JP2006335196A - 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びにこれらの制御方法 - Google Patents

動力出力装置およびこれを搭載する車両並びにこれらの制御方法 Download PDF

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弘一 奥田
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隆史 太田
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Abstract

【課題】 内燃機関と変速装置とを迅速に接続して接続した内燃機関から必要な動力を迅速に出力する。
【解決手段】 始動接続時動作が指示されたときには、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTd*を設定すると共に要求パワーP*を計算し、この計算した要求パワーP*に基づいて同期回転数Ntagを設定する(S100〜S120)。これにより、エンジンを始動してクラッチにより接続した直後からエンジンを効率よく運転して要求トルクTd*を出力することができる。こうした同期回転数Ntagの設定後、インプットシャフトの回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上のときには、回転数差に基づいて同期回転数Ntagを再設定する(S130〜S170)。これにより、エンジンをクラッチにより迅速に接続することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、動力出力装置およびこれを搭載する車両並びにこれらの制御方法に関する。
従来、この種の動力出力装置としては、無段変速機としてのCVTと、このCVTの入力軸にクラッチを介して接続されるエンジンと、CVTの入力軸に接続されたモータとを備える車載用のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、クラッチにより接続を解除してエンジンを停止した状態でモータ走行している最中にエンジンを始動してクラッチを接続する際には、CVTの入力軸の回転数が低下するようCVTを変速制御し、エンジンの回転数とCVTの入力軸の回転数とが迅速に同期するようにしてクラッチを接続している。
特開2002−89688号公報
上述の動力出力装置では、CVTの入力軸の回転数を低下させるため、必要以上に低い回転数でクラッチを接続することもあり、接続した直後のエンジンから必要な動力を出力することができない場合が生じる。この場合、上述の装置ではモータから過不足する動力を出力すればよいが、モータを備えない装置ではエンジンから必要な動力を出力するためにエネルギ効率を無視する必要性が生じ、装置のエネルギ効率の向上を図ることが困難となる。また、CVTの入力軸の回転数が大きいときには、入力軸の回転数を低下させるのに時間を要し、迅速にエンジンを接続することができない場合も生じる。
本発明の動力出力装置およびこれを搭載する車両並びにこれらの制御方法は、内燃機関と変速装置とを迅速に接続することを目的の一つとする。また、本発明の動力出力装置およびこれを搭載する車両並びにこれらの制御方法は、接続した内燃機関から必要な動力を迅速に出力することを目的の一つとする。さらに、本発明の動力出力装置およびこれを搭載する車両並びにこれらの制御方法は、装置や車両のエネルギ効率を向上させることを目的の一つとする。
本発明の動力出力装置およびこれを搭載する車両並びにこれらの制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
内燃機関と、
前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と前記駆動軸に接続された出力軸とを有し、前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、
前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、
前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
前記駆動軸の回転数である駆動軸回転数を検出する回転数検出手段と、
前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する始動接続指示がなされたとき、前記設定された要求駆動力と前記検出された駆動軸回転数とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記同期回転数に近づける機関制御を伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記接続解除手段とを制御する始動接続時制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の動力出力装置では、内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ内燃機関の運転が停止された状態で内燃機関を始動すると共に内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する始動接続指示がなされたときには、駆動軸に要求される要求駆動力と駆動軸の回転数とに基づいて内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、内燃機関を始動すると共に内燃機関の動力軸側の回転数を同期回転数に近づける機関制御を伴って内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう内燃機関と接続解除手段とを制御する。即ち、駆動軸に要求される要求駆動力と駆動軸の回転数とに基づく同期回転数となるように内燃機関を制御して内燃機関を変速伝達手段側に接続するのである。これにより、内燃機関を接続した直後から内燃機関から要求駆動力に基づく動力を出力することができる。また、必要以上に低すぎる回転数を同期回転数とする必要がないため、迅速に内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続することができる。これらの結果、装置のエネルギ効率を向上させることができる。ここで、「変速伝達手段」としては、無段変速機や有段変速機などを用いることができる。
こうした本発明の動力出力装置において、前記始動接続時制御手段は、前記変速伝達手段の入力軸側の回転数を前記同期回転数に近づける変速制御を伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記変速伝達手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、変速伝達手段における変速制御も行なうから迅速に内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側との同期を行なって接続することができる。
この変速制御も伴う態様の本発明の動力出力装置において、前記内燃機関の動力軸の回転に伴って駆動し、前記動力軸の機能回転数以上の回転数で機能圧以上の圧力を発生可能な圧送能力をもって作動流体を圧送する機械式圧送手段を備え、前記変速伝達手段は、前記機能圧以上の作動流体の圧力を用いて変速比を変更する手段であるものとすることもできる。
この機械式圧送手段を備える態様の本発明の動力出力装置において、前記入力軸の回転数である入力軸回転数を検出する入力軸回転数検出手段を備え、 前記始動接続時制御手段は、前記検出された入力軸回転数が前記設定された同期回転数より第1の所定回転数以上大きいときには前記機能回転数以上の回転数を同期回転数に再設定すると共に該再設定した同期回転数を用いて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう制御する手段であるものとすることもできる。作動流体の圧力を機能圧以上として変速伝達手段の変速比の変更を迅速に行なうことができ、内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを迅速に接続することができる。この場合、前記始動接続時制御手段は、前記設定された同期回転数が前記機能回転数未満のときに前記同期回転数を再設定する手段であるものとすることもできる。また、前記始動接続時制御手段は、前記検出された入力軸回転数と前記設定された同期回転数との回転数差が前記第1の所定回転数を下限とする所定回転数範囲内のときには前記機能回転数以上で該機能回転数近傍の回転数を同期回転数に再設定し、前記検出された入力軸回転数と前記設定された同期回転数との回転数差が前記所定回転数範囲を上回るときには前記機能回転数より大きな回転数を同期回転数に再設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、より迅速に内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続することができる。
