JP2006335537A - 搬送物管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送物に取り付けられた電子タグの情報を読み取るスキャナが、周囲の電波から干渉を受けない搬送物管理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 搬送物に取り付けられた非接触型電子タグの情報を読み取るスキャナを備えた搬送物管理装置に於けるものである。スキャナの周囲を電波吸収壁4で包囲している。さらに、電波吸収壁4の一部乃至全部は、スキャナが配設される内側18から外側19に向かって第1樹脂層7、第1抵抗膜10、空気層9、第2抵抗膜11、第2樹脂層8を順次積層状に形成された透明の電波吸収体5を有しているものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、搬送物管理装置に関する。
従来、工場や倉庫等に於て、物品(製品)の在庫等を管理するために、ICタグ(非接触型電子タグ)を取り付けた物品(製品)をベルトコンベア等で搬送し、搬送しながらスキャナによって物品のICタグに記録された(書き込まれた)情報を読み取って管理するものがある。
昨今では、工場や倉庫内で、電波を送受信し無線で情報のやり取りを行う電子機器が多く設置されるようになり、このような場所では、これらの電子機器から発せられる電波は周囲に拡散されるので、多くの電波が混信した状態となっている。そして、ICタグの情報を読み取るスキャナの周辺で、例えば、物品の仕分け作業のためリーダライタ等が使用されると、スキャナがリーダライタ等から発される電波の影響を受けて誤作動するといった問題が生じていた。
そこで、本発明は、搬送物に取り付けられた電子タグの情報を読み取るスキャナが、周囲の電波から干渉を受けない搬送物管理装置を提供することを目的とする。
また、スキャナやベルトコンベア等は既存の設備であるため、その周囲の電波の干渉を防ぐ対策を行うのに必要なスペースが確保できない場合も多い。
このため、コンパクトでかつ電波吸収特性を有する構造物を設置することが考えられ、その構造物に用いられる電波吸収特性を有する材料として、反射体と抵抗膜の間に誘電体として空気層を介在させた電波吸収体がある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このように空気層を有する電波吸収体をボルトとナットを用いて簡単に組み立てることを試みた場合、反射体と抵抗膜をボルトとナットで締め付けて挟圧状に固定するので、電波吸収体全体に於て空気層の厚さ(反射体と抵抗膜との間隔寸法)を一定に保つことが困難になる。
そこで、スキャナが周囲の電波から干渉を受けないようにする対策として、空気層を有する電波吸収体を用いた場合、その空気層の厚さを一定に保つことができる搬送物管理装置を提供することを目的とする。
特開平5−335832号公報
上記目的を達成するために、本発明に係る搬送物管理装置は、搬送物に取り付けられた非接触型電子タグの情報を読み取るスキャナを備えた搬送物管理装置に於て、上記スキャナの周囲を電波吸収壁で包囲したものである。
また、搬送物に取り付けられた非接触型電子タグの情報を読み取るスキャナを備えた搬送物管理装置に於て、上記スキャナの周囲を電波吸収壁で包囲し、該電波吸収壁の一部乃至全部は、上記スキャナが配設される内側から外側に向かって第1樹脂層、第1抵抗膜、空気層、第2抵抗膜、第2樹脂層を順次積層状に形成された透明の電波吸収体を有している。
また、搬送物に取り付けられた非接触型電子タグの情報を読み取るスキャナを備えた搬送物管理装置に於て、上記スキャナの周囲を電波吸収壁で包囲し、該電波吸収壁の一部乃至全部は、導電性の被膜を有する繊維を多数本絡ませて形成される電波吸収体を有し、かつ、上記繊維の密度又は上記電導性の被膜の厚さ寸法を上記スキャナが配設される内側から外側に向かって小さくなるように設定した。
