが、本実施形態では、例えば、ポリプロピレン(PP)などのプラスチック材料を採用して押出成形により作製する。そして、このジョイント部材2の差込スリットS・Sに前記断熱性板材1の側縁部11に沿って嵌合し、接着剤を塗布して接着して、本実施形態における型枠兼用の板体Aが完成される。
しかして、上記のように形成された型枠兼用断熱性板材を使用して、コンクリートを打設する方法にあっては、まず、前記ジョイント部材2の差込スリットS・Sに前記断熱性板材1の側縁部11に沿って嵌合させ、前記ジョイント部材2の側壁21の端縁21aにおいてポケット溝Pを形成する。すると、この際、隣り合うこれらポケット溝P・Pが対向する部位に蟻溝部Qが形成される。
次いで、型枠として配置した板体A・A…の包囲領域内側にコンクリートを打設することによって、前記蟻溝部Qに流入させて硬化させ、前記板体Aとコンクリートとを掛止状態に強固に固定することができる。そして、この板体Aを下地材として、クロス等の内装材を設置することができる。
また、本実施形態においては、図4に示すように、ジョイント部材2の本体部20を中空に成形することができ、使用材料の減少によるコスト削減および運搬時の軽量化をすることができる。更にまた、本実施形態では、図5に示すように、差込スリットS内に抜止め突起22を形成することによって、断熱性板材1の側縁部11に係止して抜止めすることもできる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ジョイント部材2の使用材料は、ポリプロピレンに限らず、他のプラスチック材料であっても良く、その他、金属や木材など、如何なる材料を採用しても良い。
また、ジョイント部材2の差込スリットSを構成する両側壁21・21の端縁21a・21aにあっては、ポケット溝Pおよび蟻溝部Qが形成されるものであれば、広口ラッパの部分は他の形状に設計変更することができ、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
本発明の実施形態における型枠兼用断熱性板材を表わす斜視図である。 本発明の実施形態における型枠兼用断熱性板材の構成を表わす説明上面図である。 本発明の実施形態における型枠兼用断熱性板材を使用する施工方法を表わす説明上面図である。 本発明の実施形態における型枠兼用断熱性板材の変形例を表わす説明断面図である。 本発明の実施形態における型枠兼用断熱性板材の変形例を表わす説明断面図である。
符号の説明
1 断熱性板材
11 側縁部
2 ジョイント部材
20 本体部
21 側壁
21a 端縁
22 抜止め突起
S 差込スリット
P ポケット溝
Q 蟻溝部
A 板体

Claims (4)

  1. 平板状に形成された発泡プラスチック製の断熱性板材1と;
    一対の差込スリットS・Sが本体部20の両側外向きに開口して形成される略H型断面の長手部材であって、当該差込スリットSを構成する両側壁21・21の端縁21a・21aが互いに広口ラッパ状にカットされたジョイント部材2とから構成される型枠兼用の板体Aであって、
    前記ジョイント部材2の差込スリットS・Sに前記断熱性板材1の側縁部11に沿って嵌合された状態で、前記ジョイント部材2の側壁21の端縁21aにおいてポケット溝Pが形成され、かつ、隣り合うこれらポケット溝P・Pが対向することにより蟻溝部Qが形成される一方、
    型枠として配置して板体A・A…の包囲領域内側に打設されたコンクリートが、前記蟻溝部Qに流入して硬化することにより、前記板体Aとコンクリートとが掛止状態に強固に固定可能であることを特徴とする型枠兼用断熱性板材。
  2. ジョイント部材2の本体部20が中空に成形されていることを特徴とする請求項1記載の型枠兼用断熱性板材。
  3. 差込スリットS内に抜止め突起22が形成され、断熱性板材1の側縁部11に係止して抜止めしたことを特徴とする請求項1または2記載の型枠兼用断熱性板材。
  4. 平板状に形成された発泡プラスチック製の断熱性板材1と;
    一対の差込スリットS・Sが本体部20の両側外向きに開口して形成される略H型断面の長手部材であって、当該差込スリットSを構成する両側壁21・21の端縁21a・21aが互いに広口ラッパ状にカットされたジョイント部材2とから構成される型枠兼用の板体Aを使用してコンクリートを打設する方法であって、
    前記ジョイント部材2の差込スリットS・Sには、前記断熱性板材1の側縁部11に沿って嵌合させることにより、前記ジョイント部材2の側壁21の端縁21aにおいてポケット溝Pを形成し、かつ、隣り合うこれらポケット溝P・Pが対向する部位に蟻溝部Qを形成する一方、
    型枠として配置した板体A・A…の包囲領域内側にコンクリートを打設することによっ
    て、前記蟻溝部Qに流入させて硬化させ、前記板体Aとコンクリートとを掛止状態に強固に固定することを特徴とする型枠兼用断熱性板材の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113700247A (zh) * 2021-07-30 2021-11-26 江苏宝鹏建筑工业化材料有限公司 一种防渗透开裂的蒸压加气混凝土板及其安装方法

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JPH07119229A (ja) * 1993-10-25 1995-05-09 Daicel Chem Ind Ltd コンクリート打設用型枠

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