また、機械式圧送手段を備える態様の本発明の動力出力装置において、前記動力軸の回転数である動力軸回転数を検出する動力軸回転数検出手段と、前記入力軸の回転数である入力軸回転数を検出する入力軸回転数検出手段と、備え、前記始動接続時制御手段は、前記検出された動力軸回転数が前記検出された入力軸回転数より第2の所定回転数以上大きいときには前記機能回転数以上の回転数を同期回転数に再設定すると共に該再設定した同期回転数を用いて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、作動流体の圧力を機能圧以上として変速伝達手段の変速比の変更を迅速に行なうことができ、内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを迅速に接続することができる。
機械式圧送手段を備える態様の本発明の動力出力装置において、前記機械式圧送手段の圧送能力より低い圧送能力をもって前記作動流体を圧送する電動圧送手段を備え、前記接続解除手段は、前記作動流体の圧力を用いて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう手段であるものとすることもできる。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の動力出力装置、即ち、基本的には、駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、内燃機関と、前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と前記駆動軸に接続された出力軸とを有し前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、前記駆動軸の回転数である駆動軸回転数を検出する回転数検出手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する始動接続指示がなされたとき、前記設定された要求駆動力と前記検出された駆動軸回転数とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記同期回転数に近づける機関制御を伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記接続解除手段とを制御する始動接続時制御手段と、を備える動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の動力出力装置を搭載するから、本発明の動力出力装置が奏する効果、例えば、内燃機関を接続した直後から内燃機関から要求駆動力に基づく動力を出力することができる効果や内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続することができる効果、装置(車両)のエネルギ効率を向上させることができる効果などと同様な効果を奏することができる。
こうした本発明の車両において、前記駆動軸回転数検出手段に代えて車速を検出する車速検出手段を備え、前記始動接続時制御手段は、前記駆動軸回転数に代えて前記車速検出手段により検出された車速を用いて制御する手段であるものとすることもできる。駆動軸回転数と車速は基本的には代替可能なものだからである。
また、本発明の車両において、前記車軸または該車軸とは異なる車軸に走行用の動力を出力可能な電動機を備えるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側との接続が解除されているときでも走行用の動力を出力することができ、車両の動特性をより良好なものとすることができる。
本発明の第1の動力出力装置の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と駆動軸に接続された出力軸とを有し前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、を備える動力出力装置において、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の該動力出力装置の制御方法であって、
前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定し、
前記設定した要求駆動力と前記駆動軸の回転数とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、
前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記設定した同期回転数に近づける機関制御を伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記接続解除手段とを制御する
ことを要旨とする。
この本発明の第1の動力出力装置の制御方法では、内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する際には、駆動軸に要求される要求駆動力を設定し、設定した要求駆動力と駆動軸の回転数とに基づいて内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、内燃機関を始動すると共に内燃機関の動力軸側の回転数を設定した同期回転数に近づける機関制御を伴って内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう内燃機関と接続解除手段とを制御する。即ち、駆動軸に要求される要求駆動力と駆動軸の回転数とに基づく同期回転数となるように内燃機関を制御して内燃機関を変速伝達手段側に接続するのである。これにより、内燃機関を接続した直後から内燃機関から要求駆動力に基づく動力を出力することができる。また、必要以上に低すぎる回転数を同期回転数とする必要がないため、迅速に内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続することができる。これらの結果、装置のエネルギ効率を向上させることができる。
本発明の第2の動力出力装置の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と駆動軸に接続された出力軸とを有し機能圧以上の作動流体の圧力を用いた変速比の変更を伴って前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、前記内燃機関の動力軸の回転に伴って駆動し前記動力軸の機能回転数以上の回転数で前記機能圧以上の圧力を発生可能な圧送能力をもって作動流体を圧送する機械式圧送手段を備える動力出力装置において、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の該動力出力装置の制御方法であって、
前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定し、
前記設定した要求駆動力と前記駆動軸の回転数とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定すると共に前記入力軸の回転数が該設定した同期回転数より所定回転数以上大きいときには前記機能回転数以上の回転数を該設定した同期回転数に代えて新たな同期回転数を設定し、
前記内燃機関を始動すると共に前記変速伝達手段の入力軸側の回転数を前記同期回転数に近づける変速制御と前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記設定した同期回転数に近づける機関制御とを伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記変速伝達手段と前記接続解除手段とを制御する
ことを要旨とする。
この本発明の第2の動力出力装置の制御方法では、内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する際には、駆動軸に要求される要求駆動力を設定し、設定した要求駆動力と駆動軸の回転数とに基づいて内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定すると共に変速伝達手段の入力軸の回転数が設定した同期回転数より所定回転数以上大きいときには機能回転数以上の回転数を設定した同期回転数に代えて新たな同期回転数を設定し、内燃機関を始動すると共に変速伝達手段の入力軸側の回転数を同期回転数に近づける変速制御と内燃機関の動力軸側の回転数を設定した同期回転数に近づける機関制御とを伴って内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう内燃機関と変速伝達手段と接続解除手段とを制御する。即ち、変速伝達手段の入力軸の回転数が設定した同期回転数より所定回転数以上大きくないときには駆動軸に要求される要求駆動力と駆動軸の回転数とに基づく同期回転数となるように変速伝達手段と内燃機関とを制御して内燃機関を変速伝達手段側に接続し、変速伝達手段の入力軸の回転数が設定した同期回転数より所定回転数以上大きいときには変速伝達手段の変速比を変更するために機能回転数以上の回転数を新たな同期回転数として用いて変速伝達手段と内燃機関とを制御して内燃機関を変速伝達手段側に接続するのである。これにより、迅速に内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続することができると共に内燃機関を接続した直後から内燃機関から要求駆動力に基づく動力を出力することができる。これらの結果、装置のエネルギ効率を向上させることができる。