また、上記電波吸収体の上記空気層内に上記第1抵抗膜と第2抵抗膜とに当接するスペーサを配設し、上記電波吸収体はフレームにボルトとナットにて挟圧状に締め付けられて取り付けられ、上記フレームとフレームに対向する上記電波吸収体の第1樹脂層との間に弾発緩衝材を介在させた。
本発明は、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係る搬送物管理装置によれば、電波吸収壁の外側から電波吸収壁に不要電波が入射しても、電波吸収壁がその電波を吸収することができる。このことにより、電波吸収壁の外側でリーダライタ等の電波を送受信する電子機器が使用されていても、その電子機器から発生する不要電波が、電波吸収壁の内側に配設されたスキャナに電波干渉して誤作動を生じさせることがなく、スキャナは正確に搬送物の電子タグの情報を読み取ることができる。
また、電波吸収壁は、組立てが容易でかつコンパクトであるので、既存の搬送物管理装置に簡単に設置できる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
本発明の第1の実施の形態に於て、図1に示すように、20は、搬送物1を載せて運ぶベルトコンベア等の搬送部であり、搬送部20は図示省略の支持脚を有し床面等に設置されている。搬送部20にて搬送される搬送物1には、非接触型電子タグ(ICタグ)2が取り付けられ、搬送部20には、搬送物1の電子タグ2の情報を読み取るスキャナ3がゲート状に付設されている。なお、スキャナ3は床面等に対し静止状態で搬送部20に取り付けられている。そして、スキャナ3の周囲は、電波吸収壁4で包囲されている。
この電波吸収壁4は、搬送部20の左右に配置される側壁面部22,22と、搬送部20の上方に配置される天井面部23とから成っており、天井面部23は左右側壁面部22,22の上端に橋絡状に付設されている。そして、左右側壁面部22,22と天井面部23(及び床面)とで包囲される内部空間Sには、スキャナ3と搬送部20の一部が配設されている。
また、電波吸収壁4は前後に開放面部24,24を有し、搬送部20は、一方の開放面部24から内部空間Sを通過し他方の開放面部24から抜け出るように配置されている。言い換えれば、電波吸収壁4は、搬送部20のスキャナ3が配設された部位の周囲を取り囲むように配置されている。また、側壁面部22の下端部には、床面を転動自在の車輪25が前後に2個ずつ取り付けられている。
また、電波吸収壁4は、矩形扁平状の複数枚のパネル体21を組み合わせて構成され、左右側壁面部22,22と天井面部23は、それぞれ2枚のパネル体21を同一面状に連結させて形成されている。
図2に於て、パネル体21は、平面視長方形の電波吸収体5と、電波吸収体5の4つの辺(端縁)に配設されるフレーム6と、を有している。フレーム6はアルミニウム合金であり、各パネル体21はフレーム6の部分で溶接して連結されている。また、フレーム6は、強度の高いAl−Mg−Si系アルミニウム合金製であることが好ましい。
図1に於て、電波吸収壁4に対し、スキャナ3が配設される側を内側18、それと反対側を外側19とすると、電波吸収体5は、図4に示すように、内側18から外側19に向かって、第1樹脂層7、第1抵抗膜10、空気層9、第2抵抗膜11、第2樹脂層8を順次積層状に形成されている。
電波吸収体5は、光学的に透明───可視光の透過率が50%以上───とされている。 第1樹脂層7と第2樹脂層8は、ポリカーボネイト、アクリル等から成る透明樹脂板であり、その厚さ寸法は、2mm〜5mmに設定され、好ましくは、 2.5mm〜3.5mm に設定されているとよい。第1樹脂層7と第2樹脂層8の厚さ寸法が、2mm未満となると強度が弱くなり、また、5mmを超えると重くなってパネル体21を作製する(電波吸収壁4を組み立てる)上で作業負担が大きくなるからである。
また、第1抵抗膜10は、光を透過するように、樹脂製(例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂)のフィルムに、薄膜状の金属又は金属メッシュ等を形成したものが用いられる。金属膜の場合は、スパッタリング、蒸着等の公知の製法にて作製できる。第1抵抗膜10に用いられる金属材料としては、例えば、銀やアルミニウム等がある。
そして、第1抵抗膜10の表面抵抗値(表面抵抗率)は、3Ω/□〜50Ω/□に設定され、好ましくは、5Ω/□〜20Ω/□に設定されているとよい。第1抵抗膜10の表面抵抗値が、3Ω/□未満であると透明性(可視光の透過率)が50%未満となり、50Ω/□を超えると良好な電波吸収特性が維持できないからである。
また、第2抵抗膜11は、光が透過するように、樹脂製(例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂)のフィルムに、薄膜状の金属酸化物又は金属メッシュ等を形成したものが用いられる。金属酸化物の場合はスパッタリング、蒸着等の公知の製法にて製作できる。薄膜状の金属酸化物としては、酸化インジウム錫(ITO)、酸化錫がある。
そして、第2抵抗膜11の表面抵抗値(表面抵抗率)は、 200Ω/□〜 500Ω/□に設定され、好ましくは、 330Ω/□〜 430Ω/□に設定されているとよい。第2抵抗膜11の表面抵抗値が、 200Ω/□未満であると透明性(可視光の透過率)が50%未満となり、 500Ω/□を超えると良好な電波吸収特性が維持できないからである。
また、空気層9の厚さ寸法(第1抵抗膜10と第2抵抗膜11との間隔寸法)は、20mm〜30mmに設定され、好ましくは23mm〜27mmに設定されている。
図2に於て、電波吸収体5の周縁部には、フレーム6がボルト13とナット14にて取り付けられている。
そして、図4に示すように、フレーム6は横断面L字型であり、第1樹脂層7と対向して配設される取付部28と、その取付部28と直交するカバー部29と、から成るものである。また、ボルト13が、電波吸収体5の第2樹脂層8から第1樹脂層7まで及びフレーム6の取付部28を貫通して設けられ、貫通したボルト13の先端部にナット14が締結されている。なお、平座金30,31を介してボルト13とナット14が締め付けられている。
また、図4に於て、電波吸収体5の空気層9内には、第1抵抗膜10と第2抵抗膜11とに当接するスペーサ12を配設し、スペーサ12は電波吸収体5の周縁部に配設され、矩形環状に形成されている(図2参照)。また、スペーサ12は、軽量化のため、例えば、発泡スチロールにて形成されている。
図3と図4に示すように、スペーサ12には孔部26が形成され、孔部26には弾性材から成る筒状のブッシュ材27が挿入されている。そして、ブッシュ材27の孔32には、電波吸収体5を貫通するボルト13が挿通されている。
ブッシュ材27は、空気層9内に水や埃等が浸入するのを防ぐために防水性を有するゴム等の部材から形成され、第1抵抗膜10と第2抵抗膜11によって圧縮されて空気層9内に配設されている。
フレーム6の取付部28と第1樹脂層7との間には、リング状の弾発緩衝材15が挟圧状に設けられ、弾発緩衝材15の孔部33には、電波吸収体5を貫通するボルト13が挿通されている。この弾発緩衝材15は、発泡CR(クロロプレン)ゴムにて成形されている。
さらに、フレーム6のカバー部29と電波吸収体5の間には、空気層9内に水や埃等が浸入するのを防ぐために防水性を有するコーキング材34を充填してシールしている。
本発明の第2の実施の形態に於て、図5に示すように、搬送部20には、搬送物1の電子タグ2の情報を読み取るスキャナ3が付設され、電波吸収壁4が、搬送部20のスキャナ3が配設された部位の周囲を取り囲むように配置されている。