本発明の第1の車両の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と車軸に連結された駆動軸に接続された出力軸とを有し前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、を備える車両において、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の該車両の制御方法であって、
車両に要求される要求駆動力を設定し、
前記設定した要求駆動力と車速とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、
前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記設定した同期回転数に近づける機関制御を伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記接続解除手段とを制御する
ことを要旨とする。
この本発明の第1の車両の制御方法では、内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する際には、車両に要求される要求駆動力を設定し、設定した要求駆動力と車速とに基づいて内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、内燃機関を始動すると共に内燃機関の動力軸側の回転数を設定した同期回転数に近づける機関制御を伴って内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう内燃機関と接続解除手段とを制御する。即ち、車両に要求される要求駆動力と車速とに基づく同期回転数となるように内燃機関を制御して内燃機関を変速伝達手段側に接続するのである。これにより、内燃機関を接続した直後から内燃機関から要求駆動力に基づく動力を出力することができる。また、必要以上に低すぎる回転数を同期回転数とする必要がないため、迅速に内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続することができる。これらの結果、車両のエネルギ効率を向上させることができる。
本発明の第2の車両の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と車軸に連結された駆動軸に接続された出力軸とを有し機能圧以上の作動流体の圧力を用いた変速比の変更を伴って前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、前記内燃機関の動力軸の回転に伴って駆動し前記動力軸の機能回転数以上の回転数で前記機能圧以上の圧力を発生可能な圧送能力をもって作動流体を圧送する機械式圧送手段を備える車両において、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の該車両の制御方法であって、
車両に要求される要求駆動力を設定し、
前記設定した要求駆動力と車速とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定すると共に前記入力軸の回転数が該設定した同期回転数より所定回転数以上大きいときには前記機能回転数以上の回転数を該設定した同期回転数に代えて新たな同期回転数を設定し、
前記内燃機関を始動すると共に前記変速伝達手段の入力軸側の回転数を前記同期回転数に近づける変速制御と前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記設定した同期回転数に近づける機関制御とを伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記変速伝達手段と前記接続解除手段とを制御する
ことを要旨とする。
この本発明の第2の車両の制御方法では、内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する際には、車両に要求される要求駆動力を設定し、設定した要求駆動力と車速とに基づいて内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定すると共に変速伝達手段の入力軸の回転数が設定した同期回転数より所定回転数以上大きいときには機能回転数以上の回転数を設定した同期回転数に代えて新たな同期回転数を設定し、内燃機関を始動すると共に変速伝達手段の入力軸側の回転数を同期回転数に近づける変速制御と内燃機関の動力軸側の回転数を設定した同期回転数に近づける機関制御とを伴って内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう内燃機関と変速伝達手段と接続解除手段とを制御する。即ち、変速伝達手段の入力軸の回転数が設定した同期回転数より所定回転数以上大きくないときには車両に要求される要求駆動力と車速とに基づく同期回転数となるように変速伝達手段と内燃機関とを制御して内燃機関を変速伝達手段側に接続し、変速伝達手段の入力軸の回転数が設定した同期回転数より所定回転数以上大きいときには変速伝達手段の変速比を変更するために機能回転数以上の回転数を新たな同期回転数として用いて変速伝達手段と内燃機関とを制御して内燃機関を変速伝達手段側に接続するのである。これにより、迅速に内燃機関の動力軸側と変速伝達手段の入力軸側とを接続することができると共に内燃機関を接続した直後から内燃機関から要求駆動力に基づく動力を出力することができる。これらの結果、車両のエネルギ効率を向上させることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、4輪駆動により走行可能な自動車であり、エンジン22からの動力をトルクコンバータ25や無段変速機としてのCVT50,ギヤ機構65を介して前軸64に出力して前輪63a,63bを駆動する前輪駆動系と、モータ40からの動力をギヤ機構68を介して後軸67に出力して後輪66a,66bを駆動する後輪駆動系と、装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。トルクコンバータ25とCVT50との間にはクラッチC1が設けられており、エンジン22をCVT50側から切り離すことができるようになっている。ハイブリッド自動車20は、この他に、エンジン22からの動力を用いてCVT50やクラッチC1を駆動するためのライン油圧を発生させる機械式オイルポンプ26や低圧バッテリから電力により駆動する電動オイルポンプ36を備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22のクランクシャフト23には、スタータモータ22aが取り付けられていると共にオルタネータ32や機械式オイルポンプ26がベルト24により取り付けられている。エンジン22の運転制御、例えば燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などは、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)29により行なわれる。エンジンECU29は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてクランクシャフト23に取り付けられエンジン22の回転数を検出する回転数センサ23aからの回転数Neなどエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
モータ40は、発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41を介して高圧バッテリ31と電力をやり取りしたりオルタネータ32から電力の供給を受ける。モータ40は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)42により駆動制御されている。モータECU42には、モータ40を駆動制御するために必要な信号、例えばモータ40の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータ40に印加される相電流などが入力されている。モータECU42は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってインバータ41へのスイッチング制御信号を出力することによりモータ40を駆動制御すると共に必要に応じてモータ40の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
高圧バッテリ31は、定格電圧Vh(例えば42[V])の二次電池として構成されており、オルタネータ32から供給された電力を蓄電すると共にモータ40と電力をやり取りする。低圧バッテリ35は、定格電圧Vhよりも低い定格電圧Vl(例えば12[V]程度)の二次電池として構成されており、オルタネータ32からDC/DCコンバータ34を介して供給された電力を蓄電すると共に図示しない補機などの低電圧で作動する機器に電力を供給する。高圧バッテリ31や低圧バッテリ35,DC/DCコンバータ34は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)30によって管理されている。バッテリECU30には、高圧バッテリ31や低圧バッテリ35を管理するのに必要な信号、例えば、図示しないセンサによって検出された両バッテリの端子間電圧や,充放電電流,電池温度などが入力されており、必要に応じて両バッテリの状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU30では、高圧バッテリ31や低圧バッテリ35を管理するために充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
CVT50は、溝幅が変更可能でインプットシャフト51に接続されたプライマリープーリー53と、同じく溝幅が変更可能で駆動軸としてのアウトプットシャフト52に接続されたセカンダリープーリー54と、プライマリープーリー53およびセカンダリープーリー54の溝に架けられたベルト55と、プライマリープーリー53およびセカンダリープーリー54の溝幅を変更する第1アクチュエータ56および第2アクチュエータ57とを備え、第1アクチュエータ56および第2アクチュエータ57を用いてプライマリープーリー53およびセカンダリープーリー54の溝幅を変更することによりインプットシャフト51の動力を無段階に変速してアウトプットシャフト52に出力する。ここで、第1アクチュエータ56は変速比の制御に用いられ、第2アクチュエータ57はCVT50の伝達トルク容量を調節するためのベルト55の狭圧力の制御に用いられる油圧式のアクチュエータとして構成されている。
図2は第1アクチュエータ56としての変速制御機構90の構成の概略を示す構成図であり、図3は第2アクチュエータ57としてのベルト狭圧力制御機構95の構成の概略を示す構成図である。変速制御機構90は、図2に示すように、デューティソレノイド91,92と、変速用コントロールバルブ93,94とにより構成されており、デューティソレノイド91のデューティ比を制御して変速用コントロールバルブ93を開方向に調節すると共に変速用コントロールバルブ94を閉方向に調節することにより機械式オイルポンプ26または電動オイルポンプ36からのライン油圧をプライマリープーリー53に作用させてCVT50をアップシフトし、デューティソレノイド92のデューティ比を制御して変速用コントロールバルブ93を閉方向に調節すると共に変速用コントロール94を開方向に調節することによりプライマリープーリー53に作用しているライン油圧を抜いてCVT50をダウンシフトすることができるようになっている。ベルト狭圧力制御機構95は、図3に示すように、コントロールバルブ96と、レギュレータ97と、コントロールバルブ98と、リニアソレノイド99とにより構成されており、リニアソレノイド99を制御してコントロールバルブ96から入力された油圧をレギュレータ97とコントロールバルブ98とに供給してその開閉を調節することによりライン油圧を調節すると共にセカンダリープーリー54に供給する油圧を調節してベルト55の狭圧力を調節できるようになっている。
CVT50の変速制御やベルト狭圧力制御は、CVT用電子制御ユニット(以下、CVTECUという)59により行なわれる。このCVTECU59には、インプットシャフト51に取り付けられた回転数センサ61からのインプットシャフト51の回転数Ninやアウトプットシャフト52に取り付けられた回転数センサ62からのアウトプットシャフト52の回転数Nout,トルクコンバータ25に取り付けられた回転数センサ25aからのタービン回転数Ntなどが入力されており、CVTECU59からは第1アクチュエータ56(デューティソレノイド91,92)および第2アクチュエータ57(リニアソレノイド99)および電動オイルポンプ36の図示しない電気モータへの駆動信号が出力されている。また、CVTECU59は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってCVT50の変速比を制御すると共に必要に応じてインプットシャフト51の回転数Ninやアウトプットシャフト52の回転数NoutなどCVT50の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
このCVTECU50は、クラッチC1の接続の制御も行っている。図4にクラッチC1のアクチュエータとしての油圧回路100の構成の一例を示す。油圧回路100は、デューティソレノイド102,104と、シフトコントロールバルブ106とにより構成されている。シフトコントロールバルブ106は、ライン油圧が生じているときにはデューティソレノイ104からの油圧によりライン油圧とクラッチC1とのラインを閉じ、デューティソレノイド102によるデューティ比を制御することによってクラッチC1への油圧を調節し、ライン油圧が生じていないときにはライン油圧を直接クラッチC1に供給する。したがって、ライン油圧が生じていないときに電動オイルポンプ36を駆動すると、電動オイルポンプ36からの作動オイルが直接クラッチC1に供給される。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、オルタネータ32への制御信号や電動オイルポンプ36の図示しない電動モータへの駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジンECU29やバッテリECU30,モータECU42,CVTECU59と各種制御信号やデータのやり取りを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者のアクセル操作に応じて、主としてエンジン22からの動力を前輪に出力して走行し、必要に応じてモータ40からの動力を後輪に出力して4輪駆動により走行する。4輪駆動により走行する場合の例としては、例えばアクセルペダル83が大きく踏み込まれた急加速時や車輪がスリップしたときなどがあげられる。また、走行中にブレーキペダル85が踏み込まれたときなどの減速時には、クラッチC1の接続を解除しエンジン22をCVT50から切り離した状態でエンジン22を停止すると共にモータ40を回生制御して後輪66a,66bに制動力を付与すると共にその運動エネルギを電力に変換して高圧バッテリ31に回収する。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、クラッチC1の接続が解除され且つエンジン22の運転が停止された状態でエンジン22を始動すると共にクラッチC1を接続する際の動作(以下、「始動接続時動作」という)について説明する。この始動接続時動作は、例えば、減速時にはクラッチC1の接続を解除してエンジン22をCVT50から切り離して停止し、この状態でモータ40を回生制御して制動力を付与すると共に運動エネルギを回収している最中に運転者がアクセルペダル83を踏み込んだときや、こうした制動により車両が停止直前の状態となり次に発進する準備が必要と判断されたときに行なわれる。実施例では、始動接続時動作は、クラッチC1を接続する際にCVT50のインプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neとを一致させる同期回転数Ntagを設定する同期回転数設定処理と、エンジン22を始動してその回転数Neを同期回転数Ntagに同期させるエンジン始動時制御と、CVT50のインプットシャフト51の回転数Ninを同期回転数Ntagに同期させる同期用変速制御と、クラッチC1を接続するクラッチ接続制御とを同時に並行して実行することにより行なわれる。図5はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される同期回転数設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図6は、エンジンECU29により実行されるエンジン始動時制御ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図7はCVTECU59により実行される同期用変速制御ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図8はCVTECU59により実行されるクラッチ接続制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。以下、各フローチャートを用いて同期回転数設定処理、エンジン始動時制御、同期用変速制御、クラッチ接続制御の順に説明する。
図5に例示する同期回転数設定処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,インプットシャフト51の回転数Ninなど同期回転数Ntagを設定するのに必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neは、回転数センサ23aにより検出されたものをエンジンECU29から通信により入力するものとした。また、インプットシャフト51の回転数Ninは、回転数センサ61により検出されたものをCVTECU59から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求される要求トルクTd*を設定すると共に設定した要求トルクTd*を用いて車両に要求される要求パワーP*を計算し(ステップS110)、計算した要求パワーP*に基づいて同期回転数Ntagを設定する(ステップS120)。ここで、要求トルクTd*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTd*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTd*を導出して設定するものとした。図9に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーP*は、設定した要求トルクTd*に車速Vと換算係数kを乗じることによって計算するものとした。同期回転数Ntagは、要求パワーP*を効率よく出力するエンジン22の運転ポイントにおけるエンジン22の回転数Neであり、実施例では、要求パワーP*と同期回転数Ntagとの関係を予め実験などにより求めて同期回転数設定用マップとしてROM74に記憶しておき、要求パワーP*が与えられるとマップから対応する同期回転数Ntagを導出して設定するものとした。このように、同期回転数Ntagを設定することにより、エンジン22を始動してクラッチC1により接続した直後から、エンジン22を効率よく運転して運転者が要求する要求トルクTd*を前輪63a,63bに出力することができる。