この電波吸収壁4の側壁面部22,22と天井面部23は、パネル体21を複数枚組み合わせて構成されているが、これらのパネル体21には、透明の電波吸収体5aを有するものと、不透明の電波吸収体5bを有するものが含まれている。具体的には、側壁面部22の上下中間部に配設されるパネル体21aは、透明の電波吸収体5aを有するものであり、それ以外(側壁面部22の上部・下部及び天井面部23)に配設されるパネル体21bは、不透明の電波吸収体5bを有するものである。
パネル体21aの透明の電波吸収体5aは、内側18から外側19に向かって、第1樹脂層7、第1抵抗膜10、空気層9、第2抵抗膜11、第2樹脂層8を順次積層状に形成されたものであり、図2〜図3に示す上記第1の実施の形態のパネル体21と同様の構成であるので説明を省略する。
パネル体21bの不透明の電波吸収体5bは、図6に示すように、導電性の被膜39を有する繊維17を多数本絡ませて形成されたマット状繊維集合体であり、この繊維17の密度は内側18から外側19に向かって小さくなるように設定されている。また、図示省略するが、このマット状繊維集合体の繊維17の被膜39の厚さ寸法を、内側18から外側19に向かって小さくなるように設定してもよい。また、電波吸収体5b(マット状繊維集合体)自体の厚さ寸法は、15mm〜25mmに設定されている。
電波吸収体5bの内側18と外側19には、2枚の取付板16a,16bが設けられている。外側19の取付板16aに形成された貫孔35と電波吸収体5bに形成された貫孔36には、筒状のブッシュ材27が挿入されている。ブッシュ材27の内側18の端部は、内側18に配設された取付板16bに当接しており、この取付板16bの内面側には、横断面L字型のフレーム6の取付部28が配設されている。そして、ブッシュ材27の孔32にボルト13が挿入され、さらに、ボルト13が内側18の取付板16とフレーム6の取付部28とを貫通し、その貫通した先端部にナット14が締結されている。
また、内側18の取付板16aはアルミニウム製であり、外側19の取付板16bはFRP製である。
また、ブッシュ材27は、筒本体部37と、筒本体部37の外側19の端部に設けられる外顎部38とを有している。外顎部38の外径寸法は、筒本体部37の外径寸法より大きく、また、外側19の取付板16aの貫孔35の径寸法より大きく設定されており、外顎部38は取付板16aの貫孔35内に挿入されずに露出した状態となっている。また、外顎部38の内径は筒本体部37の内径と同じ寸法で形成されている(外顎部38の内周面が筒本体部37の内周面と同一の平滑周面状に連続している)。そして、外顎部38は、ボルト13にて、平座金30と取付板16aの間に挟圧状に配設されている。
また、フレーム6のカバー部29と電波吸収体5bと2枚の取付板16a,16bとの間には、電波吸収体5b内に水や埃等が浸入するのを防ぐために防水性を有するコーキング材34を充填してシールしている。
なお、図5と図6に於て、図1〜図4と同一の符号は図1〜図4と同様の構成であるので、説明を省略する。
図7に示す第3の実施の形態に於て、搬送部20には、搬送物1の電子タグ2の情報を読み取るスキャナ3が付設され、電波吸収壁4が、搬送部20のスキャナ3が配設された部位の周囲を取り囲むように配置されている。
この電波吸収壁4は、パネル体21を組み合わせて構成された側壁面部22,22と天井面部23とを有し、側壁面部22には補強枠40が外側19に突設されている。補強枠40は、水平面状に設けられた枠部42を有し、枠部42はコの字状に形成され、その両端部が側壁面部22の下端に付設されている。また、補強枠40は、側外方下傾状の支持棒部43,43を前後に2本有し、支持棒部43の一端部は側壁面部22の中間部に付設され、他端部は枠部42に付設されている。また、側壁面部22の下端部と補強枠40の枠部42には複数個の車輪25が取り付けられている。
さらに、天井面部23は、左右側外方に向かって下傾状の傾斜部41,41を有している。
なお、図7に於て、図1と同一の符号は図1と同様の構成であるので、説明を省略する。
また、図示省略するが、電波吸収体5の別の実施例として、樹脂やゴムにカルボニル鉄を還元させた鉄粉を分散・混合させ、厚さ寸法が1mm〜5mmのシート状に成形したものであってもよい。
また、フレーム6は横断面コの字型であってもよいが、軽量化のため上記説明した横断面L字型の方が望ましい。
なお、図4と図6とに於て、ボルト13又はナット14はパネル体21の内側18・外側19のどちらに配設されていてもよい。
上述した本発明である搬送物管理装置の使用方法(作用)について説明する。
図1に於て、電子タグ2を取り付けた搬送物1は、搬送部20にて搬送されており、搬送物1がスキャナ3を通過する際に、電波吸収壁4で包囲された(内部空間S内の)スキャナ3は電子タグ2の情報を読取可能な状態にある。
電波吸収壁4の外側19では、(図示省略の)リーダライタ等の電波を送受信する電子機器が使用され、この電子機器から発せられる電波が飛び交っている状態となっている。そして、外側19の電子機器から発せられる電波のうち、電波吸収壁4に入射する電波は、電波吸収壁4の電波吸収体5に吸収される。そして、スキャナ3が電子タグ2の情報の読取作業を行っている内部空間Sには、外側19からの電波は届かず、若しくは、微弱な電波しか届かない。
以上のように、本発明の搬送物管理装置は、搬送物1に取り付けられた非接触型電子タグ2の情報を読み取るスキャナ3を備えた搬送物管理装置に於て、スキャナ3の周囲を電波吸収壁4で包囲したので、外側19から電波吸収壁4に不要電波が入射しても、電波吸収壁4がその電波を吸収することができる。このことにより、電波吸収壁4の外側19でリーダライタ等の電波を送受信する電子機器が使用されていても、その電子機器から発生する不要電波が、電波吸収壁4の内側18に配設されたスキャナ3に電波干渉して誤作動を生じさせることがなく、スキャナ3は正確に搬送物1の電子タグ2の情報を読み取ることができる。
また、電波吸収壁4は、組立てが容易でかつコンパクトであるので、既存の搬送物管理装置(搬送部20やスキャナ3)に簡単に設置できる。
また、搬送物1に取り付けられた非接触型電子タグ2の情報を読み取るスキャナ3を備えた搬送物管理装置に於て、スキャナ3の周囲を電波吸収壁4で包囲し、電波吸収壁4の一部乃至全部は、スキャナ3が配設される内側18から外側19に向かって第1樹脂層7、第1抵抗膜10、空気層9、第2抵抗膜11、第2樹脂層8を順次積層状に形成された透明の電波吸収体5を有しているので、外側19から電波吸収壁4に不要電波が入射しても、電波吸収壁4の電波吸収体5がその電波を吸収することができる。このことにより、電波吸収壁4の外側19でリーダライタ等の電波を送受信する電子機器が使用されていても、その電子機器から発生する不要電波が、電波吸収壁4の内側18に配設されたスキャナ3に電波干渉して誤作動を生じさせることがなく、スキャナ3は正確に搬送物1の電子タグ2の情報を読み取ることができる。
また、電波吸収体5は誘電体として空気層9を有しているので、樹脂等を誘電体とする場合に比べて、電波吸収体5を非常に軽く作製することができ、電波吸収壁4の組立て・設置の作業の負担を軽減することができる。
また、電波吸収体5が透明なので、電波吸収壁4の外側19から内側18の(スキャナ3等の)様子を目で確認することができる。
また、電波吸収壁4は、組立てが容易でかつコンパクトであるので、既存の搬送物管理装置(搬送部20やスキャナ3)に簡単に設置できる。