次に、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagの回転数Neとの回転数差を閾値N1および閾値N2と、設定した同期回転数Ntagを閾値Nrefと比較する(ステップS130〜S150)。ここで、閾値Nrefは、CVT50の変速比の変更を行なうことができるか否かを判定するためのものであり、機械式オイルポンプ26による作動オイルの圧送によりCVT50の変速比の変更が可能となるエンジン22の回転数Neに設定されている。また、閾値N1は、CVT50の変速比の変更なしにクラッチC1をスムーズに接続することができるか否かを判定するためのものであり、クラッチC1をスムーズに接続可能な回転数差の上限値近傍に設定されている。閾値N2は、インプットシャフト51の回転数Ninを同期回転数Ntagにするのに時間を要するか否かを判定するものであり、閾値N1より大きく、クラッチC1の接続処理に必要な時間以上の時間に相当する回転数差として設定されている。インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1未満のときには、同期回転数Ntagが閾値Nref以上のときにはCVT50の変速比の変更を伴ってクラッチC1を接続することができ、同期回転数Ntagが閾値Nref未満のときにはCVT50の変速比の変更なしにクラッチC1を接続することができると判断し、このまま本ルーチンを終了する。インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上で閾値N2未満であると共に同期回転数Ntagが閾値Nref未満であるときには、CVT50の変速比の変更を伴ってクラッチC1を接続すべきと判断し、設定した同期回転数Ntagに代えて閾値Nrefを新たな同期回転数Ntagに設定して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。これにより、CVT50の変速比の変更を伴ってクラッチC1を接続することができる。インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N2以上のときには、インプットシャフト51の回転数Ninを同期回転数Ntagに同期させるには時間を要すると判断し、設定した同期回転数Ntagに代えて閾値Nrefより大きな回転数Nsetを新たな同期回転数Ntagに設定して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。これにより、インプットシャフト51の回転数Ninを同期回転数Ntagに同期させるのに必要な時間を短くすることができるから、CVT50の変速比の変更に伴うクラッチC1の接続を迅速に行なうことができる。なお、この場合、エンジン22もその回転数Neが同期回転数Ntagとなるよう制御される。
図6に例示するエンジン始動制御ルーチンが実行されると、エンジンECU29は、まず、スタータモータ22aによるクランキングを開始すると共に(ステップS200)、燃料噴射制御や点火制御を開始し(ステップS210)、完爆するのを確認する(ステップS220)。完爆を確認すると、回転数センサ23aからのエンジン22の回転数Neを入力し(ステップS230)、エンジン22の回転数Neが同期回転数Ntagに一致するようスロットル開度THを設定し(ステップS240)、設定したスロットル開度となるよう図示しないスロットルモータを駆動制御し、クラッチC1の接続完了を待って(ステップS250)、このルーチンを終了する。ここで、スロットル開度THの設定処理は、エンジン22の回転数Neと同期回転数Ntagとが一致するようフィードバック制御により行なうことができる。ただし、始動直後のエンジン22は、吸気マニホールドに空気が存在しているから、同期回転数Ntagによってはエンジン22の回転数Neが一時的に同期回転数Ntagを超える場合がある。
図7に例示する同期用変速制御ルーチンが実行されると、CVTECU59は、まず、エンジン22の回転数Neを入力すると共に(ステップS300)、エンジン22の回転数NeがCVT50の変速比の変更が可能な回転数である閾値Nref以上であるか否かを判定し(ステップS310)、エンジン22の回転数Neが閾値Nref未満のときにはクラッチC1の接続が完了したか否かを判定する(ステップS340)。ここで、エンジン22の回転数Neについては、回転数センサ23aにより検出されたものを通信により入力するものとした。エンジン22の回転数Neが閾値Nref未満の状態を維持すると共にクラッチC1の接続が完了していないときには、こうした入力処理と判定処理を繰り返す。上述したように、同期回転数Ntagが閾値Nref未満に設定される場合、CVT50の変速比の変更なしにクラッチC1の接続が行なわれるから、エンジン22の回転数Neが閾値Nref以上になることなしにクラッチC1の接続が完了する場合がある。この場合、何もせずに本ルーチンを終了する。一方、エンジン22の回転数Neが閾値Nref以上に至ると、クラッチC1による接続が完了するまで回転数センサ61からのインプットシャフト51の回転数Ninを入力すると共に入力した回転数Ninが同期回転数Ntagに一致する変速比となるよう油圧制御する処理を繰り返し(ステップS320,S330)、クラッチC1による接続が完了すると、本ルーチンを終了する。ここで、インプットシャフト51の回転数Ninは閾値Nrefより大きいから、CVT50の変速比を変更する処理はアップシフトすることにより行なわれる。この場合、変速制御機構90では、デューティソレノイド91のデューティ比を制御して変速用コントロールバルブ93を開方向に調節すると共に変速用コントロールバルブ94を閉方向に調節することにより機械式オイルポンプ26または電動オイルポンプ36からのライン油圧をプライマリープーリー53に作用させてCVT50をアップシフトする。このようにインプットシャフト51の回転数Ninを同期回転数Ntagに一致させる制御は油圧制御により行なわれるから、モータの制御のように迅速には行なうことができない。
図8に例示するクラッチ接続制御ルーチンが実行されると、CVTECU59は、まず、高めの油圧としてクラッチC1のシリンダに作動オイルを詰め込むファストフィルを実行する(ステップS400)。ファストフィルは、エンジン22の回転数Neが閾値Nrefに至るまでは電動オイルポンプ36からの油圧を直接クラッチC1に供給することによって行ない、エンジン22の回転数Neが閾値Nrefに至った以降は機械式オイルポンプ26からの油圧をデューティソレノイド102のデューティ比を制御することにより行なう。次に、ファストフィルの完了を判定すると(ステップS410)、インプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの差が閾値Nst以下になるまで低圧で待機する(ステップS420〜S440)。そして、インプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの差が閾値Nst以下になると、クラッチC1の油圧を徐々に高くする昇圧制御を開始し(ステップS450)、昇圧制御の完了を判定すると(ステップS460)、接続完了を送信して(ステップS470)、本ルーチンを終了する。図10にクラッチ接続制御の際のクラッチC1への油圧の時間変化の一例を示す。図示するように、時間T1に始動接続時動作が指示され、時間T2にファストフィルが開始される。ファストフィルが完了した時間T3からインプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの差が閾値Nst以下に至る時間T4まで低圧待機が行なわれる。インプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの差が閾値Nst以下に至った時間T4では昇圧制御が開始され、時間T5に昇圧制御を完了してクラッチC1の接続を完了する。
図11は、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1未満で同期回転数Ntagが閾値Nref未満のときにエンジン22を始動してクラッチC1を接続する際のインプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの時間変化の一例を示す説明図である。図中、実線はインプットシャフト51の回転数Ninを示し、一点鎖線はエンジン22の回転数Neを示し、二点差線は同期回転数Ntagを示す。この場合、時間T11に始動接続時動作が指示され、時間T12にスタータモータ22aによるエンジン22のクランキングが開始される。時間T13にエンジン22が完爆してその回転数Neが急上昇し、インプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの差が閾値Nst以下に至った時間T14にクラッチC1の昇圧制御が開始され、時間T15にクラッチC1の接続が完了する。この昇圧制御の際もCVT50の変速比の変更は行なわれないから、クラッチC1の接続はインプットシャフト51の回転数Ninで行なわれる。なお、クラッチC1の接続を完了した以降は、アクセル開度Accと車速Vとに応じた回転数に調節される。
図12は、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上で閾値N2未満の範囲内であると共に同期回転数Ntagが閾値Nref未満のときにエンジン22を始動してクラッチC1を接続する際のインプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの時間変化の一例を示す説明図である。図11と同様に、図中、実線はインプットシャフト51の回転数Ninを示し、一点鎖線はエンジン22の回転数Neを示し、二点差線は同期回転数Ntagを示す。この場合、時間T21の始動接続動作が指示されたときに同期回転数Ntagが設定されるがインプットシャフト51の回転数Ninが閾値N1以上で閾値N2未満であるため、閾値Nrefが新たな同期回転数Ntagとして設定される。時間T22にエンジン22が完爆してその回転数Neが急上昇し、エンジン22の回転数Neが閾値Nrefに至った時間T23にCVT50の変速比の変更が開始される。そして、インプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの差が閾値Nst以下に至った時間T24にクラッチC1の昇圧制御が開始され、時間T25にクラッチC1の接続が完了する。このように、同期回転数Ntagを再設定してCVT50の変速比の変更を行なうことができるようにすることにより、クラッチC1の接続を迅速に行なうことができる。なお、クラッチC1の接続を完了した以降は、アクセル開度Accと車速Vとに応じた回転数に調節される。
図13は、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N2以上のときにエンジン22を始動してクラッチC1を接続する際のインプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの時間変化の一例を示す説明図である。図11と同様に、図中、実線はインプットシャフト51の回転数Ninを示し、一点鎖線はエンジン22の回転数Neを示し、二点差線は同期回転数Ntagを示す。この場合、時間T31の始動接続動作が指示されたときに同期回転数Ntagが設定されるがインプットシャフト51の回転数Ninが閾値N2以上であるため、閾値Nrefより大きな回転数Nsetが新たな同期回転数Ntagとして設定される。時間T32にエンジン22が完爆してその回転数Neが急上昇し、エンジン22の回転数Neが閾値Nrefに至った時間T33にCVT50の変速比の変更が開始される。そして、インプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの差が閾値Nst以下に至った時間T34にクラッチC1の昇圧制御が開始され、時間T35にクラッチC1の接続が完了する。同期回転数Ntagを閾値Nrefより大きな回転数Nsetにすることにより、インプットシャフト51の回転数Ninの同期回転数Ntagへの同期とエンジン22の回転数Neの同期回転数Ntagへの同期を迅速に行なうことができるから、クラッチC1の接続を迅速に行なうことができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、始動接続時動作が指示されたときには、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて同期回転数Ntagを設定するから、エンジン22を始動してクラッチC1により接続した直後からエンジン22を効率よく運転して運転者が要求する要求トルクTd*を前輪63a,63bに出力することができる。しかも、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差に基づいて同期回転数Ntagを再設定するから、迅速にクラッチC1を接続することができる。即ち、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1未満で同期回転数Ntagが閾値Nref未満のときにはCVT50の変速比の変更を伴わずにクラッチC1を接続し、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上で閾値N2未満の範囲内であると共に同期回転数Ntagが閾値Nref未満のときには閾値Nrefを同期回転数Ntagとして再設定してCVT50の変速比の変更を伴ってクラッチC1を接続し、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N2以上のときには閾値Nrefより大きな回転数Nsetを同期回転数Ntagとして再設定してCVT50の変速比の変更を伴ってクラッチC1を接続するのである。これにより、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差に応じて迅速にクラッチC1を接続することができる。これらの結果、エンジン22からの動力を迅速に走行用の動力に用いることができ、車両全体のエネルギ効率を向上させることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、始動接続時動作が指示されたときには、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて同期回転数Ntagを設定した後にインプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差に基づいて同期回転数Ntagを再設定するものとしたが、こうした同期回転数Ntagの再設定を行なわないものとしても構わない。この場合でも、クラッチC1により接続した直後からエンジン22を効率よく運転して運転者が要求する要求トルクTd*を前輪63a,63bに出力することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、始動接続時動作が指示されたときには、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上で閾値N2未満の範囲内であると共に同期回転数Ntagが閾値Nref未満のときに閾値Nrefを同期回転数Ntagとして再設定するものとしたが、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上で閾値N2未満の範囲内であれば、同期回転数Ntagに拘わらず、閾値Nrefを同期回転数Ntagとして再設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、始動接続時動作が指示されたときには、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上で閾値N2未満の範囲内であると共に同期回転数Ntagが閾値Nref未満のときに閾値Nrefを同期回転数Ntagとして再設定するものとしたが、この場合、閾値Nrefを同期回転数Ntagとして再設定するものに限定されず、閾値Nref以上の回転数であれば如何なる回転数を同期回転数Ntagとして設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、始動接続時動作が指示されたときには、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N2以上のときに閾値Nrefより大きな回転数Nsetを同期回転数Ntagとして再設定するものとしたが、この場合、閾値Nrefより大きな回転数であれば回転数Nset以外の回転数を同期回転数Ntagとして再設定するものとしてもよい。また、この場合、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて許容される同期回転数の範囲を設定し、その上限回転数やその近傍の回転数を同期回転数Ntagとして再設定するものとしてもよい。さらに、インプットシャフト51の回転数Ninに応じた回転数を同期回転数Ntagとして再設定するものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、始動接続時動作が指示されたときには、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上で閾値N2未満の範囲内か否かにより再設定する同期回転数Ntagが異なるものとしたが、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上であれば常に閾値Nref以上の回転数を同期回転数Ntagとして設定するものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、始動接続時動作が指示されたときには、インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N2以上のときに閾値Nrefより大きな回転数Nsetを同期回転数Ntagとして再設定するものとしたが、インプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neとの回転数差が閾値以上のときに閾値Nrefより大きな回転数Nsetを同期回転数Ntagとして再設定するものとしてもよい。