また、搬送物1に取り付けられた非接触型電子タグ2の情報を読み取るスキャナ3を備えた搬送物管理装置に於て、スキャナ3の周囲を電波吸収壁4で包囲し、電波吸収壁4の一部乃至全部は、導電性の被膜39を有する繊維17を多数本絡ませて形成される電波吸収体5を有し、かつ、繊維17の密度又は電導性の被膜39の厚さ寸法をスキャナ3が配設される内側18から外側19に向かって小さくなるように設定したので、外側19から電波吸収壁4に不要電波が入射しても、電波吸収壁4の電波吸収体5がその電波を吸収することができる。このことにより、電波吸収壁4の外側19でリーダライタ等の電波を送受信する電子機器が使用されていても、その電子機器から発生する不要電波が、電波吸収壁4の内側18に配設されたスキャナ3に電波干渉して誤作動を生じさせることがなく、スキャナ3は正確に搬送物1の電子タグ2の情報を読み取ることができる。
また、電波吸収壁4は、組立てが容易でかつコンパクトであるので、既存の搬送物管理装置(搬送部20やスキャナ3)に簡単に設置できる。
また、電波吸収体5の空気層9内に第1抵抗膜10と第2抵抗膜11とに当接するスペーサ12を配設し、電波吸収体5はフレーム6にボルト13とナット14にて挟圧状に締め付けられて取り付けられ、フレーム6とフレーム6に対向する電波吸収体5の第1樹脂層7との間に弾発緩衝材15を介在させたので、空気層9の厚さ寸法を電波吸収体5全体に渡って一定に保持することができ、電波吸収体5の電波吸収特性を安定して発揮させることができる。
本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。 パネル体の平面図である。 パネル体の一部断面平面図である。 パネル体の要部断面側面図である。 第2の実施の形態を示す斜視図である。 パネル体の要部断面側面図である。 第3の実施の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 搬送物
2 電子タグ
3 スキャナ
4 電波吸収壁
5 電波吸収体
6 フレーム
7 第1樹脂層
8 第2樹脂層
9 空気層
10 第1抵抗膜
11 第2抵抗膜
12 スペーサ
13 ボルト
14 ナット
15 弾発緩衝材
17 繊維
18 内側
19 外側
39 被膜

Claims (4)

  1. 搬送物(1)に取り付けられた非接触型電子タグ(2)の情報を読み取るスキャナ(3)を備えた搬送物管理装置に於て、
    上記スキャナ(3)の周囲を電波吸収壁(4)で包囲したことを特徴とする搬送物管理装置。
  2. 搬送物(1)に取り付けられた非接触型電子タグ(2)の情報を読み取るスキャナ(3)を備えた搬送物管理装置に於て、
    上記スキャナ(3)の周囲を電波吸収壁(4)で包囲し、該電波吸収壁(4)の一部乃至全部は、上記スキャナ(3)が配設される内側(18)から外側(19)に向かって第1樹脂層(7)、第1抵抗膜(10)、空気層(9)、第2抵抗膜(11)、第2樹脂層(8)を順次積層状に形成された透明の電波吸収体(5)を有していることを特徴とする搬送物管理装置。
  3. 搬送物(1)に取り付けられた非接触型電子タグ(2)の情報を読み取るスキャナ(3)を備えた搬送物管理装置に於て、
    上記スキャナ(3)の周囲を電波吸収壁(4)で包囲し、該電波吸収壁(4)の一部乃至全部は、導電性の被膜(39)を有する繊維(17)を多数本絡ませて形成される電波吸収体(5)を有し、かつ、上記繊維(17)の密度又は上記電導性の被膜(39)の厚さ寸法を上記スキャナ(3)が配設される内側(18)から外側(19)に向かって小さくなるように設定したことを特徴とする搬送物管理装置。
  4. 上記電波吸収体(5)の上記空気層(9)内に上記第1抵抗膜(10)と第2抵抗膜(11)とに当接するスペーサ(12)を配設し、上記電波吸収体(5)はフレーム(6)にボルト(13)とナット(14)にて挟圧状に締め付けられて取り付けられ、上記フレーム(6)とフレーム(6)に対向する上記電波吸収体(5)の第1樹脂層(7)との間に弾発緩衝材(15)を介在させた請求項2記載の搬送物管理装置。
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