この場合、インプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neとの回転数差が閾値以上であるか否かの判定をエンジン22の始動が完了した以降のタイミングで行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、始動接続時動作が指示されたときには、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に出力すべき要求トルクTd*を設定し、この設定した要求トルクTd*に基づいて要求パワーP*を計算し、この計算した要求パワーP*に基づいて同期回転数Ntagを設定するものとしたが、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて直接同期回転数Ntagを設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、始動接続時動作が指示されたときには、エンジン22の回転数Neと同期回転数Ntagとに基づいてこれらの回転数差が打ち消されるようスロットル開度THを設定してエンジン22を制御するものとしたが、エンジン22の回転数Neとインプットシャフト51の回転数Ninとに基づいてこれらの回転数差が打ち消されるようスロットル開度THを設定してエンジン22を制御するものとしてもよいし、同期回転数Ntagに対するスロットル開度THを予め実験などにより関係を求めてマップとして記憶しておき、同期回転数Ntagに対応するスロットル開度THをマップから導出してエンジン22を制御するものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、トルクコンバータ25とCVT50との間にクラッチC1を設けるものとしたが、トルクコンバータ25とエンジン22との間にクラッチを設けるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータ40の動力を後軸67に出力するものとしたが、モータ40の動力を前軸64に出力するものとしてもよいし、モータ40を備えないものとしても差し支えない。また、モータ40を搭載しないものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、変速機としてベルト式のCVT50を用いるものとしたが、トロイダル式などの他のタイプの無段変速機を用いるものとしてもよいし、有段変速機を用いるものとしても構わない。
実施例では、動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20として説明したが、こうした動力出力装置を自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に搭載するものとしてもよいし、動力出力装置を建設設備などの移動しない設備に組み込むものとしても差し支えない。また、こうした動力出力装置やこれを搭載した車両の形態に限定されるものではなく、動力出力装置の制御方法やこうした動力出力装置を搭載する車両の制御方法の形態としてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、動力出力装置や車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の実施例としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 変速制御機構90の構成の概略を示す構成図である。 ベルト狭圧力制御機構95の構成の概略を示す構成図である。 油圧回路100の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される同期回転数設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 エンジンECU29により実行されるエンジン始動時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 CVTECU59により実行される同期用変速制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 CVTECU59により実行されるクラッチ接続制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 クラッチ接続制御の際のクラッチC1への油圧の時間変化の一例を示す説明図である。 インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1未満で同期回転数Ntagが閾値Nref未満のときのインプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの時間変化の一例を示す説明図である。 インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N1以上で閾値N2未満の範囲内であると共に同期回転数Ntagが閾値Nref未満のときのインプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの時間変化の一例を示す説明図である。 インプットシャフト51の回転数Ninと同期回転数Ntagとの回転数差が閾値N2以上のときインプットシャフト51の回転数Ninとエンジン22の回転数Neの時間変化の一例を示す説明図である。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、22a スタータモータ、23 クランクシャフト、23a 回転数センサ、24 ベルト、25 トルクコンバータ、26 機械式オイルポンプ、29 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、30 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、31 高圧バッテリ、32 オルタネータ、34 DC/DCコンバータ、35 低圧バッテリ、36 電動オイルポンプ、40 モータ、41 インバータ、42 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、43 回転位置検出センサ、50 CVT、51 インプットシャフト、52 アウトプットシャフト、53 プライマリープーリー、54 セカンダリープーリー、55 ベルト、56 第1アクチュエータ、57 第2アクチュエータ、59 CVT用電子制御ユニット(CVTECU)、61 回転数センサ、62 回転数センサ、63a,63b 前輪、64 前軸、65,68 ギヤ機構、66a,66b 後輪、67 後軸、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 変速制御機構、91,92 デューティソレノイド、93,94 変速用コントロールバルブ、95 ベルト狭圧力制御機構、96 コントロールバルブ、96 コントロールバルブ、97 レギュレータ、98 コントロールバルブ、99 リニアソレノイド、100 油圧回路、102,104 デューティソレノイド、106 シフトコントロールバルブ、C1 クラッチ。

Claims (16)

  1. 駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
    内燃機関と、
    前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と前記駆動軸に接続された出力軸とを有し、前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、
    前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、
    前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段と、
    前記駆動軸の回転数である駆動軸回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する始動接続指示がなされたとき、前記設定された要求駆動力と前記検出された駆動軸回転数とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記同期回転数に近づける機関制御を伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記接続解除手段とを制御する始動接続時制御手段と、
    を備える動力出力装置。
  2. 前記始動接続時制御手段は、前記変速伝達手段の入力軸側の回転数を前記同期回転数に近づける変速制御を伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記変速伝達手段を制御する手段である請求項1記載の動力出力装置。
  3. 請求項2記載の動力出力装置であって、
    前記内燃機関の動力軸の回転に伴って駆動し、前記動力軸の機能回転数以上の回転数で機能圧以上の圧力を発生可能な圧送能力をもって作動流体を圧送する機械式圧送手段を備え、
    前記変速伝達手段は、前記機能圧以上の作動流体の圧力を用いて変速比を変更する手段である
    動力出力装置。
  4. 請求項3記載の動力出力装置であって、
    前記入力軸の回転数である入力軸回転数を検出する入力軸回転数検出手段を備え、
    前記始動接続時制御手段は、前記検出された入力軸回転数が前記設定された同期回転数より第1の所定回転数以上大きいときには前記機能回転数以上の回転数を同期回転数に再設定すると共に該再設定した同期回転数を用いて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう制御する手段である
    動力出力装置。
  5. 前記始動接続時制御手段は、前記設定された同期回転数が前記機能回転数未満のときに前記同期回転数を再設定する手段である請求項4記載の動力出力装置。
  6. 前記始動接続時制御手段は、前記検出された入力軸回転数と前記設定された同期回転数との回転数差が前記第1の所定回転数を下限とする所定回転数範囲内のときには前記機能回転数以上で該機能回転数近傍の回転数を同期回転数に再設定し、前記検出された入力軸回転数と前記設定された同期回転数との回転数差が前記所定回転数範囲を上回るときには前記機能回転数より大きな回転数を同期回転数に再設定する手段である請求項4または5記載の動力出力装置。
  7. 請求項3記載の動力出力装置であって、
    前記動力軸の回転数である動力軸回転数を検出する動力軸回転数検出手段と、
    前記入力軸の回転数である入力軸回転数を検出する入力軸回転数検出手段と、
    備え、
    前記始動接続時制御手段は、前記検出された動力軸回転数が前記検出された入力軸回転数より第2の所定回転数以上大きいときには前記機能回転数以上の回転数を同期回転数に再設定すると共に該再設定した同期回転数を用いて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう制御する手段である
    動力出力装置。
  8. 請求項3ないし7いずれか記載の動力出力装置であって、
    前記機械式圧送手段の圧送能力より低い圧送能力をもって前記作動流体を圧送する電動圧送手段を備え、
    前記接続解除手段は、前記作動流体の圧力を用いて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう手段である
    動力出力装置。
  9. 前記変速伝達手段は、無段変速機である請求項1ないし8いずれか記載の動力出力装置。
  10. 請求項1ないし9いずれか記載の動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなる車両。
  11. 請求項10記載の車両であって、
    前記駆動軸回転数検出手段に代えて車速を検出する車速検出手段を備え、
    前記始動接続時制御手段は、前記駆動軸回転数に代えて前記車速検出手段により検出された車速を用いて制御する手段である
    車両。
  12. 前記車軸または該車軸とは異なる車軸に走行用の動力を出力可能な電動機を備える請求項10または11記載の車両。
  13. 内燃機関と、前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と駆動軸に接続された出力軸とを有し前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、を備える動力出力装置において、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の該動力出力装置の制御方法であって、
    前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定し、
    前記設定した要求駆動力と前記駆動軸の回転数とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、
    前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記設定した同期回転数に近づける機関制御を伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記接続解除手段とを制御する
    動力出力装置の制御方法。
  14. 内燃機関と、前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と駆動軸に接続された出力軸とを有し機能圧以上の作動流体の圧力を用いた変速比の変更を伴って前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、前記内燃機関の動力軸の回転に伴って駆動し前記動力軸の機能回転数以上の回転数で前記機能圧以上の圧力を発生可能な圧送能力をもって作動流体を圧送する機械式圧送手段を備える動力出力装置において、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の該動力出力装置の制御方法であって、
    前記駆動軸に要求される要求駆動力を設定し、
    前記設定した要求駆動力と前記駆動軸の回転数とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定すると共に前記入力軸の回転数が該設定した同期回転数より所定回転数以上大きいときには前記機能回転数以上の回転数を該設定した同期回転数に代えて新たな同期回転数を設定し、
    前記内燃機関を始動すると共に前記変速伝達手段の入力軸側の回転数を前記同期回転数に近づける変速制御と前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記設定した同期回転数に近づける機関制御とを伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記変速伝達手段と前記接続解除手段とを制御する
    動力出力装置の制御方法。
  15. 内燃機関と、前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と車軸に連結された駆動軸に接続された出力軸とを有し前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、を備える車両において、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の該車両の制御方法であって、
    車両に要求される要求駆動力を設定し、
    前記設定した要求駆動力と車速とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定し、
    前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記設定した同期回転数に近づける機関制御を伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記接続解除手段とを制御する
    車両の制御方法。
  16. 内燃機関と、前記内燃機関の動力軸側に接続された入力軸と車軸に連結された駆動軸に接続された出力軸とを有し機能圧以上の作動流体の圧力を用いた変速比の変更を伴って前記内燃機関からの動力を変速して前記出力軸側に伝達可能な変速伝達手段と、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続および接続の解除を行なう接続解除手段と、前記内燃機関の動力軸の回転に伴って駆動し前記動力軸の機能回転数以上の回転数で前記機能圧以上の圧力を発生可能な圧送能力をもって作動流体を圧送する機械式圧送手段を備える車両において、前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側との接続が解除され且つ前記内燃機関の運転が停止された状態で前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の該車両の制御方法であって、
    車両に要求される要求駆動力を設定し、
    前記設定した要求駆動力と車速とに基づいて前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とを接続する際の同期回転数を設定すると共に前記入力軸の回転数が該設定した同期回転数より所定回転数以上大きいときには前記機能回転数以上の回転数を該設定した同期回転数に代えて新たな同期回転数を設定し、
    前記内燃機関を始動すると共に前記変速伝達手段の入力軸側の回転数を前記同期回転数に近づける変速制御と前記内燃機関の動力軸側の回転数を前記設定した同期回転数に近づける機関制御とを伴って前記内燃機関の動力軸側と前記変速伝達手段の入力軸側とが接続されるよう前記内燃機関と前記変速伝達手段と前記接続解除手段とを制御する
    車両の制御方法。
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